鹿嶋市財務会計システム導入業務 仕 様 書

鹿嶋市財務会計システム導入業務
仕 様 書
平成23年10月
鹿嶋市企画部情報政策課
提案仕様書
目次
1.業務名 ···························································································································································· 1
2.業務の目的 ···················································································································································· 1
3.全体仕様 ························································································································································ 1
4.財務会計システム導入業務仕様 ················································································································ 3
5.財務会計システム賃貸借業務仕様 ············································································································ 6
6.契約に関する事項 ········································································································································ 7
7.提案書作成要件············································································································································ 8
8.要件確認書作成要件 ··································································································································· 8
9.経費見積り ····················································································································································· 8
【別添1】 提案書作成要領
【別添2】 要件確認書作成要領
【別添3】 見積書作成要領
【別添4】 データ移行内容
提案仕様書
1.業務名
鹿嶋市財務会計システム導入業務
2.業務の目的
本業務は,現行の財務会計システムが更新時期を迎えるにあたり,全庁的観点に立って,従来の業務
形態における無駄や重複を排除し,経年的な費用の削減と安定的な運用管理を実現するため,財務会
計システムを再構築するものである。
3.全体仕様
(1)業務の範囲
本業務は,次の業務を包括的に受託者に委託するものとする。
なお,各業務における業務範囲の詳細については,各業務の仕様に記述する。
①財務会計システム導入業務
・システムの調達
・ハードウェア(サーバ及び周辺機器)の調達
・環境設定データの移行(移行データの照合・確認及び修正作業を含む。)
・操作研修
等
②財務会計システム賃貸借業務
・システム賃貸借
・システム運用管理
・障害対応
・ソフトウェア・アプリケーション保守
・ハードウェア保守
等
(2)履行予定期間
①財務会計システム導入業務
契約締結の日(H24年1月予定)からシステム本稼働前日まで
②財務会計システム賃貸借
システム本稼働の日から5年間
(3)納期及びスケジュール
本稼働予定年月日及びスケジュール策定時の留意事項は次のとおりとし,詳細については別途協
議のうえ,決定する。
なお,本業務については,業務の特性や繁忙期,職員の負担等を考慮した上で,最も効率的で確
実なスケジュールを策定し,提案すること。
①本稼働予定年月日
平成24年8月1日
②スケジュール策定時の留意事項
ア.
契約締結後,研修までのスケジュール案を明記すること。
1
提案仕様書
イ.
工程及び作業名ごとに,本市との役割分担を明確にすること。
ウ.
工程におけるマイルストーンを明記するとともに,工程の名称・期間・目的・管理項目,定例
報告及びレビューの予定も明記すること。
エ.
ソフトウェア・ハードウェア導入時期,テスト期間,業務走行テスト期間,研修テスト,ユーザ
ー教育等について,その時期を明記すること。
オ.
納品物の納入時期を明記すること。
(4)成果物
①納品場所
鹿嶋市役所 2階 コンピュータルーム
②成果物
以下のとおりとする。
No.
項
目
名
媒体(部数)
1
本システムに係るハードウェア・ソフトウェア一式
-
2
ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク構成図
紙(1)・電子(2)
3
システム設計書・機能仕様書
紙(1)・電子(2)
4
テスト計画書・結果報告書
紙(1)・電子(2)
5
議事録(打合せ・協議確認書)
紙(2)
6
研修テキスト
紙(10)
7
各種マニュアル
紙(1)・電子(2)
8
研修報告書
紙(2)
9
その他必要書類
別途協議
(5)権利義務に関する事項
①プログラムの著作権等
本業務に係るパッケージシステム,カスタマイズプログラム及び新規作成プログラムにおける著作
権の所有やプログラムソースの公開などについて提案すること。
② ソフトウェアの使用権
本業務において導入するシステムで使用するソフトウェア,ソフトウェアライセンス等について,本
市が使用権を保有する。
(6)制度改正の対応
本業務の契約期間中において,制度改正が行われる場合,受託者提供のパッケージシステムのバ
ージョンアップやカスタマイズなど機能追加により対応すること。その費用に関しては,全て契約金額に
含まれるものとする。
このカスタマイズ等により,ソフトウェアの保守業務に影響を及ぼすおそれがある場合,その影響を事
前に本市に通知し,承認を得たうえでカスタマイズ等を実施すること。
なお,制度改正の対応を行う際は,事前に必ずテスト環境で問題が無いことを確認した後に,本稼
2
提案仕様書
働している機器に導入すること。
(7)バージョンアップ
本業務の契約期間中における機能改善等によるバージョンアップは,必要に応じて行うこと。その費
用に関しては,全て契約金額に含まれるものとする。
また,本業務の契約終了後における機能改善や基本ソフト等が更改される場合などのバージョンア
ップは,内容等を本市と協議のうえ,柔軟に対応すること。
(8)データの抽出・移行
一定期間の運用後,本市が他社の新システムに更改する場合,データの抽出や移行,各データの
レイアウト仕様書,その他必要な帳票類の提出など,本市と協議のうえ,柔軟に対応すること。
(9)瑕疵担保責任
新システムの不具合が本稼働後に発見された場合には,受託者は無償で是正措置を行うこと。なお,
瑕疵担保期間は,システム本稼働後1年間とする。
(10)秘密保持
受託者は,本業務において知り得た全ての情報を本業務の目的以外に使用し,又は第三者に開示
若しくは漏洩してはならないものとし,そのために必要な措置をとるものとする。
また,契約終了後も同様とする。
(11)その他留意事項
本提案仕様書に定めのない事項,又は業務の遂行にあたり疑義が生じた場合は,本市と受託者の
協議によりその解決を図るものとする。
4.財務会計システム導入業務仕様
財務会計システムの導入にあたり,以下の要件を満たすこと。
(1)システム要件
ア.
最新の地域情報プラットフォーム標準仕様に準拠(もしくはそれに準じた連携基盤を用いたシス
テム構成)するとともに,本市がシステムを利用するうえで必要な機能を有し,業務を滞りなく運
用できることを前提とする。
イ.
パッケージシステムを前提とし,導入後の法改正・機能強化等を考慮して,必要最低限のカスタ
マイズとする。
ウ.
システムの機能については,別添「鹿嶋市財務会計システム導入業務要件定義書」(以下要件
定義書という。)を参照し,提案上限額枠内でどこまで対応可能かも含めて確認を行うこと。
なお,機能要件仕様書に記載されている機能以外に提案すべき機能がある場合は,見積りを含
めて提案すること
エ.
定期的なレベルアップ(機能修正や新規機能追加)を実施し,常に最新のシステムを利用できる
3
提案仕様書
状態とすること。また,その経費は本業務の契約金額に含むものとする。
(2)ハードウェア要件
①サーバ要件
サーバ設置方式による場合は以下を必須とするが,クラウド,ASP・SaaS方式による場合は,サービ
スレベルの順守とし,以下を参考指標とする。
ア.
サーバの種類や数量,OS・CPU・メモリなどのスペックについては,受託者の提案によるもの
とする。ただし,システムの安定稼働を必須とする。
イ.
ディスク容量は過去5年間のデータ容量を確保できること。
ウ.
自動バックアップ機能を有すること。
エ.
停電時に安全に自動シャットダウンできること。
オ.
クライアントパソコンのOSのバージョンアップ等に対応できること。
カ.
サーバに接続する台数分のクライアントアクセスライセンスを有すること。
②サーバの設置場所
サーバ設置方式の場合,サーバの設置場所は本市コンピュータルーム内の指定する既存ラッ
クの空きスペース内に格納すること(既存ラック=FUJITSU 19インチ(スタンダード/40Uラック) P
G-R6RC1,空きユニット数:10U)。なお,設置諸費用についても本業務の契約金額に含むこと。
③周辺機器
業務遂行上必要と思われるサーバ周辺機器について,本業務の範囲内として提案すること。
(3)ソフトウェア要件
ア.
データベースは,マルチプロセッサ対応,信頼性の高さ,安定性,出荷実績,製品の継続サポ
ートなどを考慮したものを選定すること。
イ.
データベース以外のシステムを構成するソフトウェアについても,将来にわたって信頼性及び能
力が保証されていること。
ウ.
パッケージの開発言語については,短期間に効率よく開発・修正が行える開発ツールを使用す
ること。
(4)クライアント要件
ア.
クライアントパソコン及びプリンタは,庁内LANに接続された既存の機器を使用すること。
イ.
システムに接続するクライアント数については,各課2台以上を基本とし,114台以上接続するも
のとする。ただし,稼働後において一定数の増設もあり得るものとする。
ウ.
114台の同時運用を可能とすること。
エ.
システムにおいて作成される帳票は,ネットワーク上の既設プリンタから出力できること。
オ.
それぞれのスペックについては以下のとおりであるので,配慮すること。
①クライアントパソコン
4
提案仕様書
O S
Microsoft Windows XP 以上
メモリ
1GB 以上
HDD
60GB 以上
CPU
Intel Celeron M 1.86GHz 以上
②プリンタ
カ.
メーカー
CANON,RICOH,NEC,FUJITSU,EPSON,CASIO,HITACHI
用紙のサイズ
A3,A4
用紙の種類
普通紙
別途クライアントの設定等が必要な場合は,本業務範囲内として実施すること。
(5)ネットワーク要件
クラウド,ASP・SaaS方式による場合は全て必須とするが,サーバ設置方式による場合はア,イのみを
必須とする。
ア.
既存の庁内LANを使用すること。また,ネットワークプロトコルは原則TCP/IPとすること。
イ.
既設庁内ネットワークのアドレス体系に準じたネットワーク設定を行うこと。
ウ.
データセンターとの接続においては,セキュリティを確保すること。新たに接続回線を開設する
必要がある場合,回線費用についても本業務範囲として含めること。
エ.
導入機器に接続するためのケーブル類や設定・配線工事等も本業務範囲内として実施するこ
と。
(6)データセンター要件
クラウド,ASP・SaaS方式による場合のみ必須とする。
ア.
区画された独立スペースであり,将来の拡張性も対応できること。
イ.
良質なサービスを提供するための設備と機能を備え,運用管理が実施されること。
ウ.
情報セキュリティマネジメントシステム適合評価制度(ISO・IEC27001)の認証を取得しているこ
と。
エ.
制限区画を定め,入退室管理設備による管理と監視カメラシステムによる監視記録が一定期間
保存されていること。
オ.
耐震(免震)構造であり,震度6強に対しても倒壊・崩壊しないこと。
カ.
火炎報知システム,消火設備を有し,建築基準・消防法準拠での点検スケジュールを実施する
こと。
キ.
商用電源停止時,電源供給可能なバックアップ電源を提供すること。
ク.
設置されている機器等による発熱を抑えるのに十分な容量の空調を提供すること。
ケ.
要請により立ち入り検査を受け入れること。
(7)セキュリティ要件
ア.
受託者は,実施体制の中に情報セキュリティ責任者を設置し,業務実施メンバーの入退室や取
り扱うドキュメント等の管理を徹底し,情報漏えい防止対策を万全に行うこと。また,緊急時の対
5
提案仕様書
処方法についても,あらかじめ策定しておくこと。
イ.
本業務実施にあたり,業務実施メンバーに対しては,個人情報の取り扱いを含むセキュリティ教
育を実施し,情報セキュリティ保持に関する意識の徹底を図ること。
ウ.
サーバのウイルス対策は受託社側で用意し,機器使用期間中は定義ファイル等の必要な更新
を行うこと。ただし,定義ファイルの更新については,インターネットに接続して自動的に取得す
るものではなく,定義ファイルを記録した記録媒体等を利用して行うこと。
(8)データ移行
①本市の既存システム等に保有するデータは,可能な限り移行すること。移行予定データの内容に
ついては,別添4「データ移行内容」を参照すること。
②役割分担
ア. 受託者が主体となって移行作業を行うこと。
イ. 本市の役割は,確認作業等必要最小限とすること。
ウ. 本市が提供するデータは,受託者側において導入システムのフォーマットに変更し,移行す
ること。
エ. データ移行により不足するデータは,原則として受託者側でパンチ入力等により保管するこ
と。
③作業場所
セキュリティを考慮したうえで,原則受託者が用意すること。
ただし,関連書類の閲覧等,本市内部での作業が必要な場合は,本市の指示により実施するこ
と。
(9)研修要件
①初動時立合い
システムの稼働開始時は,担当SEが立会い,稼働確認及び操作説明等の職員サポートを行うこ
と。
②職員研修
システムの利用及び管理に必要な事項についての説明および教育を行うこと。
また,その際,研修テキストを用意すること。
5.財務会計システム賃貸借業務仕様
次の業務を行うこと。
(1)保守管理要件
導入業務が終了し,稼働を開始したシステム(ハードウェア・ソフトウェア等システム構成・稼働に係る
一切)を対象とし,次のとおり保守管理業務を行うこと。
ア.
大幅な制度改正等によるシステムの改修以外は,バージョンアップ等を含め,通常の保守の範
囲で,特段の経費を要することなく行うこと。
イ.
遠隔操作による保守を見込む場合は,提案に含めること。
6
提案仕様書
ウ.
円滑なシステムの稼働を確保するために必要な機能修正や変更・交渉修理,部品交換等の保
守管理作業を行うこと。
エ.
機器の移設や市の業務内容の変更により,クライアントおよびサーバ等に設定変更が生じた場
合は,市側の指示に従い,適切に対応すること。
(2)障害対応
障害時には来庁し,迅速な対応を行える体制を有すること。
ハードウェア・ソフトウェアを問わず,障害発生時には速やかに対応し,迅速に復旧させること。
また,復旧後は障害の原因について職員に書面による報告を行い,対策を協議すること。
(3)サポート要件
職員からの問合せ・質問等については,誠意をもって対応すること。
一般的なパソコンの操作方法やOSに関する問い合わせについても,柔軟に対応すること。
問合せ対応については,本市開庁時間内を原則とする。
ただし,業務上の都合により,通常時間を越えてサポートの必要が生じたときは,協議のうえ,これに
対応するものとし,費用は本業務の契約金額に含むものとする。
(4)各種マニュアルの整備
受託者は,システムの円滑な運用を目的として,本市と協議のうえ,次のマニュアルを作成しなけれ
ばならない。
また,マニュアルについては,常に最新状態を保持することとし,本市及び受託者内部で人事異動
が発生した場合であっても,短期的に円滑な業務の引継ぎを行える内容のものであること。
ア.
運用マニュアル
イ.
操作マニュアル(管理者用・一般職員用)
ウ.
障害復旧マニュアル
6.契約に関する事項
(1)契約の締結
企画提案競技において決定された最優秀提案者を優先交渉権者とし、随意契約により契約締
結交渉を行う。また、特別な理由により最優秀提案者と契約締結ができない場合は、他の提案
者のうち順位が上位の者から順に契約交渉を行うものとし、最終的に交渉が成立した提案者と
契約を締結する。
(2)契約の名称及び期間
①財務会計システム導入業務委託
平成24年1月(予定)から平成24年7月31日まで
②財務会計システム賃貸借
平成24年1月(予定)から平成29年7月31日まで
7
提案仕様書
※ただし,賃貸借期間は平成24年8月1日から平成29年7月31日までとする。
(3)支払いの条件
①財務会計システム導入業務委託
開発が完了しテストで不備が無いことを受託者が確認したものを検査対象とし,本市にて指定した
成果物の確認と受入試験を実施し,検査で合格となった後,委託料を支払うものとする。
②財務会計システム賃貸借
賃貸借料の支払いは,年一括前払いとする。
(4)費用負担
本業務遂行の際の主な費用負担に関して,以下に示す。
①人件費・諸手当等
本業務の遂行にあたり必要となる受託者のすべての人件費,出張旅費,諸手当等の費用は,
すべて契約金額に含まれるものとする。
②消耗品
本市との打ち合わせをはじめとする各種会議等で使用する印刷物作成や成果物の納品に関わ
る電子媒体等,研修等で使用するテキスト作成等に要する消耗品の費用は,すべて契約金額
に含まれるものとする。
③通信運搬費
本市との連絡調整に必要となる電話・郵便等の通信運搬費など,受託者から本市に向け発信,
発送したものについては,全て契約金額に含まれるものとする。
④机等の事務用品,パソコン等の費用
開発に要する机,椅子等の事務用品,パソコン,プリンタ等の機器類の費用は,全て契約金額
に含まれるものとする。
7. 提案書作成要件
詳細は別添1「提案書作成要領」を参照すること。
8. 要件確認書作成要件
詳細は別添2「要件確認書作成要領」を参照すること。
9. 経費見積り
提案書の内容に基づき経費を見積り,「見積書(様式第7号)」及び積算内訳書を作成すること。
また,詳細は別添3「見積書作成要領」を参照すること。
8
提案仕様書
【別添1】
提案書作成要領
提案書の作成に当たっては,仕様書や要件定義書等を理解したうえで,次の要領で作成すること。
1 共通事項
(1) A4判,両面可,100ページ以下(表紙・目次除く)とする。
(2) 提案書鑑(様式第5号)には,住所,企業名及び代表者名を記載し,押印すること。(副本では企
業名が分かる記載をしないこと。)
(3) 提案書には企業名,住所,社章等の企業名が分かる記載をしないこと。
2 提案書の構成等
以下に示す順に項目を明記して作成するものとし,各項目において重複する内容は,引用するなどし
て極力省略するとともに,専門知識のない者にも分かりやすい表現とすること。
<提案書の項目>
1 提案者の信頼性について
(1)実績
平成20年度以降に地方公共団体において本業務と同様の業務を行った実績について記載する
こと。
(2)保有する資格
本業務の遂行に有用な保有する資格について記載すること。
※それぞれの資格証明書の写しを添付すること。
2 財務会計システム導入の考え方について
(1)システムのあるべき姿
「2.業務の目的」を踏まえ,財務会計システムのあるべき姿について記載すること。
(2)システム再構築に対する基本的考え方
システム再構築について,基本的な考え方・取り組み方について記載すること。
3 システムの概要について
(1)システムの全体概念図
業務システム全体を俯瞰できるものを記載すること。
(2)共通基盤の考え方
共通基盤と業務システム間,共通基盤と他システム間などの連携の考え方を具体的に記載するこ
と。
(3)システムの特徴
システムの特徴や機能を具体的に記載すること。なお,業務システムについては,主に次の項目
9
提案仕様書
で記載することとし,この項目では全体的な特徴等を記載すること。
4 業務システム機能について
(1)共通機能
システムの共通機能を具体的に記載すること。
(2)各業務システム機能
各業務システムの機能を具体的に記載すること。
(3)カスタマイズの考え方
本業務の契約期間内における制度改正等の機能追加・修正の実施方法や費用負担に加え,カ
スタマイズの影響による費用上昇や運用等における職員の負荷が最小限になるための基準など,カ
スタマイズ(制度改正等のバージョンアップを含む。) の考え方を具体的に記載すること。
(4)追加提案
業務システム関連で,仕様書に示した要件以外で有効と思われる提案があれば,記載すること。
5 情報セキュリティ対策について
(1)個人情報保護対策
個人情報など秘密情報のセキュリティ対策について,具体的に記載すること。
(2)ウイルス対策
ウイルス対策について,具体的に記載すること。
(3)追加提案
情報セキュリティ対策関連で,仕様書に示した要件以外で有効と思われる提案があれば,記載す
ること。
6 データ移行について
(1)データ移行作業の方法
既存データの調査や移行手順,検証などの実施方法について,具体的に記載すること。
(2)追加提案
データ移行関連で,仕様書に示した要件以外で有効と思われる提案があれば,記載すること。
7 利用者研修について
(1)利用者研修に対する実施方針
システム利用者やシステム管理者が円滑に端末操作等を行え,スキルアップに繋がるような操作
研修の実施方針を記載すること。
(2)研修内容
研修方法や研修時期,実施回数,講師数,対象者など具体的に記載すること。
8 運用保守について
(1)運用保守の方針
10
提案仕様書
運用保守の方針を具体的に記載すること。
(2)業務内容
保守範囲やシステムの稼働監視,オペレーション,ヘルプデスク,アプリケーション保守など具体
的に記載すること。
(3)障害時の対応
障害時の対応を具体的に記載すること。
(4)追加提案
運用保守関連で,仕様書に示した要件以外で有効と思われる提案があれば,記載すること。
9 実施体制・スケジュールについて
(1)新システム構築の体制
従事予定者の経験年数やシステム構築等の業務実績,責任体制などを明記した新システム構築
の体制図を記載すること。また,本市との役割分担についても具体的に記載すること。
(2)全体スケジュール
本仕様書で示したスケジュールを踏まえ,スケジュールを具体的に記載すること。
(3)運用保守の体制
従事予定者の経験年数や運用保守等の業務実績,責任体制などを明記した運用保守の体制図
を記載すること。また,本市との役割分担についても具体的に記載すること。
10 システム機器構成について
(1)システム機器構成
本業務で導入するシステムの,稼働や安定的な運用を保証するシステム機器構成や各機器のス
ペック,推奨理由,障害対策などを分かりやすく記載すること。(基本ソフトやミドルウエア,DB等のラ
イセンスを含む。)
(2)消費電力等
機器ごとに台数の合計を記載するとともに,全体の消費電力や発熱量,質量(ラック等を含む。)
等を記載すること。
(3)機種等の限定
パッケージ等の制限により,システム機器構成や製造メーカー,機種等を限定する場合は,その
理由や機種名等を明確に記載すること。(限定しない場合,その旨記載すること。)
また,基本ソフト,ミドルウエア,DB等の名称等を記載すること。
11 その他特記事項について
(1)プログラムの著作権
パッケージやカスタマイズ,新規作成プログラムにおける著作権についての考え方を記載すること。
また,プログラムソースの公開についての考え方も記載すること。
(2)バージョンアップの考え方
①機能改善などに伴うバージョンアップ
11
提案仕様書
本業務の契約終了後において,機能改善などに伴いバージョンアップを行うときの有償・無償
の別,適用方法など基本的な考え方を記載すること。
②基本ソフト等の更改などに伴うバージョンアップ
サーバのリース替え等により基本ソフト等が更改される場合において,バージョンアップを行う必
要があるときの基本的な考え方を記載すること。
(3)データの抽出・移行
一定期間の運用後,本市が他社の新システムに更改する場合を想定し,データの抽出や移行,
各データのレイアウト仕様書,その他必要な帳票類の提出など,具体的な対応を記載すること。
また,データ移行に際して極力経費が発生しないような工夫があれば記載すること。
(4)追加提案
仕様書に示した要件以外で,特に有効と思われる提案があれば,記載すること。
12
提案仕様書
【別添2】
要件確認書作成要領
要件確認書の作成に当たっては,仕様書や要件定義書等を理解したうえで,次の要領で作成するこ
と。
1.共通事項
(1) 要件確認書は,要件定義書を使用し,各機能要件に対する対応区分を記載するとともに,必要に
応じて補足事項を記載すること。
(2)要件定義書の表紙中,「要件定義書」を「要件確認書」に記載を改めたものを要件確認書の表紙と
して作成すること。
(3) 要件確認書鑑(様式第6号)及び要件確認書の表紙には,住所,企業名及び代表者名を記載し,
押印すること。(副本では企業名が分かる記載をしないこと。)
(4) 要件確認書には企業名(略称を含む。),住所,社章等の企業名が分かる記載をしないこと。
2.対応区分
対応区分の欄には,対象の機能要件に対する対応区分を以下の要領で記載すること。
○:標準対応
△:カスタマイズ対応
×:対応不可
3.カスタマイズ規模
カスタマイズの規模(人月)の欄には,対応区分が△の場合,カスタマイズに要する作業時間(人月)を
記載すること。
4.補足事項
補足事項の欄には,必要に応じて補足説明や代替案などを記載すること。
13
提案仕様書
【別添3】
見積書作成要領
「見積書(様式第7号)」の作成に当たっては,仕様書や要件定義書等を理解したうえで,次の要領で
作成すること。
1 共通事項
(1)見積価格は,提案内容評価の参考として利用するものであり,契約金額とならないものとする。
(2)見積価格は消費税を含んだ価格とし,できるだけ詳細かつ具体的に記載すること。
(3)見積書には社名及び代表者名を記載し,押印すること。(副本では企業名が分かる記載をしないこ
と。)
2 見積価格積算時の留意事項
(1)財務会計システム導入経費
①財務会計システム構築費
ア. パッケージの導入費
イ. 仕様実現のために発生するソフトウェアカスタマイズ開発費
ウ. データ移行関連経費
エ. 既存システム等(統合型GIS等)とのデータ連携費
オ. 操作研修費
カ. その他必要と考えられる経費(項目を挙げて積算する。)
(2)財務会計システム賃貸借経費
①パッケージ費
パッケージの費用(60月の総額)を見積もること。
②パッケージ費(保守料)
パッケージの保守料 (60月の総額)を見積もること。
③システム機器費
システム機器の費用(60月の総額)を見積もること。
④システム機器費(保守料)
システム機器の保守料(60月の総額)を見積もること。
⑤運用保守料
ア. 運用期間における保守料を記載すること。
イ. 運用SE及びヘルプデスク費用は,必ず積算内訳書に記載すること。(1人当り単金×必要人数,
常駐・非常駐の別,運用の適用範囲なども記載すること。)
⑥機能改善などに伴うバージョンアップ
本業務の契約終了後において,同じパッケージを導入している自治体共通に機能改善などを行う
ことに伴いバージョンアップを行うときを想定して,その費用を記載すること。
⑦基本ソフト等の更改などに伴うバージョンアップ
14
提案仕様書
サーバのリース替えによる基本ソフト等の更改に伴い新システムのバージョンアップが必要となる
ことを想定して,その費用を記載すること。
⑧データの抽出・移行費
ア. 一定期間の運用後,本市が他社の新システムに更改することを想定して,今回調達するシステ
ムの全データを新システムに移行する費用を記載すること。
イ. データ抽出や移行,データレイアウト,コード一覧など新システムに移行するために必要な全て
の費用を積算内訳書に記載すること。
※上記⑥,⑦及び⑧は,本市と同規模の自治体における一般的な費用を参考見積として記載する
こと。
⑨月額リース料
上記,①~⑧までの金額の合計にリース料率を掛け,リース料の月額を算出し,記載すること。(リ
ース料率も記載すること。)
⑩賃貸借経費合計
上記,⑨の月額に60月を掛け,運用期間における賃貸借料の合計を算出し,記載すること。
なお,当該費用はシステム環境の変化などにより変動するものであるため,当該事象が発生したとき,
詳細について本市と協議し,費用等を決定するものとする。
(3)合計
(1)①と(2)⑩の合計金額を記載すること。なお,この金額が提案額となるので,提案上限額を越え
ないように留意すること。
3 積算内訳書
上記の項目別に積算し,積算内訳書(任意様式)を作成すること。
15
提案仕様書
【別添4】
データ移行内容
本市財務会計システム導入に係る移行データは,原則タブ区切りのテキストデータによる提供とし,現
行システムで保有しているデータは以下のとおりである。
また,移行データ範囲は,平成24年7月31日現在とする。
1.債権者名データ
項目名
形式
桁数
備考
債権者コード
X
6
検索用カナ
X
10
債権者名
X
120
代表者名
X
50
住所番地
X
80
債権者名カナ
X
60
郵便番号
X
7
電話番号
X
13
口座
X
15
受取人コード
X
5
口座名義人カナ
X
50
口座名義人漢字
X
60
前金口座
X
15
前金受取人コード
X
5
前金口座名義人カナ
X
50
前金口座名義人漢字
X
60
銀行コード(4),支店コード(3),種目(1),
口座番号(7)
銀行コード(4),支店コード(3),種目(1),
口座番号(7)
2.科目名称データ
項目名
形式
桁数
備考
主キー
X
15
科目名称
X
70
短縮名称
X
20
共通摘要管理区分
X
1
目的別コード
X
6
性質別コード
X
6
16
年度(2),会計(2),収支区分(1),款(2),項
(2),目(2),節(2),細節(2)
提案仕様書
臨経区分
X
1
科目レベル
X
1
3.摘要名称データ
項目名
形式
桁数
備考
年度(2),会計(2),収支区分(1),款(2),項
主キー
X
22
(2),目(2),節(2),大事業(2),小事業(2),
細節(2),摘要(3)
摘要名称
X
90
臨経区分
X
1
財源区分
X
2
性質別コード
X
6
目的別コード
X
6
4.事業名称データ
項目名
形式
桁数
備考
主キー
X
14
事業名称
X
70
臨経区分
X
1
目的別コード
X
6
性質別コード
X
6
年度(2),会計(2),款(2),項(2),目(2),大
事業(2),小事業(2)
5.所属名称データ
項目名
形式
桁数
備考
主キー
X
8
所属課名
X
40
短縮名称
X
20
所属課名(カナ)
X
20
年度(2),所属課コード(6)
6.目的別名称データ
項目名
形式
桁数
備考
目的別コード
X
6
目的別名称
X
40
使用サイン
X
1
収支区分
X
1
財源区分
X
2
17
提案仕様書
7.性質別名称データ
項目名
形式
桁数
備考
性質別コード
X
6
性質別名称
X
30
8.歳入予算データ
項目名
形式
桁数
備考
主キー
X
21
要求区分
X
1
臨経区分
X
1
財源区分
X
2
前年度額
X
10
目的別コード
X
6
年度(2),会計(2),所属課(6),款(2),項
(2),目(2),節(2),摘要(3)
9.歳出予算データ
項目名
形式
桁数
備考
年度(2),会計(2),所属課(6),款(2),項
主キー
X
27
(2),目(2),大事業(2),小事業(2),節(2),
細節(2),摘要(3)
要求区分
X
1
臨経区分
X
1
財源区分
X
2
前年度額
X
10
性質別コード
X
6
その他データについては,必要に応じて,別途協議するものとする。
18