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2012
ダイジェスト版
ユニ・チャームグループの概要
企業概要
社
英
社
設
資
本
主な連結子会社および関連会社
名
ユニ・チャーム株式会社
名
UNICHARM CORPORATION
日 本
ユニ・チャーム国光ノンウーヴン(株)
立
1961年2月10日
コスモテック
(株)
金
15,992百万円(2012年3月31日現在)
ユニ・チャームメンリッケ(株)
発行済株式数
206,944,773株(2012年3月31日現在)
本 社 事 務 所
東京都港区三田3-5-27
海 外
住友不動産三田ツインビル西館
本
ユニ・チャームプロダクツ(株)
嬌聯股份有限公司(台湾)
Uni-Charm(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)
店
愛媛県四国中央市金生町下分182番地
尤
数
グループ合計10,287名(2012年3月31日現在)
LG Unicharm Co.,Ltd.(韓国)
上場証券取引所
東京証券取引所 市場第一部
PT Uni-Charm Indonesia(インドネシア)
事
ベビーケア関連製品
Uni.Charm Mölnlycke B.V.(オランダ)
フェミニンケア関連製品
Unicharm Gulf Hygienic Industries Ltd.(サウジアラビア)
ヘルスケア関連製品
Uni-Charm Corporation Sdn.Bhd.(マレーシア)
化粧パフ
Unicharm India Private Ltd.(インド)
ハウスホールド製品
Unicharm Australasia Pty Ltd.(オーストラリア)
ペットケア関連製品
The Hartz Mountain Corporation(アメリカ)
社
員
業
内
容
佳生活用品(中国)有限公司(中国)
食品包材などの販売
U
R
L
その他
http://www.unicharm.co.jp/
27社(2012年3月31日現在)
生産・販売拠点
オランダ
韓国
ロシア
中国
インド
エジプト
アメリカ
日本
タイ
台湾
フィリピン
ベトナム
サウジアラビア
マレーシア
シンガポール
★ 生産・販売
インドネシア
★ 販売
オーストラリア
主な経営指標
■ 売上高(連結)
■ 営業利益(連結)
(単位:億円)
(単位:億円)
5,000
4,000
3,000
4,283
3,568
3,368 3,478
469
454
401
724
799
960
3,769
394
1,184
540 その他
1,453
アジア
2,000
1,000
0
2
2,175
2007
■ グループ社員数
2,225
2008
2,207
2009
unicharm CSR report 2012
2,191
2010
2,290
2011
日本
550
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
519
450
337
465
(単位:人)
12,000
348
8,000
2008
2009
2010
2011
6,461
2,064
1,277
1,410
2,349
2,650
2,778
2,887
3,020
3,029
3,053
3,020
3,027
2007
2008
2009
2010
2011
1,092
4,000
0
7,317
6,904 7,108
1,225
6,000
2,000
2007
10,287
10,000
5,196
その他
アジア
日本
Contents
編集方針
『CSR報告書2012』編集にあたって
本報告書は、ユニ・チャームグループの社会的責任(CSR)について
報告しています。私たちのCSRは、企業理念「NOLA&DOLA※」の実現そ
のものであることを今年度の報告書で改めて確認し、事業を通じてど
のように実践しているかを紹介しています。特に、社会的課題である超
高齢社会や、グローバル課題に対する対応は、特集記事で詳細に報告
しています。
その他、
グローバルで求められている報告については、国連グローバ
ルコンパクトをはじめ、国連ミレニアム開発目標やISO26000、GRIガイ
ドラインなどの精神を参考にしながら全体の報告に活かしています。
今後もより多くのステークホルダーの皆様の声に応えていきたいと考え
ユニ・チャームグループの概要 .................
2
編集方針/Contents ...........................
3
トップメッセージ .....................................
4
ユニ・チャームグループのCSR ................
6
事業紹介 ................................................
8
特集1
超高齢社会をやさしさでささえる。
ています。皆様の忌憚のないご意見をお聞かせいただければ幸いです。
― ライフリーの活動 ................
10
※「Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities」の頭文字をとった略
― ヒューマニーの活動 ............
14
アジアの女性と子どもを
やさしさでささえる。 ...............
16
ステークホルダーエンゲージメント ........
18
称。赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体を
やさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたいという考え。
特集2
報告内容
対象範囲
事業概要、CSRビジョン、活動目標、体制、推進実績、会計データなど。
2011年度の実績を中心に、一部2012年の最新の情報を含め、報告し
ています。
対象組織
ユニ・チャームグループ連結ベースで記載しています。環境活動報告
については、Webサイトに報告対象事業所を記載しています。
対象読者
全てのステークホルダーの皆様
(お客様、社員、お取引先、株主および社会)
対象期間
2011年4月1日~2012年3月31日(一部前後の活動や将来目標を含む)
参考ガイドライン
GRI『サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2006』
● 環境省
『環境報告ガイドライン2007年版』
●
●
ISO26000
本書発行日
2012年6月22日
ユニ・チャームグループの
CSR重点テーマ・主要指標(KPI).......
20
地球環境とともに .................................
22
お客様とともに .....................................
24
お取引先とともに .................................
25
東日本大震災の復興支援 ......................
26
掲載内容一覧/
2011年度外部表彰・評価一覧 ..............
27
次号の発行予定 2013年6月
掲載媒体
当社Webサイト
「CSR・環境」
(フルレポート)
PDF版『CSR報告書2012』
( 詳細版)
● 冊子版
『CSR報告書2012』
(ダイジェスト版)本冊子
●
●
本レポートの位置づけ
ステークホルダーの関 心 度
CSRレポート
CSR活動についてのお問い合わせ
冊子版
PDF版
Web版
コーポレート・ソシアル・レスポンシビリティ部(CSR部)
TEL:03-6722-1041(直通) FAX:03-6722-1018
企業情報全般についてのお問い合わせ
ユニ・チャームグループの重要度
本レ ポ ートで は、ステークホ ルダ ー の 皆 様 の 関 心 度 が 高く、ユ ニ・
チャームが今年度特にお伝えしたい情報をまとめて掲載しています。
フルレポートについては、Webサイトをご覧ください。
企画本部 共振の経営推進室 広報担当
TEL:03-6722-1019(直通)
・ 財務IR情報 URL
http://www.unicharm.co.jp/ir/index.html
unicharm CSR report 2012
3
トップメッセージ
事業活動を通じてグローバルで
社会的課題を解決します
先の東日本大震災で被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を
心よりお祈り申し上げます。
企業理念「NOLA&DOLA」の実現が
当社のCSR
無制限の成長が求められた20世紀に比べ、資源、
エネルギー、自然環境、科学技術、多様な価値観など
あらゆるものとの共存共生、将来へ向けての“持続可
能”な社会へのパラダイムシフトが必要だとの問題
意識は世の中に浸透しています。そして、グローバル
化が進む現代において、この問題は人類共通の課題
であり、企業には従来以上の社会的責任が求められ
ていることを認識しております。日本をはじめとした
成熟国での少子高齢化、地球全体で進む環境問題、
発展途上国の貧困・衛生問題など、さまざまな社会
的課題を当社のコア技術を使って本業で解決してい
くこと、それが当社の企業理念「NOLA&DOLA」の実
現であり、ユニ・チャームのCSRです。この「NOLA&
DOLA」には、「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさ
まざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしく
サポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えた
い」という想いを込めています。ユニ・チャームは、世
界で初めて紙おむつの立体化に成功した81年発売の
「ムーニー」、90年代前半に発売したパンツ型おむつ
「ムーニーパンツ」、大人用紙おむつに「リハビリ」と
いう新しい概念を持ち込んだ95年発売の「ライフリー
リハビリパンツ」など、当社独自の研究開発・技術開
発で、お客様へ常に新しい価値を提供し続けてきまし
た。これからも、“社会にとって、お客様にとって、いち
ユニ・チャーム株式会社
代表取締役 社長執行役員
4
unicharm CSR report 2012
ばん良いことは何か”を常に追求してまいります。
超高齢社会のあるべき姿を示し、
グローバルで活躍するために
アジアのスタンダードへ
より強い組織へ
排泄ケア用品を提供する当社ができることは何か。
約50年前、「女性の不快を快に」の想いから女性用
それは高齢者の自立支援を促す商品を市場に供給し、
生理用品を発売し、女性の社会進出を後押ししてきた
高齢者向けの産業を振興することにあります。当社は
ユニ・チャームの事業は、今や生活者の人生を快適に
1987年に、大人用紙おむつ「ライフリー」の発売を開始
するための5事業に拡大展開。世界約80カ国・地域に
して以来、排泄ケア用品を提供し、日本の高齢者排泄
おける暮らしに密着した事業活動で、生活者の人生
ケアをリードしてきました。当社は、「ソーシャル・コン
をさまざまな角度からサポートしています。2006年に
チネンス(社会的自立排泄)」という考え方を重視して
「グローバル・コンパクト」の支持を表明し、その実践
います。おむつに対するネガティブなイメージを払拭
に努めておりますが、今後のさらなるグローバル展開
し、老眼鏡のように気軽に着用できるケア用品を開発
にあたり、国際規格であるISO26000を参考にCSR活
するとともに、啓発活動にも取り組んでおります。高齢
動を拡充していきたいと考えています。
者の自立は、介護者の負担を軽減し、高齢者本人の「生
当社は紙おむつや生理用品などを製造・販売する
きがい」
「尊厳」
「幸福感」を増進します。元気なお年寄
消費財メーカーとして、CSRの取り組みの中でも環境
りを増やす「健康寿命の延命」を通じて社会の発展や
に配慮した活動が特に重要です。環境に配慮した「エ
産業を振興することが、明るい超高齢社会を作るため
コチャーミングマーク」商品の拡大も継続して推進し
に当社に課せられた社会的使命だと考えています。
てまいります。また、サウジアラビアには女性社員だ
これから日本は平均寿命が85歳を超え、超高齢社
けの工場を設立するなど新しい試みも行っています。
会が加速します。また、韓国、タイ、中国などのアジア
最新のCSR動向に配慮をした事業を現地で実現した
各国では、日本の後を追うように高齢化が進み、その
いと思っております。
スピードは日本を上回るほどです。そのような中で、
ユニ・チャームは共振の経営で継続的に強い組織
超高齢社会のあるべき姿を日本が先行して示すこと
づくりを行い、事業活動を通じてグローバルで社会
ができれば、それを理想的なモデル=日本発のケア・
的課題を解決していきます。そして、世界中の全ての
スタンダードとしてアジア全域に普及させていくこと
人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、第
ができます。そのために、当社は、食事や入浴と並ぶ
一級の商品とサービスを提供し、人類の豊かな生活
三大介護のひとつ「排泄ケア」に焦点を絞り、最大の貢
の実現に寄与し続けていきます。
献を果たしていきたいと考えています。
ノーマライゼーションとは障がいのある人も健康
CSRの推進にはステークホルダーエンゲージメント
が不可欠だと認識しております。ステークホルダーの
な人も区別されることなく社会生活をともにすること
皆様の期待・要請を把握し、本業に反映していくため、
が望ましいとする考え方ですが、当社では「どんな人
各現場で行っているステークホルダーの皆様とのコ
生のステージでも『自分らしく』普通に」
ということを指
ミュニケーションを一層強化していきたいと思ってい
していると定義しています。人生のどんなステージに
ます。今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、
おいても『自分らしく』生きることが重要であり、ユニ・
よろしくお願い申し上げます。
チャームはそのためのサポートをしていきたい。人々
の『自分らしくあり続けたい』
という気持ちに寄り添い
続けていきたいと思っています。
unicharm CSR report 2012
5
ユニ・チャームグループのCSR
ユニ・チャームのCSRは、
企業理念を実現する
CSR体系
ユニ・チャームの企業理念は「NOLA&DOLA」で
企業理念
す。
この企業理念「NOLA&DOLA」には、
「赤ちゃん
NOLA& DOLA
からお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から
解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商
赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から
品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」
という想
解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、
一人ひとりの夢を叶えたい。
いを込めており、これを実現することこそが私た
ちのCSRであると考えています。
社
企業理念実現のためには、ユニ・チャームのコ
是
ア技術を活用したモノづくりが重要です。日々の
活動を支えるものとして、
「社是」
「“信念と誓い”と
モノづくり “信念と誓い”と企業行動原則
企業行動原則」
「“我が五大精神”と社員行動原則」
があります。
“我が五大精神”と社員行動原則
ステークホルダーとの関係
No.1の商品、新たな価値創造
お客様
株主
業界一級の利益還元
社会
経済的、精神的充足への貢献
ユニ・チャーム
ユニ・チャームは全てのステークホルダーに
正しい企業経営を実践することを約束します。
お互いの健全な成長
社員・家族の幸福の実現
お取引先
社員
参考にしているフレームワーク
ユニ・チャームは、
グローバルで事業展開するうえで、さまざまな国際的なガイドラインを参考にし、ステークホルダーの声を意識し
ながら事業活動を行っています。
また、国連が提唱する
「グローバル・コンパクト」の10原則を支持し、2006年5月から参加しています。
GRI
国連グローバルコンパクト
6
unicharm CSR report 2012
国連ミレニアム開発目標
ISO26000
ガイドライン
ISO26000
GRIガイドライン
ことです
CSR推進体制
全社横断的なCSR体制を構築
◆ ユニ・チャームのCSRをささえる全社横断的な推進体制
ユニ・チャームでは、ステークホル
CSR委員会 委員長:社長
ダーの期待に応えるCSR活動を具現
事務局:CSR部
化し、円滑に推進していくための体制
を構築しています。社長を委員長とし
た全社横断的推進組織となる「CSR委
員会」を年4回開催し、CSRに関わる活
動の共有を行っています。
品質保証部会
環境推進部会
CSR推進部会
● 品質保証体制の維持
● 環境マネジメントシステムの維持
● コーポレート・ガバナンス
● 安全性確保推進
● 省エネ推進
● コンプライアンス、
リスクマネジメント
● 品質管理向上
● 廃棄物/リサイクル推進
● 働きやすい職場づくり
● 適切な表示対応
● 環境配慮型商品開発推進
● ステークホルダーコミュニケーション
● 苦情情報対応
● 環境リスクへの対応
● 社会貢献
CSR部、企画本部、
グローバルマーケティング本部、
グローバル開発本部、
グローバル人事総務本部、
知財法務本部、経理財務本部、
グローバル品質保証部、お客様相談センター、経営監査部、
業務改革本部、ユニ・チャームプロダクツ(株)、ユニ・チャームペットケアカンパニー業務本部
CSR領域
新たな
価値創造
●
超高齢社会への貢献
● アジアの生活者の負担を軽減
基盤的
CSR
マネジメント
組織統治、
コンプライアンス、品質・製品安全、
環境マネジメント、社会活動、顧客満足、CSR調達、労働安全など
組織
風土
共振の経営 ※・誇りの文化
※共振の経営:企業理念「NOLA&DOLA」の実現のために、一人ひとりが汗をかいて革新の震源となり、個々の振動がより大きく会社全体で共鳴しあい
変化しあう、そして社員一人ひとりのビジョンの実現ができる企業経営の実践と、そのような企業文化を創造すること。
より高いレベルでの貢献を目指し挑戦します
2011年は、東日本大震災やタイの洪水発生などにより、紙おむつなどの生活必需品を
提供するメーカーの使命として、
「 お客様の手元へ商品をお届けすること」が社会的責任
であり、
「本業=CSR」であることを図らずも実感させられました。
私たちの事業活動は、未だ十分に生活必需品が行き渡っていない地域に商品を提供す
ユニ・チャーム株式会社
常務執行役員
業務改革本部長 CSR部長
経営監査部担当
ユニ・チャーム
ヒューマンケア株式会社担当
髙橋 紳哉
ることで快適と感動をお届けすることであったり、新しい排泄ケアモデルを提案すること
で高齢者や介護に関わる皆様に快適な生活を送っていただけるようにすることです。事
業活動そのものが社会的課題解決に直結していることを社員が自覚し、共振の経営風土
が醸成されているからこそ、全社一丸となってのCSR活動が推進できるのです。今後は、
ISO26000や国連ミレニアム憲章などを意識することで、より高いレベルでの貢献ができ
るように挑戦を続けてまいります。
unicharm CSR report 2012
7
事業紹介
世界中の人々に、快適さと豊かさを
やさしさを届けるユニ・チャームの5つの事業
ベビーケア事業
フェミニンケア事業
ぐんぐん成長するお子様に
最適の商品ラインナップ
女性のポジティブな
活動をサポート
この世に生を受けたその日から、
事業理念
育児生活向上企業
健やかな人生を送ってほしい。
事業開始
1981年~
その願いを実現するために、
ユニ・チャームは、
不織布・吸収体の加工・成形分野で
事業理念
女性の快適を科学し、
自由を創造する
事業開始
1963年~
ベビーケア事業では、親と子を深く理解し、新しい価
”女性の快適を科学し、自由を創造する”を理念とし
値を持った商品を提供し続けることにより、育児生活
ています。つねに女性の視点に立ちその時代の先端に
向上による社会貢献を果たしていくことを理念として
あるニーズを捉えて、先進技術とアイデアによる価値
います。日本では、”成長”に合わせて最適の機能を工
の高い生理ケアの商品とサービスを提案し続けるフェ
培ってきた技術を活かして、
夫していく
「ムーニー」
と、“楽しさ”を演出する「マミー
ミニンケア事業。日本では「ソフィ」
「センターイン」
「チ
ベビーケア、
フェミニンケア、
ポコ」の2ブランドで皆様からの支持を獲得していま
ャーム」など、女性の心と身体の仕組みを捉えた各ブラ
す。
また、海外では、
グローバルブランド
「Mamy Poko」
ンドを展開しています。海外では「Sofy」をグローバル
を中心に、東アジア・東南アジアから中東諸国まで、広
ブランドとして積極展開しています。東アジア・東南ア
く世界の赤ちゃんへ紙おむつを提供しています。
ジアなど各国の女性に高い評価をいただいています。
ヘルスケア、
クリーン&フレッシュ、
ペットケアの5つの事業で、
さまざまな世代に向けた商品や
商品紹介
商品紹介
サービスをお届けしています。
ムーニー ©DISNEY
ソフィ
センターイン
チャーム
マミーポコ ©DISNEY
Mamy Poko
8
unicharm CSR report 2012
Sofy
ヘルスケア事業
クリーン&フレッシュ事業
ペットケア事業
高齢者、そしてすべての人が
生きる歓びを感じる社会へ
人・物・場が快適だと感じられる
環境づくりを
ペットと人の暮らしをより快適に
事業理念
生命の歓びを追求する
事業開始
1987年~
事業理念
人・物・場の快適環境を
創造する
事業理念
健康と清潔で
ペットの暮らし快適に
事業開始
1974年~
事業開始
1986年~
コア技術である不織布加工技術を通じて、清潔・衛
ペットが健康で元気に長生きでき、清潔な環境でく
失禁)分野とマスク・メディカル分野があります。AIでは、
生・新鮮を提供し、快適環境を創造するクリーン&フレ
らしていけるために、ユニ・チャームペットケアでは数
失禁に悩む人々の自立と尊厳を守り、
また、在宅・病院施
ッシュ事業。
「ウェーブ」は驚くほどきれいに簡単に掃
あるペット関連産業の中で、
「健康を支えるペットフー
設の違いなく、介護に関わる全ての人々のQOL(Quality
除できるリビング用シートクリーナー、
「シルコット」
ブ
ド」
「清潔な住環境を整えるトイレタリー用品」に集中
し、犬と猫の新しい満足を追求。美味しさと栄養を兼ね
ヘルスケア事業には、AI(Adult Incontinence=成人
of life=生活の質)を向上させる最高の商品とケアシス
ランドからは高機能ウェットティッシュ、汗吸収のシー
テム・サービスを
「ライフリー」のブランドで提供します。
ト・パットや上質な化粧用パフ。その機能性や品質の
備えた「愛犬元気」
「ねこ元気」などのペットフード、
トイ
マスク・メディカル分野では、一般家庭から病院施設、
高さから多くの方にご愛用いただいています。
レタリー事業では、不織布・吸収体技術を活用したペッ
産業用途まで、人々の健康を守り、公衆衛生に貢献す
トシート・ペット用紙おむつなど、ペットとの快適な生
る不織布をコア技術とした商品を提供しています。
活に貢献するさまざまな商品を提供しています。
商品紹介
商品紹介
ウェーブ
商品紹介
銀のスプーン
ライフリー
シルコット 化粧用パフ
愛犬元気
ライフリー 業務用
ねこ元気
超立体マスク・
超快適マスク
デオシート
Lifree
シルコット ウェットティッシュ・
汗とりパット・汗拭きシート
デオトイレ
unicharm CSR report 2012
9
特集1
超高齢社会をやさしさでささえる。
明るい超高齢社会に貢献することが当社の役割。
排泄ケアのプロ集団として、挑戦しつづけます
ヘルスケア事業の責任者である木内 悟が、当社の排泄ケアを通じた社会への貢献について語りました。
従来の常識を覆した「リハビリパンツ」
ユニ・チャームが世界初の高齢者用「ライフリーリハ
Daily Living=日常生活動作)を向上することができま
す。適切な排泄ケアで寝たきりを防げれば、健康寿命は
延びるのです。
ビリパンツ」を発売したのは1995年。それまではテー
プ止めタイプが一般的で、おむつ替えは寝かせた状態
排泄ケアの意義を社会に広める
でしかできませんでした。そのため、病気や怪我をきっ
かけにおむつを使うと、あっという間に筋肉が衰え、そ
日本では、
これから高齢化の大波が押し寄せてきま
のまま寝たきりになるという悪循環が生じていました。
す。社会保障制度を支える現役世代が減り、現在の現
しかし実は、寝たきりになってしまっ
役世代3人で高齢者1人を支える騎馬戦式から、2050年
た方でも、
トイレでの自立的な排泄を支
にはほぼ1人で1人を支える肩車式になると予測されて
援することで9割は座れるようになり、3
います。また、日本には高齢者に対して介護してさしあ
割は歩けるまでに回復します。
「リハビ
げることがやさしさだという認識が根強くあります。健
リパンツ」を使えば、
ご本人
康寿命を延ばし介護の必要性を減らしていくことが、社
も介護者も安心して排泄ケ
会全体の大きな課題です。
アに取り組むことができ、
ひいてはADL(Activities of
ユニ・チャーム株式会社
グローバルマーケティング本部
ヘルスケアSBU部長
木内
悟
欧米では高齢者自らが紙おむつを購入することが日
常見受けられる光景ですが、日本ではまだ抵抗感があ
るようです。
生理用品のタブーを変革してきたユニ・チャームは、
高齢者向けの「リハビリパンツ」においてもCMなどを
活用して老眼鏡や入れ歯と同様に、
「恥ずかしいことで
「超うす型下着感覚パンツ」で積極的な社会生活を支援
「薄くて違和感のできるだけ少ないパンツを履いていただきたい。自転車のかごに入
るぐらい小さなパッケージのパンツを開発したい」。
この2つの強い想いから、
「超うす型
下着感覚パンツ」の開発はスタートしました。
当初から
「もっと薄くて違和感の少ないものがほしい。外出していると目立たないか気
になる」
とか「今のパッケージは大きすぎて、自転車のかごに入らない」
というご意見を
いただいていました。そのような声にお応えするために研究開発を重ね、
これまでの薄
型パンツの約1/2にまで薄くすることに成功しました。
この商品をきっかけに、失禁を機に引きこもりがちになっている方々が、少しでも外出
できるようになり、明るい気持ちで過ごしていただければと思います。
グローバル開発本部
ユニ・チャーム株式会社
商品開発部 チーフテクノロジスト
川上 祐介
10
unicharm CSR report 2012
「ずっとあなたでいてほしい」
いつまでも、その人らしく生きること
(ノーマライゼーション)
を応援します。
はなく、使って当たり前」
という考えを広めていきたい
と思っています。
排泄ケアのプロ集団として挑戦
ユニ・チャームでは、2012年度から
「高齢者ケアイノ
寝たきり率の低減と、健康寿命の向上
これからユニ・チャームが引き続き目指していくの
は、寝たきり率の低減と、健康寿命の向上です。
ベーション開発部」を新設しました。
これまで取り組ん
できた排泄ケアの研究をさらに進め、
「ライフリー式排
泄ケアモデル」を発展させていくためです。また、介護
や健康に関わる社会制度づくりにも参加し、単に「漏れ
寝たきりを防止するには、排泄機能や身体状況に合
ない」
ことと価格競争に照準を合わせるのではなく、排
わせて「リハビリパンツ」
と
「パッド」を上手に活用しつ
泄ケア全体を通して高齢者の健康づくりに貢献すべく
つ、運動、食事、水分補給などを含めた排泄ケアをきめ
力を尽くしてまいります。
細やかに実践することが不可欠です。
介護施設の方々向けのセミナーや勉強会を開催した
り、在宅の方々にも必要な情報を的確にお伝えするた
めに、
ドラッグストアなどの店舗スタッフの方がお客様
にライトカウンセリングができるように勉強会を開催し
たりしています。
「適切な排泄ケアのおかげで、寝たきりだった高齢
者が歩けるようになり、笑顔が増えた。
ご家族も介護ス
タッフも喜んでいる」…そんな報告を聞くにつけ、私た
ちもうれしく思い、やりがいを改めて感じます。
ライトカウンセリング
ライトカウンセリングの目的は、
「小売店様の正しい接客に
排泄ケアのプロ集団として挑戦しつづけます
排泄ケアで貢献することを宣言
長寿において世界のフロントランナーである
よって、お客様に正しい商品選択をしていただき、快適で安心
「日本モデル」の構築を目指し、2011年11月、
な介護生活を実現していただくこと」です。ユニ・チャームで
エイジング・フォーラム2011(主催 国立長寿医
は、店舗スタッフの方が正しい紙おむつの提案ができるための
療研究センター)が開催され、当社の社長 高原
支援として、お客様の介護状態やニーズを正しく知り、商品の
が講演・パネリストとして参加しました。高原は
違いを体感するライトカウンセリング勉強会を行っています。
「超高齢社会の成長戦略」
というパートで、企
2011年度は全国で373回、10,444人に対して実施しました。
業の役割について講演。
「元気なお年寄りを増
やす健康寿命の向上を通じて産業を振興する
ことが、当社の使命。
『排泄ケア』に焦点を絞り
挑んでいきたい」
と話しました。
紙おむつを体感
unicharm CSR report 2012
11
特集1
超高齢社会をやさしさでささえる。
「ライフリー」を活用した排泄ケアで、
元気と笑顔をひろげていきます
排泄ケアの準備をします
介護される方のペースに合わせてともに歩みます
ライフリーケア活動について
排泄ケアで、寝たきりからの回復を図る
介護施設に入所されている高齢者の方々の「生涯自
「おむつ替えに際しては、
『申し訳ない』と思わせな
立支援」を実現するために、専門のプロケア営業員と
いよう、できるかぎりの配慮をしています。でも、ご本
エリア専任のケアアドバイザーを派遣し、課題やニー
ズを見つけだし、最適な解決策をご提案しています。
1.現状分析と課題の発見(ヒアリングとご提案)
2.課題の共有(スタッフの皆様と解決策を検討)
3.解決策の検証(スタッフの皆様と解決策の検証)
4.検証結果の共有(検証結果の分析・共有)
5.継続した排泄ケア改善へのお取り組み
(さらなるケアのレベルアップをご支援)
人の羞恥心を消すことはできないのです」
と語るのは、
日々、寒川ホームで要介護の高齢者の方々のケアにあ
たる小林さん。若くて健康なうちは想像しづらいもので
すが、自立して排泄できるかどうかは、人間の尊厳に関
わる問題です。ですから、
トイレで排泄ができるようサ
ポートすることが大切なのです。
普通なら、朝起きてトイレに行く人もいれば、お茶を
飲む人もいますが、ホームでは時間を決めておむつ替
えをするのが一般的です。それでは「生活」
とは言えな
ユニ・チャームさんは、親身
に相談にのってくれるし、時
には商品を改善してくれた
りするので助かります。
より快適に過ごしていただけ
るよう、寒川ホームの皆様とと
いと考え、寒川ホームでは、一人ひとりの生活リズムを
優先したトイレ誘導を実践しています。
もに改善策を考えています。
予想以上だった排泄ケアの効果
寒川ホーム
理事・施設長
三澤 京子 様
寒川ホームでは、
この取り組みに先立って、昨年、一
ユニ・チャーム(株)
ケアアドバイザー
伊藤 理恵
12
unicharm CSR report 2012
部でおむつ外しの試行を実施しました。個人に合わ
せた食事や運動、
トイレでの排泄介助です。効果は予
ユニ・チャームは、専門のプロケア営業員とエリア専任のケアアドバイザーが、介護施設のスタッフの方々と一緒
になって介護施設に入所されている高齢者の方々の自立支援を目指し活動しています。今回は、介護における排
泄ケアの重要性について、寒川ホームで働く皆様にお話を伺いました。
お話を伺った寒川ホームの皆様
社会福祉法人 吉祥会 寒川ホーム
理事・施設長
三澤 京子 様(写真前列左)
父親の脳梗塞を機に社会における介護体制の不備を痛感し、平成5年
に寒川ホームを開設。
ご本人と家族の想いを優先した介護の実現を目
指し、施設の運営に尽力しています。
介護老人福祉施設部門 係長
寒川ホームの皆様と、ユニ・チャーム営業担当者、ユニ・チャームケアアドバイザー
菊地 基 様(写真前列左から2人目)
福祉の現場で働いている高校の先輩から話を聞いて興味を持ち、介護
の専門学校に進学。視察に訪れた寒川ホームで、高齢者の表情の明る
さに魅力を感じて就職。
介護老人福祉施設部門
小林 明子 様(写真前列右から2人目)
中学生の頃、祖母とデイサービスの施設に祖父を迎えに行き、スタッフ
の笑顔に惹かれて介護職を目指すようになりました。研修が充実して
いる寒川ホームに魅力を感じて就職。
ユニ・チャーム株式会社
首都圏支店長
営業本部 プロケア営業
池田 淳(写真後列左)
首都圏支店 営業2部長
川﨑 綱大(写真後列右)
首都圏支店 営業2部 神奈川エリア ライフリーケアアドバイザー
伊藤 理恵(写真前列右)
想以上で、寝たきりだった女性二人が歩けるまでにな
です」と言います。今回のおむつ外しの試みも、
「ライフ
り、そのうちの一人は、話しかけても相づちを打つ程度
リー」の各種パッドやリハビリパンツなどを状況や時間
だったのが、積極的に言葉を返してくれるまでに回復し
帯で使い分けることで実現できました。
ました。
しかも、
「尿はパッドにしても、排便はトイレでできる
ようになる」
という目標を1カ月で達成。その過程で筋
今後も、アドバイザーと連携しながら、お客様のADLや
QOLを向上していきたいと三澤さん。これからも一層の
協力をユニ・チャームに期待しています。
力が回復し、排泄機能が回復してきました。おまけに、
昼間は身体を起こしていられるようになったおかげで、
睡眠リズムも整い、要介護度が5から3になるという
画期的な成果でした。
排泄ケアのノウハウを
在宅介護の方たちへも展開
これまで介護施設で培った排泄ケアの知識やノウハ
ADL向上に不可欠な「ライフリー」
ウを、いかに在宅の人たちに伝えていくかも必要です。
「商品の使い方はもちろん、食事や水分補給や運動
寒川ホームでは、布おむつから紙おむつに移行したの
を適切にすることで排泄機能が整えられ、生活機能の
は1999年。以来、布おむつだった時代とは比べものにな
維持や回復につながります」
と語るのは菊地さん。ホー
らないほど排泄ケアの改善が進みました。
ムでの実践で培ったノウハウは、在宅介護にも最大限
ライフリーケア活動にご理解・共感をいただき、長年、
に役立てていきたいものです。
改善の指揮をとってきた施設長の三澤さんは、
「 ユニ・
在宅ともなると、必要な方に必要な情報をお届けす
チャームさんは製品の品質の良さもさることながら、ケ
る工夫が、いま以上に求められます。知識やノウハウを
アアドバイザーさんに相談できたり、使用時の不便をお
豊富に蓄積しているユニ・チャームが果たすべき役割
伝えすると改善してくださったり、
とても頼りになる存在
は大きいと、改めてご指摘いただきました。
unicharm CSR report 2012
13
特集1
超高齢社会をやさしさでささえる。
介護ロボット「ヒューマニー」で、
眠れない排泄ケア生活から解放します
ヒューマニーは、NPO法人・介護業者・福祉系大学などの介護の最前線で活躍されるプロの方々にもご協力いただ
き、開発・実証試験などを行っています。今回は、その開発・実証試験に携わった看護師でNPO福祉用具ネット事務
局長の大山さんと訪問介護事業所 麻生介護サービス
(株)の中尾さんにお話を伺いました。
勤めで、自社のお客様に新たな排泄
最初は懐疑的だった
ケアの提案をしてきた中尾さんとは、
「最初は大反対だったんです。手抜き介護だと思って。寝
二人三脚で歩んできたともいえます。
たきりにするのか!って怒っていたんです」
と語るのは、ヒ
介護の中でも負担の大きい排泄ケ
ューマニーの開発から関わっている大山さん。
ところが、実
ア。
「自動的に尿を吸い取ってくれる機
際に介護をしている高齢者の方に使
械があったらいいねと、介護員たちと話
ってみると、みるみる床ずれが良くな
していたものが、ヒューマニーという形
っていくことに驚いたといいます。お
で目の前に現れたのです」
と中尾さん。
尻が濡れたままになることで、床ず
れが起こりやすくなりますが、ヒュー
マニーは、専用パッドに内蔵された
センサーが排尿を瞬時に検知し、タ
介護する側とされる側の双方が
眠れるように
ンクに尿を送るため、お肌を濡らし
ヒューマニーの場合、一日に1回でもキレイにお尻を
ません。そのため、床ずれが良くなっ
洗ってあげれば、極端な話、一日1回のパッド交換で済
ていく高齢者の方が多いのです。
みます。夜中に2度3度と起こされてきた介護者にとって
は、朝まで眠り続けられることがどれほどありがたいこ
「あったらいいね」が、目の前に現れた
朝までぐっすり眠れるのは介護する方ばかりではありま
大山さんがヒューマニーに関わったのは、2007年頃。訪
せん。介護される方にとっても、夜中に家族を起こしてトイ
問ヘルパーをはじめとした介護職の皆様へヒューマニー
レに連れて行ってもらうという煩わしさから解放され、
「朝ま
の使い方を指導してきた大山さんと、訪問介護事業所にお
で安心して眠れるようになった」
という方がほとんどです。
ヒューマニーの特徴
しくみ
尿吸引ロボ ヒューマニーは、専用の尿吸引パッドに内蔵され
尿吸引パッドに内蔵されたセンサーが排尿を検知し、尿を瞬
たセンサーが排尿を瞬時に検知し、
タンクに尿を移送するため、
時に自動吸引します。
タンクにたまった尿は、簡単にトイレに捨て
お肌を濡らしません。結果、長時間おむつ交換をすることなくお
ることができます。
過ごしいただけますので、夜間のおむつ交換や頻尿によるトイレ
への移動などで、夜グッスリと眠ることができていない皆様に、安
眠をご提供することができます。
■ パッド表面の尿残り量グラフ
(単位:cc)
70
60
50
40
30
20
10
0
14
とか分かりません。
70cc
■ヒューマニー
■従来の尿とりパッド
30cc
0.5cc 0.5cc
1回目
unicharm CSR report 2012
0.5cc
2回目
0.5cc
3回目
人生を左右する排泄ケア
訪問ヘルパーや家族がヒューマニーを使いこなせ
るように大山さんは、一人ひとりの生活に寄り添って
指導してきたといいます。そこまで熱心であることにつ
いて、
「その人がこれから快適に生きられるかどうか、
その人の人生を左右しますからこちらも真剣です」
と
大山さん。
このように介護現場で真剣に取り組む方々
がいてこそ、ヒューマニーを無事に世の中に送り出す
ことができたということが分かります。
NPO福祉用具ネット 事務局長
麻生介護サービス(株)営業部
大山 美智江様(右)
中尾 三枝子様(左)
眠れない排泄ケアからの解放を目指して
~ユニ・チャーム ヒューマンケアの普及・啓発活動~
21世紀の理想の排泄ケアを目指します
ユニ・チャームは、
「尿とりパッド」
「リハビリパンツ」の創造を通じ、
日本の高齢者排
泄ケアをリードしてきました。今回、私どもがチャレンジするテーマは、
「21世紀の新
たな排泄ケアの常識づくり」です。
「人とロボットの共生による介護革新」を理念に、
尿吸引ロボ ヒューマニーを開発しました。
介護でもっとも負担が重いとされる排泄ケア。
しかし、介護の現場には、たくさん
の「我慢」や「諦め」があります。その典型が「眠れない介護生活への諦め」。介護し
ているのだから「夜のおむつ交換は仕方ない」。
「 眠れなくても仕方ない」
という諦
めです。
基本的に人間は、眠らなければ健やかな毎日を送れません。長期にわたる
「眠れな
い介護生活」は、
ご本人・介護者双方の身体的・精神的健康を蝕んでいきます。
排泄ケアで高齢社会と向き合ってきたユニ・チャームにとって、
これは看過できな
ユニ・チャーム ヒューマンケア株式会社
代表取締役社長
白井 光比呂
い問題です。尿吸引ロボ ヒューマニーは、
「眠れない排泄ケア」
という深刻な課題を
解決するために生まれた商品。21世紀の理想の排泄ケアを目指しています。
2012年4月より、介護保険レンタルがスタート
自動排泄処理装置は、これまで介護保険上「特殊尿器」とい
う名称で呼ばれており、年間10万円を上限にご本人負担1割で
ご購入いただける特定福祉用具として扱われていました。
しか
■ 2011年11月現在のご利用者
(単位:%)
30
を希望する声が多く寄せられ、今回自動排泄処理装置へと名
20
称変更するタイミングと合わせレンタル対象品へと移行するこ
ヒューマニーご利用実態アンケート調査結果
ヒューマニーを継続的に利用されている皆様を対象に「ご利
用実態アンケート調査」を実施し、全国187名(女性100名、男性
87名)のご利用者様から回答をいただきました。
要介護4以上 76%
45%
40
し、ご利用者様から、より気軽に使用できるレンタルへの移行
ととなりました。
要介護3以下 24%
60
50
31%
10
0
3%
2%
要支援2
要介護1
7%
要介護2
12%
要介護3
要介護4
要介護5
■ ご使用による成果
夜間のおむつ
交換回数
導入前
導入後
1.8 回
0回
夜間のトイレ
使用率
夜間訪問介護
サービス利用者
89 %削減
46 %削減
※ データは全てユニ・チャーム ヒューマンケア調べ
unicharm CSR report 2012
15
特集2
アジアの女性と子どもをやさしさでささえる。
国際的な社会課題(女性の地位向上、貧困削減など)の
解決に、事業を通じて貢献します
ユニ・チャームは、
「NOLA&DOLA」
を企業理念に掲げ、世界中の全ての女性のために事業活動を展開しています。
海外における事業展開にあたって、ユニ・チャームは国連ミレニアム開発目標の考え方に賛同し、
アジアにおける
女性の地位向上、貧困削減などの目標達成に貢献していきたいと考えています。
女性の雇用機会の創出と社会進出支援
生理用品を「日なたの存在へ」、そして
社会進出への一助に
ユニ・チャームは、
このイメージを払拭し今日のようにい
つでもどこでも必要なときに必要なだけ買える商品とな
るよう、さまざまな施策で意識の変革に努めました。
店頭において女性社員による推奨販売や、生産工場
ユ ニ・チャームが 生 理 用ナプキン事 業 に参 入した
でも女性を多く起用するなど、日本女性の社会進出に
1960年代初頭は、高度経済成長の真っ只中でしたが、生
も貢献できたと自負しています。これらの経験をふま
理用品は店頭に並ぶことのない「日陰の存在」でした。
え、現在、社会の発展段階にあるアジア・中東諸国にお
いても、女性の社会進出の支援、ひいては操業地域に
国連ミレニアム開発目標
ミレニアム開発目標とは、2000年9月にニューヨーク
で開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国
連ミレニアム宣言を基にまとめられたものであり、2015
年までに達成すべき8つの目標を掲げています。
ユニ・チャームは、特に目標3、1(さらに2および4)に
ついて事業活動において目標達成に向けて寄与してい
きたいと考えています。
8つの目標
目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
目標2:初等教育の完全普及の達成
目標3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
目標4:乳幼児死亡率の削減
おける所得増による貧困からの脱出に貢献できるもの
と考えています。
アジア・中東の国々の女性のために
ユニ・チャームでは、1984年に台湾において、生理用
品と紙おむつの生産販売を開始しました。生産と販売の
各場面に女性を登用して直接的な雇用の拡大と、生理用
品や紙おむつの普及により女性の社会進出に貢献して
います。
日本と同様に台湾においても
「NOLA&DOLA」を
実践し、その後、韓国、
タイ、サウジアラビア、中国、インド
ネシアなどアジア各国・中東エリアへ展開しています。
その結果、アジア各国の生産ラインにおける女性比
率は8割に達し、また、4,000人に上る女性販売員が、店
頭において正しい商品説明とともに正しい知識の伝達
に大きく貢献。
これらのエリアで働く女性社員は全体の
6割、10,000人※に上ります。
全ての国の社員が日々、企業理念を共有し、働きが
いのある事業活動の展開により、女性の自立を支援し
目標5:妊産婦の健康の改善
ています。
目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病
の蔓延の防止
※協力会社の社員を含む
目標7:環境の持続可能性確保
目標8:開発のためのグローバルな
パートナーシップの推進
サウジアラビアにおける女性だけによる工場
2012年5月、サウジアラビアにおいて女性だけによる
工場での生産活動を開始しました。女性を活用した生
産活動を推進することは、サウジアラビア人の雇用の確
16
unicharm CSR report 2012
2011年5月、サウジアラビア最大のお祭りジャナドリ
ヤ祭(サウジアラビア国内の博覧会)において赤ちゃ
ん休憩室(おむつ交換室)
を開設。大変好評でした。
インドネシア各都市の女子大・大学で、生理用品の正しい
知識と使い方の説明会を啓発活動として実施しました。
ベトナムでは、
プロモーションガールが、病院や保健
所、
ときには顧客の自宅で、おむつの啓発活動を行っ
ています。
サウジアラビア
アジア全域
ベトナム
現地採用イニシアチブを実施
女性だけの工場稼動
■ 販促部隊の女性雇用約 4,000人
■ 工場での女性雇用(女性比率80%)
営業・配送部隊で500名の
女性が活躍
タイ
高い女性比率(約65%)
インドネシア
女性が働く生産ライン(タイ)
女性が働く生産ライン(インドネシア)
保という政策上の課題に貢献するものと考えます。同国
における女性の社会進出・地位向上の大きな契機にな
ることを期待しています。
インドネシアの工場では
パッケージャーの女性が
多人数働いています。
配送部隊として活躍する
ベトナムの女性
今後の計画-女性の束縛からの解放と
さらなる夢の実現に向けて
ユニ・チャームは、衛生用品をグローバルで販売する
ベビー用紙おむつ・生理用品の普及
唯一の専業メーカーの責務として、アジア・中東エリア
においてまだ生理用ナプキンの使用機会がなく、生理
より多くの子どもたちに良いものを届けたい。この
期間中には外出や就業機会のない女性、不完全な環
想いから、高品質ブランドとしてアジア諸国を中心に
境下での出産による母子双方のリスクを抱える母親な
浸透していた「Mamy Poko」を、経済的理由もしくは流
どへの貢献を引き続き強化していきます。以下の項目
通の未発達などから買えない人々にも使っていただ
をアジアにおける事業活動展開の柱とし、今後もアジ
ける商品を開発。開発にあたっては、インドネシアの
アの女性・子どもへの支援を推進していきます。
一般家庭へのリサーチ・試作品の製作を重ね、漏れな
いための基本機能以外はできるだけ簡略化して低価
格を実現できるよう、コストを抑える工夫をしました。
原材料調達から輸送に至るまでバリューチェーン全体
での努力の結果、2007年12月、インドネシアにおいて
「Mamy Poko Pants Standar」を発売することができ、
この商品はインドネシアにてお客様よりNO.1のご支持
をいただいています。
現在、アジアエリアでは、年間100億枚のベビー用紙
おむつ、年間120億枚の生理用ナプキンを製造・販売。
世界各国のニーズにきめ細かく応える商品を提供して
います。
1. 貧困層への商品展開の拡大
2. 男女平等の推進と女性の地位向上
● 小・中学校での初経教育の実施による正しい知識教育
● 社会と女性へのコミュニケーション
3. 女性の社会進出拡大
● 女性の直接雇用のさらなる推進
4. 母子保健衛生の向上
5. 企業理念「NOLA&DOLA」の共有・浸透による
理念実現の徹底
unicharm CSR report 2012
17
ステークホルダーエンゲージメント
ユニ・チャームは、“信念と誓い”と企業行動原則で、お客様・株主・お取引先・社会から信頼される誠実な企業活
動を行うことを誓い、
さまざまな機会を通じて、
ステークホルダーの皆様と双方向のコミュニケーションを行って
います。今後もステークホルダーエンゲージメント
(対話)を通じて、
ステークホルダーの皆様との絆を深めてい
きたいと考えています。
ステークホルダーとのコミュニケーション
お客様
誓い 私たちは、常に全力で尽くし続けることによって、
No.1のご支持を頂くことを誓います。
主なコミュニケーション方法
● WEB・メディアを通じた情報発信
● 各種展示会、
イベント
● お客様相談窓口
● グループインタビュー
● モニター調査
株主
社会
誓い 私たちは、業界一級の利益還元を、
誓い 私たちは、全ての企業活動を通じて、
実現することを誓います。
そこに携わるひとびと、及び社会全
体の、経済的かつ精神的充足に貢献
主なコミュニケーション方法
することを誓います。
● 株主総会
ユニ・チャーム
● 決算説明会
● スモールミーティング
● WEB・IRツールでの情報発信
主なコミュニケーション方法
● 災害支援活動
● 地域での貢献活動
(工場見学会、イベントなど)
● NPO・NGOとの協働
● 業界団体での活動
● ステークホルダーダイアログ
● 学生の企業訪問
お取引先
社員
誓い 私たちは、公平で公正な関係を保つことによって、
お互いの健全な成長の実現を誓います。
主なコミュニケーション方法
誓い 私たちは、ひとりひとりに自信と誇りを提供し、社員
及びその家族の幸福を実現することを誓います。
主なコミュニケーション方法
● 品質方針説明会
● 品質、
環境監査
● ユニ・チャーム共振館
● CSR調達
● 新製品発表会
● 社内イントラネット、
(セルフチェック・実態調査)
● 各種展示会、
イベント
● 社員意識調査
● 社員相談窓口
● 家族工場参観日
社内報での情報発信
● CSR報告書を読む会、
社員アンケート
企業文化を継承する「ユニ・チャーム共振館」
50周年を迎えた2011年2月、
フェミニンケア事業開始
の地である金生工場跡地に、社員向け研修施設「ユニ・
チャーム共振館」を開館しました。館内の真ん中には創
「ユニ・チャーム共振館」外観
業当時の生理用品の製造設備をレプリカで再現。古い
制服や工具・資料など当時の“現物”をそのまま保存・展
示しています。2011年度は、OB・OGや社員の家族を含
む3,510名が来館しました。
「伝統」
と
「革新」を重んじ、チ
ャレンジを奨励するユニ・チャームのDNAを感じること
のできるパワーステーションとして活用しています。
18
unicharm CSR report 2012
社員の「ユニ・チャーム共振館」
見学
ステークホルダーダイアログ2011
ユニ・チャームは、2011年11月、NPO法人・有識者・
「環境、人権・労働慣行、コミュニティ参画及び開発」に
企業の方々をお招きし、ステークホルダーダイアログ
沿って、参加者の皆様からさまざまなご提言をいただ
2011を開催しました。
きました。
テーマは、
「グローバル企業として果たすべきユニ・
チャームの社会的責任」。ISO26000の中核主題である
皆様からいただいた貴重なご意見を真摯に受け止
め、当社の今後の取り組みに活かしてまいります。
ステークホルダーダイアログ2011開催概要
テーマ
グローバル企業として果たすべき
開催場所:ユニ・チャーム(株)東京・本社事務所
ユニ・チャームの社会的責任とは
開催日 :2011年11月22日
参加ステークホルダー(50音順)
高久 堅二
(執行役員 グローバルマーケティング本部長)
伊坪 徳宏 様
(東京都市大学環境情報学部准教授)
秋田 泰
(執行役員 経理財務本部長)
小河 光生 様
(株式会社クレイグ・コンサルティング代表取締役)
片岡 まり 様
(株式会社資生堂CSR部次長)
黒田 かをり 様 (一般財団法人CSOネットワーク常務理事)
ユニ・チャームからの出席者
石川 英二
(取締役専務執行役員 グローバル開発本部長 兼
髙井 正勝
(取締役常務執行役員 グローバル人事総務本部長 兼
関忍
(ユニ・チャームプロダクツ(株)取締役常務執行役員 兼 四国工場長)
中井 忠
(グローバルマーケティング本部 ベビーケアSBU部長)
志手 哲也
(グローバル人事総務本部副本部長)
宮澤 清
(グローバル品質保証部長)
増田 孝
(CSR部副部長)
栗田 直代士 (CSR部CSR企画室長)
ユニ・チャームプロダクツ(株)代表取締役社長執行役員)
※社外参加者を含む出席者の肩書きは、開催当時のものです。
CSR部長 兼 お客様相談センター担当)
◆ 外部有識者のご意見とユニ・チャームの対応
全般
全般
環境
外部有識者の主なご意見
ユニ・チャームの対応
ユニ・チャームは本業と社会貢献が直結しており、取り組みも素晴らし
い。高齢社会・貧困問題など国際的な社会課題を本業を通じて解決して
いることがよく理解できる。そのユニ・チャームらしい活動をもっと社会
に広く発信すると、
ステークホルダーとの信頼向上につながると思う。
企業理念「NOLA&DOLA」の実現をめざし、少子高齢化・貧困・雇用・環
境などさまざまな社会課題の解決に貢献する本業を通じた取り組みを
推進し、活動内容について積極的に情報発信していきます。
CSR報告書2011で掲載のマテリアリティマップ。マップの作成・情報開
示はよいことだが、今後は具体的活動の成果の見える化とPDCA(PlanDo-Check-Action)が重要であると思う。
当社CSR活動の重点テーマ・主要指標(KPI)を社内関係部門と策定し
運用を開始しました。今後は、
この全社CSR活動の具体的成果を開示し
PDCAを回すことで取り組みのレベルを高め、
ステークホルダーの皆様
の信頼向上につなげていきたいと思います。
LCA※の評価結果を次の行動にいかに繋げるかということが今後の課題。
カーボンフットプリントなどを活用した環境コミュニケーションの推進
も効果的である。
結果管理としてのLCA評価に加え、新規プロジェクトでは、
コンセプト段
階で環境訴求を検討している案件については、研究開発段階からの協
働によるLCA評価を実施することになりました。
カーボンフットプリントなど表示について社会状況、世界の動向を見極
めた上で、継続的な課題として検討を進めていきます。
※ライフサイクルアセスメント。商品のライフサイクルの各段階(材料調達、製造、
輸送、販売、使用、廃棄など)における環境負荷を明らかにし評価する手法。
人権・労働慣行
グローバル企業として、人権・労働慣行に関するリスクへの対応がます
ます求められる。ユニ・チャームはグローバル展開において、アジアの
海外現地法人と連携しCSR調達も積極的に推進しているのはとても良
い。世界の地域とどのように関わっていくかが新たな課題だと思う。
社内関係部門と連動し、海外も含めたリスクマネジメント体制の強化
を進めていきます。
コミュニティ参画
及び開発
インドネシアのマミーポコパンツスタンダーの販売や海外への事業展
開が、発展途上国特有の課題解決の何に貢献しているのか、目標を明
確にし情報開示することで、
グローバルでのユニ・チャームの社会貢献
活動がよりステークホルダーに伝わると思う。
国内は少子高齢化、海外は国連ミレニアム開発目標の達成に向けた貢
献として、ジェンダー平等の推進・女性の地位向上・妊産婦の健康の改
善・乳幼児死亡率の削減・貧困の撲滅などの社会課題解決に向けた取
り組みを推進し、活動内容について情報発信していきます。
unicharm CSR report 2012
19
ユニ・チャームグループのCSR重点テーマ・主要指標(KPI)
関連する項目
地球環境とともに
取り組み項目
あるべき姿
2011年度の主な活動計画
環境負荷低減の取り組み
企業活動のあらゆる場面において、独自の高い基準による環境対策を実践することで、 グループ各社における環境負荷削減活動の継続的推進、資源利用
地球環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。 量の削減・効率化
環境に配慮した製品開発活動
地球環境に配慮したモノづくりを推進し、世界中の全ての人々のために、快適と感動
と喜びを与えるような、世界初・世界No.1の商品とサービスを提供することで、地球 開発段階における環境配慮の実施
環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。
環境マネジメント
環境活動のPDCAが回る仕組みを構築・運用し、確実な環境負荷低減を実践することで、
継続的な環境負荷測定/記録と正しい情報開示、環境負荷低減
地球環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。
生物多様性保全活動
生物多様性の保護に貢献している。
QOLの向上
製品品質向上・安全性確保
社会環境変化・市場のトレンド・顧客ニーズを捉えたマーケティングの推進
世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、安全で質の高い
世界初・世界No.1の商品とサービスを提供し、人類の豊かな生活の実現に貢献して 安全性管理の取り組み推進
いる。
品質管理の取り組み推進
顧客満足の向上
お客様に感動を与える対応で、お客様との絆を深め、お客様満足を提供している。
生物多様性に関する自社の取り組みレベル向上
お客様の声商品反映の取り組み推進
お客様とともに
お客様対応満足向上に向けた取り組み推進
商品への適正表記の取り組み推進
公正なマーケティング、情報開示
お客様に適切な情報を積極的に正しく提供することで、お客様の自立的な判断や選
択を支援している。
HPインフラ整備による企業・商品情報開示の推進
CSR報告書でのCSR活動情報開示
コーポレート・ガバナンス
健全な企業風土づくり
公正な調達活動
マネジメント
●
取締役会・監査役会の適切な運用継続
国内外を含めた内部監査の実施
改正開示政令に基づく適正な開示の継続
● グローバルイントラネット設置
社員への冊子配布・社長メッセージの配信
(毎週)
による
「ユニ・チャームウェイ」の浸透
●
サプライヤーと協働でCSR活動を推進し、サプライチェーン全体のCSR活動を向上 「CSR調達セルフチェックシート」によるサプライヤーアンケート
させることで、サプライヤーと共生している。
の推進
サプライヤーとの公平・
公正な取引の実践
サプライヤーと公平・公正な取引関係を構築することで、サプライヤーと共生している。 全社調達戦略の推進、サプライヤー向け品質方針説明会の実施
重要な会社資産である当社の知的財産権の保護、グループの行動指針にもある自社及び他社 イノベーションを客観的なエビデンスをもちながら公正に表現し、表現の
の知的財産の保護・尊重を浸透させることで、知的財産を活用する企業づくりを行っている。
自由度を最大限確保した消費者コミュニケ-ションを行える体制づくり
公正な競争・取引
競争・取引に関わる法律を遵守し、公正かつ公平な取引を行うことで、正しい企業経営を推進している。 不正競争防止法、下請法違反などに関する法務教育の実施
コンプライアンス
ユニ・チャームグループ「ユニ・チャームウェイ」及び遵守するためのガイドライン
(イ 各種ガイドラインの整備・徹底
ンサイダー取引防止規程、関係会社管理規程など)をグループ及び関係会社に徹
底・教育することで、正しい企業経営を推進している。
海外現地法人におけるリスク・コンプライアンス教育の実施
J-SOX対応に基づく
内部統制
予測されるリスクを適切に分析し、そのリスクの予防・回避策として内部統制システ
リスク管理体制と内部統制の強化
ムが機能することで、正しい企業経営を推進している。
情報セキュリティ
お預かりした情報のセキュリティ管理を厳重に行い、火災や災害の発生時でも事業
継続できるシステムインフラを確保することで、お客様やお取引先及び社会からの
信頼を得ている。
ステークホルダー
エンゲージメント
●
国内外におけるシステム事業継続体制の整備
ステークホルダーエンゲージメントを通じて、ステークホルダーのニーズを把握し、 さまざまなステークホルダーとのコミュニケーション活動推進、
企業活動に継続的に反映することで、ステークホルダーとの信頼関係を構築している。 ステークホルダーダイアログ実施
●
●
●
人権の尊重・差別の禁止
株主の信頼に応える成長を維持し、業界一級の利益還元を維持している。
重要情報の積極的かつタイムリーな開示を実施するとともに、経営
正しい企業経営の推進のために、責任の明確化と経営能力の向上に努めている。
トップ並びにIR担当者が、資本市場関係者との対話を継続的に実施
積極的な経営情報の開示を行い、信頼される企業経営の推進に努めている。
職場における人権意識の啓発に努め、社員一人ひとりの個性や能力を尊重する職
場風土づくりを進めることで、差別のない明るい社会の実現に貢献している。
障がい者の雇用推進
多様性の尊重
退職者の雇用促進
社員とともに
社員一人ひとりの自主性を重んじ、公平な自己実現の場の提供と、
「自信」
と
「誇り」が獲得できる、企業文化を醸成している。
● いかなる時も、
互いの時間や価値観を尊重する、
自由で豊かな人間集団を形成している。
人材活用・人材育成
退職者雇用の継続的推進
社員意識調査の継続実施(毎年)・課題抽出と方針立案
多様な人材が活躍できる職場環境の提供
時間外労働削減に向けた取り組み(全社ノー残業デーの実施・
サマータイム制度の導入)
● 提案制度
「捨てる仕事」の実施
●
●
●
安全衛生委員会の実施
安全な職場環境の確保
社員の健康保持増進・
メンタルヘルスケアの推進
社員相談窓口の活用推進継続
障がい者雇用の継続的推進
年齢・性別・国籍・雇用形態の違い・障がいの有無を越えて、互いを信頼し、尊重し合っ
てともに働いている。
●
働きやすい職場づくり
労働安全衛生
● グループ会社を含めた情報セキュリティ管理の推進
・徹底
CSR活動のPDCAが回る仕組みを構築・運用し、その活動を開示することで、ス
CSR委員会の継続的開催とCSR重点テーマの推進
テークホルダーから信頼を獲得している。
CSRマネジメント
株主
人権
●
CSR調達の推進
全般
ステークホルダー
エンゲージメント
企業理念、企業倫理に則って全役員、全社員が行動するための具体的な仕組みを体
系化した「ユニ・チャームウェイ」が全グループ会社に浸透している。
●
知的財産の保護
コンプライアンス、
リスクマネジメント
ユニ・チャーム
グループのCSR
透明性のある企業経営・積極的な情報開示で、企業の成長発展・社員の幸福・社会的
責任を達成している。
社員の健康・安全を最優先し、快適な職場環境を確保している。
メンタルヘルスケア教育・職場復帰プログラムの実施
常に現状に満足することなく自己の能力向上に努め、絶えず挑戦し続ける人間集団
グローバル人材育成教育の実施
を形成している。
労使での対話
労使の相互信頼を基盤として、企業の発展と共に社員の労働条件の維持・向上と生活の安定を実現している。 労働組合との協議実施
社会とともに
社会貢献活動
ユニ・チャームグループ全社施策の推進(国内:ピンクリボン活動、カーボンオ
コミュニティのニーズに応じた活動で、地域・社会との信頼関係を構築し、健全で活
フセット、初経教育、子育て応援プロジェクト四国中央市への紙おむつ支給、
力ある社会・人々の健康衛生水準の向上に貢献している。
家族工場見学、ボランティア休暇の導入など)
(中国:ピンクリボン活動など)
東日本大震災の
復興支援
災害支援活動
生活必需品を提供するメーカーとして可能な限りの支援を行うことで、人々の安全
や被災地の復旧・復興に貢献している。
20
unicharm CSR report 2012
災害支援活動の実施(支援物資提供・マッチングファンド・震災の被
災地支援とスーパークールビズを組み合わせた全社活動など)
ユニ・チャームは、CSR活動の重点テーマ・主要指標(KPI)を社内関係部門と策定し運用を開始しました。
今後は、PDCAを回すことで取り組みのレベルを高めていきます。
あるべき姿を具現化するための主要指標
【国内】C02排出総量
※2000年対比
指標実績
目標※1
結果
自己
2011年度活動実績
単位 評価
2012年度の主な活動計画
関連報告
ページ ※3
-21
-22
%
○
ISO14001に基づくEMSマルチサイトでの運用を実施。
【国内】廃棄物総排出量(主要3拠点) ※2000年対比
-12
-11
%
△
UTMSS改善活動(生産工程での製品廃棄物削減、資材の有効活用)を実施。
P34-35
UTMSS改善活動を中心とした廃棄物削減とグループ内リサイクルの推進。 (P23)
【国内】環境配慮型商品比率
55
56
%
○
製品環境ワーキンググループにて環境配慮の検討項目を
継続審議。
環境推進部会の運用見直し、
EMSマルチサイト運用方法改
善による仕組み化検討。
P32-33
(P22)
6
6
国
○
LGユニ・チャーム
(韓国)
がISO14001認証を新規取得。
EMSマルチサイト運用方法の見直しなど、仕組み運用の効
率化推進。
P29-31
○
具体的指標作成のための講習会・企業交流会に参加し、情報交換と
生物多様性方針の策定。
グッドプラクティスの学習を実施。
P35
顧客満足向上のためのモノづくりを実施。東日本大震災発生後の商
品安定供給に努め、お客様の信頼向上に努めた。
P27
【国内外】ISO14001に基づくEMS展開国数
【国内外】情報収集のための企業交流会参加率
100 100
%
【国内外】商品好意指数 ※2010年対比
100 105
%
○
【国内】商品安全性事前確認実施率
100 100
付帯設備の更新と合わせた省エネ設備を導入。
展開国の社会環境変化・市場のトレンド・顧客ニーズを捉え、
顧客満足を最大化するマーケティングを実践。
%
○
発売前の商品全品について法規制・業界基準に基く安全性確認を実施。
各国法規制の情報入手と適正安全確認試験の実施。
-11
%
○
不具合情報に基づく改善を実施。
不具合情報に基づく改善と維持管理活動の実施。
【国内】お客様の声共有報告会実施率(事業部別・月1回) 100
95
%
△
月度報告会にてお客様の声を共有し、お客様の声を商品改良や新商品発売に反映。
お客様の声をタイムリーに伝え、スピードある商品反映を実施。
【国内】お客様対応満足度調査:満足比率
88
90
%
○
迅速・公正・誠実な対応を実践し、その結果当社の対応に対しお客様 お客様対応満足度調査の継続実施とお客様対応品質のさら
より高い満足度評価を頂いた。
なる向上。
【国内】商品表記問題発生件数
0
0
件
○
法規制・業界基準・エビデンスに基づく商品表記活動を実施。
法規制・業界基準・エビデンスを継続して遵守。
【国内外】HP展開国数
7
7
国
○
サウジアラビアでのHP新規開設準備。
サウジアラビア・インドでのHP新規開設。
P27
(P24)
【国内】CSR報告書発行回数
1
1
回
○
CSR報告書2011年度版
(冊子・WEB)
を発行。
CSR報告書2012年度版
(冊子・WEB)
を発行。
P18
(P18)
%
○
年間計画に沿って、取締役会及び監査役会を実施。
年間計画に沿って、取締役会及び監査役会を実施。
%
△
グローバルでの社内イントラネット(i-navi)を8月に立上げ、11ヶ国中 全現地法人において英語で「ユニ・チャームウェイ」を参照
8ヶ国で「ユニ・チャームウェイ」が英語で参照できる環境を構築。
できる環境を構築。
%
○
新入社員及びキャリア採用社員に対して「ユニ・チャームウェイ」冊子を配布。
【国内】クレーム削減率
【国内】取締役・監査役会実施率
-5
100 100
【国内外】グローバルイントラネット設置による「ユニ・チャームウェイ」
100
使用環境整備実施率(英語・日本語)
【国内外】社員への「ユニ・チャームウェイ」配布率
CSR調達セルフチェックシートの適合率
※2011年度対象国:韓国
73
100 100
P28
P24-25
(P24)
P25
P44
P44
新入社員及びキャリア採用社員に対して「ユニ・チャームウェイ」冊子を配布。
【海外】韓国(LGユニ・チャーム)にてサプライヤーセルフチェックと実態調査を 【海外】実態調査結果を基に是正を継続。
実施。台湾・中国・タイ・インドネシアで是正状況を確認。
【国内】CSR調達ガイドラインの発行
90
91
%
○
1
1
回
○
品質方針説明会を実施し、65社161名参加。過去10年の品質改 日本で実施してきた品質改善の取り組みの海外展開を推
善の取り組みをレビューし、継続的な品質改善をお願いした。
進。中国での品質方針説明会を予定。
【国内外】表示審査勉強会実施率(実施回数/計画回数) 100 100
%
○
表示審査勉強会を国内及び海外現地法人のマーケティング部門、海 表示審査勉強会を国内及び未実施の海外現地法人のマーケ
ティング部門、海外赴任者、新入社員を対象に実施。
外赴任者、新入社員を対象に実施。
P45
【国内外・グループ会社】法務教育実施率
100 100
%
○
法務教育をマーケティング部門、開発部門、海外赴任者、新入社員を対象に実施。 法務教育をマーケティング部門、開発部門、海外赴任者、新入社員を対象に継続実施。
P45
【国内】インサイダー取引防止規程の教育実施率(対象者) 100 100
%
○
インサイダー取引防止規程のeラーニングを役員・執行役員・幹部社員に実施。 インサイダー取引防止規程に関する全社員向けポータル学習「○×法務」を発行。
【国内】サプライヤー向け品質方針説明会実施回数
【国内・グループ会社】関係会社管理規程の教育実施率(関係会社) 100 100
%
○
関係会社管理規程改定による浸透教育を全関係会社に実施。
関係会社管理規程にて規定した本社への報告事項の確認と収集。
【海外】法務監査計画実施率
%
○
マレーシア法人への法務監査実施。
法務監査計画の見直しとさらなる拡充。
新たなリスクに関するBCP策定、全社リスク項目の設定を実施。
● 全社的内部統制評価
(連結売上95%基準)
を実施。
● 業務プロセス内部統制評価
(連結売上2/3基準)
を実施。
●
100 100
【国内外】全社的内部統制経営者評価の重大な欠陥・重大な不備件数
0
0
件
○
【国内】業務プロセス内部統制経営者評価の重大な欠陥・
重大な不備件数
0
0
件
○
【国内】情報漏えい発生件数
0
0
件
○
●
%
○
情報管理セキュリティ担当者を招集して全体会議を開催。
件
○
新バックアップセンターを構築。震災以前は稼動保証対象システム
が1システムのみであったものを3システムに拡張。
●
顧客情報などを別サーバー管理として運用徹底。
情報機器盗難/紛失も即時ID停止などの仕組みを運用。
●「ユニ・チャームグループ ソーシャルメディア・ポリシー」
を策定し、冊子を社員に配布。
●
【国内】全社情報セキュリティ委員会実施率
【国内外】災害時のシステムダウン発生件数
100 100
0
0
新たなリスクに関するBCP策定、全社リスク項目の設定を実施。
● 全社的内部統制評価
(連結売上95%基準)
を実施。
● 業務プロセス内部統制評価
(連結売上2/3基準)を実施。
●
●
●
P44-45
顧客情報などを別サーバー管理として運用徹底継続。
情報機器盗難/紛失も即時ID停止などの仕組みを運用継続。
情報管理セキュリティ全体会議を発展的に仕組み変更し、現場
ミーティングによるセキュリティ組織の機能アップを推進。
●
P42
(P25)
P45
稼動保証対象システムの範囲を4システムに拡張。
障害発生時の訓練実施。
【国内】CSR委員会実施率
100 100
%
○
年間計画に沿って、CSR委員会(品質保証部会・環境推進部会・CSR
推進部会)
を実施。
【国内】ステークホルダーダイアログ実施率
100 100
%
○
外部有識者を招き、「グローバル企業として果たすべきユニ・チャームの
ステークホルダーダイアログを継続実施。
社会的責任」をテーマにステークホルダーダイアログを実施。
P19
(P19)
【国内・海外5ヶ国】社員CSR報告書を読む会実施率 100 100
%
○
国内全部門の小集団及び海外5ヶ国(中国・タイ・台湾・インドネシア・
国内外で社員CSR報告書を読む会を継続実施。
韓国)
で社員CSR報告書を読む会を実施。
P18
(P18)
年間計画に沿って、CSR委員会を実施。
【国内】決算説明会実施率
100 100
%
○
決算説明会
(国内)
で経営トップが決算の状況を投資家へ説明。
【海外】海外株主との対話実施率
100 100
%
○
海外IRツアーを経営トップが実施し、海外主要機関投資家との対話を実施。
海外IRツアーの実施。
【国内外】
スモールミーティング実施率
100 100
%
○
投資家との個別ミーティングを国内外でIR担当が300件以上実施
し、資本市場関係者へ当社事業の説明を実施。
投資家との個別ミーティング実施。
【国内】社員相談窓口相談対応実施率
100 100
%
○
社員相談窓口への相談に対し全件対応。
社員相談窓口相談対応の継続実施。
決算説明会
(国内)
の実施。
P43
【国内】障がい者雇用率
1.8
1.8
%
○
障がいを持つ社員の能力と適性を活かし専門性が発揮できる職場づくり、職場 障がいを持つ社員の能力と適性を活かし専門性が発揮でき
のバリアフリー化を推進。障がい者雇用についても継続して実施。
る職場づくり・障がい者雇用を継続して推進。
【国内】定年再雇用率
60
64.7
%
○
再雇用希望者の再雇用率は100%。退職1年前に今後のキャリアに
現在の取り組みの継続実施と57歳時点でのライフプラン研修
ついて上長と面談を行い、本人の意見を尊重したうえで最適な選択
を検討。再雇用希望者を増加させる努力を継続的に実施。
と配置ができるよう仕組み化し、定年後の再雇用を推進。
1
1
回
○
90
238※2
%
○
社内イントラネットに出産育児ガイドラインを掲示。復職面談にて、本人
現在の取り組みを継続実施。
と部門にて復職後の働き方・育児を確認・相談する機会を設定。
100 100
%
○
年間計画に沿って、毎月1回実施。事務所内アナウンスや個別メール
などで喚起。2011年5月より
「サマータイム」制度を導入。
【国内】社員意識調査実施回数
【国内】育児休業取得率
【国内】
ノー残業デー実施率
P7
(P7)
「社員意識調査」を実施。社員の現状や仕事に対する意識を確認し、
「社員意識調査」を継続実施し、経営施策への反映を推進。
さまざまな経営施策に反映。
P45
P39
P37
年間計画に沿って、毎月1回継続実施。
P38
【国内】
「捨てる仕事」提案提出率
100 100
%
○
自分の仕事を見つめ直し仕事の本質をとことん考えることによって、対 「捨てる仕事」提案を業務改革に活かし、組織横断テーマの
象社員1390名全員が1人1件「捨てる仕事」を提出。
解決につなげる。
【国内】安全衛生委員会実施率
100 100
%
○
年間計画に沿って、毎月1回実施。産業医による健康管理レクチャー
年間計画に沿って、毎月1回継続実施。
や労働時間短縮管理を実施。
【国内】健康診断受診率
100 100
%
○
健康診断の年度内受診の運営徹底。再検査受診の勧奨、受診後の
ケアも実施。
健康診断の年度内受診の運営徹底。健康診断のオプション、結果の見方
のeラーニングを実施。再検査受診の勧奨、受診後のケアも継続実施。
【国内】メンタルヘルスケア教育実施率(対象者) 100 100
%
○
管理職にはメンタルヘルス研修、一般社員にはセルフケア研修を実施。
研修の継続とカリキュラムの内容見直しを実施。
特長ある新入社員研修や階層別の各研修、新任育成責任者向けの研修に加え、
リーダー育成プログラムとして経営者視点を重視したビジネススキルを学ぶ「ユニ・ 現在の研修・制度を継続実施。
チャームビジネスカレッジ」や社長の海外出張に同行する「かばん持ち制度」を実施。
P38
P39
P37
【国内】社内テーマ別・階層別各種研修実施率(対象者) 100 100
%
○
【国内】労働組合との協議回数
回
○
雇用問題・規程検討など、多岐に渡って協議を実施。
数
○
ユニ・チャームグループ全社施策の推進(●日本:ピンクリボン活動、子育て応援プロジェクト四
国中央市への紙おむつ支給、家族工場見学、静岡県との防災協定締結など ●中国:ピンクリ 全社で推進する活動を継続実施。
ボン活動 ●インドネシア:児童養護施設への寄付 ●台湾:社会福祉団体への寄付など)
P40-41
%
○
被災地への支援を実施。
(●東日本大震災:支援物資提供・震災義捐金「マッチング
ファンド」
・被災地支援とスーパークールビズを組み合わせた全社活動、夏の節電
東日本大震災被災地への継続支援を実施。
対策として「サマータイム」制度を導入、売上の1%を寄付する「超立体マスク2コ
パック」の新発売など ●タイ洪水:支援物資提供・社員のボランティア活動など)
P20-21
(P26)
【国内外】全社で推進する活動の項目数
【国内外】被災地への適切な支援実施率
12
15
12
18
100 100
※1:定性的目標は目標値を100%とする。 ※2:次世代育成支援対策推進法の一般事業主行動計画に基づく数値
自己評価基準 ○目標達成 △ほぼ達成 ×進捗なし
毎月1回の協議を継続実施。
※3:ページは上段がPDF版、下段(
)は冊子版に対応しています。
unicharm CSR report 2012
21
地球環境とともに
事業活動を通じた環境への取り組み
あ る べ き 姿
地球環境に配慮したモノづくりを推進し、地球環境保全と経済的成長を両立した
持続的発展可能な社会の実現に貢献します。
商品を通じた取り組み
の推進」を環境基本方針に掲げ、環境目標のなかに環
2011年度の新たなエコチャーミングマーク
対象商品「ヒューマニー尿吸引パッド」
境配慮型商品比率を設定し取り組んでいます。2011年
ヒューマニーの使用により1日あたり5〜7回だっ
ユニ・チャームでは「地球環境に配慮したモノづくり
度は55%の目標に対し、結果は56%と目標を達成しま
たパッドの交換回数が1〜2回に減るため、資源の
した。2012年度は目標を60%とし、環境配慮型商品のさ
有効利用及び廃棄物の削減となります。従来の「パッ
らなる拡大をめざします。
ドと紙おむつの併用」
と比較し、
「ヒューマニーと紙お
2008年から開始した独自のエコラベル「エコチャーミ
ングマーク」を付けた商品も現在では18アイテムに上り
ます。2011年度はヒューマニーの尿吸引パッドが新た
に対象商品となりました。
むつの併用」の場合では約35%のCO 2 削減効果があ
ります。
● 従来システムとのCO2排出量比較
-35%
エコチャーミングマークとは
「環境負荷低減」と「商品価値向上」の両方の厳しい基準
をクリアした商品のみにつけることがで
きるマークです。運用においては、ファク
■ 電力ほか
■ パッド
■ 紙おむつ
ターの考え方を採用し独自に作成したユ
ニ・チャーム版ファクターの「エコラベル
ガイドライン」に沿って判断しています。
エコチャーミング
マーク
従来システム
ヒューマニー
*日当り使用量での比較。機器本体製造の影響は除外
エコチャーミング商品の一例
快適性と環境性能向上を実現
「ライフリーリハビリライトパンツ(業務用)」
2011年に発売した「ライフリーリハビリライトパンツ」
は、わずか1mmの「超うす吸収体」の搭載により従来
品に比べ約1/2の軽さを実現しました。体に軽くフィット
し装着時の快適性を向上させるとともに、資源の無駄
VOICE
を徹底的に省きました。
社団法人 産業環境管理協会
製品環境部門
LCA事業推進センター
● 軽さ従来品比
所長
壁谷 武久様
エコチャーミングマークは、LCAと環境効率の手法をう
まく取り入れ、商品を環境負荷低減の視点でのみとらえる
重量
約
58g
従来品
のではなく、商品としての使い易さなど機能性の向上にも
29g
着目したポジティブな指標(ファクター)
として、
とても魅力
的な取り組みだと思います。消費者の理解の増進と認定
商品のますますの拡大を期待しています。
22
unicharm CSR report 2012
リハビリパンツ
リハビリライトパンツ
レギュラーMサイズ
Mサイズ
WEB ユニ・チャームTOP>CSR・環境>地球環境とともに
1/2
生産現場、オフィスにおける取り組み
オフィスにおける省エネルギー活動
ユニ・チャームの事業活動において、資材製造、製品
三田地区事業所は、震災後、電気事業法第27条に
生産、輸送、使用・処分の各段階でCO2が排出されます。
よりほぼ全ての就業時間帯が規制対象となったため、
このうち資材製造、最終廃棄段階におけるCO 2排出に
ピークカット対策を包含した“電力使用量前年度比−
ついては、製品の軽量化など環境配慮型商品の開発に
30%”を目標に取り組みました。サマータイムや蛍光灯
より削減を進めています。全体の約2割を占める工場
の間引きなど25項目の節電行動基準を設定し、社員
排出には、電力使用によるものと、重油・都市ガスなど
に対して行動基準の説明会を実施。行動基準を徹底し
の燃料使用によるものがありますが、2011年度は約9割
上半期実績で前年度比−37%と目標を大きく達成しま
を電力使用による排出が占めました。ユニ・チャームで
した。2010年度に比べ167トンのCO2を削減したことに
は省電力を中心としたCO2削減を推進しています。
なります。省エネの取り組みは三田地区事業所だけで
なく営業拠点なども一体となって推進しました。
● 事業活動の各段階で排出されるCO2の割合
①原油採掘〜資材製造
● 三田地区の電力使用量月別比較
②生産工場
54%
(単位:kWh)
17%
153,918
150,000
119,614
77,232
4%
25%
107,743
96,793
94,685
100,000
③工場〜流通までの輸送
83,730
91,819
79,191
0
のエネルギー使用量は前年度比で0.9%増加しました
4月
■
101,149
91,000
55,057
56,101
生産現場における省エネルギー活動
99,673
66,280
50,000
2011年度は、震災後に生産量が増加したため全体
142,390
138,276
110,332
④家庭〜焼却処分
地 球 環 境 と と もに
CO2削減のために
5月
2010年度実績
■
6月
7月
2011年度実績
8月
9月
2011年度目標
が、売上高原単位では3.4%減少しました。省エネ対策
ワーキンググループを中心として、福島工場冷凍機を
また、営業車を順次ハイブリッドカーに切り換えてお
※1
り、2011年度は前年度から15.9ポイント増え、導入率は
はじめとした付帯設備更新による効率向上とUTMSS
改善活動による生産設備の改善を継続実施した結果、
24.4%となりました。
CO2換算で2,719トン分を削減しました。
● 省エネルギーによるCO2削減量
ゼロエミッション
(単位:トン)
5,000
2,719
3,000
2,000
1,387
1,000
0
2011年度は国内17拠点(環境管理における区分)の
4,227
4,000
2008
1,235
2009
うち10拠点でゼロエミッション※2を達成しました。全拠
点合計では96.1%のリサイクル率となりました。
※1
2010
2011(年度)
※2
UTMSS:ユニ・チャーム トータル マネジメント ストラテジック
システム(Unicharm Total Management Strategic System)
ゼロエミッション:リサイクル率99.0%以上
unicharm CSR report 2012
23
お客様とともに
あ る べ き 姿
ユニ・チャームは、世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、
安全で質の高い世界初・世界No.1の商品とサービスを提供し、人類の豊かな生活の実現に貢献します。
お客様とのコミュニケーション
お客様相談センターの取り組み
ユニ・チャームでは、お客様からのご意見に対して、
お客様とのメディアを通じた
コミュニケーション
迅速・公正で誠意ある対応を心がけ、お客様満足の向
国内では、排泄ケア情報、初経教育、育児情報など専門
お 客 様 と と もに
上をめざしています。2011年度は、
「お客様相談センタ
メーカーとしての情報提供をしています。はじめて育児を
ー」に約7.7万件のご意見をいただきました。
また、お問
されるママ達のコミュニティの場を提供したいという想い
合せいただいたお客様に当社の対応内容に関する満
から、2012年3月には「ムーニーFacebook」を開設。約50
足度調査を実施しており、2011年度は、90%のお客様
万人の会員をもつ「ベビータウン」
とともに育児情報の発
より「満足」の評価をいただきました。
ご意見は社内に
信をしています。また、海外では企業ホームページを開設
フィードバックし対応のさらなる向上に努めています。
し、国内外でWebコミュニケーションを強化しております。
2006年7月には、苦情対応マネジメントシステムの国
際規格ISO10002の自己適合宣言を行いました。
この仕
組みは、中国・タイ・台湾・イ
ンドネシアなどの海外拠点
のお客様相談室への横展開
を進 めており、グ ループで
排泄ケアナビ
http://www.carenavi.jp/
はじめてからだナビ
http://www.unicharm.co.jp/
girls/index.html
ムーニーFacebook
http://www.facebook.com/
moonyjapan
プレママタウン
http://www.premama.jp
ベビータウン
http://www.babytown.jp
中国サイト
http://www.unicharm.com.cn/
タイサイト
http://www.unicharm.co.th/
お客様満足向上に向けた取
り組みを行っています。
お客様相談センター
お客様の声による商品反映
お 客 様 からのご 意 見 は 、顧 客 情 報 管 理システ ム
「SMILEシステム」
・日報・週報・月度レポートや会議を
通じて、関係者とタイムリーに情報を共有し、商品の改
良や新商品に活かしています。また、社員向けにお客
様相談センター研修を実施し、2011年度は計348名が
参加しました。全社でお客様志向を高め、お客様に満
足いただける商品を提供できるよう努力しています。
● お客様の声を商品に反映した例
はだおもい軽い日用発売希望のお声
2012年3月に新商品
「はだおもい極うすスリム軽い日用」
発売
2012年4月、赤ちゃんの敏感な肌にやさしい新素材を
搭載した「ムーニー」を
改良新発売しました。こ
の「ムーニー」新CMに今
年1月に長男を出産さ
「肌が敏感なので、現在発売されている『はだおもい』に軽い日用
も追加し販売してほしい」
とのご意見をいただき、2012年3月に新
商品「はだおもい極うすスリム軽い日用」を発売しました。
24
unicharm CSR report 2012
れた女優・小雪さんを起
用し、ユニ・チャームの想
いを発信しています。
WEB ユニ・チャームTOP>CSR・環境>お客様とともに
「ムーニー」新CM発表会
お取引先とともに
あ る べ き 姿
よりよい商品づくりのために、サプライヤーと協働でCSR活動に取り組み、
サプライチェーン全体でのCSRを推進していきます。
資材調達の考え方
サプライヤー各社との緊密な連携により、安全や環
境に対する理念を共有しています。
また、危機管理にも重点を置いた調達活動の推進と
同時に、今後は海外での新規取引開始にあたって、法
事業を拡大している海外において、国内での成功事
令・社会規範の遵守・人権労働の配慮などユニ・チャー
例を活かし、成長市場における価格帯の異なった商品
ムの姿勢や考え方の理解・浸透を図り、環境、倫理面で
ラインの品質、機能、安全、環境、サービスにかなった
の協力要請を行っていきたいと考えています。
お 取 引 先 と と もに
取引関係をめざしています。
サプライヤーと協働で行うCSR調達の推進
ユニ・チャームでは、CSR調達ガイドラインを定め、
CSR 調達ガイドライン
2009年より運用を開始しています。
CSR調達ガイドラインは、国連グローバル・コンパクト
に則り、法令・人権・労働・環境・製品安全の観点から取り
組むべき項目をまとめています。2009年は中国、2010年
・2011年はタイ・インドネシア・台湾・韓国でサプライヤ
ーへの取り組み説明会を実施し、CSR調達ガイドライン
をサプライヤーと共有しました。また、セルフチェックシ
ートを用いて各社の取り組
(3)購買活動において、知り得た情報の適切な管理を求めます。
2. 安全で安心な製品・資材の調達
(1)購買活動において、安全性の確認が取れた製品・資材を選択します。
(2)購買活動において、経済的で質の高い資材・製品を選択します。
3. 人権・労働への配慮
(1)購買活動において、人権を尊重する企業と取り組みます。
とに、対象サプライヤーの訪
(2)購買活動において、非人道的な労働に対し十分な配慮を実践す
る企業と取り組みます。
問・実態調査・是正確認を行
(3)購買活動において、従業員に適正な雇用を推進する企業との取
り組みを尊重します。
い、サプライチェーン全体で
台湾でのCSR調達実態調査
4. 環境への責任
(1)購買活動において、環境保全の重要性を理解し、推進する企業を
評価します。
● CSR調達推進状況
台湾
(2)購買活動において、国・規模・実績の有無を問わず公正で公平な
競争機会を提供します。
(3)購買活動において、要求を満たす製造・供給能力を重視します。
み状況を分析した結果をも
のCSRを推進しています。
1. 法令・社会規範の遵守
(1)購買活動において、関連する法令や社会規範を遵守します。
タイ
中国
インドネシア
韓国
セルフチェック
2010年 2010年 2009年
2010年
2011年
実態調査・
是正状況の確認
2011年 2010年 2010年
2011年
2011年
(2)購買活動において、循環型社会を目指し、環境影響を配慮した原
料を重視します。
5. 相互信頼関係の発展
(1)社会常識の範囲から逸脱しない、お取引先との関係を構築し、信
頼関係を構築します。
(2)お取引先と必要な情報を交換しあい、相互の業績向上に努めます。
品質方針説明会
2011年7月に第10回品質方針説明会を開催し、計65
あったサプライヤーに「10周年特別賞」の表彰をさせて
社(161名)のサプライヤーにご出席いただきました。
いただくとともに継続的な取り組みをお願いしました。
1年間を通した品質改善の共有と功績のあったサプラ
イヤーの表彰とともに、10年間を通じて顕著な功績の
今後は活動の重心を海外にシフトし、より一層の品
質改善への協力をお願いしていきます。
WEB ユニ・チャームTOP>CSR・環境>お取引先とともに
unicharm CSR report 2012
25
東日本大震災の復興支援
2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
このたびの震災におけるユニ・チャームの取り組みについてご報告します。
震災発生後の主な対応
2011年
3月11日
3月12日
「被災地支援」と「スーパークールビズ」を
組み合わせた「マッチングファンド」を創設
被災地支援と節電推進を目的に、第2弾のマッチングファ
東日本大震災発生
● CMT
(危機対応委員会)本部を設置
● 福島工場・北日本支店をはじめとした社員全員の無事
を確認
ンドを創設。夏の期間、業務時に着用できる当社オリジナル
● 震災対応支援体制整備
ンを製作し、社員が購入した代金相当分の物品(尿吸引ロボ
● 行政・業界・自治体と連動した支援対応開始
ヒューマニー本体26台と専用パッド112ケース7,168枚)を岩
● 支援物資配送の車両、
第1便が出発
3月13日
●
3月18日
● 震災義援金
「マッチングファンド」創設
3月25日
●
3月26日
● 被災した福島工場の一部の
支援物資を積んだトラック5台が東北地方に到着。
最初の支援物資を被災地へ届ける
ポロシャツと、私物のポロシャツに付けて勤務できるワッペ
手、宮城、福島の3県にある12の病院へ寄付しました。寄付し
た商品は被災地での排泄ケアに役立てていただいています。
製品(マミーポコパンツ)の一部仕様変更(原材料メー
カー被災に伴う一時的な対応)
生産を開始
5月2日
● 夏の節電対策として
「サマータイム」制度を導入
「サマータイム有効活用の
すすめ」のポスター
5月9日
6月30日
7月1日
● 福島工場の全面復旧
●
大人用紙おむつの一部商品を海外関係会社などから
一時的に輸入
●
福島工場がある棚倉町へ「超立体マスク キッズ」を
2,540人分寄贈
●「被災地支援」
と
「スーパークールビズ」
を組み合わせた
「マッチングファンド」創設
8月31日
9月1日
●
売上の1%を被災地に寄付する「超立体マスク 2コ
パック」新発売
一日も早い被災地の復興を願い、
人の笑顔をイメージした“青空”
(書道家:武田双雲氏 揮毫)
社員が一体となった活動を推進
福島県の子どもたちへ
「超立体マスク」を寄贈
東日本大震災被災地で当社福島工場のある棚倉町へ、キッズ
用マスク、2,540人分を寄贈しました。また、被災者への継続的な
生活支援の一環として、福島県下市町村の保育所・幼稚園・小・
中・高等学校へ通う子どもたちに「超立体マスク」を計768万枚
寄贈し、多くの子どもたちからお礼のお便りが寄せられました。
● 福島県下市町村の保育所・幼稚園・小・中・高等学校へ
通う子どもたちに「超立体マスク」を268万枚寄贈
2012年
1月16日
●(株)
ツルハホールディングスと国内クレジット活用の
東日本大震災復興支援型キャンペーンを実施(~3月
16日まで)
3月6日
●
5月7日
● 今年は2ヶ月前倒しで
「スーパークールビズ」を開始
福島県いわき市の保育所・幼稚園・小・中学校へ通う子
どもたちに「超立体マスク」を500万枚寄贈
◆ 支援物資内訳
(2012年3月31日現在)
ベビー用紙おむつ ................................................................. 27万枚
大人用紙おむつ ..................................................................... 14万枚
生理用品 .................................................................................. 75万枚
マスク ................................................................................. 1,229万枚
母乳パッド ............................................................................... 22万枚
輸入おむつ .............................................................................. 11万枚
(2012年4月24日現在)
ペットフード・ペットシート .............................. 18.7トン(16万個)
26
unicharm CSR report 2012
塙町(福島県)の小学生からのお礼のお便り
WEB ユニ・チャームTOP>CSR・環境>東日本大震災の復興支援
掲載内容一覧
章タイトル
Web版
PDF版
冊子版
Web版
PDF版
生産・販売拠点
項目
●
●
●
人材に関する考え方と人権の尊重
●
●
企業概要
●
●
●
労働安全衛生
●
●
主な経営指標
●
●
●
働きやすい職場づくり
●
●
編集方針
●
●
●
人材活用・人材育成
●
●
報告内容
●
●
●
表彰制度
●
●
トップメッセージ
●
●
●
多様性の尊重
●
●
ユニ・チャームのCSR体系
●
●
●
人事関連データ
●
ユニ・チャームとステークホルダーとの関係
●
●
●
社会貢献の取り組み
●
●
参考にしているフレームワーク
●
●
●
本業を通じた社会貢献
●
●
ユニ・チャームのCSR推進体制
●
●
●
地域社会に密着した社会貢献活動
●
●
ユニ・チャームのCSR領域
●
●
●
資材調達の考え方
●
●
●
ユニ・チャームの5つの事業
●
●
●
CSR調達の推進
●
●
●
超高齢社会をやさしさでささえる。
●
●
品質方針説明会
●
●
●
特集
●
アジアの女性と子どもを
やさしさでささえる。
●
●
●
業界一級の利益還元
●
●
投資家の皆様への情報開示
●
●
ステークホルダー
エンゲージメント
ステークホルダーとのコミュニケーション
●
●
●
SRIインデックスへの組み入れ
●
●
ステークホルダーダイアログ2011
●
●
●
コーポレート・ガバナンス
●
●
東日本大震災の復興支援
●
●
●
コンプライアンス
●
●
リスクマネジメント
●
●
第三者審査報告書
●
●
掲載内容一覧/
外部表彰・評価一覧
●
●
CSR会計
●
CSR報告書
2012アンケート
●
CSR報告書
2011アンケート
集計結果
●
ユニ・チャーム
グループの概要
編集方針
トップメッセージ
ユニ・チャーム
グループのCSR
事業紹介
東日本大震災の
復興支援
CSR重点テーマ・
主要指標(KPI)
お客様とともに
地球環境とともに
●
●
●
お客様相談センターの取り組み
●
●
●
お客様の声による商品反映
●
●
●
お客様志向を高めるお客様相談センター研修
●
●
介護相談窓口「ユニ・チャームいきいきダイヤル」
●
●
お客様とのメディアを通じた
コミュニケーション
●
●
マーケティング・研究開発
●
●
品質保証の考え方と体制
●
●
製品の安全性確保
●
●
ユニ・チャームプロダクツの取り組み
●
●
グローバルな安全性活動
●
●
商品への適正表記の取り組み推進
●
●
環境活動推進体制
●
●
環境影響と環境目標
●
●
事業活動を通じた環境への取り組み
●
●
環境負荷低減の取り組み
●
●
環境会計
●
2011年度の活動実績
●
サイトデータ
●
●
章タイトル
社員とともに
社会とともに
お取引先と
ともに
株主・投資家と
ともに
マネジメント
項目
冊子版
●
●
●
ユ ニ ・ チャー ム は 、世 界 の 代 表 的 な S R (
I 社 会 的 責 任 投 資 )の 指 標 で ある
「FTSE4GOOD Index Series」や「モーニングスター社会的責任投資株価指数
(MS-SRI)」に組み入れられています。
2011年度外部表彰・評価一覧
年月
表彰名/内容
2011年 4月 「リハビリパンツ」
と
「ウェットティッシュ」の生産性向上が評価され、
文部科学大臣表彰「創意工夫功労者賞」受賞
対象
ユニ・チャームプロダクツ(株)静岡工場 松島孝之、
四国工場豊浜製造所 田渕将大
2011年 4月
トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社「DEALWATCH AWARDS 2010(ディールウォッチ・アワード2010)」株
絡み債部門「2013年/2015年満期ユーロ円転換社債」で受賞
ユニ・チャーム
(株)
2011年 5月
東日本大震災被災地への物資支援に対し、経済産業省より感謝状
ユニ・チャーム
(株)
2011年 7月
献血推進活動に対し、
日本赤十字社より
「銀色有功賞」受賞
ユニ・チャームプロダクツ
(株)
2011年 9月
福島県白河市へのマスク寄付に対し、白河市長より感謝状
ユニ・チャーム
(株)
2011年 9月
日経BP社 「環境ブランド調査」 98位
ユニ・チャーム
(株)
2011年 9月
日本経済新聞社
2011年 9月
平成23年度 「動物愛護管理功労者大臣表彰」受賞
元ユニ・チャームペットケア
(株)会長 高原利雄
2011年11月
日本経済新聞社
ユニ・チャーム
(株)
2011年「働きやすい会社」調査
36位
総合企業ランキング「NICES
(ナイセス)
2011年度版」 9位
ユニ・チャーム
(株)
2011年12月
洪水災害への物資支援が評価され、
シリントーン王女(タイ王国)
に謁見
Uni-Charm
(Thailand)
Co.,Ltd.
(タイ)
2011年12月
経済産業省特許庁「なるほど、
日本の素敵な製品 デザイン戦略と知的財産権の事例集」に「超立体マスク」が選出
ユニ・チャーム
(株)
2012年 1月
日本経済新聞社
ユニ・チャーム
(株)
2012年 2月
インターブランド社 “Japan’
s Best Global Brands 2012
(日本のグローバル・ブランド)
” 26位
第15回「環境経営度調査」 113位
ユニ・チャーム
(株)
「第4回ものづくり日本大賞」海外展開部門でサウジアラビアにおける紙おむつ・生理用品の製造技術移転およびも Unicharm Gulf Hygienic Industries Ltd.
2012年 2月
のづくりマネジメントの推進が評価され、
「経済産業大臣賞」を受賞
(サウジアラビア)
2012年 3月
東日本大震災発生直後農林水産省からの要請に応え、紙おむつ・生理用品を提供したことに対し、農林水産省より感謝状
ユニ・チャーム
(株)
2012年 3月
東日本大震災被災地の復興支援への貢献に対し、
日本財団より感謝状
ユニ・チャーム
(株)
2012年 3月
東洋経済 「CSR企業ランキング2012」 67位
ユニ・チャーム
(株)
2012年 3月
世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization)
「特許の国際出願件数 企業ランキング(2011年)」 76位
ユニ・チャーム
(株)
unicharm CSR report 2012
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