1. イメリスの一般行動規範 要約

30/09/2012
V 6.0
要約
1. イメリスの一般行動規範
2. イメリス従業員の個人行動規範
3. 不適切な行動の報告
***
*
この倫理行動規範は長年にわたる行動指針をまとめたものであり、イメリスの取締役、役員、従業
員、代理人、ならびにイメリスの子会社、イメリスが支配する合弁企業および他の類似のイメリスと
の長期に亘るビジネス・パートナーの取締役、役員、従業員、代理人を含むイメリスに関与する者お
よび事業体に順守を期待しているものです。この規範は、日常業務を遂行する中で全ての適用される
法律を確実に順守するだけでなく、過去におけるイメリスを特徴づけ、未来においても当社の成功を
左右する高い水準の義務、誠実性、公平性、開放性を実現することを目的として作成されています。
イメリスの取締役、役員、従業員、代理人、ならびにイメリスの子会社、イメリスが支配する合弁企
業および他の類似のイメリスとの長期に亘るビジネス・パートナーの取締役、役員、従業員、代理
人、この倫理行動規範に要約されている行動指針を熟知し、実践する責任を負っています。
この倫理行動規範に要約された行動指針を順守するのは、個人および共有責任の双方であり、より高
度な職務上の義務を負うマネージャーは、役職に基づいてこの規範に要約されたかかる行動指針に特
に注視しなければなりません。
1.
イメリスの一般行動規範
1.1 法と規則の順守
法の順守は、会社としての私たちの行動およびあり方全ての基本となるものです。イメリスならびに
イメリスの子会社、イメリスが支配する合弁企業および類似のイメリスとの長期に亘るビジネス・パ
ートナーの取締役、役員、従業員および代理人全ては、個人として各自におよび会社としてイメリス
に適用される法と規則を尊重して順守することが期待されています。
イメリスは世界中の数多くの国で事業を展開しているため、当グループの事業は、多数の国ならびに
欧州連合などの超国家的組織の法律と規制の対象となっています。イメリスはフランスで設立・上場
されている法人であるため、グループの全企業は現地の法律に加えて、場合によってはフランスの法
律が適用されることがあります。
さらに、私たちは世界各地で働き、住んでいるため、大きく異なる習慣や法に遭遇し、そのような習
慣や法は互いに衝突しあう可能性があります。この規範や会社方針で定めているほど現地の法律や習
慣が厳格ではない国で業務を遂行している場合でも、私たちはイメリスの取締役、役員および従業員
が法を順守し、イメリスが約束する倫理的行為の高い基準を維持することを常に期待しています。
1.1.1 政治への関与
イメリスの方針においては、個人が市民としての個人的な立場で政治プロセスに参加することを制限
しません。
1.1.2 公正競争
イメリスは、市場で積極的かつ公正に競争します。私たちは、不法行為または不当競争によって取引
を勝ち取ったり、顧客との関係維持を図ったりしません。すなわち、すべてのイメリスの事業と従業
員は、顧客、納入業者、競合他社、同業者に公正かつ堂々と対応し、相手の権利を尊重します。
1.2 地域社会における企業行動と倫理
1.2.1 企業としての社会的責任
私たちは、当社の事業すべてにおける高い水準の社会的・環境的行動が、当グループの財務的・非財
務的目標の達成に極めて重要であると信じています。
すべての事業部門における事業計画と意思決定過程に適用されるイメリスの基準は、経済効率、社会
的公正、健康、安全と環境責任を含めた持続可能な開発の原則に則ったものです。当社の持続可能な
開発の原則は、安全、環境、技術革新、サプライ・チェーン、エネルギー、地域社会との関係、人
材、人権および企業統治に適用されます。
この基準は、投資家にとって魅力的かどうかという問題を考慮して作成されています。
当社従業員のためには、安全な行動慣行と衛生的な職場環境を確保し、専門的能力の開発を奨励
地域社会のためには、最高の環境、埋蔵鉱物の効率的な使用を通して事業を行うライセンスを維持
し、透明性のある対話と地域社会志向のイニシアチブに基づいて隣人との良好な関係の維持
経済的パートナーのためには、顧客および納入業者との間に質の高い関係を築き、環境に安全な質
の高い製品と技術を開発し、株主との明瞭かつ定期的な対話を実施
イメリスは、会社活動における持続可能性を継続的に改善するよう積極的に取り組みます。認識プロ
グラムと研修プログラムが作成され、導入されるでしょう。可能な場合は、進歩を実証するための適
切な定量的尺度が設定されるでしょう。
1.2.2 環境および製品の管理
環境パフォーマンスの継続的な改善は、持続可能な開発に対するイメリスの決意のなかでも重要なも
のです。
イメリスのグループ構造の中で、それぞれの事業グループとそのグループが擁する個々の現地業務
は、グループの環境管理制度監査規約に義務付けられている 8 要素から成る適切な環境管理制度を実
施する責任を負っています。
現場では、外部の証明書を得るため国際的に認知された管理制度を開発し導入するとともに、適切と
考えられる場合はその管理成果に関して具体的な基準を設定するよう奨励します。
イメリスは、グローバル・リスク管理方針の一環として、定期的な内部監査と外部監査により当社環
境基準の導入を検証します。各事業部門は、ライフサイクル全体の総合的な理解と製品製造に関する
安全対策を包括した製品管理プログラムを開発し、製品のすべての利点が確実に提供されるように奨
励されます。
1.2.3 人権
イメリスは、世界人権宣言を念頭において人権を擁護し、世界各地でグループの事業を遂行するに当
たり、こうした権利を尊重します。私たちは、イメリスの存在が健全な関係を助長し、どこにあって
も市民との紛争を回避するよう努力します。
イメリスは、グループの従業員、その家族、私たちが住む地域社会、ならびにグループの事業の影響
を受ける他の人々の尊厳、福祉、権利を尊重し、擁護します。
こうした権利が脅かされる場合には、国際基準が守られるよう努力し、人権侵害を容認すると解釈さ
れるような状況を回避するよう努力します。私たちが所有する機器および設備が、人権侵害に悪用さ
れないように努めます。
私たちは、人権の重要性についてより広範な理解を促すための積極的な努力、特に当グループの存在
する地元社会に役立つ取り組みを支援する機会を模索します。
1.2.4 地域社会への貢献
世界中で業務を行うイメリスとその従業員は、必然的に現地地域社会の一部となり、イメリス・グル
ープ全体の代表であるとみられます。
各事業、各従業員は、周囲の人々の信用と信頼を維持するよう行動する責任を負っています。私たち
は、それぞれの事業と従業員が持てる才能とスキルを活用し、特に若年層の教育を支援することで、
各地域社会の発展に貢献するよう積極的に奨励します。
イメリスの各現地では、地域社会との関係改善を継続する計画を立てなければなりません。
1.3 当社従業員と企業行動倫理
1.3.1 相互の尊重
私たちは、当社のすべての取締役、役員および従業員が相互の尊重と信頼、個人の尊厳に基づいて、
職業人としての自覚をもってお互いに対応することを期待しています。私たちはこの約束を守るた
め、個人の人種、肌の色、性別、国籍、年齢、性的嗜好、身体障害に基づいた性的な嫌がらせを始め
とするいかなる嫌がらせまたは差別を厳重に禁じます。
1.3.2 多様性と平等
イメリスの強みの一つは、当社の従業員の多様性であり、様々な国籍と背景をもつ男女が協力して働
き、共通の目標を持っていることです。私たちのチームに多様性を進んでとりいれることは、従業員
に対するグループの重要な約束の一つでもあり、その意味でイメリスは、各従業員がそれぞれの知
識、スキル、経験、教養および背景で評価される包括文化を創生するように努めています。またグル
ープは、障害を持つ人々の受け入れに有利に働くプログラムの開発にも力を入れています。会社とし
て私たちは、世界中で公正な雇用慣行を奨励し、雇用やすべての従業員のキャリア開発に平等な機会
を提供します。
1.3.3 安全
すべての人々の行動が事故のない職場を作り出します。地元の適用法と規則を完全に順守すること
が、世界中で義務付けられています。イメリスは包括的な基準、指針、体制、手順を確立して導入す
ることにも最大の努力を払います。これは、単に適用法や規則の完全順守にとどまらず、最優良事例
を目指したものです。このような安全文化の構築は私たちの目標であり、そのために目に見える形で
のリーダーシップ、継続的な教育と研修、さらに職場の全員による積極的な参加が必要になります。
私たちは危険物の特定、リスク評価とリスクマネジメントを支援し、奨励します。そして、業務監
査、社内監査、外部監査および報告を通してパフォーマンスを測定します。
1.3.4 労働衛生
私たちは従業員の健康を守り、職場における福祉を構築するよう努めます。
健康な従業員は事業の成功に貢献します。私たちは、職場環境の実態を把握し、評価するとともに、
これを制御することによって、職業病の発生が年を追って減少するよう最大限の努力を払います。
1.3.5 労働組合とその代表者
私たちは、従業員とその代表者との公正で透明性のある建設的な関係の構築に向けて常に努力しま
す。労働組合への加入の有無を基にした、既存従業員への差別は一切容認しません。私たちは、すべ
ての業務において、従業員による労働組合の結成、労働組合への加入の権利を尊重し、労働協約を締
結します。そして、個人または集団による適用法と規則に基づいた表現の自由を尊重します。私たち
は、従業員が組合および/または労働組合に参加、不参加を希望する場合、各自の決定権を尊重し、
法律で認められているように、強制によるものではなく説明に基づいた決定力を尊重します。私たち
は、かかる法と規則が国際労働機関(ILO)87 号、98 号条約に定められた基本的コンセプトを反映し
ていると確信しています。
1.3.6 基本学習
私たちは、すべての従業員が読み書きと計算について基礎的な訓練を受けていることを確認するよう
努めます。
1.4 当社株主と倫理行動規範
1.4.1 企業統治
イメリスは、企業統治、義務、責任について高い基準を維持するよう最大の努力を払います。
最優良事例に従って、取締役会は主要株主の代表者と独立メンバーで構成され、事業に関する知識と
経験および革新的な思考の均衡をとっています。
すべての取締役は、自らの職務と責任を完全かつ効果的に果たすために、必要な情報は完全かつ適時
に入手することができます。また、取締役会の中には、優れた企業統治、最優良事例および統制の根
幹を成す戦略委員会、指名・報酬委員会、監査委員会が設置されています。
取締役のイメリスにおける保有株式については完全に公開されています。
1.4.2 内部統制
私たちは、当社業務に関する真正と公正な見解を記載した報告書ならびに財務諸表を作成します。
報告書の作成に当たってのイメリスの基本原則は、形式よりも実質を重視するというものです。私た
ちは、財務事項と非財務事項について同様の厳格さをもって取り組みます。
イメリスの内部統制制度は、適用法と規則の順守、財務情報を広め当社の財務実績の正確かつ合理的
に詳細な状況を知らせ、当社の資産が経営陣の指示および方針に従ってのみ支出されるように合理的
保証を提供する目的を常に満たすためのものです。これは責任ある評価とリスクの軽減に合致するも
のであり、重大な虚偽の申告や損失を防ぐ合理的保証を提供します。
私たちは、合理的かつ慎重な判断を常に行い、そのような判断に基づいて、最も適切な会計方針と報
告方針に準拠します。そして、一般会計原則に従って財務諸表を作成します。
イメリスは、取締役、上級経営職、財務管理者ならびに財務諸表の作成に判断を下すその他の従業員
に対して、自らの職位または職務に要求される倫理基準に従って誠実かつ真摯に行動することを義務
付けています。
1.4.3 透明性
イメリスは原則と実践の両方において、優れた企業統治と戦略的・商業的な守秘義務の保護に従った
方法で、株主に対して、さらには金融市場と一般社会に対して、透明性を提供することに努力を払い
ます。イメリスは、グループの業務実績と財務状況についての分かりやすい情報を、時宜にかなった
方法で広めます。そして、情報の正確さを社内で検証し、必要に応じて第三者機関が検証します。
私たちは、グループが事業を展開している法域の関連当局に対し、要請のあった情報を提供し、適当
と認められる場合は、イメリスの株式が取引されている地域においてメディアのみならず当社ウェブ
サイトなどを利用して直接的な方法により、当該情報を公表します。また私たちは、年次報告書やよ
り詳細な持続可能性の進展状況に関する報告書により定期的に、手許にある詳細な社会的・環境的パ
フォーマンスのデータを自発的に提供します。
公開された資料は、イメリスの外部用ウェブサイト www.imerys.com.を通してアクセスすることがで
きます。このウェブサイトと当グループのイントラネットは、グループ事業によって維持されている
他のウェブサイトにリンクされており、現地事業についての豊富で詳細な追加の情報に簡単にアクセ
スできるようになっています。業績に関するプレゼンテーションまたは企業買収/事業分離の発表な
ど、重大な出来事もイメリスのインターネットで確認できます。
2.
イメリス従業員の個人行動規範
2.1
誠実さと最高基準の職業上の行動
倫理的に行動するということは、当社事業に適用される公式の法律と規則を順守すれば良いというも
のではありません。行動の中身と個人的な誠実さにおいて最高基準を守ることもこれに該当し、第三
者との公正な取引にも反映されるべきものです。倫理的に行動することにより、詳細な情報を得たう
えでのビジネス上の意思決定、および法や会社方針への不用意な違反の回避に役立ちます。また、会
社と個人に科される高額な罰金や法的責任ならびに法的処罰のリスクも軽減させます。そして、イメ
リスの収益と株主価値も守ることになります。
イメリスの全員が、事業を展開する国の法律を尊重し、順守しなければなりません。これに加え、私
たちは、同僚、顧客、株主ならびに当社事業の影響を受けるその他すべての人々を含む、当社の投資
家からの信用と信頼を維持するよう、全員が専念しなければなりません。
私たちの倫理的な行動が明瞭に目に見えるようになれば、私たちの誠実さについての評価を高めるこ
ととなり、ひいては顧客と従業員を共に会社に引き付け、これを維持するうえで役立ちます。
2.2
利益相反の回避
2.2.1 イメリスの資産の使用
それぞれの取締役、役員および従業員は、グループの資産と資源の適切な使用およびその保護に責任
を負っています。これらの資産は、経営陣の指示と方針に従って使用されなければなりません。
情報技術や通信資源をはじめとするイメリスの資産は、業務目的での使用を意図したものです。情
報、技術と通信資源の適度な個人的使用は、各グループ雇用事業体の具体的な方針に沿っていること
を条件に、プライバシーに関する検討事項を考慮したうえで容認される場合があります。
全てのイメリスの取締役、役員および従業員は、通常に事業を遂行する過程において、適用されるデ
ータ保護原則に従うことを条件に、イメリスが提供する通信装置を使用して保存または送受信された
情報をイメリスが検閲する権利を持っていることに留意しなければなりません。イメリスは、個人的
な、つまりビジネスに関連しない、保存情報またはかかる装置からの送受信情報を検閲しないように
合理的な措置を取りますが、取締役、役員または従業員は、イメリスが供給する通信装置上にビジネ
スに関連のない通信内容があるからといって、かかる装置上の業務用通信のイメリスの検閲に異議を
唱える権利はありません。
最後に、各取締役、役員および従業員は、グループの資産を損傷、改変、不正、紛失、盗難から保護
するよう努めなくてはなりません。
2.2.2 他社における個人的利害
イメリスの取締役、役員または従業員は、イメリスに忠実でなければならず、イメリスの事業利益と
競合または対立する一切の活動に関与してはなりません。取締役、役員または従業員は、利益相反の
可能性のある一切の状況を開示しなくてはなりません。また、他に雇用関係が発生した場合、上司に
報告し、その雇用によって利害の対立が生じないことを確認してください。
2.3
不適切な支払い
2.3.1 贈収賄と勧誘
グループの取締役、役員および従業員は、直接的または間接的を問わず事業を獲得するため、維持す
るためまたはイメリスに事業上の利益をもたらすために国家公務員に金銭、価値あるものを提供、約
束、贈ってはなりません。さらに、民間セクターの人にも直接的または間接的を問わず、受領する者
にその雇用者に対する忠実義務に違反させる目的で金銭、価値あるものを提供、約束、贈ってはなり
ません。
私たちは、イメリスの製品とサービスの質に基づいてのみ競争することを約束します。結果として、
適用される贈賄防止法・腐敗防止法の順守を約束することによりグループの取締役、役員および従業
員は、公共セクターまたは民間セクターの何れの個人に対しても以下に該当するような物を提供、約
束または贈ってはいけません。
イメリスの製品とサービス、または他社の製品とサービスについて不適切な方法もしくは腐敗を招
くような方法で受領者の判断に影響を与えること
イメリスのために不正なビジネス上の便宜を図ってもらうこと
取引のタイミングに影響を与えること
提供、約束または支払いが公表された場合、その他の方法でイメリスの名声を害する傾向があること。
国によっては「円滑化のための支払い」を要求されることが珍しくありません。これを支払うことに
よって日常の(つまり、義務的)行政措置の処理を早めてもらうことができます。イメリスは、「円
滑化のための支払い」をすることに反対しており、「円滑化のための支払い」が要求されないビジネ
ス環境への移行を積極的に奨励することを約束しています。グループの取締役、役員および従業員が
国家公務員の個人からまたは代理で要求された支払いの合法性、倫理的意味について疑義がある場
合、支払いをする前に上司又は法務部の担当者と話し合ってください。
イメリスの従業員、代理人またはビジネス・パートナーの安全を確保するための支払いは、「円滑化
のための支払い」とはみなされません。すべてのかかる支払いが要求され、行われる場合はいずれに
しても、直属の上司または法務部の担当者に直ちに報告すべきです。
2.3.2 業務上の贈り物
イメリスの取締役、役員または従業員は、いかなる場合でも、業務上の判断に影響しうるまたは影響
すると見なされうる贈り物、イメリスへの忠誠義務に反するまたは障害となる贈り物を、求めたり受
領してはなりません。受け取ってはならない贈り物には、すでにイメリスと取引がある、もしくはイ
メリスとの取引関係の確立を希望する一切の会社・人物・団体からの現金、貸付金、過剰な接待や旅
行、過剰な好意などが含まれます。
特定の贈り物の授受が適切かどうか確信がもてない場合は、上司に確認しなければなりません。
2.4
完全かつ公正な競争の促進
イメリスの取締役、役員および従業員は、競争に関するすべての法律を順守しなければなりません。
またイメリスの従業員は、いかなる方法においても、製品またはサービスの販売について完全かつ公
正な競争を制限するような、いかなる種類の合意または了解を競合他社との間で交わすことは許され
ていません。これには、価格の設定または操作、談合、製品/市場/販売区域の割当、製造/販売/製品生
産やサービス提供の制限が含まれます。これは、すべての場合に適用されますが、特定の取引に関し
て競合禁止契約が締結されており、法務部で承認されている場合は除きます。
さらに、イメリスの取締役、役員および従業員は、競合他社とのいかなる不適切な関係の発生につい
ても回避しなければなりません。たとえ従業員の行為が合法であっても、顧客がその行為に不適切だ
という印象を持てば、当社の事業は重大な痛手を被る可能性があります。業界団体の活動に関与した
り、競合他社、顧客、または供給業者との間で交流がある状況下では常に、とりわけ倫理的・法的要
件とそのような交流が顧客や他者に与える印象について注意を払わなければなりません。
取締役、役員および従業員は、計画している行動の合法性について確信をもてない状況が発生した場
合には、法務部に問い合わせ、その指図に従わなければなりません。
2.5
機密情報と知的財産
イメリスの業務上の機密情報は、非常に貴重な財産です。知的財産権、企業秘密、ノウハウだけでな
く公表されない戦略的情報、財務情報、技術的情報または企業秘密として作成された情報およびすべ
ての人材データ、人事データも含まれます。
かかる機密情報にアクセスできる、またはそれを知っているグループの取締役、役員および従業員
は、当該情報を保護し、その情報が適切に使用され、他の権限のある人のみが使用することを確実に
する責任があります。機密情報の偶発的な開示は、意図的な開示とほぼ同様に有害であり、顧客や他
の仕事仲間との日常の交流ならびに社会的環境における自らの言動には、特に注意を払う必要があり
ます。また、情報ツールや情報システムを扱う際には、不注意から機密情報の不正アクセスをさせな
いように注意する必要があります。
同様の責任と義務は、イメリスに当該情報を委ねた第三者から受領した機密情報にも適用され、グル
ープとの雇用期間または任期を超えても継続されます。
2.6
個人情報と保護
イメリスは、保有する従業員または第三者の個人情報の守秘権を保護し尊重することを約束していま
す。個人情報を収集し、収集されたデータにアクセスできる各グループの取締役、役員および従業員
は、合法的収集であるか、使用が具体的に記載された目的に従ったものであるかに対して責任があり
ます。かかる個人情報の伝達が国境を越えて必要となった場合、その伝達が適用法を順守したもので
あることを確実にします。
2.7
ソーシャル・ネットワーキングと第三者のウェブサイトの個人的使用
イメリスは、概して、個人的および社会的フォーラム・ウェブサイト、ウェブ・ブログを肯定的にみ
ており、それらを自己表現の媒体として使用する従業員の権利を尊重しています。グループの取締
役、役員または従業員は、イメリスの一員であると明らかにすることもでき、社会的ウェブ上でグル
ープに関することを話し合うこともできます。ただし、個人的な表現またはプロジェクトが、そのよ
うなウェブサイト上の正式なスポークス・パーソンのみに権利が与えられたイメリスの表明であるか
のように閲覧者が解釈するのを回避しなくてはなりません。自分のプロファイルに投稿、公開するも
のはイメリスおよびその従業員全員に反映される可能性があることも認識しなくてはなりません。
2.8
イメリス株の取引
「公的に入手可能」でない「重要情報または内部情報」にアクセスできる場合や、それを知っている
場合、グループの取締役、役員および従業員とその親類縁者は、イメリス株の売買やイメリス株のオ
プション取引をしてはなりません。
「重要情報または内部情報」は、会社の株価に影響を与えると合理的に考えうる一切の情報を指しま
す。情報は、一般投資家に広く利用可能な確実な方法で、効果的に開示されている場合に限り、「公
開情報」と見なされます。重要情報または内部情報の例としては、未公表のマーケティング計画、新
製品発売、財務データ、配当や収益の変更、大きな負債や訴訟、合併や買収、上級経営陣の変更や事
業戦略などが含まれます。
また、重要情報や内部情報を第三者に伝えることは、その第三者が当社株の売買をするかどうかに関
わらず、また、その行為の結果として金銭的利益を得ない場合でも同様に禁止行為です
2.9
業務記録の保持
2.9.1 イメリスの企業活動の完全かつ正確な記録
グループの優れた経営には、客観的な分析と統制の実施を可能にするために、承認された受領者に信
頼性のある情報が伝達される必要があります。またこれは、当該情報が機密情報である限り、保護さ
れなければならないということも意味します。
責任あるビジネス上の意思決定を行い、法律上、金融上、規制上、経営上の義務を果たし、持てる知
識とこれまでの経験を最大限に活かすためには、イメリスの全部門が公正かつ正確な業務記録を維持
しなければなりません。
私たちはすべての取引について、取引記録を隠蔽したり、改ざん、変造、偽装してはなりません。業
務記録や通信記録は公開されることがよくあるため、人物および会社についての誇張や悪口、当て推
量、不適切な特徴付けも回避すべきです。これは電子メール、社内メモ、正式な報告書にも同様に当
てはまります。
2.9.2 文書の管理
それぞれの事業部門は、現地法ならびにイメリスが定める基準と方針に従って、文書の保存または破
棄を確実にする責任があります。
3.
不適切な行動の報告
すべてのイメリスの取締役、役員または従業員に対しては、この倫理行動規範に対する明らかな違反
が生じた、または生じているとの情報を得た場合や、善意からの確信に至った場合は、取締役会、上
司、または人事部、法務部もしくは内部監査部の担当者に速やかに報告することを期待します。同様
に、この倫理行動規範の対象となる状況について対処方法が不確かである場合も同担当者/部門から
助言を求めるべきです。
この倫理行動規範に対する違反の可能性を報告した取締役、役員または従業員が納得のいく回答を得
られなかった場合、当該取締役、役員または従業員は、関連の違反の可能性に適用される特定のグル
ープ方針に従って、指示報告系統(上級経営陣を含む)を含む他の担当者に再度報告することができ
ます。
この倫理行動規範に対する違反の疑いについて誠実な報告を行うことで、取締役、役員または従業員
が罰されることは一切なく、調査後に禁止行為が立証されなかった場合にも、報告者が罰されること
はありません。
重大な違反が報告された場合、イメリスは根本原因を調査し、適切な是正措置を策定するとともに、
これを実施に移します。
禁止行為に関わった者はすべて、以下の処分の組合せに服しなければならないか、またはその可能性
があります。
懲戒処分:イメリスの取締役、役員または従業員の犯した行動の重大性に応じて、イメリスは、不
適切な行動を処罰し、将来において他の取締役、役員または従業員による類似の行為を防止するため
に現地法に則って最高の解雇を含むすべての必要な措置を取ることを約束します。しかしながら、禁
止行為の疑いのある人に対しても懲戒処分を採る前に聴取される機会を与えなければなりません。こ
の場合、手続きは、関連の人事部長または法務部長の責任の下で取り行われます。
全額返還と回収:禁止行為の結果として取締役、役員または従業員が受け取ったすべての資金、他
の資産がある場合、イメリスが関連当事者に対して全額返還と回収を命じるものとします。
刑事捜査とさらなる訴訟:適切である場合、グループの法律顧問(the Group General Counsel)
は、現地の適用法と規制が許す限りまで、さらに訴訟を起こすかおよび/または刑事訴訟手続を開始
するかの決定をすることができます。
この倫理行動規範は、広範な社内協議の対象となり、イメリスの執行委員会によって見直しが行われ
たものです。この倫理行動規範はすでに適用されており、イメリスの会長および最高経営責任者によ
って適時変更が加えられる可能性があります。
この規範は、イメリスが運営するすべての事業に適用されるものです。いくつかの国の法律は、この
規範に定められた以上の要件または禁止事項を科す可能性があります。これらの国々においては、す
べてのイメリスが運営する事業は、一切の現地法を順守することは勿論のこと、同様にこの規範の要
件も順守しなければなりません。この規範の現地による例外は、実行する前にグループの法律顧問に
提示され許可を得なくてはなりません。
イメリスのすべての取締役、役員および従業員は、この倫理行動規範が要請するところを熟知し、順
守することが期待されています。規範の要請するところについて不明な点があれば、上司または人事
部、法務部、あるいは内部監査部の現地担当者にお問い合わせください。