Ensembles & Soloists 世界が喝采！ギリシャが生んだ“悪魔のヴァイオリン” レオニダス･カヴァコス Leonidas Kavakos, Violin 時期未定ヴァイオリンヴァイオリンの悪魔的な美を余すところなく伝えるギリシャの俊英。１９６７年アテネ生まれ。１９８５年シベリウス・コンクール、１９８８年にはパガニーニ・コンクールに優勝し、その名はたちまち全ヨーロッパに広まった。ミュンヘン・フィル、ロンドン響、パリ管、ニューヨーク・フィル、Ｎ響など世界のほとんどの主要オーケストラや多くの著名指揮者と共演を果たしているが、特にあのベルリン・フィルとは「常連」として数多くのコンサートで共演を重ねている。その模様は日本でも放映され多くの人々の感動を呼び起こした。使用楽器は１６９２年製ストラディヴァリウス“ファルマス”。カメラータ・ザルツブルクの首席客演指揮者でもある。 c ○Eric Richmond 卓越したテクニックと伸びやかな歌心で美音を紡ぐ、いま充実の極みにあるチェリストハインリヒ・シフ Heinrich Schiff, Violoncello 美しい音色で知られる現代屈指のチェリストの一人。高い演奏技術と、深い芸術的理解が支える幅広いレパートリーをもち、数々の録音で多くの賞を受けている。リサイタルでもバッハなどのバロックから、オネゲル、シュルホフなどの近現代作品までを意欲的に取り上げ、ユニークなプログラムでチェロ音楽のさまざまな魅力を聴かせてくれる。豊かな表現力と確固たる音楽観には、アルバン・ベルク四重奏団、クレーメルら名演奏家たちが厚い信頼を寄せ、室内楽のパートナーに彼を指名する機会も多い。近年、指揮の分野でも大きな成功を収めており、こうした音楽経験を経て、いま円熟の極みを迎えつつある。使用楽器は１７１１年製ストラディヴァリウス“ザ･マー時期未定チェロラ” と１７３９年製モンターニャ “眠れる美女”。 25