【大会の運営ルール】 3-1 トーナメントゲーム開催の手順 1、最初のゲームが開始される前に、プレイヤーは先行と後攻を決めます。 2、最初の試合の後、サイドデッキの使用が許可されている場合はカードを入れ替える事が できます。 3、プレイヤーは自分のデッキをシャッフルして相手に渡します。(3-2 を確認) 4、プレイヤーは受け取った相手のデッキをシャッフルします。この行為は競争(競技レベ ル)があるレベルの大会(レルムチャンピオンシップ等)では必ず行いますが、ローカル イベントの場合は義務付けていません。 5、デッキからカードを 7 枚引きます。 6、手札を見た後に、1 度だけ最初のターン開始前に各プレイヤーはカードをシャッフルし て引き直す事ができます。 3-2 シャッフルとランダム化 プレイヤーがデッキをシャッフルする場合、デッキ内をランダム化しなければなりません。 ランダム化とは、様々なシャッフルのテクニックを使用して、お互いのプレイヤーに何の カードがどこに入っているのか分からない様にすることです。 その中でパイル・シャッフル(ディールシャッフル)(ディールシャッフルやパイルシャッ フルの様に、テーブル上の場所に順番に 1 枚ずつカードを置き、テーブルの上にできたい くつかの束を重ねて 1 つにまとめる方のみでのシャッフル)のみのシャッフルは十分なラ ンダム化にならない為、パイル・シャッフルを行った後に、別のシャッフルを行う必要が あります。 各プレイヤーは 3 分でシャッフルを行います。相手にも見せて(シャッフルなど)ゲーム の準備を行わなければなりません。ゲーム中にシャッフルをしなければならない場面にな ったときには、30 秒以内でシャッフルを行って下さい。 シャッフルをした後、これでシャッフルを終えてよいか相手に確認します。この時、相手 が希望する場合はさらにデッキをシャッフルする事ができます。なお、競争があるレベル の大会(レルムチャンピオンシップ等)では、相手が希望する場合には必ず行わなければ なりません。もし、相手のシャッフルに異議がある場合は、ジャッジに知らせて下さい。 3-3 先行・後攻の決定 各ゲームの開始時、プレイヤーは先行・後攻をランダムに決めます。 マッチ戦の場合は、前の試合の敗者が次の試合の先攻・後攻を決める事が出来ます。 3-4 ゲームの結果 ゲームの結果はスコアキーパーに結果が報告されるまでは正式なものと見なされません。 スコアキーパーがいない場合、TO もしくは当日の審判、大会の運営を行っている方がそれ に当たります。 プレイヤーはゲームやマッチに対してどのような理由でも敗北を認める事が出来ますが、 相手の譲歩に対して補償を受けてはなりません。 賄賂の要求・受領はペナルティーガイドラインに基づき、失格となります。 3-5 ゲームの引き分けに関して CZE 公式トーナメントでは、引き分けで終わる事はできません。もしプレイヤーがゲーム の制限時間を過ぎても試合をしている場合は、試合終了の手続きを行い、ゲームの勝者を 決める事になります。 3-6 タイブレーカー(同点決勝ゲーム)に関して スイスドロートーナメントの場合、勝率が同じになるプレイヤーが出てくる事があります。 その場合、CZE では 3 つのタイブレーカーを推奨しています。 ①勝率の合計 同じ勝率の場合でも、より強いプレイヤーと戦って勝っていた方が、上位になります。 ②最初のタイブレーカーの合計 対戦相手の結果を全て合計して、対戦相手にランキングをつけます。同じ勝率の場合でも、 総合して強いプレイヤーと戦って勝っていた方が、上位になります。 ③タイミング どのラウンドで負けたかで順位をつけます。後のラウンドで負けた方が上位になります。 3-7 メモ プレイヤーは、試合のペースが乱れる事が無い限り、試合中いつでもメモを取る事ができ、 また参考にする事が出来ます。全てのメモの情報は公開しなければなりませんが、理解が 出来るものでなくても良い。試合中に書かれたもの以外のメモは見る事はできません。 3-8 外部からのアシスト プレイヤーはゲーム中、外部からのアシストを受けてはなりません。観客や他のプレイヤ ーからのアドバイス、口頭や口頭ではないもの、試合外で受け取ったメモなど、ここに記 載されていないものも含め、一切のアシストを受ける事を禁止します。 3-9 ルールの異議申し立て アシスタントフロアジャッジが間違った判断を下したと思った場合、プレイヤーはヘッド ジャッジに自分の意見を言う事が出来ます。全てのケースで、ヘッドジャッジはその場に 行き、意見に対して答えを出さなければなりません。なお、店舗等の都合によりアシスタ ントフロアジャッジがいない場合、TO もしくは当日の審判、大会の運営を行っている方が それに当たり、ヘッドジャッジの判断に従って頂く事となります。 3-10 カードへの記入 プレイヤーはそれぞれのカードを良い状態に保ち、他のカードと区別が付くようなマーク がついたカードを使用する事は出来ません。スリーブは、カードの一部とみなされ、マー クの付いたスリーブに入っているカードも、同じくマークがついているとみなされます。 よって、大会に参加している間は、カードやスリーブが傷んでいたり、マークがされてい ないか、よく確認しておく事をお勧めします。 プレイヤーは、絵やテキストが著しく隠れてしまったり、デッキにあるカードが識別出来 なくなることのない範囲でカードの表面を改良してもよく、改良の良し悪しは、その場(大 会)のヘッドジャッジの裁量に委ねられます。よって、改良されたカードを使用したい場 合は、事前にヘッドジャッジにご相談ください。 3-11 スリーブ プレイヤーにはカードのダメージを避ける為、スリーブの使用を推奨しています。CZE ト ーナメントでは基本的にはどんなスリーブでも使用する事ができますが、スリーブの使用 に関しては下記のガイドラインに従わなければなりません。 z スリーブは全て同一のものを使用する。 z 反射するスリーブは使用してはならない。 z スリーブはカードの中身を妨害するようなものを使用してはならない。 z 全てのカードにスリーブを 1 枚のみ使用する。 プレイヤーはカードにダメージが入らないように、定期的にスリーブを交換する事を推奨 します。 3-12 偽造カードと代用品 偽造カードの使用は、厳しく禁止されており、これには、カードの写真コピーといった代 用品の使用も含まれます。偽造カードの使用が認められた場合、ヘッドジャッジより厳重 に処罰されます。処罰の内容によって、以後いかなる大会へも参加出来なくなる場合があ ります。 3-13 賭けごとについて トーナメントの誠実性を保つ為、プレイヤーとトーナメントの関係者はどんな公式ゲーム の結果に対しても賭け事を行ってはなりません。 4-1 イベント参加者・観戦される方への責任 全てのイベント参加者は下記責任を伴う。 z ゲーム及び役割に該当するトーナメントポリシーを理解して、従う事。 z 常に礼儀正しいマナーでいる事。これには、不敬な言葉の使用や攻撃的なコメントや 仕草を控える事も含まれる。 z 不相応な服や攻撃的な服を着てはならない。 z 進行中のマッチに干渉してはならない。ジャッジはルールの答えとゲームの問題を判 断する事が出来る。 z 進行中のマッチに関して他の観客と、マッチが行われている近くで議論をしてはなら ない。 z もしプレイヤーがトーナメントルールに従っていない場合や、マッチ中にゲームスコ アやライフポイントを正しく計算していない場合は、どちらに利益が生じようともト ーナメント関係者にタイムリーに誠実に報告しなければならない。 z トーナメント関係者からの注意には従う事。 4-2 プレイヤーの責任 プレイヤーは公衆の責任に下記事項が加わる。 z CZEID が一つである事。 z ゲームの最中は分かりやすいコミュニケーションを心がける事。 z ゲーム中は手とカードをテーブルより上に上げる事。 z もし相手プレイヤーがトーナメントルールに従っていない場合、またマッチ中にゲー ムスコアやライフポイントを正しく計算していない場合はどちらに利益が生じようと もジャッジに異議を申し出る事。 z もしプレイヤートーナメントルールに従っていない場合、マッチ中にゲームスコアや ライフポイントを正しく計算していない場合は、どちらに利益が生じようともトーナ メント関係者にタイムリーに誠実に報告しなければならない。 z 他のプレイヤーに、戦略やプレイスキルに関して無礼な事をいってはならない。 z CZEID には正確な情報を維持する事。 4-3 アシスタントジャッジの責任 アシスタントジャッジはヘッドジャッジを補佐して、公正なトーナメント環境を確保しな ければなりません。アシスタントジャッジはプレイヤーの責任に下記事項が加わります。 z トーナメント開催中はその場で立ち会う事。 z 全てのゲームとトーナメントに関するエキスパートレベルの知識を維持する事。 z トーナメント会場には最初のラウンドが始まる最低 30 分前もしくはヘッドジャッジに 指示された時間までに到着しなければならない。 z 常にトーナメントエリア及びプレイヤーを観察しなければならない。 z デッキチェック要求された時、正確に早く行う事。 z プレイヤーや聴衆から明確に識別出来るように、適した服装を着用する事。 z 特定のプレイヤーやチームに対して、えこひいきを行わない事。 z 参加者が目撃したどんなルールエラーに対しても素早く、効率的に判断を下す事。 z 全てのトーナメントペナルティーはスコアキーパーに報告されなければならない。 z マッチの結果が双方のプレイヤーが実証してから、素早く報告する事。 4-4 ヘッドジャッジの責任 ヘッドジャッジは、トーナメント中の議論に対する最終的な決定者となります。ヘッドジ ャッジによる決定に対して異議を唱える事は出来ません。ヘッドジャッジは決定を下し、 トーナメントスタッフを管理してトーナメントがスムーズに運営出来るようにしなければ なりません。ヘッドジャッジはアシスタントジャッジの責任に下記事項が加わります。 z トーナメント開催中はその場で立ち会う事。 z スコアキーパーが次のラウンド準備を素早く行えるようにする。 z ラウンドの開始と終了が全てのプレイヤーやジャッジと明確にまた効率的にコミュニ ケーションが取れるようにする。 z プレイヤーが異議を申し立てた事に対して、決定が下せるようにする。 z 全てのジャッジがトーナメントソフトウェアにきちんと掲載されているか確認する。 z アシスタントジャッジがそれぞれの責任と職務を認識しているようにする。 4-5 トーナメントオーガナイザー(イベント運営者)の責任 トーナメントオーガナイザーはトーナメントをアレンジして、イベントの前、最中、後も 円滑に運営出来るようにします。トーナメントオーガナイザーは、ローカル段階のイベン ト以外は自分がオーガナイズしたトーナメントには参加する事は出来ません。トーナメン トオーガナイザーには下記責任が伴います。 z トーナメントに必要な開催場所、スタッフ、素材をできるかぎり準備するよう努める。 これには前もって安全な開催場所と、イベントのボランティアを希望しているジャッ ジを探す事(日本ではボランティアプログラム開始とともに適用されます。)、会場に テーブル・椅子、テーブルクロス、テーブルナンバ-プリンターと用紙、トーナメン トソフトウェアが入ったパソコンなどの用意も含まれる。 z トーナメントを前もって公式に申し込み、7 日以内に結果報告を行わなければならない。 z トーナメント関係者及びジャッジは、コミュニケーションを取るのに適した服を着用 しなければならない。 z 全ての賞品、トーナメント参加費、開始時間やルールは、トーナメントの開始前に明 確に告知されなければならない。 5、違反時の対応 5-1 定義 プレイヤーもしくは聴衆が上記に記載されている責任に違反する行為、トーナメントイン フラクションを破った場合は、失格もしくはペナルティー委員会から停止処分を受ける可 能性があります。 停止処分の長さは様々な要因によって異なり、違反の重大性やプレイヤーの捜査協力に対 する意欲とそのプレイヤーの履歴も含まれます。 なお、上記の大会運営規定につきましては、大会当日状況から大会開催店舗の判断により、 掲載されている規定とは異なる判断が下される可能性があり、大会参加者はその判断に 従って大会に参加して頂く必要があります。予めご了承ください。
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