鈴鹿市の自然調査で新種のコガネムシが発見されました! 1 ミ 新種のコガネムシの種名 レ ス ス ヨ リ コ ア エ オ チ カ ワ ハ ラ エット イ ナ ガ キ Myrhessus yorikoae Ochi, Kawahara e t Inagaki ハバビロコケシマグソコガネ 2 発見場所 鈴鹿市庄野町鈴鹿川 3 発見の経緯 このコガネムシは,鈴鹿市の自然調査昆虫類調査員である稲垣政志氏(四日市市在住) が,鈴鹿市の自然調査で,平成 16 年5月に鈴鹿市庄野町鈴鹿川で採集され,その後平 成 17 年5月にも追加個体が採集されました。 4 新種の記載について その後,このコガネムシは,新種の可能性が高いとのことで,専門家で研究が進めら れた結果,2006 年(平成 18 年)5月 31 日付けで発行された「日本昆虫分類学会会報 Vol.12, No.1」に,鈴鹿市庄野町鈴鹿川を,タイプロカリティー(基準産地)として, コガネムシ専門家の越智輝雄,河原正和,稲垣政志氏により ミ レ ス ス ヨ リ コ ア エ オ チ カ ワ ハ ラ エット イ ナ ガ キ Myrhessus yorikoae Ochi, Kawahara e t Inagaki ハバビロコケシマグソコガネ(和 名仮称)として,正式に新種として記載発表されました。 5 新種のコガネムシの概要 このコガネムシは,体長 3.2mm~3.7mm,光沢のない黒色で,鈴鹿川河川敷の砂地の 草原に生息しています。生態については,不明な点が多く,特に食物については確認さ れていません。 ミ レ ス ス ミ レ ス ス サ ム ラ イ なお,Myrhessus属の新種は,日本ではMyrhessus samurai バ ル タ ザ ー ル (Balthasar) コケシ マグソコガネが 1941 年に記載されて以来,65 年ぶりの発見となります。 6 鈴鹿市の自然調査について 鈴鹿市の自然調査は,動物,鳥,魚,貝,甲殻類,昆虫,クモ,植物,コケ,きのこ, 地形・地質の各分野の専門の約 80 名の調査員に依頼して,平成 16 年度~18 年度まで 調査を行っており,この調査結果は平成 19 年度に「鈴鹿市の自然」として刊行する計 画です。 【 環境部 環境政策課 環境保全グループ 直通 382-7954 】
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