press release <抄訳リリース> 2008 年 5 月 27 日 DHL、最新鋭のヨーロッパ航空ハブを開設し、 グローバルネットワークとオペレーションを拡大 • • • ライプチヒ/ハレが、DHL Express のグローバルネットワークのヨーロッパ・ハブとし て機能 最先端技術によって、DHL の持続可能性に関する目標を支援 新しいハブにより、国際貿易ルートへのアクセスを向上 ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社 2008 年 5 月 26 日ドイツ・ボン発: 世界最大規模の総合ロジスティクスプロバイダーであ るディー・エイチ・エル(以下 DHL)は本日、ドイツのライプチヒ/ハレ空港で最新のヨー ロッパ航空貨物ハブを正式に開設しました。ヨーロッパ最大級の建設規模を誇るハブの開設 によって、DHL の国際ネットワークは拡大され、世界の成長市場へのアクセスが向上すると ともに、DHL は総合的な顧客サービスを総合的に向上させることができます。 ハブの開設は、DHL Express の CEO であるジョン マレンと、ドイツポストワールドネッ ト(DPWN)の取締役会長であるフランク アッペル、DHL Express のヨーロッパ地区 CEO で あるスコット プライスのほか、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦外務大臣 兼副首相をはじめとする、ドイツの大臣数人によって行われました。 DHL Express の CEO であるジョン マレンは、今回の開設について次のように述べていま す。「エクスプレスサービスに対する需要が世界規模で拡大する中、こうしたニーズに応え るため、当社は国際ネットワークへの投資を決定しました。この最新鋭のハブによって、当 社は、最高のサービスや品質と、広範なネットワークをお客様に提供し続けることができま す。新しいハブは、世界最高峰の仕分け装置を持ち、業界最先端の技術を誇るハブであると 同時に、このハブによって、ヨーロッパの、さらには世界のエクスプレス市場をリードする 当社の地位が確保、強化されます。」 DHL ドイツ・ライプチヒ/ハレ航空貨物ハブの建設に対するドイツポストワールドネット の投資額は約 3 億ユーロに上り、これによって、DHL のスピード、アクセス、ネットワーク はさまざまな形で強化されます。ハブはヨーロッパの東西南北方向へ直接アクセスできる交 差点の位置にあり、中東欧、アジアの成熟市場と新興市場の両方への接続が可能です。 候補地の選択にあたって、決定的要因となったのは、空港の立地、東欧の成長市場への距 離、夜間便運航の長期的、包括的確約、高いモチベーションと技能を持つ現地の豊富な人材、 航空、陸上の組み合わせによってより将来性のある輸送を実現する絶好のインフラストラク チャです。 DHL Express のヨーロッパ地区 CEO であるスコット プライスは次のように述べています。 「ヨーロッパのスーパーハブの移転により、当社は現在、出荷処理時間を最小限に抑えつつ、 DHL Japan,Inc. Phone: 0120-39-2580 1-37-8, Higashi Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002 Japan www.dhl.co.jp Fax : 03-5479-2452 press release 東欧とアジアへのアクセスを向上させ、これまでで最多数の貿易ルートにおいて最新かつ最 高のエクスプレスサービスを提供できます。」 ハブは、ドイツで最大・最新の仕分けラインを持つ物流センターと、航空機の格納庫、エ プロン、タンクステーション、管理棟で構成されます。現時点での毎営業日の貨物積み替え 量は 1 晩あたり約 1,500 トンで、2012 年までにこれを 2,000 トンに拡大する予定です。 ライプチヒハブは、電力と冷暖房のエネルギーニーズを大規模に自己充足できる DHL 初 の施設です。これは、コジェネレーションユニットによる熱電併給と、格納庫の作業場の屋 根に取り付けられた 1,000m 2 の太陽電池による、太陽エネルギーを利用した発電によってま かなわれます。さらに、それぞれ 300m 3 の容積を持つ 2 つの地下貯水槽によって、毎年約 3,000 m 3 の雨水が集められ、これを航空機の洗浄に使用することができます。 ジョン マレンは次のように締めくくっています。「DHL のビジネスの成功には、いくつ もの要因がありますが、現在の状況下で特に重要なのは、当社の効果的な対応能力です。当 社は現在、環境保護の支援に向けて、さまざまなイニシアチブの導入に取り組んでいます。 DHL Express は、物流業界の中で初めて、炭素効率に関する具体的な目標を自主的に設定し た企業であり、その結果、将来的に持続可能性を大幅に向上させるため、新設のハブでは環 境適合型のオペレーションを数多く導入しました。」 【DHL の概要】 DHL は、国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)とロジスティクス業界のグローバルリー ダーとして、あらゆる輸送ニーズに対応するべく、様々な革新的ビジネスソリューションを 一括してご提供しています。世界各地の市場を熟知している DHL は、コントラクトロジス ティクスソリューションやエアエクスプレス、航空・海上貨物、陸上輸送、国際メール便サ ービスなどのサービスをグローバルに展開することで、世界 220 以上の国・地域を結ぶ国 際ネットワークを保有しています。DHL は、お客様が期待される以上のサービスをご提供で きるように、最先端テクノロジーと約 30 万人の従業員を擁し、迅速で確実なサービスのご 提供をお約束します。 DHL は、ドイツポストワールドネット(DPWN)傘下のブランドで、DPWN グループ全体の 2007 年度の売上は 630 億ユーロにおよびます。 【日本における DHL】 従業員数 : 車両数 : 国内拠点数 : 約 3,700 名 1,400 台 160 以上(ハブ、ゲートウェイ、オフィス、サービスセンター、 ターミナル、ウェアハウス) 【ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社】 社 名 : ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社 本社所在地 : 東京都品川区東品川 1 丁目 37 番 8 号 代表取締役社長 : ギュンター ツォーン 詳しくは DHL ウェブサイト( www.dhl.co.jp )まで <本件に関するお問い合わせ先> ゴリンハリス・インターナショナル株式会社 担当:木村・木下 TEL:03-5484-6012 または 6001/FAX:03-5484-6005 DHL Japan,Inc. Phone: 0120-39-2580 1-37-8, Higashi Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002 Japan www.dhl.co.jp Fax : 03-5479-2452 Facts & Figures DHL ライプチヒ/ハレ航空貨物ハブ ライプチヒ/ハレ空港に新設された DHL のヨーロッパ航空ハブは、DHL Express のグローバルネ ットワークの中で、アジアの香港、北米のウィルミントンと並ぶ、最も重要な 3 つのハブのうちの 1 つ です。 プロジェクトの基本データ 総投資額 3億ユーロ(うち、仕分けライン:7,000万ユーロ) 総面積 200万m2 施設規模 物流センター:4万8,000m2、413m×97m×16m(長さ×幅×高さ) 格納庫:2万7,460m2、232m×98m×30m 管理棟:1万1,900m2 タンクステーション:容積3,800m3のタンク×3 エプロン:1,400m×400m(長さ×幅)、滑走路:約3,600m 建設 鉄骨:6,000トン 鉄筋:4,500トン コンクリート:4万8,000m3 完成部品:1,500個 建設用道路:2.3km ピーク時の現場作業員数:2,000人 プロジェクトの沿革 2005 年 9 月 DHL がライプチヒ/ハレ空港との契約を締結 2006 年 2 月 建設現場での基礎工事を開始 2006 年 9 月 建設作業が中間地点に到達したことを祝い、ドイツのアンゲラ メルケル首相 が式典に出席 2007 年 7 月 建設作業が完了し、試験運転を開始 2007 年 10 月 ケルンのゲートウェイからライプチヒ/ハレにフライトを移転 2008 年 3 月 従来のヨーロッパ DHL 航空貨物ハブであったブリュッセルからライプチヒ/ ハレにフライトを移転 DHL Japan,Inc. Phone: 0120-39-2580 1-37-8, Higashi Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002 Japan www.dhl.co.jp Fax : 03-5479-2452 2008 年 5 月 試運転が完了 オペレーション フライト数 1営業日あたり60便(2008年3月以降) 目的地 以下の46都市:アテネ、バーレーン、バラトン、バルセロナ、バーゼル、ベル ガモ、ボローニャ、ブラチスラバ、ブリュッセル、ケルン/ボン、コペンハーゲ ン、デリー、イースト・ミッドランド、フランクフルト、グダニスク、ジュネーブ、ハ ンブルク、ヘルシンキ、香港、イスタンブール、カトヴィツェ、キエフ、リンツ、リ ュブリャナ、ロンドン、ルクセンブルク、リヨン、マドリード、マルセイユ、モスク ワ、ミュンヘン、ナント、ニューヨーク、ニュルンベルク、オストラバ、パリ、プラ ハ、ローマ、シャルジャ(アラブ首長国連邦)、シンガポール、ソフィア、ストッ クホルム、シュトゥットガルト、ビクトリア、ワルシャワ、ウィルミントン(米国) 貨物取扱量 1営業日あたり1,500トン(2012年には約2,000トンに増加予定) 航空機の種類 ボーイング757型機、エアバスA 300型機、マクドネル・ダグラス11型機、ツ ポレフTu-204型機、ターボプロップ機 従業員 従業員数 約2,000人(2012年には約3,500人に増員予定) 研修生 航空管制官、倉庫管理技術者、フォワーディング・物流サービス事務員、IT 技術者、ITシステム担当者など約30人(将来的には100人に増員予定) 技術 仕分けライン この種のものとしては、ドイツ最大(建設:Vanderlande Industries) メイン仕分け装置の長さ:約6,500m 仕分け能力:1時間あたり6万個の貨物、1時間あたり3万6,000通の書類 書類仕分け装置の長さ:約900m 航空機コンテナの積み降ろし口:260カ所 ラインの完全自動操業によって、誤仕分けを防止 DHL Japan,Inc. Phone: 0120-39-2580 1-37-8, Higashi Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002 Japan www.dhl.co.jp Fax : 03-5479-2452 環境保護対策 エネルギー/電力供給 コジェネレーションユニット:天然ガスによる熱電併給によって、必要な電力 エネルギーと冷暖房エネルギーの大半をカバー エネルギー効率:80∼90%(従来の発電所:30∼40%) 太陽光発電装置:作業場の屋根に取り付けられた1,000m2の太陽電池によ る発電 発電能力:年間10万kw時以上 排出量削減:年間3,000トン以上のCO2排出を削減 雨水の利用 年間約3,000m3の雨水を保存し、航空機の洗浄や工業用水として使用 航空機 大部分はB757-SF貨物機:旧モデルのB272型機と比べ、静音性を77%、貨 物1トンあたりの燃料消費を20%改善 3つの輸送形態 他の運送業者と共同で航空貨物ハブを使用−最新鋭の道路設備と貨物タ ーミナルにより、航空交通量を削減し、鉄道と自動車も活用した貨物輸送を 促進 2012年の見通し 従業員数 DHLで3,500人+周辺で約7,000人 貨物取扱量 1晩あたり2,000トン データは 2008 年 5 月 26 日現在 DHL Japan,Inc. Phone: 0120-39-2580 1-37-8, Higashi Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002 Japan www.dhl.co.jp Fax : 03-5479-2452
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