平成24年6月13日 各位 株式会社 みちのく銀行 「農業問題プロジェクト」参画によるりんご生産者への支援取り組みについて ~弘果弘前中央青果㈱、青森県との連携による成果事例~ みちのく銀行(頭取 (社長 杉本 康雄)では、平成23年5月より、弘果弘前中央青果株式会社 大中 忠)が実施する『農業問題プロジェクト農園運営委員会』に参画し、地域の りんご生産者への各種支援の取り組みを行っておりますが、今般、同委員会の初めての成果事 例として、地域の中核を担うりんご生産者の法人化の実現をサポートいたしました。 また、法人化以降については、当行の単独による支援活動を継続的に展開しております。 当行ではアグリビジネス推進チームを中心に、農林水産事業者等への各種支援を実施してお りますが、今後も関係団体等と連携により、地域の農業者の支援取り組みを強化してまいりま す。 記 1. 「農業問題プロジェクト農園運営委員会」の概要 (1)プロジェクト 主要参加機関 (2)基本方針 (3)活動内容 ・弘果弘前中央青果㈱グループ企業(全8社) ・青森県(中南県民局) ・みちのく銀行 地域の中核を担う農業者の法人化を支援することで、計画的な人材 育成や事業承継の円滑化および園地の集約化を図り、青森県の主要 農作物であるリンゴの生産量を維持・拡大に寄与することを目的とし ております。 ・未耕作園地の拡大を防ぐための手段として核となりうる農家の発掘 および当該農家の法人化支援 ・若手後継者および新規参入者の育成制度の提案 ・各種補助事業および融資制度の提案 ・未耕作園地の情報収集と開示 【連携イメージ図】 弘果へ出荷する農業生産者(個人) 三者合同支援 弘果弘前中央青果㈱ 青森県(中南県民局) 農業問題プロジェクト 農園運営委員会 連携・協力 みちのく銀行 2. 今回の成果事例 プロジェクト実施による初めての成果事例として、平川市広船においてりんご生産を営 む工藤秀明氏を代表とする「株式会社釈迦のりんご園」の法人化をサポートいたしました。 (1)企業概要等 設 立 法 所 在 設 企 人 立 業 日 概 要 ホームページ 株式会社釈迦のりんご園 代表取締役 工藤 秀明 青森県平川市大字広船字広沢87-2 平成24年4月2日(月) 作付面積5haにてりんご生産。農林水産大臣賞等の受賞歴あり。 標高100メートルの空気が澄んだ地域で除草剤を使用せず、完全有機 肥料で土にこだわり、木酢を使用することで農薬を抑える栽培を実施。 http://www.hirofune.com/index.html ※生産者は法人化することで効率的な経営管理、有能な人材や後継者の確保、従業員の福 利面や社会保障の充実、通年雇用による人材育成、経営の継続的発展性、対外的信用力 の向上等さまざまなメリットが得られます。 (2)みちのく銀行による支援活動 同社法人化以降、みちのく銀行では、同社に対して以下の支援活動を展開しておりま す。 平成24年5月 ・「農の雇用事業」を活用した通年雇用を開始(人材育成による栽培技術の承継) ・青森県農業法人協会への加入(先進的農業者との情報共有) ・ 平川市より農業経営改善計画の認定を受け、 「認定農業者(※)」として事業開始 平成24年6月以降 ・昨年平川市と締結した「食と農の振興による地域産業活性化に関する業務推進協定」 に基づき、農林水産省より任命を受けている当行の6次産業化ボランタリープランナ ーおよび6次産業化プランナーにより、同社の6次産業化に向けた取り組みのプラニ ングを開始いたします。 (注)認定農業者とは 農業経営基盤強化促進法に基づき、「農業経営規模の拡大」「生産方式の合理化」等の農業経営改 善を図るための 5 カ年計画(農業経営改善計画)を市町村(本件の場合平川市)が認定された農業者。 認定農業者認定により低利の制度融資の利用、税制上の償却特例、農地集積の優遇、ほ場整備 事業の活用等の各種優遇措置が受けられます。 以上
© Copyright 2024 Paperzz