単元計画> アタッカーハンドボール(メインゲーム)

2015.5
NO.3
大津市小学校体育連盟 研究・研修部
<単元計画>
時間
1
2
3
4
5
6
内容
・オリエン
ドリルゲー
トライアングルパス ワンツー・ワンツー・パス→シュート
テーション
ム・タスクゲ
ランニングパスシュート
・ためしの
ームのルー
ゲーム
ル理解
ハーフコートゲームⅠ
7
アタッカ
ーハンド
ハーフコートゲームⅡ
ボール大
アタッカーハンドボール(5対5)
会
○アタッカーハンドボール(メインゲーム)
・・・アタッカーの活用により、ノーマークを作り出し、
シュートにつなげることができるゲーム。
<指導のポイント>
・4対3の数的優位を生かして、ノーマークを作り出しシュートにつ
アタッカー
なげましょう。
アタッカー
・子どもたちには、パスを出したら走ることと、ボールを保持する子
どもを起点にトライアングルを作ることを意識させましょう。
・ゴールキーパーのボールの出し方やアタッカーの位置取りがゲーム
の重要なポイントになります。
・ゴールキーパーがアタッカーやフィールドプレーヤーの動きを指示
できるようになると、攻撃のバリエーションに広がりが見えるように
なります。
・ハーフタイムや試合終了時には、ゲームの振り返りをし、次戦の作
4対3の数的優位が自然に生
戦を立てられるようにしましょう。
まれる。
・ボール運動で必要となるコミュニケーションスキル
「声を出す」ことも指導していきましょう。
<アタッカーハンドボールのルール>
○1チーム5~6人で編成します。試合時間は、前後半4分、ハーフタイム(作戦タイム)1分です。
○コートのサイズは、ミニバスケットのコート~縦約30m、横約20mです。
○ゴールは跳び箱を2台並べて縦長に作ります。側面に当てたら得点とします。上部に当てても得点にはなりません。
○ゴールキーパーは、ゴールエリアのみでプレーし、ゴールエリアの外ではプレーできません。
○ドリブルは可とします。ボールを保持して3歩までは歩けます。
○ボールを持ったプレーヤーが真ん中からスタートします。得点したときも、真ん中からリスタートです。
○攻撃中のプレーヤーはゴールエリアの四角形の枠内には入れません。
○ボールをコート外に出したら、相手ボールで出た位置からスタートします。ボールがゴール後ろへ出た時は、コーナーからス
タートします。
○持っているボールを奪ったり、わざとぶつかったり、乱暴なことはしません。
○アタッカーはフロントコート(シュートをする側)のみでプレーできます。バックコート(守る側)でのプレーはできません。
○得点が決まったら、フィールドプレーヤー、アタッカー、指令コーチ、ゴールキーパーをローテーションします。
<ドリルゲームの紹介>
*ドリルゲーム・・・基礎的な個人技能を高めるための活動をゲーム化したもの。
○トライアングルパス
・片手でパス
することを
基本にして
指導する。
・ノーバウン
ドやワンバ
ウンドなど
種類を変え
ていく。
・慣れるまで
は、パスを出
した方向へ
走り出して
行ってもよ
い。
・
「声を出す」
ことも指導
する。
○ワンツー・ワンツーパス→シュート
・パスキャッチした
ときに、パス、シュ
ート体制に入れない
場合は、ドリブルを
して体制をつくるよ
うに指導する。
・慣れてきたらシュ
ートを打つ子の走り
込む位置を変えてい
く。
・左右どちらもパス
キャッチ、シュート
を経験できるように
する。
・
「声を出す」ことも
指導する。
①パスを出す人①②をサイドラインに置き、走り込みながらパ
①ボールを持っている者は、どちらかにパスを出し、
スの受け渡しをしてシュートを打つ。
パスを出した方向と反対側に向かって走る。
②チームのメンバーがすべての位置で活動できるように、パス
②時間を決めて何回パスが成功するか競う。
を出す人①②、シュートする人をローテーションで行う。
○ランニングパスシュート・・・走りながらパスを受ける、パスを出す、シュートを打つなどの技能
を高め、ボールをもたないとき、パスを受けたとき、ボールを持ったとき、それぞれの場面で
次のプレーをイメージして動くという意識を高めます。
①3人1組で走りながらパスをまわしていきシュートを打つ。ミ
スなくシュートできた本数を数える。
②ボールを持っていない子どもは、前方へ走り出してゴールに近
いところでパスを受けるようにする。
③パス2、3本で誰かがシュートをする。
④ボールスタートは右、中、左と毎回違う場所から行う。
<タスクゲームの紹介>
*タスクゲーム・・・仲間との連携した動きを高めるための課題の明確なゲーム。
○ハーフコートゲームⅠ・Ⅱ・・・ハーフコートを使い、より実践に近い感覚を育てます。(図はⅡの様子)
攻撃時間を制限することで、素早いパス回しを意識することができます。
①ハーフコートで行います。Ⅰは4対2 Ⅱは4対3で行います。
②1回の攻撃を10秒以内で行えると3点。15秒以内だと1点
が攻撃側に入ります。
③攻撃、守備とも順次メンバーを入れ替えていきます。
④シュートが外れたり、守備にパスカットされたりした時は、攻
守交代をします。
⑤ドリブルは可とします。ボールを保持して3歩までは歩けます。
⑥待機児童には、指令コーチとして、コート内の状況をプレーヤ
ーに伝える役割を与えます。
*紹介した内容は、各校に配布されているDVD「げんきな湖っ子 PartⅢ ホップステップ体育」に収録され
ています。詳しい動き方は、DVDの動画をご覧ください。
<参考資料: げんきな湖っ子 PartⅢ ホップステップ体育(滋賀県教育委員会)>