インフラストラクチャ・アウトソーシング

インフラストラクチャ・アウトソーシング
戦略的インフラストラクチャ・アウトソーシング
— 企業価値向上のためのITインフラの実現 —
アクセンチュアは IT インフラの変革を求める企業に対し、最適
なソリューションを提供します。短時間で成果を創出する施策
に着目し、強固なガバナンスを確立した上で、標準的なマネー
ジド・サービスに基づくプロセスの変革を実施します。これに
より、顧客企業は自社の IT インフラの品質、信頼性およびセキュ
リティ・レベルを向上させると同時に、そのコストを削減する
ことが出来ます。また、IT インフラの合理化および最適化を段
階的に進めていくことにより、最終段階において、柔軟性に富
みかつ変化に迅速に対応可能な「企業価値向上のための IT イン
フラ」を実現します。
アクセンチュアは、アウトソーシングによって構築される顧客
企業との関係を、相互利益とアカウンタビリティの可視化に置
き、主体的かつ客観的立場で目的達成への道標を明確にします。
顧客企業の発展とそれを支えるサービス基盤をしっかりと見据
えた上で、私たちは顧客企業とのパートナーシップを強化し、
リスクの軽減と業績の向上を図ります。これらの施策により、
顧客企業は経営資源を真に重要な経営課題へと投入できるよう
になり、事業のさらなる発展がもたらされます。
2
目次
インフラストラクチャ・アウトソーシングの形態
4
インフラストラクチャ・アウトソーシングにおける強み
5
ITインフラの高度化に向けたアプローチ
6
変革の初期フェーズにおける考察視点
7
確たる成果に結び付くアクセンチュアのソリューション
8
サービス提供モデル
9
グローバル・デリバリーセンター・マップ
10
データセンター設備
11
3
インフラストラクチャ・アウトソーシングの形態
オープンシステム化の流れを受けてマルチ・ソーシングを採用
する企業が増えていますが、マルチ・ソーシングは利用企業に
高度な管理手法を課し、全社横断的 IT ガバナンス統制の一つの
大きな障壁となっています。これに対し、アクセンチュアはこ
れまでのアウトソーシングの潮流を踏まえ、最適解の一つとし
て、「ワンストップ・アウトソーシング」を提唱します。
~90年代 メインフレームの時代
フル・アウトソーシング
90年代~ オープンシステム化の時代
マルチ・アウトソーシング
「管理工数は抑えられるが、
ブラックボッ
クス化、
コントロールレスのリスク大」
企業
外部パートナー/
ベンダー
ベンダープロダクトも含め、
サーバー
プロダクト
運用、
データセンターなどのITインフラ
サービスを一括提供
「最適ソリューションの選択肢を担保
可能だが、管理工数が増大」
次世代
ワンストップ・アウトソーシング
「最適ソリューションの選択肢を担保、
かつ、管理工数の抑制を同時に実現」
企業
企業
企業によるプロダクト/サービスの
個別検討にもとづき、最適なソリュー
ションを個別に提供
自社/他社のプロダクト・サービスに
依らず、最適な全体ソリューションを
テーラリングを行った上で提供
サービス費用の妥当性
×
○
ベンダープロダクト依存度
×
○
利用企業側の管理負荷
○
×
フル・アウトソーシング
マルチ・アウトソーシング
ワンストップ・アウトソーシング
メインフレーム時代のフル・アウトソー
シングにおいては、利用企業は該当プロ
ダクトを扱う業者もしくは該当プロダク
トを専門とする業者に包括的にサーバー
運用、データセンターなどの IT インフラ
サービスを委託することにより、アウト
ソーサーの契約工数を極小化できるとと
もに、サービスの責任分界も明確である
ことから、管理工数の削減が可能です。
しかしながら、一定のベンダープロダク
トやその技術に全面的に依存した形態で
あるがため、提供されるサービス内容や
それに応じた費用の妥当性を利用企業側
で判断することが困難であり、かつ、将
来的な拡張性および技術刷新が妨げられ
る懸念があります。換言すると、利用企
業が一旦フル・アウトソーシングを実施
すると、その領域はブラックボックス化
し、コントロールレスとなるリスクが非
常に高いといえます。
90 年代からのオープンシステム化の流れ
アクセンチュアが提唱する次世代型のワ
ンストップ・アウトソーシングは、IT イ
ンフラの構成要素ごとにあらゆる選択肢
の中から最適なプロダクト、最適なサー
ビスをアウトソーサー自らが選定し、そ
れらを組み合わせて、利用企業に提供す
ることにより、提供されるサービス内容
および費用について妥当性の担保が可能
です。加えて、利用企業は IT インフラ
を 1 社のアウトソーサーに包括的に委託
することにより、管理工数も極小化でき
ます。しかしながら、ワンストップ・ア
ウトソーシングを行うアウトソーサーに
は、
「効率的なサービス提供とオーダーメ
イドのサービス提供」のトレードオフを
コントロールし、最適なサービスをテー
ラリングするための高度なノウハウが必
要になります。アクセンチュアは 20 年
以上にわたるアウトソーシング・ビジネ
スの経験、および長年培ったコンサル
ティングノウハウを最大限に活用し、ワ
ンストップ・アウトソーシングを提供し
ます。
4
を受け、現時点でのアウトソーシングの
潮流ともいえるマルチ・アウトソーシン
グにおいては、利用企業はプロダクトに
依存せず、IT インフラの構成要素毎にア
ウトソーシング先を個別に選択できるこ
とにより、提供されるサービス内容およ
び費用について、市場標準と照合し、そ
の妥当性を判断することができます。加
えて、オープンシステムの特性上、個別
プロダクトの独自技術特性が少ないた
め、ベンダープロダクトへの依存度が低
く、将来的な IT インフラ構想の障壁とな
るケースは少ないといえます。しかしな
がら、IT インフラを個別にアウトソース
することにより、領域ごとのベンダー各
社との契約管理のみならず、IT インフラ
全体の仕様策定や障害切り分けなど利用
企業側の管理工数が大々的に発生する懸
念があります。換言すれば、マルチ・ア
ウトソーシングは、現在日本企業が抱え
る全社横断的な IT ガバナンス欠如の大き
な要因となっているといえます。
インフラストラクチャ・アウトソーシングにおける強み
アクセンチュアは長期的なクライアントとの信頼関係を最も重
視するため、ハードウェアの長期的な保守を提供するのではな
くインフラリソースを最適化しクライアント/アクセンチュア
双方にとって利益となる構造を作り出すことで、真の意味での
コスト削減に取り組みます。
コスト削減の原資創出
クライアント
運用業務の徹底的な可視化/業務標準化
コスト削減効果のシェア
インフラ統合ノウハウを活用したインフラリソースの最適化
アクセンチュア
運用業務集約
/標準化
IT統合ノウハウ
戦略的価格での調達/価格交渉
運用部隊
ハードウェア
メーカー
グローバルで標準化されたインフラ運用フレームワーク /
ツールセットを利用し、運用業務の徹底的な可視化 / 業務
標準化を実施することで、
コスト削減を実施
データセンター
業者
インフラリソース利用状況のモニタリング結果をベースとし、
アクセンチュアがコンサルティング事業で培った、
インフラ
統合ノウハウを活用することで、
クライアントのインフラ
リソースのムダを削減し、
コスト削減を実施
グローバル規模の調達力を活かした戦略的仕入れ
ハードウェア/データセンター等については、
アクセンチュア
が受託する複数案件の総量に基づいたボリュームディスカウント
により、
ハードウェアメーカー / データセンター業者より戦略的
価格での購買/価格交渉を実施
1. ワンストップ・アウトソーシング
2. サービスの可視化と標準化
3. 継続的なコスト削減
IT インフラの構成要素ごとにあらゆる選
択肢の中から最適なプロダクト、最適な
サービスを選定し、それらを組み合わせ
て提供することにより、サービス内容お
よび費用の妥当性の担保が可能です。加
えて、利用企業は IT インフラを 1 社に包
括的に委託することにより、管理工数も
極小化することができます。
能動的な運用品質改善の基盤として、運
用 業 務 全 体 の サ ー ビ ス 品 質 管 理 か ら、
日々の運用業務における 1 つのインシデ
ント登録に至るまでをシームレスに連携
した弊社ツールセットを用い、サービス
の可視化・標準化を実現します。
コスト削減効果のシェアが目的であり、
ハードウェアの長期的な保守を提供する
のではなく、インフラリソースを最適化
することがクライアント/アクセンチュ
ア双方にとって利益となる構造であるた
め、その構造の上で、長期にわたり良好
な関係を築くことで、双方の利益最大化
を実現します。
5
ITインフラの高度化に向けたアプローチ
アクセンチュアは利用企業の IT インフラを企業価値向上の源泉
に変貌させるべく、前述の IT インフラの変革に向けた着眼点、
および 3 フェーズから成る段階的なアプローチをもって、ワン
ストップ・アウトソーシングを提供します。
フェーズ
フェーズ
1
現行踏襲の運用統合
2
IT工業化・自動化
フェーズ
3
経営とITインフラの整合
高
経営に対する
付加価値
低
ITインフラの
位置付け
Reactive
Proactive
企業価値向上の源泉
コスト効率化の対象
フェーズ1 現行踏襲の運用統合
フェーズ2
IT インフラ高度化の第一歩として、現行
の IT インフラおよびそれに関連する業
務の可視化と現行踏襲型の運用統合を実
施します。まず、IT インフラ資産および
その運用サービス内容、およびそれらに
付帯する工数、費用などについて、総合
的な棚卸し作業を行うことにより、IT イ
ンフラとそれに関わる情報を可視化し、
それをベースとして、現行の重複する IT
インフラ運用サービスについては、運用
業務の水平統合を実施し、効率化を図り
ます。
現行踏襲の運用統合後のステップとして
は、全社横断的な IT ガバナンスを策定し、
削減されたコストを原資に、技術的な統
合プロジェクトの実行、IT インフラ運用
業務への標準的な運用モデル・プロセス
の適用、人員の最適配置といった、IT 工
業化を推進します。また、日常運用業務
やシステムリソース拡縮要求に対する手
続きの自動化、障害発生時における自律
的な復旧といった、IT 運用の自動化を推
進します。これにより、最大限効率的な
IT インフラの実現を図ります。
6
Predictive
IT工業化・自動化
フェーズ 3 経営とITインフラの整合
最大限 IT インフラを効率化した後、IT イ
ンフラの高度化に向けた最終ステップと
して、経営と IT インフラの整合を図るこ
とによる、「企業価値向上のための IT イ
ンフラ」の実現があります。このために
は、IT ガバナンスをビジネス基盤として
定着化させ、IT インフラ運用を徹底して
標準的プロセスのもとに実行し、IT イン
フラ資産をプロセス指向によりユーティ
リティ化します。これにより、IT インフ
ラはビジネス戦略への迅速な対応が可能
となり、「企業価値向上のための IT イン
フラ」が実現します。
変革の初期フェーズにおける考察視点
IT インフラ変革において、特に重要な変革の初期フェーズにお
いては、現行の IT インフラ運用領域に対してシステム構成 / サー
ビス内容、付帯費用、契約情報(満了・リース UP)の観点から、
総合的な棚卸し調査を行い、IT インフラ保守・運用領域別に最
適なコスト削減手法を検討します。
ITインフラ基盤の
運用領域
システムA
システムB
システムC
コスト削減への考察視点
システムD
1. ITインフラ基盤の
ITインフラ企画
自社社員
(ITガバナンス統制)
ITインフラ運用
(ITヘルプデスク、
サーバー/OS運用)
ITインフラ基盤の
運用業務スキームの例
自社社員
ガバナンス強化
各システム横 断 的な運 用
ル ー ル 、機 器 導 入 ル ー ル の
標準化の適用余地を現状
調査を踏まえて考察
2. 同種運用業務の
自社社員
協力
ベンダー
水平統合
協力
ベンダー
各システム領域に配備している
汎用的な運用業務の識別を
行い、業務統合の余地を考察
3. 運用/調達業務の
垂直統合
HW/SW調達
(リース/購入)
リース調達/
一括購入
リース調達/
一括購入
リース調達/
一括購入
協力ベンダー
ホスティング
サービス
運用業務、HW・SWを個別調達
している場合、ホスティング等
の包括型サービス適用による
運用効率向上、
コスト削減余地
を考察
4. 現状契約の見直し
HW/SW保守
HWベンダー
SWベンダー
保守
HWベンダー
SWベンダー
保守
HWベンダー
SWベンダー
保守
現 在 適 用して い る サ ー ビ ス
内容、
サービスレベル、
サービス
費用を把握の上、
サービスレベル
向上の必要性、
コスト削減余地
を考察
5. システム構成の見直し
データセンター
(スペース・
電源・空調)
自社設備
協力ベンダー
ハウジングサービス
システムを構成するHWのプラッ
トフォーム、稼働実績等を把握
の上、プラットフォーム変更に
よる保守費低減、
サーバー・コン
ソリデーションによるインフラ費
低減の余地を考察
7
確たる成果に結び付くアクセンチュアのソリューション
業界知識を踏まえたアクセンチュアの洞察とアウトソーシングに
おける豊富な経験が、ビジネスパフォーマンスを向上させます。
Service Menu
フェーズ1
フェーズ2∼3
Service Desk
全世界で160万人以上のエンドユーザーに対して、
ワンストップのヘルプデスクサービスを提供
Workplace
全世界で568,000台以上のPC、携帯端末、
プリンタのサポートサービスを提供
PCの OSアップグレード時における、全ユーザー×
Datacenter
Services
全世界のデータセンターで、85,000台以上の
Unixサーバー / Windowsサーバー及び、30 ペタバイトの
ストレージの運用管理サービスを提供
グローバルレベルでのデータセンター統合、
ベンダーニュートラルなサーバー統合サービスの提供
全アプリケーション×全ロケーションを対象とした
リリース計画∼移行サービスを提供
メインフレームなどのレガシー資産からの安全な
オープン化移行サービスの提供
Network
全世界のクライントのデータ・音声ネットワークの
管理及び、41,000台以上のNW機器の監視・運用
サービスを提供
グローバルレベルでのNW統合、および品質レベル見直し
によるネットワーク最適化サービスを提供
Security
全世界の 900 社以上のクライントに対してポリシー
策定、ID管理、IPS/FW運用、メール/サーバー /PCの
セキュリティー管理・運用サービスを提供
システムに対する権限管理業務の簡素化・自動化・
オフショア化、および季節性のある監査棚卸や大規模
組織改編による権限管理サービスを提供
IT Spend
Management
世界のクライアントに対して、1,500 億円以上の
IT資産に関る調達の最適化及びコスト削減を
実施するサービスを提供
アクセンチュアは過去 20 年以上にわた
り、様々なアウトソーシング・ソリュー
ションを通じて顧客企業のハイパフォー
マンス実現を支援してきました。
アクセンチュアのソリューションは、顧
客企業の置かれた市場環境に対する深い
理解から創出され、絶えず進化を続けて
います。アクセンチュアは、様々な業界
におけるインフラ・ソリューションを生
み出すことで、顧客企業固有の IT 上の課
題を克服し、ハイパフォーマンスを実現
します。その裏付けとして、代表的な成
功事例を以下にご紹介します。
るようになりました。同取引所は、今
や世界をリードする株式取引プラット
フォームとなり、継続的な変革への取
り組みを支えるために必要なシステム
の柔軟性、セキュリティー、高可用性、
および信頼性を得るに至りました。
さらには IT 支出を総額ベースで 30%
削減することができました。今や同行
は、予想を上回る IT サービス・レベル
の達成、システム事故件数の減少およ
びプラットフォームの高可用性向上と
いった成果を享受しています。
• 店舗数 1,100 を数える小売チェーンが • 運輸・ロジスティクス業界のある有力
掲げた極めて高い成長目標の達成を支
企業は、事業成長を加速させるための
援 す る た め、 ア ク セ ン チ ュ ア は 革 新
基幹業務アプリケーション構築の取り
的なマーチャンダイジングとサプライ
組みにおいて、当該のサーバーサイド
業務と 5,000 人のユーザーに対する 2
チェーン・ソリューションを統合する
言語による PC 運用業務の対応をアク
新たな基幹インフラの構築および運営
管理に携わりました。この結果、各店
センチュアに依頼しました。その結果
舗からの商品リクエストへの対応能力
同社は、システム運用コストの削減だ
• 世界的にも有名な株式取引所において、
を大幅に高めることに成功しました。
けでなく、リソースの柔軟性、アプリ
アクセンチュアはこの顧客企業の IT オ
同社ではバッチ処理時間の大幅な削減、
ケーションの高可用性、およびネット
ペレーションを包括的に引き継ぎ、複
流通生産性の向上、12.5% の売上増を
ワークの品質向上を実現しました。
雑な IT 環境の統合と業務プロセスの改
実現し、さらにサプライチェーンの簡
革により固定費の大幅な削減を実現さ
素化により 6 千万ドルもの収益を獲得 アクセンチュアは、以上の事例をはじめ
として世界 49 カ国で 170 社を上回るイ
せました。さらに、このコスト削減に
できる見通しです。
よって生じた余剰資金により、アクセ
ンフラストラクチャ・アウトソーシング
ンチュアは引き続き新たな完全電子取 • ある大手の地方銀行は、アプリケーショ の実績をグローバルレベルで実現してお
ンとインフラ・サポートをアクセンチュ り、各業界における先進のビジネス手法、
引システムおよび情報プラットフォー
アにアウトソーシングすることで、IT サ ー ビ ス・ デ リ バ リ ー の 卓 越 を、 顧 客
ムの構築に参画しました。この結果、
同取引所の取引処理能力は従来の 4 倍
コストの削減を実現しました。同行と 企業固有の目標との高い整合性の確保と
アクセンチュアとのパートナーシップ いった要素を組み合わせることで、独自
にまで向上し、その他世界各地の取引
により、サービス・コストを 29.5%、 のソリューションを提供しています。
所の作業負荷をシームレスに処理でき
8
サービス提供モデル
グローバルレベルで標準化された弊社インフラサービスは、「運
用モデル」・「運用ツール」
・
「データセンター」の 3 層全てにお
いて冗長化対策が取られているため、極めて高い耐障害性を実
現しています。
グローバルレベルでのBCPを実現するインフラサービスモデル
特徴
弊社のインフラサービス提供モデル
グローバルデリバリーセンター
運用
モデル
災害
発生
日本
災害
発生
アジア
拠点変更
災害
発生
ヨーロッパ
拠点変更
アメリカ
拠点変更
1. 運用モデルのグローバル標準化
弊社標準運用フレームワーク
グローバル標準運用ツールセット (監視・インシデント管理)
運用
ツール
運用ツール環境
(プライマリ)
災害
発生
運用ツール環境
(セカンダリ)
フェールオーバー
2. 運用ツールのグローバル ASP 化
共有プール型インフラ基盤
A社向け
B社向け
仮想化基盤
データ
センター
C社向け
災害
発生
A社向け
フェールオーバー
C社向け
仮想化基盤
3. グローバルインフラ統合基盤
DRサイト
プライマリDC
日本
B社向け
アジア
ヨーロッパ
アメリカ
1. 運用モデルのグローバル標準化
2. 運用ツールのグローバルASP化
3. グローバルインフラ統合基盤
世界 52 ヶ 国 に 運 用 拠 点 を 有 し て お り、
全ての拠点で共通の標準フレームワーク
を採用しているため、災害発生時におい
ても他拠点に切り替えても同レベルの運
用サービスを提供可能です。
運用ツールは ASP 化され、かつ冗長化さ
れている。このため、ディザスタリカバ
リの際にデータセンターが切り替わった
場合においても、容易にツール環境の移
行が可能です。
世界の主要拠点にデータセンターを配備
しており、かつすべてのインフラ基盤が
標準化されているため、障害発生時にど
のデータセンターにおいても様々なオプ
ションからシステムの復旧が可能です。
9
グローバル・デリバリーセンター・マップ
アクセンチュアのデリバリーセンターでは、19 万人規模のエキ
スパートを擁しており、その拠点は、インド、中国、フィリピ
ンから東欧・西欧、さらに南米・北米に広がっています。
アクセンチュアのグローバル・デリバリー・ネットワーク
テクノロジーデリバリーセンター
BPOデリバリーセンター
テクノロジー/BPOデリバリーセンター
大連
トヴェリ
スタヴァンゲル
釜山
リガ
ウッチ
モントリオール
東京
カユース
アルメレ
成都
トロント
ワルシャワ
上海
ホーフ
英国(5)
パリ
クラクフ
ティミショアラ
クロンベルク
プラハ
ナイアガラ
ブカレスト
ナント
広州
シンシナティ
バーウィン
ブラチスラバ
トゥールーズ
ウィルミントン
ノックスビル
イタリア(4)
マニラ
スペイン (7)
シャーロット
オースティン
イズミル
リスボン
アトランタ
セブ
カサブランカ
タンパ
モンテレイ
コルカタ
ムンバイ
サンアントニオ
クアラルンプール
デリー
メキシコシティー
プネ
ハイデラバード
コスタリカ
バンガロール
チェンナイ
ジャカルタ
ブラジル (6)
アルゼンチン (3)
モーリシャス
南アフリカ (2)
アクセンチュアが提供可能なデータセンター(国内)
北海道地区
関西地区
九州地区
関東地区
中部地区
中国地区
アクセンチュアが提供可能なデータセンターは、日本全国にも複数あります。
10
データセンター設備
日本国内におけるアクセンチュアが提供可能なデータセンター
の標準的な設備をご紹介します。
1. 立地環境
• 中国地区に立地
• 最寄駅からデータセンターまで車で20 分
• 複数の幹線道路からのアクセス可能
• 半径50km以内を震源とする地震の記録が無く、また海抜145mで冠水の
危険性が少ないエリアに
2. 建築構造
• 国の定める新耐震設計基準/防火基準を満たした構造
- 鉄骨造(CFT構造)
- 直接基礎構造(高減衰積層ゴム)
• 床面耐荷重1,000kg㎡
• 支持基盤はN値60以上の直接基礎
• 建物用途がデータセンター専用、他テナントの入居なし
• FISCの安全対策基準/設備基準に準拠
• JEITAの情報システム設備環境基準に準拠
• 環境に配慮したダブルスキンカーテンウォール
3. 電源設備
• 特別高圧 22kV 常用/予備 2 系銃受電
• 非常用自家発電機 2,000kVA 2基。連続稼働72時間
• UPS n+2構成
4. 冷暖房空調設備
• 冷蝶自然循式局所冷却システム
• 床下吹出空調システム
• 外気取入れ冷房
5. 防災/防火/消火設備
• コンピュータ室に人体に影響のない窒素ガス消火設備
• 超高感度煙感知設備 ( VESDA)
• 自動火災報知設備
• 雷保護設備
• 各室の煙感知器・熱感知器を中央監視室にて集中監視
6. 監視設備
•
7. 入退室管理
1次セキュリティ (ビルゲート)
ITVカメラによる自動録画監視システム
• エリア及びセンター内にて有人監視
• ビル警備員による入館管理
• 非接触カードとフラッパーゲートを用いた入館管理
2次セキュリティ (マシン室ゲート)
• 非接触カード+生体認証(指紋認証)
• 共連れ防止
3次セキュリティ (サーバー収容ラック)
• 2重鍵による施錠
8. ネットワーク設備
• マルチキャリア回線の接続が可能
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アクセンチュアについて
アクセンチュアは、経営コンサルティング、
テクノロジー・サービス、アウトソーシング・
サービスを提供するグローバル企業です。
29 万 3 千人以上の社員を擁し、世界 120
カ国以上のお客様にサービスを提供してい
ます。豊富な経験、あらゆる業界や業務に
対応できる能力、世界で最も成功を収めて
いる企業に関する広範囲に及ぶリサーチな
どの強みを活かし、民間企業や官公庁のお
客様がより高いビジネス・パフォーマンスを
達成できるよう、その実現に向けてお客様
とともに取り組んでいます。 2013 年 8 月
31 日を期末とする 2013 年会計年度の売上
高は、約 286 億 USドルでした(2001 年 7
月 19 日 NYSE 上場、略号:ACN)
。
アクセンチュアの詳細は
www.accenture.com を、
アクセンチュア株式会社の詳細は
www.accenture.com/jp をご覧ください。
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14-3669