公益財団法人 東京交響楽団 <川崎オフィス> 〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワ-5F TEL: +81-(0)44-520-1518 FAX: +81-(0)44-543-1488 http://tokyosymphony.jp ジョナサン・ノット Jonathan Nott 東京交響楽団 音楽監督 ジョナサン・ノットは2011年10月定期/川崎定期演奏会におけるラヴェル「ダフニスとクロエ(全曲)」 などを指揮して東京交響楽団にデビュー。この共演が決定的となり、翌 2012 年 10 月には次期音楽 監督の就任を発表。2014 年度シーズン東京交響楽団第3代音楽監督に就任する。 1962 年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で音楽を専攻し、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレ ッジでは声楽とフルートを学び、その後ロンドンで指揮を学んだ。ドイツのフランクフルト歌劇場とヴィ ースバーデン・ヘッセン州立劇場で指揮者としてのキャリアをスタートしオペラ作品に数多く的取り組 む。1997 年~2002 年ルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、2000 年~2003 年アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督(2004 年~06 年は客演指揮者)を務め、2000 年よりドイツ・バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。 2010 年、同オーケストラとのCD「マーラー交響曲第 9 番」を世界で権威あるフランスの Midem 音楽 賞最優秀交響曲・管弦楽作品部門賞受賞へ導き、オーケストラの知名度を一躍広めた。古典から現 代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が 評価され、2009 年バイエルン文化賞が贈られた。バンベルクで開催される「マーラー国際指揮者コ ンクール」も統括している。 バンベルク響とはザルツブルク音楽祭、BBC プロムス、エジンバラ音楽祭、ボン・ベートーヴェン音 楽祭等、世界中で定期的にツアーを行っており、2006 年からはベルリン芸術週間にも定期的に出演 し、バートウィスル、ノーノ、ブーレーズ、フェルドマンなどの現代音楽作品を演奏している。2013 年 のルツェルン音楽祭 75 周年では、ワーグナー≪ニーベルングの指環≫全曲を演奏会形式で上演し 大きな話題となった。 さらにベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、フィ ラデルフィア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バーミンガム市響、チューリヒ・トーンハレ管、ライプ ツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、サンタ・チェチーリア 管など世界一流オーケストラと数多く共演。2014 年 1 月にはイタリア・バーリにおいて R.シュトラウス の「エレクトラ(新演出)」を指揮した。 レコーディング活動においてもノットの多彩な才能が生かされており、ベルリン・フィルを指揮したリゲティ の作品全集(Teldec)や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネス作品集、ラッヘン マン作品集、ジョン・アダムズの DVD、クセナキス、ベリオほかの作品集といった現代作品や、バンベルク 響とのマーラー、ブルックナー、シューベルト、ストラヴィンスキーの作品(Tudor)をリリースしている。 教育活動にも熱心で、2014 年秋にはユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼 芸術顧問に就任するほかマーラー・ユーゲント管とは 2015 年にツアーが予定されている。カールス ルーエとルツェルンの音楽院でも教鞭をとっている。 (1249 字/2014 年 4 月)
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