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2009年度(前期) 学部開講科目シラバス案内

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EUIJ
H21.04.10
【注意】
EU 科目の開講状況やシラバスの内容は変更になる場合があります。
開講される大学・研究科で必ず確認をして下さい。
Kansai
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
(a) Introductory Module/導入科目群 ........................................................................................... 1
(b) History Module/歴史科目群...................................................................................................... 4
(c) Law and Politics Module/法律・政治科目群 ....................................................................... 9
(d) Economics Module/経済科目群 ............................................................................................ 19
(e) Science, Technology and Society Module/科学・技術・社会科目群........................ 29
(f) Japan-EU Relations Module/日・EU 関係科目群............................................................. 38
(a) Introductory Module/導入科目群
EU 科目名:European Political History / 開講大学での科目名:西洋政治史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
安井 宏樹
前期(月 1・木 1)
アカデミア館
週 2 回講義
501
授業のテーマと目標
ヨーロッパ諸国の政治がいかなる歴史的展開を経て形成されてきたのかについて、歴史学や政治学の分析枠組
みを紹介しながら説明します。
授業の概要と計画
まずヨーロッパ諸国の政治を理解する上で必要となる基本的な概念や理論枠組みについて説明した後、英・仏・
独・伊をはじめ、オランダなど北西欧諸国、スウェーデンなど北欧諸国、スペインなど南欧諸国の政治史的展
開について説明していきます。
授業で扱う時代は近現代が中心になりますが、その前提となる中世以前のことについても適宜説明します。
詳細については開講時にシラバスを配布します。
成績評価方法と基準
原則として期末試験によって評価しますが、小レポート等を課して成績評価の参考とすることもあり得ます。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
高校の世界史で教わる程度の知識を前提として授業を行います。
オフィスアワー・連絡先
開講時にお知らせします。
テキスト
特に教科書は指定しません。
参考書・参考資料等
全般的な参考文献は以下の通りです。
網谷龍介・伊藤武・成廣孝(編)『ヨーロッパのデモクラシー』ナカニシヤ出版,2009 年。
平島健司・飯田芳弘『新訂・ヨーロッパ政治史』放送大学教育振興会,2005 年。
馬場康雄・平島健司(編)『ヨーロッパ政治ハンドブック』東京大学出版会,2000 年。
また、個別のテーマに応じた参考文献を授業で随時紹介していきます。
EU 科目名:European Economy / 開講大学での科目名:ヨーロッパ経済論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
久保 広正
後期(水曜日 2 時限)
未定
授業のテーマと目標
1950 年代に始まった EU(欧州連合)統合は、1999 年に通貨統合を実施、2004 年には中東欧を中心とする 10 ヶ
国を、また 2007 年には新たな2ヶ国を受け入れ、現在は 27 ヶ国から構成される体制を形成している。こうし
た「深化」と「拡大」を続けた結果、EU は国際経済・国際政治面で一段とその重要性を高めつつある。一方、
1
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
2008 年から始まった世界的な金融危機は、EU にも深刻な影響を及ぼしている。本講義は、上記のような EU の
動きを主として経済面から分析することにより、EU 統合が国際経済、さらには日本経済にもたらす影響につい
て分析することを目標とする。〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
1.ヨーロッパ概観
2.EU 統合の歴史
3.EU 諸機関の役割と意思決定プロセス
4.通貨統合
5.EU の環境政策
6.EU 拡大と EU 改革
7.ヨーロッパ経済の将来
成績評価方法と基準
期末試験(選択式及び記述式)により評価します。記述式の問題では、基礎知識の獲得状況、論理及び主張の
明快さを評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本講義は EUIJ 科目に指定されています。従って、他の EUIJ 科目も併せて受講することが望ましい。
オフィスアワー・連絡先
メールにてアポイントをとって下さい。アドレスは、kubo@econ.kobe-u.ac.jp です。
学生へのメッセージ
ダイナミックに変貌しつつあるヨーロッパ経済について分析するため、日頃から新聞・雑誌などの国際経済面
を丁寧に読んでおくことを勧めます。なお、EUIJ 関西の修了取得を目指す学生は、ぜひ受講して下さい。
テキスト
藤井良広(2005 年)「EU の知識第 14 版」日本経済新聞
参考書・参考資料等
(参考書)田中・長部・久保・岩田(2006)「現代ヨーロッパ経済新版」有斐閣
田中・久保(2004)「ヨーロッパ経済論」ミネルヴァ書房
EU 科目名:Entrance of EU Economics -Integration and Deeping of EU Economics-(1)
開講大学での科目名:経済事情 C(2009)(EU 経済統合の過去と現在)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学経済学部
Holger Robert Bungsche
前期(木曜日 1 時限)
5-4
副題
EU 経済の統合と深化-EU の経済状態と課題
講義目的
EU 経済の統合は、「石炭・鉄鋼共同体」を出発点として、「ローマ条約」、EEC(European Economic Community)
の成立を経て、「マーストリヒト条約」の締結に結実し、1990 年代以降、経済・通貨同盟の実現によって、EU
の経済がはるかに深化させ、2009 年現在単一通貨のユーロを導入した国数は16ヶ国までにあがりました。他
方、2004 と 2007 年に旧東欧諸国を中心に12ヵ国を加えて、27ヵ国体制へと拡大し、近い将来に旧ユーゴス
ラヴィアのクロアチアも EU に加盟する見込みがある。
今現在、世界経済危機と加速し続けるグローバル化に伴う様々な問題に直面している EU の一番大きな課題であ
るのは、外交、司法と政治協力を深化させ、組織の運営の効率性とあらゆる共同政策の分野での行為能力を上
げることである。この面では、2008年6月のアイランドの国民投票の拒否によってまた発効しないリスボ
ン条約の今後の回復政策に大きく期待されている。
本講義は、ヨーロッパの統合過程と EU の共同政策分野を紹介し、現在のヨーロッパ経済の状態と今後の課題に
ついて分かりやすく講義を行います。
各回ごとの授業内容
1.入門:EU の基本?
2.EU 経済の統合1
3.EU 経済の統合2
4.EU の組織、機関、条約、運営と政策分野
5.EU の経済構造と経済システム
6.EU 地域構造政策
7.EU の共通農業政策
2
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
8.EU の共通産業政策
9.EU の共通通商と競争政策
10.EU の環境政策
11.EU の研究と技術政策
12.EU の金融政策と金融システム
13.まとめ
授業方法
パワー・ポイント・プレセンテーション
参考文献
1. 田中素香 他(著)『現代ヨーロッパ経済』有斐閣、2006 年
2. 久保広正 (著)『欧州統合論』勁草書房、2003 年
3. 田中友義、久保広正 (編)『ヨーロッパ経済論』ミネルヴァ書房、2004 年
4. 堀口健治、福田耕治 (編)『EU 政治経済統合の新展開』早稲田大学出版部、2004 年
5. 辰巳浅嗣 (著)『EU―欧州統合の現在』創元社、2005 年
6. ペルクマン、J. (著)『EU 経済統合―深化と拡大の総合分析』文眞堂、2004 年
成績評価方法・基準
期末試験
キーワード
ヨーロッパ経済、EU 統合と深化、EU 経済政策
EU 科目名:EU and Contemporary European Economics
開講大学での科目名:経済事情A(2008)(EU と現代ヨーロッパ経済)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学経済学部
吉川 真裕
後期(水曜日 2 時限)
B204
副題
EUと現代ヨーロッパ経済
講義目的
主権国家が自国通貨を放棄して新たな共通通貨を採用するという通貨統合がヨーロッパでは現実のものとなっ
た。この授業では通貨統合に至るヨーロッパの経済統合の取り組みを振り返りながら、EUを中心としてヨー
ロッパ経済全体を把握することを目的とする。
各回ごとの授業内容
1.世界経済・国際通貨体制とEU
2.EU統合の歴史的発展
3.関税同盟と単一市場
4~5.EUの共通政策とEU財政
6~7.通貨協力から通貨統合へ
8~9.通貨統合の現実
10~11.EU経済と産業
12~13.EU経済と構造的不均衡
授業方法
板書を多用する講義形式。ビデオ視聴も採り入れる。質問を歓迎し、授業中に答えていきたい。
教科書
田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治『現代ヨーロッパ経済(新版)』(有斐閣、2006)。
参考文献
田中素香『ユーロ』(岩波書店、2002)。
田中友義・久保広正『ヨーロッパ経済論』(ミネルヴァ書房、2004)。
坂田豊光『欧州通貨統合の行方』(中央公論社、2005)。
田中素香『拡大するユーロ経済圏』(日本経済新聞社、2007)。
ハンス・ティートマイヤー『ユーロへの挑戦』(京都大学学術出版会、2007)。
EUインスティチュート関西『EUの大研究』(PHP研究所、2007)。
成績評価方法・基準
原則として定期試験によって評価する。試験は基本的な事柄の理解を問う問題群(50 点)とテーマを定めて解
答用紙裏面全体で答えてもらう論述問題(50 点)を予定している。
3
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
学生による授業評価の方法
授業中実施。
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
経済事情B(2008)ではヨーロッパ主要国の経済を国ごとに紹介するので、ヨーロッパ経済全体を扱うこ
の科目と合わせて受講すれば、ヨーロッパ経済に関する理解がより深まるものと考えられる。
キーワード
EU/EMU/ユーロ/安定成長協定/EMS/スネーク/構造的不均衡/EEC/共通農業政策/関税同盟
(b) History Module/歴史科目群
EU 科目名:Western Legal History / 開講大学での科目名:西洋法史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
瀧澤 栄治
後期(火 2・金 3)
未定
週 2 回講義
授業のテーマと目標
ローマ法は中世末から近世初頭にかけてヨーロッパ諸国の法制として継受され、近代諸国の私法典、私法学の
基礎となった。日本の民法典も、フランス、ドイツの私法を通じて間接にローマ法を継受したと言うことがで
きる。授業では、ローマ私法における制度、概念、思考方法について、債権法を中心に講義し、必要に応じて
物権法についても触れる予定である。ローマ法に関する基本的な知識を習得してもらうことが第一の目標であ
る。しかしさらに、近代私法との歴史的なつながり、比較の問題にも触れる予定である。
授業の概要と計画
1.ローマ法とは何か(ローマ法史概説)
2.ローマ民事訴訟手続概説(法律訴訟・方式書訴訟)
3.債務関係と訴権(いわゆるアクティオ的思考)
4.訴権と方式書(方式書の種類と内容)
5.債務関係の分類(契約、準契約、不法行為、準不法行為)
6.要物契約(消費貸借、使用貸借、寄託、質)
7.言語契約(問答契約)
8.文書契約(金銭出納簿への支出の記入)
9.諾成契約(売買、賃約、委任、組合)
10.無名要物契約(先行給付を成立要件とする給付交換型の無名契約)
11.無方式合意(市民法の枠外における合意の法的保護)
12.準契約(事務管理、不当利得)
13.不法行為(窃盗、不法損害、人格権侵害)
14.付加的性質の訴権(家長・主人、船主・経営者の責任)
以上の講義において、必要に応じて占有、所有権、担保権の問題にも触れる。
成績評価方法と基準
期末試験により成績評価を行う。試験は論述形式の問題を出題する予定。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業は教科書(下記テキスト参照)を用いて行う。
なお、民法、特に債権法についての、またローマ史についての基本的な知識を習得していることが望ましいが、
講義自体はそれを前提として行うものではない。
学生へのメッセージ
法の歴史にも興味を持つと、法の世界が広がり、理解も深まります。
テキスト
G・クリンゲンベルク著、瀧澤栄治訳『ローマ債権法講義』
参考書・参考資料等
同著、同訳『ローマ物権法講義』大学教育出版
U・マンテ著、田中・瀧澤訳『ローマ法の歴史』ミネルヴァ書房
4
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
EU 科目名:Modern Economic History of the Western / 開講大学での科目名:近・現代西洋経済史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
重富 公生
前期(水曜日 1 時限)
Ⅰ102
授業のテーマと目標
18 世紀から 20 世紀半ばにいたる欧米の経済史を扱います。対象となる地域や時期はきわめて多岐にわたります
ので、広くかつ深く講義するのはなかなか難しいですが、なるべく要点を絞ってお話しします。「産業革命」
に始まる急速な工業化の進展と広域的な流通ネットワークの形成を軸に、欧米以外の国々や地域との関係をも
視野に入れながら、できるかぎり多面的に理解していただけるような展開を考えています。
〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
I. 産業革命への歩み
(1)東西交易と産業革命
(2)18 世紀イギリスの生産と消費
(3)ヨーロッパ大陸諸国とイギリス
II. イギリス産業革命と社会
(1)綿工業の技術革新
(2)産業革命期の経済成長
(3)都市化と消費生活
III. 大陸諸国の経済発展
(1)フランス
(2)ドイツ
(3)技術伝搬のネットワーク
IV. アメリカ合衆国
(1)工業化の前提条件
(2)地域経済の発展
V. 国際経済ネットワークの拡大
(1)イギリス産業覇権の翳り
(2)世界経済ネットワーク
VI. 20 世紀前半の動向と展望
(1)第一次世界大戦後の世界経済
(2)1920 年代アメリカの繁栄
(3)パックス・ブリタニカの解体
(4)大恐慌とアメリカ経済
成績評価方法と基準
期末試験の成績にもとづいて評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
期末試験の成績にもとづいて評価します。
学生へのメッセージ
授業中に私語・遅刻・中途退出で他の受講生の気を散らさないようにすること、携帯電話やアラームの機能を
切っておくことは常識です。前回の授業アンケートで指摘された欠点を補うべく、ゆっくりと分かりやすい説
明、ていねいな板書を心がけます
参考書・参考資料等
授業をすすめるにあたってテキストは使用しませんが、資料類をプリントして配布します。また必要に応じて、
比較的読みやすい参考文献をお知らせします。
EU 科目名:Advanced History of European Integration
開講大学での科目名:上級欧州統合史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
奥西 孝至
後期(水曜日 5 時限)
未定
授業のテーマと目標
現代進行している EU を軸としたヨーロッパにおける経済統合を、中世末期からの現代に至るより広義な経済統
5
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
合の流れの中に位置づけその特質を明らかにする。(EUIJ科目)
授業の概要と計画
以下のテーマでの講義を行う。
ヨーロッパ統合の普遍性と独自性、地域統合を考える上での理論的前提、経済発展に対する機能分析と進化論
的アプローチ、中世ヨーロッパの商業と市場、中世末期以降の流通の広域化と地域分業化の進展、重層的流通
ネットワークの形成と変化の不均等、ヨーロッパの中心としての低地地方、近代ヨーロッパにおける地域分業、
工業化の進展とヨーロッパの経済統合、パックスブリタニカの時代、グローバル化の進展とヨーロッパ、世界
大戦とヨーロッパ統合、東西冷戦とヨーロッパ統合、ヨーロッパ統合から見た EU
成績評価方法と基準
期末テスト(100%)の評価による。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目は EUIJ 科目である。また、事前に西洋史の一般的な知識を再確認しておくこと。学部学生については平
成20年度に開講した中近世西洋経済史を受講していることが望ましい。
〔学部生について〕
学部生が上級科目を履修するには経済原論 I、経済原論 II、経済史及び統計学を修得しておく必要がある。た
だし、アドヴァンスト・コース参加学生は除く。
オフィスアワー
後期 水曜日 16:00~17:00 研究室
学生へのメッセージ
歴史的な視点から EU をより大きなフレームの中で位置づけることをめざしています。
テキスト
配布するプリントによる。
参考書・参考資料等
テーマに応じた参考書を講義の中で適宜紹介する。
EU 科目名:History of Western Politics A / 開講大学での科目名:西洋政治史 A
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学法学部
澤田 庸三
前期(金曜日 4 時限)
5-3
副題
「憶える歴史」から「考える歴史」へ
講義目的
主として 19 世紀から 20 世紀初頭までのヨーロッパ政治の歴史について、「憶える歴史」から「考える歴史」
へ、そして専門科目への「誘い」となるような講義を目標としたい。
各回ごとの授業内容
(1)開講の辞(憶える歴史」から「考える歴史」へ)
(2)19 世紀ヨーロッパ政治史の概観
(3)19 世紀ヨーロッパ政治史の概観(続)
(4) ~ (8)イギリスの議会制民主主義、フランスにおける共和制と民主主義、ドイツ第二帝政の成立と
展開
(9)中間のまとめ
(10)第一次世界大戦前の労働運動と社会主義運動
(11)
〃
(12)第一次世界大戦の勃発と展開
(13)ヴェルサイユ体制について
(14) まとめ
授業方法
講義の進め方については、受講者各自が、手持ちの世界史(教科書など)や西洋史の概説書等によって、基礎
的事実関係を予習してくる、担当者は、出来るだけ異なった論点を提起するためにレジュメを準備するという
共同作業に基づいて講義をすすめます。
教科書
歴史的用語等を統一するために、望田幸男編『西洋の歴史 近現代編 基本用語集』(ミネルヴァ書房、2003)
を前提に講義をすすめたい。
参考文献
主要な参考文献については以下の文献を掲載しておく。他の文献については、講義中に適宜指示したい。浜林
6
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
正夫『世界史再入門』講談社(学術文庫)2008 年、山口定『現代ヨーロッパ政治史 上・下』(福村出版、1982、
1983)、望田幸男他編『西洋の歴史 近現代編 増補版』(ミネルヴァ書房、1997)、犬童一男『改訂版 西
欧政治史』(放送大学教育振興会、1993)。
成績評価方法・基準
学期末試験で評価する。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
次回に講義する部分や事前に配布したレジュメは、必ず読んでくること。レジュメは、詳しい説明まで載せま
せんので、理解が十分でない場合は、質問するか(質問用紙は、毎講義時に教壇近くに配置します)、参考書
で補うように努めて下さい。なお、事前配布したレジュメの残部は、事務室前の所定の場所に、一定期間のみ
配置しておくので注意すること。
キーワード
ヨーロッパの政治史/考える歴史へ/近代化とその多様性
EU 科目名:History of Western Politics B / 開講大学での科目名:西洋政治史 B
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学法学部
澤田 庸三
後期(金曜日 4 時限)
B203
副題
「憶える歴史」から「考える歴史」へ
講義目的
第一次世界大戦後から 20 世紀中頃までのヨーロッパ政治の歴史について、「憶える歴史」から「考える歴史」
へ、そして、専門講義科目への「誘い」となるような講義を目標としたい。
各回ごとの授業内容
(1)開講の辞(憶える歴史」から「考える歴史」へ)
(2)ヴェルサイユ体制について
(3)ロシア革命の衝撃(レーニンとロシア革命)
(4)ムッソリーニとイタリアのファシズム
(5)世界恐慌と社会民主主義
(6)世界恐慌と保守派の改革
(7)ソヴェトとスターリン
(8)中間のまとめ
(9)ナチスの台頭について
(10)世界恐慌と人民戦線
(11)宥和政策について
(12)第二次世界大戦と戦後のヨーロッパについて
(13) まとめ
授業方法
講義の進め方は、受講者各自が、手持ちの世界史(教科書など)や西洋史の概説書等によって、基礎的事実関
係を予習してくる、担当者は、出来るだけ異なった論点を提起するためにレジュメを準備するという共同作業
に基づいて講義をすすめます。
教科書
歴史的用語等を統一するために、望田幸男編『西洋の歴史 近現代編 基本用語集』(ミネルヴァ書房、2003)
を前提に講義をすすめたい。
参考文献
主要な参考文献については以下の文献を掲載しておく。他の文献については、講義中に適宜指示したい。浜林
正夫『世界史再入門』講談社(学術文庫)2008 年、山口定『現代ヨーロッパ政治史 上・下』(福村出版、1982,
1983)、望田幸男他編『西洋の歴史 近現代編 増補版』(ミネルヴァ書房、1997)、犬童一男『改訂版 西
欧政治史』(放送大学教育振興会、1993)。
成績評価方法・基準
学期末試験で評価する。
学生による授業評価の方法
授業中実施
7
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
次回に講義する部分や事前に配布したレジュメは、必ず読んでくること。レジュメは、詳しい説明まで載せま
せんので、理解が十分でない場合は、質問するか(質問用紙は、毎講義時に教壇近くに配置します)、参考書
で補うように努めて下さい。なお、事前配布したレジュメの残部は、事務室前の所定の場所に、一定期間のみ
配置しておくので注意すること。
キーワード
ヨーロッパの政治史/考える歴史へ/近代化とその多様性
EU 科目名:European Legal History / 開講大学での科目名:西洋法制史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学法学部
三成 賢次
後期(月 3・水 1)
未定
週 2 回講義
授業の目的
明治以降わが国は、近代化の枠組みである近代法制を整備するにあたって、西欧とくにドイツから様々な法制
度、法学説を継受してきた。わが国の現代法制は、ドイツ法史を歴史的源流としてもつ近代法原理に基礎づけ
られているのである。講義ではそのような歴史的経緯をふまえ、ドイツ法史を主たる考察対象にしつつ、近現
代の法と法学、そして国制がどのような歴史的伝統のもとに、またいかなる歴史的条件のなかで形成されてき
たかを概観する。講義を通じて、現行法に対する歴史的、比較的な理解を深め、法と政治に関わる勉学に必要
とされる、複眼的な視点をもった柔軟な社会科学的な思考を育んでもらいたい。
履修条件・受講条件
特になし。
講義内容
今年度は、以下の予定に従って授業する予定である。
1)はじめに:講義のテーマと課題
14)三月前期におけるプロイセン国制
2)封建社会
15)三月革命期ドイツにおける法と社会
3)中世都市
16)プロイセンにおける三月革命
4)中世大学の成立
:1850年憲法体制
5)近世の国制:神聖ローマ帝国
17)ドイツ第二帝制
6)領邦体制:プロイセン国制
18)ドイツ第二帝制期の法と法学
7)ローマ法の継受
:プロイセン地方行政改革と公法実証主義
8)近世ドイツ法学
19)ドイツ民法典の編纂
9)魔女裁判
20)ワイマール憲法体制
10)プロイセン改革
21)ワイマール期の法と法学
11)プロイセン行政改革
22)ナチズム体制
12)法典論争と歴史法学
23)ナチズム期の法と法学
13)ドイツ同盟
24)ボン基本法体制の成立
教科書
とくに指定しない(レジュメと講義資料を WebCT で事前配布し、また講義の際に史料・図版等を適宜配布する)。
参考文献
三成賢次他著『法制史入門』ナカニシヤ出版(1996 年)
林健太郎編『ドイツ史(新版)』(山川出版社、1977 年)
F.ハルトゥング/成瀬・坂井訳『ドイツ国制史』(岩波書店、1980 年)
ミッタイス=リーベリッヒ/世良訳『ドイツ法制史概説・改訂版』(創文社、1976 年)
ミッタイス/世良・広中訳『ドイツ私法概説』(創文社、1961 年)
シュロッサー/大木訳『近世私法史要論』(有信堂、1993 年)
山田晟『ドイツ近代憲法史』(東大出版会、1963 年)
メンガー/石川他訳『ドイツ憲法思想史』(世界思想社、1988 年)
成績評価方法
学期末の試験による。
コメント
○講義内容に関し、一つのテーマで複数回にわたる講義を行うことも、また複数回の講義を1回でまとめるこ
ともある。
○講義レジュメと講義資料を事前に WebCT に掲載するので、それらを各自ダウンロードして、講義に持参する
8
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
こと。資料等は、講義の際には配布しない。
○講義ではパワーポイントを用い、できる限りヴィジュアルな資料を図示しながら講義を行う。
○パワーポイントの資料は、講義後、WebCT に一定期間掲載するので、各自参照すること。
○毎回パワーポイントを用いるため、講義室によっては、プロジェクタを投影するスクリーンの下の席を空け
ておくこと。
○EU研究修了証プログラム(EUIJ関西)科目(歴史)
(c) Law and Politics Module/法律・政治科目群
EU 科目名:Readings in European Law / 開講大学での科目名:外国書講読(仏書)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
興津 征雄
前期(月曜日 5 時限)
フロンティア館 403
授業のテーマと目標
EC/EU の法制度についてフランス語で書かれた文献を講読し,
(1)日本など単独国家との比較を念頭に置きなが
ら,EC/EU の統治機構や行政活動について理解を深めること,
(2)フランス語それ自体の読解力の涵養を図るこ
と,を目的とする。
授業の概要と計画
受講人数にもよるが,事前に担当者を決めるのではなく,その場でランダムに指名して少しずつ音読・訳読し
てもらう方式を予定している。そして,それを受けて全員で議論する。
今年度は,日本語文献を副教材に使用することも考えている。詳細は開講時に指示する。
成績評価方法と基準
平常点。受講人数が多い場合には学期末にレポートを課すこともありうる。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
フランス語については,第二または第三外国語等で履修済みであることが望ましいが,5 月の連休明けを目処に
初級文法を独習し,既習者にもまして熱心に予習する意欲があるならば,初めての者も受け入れる。
憲法については,一般的な法学部生であれば有しているであろう標準的な理解を期待する(ただし,他学部生・
他研究科生の受講を排除する趣旨ではない)。行政法や国際法については,基礎知識があった方が望ましいが,
必須ではない。EC/EU 法に関する予備知識は前提としない。
オフィスアワー・連絡先
教員の研究室を来訪する際は,あらかじめアポイントメントを得ること。メールアドレスは以下を参照。
http://www2.kobe-u.ac.jp/̃okitsu/
学生へのメッセージ
少人数科目では当然のことであるが,毎回全員の予習および出席が義務であり,議論への積極的な参加も求め
られる。また,本学は EUIJ 関西を擁し,この授業以外にも多彩な EC/EU 関係の授業が提供されているので,興
味のある者は積極的に受講することを勧める。
テキスト
・Jean-Bernard Auby et Jacqueline Dutheil de la Rochere (dir.), Droit administratif europeen, Bruxelles,
Bruyant, 2007 に収録された論文の中から,EC/EU の立法,行政あるいは司法制度に関するものを選んで教材と
する。教材はコピーを配布する。
参考書・参考資料等
EC/EU に関する入門書としては,専門家によるものとして,
・庄司克宏『欧州連合:統治と論理のゆくえ』岩波新書(2007 年)
ジャーナリストの手になるものとして,
・脇阪紀行『大欧州の時代:ブリュッセルからの報告』岩波新書(2006 年)
などがある。
EC/EU 法の標準的な概説書としては,
・庄司克宏『EU 法 基礎編』岩波書店(2003 年)
判例集としては,
・中村民雄=須網隆夫編『EU 法基本判例集』日本評論社(2007 年)
がある。
EC/EU の法令・判例・学説等の調べ方については,
・伊藤洋一「ヨーロッパ法」北村一郎編『アクセスガイド外国法』東京大学出版会(2004 年)187-256 頁が
9
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
有益である。
フランス語の法律用語を調べるためには,一般の仏和辞典のほか,
・山口俊夫編『フランス法辞典』東京大学出版会(2002 年)
・中村紘一ほか監訳『フランス法律用語辞典〔第 2 版〕』三省堂(2002 年)
等を参照するのが便宜である。
EU 科目名:Law of Intarnational Organization / 開講大学での科目名:国際機構法
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
柴田 明穂
前期(月曜日 2 時限)
Ⅱ161
授業のテーマと目標
国際機構・国際連合をめぐる国際交渉・判例・事件を具体的に取り上げ、その法的分析を通じて、国際機構法
の理解を深める。
授業の概要と計画
本講義は、大まかに、以下の3部で構成される。第1部(3回)は、国際交渉の現場でかに国際法ないし国際
機構法の知見、理論が問題となっているかについて、教員が体験した南極条約事務局設立交渉について検討す
る。第2部は、同交渉で問題となった国際機構法上の諸問題(国際機構の概念・要件、法主体性、権限、責任
等)について、学説と判例を中心に検討を加える(8回)。第3部は、国際機構の諸活動とそれを律する法規範
の展開について、主に国際連合を中心に考察する(4回)。
より詳細な講義内容、レジュメ等は、教員の個人 HP 上で公開すると共に、授業開始時に適宜配布する。
成績評価方法と基準
期末試験を中心に、加点事由として、授業時の議論への貢献度、期間中実施する可能性があるミニテストを加
味して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
国際法概論、および、憲法・行政法・国際関係論関連科目を履修済であるか並行して履修することが望ましい。講
義は、予習を前提に、対話形式を取り入れて行われる。
オフィスアワー・連絡先
開講時に指示する。それ以外の時間であれば、e-mail で事前連絡すること。
学生へのメッセージ
国際法ないし国際機構法が、単に、机上の理論だけではなく、実際の国家間の交渉や実行において議論され、
使用され、発展させられていることを、体感していただければと思っている。なお、将来の目標として外交官や
国際公務員を考えている学生には、必ず受講してほしい。
教員のプロフィール等については、HP を参照。
テキスト
教科書は指定しない。条約集は必携。
参考書・参考資料等
参考書としては、佐藤哲夫『国際組織法』
(有斐閣、2005 年)。香西茂ほか編『国際機構条約・資料集』(東信堂、
2002 年)も便利。その他、参考文献・資料等は、教員側で用意して授業時に配布する。講義対象の性質上、英語
資料を配付することもある。
第1部については、以下を中心に扱う。柴田明穂「南極条約事務局設置の法的意義」
『岡山大学法学会雑誌』第
5.3 巻 3/4 号(2004 年)、119-182 頁。
(授業開始前に事務を通じて配布するので、初回から予習をしてくること。
EU 科目名:Current Topics I / 開講大学での科目名:特別講義 EU 論Ⅰ
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
Silviu Razvan Jora
前期(金曜日 2 時限)
Ⅱ104
授業のテーマと目標
The course provides an overview on the European Union (EU) history, institutions, policies and decision
making. The course objective is to develop a general understanding of EU.
授業の概要と計画
The course is divided in two major parts. The first part will introduce the European integration history,
EU institutions, policy making and several key concepts (EU law, Single Market, Subsidiarity). The second
part will introduce a selection of the most important EU policies ( Agriculture, Regional Development,
Competition, Trade, Development, CFSP, Enlargement).
10
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
成績評価方法と基準
55% - a research paper - each student will be required to prepare a short paper (7-10 pages) on a topic
to be agreed with the instructor. 45% - class participation (continuous assessment). Both, class
participation and research paper are required in order to obtain a credit
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
The course is meant to be highly interactive. Aiming to stimulate their oral discourse skills, the
students are encouraged to actively participate in the class debates.
テキスト
-Text materials will be provided before each class session
参考書・参考資料等
Bomberg Elizabeth and Stubb Alexander (eds.), The EU: How Does It Work?, Oxford University Press, 2003
-Official internet Portal ``Europa`` of the European Union http://europa.eu.int
-A concise encyclopedia of the EU is http://euro-know.org/dictionary/c.htm
-EU news on-line is found in http://www.euractiv.com
-Source for articles on European Integration (European Research Papers Archive): http://eiop.or.at/erpa
EU 科目名:Current Topics II / 開講大学での科目名:特別講義 EU 論Ⅱ
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
Silviu Razvan Jora
後期(金曜日 3 時限)
未定
授業のテーマと目標
The course intends to provide a more extensive understanding of EU by focusing on the most challenging
issues faced by the Union. The course is also approaching the EU member states dynamics in the
communitarian context. In addition, the course will approach several factual case studies.
授業の概要と計画
The course is divided is three main parts: challenges (``deepening Vs widening``, the ``EU democratic
deficit``, the new security threats, EU and the Global competition); EU member states dynamics (the
core members, the Northern, Southern and Eastern EU members); case studies (EU-WTO, EU-UN and Global
Governance, EU-US, CFSP - crisis management, EU relations China, the North Korea issue etc).
成績評価方法と基準
55% - a research paper - each student will be required to prepare a short paper (7-10 pages) on a topic
to be agreed upon with the instructor. 45% - class participation (continuous assessment).
Both, class participation and research paper are required in order to obtain a credit.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
The course is meant to be highly interactive. Aiming to stimulate their oral discourse skills, the
students are encouraged to actively participate in the class debates.
テキスト
-Necessary text materials will be provided before each class session.
参考書・参考資料等
Wallace W and Wallace H (eds) Policy Making in the EU.
- ``Europa`` web site of the European Union http://europa.eu.int
-Source for articles on European Integration (European Research Papers Archive): http://eiop.or.at/erpa
- The Centre for European Policy Studies http://www.ceps.be
EU 科目名:International Relations / 開講大学での科目名:国際関係論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
増島 建
後期(月 4・木 4)
未定
週 2 回講義
授業のテーマと目標
国際関係論の様々な考え方・理論を対象としてとりあげます。現代の国際関係の動きを,体系的・理論的に把
握できるようになることを目標とします。
授業の概要と計画
異なる文化・歴史をもつ国々・人々の相互作用である国際関係を分析するためには、まず私たち自身の国際問
11
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
題の見方がどのような特徴をもっているのかを知る必要があります。そのためにまず私たちが国際関係に関し
て考える前提である国際情報・ニュースがどのようにして形成されるのか(そしてそこには何か日本独自の特
徴があるのか)を考えます。その上で、政治学の下位科目としての国際関係論の基本的な概念・枠組み・考え
方を解説します。「複雑怪奇」な国際関係について、みなさん一人一人が自分自身の考え方ができるようにな
ることが目標ですので、できるだけ事例(現状・歴史)を参照するようにします。
授業計画としては概ね以下を予定しています。
1.日本の国際認識の特徴
2.国際メディア環境
3.「個人」イメージの国際関係理論
4.「国内」イメージの国際関係理論
5.「国際」イメージの国際関係理論
6.事例研究(現代史)
成績評価方法と基準
原則として期末試験によりますが,授業中に課題(小レポート等)を提示し,これを参考資料として用います。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
現実に世界でおこっていることを知ることが重要ですが、今年度は後期に集中講義(11月)で国連政務官の
川端清隆氏による「国連外交論」が開講されますので、是非受講してください。
オフィスアワー・連絡先
授業後につかまえてください。
テキスト
なし。
参考書・参考資料等
ブルース・ラセット他『世界政治の分析手法』(論創社)
ジョセフ・ナイ『国際紛争・第二版』(有斐閣)
EU 科目名:Modern Diplomacy / 開講大学での科目名:現代外交論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
多湖 淳
後期(月 1・水 2)
未定
週 2 回講義
講義目的
本講義は、国際関係分野の<応用編>の授業で、受動的に教員の話を聞くというスタイルをとらない。自らが
考える能力を高め、国際政治学にかかわる「知的生産」を体験できる内容になっている。具体的には、以下の
「授業の概要と計画」に記載した三つの段階で構成される。
授業の概要と計画
第一に、安全保障、経済、二国間と多国間といった項目毎に外交・対外政策に関する基礎知識を復習するとと
もに、最近の研究動向を「外交の民主的統制」と「公開外交」の原則を軸に紹介する(これは講義スケジュー
ルの前半部分に該当)。たとえば、安全保障であれば、抑止、セキュリティジレンマ、集団的自衛と集団安全
保障、同盟といった基礎概念を押さえ、その後に応用として国際危機における外交の民主的統制の問題を議論
する。経済であれば、戦後国際経済体制のメカニズムと変遷を説明し、その後に応用として自由貿易や金融政
策をめぐる外交交渉に「Two Level Game」の枠組みを当てはめる。分析的に外交・対外政策を考えるための基
礎知力をつける。
第二に、スケジュール前半の一部と折り返し地点の二回で、事例比較分析、プロセストレース、計量分析、ゲ
ーム理論といった分析方法・技術について解説する。外交にかかわる資料・史料のアクセス方法についても説
明する。これも分析力を高めるプロセスである。
第三に、講義スケジュールの後半部分では、民主主義国の外交・対外政策がそれ以外の国とどのように違うの
かを理論的に説明する。たとえば、民主主義の平和(Democratic Peace)論の肯定意見と反対意見を紹介する。
また、経済や人権分野において民主主義国の外交・対外政策がどのような特性を持つのかを論じる。議院内閣
制の国と大統領制の国の相違点についても適宜触れる。
成績評価方法と基準
レポートの提出が学期中に 3 回求められる。各レポートは 3000~6000 字程度であり一定の負担感があるかもし
れないが、その都度詳細な指示があるので、授業に出ていれば困ることはない。期末試験はなく、レポートと
その相互評価セッションへの参加が評価の主軸である(もちろん、毎回の授業に来ることも評価の対象である)。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
12
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
この授業を履修することによって、外交・対外政策について理論的な「レンズ」と分析方法の基礎知識を得る
ことができる。理論レンズを持てば、刻々と変化する国際関係に冷静に接し、しかも深く本質を見抜くことが
可能になる。また、分析方法の知識は自らデータを用いて議論を作るために役立つ。しかも、三回のレポート
提出によって論理的記述力の向上が期待できる。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:毎週月曜日 2 時限(メールで要予約)
電子メール:tago@dragon.kobe-u.ac.jp(返信がない場合再送してください)
学生へのメッセージ
多くの教材は以下に用意される。
http://www2.kobe-u.ac.jp/̃tago/teachingmaterials.html
テキスト
授業の最初で紹介する。
参考書・参考資料等
授業の最初で紹介する。
EU 科目名:Social Security Law / 開講大学での科目名:福祉と法
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
関根 由紀
後期(月曜日 3 時限)
未定
授業のテーマと目標
本講義は、社会保障の各制度の基本的構造と考え方を習得することを目的とする。医療保険法、公的年金各法、
労働保険各法、社会福祉各法を取上げ、概説した上で、判例を用いて法的問題の検討を行うこととする。
授業の概要と計画
以下のテーマにつき、1~2 回の講義でそれぞれ扱う。
・社会保障の歴史・機能
・社会保障の法的問題・保険原理・財源
・医療保険
・公的年金
・労働保険(労働災害/雇用保険)
・介護保険
・社会福祉
・公的扶助/生活保護
成績評価方法と基準
期末試験による。
オフィスアワー・連絡先
随時。授業後に質問を受け付けます。
参考書・参考資料等
◯西村健一郎『社会保障法入門』(有斐閣, 2008)
◯加藤智章・菊池馨実・倉田聡・前田雅子『社会保障法』第 3 版(有斐閣アルマ, 2007)
を参考書として薦めます。
◯三省堂『新六法』は、他のコンパクトな六法よりも多く社会保障関連の法令が掲載されているので、講義時
に参照するのに便利です。(期末試験の際の持込みも許可します)
EU 科目名:Environmental Law / 開講大学での科目名:環境保護と法
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
島村 健
後期(金曜日 3 時限)
未定
授業のテーマと目標
今年度の「環境保護と法」は、次のような内容を扱う。地球温暖化防止というわれわれ共通の課題について、
国際交渉がどのようになされてきたか、そして、わが国においてどのような取り組みがなされてきたかという
点について詳しく検討する。
授業の概要と計画
1 地球温暖化問題
2 京都議定書にいたるまでの国際交渉
13
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
3 京都議定書の内容
4 わが国の温暖化対策?エネルギー転換部門、産業部門、運輸部門、民生部門
5 改革の提案?排出権取引、炭素税など
6 「京都議定書後」の国際的取り組みに向けて
成績評価方法と基準
定期試験による。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この授業については、環境法全般を網羅的に論じるのではなく、個別分野(たとえば、廃棄物・リサイクル、
温暖化防止)をとりあげて、詳しく講義する方針をとっている(非常勤講師が講義を行った 2006 年度、2007 年
度を除く)。環境法のなかでも毎年異なるテーマを選ぶことを基本的な方針としてきたが、2009 年度は、2008
年度と同様、温暖化防止の法政策を扱うこととした。
オフィスアワー・連絡先
開講時に指示する。担当教員の連絡先は、simamura(at mark)kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
奄美大島に古くから伝わるおしえとして、ものごとは 7 代先を考えるんだよ、というものがある。ハンス・ヨ
ナスは、救いの予言よりも、不吉な予言にこそ耳を傾けよ、と云っている。ノルウェーの環境法学者クリスト
ファーセンはこう云っている。緑の法の任務は、何よりも人間もその一部である自然と生態学的共同体の新た
な理解を基礎づけることである(以上につき、交告尚史ほか『環境法入門』有斐閣「序幕」参照)。
テキスト
特に指定しない。
参考書・参考資料等
気候ネットワーク『よくわかる地球温暖化問題(改訂版)』(中央法規出版・2002)高村ゆかり=亀山康子編『京
都議定書の国際制度』(信山社・2002)、大塚直編著『地球温暖化をめぐる法政策』(昭和堂・2004)、高村
ゆかり=亀山康子編『地球温暖化交渉の行方』(大学図書・2005)
EU 科目名:History of Western Political Philosophy B
開講大学での科目名:西洋政治思想史 B
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学法学部
岡本 仁宏
前期(木曜日 3 時限)
B202
副題
マキャベリからニーチェまで:近現代の政治思想
講義目的
「西洋」政治思想史から幾人かの思想、思想家を取り上げる。近世・近代政治思想からマキャベリからニーチ
ェまで駆け足で講義する。人並みならぬ「西洋人」と直接対話できる快楽を共有したい。その過程で、社会、
政治に対する代表的な見方、基本的な問題を考える。
各回ごとの授業内容
1.導入 西洋政治思想史について
2.古代および中世政治思想と近代政治思想との関係について
3.マキャベリの世界:『君主論』を読む。
4.ホッブズの世界その1:『リヴァイアサン』を読む。
5.ホッブズの世界その2:『リヴァイアサン』を読む。
6.ロックの世界その1:『市民政府論』を読む。
7.ロックの世界その2:『市民政府論』を読む。
8.ルソーの世界その1:『学芸論』と『人間不平等起源論』を読む。
9.ルソーの世界その2:『社会契約論』を読む。
10.マルクス・エンゲルスの世界:『空想から科学へ』と『共産党宣言』を読む。
11.ニーチェの世界:『チャラトストラはかく語りき』『権力への意志』を中心に。
12.まとめ――現代政治思想の諸展開
授業方法
講述、及び受講者との討論によってすすめる。基本的に受講者がテキストを読了してくることを前提として進
める。
教科書
マキャベリ『君主論』(中公文庫)。ホッブス『リヴァイアサン』(1、2)(岩波文庫)。ロック『市民政府論』
14
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
(岩波文庫)。ルソー『学問芸術論』
(岩波文庫)。
『人間不平等起源論』
『社会契約論』
(講談社学術文庫)。エン
ゲルス『空想から科学への社会主義の発展』マルクス『共産党宣言』(岩波文庫)。その他ニーチェの幾つかの
テキスト。
参考文献
古賀敬太編『政治概念の展開』
(晃洋書房)のシリーズ。今までに出ているもの、それぞれにコンパクトに政治
概念の歴史を追っており、西洋政治思想史にとって有益。
成績評価方法・基準
授業中の参加と期末の試験によって行う。参加については、テキストについて講義中に議論したり、レポート
やコメントシートの提出を求めたりすることによって、具体的な機会を作る予定。
学生による授業評価の方法
授業中実施 Conducted in Clas
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
とにかく古典テキストを読むことが大切。本講義は隔年開講である。間の年に開講される西洋政治思想史A(近
代以前の政治思想)と連続して受講することが非常に望ましい。 昨年受講しなかった者は、来年度前期に A を
開講予定なので、受講すること。
キーワード
政治/政治思想/マキャベリ/ホッブス/ロック/ルソー/マルクス/エンゲルス/ニーチェ/現代政治思想/
EU 科目名:European Legal History A / 開講大学での科目名:西洋法史 A
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学法学部
深尾 裕造
前期(水曜日 2 時限)
B202
副題
ヨーロッパ法文化史
講義目的
「何故にヨーロッパにおいて普遍的な近代法文化が成立したのか」を主要テーマに、ヨーロッパ近代法の成立
史を概括的に学ぶことを目的とし、ヨーロッパ社会の古層としてのギリシア・ローマ世界とゲルマン社会の法
文化を検討し、キリスト教のヨーロッパ法文化に与えた影響、ローマ法継受、自然法論の近代法形成に果たし
た役割を学びます。さらに、自由主義的市場経済の展開と近代的法典及び法学の形成過程の検討を通して、近
代法文化の歴史的特質とその現代における問題性を探ります。
各回ごとの授業内容
[1]序論・講義予定
―近代法文化の源流を求めて―
[2]ギリシア的ポリス共同体と法
―國法と悲劇の生誕―
[3]ローマ帝国と万民法の世界
―ローマ法学と法学者の生誕―
[4]キリスト教とゲルマン社会
―ヨーロッパ世界の生誕と法
[5]一二世紀ルネサンスと法学の復活
―聖俗二分統治とローマ法学の復活―
[6]王権の伸張とローマ法学
―大陸法と英米法の分岐―
[7]自治都市・王国共同体の発展と法定立
―註解学派と条例優先理論―
[8]人文主義法学と3Rの時代
―イタリア学風とガリア学風―
[9]ローマ法の包括的継受と近代自然法論の形成 ―正義論の転換と所有権問題―
[10]近代自然権論とドイツ自然法学派
―世俗的国家の弁証と公共の福祉―
[11]イギリス市場経済の発展と法
―自由主義的市場の展開と法及び立法学―
[12]フランス革命とナポレオン法典
―近代国民国家形成と法典編纂―
[13]ドイツ法学の形成と民法典(BGB)編纂
―意思の自由と近代法体系の形成―
[14]まとめにかえて
―近代法体制の展開と変容―
授業方法
教科書は使用せず、レジュメをを配布する。図像資料、原典資料等をプロジェクターで提示することによって
視覚的に理解できるように試みる。
教科書
参考文献欄参照
参考文献
授業において適宜指示するが、総括的なものとして下記のものがある。
ピーター・スタイン『ローマ法とヨーロッパ』(ミネルヴァ書房、2003)
H.シュロッサー『近世私法史要論』(有信堂、1993)
15
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
上山安敏編『近代ヨーロッパ法社会史』(ミネルヴァ書房、1987)
碧海・伊藤・村上編『法学史』(東京大学出版会、1976)
勝田・森・山内編『概説西洋法制史』(ミネルヴァ書房、2004)
石部・笹倉『法の歴史と思想』(放送大学教育振興会、1995)
エールリッヒ『法律的論理』(みすず書房、1987)
www.adb.org
www.worldbank.org
成績評価方法・基準
定期試験を基本として評価を行う。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
高校世界史程度の知識、法学部一年次の法学一般に関する基礎知識の修得を前提として授業を行う。日本近代
法史、西洋政治史、西洋政治思想史等を合わせて学ぶことによって理解を深めることが出来る。また、三年次
以降、日本法史、東洋法史を学ぶことによって比較法史的視点からの理解が深められます。英米法、ローマ法、
法思想史に関心のある人にも基礎知識としての修得が望まれます。
キーワード
西洋法制史/比較法文化史/ローマ法/十二世紀ルネサンス/ローマ法大全/教会法大全/聖俗二分統治/ローマ法
継受/自然権論/自然法思想/市場経済と法/法典編纂
EU 科目名:European Legal History B / 開講大学での科目名:西洋法史 B
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学法学部
深尾 裕造
後期(水曜日 2 時限)
B103
副題
コモン・ロー法学史
講義目的
西洋法史Bでは、西洋法史を理解する上でポイントとなるトピックを採りあげ、個別的に掘り下げて検討する
ことによって、ヨーロッパ法史への理解を深めることとしている。今年度は、ローマ法の影響を受けながらも、
大陸ヨーロッパ法のような包括的継受乃至ローマ法化といった現象とは異なり、国王裁判所の法慣行を中心に
自生的な発展を遂げたコモン・ロー法学の発展の歴史を、訴訟構造の変化、法学教育との関連等も視野に入れ
つつ、法文献の変遷を軸に検討することとする。
各回ごとの授業内容
1)はじめに:コモン・ローとコモン・ロー法学史
2)ヘンリ二世の法改革とグランヴィル:令状体系の形成とコモン・ロー
3)ブラクトンとイングランド法:ローマ法の早期継受と抗弁システムの発展
4)エドワード一世の立法とその意義:制定法令集とフランス語法文献
5)初期コモン・ロー法文献の形成:令状・訴答用例集、旧土地法論と法廷年報
6)法曹教育の組織化と中世末コモン・ロー法学:リトルトン、フォーテスキュと法要録
7)印刷術の導入とコモン・ロー法学:フィツハーバート法大要録と法廷年報の「終焉」
8)人文主義とコモン・ロー法学:法文献の体系化とラミズム
9)チューダ期新立法と立法解釈論:プラゥドゥン判例集とブラクトンの復活
10)近代コモン・ロー法学への架橋:クック法学とその意義
11)解体期イングランド法学:近代自然法論とコモン・ロー法学
12) ブラックストンとイングランド法学:訴権法体系から実体法体系へ
13)一九世紀法学教育改革と近代コモンロー法学:近代法曹養成と法学教科書
14) まとめにかえて:EU統合とコモン・ロー法学
授業方法
教科書は使用せず、レジュメを配布する。図像資料、原典資料等をプロジェクターで提示することによって視
覚的に理解できるように試みる。
教科書
特に使用せず
参考文献
授業において適宜指示するが、総括的なものとして下記のものがある。
16
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
上山安敏編『近代ヨーロッパ法社会史』(ミネルヴァ書房、1987)。
プラクネット・伊藤正己監修『イギリス法制史(総説編 下)』(東京大学出版会、1959)。
J.ベイカー・小山貞夫訳『イングランド法制史概説』(創文社、1975)。
D.シュガーマン・法文化研究会編訳『イングランドの法と社会―法の歴史社会学―』(風行社、1993)。
成績評価方法・基準
定期試験を基本として評価を行う。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
高校世界史程度の知識、法学部一年次の法学一般に関する基礎知識にあわせて、西洋法史Aの修得を前提とし
て授業を行う。英米法、法思想史、実定法制度の歴史的基礎に関心のある人にも役立ちます。
キーワード
コモン・ロー/法学史/法文献史/法学教育史/令状登録集/訴答用例集/制定法令集/法廷年報
EU 科目名:International Organization / 開講大学での科目名:国際機構論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
鈴木 英輔
前期(火曜日 3 時限)
Ⅵ 101 ( 神 戸 三
田キャンパス)
講義目的
現代国際社会の特徴の一つとして、国際機構の増加およびその機能の質的量的な変化があげられる。多種多様
な国際機構が、私たちの生活に関わる広範な分野(平和・環境・人権・発展、その他の経済的・社会的分野)
において、多数国間の協力枠組みとして活動している。本科目では、さまざまな学問領域から国際問題を分析
するのに必要な国際機構の基礎について、理論と実践の両面から検討する。
各回ごとの授業内容
I. 国際機構の基本概念
(1)国際機構の定義:
国際機構とは何か。その構成要素、設立方法、内部構造などの観点から、その他の組織体や国際会議との相
違点を明らかにする。
(2)国際機構の分類:
国際機構の実態は多様であるが、それぞれの特徴を比較検討するためには理論上の分類が必要となる。構成、
目的・任務、権限の三つの基準による分類法を説明する。
(3)国際機構の財政:
国際機構が任務を遂行し、それを担う組織を維持するには、財政的な裏付けがなければならない。国際機構
の経費および財源について説明した後、国際連合の例をとり上げる。
(4)国際機構の歴史:
近代国際社会において、どのように国際機構が登場したか。その後、二度の大戦を経て、国際社会の組織化
は政治的な分野にも及ぶ。国際機構の機能・組織面での発展を中心に、世界レベルおよび地域レベルでの国
際協力の強化について検討する。
(5)国際連合の設立:
現在の国連のあり方を理解するには、その設立経緯を把握することが不可欠である。大戦勃発直後から着手
された平和機構構想、ならびに国連と国際連盟との相違を分析する。
(6)(7)国際連合の目的および機関:
国連はどのような目的のために創設され、任務遂行のためにどのような機関を有するのか。また、国際社会
の状況変化に、いかに対応してきたのか。
(8)授業中試験
II. 国際機構のガバナンス Accountability
-アジア開発銀行(ADB)と国連開発計画(UNDP)を例として-
(9)国際機構のガバナンスの定義:国際機構が実際にどのように運営されているのか? その Accountability
(責任)はどこにあるのか?2つの機関について実例を挙げて検証する。
(10)国際機構の特権免除と国際法上の責任と問題(1)
(11)国際機構の特権免除と国際法上の責任と問題(2)
(12)現在の国際機構のアカウンタビィリティの問題。
(13)市民の国際機構の活動への参加とその展望。
17
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
(14)総括。
授業方法
以下の教科書以外に英語のプリントアウトを必要に応じ適宜に提示する。
教科書
以下の教科書以外に英語のプリントアウトを必要に応じ適宜に提示する。
最上敏樹 『国際機構論 〔第2版〕』東京大学出版会、2006。
参考文献
外務省総合外交政策局編 『国際機関総覧』(日本国際問題研究所、2002)
家正治編 『講義国際組織入門』(不磨書房)
国際連合広報局(国際連合広報センター監訳)『国際連合の基礎知識』世界の動き社、1999)
香西茂・安藤仁介編集代表『国際機構条約・資料集(第2版)』(東信堂、2002)
成績評価方法・基準
授業中のディスカッションへの参加・貢献度を考慮して、中間テストおよび最終リポートの成績を総合的に判
断する。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
与えられたアサイメントを良く読み、分からない事は質問をして、自分の意見を作ってゆくこと。
キーワード
政府間国際機構、国際連盟、国際連合、国際金融機構、国連専門機関、地域機構、世界銀行、アジア開発銀行、
世界貿易機構
EU 科目名:History of European Political Thought / 開講大学での科目名:西洋政治思想史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学法学部
竹中 浩
後期(水 2・金 3)
未定
週 2 回講義
授業の目的
英米仏を中心とした近代西洋の政治思想を概観することにより、現代の法や政治の基礎にある考え方について
の理解を深める。3部から構成され、第1部で名誉革命にいたるまでのイングランドにおける政治と宗教の関
わりを、第2部で名誉革命体制期イングランド・スコットランドの政治思想を、第3部でアメリカ独立革命及
びフランス革命以降の政治思想を検討する予定である。
履修条件・受講条件
とくにない。講義を聴くための最低限のマナーさえ身につけていればよい。高等学校の世界史B程度の知識を
前提とするので、世界史Aしか履修していない人は少しつらいかも知れないが、この機会に西洋近代史につい
ての知識を補ってほしい。
講義内容
はじめに
第 1 部 イングランドの宗教と政治
1 ピューリタン革命への道
(1)16世紀のイングランド
(2)イングランド国教会の成立
(3)ピューリタニズムと主権論
(4)イングランド国制の危機
(5)ピューリタン革命
2 名誉革命体制の成立
(1)共和主義の政治思想
(2)王政復古とホッブズ
(3)復古王政から名誉革命へ
(4)名誉革命後の宗教問題
(5)名誉革命の正当化
第2部 リベラリズムの政治思想
1 社会契約の思想
(1)ホッブズの自然状態論
18
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
(2)ホッブズの社会契約論
(3)ロックの自然状態論
(4)ロックの政治社会論
2 文明社会の思想
(1)経済発展と功利主義
(2)保守主義的思考
第3部 共和主義とデモクラシー
1 革命と急進主義
(1)モンテスキューの専制政治論
(2)アメリカ独立革命の政治思想
(3)フランス革命とイギリス政治思想
2 大衆とエリート
(1)民主化の進行と多数者の専制
(2)議会制民主主義
(3)現代のデモクラシー論
おわりに
教科書
佐々木毅・鷲見誠一・杉田敦『西欧政治思想史』(北樹出版、1995 年)
主として本書第3部(66〜162頁)の内容を講じる。ただし講義の構成は教科書のとおりではない。教科
書は講義を理解するための最低限の知識を提供するものである。WebCT の講義資料と併せて、あらかじめ教科書
の該当する部分を読んでおくと、理解が容易になるであろう。
参考文献
福田歓一『政治学史』(東京大学出版会、1985 年)
浜林正夫『イギリス宗教史』(大月書店、1987 年)
近藤和彦編『長い18世紀のイギリス―その政治社会』(山川出版社、2002 年)
成績評価
原則として試験による。
コメント
WebCT によりかなり詳しい講義資料を事前に提供するので、あらかじめ予習をして授業に臨むこと。授業時間は
理解を深めるのに集中してもらいたい。
講義で取り上げられる思想家のなかには、高校の世界史や倫理で学ぶ人も含まれているが、恐らく彼らについ
ての説明は高校で聴いたものとはかなり異なっているであろう。新しい考え方に接しても戸惑わないだけの知
的な柔軟さが必要である。
EU研究修了証プログラム(EUIJ関西)科目(歴史)
(d) Economics Module/経済科目群
EU 科目名:Economics of Modern Technology / 開講大学での科目名:現代技術論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
萩原 泰治
前期(木曜日 1 時限)
Ⅱ263
授業のテーマと目標
技術革新の意義と長期的な経済成長の中で技術革新の果たした役割を理解する。〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
第 1 章 技術に関する経済分析の歴史
1 古典派
2 シュンペーター
3 現代の経済学
第2章 技術革新と専有可能性
1 専有可能性の意義
2 専有可能性に関する実態調査
第3章 情報通信技術
19
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
1 情報通信技術の発展
2 情報通信技術の経済学的特徴
3 情報通信技術とグローバリゼーション
4 情報通信技術のスキルと雇用
第4章 新産業の創生
1 バイオテクノロジーの概要
2 バイオと産学連携、知的財産権、ベンチャー企業
第5章 技術能力の形成
1 技術革新の国民システム
2 各国の技術政策 日本、米国、EU を中心として
成績評価方法と基準
授業中に課す小テスト(30%)と期末試験(70%)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
経済原論 I または経済原論 II を履修していることが望ましい。
オフィスアワー・連絡先
事前に研究室(兼松記念館 212 号室)に電話(078-803-6848)をしてください。
学生へのメッセージ
授業アンケートで、説明がわかりにくいという指摘があったので、レポートにより理解の程度を把握し、十分
に理解できるように配慮するつもりです。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
講義資料は、毎回配布する予定です。
第2章の「専有可能性」という概念については、『経済学・経営学学習のために』2008年度前期号を参照。
EU 科目名:Advanced Finance / 開講大学での科目名:上級ファイナンス
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
岩壷 健太郎
前期(木曜日 2 時限)
Ⅰ320
授業のテーマと目標
証券投資理論に焦点を当てた講義を行います。米国の MBA(経営大学院)の講義で使用されているテキスト(日
本語訳)を利用して、証券投資に関する基本的な理論を解説します。(EUIJ科目)
授業の概要と計画
1.イントロダクション、証券取引の方法
2.ポートフォリオ理論、分散投資のメリット
3.資本市場における均衡、CAPM、APT
4.確定利付証券、金利の期間構造
5.証券分析、財務諸表分析
6.オプション、先物、金融派生商品
7.アクティブ・ポートフォリオの運用
成績評価方法と基準
期末試験(70%)、宿題(20%)、出席・発言(10%)で評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1)ファイナンスを理解するためには、経済数学、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学の知識が必要です
が、さしあたり経済数学とミクロ経済学を十分に理解した上で履修してください。
2)欠席すると分からなくなるので、ほぼ毎回出席できる人のみ受講してください。
〔学部生について〕
学部生が上級科目を履修するには経済原論I、経済原論 II、経済史及び統計学を修得しておく必要がある。た
だし、アドヴァンスト・コース参加学生は除く。
オフィスアワー・連絡先
金曜日 2 限(10:40-12:10)研究室(第 2 学舎 4F 401)事前に質問内容をメールしてください(iwatsubo@
econ.kobe-u.ac.jp)。
学生へのメッセージ
1)授業での配布資料は http://www.econ.kobe-u.ac.jp/̃iwatsubo/で公開します。
20
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
2)受講生の理解度に合わせて授業の進め方を調整しますので、質問や注文を歓迎します。
テキスト
ツヴィ・ボディ/アレックス・ケイン/アラン・マークス/堀内昭義 著『証券投資 上下』東洋経済新報社
参考書・参考資料等
野村證券投資情報部 編 『証券投資の基礎』丸善株式会社
Jean Pierre Danthine/John B. Donaldson 著、日本証券アナリスト協会編集『現代ファイナンス分析 資産
価格理論』ときわ総合サービス
久保田敬一 著『よく分かるファイナンス』東洋経済新報社
齋藤誠 著『金融技術の考え方 使い方』有斐閣
EU 科目名:Monetary Integration / 開講大学での科目名:通貨統合論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
高屋 定美
後期(金曜日 6・7 時限)
夜間開講
未定
授業のテーマと目標
1999 年に欧州にユーロが導入され、近年、通貨統合への関心が高まっている。国民経済を超えてある通貨が国
内通貨として利用される事例は、過去にもあったが、正式な手続きを経て共通通貨を利用する事例としてユー
ロが注目されている。この授業では通貨統合に関する理論および現実の問題点を中心に、あらためて貨幣とは
何かを考えてゆきたい。〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
授業は通貨統合に関する次の内容を行う。
1.通貨の役割と発行・管理
2.通貨統合の理論(伝統的な最適通貨圏の議論、新しい最適通貨圏の理論など)
3.通貨統合の実際(ユーロと EMU での経験)
4.EU 以外での通貨統合の取り組み
5.通貨統合と国際通貨システム
成績評価方法と基準
講義最終日の試験で成績評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
関連科目として、次のものを挙げる。国際通貨システム論、国際経済学、金融経済論、国際金融論
学生へのメッセージ
この講義は集中で行うので、1 回欠席をすると、かなり講義が進むことがある。そのため、できるだけ出席する
ことが望ましい。
テキスト
『EU 通貨統合とマクロ経済政策』ミネルヴァ書房、2009 年。
参考書・参考資料等
『テキスト EU 経済』ミネルヴァ書房、2009 年 10 月(予定)。
EU 科目名:Russian and East European Economies / 開講大学での科目名:ロシア・東欧経済論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
吉井 昌彦
後期(金曜日 6・7 時限)
未定
夜間開講
授業のテーマと目標
この講義のテーマは、社会主義諸国の市場経済移行を理解することである。社会主義経済システムとはどのよ
うなものであったのか、なぜ崩壊しなければならなかったのかから出発して、市場経済システムへの移行とは
何か、過去 20 年間の市場経済システムへの移行はどのような形で進んできたのか、その到達状況はどのような
ものか、どこへ向かおうとしているのか、を考えることを直接の目標とする。市場経済移行は中国などでも行
われているが、本講義では、ロシア(旧ソ連)・中東欧諸国の市場経済移行を取り上げる。また、市場経済移
行を通して我々が暮らす市場経済システムとはどのようなものかを見直すこともあわせて視野に入れていきた
い。〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
第 1 章 ロシアを含めた旧ソ連諸国、中・東欧諸国とはどのような国なのか。
第 2 章 社会主義経済システムとはどのような経済システムだったのか。
21
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
第 3 章 市場経済システムへの移行とは何か。
第 4 章 市場経済移行の進展
第 5 章 移行諸国の現状
第 6 章 移行諸国の今後
成績評価方法と基準
数回の中間試験(50%)と期末試験(50%)により成績評価を行う。出欠はとらない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この講義は、一つには、社会主義経済システムという学生諸君には実感のない経済システムを経験していた国々
の市場経済システムへの移行を扱う。第二には、ロシアを含めた旧ソ連諸国、中・東欧諸国という、それほど
なじみのない国々の経済問題を取り扱う。この 2 つの意味で、講義を受動的に聞くだけでなく、書物、論文、
新聞、テレビなどを通じて講義内容を積極的に身近に感じて欲しい。
同じく市場経済移行を進めてきた中国経済論、中・東欧諸国の EU 加盟を考えるためのヨーロッパ経済論など、
比較経済政策の講義をあわせて受講して欲しい。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワーは特に設けないので、講義終了後に質問するか、メールで質問を送ること
(yoshii*econ.kobe-u.ac.jp(*→@))。
学生へのメッセージ
授業の進め方については、前回の授業アンケートの結果(下記 HP の 2007 年度後期部分に掲載)に基づいて改
善を進めるつもりだが、気付いたことがあれば、授業終了後などに指摘の上、より良い講義を一緒に作り上げ
ていって欲しい。
テキスト
大津定美・吉井昌彦『ロシア・東欧経済論』ミネルヴァ書房、2004 年
参考書・参考資料等
参考文献リストをホームページに掲載するので、ぜひ様々な文献を読み進めて欲しい。
また、講義レジメ(ワード・ファイル)をホームページ上で配布する。(次の「参考資料」をクリック)
しかし、講義レジメで満足せず、コメントなどを付け加えて自分のノートを作ること。
EU 科目名:Economic Geography / 開講大学での科目名:経済地理学
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学経済学部
中川
後期(火曜日 4 時限)
未定
聡史
授業のテーマと目標
経済的事象が場所によって異なるという事実に注目し,その要因を明らかにすることが経済地理学の主要な課
題です。経済地理学の基本的な考え方を理解することを目標にします。この授業のキーワードは,地域間格差,
農業システム,工業立地変動,世界都市論,グローバリゼーション,です。〔EUIJ科目〕
授業の概要と計画
1.経済地理学の課題・方法・視角
2.農業の効率性と地域性
3.工業の立地変動
4.都市システムと経済の空間的連関
5.国民経済内部の地域間格差
成績評価方法と基準
期末試験によって評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
図表,地図,写真を多用しますので,授業はパワーポイントを用いておこないます。毎週,パワーポイント資
料を配布すると同時に,web からもダウンロードできるようにします。授業に関する情報は主に web を通じて連
絡します。全学共通科目の「地理学」を履修していると理解しやすいでしょう。
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス,web サイトは以下の通りです。
メール:nakagawa@econ.kobe-u.ac.jp
web:http://www.econ.kobe-u.ac.jp/̃nakagawa/
学生へのメッセージ
「所変われば品変わる」ということわざをより深く理解しましょう。教科書の講述に,神戸・関西の事例を加
えることで,理解を深めてもらうと同時に,神戸や関西の現状について考えて欲しいと思います。また,私が
22
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
調査をおこなっているドイツやタイ・ラオスにおける国際人口移動についての話も適宜紹介するつもりです。
前回の授業アンケートに基づく改善や工夫として,受け身ではなく,できるだけ主体的に授業に取り組んでも
らえるようパワーポイントの作り方を前年度より工夫します。
テキスト
山本健児『経済地理学入門(新版)』(原書房,2005 年)をベースに授業をおこないます。
授業の資料・連絡は上記の URL を参照してください。資料のファイルを開くパスワードは授業の際に連絡しま
す。
参考書・参考資料等
川端基夫『立地ウォーズ-企業・地域の成長戦略と「場所のチカラ」』(新評論,2008 年)
EU 科目名:European Economics Affairs
開講大学での科目名:経済事情 B(2008)(ヨーロッパ各国経済事情)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学経済学部
吉川 真裕
前期(水曜日 4 時限)
B301
副題
ヨーロッパ各国経済事情
講義目的
ヨーロッパ経済を論じるときEU抜きには語れない。しかし、ヨーロッパ各国の経済は均質ではなく、EUの
みを取り上げ、各国の事情を省みないのも問題である。この授業ではヨーロッパ主要国の経済状況を明らかに
することでヨーロッパ経済に対する理解(ひいては日本経済に対する理解)を深めることを目的とする。
各回ごとの授業内容
1~2.イギリス経済
3~4.ドイツ経済
5~6.フランス経済
7.イタリア経済
8.スペイン経済
9.オランダ経済
10.ベルギー経済
11.スウェーデン経済
12.スイス経済
13.ポーランド経済
14.展望
授業方法
板書を多用する講義形式。時間があればビデオ視聴も採り入れたい。質問を歓迎し、授業中に答えていきたい。
教科書
田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治『現代ヨーロッパ経済(新版)』(有斐閣、2006)。
参考文献
原輝史・工藤章編『現代ヨーロッパ経済史』(有斐閣、1996)。
小川有美編『EU諸国』(自由国民社、1999)。
中村靖志『現代のイギリス経済』(九州大学出版会、1999)。
長坂寿久『オランダ・モデル』(日本経済新聞社、2000)。
栗原毅『ユーロ時代のフランス経済』(清文社、2005)。
古谷博之『現代ドイツ経済の歴史』(東京大学出版会、2007)。
日本経済新聞社『イギリス経済再生の真実』(日本経済新聞社、2007)。
EUインスティチュート関西『EUの大研究』(PHP研究所、2007)。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
経済事情A(2008)ではEUとヨーロッパ経済全体を扱うので、この科目と合わせて受講すれば、ヨーロ
ッパ経済に関する理解がより深まるものと考えられる。
キーワード
サービス産業化/外資系企業/共同決定/政府の関与/フレキシブル・スペシャライゼーション/ワークシェアリン
グ/地域間逆転/福祉国家システム/経済自由主義/市場経済への移行
23
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
EU 科目名:Entrance of EU Economics -Integration and Deeping of EU Economics-(2)
開講大学での科目名:経済事情 D(2009)(EU 経済の現状と課題)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学経済学部
Holger Robert Bungsche
後期(水曜日 3 時限)
5-307
副題
EU 経済の統合と深化-EU の経済状態と課題
講義目的
EU 経済の統合は、「石炭・鉄鋼共同体」を出発点として、「ローマ条約」、EEC(European Economic Community)
の成立を経て、「マーストリヒト条約」の締結に結実し、1990 年代以降、経済・通貨同盟の実現によって、EU
の経済がはるかに深化させ、2009 年現在単一通貨のユーロを導入した国数は16ヶ国までにあがりました。他
方、2004 と 2007 年に旧東欧諸国を中心に12ヵ国を加えて、27ヵ国体制へと拡大し、近い将来に旧ユーゴス
ラヴィアのクロアチアも EU に加盟する見込みがある。
今現在、世界経済危機と加速し続けるグローバル化に伴う様々な問題に直面している EU の一番大きな課題であ
るのは、外交、司法と政治協力を深化させ、組織の運営の効率性とあらゆる共同政策の分野での行為能力を上
げることである。この面では、2008年6月のアイランドの国民投票の拒否によってまた発効しないリスボ
ン条約の今後の回復政策に大きく期待されている。
本講義は、ヨーロッパの統合過程と EU の共同政策分野を紹介し、現在のヨーロッパ経済の状態と今後の課題に
ついて分かりやすく講義を行います。
各回ごとの授業内容
1. EU の通貨システム1:通貨統合の発展
2. EU の通貨システム2:世界通貨としてのユーロ
3.EU 経済の拡大1: 中東欧拡大と小国の産業政策
4.EU 経済の拡大2: 中東欧拡大と企業改革
5.EU の社会政策
6.ケイス・スタディー:北欧諸国の社会政策
7.EU の経済の構造的な不均衡とその対策
8.EU の労働市場と失業問題
9.EU の競争状態:リスボン戦略とその影響
10.EU のその他の政治分野
11.グローバル経済の中の EU 経済
12.EU と日本の経済
13.まとめ
授業方法
パワー・ポイント・プレセンテーション
参考文献
1.田中素香 他(著)『現代ヨーロッパ経済』有斐閣、2006 年
2.久保広正 (著)『欧州統合論』勁草書房、2003 年
3.田中友義、久保広正 (編)『ヨーロッパ経済論』ミネルヴァ書房、2004 年
4.堀口健治、福田耕治 (編)『EU 政治経済統合の新展開』早稲田大学出版部、2004 年
5.辰巳浅嗣 (著)『EU―欧州統合の現在』創元社、2005 年
6.ペルクマン、J. (著)『EU 経済統合―深化と拡大の総合分析』文眞堂、2004 年
成績評価方法・基準
期末試験
キーワード
ヨーロッパ経済、EU 統合と深化、EU 経済政策
24
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
EU 科目名:Enlargement of EU Economy and Enterprise
開講大学での科目名:コース共通特論 A(106)(EU 経済の拡大と企業)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学商学部
Holger Robert Bungsche
後期(月 3・木 1)
G101
週 2 回講義
副題
EU 経済の拡大と企業:ヨーロッパの自動車産業
講義目的
EU(欧州連合)は1993年の市場統合から社会的統合、さらには政治的統合へと発展・進化を遂げています。
また2004年と 2007 年に、東欧諸国を中心とした12ヶ国が新たに加わり、27ヶ国へと拡大しました。こ
うした EU 経済の統合の深化と拡大は、EUの企業経営のあり方に大きな変革圧力を及ぼしております。本講義
では、ヨーロッパの自動車産業を例として、こうした EU 経済の拡大に伴う競争条件の変化と欧州域内企業の戦
略的対応について分かり易く解説します。
各回ごとの授業内容
1. 入門:ヨーロッパにおける自動車産業
2. EU の深化と拡大に変わる経済と企業環境
3. ヨーロッパ自動車産業の発展史
4. ヨーロッパ自動車産業の構造と今の状態
5. 欧州域内市場と自動車産業
6. EUの自動車産業政策(1):EU の産業、競争と社会政策
7. EUの自動車産業政策(2):EU の環境、地方構造と研究開発政策
8. EUの自動車産業の90年代:危機、生産システムの変更と国際化
9. ケース・スタディ:プレミアムメッカーへの道-アウディ
10. ケース・スタディ:BMW11. ケース・スタディ:ダイムラーのグローバル戦略
12. EU 東欧拡大と自動車産業の発展(1):競争の変化
13. EU 東欧拡大と自動車産業の発展(2):ポーランドとハンガリーのケース・スタディ
14. 中東欧の自動車伝統
15. ケース・スタディ(1):伝統的な自動車メーカーの回復‐シュコダ自動車
16. ケース・スタディ(2):中東欧への新しい市場戦略‐ダチア自動車
17. ヨーロッパにおける生産システム:ユーロフォード主義からボルボ生産方式と VW の AUTO 5000 プロジェ
クトまで
18. ヨーロッパの大量生産メーカー(1):フォルクスワーゲン・ポルシェの戦略
19. ヨーロッパの大量生産メーカー(2):ルノー・グループの戦略
20. ヨーロッパにおけるアメリカ自動車メーカーの子会社:フォード・ヨーロッパ、オペル、サーブなど
21. 21世紀のEUと自動車産業:持続可能な発展とCARS21のプログラム
22. ケース・スタディ: PSA グループ(プジョー・シトロエン)
23. ケース・スタディ:フィアト・グループ
24. EU を超えて:メガ・コンペティションとヨーロッパの自動車産業。
25. まとめ
授業方法
パワー・ポイント・プレセンテーション 比較的なケース・スタディ
参考文献
1.Bungsche、Holger:EU の拡大・深化とヨーロッパ自動車産業。In:海道ノブチカ(編著):EU 拡大で変わ
る市場と企業、日本評論社、2008 年。
2.Furukawa, Sumiaki; Schmidt, Gert (ed.): The Changing Structure of Automotive Industry and the
Post-Lean Paradigm in Europe. Kyushu University Press, 2008.
成績評価方法・基準
期末試験
キーワード
EU 経済、ヨーロッパの自動車産業、企業戦略、グローバル化と地域経済発展、プロフィット戦略と生産システ
ム、
25
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
EU 科目名:International Trade / 開講大学での科目名:国際金融論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
久保田 哲夫
後期(水曜日 1 時限)
Ⅱ201(神戸三田
キャンパス)
副題
「世界の中の日本を考える」
講義目的
現在の国際貿易にはさまざまな問題が生じているが、そのような問題の多くは、国際貿易を裏から支える国際
通貨制度の持つ欠陥に由来する。本講義においては、国際通貨制度を、理論、政策、歴史の側面から分析する
ことによって、このような問題がなぜ生じるか明らかにすると同時に、解決策を模索する。
各回ごとの授業内容
1.貿易の利益の源泉
「ねらい」貿易はなぜ行われるか、貨幣が国際貿易にどのような問題を生じさせるか検討する。
「内容・キーワード」相対価格の相違と比較優位。なぜ各国間で相対価格に差が生じるか。ヘクシャー・オ
リーンの定理。世界レベルでの資源の有効利用。
為替レートと国際収支の不均衡の発生。
2.外国為替の仕組み
「ねらい」外国為替市場とは何か、そこで何が行われているか明らかにする。
「内容」外国為替による決済がどのようになされているか。外国為替市場での銀行の役割。外国為替取引は
どのような意図を持ってなされているか。外国為替市場での新しい技術。
「キーワード」為替手形、為替ポジション、カバー、裁定、投機、先物為替、オプション
3.国際収支の構造
「ねらい」1国の国際取引を集約した国際収支表から何をどう読みとるかを示す。
「内容・キーワード」国民経済計算体系。国際収支表とは何か。国際収支表の作成マニュアル。国際収支表
の読み方。国際収支の不均衡とは何か。
日本の国際収支。
4.経常収支と国内総生産
「ねらい」経常収支が国内総生産にどのような影響を与えるか理論的に検討する。
「内容・キーワード」1国の豊かさを測る指標としての国内総生産。国民所得の三面等価。国民所得と景気。
均衡国民所得の決定。失業問題と国際貿易。外国貿易乗数の意味。
5.為替レートと経常収支
「ねらい」為替レートが経常収支に与える影響を考察し、この問題に関する現在の論争を整理する。
「内容・キーワード」為替レートは企業の競争力にどのような影響を与えるか。為替レートと交易条件の関
係。弾力性アプローチ。経常収支のマクロ経済学的視点。
アブソープション・アプローチ。
6.金本位制とは何か
「ねらい」金本位制の歴史を追いながら、その問題点を理論的に分析する。
「内容・キーワード」貨幣の発生。本位制度の確立。国際金本位制の成立。金本位制の自動調整作用。物価
=正貨流出入機構。
7.中央銀行と金融政策
「ねらい」金融機関の発展が金本位制にどのような問題を生じさせたか明らかにする。
「内容」商品としては価値を持たない名目貨幣が流通することによって、貨幣の過剰発行に関する問題が生
じてきた。この問題に関する歴史上のいくつかの政策論争を取り上げ、
その論争点を整理する。
「キーワード」信用創造、地金論争、通貨論争、最後の貸し手機能、ゲームのルール、管理通貨制
8.IMF の創設
「ねらい」第2次世界大戦後の国際通貨体制はどのようなものであったか明らかにする。
「内容・キーワード」ブレトンウッズ会議。ケインズ案とホワイト案。IMF の発足。
9.金ドル問題と国際通貨危機
「ねらい」ブレトンウッズ体制はなぜ崩壊したか歴史と理論の両面から考察する。
「内容・キーワード」ドル不足からドル不安へ。ゴールド・ラッシュ。金プールの設立。流動性ジレンマ論。
さまざまな国際通貨制度改革案。SDR。
10.ブレトンウッズ体制の崩壊
「ねらい」ブレトンウッズ体制の崩壊への経緯とその後の動きを明らかにする。
26
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
「内容・キーワード」金プールの崩壊と金の二重価格制。ニクソン・ショックとスミソニアン合意。オイル・
ショックと変動相場制への移行。
11.変動相場制と日米経済摩擦
「ねらい」国際マクロ経済学の理論体系を概観し、日米経済摩擦の分析に応用する。
「内容・キーワード」日米経済摩擦の歴史的経緯。アメリカの経済政策と国際収支の不均衡。国際マクロ経
済学の視点から。マンデル=フレミング・モデル。
アセット・アプローチ。
12.最近の話題から
「ねらい」国際金融面で最近話題になっているテーマについて講義する。
「内容」現時点では EU の通貨統合を取り上げる予定。
授業方法
基本的には講義形式であるが、時々データの分析等の作業を課すことがある。
教科書
教科書は特に定めず、参考図書、参考文献を授業において適宜指示する。
参考文献
授業において適宜指示する。
成績評価方法・基準
学期末の筆記試験の成績を中心に、出席点と授業中に行う小テストの点を加味する。なお、定期試験を受験し
ていない者は評価の対象としない。
学生による授業評価の方法
ネット利用(所定のフォーマット)
ネット利用(その他)
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
経済学を履修済であること。マクロ経済学を履修済であることが望ましい。
キーワード
国際金融論/国際貿易/国際通貨制度/外国為替/為替レート/国際収支/国際金本位制/銀行/ブレトン・ウッズ体
制/IMF/変動相場制/通貨統合
EU 科目名:Trade and Environment / 開講大学での科目名:各論(貿易と環境)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学経済学部
阿部 顕三
前期(水曜日 4 時限)
5番
授業の目的
近年の貿易や投資の自由化により、国の間での財・サービスの取引や国境を越えた企業の生産活動が活発にな
ってきた。このような経済のグローバル化により、貿易と環境の間の関係はより密接なものとなってきている。
本講義では、開放経済下における貿易政策や環境政策のあり方、また環境政策が貿易構造に及ぼす影響などを
理論的に考察する。
履修条件・受講条件
特になし。
講義内容
次のようなトピックスについて講義を行う予定である。
1.貿易と環境
2.市場メカニズムと環境
3.環境政策の効果
4.貿易政策の効果
5.貿易政策と環境政策
6.貿易パターンの決定
7.環境政策と比較優位
8.再生可能資源と貿易パターン
教科書
なし。
参考文献
講義中に紹介する。
成績評価
27
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
平常点(出席かレポート)と期末テストによって評価する。
コメント
講義内容に関して若干の追加・削除があるかもしれないが、その場合は講義中に紹介する。
EU 科目名:International Finance / 開講大学での科目名:国際金融
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学経済学部
高木 信二
後期(月 1・2 時限)
未定
週 2 回講義
授業の目的
国際金融の諸問題を理解する上で必要な開放マクロ経済学の理論、国際通貨制度の枠組みと歴史を学ぶ。
履修条件・受講条件
中級レベルのマクロ経済、ミクロ経済の知識。
講義内容
以下のトピックをとりあげる。
(1) 開放経済の対外経済取引
(2) 外国為替市場と為替レート
(3) 為替政策と金融政策の独立性
(4) 為替制度のあらまし
(5) 外国為替市場の長期的均衡
(6) 外国為替市場の短期的均衡
(7) 為替レート期待と外為市場の効率性
(8) 為替市場介入とポートフォリオ・バランス
(9) 為替レートと国際収支の調整
(10) 為替レートとマクロ経済
(11) 国際資本移動と国際資本市場
(12) 国際収支危機
(13) 新しい国際通貨制度の枠組み
(14) その他、グローバル金融危機など、最近の重要テーマ。
教科書
高木信二『入門国際金融』(第 3 版)日本評論社、2006 年。
参考文献
追加的な資料を授業で指示することがある。
成績評価
試験 45% 期末試験 45% 授業参加 10%(ただし、国際金融のテーマに関して 12000 字程度のタームペ
ーパーを書くことを希望する学生については、中間試験および期末試験の割合を 15%ずつ減らし、30%をター
ムペーパーに当てる。)
コメント
ゲストスピーカーとして、国際金融の実践に従事する専門家(外国人を含む)に講義をお願いすることがある。
アメリカの一流大学のような双方向教育が理想だと考えているので、積極的な授業参加を歓迎する。すべての
学生が授業までに教科書を読んできて、授業を議論や内容の発展の場にしたいと望むのは非現実的であろうか。
EU 科目名:Economic and Social History / 開講大学での科目名:経済史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学経済学部
鴋澤 歩
後期(月 3・水 1)
未定
週 2 回講義
授業の目的
この講義では、近現代経済史に関する基本的な知識を提供する。これにより、18 世紀以降今日に至る欧米経済
の歴史的経験を通じて、今日の私たちの経済・社会のかかえる問題の根源について考察する基盤を得ることが
目的である。
履修条件・受講条件
28
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
とくになし
講義内容
まず講義前半(10-12 月中)では近代欧米社会に成立した新しい学問であった「経済史学」の生成と展開を軸に、
欧米経済史をフォローする。主にとりあつかわれるのは、欧州にはじまった工業化の展開と波及である。講義
後半では後発国の工業化/農業・在来産業・近代産業/問屋制度と工場制度/工業化における政府の役割とい
った問題を取り扱う。
教科書
特に使用しない予定。
参考文献
荒井政治・竹岡敬温編『概説西洋経済史』(有斐閣選書、1980 年)
経営史学会編『外国経営史の基礎知識』(有斐閣、2005 年)
中村隆英『戦前期日本経済成長の分析』(岩波書店、1971 年)
その他、授業中に適宜指定する。
成績評価
定期試験をベースに評価する。場合によりレポート、出席点などを加味するが、その配分は10%を越えるこ
とはない。
コメント
経済現象への歴史的アプローチは、学生諸君が今後いかなる専門分野に進むにせよ、経済学の学習・研究の出
発点ないし基盤となるものである。この点で初学者がたとえば数学や統計学の基礎を学ぶことと、その意義は
全くかわらない(もしくはそれ以上である)。経済学の入門時に「経済史」を履修することを強く勧める所以で
ある。
EU 科目名:Western (European) Business History / 開講大学での科目名:特殊講義(西洋経営史)
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
大阪大学経済学部
堀田 隆司
後期(金曜日 3 時限)
未定
授業の目的
ヨーロッパ史の文脈のなかでビジネスの歴史を考える。
履修条件・受講条件
特になし
講義内容
産業革命前夜から現在に至るまでの西欧企業経営史を概説する。
教科書
使用しない
参考文献
経営史学会編『外国経営史の基礎知識』(有斐閣、2005)。
成績評価
期末試験による
(e) Science, Technology and Society Module/科学・技術・社会科目群
EU 科目名:Science and Intellectual Property Protection / 開講大学での科目名:知的財産と法
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学法学部
島並 良
前期(木曜日 1 時限)
Ⅰ306
授業のテーマと目標
知的財産法の概要を理解すること。
授業の概要と計画
特許法、著作権法、商標法、不正競争防止法の4つの法規について、順に概説する。
1~5回
特許法
29
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
6~10回
著作権法
11~15回 商標法、不正競争防止法
成績評価方法と基準
期末試験のみ。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
特になし。民法(不法行為法)についての理解があることが望ましい。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワーは特に設けない。各回の授業終了後に面談する。連絡は電子メールで受け付ける。
学生へのメッセージ
知的財産法制度は、まだ発展途上にあります。一緒に望ましい法制度を考えていきましょう。
テキスト
島並良ほか『著作権法入門(仮題)』(有斐閣、近刊)
小泉直樹ほか『ケースブック知的財産法(第2版)』(弘文堂、2008年)。
参考書・参考資料等
高林龍『標準特許法(第3版)』(有斐閣、2008年)。
EU 科目名:History of European Science and Technology / 開講大学での科目名:教養原論:科学史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学全学共通授業科目
三浦 伸夫
前期(月曜日 1 時限)
C401
授業のテーマと目標
「数学史入門」
西洋を中心に数学の歴史を、数学的アイデアの源泉や、当時の文化・社会をも視野に入れて講義する。数学が
文化の中でどのような役割を果たしてきたかを理解し、数学のみならず科学の有り様を根源的に考える機会を
与える。
数学を学んできた中で、なぜ数学は役に立つのか、定理や証明はどうして発見されたのか、数学は普遍的か、
など少なからずの疑問を持ったことでしょう。それらの疑問に、歴史を通じて自ら答えられるようになること
を目標とする。
授業内容の要旨と計画
扱う題材は次のものの予定。
科学史とはなにか?
ヒエログリフで計算を
論証法の成立
エウクレイデスの論証法
アラビアの数理思想
アラビアの代数学
中世の数学
ルネサンスの幾何学
西洋近代数学思想
科学革命と数理科学
ニュートンの方法
ライプニッツの方法
18 世紀の数理思想
和算---日本の数学
まとめ
以上の題材を中心に、数学的内容(解法や証明法)のみならず、数学の成立し展開した背景(社会的文化的、
制度的など)にも触れる。
成績評価方法と基準
期末試験と出席点で評価。割合は8:2。試験は持ち込みなし。出席は毎回とるわけではない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
高度な数学的知識は必要とせず、高校の微積分入門程度で充分である。近代以降に関しては力学にも触れる。
西洋を中心にするので、高校時代に世界史を履修したことを前提とする。したがって文系と理系を併せ持った
内容となる。初回に全体の内容と趣旨を説明するので、必ず出席のこと。
オフィスアワー・連絡先
30
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
随時。事前にメールで連絡ください。アドレスは、miuranob@kobe-u.ac.jp です。
本年は数学史に限定しますが、本年には扱わない科学哲学や医学史など、さらにルネサンス科学やアラビア科
学に関心のある学生はオフィス・アワーに来てください。歓迎します。
学生へのメッセージ
数学史や科学史はもちろん、広く文化史に興味のある学生を希望します。本講義は数学自体を扱うのではなく、
その歴史を扱うので、広く社会的文化的関心がないと講義はおもしろくないでしょう。
テキスト
教科書は使用しない。
参考書・参考資料等
数学史一般としては、『カッツ 数学史』共立出版を推薦します。参考書などは随時指示します。
EU 科目名:History of European Science and Technology / 開講大学での科目名:教養原論:科学史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学全学共通授業科目
三浦 伸夫
後期(月曜日 2 時限)
未定
授業のテーマと目標
「数学史入門」
西洋を中心に数学の歴史を、数学的アイデアの源泉や、当時の文化・社会をも視野に入れて講義する。数学が
文化の中でどのような役割を果たしてきたかを理解し、数学のみならず科学の有り様を根源的に考える機会を
与える。
数学を学んできた中で、なぜ数学は役に立つのか、定理や証明はどうして発見されたのか、数学は普遍的か、
など少なからずの疑問を持ったことでしょう。それらの疑問に、歴史を通じて自ら答えられるようになること
を目標とする。
授業内容の要旨と計画
扱う題材は次のものの予定。
科学史とはなにか?
ヒエログリフで計算を
論証法の成立
エウクレイデスの論証法
アラビアの数理思想
アラビアの代数学
中世の数学
ルネサンスの幾何学
西洋近代数学思想
科学革命と数理科学
ニュートンの方法
ライプニッツの方法
18 世紀の数理思想
和算---日本の数学
まとめ
以上の題材を中心に、数学的内容(解法や証明法)のみならず、数学の成立し展開した背景(社会的文化的、
制度的など)にも触れる。
成績評価方法と基準
期末試験と出席点で評価。割合は8:2。試験は持ち込みなし。出席は毎回とるわけではない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
高度な数学的知識は必要とせず、高校の微積分入門程度で充分である。近代以降に関しては力学にも触れる。
西洋を中心にするので、高校時代に世界史を履修したことを前提とする。したがって文系と理系を併せ持った
内容となる。初回に全体の内容と趣旨を説明するので、必ず出席のこと。
オフィスアワー・連絡先
随時。事前にメールで連絡ください。アドレスは、miuranob@kobe-u.ac.jp です。
本年は数学史に限定しますが、本年には扱わない科学哲学や医学史など、さらにルネサンス科学やアラビア科
学に関心のある学生はオフィス・アワーに来てください。歓迎します。
学生へのメッセージ
数学史や科学史はもちろん、広く文化史に興味のある学生を希望します。本講義は数学自体を扱うのではなく、
31
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
その歴史を扱うので、広く社会的文化的関心がないと講義はおもしろくないでしょう。
テキスト
教科書は使用しない。
参考書・参考資料等
数学史一般としては、『カッツ 数学史』共立出版を推薦します。参考書などは随時指示します。
EU 科目名:History of European Science and Technology / 開講大学での科目名:教養原論:科学史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学全学共通授業科目
三浦 伸夫
後期(水曜日 1 時限)
未定
授業のテーマと目標
「数学史入門」
西洋を中心に数学の歴史を、数学的アイデアの源泉や、当時の文化・社会をも視野に入れて講義する。数学が
文化の中でどのような役割を果たしてきたかを理解し、数学のみならず科学の有り様を根源的に考える機会を
与える。
数学を学んできた中で、なぜ数学は役に立つのか、定理や証明はどうして発見されたのか、数学は普遍的か、
など少なからずの疑問を持ったことでしょう。それらの疑問に、歴史を通じて自ら答えられるようになること
を目標とする。
授業内容の要旨と計画
扱う題材は次のものの予定。
科学史とはなにか?
ヒエログリフで計算を
論証法の成立
エウクレイデスの論証法
アラビアの数理思想
アラビアの代数学
中世の数学
ルネサンスの幾何学
西洋近代数学思想
科学革命と数理科学
ニュートンの方法
ライプニッツの方法
18 世紀の数理思想
和算---日本の数学
まとめ
以上の題材を中心に、数学的内容(解法や証明法)のみならず、数学の成立し展開した背景(社会的文化的、
制度的など)にも触れる。
成績評価方法と基準
期末試験と出席点で評価。割合は8:2。試験は持ち込みなし。出席は毎回とるわけではない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
高度な数学的知識は必要とせず、高校の微積分入門程度で充分である。近代以降に関しては力学にも触れる。
西洋を中心にするので、高校時代に世界史を履修したことを前提とする。したがって文系と理系を併せ持った
内容となる。初回に全体の内容と趣旨を説明するので、必ず出席のこと。
オフィスアワー・連絡先
随時。事前にメールで連絡ください。アドレスは、miuranob@kobe-u.ac.jp です。
本年は数学史に限定しますが、本年には扱わない科学哲学や医学史など、さらにルネサンス科学やアラビア科
学に関心のある学生はオフィス・アワーに来てください。歓迎します。
学生へのメッセージ
数学史や科学史はもちろん、広く文化史に興味のある学生を希望します。本講義は数学自体を扱うのではなく、
その歴史を扱うので、広く社会的文化的関心がないと講義はおもしろくないでしょう。
テキスト
教科書は使用しない。
参考書・参考資料等
数学史一般としては、『カッツ 数学史』共立出版を推薦します。参考書などは随時指示します。
32
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
EU 科目名:European Modern Architecture / 開講大学での科目名:近代建築史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学工学部
足立 裕司
前期(火曜日 2 時限)
5W-301
授業のテーマと目標
ヨーロッパの近代社会から近代建築が成立していく過程を,社会史,思想史,芸術史及び技術史等の背景との
関連から考察し,それがどのように現代建築の礎を築くに至ったかを理解することを目的とする。
到達目標:近代建築という領域を形づくる様々な要因を理解し,建築を総合的に捉えることができる歴史的な
視野を涵養する。形式的な理解ではなく,建築家がどのような理念,思想の下に新しい建築を創造するに至っ
たか,また新しい建築理念と形態はどのような整合性をもって意図されているかを考える能力を身につける。
授業内容の要旨と計画
1.近代建築とは何か:講義の視点と現代との関連
2.ルネサンス建築の理念と形式
3.ルネサンス建築からマニエリスムへ
4.バロック建築の展開
5.ルネサンス建築の伝播
6.新古典主義と歴史主義:ロマン主義とアカデミズム
7.産業革命下の建築:新しい建築技術と建築形式
8.アーツ・アンド・クラフツ運動:建築・デザインと職能倫理
9.アール・ヌーヴォーと建築:大衆と都市文化
10.ドイツ工作連盟の理念と建築
11.造形の革新:未来派,デ・スティル,ロシア構成主義
12.バウハウスの建築理念
13.モダニズムの形成と理論
14.モダニズムの伝播と現代建築への展開
授業の進め方:
講述だけでなく,必要に応じて画像・映像を用い,概念的な理解だけではなく視覚的な理解も重視する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
西洋建築史を引き継いで講義を行うので,同科目を履修していることが望ましい。思想史,理念史,芸術・造
形史としての性格が強くなるので,必要に応じて自己学習が求められる。その都度参考図書を紹介しているの
で,できるだけ自分で本を読む習慣をつけ,自分の考えを形成できるようにしてほしい。
成績評価方法と基準
学期末の試験と何度かのレポートを参考にして評価する。特に思考能力の有無を評価する。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワーの日時は授業開始時に通知します。
学生へのメッセージ
現代に直接つながる設計思想を形成した時期であり,建築家の作品と志向がどのように関連しているのかを,
自己の設計活動を通じて考えてほしい。
テキスト
日本建築学会編『近代建築史図集』
参考書・参考資料等
なし
EU 科目名:European Architecture / 開講大学での科目名:西洋建築史
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
神戸大学工学部
足立 裕司
後期(火曜日 1 時限)
未定
授業のテーマと目標
「建築」という概念を創り上げてきた西洋建築の歴史を理解することを目的とする。それぞれの時代の造形上
の特徴,理論から思想的,宗教的意味,さらにそれぞれの様式を成立させた都市的および社会的背景などの理
解を通じ,建築とは何かを考察する能力を養う。
到達目標:それぞれの時代を代表する様式についての形式的な理解ではなく,建築という領域を形づくる様々
な要因を理解し,建築を総合的に捉えることができる歴史的かつ国際的な視野を涵養する。
33
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
授業内容の要旨と計画
古代ギリシア・ローマから中世のビザンチン,ロマネスク,ゴシックを経て近世ルネサンスに至る様式の変遷
を時代順に取り上げながら,それぞれの様式の理解とともに現代的な意義についても考察する。
1.西洋建築の領域と視点
2.建築の源流とエジプト建築
3.ギリシア建築と古典理念の形成1
4.ギリシア建築と古典理念の形成2
5.ローマ建築の形成
6.ローマと古典建築の展開
7.キリスト教と教会建築の形成
8.中世ヨーロッパの形成とキリスト協会
9.ビザンチン建築の形式と展開
10.ロマネスク建築と地域の多様性
11.ロマネスク建築の技術と展開
12.ゴシック建築の成立:技術と形式
13.ゴシック建築の展開:空間と理念
14.中世からルネサンスへ:都市と建築
授業の進め方:
講述だけでなく,必要に応じて画像・映像を用い,概念的な理解だけではなく視覚的な理解も重視する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
高校,大学の2年までの社会科学,人文科学の知識だけでも理解できるように努めているので,一回一回の授
業に集中し,その場で理解するように努力してほしい。また,その都度参考図書を紹介しているので,できる
だけ自分で本を読む習慣をつけ,自分の考えを形成できるようにしてほしい。
成績評価方法と基準
学期末の試験と何度かのレポートを参考にして評価する。特に思考能力の有無を評価する。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワーの日時は授業開始時に通知します。
学生へのメッセージ
答えが一義的に定まるといったこれまでのような受動的な姿勢ではなく,むしろ思考の前提となっているもの,
思考の枠組みがどのように形成されていくのかを自分自身で考えることを大事にしてほしい。
テキスト
日本建築学会編『西洋建築史図集』
参考書・参考資料等
なし
EU 科目名:European Urban Design / 開講大学での科目名:ランドスケープ・デザイン
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
加藤 晃規
前期(火曜日 1 時限)
Ⅵ101 (神戸三田
キャンパス)
講義目的
都市や地域の景観は建物、広告物、道路、公園緑地、河川、土木構造物、そして人の活動などの多様な要素で
構成されている。これらを相互に関連し合うものとして捉え、そこに生まれる公共的空間の見え方や把握のさ
れ方、言い換えればランドスケープの現れ方について理解を深める。その上で、都市や地域をデザインする主
体的な立場から、個性と魅力があるランドスケープのデザイン方策とそれを支える制度的仕組みについて解説
する。
各回ごとの授業内容
(1)都市景観デザインの目的と役割
1-1.風土、風景、景観の概念について
1-2.景観類型(自然的景観、都市的景観、人文的景観)について
1-3.都市イメージと知覚環境の計画
(2)都市デザインの系譜
2-1.都市デザインの系譜と事例
2-2.都市美の創造と都市景観整備の歴史
34
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
2-3.関係をつくるデザインと景観整備手法
(3)公共的空間の景観デザイン事例
3-1.街路・広場景観のデザイン事例
3-2.緑地景観のデザイン事例
3-3.水辺景観のデザイン事例
3-4.歴史的街並み景観(伝統的建造物群保存地区)のデザイン事例
3-5.都市景観から地域景観へ
(4)景観法の仕組み
4-1.景観条例と景観まちづくり事例
4-2.景観阻害要因と景観形成要因
4-3.景観法のねらいと仕組み
授業方法
パワーポイントスライドを使用する講義形式で、適宜、プリントを配布する。適切な事例やシンポジュームが
あればその調査レポートや参加レポートの作成を通して学ぶ事もある。また、ゲストスピーカーを招聘する場
合もある。
教科書
鳴海邦碩、田端修、榊原和彦(編)『都市デザインの手法』(学芸出版社、1998)。
参考文献
加藤晃規『南欧の広場』(プロセスアーキテクチャー、1990)。芦原義信『街並の美学』(岩波書店、1983)。ケ
ヴィン・リンチ『都市のイメージ』(岩波書店、1968)。日本建築学会編『景観まちづくり』(丸善、2005)。西
村幸夫+町並研究会『都市の風景計画』(学芸出版社、2000)。篠原修(編)・景観デザイン研究会『景観用語辞
典』(彰国社、1998)。
成績評価方法・基準
定期試験、平常リポート、講義欠席回数などにより総合的に評価する。
学生による授業評価の方法
全学統一方式の様式による授業評価
準備学習についての具体的な指示および他の科目との関連
都市政策や都市・農村計画の履修が望ましい。
キーワード
風土、風景、景観類型、知覚環境、都市イメージ、都市美、都市デザイン、関係のデザイン、景観整備、街路、
広場、緑地、水辺、歴史的街並み、景観法、景観条例、景観まちづくり、
EU 科目名:Technology and Urban Affairs in Europe / 開講大学での科目名:地域開発論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
ライ・オン・クォック
前期(水曜日 2 時限)
Ⅱ111 (神戸三田
キャンパス)
副題
Local Economy, Regionalism and Globalization in Geo-Political Perspective
講義目的
This seminar aims to enhance students' ability in critical analysis on regional approach and
transnational policy framework for socio economic and spatial development. Specific case studies on
Europe and Asia will be illustrated.
各回ごとの授業内容
This Course will be taught in English ONLY
Once (90min) weekly x 10 times; plus 3 reading weeks.
Syllabus Schedule:
Week 1: Introduction
Content:Studying the geo politics of regional economies
Week 2: Why Study the Regional Blocs?
Content: Introducing the local/regional dimensions of Regional Blocs
Week 3-4: The Regions and Regional Blocs in the Global System
Content: The Inter and Intra regional Trading and Foreign Direct Investment Regimes
Week 5-6: Differential Path to, and Inherent Resistance against, Regional Blocs Formation
35
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
Content: Between the Europeanization and the APEC's Open Regionalism
Week 7-8: Policy Review on Regional Blocs Formation and Regional Cooperation
Content: Discuss and debate the ways towards, or exempted from, regional blocs
Week 9-10: Case Studies Presentation
Content: Specification of the economies and their institutional and regional context.
Week 11-12: Regionalization or Globalization?
Content: Synthesizing regional issues on the regional/globalization of the world system
Readings during Reading Weeks with no class (for 2-3 sessions) will be assigned.
授業方法
Lecture, seminars on policy issues and case studies presentation.
There will be 2 reading weeks (no class), for students preparation of project reports and revision reading
for classes. And One Week is reserved for possible out-of-campus research assignment
教科書
Reference are place at M-Drive: O-K-LAI Course INFO_REGIONAL Development
参考文献
Check M-Drive for relevant references, in additions to those distributed in class by the instructor.
成績評価方法・基準
Grade evaluation reflects the degree of active participation in seminar as both presenter and discussant;
a 2000 word policy review; Individual or Small Group Case Study Report (3000 word per student). Extensive
reading of references is required.
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習についての具体的な指示および他の科目との関連
Active Participation: Research and Presentation of Findings from Classes, Policy Review and Fieldwork
キーワード
Regional Development/ Regionalism/ Regionalization/ Geopolitics/ APEC, EU (European Unions)/
Transnational Firm
EU 科目名:Science and Technology in Europe / 開講大学での科目名:政策課題研究 A
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
中野 幸紀
前期(金曜日 3 時限)
Ⅱ204 (神戸三田
キャンパス)
副題
「ヨーロッパにおける科学技術」
講義目的
近代欧州において発展・蓄積されてきた科学技術は、その合理的思考、客観的手続き、客観的データを重視す
る点で、総合政策立案の基礎として最も重要である。21 世紀の現在もなおヨーロッパは人文、社会科学を含む
先端科学技術分野の研究開発拠点でありつづけている。こうしたヨーロッパ近代の科学技術発展の歴史と EU の
研究開発政策について紹介する。最後に科学技術との共生を模索し続けるヨーロッパ市民社会の動きについて
触れる。
各回ごとの授業内容
(1)イントロダクション(ヨーロッパ誕生と科学技術の誕生)
(2)科学技術の遺伝子(ギリシャ・ローマ~中世)
(3)ルネッサンスと近代科学の成立
(4)EU 研究開発政策の初期成立過程
(5)EU 研究開発政策の萌芽期(ECSC から EURATOM/JRC まで)
(6)EU 研究開発政策の一本化(COST から CREST まで)
(7)EU 産業競争力強化プログラム(FP 成立)
(8)EU 科学技術政策の現状と展望
(9)科学と産業技術の接近/共鳴(市民生活に直結する科学技術)
(10)フランスの科学技術(TGV、原子力発電からエアバスA380 まで)
(11)コンピュータ開発国家プロジェクトと電子産業の衰退
(12)フランスのエネルギー政策(安定供給と需要管理政策)
36
Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
(13)原子力発電とパブリックアクセプタンス(ユニヴァーサルサービスと安全安心)
(14)EU 市民の健康・安全確保、環境規制と技術標準参照政策
(15)ヨーロッパ市民社会が支える科学技術基盤(NPOの役割)
授業方法
授業は講義形式で進める。授業時間中にQ&A形式の予習・復習作業の時間をできるだけ設ける。EUでの現
在進行形の議論を紹介するため、適宜、ゲストスピーカーを招くことがある。
教科書
なし
参考文献
F.キャロン著・原輝史監訳『フランス経済史』(早稲田大学出版部、1983)
菅野昭正・木村尚三郎他編『読む事典フランス』(三省堂、1990)
長部重康・田中友義編著『統合ヨーロッパの焦点』(日本貿易振興会、1998)
関谷一彦・細見和志・山上浩編著『はじめて学ぶフランス』(関西学院大学出版会、2004)
成績評価方法・基準
授業出席状況、授業中のQ&A参加状況及び期末レポートによって総合的に評価する。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習についての具体的な指示および他の科目との関連
EUIJ 関西履修科目であるので EU サーティフィケート取得を目標にがんばってほしい。欧州統合に関する基本的
な学習をしておくことが望ましい。
キーワード
ヨーロッパ/EU/研究開発政策/科学技術/産業技術/技術革新/市民社会/宇宙航空/原子力/コンピュータ/標準
化
EU 科目名:European Information and Communication Industry
開講大学での科目名:政策課題研究 E
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
教室
関西学院大学総合政策学部
中野 幸紀
後期(金曜日 3 時限)
Ⅱ204 (神戸三田
キャンパス)
副題
ヨーロッパの情報通信産業
講義目的
EU の情報通信技術分野における域内市場統合(通信・放送方式の統合)、産業競争力強化(情報技術の開発)
などの政策とそれらの歴史的展開過程を学ぶ。それによって、21 世紀の社会経済発展モデルのひとつとなりう
る「EU 型混合経済」における政府と市場の役割について理解を深める。
各回ごとの授業内容
1.情報通信技術体系の特徴と米国と EU 間の技術格差の概要
2.欧州情報市民社会建設の原点と理念(デジタルデバイドと人権)
3.欧州情報通信産業のルーツと現状(電信網構築から HD-TV 地上波放送の開始)
4.欧州製コンピュータ技術開発の蹉跌(Bull 社の破綻)
5.パケット交換電子ネットワーク構築とミニテルの出現・普及
6.EU 情報市民社会が直面した困難と課題(米国発のインターネット受け入れへ)
7.EU の情報通信企業紹介(ICL、Siemens、Alcatel、Ericson、テレコム各社など)
8.EU 情報通信技術開発政策の展開(Esprit から FP7 へ)
9.EU の情報通信技術の標準化と自由貿易(WTO/TRIP/TBT)
10.フランス・メディア産業(フランスの新聞・雑誌など)
11.ヨーロッパのラジオ放送(放送の国営化とその利用権)
12.EU の情報社会イニシアティブ(i2010 戦略)
13.EU 情報通信産業の自由化と民営化
14.政府主導か企業主導か?(ユニバーサル・サービス提供プロセスの米欧比較分析)
授業方法
授業は講義形式で進める。授業時間中に授業内容をより深く理解するための質疑時間を設けることがある。
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Undergraduate Certificate プログラム
2009 年シラバス
教科書
なし
参考文献
Michel Abadie, MINITEL STORY, les dessous d’un succes..., FAVRE, 1988
Claude Marchais, TELEMATIQUE SANS FRONTIERE, EYROLLES, 1989
大石泰彦、「フランスのマス・メディア法」、現代人文社、1999 年
中野幸紀、「サイバースペースにおけるサービス化の展開について」、鈴木多加史、西田稔編著「サービス・エ
コノミーの展開(第 4 章)」、御茶の水書房、2001 年
フランス外務省編、宝利桃子訳、「現代のフランス」、原書房、2005 年
成績評価方法・基準
授業中の質疑参加状況及び期末レポートによって総合的に評価する。
学生による授業評価の方法
授業中実施
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連
EUIJ 関西開講科目として他大学からの受講生の参加に配慮して進める。
キーワード
EU、情報通信技術、産業、米欧比較、市民社会、マスコミ、技術開発、標準
(f) Japan-EU Relations Module/日・EU 関係科目群
EU 科目名:Japan-EU Relations / 開講大学での科目名:日本・EU 関係論
大学・学部
担当教員
開講学期(曜日・時限)
神戸大学法学部
開講予定。決まり次第、お知らせします。
教室
EU 科目名:EU's Role in Asia / 開講大学での科目名:アジア・EU 関係論
大学・学部
担当教員
神戸大学法学部
開講予定。決まり次第、お知らせします。
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開講学期(曜日・時限)
教室
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