パーヴォ･ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団 2008年、横浜みなとみらいホールでブラームスの交響曲全曲を演奏したパーヴォ・ヤルヴィ＆フランクフルト放送響のコンビが再び来日する。 1929年の創立以来、数多くの演奏会や放送録音を通じて、国際的に高い評価を得ているフランクフルト放送響は、ドイツの中でも最も創意に富み、バロックから現代まで幅広いレパートリーに対応できる柔軟性を備えている。パーヴォ・ヤルヴィの2006年首席指揮者着任からは、北欧の作曲家やロマン派∼後期ロマン派の作品にも情熱をかけて取り組み、このオーケストラにとって新たな時代を築きつつある。メインに据えるのは近年特に力を注ぎ、全曲収録を手がけているブルックナーの交響曲第8番。さらにヴァイオリンの新女王ヒラリー・ハーンとのタッグによるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。この組み合わせを想像するだけで、否応なしに期待が高まる。パーヴォ・ヤルヴィ（フランクフルト放送交響楽団首席指揮者） Paavo Järvi, Chief Conductor of the Frankfurt Radio Symphony Orchestra エストニアのタリン生まれ。タリン音楽院で打楽器と指揮を学んだ後、 1980年に渡米。カーティス音楽院で勉強を続け、ロサンゼルス・フィルハーモニックの夏期講習でレナード・バーンスタインに師事。満を持して 2010年よりパリ管弦楽団の第7代音楽監督に就任。1967年以来この地位に就いてきた、ミュンシュ、カラヤン、ショルティ、バレンボイムら超一流の指揮者リストに名を連ねることとなった。飛びぬけた実力とビジョンを持ち、パリ管のほかにもシンシナティ響（2001∼）、ドイツ・カンマーフィル（2004∼）、フランクフルト放送響 ©Mark Lyons （2006∼）のポストを務め、仏・独・米にまたがる活躍をしている。こうした常任のポストに加えて客演指揮者としても引く手あまたで、シカゴ響、ロサンジェルス・フィル、ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、シュターツカペレ・ドレスデン、ＮＨＫ響、スカラ・フィルなどに定期的に招かれている。最近では、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管、ミュンヘン・フィル、チューリッヒ・トーンハレ管も指揮。楽壇の台風の目としてめざましい活動を続けている。横浜みなとみらいホールでは、2006年のドイツ・カンマー・フィルとのベートーヴェン交響曲全曲演奏会以来6年連続での登場となる。フランクフルト放送交響楽団 hr-sinfonieorchester Frankfurt Radio Symphony Orchestra フランクフルト放送響は1929年の設立で80余年の伝統を誇る。1974年から90年までエリアフ・インバルが首席指揮者を務めた。この〈インバル時代〉には世界各地に演奏旅行を行い、レコード録音も多く行った。たとえばブルックナー「第3、第4、第8交響曲」の原典版の初録音は〈仏ディスク大賞〉を受賞、また日本でも大変な話題となり、〈インバル＝フランクフルト放送響〉の名を一躍有名にした。マーラー「交響曲全集」のデジタル録音は1988年にドイツ・レコード大賞を受賞した。インバルはこれらの功績により、1996年オーケストラによって名誉指揮者に選ばれた。2006年、パーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者に就任し、新たな黄金時代を築きつつある。パーヴォ・ヤルヴィとの日本へのツアーは、08年に続くものである。ヒラリー・ハーン（ヴァイオリン） Hilary Hahn, Violin 1979年ヴァージニア州レキシントン生まれ。3歳でボルティモアに移り、ピーボディ音楽院のスズキ・メソッド・プログラムでヴァイオリンを始めた。その後の5年間は、クララ・ベルコヴィチ女史に師事。10 ©Peter Miller 歳でカーティス音楽院に入学し、ヤッシャ･ブロツキー氏から指導を受けた。彼女は16歳で卒業要件を満たしながらも、引き続き音楽院で学び、語学や文学を聴講しながらハイメ・ラレード氏に師事。さらにフェリックス・ガリミア、ゲイリー・グラフマン両氏のもとで室内楽の研鑽を積んだ。カーティス音楽院在学中にオーケストラ・デビューを果たし、 1995年にはマゼール指揮／バイエルン放送響と共演して15歳でドイツ・デビュー。さらに1999年、フィラデルフィア管のソリストとしてカーネギー・ホールにもデビューした。現在彼女は、世界の一流オーケストラとの共演や、リサイタル・シリーズへの出演を定期的に行っている。2007年4月には、ヴァチカンで行われたローマ法王ベネディクト16世の80歳の誕生日を祝うコンサートのソリストに選ばれた。ドイツ・グラモフォンとソニーから数多くの録音を発表している。録音したレパートリーは、バッハからコルンゴルトまで多岐にわたり、グラミー賞など栄誉ある賞も数多く受賞。2008年発表のシェーンベルクとシベリウスの協奏曲は、ビルボード誌のクラシック・チャートで初登場1位となり、続く23週間チャートに入った。今回は、2000年ベルリン・フィルとの共演以来、通算7回目の来日となる。 ◆未就学のお子さまの同伴、入場はご遠慮ください。 ◆やむを得ぬ事情により、出演者・曲目などが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ◆場内に花束などのお持込をご遠慮いただく場合がございます。 ■託児サービス生後6ヶ月から学童までのお子様を、お預かりする託児サービスがございます。予約制：先着10名様・お一人様2,000円。公演の3ヶ月前から5日前までの予約受付。【お問合せ・ご予約】「アンティー」045-423-2431（月∼金：9:00∼17:00 土：9:00∼13:00 日・祝：休）http://www.aunty-i.com Miraist Club のご案内 ■交通のご案内 Miraist Club（みらいすとクラブ）メンバーはホール主催公演など ●みなとみらい駅（東急東横線直通みなとみらい線）下車、徒歩3分。「クイーンズスクエア横浜連絡口」改札（地下3階）より左方向。クイーンズスクエア横浜内の吹抜けエスカレーター（赤）を1階まであがり左方向、クイーンモール左奥。 ●桜木町駅（JR京浜東北線・根岸線／横浜市営地下鉄）下車、徒歩12分。みなとみらい方面の「動く歩道」から、ランドマークプラザ経由（3階から1階へ）でクイーンズスクエア横浜、クイーンモール左奥。のチケット割引、先行発売のサービスはもちろん、魅力的な特典を毎月お楽しみいただけます。ぜひ資料をご請求ください。 Miraist Club事務局045-682-2025（10:00∼18:00）