第224号 (2013年7月)

Via Latina 22
総本部よりのお知らせ-マリア会
初誓願宣立:
コートジボワール と トーゴ
第224号
2013年 7月
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名の兄弟たちが、2013年6月29日、初誓願を宣立し
ました。彼らはマリア会の3行政単位に所属する兄
弟たちです。コートジボワール所属は Agoua Narcisse
Anoman, Gninlkan Mao Justin Coulibaly, Fabrice
Ghislain Kakou, コンゴ所属は Rufin Monshita N’
zaa, Médard Mesongolo Madioko, Rombau Kimbeni Ansey の兄弟たちです。
この2グループは、これまで生活した修練院に
近いコートジボワールの Abadjin-Doume で誓願
式を行いました。
同 じ 日 に、ト ー ゴ で は Prosper Meguema, Nicolas
Assogba, Jules Along の3名の誓願式が執り行われまし
た。
私たちはこれら兄弟たちに祝辞を送るとともに、マリ
ア会における今後の彼らの養成のため祈り続けます。
アドレスの変更
Fr. Edward Jach (US):
[email protected]
Bro. Robert Juenemann (US):
[email protected]
Bro. Andrew Kosmowski (US):
[email protected]
最近の総本部からの
連絡、通知
訃報: Nos. 12-15
総本部動向
7月2日-5日:AF フランス
での会合に出席
7月9日-11日:200周年委
員会会 議、Via
L ati n a
22,ローマ
7月15日:総長評議員会、
ローマ
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第224号
ICMF(国際マリアニスト養成センター)のレバノン訪問
I
CMF のリーダーを務める Bro. Jack Ventura は、総長評
議員会の委任を受け、レバノンのCornet Chahwan (ベイ
ルート)にある聖ヨゼフ学院での卒業式および同校の創立50周
年記念式にマリア会を代表して出席し、祝辞を述べました。
聖ヨゼフ学院はレバノンのPre K-12(幼稚園から第12学年、
即ち中等教育終了まで
の一貫校)の中で最も
有名で、高く評価され
て い る 学 校 で あ り、
三ヵ国語で教育し、若
者たちを将来のリーダーに向けて養成しています。
この学校が大きな成果を上げ、評価を受けるにいたった歴史は
故Elias Farah 大司教の構想によるところが大で、大司教は三ヵ
国語教育(アラブ語、
英語、フランス語)を
もとにしたカトリック
校の設立を積極的に進めたのでした。その構想を実現するた
め、Farah 大司教はマリア会の総長評議員会の協力を求め、
マリア会の貢献はこの聖ヨゼフ学院の創設、更にはレバノン
におけるカトリック校のなかでも高い評価を受ける存在に成
長するための大きな要因となったのでした。1963年7月初め、
アメリカ管区の Bro. John Samaha, SM は、大司教構想の実
現に向け、ベイルート空港に降り立ちました。翌年には、他
の数名の兄弟たちが Bro. John に加わりました。マリアニス
トたちが聖ヨゼフ学院に居たのは10年間に過ぎなかったのですが、男女の若者たちの教育のために学校
が取り入れた数多くの方法の中に、マリアニストが与えたインパクトが今でも感じられます。マリアニ
ストたちとの間に今でも続く密接な関係の故に、卒業生の多くはアメリカ、特にデイトン大学での勉学
を選択する傾向が見られます。卒業生に宛てたスピーチの中で、Bro. Jack は、列席していた1500名の
若者たちに、神の呼びかけに“はい”と答えた信仰の女性マリア、そして福者シャミナードの模範に養
われた発想に基づいた歴史の立役者になることの重要性について考えめぐらすようにと呼びかけまし
た。
ICMF は定期的刊行物を発行しています。以下のアドレスにアクセスしてください。
http://www.icmf.info/english/icmf-newsletter/
世界マリアニスト祈りの日
マリアニスト家族全員にお知らせします。来る2013年
10月13日は世界マリアニスト祈りの日です。今年、私た
ちは日本の長崎、浦上の聖母聖堂に霊的に集合します。
詳しい情報は追ってお知らせします。
第224号
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ホセ・マリア・アルナイス師 教皇フランシスコに謁見
C
LAR(ラテンアメリカ修道者連盟)の事務局一行が、6月6日、フランシスコ教皇聖下の謁見を
受けた折、マリア会のFr. José Maria Arnaiz は6名の事務局の一員として列席する栄誉に浴
しました。一時間に及んだこの会談は非常に和やかなもので、聖下は、かつてはご自分が一員で
あったこの連盟の古い仲間たちとの出会い
を、心から喜んでおられました。Fr. Arnaiz を含む列席者の多くは、聖下が教皇
職に選出されるずっと以前から、聖下を存
じ上げていたので、そのために会談は古い
仲間たちの集いとなりました。意見の交換
は率直で、打ちとけたものであり、和やか
で、兄弟的なものでありました。
スペイン語の定期刊行誌 Vida Nueva に
寄せた最近の記事の中で、Fr. Arnaiz は
聖下とのこの会談について述べています。
以下にその内容を抜粋してみましょう。:
「6月6日のフランシスコ教皇聖下とCLAR
事務局との会談は、お恵みであり、個人的にも私を刺激してくれるものでした。アルゼンチンで私
たちが知っていた聖下のご容貌とは対照的に、今までになかった魅惑的な微笑みと穏やかさ、以前
には時折りにしか見られなかった天の父の御手の中に居るという信頼感が感じ取られました。聖下
は今や父親、兄弟のような全く新しい優しさを示
しておられました。
聖下には、誠実、司牧的感覚、信頼感、ラテン
アメリカ的な雰囲気、そして聖下がイエズス会教
育と修道生活を通じて身に付けた沢山の良いもの
があります。聖下の意識を常に去ることのない貧
しい人々に対する取り組みについて、明確に、直
接に話題に挙げられました。私はかつて聖下のこ
とを“昇る星”と見なした多くの人々の一員です
が、今では聖下を素晴らしい賜物と見ています。
聖下はこれまで皆を驚かしてきましたが、これか
らも私たち全員を驚かせ続けることでしょう。
聖下は通常の事柄、すなわち、優しさを示すことの重要さ、について語られました。更に重要な
トピックスについても触れられ、教会における権力がローマに集中されたり、教皇としての聖下個
人だけに土台を置かれるようなことがあってはならないと語られました。聖下は更に、非人間的と
もなり得る現代の大きな社会経済システムについても触れられました。そして、多くの者が、世界
中に貧しい人々を増加させる結果となる行動に走っていることを述べられました。
ご自分のお気に入りのテーマを、聖下は繰り返しのべられました.それは私たちが自分の殻に閉
じこもることがあってはならないこと、また、私たちは他の人々と共に、また、彼らのために生き
ねばならないことです。教皇は、ミスを犯すことを恐れることなく、むしろ、私たちは必ず善であ
るものを熱心に探し求める、ということを思い起こさせてくださいました。“だれでも活発な教会
と修道生活を追い求めねばならないのです。
(Vida Nueva No. 2.853, 21 June 2013)