病院創設の理念 - 聖路加国際病院

病院創設の理念
This hospital is a living organism
designed to demonstrate
in convincing terms
the transmuting power of Christian love
when applied
in relief of human suffering.
キリスト教の愛の心が
人の悩みを救うために働けば
苦しみは消えて
その人は生まれ変わったようになる
この偉大な愛の力を
だれもがすぐわかるように
計画されてできた生きた有機体がこの病院である
初代院長 Rudolf B. Teusler (1933)
運営の基本方針
1. 「患者との協働医療」を実現するため、患者の価値観に配慮した医療を行う。
2. 医療の質を高めるため、
「根拠に基づいた医療」を実践する。
3. 全人的医療を行うため、全職員の専門性を結集する。
4. 地域住民の医療・介護・保健・福祉に貢献するため、地域の医療者・施設と連携する。
5. 国内外の医療の発展に資するため、優れた医療人を育成する。
6. 医療の発展に寄与するため、現場に根差した研究を行う。
7. 国際病院としての役割を果たすため、海外からの患者の受け入れ態勢を整える。
8. 上記7項目を実現し継続するため、健全な病院経営を行う。
受診される皆様の権利
聖路加国際病院は受診される皆様が次に掲げる権利を有することを確認しこれを尊重する。
1.人間としての尊厳をもって医療を受ける権利
2.最善の医療を受ける権利
3.自らの心身の状況に関わる情報を得る権利
4.医療サービスの内容と予測される結果について説明を受ける権利
5.他の医療者の意見(セカンドオピニオン)を求める権利
6.十分な情報を得た上で、自己の自由な意思に基づいて医療を受け、あるいは拒否する権利
7.研究や教育への参加を拒否する権利
8.プライバシーが保たれる権利
9.医療費とその公的援助に関する情報を受ける権利
病院の概要
病床数…………520 床(全室個室)
標榜科 (全 39 科目)………内科、腫瘍内科、血液内科、心療内科、呼吸器内科、呼吸器外科、腎臓内
科、神経内科、内分泌・代謝内科、感染症内科、循環器内科、外科、心臓血管外科、消化器内科、消化
器外科、胸部外科、形成外科、乳腺外科、脳神経外科、小児科、小児外科、産婦人科、整形外科、皮膚
科、泌尿器科、眼科、歯科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、精神科、緩和ケア内科、麻酔科、放射線科、
病理診断科、臨床検査科、救急科、内視鏡内科、腫瘍精神科、血液腫瘍科
用語の定義
●用語説明
GIO:一般目標(General Instructive Objectives)
学習の成果を表現したもので、プログラム終了後の期待される学習成果が記載されている。
SBOs:行動目標(Specific Behavioral Objectives)
一般目標を達成するために必要である具体的な行動が列挙されている。
LS:方略(Learning Strategies)
行動目標を達成することを目指した活動内容が記載されている。
EV:評価(Evaluation)
プログラムを通して、一般目標をどの程度達成できたかを計る評価の指針が記載されている。
●名称
当院では、卒後 1 年次および 2 年次の必修研修プログラムで研修する医師を『研修医』あるいは『ジ
ュニアレジデント』と呼ぶ。
卒後 3 年次以降の医師を対象に行われる(いわゆる後期)研修を『専門研修』と呼び、専門研修プロ
グラムで実地訓練する医師を『専門研修医』あるいは『シニアレジデント』と呼ぶ。
卒後年数
職位
所属プログラム
通称
1年
研修医 (J1)
ジュニアレジデンシープログラム
ジュニアレジデント
2年
研修医 (J2)
ジュニアレジデンシープログラム
ジュニアレジデント
3年
専門研修医 (S1)
シニアレジデンシープログラム
シニアレジデント
4年
専門研修医 (S2)
シニアレジデンシープログラム
シニアレジデント
5年
専門研修医 (S3)
シニアレジデンシープログラム
シニアレジデント
6年
専門研修医 (S4)
シニアレジデンシープログラム
シニアレジデント
7年
フェロー (F1)
フェロー制度
フェロー
8年
フェロー (F2)
フェロー制度
フェロー
2013年1月現在
診療科目
※ 初期研修医、メディローカス・予防医療センター勤務者含まず
内科
消化器・一般外科
小児科
産婦人科
105
14
29
23
1
内常勤医師数
36
6
12
10
1
0
医師数
精神腫瘍科
内指導医数
44
4
11
5
内後期研修医
29
5
7
8
0
内フェロー
8
1
1
1
0
内非常勤医師数
32
2
9
4
0
1日平均入院患者数
166
28
26
33
0
1日平均外来患者数
523
40
120
137
4
精神科
麻酔科
救急部
緩和ケア科
胸部外科
4
29
11
4
3
内常勤医師数
3
16
4
3
2
2
診療科目
医師数
内指導医数
3
3
6
3
内後期研修医
0
6
6
0
0
内フェロー
0
0
0
1
0
内非常勤医師数
1
13
1
0
1
1日平均入院患者数
0
1
13
19
3
1日平均外来患者数
36
5
89
4
6
心臓血管外科
脳神経外科
整形外科
耳鼻咽喉科
眼科
6
8
10
5
17
内常勤医師数
4
3
5
3
5
内指導医数
4
5
4
1
2
内後期研修医
0
2
2
0
2
内フェロー
2
1
1
1
2
診療科目
医師数
内非常勤医師数
0
2
2
1
8
1日平均入院患者数
12
25
38
5
14
1日平均外来患者数
19
29
131
37
114
泌尿器科
皮膚科
放射線科
放射線腫瘍科
小児外科
8
11
42
5
4
内常勤医師数
5
3
12
3
2
0
診療科目
医師数
内指導医数
5
5
10
3
内後期研修医
0
1
7
1
0
内フェロー
1
2
3
0
0
2
内非常勤医師数
2
5
20
1
1日平均入院患者数
12
4
1
0
1
1日平均外来患者数
61
97
4
11
6
乳腺外科
腫瘍内科
病理診断科
形成外科
神経血管内治療科
26
5
22
9
3
内常勤医師数
5
3
2
3
3(うち2名兼務)
3
診療科目
医師数
内指導医数
9
1
1
内後期研修医
4
2
3
2
0
内フェロー
6
0
0
1
0
17
内非常勤医師数
11
0
3
0
1日平均入院患者数
18
6
6
0.3
1日平均外来患者数
125
58
39
0
診療科目
医師数
歯科口腔外科
8
内常勤医師数
2
内指導医数
0
内後期研修医
1
内フェロー
0
内非常勤医師数
5
1日平均入院患者数
1
1日平均外来患者数
50
※ 入院患者数:自費含む動態を365日で割って算出
※ 外来患者数:年間患者数を365日で割って算出
認定施設一覧
・
(順不同)
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構基幹施
・
日本小児科学会小児科専門医研修支援施設
設
・
日本小児科学会小児科専門医研修施設
・
生殖医療専門医制度認定研修施設
・
日本消化器内視鏡学会認定専門医指導施設
・
東京都医師会母体保護法指定医師研修指定医療
・
日本消化器内視鏡学会認定専門医指導施設(予
機関
防医療センター)
・
日本感染症学会研修施設
・
日本消化器病学会認定施設
・
日本がん治療認定医機構認定研修施設
・
日本心身医学認定医制度研修診療施設(小児科)
・
日本緩和医療学会認定研修施設
・
日本心身医学認定医制度研修診療施設(心療内
・
日本心血管インターベンション治療学会認定研修
科)
施設
・
日本神経学会専門医制度における教育関連施設
・
日本腎臓学会研修施設
・
日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
・
日本心療内科学会 心療内科専門医研修施設
・
日本総合健診医学会優良総合健診施設 (予防医
・
日本手外科学会 研修施設
・
日本糖尿病学会認定教育施設
・
日本大腸肛門病学会認定施設
・
日本脳ドック学会 認定施設
・
日本超音波医学会認定超音波専門医制度研修施
・
日本病理学会研修認定施設認定証(専門医制度
・
療センター)
設
による研修認定施設A)
・
日本透析医学会認定医制度認定施設
日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設認
・
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医制度におけ
定証
る認定教育施設
・
日本口腔外科学会専門医研修機関指定病院
・
日本乳癌学会認定施設
・
日本脳神経血管内治療学会専門医指導医研修施
・
日本脳神経外科学会専門医訓練施設
設
・
日本脳卒中学会専門医認定制度による研修教育
病院
・
日本輸血細胞治療学会認定 指定施設
・
臨床遺伝専門医制度研修施設
・
日本泌尿器科学会専門医教育施設
・
日本アレルギー学会認定教育施設
・
日本皮膚科学会認定専門医主研修施設
・
日本リウマチ学会教育施設
・
日本放射線科専門医会・医会 胸部単純エックス
・
日本医学放射線学会放射線科専門医総合修練機
線診断研修施設認定
関
・
日本麻酔科学会麻酔科認定病院
・
日本眼科学会専門医制度研修施設
・
日本臨床腫瘍学会認定研修施設
・
日本救急医学会救急科専門医指定施設
・
日本老年医学会認定施設
・
日本血液学会血液研修施設
・
ステントグラフト実施施設
・
日本呼吸器学会認定施設
・
基幹型臨床研修病院(厚生大臣 第 77 号)
・
日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
・
特定非営利活動法人卒後臨床研修評価機構認定施設
・
日本集中治療医学会専門医研修施設(ICU,CCU)
・
日本集中治療医学会専門医研修施設(救命救急
・
地域がん診療連携拠点病院
センター)
・
JACHI(医療健康情報認証機構)認定施設
(認定番号 Pg0001-8)
・
東京都感染症外来協力医療機関
・
日本消化器外科学会専門医修練施設
・
東京都メディカルコントロール協議会救急救命士病
・
日本整形外科学会専門医制度研修施設
院実習教育施設
・
日本内科学会認定医制度教育病院
・
輸血検査技師制度 指定施設
・
日本臨床細胞学会認定施設
・
日本静脈経腸栄養学会 NST 稼動施設認定証
・
日本美容医療協会適正認定施設
・
日本医療薬学会認定薬剤師制度研修施設
・
マンモグラフィ検診施設(予防医療センター)
・
救命救急センター
・
日本循環器学会専門医研修施設
・
東京都地域救急医療センター
・
特定不妊治療費助成事業医療機関
・
東京都地域周産期母子医療センター
・
東京都指定二次救急医療機関
・
東京 DMAT 指定病院
・
休日・全夜間診療事業(小児科)における重症対応医療
・
地域医療支援病院
・
東京都エイズ診療拠点病院
・
地域医療支援病院
・
航空身体検査指定機関
・
日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門
機関指定病院
医研修施設認定証
・
日本 IVR 学会専門医修練施設
・
日本眼科学会専門医制度研修施設 眼科研修プログラ
・
東京都区部災害時透析医療ネットワーク正会員施設
ム施行施設認定証
・
日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
・
日本救急医学会指導医指定施設
・
日本脳神経外科学会専門医認定制度 研修プログラム
・
日本形成外科学会認定施設
・
日本薬剤師研修センター薬局・病院実務研修受入施設
・
日本外科学会外科専門医制度修練施設
・
日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修施設
・
日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
・
東京都脳卒中急性期医療機関
・
日本周産期・新生児医学会専門医暫定研修施設
・
日本腹膜透析医学会(CAPD)教育研修医療機関
・
日本周産期・新生児医学会暫定研修施設
※ 2013年1月現在
聖路加国際病院 2013 年度臨床研修プログラム 目次
■ 聖路加国際病院の理念と概要
■ジュニアレジデンシープログラム
ジュニアレジデンシープログラム全体の概要…………………………………………9
厚生労働省が定める臨床研修の到達目標………………………………………………22
研修分野別マトリックス…………………………………………………………………34
◇
必修
必修科共通…………………………………………………………………………………43
オリエンテーション………………………………………………………………………47
各職種研修…………………………………………………………………………………49
地域医療研修・地域保健研修 ………………………………………………………… 50
業績発表……………………………………………………………………………………51
必修科 各科プログラム
・内科………………………… 54
・産婦人科…………………… 64
・外科(消化器・一般外科) 56
・麻酔科……………………… 66
・外科(整形外科)………… 58
・精神科……………………… 67
・救急救命センター………… 60
・集中治療科………………… 68
・小児科……………………… 62
◇
選択
選択科 各科プログラム
・内科………………………… 71
・耳鼻咽喉科………………… 95
・救急救命センター………… 75
・麻酔科……………………… 97
・皮膚科……………………… 77
・眼科………………………… 98
・放射線科…………………… 79
・小児科……………………… 101
・病理診断科………………… 81
・産婦人科…………………… 104
・消化器・一般外科………… 84
・泌尿器科…………………… 106
・形成外科…………………… 86
・整形外科…………………… 108
・心臓血管外科……………… 88
・小児外科…………………… 111
・乳腺外科…………………… 90
・オンコロジーセンター…… 113
・脳神経外科………………… 93
・集中治療室………………… 115
■臨床研修協力施設一覧
≪精神科病棟研修≫
長谷川病院………………… 121
海上寮療養所…………………… 122
聖路加国際病院 2013 年度臨床研修プログラム 目次
≪地域医療・地域保健研修≫
中央内科クリニック…………… 125
訪問看護ステーション………… 175
AGE牧田クリニック………… 128
新潟県立六日町病院…………… 177
すぎやま整形外科……………… 131
佐渡総合病院…………………… 179
真山クリニック………………… 133
新潟県立松代病院……………… 180
高尾クリニック………………… 137
パナウル診療所………………… 183
銀座プリマ・クリニック……… 139
阿久根市民病院………………… 185
八丁堀医院……………………… 141
垂水中央病院…………………… 187
杉野内科クリニック…………… 144
国立病院機構東埼玉病院……… 189
月島クリニック………………… 148
三重県立志摩病院……………… 191
銀座ウィメンズクリニック……152
紀南病院………………………… 192
ほそのレディースクリニック …154
町立南伊勢病院………………… 195
こども元気クリニック………… 156
尾鷲総合病院…………………… 196
小池医院………………………… 159
上五島病院……………………… 198
日本橋名倉整形外科…………… 162
対馬いづはら病院……………… 202
木挽町医院……………………… 164
まごころ病院…………………… 205
藤井隆弘クリニック…………… 167
中央区保健所…………………… 206
荒川医院………………………… 169
皮フ科 早川クリニック
中央みなとクリニック………… 173
■歯科研修プログラム…………………………………………………………………211
2013 年度
聖路加国際病院
臨床研修ジュニアレジデンシープログラム
J1 (1 年次)
J2 (2 年次)
オリエ
ンテ
プログラム
ーショ
各科ローテーションプログラム
ン
業績発表
(1 月発表)
(4 月)
ローテーション科毎に形成評価
評 価
・指導医による形成評価
・コ・メディカルによる形成評価
・研修医による形成評価
総括評価
(修了認定)
聖路加国際病院臨床研修(ジュニアレジデンシー)プログラム
研修の理念
将来専門とする分野に拘わらず、幅広い病態・疾患に対応できる医学知識・技量を基盤に、キリスト
教の愛の心をもって患者・家族の価値観に配慮した、高度な医療チームの一員として医療を実践できる
能力を身につける。
本院の卒後臨床研修システムの歴史
当院はキリスト教(米国聖公会)の宣教師であり医師であった Rudolf B. Teusler により 1902 年に創
設された。1933 年(昭和8年)には、当時『東洋一』と評された新病院が完成した。この頃から当院で
は、米国式インターン・レジデント教育制度ならびに中央臨床検査システムがわが国で唯一導入されて
いた。
第二次世界大戦での敗戦直後の 1945 年 9 月、当院の建物が連合軍 GHQ により接収されたため、近く
の都立整形外科病院を改修した仮病院で診療を行った。1956 年の全面返還までの間、GHQ はわが国の
医師の臨床能力を向上するために医学教育審議会を設置して、1948 年には 1 年間のインターン(実地研
修)制度を義務付け、インターン後に医師国家試験を実施することとなった。
1949 年(昭和 24 年)にはインターン教育実習病院として、厚生省の指定を受けた。その後、全国の
医科大学から毎年 10 名前後のインターンを受け入れ、1967 年(昭和 42 年)のインターン制度が廃止さ
れるまでに、当院にてインターンを修了した者は 287 名、出身校は 52 医科大学に及んだ。
1968 年(昭和 43 年)4 月にはいわゆる努力規程による 2 年間の卒後臨床研修制度が開始され、当院
でも導入された。1990 年(平成2年)からは独自のスーパーローテーションシステムによる2年間の前
期研修と、それに続く後期研修制度が開始され、日本の卒後医師研修課程のモデルとなった。2005 年 3
月までの間、いわゆる努力規程による卒後臨床研修を当院で受けた医師は 472 名、出身校はほぼ全国の
医科大学に及んだ。
1992 年(平成4年)5月、520 床の新病院の発足と共に、大学病院並の全科を備える民間教育病院と
して、後述のような研修プログラムを組むに至った。
歯科・口腔外科においては、1990 年(平成 2 年)より独自のシステムによる卒後 2 年間の研修を行っ
てきたが、2005 年(平成 18 年)より歯科卒直後研修の必修化に伴い、新たなプログラムを作成し、病
院歯科口腔外科における単独型の歯科卒直後研修を開始した。
なお、上記の教育には当院の指導医があたるほか、各方面の臨床教育指導医を顧問として招き、また
米国から随時臨床教授を招聘し、教育指導の強化に努めている。
研究の支援
1997 年 10 月に 15 億円の基金をもとに、財団法人聖ルカ・ライフサイエンス研究所(理事長 日野原
重明)が設立された。この研究所の目的は医療の質的向上のための臨床医学及び臨床看護学の教育手法
に関する研究助成、臨床疫学及び予防医学に関する研究助成、臨床医学、臨床看護学、臨床疫学及び予
防医学に関わる人材の育成並びに適正な病院管理のための研究および研究助成を行い、併せて医療及び
看護の国際交流に貢献することにある。これに応募して研究や留学の援助を受ける機会が開かれている。
ジュニアレジデンシープログラム全体の概要
A 研修プログラム
本プログラムは、将来の専攻科に拘わらず患者中心のチーム医療を実践するために、基本的臨床能力(プ
ライマリケア能力)を修得し、医師として望ましい姿勢・態度を身に付けることを目的としている。厚
生労働省の定める必修ローテーション科に加えて、集中治療室での 1 ヶ月間の研修を必修とし、5 ヶ月間
は研修医が自由にローテーション診療科を選択できるプログラムになっている。
1.内科系プログラム(番号:030179022
プログラム責任者:岡田 定)
一般目標は、将来の専攻科に関わらず患者中心のチーム医療を実践するために、内科の基本的臨床能
力を習得し、医師として必要な基本姿勢・態度を身につけることである。とくに、聖路加国際病院の理
念にある「キリスト教精神」に基づいた患者中心の医療、運営の基本方針にある「EBM」や「チーム医療」
を体得することが当院独自の目標となる。
2.外科系プログラム(番号:030179023
プログラム責任者:渡邉 直)
臨床医を志す者にとって眼前の患者さんを正しく診断し、適切な治療が確実に行える医師になること
が目標となるが、初期臨床研修は基本的技能の修得以外にも、医師・研究者としての基本姿勢・態度が
養われる重要な時期でもある。2 年間の前期研修を通じてキリスト教精神に基づく全人的医療と伝統ある
チーム医療を実践し、臨床医としての診断、治療における問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
3.小児科プログラム(番号:030179020
プログラム責任者:草川 功)
将来の専攻科に関わらず必要とされる小児医療に必要な基礎知識・基本的技術、基本的態度を限られ
た研修期間の中で可能な限り修得する。
4.産婦人科プログラム(番号:030179021
プログラム責任者:塩田 恭子)
一般医として婦人科疾患を持った患者や妊娠中の患者を適切に管理できるようになるために、妊娠分
娩と婦人科疾患の診断、治療における問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
必修科目と研修期間
1 年次:オリエンテーション 1 か月、内科 3 か月、外科 3 か月、救急 2 か月、麻酔 2 か月、
産婦人科 1 か月
2 年次:内科 3 か月、小児科 1 か月、集中治療室 1 か月、精神科 1 か月、地域医療 1 か月、
選択科目 5 か月
(図:ローテーションの一例)
1 年次
オリ
エン
テー
ション
2 年次
0
内科
内科
2
外科
小
児
科
集中
治療
室
4
精
神
科
6
救急部
地域
医療
麻酔科
産婦
人科
選択科目
8
10
12
B 研修規定
1.本院において臨床医学の実地研修を受けるためには、医師国家試験に合格して医師免許を持つ者で
なければならない。
2.ジュニアレジデンシーは医師法による新医師臨床研修制度に則って、これを実施し、その期間は大
学医学部卒業後 2 ヵ年とする。
3.ジュニアレジデントの研修期間は1年毎に契約更新する。研修途中で他の教育病院に移ることを希
望する者は、契約期間の途中であっても 3 ヵ月以上の予告をもって契約を解除することができる。
4.ジュニアレジデントは研修上の効果を高めるために研修医宿舎に居住することを原則とする。所定
の研修期間を終えた者は宿舎を退出する。
5.臨床研修医の採用試験および選考は、研修管理委員会が行い、院長の決裁でこれを決める。採用人
員は募集時に発表する。
6.ジュニアレジデントは教育研修部の所属となる。
C 研修医の基本的業務
1. 担当患者の病歴を作成し、毎日担当の患者を回診して診療経過を記録する。
2.検査・処置についてのインフォームドコンセントを行って記録する。
3.診断や治療方針、退院の決定などについては上級医と協議し、その指示を受ける。
4.入院・退院は各科診療担当医の許可を必要とする。
5.必要な検査や治療、処置を行う。その中で経験の乏しい事項については必ず上級医の指導を受ける。
6.担当患者の手術には上級医の指導のもとに参加する機会が与えられる。
7.退院時要約(Summary note)を退院後 1 週間以内に作成する。
8.担当患者の病理解剖に立ち合う。剖検患者の臨床経過書を作成し、病理診断科に提出する。
9.病院各科のカンファレンスや配属の各科、または関係他科との合同カンファレンスには特別な理由
が無い限り出席の義務がある。
10.カンファレンスで呈示する担当の症例についてはあらかじめ資料を用意し報告する。
11. 勤務は各科の規定に準ずるものとし、割り当てられた平日当直や休日当直の勤務規定に従う。当直
中は夜間に重症患者の回診、休日には昼夜2回以上の重症患者の回診を行い、また救急患者の診療
に当る。
D 研修指導医
(2013 年 3 月時点)
研修実施責任者
福井 次矢
プログラムの管理運営については、研修管理委員会が定期的に会議を開き検討する。
◇ 2012 年度 研修管理委員会 委員一覧
委員長
石松 伸一
副委員長
岡田 定
オブザーバー
福井 次矢
委員
■プログラム責任者
内科系プログラム
岡田 定(再掲)
外科系プログラム
渡邉 直
産婦人科プログラム
塩田 恭子
小児科プログラム
草川 功
■各小委員会・関連委員会
プログラム小委員会 委員長
同
副委員長
試験小委員会
同
副委員長
山内 英子
大谷 典生
副委員長
メンタリング小委員会
同
水野 篤
門伝 昌己
評価小委員会
同
有岡 宏子
副委員長
瀧 史香
村形 敦
林 直輝
セーフティマネジメント委員会
小松 康宏
診療録オーディット委員会
岡田 定(再掲)
専門研修管理委員会
鳶巣 賢一
■教育研修部 部長
渡邉 直(再掲)
■各部門代表者
看護部門
佐藤 エキ子
髙井 今日子
中村 めぐみ
加藤 恵子
コ・メディカル部門
服部 加奈子
薬剤部門
後藤 一美
■その他
吉川 信一
高橋 博子
松岡 真理子
平林 祐子
■外部委員
岩﨑 榮
(NPO 法人卒後臨床研修評価機構)
羽賀 芳秋
(アイエヌエー・インターナショナル株式会社)
各地域研修協力施設研修責任者
各科指導責任者
循環器内科
丹羽 公一郎
消化器内科
藤田 善幸
呼吸器内科
蝶名林 直彦
腎臓内科
小松 康宏
血液内科
岡田 定
内分泌・代謝科
出雲 博子
神経内科
岡安 裕之
感染症科
古川 恵一
アレルギー膠原病科
岡田 正人
心療内科
太田 大介
一般内科
有岡 宏子
腫瘍内科
山内 照夫
胸部外科
大多和 正樹
小児科
細谷 亮太
脳神経外科
篠田 正樹
麻酔科
片山 正夫
耳鼻咽喉科
柳
皮膚科
衛藤 光
病理診断科
鈴木 髙祐
緩和ケア科
林
消化器・一般外科
小野寺 久
心臓血管外科
渡邉 直
整形外科
星川 吉光
泌尿器科
村石 修
産婦人科
百枝 幹雄
眼科
大越 貴志子
放射線科
齋田 幸久
放射線腫瘍科
関口 建次
救急部
増田 勝紀
清
章敏
予防医療センター
河北 俊子
精神科
大平 健
訪問看護ステーション
押川 眞喜子
形成外科
大竹 尚之
乳腺外科
山内 英子
小児外科
迫田 晃子
他部門指導責任者
看護部
佐藤 エキ子
コ・メディカル部
神﨑 扇洋
薬剤部
後藤 一美
事業管理部
福井 次矢
臨床研修協力施設
長谷川病院
034088
中央区保健所
034090
エー・ジー・イー牧田クリニック
041300
八丁堀医院
041302
銀座プリマ・クリニック
041304
杉野内科クリニック
041306
ほそのレディースクリニック
041313
小池医院
041315
木挽町医院
041319
荒川医院
056852
海上寮療養所
034089
すぎやま整形外科
041297
高尾クリニック
041301
中央内科クリニック
041303
月島クリニック
041307
銀座ウイメンズクリニック
041309
小坂こども元気クリニック
041314
真山クリニック
041316
日本橋名倉整形外科
041318
中央みなとクリニック
056851
藤井隆広クリニック
066736
皮フ科 早川クリニック
申請中
国立病院機構東埼玉病院
031383
佐渡総合病院
031553
新潟県立松代病院
034590
新潟県立六日町病院
031546
垂水医療センター垂水中央病院
050038
パナウル診療所
076790
出水郡医師会立阿久根市民病院
086087
三重県立志摩病院
030911
紀南病院
040005
町立南伊勢病院
032848
尾鷲総合病院
031709
上五島病院
032351
対馬いづはら病院
032352
国立保健医療科学院
056169
奥州市国民健康保険まごころ病院
034262
臨床研修
指導医役割規定
1.指導医は、原則として卒後 7 年目以上で、研修医に対する指導を行うために必要な経験及び能力を
有している者とする。
2.指導医は「医師の臨床研修に係る指導医講習会の開催指針」
(平成 16 年 3 月 18 日付け医政発第 0318008
号)に則った講習会を受講している医師とする。
3.指導医は担当する分野における研修期間中、研修医ごとに臨床研修も目標の達成状況を把握し、研
修医に対する指導を行う。
4.指導医は担当する研修分野における研修期間の終了後に、研修医の評価をプログラム責任者に報告
する。評価に当たって、研修医と共に業務を行った医師と十分な情報共有をして、責任を持って評
価を行うとともに、研修医と十分に意思疎通を図り、実際の状況と評価に乖離が生じないように努
める。
5. 指導医はその指導状況、内容について研修医から評価を受ける。
臨床研修 指導体制
1. 勤務体制上、個々の指導医が指導時間を十分に確保できるよう努める。
2. 指導医が研修医を直接指導するだけでなく、指導医の監督のもと、上級医が研修医を指導する、いわゆる
屋根瓦方式の指導を行う。
3. 指導医のみならず、指導者(看護師、コ・メディカル、薬剤師)も研修医を指導する。
4. 各診療科に 1 名以上の教育担当者を置く。
5. 指導医および教育担当者は、当該診療科をローテーションした研修医の評価を行い、各診療科責任者やプ
ログラム責任者に結果を報告する。
6. 研修医および教育担当者は、研修管理委員会からの連絡事項等を研修医に周知徹底させる。また、研修
医が臨床研修修了に必要な書類の記載や、評価の実施を促す。
臨床研修 指導者役割規定
1. 指導者とは、研修医が臨床研修において関わる下記の者とする。
看護師:ナースマネジャー、アシスタントナースマネジャー
コ・メディカルスタッフ、薬剤師:マネジャー、チーフ
2. 指導者は各自の専門職種の観点から研修医に対して指導を行う。
3. 指導者は研修医のローテーションごとに、研修医評価票に従って評価を行い、教育研修部に報告する。研
修医と共に業務を行ったスタッフと十分な情報共有をし、責任を持って評価を行うとともに、実際の状況と評
価に乖離が生じないように努める。 E 待遇
1. 給与は、1 年次年俸 360 万円、2 年次 372 万円(別途当直手当あり)を支給する。
2. 全寮制(月額 30,000 円)の宿舎設備あり。
3. 社会保険・厚生年金・労働者災害補償保険・雇用保険加入。
4. 休暇は、有給休暇 1 年次 10 日、2 年次 11 日。夏季休暇 4 日。その他、慶日休暇、忌引休暇あり。
5. 当直あり。
6. 医師賠償責任保険は病院にて団体加入をしており、個人での加入は任意とする。
7. その他、福利厚生あり。
8. アルバイトは禁止する。
F 評価と修了認定
1.研修医の評価
各科ローテーションごとに研修医評価票に従って指導医・看護師・コ・メディカルより評価を受
ける。
受持ち患者数、サマリー(退院時要約)の完成率、剖検数等について定期的に評価を受ける。
年 3 回のフィードバック面接にて上記評価結果にもとづくフィードバックと研修の進捗確認を行
う。
ジュニアレジデンシーの 2 年次後半には教育・研究センター主催による業績発表会(聖ルカ・ア
カデミア)が開催され、発表内容は研修医業績集としてまとめられる。優秀者は表彰される。
2.研修医による評価
ローテーションごとに研修科評価票に従って評価を行う。
2 年間の研修の最後に研修を振り返り、各科の研修内容評価および改善要望などを行う。
3.研修修了の認定
2 年次終了時に研修管理委員会、拡大研修管理委員会の承認をへて、規定に則り修了証を授与する。
4.研修修了後の進路
過去 3 年間のジュニアレジデンシー修了者の進路は下記のごとくである。
2010 年度
2011 年度
2012 年度
合計
当院の専門研修
13
7
10
30
大学医局または大学院
1
8
12
21
他の専門研修施設
6
4
1
11
海外研修
0
0
0
0
その他
0
0
1
1
G 定員と応募手続き、試験
1. 募集定員
(1)
24 名(1年次)
2. 募集方法
(1)
マッチングに参加する。
(2)
ホームページ(http://www.luke.or.jp)の募集要項を参照し、
エントリーすること
3. 採用の方法
(1)
4. 採用試験
(1)
WEB上でエントリー質問に回答後、必要書式を送付すること
筆記試験、面接、適性検査(WEB上)を行う
5. 応募必要書類
(1)
履歴書(当院指定を採用ホームページからダウンロード)
(2)
推薦状(1 枚のみ)
(3)
成績証明書
(4)
卒業見込証明書
(5)
CBT(Computer Based Testing)
厚生労働省が定める臨床研修の到達目標
聖路加国際病院ジュニアレジデンシープログラムは厚生労働省が定める臨床研修プログラムに則って
いる。
※ 厚生労働省ホームページ参照
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/rinsyo/keii/030818/030818b.html
臨床研修の基本理念
臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療
の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応
できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。
行動目標医療人として必要な基本姿勢・態度
< 患者-医師関係 >
患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立するために、
1. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
2. 医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントが実施でき
る。
3. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
< チーム医療 >
医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと
協調するために、
1. 指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。
2. 上級及び同僚医師や他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる。
3. 同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。
4. 患者の転入・転出に当たり、情報を交換できる。
5. 関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。
< 問題対応能力 >
患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣を身に付けるために、
1. 臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBM
=Evidence Based Medicine の実践ができる)
。
2. 自己評価及び第三者による評価を踏まえた問題対応能力の改善ができる。
3. 臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ。
4. 自己管理能力を身に付け、生涯にわたり基本的診療能力の向上に努める。
< 安全管理 >
患者及び医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身に付け、危機管理に参画する
ために、
1. 医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。
2. 医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる。
3. 院内感染対策(Standard Precautions を含む。)を理解し、実施できる。
< 症例呈示 >
チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うために、
1. 症例呈示と討論ができる。
2. 臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。
< 医療の社会性 >
医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献するために、
1. 保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる。
2. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
3. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
4. 医薬品や医療用具による健康被害の発生防止について理解し、適切に行動できる。
到達目標 A 経験すべき診察法・検査・手技
< 医療面接 >
患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療面接を実施するた
めに、
1. 医療面接におけるコミュニケーションの持つ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身に付
け、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を把握できる。
2. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
< 基本的な身体診察法 >
病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載するために、
1. 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む。)ができ、
記載できる。
2. 頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を含む。)が
でき、記載できる。
3. 胸部の診察(乳房の診察を含む。)ができ、記載できる。
4. 腹部の診察(直腸診を含む。)ができ、記載できる。
5. 泌尿・生殖器の診察(産婦人科的診察を含む。)ができ、記載できる。
6. 骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。
7. 神経学的診察ができ、記載できる。
8. 小児の診察(生理的所見と病的所見の鑑別を含む。
)ができ、記載できる。
9. 精神面の診察ができ、記載できる。
< 基本的な臨床検査 >
病態と臨床経過を把握し、医療面接と身体診察から得られた情報をもとに必要な検査を自ら実施し、
結果を解釈できる(※の記載があるもの)。または、検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる(※
の記載がないもの)。下線の必須項目検査について経験があること。
「経験」とは受け持ち患者の検査と
して診療に活用すること。 ※の検査で自ら実施する部分については、受け持ち症例でなくてもよい
1. 一般尿検査 (尿沈渣顕微鏡検査を含む。)
2. 便検査(潜血、虫卵)
3. 血算・白血球分画(※)
4. 血液型判定・交差適合試験(※)
5. 心電図(12 誘導)、負荷心電図(※)
6. 動脈血ガス分析
7. 血液生化学的検査(簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
)
8. 血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む。
)
9. 細菌学的検査・薬剤感受性検査(検体の採取(痰、尿、血液など)/簡単な細菌学的検査(グラ
ム染色など))
10. 肺機能検査(スパイロメトリー)
11. 髄液検査
12. 細胞診・病理組織検査
13. 内視鏡検査(※)
14. 超音波検査
15. 単純X線検査
16. 造影X線検査
17. X線CT検査
18. MRI 検査
19. 核医学検査
20. 神経生理学的検査(脳波・筋電図など)
< 基本手技 >
下線の必須項目手技を自ら行った経験があること。
基本的手技の適応を決定し、実施するために、
1. 気道確保を実施できる。
2. 人工呼吸を実施できる。
(バッグマスクによる徒手換気を含む。)
3. 心マッサージを実施できる。
4. 圧迫止血法を実施できる。
5. 包帯法を実施できる。
6. 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
7. 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
8. 穿刺法(腰椎)を実施できる。
9. 穿刺法(胸腔、腹腔)を実施できる。
10. 導尿法を実施できる。
11. ドレーン・チューブ類の管理ができる。
12. 胃管の挿入と管理ができる。
13. 局所麻酔法を実施できる。
14. 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
15. 簡単な切開・排膿を実施できる。
16. 皮膚縫合法を実施できる。
17. 軽度の外傷・熱傷の処置を実施できる。
18. 気管挿管を実施できる。
19. 除細動を実施できる。
< 基本的治療法 >
基本的治療法の適応を決定し、適切に実施するために、
1. 療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む。
)ができる。
2. 薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解
熱薬、麻薬、血液製剤を含む。
)ができる。
3. 基本的な輸液ができる。
4. 輸血(成分輸血を含む。
)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。
< 医療記録 >
チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理するために、
1. 診療録(退院時サマリーを含む。)を POS(Problem Oriented System)に従って記載し管理できる。
2. 処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
3. 診断書、死亡診断書、死体検案書その他の証明書を作成し、管理できる。
4. CPC(臨床病理検討会)レポートを作成し、症例呈示できる。
5. 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
< 診療計画 >
保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価するために、
1. 診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む。)を作成できる。
2. 診療ガイドラインやクリティカルパスを理解し活用できる。
3. 入退院の適応を判断できる(デイサージャリー症例を含む。)
。
4. QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在
宅医療、介護を含む。)へ参画する。
< 診療記録 >
1~6 を自ら行った経験があること。
1. 診療録の作成
2. 処方箋・指示書の作成
3. 診断書の作成
4. 死亡診断書の作成
5. CPC レポート(剖検報告)の作成、症例呈示
6. 紹介状、返信の作成
到達目標 B 経験すべき症状・病態・疾患
研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療
を的確に行う能力を獲得することにある。
< 頻度の高い症状―必須項目 >
下線の症状を経験し、レポートを提出する。
「経験」とは、自ら診療し、鑑別診断を行うこと。
1. 全身倦怠感
2. 不眠
3. 食欲不振
4. 体重減少、体重増加
5. 浮腫
6. リンパ節腫脹
7. 発疹
8. 黄疸
9. 発熱
10. 頭痛
11. めまい
12. 失神
13. けいれん発作
14. 視力障害、視野狭窄
15. 結膜の充血
16. 聴覚障害
17. 鼻出血
18. 嗄声
19. 胸痛
20. 動悸
21. 呼吸困難
22. 咳・痰
23. 嘔気・嘔吐
24. 胸やけ
25. 嚥下困難
26. 腹痛
27. 便通異常(下痢、便秘)
28. 腰痛
29. 関節痛
30. 歩行障害
31. 四肢のしびれ
32. 血尿
33. 排尿障害(尿失禁・排尿困難)
34. 尿量異常
35. 不安・抑うつ
< 頻度の高い症状―必須項目 >
下線の病態を経験すること。「経験」とは、初期治療に参加すること。
1. 心肺停止
2. ショック
3. 意識障害
4. 脳血管障害
5. 急性呼吸不全
6. 急性心不全
7. 急性冠症候群
8. 急性腹症
9. 急性消化管出血
10. 急性腎不全
11. 流・早産及び満期産
12. 急性感染症
13. 外傷
14. 急性中毒
15. 誤飲、誤嚥
16. 熱傷
17. 精神科領域の救急
< 経験が求められる疾患・病態 必修項目 >
A:疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出するこ
と。
B:疾患については、外来診療又は受け持ち入院患者(合併症含む。
)で自ら経験すること。
外科症例(手術を含む。)を1例以上受け持ち、診断、検査、術後管理等について症例レポート
を提出すること。
※ 全疾患(88項目)のうち70%以上を経験することが望ましい
<血液・造血器・リンパ網内系疾患>
1. 貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
B
2. 白血病
3. 悪性リンパ腫
4. 出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)
<神経系疾患>
1. 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
A
2. 痴呆性疾患
3. 脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
4. 変性疾患(パーキンソン病)
5. 脳炎・髄膜炎
<皮膚系疾患>
1. 湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
B
2. 蕁麻疹
3. 薬疹
B
4. 皮膚感染症
B
<運動器(筋骨格)系疾患>
1. 骨折
B
2. 関節・靱帯の損傷及び障害
B
3. 骨粗鬆症
B
4. 脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
B
<循環器系疾患>
1. 心不全
A
2. 狭心症、心筋梗塞
B
3. 心筋症
4. 不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
B
5. 弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症
6. 動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
B
7. 静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ
浮腫)
8. 高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
A
<呼吸器系疾患>
1. 呼吸不全
B
2. 呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
A
3. 閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
B
4. 肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
5. 異常呼吸(過換気症候群)
6. 胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
7. 肺癌
<消化器系疾患>
1. 食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、
A
胃・十二指腸炎)
2. 小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
B
3. 胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
4. 肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、
B
アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
5. 膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
6. 横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
B
<腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)>
1. 腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
A
2. 原発性糸球体疾患
(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
3. 全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
4. 泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
B
<妊娠分娩と生殖器疾患>
1. 妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳
腺炎、産褥)
2. 女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む。)、
B
不正性器出血、更年期障害、外陰・腟・骨盤内感染症、骨盤
内腫瘍、乳腺腫瘍)
3. 男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)
B
<内分泌・栄養・代謝系疾患>
1. 視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
2. 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
3. 副腎不全
4. 糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
5. 高脂血症
A
6. 蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
B
<眼・視覚系疾患>
1. 屈折異常(近視、遠視、乱視)
B
2. 角結膜炎
B
3. 白内障
B
4. 緑内障
B
5. 糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
B
<耳鼻・咽喉・口腔系疾患>
1. 中耳炎
B
2. 急性・慢性副鼻腔炎
3. アレルギー性鼻炎
B
4. 扁桃の急性・慢性炎症性疾患
5. 外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
<精神・神経系疾患>
1. 症状精神病
A
2. 痴呆(血管性痴呆を含む。
)
3. アルコール依存症
4. 気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
B
5. 統合失調症(精神分裂病)
B
6. 不安障害(パニック症候群)
7. 身体表現性障害、ストレス関連障害
B
<感染症>
1. ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘル
B
ペス、流行性耳下腺炎)
2. 細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A群レンサ球菌、クラミ
B
ジア)
3. 結核
B
4. 真菌感染症(カンジダ症)
5. 性感染症
6. 寄生虫疾患
<免疫・アレルギー疾患>
1. 全身性エリテマトーデスとその合併症
2. 慢性関節リウマチ
B
3. アレルギー疾患
B
<物理・化学的因子による疾患>
1. 中毒(アルコール、薬物)
2. アナフィラキシー
3. 環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
4. 熱傷
B
<小児疾患>
1. 小児けいれん性疾患
B
2. 小児ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性
B
発疹、インフルエンザ)
3. 小児細菌感染症
4. 小児喘息
B
5. 先天性心疾患
<加齢と老化>
1. 高齢者の栄養摂取障害
B
2. 老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
B
到達目標 C 特定の医療現場の経験療
必修項目にある現場の経験とは、各現場における到達目標の項目のうち一つ以上経験すること。
< 救急医療 >
生命や機能的予後に係わる、緊急を要する病態や疾病、外傷に対して適切な対応をするために、
1.
バイタルサインの把握ができる。
2.
重症度及び緊急度の把握ができる。
3.
ショックの診断と治療ができる。
4.
二次救命処置 (ACLS = Advanced Cardiovascular Life Support、呼吸・循環管理を含む。)がで
き、一次救命処置(BLS = Basic Life Support)を指導できる。
※ ACLS は、バッグ・バルブ・マスク等を使う心肺蘇生法や除細動、気管挿管、薬剤投与等の一定のガ
イドラインに基づく救命処置を含み、BLS には、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸等機器を使用し
ない処置が含まれる。
5.
度の高い救急疾患の初期治療ができる。
6.
専門医への適切なコンサルテーションができる。
7. 大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。
< 予防医療 >
予防医療の理念を理解し、地域や臨床の場での実践に参画するために、
1. 食事・運動・休養・飲酒・禁煙指導とストレスマネージメントができる。
2. 性感染症予防、家族計画を指導できる。
3. 地域・産業・学校保健事業に参画できる。
4. 予防接種を実施できる。
< 地域医療 >
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1. 患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含む)について理解し、実
践する。
2. 診療所の役割(病診連携への理解を含む)について理解し、実践する。
3. へき地・離島医療について理解し、実践する。
< 周産・小児・成育医療 >
周産・小児・成育医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1.
周産期や小児の各発達段階に応じて適切な医療が提供できる。
2. 周産期や小児の各発達段階に応じて心理社会的側面への配慮ができる。
3. 虐待について説明できる。
4. 学校、家庭、職場環境に配慮し、地域との連携に参画できる。
5. 母子健康手帳を理解し活用できる。
< 精神保健・医療 >
精神保健・医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1. 精神症状の捉え方の基本を身につける。
2. 精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学ぶ。
3. デイケアなどの社会復帰や地域支援体制を理解する。
< 緩和・終末期医療 >
緩和・終末期医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1. 心理社会的側面への配慮ができる。
2. 基本的な緩和ケア(WHO方式がん疼痛治療法を含む。
)ができる。
3. 告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
4. 死生観・宗教観などへの配慮ができる。
< 地域保健 >
地域保健を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、保健所、介護老人保健施
設、社会福祉施設、赤十字社血液センター、各種検診・健診の実施施設等の地域保健の現場において、
1. 保健所の役割(地域保健・健康増進への理解を含む)について理解し、実践する。
2. 社会福祉施設等の役割について理解し、実践する。
研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
Ⅰ-1
3
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Ⅱ
A 3 2
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A Ⅱ-A-3-4
A Ⅱ-A-3-5
A Ⅱ-A-3-6
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27
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33
A Ⅱ-A-3-14
34
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35
Ⅱ-A-3-16
36
Ⅱ-A-3-17
37
Ⅱ-A-3-18
38
Ⅱ-A-3-19
39
Ⅱ-A-3-20
脳
神
経
外
科
眼
科
耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
咽 科 内 症 外
喉
科 科 科
科
形
成
外
科
シ
ン
医師としての基本的姿勢・態度
患者―医師関係
チーム医療
問題対応能力
安全管理
症例提示
医療の社会性
基本的な身体診察法
医療面接
全身観察
頭頸部
胸部(含乳房)
腹部(含直腸)
泌尿・生殖器(含産婦人科)
骨・関節・筋肉
神経
小児
精神面の診察
基本的な臨床検査
一般尿検査
便検査
血算・白血球分画
血液型判定・交差適合試験
心電図(12誘導) 負荷心電図
動脈血ガス分析
血液生化学検査
血液免疫血清学
細菌学的検査・薬剤感受性検査
肺機能検査
髄液検査
細胞診・病理組織診断
内視鏡検査
超音波検査
単純エックス線
造影エックス線
エックス線CT
MRI検査
核医学検査
神経生理学的検査
リ
ハ
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科
放 そ
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科
※
)
2
泌
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器
科
(
Ⅰ
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
療
科
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科
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研修単元
目標
1
オ
リ
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テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
研
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◎○○○○○○
○○○○○○○○○○
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○○◎○○○○○
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研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
Ⅱ-A-4-1
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Ⅱ-A-4-3
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Ⅱ-A-5
Ⅱ
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Ⅱ-A-7-4
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耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
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科 科 科
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形
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シ
ン
基本的手技
気道確保
人工呼吸
心マッサージ
圧迫止血法
包帯法
注射法
採血法
穿刺法(腰)
穿刺法(胸・腹)
導尿法
ドレーン、チューブ
胃管の挿入
局所麻酔法
創部消毒
簡単な切開・排膿
皮膚縫合法
軽度の外傷・熱傷
気管挿管
除細動
基本的治療
療養生活の説明
薬物治療
輸液
輸血
医療記録
診療録作成
処方箋、指示箋
診断書、死亡診断書
CPCレポート
紹介状、返信
診療計画
診療計画作成
診療ガイドライン
入退院適応判断
QOL考慮
リ
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ビ
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研修単元
Ⅱ-A-4
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
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―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
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○
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研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
Ⅱ-B-1
78
Ⅱ-B-1-1
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Ⅱ-B-1-35
脳
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耳 皮 神 感 口
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経験すべき症状、病態、疾患
頻度の高い症状
全身倦怠感
不眠
食欲不振
体重減少、増加
浮腫
リンパ節腫脹
発疹
黄疸
発熱
頭痛
めまい
失神
けいれん発作
視力障害、視野狭窄
結膜の充血
聴覚障害
鼻出血
嗄声
胸痛
動悸
呼吸困難
咳・痰
嘔気・嘔吐
胸やけ
嚥下困難
腹痛
便通異常
腰痛
関節痛
歩行障害
四肢のしびれ
血尿
排尿障害
尿量異常
不安・仰うつ
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Ⅱ-B
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合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
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76
オ
リ
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テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
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研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
Ⅱ-B-2-1
115
Ⅱ-B-2-2
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Ⅱ-B-2-3
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Ⅱ-B-2-4
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Ⅱ-B-2-17
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Ⅱ-B-3
132
Ⅱ-B-3-1
133
Ⅱ-B-3-1
B 3 1.11
BⅡ
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139
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Ⅱ-B-3-2.4
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Ⅱ-B-3-2.5
143
Ⅱ-B-3-3
144
145
B Ⅱ-B-3-3.1
B Ⅱ-B-3-3.2
146
Ⅱ-B-3-3.3
147
B Ⅱ-B-3-3.4
148
Ⅱ-B-3-4
149
150
151
152
B
B
B
B
Ⅱ-B-3-4.1
Ⅱ-B-3-4.2
Ⅱ-B-3-4.3
Ⅱ-B-3-4.4
脳
神
経
外
科
眼
科
耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
咽 科 内 症 外
喉
科 科 科
科
形
成
外
科
シ
リ
ハ
ビ
リ
科
放 そ
射 の
線 他
科
※
)
114
泌
尿
器
科
(
研修単元
Ⅱ-B-2
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
療
科
療 科
科
ョ
目標
113
オ
リ
エ
ン
テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
研
修
分
野
ン
緊急を要する症状・病態
心肺停止
ショック
意識障害
脳血管障害
急性呼吸不全
急性心不全
急性冠症候群
急性腹症
急性消化管出血
急性腎不全
流・早産および満期産
急性感染症
外傷
急性中毒
誤飲、誤嚥
熱傷
精神科領域の急患
経験が求められる疾患・病態
血液系
1)貧血
2)白血病
3)悪性リンパ腫
4)出血傾向・紫斑病
神経系
1)脳脊髄血管障害
2)痴呆性疾患
3)脳・脊髄外傷
4)変性疾患
5)脳炎、骨髄炎
皮膚系
1)湿疹・皮膚炎群
2)蕁麻疹
3)薬疹
4)皮膚感染症
運動器系
1)骨折
2)関節・靭帯損傷
3)骨粗鬆症
4)脊椎傷害
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○
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◎
○
○
○
○
○
○
○◎
○
○◎
○
○
○◎
○
○
○◎
○○
○
◎
◎
○
○
○○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○○
○○
○
○
○○
○
○○
研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
脳
神
経
外
科
眼
科
耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
咽 科 内 症 外
喉
科 科 科
科
シ
形
成
外
科
リ
ハ
ビ
リ
科
放 そ
射 の
線 他
科
※
)
155
循環器系
A Ⅱ-B-3-5.1 1)心不全
B Ⅱ-B-3-5.2 2)狭心症、心筋梗塞
Ⅱ-B-3-5.3 3)心筋症
B Ⅱ-B-3-5.4 4)不整脈
Ⅱ-B-3-5.5 5)弁膜症
B Ⅱ-B-3-5.6 6)動脈疾患
Ⅱ-B-3-5.7 7)静脈・リンパ管疾患
A Ⅱ-B-3-5.8 8)高血圧症
Ⅱ-B-3-6
呼吸器系
B Ⅱ-B-3-6.1 1)呼吸不全
A Ⅱ-B-3-6.2 2)呼吸器感染症
B Ⅱ-B-3-6.3 3)閉塞性・拘束性肺疾患
Ⅱ-B-3-6.4 4)肺循環障害
Ⅱ-B-3-6.5 5)異常呼吸
Ⅱ-B-3-6.6 6)胸膜、縦隔、横隔膜疾患
Ⅱ-B-3-6.7 7)肺癌
Ⅱ-B-3-7
消化器系
A Ⅱ-B-3-7.1 1)食道・胃・十二指腸疾患
B Ⅱ-B-3-7.2 2)小腸・大腸疾患
Ⅱ-B-3-7
Ⅱ
B 3 7.33 3)胆嚢
3)胆嚢・胆管疾患
胆管疾患
Ⅱ-B-3-7.4
4)肝疾患
B
Ⅱ-B-3-7.5 5)膵臓疾患
B Ⅱ-B-3-7.6 6)横隔膜・腹壁・腹膜
Ⅱ-B-3-8
腎・泌尿器系
A Ⅱ-B-3-8.1 1)腎不全
Ⅱ-B-3-8.2 2)原発性糸球体疾患
Ⅱ-B-3-8.3 3)全身性疾患
B Ⅱ-B-3-8.4 4)泌尿器科的腎・尿路疾患
Ⅱ-B-3-9
妊娠分娩・生殖器系
B Ⅱ-B-3-9.1 1妊娠分娩
Ⅱ-B-3-9.2 2)女性生殖器
B Ⅱ-B-3-9.3 3)男性生殖器
Ⅱ-B-3-10 内分泌系
Ⅱ-B-3-10.1 1)視床下部・下垂体疾患
Ⅱ-B-3-10.2 2)甲状腺疾患
Ⅱ-B-3-10.3 3)副腎不全
A Ⅱ-B-3-10.4 4)糖代謝異常
B Ⅱ-B-3-10.5 5)高脂血症
Ⅱ-B-3-10.6 6)蛋白・核酸代謝異常
泌
尿
器
科
(
154
研修単元
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
療
科
療 科
科
ョ
目標
153
オ
リ
エ
ン
テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
研
修
分
野
ン
Ⅱ-B-3-5
○○○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
◎
○
◎
○
○
○
○
○
◎
◎
○
○
○
◎○○○○
○○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
◎○○○○
◎
○
○
○◎○
○
○
○
○
○
○
○
◎○
○○
◎○○
○
○○
○
○
◎○○
○
○
○
◎○○
○
○
○
◎○○
○
◎○○
○
○◎○
○
○
○
○
○
◎○○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎○
○
○
○
○
○
◎
○
◎
○
◎
○
◎
○
◎○○
○
◎○○
○
○
◎○○
○
○○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
196
197
198
199
200
201
202
203
◎
○
○
◎
○
Ⅱ-B-3-11.3 3)白内障
○
◎
○
Ⅱ-B-3-11.4 4)緑内障
○
◎
○
Ⅱ-B-3-11.5 5)眼底変化
○
◎
○
耳鼻・咽頭・口腔
B Ⅱ-B-3-12.1 1)中耳炎
Ⅱ-B-3-12.2 2)急性・慢性副鼻炎
B Ⅱ-B-3-12.3 3)アレルギー性鼻炎
Ⅱ-B-3-12.4 4)扁桃の急性・慢性炎症性疾患
Ⅱ-B-3-12
Ⅱ-B-3-13.1
207
A Ⅱ-B-3-13.2
208
Ⅱ-B-3-13.3
209
210
A Ⅱ-B-3-13.4
A Ⅱ-B-3-13.5
211
Ⅱ-B-3-13.6
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
放 そ
射 の
線 他
科
※
○
206
216
シ
リ
ハ
ビ
リ
科
Ⅱ-B-3-11.2 2)角膜異常
Ⅱ-B-3-13
215
形
成
外
科
眼・視覚系
205
214
耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
咽 科 内 症 外
喉
科 科 科
科
Ⅱ-B-3-11.1 1)屈折異常
Ⅱ-B-3-12.5 5)外耳鼻道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
213
眼
科
ン
204
212
脳
神
経
外
科
)
195
B
B
B
B
泌
尿
器
科
(
194
研修単元
Ⅱ-B-3-11
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
療
科
療 科
科
ョ
目標
193
オ
リ
エ
ン
テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
研
修
分
野
精神・神経系
1)症状精神病
2)痴呆
3)アルコール依存症
4)気分障害うつ病
5)統合失調症
6)不安傷害
B Ⅱ-B-3-13.7 7)身体表現性傷害、ストレス関連傷害
Ⅱ-B-3-14
Ⅱ
B 3 14 感染症
Ⅱ-B-3-14.1
1)ウイルス感染症
B
B Ⅱ-B-3-14.2 2)細菌感染症
B Ⅱ-B-3-14.3 3)結核
Ⅱ-B-3-14.4 4)真菌感染症
Ⅱ-B-3-14.5 5)性感染症
Ⅱ-B-3-14.6 6)寄生虫疾患
Ⅱ-B-3-15 免疫・アレルギー
Ⅱ-B-3-15.1 1)全身エリトマトーデスとその合併症
B Ⅱ-B-3-15.2 2)慢性関節リウマチ
B Ⅱ-B-3-15.3 3)アレルギー疾患
Ⅱ-B-3-16 物理・化学的因子
Ⅱ-B-3-16.1 1)中毒
Ⅱ-B-3-16.2 2)アナフィラキシー
Ⅱ-B-3-16.3 3)環境要因による疾患
B Ⅱ-B-3-16.4 4)熱傷
Ⅱ-B-3-17 小児疾患
B Ⅱ-B-3-17.1 1)小児ケイレン疾患
B Ⅱ-B-3-17.2 2)小児ウイルス性疾患
Ⅱ-B-3-17.3 3)小児細菌感染症
B Ⅱ-B-3-17.4 4)小児喘息
Ⅱ-B-3-17.5 5)先天性心疾患
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
◎
○
○
◎
○
◎
○
○
○
○
○
○
○○
◎○
○○○
○
○○○○
◎○○
○
○
○
◎
○
○○○
○○
○
○○
○
○
○
◎
○
◎
○
◎○
○
◎
◎
○
○
◎
○
○○◎
○
○○◎
○
○○◎
○
◎
○
○
◎
◎
◎
○○
○
○
○○
○
○○
○
○
○
○
○
◎
◎
○
研修分野別マトリックス票
その他 :ホスピタルカンファレンス、レジデントミーティング、CPC、心臓血管外科、集中治療室、胸部外科、小児外科、乳腺外科、緩和ケア科、精神腫瘍科、訪問看護ステーション、予防医療センター
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
脳
神
経
外
科
眼
科
耳 皮 神 感 口
鼻 膚 経 染 腔
咽 科 内 症 外
喉
科 科 科
科
形
成
外
科
シ
リ
ハ
ビ
リ
科
放 そ
射 の
線 他
科
※
)
237
泌
尿
器
科
(
236
研修単元
総 内 外 救 麻 小 産 精 病 地 整
合 科 科 急 酔 児 婦 神 理 域 形
診
科 科 科 人 科 科 医 外
療
科
療 科
科
ョ
目標
235
オ
リ
エ
ン
テ
―
到達目標(研修単元)がどの研修分野で研修さ
れているかについて、
「◎」:最終責任を果たす分野
「○」:研修が可能な分野
研
修
分
野
ン
加齢と老化
◎
○
○
B Ⅱ-B-3-18.1 1)高齢者の栄養摂取障害
◎
○
○○
○
B Ⅱ-B-3-18.2 2)老年症候群
Ⅱ-C
特定の医療現場の経験
Ⅱ-C-1
救急医療 救急医療の現場を経験すること
Ⅱ-C-1-1
1)バイタルサイン
○○◎○○
○○
○○○○○
Ⅱ-C-1-2
2)重症度、緊急度の把握
○○◎○○
○○
○○○○○
Ⅱ-C-1-3
3)ショックの診断と治療
○○◎○○
○
○○
Ⅱ-C-1-4
4)ACLSができ、BLSを指導
○○◎○○
Ⅱ-C-1-5
5)高頻度救急疾患の初期治療
○○◎
○
○
○
Ⅱ-C-1-6
6)コンサルテーション
○○◎
○
○○
○○○
Ⅱ-C-1-7
7)大災害時の役割
○◎
○
○○
Ⅱ-C-2
予防医療 予防医療の現場を経験すること
Ⅱ-C-2-1
1)カウンセリングとストレスマネージメント
◎○
○
○
○
Ⅱ-C-2-2
2)性感染症予防・家族計画相談
○◎
○
○
Ⅱ-C-2-3
3)地域保健に参画
○
◎
Ⅱ-C-2-4
4)予防接種実施
○
◎
Ⅱ-C-3
地域医療 へき地・離島診療所、中小病院・診療所等の地域医療の現場を経験すること
Ⅱ-C-3-1
1)地域の特性に即した医療
○
◎
Ⅱ-C-3-2
3)診療所
○
◎
Ⅱ-C-3-3
Ⅱ
C 3 3
4)僻地・離島医療
4)僻地
離島医療
◎
Ⅱ-C-4
周産・小児・成育医療 周産・小児・成育医療の現場を経験すること Ⅱ-C-4-1
1)発達段階に対応した医療提供
◎
○
Ⅱ-B-3-18
◎
○
○○
○○
○○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
258
Ⅱ-C-4-2
2) 発達段階に対応した心理・社会的側面への配慮
259
Ⅱ-C-4-3
260
Ⅱ-C-4-4
261
Ⅱ-C-4-5
262
Ⅱ-C-5
263
Ⅱ-C-5-1
264
Ⅱ-C-5-2
265
Ⅱ-C-5-3
266
Ⅱ-C-6
267
Ⅱ-C-6-1
268
Ⅱ-C-6-2
269
Ⅱ-C-6-3
270
Ⅱ-C-6-4
271
Ⅱ-C-7
272
Ⅱ-C-6-1
3)虐待について説明
○
◎
4)地域との連携参画
◎
5)母子手帳
◎
精神保健・医療 精神保健福祉センター、精神病院等の精神保健・医療の現場を経験すること
1)症状の捉え方
◎
2)初期対応と治療
◎
◎
3)社会復帰、地域支援体制の理解
緩和・終末期医療 臨終の立ち会いを経験すること
1)心理・社会的側面への配慮
○○
○
○
○○
2)緩和ケア
○○
○
○
○
3)諸問題への配慮
○○
○
○
○
4)死生観・宗教観への配慮
○○○
○
○
地域保健
1)保健所の役割の理解と実践
◎
273
Ⅱ-C-6-2
2)社会福祉施設等の役割の理解と実践
◎
○
○
○
○
○
○
◎
◎
○◎
◎
○
○
必修科
共通
必修科共通
GIO
将来の専攻科、患者の年齢、性別に関わらず患者中心のチーム医療を実践するために、基本的臨床能
力を習得し、医師として望ましい姿勢・態度を身につける。
SBOs
A 基本姿勢・態度
1.
患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立できる。
2.
医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるメンバー
と協調できる。
3.
患者の問題を把握し、問題解決型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣、EBM (Evidence
Based Medicine) を身につける。
4.
患者および医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に
参画できる。
5.
チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うことができる。
6.
医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献できる。
7.
患者・家族に対して適切なインフォームド・コンセントが実施できる。
8.
守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
9.
院内カンファレンスや研究会、学会活動に積極的に参加する。
10. 公衆衛生、地域医療の重要性を理解し、実践する。
B 診察法・検査・手技
1.
患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療面接が実施
できる。
2.
病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載できる。
3.
病態と臨床経過を把握し、医療面接と身体診察から得られた情報をもとに必要な基本的臨床検
査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。
4.
基本的手技の適応を決定し、実施できる。
5.
基本的治療法の適応を決定し、適切に実施できる。
6.
日常診療・チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理できる。
7.
保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価できる。
C 症状・病態への対応
1.
頻度の高い症状・病態から鑑別診断をあげ、初期治療ができる。
2.
緊急を要する症状・病態に対して初期治療に参加できる。
3.
二次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置(BLS)を指導できる。
4.
LS1
指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。
On the job training
指導医、シニアレジデントの指導の下に基礎知識と技術を習得する。
入院患者を受持ち、入院時から退院まで診療を担当する。また、外来患者の診療を行う。
診察:入院患者の問診および身体所見をとる。
検査:診断・治療に必要な検査の組み立て方を学ぶ。その他一般撮影、CT、MRI、超音波、内視鏡な
どの読影法を学ぶ。
手技:静脈路、胸腔穿刺、腹腔穿刺などの基本的手技を、指導医・シニアレジデント監督の下で習得
する。
担当患者の診療録を作成し、サマリーを退院後 1 週間以内に速やかに記載する。
LS2 勉強会・カンファレンス
※以下のカンファレンスの出席は義務とし、他の業務より優先する。
1. ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象のカンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間において必須と考え
られる内容である。e-conference にも参加する。
2. レジデントミーティング
院長によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の情報交換、研修の改
善を主眼とする。
3. CPC
剖検症例の検討。臨床経過のプレゼンテーションと画像所見の説明の後、病理所見の解説が行なわ
れ、レジデントおよび指導医交えてディスカッションを行う。
4. 医療安全クラス
LS3 学会発表・臨床研究
シニアレジデント、指導医の指導のもと、学会発表、臨床研究を経験する。
臨床研究の成果を、聖ルカ・アカデミアで発表する。
研修医の責任・業務範囲
入院診療を指導医の監督責任のもと経験する
a. 研修医の業務範囲
1 年次研修医:患者を指導医の監督・指導のもと担当する。許可された場合には 2 年次の研修医の
条項に従う。
2 年次研修医:基本的には診療の全行為を許可されているが、治療方針の決定にはシニアレジデン
ト、指導医とのカンファレンス・相談のもとにおこない単独では判断しない。侵襲度の高い処置(中
心静脈確保や胸腔チューブ留置など)は必ずシニアレジデント、指導医の指導監督下で実施する。
手術的な処置(気管切開など)では助手を行う。家族への説明は方針や容態変化時の重要な内容の
場合にはシニアレジデント、指導医が行うが、容態の安定している患者の日々の病状についてはジ
ュニアレジデント自身でおこなってよい。受持ち患者が退院した場合には退院時サマリーを退院後
1週間以内に記載し、主治医の承認を得る。
b. 安全確保体制
入院患者は指導医+担当医(シニアレジデント以上)+受持医(シニア・ジュニアレジデント)のチ
ームで診療を実施しており、指導医・シニアレジデントが直接、間接に毎日患者の状態、研修医の
診療の内容をチェックしている。また看護師は継続してベッドサイドで看護に当っており、ジュニ
アレジデントの指示や診療内容に疑義が生じた場合には、直接あるいは間接にジュニアレジデント
本人やシニアレジデント・指導医に連絡できる体制にある。
c. 夜間・当直時の連絡体制
【内科当直体制】
・当直医 3 名:「当院での臨床研修を修了した 1 年次専門研修医もしくは 2 年次以上の専門研修医」1 名、「2 年
次研修医もしくは専門研修医として当院に入職した 1 年次専門研修医」 1 名、「1 年次研修医」1 名。
・対応困難な場合はすぐに上級医師に連絡する。
【外科当直体制】
・当直医 1 名:対象科ローテーション中の 2 年次研修医もしくは対象科の専門研修医。
・当直医が専門研修医の場合は、外科・麻酔科ローテーション中の 1 年次研修医がパー当直として研修を行う。
※対象科:消化器・一般外科、乳腺外科、小児外科、形成外科、胸部外科、心臓血管外科、脳神経外科、耳鼻
咽喉科、眼科、泌尿器科、整形外科
・業務範囲:点滴の挿入、導尿、疼痛や不眠などに対する投薬の指示、低血糖時の処置、発熱時の対応(①血
培 1 セット以上、②採血(緊急 CBC、生化学)、③解熱剤の処方は当直医の判断で行う)。抗菌薬の投与・変更が
必要なときは、原則として担当医に確認する。
・急変時の対応:担当医が来院するまでの間の蘇生術を行う。病棟からのコールは 1 年次研修医もしくは 2 年次
研修医が受ける。1 年次研修医で対応が困難なときは専門研修医をコールする。専門研修医が対応困難な場合
は、専門研修医が各診療科担当医をコールする。必要時には集中治療室や救急部、循環器内科医師などの院
内の上級医に応援を要請する。
・硬膜外カテーテル挿入に関わると考えられる下肢の異常に関しては、医療安全管理室ガイドライン「硬膜外カテ
ーテル挿入患者の管理」に準じ、当直医は麻酔科医に連絡する。急変時はこの限りではない。
【救急当直体制】
・救急当直 4 名:専門研修医以上の救急部スタッフ、各診療科専門研修医、2 年次研修医、1 年次研修医(1 年次
研修医は 12 時間交代)。
・業務範囲:初診、初療を行い、入院が必要な場合には各診療科に連絡する。緊急手術の場合は外科系各診療
科に連絡する。重症の場合にはICU、CCM、HCUに収容する。急性期循環器疾患の患者はIMCU、ICCUに
収容する。休日、夜間の病床管理については夜勤ナースマネジャーに相談する。
外来診療を指導医の監督責任のもと経験する
外来診療は、内科ローテーション時の一般内科で学ぶ。
a. 研修医の診療責任の範囲
1 年次研修医:救急外来、当日外来受診患者の問診、診察の実施。指導医・シニアレジデントの許
可があれば採血、レントゲンなどの侵襲の少ない検査の実施。診察終了時、処方実施時にはシ
ニアレジデント・指導医の承認を得る。救急車搬送患者(二次救急)は、シニアレジデント、
指導医の許可があれば初療から実施できる。
2 年次研修医:シニアレジデント、指導医の許可があれば基本的には独自で診療を実施してもよい。
しかし、入院の判断や侵襲的な検査(内視鏡や腰椎穿刺、胸腔、腹腔穿刺など)を実施すると
きには必ずシニアレジデント、指導医の許可、監督のもとで専門各科に依頼、あるいは自ら実
施する。
b. 安全確保体制:外来診療時は必ずシニアレジデント、指導医がおり、常に監督下に相談や応援の要
請ができる環境にある。また外来看護師も処置等には付き添っており、危険を感じた場合にはシニ
アレジデント、指導医にすぐ連絡ができ対応できる。
オリエンテーション
GIO
聖路加国際病院(以下病院) における卒後臨床研修を効果的・効率的に行うために、病院の理念と歴史、
研修システムを理解し、診療に必須の手順・態度を身につける。
SBOs
1.
病院の理念と歴史、概況を説明できる。
2.
医療人に望まれる振る舞いや態度をとることができる。
3.
看護部・薬剤部・コ・メディカル部・事務部門の業務を説明できる。
4.
感染予防の基本原則を説明できる。
5.
当院の臨床研修システムを説明できる。
6.
電子カルテ(SMILE)を使うことができる。
7.
診療録・退院時サマリー・診断書の記載内容について説明できる。
8.
急変時の対応(スタットコール、救急蘇生法)が実践できる。
9.
グラム染色、抗酸菌染色ができる。
10. 輸血の注意点を列挙できる。
11. 抗菌薬の適切な使用法の概要を述べることができる。
12. 当院の医療情報システムについて説明できる。
13. 個人情報保護の重要性を述べることができる。
14. 保険診療を説明できる。
15. 図書館の利用方法が説明できる。
16. 保安と防災について説明できる。
17. 禁煙の必要性を説明できる。
18. 研修医宿舎規定を述べることができる。
19. レジデントミーティング開催の目的を説明できる。
20. セーフティマネジメントの原則を説明できる。
LS1 院内オリエンテーション
配布資料を参照のこと
LS2 新入職員宿泊研修
一泊二日の宿泊研修を行う
LS3 他職種研修
他職種研修を行う
EV 評価
オリエンテーション終了後時に 1 年次研修医による評価を行う。
また、一部の実技については指導者からの評価を受け、フィードバックを行う。
新入職員宿泊研修(清泉寮宿泊研修)プログラム
対
象
全新入職員 (医師、シニアレジデント、ジュニアレジデント、看護師、薬剤師、
コ・メディカル、事務)
場
所
清泉寮 〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里 3545
一般目標(GIO・・・General Instructional Objective)
医療者として他者との良好な人間関係を構築するために、他職種とコミュニケーションをとる能力・社
会人マナーを修得し、さらに聖路加国際病院の理念・歴史の理解を通して、聖路加国際病院の職員とし
ての自覚をもつ。
行動目標(SBO・・・Specific Behavioral Objectives)
① 病院の職員として自らの意見や考え方を述べることができる。
② 社会人としての基本的マナーを実践できる。
③ 医療に携わる者の倫理について説明することができる。
④ 病院の理念・歴史について説明することができる。
⑤ 他職種と良好な人間関係を築くことができる。
スケジュール:学習方略(LS・・・Learning Strategy)
後日配布
評価(EV・・・Evaluatiton)
宿泊研修終了時に新入職員による評価を行う。
また、一部実技については指導者からのフィードバックを行う。
各職種研修
GIO
医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるメンバーの業務を
学ぶ。
各職種(看護師、薬剤師、コ・メディカル、事務スタッフなど)の業務の実際を学ぶ。
SBOs
(1)看護師の日常業務を経験する。
(2)薬剤師の日常業務を経験する。
(3)コ・メディカルの日常業務を経験する。
(4)事務スタッフの日常業務を経験する。
LS1 シャドーイング
(1)業務中の看護師につき、その業務を観察する。
(2)業務中の薬剤師につき、その業務を観察する。
(3)業務中のコ・メディカルにつき、その業務を観察する。
(4)業務中の事務スタッフにつき、その業務を観察する。
LS2 スケジュール
後日配布資料の参照こと。
《諸注意》
・医事課では、スーツ・ネームプレートを着用し、医事課外来受付で一声かけてから、奥の部屋に入る。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる 。
地域医療研修、地域保健研修
LS1 地域医療研修・地域保健研修 協力施設ミーティング
ジュニアレジデント 1 年次の 10 月頃、聖路加国際病院の地域医療研修と地域保健研修 協力施設の責
任者を招いて、ミーティングを行う。各医療施設がプレゼンテーションし、どんなことを学ぶことが
できるかを説明する。
研修医は 11 月頃までに諸手続きに基づいて、研修願いを届け出て、研修先を決定する。
LS2 On the job training
研修先と日程が決まったら、OJT を開始する。各研修協力施設の研修プログラムを参照のこと。
EV 評価
施設ごとの評価基準で、研修医と指導医の相互評価を行う。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
業績発表(聖ルカ・アカデミア)
GIO
質の高いエビデンスに基づいた診療を行い、将来的にはエビデンスを作る臨床研究を行うために必要
な知識・技能・態度を身につける。
SBOs
1. 自分の関心のあるテーマを選ぶことができる。
2. 明確なリサーチクエスチョンを提示することができる。
3. 研究計画を立案し、研究計画書を作成することができる。
4. 研究における倫理的問題について、配慮することができる。
5. 適切なデータを収集することができる。
6. 適切な手法を用いて、データを分析することができる。
7. 分析結果をそれまでの臨床経験を踏まえ、解釈することができる。
8. 要点をまとめ、明解な抄録を作成することができる。
9. 自分の行った研究について、プレゼンテーションすることができる。
LS1 臨床研究勉強会
全 10 回ほどシリーズで行われる臨床研究勉強会では、研究デザイン、文献の検索の方法、統計解析の
基礎などについてレクチャーを受ける。臨床研究勉強会の詳細スケジュールは、後日アナウンスする。
LS2
e ラーニング
臨床研究勉強会でカバーしきれなかった内容を e ラーニングにて配信する。
LS3 リサーチコンサルテーション
臨床研究を進める際、臨床疫学センターで相談することができる(アポイントメントを各自とること)
。
ただし、代理解析を行うためのサポートではないので、質問内容を明確にしておくことが必要である。
LS4 業績発表予演会
本番の業績発表プレゼンテーションの前に、部門ごとで予演会を行う。その予演会において、指導医
がフィードバックし、今後の研究の方向性をアドバイスする。
※年間予定
7月
教育・研究センターに指導医と研究テーマを提出。
リサーチコンサルテーションを活用する。
8月
研修計画書を提出し、研究審査委員会の承認を受ける。
12 月頃まで
データ収集、解析
12 月中旬
抄録提出
1 月上旬
予演会
1 月下旬
業績発表(聖ルカ・アカデミアにて)
2 月中旬
論文(成果物)の提出
EV 評価
業績発表内容を評価票に基づいて評価し、優秀者を表彰する。
必修科
各科プログラム
内科
GIO
将来の専門分野に関わらず、キリスト教の愛の心をもった高度なチーム医療を実践するために、
内科の幅広い病態・疾患に対応できる医学知識・技量・態度を身につける。
SBOs
1. 患者・家族の価値観に配慮した全人的医療が実践できる。
2. 内科疾患の入院患者の全身管理ができる。
3. 内科救急疾患や一般内科疾患の外来診療に参加できる。
4. 日本内科学会認定内科医の資格取得に十分な知識、臨床能力を習得する。
5. 2 年次研修医は 1 年次研修医を教育・指導できる。
6. 部門内で定期的に開催されるカンファレンスで発表できる。
7. 学会発表ができる。
8. 2 年次研修医は臨床研究の実践と報告ができる。
LS1 On the job training (OJT)
1. 病棟業務を中心に行う。
2. 外来診療を一般内科のローテーションで学ぶ。
3. 内科病棟は臓器別縦割りではなく、14 の専門科(一般、神経、消化器、循環器、膠原病・アレルギ
ー、呼吸器、心療、感染症、内分泌・代謝、腎臓、血液、血液腫瘍、腫瘍、緩和ケア) の混合病棟
において、横断的に内科疾患を経験する。
4. 混合病棟であっても各病棟にゆるやかな専門性があり、1~2 ヶ月毎に病棟をローテーションする。
5. 病棟の教育指導体制は完全な屋根瓦方式であり、チーフレジデントが全病棟を把握し、 病棟長(3
~4 年目シニアレジデント)から直接的な教育指導を受ける。病棟長は各科所属の 4 年目以上のシ
ニアレジデントから指導を受け、さらにそれを指導医がスーパーバイズする。
6. 毎日朝夕、内科各専門科の回診に参加する。
7. 一定回数の日当直に、シニアレジデント、指導医の指導の下従事する。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. グランドカンファレンス
第 1~3 週月曜日に開催する。内科全領域に関する、教育的症例や興味深い症例が取り上げられる。
主訴・病歴から身体所見・検査へとプレゼンテーションされ、現場に即したカンファレンスである。
内科指導医も参加するため、専門的な意見も聞くことができる。最後の 10 分程度で症例に応じた
テーマでレクチャーが行なわれる。全内科スタッフ、レジデントが対象。
2. 教育カンファレンス
内科ローテーション中の全ジュニアレジデントを対象とし、14 内科のコモンな疾患や病態について、
各科が毎月 1 回講義する。
3. コモンディジーズカンファレンス
月 1 回、第 1~3 週月曜日に開催する。14 内科の持ち回りで、各科のコモンな疾患について講義す
る。全内科スタッフ、レジデントが対象。
4. コアカンファレンス
毎週土曜日朝 7 時から開催。
教科書でも、指導医による教育カンファレンスでも取り上げることができない方法で、ジュニアレ
ジデントが日夜遭遇する問題について、内科チーフレジデントが詳説する。
聖路加研修の伝統を伝授する場である。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
内科週間スケジュール
月
午前
昼休み
午後
夜間
火
水
木
金
土
・朝の申し送り
・朝の申し送り
・朝の申し送り
・朝の申し送り
・朝の申し送り
・コアカンファレ
・病棟回診
・病棟回診
・病棟回診
・病棟回診
・病棟回診
ンス
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・教育カンファレンス
・教育カンファレンス
・教育カンファレ
・教育カンファレ
・教育カンファレ
ンス
ンス
ンス
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・病棟業務
・グランドカンファレンス
・レジデントミーティング
・CPC(月 1 回)
・病棟業務申し
・病棟業務申し
(月 2 回程度)
(月 1 回)
・病棟業務申し送
送り
送り
・病棟業務申し送り
り
・患者レビュー
・患者レビュー
・患者レビュー
・患者レビュー
週 1-2 回程度の夜間当直
業務
外科(消化器・一般外科)
LS1 On the job training (OJT)
病棟業務
主治医、上級医の指導の下に、一般外科に必要な基礎知識と技術を習得する。
診察:病棟チームに配属され、常時 10 名程度の患者を上級医とともに受け持つ。入院患者の問診
及び身体所見の把握、予定されている手術の適応や内容を理解する。
検査:受け持ち患者の一般撮影、US・CT・MRI・消化管造影・内視鏡などの各種検査にできる限り
付き添い、手技および読影法を学ぶ。
手技:静脈路や中心静脈穿刺、経鼻胃管の挿入などの手技を習得する。胸水・腹水ドレナージや気
管切開などには助手として参加する。また、創部の観察・管理、ドレーンの管理は医師としての基
本スキルであり、毎日の回診のなかで実践する。
周術期管理:担当患者の術前、術後の全身管理について習熟する。
回診:1日2回チームで担当患者の回診を行い、病態を把握し適切な処置を行う。毎週月曜日の部
長回診では、受持医のプレゼンテーションに基づき症例を検討し、治療方針を決定する。
外来業務
ジュニアレジデントは基本的に外来業務には関与しない。但し、緊急入院や緊急手術となる患者の
外来マネジメントを主治医・上級医と共に行い、必要な緊急処置を行う。
手術
月曜日から金曜日まで毎日定期手術があり、それ以外に緊急手術がおこなわれる。
手術助手として参加し、清潔操作・止血法などの外科的基本手技を習得する。また、皮膚縫合など
の小手術手技についても習得する。
救急業務
時間外の受け持ち患者の急変時などにも、原則として最初に対応する。その後、上級医(セカンド
コール) と相談し、治療方針を検討する。
救命救急センターからのファーストコールは全てチーフレジデントが担当する。入院や手術が決定
した際には、必要なマネジメントを上級医とともに行う。
LS2 勉強会・カンファレンス
M&M カンファレンス
毎週月曜日午前 8 時より、医局にて、前週の入院患者に関する Mortality and Morbidity カンファレ
ンスを行う。主治医を交え、自分たちの診療を批判的に吟味し、失敗から教訓を得る重要なカンファレ
ンスである。
術前カンファレンス
毎週木曜日午後 6 時半から、次週に行われる予定手術について、外科医師と他科の医師(内科・麻酔科、
放射線科) が参加して症例検討を行う。レジデントは担当患者のプレゼンテーションを行い、問題点を
指摘する。
消化器カンファレンス
毎週水曜日午後 5 時半から、消化器内科・消化器外科・放射線科と合同で、外来・入院を問わず問題と
なる症例、教訓的症例に関して検討を行う。毎月第 2 水曜日は、消化器領域におけるトピックスに関し
て集中的に検討を行う。
病棟カンファレンス
毎週月曜日午後 1 時より、病棟ナースステーションにて行う。病棟看護師とともに、病気だけではなく
患者の精神状態や家族・社会環境についても検討する。
EBM 準拠抄読会
病棟診療において生じた疑問点に対して、EBM の手法を用いて、文献検索・批判的吟味を行い、解決策
を検討する。
※ 週間予定
月曜日
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
M&M カンファレンス(総括)
外科医局
13:00
病棟カンファレンス
病棟
15:00
部長回診
病棟
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
症例に基づく抄読会
外科医局
06:45
レジデント回診
病棟
17:00
消化器カンファレンス(内科合同)
放射線科読影室
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
Morning カンファレンス
外科医局
18:30
術前カンファレンス
放射線科読影室
06:45
レジデント回診
病棟
17:00
チャート回診
外科医局
土曜日
08:30
レジデント病棟業務
病棟
日曜日
08:30
レジデント病棟業務
病棟
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
外科(整形外科)
総合目標(GIO)
一般医として整形外科的疾患を持った患者を適切に管理できるようになるために、整形外科の基礎的な
知識と技術を習得し、診断、治療における問題解決能力と臨床的技能、態度を身につける。
行動目標(SBOs)
1. 骨、関節、筋肉、神経系の診察ができ、正確な身体所見がとれる。
2. 得られた医療情報をもとに、処方、処置、手術等の適応が判断でき、基本的治療計画が立てられる。
3. 治療法のうち、指示、処方、基本的手技、手術助手、周術期管理、リハビリ処方が実施できる。
4. 症状・病態、検査から整形外科領域の鑑別診断をあげ、初期治療ができる。
5. 緊急を要する整形外科領域の症状・病態に対して初期治療に参加できる。
6. 救急外傷の処置ができる。
方略(LS)
1 .On the job training
1. 指導医、シニアレジデントの指導の下に基礎知識と技術を習得する。
2. 患者を入院時から退院まで担当する。
3. 検査:診断・治療に必要な検査の組み立て方を学ぶ。一般撮影、CT、MRI、脊髄造影、骨 RI など
の読影法を学ぶ。
4. 手技:静脈路、簡単な止血、副子固定、ギプス固定など指導医・専門研修医監督の下で習得する。
5. 研修医の状態に合わせて、簡単な処置・手術を指導医の指導の下、経験する。
2.勉強会・カンファレンス
1. 術前カンファ・病棟回診:毎週火曜日(7:30 8:30)翌週の手術予定患者や入院患者の検討を手
術室の看護師、リハビリの PT/OT と一緒にする。
2. 整形外科教育カンファレンス:隔週一回金曜日、指導医が研修医に対して、一般的な整形外科の話
題を提供、講義する。
3. サブスペシャルティーカンファレンス:毎週金曜日(7:30 8:30)脊椎疾患・関節疾患・器械な
ど up to date な話題を討論する。
4. 救急部との合同カンファレンス:月に 1 回共通の話題を発表検討する。
5. 病棟看護師とのカンファレンス:毎週金曜日(17:00
門病棟の看護師と各々の入院患者の検討をする。
3.院外研修
17:30)チーフレジデントが主催し、専
1. 隔月第 4 水曜;5 病院臨床整形外科研究会
2. 年 4 回;九病院整形外科懇話会
3. 年 2 回;整形外科臨床を語る会(幹事病院)
4. 日本整形外科学会とその関連学会
5. 各疾患別の研究会
≪整形外科週間・月間・年間予定表≫
月曜日
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
手術
火曜日
7:30~
総回診(リハ、外来Ns、手術室Ns合同)
9:00~
処置回診 病棟業務
16:00~ 専門病棟(5E)で病棟カンファ
水曜日
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
手術
木曜日
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
手術
7:30~
金曜日
サブスペシャリティーカンファ(1回/月)、ジャーナルクラブ(1回/月)
レジデントカンファ(1回/月)、救急・整形合同カンファ(1回/月)
9:00~
処置回診 病棟業務
午前もしくは午後 整形外科教育カンファレンス(整形外科医局)
隔月第 4 水曜;5 病院臨床整形外科研究会
年 4 回;九病院整形外科懇話会
年 2 回;整形外科臨床を語る会(幹事病院)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
救命救急センター
LS1 On the job training (OJT)
主に救急外来において、上級医の指導のもと、一次
三次救急患者の初期診療にあたる。
外来勤務は 12 時間交代制。
救急外来再診患者(経過観察など)の診療も行う。
OJT で学ぶ主な項目は以下の通りである。
・バイタルサインの把握を行う。
・身体所見を迅速かつ的確にとることを学ぶ。
・重症度と緊急度を判断することを学ぶ。
・チームの一員として二次救命処置(ACLS) を実践する。
・外傷初療の考え方を学び実践する。
・各種検査の立案・実践・評価を行い、緊急度の高い異常所見を指摘することを学ぶ。
・各種基本手技を学ぶ。
・頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療を行う。
・専門医への適切なコンサルテーションを行う。
・ チーム医療における自分の役割を理解し、救命救急センタースタッフ(医師・看護師・コ・メデ
ィカル部門)と良好なコミュニケーションをとる。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. Morning カンファレンス
当直の時間帯に救急外来を受診した患者、救急外来から入院となった患者の発表を行い、判断、検
査結果、処置の検討を行う。その後救命救急センター入院中の患者の変化について担当医が報告し、
その後救命救急センターの回診を行う。
2. 抄読会
持ち回りで割り当てられた教科書・論文の抄読を行う
3. 整形外科=救急部カンファレンス
救急外来を受診した整形外科疾患症例について毎回テーマを決め、検討を行う。
4. 脳神経外科=救急部カンファレンス
救急外来を受診した脳神経外科疾患症例について初期診断と処置、その後の経過について文献的考
察を加えながら検討する。
5. ER カンファレンス
聖路加国際病院、国立病院機構東京医療センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療セン
ターの救急部門の持ち回りで担当となった病院で症例を提示し、意見の交換を行う。
※週間予定
平日
07:45
Morning カンファレンス (CCM カンファレンス室)
毎週火曜日
07:30
抄読会
第 3 水曜日
18:00
脳神経外科=救急部カンファレンス (CCM カンファレンス室)
第 4 火曜日
07:30
整形外科=救急部カンファレンス (CCM カンファレンス室)
第 4 水曜日
19:00
ER カンファレンス (担当病院で開催)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
小児科
LS1 On the job training (OJT)
研修 1 年次の必修期間(1 ヶ月)においては、研修医 3 名程度が一般小児病棟、小児総合医療センタ
ー(外来診療)
、新生児病棟 に配属される。(希望があれば夜間診療、NICU 実習を含む。)
※基本的配置スケジュール
3 週間
小児病棟(決まった曜日に小児一般外来、Well baby clinic)
1 週間
新生児病棟
夜間診療、救命救急室は適宜配置される
指導体制
病棟では指導医(上級研修医、直接の指導医、および専門領域指導医)のもと、5 床前後の患者を受
け持ち、4 週間 に延べ 10-15 症例程度を経験する。
研修医は常にシニアレジデントまたは医員と行動を共にし、患者の治療方針の決定に参加する。研修
医はチームの一員として受け持ち患者さんに関しては 24 時間体制で急変などに対応する心積もりが必
要である。
受け持ち患者数
小児病棟では、5 名前後
新生児病棟では、チーム(2-3 人)で 10-15 名程度
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 小児科医のマナー、小児医療とは、トータルケアとは
2. 病棟での検査および手技
3. 予防接種、感染症一般
4. 胸部、腹部 X 線読影
5. 抗ガン剤、輸血について
6. 悪性腫瘍患者への対応
7. 心肺蘇生(PBLS)
8. 輸液管理方法
9. 小児の神経学的診察方法、脳波など
※スケジュール
月曜日
7:30
周産期カンファレンス
16:30
小児科連絡会
火曜日
7:30
小児科チャートカンファレンス
水曜日
8:00
小児科研修医勉強会
木曜日
8:00
血液・悪性腫瘍抄読会
14:00
新生児抄読会、勉強会
15:00
小児神経カンファレンス 脳波カンファレンス
7:30
小児科総回診
14:00~15:00
トータルケアカンファレンス
16:00
小児科放射線カンファレンス
金曜日
その他(不定期)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
心電図カンファレンス
産婦人科(女性総合診療部)
GIO
将来の専攻科に関わらず基本的な臨床能力の取得の1つとして婦人科疾患を有する患者や妊娠中の患
者を適切に管理できるようになるために、妊娠分娩と婦人科疾患の診断、治療における基本的な問題解
決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
A. 周産期
1. 正常妊娠・分娩・産褥の治療について理解する。
2. 正常分娩の介助を理解する。
3. 正常妊娠・分娩・産褥と異常妊娠・分娩・産褥の鑑別を行なうことができる。
4. 妊、産、褥婦の薬物療法の意義と限界を述べることができる。
B. 婦人科
1. 婦人科救急疾患の診断を行ない、専門医にコンサルトすることができる。
2. 正確な全身所見、外診所見を取ることができ、それをその他の医療者に報告できる。
3. 手術のリスクを評価できる。
4. 術前・術後管理を行うことができる。
5. 術後合併症の診断・治療ができる。
LS1 On the job training (OJT)
周産期
1. 主治医、上級医の指導のもと、ジュニアレジデント 1 人あたり 10 数名の患者を受け持つ。
2. 主治医、上級医の指導のもと、産婦人科に必要な基礎知識と技術を習得する。
3. 分娩:上級医とともに妊娠、分娩の各段階に応じて内診所見を取る。上級医とともに分娩に
立ち会い、分娩の進行を理解する。
4. 帝王切開術の助手として参加し、外科的基本手技と帝王切開術の適応について習熟する。
5. 検査:Fetal heart rate monitoring、羊水量測定の検査方法とその意義を理解しており、
評価ができる。
婦人科
1. 病棟業務と手術が中心となる。
2. 主治医、上級医の指導のもと、ジュニアレジデント 1 人あたり 10 数名の患者を受け持つ。
3. 主治医、上級医の指導のもと、産婦人科に必要な基礎知識と技術を習得する。
4. 診察:入院患者の問診、全身身体所見を正確に取ることができ、それを上級医に報告する。
また、上級医と一緒に内診所見をとる。
5. 検査:婦人科における CT や MRI などの検査の意義と読影法を学ぶ。
6. 手術の助手として参加し、外科的基本手技を習得する。
7. 周術期管理:担当患者の術前、術後の全身管理について習熟する。
LS2 勉強会・カンファレンス
産婦人科の定期的なカンファレンススケジュール
月曜日
07:30
周産期カンファレンス
08:00
morning カンファレンス
18:30
婦人科放射線カンファレンス
19:30
産婦人科カンファレンス
火曜日
08:00
morning カンファレンス
水曜日
08:00
morning カンファレンス
木曜日
08:00
morning カンファレンス
金曜日
07:15
レジデント主催の抄読会
08:00
morning カンファレンス
第4月曜日 17:30 婦人科病理放射線カンファレンス
第1,3火曜日 17:30 胎児心拍モニター検討会
第3火曜日 18:00 不妊症カンファレンス
第2木曜日 18:00 乳腺外科・産婦人科合同カンファレンス
第1,3木曜日 18:00 婦人科病棟カンファレンス
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
麻酔科
LS1 On the job training
(OJT)
1. 手術室での業務が中心となる。
2. シニアレジデントあるいは指導医と共に術前回診を行い、麻酔計画を立案する。
3. シニアレジデントあるいは指導医の監督下に麻酔業務を行う。
4. 適切な術後鎮痛法を修得する。
5. 術後回診を行う。
6. 気道確保、バッグとマスクによる人工呼吸、気管挿管、観血的動脈圧測定、血液ガス採血、腰椎穿
刺などの手技をシニアレジデントあるいは指導医の監督下に修得する。
7. 夜間、休日オンコールをシニアレジデントあるいは指導医の指導の下、経験する。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 講義
火、木の朝、7:00~7:30 麻酔に関する講義を行う。内容は麻酔、集中治療、ペインクリニック等麻
酔科業務全般に渡るが、レジデントの諸君の質問も大いに歓迎する。
2. 抄読会
隔週月曜日、朝、8:00~8:30 教育的な内容の論文の抄読を行う。
3. 症例検討
毎週月曜日、朝、7:30~8:00、前週までに行った問題症例に対する反省を行う。麻酔方法の選択や
偶発的な事柄に対し、その方法や対処の仕方でよかったのか、或いは別の方法がよかったのか等の
点を、文献等を根拠として、指導医も含めてディスカッションする。自分の症例だけでなく、他人
の行った症例のディスカッションにも参加することで臨床的な知識が深められる。
EV 評価
病院全体の評価方法に準ずる。
研修医の責任、業務範囲
麻酔業務は他の診療科と異なり、唯一、患者さんを非生理的な状態にさせ、また、元の状態に回復さ
せるものであり、麻酔そのものは治療行為とならない。従って、手術室における業務は全て、シニアレ
ジデントあるいは指導医の監督のもとで行う。
精神科
LS1 On the job training (OJT)
スケジュール
2 週間
1 週間
1 週間
聖路加国際病院精神科
長谷川病院
海上寮療養所
LS2 勉強会・カンファレンス
※週間予定(当院精神科外来)
月曜日
初診インテーク実習
初診医(主に部長)よりのフィードバック
火曜日
インテーク実習
フィードバック
水曜日
インテーク実習
フィードバック
症例検討会(岡野先生:第4、心療内科精神科合同:隔月第 3)
木曜日
インテーク実習
フィードバック
レジデント事例報告会(ローテ 2 週目、曜日移動の場合あり)
金曜日
インテーク実習
フィードバック
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
集中治療室
LS1 On the job training (OJT)
1.
集中治療室専属の勤務となる。重症患者1~8人を担当する。
2.
集中治療が必要な患者、周術期に集中治療が必要な患者を担当する。
3.
平日毎朝 7:30 から患者ごとに、診療科専従医と集中治療専従医を中心とした回診が行われる。
4.
病歴・理学所見・検体検査(血液検査、培養検査など)・生理検査(心電図、脳波など)・画像所
見(胸部 X 線、腹部 X 線、経胸壁心エコー、経食道心エコー、腹部エコー、CT、MRI など)を参
考に治療方針を立てる。
5.
急性呼吸不全における呼吸機能・ガス交換の評価法について学ぶ。
6.
急性呼吸不全の支持療法(酸素療法、侵襲的人工呼吸、非侵襲的人工呼吸)の選択・設定・離脱
について学ぶ。
7.
ショックなどにおける循環動態の評価法について学ぶ。
8.
循環不全の支持療法(輸液、循環作動薬など)について学ぶ。
9.
感染制御(予防処置、抗生剤治療など)について学ぶ。
10. 重症患者における輸液・栄養療法を学ぶ。
11. 指導医・上級医の監視の下、気管挿管、胸腔穿刺、胸腔ドレーン挿入、腹腔穿刺、腹腔ドレーン
挿入、腰椎穿刺、エコーガイド下中心静脈カテーテル挿入、気管切開などを行う。
12. 院内急変(スタットコール)した患者に対応する。
LS2 勉強会・カンファレンス
1.
ケースカンファレンス
重症な患者、治療に難渋した患者、死亡した患者など、学術的に有意義な症例を選んで検討する。
2.
抄読会
ケースカンファレンスで検討した症例、自ら関心ある疾患などを中心に、文献検索・批判的吟味
を行いながら、議論を行う。
更に、関連領域のカンファレンスはできる限り出席する。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
選択科
各科プログラム
内科
同時受け入れ可能定員 14-16 人
GIO
将来の専門分野に関わらず、キリスト教の愛の心をもった高度なチーム医療を実践するために、内科の
幅広い病態・疾患に対応できる医学知識・技量・態度を身につける。
SBOs
1. 基本姿勢・態度
必修の内容を深める。
2. 診察法・検査・手技
内科必修の内容を深め、より内科領域に特化した診察法、検査・手技を身につける。
3. 症状・病態への対応
必修期間の内容を深め、より内科領域に特化した症状・病態への対応を経験する。
LS1 短期一般外来研修コース
1. 一般内科で指導医の監督のもと、一般外来研修を行う。
2. 1 日あたり 8 名前後の外来患者を担当し、必要に応じて再診も行う。
3. 専門外来での評価が必要な症例をトリアージしコンサルトする。
4. 基本的内科疾患の治療導入までの流れを学び、最終的には医療連携によりかかりつけ医を紹介する。
5. 最低研修期間は 1 ヶ月とする。
※一般内科外来では、糖尿病、高血圧、高脂血症、急性上気道炎、気管支喘息、急性肺炎、急性腸炎、
うつ病、身体表現性障害、心気症、健康診断異常などの疾患を経験できる。
LS2 短期専門外来研修コース
1. 専門外来で指導医の監督のもと、初診専門外来研修を行う。
2. 初診患者がいない場合は、専門医の外来診療を見学する。
3. 基本的にジュニアレジデントは再診を行わない。
4. 最低研修期間は 1 ヶ月とする。
※専門外来では、専門各科に院内、院外からコンサルトされたケースを経験できる。
LS3 短期内科病棟コース
1. 必修時と同様、病棟に配属され、入院患者の管理を学ぶ。
2. 研修期間は 1~2 ヶ月で、1~2 病棟を経験する。
3. 平均して 10~15 名程度の入院患者を、直接もしくは 1 年次研修医を指導しながら担当する。
4. 本コース選択者は内科当直のひとり立ち対象者とならない。
5. 本コース選択者は、別記定める内科選択者に許される侵襲的手技のうち、指導医が可能と考えるも
のを指導医の監督のもと実施する。
6. 本コースで経験できる病棟数は限られ、症例はやや偏る。
(2-5 専門診療科が主体)
LS4 長期内科病棟コース
1. 必修時と同様、病棟に配属され、入院患者の管理を学ぶ。
2. 研修期間は 3~5 ヶ月で、2~4 病棟を経験する。
3. 平均して 10~15 名程度の入院患者を、直接もしくは 1 年次研修医を指導しながら担当する。
4. 本コース選択者は内科当直のひとり立ち対象者となり、一定期間経過後、シニアレジデントの監督
のもと主体的に内科当直に従事できる。
5. 本コース選択者は、別記定める内科選択者に許される侵襲的手技を指導医の監督のもと実施する。
6. 本コースでは、内科のほぼ全ての病棟を経験し、偏りない症例を経験する。
EV 評価
病院全体の評価に順ずる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の責任・業務範囲に順ずる。
救命救急センター
同時受け入れ可能定員 4 人
GIO
生命や機能的予後に係わる疾患や、緊急を要する病態や疾病、事態に適切に対応できるようになるため
に、救急医療システムや災害医療システムを理解し、救急患者や緊急事態に対する適切な対応・初期治
療能力を身につける。
※1 ヶ月を最低単位として、救急部を選択した研修医は、1 年次の外来診療研修に加え、救急部上級医と
ともに救命救急センター入院患者の受持ちとなり、主治医の指示のもと入院診療も行う。
SBOs
1.救急医療の基本的事項
(1)バイタルサインの把握ができる。
(2)身体所見を迅速かつ的確にとれる。
(3)重症度と緊急度が判断できる。
(4)二次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置(BLS)を指導できる。
(5)JATEC(ATLS)の考え方を理解できる。
(6)各種検査の立案・実践・評価ができ、緊急度の高い異常所見を指摘できる。
(7)各種基本手技の実践ができる。
(8)頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療ができる。
(9)重症患者の呼吸・循環管理を適切に行うことができる。
(9 1)医療用モニターの測定原理の理解・準備・測定値の評価ができる。
(9 2)各種人工呼吸器の保守・点検・設定ができる。
(9 2 1)アラーム発生時対応ができる。
(9 2 2)各種基本呼吸器設定モードを理解している。
(9 2 3)患者にとって最適な人工呼吸器設定ができる。
(9 2 4)呼吸器依存患者の人工呼吸器離脱の計画を立てることができる。
(9 3)循環作働薬の特徴・臨床薬理を挙げられ、適応を判断し使用することができる。
(10)熱源精査をすることができる。
(11)必要に応じて抗生剤の選択をすることができる。
(12)想定される合併症のリスク判断ができ、予防策を講じることができる。
(13)入院患者の栄養管理を適切に行うことができる。
(13 1)患者栄養状態の評価ができる。
(13 2)栄養投与経路を適切に選択できる。
(13 3)必要カロリー数・水分量・栄養素の組成を説明できる。
(14)中毒・環境起因疾患の治療を行うことができる。
(15)急変時チームリーダーの実践ができる。
(16)専門医への適切なコンサルテーションができる。
(17)患者の社会背景に留意することができる。
(18)チーム医療における自分の役割を理解し、救命救急センタースタッフ(医師・看護師・コ・メ
ディカル部門)と良好なコミュニケーションをとることができる。
LS1 On the job training (OJT)
救急外来の診療と救命救急センター入院患者の受け持ちをする。
救急外来担当日、当直日はあらかじめ指示される。原則として自分が外来で初療をおこなった救急患
者を受け持つ。
LS2 勉強会・カンファレンス
必修 1 年次の LS2 に加えて
ソーシャルカンファレンス
救命救急センター入院中の症例についてソーシャルワーカー、医事課、病棟ナースとともに、特に
患者の社会的問題を中心に検討し、より適切な治療環境を提供できるよう検討を行う。
※週間予定
平日
07:45
Morning カンファレンス (CCM カンファレンス室)
毎週火曜日
07:30
抄読会
第 3 水曜日
18:00
脳神経外科=救急部カンファレンス(CCM カンファレンス室)
第 4 火曜日
07:30
整形外科=救急部カンファレンス (CCM カンファレンス室)
第 4 水曜日
19:00
ER カンファレンス(担当病院で開催)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
救命救急センター
同時受け入れ可能定員 4 人
GIO
生命や機能的予後に係わる疾患や、緊急を要する病態や疾病、事態に適切に対応できるようになるため
に、救急医療システムや災害医療システムを理解し、救急患者や緊急事態に対する適切な対応・初期治
療能力を身につける。
※1 ヶ月を最低単位として、救急部を選択した研修医は、1 年次の外来診療研修に加え、救急部上級医と
ともに救命救急センター入院患者の受持ちとなり、主治医の指示のもと入院診療も行う。
SBOs
1.救急医療の基本的事項
(1)バイタルサインの把握ができる。
(2)身体所見を迅速かつ的確にとれる。
(3)重症度と緊急度が判断できる。
(4)二次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置(BLS)を指導できる。
(5)JATEC(ATLS)の考え方を理解できる。
(6)各種検査の立案・実践・評価ができ、緊急度の高い異常所見を指摘できる。
(7)各種基本手技の実践ができる。
(8)頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療ができる。
(9)重症患者の呼吸・循環管理を適切に行うことができる。
(9 1)医療用モニターの測定原理の理解・準備・測定値の評価ができる。
(9 2)各種人工呼吸器の保守・点検・設定ができる。
(9 2 1)アラーム発生時対応ができる。
(9 2 2)各種基本呼吸器設定モードを理解している。
(9 2 3)患者にとって最適な人工呼吸器設定ができる。
(9 2 4)呼吸器依存患者の人工呼吸器離脱の計画を立てることができる。
(9 3)循環作働薬の特徴・臨床薬理を挙げられ、適応を判断し使用することができる。
(10)熱源精査をすることができる。
(11)必要に応じて抗生剤の選択をすることができる。
(12)想定される合併症のリスク判断ができ、予防策を講じることができる。
(13)入院患者の栄養管理を適切に行うことができる。
(13 1)患者栄養状態の評価ができる。
(13 2)栄養投与経路を適切に選択できる。
(13 3)必要カロリー数・水分量・栄養素の組成を説明できる。
(14)中毒・環境起因疾患の治療を行うことができる。
(15)急変時チームリーダーの実践ができる。
(16)専門医への適切なコンサルテーションができる。
(17)患者の社会背景に留意することができる。
(18)チーム医療における自分の役割を理解し、救命救急センタースタッフ(医師・看護師・コ・メ
ディカル部門)と良好なコミュニケーションをとることができる。
LS1 On the job training (OJT)
救急外来の診療と救命救急センター入院患者の受け持ちをする。
救急外来担当日、当直日はあらかじめ指示される。原則として自分が外来で初療をおこなった救急患
者を受け持つ。
LS2 勉強会・カンファレンス
必修 1 年次の LS2 に加えて
ソーシャルカンファレンス
救命救急センター入院中の症例についてソーシャルワーカー、医事課、病棟ナースとともに、特に
患者の社会的問題を中心に検討し、より適切な治療環境を提供できるよう検討を行う。
※週間予定
平日
07:45
Morning カンファレンス (CCM カンファレンス室)
毎週火曜日
07:30
抄読会
第 3 水曜日
18:00
脳神経外科=救急部カンファレンス(CCM カンファレンス室)
第 4 火曜日
07:30
整形外科=救急部カンファレンス (CCM カンファレンス室)
第 4 水曜日
19:00
ER カンファレンス(担当病院で開催)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
皮膚科
同時受け入れ可能定員 1 人
GIO
一般臨床医として皮膚および可視粘膜に表れる症状を適切に判断して、その患者の診断治療に速やか
に対応できる皮膚科学的な知識、診断力、考え方と技能を身につける。
SBOs
1. 皮膚所見を診てその診断治療に必要な直接鏡検など自分で行う検査ができる。
2. 皮膚疾患の基本的治療法を選択できる。
3. 皮膚病変から推測できる他臓器疾患、全身疾患について適切に専門医にコンサルテーションできる。
4. 皮膚科救急疾患の初期診療ができる。
5. 指導医のもと皮膚科手術の助手として参加でき、簡単な切除や生検は術者としてできる。
6. 皮膚科手術の術前、術後の管理ができる。
LS1 皮膚科一般1ヶ月コース
1. 皮膚科の外来部門と入院病棟を主な場として研修する。
2. 外来では初診患者の予診をとり,主治医の診察を見学する。
3. 病棟では受け持ち医とともに入院患者の検査や治療法の実際を見学する。
4. 皮膚生検、外来小手術、皮膚科処置、紫外線療法を見学して実際の手技を学ぶ。
5. 同時期にローテーションできる定員は1名。
LS2 皮膚科一般 2 ヶ月コース
1. 皮膚科の外来部門と入院病棟を主な場として研修する。
2. 外来では初診患者の予診をとり,主治医の診察に参加する。
3. 病棟では受け持ち医とともに入院患者の検査や治療法の一部を行う。
4. 皮膚生検、外来小手術、皮膚科処置、紫外線療法を,実際に参加して学ぶ。
5. 同時期にローテーションできる定員は1名。
LS3 皮膚科一般 3 ヶ月コース
1. 皮膚科の外来部門と入院病棟を主な場として研修する。
2. 外来では初診患者の予診をとり,主治医と共に診察する。
3. 病棟では受け持ち医と一緒に入院患者の検査や治療法を行う。
4. 皮膚生検、外来小手術、皮膚科処置、紫外線療法を,実際に施行して学ぶ。
5. 同時期にローテーションできる定員は1名。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
放射線科
同時受け入れ可能定員 3 人
GIO
画像診断、IVR、および、放射線治療の適応と実践を経験し、放射線診療の内容とその果たすべき臨床
的役割を理解する。
SBOs
1. 画像を見る目を養う
2. レポート表現による意思疎通方法を学ぶ
3. 画像解剖を理解する。
4. 各種画像診断の一般的撮像原理を理解する。
5. 各種画像診断、IVRの適応について理解する。
6. 患者および医療従事者の放射線被曝のリスク低減に配慮する。
7. 頻度の高い主な疾患についての画像所見を学ぶ。
(以下の放射線治療に関しては選択制とする)
8. 放射線治療の基本的原理を理解する。
9. 悪性腫瘍に対する放射線治療の適応を理解する。
LS1 On the job training (OJT)
画像診断レポートを自ら作成する。
画像診断検査に参加する。
放射線科短期入院患者の診療に参加する。
院内および放射線科カンファレンスに参加する。
(希望に応じて)超音波、造影などの各種診断技術の研修を行う。
(希望に応じて)放射線腫瘍科において放射線治療の研修を行う。
※OJT スケジュール
AM 8:30--12:30
PM 1:30--5:30
月曜日
単純エックス線(胸腹部、骨関節など)
火曜日
単純エックス線(胸腹部、骨関節など)
水曜日
CT、MRI(neuro and general)
木曜日
造影(上部、下部消化管、脊髄、尿路、血管など)
金曜日
CT、MRI(neuro and general)
LS2 勉強会・カンファレンス
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
8:00-8:30
放射線科全体ミーティング
8:30-9:00
放射線科全体抄読会
17:30-18:30
脳外科術前カンファレンス
18:30-19:30
婦人科術前カンファレンス
8:30-9:00
乳腺病理カンファレンス
18:00-19:00
血液放射線カンファレンスなど(隔月 1 回)
18:30-19:30
神経 カンファレンス(月 1 回)
8:30-9:00
放射線科画像カンファレンス
16:00-18:00
CPC(臨床病理検討会)(第 3 水曜日)
18:00-19:00
消化器画像カンファレンス
7:45-8:30
泌尿器科術前カンファレンス
8:30-9:00
放射線科画像カンファレンス
17:00-18:00
呼吸器術前カンファレンス
18:00-19:00
腹部外科術前カンファレンス
7:50-9:00
乳腺外科術前カンファレンス
15:00-16:00
小児画像カンファレンス
16:00-17:00
放射線科 IVR カンファレンス
※放射線科レジデント クルズス
2-3回/週に昼休み時間を利用して staff による Resident のための勉強会
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
病理診断科
同時受け入れ可能定員 1 人
GIO
良い診療のためには良い病理診断が不可欠であることを理解し、それを行ううえでの必要な知識、技術、
態度を身につける。
SBOs
1. チーム医療の構成員として科内および他部門と協調して病理診断を実施できる。
2. 病理解剖で担当医からプレゼンテーションをもとに、臨床像、検索要望事項を記述し、 解剖を実
施し、病理診断と報告書作成ができる。
3. 組織診断を実施し、病理報告書の作成ができる。
4. 術中迅速診断の手技を説明し、診断と報告ができる。
5. 細胞診断ができる。
LS1 On the job training (OJT)
研修期間:1 ヶ月から 2 ヶ月
経験できる症例数:
病理解剖:平均 1 から 2 例/週、組織診断:5-10 例/日
経験できる疾患の種類:
以下の臓器疾患:循環器、消化器、呼吸器、縦隔、造血器、泌尿器、男性生殖器、女性生殖器、乳腺、
内分泌器、神経系、感覚器、運動器、皮膚
経験する基本的手技の種類:
病理解剖、組織診断(切除組織の取り扱い、切り出し、組織標本作成)、肉眼および顕微鏡写真撮影、術
中迅速診断標本の作成、細胞診断標本作成、電子顕微鏡標本作成
経験する組織染色の種類:
HE 染色、各種特殊染色、各種免疫染色、蛍光染色
経験する報告書の種類:
病理解剖肉眼所見と報告書、組織診断報告書、細胞診断報告書
LS2 勉強会・カンファレンス
CPC:毎月第 3 水曜日 16:00-17:30 トイスラーホール、剖検例全例の結果報告、そのなかで重点例、
教育的症例について、臨床・画像・病理プレゼンテーションのあと、総合討論を行う。
乳腺外科・病理診断科合同カンファレンス:第 2 火曜 8:00-9:00 放射線科読影室、教育的な症例、希少
例、検討必要症例などを臨床プレゼンテーションのあと、病理の説明、解説を行い、総合討論する
消化器・一般外科・病理診断科合同カンファレンス:水曜 18:00-19:00.放射線科読影室.同上
脳神経外科・病理診断科合同カンファレンス:第 3 金曜 18:00-19:00.同上
皮膚科・形成外科・病理診断科合同カンファレンス:第 4 火曜 18:00-19:00.同上
泌尿器科・病理診断科合同カンファレンス:第 1 月曜 18:00-19:00.泌尿器科.同上
乳腺外科・病理診断科合同術前カンファレンス:金曜 7:50-9:00.放射線科読影室.次週の手術例につ
いて臨床、画像、病理のプレゼンテーション、術前検討を行う
病理診断科 週間予定
【病理解剖は研修期間中、原則として参加し、経験する】
月曜日
9:00-12:00
・手術組織の切り出し
13:00-17:00
当日作成された標本を用いて組織診断を行う。原則として
自分で切り出した症例を診断する
17:00
病理専門医に診断のレヴューをうけ、それをもとに報告書を
作成し、病理システムに仮登録する。(報告書の電子チャート
への掲載は専門医が行う)
火曜日
月曜日と同様に病理解剖、組織診断、術中迅速診断、細胞
診断を行う
水曜日
9:30-9:45
ミーティング
月曜日と同様(第 3 週は CPC あり)に病理解剖、組織診断、
術中迅速診断、細胞診断を行う
木曜日
月曜日と同様に病理解剖、組織診断、術中迅速診断、細胞
診断を行う
金曜日
月曜日と同様に病理解剖、組織診断、術中迅速診断、細胞
診断を行う
土曜日、日
病理解剖がオンコールで行われる
曜日、祝日
・術中迅速診断
曜日に関わらず、オーダー発生時に行う。
・細胞診は主要な病変についての講義・説明を受ける
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
消化器・一般外科
同時受け入れ可能定員 4 人
GIO
将来専門とする分野にかかわらず一般外科の基礎的な知識と技術を習得し、医療人として必要な人格、
態度を育み、基本的な診療能力を身につける。
SBOs
1. 基本姿勢
各科をローテートし 1 年次に得た知識を活かし、一般外科に関する知識・手技を深める。
消化器外科特有の手術手技、周術期管理、腫瘍学などを具体的に述べることができる。
2. 診察法・検査・手技
必修の内容を深め、外科的基本手技を習得する。
手術に助手または執刀医として参加し、知識・手技の向上を目指す。
3. 症状・病態への対応
必修の内容を深める。特に周術期患者に特有の症状・病態に関し理解を深め、患者のマネジメント
を行える。また、緊急時に対応する知識・技術を修得し適応できる。
LS1 消化器・一般外科短期研修コース (1 or 2 ヶ月間)
病棟業務
1 年次と同様にチームに配属され、平均して 20 人前後の入院患者を直接または 1 年次レジデントを
指導しながら担当する。
病棟・医局で行われるカンファレンスに積極的に参加する(内容に関しては必修の項目を参照)。
少なくとも 1 回は火曜日または木曜日の抄読会を担当し、EBMに基づいた診療を学ぶ。
外来業務
ジュニアレジデントは基本的に外来業務には関与しない。ただし、緊急入院や緊急手術となる患者
の外来マネジメントを主治医・上級医とともに行い、必要な緊急処置を行う。
手術・手技
手術は毎日定期手術があり、平均して 5 件/週程度の手術に、主に助手として参加する。さらに、
緊急手術に参加することもある。
胸腔・腹腔穿刺、胸腔ドレナージチューブ挿入、皮下腫瘤切除術、膿瘍ドレナージ術、気管切開術
などの小手術に関しては、上級医の指導の下で術者・執刀医として参加する。
緊急手術に関しては、チーフレジデントの裁量により、必要な技量があると判断されれば、上級医
の指導の下で虫垂切除術などに執刀医として参加する。
*研修期間は 1 ヶ月単位で選択可能である。
*消化器・一般外科研修中は、基本的に常時 on call 対応できなければならない。ただし、週末
のどちらか 1 日は交代で off call となる。
LS2 消化器・一般外科短期研修コース (3 or 5 ヶ月間)
病棟業務
短期コースの内容に加え、主治医・上級医と相談の上で、受け持ち患者の診療に関するマネジメン
トを行う。
外来業務
希望に応じ、上級医とともにレジデント外来にて主に初診の患者を担当し、外来診療および介助を
経験する。
手術
3ヶ月コースを選択した場合には、上記短期コースの内容に加え、埋込型中心静脈カテーテル留置
術・虫垂切除術などの手術に執刀医として上級医とともに参加する。
5ヶ月コースを選択した場合には、各レジデントの技量に応じて、鼠径ヘルニア根治術などの手術
に執刀医として上級医とともに参加する。
研究会・学会への参加
院外で行われる研究会などに積極的に参加する。
消化器・一般外科を3ヶ月以上研修する場合、研修期間中に経験した症例に関して、学会発表や論
文作成の機会が与えられる。*研修期間は3ヶ月または5ヶ月から選択する。
月曜日
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
M&M カンファレンス(総括)
外科医局
13:00
病棟カンファレンス
病棟
15:00
部長回診
病棟
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
症例に基づく抄読会
外科医局
06:45
レジデント回診
病棟
17:00
消化器カンファレンス(内科合同)
放射線科読影室
06:45
レジデント回診
病棟
08:00
Morning カンファレンス
外科医局
18:30
術前カンファレンス
放射線科読影室
06:45
レジデント回診
病棟
17:00
チャート回診
外科医局
土曜日
08:30
レジデント病棟業務
病棟
日曜日
08:30
レジデント病棟業務
病棟
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
形成外科
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
将来の専攻科に拘わらず形成外科の医療全体の中での位置を理解し、体表面の損傷、病変のプライマ
リケアが行える技能とともに、医療人としての臨床力、態度を身につける。
SBOs
1. 皮膚、外表形態の診察ができ、所見がとれる。
2. 患者の主観的な訴えを客観的な問題に置き換えることができる。
3. 優先すべき検査、治療の判断ができる。
4. 体表面の病変切除術は術者となれる。
5. 術前・術後の適切な管理ができる。
LS1 On the job training (OJT)
1. 研修期間;2 ヶ月または 4 ヶ月
2. 研修の場;病棟、外来、救急外来、手術室
3. 受け持ち患者数;7名
4. 経験できる疾患
①新鮮熱傷
②顔面外傷(骨折を含む)
③軟部組織損傷
④口唇口蓋裂
⑤その他の顔面裂
⑥手の外傷
⑦手足の奇形
⑧皮膚、軟部組織腫瘍
⑨その他の奇形、変形
⑩瘢痕、ケロイド
⑪褥瘡
⑫その他の皮膚潰瘍
⑬美容外科症例
5. 経験できる手技
①デブリードマン
②形成外科的縫合法
③切開、排膿
④注射法(静脈確保、中心静脈確保)
⑤採血法(動脈、静脈)
⑥導尿法
⑦ドレーンチューブの管理
⑧創傷管理
LS2 勉強会・カンファレンス
※ 週間スケジュール
月曜日
7:45 Morning conference(入院患者と手術患者の報告と治療検討)
8:00 病棟回診
9:00 入院手術参加
18:00~ 病棟業務
火曜日
7:30 Morning conference(入院患者と手術患者の報告と治療検討)
7:45 病棟回診
8:00 入院手術参加
18:00~ 術前カンファレンス(次週手術症例の画像を用いた検討)
水曜日
木曜日
金曜日
7:30 Morning conference(入院患者と手術患者の報告と治療検討)
7:45 病棟回診
9:00
外来手術参加
14:00 レーザー外来参加
18:00 勉強会(Journal club、輪読会)
7:45 Morning conference(入院患者と手患者の報告と治療検討)
8:00 病棟回診
9:00 外来手術参加
13:30 外来参加
18:00~ 病棟業務
7:45 Morning conference(入院患者と手患者の報告と治療検討)
8:00 病棟回診
9:00 外来手術参加
14:00 入院手術参加
18:00~ 病棟業務
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
心臓血管外科
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
循環器医療の実践に参加し,その臨床的能力を向上させる。また,心臓大血管疾患の外科治療に参加
してその診断,治療,基本手技を学ぶとともに,周術期の循環動態管理法を修得する。さらに,一般
外科医としても必要な末梢血管吻合,再建の基本を習得する。
SBOs
A.
基本姿勢・態度
・関連が深く,ともに心血管センターを構成している循環器内科との連携,および他診療科との
連携を軸とするチーム医療のあり方を理解し,その位置づけの上に行動できる。
・また,急速に変貌進化する循環器治療の諸方策を広く学ぶとともに,その中で現状において最
も定型的で患者を利する方法は何なのか,という観点を維持しつつ医療実践できる。
B.
診察法・検査・手技
・循環器内科/外科に共通して必要な諸検査の指示,解釈,評価ができる。
(放射線および MRI 画
像検査,心電図,心エコー図,心血管カテーテル検査,核医学検査,血液検査,等)
・急性期心不全管理,術後心不全管理(呼吸器,循環作動薬使用,ペーシング,除細動等)につ
いて理解できる。
・心臓血管外科特有の体外循環技術,循環補助技術,人工材料について理解出来る。
・心・大血管手術ならびに末梢血管手術に助手として参加でき,指導医のもとに開創閉創等の基
本外科手技実践をその中で担える。
C. 症状・病態への対応
特に急性期循環器医療,術後早期管理の経験を通じ,その対応に関する理解,適切な判断,コンサ
ルテーションができる。
LS1 On the job training (OJT)
・研修期間: 1~5 ヶ月
・研修の場:病棟(一般病棟,ICU)
,手術室,救急外来
・受持患者数:8~10 名程度
1. 週日の毎朝 7 時半から行われる部長回診と午後 3 時からの集合回診に参加し,患者状態把握,治療
方針,必要指示を理解する。これに基づき,チャーティングを担当,また,指導医について必要手
技を実施ないし補助する。
2. 原則的に,実施されるすべての手術(定例ならびに緊急)に助手として参加する。
LS2 勉強会・カンファレンス・学会
1. 週日の毎朝 8 時 15 分から開催される心血管センター内科外科カンファレンス、毎週火曜日午後 5
時半~7 時に開催される循環器内科および生理機能検査室との合同心エコー・シネカンファレンス
に参加する。毎週金曜日午後 5 時半~6 時に開催される術前カンファレンスに参加し,手術症例に
ついてのプレゼンテーションを行う。
2. 適宜(通常水曜日あるいは金曜日午前 8 時 30 分~9 時)実施される薬剤勉強会,手術器材や診療
材料についての勉強会に参加する。
3. 医局内にあるシミュレータを利用し,血管吻合の技術的修練を行う。
4. 心臓血管外科/循環器に関連する学術集会に参加し,可能であれば演題を発表報告する。
※1~5 ヶ月のどの履修期間を選択しても上記 1~5 の LS に基づいた内容の繰返しで修練が行われる。
※ただし,1ヶ月では項目 1,2 の手技に関連する内容については十分な履修にいたらず,指導医の手
技実践の見学,把握が主体とならざるを得ない。2 ヶ月以上の履修期間では,その経験塾度と期間
に応じて実践できる手技が豊富になる。
※同様に 3 ヶ月以上の履修期間を取る場合,学会(地方会や研究会)発表や論文作成の機会が与え
られる可能性が高い。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
乳腺外科
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
・乳腺疾患全体を包括した基礎知識、臨床判断能力、問題解決能力を身に付ける。
・乳腺外科における手術を通して、外科手術手技の基本を身に付ける。
・乳腺疾患関連の各専門分野(腫瘍内科、形成外科、産婦人科など)や他職種の専門家(看護師、薬
剤師、ソーシャルワーカー、チャイルドライフスペシャリストなど)との
チーム医療を理解する。
SBOs
1.
性周期と乳腺、妊娠・授乳期乳腺、加齢、肥満、ホルモン補充療法(HRT)
、ピルなどによる乳腺
の変化に関する知識を説明できる。
2.
正常乳房の組織像、乳房腋窩領域の解剖を説明できる。
3.
乳癌の疫学に関する一般事項(羅患率、死亡率、再発形式)、家族性乳がん、危険因子などに関す
る最新のデータを述べることができる。
4.
基本となる良性・悪性の乳腺疾患の病態を理解し、画像診断との対比ができる。
5.
乳がんの自然史、増殖・進展、ホルモンレセプター、がん関連因子などのバイオロジーに関する
基本となる知見を述べることができる。
6.
世界および我が国における乳がん集団検診の考え方と現状を把握している。乳がんの自己検診法
を述べることができる。
7.
診療に必要な知識、検査、処置に習熟し、EBM に基づいた診療を行うことができる。
8.
乳がん取り扱い規約および UICC による乳がんの病期分類ができる。
9.
各種画像検査、組織検査の適応を決定し、評価および結果を解釈することができる。
10. センチネルリンパ節生検の実施方法と意義を述べることができる。
11. 良性疾患および悪性疾患に対して問診・視触診・画像診断などの結果に基づいた適切な治療方針
を理解することができる。
12. 乳がんに対する外科治療、放射線治療、化学療法および内分泌療法の役割を理解し、それぞれの
適応を理解することができる。
13. 乳がんに対する緩和医療の内容を理解し、適応を決定することができる。
14. 乳がん根治術後リハビリテーションの意義を理解している。
15. 医療行政、病院管理(リスクマネジメント、医療経営、チーム医療など)についての重要性を理
解し、実地医療現場で実行する能力を習得する。
16. 外科手術手技の基本を習得する。
LS1
1 ヶ月選択コース
1. 病棟に配属され、入院患者(周術期および再発患者)の管理を学ぶ。
2. 乳腺手術に参加し、手術の基本手技、術式を学ぶ。
3. 1日当たり 8 名平均して 20 名前後の入院患者を、直接担当する。
4. 乳腺疾患だけでなく、病状に伴う全身管理、精神的ケアを学び実践する。
5. 病棟管理上の侵襲的手技のうち、指導医の監督のもと可能なものを実施する。
6. 新患外来で上級医につき、診察法と診断までの検査の流れを学ぶ。
7. 各種カンファレンスに積極的に参加し、プレゼンテーションの仕方、準備を学ぶ。
8. 当番制で夜間休日の Oncall を上級医と共に行う。
※新患外来では、乳癌、良性腫瘍、乳腺炎などの良性疾患、検診精査などを経験できる。
※手術日:月、火、木、金
LS2
各々4~6 件
2 ヶ月コース
1. 1ヶ月コースの 1~8 に準ずる。
2. 外来点滴センターでの、外来化学療法患者の診察、管理を学ぶ。
3. セカンドオピニオン外来、遺伝診療部外来で学ぶ。
4. 病棟、外来での侵襲的手技を指導医の監督のもと実施する。
5. 細胞診、組織診を学ぶ。
6. 1ヶ月コースより進んだ手術の基本手技を学ぶ。
※コース全体で、同時期に受け入れ可能な人員は最大 2 名程度とする。
LS3 勉強会・カンファレンス
各種カンファレンス、ミーティングが行われる。乳腺外科医師、病理医、放射線医、緩和ケア医だけ
でなく看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーと共に、外来、入院、手術患者の方針を決定する中で積
極的に参加し解説・指導を受け学ぶ。
※スケジュール
月曜日
毎週月曜日
7:40
乳腺外科ミーティング
火曜日
第 1 火曜日
7:40
症例検討会・勉強会
第3火曜日
7:40
リサーチミーティング
第 4 火曜日
7:40
月例・病理カンファランス
第1水曜日
7:40
オンコロジーグランドカンファレンス
水曜日
第 2~4 水曜日
7:40
第 3 水曜日 日中
木曜日
毎週木曜日
7:40
第 3 木曜日 日中
金曜日
毎週金曜日
7:40
進行再発乳癌症例カンファレンス
乳腺チームミーティング、勉強会(外部講師招聘)
ジャーナルクラブ(論文抄読会)
婦人科との合同カンファレンス
術前症例カンファレンス
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
脳神経外科
同時受け入れ可能定員 2 人
General Instructive Objectives (GIO)
一般医として脳神経外科疾患を持った患者を適切に管理できるようになるために、脳血管障害(脳出血、
くも膜下出血、急性期脳梗塞)、中枢神経損傷 を中心とした脳神経外科疾患の診断、治療における問題
解決力と臨床的技能・態度を身につける。
Specific Behavioral Objectives (SBOs)
1. 適切な問診と神経学的診察ができ、チャート記載できる。
2. 脳神経外科救急患者の初期診療ができる。
3. 頭蓋内圧亢進の薬物療法、外科的治療ができる。
4. 痙攣発作の薬物治療、痙攣重積状態の治療ができる。
5. 脳血管攣縮の治療ができる。
6. 脳神経外科の基本的手術手技を実践できる。
7. 脳神経外科患者の術前・術後管理ができる。
8. 脳神経疾患の後遺症について理解・治療ができる。
LS1 On the job training (OJT):短期(1~2 ヶ月)
受け持ち患者数:10 名以内
1.
主治医の指導の下に、担当医と共に受持医として患者の診療にあたり、各々の疾患についての
知識・技術を深める。
2.
病棟業務:担当医、上級医の指導の下に、脳神経外科診療に必要な基礎知識と技術を習得する。
3.
神経所見の把握、特に意識レベルや麻痺症状の程度など神経疾患全般に共通した診断技術を習
得する。
4.
脳神経外科疾患の単純写、CT、MRI を中心とした画像診断力を習得する。
5.
頭蓋内圧亢進や痙攣発作の病態とその治療法を理解する。
6.
業務の一部を当科作成のレジデントマニュアル・各種ガイドラインを参考にしながら行う。
7.
救急業務:定期的にファースト・オンコールとして、救命救急センターからのコンサルテーシ
ョンや時間外の入院患者の急変時には、原則として最初に対応する。
8.
上級医(セカンドコール) と相談し、治療方針の検討に参加する。
9.
手術:定期手術および緊急手術(開頭術および脊椎・脊髄手術) の助手として参加し、外科の基
本的手技を習得する。
10. 気管切開や頭蓋内圧モニター挿入時に助手として参加する。
LS2 On the job training (OJT) :中・長期(3~5 ヶ月)
1.
主治医の指導の下に、担当医と共に受持医として患者の診療にあたり、各々の疾患についての知
識・技術を深める。
2.
病棟業務:担当医、上級医の指導の下に、脳神経外科診療に必要な基礎知識と技術を習得する。
3.
神経所見の把握、特に局所病変や手術所見などとの関連、術前術後の変化など、より繊細な診断
能力を習得する。
4.
頭蓋内圧亢進や痙攣発作の病態とその治療法を理解し、実践する。
5.
CT、MRI、RI シンチグラフィー、血管造影など、脳神経疾患全般の画像診断力を習得する。
6.
業務の一部を当科作成のレジデントマニュアル、各種ガイドラインを参考にしながら行う。
7.
救急業務:定期的にファースト・オンコールとして、救命救急センターからのコンサルテーショ
ンや時間外の入院患者の急変時には、原則として最初に対応する。
8.
上級医(セカンドコール) と相談し、治療方針の検討に参加する。
9.
手術:定期手術および緊急手術(開頭術および脊椎・脊髄手術) の助手として参加し、外科の基本
的手技を習得する。
10. 簡単な穿頭術(慢性硬膜下血腫など)については、術者として参加する。
11. 気管切開や頭蓋内圧モニター挿入時に助手または術者として参加する。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
耳鼻咽喉科
同時受け入れ可能定員 1 人
GIO
プライマリ・ケア医に必要な耳鼻咽喉科の基礎的な知識、考え方、および手技を修得する。
SBOs
1. 耳鼻咽喉科の診察が必要か否か、またその時期の判断能力を習得する。
2. 救急医療における鼻出血、呼吸困難、めまいなどの対処方法を習得する。
3. 頭頸部外科としての意識を持つことができる。
4. 脳神経の解剖、機能、およびその検査方法を理解する。
5. 聴力検査、頭部 CT などの検査結果を説明することができる。
6. めまい、呼吸障害、嚥下障害、音声障害、アレルギー、病巣感染、など他科との連携ができる。
7. 耳鼻科的視診と触診ができる。
8. 内視鏡を用いて他科では観察のしにくい部位の診察ができる。
9. 指導医のもと、簡単な耳鼻科領域の手術ができ、複雑な手術の助手ができる。
LS1 On the job training (OJT)
診療業務
研修医は指導医のもと、患者の診療にあたり、多くの疾患の診療を経験する。
病棟業務
受け持ち医として病棟業務を行う。
外来業務
外来初診患者の問診を行う。また上級医の診察に同席し診断の進め方、治療法の説明など実際の診療方
法を見て学ぶ。
手術
助手として参加する。皮膚の切開縫合など基本的な外科手術手技を学ぶ。
手技・検査等
内視鏡で鼻内、咽喉頭の観察手技を習得する。また耳鏡で観察し、耳垢除去や外耳道異物除去操作を習
得する。さらに鼓膜切開、鼻出血の止血操作、咽頭異物除去、扁桃周囲膿瘍の切開術、アレルギー性鼻
炎に対する日帰り手術を経験する。
OJT の週間予定
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
08:30~09:00
入院患者の回診
09:00~13:00
外来診療
13:00~17:00
手術参加または小児専門外来
08:30~09:00
入院患者の回診
09:00~13:00
外来診療または手術参加
13:00~17:00
アレルギー専門外来
08:30~09:00
入院患者の回診
09:00~13:00
外来診療または手術参加
13:00~17:00
手術参加または補聴器専門外来
08:30~09:00
入院患者の部長回診
09:00~13:00
外来診療
13:00~17:00
手術参加または小児専門外来
17:00~18:00
放射線科との合同カンファランス
08:30~09:00
入院患者の回診
09:00~13:00
外来診療または手術参加
13:00~17:00
副鼻腔炎専門外来または補聴器専門外来
回診・カンファレンス
入院患者の回診は担当医と共に朝・夕に行い、各患者の状態を把握する。カンファレンスや部長回診の
際には個々の患者のプレゼンテーションを行う。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
麻酔科
同時受け入れ可能定員4人
GIO
臨床医として呼吸、循環、疼痛、体液管理が適切に行えるようになるために、麻酔管理を通じて基本的
な知識、技術、態度を身につける。
SBOs
1. 基本姿勢・態度
必修の内容を深める。特に、術前の患者・家族の不安を理解し、その軽減に努めることができる。
2. 診察法・検査・手技
必修の内容を深める。特に、Difficult airway の診断ができる。
3. 病状・病態への対応
① 麻酔に必要な薬剤の薬理を説明できる。
② 麻酔に必要な生理を説明できる。
③ 周術期の輸液管理ができる。
④ 麻酔中の呼吸、循環管理ができる。
⑤ 術後の疼痛管理を実施できる。
⑥ 硬膜外麻酔に必要な基本的手技を理解し、正しく施行することができる。
LS1 麻酔科選択コース
1. 研修期間は1ヶ月から5ヶ月まで、自由に選択できる。
2. 研修期間および達成度に応じて、より複雑な麻酔症例を経験する。具体的には、胸部外科、心臓外
科の症例や、重症な合併症をもった患者の麻酔を経験することにより、特殊な病態の患者管理に必
要な知識、技術を習得する。
3. 研修の方略については麻酔科必修プログラムに準ずる。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
眼科
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
眼科の基礎的な検査の技術を習得し、基礎的な眼科疾患の診断とプライマリ・ケアが出来る知識を得
る。眼球という特殊な感覚器を取り扱うため、その診断、治療の特殊性を理解するのみならず、失明
という「障害」に関する概念を理解する。
SBOs
1.
眼科疾患の問診の方法を習得する。
2.
失明と視覚障害の概念について、医学的かつ社会的に理解する。
3.
屈折の概念を理解する。
4.
視力と視覚の概念を理解する。
5.
視路について理解する。
6.
眼球および眼瞼、眼窩の解剖を理解する。
7.
眼球運動と複視について理解する。
8.
眼圧と前房水の代謝に関し理解する。
9.
眼と全身疾患の関連を理解する。
10. 基礎的な眼科検査を理解し、眼科診察法を習得する。
11. 点眼薬の基礎的な知識を習得する。
12. 点眼、眼帯、洗眼、結膜下注射などの眼科処置を習得する。
13. 眼科治療薬の処方の基礎を習得する。
14. 眼科救急疾患の診断と初期治療を実践する。
15. 緑内障発作、眼外傷、薬傷、熱傷などのプライマリ・ケアの基礎を習得する。
16. 眼科疾患の他科との連携と病診連携について理解する。
※3・5 ヶ月研修するものは以下の項目についても習得できる。
17. 診断に必要な検査の選択法を理解する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
18. 基礎的な眼科検査結果の評価法を理解する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
19. 眼科疾患の診断と基礎的な治療法を理解する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
20. 眼科手術の基礎的な理解と助手の仕方を習得する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
21. 眼科手術の麻酔法の基礎を習得する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
22. 眼科手術の術前、術後の処置の仕方を習得する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
23. 感染性疾患の診断と基礎的な治療法を習得する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
24. アイバンクと臓器移植法を理解する(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
25. 眼科手術の適応決定の基礎を理解する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
26. 眼科手術の基礎的な手技を習得する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
27. 未熟児網膜症を理解する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
28. 視覚の発達と小児眼科について理解する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
29. 斜視、弱視の概念について理解する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)
。
30. 小児の診察法を理解する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)。
LS1 On the job training(OJT)
眼科を専攻予定の研修医については、臨床研修の 2 年間が日本眼科学会の認定する専門医を取得する
のに必要な 6 年間の研修期間に含まれる。
受け持ち患者数:白内障患者 4 名から 12 名、網膜硝子体疾患患者 4 名から 10 名
業務内容
・ 毎日朝 8:20 から眼科外来にて病棟患者、術後患者、外来重症患者の診察を主治医、指導医ととも
に行い、診察後必要な処方、指示、処置を行う
・ 専門外来(網膜硝子体 角膜 ぶどう膜 緑内障)の見学(週半日ずつ) を行い、陪席をしながら基
礎的な疾患を teaching scope とビデオを使用しながら学ぶ
・ 新患患者の病歴を聴取し、指導医の指示に従い、検査をオーダーする
・ 検査結果を指導医のもとに評価し、治療方針を決定する
・ 眼科検査技師について各種眼科検査を学ぶ
・ 指導医のもとに結膜下注射や涙管通水試験などの処置室での業務を行う
・ 網膜剥離、緑内障発作、角膜移植術などの緊急入院の病歴聴取、入院指示を行う
・ 網膜剥離の術前までに剥離チャートを完成する
・ 眼科入院患者の体位保持の指導、全身管理、精神面でのケアを行う
・ 入院コンサルテーションを主治医とともに診察し、治療を行う
・ 毎週月曜日朝 7:45 からのモーニングクルズスに参加する。
・ 毎週金曜日朝 7:55 から、翌週の手術患者の術前カンファランスを行う
・ 業務終了後は模型眼を用いた眼底検査(直像鏡、倒像鏡) の練習を行う
・ 眼科救急患者のファーストコールを受け、指導医、主治医と連携する
・ 日曜日は交代で指導医の日曜診察の助手と日曜入院患者の診察、オーダーを行う。
・ スライドカンファランスにて前眼部写真、眼底カラー写真、蛍光眼底撮影(FA、IA) を読影し、角
膜結膜疾患、眼底疾患の理解を深める
・ 毎日予防医療センターから送られる眼底写真約 280 枚を指導医とともに読影し、正常眼底と動脈硬
化判定、乳頭陥凹、黄斑部異常の写真による評価法を学ぶ
・ 月 1 回ジャーナルクラブにて、主な英文雑誌を抄読する
・ 各種治験、研究プロジェクトの業務の一部を担当する
※ 3・5 ヶ月研修するものは以下の項目についても業務を行う。
・ 指導医のもとに手術の助手の仕方を学ぶ(洗眼、麻酔、ドレーピング)(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する
研修医のみ)
・ 外来業務終了後は眼科外来の顕微鏡下に縫合の練習を行う(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
・ 未熟児網膜症の診察を指導医とともに行う (3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修医のみ)
・ アイバンクの際には指導医とともに家族への説明と眼球摘出を行う(3 ヶ月・5 ヶ月間研修する研修
医のみ)
・ レーザー治療(後眼部) の見学(週半日) を行い、簡単なレーザー治療の実際を行う(5 ヶ月間研修す
る研修医のみ)
・ 豚眼を用いた白内障手術実習(月 1 回)
・ 年 3 回当院で開催される東京中央集談会、年 2 回開催される Midtown
Retina Conference にて
発表する(5 ヶ月間研修する研修医のみ)
※スケジュール
毎朝
8:20
入院患者の診察(眼科外来)
毎月曜
7:45
モーニングクルズス
月曜日
午前
角膜外来の陪席 網膜レーザー手術の賠席(各週)
午後
網膜硝子体手術の助手
エキシマレーザー手術の見学
第 4 月曜日
ジャーナルクラブ(抄読会)
18:00
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
午前
網膜硝子体外来 の陪席
午後
検査実習 未熟児網膜症の診察の見学
午前
白内障手術の助手
午後
網膜硝子体手術の助手 手術終了後病棟業務
午前
眼瞼手術の見学
午後
ぶどう膜外来の賠席 硝子体注射の見学
7:55
手術カンファランス
午前
その他の専門外来の賠席
午後
コンサルテーション、(網膜剥離手術の助手)
夜
スライドカンファランス 第 4 週目までは検査の見学を終日行う。
毎日夜予防医療センターの眼底写真約 280 枚の読影を担当医の指導のもとに行う。
3 月、7 月、11 月:第 3 金曜日 18:30 中央眼科集会
年 2 回、Midtown Retina Conference
LS2 勉強会・カンファレンス
1. ジャーナルクラブ(最終月曜夜) にて、主な英文雑誌を抄読する。
2. 手術カンファレンス
3. モーニングクルズス (毎週月曜日)
4. 東京中央集談会 (年 3 回当院で開催される ※3 月、7 月、11 月:第 3 金曜日 18:30)
5. Midtown Retina Conference(年 2 回)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
小児科
同時受け入れ可能定員は各コース参照
GIO
将来の専攻科に必要とされる小児医療に必要な基礎知識・基本的技術、基本的態度を修得したうえで、
小児の特性、小児疾患の特性を研修期間の中で可能な限り多く修得する。
SBOs
1. 基本姿勢・態度
小児科必修の内容を深め、より広く一般小児領域に関する知識を身につける。
2. 診察法・検査・手技
小児科必修の内容を深め、より小児領域に特化した診察法を身につける。
髄液検査、骨髄検査などの検査・手技ができる。
3. 症状・病態への対応
必修期間の内容を深め、より小児領域に特化した症状・病態への対応を経験する。
保護者への対応、説明ができる。
緊急を要する小児科領域の症状、病態を判断し、初期対応ができる。
LS1 短期外来研修コース
1. 小児医療センター外来及び救急外来で指導医または上級医の監督のもと、一般外来研修を行う。
2. 小児医療センターWell baby clinic で指導医または上級医の監督のもと、健康診断(予防注射を含む)
研修を行う。
3. 一般外来では、一日あたり初診の患者を中心に 8 名前後の外来患者を担当し、必要に応じ再診も行
う。
4. 専門外来での評価が必要な症例をトリアージし、希望者は専門外来が見学できる。
5. 基本的小児領域の疾患の治療導入までの流れを学ぶ。
6. 別記に示された基本的手技のうち上級医が可能と考えるものを上級医の監督のもと実施する。
7. 最低研修期間は一ヶ月とする。
8. 同時期にローテーションできる最大定員は 1 名。
LS2 小児科病棟 1 ヶ月研修コース
1. 必修時と同様、小児一般病棟に配属され入院患者の管理を行う。
2. 研修期間は 1 ヶ月。
3. 指導医または上級医のもと、平均して 5 7 名の入院患者を担当する。
4. 本コース選択者は小児科当直の独り立ち対象とならない。
5. 別記に示された基本的手技のうち上級医が可能と考えるものを上級医の監督のもと実施する。
6. 同時期にローテーションできる最大定員は、1 名。
LS2 新生児病棟 1 ヶ月研修コース
1. 必修時と同様、新生児病棟に配属され、正常新生児の管理を行う。
2. 研修期間は 1 ヶ月。
3. 専門領域指導医または上級医のもと、チーム(2-3 人) で平均して 10 15 名の正常新生児を担当す
る。
4. 正常新生児の診察を行い、正常な変化を知り、異常の早期発見と対応を行う。
5. 本コース選択者は小児科当直の独り立ち対象とならない。
6. 別記に示された基本的手技のうち上級医が可能と考えるものを上級医の監督のもと実施する。
7. 希望者は、専門領域指導医または上級医のもと、NICU の入院患者を担当できる。
8. 同時期にローテーションできる最大定員は 1 名
LS2 小児科病棟 5 ヶ月研修コース
1. 必修時と同様、小児一般・新生児病棟に配属され入院患者の管理を行う。
2. 最終 5 ヶ月目には、救急外来担当に配属され、小児科当直ひとりだちの対象となる。
3. 研修期間は 5 ヶ月。
4. 指導医または上級医のもと、一般病棟では平均して 5 7 名の入院患者を、新生児病棟ではチーム
(2-3 人) で平均して 10 15 名の新生児を担当する。
5. 希望者は、新生児領域指導医または上級医のもと、NICU の入院患者を担当できる。
6. 別記に示された基本的手技を上級医の監督のもと実施する。
7. 研修医は常に後期研修医または医員と行動を共にし、患者の治療方針の決定に参加する。研修医は
チームの一員として受け持ち患者さんに関しては 24 時間体制で急変などに対応する心積もりが必
要である。
8. 同時期にローテーションできる最大定員は、2名。
※基本的配置スケジュール
3ヶ月
小児病棟
1ヶ月
新生児病棟
1ヶ月
救命救急室、夜間診療
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 小児科医のマナー、小児医療とは、トータルケアとは
2. 病棟での検査および手技
3. 予防接種、感染症一般
4. 胸部、腹部 X 線読影
5. 抗ガン剤、輸血について
6. 悪性腫瘍患者への対応
7. 心肺蘇生(PBLS)
8. 輸液管理方法
9. 小児の神経学的診察方法、脳波など
月曜日
7:30
周産期カンファレンス
16:30
小児科連絡会
火曜日
7:30
小児科チャートカンファレンス
水曜日
8:00
小児科研修医勉強会
木曜日
8:00
血液・悪性腫瘍抄読会
14:00
新生児抄読会、勉強会
15:00
小児神経カンファレンス 脳波カンファレンス
7:30
小児科総回診
14:00~15:00
トータルケアカンファレンス
16:00
小児科放射線カンファレンス
金曜日
その他(不定期)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
心電図カンファレンス
産婦人科(女性総合診療部)
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
婦人科疾患を有する患者や妊娠中の患者を適切に管理できるようになるために、妊娠分娩と婦人科疾患
の診断、治療における問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
A. 周産期
1. 正常妊娠・分娩・産褥の治療計画を立て、実行できる。
2. 正常分娩の介助ができる。
3.
帝王切開術の助手ができ、術者を経験する。
4. 異常妊娠・分娩・産褥の治療計画を立て、実行できる。
5. 妊、産、褥婦の薬物療法の意義と限界を述べることができる。
6. 周産期感染症の診断・治療・予防ができる。
7. 全身所見、外診所見を取ることができ、それをその他の医療者に報告できる。
8. 妊娠、分娩の各段階に応じて内診所見を取ることができ、それを他の医療者に報告できる。
9. 妊娠中の血液検査、尿検査の変化を知っており、その結果を評価できる。
10. 妊婦検診で実施される検査について、その意義を理解しており結果が評価できる。
11. 妊娠各期の超音波検断層法検査の実施と評価ができる。
12. 分娩前・分娩中の Fetal heart rate monitoring が評価でき、それを他の医療者に伝えること
ができる。
13. 産科手術の適応を述べることができる。
14. 会陰切開を行い、それを縫合することができる。
B. 婦人科
1. 子宮筋腫・卵巣嚢腫などの診断、治療計画を立てることができる。
2.
子宮癌・卵巣癌などの婦人科悪性腫瘍の診断、治療計画を立てることができる。
3. 骨盤内感染症・外陰膣炎・性感染症などの診断、治療計画を立てることができる。
4. 婦人科救急疾患の診断、治療計画を立てることができる。
5. 全身所見、外診所見を取ることができ、それをその他の医療者に報告できる。
6. 内診所見を取ることができ、それをその他の医療者に報告できる。
7. 婦人科超音波検査を実施でき、またその評価をすることができる。
8. 婦人科における CT や MRI の意義を理解しており、主要病変を読影できる。
9. 手術の適応について述べることができる。
10. 手術のリスクを評価できる。
11. 術前・術後管理を行うことができる。
12. 術後合併症の診断・治療ができる。
LS1 On the job training(OJT)
1. 受け持ち患者数:主治医とチーフレジデントの指導のもと、研修医 1 人あたり 10 数名の患者を受
け持つ。
2. 最低研修期間は1ヶ月とする。
3. 同時期にローテーションできる最大定員は 2 名。
LS2 勉強会・カンファレンス
産婦人科の定期的なカンファレンススケジュール
月曜日
07:30
周産期カンファレンス
08:00
morning カンファレンス
18:30
婦人科放射線カンファレンス
19:30
産婦人科カンファレンス
火曜日
08:00
morning カンファレンス
水曜日
08:00
morning カンファレンス
木曜日
08:00
morning カンファレンス
金曜日
07:15
レジデント主催の抄読会
08:00
morning カンファレンス
第4月曜日 17:30 婦人科病理放射線カンファレンス
第1,3火曜日 17:30 胎児心拍モニター検討会
第3火曜日 18:00 不妊症カンファレンス
第2木曜日 18:00 乳腺外科・産婦人科合同カンファレンス
第1,3木曜日 18:00 婦人科病棟カンファレンス
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
泌尿器科
同時受け入れ可能定員 1 人
GIO
泌尿器科疾患患者のプライマリ・ケアが適切に行えるようになるため、泌尿器科領域の基本的臨床能
力を習得し、診断、治療における問題解決力、臨床的技能、重症度・緊急度の判断を身につける。
SBOs
1. 泌尿器科疾患の診断に必要な臨床検査を選択できる。
2. 泌尿器科の救急患者の初期治療ができる。
3. 泌尿器科手術の助手として参加できる。
LS1 On the job training (OJT)
受け持ち患者数:5~10 人
1.
アテンディングドクター(主治医) の指導の下に、担当医と共に受持ち医として患者の診療にあ
たり、各々の疾患について知識、技術を深める。
2.
病棟業務:担当医、上級医の指導の下に、泌尿器科的に必要な基礎知識と技術を習得する。
3.
導尿、カテーテル挿入・抜去、膀胱洗浄、潅流洗浄、結石の疼痛管理、などを理解し実施する。
4.
病状の診断に役立つ超音波検査の特性を理解し実施する。
5.
救急業務:ファースト・オンコールとして、救急部からのコンサルテーション、時間外の入院
患者の急変時には、原則として最初に対応する。
6.
上級医と相談して治療方針を検討する。
7.
外来業務:泌尿器科外来の新患患者の診察を経験する。
8.
手術:定期手術、緊急手術(出血、腎後性腎不全) の助手として参加し、外科の基本手技を習得
する。
9.
小手術(陰茎、陰嚢内良性腫瘍) を経験する。
10. 膀胱瘻、腎瘻造設に助手として参加する。
11. 腎後性腎不全時の内視鏡、カテーテル操作手技を経験する。
12. 手術は助手として参加する。 泌尿器の一般的手術以外に、ロボット前立腺全摘除術、HoLEP
手術(前立腺肥大症に対するレーザー手術)
、生体腎移植を見学または参加ができる。
13. 前立腺生検検査(月曜日、水曜日)に助手として参加し、前立腺所見と生検手技を学ぶ。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 月曜カンファレンス
AM7:45~8:30 次週の手術予定決定、泌尿器科2週間後の手術予定症例の検討
2. 火曜カンファレンス
抄読会 AM7:45~8:30( 英語論文)またはオンコロジーカンファレンス
3. 水曜カンファレンス
AM7:45~8:30 外来 meeting あるいは研究テーマに関しての話し合い
4. 泌尿器科・放射線科 術前カンファレンス
5. 金曜カンファレンス
AM7:45~8:45 入院症例に関しての検討会
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
整形外科
同時受け入れ可能定員 2 人
GIO
一般医として整形外科的疾患を持った患者を適切に管理できるようになるために、整形外科の基礎的な
知識と技術を習得し、診断、治療における問題解決能力と臨床的技能、態度を身につける。
SBOs
1. 骨、関節、筋肉、神経系の診察ができ、正確な身体所見がとれる。
2. 得られた医療情報をもとに、処方、処置、手術等の適応が判断でき、基本的治療計画が立てられる。
3. 治療法のうち、指示、処方、基本的手技、手術助手、周術期管理、リハビリ処方が実施できる。
4. 症状・病態、検査から整形外科領域の鑑別診断をあげ、初期治療ができる。
5. 緊急を要する整形外科領域の症状・病態に対して初期治療に参加できる。
6. 救急外傷の処置ができる。
LS1 On the job training
1. 指導医、シニアレジデントの指導の下に基礎知識と技術を習得する。
2. 患者を入院時から退院まで担当する。
3. 検査:診断・治療に必要な検査の組み立て方を学ぶ。一般撮影、CT、MRI、脊髄造影、骨 RI など
の読影法を学ぶ。
4. 手技:静脈路、簡単な止血、皮膚縫合、副子固定、ギプス固定など指導医・専門研修医監督の下で
習得する。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 術前カンファ・病棟回診:毎週火曜日(7:30 8:30)翌週の手術予定患者や入院患者の検討を手
術室の看護師、リハビリの PT/OT と一緒にする。
2. 整形外科教育カンファレンス:隔週一回金曜日、指導医が研修医に対して、一般的な整形外科の話
題を提供、講義する。
3. サブスペシャルティーカンファレンス:毎週金曜日(7:30 8:30)脊椎疾患・関節疾患・器械な
ど up to date な話題を討論する。
4. ジャーナルクラブ:月に 1 回専門雑誌を輪読し発表勉強する。
5. 救急部との合同カンファレンス:月に 1 回共通の話題を発表検討する。
6. 病棟看護師とのカンファレンス:毎週金曜日(17:00
17:30)チーフレジデントが主催し、専
門病棟の看護師と各々の入院患者の検討をする。
7. 整形外科一般カンファレンス:月に2回金曜日(10:00 11:00)
、指導医がその時の話題を指導。
LS3 院外研修
1. 隔月第 4 水曜;5 病院臨床整形外科研究会
2. 年 4 回;九病院整形外科懇話会
3. 年 2 回;整形外科臨床を語る会(幹事病院)
4. 日本整形外科学会とその関連学会
5. 各疾患別の研究会
LS4 1 ヶ月整形外科研修コース
1. 病棟業務が中心になる。
2. 病棟の教育指導体制は屋根瓦方式であり、チーフレジデントが全入院患者を把握し、専門研修医・
専門医からの指導をうける。
3. 受け持つ患者は10 20名で、毎日朝夕 2 回の診察をする。
4. 受け持ち患者の検査・手術に参加、助手を担当する。
5. 救急に患者がいる時は、診療にあたる。
6. 一定の回数の日当直を専門研修医の下経験する。
LS5 2 ヶ月整形外科研修コース
1. LS4 と同じ。
2. 2 年次の場合簡単な処置・手術を指導医の指導の下、経験する。
LS6
5 ヶ月整形外科研修コース
1. LS5 と同じ。
2. 指導医の指導のもと、臨床研究を行い、聖路加アカデミアで発表する。
≪整形外科週間・月間・年間予定表≫
月曜日
火曜日
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
7:30~
総回診(リハ、外来Ns、手術室Ns合同)
9:00~
処置回診 病棟業務
16:00~ 専門病棟(5E)で病棟カンファ
水曜日
木曜日
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
7:30~
各自回診
8:30~
手術室準備
7:30~
金曜日
サブスペシャリティーカンファ(1回/月)、ジャーナルクラブ(1回/月)
レジデントカンファ(1回/月)、救急・整形合同カンファ(1回/月)
9:00~
処置回診 病棟業務
10:00~ 整形外科トピックカンファレンス(整形外科外来)2 回/月
隔月第 4 水曜;5 病院臨床整形外科研究会
年 4 回;九病院整形外科懇話会
年 2 回;整形外科臨床を語る会(幹事病院)
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
小児外科
同時受け入れ可能定員 1 人
GIO
小児の外科的疾患に対して専門的診療を行いうる知識と技能を身につける。
SBOs
1. 小児外科疾患の臨床検査法の結果を評価できる。
2. 小児外科疾患の診断に必要な特殊検査を実施できる。
3. 諸検査の情報を総合して小児外科疾患の診断できる。
4. 小児外科疾患に対する手術適応を述べることができる。
5. 小児外科疾患の患者とその関係者に、病状と診療に関し説明ができる。
6. 小児外科疾患における下記に記す基本的外科手技を適切に実施することができる。
LS1 On the job training
指導医の監視、裁量のもと、以下の手技を実践する。
動・静脈カテーテル挿入
中心静脈挿入
人工呼吸器操作
蘇生法、その他救急処置
外傷、熱傷の初期治療
肛門拡張
腸洗浄
外鼠径ヘルニア嵌頓整復術
腸重積非観血的整復術
外鼠径ヘルニア根治術
虫垂切除術
痔瘻根治術
表在膿瘍切開術
LS2 勉強会
抄読会(毎週火曜日、木曜日午前中)
症例検討会において主たる発表者となる。
LS3 学会活動
指導医のもと学会発表、臨床研究を経験する。
臨床研究の成果を、聖ルカ・アカデミアで発表する。
週間スケジュール
月曜日
病棟業務、検査、外来(午後)
火曜日
病棟業務、小児外科カンファレンス、抄読会(午前)、外来(午後)
水曜日
病棟業務、手術日
木曜日
金曜日
その他
病棟業務、小児外科カンファレンス、抄読会(午前)、
術前カンファ(次週の手術予定計画)、外来(午後)
病棟業務、手術日、部長回診(16:00~)
放射線科合同カンファレンス(毎週金曜日 16:00~17:00)
周産期合同カンファレンス(新生児科、産科、小児外科)不定期
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
オンコロジーセンター(腫瘍内科、精神腫瘍科)
同時受け入れ可能定員 2 人(腫瘍内科、精神腫瘍科に各 1 名)
GIO
がん治療を適切に行っていくために必要な臨床腫瘍学の基本的概念を習得する。
SBOs
1.患者ケア
患者・家族と信頼関係を構築するための重要事項を列挙できる。
患者の背景・人生観を含めた全人格的治療が実践できる。
がん患者・家族への説明方法(インフォームドコンセント)を理解し、実践でき
る。
2. 医学知識
がん種を問わない腫瘍学の基本的概念を説明できる。
標準治療の意義を述べることができる。
化学療法のがん治療における意義を述べることができる。
がん特有の随伴症状が診断でき、対処できる。
良性疾患との鑑別が行える。
科学的データ・情報を正しく判断できる。
3. 診療に基づいた学習と改善
がん治療における EBM の3要素(科学的根拠・専門性・患者の意向)を踏まえた
治療方針決定の理解ができる。
適切な問診、身体所見の聴取、検査結果の解釈と記載ができる。
Problem List を挙げることができ、それらに対する方針を提示できる。
Oncologic Emergency の状況判断(重症度、緊急度)ができる。
4. 対人関係、コミュニケーション技術
チーム医療を理解し、実践できる。
患者および医療従事者の医療安全に配慮することができる。
患者、家族と医療者間で同じ情報を共有できる。
5. プロフェッショナリズム
責任を持って医療行為が行える。
診断・治療における方針決定の際に倫理的配慮が行える。
カンファレンスでのプレゼンテーションが適切に行える。
6. システムに基づいた診療
専門医へのコンサルテーションが適切にできる。
外来化学療法における看護師、薬剤師との連携協力が適切にできる。
退院時にソーシャルワーカーや退院調整看護師など他の専門家への相談ができる。
LS1 On the job training
1. 指導医、担当医と共に受持医として入院患者の診療を行い、がん診療についての知識と技術を習
得する。
2. 指導医、担当医の指導の下、初診外来患者の問診・診察を行い、がん診療についてアセスメント
と診療計画を実践する。
3. 緊急時に適切な外科的手技・処置ができる。
(胸水ドレナージ、腹水ドレナージなど)
4. 定期的にファーストコールとして、救急外来を訪れるがん患者の対応を行う。上級医(セカンド
コール)と相談し、治療方針の検討に参加する。
5. 定期的にファーストコールとして、病棟当番を行う。随時、上級医(セカンドコール)と相談し、
診療計画・方針決定を行っていく。
LS2 勉強会・カンファレンス
1. 腫瘍学の基礎を習得するために、科内の講義に参加する。
2. 各科と連携して行われる Tumor Board に参加する。
3. 放射線科・病理との合同術前カンファレンスに参加する。
4. 病棟カンファレンスに参加する。
5. 外来看護ミーティングに参加する。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
集中治療室
同時受け入れ可能定員 1 人まで
GIO
呼吸、循環、疼痛、輸液・輸血、栄養管理を含めた全身管理が十分にできるようになるために、周術
期管理、集中治療管理を通じて、十分な知識、技能、態度を身につける。
SBOs
1. 急激に状態が悪化した患者の蘇生と初期対応
1.1. 急激に状態が悪化して重篤な状態に陥った患者を、組織だって迅速に対応し、状態を落ち着かせ
ることができる。
1.2. 心肺蘇生ができる。
1.3. 迅速に患者を集中治療室に収容することを含めて、患者を適切にトリアージし優先順位を付けて
治療できる。
2. 診断:評価、検査、モニタリング、データの解釈
2.1. 病歴をとり適切な臨床検査ができる。
2.2. 細菌検索のために取った検体を適切に解釈できる。
2.3. 血液ガス分析の結果の解釈ができる。
2.4. 臨床所見と検査所見を組み合わて解釈し、鑑別診断できる。
3. 全身管理
急性疾患
3.2. 循環不全に陥っているか、その危険のある患者を治療できる。
3.3. 急性腎不全に陥っているか、その危険のある患者を治療できる。
3.4. 急性肝不全に陥っているか、その危険のある患者を治療できる。
3.5. 神経学的障害を持った患者を治療できる。
3.6. 急性呼吸不全(ALI/ARDS)を治療できる。
3.7. 敗血症を治療できる。
4. 単一あるいは複数臓器障害での治療介入/臓器サポート
4.1. 抗生物質療法を管理できる。
4.2. 血液と血液製剤を安全に投与できる。
4.3. 輸液と循環作動薬を循環サポートに用いることができる。
4.4. 侵襲的および非侵襲的呼吸補助を開始し、管理し、離脱できる。
4.5. 電解質、糖、酸‐塩基平衡を管理し理解できる。
4.6. 栄養状態を評価でき、栄養療法を行い調整できる。
5. 実際的な方法
呼吸器系
5.1. さまざまな機器を用いて酸素を投与できる。
5.2. 緊急気道確保ができる。
5.3. 胸腔ドレーンを用いて胸腔穿刺できる。
心循環系
5.4. 動脈へカテーテルを挿入できる。
5.5. 超音波ガイド下で中心静脈カテーテルを挿入できる。
5.6. 除細動できる。
中枢神経系
5.7. 監督者の指導の下で腰椎穿刺ができる。
消化器系
5.8. 腹腔穿刺および腹腔ドレナージができる。
6. 周術期管理
6.1. リスクの高い患者の周術期管理ができる。
6.2. 術後疼痛管理ができる。
7. 快適性と回復
7.1. 重篤な疾患が患者および患者家族に身体的、精神的にどのような結果をもたらすかを理解できる。
7.2. 痛みとせん妄を評価し、予防し、治療できる。
7.3. 集中治療室から退室に際し、継続的な治療の必要性を患者自身、家族に伝えることができる。
7.4. 集中治療室からの退室を安全に、時宜に適して計画できる。
8.
搬送
8.1. 人工呼吸管理を受けている重篤な患者の搬送を取り扱うことができる。
9.
患者の安全とシステム管理
9.1. 多領域の専門医とのチーム医療を目指し、効率的に意思疎通ができる。
LS1 On the job training (OJT)
1.
集中治療室専属の勤務となる。重症患者1~8人を担当する。
2.
集中治療が必要な患者、周術期に集中治療が必要な患者を担当する。
3.
平日毎朝 7:30 から患者ごとに、診療科専従医と集中治療専従医を中心とした回診が行われる。
4.
病歴・理学所見・検体検査(血液検査、培養検査など)・生理検査(心電図、脳波など)・画像所
見(胸部 X 線、腹部 X 線、経胸壁心エコー、経食道心エコー、腹部エコー、CT、MRI など)を参
考に治療方針を立てる。
5.
急性呼吸不全における呼吸機能・ガス交換の評価法について学ぶ。
6.
急性呼吸不全の支持療法(酸素療法、侵襲的人工呼吸、非侵襲的人工呼吸)の選択・設定・離脱
について学ぶ。
7.
ショックなどにおける循環動態の評価法について学ぶ。
8.
循環不全の支持療法(輸液、循環作動薬など)について学ぶ。
9.
感染制御(予防処置、抗生剤治療など)について学ぶ。
10. 重症患者における輸液・栄養療法を学ぶ。
11. 指導医・上級医の監視の下、気管挿管、胸腔穿刺、胸腔ドレーン挿入、腹腔穿刺、腹腔ドレーン
挿入、腰椎穿刺、エコーガイド下中心静脈カテーテル挿入、気管切開などを行う。
12. 院内急変(スタットコール)した患者に対応する。
LS2 勉強会・カンファレンス
1.
ケースカンファレンス
重症な患者、治療に難渋した患者、死亡した患者など、学術的に有意義な症例を選んで検討する。
2.
抄読会
ケースカンファレンスで検討した症例、自ら関心ある疾患などを中心に、文献検索・批判的吟味
を行いながら、議論を行う。
更に、関連領域のカンファレンスはできる限り出席する。
EV 評価
病院全体の評価方法に準じる。
研修医の責任・業務範囲
病院全体の業務範囲に準じる。
2013 年度 聖路加国際病院
精神科病棟研修・臨床研修協力施設
プログラム一覧
医療法人社団 碧水会 長谷川病院
出水郡医師会立阿久根市民病院
社会福祉法人ロザリオの聖母会 海上寮療養
垂水市立医療センター 垂水中央病院
所
独立行政法人国立病院機構 東埼玉病院
医療法人社団 栄晴会 中央内科クリニック
三重県立志摩病院
エー・ジー・イー牧田クリニック
紀南病院
すぎやま整形外科
町立南伊勢病院
真山クリニック
尾鷲総合病院
高尾クリニック
長崎県上五島病院
銀座プリマ・クリニック
長崎県対馬いづはら病院
医療法人社団 八丁堀医院
奥州市国民健康保険まごころ病院
杉野内科クリニック
中央区保健所
月島クリニック
銀座ウィメンズクリニック
ほそのレディースクリニック
小坂こども元気クリニック
小池医院
医療法人社団 公和会 名倉整形外科
医療法人社団 宮﨑会 木挽町医院
医療法人社団 隆風会 藤井隆広クリニック
医療法人社団 白百合会 荒川医院
医療法人社団 中央みなと会 中央みなとクリ
ニック
訪問看護ステーション
国立保健医療科学院
新潟県立六日町病院
新潟県厚生農業協同組合連合会 佐渡総合
病院
新潟県立松代病院
医療法人誠友会 パナウル診療所
精神科病棟研修(長谷川病院)
GIO
広い意味で精神科的な医療を必要とする患者、家族に対して、全人的に対処するために、精神症
状の捉え方の基本を身につけ、精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学び、デイケアなど
の社会復帰や地域支援体制を理解する。
SBOs
1. 問題発生型の面接センスの習得。
2. 一般科における精神科技術の基本。
3. 急性精神障害の認識スキルの修得。
4. 慢性精神障害のケアの修得。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 精神・神経系疾患
症状精神病
認知症(血管性認知症を含む。
)
アルコール依存症
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
統合失調症(精神分裂病)
不安障害(パニック症候群)
身体表現性障害、ストレス関連障害
精神・神経系疾患
2. 頻度の高い症状
不眠
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
精神科病棟研修(海上寮療養所)
GIO
広い意味で精神科的な医療を必要とする患者、家族に対して、全人的に対処するために、精神症
状の捉え方の基本を身につけ、精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学び、デイケアなど
の社会復帰や地域支援体制を理解する。
SBOs
1. 問題発生型の面接センスの習得。
2. 一般科における精神科技術の基本。
3. 急性精神障害の認識スキルの修得。
4. 慢性精神障害のケアの修得。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 神経系疾患
変性疾患(パーキンソン病)
脳炎・髄膜炎後遺症
アルコール依存症
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
統合失調症(精神分裂病)
不安障害(パニック症候群)
身体表現性障害、ストレス関連障害
精神・神経系疾患
2. 呼吸器系疾患B
呼吸不全
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
3. 内分泌・栄養・代謝系疾患
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
4. 精神・神経系疾患
症状精神病
認知症(血管性認知症を含む。
)
アルコール依存症
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
統合失調症(精神分裂病)
不安障害(パニック症候群)
てんかん
5. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
6. 加齢と老化
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
不眠
痰・咳
体重減少、体重増加
便通異常(下痢、便秘)
発熱
腰痛
頭痛
関節痛
けいれん発作
歩行障害
2. 緊急を要する症状・病態
意識障害
誤飲、誤嚥
外傷、骨折
週間スケジュール:
AM
PM
月曜
オリエンテーション
病棟実習
日
合併症診療見学
火曜
病棟実習
病棟実習
院長回診見学
病棟実習
知的障害者施設見学
症例検討会、病棟実習
重症心身障害施設見学
地域生活支援連絡会、病棟
日
水曜
日
木曜
日
金曜
日
実習
その
クルズス「東京都精神科救急体制につい
他
て」
病棟グループ参加
病棟行事参加 等
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC
へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力
する。
地域医療研修(中央内科クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
皮膚感染症
薬疹
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨粗鬆症
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
5. 循環器系疾患
心不全
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
狭心症、心筋梗塞
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸不全
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
異常呼吸(過換気症候群、睡眠時無呼吸症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 妊娠分娩と生殖器疾患
女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む。)、不正性器出血、更年期障害、外陰・
腟・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)
男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)
10. 内分泌・栄養・代謝系疾患
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
11. 眼・視覚系疾患
屈折異常(近視、遠視、乱視)
緑内障
角結膜炎
糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
白内障
12. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
中耳炎
アレルギー性鼻炎
急性・慢性副鼻腔炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
13. 精神・神経系疾患
症状精神病
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
認知症(血管性認知症を含む。
)
不安障害(パニック症候群)
アルコール依存症
身体表現性障害、ストレス関連障害
14. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
15. 免疫・アレルギー疾患
慢性関節リウマチ
アレルギー疾患
16. 物理・化学的因子による疾患
中毒(アルコール、薬物)
環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
熱傷
17. 小児疾患
小児ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性発疹、インフルエンザ)
小児細菌感染症
小児喘息
18. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
結膜の充血
腹痛
不眠
聴覚障害
便通異常(下痢、便秘)
食欲不振
鼻出血
腰痛
体重減少、体重増加
嗄声
関節痛
浮腫
胸痛
歩行障害
リンパ節腫脹
動悸
四肢のしびれ
発疹
呼吸困難
血尿
発熱
痰・咳
排尿障害
頭痛
嘔気・嘔吐
尿量異常
めまい
胸やけ
不安・抑うつ
視力障害、視野狭窄
嚥下困難
2. 緊急を要する症状・病態
脳血管障害
急性感染症
急性呼吸不全
外傷
急性心不全
急性中毒
急性冠症候群
誤飲、誤嚥
急性腹症
熱傷
週間スケジュール
月曜日
クリニックにて外来(9 時~18 時)
火曜日
クリニックにて外来(9 時~18 時)
水曜日
外勤(武蔵野大学メデイカルセンター)+産業医など(企業)
木曜日
クリニックにて外来(9 時~18 時)
金曜日
クリニックにて外来(9 時~18 時)
土曜日
クリニックにて外来(9 時~16 時)
:予約制のため時に休診
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(エー・ジー・イー牧田クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血)
3. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
4. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
5. 消化器系疾患A
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
6. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
全身性疾患による腎障害(糖尿病腎症)
7. 内分泌・栄養・代謝系疾患
視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
副腎不全
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
脂質異常症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
8. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
アレルギー性鼻炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
9. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
10. 免疫・アレルギー疾患
アレルギー疾患
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
動悸
不眠
呼吸困難
食欲不振
痰・咳
体重減少、体重増加
嘔気・嘔吐
リンパ節腫脹
胸やけ
浮腫
嚥下困難
発疹
腹痛
発熱
便通異常(下痢、便秘)
黄疸
腰痛
発熱
関節痛
頭痛
四肢のしびれ
めまい
血尿
失神
排尿障害
視力障害、視野狭窄
尿量異常
嗄声
不安・抑うつ
胸痛
2. 緊急を要する症状・病態
急性腹症
急性感染症
週間スケジュール
月曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
火曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
水曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
木曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
金曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
土曜日
10:00~13:00、15:00~18:00
外来診療
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(すぎやま整形外科)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
7.
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 運動器(筋骨格)系疾患
骨折
骨粗鬆症
関節・靱帯の損傷及び障害
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
2. 免疫・アレルギー疾患
慢性関節リウマチ
経験できる病態・症状:
1. 運動器(筋骨格)系疾患
腰痛
歩行障害
関節痛
四肢のしびれ
週間スケジュール
月曜日
AM 外来診察処置
PM 外来診察処置
火曜日
AM 外来診察処置
PM 外来診察処置 手術
水曜日
AM 外来診察処置
木曜日
AM 外来診察処置
PM 外来診察処置 手術
金曜日
AM 外来診察処置
PM 外来診察処置
土曜日
AM 外来診察処置
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(真山クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1.
患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録
ができる。
2.
患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3.
患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4.
守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5.
医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6.
医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
変性疾患(パーキンソン病)
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
皮膚感染症
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨粗鬆症
5. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 妊娠分娩と生殖器疾患
男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)
10. 内分泌・栄養・代謝系疾患
視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
副腎不全
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
11. 眼・視覚系疾患
白内障
糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
12. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
アレルギー性鼻炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
13. 精神・神経系疾患
認知症(血管性認知症を含む。
)
アルコール依存症
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
統合失調症(精神分裂病)
不安障害(パニック症候群)
14. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
結核
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
寄生虫疾患
15. 免疫・アレルギー疾患
全身性エリテマトーデスとその合併症
慢性関節リウマチ
16. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
胸痛
不眠
動悸
食欲不振
呼吸困難
体重減少、体重増加
痰・咳
浮腫
嘔気・嘔吐
リンパ節腫脹
胸やけ
発疹
嚥下困難
黄疸
腹痛
発熱
便通異常(下痢、便秘)
頭痛
腰痛
めまい
関節痛
失神
歩行障害
視力障害、視野狭窄
四肢のしびれ
結膜の充血
血尿
聴覚障害
排尿障害
鼻出血
尿量異常
嗄声
不安・抑うつ
2. 緊急を要する症状・病態
ショック
急性冠症候群
急性感染症
脳血管障害
急性消化管出血
外傷
急性心不全
急性腎不全
誤飲、誤嚥
週間スケジュール
月曜日
13:00~17:00
外来診療
火曜日
13:00~17:00
外来診療
水曜日
9:00~17:00
外来診療
木曜日
9:00~17:00
外来診療
金曜日
13:00~17:00
外来診療
土曜日
休日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(高尾クリニック)
GIO
高血圧や心疾患を有する慢性疾患患者に対して、全人的に対応し、診療所の役割と医療連携の必
要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 循環器系疾患
心不全
心筋症
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
2. 内分泌・栄養・代謝系疾患
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
浮腫
胸痛
不眠
頭痛
動悸
食欲不振
めまい
呼吸困難
体重減少、体重増加
失神
胸やけ
不安・抑うつ
2.
緊急を要する症状・病態
急性心不全
急性冠症候群
週間スケジュール
月曜日
終日外来診療
火曜日
終日外来診療
水曜日
クリニック休診日(希望があれば心電図リーディング)
木曜日
午前中外来診療
午後予約患者の review
金曜日
午前中外来診療
午後予約患者の review
土曜日
休診日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(銀座プリマ・クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
7.
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 乳腺疾患
妊娠分娩(乳腺炎)
女性生殖器及びその関連疾患(乳腺腫瘍)神経系疾患
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
体重減少、体重増加
嘔気・嘔吐
浮腫(乳癌術後のリンパ浮腫)
抗ガン剤副作用による便通異常(下痢、便秘)
リンパ節腫脹
腰痛
週間スケジュール
月曜日
外来準備・検査機器点検・外来診察(途中昼食・その後、翌日外来準備)
細胞診カンファレンス
火曜日
外来準備・検査機器点検・外来診察(途中昼食・その後、翌日外来準備)
細胞診結果報告のグループ学習(患者向け講習)19:00-21:00
提携病院における術前回
診
水曜日
提携病院におけて外来手術、提携病院におけて入院手術(乳がん or 良性乳腺疾患)
木曜日
提携病院術後回診、外来準備・外来診察(途中昼食・その後、翌日外来準備)
金曜日
提携病院術後回診、外来準備・検査機器点検・外来診察
細胞診結果報告のグループ学習(患者向け講習)12:30-14:30(昼食・その後、翌日外来
準備)
土曜日
外来準備・検査機器点検・外来診察(途中昼食)
、場合によってコンサルテーション
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(八丁堀医院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
認知症性疾患
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
皮膚感染症
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨粗鬆症
5. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
8. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 感染症
視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 免疫・アレルギー疾患
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
11. 加齢と老化
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
動悸
食欲不振
痰・咳
体重減少、体重増加
嘔気・嘔吐
浮腫
胸やけ
リンパ節腫脹
腹痛
発疹
便通異常(下痢、便秘)
黄疸
腰痛
発熱
関節痛
頭痛
血尿
胸痛
排尿障害
2. 緊急を要する症状・病態
脳血管障害
急性腹症
週間スケジュール
月曜日
9:00~13:00、14:30~18:00
火曜日
9:00~13:00、14:30~18:00
水曜日
9:00~13:00、14:30~18:00
木曜日
9:00~13:00、14:30~18:00
金曜日
9:00~13:00、14:30~18:00
土曜日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(杉野内科クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録
ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
悪性リンパ腫
白血病
出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)皮膚系疾患
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
3. 皮膚系疾患
蕁麻疹
皮膚感染症
薬疹
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨折
骨粗鬆症
5. 循環器系疾患
心不全
心筋症
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 内分泌・栄養・代謝系疾患
副腎不全
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 眼・視覚系疾患
糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
11. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
中耳炎
急性・慢性副鼻腔炎
アレルギー性鼻炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
12. 精神・神経系疾患
認知症(血管性認知症を含む。
)
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
13. 感染症
高脂血
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
結核
性感染症
真菌感染症(カンジダ症)
14. 免疫・アレルギー疾患
全身性エリテマトーデスとその合
慢性関節リウマチ
併症
アレルギー疾患
15. 物理・化学的因子による疾患
中毒(アルコール、薬物)
アナフィラキシー
環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
熱傷
16. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
動悸
不眠
呼吸困難
食欲不振
痰・咳
体重減少、体重増加
嘔気・嘔吐
浮腫
胸やけ
リンパ節腫脹
嚥下困難
発疹
腹痛
黄疸
便通異常(下痢、便秘)
発熱
腰痛
頭痛
関節痛
めまい
歩行障害
失神
四肢のしびれ
けいれん発作
血尿
視力障害、視野狭窄
排尿障害
結膜の充血
尿量異常
聴覚障害
不安・抑うつ緊急を要する症状・
鼻出血
病態
嗄声
外傷
胸痛
熱傷頭痛
2. 緊急を要する症状・病態
ショック
急性冠症候群
急性中毒
意識障害
急性腹症
誤飲、誤嚥
脳血管障害
急性感染症
熱傷
急性心不全
外傷
週間スケジュール
月曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置
火曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置
水曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置
木曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置
金曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置、往診
土曜日
診察、採血、静脈注射、X 線撮影、現像、心電図、心エコー、処置
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(月島クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
変性疾患(パーキンソン病)
脳炎・髄膜炎
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
皮膚感染症
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨粗鬆症
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
5. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
心筋症
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸不全
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 内分泌・栄養・代謝系疾患
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 眼・視覚系疾患
白内障
緑内障
糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
11. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
中耳炎
アレルギー性鼻炎
急性・慢性副鼻腔炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
12. 精神・神経系疾患
認知症(血管性認知症を含む。
)
13. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
結核
真菌感染症(カンジダ症)
14. 免疫・アレルギー疾患
全身性エリテマトーデスとその合併症
慢性関節リウマチ
アレルギー疾患
15. 物理・化学的因子による疾患
熱傷
16. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
動悸
不眠
呼吸困難
食欲不振
痰・咳
体重減少、体重増加
嘔気・嘔吐
浮腫
胸やけ
リンパ節腫脹
嚥下困難
発疹
腹痛
黄疸
便通異常(下痢、便秘)
発熱
腰痛
頭痛
関節痛
めまい
歩行障害
失神
四肢のしびれ
けいれん発作
血尿
視力障害、視野狭窄
排尿障害
嗄声
尿量異常
胸痛
不安・抑うつ
2. 緊急を要する症状・病態
脳血管障害
急性冠症候群
急性感染症
急性呼吸不全
急性腹症
熱傷
急性心不全
急性消化管出血
週間スケジュール
月曜日
外来診療、在宅診療、夜間在宅診療
火曜日
聖路加内視鏡室研修、外来診療、大腸 F による(CF)内視鏡的
手術
水曜日
上部内視鏡検査(GIF)、外来診療
木曜日
上部内視鏡検査(GIF)、外来診療、夜間在宅診療
金曜日
上部内視鏡検査(GIF)、外来診療
土曜日
外来診療
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC
へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力
する。
地域医療研修(銀座ウィメンズクリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所
の役割と医療連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)
の聴取と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 妊娠と生殖器疾患
妊娠分娩(正常妊娠)
女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む。)、不正性器出血、
更年期障害、外陰・腟・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)
2. 感染症
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
3. 不妊症
高度不妊治療
週間スケジュール
月曜日
10:00~13:00
15:00~18:00
※不定期に体外受精の採卵(9:00~10:00)
火曜日
10:00~13:00
15:00~18:00
水曜日
10:00~13:00
15:00~18:00
木曜日
10:00~13:00
15:00~18:00
金曜日
10:00~13:00
土曜日
10:00~13:00
15:00~18:00
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC
へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力
する。
地域医療研修(ほそのレディースクリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所
の役割と医療連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビ
ュー)の聴取と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
皮膚感染症
2. 妊娠分娩と生殖器疾患
妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳腺炎、産褥)
女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む。)
、不正性器出血、更年期障害、外陰・
腟・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)
3. 内分泌・栄養・代謝系疾患
視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
4. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
寄生虫疾患
5. 免疫・アレルギー疾患
アレルギー疾患
6. 物理・化学的因子による疾患
熱傷
7. 小児疾患
小児ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性発疹、インフルエンザ)
小児細菌感染症
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
発疹
腰痛
無月経・不性器出血
不安・抑うつ
腹痛
2. 緊急を要する症状・病態
週間スケジュール
急性腹症
外傷
流・早産
熱傷
( )内は隔週
産婦人科
皮膚科
AM
PM
AM
PM
月曜日
○
○
○
○
火曜日
○
(○)
○
(○)
水曜日
(○)
(×)
(○)
(×)
木曜日
○
○
○
○
金曜日
○
○
○
○
土曜日
(○)
×
(○)
×
(第 1、3、5)
(第 1、3、5)
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(小坂こども元気クリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
3. 循環器系疾患
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
4. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
5. 消化器系疾患A
小腸・大腸疾患(急性虫垂炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(急性腹症、ヘルニア)
6. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
皮膚感染症
原発性糸球体疾患(ネフローゼ症候群)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路感染症)
7. 妊娠分娩と生殖器疾患
女性生殖器及びその関連疾患(外陰・腟・骨盤内感染症)
8. 内分泌・栄養・代謝系疾患
糖代謝異常(低血糖)
9. 眼・視覚系疾患
角結膜炎
10. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
中耳炎
アレルギー性鼻炎
急性・慢性副鼻腔炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
11. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
真菌感染症(カンジダ症)
性感染症
12. 物理・化学的因子による疾患
アナフィラキシー
13. 小児疾患
小児けいれん性疾患
小児ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性発疹、インフルエンザ)
小児細菌感染症
小児喘息
先天性心疾患
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
食欲不振
発熱
体重減少、体重増加
頭痛
リンパ節腫脹
けいれん発作
発疹
結膜の充血
鼻出血
嘔気・嘔吐
嗄声
腹痛
呼吸困難
便通異常(下痢、便秘)
痰・咳
2. 緊急を要する症状・病態
急性呼吸不全
急性感染症
急性腹症
誤飲、誤嚥
週間スケジュール
AM
PM
AM+PM
※
月曜日
診療
健診・予防接種 診療
病児保育・子育て広場
医師会活動
火曜日
診療
健診・予防接種 診療
病児保育・子育て広場
医師会活動
水曜日
診療
健診・予防接種 診療
病児保育・子育て広場
医師会活動
木曜日
診療
小学校プレディ 診療
病児保育・子育て広場
医師会活動
金曜日
診療
健診・予防接種 診療
病児保育・子育て広場
医師会活動
土曜日
診療
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(小池医院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
皮膚感染症
薬疹
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨折
骨粗鬆症
関節・靱帯の損傷及び障害
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
5. 循環器系疾患
心不全
心筋症
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症
6. 呼吸器系疾患B
呼吸不全
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 内分泌・栄養・代謝系疾患
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
性感染症
11. 免疫・アレルギー疾患
全身性エリテマトーデスとその合併症
慢性関節リウマチ
12. 物理・化学的因子による疾患
環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
熱傷
13. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
アレルギー疾患
全身倦怠感
痰・咳
不眠
嘔気・嘔吐
食欲不振
胸やけ
体重減少、体重増加
腹痛
浮腫
便通異常(下痢、便秘)
リンパ節腫脹
腰痛
発疹
関節痛
発熱
四肢のしびれ
頭痛
血尿
めまい
排尿障害
胸痛
尿量異常
動悸
不安・抑うつ
呼吸困難
2. 緊急を要する症状・病態
急性冠症候群
外傷
急性腹症
熱傷
週間スケジュール
AM
月曜日
一般外来(内科・外科・皮膚科・胃腸科)
火曜日
泌尿器外来、美容形成外来
水曜日
一般外来、内視鏡
木曜日
一般外来、美容形成外来
金曜日
泌尿器科外来、一般外来
土曜日
一般外来、美容形成外来
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(日本橋名倉整形外科)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録がで
きる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 運動器(筋骨格)系疾患
骨折
骨粗鬆症
関節・靱帯の損傷及び障害
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
2. 免疫・アレルギー疾患
慢性関節リウマチ
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
腰痛
歩行障害
関節痛
四肢のしびれ
2. 緊急を要する症状・病態
外傷
週間スケジュール
月曜日
9:00-17:00
外来診療および補助
火曜日
9:00-17:00
外来診療および補助
水曜日
9:00-17:00
外来診療および補助
木曜日
9:00-17:00
外来診療および補助
金曜日
9:00-17:00
外来診療および補助
土曜日
9:00-12:30
外来診療および補助
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(木挽町医院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録
ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知症性疾患
脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨折
骨粗鬆症
関節・靱帯の損傷及び障害
脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
5. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 内分泌・栄養・代謝系疾患
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 精神・神経系疾患
不安障害(パニック症候群)
11. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
12. 免疫・アレルギー疾患
アレルギー疾患
13. 物理・化学的因子による疾患
熱傷
中毒(アルコール、薬物)
環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
14. 加齢と老化
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
呼吸困難
不眠
痰・咳
発熱
嘔気・嘔吐
頭痛
胸やけ
めまい
腹痛
胸痛
腰痛
動悸
関節痛
2. 緊急を要する症状・病態
脳血管障害
急性感染症
急性腹症
外傷
週間スケジュール
月曜日
9:00-12:00
13:00-17:00
外来診療
火曜日
9:00-12:00
13:00-17:00
外来診療
水曜日
9:00-12:00
13:00-17:00
外来診療
木曜日
9:00-12:00
13:00-17:00
外来診療
金曜日
9:00-12:00
13:00-17:00
外来診療
土曜日
9:00-12:00
外来診療
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(藤井隆広クリニック)
GIO
当院は、がんの早期発見、治療からの死亡率抑制を目指している。特に大腸がんについては厚生
労働省のもとに Japan Polyp Study という臨床試験に参加しており、その他、学会活動、研究会
活動にも積極的に参加している。
SBOs
1. 上部内視鏡検査・下部内視鏡検査の診断と治療手技を見学できる。
2. 大腸内視鏡は拡大内視鏡を用い、診断を行っており、内視鏡と病理診断の関連性を勉強
できる。
3. 早期がんに対する説明と進行がんに対する説明に違いが勉強できる。
4. 早期がんに対する内視鏡治療のインフォームドコンセントを理解できる。
5. がん患者の精神的ケアが勉強できる。
LS1
On the job training (OJT)
頻度の高い症例:
食欲不振
嘔気・嘔吐
胸焼け
嚥下困難
腹痛
便通異常(下痢、便秘)
下血
緊急を要する症状・病態:
急性消化管出血
消化器系疾患:
消化管(食道、胃、大腸)の疾患。特にそれらの腫瘍性病変(良性、悪性について)具体的に多
い病変としては、大腸ポリープ、早期大腸がん、胃がんなどがある。
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
経験できる基本的手技:
注射法-皮内
注射法-皮下
注射法-筋肉
注射法-点滴
注射法-静脈
注射法-静脈血
経験できる基本的な臨床検査:
内視鏡検査
超音波検査
週間スケジュール
曜日
時間
研修内容
月曜日
9:30~12:00、13:00~17:00
火曜日
9:30~12:00、13:00~17:00
水曜日
休診
内視鏡検査見学
木曜日
9:30~12:00、13:00~17:00
外来見学
金曜日
9:30~12:00、13:00~17:00
土曜日
9:30~12:00、13:00~17:00
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(荒川医院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取
と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
※ 経験できる疾患については、研修期間に来院する患者に左右されます。
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)
2. 神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
3. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
4. 運動器(筋骨格)系疾患
骨粗鬆症
5. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
心筋症
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
6. 呼吸器系疾患B
呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
異常呼吸(過換気症候群)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
肺癌
7. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
8. 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。
)疾患
原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
9. 内分泌・栄養・代謝系疾患
視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
高脂血症
蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
10. 耳鼻・咽喉・口腔系疾患
急性・慢性副鼻腔炎
アレルギー性鼻炎
扁桃の急性・慢性炎症性疾患
11. 精神・神経系疾患
認知症(血管性認知症を含む。
)
アルコール依存症
気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
身体表現性障害、ストレス関連障害
12. 感染症
ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A 群レンサ球菌、クラミジア)
寄生虫疾患
13. 免疫・アレルギー疾患
全身性エリテマトーデスとその合併症
慢性関節リウマチ
アレルギー疾患
14. 物理・化学的因子による疾患
中毒(アルコール、薬物)
15. 加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
胸痛
不眠
動悸
食欲不振
呼吸困難
体重減少、体重増加
痰・咳
浮腫
嘔気・嘔吐
リンパ節腫脹
胸やけ
発疹
嚥下困難
黄疸
腹痛
発熱
便通異常(下痢、便秘)
頭痛
腰痛
めまい
関節痛
失神
歩行障害
視力障害、視野狭窄
四肢のしびれ
結膜の充血
血尿
聴覚障害
排尿障害
鼻出血
尿量異常
嗄声
不安・抑うつ
2. 緊急を要する症状・病態
脳血管障害
急性呼吸不全
急性心不全
急性冠症候群
急性腹症
急性消化管出血
急性感染症
急性中毒
週間スケジュール
月曜日
9:00-12:30
14:30-18:00
診療
火曜日
9:00-12:30
14:30-18:00
診療
水曜日
9:00-12:30
13:30-17:30
診療
木曜日
9:00-12:30
14:30-18:00
診療
金曜日
9:00-12:30
14:30-18:00
診療
土曜日
休診
胃カメラ、胃透視、注腸は 8:30-9:00 に施行 超音波、CT は随時施行
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(中央みなとクリニック)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1.
患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録
ができる。
2.
患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3.
患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4.
守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5.
医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6.
医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 皮膚系疾患
湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
蕁麻疹
薬疹
皮膚感染症
2. 循環器系疾患
心不全
狭心症、心筋梗塞
心筋症
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
3. 消化器系疾患A
食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬物性
肝障害)
膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
呼吸困難
不眠
痰・咳
食欲不振
嘔気・嘔吐
体重減少、体重増加
胸やけ
浮腫
嚥下困難
リンパ節腫脹
腹痛
発疹
便通異常(下痢、便秘)
黄疸
腰痛
発熱
関節痛
頭痛
歩行障害
めまい
四肢のしびれ
鼻出血
血尿
嗄声
排尿障害
胸痛
尿量異常
動悸
不安・抑うつ
2. 緊急を要する症状・病態
ショック
急性呼吸不全
意識障害
急性心不全
脳血管障害
急性腹症
急性消化管出血
週間スケジュール
月曜日
外来診療
火曜日
外来診療、往診
水曜日
外来診療
木曜日
外来診療
金曜日
外来診療
土曜日
外来診療
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修( 聖路加国際病院
訪問看護ステーション)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握・全人的に理解し、患者・家族と良好な人間
関係を確立した上で、患者・家族への適切な指示、指導、インフォームド・コンセントが実施できる。
2. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
3. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
4. 診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)を作成できる。
5. 入退院の適応を判断できる(デイサージャリー症例を含む)
。
6. QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医
療、介護を含む)へ参画する。
7. 患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含む)、社会福祉施設等の役割
について説明できる。
8. 公衆衛生、地域医療の重要性、医療保険、公費負担医療を説明することができる。
9. 医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるメンバーと協調
できる。
10. 患者の問題を把握し、問題解決型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣、EBM (Evidence Based
Medicine) を身につけ、診療ガイドラインやクリティカルパスを活用できる。
11. 患者および医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画で
きる。
12. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録ができ
る。
13. 病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載できる。
14. 頻度の高い症状・病態から鑑別診断をあげ、初期治療ができる。
15. 緊急を要する症状・病態に対して初期治療に参加できる。
16. 指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。
17. 2 週間の間の土日はオンコールとする。
LS1
On the job training (OJT)
週間スケジュール
月~金
土曜日
8:00~17:00
往診(1~3 件)
、ビデオ学習
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導者による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票をイントラネットへ入力する。
研修医による研修施設の評価:イントラネットの評価システムに入力する。
地域医療研修(新潟県立六日町病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 運動器(筋骨格)系疾患
外傷(冬期間はスキー・スノーボードによる外傷)
骨折
骨粗しょう症
関節リウマチ
2. 腎尿路系
腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
3. 加齢と老化
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥創)
4. 呼吸器系
慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群
5. 循環器系
狭心症、急性心筋梗塞、心不全、洞不全症候群
6. 消化器系
急性腹症、急性腫瘍
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
発熱
呼吸困難
浮腫
喘鳴
胸痛
痰・咳
嘔気、嘔吐
関節痛
腹痛
排尿障害
便通異常
眩うん
腰痛
頭痛
2. 緊急を要する症状・病態
心肺停止
起座呼吸
ショック
失神
高カリウム血症
週間スケジュール
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
時間
研修内容
午前
内科(透析)
午後
手術(外科・整形・産婦人科)
午前
整形外科外来
午後
内科(循環器検査)/訪問診療
午前
特別養護老人ホーム
午後
手術(外科・整形・産婦人科)
午前
リハビリ診療
午後
リハビリ診療
午前
訪問診療
午後
特別養護老人ホーム
他に 診療所での診療、介護認定審査会など
高齢化過疎化が進む中で医療を行っている地方の医療実態を把握する。
地方の地域病院が周辺の医療機関や福祉施設などとどのように関わっているかについて理解をする。
在宅患者や施設入所者および家族、スタッフなど地域社会との良好な関係の構築し全人的な医療を身に
つける。
訪問診療・訪問看護に随行し社会的な側面も理解できるようになる。
病院関連施設入所者の健康管理に随行し適切な判断が出来るようになる。
自治体、医療機関、福祉施設を訪問して地方の医療福祉体制を理解する。
救急隊に同行し地域の救急体制を理解する。
指導医とともに外来(当直も含む)・入院を担当して地方特有の疾病構造を理解する。
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(佐渡総合病院)
GIO
地域保健・医療を必要とする住民とその家族に対して、全人的に対応するために、必要な基本的
な態度、技能、知識を習得する。
SBOs
1.保健活動、予防医療の重要性を理解し、実践の場で参画するために
1-1.保健所の業務を体験し、役割を理解する。
1-2.健診の意義や実施方法を理解し、市町村や職場で実施される健診に参画する。
1-3.食事、運動、禁煙などの指導方法やストレスマネージメントに関する理解深め、保健
所、市町村や職場で行われる予防・健康増進活動に参画する。
1-4.予防接種の意義・効果、副反応などを理解し、各種予防活動に参画する。
1-5.性感染症予防、家族計画指導に参画できる。
2.地域医療・僻地医療に関する理解を深め、実践の場で参画するために
2-1.僻地医療における病院の役割を理解し、実践する。
2-2.診療所の役割を理解し、実践する。
2-3.僻地診療所や巡回診療を理解し、実践する。
2-4.訪問診療、在宅医療を理解し、実践する。
3.福祉分野に関する理解を深め、実践の場で参画するために
3-1.老人保健施設の役割を理解し、実践する。
3-2.特別養護老人ホームの役割を理解し、実践する。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
離島にある中核総合病院であり、高齢者が多く人口構成は 20~30 年後の日本を先取りしている
といわれています。高齢者を急性期だけでなく、切れ目なく見ていくことができます。また、年
間 500 例の分娩があり、約 9000 人の子供達をまるごと見ています。経験できる症例は豊富です。
週間スケジュール例
病棟、救急外来、巡回診療、僻地診療所の診療など個別に相談に応じます。
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(新潟県立松代病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 呼吸器疾患
禁煙指導
肺癌
かぜ症候群
間質性肺炎
肺炎(市中肺炎、誤嚥性肺炎など)
睡眠時無呼吸症候群
喘息
気胸
慢性閉塞性肺疾患
脳梗塞患者の肺炎予防
2. 循環器疾患
3.
抗凝固療法、抗血小板療法
高齢者の心不全・弁膜症・不整脈
心房細動
高血圧
消化器疾患
経腸栄養法
食道がん・胃癌
高カロリー輸液
機能性ディスペプシア
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食
急性胃腸炎
道炎
4.
肝・胆・膵疾患
慢性肝炎・肝硬変、脂肪肝
膵炎
アルコール性肝障害
腹水の鑑別
胆のう炎・胆管炎
5.
腎・泌尿器疾患
輸液療法
利尿法
6.
7.
8.
ネフローゼ症候群
尿管結石
CKD
前立腺肥大
急性腎盂腎炎
過活動膀胱・神経因性膀胱
血液疾患
貧血
発作性夜間血色素尿症
骨髄異形性症候群
特発性血小板減少性紫斑病
内分泌・代謝疾患
糖尿病
甲状腺機能亢進症・低下症
脂質異常症
亜急性甲状腺炎
痛風
SIADH
メタボリックシンドローム
骨粗しょう症
アレルギー疾患
はち刺傷
花粉症
マムシ咬傷
9.
膠原病
関節リウマチ
側頭動脈炎
リウマチ性多発性筋痛症
顕微鏡的多発血管炎
10. 神経・筋疾患
脳梗塞
頭痛
てんかん
めまい
パーキンソン病
11. 精神疾患
うつ病
パニック障害・全般性不安障害
せん妄
身体化障害
認知症
不眠症
アルコール依存症
12.その他の疾患
熱傷
良性発作性頭位性めまい
外傷処置
ツツガムシ病
急性扁桃腺炎
レプトスピラ
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
全身倦怠感
発疹
不眠
発熱
食欲不振
頭痛
体重減少・増加
めまい
浮腫
失神
痙攣発作
嚥下困難
鼻出血
腹痛
咽頭痛
便通異常
胸痛
腰痛
呼吸困難
関節痛
咳・痰
排尿障害
嘔気・嘔吐
尿量異常
胸やけ
不安・抑うつ
(ア)緊急を要する症状・病態
意識消失
心肺停止
発熱・敗血症
糖尿病の救急
頭痛
アナフィラキシーショック
胸痛
消化管出血
動悸・不整脈
アルコール患者の救急
腹痛
誤嚥・誤飲
呼吸困難・喘鳴
熱傷
めまい
精神科領域の救急
けいれん
週間スケジュール
午前
午後
月曜日
新患外来
病棟
火曜日
再来外来/上部消化管内視鏡
病棟
水曜日
エコー検査
回診
木曜日
病棟/上部消化管内視鏡
訪問診療
金曜日
外来
病棟
土曜日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(パナウル診療所)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1.
患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録がで
きる。
2.
患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3.
患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4.
守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5.
医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6.
医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 内科、小児科一般
2. 小外科
3. 皮膚科、眼科、耳鼻科などの初期治療
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
発熱、腹痛などの急性症状
検査の精査
2. 緊急を要する症状・病態
気管支喘息発作
週間スケジュール
午前
午後
月曜日
検査外来診察
往診、検査、外来診察
火曜日
検査外来診察
往診、訪問診察、外来診察
水曜日
検査、外来診察
往診、訪問診察、外来診察
木曜日
検査外来診察
往診、検査、外来診察
金曜日
検査外来診察
往診、検査、外来診察
土曜日
外来診察
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(出水郡医師会立阿久根市民病院)
GIO
過疎、高齢化が進む地方において、地域医療の現実を知り、それに対する地域医療連携の重要性
と地域中核病院の役割について学習する。
SBOs
1. 過疎、高齢化地域の生活状況の実際を知る。
2. 地域住民の医療に対する要求と行動を知る。
3. 地域におけるかかりつけ医(開業医)の役割について知る。
4. 地域中核病院に必要な機能とその役割について知る。
5. 介護施設など医療関連施設の種類とその役割について理解する。
6. 地域完結型医療実践のための地域医療連携のシステムを知り、その重要性を理解する。
7. 地方における救急医療の現状とシステムを知る。
8. 地域医療の問題点を、医師の問題、行政の問題、住民の問題など多方面から理解する。
9. 各種救命措置(BLS、ACLS、ICLS、PALS)を身につける。
LS1
On the job training (OJT)
1. 救急外来診療
① 指導医とともに当直し、地域中核病院での救急体制を経験する。
② 他科医師、他医療職種との連携を実践し、その重要性を理解する。
③ 救急車との連携を経験する。
④ 救急における急性腹症の診断と対応を、消化器外科救急対応医師より学ぶ。
⑤ 救急における心虚血性疾患の診断と対応を、循環器外科対応医師より学ぶ。
⑥ 救急における脳血管疾患の診断と対応を、脳外科救急対応医師より学ぶ。
⑦ 救急における整形外科疾患の診断と対応を、整形外科救急対応医師より学ぶ。
2. 通常外来
① 指導医とともに外来患者を診察あるいは援助し、地域病院における外来の実際を学ぶ。
② 創処置、静脈路確保など基本的な手技を経験、体得する。
③ 適切な検査指示、検査結果の判断を学ぶ。
3. 外来がん化学療法
①
外来化学療法のシステムと実際を学ぶ。
②
外来化学療法の利点、欠点を理解する。
4. 一般病棟業務
①
毎朝の早朝カンファレンスに参加して、病棟での患者管理について学ぶ。
②
消化器病棟の回診に同行し、患者への処置、対応について学ぶ。
③
木曜日の消化器センター術前カンファレンスに参加し手術の適応、術式選択を学ぶ。
④
患者への指示出しを通じ看護師、薬剤師などコメディカルとの協力の必要性を体感する。
5. 緩和病棟業務
①
緩和病棟の内容と地方における役割について知る。
②
医師回診、臨床心理士の面談に参加することで、癌末期患者の全人的苦しみを知り、そ
のような患者との接し方について学ぶ。
6. 検査
①
消化管内視鏡・透視検査を援助し、その実際を学ぶ。
②
エコー下胆嚢外瘻造設、ERCP、ENBD など胆道疾患患者の処置を見学する。
③
心臓カテーテル検査を見学する。
7. 手術・手技
①
消化器外科の手術に参加。
②
指導医の監督のもと、閉腹を経験する。
③
高齢者に対する胃瘻造設を経験する。
④
気管内挿管を経験する。
⑤
鎖骨下静脈穿刺を経験する。
8. 地域医療連携
①
地域医療連携室を見学し、その業務を理解する。
②
月 1 回の地域連携勉強会に参加する。
③
地域住民を訪問し、生活の状況を把握、体感する。
④
地域医療の現状と問題点について講義を受ける。
⑤
地域医療の現状と問題点についてディスカッションし、レポートをまとめる。
週間スケジュール
講習会、講演会、勉強会 随時
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(垂水市立医療センター 垂水中央病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療連携
の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
さらに、へき地医療や在宅医療を中心とした地域包括ケアについての理解を深める。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録がで
きる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
7. 高齢化の進んだ地域の中核病院の役割と、地域医療連携の重要性を理解できる。
8. 高齢化の進んだ地域におけるプライマリ・ケアの重要性と、総合診療医の必要性を理解できる。
9. 看取りを含めた在宅医療の重要性と、在宅医療における ICT の応用の有用性を理解する。
10.地域における介護・福祉の役割と、病院と介護施設との連携の重要性を理解できる。
11.地域包括ケアの仕組みと必要性を理解できる。
12.防災訓練を通して災害医療の基本とその重要性を理解できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
*循環器系疾患
高血圧症(本態性・二次性高血圧)
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
心不全
不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
*呼吸器系疾患
肺炎
慢性呼吸不全
*神経系疾患
脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
認知障害
*運動器(筋骨格)疾患
骨粗しょう症
骨折
変性疾患(パーキンソン病)
*内分泌・栄養・代謝系疾患
糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
脂質異常症
*眼・視覚系疾患
白内障
糖尿病、高血圧、動脈硬化による眼底変化
*加齢と老化
高齢者の栄養摂取障害
老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥創)
経験できる病態・症状:
1. 頻度の高い症状
呼吸困難
腰痛
胸痛
関節痛
動悸
排尿障害(尿失禁、排尿困難)
めまい
視力障害、視野狭窄
歩行障害
2. 緊急を要する症状・病態
心肺停止
脳血管障害
ショック
急性腹症
急性心不全
外傷
誤飲、誤嚥
週間スケジュール
第 1 週、3 週、4 週
午前
午後
月曜日
老人保健施設回診
病棟診療、カンファレンス
火曜日
超音波研修
病棟診療、訪問診療
水曜日
超音波研修
病棟診療、外科手術研修
木曜日
外来診療
病棟診療、へき地診療所診療
金曜日
画像診断研修
病棟診療、レクチャー
土曜日
超音波研修
第 2 週:薩摩川内市下甑島手打診療所(瀬戸上健二郎所長)での研修
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(国立病院機構東埼玉病院)
GIO
見学型ではなく、参加型の研修で、地域医療システムに関する知識を習得する。
SBOs
1. 訪問診療・往診の役割、医療・介護・福祉の連携について理解する。
2. 在宅患者の背景、健康問題について述べ、居住空間について評価することができる。
3. 介護老人施設を利用中の患者の背景、健康問題について述べることができる。
4. 介護老人施設を利用中の患者の褥瘡、認知症、脳血管障害後後遺症、転倒のリスクのおおまかな評
価を行い、在宅復帰の阻害因子を挙げることができる。
5. 介護老人施設における利用者のニーズや介護者の苦労について理解することができる。
6. 高齢者と良好な患者・医師関係を構築することができる。
7. 医療・介護・福祉スタッフと良好なコミュニケーションをとることができる。
8. 脳血管障害、亜急性期・回復期のリハビリについて理解し、患者のリハ評価、ゴール設定、リハ処
方を行うことができる。
9. 退院準備の段階にある患者を受け持ち、地域と連携した退院計画を立案し、介護保険の申請をする
ことができる。
10.地域病院の外来を受診する患者、特に継続診療を行っている患者の背景や、教育的な側面について
理解する。
11.地域連携、緊急時の搬送について理解する。
LS1
On the job training (OJT)
1. リハビリ患者を担当し、面談、ゴール設定、リハ処方、家屋評価を行う。
2. 訪問診療を行い、在宅患者を担当する(初回は指導医に同伴し見学、2 回目は準見学、3・4 回目は
面接なども行う)。
3. 指導医と共に介護老人施設に入所中の利用者の回診を行う。
4. 総合外来研修を適宜行う。
(健診・検診や予防接種、新患中心)
5. 嚥下造影、訪問薬剤指導(地域薬局にて)の実際を経験する。
6. 理学療法士、作業療法士、言語療法士に同行して、リハビリの様子を見学する。
7. 指導医と共に、地域住民への健康教室や、集団栄養指導を行う。
LS2 勉強会・カンファレンス
外来・病棟・在宅患者について、毎日のカンファレンスで指導医と共にディスカッション・振り返
りを行う。
レセプト業務、健康増進・疾病予防活動などについて、2 週に 1 回、指導医と共にディスカッショ
ン、振り返りを行う。(中間評価と最終評価)
外来・病棟、在宅患者、健康増進・疾病予防活動などの際に生じた疑問を EBM の手順に従って考察
する勉強会を 1 回行う。(レクチャー:ICF・障害者評価、在宅診療と医療面接・身体所見)
週間スケジュール例
朝
午前
月
外来
昼
午後
夕方
レクチャー
火
栄養カンファレンス
特養施設訪問
入院患者リハ同行・退院のマネージ
カンファレンス
水
リハビリカンファレンス
在宅
在宅
勉強会
木
カンファレンス
入院患者リハ同行・退院のマネー
在宅診療
カンファレンス
ジ
金
外来
レクチャー
振り返り
EV
形成的評価
-各種カンファレンスにおける形成的評価
-毎日の振り返りシート記載とフィードバック
-他職種かたのフォードバックを加味した、360 度評価
-自己目標に基づく自己評価と振り返り
-研修記録(ポートフォリオ)の作成(受け持ち患者一覧と、それぞれの患者から学ん
だこと、経験手技一覧、興味深い事例に関する考察)
総括的評価
地域医療研修(三重県立志摩病院)
GIO
地域現場医療を必要とする患者とその家族ならびに地域住民に対して、全人的に対応するために、診
療所の役割と医療連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
7. 地域の医療問題を知り、議論することができる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる病態・症状:
①腹痛・頭痛・胸痛・発熱等の一次及び二次救急
②外傷・骨折等に対する初期治療
④高齢者医療
③各種癌の診断、治療
⑤プライマリ・ヘルスケア
週間スケジュール
研修医と相談し適宜調整します。
午前中は病棟、午後は救急外来を中心とした研修
病棟研修は、内科、外科、整形外科、精神科のいずれかから選択し、各科の週間スケジュールを参
考にしてください。
午後 救急外来で週に3回程度研修を行います。
へき地支援病院として代診医派遣を行っており、代診医と一緒にへき地医療を研修します。
随時ふり返りを行います。
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(紀南病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
○研修施設
紀南病院
住所:三重県南弁婁郡御浜町大字阿田和 4750(電話:05979-2-1333)
院長:須崎 真
臨床研修プログラム責任者
奥野 正孝
老人保健施設「きなん苑」
紀南病院附属浅里診療所
紀和診療所
住所:三重県熊野市紀和町板屋81(電話:05979-7-0710)
所長:奥野 正孝(兼任)
○研修目的
1.地域を知る 2.地域に生きる人を知る 3.地域の医療を知る
○研修内容
紀南病院での地域医療研修は、指導医のもと実際に入院患者を受け持ち、診療、管理を行うことが中
心です。外来診療や救急患者の対応、希望に応じて消化器内視鏡、超音波検査、グラム染色検査等の研
修も可能です。
院外研修では、地域の診療所での研修や無医地区への巡回診療、老健施設での研修、高齢者の健康相
談、消防救急研修、訪問看護研修などを行います。その他、受け持ち患者の故郷を訪ねて患者の生活背
景や文化を知る故郷訪問プログラムや、定期的に行われる紀南地域の医療についてみんなで話会う「タ
ウンミーティング」への参加など、地域と密着して、地域の皆さんと共に研修を行います。
○研修時間:
8:30~17:15
<
紀南病院での週間のスケジュ-ル例
>
研修医自身の自由選択が可能
月曜日
朝
火曜日
水曜日
金曜日
土・日曜日
カンファレンス(新入院患者・退院患者紹介)
病棟
浅里診療所へ
の巡回診療(隔
週)
病棟・救急
研修
病棟・救急
研修
ふるさと 訪問
病棟・救急
研修
(観光や、地域 の
イベントに参加)
タウンミーテ
ィングなど
一週間の振り返り
勉強会など
午前
病棟・救急
研修
病棟・救急
研修
訪問看護 研修
午後
病棟・救急
研修
地域診療所
研修
症例カンファ
レンス
夕方
木曜日
自由
地域を知る
(ランチョンミ
ーティング)
※救急外来 週間に一回は指導医と共に救急当番にあたる
※希望により、消化器内視鏡検査、超音波検査実習、グラム染色が可能
≪
サークルやイベント活動 ≫
サークル活動として、サッカー、陸上、スキューバダイビング、熊野古道散策会、コーラスなどがあり
ます。イベントとしては、病院前七里御浜海岸での地引網大会や、バーベキュー大会、院内コンサート
やボーリング大会、地域のイベント駅伝大会の参加など一年を通じてたくさん企画しております。積極
的に参加し、職員や地域住民と交流や親睦を深めて下さい。
熊野古道散策会
地引網大会
熊野駅伝へ参加
七夕コンサート
【宿泊施設】 医師宿舎
※研修開始 2 週間前までに、来院日時の予定や質問等を下記まで電話かメールにて連絡下さい。
紀南病院
総務課
三重県地域医療研修センター
電話 05979-2-1333
メール
[email protected]
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(町立南伊勢病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録
ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
高血圧、糖尿病、感染症、ALS等
経験できる病態・症状:
頻度の高い症状
発熱、呼吸困難、腰痛 等
緊急を要する症状・病態
呼吸困難、意識障害 等
週間スケジュール
*随時、救急業務、入院病棟業務あり
月曜日
8:30~17:15
外来・病棟 実習
火曜日
8:30~17:15
臨床検査業務 実習
水曜日
8:30~17:15
薬剤業務 実習
木曜日
8:30~17:15
訪問診療 実習
金曜日
8:30~17:15
内視鏡検査 実習
土曜日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(尾鷲総合病院)
GIO
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、診療所の役割と医療
連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録が
できる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
6. 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
7.
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
高血圧
脳卒中
肺炎 等
経験できる病態・症状:
頻度の高い症状
腹痛、咳、呼吸困難、胸痛
緊急を要する症状・病態
めまい、麻痺、頭痛、意識不明
週間スケジュール
時間
EV
研修内容
月曜日
8:30~17:15
外来・病棟・救急
火曜日
8:30~17:15
外来・病棟・救急
水曜日
8:30~17:15
外来・病棟・救急
木曜日
8:30~17:15
外来・病棟・救急
金曜日
8:30~17:15
外来・病棟・救急
土曜日
8:30~17:15
日直
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(長崎県上五島病院)
GIO
離島・へき地医療の最前線において、プライマリ・ケアを実践できるように、臨床医としての総
合的診療能力(態度・技能・知識)を身につける。
SBOs
1. 患者の病歴の聴取と記録ができる。
2. 患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
3. 患者・家族への適切な指示、指導ができる。
4. 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。
5. 外来診療を中心としたプライマリ・ケアの提供ができる。
6. 入院患者の総合的診療ができる。
7. 病診連携による 2 次医療を行うことができる。
8. 救急医療が実践でき、適格な患者搬送を行うことができる。
9. 本土病院との連携による回転翼を利用した 3 次救急搬送の仕組みを理解できる。
10. 検診の仕組みを理解し、検診業務を行うことができる。
11. 母子保健、学校保健、産業保健を理解できる。
12. 訪問看護や介護保険を理解し、在宅診療が実践できる。
13. 医療の情報化を理解し、電子カルテの操作や遠隔医療を行うことがきる。
14. 保険医として保険診療ができる。
15. 総合的なチーム医療が実践できる。
16. EBM や疫学研究の方法を理解できる。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患
貧血、
DIC
悪性リンパ腫
2. 神経系疾患
脳血管障害
変性疾患
認知症
脳炎・髄膜
3. 皮膚系疾患
湿疹皮膚炎
薬疹
蕁麻疹
皮膚感染症
4. 循環器疾患
心不全
狭心症
心筋梗塞
弁膜症
心筋症
動脈疾患
不整脈
高血圧
5. 運動器系疾患
骨粗鬆症など
6. 呼吸器疾患
呼吸不全
過換気症候群
呼吸器感染症
胸膜縦隔疾患
閉塞性拘束性肺疾患
肺がん
肺循環障害
7. 消化器疾患
上部消化管疾患
肝疾患
小腸大腸疾患
膵疾患
胆道疾患
腹壁腹膜疾患
8. 腎尿路系疾患
腎不全
尿路結石
原発性糸球体疾患
尿路感染症
全身疾患による腎障害
9. 生殖疾患
女性生殖器及び関連疾患
男性生殖器疾患
10. 内分泌代謝系疾患
下垂体機能障害
糖代謝異常
甲状腺疾患
高脂血症
副腎不全
高尿酸血症
11. 眼視覚系疾患
屈折異常
緑内障
角結膜炎
眼底変化
白内障
12. 耳鼻咽喉口腔系疾患
中耳炎
扁桃炎
副鼻腔炎
異物
アレルギー性鼻炎
13. 感染症
ウイルス感染症
真菌感染症
細菌感染症
性感染症
結核
寄生虫疾患
14. 免疫アレルギー疾患
SLE・関節リウマチ等の膠原病
アレルギー性疾患
15. 薬物中毒
アルコール中毒
アナフィラキシー
16. 加齢と老化
高齢者の栄養障害
誤嚥
経験できる病態・症状:
3. 頻度の高い症状
全身倦怠感
動悸
不眠
呼吸困難
食欲低下
咳・痰
体重減少
嘔気・嘔吐
浮腫
胸焼け
発疹
嚥下困難
黄疸
腹痛
発熱
便秘・下痢
頭痛
腰痛
めまい
関節痛
失神
歩行障害
痙攣
四肢のしびれ
視力障害
血尿
結膜充血
排尿障害
聴覚障害
尿量異常
鼻出血
不安・抑うつ
嗄声
外傷
胸痛
4. 緊急を要する症状・病態
急性冠症候群
心肺停止
急性腹症
ショック
急性消化管出血
意識障害
急性腎不全
脳血管障害
急性感染症
急性呼吸不全
急性中毒
急性心不全
誤飲・誤嚥
経験できる特殊な状況;
1. 離島救急医療、救急ヘリ搬送
2. 予防・保健との連携
3. 福祉・介護との連携
4. 行政との関わり
5. 在宅医療、看取り医療
6. 家庭医的な考え方(子供から老人まで、救急から慢性疾患まで、予防から福祉まで)
7. 地域との交わり、離島の生活環境の理解
週間スケジュール(希望によって変更も可)
月曜日
午前
午後
その他
外来診療、病棟
新入院患者カンファランス
医局会
病棟、ERCP、検査
火曜日
検査(US、GIF など)
病棟
新薬説明会
CS、処置
水曜日
外来診療、病棟
病棟
当直、救急対応
小児検診、予防接種
木曜日
検査(US、GIF など)
病棟実
内科カンファランス
CS、BF、処置
金曜日
検診実習、救急対応
訪問診療、老人ホーム診療
病棟
なお、希望に応じて、診療所外来や休日の救急外来の研修、小児外来研修、母子保健研修、産業保健
研修も可能である。
EV
研修終了後、2週間以内に相互評価を行う。
研修医は実習報告書を当院、本院へ提出する。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(長崎県対馬いづはら病院)
GIO
1. 地域における保健・医療・福祉(介護)を理解する
2. 予防医療の重要性を理解し、実践できる
3. プライマリー・ケア・全人的医療を理解する
SBOs
1-1. 地域の地理的、社会的、疫学的特性を述べる。
1-2. 地域の保健・医療・福祉(介護)のネットワークを知る。
1-3. 保健所、医療機関、介護施設の医師として、地域の保健・医療・福祉資源(関連職員も含め
て)を活用した連携ができる。
1-4. 離島独特の救急医療を体験し、その仕組みを説明する。
2-1. 広報活動・健康教育・健診への参加を通じて予防医療を実践する。
2-2. 予防接種を経験し、その重要性や問題点などを説明する。
2-3. 地域の医学的危機管理体制を説明する。
3-1. 適切な医療面接ができる。
3-2. 適切な身体所見がとれる。
3-3. Common Disease について、適切に診療ができる。
3-4. 健康維持に必要な患者教育が行える。
3-5. 診療情報提供書や介護保険の主治医意見書の作成を補助できる。
3-6. 医療保険制度の理念に基づき、効率の良い適切な医療を実践する。
3-7. 在宅医療。在宅ケアに参加し、それに関わるスタッフと協調する。
LS1
On the job training (OJT)
経験できる疾患の種類:
1. 血液・造血器・リンパ網内系疾患(貧血、白血病、悪性リンパ腫、DIC など)
2. 神経系疾患(脳血管障害、認知症、変性疾患、脳炎・髄膜炎など)
3. 皮膚系疾患(湿疹皮膚炎、蕁麻疹、薬疹、皮膚感染床など)
4. 循環器疾患(心不全、狭心症、心筋梗塞、心筋症、不整脈、弁膜症、動脈疾患、高血圧など)
5. 呼吸器疾患(呼吸不全、呼吸器感染症、閉塞性拘束性肺疾患、肺循環障害、過換気症候群、胸
膜縦隔疾患、肺がんなど)
6. 消化器疾患(上部消化管疾患、小腸大腸疾患、胆道疾患、肝疾患、膵疾患、腹壁腹膜疾患など)
7. 腎尿路系疾患(腎不全、原発性糸球体疾患、全身疾患による腎障害、尿路結石、尿路感染症な
ど)
8. 生殖疾患(女性生殖器及び関連疾患、男性生殖器疾患)
9. 内分泌代謝系疾患(下垂体機能障害、甲状腺疾患、副腎不全、糖代謝異常、高脂血症、高尿酸
血症など)
10.眼視覚系疾患(屈折異常、角結膜炎、白内障、緑内障、眼底変化など)
11.耳鼻咽喉口腔系疾患(中耳炎、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、異物など
12.感染症(ウイルス感染症、細菌感染症、結核、真菌感染症、性感染症、寄生虫疾患など)
13.免疫アレルギー疾患(SLE・関節リウマチ等の膠原病、アレルギー性疾患など)
14.薬物中毒(アルコール中毒、アナフィラキシーなど)
経験できる病態・症状:
5. 頻度の高い症状(比較的頻度の多いもの)
発熱、頭痛、めまい、咳・痰、悪心・嘔吐、腹痛、便通異常(便秘、下痢)
、全身倦怠感、胸痛、
動悸、呼吸困難、不眠、浮腫、リンパ節腫脹、発疹、失神、四肢のしびれなど
6. 緊急を要する症状・病態
急性腹症、脳血管障害、急性冠症候群、急性消化管出血、誤嚥、外傷、心肺停止、意識障害など
週間スケジュール
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
時間
研修内容
7:15
入院新患チェック
8:30
医局ミーティング
8:45~12:30
新患外来
14:00~15:00
1週間の入院患者紹介
15:00~17:00
入院病棟回診
7:15
入院新患チェック
8:00
医局勉強会
8:30
医局ミーティング
8:45~11:00
腹部エコー・上部消化管内視鏡検査
11:00~12:30
健診事後指導
14:00~17:15
老健施設見学
18:00~20:00
入院患者カンファランス
8:00
内科勉強会
8:30
医局ミーティング
8:45~12:30
糖尿病外来
14:00~17:15
午後救急患者外来対応
7:15
入院新患チェック
8:00
外科系勉強会
8:30
医局ミーティング
8:45~12:30
腹部エコー・上部消化管内視鏡検査
13:30~17:00
無床出張診療所外来
7:15
入院新患チェック
8:00
外科勉強会
8:30
医局ミーティング
8:45~12:30
新患外来(または腹部エコー・上部消化管内視鏡検査、特養診察)
保健所研修
13:30~17:15
土曜日
休日
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域医療研修(奥州市国民健康保険まごころ病院)
GIO
研修医が地域の第一線病院で展開されている医療を体験し、まごころ病院が関与する地域の健康保持増
進のためのプログラムを理解する。
SBOs
1.
奥州市胆沢区の医療環境を説明する
2.
達者の里の組織と目的を説明する
3.
他職種との連携に適した態度を示す
4.
内科診療に参加する
5.
外科診療に参加する
6.
整形外科診療に参加する
7.
まごころ病院における介護保険の意義を説明する
8.
各種在宅サービスに参加し、経験を具体的に述べる
9.
ぬくもりの家の活動に参加し、経験を具体的に述べる
10. 健診の事後指導に参加する
11. イキチャレの目的を利用者に説明する
12. あさたべ 21 を体験し、その目的を説明する
*
イキチャレ
奥州市胆沢区生活習慣病予防プログラム
*
あさたべ21
日本の明るい未来を願い奥州市胆沢区が取り組む朝食の一大キャンペーン
LS1
On the job training (OJT)
研修内容
在宅医療
月間 140 件の訪問診療に対応
研修後半には研修医一人で訪問診療に従事する
内科・外科・整形外科各科の一般診療のなかで以下も経験可能
内視鏡検査 (上・下部消化管、気管支鏡、膀胱鏡)
超音波検査 (腹部、心、骨)
更年期外来
夜間診療 (水曜日は夜8時まで診療受付)
最終日 研修発表会
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
地域保健研修(中央区保健所)
GIO
1. 「地域医療」保健所
ヘルスプロモーションを基盤とした地域保健、健康増進、プライマリ・へルスケア、リハビリテ
ーション、福祉サービスにいたる連続した包括的保健医療を理解し実践できる能力を身につける。
2. 母子保健対策
地域母子保健の持つ社会的意義と、関連事業や地域システムについて理解するために、保健所及
び保健センターの母子保健事業を経験し、乳幼児についても適切に対応する能力を身につける。
3. 介護予防対策
介護予防の意義及び地域での介護予防サービスについて理解し、関係機関・関係者との連携の中
で適切な対応ができる能力を身につける。
4. 精神保健福祉対策
精神保健福祉法の主旨を理解するとともに各種制度及び社会資源を活用して適切な対応ができ
る能力を身につける。
5. 感染症・エイズ対策
感染症の発生を予防し、感染拡大を防止するため、感染症対策について理解し、発症時及びその
後の対応を身につける。
6. 結核対策
地域での結核まん延を防止するため、結核予防法に基づいて、患者・家族・地域住民の人権に配
慮しつつ、区民の結核予防と結核患者が適切な医療を受けられる環境を提供する能力を身につけ
る。
7. 難病対策
難病に関する制度・サービスを理解し、家族会や関係機関との連携の中で、支援システム・ネッ
トワークにおける医師の役割を身につける。
8. 健康づくり
「健康日本 21」及び地方計画(健康中央 21)
、「健康増進法」を理解し、実践する技術を習得す
る。
9. 医療安全対策
地域で安全、安心な医療サービスが提供できるように、医師として医療機関の適正な運営ができ
る能力を身につける。
10. 食中毒防止対策
食品に起因する疾病に対応するため、関連する法・制度に基づき、医師として適正に対応できる
能力を身につける。
11. 生活環境衛生対策
環境に起因する疾病に対応するため、環境衛生行政を理解し、医師として適正に対応できる能力
を身につける。
12. 人口動態統計
地域の人口動態統計を利用して、地域特性を把握する能力を身につける。
SBOs
1. 「地域医療」保健所
① 根拠法令に基づいた地域保健活動を説明できる
② 地域の健康づくり活動を経験し、ヘルスプロモーションの概念が説明できる。
③ 小児から高齢者までの生涯を通じた健康づくりに関わる保健指導ができる。
④ 患者が適切な医療を受けること、及び公費負担医療等の関係する制度・支援体制を説明
できる。
⑤ 健康危機対応を経験し、地域の健康危機管理に参画できる。
2. 母子保健対策
① 乳幼児健診の意義が説明できる。
② 小児慢性特定疾患等医療給付の申請書の記載ができる。
③ 児童虐待に関して法体系を理解し、児童虐待の予防対策を含めた概念を説明できる。
3. 介護予防対策
① 介護予防事業の流れを理解し、実際にプログラムに参加する。
② 適切なケアプランを作成することができる。
4. 精神保健福祉対策
① 保健所等で行う地域保健福祉活動に参加する。
② 精神障害者の相談を行うことができる(経験が可能であった場合にのみ)
。
③ 担当症例のプレゼンテーションができる(経験が可能であった場合にのみ)。
5. 感染症・エイズ対策
① 感染症に関する情報を収集し、活用できる。
② 感染症発生時の対応が説明できる。
③ 患者感染者の人権に配慮した対応ができる。
④ エイズ相談・エイズカウンセリングができる。
6. 結核対策
① 結核予防に基づく届出ができる。
② 結核診査協議会に参加する。
③ 定期外健診のプランが作成できる。
④ 患者家族・接触者の感染不安を説明できる。
⑤ 症例のプレゼンテーションができる。
⑥ DOTS の意義について説明できる。
7. 難病対策
① 地域での難病対策事業について説明できる。
② 公費負担申請診断書・意見書の作成ができる。
③ 患者会等の意義を理解し、説明することができる。
④ 難病患者の在宅支援事業が説明できる。
⑤ 担当症例のプレゼンテーションができる。(経験が可能であった場合にのみ)
。
8. 健康づくり
① 地域における健康づくり活動を説明できる。
② 保健統計を利用して地域の健康課題を述べることができる。
③ 喫煙対策を実践できる。
④ 生活習慣病予防のための健康教育ができる。
9. 医療安全対策
① 立ち入り検査の意義・内容が説明できる。(医療法・医師法)
② 医療相談・苦情の対応を説明できる。(医療法・医師法)
10. 食中毒防止対策
① 食中毒発生時の届出をすることができる。
② 食中毒が疑われる場合に、医師として適切な対応を説明できる。
11. 生活環境衛生対策
① 飲料水など環境に起因する健康危機管理を説明できる。
② アレルギーや化学物質過敏症の対策としての室内環境整備の方法を身につける。
③ 生活衛生の相談・苦情の対応が説明できる。
12. 人口動態統計
① 地域の人口動態統計を用いて地域特性を説明できる。
LS1
On the job training (OJT)
月曜日
【地域医療・地域保健】講義各論
AM
【健康づくり】講義各論
【人口動態統計】講義各論
【医療安全対策】講義各論
PM
【食中毒防止対策】講義各論
【生活環境衛生対策】講義各論
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
AM
【介護予防対策】講義各論
PM
【介護予防対策】介護予防教室参加
AM
【精神保健福祉対策】デイケア参加
PM
【母子保健対策】乳幼児健診見学
AM
【感染症・エイズ対策】講義各論
【結核対策】講義各論
PM
【母子保健対策】親子フロア参加
AM
【介護予防対策】介護予防教室参加
PM
【難病対策】講義各論
【総評】口頭試問
EV
研修終了後2週間以内に相互評価を行う。
研修医の自己評価:研修医手帳に症例を記載し、EPOC へ入力する。
指導医による研修医の評価:聖路加国際病院の研修医評価票を記載し、
EPOC へ入力する。
研修医による研修施設の評価:聖路加国際病院独自の評価システムに入力する。
2013 年度
聖路加国際病院
歯科研修プログラム
J1 (1 年次)
オリエ
プログラム名
ンテー
基本習熟(5 ヶ月)
ション
基本習得(7 ヶ月)
(4 月)
J2 (2 年次)
口腔外科(基本)
口腔外科(麻酔科研修)12 週間
口腔外科(救急部研修)4 週間
業績発表
(1 月発表)
各ローテーション科毎に形成評価
評価
・指導医による形成評価
・コ・メディカルによる形成評価
・研修医による形成評価
総括評価
(修了認定)
聖路加国際病院歯科臨床研修プログラム
A 研修プログラム
総合病院の特性を生かして臨床医学を理解した上、日常診療で頻繁に遭遇する歯科口腔外
科疾患に対応できる歯科医師を育成するための研修プログラムである。2年間の研修を通
じて、本院の理念のもと、臨床医としての診断・治療における問題解決能力と臨床的技能・
態度を身につける。
口腔外科プログラム〔番号:050117002 プログラム責任者:川辺 良一〕
将来口腔外科を専攻する、多くの歯科口腔外科疾患の研修を希望する研修医向けのプロ
グラムである。研修1年目は歯科卒直後の研修として、日常診療で頻繁に遭遇する歯科に対
応できる歯科医師を育成するための研修プログラムであり、自らが確実に実践できること
を基本とする基本習熟コースと、研修後に早期に習得すべき基本習得コースより成る。2
年目の研修は口腔外科基本コースに加え、12週の麻酔科、4週の救急研修を行い、口腔外科
を専攻する歯科医としての基礎を築くことを目標にする。
B 研修規定
1.本院において臨床歯学の実地研修を受けるためには、歯科医師国家試験に合格して歯
科医師免許を持つ者でなければならない。
2.ジュニアレジデンシーは歯科医師法による歯科医師臨床研修制度に則り、その期間は
2ヵ年とする。
3.ジュニアレジデントの研修期間は1年毎に契約更新する。研修途中で他の教育病院に
移ることを希望する者は、契約期間の途中でも3ヵ月以上の予告をもって契約を解除
することができる。
4.ジュニアレジデントは研修上の効果を高めるために研修医宿舎居住を原則とする。所
定の研修期間を終えた者は宿舎を退出する。
5.臨床研修医の採用試験および選考は、歯科卒直後研修管理委員会が行い、院長の決裁
でこれを決める。採用人員は募集時に発表する。
C 研修医の基本的業務
1.病歴を作成し、毎日担当の患者を回診して診療経過を記録する。
2.検査・処置についてのインフォームドコンセントを行って記録する。
3.診断や治療方針、退院の決定などについては上級医と協議し、その指示を受ける。
4.入院・退院は各科専門診療担当医の許可を必要とする。
5.診療に必要な検査や治療、処置を行う。その中で経験の乏しい事項については必ず上
級医の指導を受ける。
6.担当患者の手術には上級医の指導のもとに手術の機会が与えられる。
7.退院時要約(Summary note)を退院後2週間以内に作成する。
8.担当患者の病理解剖に立ち合う。剖検患者の臨床経過書を作成し、病理診断科に提出
する。
9.病院各科のカンファレンスや配属の各科、または関係他科との合同カンファレンスは
救急患者の診療中または手術中でなければ出席の義務がある。
10.カンファレンスに提出する担当の症例については資料を用意し報告する。
11.勤務は各科の規定に準ずるものとし割り当てられた平日当直や休日当直の勤務に従う。
当直中は夜間に重症回診、休日には昼夜2回以上の重症回診を行い、また救急患者の診
療に当る。
D 研修指導医
プログラムの管理運営については、歯科卒直後研修管理委員会が定期的に会議を開き
検討している。
歯科卒直後管理委員会委員長 : 川辺 良一
指導責任者 : 川辺 良一
指導医 : 小澤 靖弘
E 待遇
1.研修医は常勤職員とする。
2. 研修医給与は 1 年次年俸 360 万円、2 年次 372 万円を支給する。
3. 時間外勤務:有
4. 当直:有
5.宿舎設備:有(全寮制、月額 30,000 円)
6. レジデントクォーター(研修医控室)
:有
7.病気の際の当院入院、外来治療費は診療見舞金の適用がある。
8.食費は各自負担とする(院内食堂有り)
。
9.病院にて社会保険・厚生年金・労働者災害補償保険・雇用保険に加入の手続きを行う。
10.休暇は有給休暇 1 年次 10 日、2 年次 10 日で次年度には繰り越せない。ローテーショ
ン表に組み込まれた 5 日間の休暇・年末年始休暇は規程の範囲で取得する。その他の
休暇としては慶日休暇、忌引休暇がある。
11.年 1 回の健康診断の実施。
12.医師賠償責任保険は、病院にて団体加入をしております。個人での加入は任意。
13.アルバイトは禁止する。
14. 学会、研究会等への参加:可、費用負担:無
F 評価と修了認定
①.研修医の評価
1.自己評価:別紙の「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患の種類チ
ェックリスト」を使用して、自己で確認をする。
2. 指導医による評価:
「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患の種類
チェックリスト」を使用して、基本習熟コース終了時に面接をする。
3. 看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4.歯科衛生士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
5.歯科技工士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
6.各科ごとの面接や進路指導を定期的に実施する。
7.ジュニアレジデンシーの 2 年次後半には教育・研究センター主催による業績発表会
(聖ルカ・アカデミア)が開催され、発表内容は研修医業績集としてまとめられる。
優秀者は表彰を行う。
②.研修医による診療科評価
ローテーションごと診療科評価票に従って評価を行う。
③.研修修了の認定
歯科卒直後研修管理委員会の承認をへて、規定に則り修了証を授与する。
G 定員と応募手続き、試験
1.募集定員:1 名(1年次)
2.募集方法:マッチングに参加する。ホームページ(http://www.luke.or.jp)に募集要項
を掲載する。
3.採用の方法:筆記試験、面接、適性検査
4.応募必要書類:履歴書、卒業見込み証明書、成績証明書、健康診断書、推薦状
過去歯科初期研修受入人数
10 名
歯科 (基本習熟)
GIO
基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身に付け、独立診療が実施できるようになる。
SBOs
医療面接
1. コミュニケーション・スキルを実践する。
2. 病歴(主訴、現病歴、既住歴、家族歴)聴取を的確に行う。
3. 病歴を正確に記録する。
4. 患者の心理・社会的背景に配慮する。
5. 患者・家族に必要な情報を十分に提供する。
6. 患者の自己決定を尊重する。
(インフォームドコンセントの構築)
7. 患者のプライバシーを守ることができる。
8. 患者の心身におけるQOL(Quality Of Life) に配慮する。
9. 患者教育と治療への動機付けを行う。
総合診療計画
1. 適切で十分な医療情報を収集する。
2. 基本的な診査(基本的な検査を含む)を実践する。
3. 基本的な診査の所見を判断する。
4. 得られた情報から診断する。
5. 適切と思われる治療法及び別の選択肢を提示する。
6. 十分な説明による患者の自己決定を作成する。
7. 一口腔単位の治療計画を作成する。
予防・治療基本技術
1. 基本的な予防法の手技を実施する。
2. 基本的な治療法の手技を実施する。
3. 医療記録を適切に作成する。
4. 医療記録を適切に管理する。
応急処置
1. 疼痛に対する基本的な治療を実践する。
2. 歯、口腔及び顎顔面の外傷に対する基本的な治療を実践する。
3. 修復物、補綴装置等の脱離と破損及び不適合に対する適切な処置を実践する。
LS1
On the job training (OJT)
研修期間:平成 22 年 4 月より平成 22 年 9 月
受け持ち患者数:
指導医のもと入院患者の 1-2 名、外来患者の週 10 名程度の患者を受け持ち、診療を
行う
経験する疾患
□ 歯・歯周組織疾患
□ 外傷(硬組織、軟組織)
□ 炎症
□ 嚢胞(顎骨内、軟組織)
□ 顎関節疾患
経験する検査
歯科口腔外科における臨床検査と専門家の意見に基づき結果を解釈する臨床検査が
ある。
□ 口内法 X 線検査
□ オルソパントモグラム
□ セファログラム
□ 一般尿検査
□ 便検査:潜血
□ 血算・白血球分画
□ 血液型判定・交差適合試験
□ 心電図
□ 動脈血ガス分析
□ 血液生化学的検査
□ 簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
□ 細菌学的検査・薬剤感受性検査
□ 肺機能検査
□ 細胞診・病理組織検査
□ 内視鏡検査
□ 超音波検査
□ 単純 X 線検査
□ 造影 X 線検査
□ X 線 CT 検査
□ MRI 検査
□ 核医学検査
経験する手技
□ 修復処置
□ 歯髄処置
□ 根管治療・充填
□ 歯冠補綴処置
□ 欠損補綴処置
□ 歯周初期治療
□ 検体の採取(痰、尿、血液など)
□ 検体の採取 (細胞診・病理組織検査)
□ 動脈血ガス分析
□ 簡易検査(血糖、電解質など)
□ 口内法 X 線撮影
□ オルソパントモグラム撮影
□ セファロ分析
□ 模型分析
□ 術野の消毒
□ 手術創の消毒
□ 切開と縫合
□ 抜糸
□ 抜歯
□ 咬合挙上用スプリントの調整
□ 経腸・経静脈による栄養管理
□ 胃管の挿入
□ 膀胱留置カテーテルの挿入
□ 開口訓練指導
□ 歯科表面麻酔
□ 歯科浸潤麻酔
□ バイタルサインの測定
□ 静脈血採血
□ 末梢静脈路の確保
□ 麻酔管理に用いる各種モニターの設定
経験する診療計画
□ 歯科保存治療
□ 歯科補綴治療
□ 歯周治療
□ 歯顎口腔の外傷性疾患の治療
□ 顎口腔の炎症性疾患の治療
□ 顎口腔の嚢胞性疾患の治療
□ 顎関節症の治療
LS2 勉強会・カンファレンス
症例カンファレンス(毎週月曜 16 時より)
当科入院症例・手術症例に関して検討を行う。
摂食嚥下カンファレンス(毎週水曜 17 時より)
本院入院中の摂食嚥下障害の症例を対象としてその治療方針について、担当診療科医、
嚥下専門看護師、理学療法士、言語療法士らとともに検討を行う。
口腔外科・放射線科合同カンファレンス(不定期)
口腔悪性腫瘍に対する放射線治療および超選択的動注化学療法施行予定おび施行後
の症例を対象とした検討を行う。
ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象の統一カンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間に
おいて必須と考えられる内容とする。
レジデントミーティング
院長によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の情報交
換、研修の改善を主眼とする。
スケジュール
曜日
月曜日
火曜日
水曜日
時間
金曜日
土曜日
場所
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
症例カンファレンス
外来
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
院内レジデント全体ミーティング
カンファレンス室
入院患者処置
病棟
新規入院患者の病歴聴取
病棟
外来診療
外来
摂食嚥下カンファレンス
病棟
午前
入院患者処置
病棟
午後
手術室での全身麻酔下手術
手術室
周術期管理
病棟
午前
入院患者処置・周術期管理
病棟
午後
外来診療
外来
病棟回診
病棟
入院患者処置・周術期管理
病棟
午前
午後
木曜日
名称
午前
午後
EV
各科のローテーション終了後2週間以内に相互評価を行う。
1. 自己評価:別紙の「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾
患の種類チェックリスト」を使用して、自己で確認をする。
2. 指導医による評価:
「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる
疾患の種類チェックリスト」を使用して、基本習熟コース終了時に面接を
する。
3. 看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4. 歯科衛生士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
5. 歯科技工士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
6. 研修医による研修科の評価:本院独自の評価票入力方式で評価する。
歯科 (基本習得)
GIO
生涯にわたる研修を行うために、より広範囲の歯科医療について知識、態度、技能
を習得する。
SBOs
救急処置
1. バイタルサインを観察し、異常を評価することができる。
2. 服用薬剤の歯科診療に関連する副作用を説明することができる。
3. 全身疾患の歯科診療上のリスクを説明することができる。
4. 歯科診療時の全身的合併症への対応法を説明することができる。
5. 一次救命処置を実践できる。
6. 二次救命処置の対処法を説明することができる。
医療安全・感染予防
1. 医療安全対策を説明することができる。
2. アクシデント、インシデントを説明することができる。
3. 医療過誤について説明することができる。
4. 院内感染対策
(Standard Precautions を含む)を説明することができる。
5. 院内感染対策を実施できる。
経過評価管理
1. リコールシステムの重要性を説明することができる。
2. 治療の結果を評価できる。
3. 予後を推測できる。
予防・治療技術
1. 専門的な分野を体験し、必要な情報を収集することができる。
2. POS (Problem Oriented System) に基づいた医療を説明することができ
る。
3. EBM (Evidence Based Medicine) に基づいた医療を説明することができ
る。
医療管理
1. 歯科医療機関の経営管理を説明することができる。
2. 常に、必要に応じて医療情報を収集することができる。
3. 適切な放射線管理を実践できる。
4. 医療廃棄物を適切に処理できる。
地域医療
1. 地域歯科保健活動を説明することができる。
2. 歯科訪問診療を体験し、業務内容を説明することができる。
3. 医療連携を説明することができる。
臨床研究
1. 学会で発表することができる。
2. 学会発表の論文を作成することができる。
LS1
On the job training (OJT)
研修期間:平成 22 年 10 月より平成 23 年 3 月
受け持ち患者数:
指導医のもと入院患者の 1-2 名、外来患者の週 10 名程度の患者を受け持ち、診療を
行う。
経験する疾患
□ 歯・歯周組織疾患
□ 外傷(硬組織、軟組織)
□ 炎症
□ 腫瘍・腫瘍類似疾患
□ 嚢胞(顎骨内、軟組織)
□ 奇形・変形症
□ 顎関節疾患
□ 唾液腺疾患
□ 口腔粘膜疾患
経験する検査
歯科口腔外科における臨床検査と専門家の意見に基づき結果を解釈する臨床検査が
ある。
□ 口内法 X 線検査
□ オルソパントモグラム
□ セファログラム
□ 咀嚼機能検査
□ 嚥下機能検査
□ 一般尿検査
□ 便検査:潜血
□ 血算・白血球分画
□ 血液型判定・交差適合試験
□ 心電図
□ 動脈血ガス分析
□ 血液生化学的検査
□ 簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
□ 細菌学的検査・薬剤感受性検査
□ 肺機能検査
□ 細胞診・病理組織検査
□ 内視鏡検査
□ 超音波検査
□ 単純 X 線検査
□ 造影 X 線検査
□ X 線 CT 検査
□ MRI 検査
□ 核医学検査
経験する手技
□ 修復処置
□ 歯髄処置
□ 根管治療・充填
□ 歯冠補綴処置
□ 欠損補綴処置
□ 歯周初期治療
□ 検体の採取(痰、尿、血液など)
□ 検体の採取 (細胞診・病理組織検査)
□ 動脈血ガス分析
□ 簡易検査(血糖、電解質など)
□ 口内法 X 線撮影
□ オルソパントモグラム撮影
□ セファロ分析
□ 模型分析
□ 術野の消毒
□ 手術創の消毒
□ 切開と縫合
□ 抜糸
□ 口腔内切開排膿処置
□ ドレーンの留置と除去
□ 口腔内の止血処置
□ 脱臼歯の固定
□ 線副子の装着
□ 顎間固定
□ 抜歯
□ 嚢胞摘出
□ 咬合挙上用スプリントの調整
□ パンピングマニピュレーション
□ 顎関節脱臼徒手的整復
□ 経腸・経静脈による栄養管理
□ 胃管の挿入
□ 膀胱留置カテーテルの挿入
□ 開口訓練指導
□ 嚥下訓練指導
□ 歯科表面麻酔
□ 歯科浸潤麻酔
□ 歯科伝達麻酔
□ バイタルサインの測定
□ 静脈血採血
□ 末梢静脈路の確保
□ 麻酔管理に用いる各種モニターの設定
経験する診療計画
□ 歯科保存治療
□ 歯科補綴治療
□ 歯周治療
□ 歯顎口腔の外傷性疾患の治療
□ 顎口腔の炎症性疾患の治療
□ 顎口腔の嚢胞性疾患の治療
□ 顎口腔の腫瘍・腫瘍類似疾患の外科治療
□ 顎口腔の奇形・顎変形症の外科治療
□ 顎関節症の治療
□ 唾液腺疾患の治療
□ 口腔粘膜疾患の治療
LS2 勉強会・カンファレンス
症例カンファレンス(毎週月曜 16 時より)
当科入院症例・手術症例に関して検討を行う。
摂食嚥下カンファレンス(毎週水曜 17 時より)
本院入院中の摂食嚥下障害の症例を対象としてその治療方針について、担当診療科医、
嚥下専門看護師、理学療法士、言語療法士らとともに検討を行う。
口腔外科・放射線科合同カンファレンス(不定期)
口腔悪性腫瘍に対する放射線治療および超選択的動注化学療法施行予定おび施行後
の症例を対象とした検討を行う。
ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象の統一カンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間に
おいて必須と考えられる内容とする。
レジデントミーティング
教育研修部によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の
情報交換、研修の改善を主眼とする。
スケジュール
曜日
月曜日
火曜日
水曜日
時間
金曜日
土曜日
場所
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
症例カンファレンス
外来
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
院内レジデント全体ミーティング
カンファレンス室
入院患者処置
病棟
新規入院患者の病歴聴取
病棟
外来診療
外来
摂食嚥下カンファレンス
病棟
午前
入院患者処置
病棟
午後
手術室での全身麻酔下手術
手術室
周術期管理
病棟
午前
入院患者処置・周術期管理
病棟
午後
外来診療
外来
病棟回診
病棟
入院患者処置・周術期管理
病棟
午前
午後
木曜日
名称
午前
午後
EV
各科のローテーション終了後2週間以内に相互評価を行う。
1. 自己評価:別紙の「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患
の種類チェックリスト」を使用して、自己で確認をする。
2. 指導医による評価:
「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患
の種類チェックリスト」を使用して、基本習熟コース終了時に面接をする。
3. 看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4. 歯科衛生士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
5. 歯科技工士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
6. 研修医による研修科の評価:本院独自の評価票入力方式で評価する。
口腔外科 (基本)
GIO
日常診療で遭遇する歯科口腔外科疾患に対応する、口腔外科の基本的な知識、態度、
技能を習得すると同時に、その対応に必要な麻酔・救急救命処置について習得し、
関連する臨床医学への理解を深める。
SBOs
総合診療計画
1. 適切で十分な医療情報を収集する。
2. 基本的な診査(基本的な検査を含む)を実践する。
3. 基本的な診査の所見を判断する。
4. 得られた情報から診断する。
5. 適切と思われる治療法及び別の選択肢を提示する。
6. 十分な説明による患者の自己決定を作成する。
7. 一口腔単位の治療計画を作成する。
救急処置
1. バイタルサインを観察し、異常を評価することができる。
2. 全身疾患の歯科診療上のリスクを説明することができる。
3. 歯科診療時の全身的合併症への対応法を説明することができる。
4. 救急医療システムや災害医療システムを理解し、説明することができ
る。
5. 救急患者や緊急事態に対する適切な対応・初期治療を説明することがで
きる。
予防・治療技術
1. 専門的な分野を体験し、必要な情報を収集することができる。
2. 口腔外科の基本的な治療技術が実践できる。
3. 麻酔管理の基本的な知識、技術、態度について説明できる。
4. POS(Problem Oriented System)に基づいた医療を説明することができる。
5. EBM(Evidence Based Medicine)に基づいた医療を説明することができる。
医療安全・感染予防
1. 医療安全対策を説明することができる。
2. アクシデント、インシデントを説明することができる。
3. 医療過誤について説明することができる。
4. 院内感染対策
(Standard Precautions を含む)を説明することができる。
5. 院内感染対策を実施できる。
経過評価管理
1. リコールシステムの重要性を説明することができる。
2. 治療の結果を評価できる。
3. 予後を推測できる。
臨床研究
1. 学会で発表することができる。
2. 学会発表の論文を作成することができる。
3. 臨床研究を行い、業績発表会で発表することができる。
LS1
On the job training (OJT)
研修期間:平成 23 年 4 月より平成 24 年 3 月
うち 12 週間を麻酔科その後の 4 週間を救急救命にて研修が行われる。
受け持ち患者数:
指導医のもと入院患者の 1-2 名、外来患者の週 10 名程度の患者を受け持ち、診療を
行う
経験する疾患
□ 歯・歯周組織疾患
□ 外傷(硬組織、軟組織)
□ 炎症
□ 腫瘍・腫瘍類似疾患
□ 嚢胞(顎骨内、軟組織)
□ 奇形・変形症
□ 顎関節疾患
□ 唾液腺疾患
□ 口腔粘膜疾患
経験する検査
歯科口腔外科における臨床検査と専門家の意見に基づき結果を解釈する臨床検査が
ある。
□ 口内法 X 線検査
□ オルソパントモグラム
□ セファログラム
□ 咀嚼機能検査
□ 嚥下機能検査
□ 一般尿検査
□ 便検査:潜血
□ 血算・白血球分画
□ 血液型判定・交差適合試験
□ 心電図
□ 動脈血ガス分析
□ 血液生化学的検査
□ 簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
□ 細菌学的検査・薬剤感受性検査
□ 肺機能検査
□ 細胞診・病理組織検査
□ 内視鏡検査
□ 超音波検査
□ 単純 X 線検査
□ 造影 X 線検査
□ X 線 CT 検査
□ MRI 検査
□ 核医学検査
経験する手技
□ 修復処置
□ 歯髄処置
□ 根管治療・充填
□ 歯冠補綴処置
□ 欠損補綴処置
□ 歯周初期治療
□ 検体の採取(痰、尿、血液など)
□ 検体の採取 (細胞診・病理組織検査)
□ 動脈血ガス分析
□ 簡易検査(血糖、電解質など)
□ 口内法 X 線撮影
□ オルソパントモグラム撮影
□ セファロ分析
□ 模型分析
□ 術野の消毒
□ 手術創の消毒
□ 切開と縫合
□ 抜糸
□ 口腔内切開排膿処置
□ ドレーンの留置と除去
□ 口腔内の止血処置
□ 脱臼歯の固定
□ 線副子の装着
□ 顎間固定
□ 抜歯
□ 埋伏歯抜歯
□ 嚢胞摘出
□ 歯根尖切除術
□ 咬合挙上用スプリントの調整
□ パンピングマニピュレーション
□ 顎関節脱臼徒手的整復
□ 経腸・経静脈による栄養管理
□ 胃管の挿入
□ 膀胱留置カテーテルの挿入
□ 開口訓練指導
□ 嚥下訓練指導
□ 歯科表面麻酔
□ 歯科浸潤麻酔
□ 歯科伝達麻酔
□ バイタルサインの測定
□ 静脈血採血
□ 末梢静脈路の確保
□ 麻酔管理に用いる各種モニターの設定
経験する診療計画
□ 歯科保存治療
□ 歯科補綴治療
□ 歯周治療
□ 歯顎口腔の外傷性疾患の治療
□ 顎口腔の炎症性疾患の治療
□ 顎口腔の嚢胞性疾患の治療
□ 顎口腔の腫瘍・腫瘍類似疾患の外科治療
□ 顎口腔の奇形・顎変形症の外科治療
□ 顎関節症の治療
□ 唾液腺疾患の治療
□ 口腔粘膜疾患の治療
LS2 勉強会・カンファレンス
症例カンファレンス(毎週月曜 16 時より)
当科入院症例・手術症例に関して検討を行う。
摂食嚥下カンファレンス(毎週水曜 17 時より)
本院入院中の摂食嚥下障害の症例を対象としてその治療方針について、担当診療科医、
嚥下専門看護師、理学療法士、言語療法士らとともに検討を行う。
口腔外科・放射線科合同カンファレンス(不定期)
口腔悪性腫瘍に対する放射線治療および超選択的動注化学療法施行予定おび施行後
の症例を対象とした検討を行う。
ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象の統一カンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間に
おいて必須と考えられる内容とする。
レジデントミーティング
教育研修部によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の
情報交換、研修の改善を主眼とする。
スケジュール
曜日
月曜日
火曜日
水曜日
時間
金曜日
土曜日
場所
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
症例カンファレンス
外来
午前
入院患者処置
病棟
午後
外来診療
外来
院内レジデント全体ミーティング
カンファレンス室
入院患者処置
病棟
新規入院患者の病歴聴取
病棟
外来診療
外来
摂食嚥下カンファレンス
病棟
午前
入院患者処置
病棟
午後
手術室での全身麻酔下手術
手術室
周術期管理
病棟
午前
入院患者処置・周術期管理
病棟
午後
外来診療
外来
病棟回診
病棟
入院患者処置・周術期管理
病棟
午前
午後
木曜日
名称
午前
午後
LS3 麻酔科研修
研修期間:12 週間
別紙の麻酔科研修を参照。
LS4 救命救急センター研修
研修期間:4 週間
別紙の救命救急センター研修を参照。
EV
各科のローテーション終了後2週間以内に相互評価を行う。
1. 自己評価:別紙の「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患
の種類チェックリスト」を使用して、自己で確認をする。
2. 指導医による評価:
「研修目標チェックリスト」および「OJT で経験できる疾患
の種類チェックリスト」を使用して、基本習熟コース終了時に面接をする。
3. 看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4. 歯科衛生士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
5. 歯科技工士による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
6. 研修医による研修科の評価:本院独自の評価票入力方式で評価する。
口腔外科 (麻酔科研修)
GIO
臨床医として呼吸、循環、体液管理が適切に行えるようになるために、麻酔管理を
通じて基本的な知識、技術、態度を身につける。
歯科医療の安全性及び質の向上を図る意味で麻酔科研修は重要であり、そのため厚
生労働省によるガイドラインに則った研修が行われる。
SBOs
1.
さまざまな状況に配慮し、患者および家族と良好な人間関係を確立できる。
2.
指導医、他科医、看護師、その他の医療関係者と適切なコミュニケーションが
とれる。
3.
リスクマネージメントを理解し、実践できる。
4.
種々の基本的な検査結果を正しく解釈できる。
5.
麻酔前診察により、患者の状態を正しく評価できる。
6.
全身麻酔に必要な基本的手技を理解し、正しく施行することができる。
7.
麻酔に必要な薬剤の薬理を説明できる。
8.
麻酔に必要な生理を説明できる。
9.
周術期の輸液管理ができる。
10. 麻酔中の呼吸管理ができる。
11. 麻酔記録を正しく記載し、内容を客観的に表現できる。
12. 輸血の適応について説明でき、正しく実施できる。
13. 麻酔の一般的な合併症を説明できる。
14. 術後の疼痛管理が説明できる。
15. 呼吸不全の原因と対策の概要を説明できる。
LS1
On the job training (OJT)
研修期間:2 年次 12 週間
経験する麻酔症例
当院で行われる麻酔症例のうち、心臓血管外科および新生児症例を除いた全症例が対
象となる。そのうちガイドラインに則った症例が対象となる。
経験する基本的臨床検査
一般尿検査、動脈血ガス分析、血液生化学検査、肺機能検査、超音波検査、単純 X 線
検査、X 線 CT 検査、MRI 検査、
経験する基本的手技
気道確保、人工呼吸、圧迫止血、注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、観血
的動脈圧測定、採血法(静脈血、動脈血)
、導尿法、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、
気管挿管、全身麻酔
経験する医療記録、診療計画
麻酔記録の記載・管理。診療録の記載・管理。
デイサージャリー症例の退院の適応の判断。
経験する緊急を要する症状・病態
ショック、急性呼吸不全、急性循環不全、急性腎不全、急性感染症、
LS2 勉強会・カンファレンス
ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象の統一カンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間に
おいて必須と考えられる内容とする。
レジデントミーティング
教育研修部によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の
情報交換、研修の改善を主眼とする。
Morning カンファレンス
毎朝 7:00~7:30、指導医が麻酔に関するレクチャーを行う。
水曜日、ホスピタルカンファレンスがある時は、中止。
不定期に抄読会を行う。
術後カンファレンス
金曜日、19:00 頃からその週に行った麻酔症例に対する反省を行う。麻酔方法の選択
や偶発的な事柄に対し、その方法や対処の仕方でよかったのか、あるいは別の方法が
よかったかなどの点を指導医も含めて、ディスカッションする。自己症例だけでなく、
他人の行った症例のディスカッションに参加することで、臨床的な知識が深められる。
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
7:00~7:30
Morning カンファレンス
7:30~8:00
術前カンファレンス
8:00~18:00
手術室での麻酔実習および ICU での実習
17:00~18:00
脳外科と合同の術前カンファレンス
19:00~20:00
術前カンファレンス
7:00~7:30
Morning カンファレンス
7:30~8:00
麻酔準備
8:00~18:00
手術室での麻酔実習および ICU での実習
19:00~20:00
術前カンファレンス
7:10~7:50
Hospital カンファレンス
7:30~8:00
麻酔準備
8:00~18:00
手術室での麻酔実習および ICU での実習
19:00~20:00
術前カンファレンス
7:00~7:30
Morning カンファレンス
7:30~8:00
麻酔準備
8:00~18:00
手術室での麻酔実習および ICU での実習
17:00~18:00
胸部外科との合同カンファレンス
19:00~20:00
術前カンファレンス
7:00~7:30
Morning カンファレンス
7:30~8:00
麻酔準備
8:00~18:00
手術室での麻酔実習および ICU での実習
17:00~18:00
胸部外科との合同カンファレンス
19:00~20:00
術後カンファレンス
EV
各科のローテーション終了後2週間以内に相互評価を行う。
1.自己評価:研修医手帳に症例を記入し、DEBUT にも入力する。
2.指導医による評価:研修医手帳の記入状況、DEBUT への入力状況、勤務の状況
を総合的に判断し、本院独自の評価法によって評価を行う。
3.看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4.研修医による研修科の評価:本院独自の評価票入力方式で評価する。
研
修 水 準
研修項目
研修水準
1.術前管理
1)
一般的な術前診察*
A
2)
術前の全身状態評価
B
3)
麻酔管理方針の決定
B
4)
インフォームドコンセント
D
5)
術前指示書の記載
D
2.術中管理
1)
麻酔器の取扱い
A
2)
麻酔前準備
A
3)
末梢静脈確保
A
4)
気道確保(用手又はエアウェーを用いたもの)
A
5)
用手人工換気
A
6)
気管挿管
B
7)
気管支ファイバースコープを用いた気管挿管
B
8)
分離肺換気用気管挿管
D
9)
手術患者への人工呼吸器の設定
B
10)
麻酔に必要な薬剤の投与
B
11)
基本的なモニタリング機器の装着
A
12)
動脈カテーテル留置
B
13)
中心静脈圧カテーテル留置
C
14)
スワンガンツカテーテル挿入
C
15)
一般的なモニタリング項目の値の解釈
A
16)
専門的なモニタリング機器の操作(非侵襲的なもの)
A
17)
専門的なモニタリング機器の操作(侵襲的なもの)
B
18)
専門的なモニタリング機器の値の解釈
B
19)
麻酔中の全身状態の把握
B
20)
輸液・輸血の実施
B
21)
麻酔中の合併症への対応**
B
22)
気管吸引
A
23)
尿道カテーテル留置
B
3.術後管理
1)
麻酔後の全身状態の把握
B
2)
麻酔後の合併症の診断
B
3)
術後酸素療法
A
1.
研修項目チェックリスト
手術室
1.
麻酔科としての基本的術前患者評価
□ 現病歴、既往歴、家族歴の確認、把握
□ 術前血液、生化学、尿検査結果の理解
□ 術前画像診断の理解
□ 術前心電図の理解
□ 輸血用準備血液の確認
□
リスクファクターの理解と対策
□ P. S.による術前患者評価
□ 麻酔記録の記入
□ 麻酔前投薬の理解と実際
□ 良好な患者―医師関係の樹立
2.
麻酔器および必要麻酔器具の理解
□ 麻酔器の原理の理解
□ 麻酔器の安全装置の理解
□ 麻酔器および必要麻酔器具の準備と点検
□ 各種パイピングシステムの理解
□ 麻酔回路の正確な取扱いと接続
□ 麻酔器の正確な作動
□ 静脈路確保の実際
3.
モニタリングシステムの理解
□ 術中患者のモニターすべき項目の理解
□ 非観血的血圧の測定
□ 心電計電極の装着と波形の読解
□ 経皮的酸素緩和度測定の意義と対応
□ 呼気炭酸ガス濃度測定の意義と対応
□ 吸入酸素および麻酔ガス濃度測定の意義と対応
□ 筋弛緩モニターの原理と実際
□ 観血的動脈圧測定の意義と手技
□ 中心静脈圧測定の意義と手技
□
スワンガンツカテーテルの原理の理解と手技
4.
腰椎麻酔の手技と術中の管理
□ 腰椎麻酔の原理
□ 使用局所麻酔薬の理解と修得
□ 術中必要薬剤、必要物品の理解と準備
□ 術中合併症の理解と対策
□ 腰椎麻酔の実技と術中の管理
5.
硬膜外麻酔の手技と術中の管理
□ 硬膜外麻酔の原理
□ 使用局所麻酔薬の理解と修得
□ 術中必要薬剤、必要物品の理解と準備
□ 術中合併症の理解と対策
□ 硬膜外麻酔の実技と術中の管理
□ 仙骨硬膜外麻酔の実技
6.
各種ブロックの手技と術中の管理
□ 各種ブロックの解剖学的理解
□ 使用局所麻酔薬の理解と修得
□ 術中必要薬剤、必要物品の理解と準備
□ 術中合併症の理解と対策、術中の管理
□ 上腕神経叢ブロックの実技
□ 閉鎖神経ブロックの実技
7.
全身麻酔の実技と術中の管理
□ 全身麻酔薬の理解
□ 筋弛緩薬の理解
□
その他全身麻酔管理中に使用する薬剤の理解
□ 全身麻酔中に使用する器具の理解
□
マスクによる気道確保
□
マスク、バッグによる人工換気
□ 気管内挿管
□ 術中呼吸管理の実施と修得
□ 術中循環管理の実施と修得
□ 術中体液管理の実施と修得
8.
乳幼児・小児麻酔の特殊性の理解と実施
□ 解剖学的、生理学的特殊性の理解
□ 使用する麻酔器具の特殊性の理解
□ 術中管理の特殊性の理解
□ 乳幼児・小児麻酔の実際
9.
開胸手術の麻酔管理
□ 開胸手術時の麻酔管理の特殊性の理解
□
ダブルルーメンチューブの理解と操作
□ 胸腔ドレーンの原理の理解と接続の実際
□ 適切な周術期管理の修得
10. 脳外科手術の麻酔管理
□ 脳外科手術時の麻酔管理の特殊性の理解
□ 術中必要なモニターの理解と準備
□ 必要な特殊薬剤の理解と準備
□ 適切な周術期管理の修得
11. 各種カンファレンスへの参加と準備
□ 麻酔科術前カンファレンス
□ 麻酔科術後カンファレンス・反省会
□ 外科術前カンファレンス
□ 脳神経外科術前カンファレンス
□ 心臓血管外科術前カンファレンス
□ 胸部外科術前カンファレンス
□ 特殊症例に対する各科との術前合同カンファレンス
□ 抄読会
口腔外科 (救命救急センター研修)
GIO
生命や機能的予後に関わる疾患や、緊急を要する病態や疾病、事態に適切に対応で
きるようになるために、救急医療システムや災害医療システムを理解し、救急患者
や緊急事態に対する適切な対応・初期治療能力を身につける。歯科医療の安全性及
び質の向上を図る意味で、救命救急研修は重要であり、そのため厚生労働省による
ガイドラインに則った研修を行う。
SBOs
救急医療の基本的事項
1. バイタルサインの把握ができる。
2. 身体所見を迅速かつ的確にとれる。
3. 重症度と緊急度が判断できる。
4. 2 次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置(BLS)を指導できる。
5. JATEC(ATLS)の考え方を理解できる。
6. 各種検査の立案・実践・評価ができ、緊急度の高い異常所見を指摘できる。
7. 各種基本手技の実践ができる。
8. 頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療ができる。
9. 重症患者の呼吸・循環管理を適切に行うことができる。
10. 医療用モニターの測定原理の理解・準備・測定値の評価ができる。
11. 各種人工呼吸器の保守・点検・設定ができる。
12. アラーム発生時対応ができる。
13. 各種基本呼吸器設定モードを理解している。
14. 患者にとって最適な人工呼吸器設定ができる。
15. 呼吸器依存患者の人工呼吸器離脱の計画を立てることができる。
16. 循環作働薬の特徴・臨床薬理を挙げられ、適応を判断し使用することが
できる。
17. 熱源精査をすることができる。
18. 必要に応じて抗生剤の選択をすることができる。
19. 想定される合併症のリスク判断ができ、予防策を講じることができる。
20. 入院患者の栄養管理を適切に行うことができる。
21. 患者栄養状態の評価ができる。
22. 栄養投与経路を適切に選択することができる。
23. 必要カロリー数・水分量・栄養素の組生を説明できる。
24. 中毒・環境起因疾患の治療を行うことができる。
25. 急変時チームリーダーの実践ができる。
26. 専門医への適切なコンサルテーションができる。
27. 患者の社会背景に留意することができる。
28. チーム医療における自分の役割を理解し、救命救急センタースタッフ
(医師・看護師・コメディカル部門)と良好なコミュニケーションをと
ることができる。
LS1
On the job training (OJT)
研修期間:2 年次 4 週間(麻酔科研修後)
受け持ち患者数:
救急部上級医とともに CCM、HCU などで患者を担当する。
研修の場所:主に救急外来、CCM,HCU など
経験する手技
□ 気道確保
□ 人工呼吸
□ 心マッサージ
□ 除細動
□ 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈路確保、中心静脈路確保)
□ 緊急薬剤(静脈血、動血)
□ 導尿法
□ 穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)
□ 胃管の挿入と管理
□ 圧迫止血法
□ 局所麻酔法
□ 簡単な切開・排膿
□ 皮膚縫合法
□ 創部消毒とガーゼ交換
□ 軽度の外傷・熱傷の処置
□ 包帯法
□ ドレーン・チューブ類
□ 緊急輸血
経験する疾患
A 頻度の高い症状
□ 発疹
□ 発熱
□ 頭痛
□ めまい
□ 失神
□ けいれん発作
□ 視力障害、視野峡窄
□ 鼻出血
□ 胸痛
□ 動悸
□ 呼吸困難
□ 咳・痰
□ 嘔気・嘔吐
□ 吐血・下血
□ 腹痛
□ 便通異常(下痢、便秘)
□ 腰痛
□ 歩行障害
□ 四肢のしびれ
□ 血尿
□ 排尿障害(尿失禁・排尿困難)
□ 核医学検査
B:緊急を要する症状
□ 心肺停止
□ ショック
□ 意識障害
□ 脳血管障害
□ 急性呼吸不全
□ 急性心不全
□ 急性冠症候群
□ 急性腹症
□ 急性消化管出血
□ 急性腎不全
□ 急性感染症
□ 外傷
□ 急性中毒
□ 誤飲、誤嚥
□ 熱傷
山友クリニック
毎週水曜の午前中、院内研修の時間が許せば路上生活者対象の診療所に出向き、診療
を見学する。さまざまな社会背景の下での診療の実態を見学する。
LS2 勉強会・カンファレンス
Morning Conference
当直の時間帯に救急外来を受診した患者、救急外来から入院となった患者の発表をお
こない、判断、検査結果、処置の検討を行う。その後、救命救急センター入院中の患
者の変化について担当医が報告し、その後 CCM、HCM の順で回診を行う。
Evening round
夕方、当日の当直医を中心として CCM で担当医からの報告、申し送りを行い、その後
CCM、HCU の順で回診を行う。
整形外科・救急カンファレンス
救急外来で経験した整形外科疾患症例について毎回テーマを決め、基本的な画像診断、
初期治療の反省を行い、その後の経過について検討する。
脳神経外科=救急カンファレンス
救急外来で経験した脳神経外科疾患症例について初期診断と処置、その後の経過につ
いて文献的考察を加えながら検討する。
ER カンファレンス
聖路加国際病院、国立病院東京医療センター、国立国際医療センター、国立生育医療
センターの救急部門で、持ち回り制度で担当病院で症例を呈示し、意見の交換を行う。
ホスピタルカンファレンス
ジュニアレジデント対象の統一カンファレンス。将来の専攻を問わず、初期 2 年間に
おいて必須と考えられる内容とする。
レジデントミーティング
教育研修部によるジュニアレジデント対象のカンファレンス。レジデントと病院側の
情報交換、研修の改善を主眼とする。
スケジュール
時間
平日
火曜日
名称
8:00
Morning Conference(CCM カンファレンス室)
16:30
Evening round(CCM)
第4週
整形外科-救急カンファレンス(CCM カンファレンス室)
7:30~
水曜日
10:00-12:00
山友クリニック
第3週
脳神経外科-救急カンファレンス(CCM カンファレンス
18:00~
室)
第4週
ER カンファレンス(担当病院で開催)
19:00~
木曜日
15:00
ケースカンファレンス(CCM カンファレンス室)
EV
各科のローテーション終了後2週間以内に相互評価を行う。
1. 自己評価:研修医手帳に症例を記入し、DEBUT にも入力する。
2. 指導医による評価:研修医手帳の記入状況、DEBUT への入力状況、勤務の状況
を総合的に判断し、本院独自の評価法によって評価を行う。
3. 看護師による評価:本院独自の評価票記載方式で評価を受ける。
4. 研修医による研修科の評価:本院独自の評価票入力方式で評価する。