福島市野田児童センターこどもまつり 開催日時 平成 25 年 6 月 9 日

事業内容(タイトル)
福島市野田児童センターこどもまつり
開催日時
平成 25 年 6 月 9 日(日)午前 10 時∼午後 4 時
開催場所
福島市野田児童センター及び周辺広場
参加者数
子ども
974 人
大人
454 人
スタッフ協力者
102 人
東京電力による原子力災害による放射能汚染で停滞していた地域の児童
健全育成活動の復興を目的に、こどもまつり事業を実施致しました。祭り
の内容は、定番の模擬店縁日広場はもとより、ニュースポーツの親子体験
実施したことや
プログラムや幼児アクティビティ・大道芸のワークショップ・那須どうぶ
当日の様子
つ王国による環境教育プログラムなど児童センターならではのダイナミッ
(です・ます調でご クな要素を融合したプログラムを多く取り入れ、また、運営には100名
を超える多くの地域の住民の方々や地域企業・中学校ボランティアが携わ
記入ください)
るなど、地域のこどもまつりにふさわしい内容となりました。
当日は、天候にも恵まれ、地域の小さな児童センターに 1,500 名を超え
る参加者を迎え、盛大な祭りを開催することができました。
ワクワクするプログラムに、そして、ドキドキするイベントに、一日中大
人も子どもも驚きと感動の笑顔と声が絶えませんでした。
の声
祭りの後の参加者の感想は次のようなものがありました。
「原発事故から2年以上経過しているが、まだまだ放射能の不安があり、子
どもと一緒に野外で遊ぶ機会が少なかった。今回、
こどもまつりに参加して、
同じ不安をもつ方々と一緒に触れ合い笑うことができてすごく良かった。」
「祭りに参加して、楽しさや面白さを感じるだけでなく、幸せも感じること
ができた。
」
「温かみのある素晴らしい祭りでした。来年は、ボランティアス
タッフとして地域の子ども達のために何か役に立ちたい。」など。
震災後、児童健全育成の拠点として役割をはたすために、地域の子ども達
児童館の担当者の感
のためにできることは何かを探りながら少しずつ活動をしておりましたが、
想
今回、「児童館活動支援募金」のご支援を得て、地域の児童健全育成の復興
と創造を目指した大きな祭り事業を開催することができました。こどもまつ
りを通じ、震災前には見つけることができなかった児童センターを中心とし
た地域の強い絆作りをできたことが大きな成果となりました。
子どもたちや利用者
募金してくださった
福島は、2011 年 3 月 11 日より毎日、放射能汚染という目に見えない恐怖
全国の皆さまへのメ と闘って生活をしております。そのような状況下ではありますが、当センタ
ッセージ
ーは除染作業も終わり放射線量が低下したとはいえ、まだまだ不安の残る環
境下に置かれています。このまつりの成功を機に、未来ある地域の子ども達
のために、安心して集いあえる居場所となるよう、地域の児童センターとし
てできることから一歩ずつ活動を再開し成長していきたいと思います。