第9回 ネットワーク、サーバ、インターネットについて

ビジネスアプリケーションⅠ 第9回 ネットワーク、サーバ、インターネットについて
■ ネットワークとは 「ネットワーク」とは、複数のコンピュータをケーブルなどで接続してデータのやりとりをする
システムのことです。ネットワーク化によるメリットは以下のようなものがあります。
・ ハードウェア資源の共有
ハードディスクやプリンタなどのハードウェアを共有できます。
・ データの共有
データベースを一元管理したり、ファイルの共有ができます。
・ データの送受信
電子メールやファイルの送受信を行うことができます。
・ コスト削減
ハードウェアの共有や電子メールでのファイルの送受信により、物理的、時間的にもコスト
削減ができます。
ネットワークに対して、他のコンピュータと接続せずにコンピュータ単体で使用している状態を「ス
タンドアロン」といいます。
◆ ネットワークの種類
ネットワークには、次のような種類があります。
1.LAN(Local Area Network)
「LAN」とは、同一建物や敷地内、工場内、学校内など比較的狭い範囲で、複数のコンピュータやプ
リンタなどをケーブルなどで接続したネットワークのことです。
2.WAN(Wide Area Network)
「WAN」とは、離れた LAN 同士を相互に接続した広域ネットワークのことです。LAN 同士を接続
するには、公衆回線や専用線を使用します。
3.インターネット
「インターネット」とは、LAN や WAN などのさまざまなネットワークが結ばれた世界規模のネッ
トワークのことです。世界共通の技術を使用しているので、どこからでも自由に情報を発信できたり
受信できたりします。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 2 ◆ ネットワーク(LAN)に必要なハードウェア
ネットワークを構築するには、以下のようなハードウェアが必要になります。
ネットワークインターフェース
LAN に接続するためのケーブルを差し込むポートを備え
(ネットワークカード)
たインターフェース。最近のパソコンにはほとんど標準で
搭載されている。無線のインターフェースもある。パソコ
ンに搭載されていないものは、ネットワークカード(PC カ
ードタイプや USB タイプもある)をパソコン本体に取り付
ける。
LAN ケーブル
パソコンを LAN に接続するためのケーブル。LAN の規格
のよって使用するケーブルが異なる。
HUB(ハブ)
パソコンから LAN ケーブルを接続する集線装置。ネットワ
ークの中継点としての役割を担う。HUB には、LAN ケー
ブルを接続するための「ポート」
(コネクタ)があり、ポー
トの数だけパソコンを接続できる。
◆ LAN の接続形態
LAN の接続形態を「トポロジ」といい、次のような種類があります
トポロジ
説明
長所
短所
バス型
バスと呼ばれる 1 本の
コンピュータ事
故障個所の特定
伝送路を中心に、コン
態の故障がネッ
が困難。構築費用
ピュータや周辺機器を
トワークに影響
は比較的高価。
バスから分岐して接続
を及ぼしにくい。
する形態。
スター型
ハブ(HUB)など集線
コンピュータの
ハブなどの集線
装置を中心として、コ
増設や移設が簡
装置が故障する
ンピュータや周辺機器
単。
とネットワーク
を放射状に接続する形
態。現在のネットワー
クの主流。
全体が停止。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 3 リング型
伝送路をリング状に配
障害箇所の特定
コンピュータや
線し、コンピュータや
が容易。
伝送路の 1 ヶ所
周辺機器を接続する形
で障害が起こる
態。
と、ネットワーク
全体が停止。構築
費用は高価。
◆ イーサネット型 LAN
イーサネット型 LAN は、もっとも普及している LAN の国際標準規格で、IEEE(米国電気電子学会)に
より IEEE802.3 として規格化されています。
イーサネット型 LAN には、接続形態や伝送速度などによって、いくつかの種類に分けられます。
規格
伝送速度
伝送距離
接続形態
伝送媒体
10BASE5
10Mbps
最大 500m
バス型
同軸ケーブル
10BASE2
10Mbps
最大 185m
バス型
簡易同軸ケーブル
10BASE-T
10Mbps
最大 100m
スター型
ツイストペアケーブル
100BASE-TX
100Mbps
最大 100m
スター型
ツイストペアケーブル
100BASE-FX
100Mbps
最大 2km
スター型
光ファイバケーブル
1000BASE-T
1Gbps
最大 100m
スター型
ツイストペアケーブル
1000BASE-LX
1Gbps
最大 550m
スター型
マルチモード光ファイバケーブル
1Gbps
最大 5km
スター型
シングルモード光ファイバケーブル
☆ bps(Bits Per Second)
データの転送速度の単位。1 秒あたりに転送できるビット数。
・ 同軸ケーブル(AUI、トランシーバケーブル)
・ 簡易同軸ケーブル(BNC)
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 4 ・ ツイストペアケーブル(UTP・RJ-45)
・ 光ファイバケーブル
◆ 無線 LAN
無線 LAN は電波や赤外線を用いてネットワークを構築する技術です。アクセスポイントと呼ばれる
機器を親機とし、コンピュータやプリンタなどを子機として、接続します。
次のような規格があります。
規格
使用周波数帯
通信速度
特徴
IEEE802.11a
5.2GHz
54Mbps
通信速度が速い。11b、11g と互換性
がない。電波干渉に強い。
IEEE802.11b
2.4GHz
11Mbps
通信距離が長い。障害物に強い。
屋外使用ができる。
IEEE802.11g
2.4GHz
54Mbps
通信距離が長い。障害物に強い。
通信速度が速い。
11b と同時接続が可能。
屋外使用ができる。
IEEE802.11n
2.4GHz/5GHz
300/450Mbps
11a、11b、11g と同時使用が可能。
◆ 無線 LAN のセキュリティ
無線 LAN を使用する際、電波の届く範囲内であれば、通信が自由にできてしまうため、勝手に知ら
ない人に使われてしまうこともあるため、セキュリティに注意しなければいけません。
通常、暗号化機能(データの形式を変換し、データの内容を安易に解読することができないようにす
るための技術)や認証機能を使います。
・WEP(Wired Equivalent Privacy)
データを暗号化する方式のひとつ。暗号キー(秘密鍵)に 40 ビットと 128 ビットのデータを使う
方式がある。40 ビットの鍵は 24 ビット分のランダムなデータを追加して暗号化しているので「64bit
WEP」と呼ばれることもある。WEP そのものに脆弱性が発見されているため、信頼度はそれほど高
くない。WEP40(64)ビットの場合は 5 文字の英数字で設定できる。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 5 ・WPA(Wi-Fi Protected Access)
WEP を改良し WEP の代わりに使われ始めたセキュリティ設定。SSID(Service Set Identifier:無
線 LAN のアクセスポイントを識別するための名前)と WEP キーに加えて、ユーザー認証機能や暗号
キーを一定時間毎に自動更新する「TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)」とよばれる暗号化プロ
トコルを採用している。さらに暗号化の方法に「TKIP」の代わりに「AES(Advanced Encryption
Standard)」を採用した WPA2 もある。
☆ Wi-Fi
無線 LAN の業界団体 Wi-Fi Alliance が「IEEE802.11a/ b/ g/ n」の互換性を保証するために定めたブ
ランド名。異なるメーカー同士で無線 LAN による相互接続が保証されているため、あらゆるデバイ
ス(コンピュータ、PDA、ゲーム機、iPod 等)で無線への接続ができる。
「Wi-Fi」と認定されたものには製品パッケージ等に Wi-Fi ロゴがある。
■ クライアントサーバシステム
ネットワークに接続するコンピュータは、ほかのコンピュータにサービスを提供したり、そのサービ
スを利用したりします。サービスを提供するコンピュータを「サーバ」、サービスを要求し、それを
利用するコンピュータを「クライアント」といいます。このサーバとクライアントによって構成され
るネットワークの形態を「クライアントサーバシステム」といいます。
1.サーバの役割
サーバとは、ネットワークの中心的な役割をもつコンピュータのことです。サーバはネットワーク上
のデータや周辺機器などを管理し、共有の設定を行なうことができます。
・ データの集中管理
大容量のハードディスクを持つサーバを設置すると、多くのデータを一箇所に集中して管理すること
ができます。データの使用を許可されているユーザーは、ネットワークに接続されているコンピュー
タから、データを参照したり、操作したりできます。また、データを一箇所で管理することで、常に
最新のデータを保存しておくことができ、ユーザーは、ネットワークを経由して、いつでも最新デー
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 6 タを利用できます。
・ 周辺機器の管理
ネットワーク上のプリンタやスキャナなどの周辺機器を管理できます。使用が許可されているユーザ
ーは、ネットワークに接続されているコンピュータから周辺機器を使用できます。ユーザーが周辺機
器を使用すると、その命令がサーバを経由して、周辺機器に与えられます。周辺機器への命令が、複
数のユーザーから同時に発生しても、サーバは順序良く処理できるように制御しています。
2.クライアントの接続方法
クライアントは、サーバに要求をだして、サーバが提供するサービスを利用するコンピュータです。
・ LAN ケーブル経由
LAN ケーブルを使用して、クライアントとネットワークに接続します。クライアントには、ネットワ
ークカードが必要になります。ネットワークを構築するための最も基本的な方法です。
・ 無線
ケーブルを使用せず、電波や赤外線でクライントとネットワークを結びます。電波による通信では、
無線 LAN の規格に対応した無線 LAN カードをクライアントに取り付け、無線 LAN アクセスポイン
トを介してネットワーク接続します。
・ モデム(電話回線)経由
社外などから、会社のネットワークに接続する場合は、「電話回線」を使用します。電話回線を使用
するには、「モデム」が必要になります。
3.サーバの種類
サーバには以下のような種類と機能があります。
ファイルサーバ
ファイルを共有する機能を提供するサーバ。クライアントは、ファイ
ルサーバのファイルを共有することで情報を有効活用できる。
プリントサーバ
プリンタを共有する機能を提供するサーバ。
データベースサーバ
データベース管理システム(DBMS)を持ったサーバ。すべてのクラ
イントがデータベースに直接接続されているのと同じ環境を実現で
きる。
Web サーバ
Web ページを格納し、管理するサーバ
メールサーバ
電子メールの送受信を管理するサーバ
◆ ネットワークの利用上の注意
ネットワークを利用するとリソースの共有ができ便利ですが、その反面、注意しなければならないこ
ともあります。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 7 1.プライバシー
機密情報や個人情報をサーバに保存する場合は注意が必要です。同じネットワークに登録されている
ユーザーが誰でもアクセスできる場合は、知らない間に誰かに見られている可能性があります。
2.セキュリティ
ネットワークを構築する場合、ネットワークの規模に応じたセキュリティ対策を行なう必要がありま
す。たとえば、ウィルスの侵入を防ぐために、ウィルスチェックソフトを導入したり、不正アクセス
に備えてファイアウォールを設定したりします。
☆ ファイアウォール:コンピュータやネットワークを外部からの不正な侵入から守るための防御シ
ステムです。ファイアウォールには、ハードウェアやソフトウェアのそれぞれがあり、特定の通信を
遮断するソフトウェアや、特定の通信しか通さない機械をインターネットと社内のネットワークのよ
うな 2 つのネットワークの間に配置することで、外部からの不正なアクセスを防ぐことができます。
3.ネットワーク障害
ケーブルや回線の障害などにより、ネットワーク全体が利用できなくなる可能性があります。ネット
ワークが利用できなくなると、情報のやりとりやリソースの利用ができなくなったりします。定期的
に機器を点検したり、必要な情報のバックアップを取ったりして緊急の場合に備えます。
■ インターネットについて ◆ インターネットとは
インターネットは、それぞれのコンピュータが網の目状に接続され、世界規模まで発展した大きなネ
ットワークです。ネットワークのネットワークです。インターネット上では、共通の通信プロトコル
(TCP/IP)や標準化された規則にしたがって、世界中のコンピュータを相互に接続し、情報のやりと
りを行ないます。
☆プロトコル:コンピュータ同士が通信する上で決められた約束事のこと。通信手順。
◆ インターネットの接続の種類
インターネットに接続するには、さまざまな方法があります。
1.ダイアルアップ接続(ナローバンド接続)
電話回線を利用して、インターネットに接続します。
アナログ回線
ISDN 回線
モデムを使用し、一般のアナログ電話網を利用。通信速度は 56kbps。
ISDN 回線(デジタル回線)を利用。ターミナルアダプタ(TA)を使用。
通信速度は 64kbps、128kbps。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 8 2. ブロードバンド接続(高速接続)
通信速度が高速で、大容量通信が可能な通信サービスです。
ADSL
一般の電話回線を利用。ISDN より通信速度が速く、1つの回線を音声通話とデ
ータ通話の両方で共有し、電話をしながらインターネットが利用可能。ADSL モ
デムを使用。中継局からの距離が遠いと速度が出ない。通信速度は 1.5Mbps∼
50Mbps。
CATV
CATV のケーブルを利用。ケーブル専用モデムが必要。最大 10Mbps∼160Mbps。
光ファイバー
光ファイバケーブルを利用。最大 10Mbps∼1Gbps。中継局からの距離に関係なく
(FTTH)
安定した通信が可能。
3.モバイル通信(無線接続)
ノートパソコンや PDA、携帯電話などのモバイル端末からデータ通信カードを利用して、無線でデー
タ通信をするサービスのことです。電波の送受信可能なエリア内であれば、移動中でもデータ通信が
可能です。現在、新しい技術、規格が次々に登場し、伝送(通信)速度も日々高速化されている。
W-CDMA
第 3 世代携帯電話方式によるデータ通信。通信速度 384Kbps。
(3G/HSPA)
HSDPA ( High-Speed Downlink Packet Access ) と い う 規 格 に 下 り 最 大
14.4Mbps、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)という規格により最
大 5.7Mbps の速度が理論上可能になっている。Docomo の「FOMA ハイスピ
ード」やソフトバンク「3G ハイスピード」としてサービスが提供されている。
LTE(Super 3G) W-CDMA の「HSDPA」をさらに高速化したもので理論上は下り 100Mbps 以
上/上り 50Mbps 以上としている。Docomo が「Xi(クロッシー)」(下り
37.5Mbps、上り 12.5Mbps)として採用している。
802.16e( モ バ イ
通信速度は 75Mbps(理論上)。UQ WiMAX が下り最大 40Mbps、上り最大
ル WiMAX)
10Mbps でサービスを提供している。駅や店舗のデジタルサイネージでも利用
され、また高速移動中でも使用できるため、電車内でも利用されている。
DC-HSDPA
「HSDPA」をさらに高速化したもので、下り最大 42Mbps 上り最大 5.8Mbps で、イーモバイ
ル(EMOBILE G4)とソフトバンク(ULTRA SPEED)が採用している。
☆ ベストエフォート
ブロードバンド接続やモバイル接続の場合、回線の混み具合や、通信環境等により理論上の速度を実
際に出せない場合が多い。ADSL の場合は、NTT の収容局から距離が遠かったり、ノイズの干渉により
最大 8Mbps の場合、5Mbps や場合によっては 1
3Mbps となる時もある。「ベストエフォート」とは、
ベストを尽くすが、必ずしもその速度を保証するものではないというもので、ADSL や無線接続など多
くのサービスでベストエフォート型の接続になっている。 ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 9 ■ 電子メール(E-mail)
電子メールは、インターネットを使ってメッセージをやりとりするサービスです。@が含まれるメー
ルアドレスを使います。
[email protected]
ユー ザ名 ドメ イン名 ・ユーザ名(ユーザ ID、アカウント名):個人個人それぞれの名前
・ドメイン名(ホスト名):利用するサーバのドメイン名
◆ 電子メールの仕組み
電子メールは、SMTP サーバという送信サーバと POP サーバという受信サーバを利用しやり取り
が行われています。送信には、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)というプロトコルが、受信に
は、POP3(Post Office Protocol 3)または IMAP 4(Internet Message Access Protocol)というプロ
トコルが使用されます。
イン タネッ ト JIU 内
相手のプロバイダ
・ SMTP:電子メールを送信するためのプロトコル。メールサーバ同士、またはメールクライアント
からメールサーバに送信する際に使用されます。
・ POP3:電子メールを受信するためのプロトコル。メールサーバに保存されている新着メールを一
括して受信します。ID とパスワードを送ってから受信者を確認してから、受信者のコンピ
ュータに取り込みます。
・ IMAP4:電子メールを受信するためのプロトコル。メールサーバに保存されているメールを選択
して受信することができます。また、一覧(件名、差出人名など)だけを受信したり、特
定のサーバから削除したりすることができます。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 10 ・ POP before SMTP
メールの送信では、ID やパスワードを送ることなく、SMTP サーバは送受信を確認せずに送り
出します。そのため、部外者が、メールアドレスを偽って他人になりすまして送信することが
できます。これを防ぐために、送信前の POP3 で ID とパスワードによる確認をすませてから
送信を受け付ける「POP before SMTP」という機能があります。
◆ Web ブラウザ(ブラウザソフト)
「Web ブラウザ」とは Web ページ(ホームページ)を見るためのアプリケーションソフトの
ことです。Internet Explorer(Windows)や Safari(Mac) が代表的ですが、そのほか、Firefox や、
Google Chrome、Opera などがあります。
☆ ブラウザの歴史(firefox) http://foxkeh.jp/downloads/
◆ アドレスバー
Web ページを見るには、見たいページのアドレス(URL)を「アドレスバー」に入力し、
[Enter]キ
ーを押します。最初の「http://」は省略することができます。また最後に「index.html」という URL
の場合は「index.html」を省略できます。
URL は半角英数を入力するときは、入力モードを日本語入力オフ(直接入力)にしてから入力する
ようにしましょう。日本語入力オンの状態で入力してしまった場合は、「F10」で変換できます。
★ 特殊記号について
URL でよく使われる特殊記号を読み方、入力方法を覚えましょう。
「 :(コロン)」
「 /(スラッシュ)」
「 ~(チルダ)」 →[Shift]+[へ]
「 _(アンダーバー)」 →[シフト]+[ろ]
★ IE では、「.co.jp」のつく URL を、「Ctrl」+「Enter」で入力を省力することができます。
例:Yahoo の場合 「yahoo」と入力→「Ctrl」+「Enter」
◆ 文字サイズ、表示サイズの変更
表示されている Web ページの文字サイズを見やすいように、変更することができます。
・拡大:「⌘」(Ctrl)+「+」(「Shift」+「れ」)、縮小「⌘」(Ctrl)+「−」
◆ 文字コードの変更
文字化けしている場合は、
「表示」→「テキストエンコード」
(「エンコード」)で文字コードを変更し
ます。
ビジネスアプリケーションⅠ 第 9 回 11 ◆ 検索エンジン(サーチエンジン、検索サイト)
自分の見たいページのアドレスを知らない場合や、とりあえず、「○○○」について知りたい場合など、
通常は「検索エンジン」を使って検索します。
検索方法は大きく分けて、ディレクトリ型(カテゴリ)検索とロボット型(キーワード)検索の2つ
のタイプがあります。ディレクトリ型は集められた Web サイトの情報を人の手作業によってカテゴ
ライズされ、ロボット型はクローラーもしくはスパイダーと呼ばれるプログラムがインターネット上
を巡回して自動的に情報を収集していきます。最近では2つをあわせた複合型が主流になっています。
代表的な、検索サイト「Yahoo!」(ディレクトリ検索)と「Google」(キーワード検索)を見てみま
しょう。
・ Yahoo! Japan
http://www.yahoo.co.jp/
ディレクトリ型の代表的なサイトです。
ニュースや天気など知りたいことや調べたことがすぐにわかり
ます。(ポータルサイト)検索以外に、メールやショッピング、
オークションなど多くの人に利用されています。
・ Google
http://www.google.co.jp/
キーワード検索の代表的なサイトです。
調べたいことがはっきりしている場合、Google のキーワード検索
は早くて便利です。
Google は検索エンジン以外に、Gmail、Google Earth、GooleMap、Blogger、YouTube など世界中
で利用されている数多くのサービスを提供しています。
その他の検索エンジン
・ Goo(NTT レゾナント)
・ インフォシーク(楽天)
・ エキサイト
http://www.goo.ne.jp/
http://www.infoseek.co.jp/
http://www.excite.co.jp/
◆ ブックマーク(お気に入り)
よく見るページは、「ブックマーク(お気に入り)」に登録しておきましょう。
毎回、アドレスを入力することなく、そのページを表示させることができます。
◆ 拡張機能(アドオン)
ブラウザに拡張機能を追加することで、Evernote の Web クリップが簡単できたり、Twitter や
Facebook との連携ができたり、Gmail の新着メールの確認ができたりとブラウザを自由にカスタマ
イズすることができます。数は Firefox が圧倒的ですが、Googla Chrome も Google のサービスとの
連携は便利です。ただしたくさん入れすぎると逆に使いづらくなることもあるので、試してみていら
ないものは機能を OFF にするかアンインストールしましょう。