学校だより 自分で みんなと できた わかった り 自分も みんなも 大切に 平成28年1月29日 2月号 横浜市立稲荷台小学校 校 長 平井 佳江 稲 稲荷 荷台 台小 小学 学校 校 飼 飼育 育・ ・栽 栽培 培委 委員 員会 会 学校長 平井 佳江 もうすぐ節分、木々の芽も少しずつ膨らみ、春の訪れを心待ちにしています。子どもたちは、進級に向けて学習や 生活を振り返りつつ、学年のまとめに精を出しています。 稲荷台小学校には、8つの委員会があり、5、6年生の子どもたちが、自分たちで活動内容を工夫しながら学校を よりよくするための活動を行っています。8日には、4年生以上の子どもたちが参加して、それぞれの活動の成果を 報告する委員会発表会が開かれます。 委員会の一つに、アースレンジャーズ(飼育・栽培委員会)があります。飼育委員会の主な活動は、ウサギやカメ の世話、プランターの花植や水やりです。中でもウサギの飼育は大変な仕事です。ウサギ小屋の中にはトイレを設置 したり、すのこを敷いたり、柵を作ったりしていたのですが、すのこの上で糞をしたり柵をかじったりしてしまい、 なかなかうまくいかなかったようです。 そこで、獣医師の遠藤秀仁先生に学校に来ていただき、相談にのっていただきました。砂とコンクリートではどち らの床の方がよいのか、トイレに糞をさせるにはどうすればよいのか、食べ物はラビットフードと野菜でよいのか、 などたくさんの疑問に丁寧に答えていただきました。コンクリートの床の方がよいこと、隠れられる場所が必要であ ること、トイレ以外に糞をしたときはまめに掃除をすること、えさはラビットフードより牧草がよいことなど、初め て知る飼育方法に、子どもたちの飼育小屋大改造への意欲が俄然 高まりました。 こうして、新ウサギ小屋のデザインから大改造まで、アースレ ンジャーズ16名と酒井先生の挑戦が始まりました。休み時間も 返上して作業に取り組み、仲間と協力しながら、寝床付きの過ご しやすいウサギ小屋が完成したのです。 獣医師の遠藤先生の専門的なアドバイスを受け、ウサギが元気 に長生きできるように、自分たちの創意工夫で作り上げたウサギ 小屋。そこには子どもたちの生きた学びがあります。そんな学び のあふれる学校を、これからも創っていきたいと考えています。
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