着々と完成に近づく新病院 (平成25年7月31日現在) =第 131 号 = 2013. 7 月 愛知県長久手市岩作雁又1番地1 〒480 –1195 学校法人 愛知医科大学 愛知医科大学ホームページアドレス www. aichi-med-u. ac. jp ■ 主 な 目 次 ■ 平成26年度学生募集概要………………………… 2 平成24年度愛知医科大学決算…………………… 10 医学部早期体験実習体験記……………………… 17 南イリノイ大学医学部短期留学体験記………… 18 ドクターヘリ5,000回出動を達成… …………… 23 新病院トピックス………………………………… 25 健康と病気………………………………………… 37 平成26年度医学部医学科学生募集概要 医学部医学科の入試日程等は次のとおりです。 - 2 - 平成26年度看護学部看護学科学生募集概要 看護学部看護学科の入試日程等は次のとおりです。 - 3 - 平成26年度 大学院医学研究科 (博士課程) 学生募集概要 大学院医学研究科(博士課程)の入試日程等は次のとおりです。 1 募集人員 出願期間:平成26年1月4日(土)から ・基礎医学系 13名 平成26年1月15日(水)まで ・臨床医学系 17名 (必着) 試 験 日:平成26年2月14日(金) 2 入試日程 試 験 場:大学本館2階202講義室 【第1次募集】 合格発表:平成26年2月28日(金) 出願期間:平成25年8月19日(月)から 3 試験項目・時間 平成25年9月2日(月)まで (必着) 試験項目 試 験 日:平成25年10月4日(金) 試 験 場:大学本館3階303講義室 合格発表:平成25年10月25日(金) 【第2次募集】 注:第1次募集により定員に満たない場合のみ実施 時 間 外国語(英語) 〔辞書使用可,電子辞書不可〕 ※外国人志願者の外国語試験は,英語一 か国語のみによる試験又は英語及び日本 語の二か国語による試験のいずれかを選 択する。 面接試問 (志望する専攻分野に関連する専門試験を 含む。 ) 10:00 ~ 12:00 13:00 ~ 平成26年度 大学院看護学研究科(修士課程)学生募集概要 大学院看護学研究科(修士課程)の入試日程等は次の 【第2次募集】 とおりです。 注:第1次募集により定員に満たない場合のみ実施 1 募集人員 出願期間:平成26年1月14日(火)から 10名 平成26年1月27日(月)まで (消印有効) 2 教育研究分野 試 験 日:平成26年2月5日(水) 教育研究分野 試 験 場:看護学部棟内講義室 専攻領域 合格発表:平成26年2月12日(水) 母子看護学領域(母性) 救急・災害看護学領域 実践看護学分野 急性・重症患者看護学領域(※) 4 試験科目・時間 《一般選抜・社会人特別選抜》 精神看護学領域 老年看護学領域 試験時間 地域看護学領域 ※高度実践看護師(看護師特定能力認証)コース(クリティカルケア[周 術期] )のみ募集 3 入試日程 【第1次募集】 出願期間:平成25年8月12日(月)から 9:00 ~ 10:00 試験科目等 一般選抜 社会人特別選抜 専門科目(専攻領域) ─ 10:30 ~ 12:00 外国語 (英語) 13:00 ~ 14:00 小 14:10 ~ 面 接 論 文 《高度実践看護師コース》 試験時間 試験科目等 (消印有効) 9:00 ~ 10:00 専門科目(関連領域の病態生理学) 試 験 日:平成25年9月4日(水) 10:30 ~ 11:30 外国語 (英語) 試 験 場:看護学部棟内講義室 13:00 ~ 14:00 小 14:10 ~ 面 接 平成25年8月26日(月)まで 合格発表:平成25年9月11日(水) 論 文 注) 外国語(英語)の試験は,辞書(電子辞書は除く。 )の持ち込みを認 める。 - 4 - 学生募集説明会・オープンキャンパスを実施 キャンパスツアー (ドクターヘリ見学) 会場受付 本学では,毎年2回のオープンキャンパスを実施して おり,本年は,平成25年7月27日(土)と8月17日(土) 学生による救急蘇生法 講座 に実施しました。 主な内容としては,各学部に分かれての「入試内容の 説明」 , 「学食体験」及び「教職員による懇談及び在学生 との懇談」に加え,医学部としては「学生による救急蘇 生法講座」 , 「キャンパスツアー」 , 「学生による合格体験 談」及び「学生による留学体験談」を行い,看護学部と しては「在学生からのメッセージ」及び「実習体験」等 学生との相談コーナー を行いました。 1回目には,医学部187組297名,看護学部216組387名 と計684名もの多数の方々に参加して頂きました。 在学生の案内による「キャンパスツアー」においては, ドクターヘリを見ながらのフライトドクター,フライト ナースによる説明が一番人気で,会場が賑わいました。 また, 「教職員による懇談」では,入学試験の内容, 奨学制度などに関する相談があり, 「在学生との懇談」 私の合格体験談 では,在学生から入学試験に臨む心構えや入学後の状況 等を聞く良い機会として参加された方も数多くみられま した。 国家試験日程のお知らせ ◆第108回医師国家試験 ・試 験 日 平成26年2月8日(土) ,9日(日)及び10日(月) ・合格発表日 平成26年3月18日(火) ◆第103回看護師国家試験 ・試 験 日 平成26年2月16日(日) ・合格発表日 平成26年3月25日(火) ◆第100回保健師国家試験 ・試 験 日 平成26年2月14日(金) ・合格発表日 平成26年3月25日(火) - 5 - 役員・評議員の異動 平成25年5月27日(月)に理事会及び評議員会が開催され、次のとおり理事・評議員の選任等を行いました。 【理事】 辞任 加藤真司,山本英輝(平成25年5月31日付) 選任 浅井富成,小出龍郎(任期:平成25年6月1日~平成28年1月27日) 【評議員】 辞任 加藤真司,德丸愛恵,山本英輝(平成25年5月31日付) 選任 石川清道,細川秀一,鈴木賢一郎(任期:平成25年6月1日~平成28年1月27日) 医学部父兄後援会・父兄互助会平成25年度定期総会開催 新会長に浅井富成氏を選出 平成25年度愛知医科大学医学部父 続いて,平成25年度役員の改選が行われ,新会長の浅 兄後援会・父兄互助会定期総会が, 井富成氏【写真】を始め総勢19名の新役員が選出されま 5月26日(日)午前10時から大学本 した。 館301講義室において開催されまし 浅井新会長の挨拶の後,平成25年度事業計画及び予算 た。 案が原案どおり承認されました。 山本英輝会長の挨拶の後,平成24 総会終了後,三宅養三理事長,佐賀信介医学部長,細 年度父兄後援会及び父兄互助会の事 川好孝教務部長,道勇学学生部長,島田孝一法人本部長 業報告及び決算報告があり,会計監査報告を受けて承認 からそれぞれ挨拶がありました。 され,引き続き父兄後援会会則及び父兄互助会規約の一 なお,昼食を挟んで,午後1時20分から4~6学年次 部改正が承認されました。 のご父兄を対象に国試懇談会が開催されました。 看護学部父母会平成25年度定期総会開催 新会長に石川清道氏を選出 平成25年5月11日(土)午前10時 原案どおり承認されました。 から,看護学部棟N301講義室にお 議事終了後,八島妙子看護学部長及び衣斐達教務学生 いて看護学部父母会の平成25年度定 部長から来賓あいさつがあり,盛会のうちに定期総会は 期総会が開催されました。 無事終了しました。 德丸愛恵会長のあいさつの後,議 また,定期総会に引き続いて,父母と大学教員との学 事に入り,平成24年度の事業報告及 年別懇談会が開催され,大学側からは各学年の主任,副 び決算報告が原案どおり承認されま 主任が出席して,活発な意見交換等が行われるなど,大 した。続いて役員の改選が行われ,新会長に石川清道氏 変有意義な会となりました。 (3学年次生父母) 【写真】が,また,新役員として他に なお,この懇談会は,父母会と大学の双方が定期的に 21名の方々が選出されました。その後は新役員によって 情報交換・意見交換等を行うことにより,学生生活全般 議事が進行され,平成25年度の事業計画案及び予算案が の向上を図ることを目的として毎年行われています。 - 6 - 河合保 元技師長 春の叙勲の栄誉 本院中央放射線部元技師長の河合保さん【写真】が平 成25年度春の叙勲において,瑞宝双光章を受章され,平 成25年5月13日(月)に,国立劇場大劇場において伝達 式,皇居・豊明殿において拝謁が行われました。 河合さんは,本院の放射線検査業務に37年間の長きに わたり精励され,放射線診療技術の改善,発展に寄与し, 後輩の指導に努められました。 早期から,患者さんの医療被曝量低減を考慮した創意 工夫を重ねられ,平成元年当時,開発間もないMRI装置 の導入時には,最新技術の習得と安全運用の為の改善提 案に努められました。後の高度救命救急センターへの MRI装置導入時には,技術者の育成に努め,MRI検査の 24時間体制づくりに尽力されました。 受章された河合さんから「この度,はからずも叙勲の 後もこの栄誉に恥じなきよう,頑張っていく所存です。 栄に浴しましたことは,ひとえに皆様方からの長年にわ 皆さまの新病院での活躍に期待しております。頑張って たるご指導,ご支援の賜物と深く感謝しております。今 ください。 」と感想がありました。 平成25年度愛知医科大学公開講座 行ってみよう!聴いてみよう!医科大学の公開講座 ~病気の早期発見と最新医療~ 本学では,教育・研究を広く社会に開放し,地域社会の教育・文化向上に寄与することを目的として,公開講座を毎 年度開催しています。平成25年度の公開講座は,テーマを「病気の早期発見と最新医療」と題し,9月7日(土)から 毎週土曜日の計4回にわたって開催することとなりました。 受講方法及び内容等は次のとおりです。 【受講方法】 ・受講対象者 一般市民 ・会 場 本学たちばなホール ・募 集 人 数 400人 ・申 込 先 公開講座1係 ・受 講 料 無 料 ・託 児 所 5才位までの託児 【内 容 等】 開催日 講演時間 テーマ及び講師 つながる力で元気をつくる 9月7日(土) 13:30 ~ 15:30 大腸がんと告げられたら 9月14日(土) 13:30 ~ 15:30 地域看護学 教授 坂本真理子 在宅看護学 准教授 佐々木裕子 ボランティアグループ「ねたきりになら連」 臨床腫瘍センター 教授 三嶋 秀行 大腸がんの低侵襲手術 ヒトの細胞で病気を治療する事が出来る 9月21日(土) 9月28日(土) 13:30 ~ 15:30 13:30 ~ 15:30 血液のがんは治るの? みみ・はな・のどにがんはできるの? ~耳鼻咽喉科のがんの話~ - 7 - 消化器外科 講師 大橋 紀文 輸血部 教授 加藤 栄史 血液内科 准教授 花村 一朗 耳鼻咽喉科 教授 小川 徹也 耳鼻咽喉科 助教 西村 邦宏 = 地域連携= 提携に関する覚書調印式 長久手市・㈱長久手温泉 平成25年5月10日(金)長久手市役所において, 「長 久手市と愛知医科大学と株式会社長久手温泉との提携に 関する覚書調印式」が行われ,𠮷田一平市長,石川直久 学長,鈴木孝美代表取締役(株式会社長久手温泉)が覚 書に署名しました。 本学では, 平成24年1月に長久手市と「包括連携協定」 を結び,これまで公開講座を始めとする各種連携事業を 開催してきましたが,今後は「健康増進」をテーマに, 三者が持つ強みを活かして市民の健康づくりを推進する ため,本学運動療育センターや長久手温泉ござらっせの 鈴木孝美代表取締役 𠮷田一平市長 石川直久学長 諸施設を活用して各種講演会やセミナー等を実施してい く予定です。 後は,温泉施設や豊かな地域資源を活用して,市民の健 石川直久学長からは「本日,長久手市及び株式会社長 康づくりに協力していきたいと思います。 」とあいさつ 久手温泉と提携を結ぶことができて,大変光栄です。今 の言葉がありました。 長久手市・㈱長久手温泉との連携による よくばり健康づくり・長久手スタイル~ロコメタ予防~開催 平成25年6月30日(日)に長久手市,㈱長久手温泉ご ングを行いました。 ざらっせ,愛知医科大学の提携記念事業第1弾として, その後,長久手温泉ござらっせに移動し,運動療育セ 「よくばり健康づくり・長久手スタイル~ロコメタ予防~」 ンターと長久手温泉が共同開発した健康づくりヘルシー と題した健康増進イベントが開催されました。ロコメタ ランチを頂きながら,管理栄養士による食生活の改善に 予防とは,ロコモティブシンドローム(運動器症候群) ついてお話を伺いました。 とメタボリックシンドローム(代謝症候群)を同時に予 最後は,各自温泉に入浴して頂き,イベントは盛会裏 防すべく考え合わされた造語ですが,本イベントでは新 に終了いたしました。 しいスタイルの予防法を目指しています。 参加頂いた市民の方からは, 「楽しく,あっという間 当日は,一般市民30名にご参加頂き,まず,本学運動 の一日だった。 」 「健康について学ぶ良い機会になった。 , 」 療育センターにおいて,牛田享宏センター長による「痛 という感想を頂きました。 みとロコメタ予防」についての講義を受講しました。続 本学では,今後も「健康づくり」をテーマとして,各 いて,理学療法士,運動指導士による,ロコモ予防スト 種イベントを企画していく予定です。 レッチや筋肉トレーニング,メタボ解消プールトレーニ 牛田センター長による講義 中田理学療法士によるロコモ予防ストレッチ - 8 - 愛知医科大学公開講座(長久手市連携事業)開催 平成25年6月22日(土)長久手市文化の家「風のホー ル」において,愛知医科大学公開講座(長久手市包括連 携事業)が開催されました。本公開講座は,長久手市と の包括連携事業の一環として昨年度から始まり,今年度 で2回目の開催となりました。 今年の公開講座は, 「救急医療」をテーマに,長久手 市消防署の署員の皆さまにもご協力頂いて, 「こんなと きどうする?-救急医療の正しい利用法-」と題した講 演及び講習を実施し,約120名の市民の方々にご参加頂 きました。 会場の様子 始めに,石川直久学長から開講の挨拶があった後,本 院救命救急科の竹内昭憲教授(特任)に救急医療の正し い利用法について,実際の症例を踏まえながら講演頂き ました。 引き続き, 「正しい心臓マッサージとAEDの使い方」 と題したテーマで,長久手市消防署員の協力の下,訓練 器具やAEDを使用した講習が行われ,参加された受講 者は,熱心に取り組まれていました。 講演される竹内教授(特任) 最後に,長久手市消防本部の水野悟消防長から閉講の 挨拶があり,盛会裏に終了しました。 受講者からは, 「講習があって,非常に分かりやすか った。 」 , 「講習で身に付けた知識を家族にも教えていき たい。 」などの感想を頂きました。 本学では,今後とも長久手市と連携して定期的に公開 講座を企画していく予定です。 講習の様子 石川直久学長 第9回健康都市連合日本支部大会(北名古屋市)へ出席 平成25年7月30日(火) ,31日(水)に北名古屋市文化 名古屋市職員による「北名古屋市モデルによる地域回想 勤労会館において,第9回健康都市連合日本支部大会が 法」など,現在北名古屋市で行われている活動報告がさ 開催され,同市と連携協定を締結している本学からは, れました。 石川直久学長が来賓として出席されました。 また, 「音楽は健康のサプリメント」と題して,名古屋 大会には,健康都市連合日本支部に加盟している北名 芸術大学の学生による,昔,テレビから流れていたヒッ 古屋市,長久手市,大府市など全国35の自治体と3つの ト曲の数々が演奏されました。 協力団体から約700名の参加があり,各自治体によっては 翌日には,場所を健康ドームに移し, 「食と運動による 大勢の人数で参加している自治体も見受けられました。 健康づくりの取り組み」やトレーニングルームのお試し 大会では,30日(火)に,北名古屋市関係者が演じる コーナー, ポッカサッポロフード&ビバレッジによる「食 バスツアー仕立ての劇を用いた「ウォーキングマップに 育セミナー」が行われ,盛会のうちに終わりました。 よる北名古屋市の紹介と健康づくりの事例報告」や,北 - 9 - 平成24年度愛知医科大学決算 平成25年5月27日(月)に開催された理事会及び評議員会において,平成24年度決算が承認されましたので,その概 要をお知らせします。 消費収支計算書 平成24年4月1日から平成25年3月31日まで 資金収支計算書 平成24年4月1日から平成25年3月31日まで - 10 - 貸借対照表 平成25年3月31日現在 1 概要 平成24年度は,4月に建学40周年を迎え,更なる飛躍を期するために,新病院建設を含むキャンパス整備計画を推し進めてお り,財政基盤の強化・安定を図る視点に立って,事業財源を確保することを最重要課題としました。また,病院経営改善活動の 一環として「アクション・レポート」の発行等で,医療の質改善への取り組みを病院職員に広報するなど,職員のモチベーシ ョンの維持,向上に努めました。 平成24年度の帰属収支差は,プラス12億円となり,一段と改善しました。これは,医療収入が前年度と比較して13億円程の増収 となったこと,また支出面においては,薬品材料費及び診療材料費等医療経費の増加が5億円程にとどまったことによります。 2 前年度との比較(主な増減) (1)消費収支計算書 収入・・・帰属収入総額は,372億円で,前年度と比較して19億円(5.4%)の増加となりました。 主な要因は,近隣病院とのDPCベンチマークから本院の強み弱みの分析と対策を図ったほか,DPC対応クリティカル パスの作成等により,13億円程(前年度比5.1%)の増収となりました。 支出・・・消費支出額は,359億円で前年度と比較して12億円(3.6%)の増加となりました。 主な要因は,人件費について,将来の事業展開に備えた人的資源の確保のための人員増を行いつつ,給与構造改革を 継続し,諸施策を推進したこと,医療費の直接経費である薬品材料費及び診療材料費の節減努力によるものです。 (2)資金収支計算書 施設関係支出は,新病院建設工事等が17億円で,全体では,20億円となりました。設備関係支出は,医療用設備等更新費 が10億円で,全体では,13億円となりました。 (3)貸借対照表 資産総額は,657億円で前年と比較して21億円の増加となりました。また正味資産(基本金+消費収支差額)は,前年度と 比較して13億円増加の404億円となりました。 3 最後に 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から2年が経ちました。 本学では,災害時に医療拠点として「安心」 , 「安全」で質の高い医療を提供すべく,その中核となる新病院棟の建設を昨 年度より進め,平成25年3月末には53.7%の出来高に達し,平成25年11月末の竣工に向けて順調に進捗しています。 その一方で,電力不足や円安によるエネルギー価格の上昇により,経費額が前年度比6.65%増,震災前からすると11.53% もの増となりました。平成24年度は,昨年度に続き黒字となりましたが永続的な発展のため,関係各位のご理解とご協力を お願い致します。 なお,詳細についてはホームページをご覧ください。http://www.aichi-med-u.ac.jp/su01/su0105/index.html 平成24年度に行った主な事業内容は,以下の通りです。 - 11 - - 12 - - 13 - - 14 - - 15 - - 16 - 医学部早期体験実習体験記 平成25年度医学部新入学生による早期体験実習が,平成25年7月8日(月)から10日(水)の3日間にわたり,本院 の各病棟において行われました。体験実習を終えた学生の感想文を紹介します。 実際の医療現場を体験して 1学年次生 櫻町 遥 実習病棟:7A病棟(脳神経外科,脳卒中センター) 脳神経外科で体験実習をしましたが,まず衝撃を受け 打たれました。どうしたら患者さんが楽な状態でいられ たのは患者さん達についてです。私は病棟に行くまで, るかを常に探求し,心のこもったケアをし,決して間違 患者さん達とは普通に会話ができるものと思い込んでい いのないよう手間を惜しまず薬品のチェックをする姿を ました。しかし,実際には脳に障害を持ち意識のない患 3日間見続けました。 者さん,声の出ない患者さんが多く,最初は正直「これ 看護師の方々の患者さんを労わる気持ちは,その挙動 ではコミュニケーションがとれないではないか。 」と思 や口調に顕著に表れていました。看護師の方々が患者さ っていました。しかし,実習中,看護師の方々の仕事に んの一番近くで生活を支えているのだということ,そし ついて回るうちに,その考えは改められました。声が出 て看護師,薬剤師,医師など,医療チームの中の様々な ない患者さんも口の動きで意志を伝えることができま 職種の人がそれぞれの仕事を全うすることで医療の現場 す。私は,看護師の方々のようにすらすらとは理解でき は回っているのだということを学びました。また,看護 ませんでしたが,最終日に「ありがとうございます。 」 師さんに頂いた「病気や薬品だけをみるのではなく,患 と伝えられ,それを理解できたときは,初めて心を通わ 者を診る医師になって欲しい。 」という言葉は大変印象 せあうことができたように感じました。また,意識のな に残っており,医師になっても忘れずにいようと思いま い患者さんにも顔を見るたび大声で呼びかけたりする看 した。 護師の方々の姿勢に強く感銘を受け,自分の思っていた 医療の現場での看護師の方々の活躍は,ある程度理解 「コミュニケーション」という言葉の枠が,いかに狭い していたつもりでしたが,百聞は一見に如かずというと ものであったかを思い知らされました。 おり,実際目にして初めて学ぶことも非常に多かったで 二つ目に考えたのは,健康についてです。実習一日目 す。最初は,体力的にも精神的にもつらいと感じた実習 に指導してくださった看護師の方が担当した患者さんは でしたが,3日間を終えた今,脳神経外科で学べて本当 体を動かせない人でした。目をしきりにかゆがっていた に良かったという思いです。大変有意義な実習でした。 ので顔の清拭のお手伝いをしたのですが,どんなに目が かゆくても看護師さんがきて顔を拭いてもらえるまでど うすることもできない患者さんの気持ちを思うと,目を おしぼりでこするだけの作業がとても責任重大なことで あるように思え,ひどく緊張しました。その患者さんの カルテを読んだ際,今後の目標が「一人で水が飲めるよ うになりたい。 」であることを知り,自分たちが何不自 由なく暮らしている中,病室で難病と闘い続けている患 者さんがいるのだということを改めて実感しました。 私たちは, 今持っているものを当たり前のものと考え, そのありがたさや儚さを実感する機会は日常生活の上で ほとんどありません。突然クモ膜下出血で倒れ脳に障害 が残った患者さん,階段を3段落ちてそのまま意識が戻 らない患者さん, 他にも重症の方々をたくさん見ました。 明日,自分の身に何か起こるともわからない, 「健康」 の脆さを目の当たりにするとともに, 自分は人を「健康」 な状態にする為に尽くす医療の現場にいるのだと実感し ました。医師になるためこれからも努力しようというモ チベーションも高まりました。 また,看護師の方々の患者さんを思う姿勢に強く胸を - 17 - 本学では,現在南イリノイ大学(SIU)医学部と学生交換を含む包括的な相互交流を行っており,この交換プログラ ムの一環として,臨床実習選択(Elective)コースと2学年次カリキュラム受講(PBL)コースの二つのコースへ本学 医学部学生を派遣しています。 平成24年度のプログラムとして,Electiveコースへ平成25年3月9日(土)から5月5日(日・祝)まで4名の,また, PBLコースへ3月16日(土)から4月7日(日)まで7名の学生が留学しました。この留学を終えた学生から寄せられ た体験記をご紹介します。 「SIU臨床実習選択コース」への派遣者 医学部6学年次生 大 野 木 之 香 医学部6学年次生 中 村 文 乃 SIUでの臨床実習は発見と驚きの連続でした。問診や アメリカでの臨床実習をさせて頂く中で自分の目指す 身体診察,指導医へのプレゼンはもちろんすべて英語で 医師像,日本の医療について改めて考えることができま 行います。ただでさえ不自由な英語で,更に難しい医学 した。また,医療に限らず,日本で当たり前に感じてい 英語を使って会話をするのはとても大変でした。どのよ たことも,別の視点があることに気付き自分の視野が広 うな言い方をすれば伝わりやすいのか,日本での臨床実 がりました。 習では気付かなかったコミュニケーションの大切さをひ アメリカに着いたばかりの頃,できなかったことが少 しひしと感じました。 しずつできるようになることで自分の成長を感じること SIUでの貴重な経験を生かし,幅広い視野を持った国 ができました。今回留学させて頂いたことに心から感謝 際的な医師を目指したいと思います。 申し上げます。ありがとうございました。 中村さん(右) 大野さん(右から2人目) 医学部6学年次生 服 部 亜 衣 医学部6学年次生 寺 島 佳 奈 江 今回,南イリノイ大学医学部の約2ヶ月間の留学プロ SIUでは大学病院で臨床実習をさせて頂き,アメリカ グラムに参加させて頂きました。一年前,この留学に挑 との医療や文化の相違に触れることができ,とても貴重 戦することを決めたとき, 「どうせ日本で医者をやるの な経験をさせて頂きました。 に何でわざわざ海外行くの?」と聞かれました。今の私 今後は,この経験を活かして努力を続けていきたいで ならこう聞かれたとき,自信を持ってこう答えると思い す。この度の留学に多大なご支援を賜りました,大学職 ます。 「日本で一生医者をやるならむしろ海外の医療を 員の皆さま,お世話になりました関係者の皆さまにお礼 見るチャンスだよ!」と。 申し上げます。ありがとうございました。 アメリカに留学して以前より視野が広がり,日本を客 観的に見ることができるようになったと思います。この 度の留学に多大なご支援賜りました大学職員の皆さま, お世話になった全ての関係者の皆さま,本当にありがと うございました。 寺島さん(左から2人目) 服部さん(右から3人目) - 18 - 「SIU2学年次カリキュラム受講コース」への派遣者 医学部5学年次生 小 川 晃 生 医学部5学年次生 福 山 俊 彦 今回SIU留学の一員に選んでくださり,大学の関係者 SIU留学が決まったとき,嬉しさよりも不安の方が勝 の方には本当に感謝しています。 留学が決まってからは, っていました。しかし,SIUに行ってみて本当に良かっ 不安や心配でいっぱいでした。しかし,この3週間はと たと思っています。SIU留学は語学研修ではなく,医学 ても充実した良き経験ができ,本当によかったと思いま 部の短期留学であり,これまで学んできた知識を試す格 す。今回は,たまたま6人の良いメンバーに巡り会い, 好の場所です。愛知医科大学で学ぶ知識は,アメリカの みんなで協力し気遣いあってきました。もちろん留学な 医学部でも十分に通用します。難しい表現よりも簡単な ので大変なこともありましたが,みんなで今回の留学を 単語の方が上手に伝わります。これから先,分かりやす 本当に良い経験や思い出にできたと実感しています。ア く説明するということにも繋がると思います。今回この メリカで知り合いもたくさんでき,今回のSIU留学は医 ような機会を与えて頂き,本当にありがとうございまし 学を学ぶ以上にコミュニケーション能力を高める良い経 た。 験になったと思います。 医学部5学年次生 岸 野 孝 昭 医学部5学年次生 小 野 真 菜 美 私が海外留学に興味を持ち,今回の留学に参加した理 私は今春,南イリノイ大学(SIU)へ留学に行く機会 由は,自身の海外での入院体験から,将来,海外から日 を頂きました。留学が決まった時は,アメリカのメディ 本に来られた方を英語で診療できる医師になりたいと思 カルスクールで3週間学べることへの期待で一杯でした うようになったからです。今回の留学に参加し,聞いた が,出発が近づくにつれて英語力や医学的知識に対する り,読んだりして理解することはできると自分自身を深 不安も強く感じるようになりました。実際,SIUの生徒 めた一方で,自分の考えを英語で伝えることの難しさを たちは知識も豊富であり,またSIUのカリキュラムも 実感し今後の課題となりました。このような機会を与え PBLというディスカッション形式で行うものがほとんど て頂いたことに大変感謝しています。 なので,ある程度の知識がないと話についていくことが 医学部4学年次生 西 できません。しかし,だからこそやりがいがあり,また 口 亜 希 得るものも多くあった3週間となりました。このような SIUでは,主にSIUの学生と共に講義を受けPBLを行 機会を下さった先生方,お世話になった医学部庶務課の いました。アメリカでの学習にあたり,最も驚いたこと 皆さま,そして一緒に頑張った仲間達に心から感謝して があります。それは,アメリカでは自ら質問しないと誰 います。本当にありがとうございました。 も教えてくれないということです。これにより, 「病態 医学部5学年次生 髙 井 夕 貴 子 理解」という考え方,つまりこの患者さんの病気でなぜ この症状が出るのだろう?を覚えるのではなく,論理的 SIUでのPBLを通して,能動的に自発的に学習するこ に考える癖が身に付きました。また,モチベーションも との楽しさを改めて感じました。疑問に対する根拠や理 上がり異国の地で先輩,同学と暮らすことにより協力す 由をしっかり考えたことにより,曖昧なことが明確にな ることを学びました。今回3学年次生として行かせて頂 ったからです。少しずつではありますが,4学年次生ま いたことに感謝し,学んだことを勉強,臨床実習で更に でに得た知識が繋がり始めて,そうなると勉強も楽しく 役立てていきたいと思います。 思えました。そして,アメリカの学生と価値観を共有す ることは本当に刺激的でした。今回経験させて頂いたこ 医学部4学年次生 野 々 部 恵 とを活かし,学習面・生活面ともに更に充実させていき 今回,SIUに留学させて頂くことができて本当に良か たいです。 ったです。症例についてのディスカッションを通して自 分たちで勉強するというスタイルは新鮮で,みんなで勉 強しているという感覚がとても楽しかったです。3週間 という短い期間でしたが,SIUの学生との交流はとても 良い刺激となりモチベーションも上がりました。この留 学に行くにあたって支えてくださった皆さま,ありがと うございました。 SIUでの集合写真 - 19 - 医学部新カリキュラム 「愛知医科大学に期待する」シンポジウム 開催 平成25年5月28日(火)12時40分から,大学本館たち ばなホールにおいて, 医学部1学年次科目「医療人入門」 の授業の一環でシンポジウム 「愛知医科大学に期待する」 が開催されました。 科目責任者である衛生学講座の小林章雄教授から開催 の挨拶があった後,薬理学講座の岡田尚志郎教授,内科 学講座(腎臓・リウマチ膠原病内科)の今井裕一教授に よる司会進行の下,長久手市長の𠮷田一平氏,長久手市 教育委員の加藤正雄氏,中日ドラゴンズ社長の坂井克彦 氏,瀬戸保健所所長の大野香代子氏,本学同窓会前会長 の加藤真司氏,MS TOMORROWS代表の坂野尚美氏, 本学学術国際交流委員会委員長の渡辺秀人教授の7名を シンポジストとして,それぞれのお立場から, 「愛知医 科大学に期待する」をテーマにご講演頂きました。 笑顔で挨拶することの大切さや医師となる上で問題解 決能力を身につけるには様々な経験が必要というお話, また,国内外で活躍する卒業生からのビデオレターを通 なものになったと思います。 してのお話など,示唆に富む様々なお話しを伺うことが このシンポジウムでは,患者さんから信頼される医師 できました。 として成長していくことが,多くの人々から期待されて これらは,学生にとって大学で過ごす6年間,あるい いることを強く自覚してもらうことができたものと思わ は自分の将来を考えるにあたって大いに参考となる貴重 れます。 国際交流を目指す医学部学生の座談会開催 平成25年6月17日(月)午後4時40分から,大学本館 からアメリカ(サンフランシスコ)留学の報告がありま 203講義室及び204講義室において,平成24年度短期留学 した。各々の報告者は,パワーポイントを使い写真や図 生と国際交流を目指す医学部学生との「国際交流セミナ 式を紹介しながら,具体的な体験談や留学の心構え等を ー」が開催されました。 報告しました。 当日は,203講義室において,学術国際交流協定校へ 報告会終了後は,会場を204講義室に移し,報告者が の留学報告として,医学部6学年次生の大野木之香さん 留学先ごとのブースに分かれて,参加した学生からの質 と服部亜衣さんから南イリノイ大学医学部短期留学の報 問に答える時間が設けられ,各学生は,気軽に質問がで 告,次に,医学部6学年次生の上松万里子さんと岡崎絢 きることもあり,時間をかけて多くのことを学び,良い 子さんからコンケン大学医学部短期留学の報告, 最後に, 刺激を受けた様子でした。 医学部5学年次生の朝倉小百合さんからルール大学医学 今後もこのセミナーが,国際交流を目指す医学部学生 部短期留学の報告がありました。続いて,本学医学部学 にとって,勉学に対するモチベーションを高め,将来の 生の国際交流活動報告として,4学年次生の服部恵さん 目標をより明確にするための一助となることが期待され からスリランカ留学,医学部4学年次生の加藤智大さん ます。 熱中症予防の講演会開催 平成25年6月19日(水)17時から大学本館たちばなホ 頂きました。 ールにおいて,クラブ加入学生全員を対象に,地域救急 今年は例年にも増して猛暑日が続き,多数の熱中症患 医療学寄附講座井上保介教授(特任)及び大塚製薬株式 者の発生が報道されています。 会社松尾和城氏による熱中症予防の講演会が開催されま 折しも,夏真っ盛りの平成25年8月1日(木)~ 18日 (日)に第65回西日本医科学生総合体育大会(西医体) した。 井上教授(特任)からは「熱中症の予防及び手当につ が北九州で開催されます。 いて」 ,松尾氏からは「水分補給について」と題して, 本学学生も,この講演会で得た知識を活用して安全か 汗のメカニズムから熱中症の予防,熱中症になってしま つ効率的な練習をして試合に臨み,西医体での活躍を期 った場合の対処の方法など多岐にわたった内容でご講演 待します。 - 20 - 医学部1学年次合宿研修実施 平成16年度から毎年1泊2日で医学部1学年次生のコ ミュニケーション研修を実施しており,本年度からは医 学部1学年次の授業科目「医療人入門」の一環として, 自ら学ぶ意欲を高め,知的な運用能力としてのスタディ スキル,学生間,指導者,他職種,患者,地域住民など との円滑な人間関係やコミュニケーション,礼儀・礼節, ビジネスマナーの常識や実践,ホスピタリティー,傾聴・ アサーション,リーダーシップなどのソーシャルスキル を学習することを目的に,平成25年5月16日(木) ・17 日(金)の二日間にわたり,三谷温泉平野屋(愛知県蒲 郡市三谷町)において研修を実施しました。 二日目は,本学卒業生で平成14年3月に卒業した地域 研修一日目は,内科学講座(腎臓・リウマチ膠原病内 救急医療学寄附講座の青木瑠里助教による「自分は今, 科)の今井裕一教授による「臨床医における決断」の講 何ができるか!」の講演及びSGDの指導などが行われ, 演,接遇マナー講師の久野桂子氏による「コミュニケー 昼食では,コミュニケーションをとりながらのバーベキ ション」 , 「医師として働く人に求められること~医師を ューが行われました。 目指す学生が身につける基本~」の講演,平成3年3月 参加学生からは, 「第一線で活躍している先輩の話を に卒業した高柳友子氏による「先輩からのメッセージ」 聞くことはやる気も上がるし,興味深い内容が多いので の講演,昭和60年3月に卒業した山田晴生氏による「訪 これからもこの研修を続けるべきだと思った。 」 , 「教員 問診療からの人の死を考える。 」の講演,平成19年3月 を囲んでのフリートークでは,講義などでは知ることの に卒業した血液内科医員助教の高橋美裕希氏による「海 できないことが知れて良かった。 」などの感想があった。 外留学について」の座談会がそれぞれ行われました。ま 今後も,参加した学生諸君の人間関係やコミュニケー た,終了後は,学生と参加教員とで和気あいあいとフリ ション,礼儀・礼節,ビジネスマナーの能力が高まるこ ートークが行われました。 とを期待しています。 医学生の学会発表報告会 実施 本学医学部生の間で,研究に対する意識が高まったこ とを受けて設けられた「医学生の学会発表に係る旅費の 支給制度」を利用して,平成25年3月に香川大学で開催 された第118回日本解剖学会全国学術集会で発表した現 医学部3学年次生及び4学年次生による学会発表報告会 が,平成25年7月8日(月)午後5時から大学本館204 講義室で開催されました。 この報告会は,主に低学年次を対象に,勉学に対する モチベーションを高めるための一助とすることを目的と して実施され,医学部1学年次から4学年次までの35名 が参加しました。 当日は,具体的な研究発表内容や発表までの経緯,学 を受けた様子でした。 会の雰囲気などについて報告がありました。 この報告会が,今後の勉学に対するモチベーションの 報告会終了後は,質疑の時間を設け,多くの質問が飛 向上及び幅広い視野を持つ医学生となるためのきっかけ び交い盛況でした。また,参加した学生は皆,良い刺激 となることを期待します。 学生表彰 第65回西日本医科学生総合体育大会冬季大会におい て,医学部4学年次山口茜さんが,スキーアルペン競技 女子スーパー大回転で優勝しました。 他の学生の模範となるこの成績を評価し,平成25年7 月18日(木)に石川直久学長から表彰状と記念品が贈呈 されました。 今後とも,文武両道で表彰される学生が多数続くこと を期待します。 - 21 - 米国NP教育視察報告会 開催 平成25年7月25日(木)大学本館205講義室において, 「米国NP教育視察報告会」が開催されました。 報告会は,平成25年4月1日に大学院看護学研究科に 設置した「高度実践看護師コース」の教育を開始するに 当たり,既にナース・プラクティショナー(NP)の養 成を実践している米国の実情を参考とするため,平成25 年3月にケース・ウェスタン・リザーブ大学等(米国オ ハイオ州)を視察した4名の教員が講師となり行われま した。 当日は,本院救命救急科の竹内昭憲教授(特任)から 「米国NPの活躍」 ,八島妙子看護学研究科長から「本学 における当該教育の課題」 ,急性・重症患者看護学の小 る必要がありますが,高齢化や医療の高度化が進み,看 松徹教授から「NPの必要性」 ,急性・重症患者看護学の 護師の役割・業務拡大が必要とされている状況の中で, 佐藤芙佐子教授から「米国のNP教育の実際」について, まずは現在,厚生労働省のチーム医療推進会議で検討さ それぞれ具体的な説明がありました。 れている「特定行為に係る看護師の研修制度」の導入が 日本へのNP制度導入には,数多くの課題等を解決す 待たれています。 卒後臨床研修センター 合同病院説明会への参加 平成25年5月6日(月・祝)に名古屋市港区のポート メッセなごやで 「東海北陸地区臨床研修病院合同説明会」 が開催されました。 当日は,約150の病院がブースを出展し,東海北陸地 区出身者や東海北陸地区在籍の医学部5, 6年生を中心 に約700名が参加しました。 本院からは今村明副センター長を始め,研修医2年目 の星野弘典先生,研修医1年目の石田雄一郎先生,芝沙 知子先生がそれぞれ熱心に説明を行いました。 本院のブースには,82名の学生や他院の研修医の方々 が訪問され,活気にあふれていました。 同会場では, 春日井邦夫センター長が率先して勧誘し, また,平成25年7月14日(日)には東京都江東区の東 専修医の松本朋子先生を始め,研修医2年目の有沢宏貴 京ビッグサイトで「レジナビフェアin東京」が開催され, 先生,茂木幹雄先生が説明を行いました。 全国から2,200名を超える参加者がありました。 一人でも多く, やる気溢れる方の応募が期待されます。 卒後臨床研修センター 臨床研修説明会の開催 平成25年7月19日(金)に,医学部5学年次生を対象 とした「医師キャリア教育」の授業が行われ,引き続き 大学本館1階レストランオレンジにおいて, 「臨床研修 説明会」が開催されました。 授業では,本学卒業生で血液内科助教の髙橋美裕希先 生,本院研修医2年目の茂木幹雄先生及び沖縄中部病院 研修医2年目の北村文也先生の3名を講師にお招きし, 大学院での研究活動や留学体験などについてお話頂きま した。 授業の後半では,今村明副センター長による本院の臨 床研修システムの説明がありました。 講演される今村明副センター長 参加者には,本院の各診療科の特徴と研修内容が一目 でわかる冊子「愛知医科大学病院診療科からのメッセー その後,レストランオレンジにて情報交換会が開催さ ジ2013」が配布され,学生の皆さんは熱心に目を通して れ,5学年次生以外の学生も多く参加し,各医局の指導 いました。 医や研修医との交流を図っていました。 - 22 - ド ク タ ー ヘ リ 5,000 回 出 動 を 達 成 全国で4番目の導入となった愛知県ドクターヘリは, 愛知医科大学病院を基地病院として平成14年1月に運航 を開始し,このたび出動5,000回を記録しました。 (平成 25年6月2日達成) この間,無事故で運航できたことは,地域住民の皆さ まを始め,本学の教職員及び学生の温かいご理解,ご協 力によるものと厚く御礼申し上げます。愛知医科大学病 院ドクターヘリチームは,今後も安全運航を第一に県内 の救急医療に貢献して参ります。 現在は, 全国35道府県に41機のドクターヘリが配備 (平 成25年8月1日現在)されていますが,未だ導入されて いない地域も存在します。将来的には,全国のどこの地 ドクターヘリ5,000回出動を記念した記念撮影 域においても,要請後30分以内には救急医療に精通した 医師・看護師による医療が受けられるよう今後も配備さ 待できます。 れていく予定です。 先の東日本大震災において,本院を始め全国から被災 現状のドクターヘリ事業は,都道府県単位での運用に 地に集結したドクターヘリが効果的な災害医療を実践し なっていますが,空中に境界があるわけではなく,今後 たことは,今後のドクターヘリによる広域活動の方向性 県境を越えて効率的にドクターヘリを運航することが可 を示した好例となりました。 能になれば,真に機動性を発揮した救急医療の展開が期 わくわく体験リニモツアーズ2013 「“コードブルー ”の世界 救急医療について学び,考えてみよう!」開催 東部丘陵線(リニモ)の沿線施設の魅力を満喫し,学 び楽しむイベント「わくわく体験リニモツアーズ2013」 (東部丘陵線推進協議会主催)が,中学生以下の児童を 対象に開催されました。 本学においても,平成25年7月31日(水) ,8月5日 (月) ,13日(火)の三日間, 「“コードブルー ”の世界 救急医療について学び,考えてみよう!」と題した体験 講座を開催し,毎回多くの児童及び保護者の方にご参加 頂きました。 体験講座では,幸いに三日間ともドクターヘリの見学 ドクターヘリの見学会 会を実施することができ,参加者は機体の迫力を間近で 感じとっていました。 続いて,本院救命救急科の医師及び看護師による講演 会がクイズ形式で行われ,ドクターヘリやフライトドク ター,フライトナースの仕事についての説明がありまし た。参加者は皆,普段聞けない医療現場の話や,ドクタ ーヘリの話に熱心に耳を傾けていました。 最後には,参加者全員にドクターヘリの特製ピンバッ チが配布され,体験講座は盛況のうちに終了しました。 - 23 - 講演会の様子 愛知医科大学新病院建設へのご協力のお願い 愛 知 医 科 大 学 病 院 は, 昭 和49年 (1974年)6月の開院以来,地域に ありますが,本事業の趣旨をご理解頂き,募金に対する 格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 学校法人愛知医科大学 理事長 三宅 養三 根ざした特定機能病院として高度先 進医療を提供するとともに教育病院 として優秀な医療人の育成に努めて 【募金要項】 1.募金目標額 20億円 には高度救命救急センターに認定さ 2.募金の期間 平成23年3月〜平成28年3月 (5年間) れ,平成14年(2002年)からはドクターヘリの運航を開 3.募金1口の金額 10,000円 まいりました。平成8年(1996年) ※できるだけ多数口のご協力をお願 始し,重篤な救急患者さんへの迅速な対応を行っていま い申し上げます。 す。 更に,平成18年(2006年)には基幹災害医療センター 4.免税の取扱 本学は,所得税の税額控除が適用さ の指定も受けました。近年では,多様化・複雑化する社 れる対象法人として証明を受けてお 会的ニーズに応えるために,睡眠医療センター,生殖・ ります。 周産期母子医療センター,痛みセンター,脳卒中センタ 5.顕 彰 10万円以上の寄附者は「愛知医科大 ー等を開設し,患者さん中心の医療を実践し,地域に根 学新病院建設寄附者銘板」にご芳名 ざした医療サービスの提供に努力しています。 を刻み, 末永く顕彰させて頂きます。 しかしながら,高齢化社会の到来,医学・医療技術の 飛躍的な進歩, 医療保険制度の変革等が急速に進む中で, 【問い合わせ先】 現病院の施設・設備の老朽化等が顕在化してきています。 募金に関するお問い合わせは,以下の部署にお願い このような事態を打開し,本院の安定的な発展を維持 します。 するために,新しい時代の流れにふさわしい新病院を建 〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1 設することとしました。 学校法人愛知医科大学新病院建設募金委員会 新病院建設工事は順調に進められており,平成25年11 (法人本部 資金・出納室) Tel: 0561-63-1062(直通) 月末に竣工し,平成26年5月9日に開院いたします。 この新病院建設は,開学以来最大の事業であり,全職 員一丸となって取り組んでいます。厳しい経済情勢では - 24 - 新病院トピックス 建設現場からのお便り~竣工に先駆けて~ 平素より皆さまには,新病院建設工事に対しまして格 別のご理解とご協力を頂き, 誠にありがとうございます。 おかげ様をもちまして,平成23年7月6日(水)の着工 以来,約2年が経過しましたが,災害も無く順調に工事 も進捗しております。 これまで3本あったタワークレーンや外壁面の仮設足 場も撤去され,新病院の容姿をご覧頂いておりますが, 皆さまにはどのように映っているでしょうか。 私たちは,建設現場から壮観な外観を眺めながら,よ うやくここまで辿り着いたという一時の安堵感ととも に,これから佳境を迎える建設工事に対して,改めて気 を引き締めているところであります。 その理由は,外部からは伺うことの出来ない建物内部 の工事状況にあります。本年11月末の竣工予定を控え, 工事は最終段階である内装工事が最盛期を迎えていま す。1日当たり約1,000人の職人の方々が建物内部で作 業しています。本学の職員数が,2,100人強であること を考えると,職人数の多さに驚かれることでしょう。 内部の仕上げは着々と進行しており,無数の部屋が完 成してきています。室名やサイン表示が未施工のため, 迷ってしまうほどです。また,6階から始まる病棟階に ついては,眺望に恵まれた明るく清潔感ある室内で,入 院される患者さんにもきっとご満足頂けることでしょう。 本年11月末の竣工に向け,皆さまには引き続きご迷惑 をお掛けしますが,宜しくご協力下さい。 新病院鳥瞰図(平成25年7月現在) それでは, 来春に開院を迎える新病院にご期待下さい。 こどもの日~子供たちからの感謝の手紙~ 平成25年5月2日(木)~6日(月・祝)の5日間に また,このご厚意に対して,本院小児科病棟の子供た わたり,新病院建設現場に八匹のこいのぼりが掲揚され ちから職長会の皆さまへ感謝の手紙とお礼の絵がプレゼ ました。 ントされました。 これは,鹿島建設㈱の職長会の皆さまからの発案によ たくさんのこいのぼりを見ることができ,子供たちに るもので,タワークレーンを利用し,病院から一番よく とっては, 「こどもの日」の忘れられない思い出となり 見える場所にこいのぼりが掲げられました。 ました。 短期間でしたが,職長会の皆さまのおかげで,こいの 改めて,病院はそこで働くスタッフだけではなく,多 ぼりが大空を泳ぐ勇壮な姿を見ることができました。 くの業者さんや患者さんに支えられているのだと感じさ せられました。 - 25 - 科学研究費助成事業(科学研究費補助金・ 学術研究助成基金助成金)学内説明会 開催 平成25年7月23日(火) ・25日(木) ・31日(水)の三 日間, 大学本館講義室において, 科学研究費助成事業(科 学研究費補助金,学術研究助成基金助成金)の学内説明 会が開催され,69名の出席がありました。 この学内説明会は,今年度に科研費の補助事業者とな っている研究代表者及び研究分担者を対象に,採択され た科研費の制度に関する理解の向上と適正な執行を確保 し,不正防止等の徹底を図ることを目的に毎年開催して いるものです。 説明会では,総務部研究支援課の古山昂勢主事から, 年間のスケジュール,補助金制度と基金制度の相違点, した。 ルール改正,学内執行ルール及び補助事業遂行に当たっ 説明会終了後には,研究代表者及び研究分担者から, ての留意点等について説明がありました。 制度の内容や執行の方法等についての確認や相談がある また, 最近の研究費不正使用に関する事例も紹介され, など,科研費の適正な執行と管理に向けて意義のある説 出席者に対して不正使用防止に向けた注意喚起がありま 明会になりました。 医学研究科1年 Kulrawee Sidthipongさん 第17回日本がん分子標的治療学会学術集会 ポスター賞受賞 平成25年6月12日(水)~ 14日(金)に国立京都国 際会館で開催された第17回日本がん分子標的治療学会学 術 集 会 に お い て, 大 学 院 医 学 研 究 科 1 年 のKulrawee Sidthipong(クルラウィ・シティポン) 【写真中央】さ んが,ポスター賞を受賞されました。 ポスターの概要は下記のとおりです。 ○ポスターセッション7:増殖因子・サイトカイン 『新規(-) -DHMEQ誘導体の分子デザインとサイト カイン分泌の抑制』 Kulrawee Sidthipong,宇梶珠未,梅澤一夫 ポスター賞を受賞されたクルラウィさんから, 「私は, 平成24年4月から研究員として愛知医科大学に来まし B阻害剤の生物活性の発表でポスター賞を受賞すること た。今年4月からは,大学院生になり,分子標的医薬探 ができました。とても幸運なことだと思います。今後も, 索寄附講座の梅澤教授の研究室で実験をしています。私 たくさんの実験をして,医療の役に立つ発見をしたいと が研究してきた,新しく分子デザインされたNF-kappa 思います。 」と感想がありました。 優良自動車運転表彰 毎年春に,模範的な運転を行い,交通安全の確保に貢 献している優良自動車運転者に対して,愛知警察署長, 交通安全協会及び愛知安全運転管理協議会から表彰が行 われています。 今年は,内科学講座(神経内科)の道勇学教授(医学 部学生部長) 【写真】が平成25年6月6日(木)に表彰 を受けました。 この表彰は,学生の安全運転指導に尽力し,自らも安 全運転を心掛け,長年無事故・無違反を続けていること が評価されたものです。 - 26 - 管財・契約室 伊藤 聖志 主査 長久手市危険物安全協会優良会員表彰 (個人表彰) 受賞 管財・契約室 矢崎 祝秀 副室長 財団法人全国危険物安全協会長久手市消防感謝状贈呈(個人)受賞 平成25年7月4日(木)長久手市文化の家において, 長久手市危険物安全協会設立40周年記念式典が開催さ れ,下記のとおり表彰式が執り行われました。 ○長久手市危険物安全協会 設立40周年記念表彰:学校法人愛知医科大学 優良会員表彰(個人表彰) :伊藤聖志主査(管財・契約室) ○財団法人全国危険物安全協会 長久手市消防感謝状贈呈(個人) :矢崎祝秀副室長(管財・契約室) この賞は,危険物関係施設の管理が優良で他の模範と の会員として,市内の危険物の安全に係る7年間の啓蒙 なる事業所,勤務成績が極めて危険物取扱者及び同会に 活動の実績に対し,今回長久手市消防庁より感謝状を頂 功労のあったものに対して表彰が行われるもので,矢崎 き光栄に思っております。 」 ,伊藤主査から「大学施設管 副室長及び伊藤主査は,ボイラー及び危険物施設の保守 理の中で危険物施設の保守業務に携わってきて,この度 管理に従事し,本学の危険物保安監督者として法を遵守 は栄誉ある賞を頂き光栄に思っています。これも皆さま し,勤務態度も極めて優良かつ部下への的確な指導に努 方のご指導があってのものと感謝しております。 今後も, めてきたことが評価されたものです。 新病院開院を控え,より一層設備の安全管理に努力して 受賞された矢崎副室長から「長久手市危険物安全協会 参りたいと思います。 」と感想がありました。 医学情報センター(図書館) 小林晴子主査 平 成 24 年 度 日 本 医 学 図 書 館 協 会 奨 励 賞 受 賞 平成25年5月23日(木)日本科学未来館(東京都江東 区)において,第84回特定非営利活動法人日本医学図書 館協会総会が開催され, 本学医学情報センター(図書館) の小林晴子主査が,朝日大学図書館の大野圭子氏との共 同研究で,平成24年度日本医学図書館協会奨励賞を受賞 されました。 今回受賞となった共同研究は, 「愛知医科大学と朝日 大学における図書館Webサービス利用動向調査」で, 双方の図書館のアクセスログを分析,比較することによ り,それぞれが持つ特徴や利用者サービスの課題につい 表彰される小林主査(写真中央) てまとめられており,その着眼点が新鮮かつ斬新であっ たことが評価されたものです。 受賞された小林主査から, 「質の高いサービスを提供 電子ジャーナルやデータベースの購入費は,図書館予 するには,単独での取組では限界があります。今後も他 算の多くを占めており,これら電子資料の利用実態と利 の図書館や提供業者と連携し,利用者の利便性向上を目 用者の動向把握は重要であり,この共同研究を基に,更 指したシステム運用を構築したいと考えております。皆 に大規模な共同研究が行われ,ひいては図書館サービス さまから貴重なご意見やご要望をお寄せ頂きたくお願い 評価基準の共有につながるものと期待されています。 いたします。 」と,受賞に当たっての感想がありました。 - 27 - 事務組織における研修の実施 事務部門では,新病院の開院が迫る中,これまで以上に組織力を発揮していくことを目指した研修を実施いたしました。 組織力を発揮するのに欠かせない能力として,職場内のコミュニケーション活性化に焦点をあて,管理職はリフレク ション(部下への内省支援) ,監督者・中堅は,ファシリテーション(支援型リーダーシップ) ,主事(若手)は役割認 識を深めた上で,PDCAサイクルの中で必要とされる積極的な報連相を中心に研修を行いました。 受講者からは, 「面談の重要性と,部下のモチベーションへの影響が分かった。 」 , 「リーダーシップは上司だけが発揮 するものではなく,それぞれの立場で発揮するものだと気付けた。 」 , 「仕事の優先順位をつけることや,明確な目標を 立てて仕事を計画する事の大切さを感じた。 」などの感想がありました。 研修を通して得た気付きや習得したスキルの実践による組織力の向上が期待されます。 ○管理職研修 ○自立型人材育成研修 実施日:平成25年6月19日(水) 実施日:平成25年6月12日(水) 参加者:管理職10名 参加者:主事24名 講 師:青木理子氏(株式会社インソース) 講 師:中根きみ絵氏(株式会社インソース) 内 容: 内 容: 1)管理職に求められること(経営視点,部下視点) 1)役割の理解 2)自らのキャリアのふりかえり(リフレクション) 2)フォロワーシップ 3)部下の長所に目を向けたコミュニケーション 3)コミュニケーション(報連相,P・REP法) 4)ケーススタディを用いたペアワーク 4)チームワーク(目標設定・共有,段取り) ○次世代リーダー育成研修 実施日:平成25年6月25日(火) ,7月19日(金) 参加者:リーダーを目指す監督者及び中堅職員25名 講 師:羽利 泉氏(株式会社インソース) 内 容: 1)リーダーシップに求められる役割の理解 2)メンバーを支援するリーダー像の理解 3)ファシリテーションの4つのスキル 4)ファシリテーションのロールプレイ 献血ご協力ありがとうございました 夏の団体献血 平成25年6月19日(水)医心館1階ロビーにおいて, 愛知県赤十字血液センター主催の本学職員等による団体 献血が実施され,職員を始め多くの方々にご協力頂きま した。 ・献血受付数 ・34名 ・献血できた方 ・27名 せっかく献血をお申し出頂いたのに体調によりご協力 頂けなかった方々は,ご自愛頂き,次回の献血の際には 是非ご協力くださるようお願いします。 次回は,平成26年2月頃に予定していますので,ご協 力よろしくお願いします。 - 28 - (400ml・24名) ・献血できなかった方 ・7名 一般財団法人愛知医科大学愛恵会 教育研究奨励金研究成果報告会開催 (一財)愛知医科大学愛恵会は,顕著な業績を挙げつ その助成を受けた研究者による「教育研究奨励金研究 つある若手研究者又は萌芽を生み出しつつある若手研究 成果報告会」が,平成25年5月20日(月)に大学本館 者に対して,その研究を発展させるため助成することを 304講義室において行われました。 目的とした教育研究奨励金(研究助成)制度を実施して 発表者からは, 助成金により研究が計画的に推進でき, おり,平成24年度の募集については医学部及び看護学部 成果も得られたという点で大変助けられ,また今回得た の多くの希望者の中から,各学部において候補者が選考 研究結果を更に発展させていきたいというご意見を頂き され,応募頂きました。 ました。 (一財)愛知医科大学愛恵会の審査委員会において審 (一財)愛知医科大学愛恵会は,若手研究者が本来の 査した結果,医学部5名,看護学部1名に対し総額550 力を発揮できるように, 事業の継続に努めてまいります。 万円を助成しました。 著書等ご寄贈のお願い 医学情報センター(図書館)では,本学教職員及び卒 【お問い合わせ先】 業生の方々が執筆された図書,AV資料等を積極的に収 医学情報センター(図書館) 図書担当 集し,広く利用者の皆さまに提供しております。 電 話: (0561)61−1836[ダイヤルイン] 著書等を発行された場合には,是非図書館にご寄贈く E-mail:[email protected] ださるようお願いします。 ※ ご寄贈頂ける場合には,貸出用・保存用として2冊 頂けると幸いです。 − 29 − 学 術 振 興 学 位 授 与 ◆大学院医学研究科 秋月 美和 古橋 明文 学位授与番号 甲第410号 学位授与番号 乙第354号 学位授与年月日 平成25年7月11日 学位授与年月日 平成25年5月9日 「Effective 論文題目: three-dimensional 「Prognostic 論文題目: Significance of evaluation analysis of upper airway form during oral Immunoreactive Neutrophil Elastase in Human Breast appliance therapy in patients with obstructive sleep Cancer: Long-Term Follow-Up Results in 313 Patients apnoea(閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者における口腔 (ヒト乳癌における好中球エラスターゼ免疫活性の予後 内装置使用下での上気道形態の三次元的解析) 」 因子としての重要性:313患者の長期経過観察結果によ る検討) 」 山本 敬子 学位授与番号 乙第353号 学位授与年月日 平成25年4月25日 「 Association between 論文題目: pupillometric sleepiness measures and sleep latency derived by MSLT in clinically sleepy patients(過眠症 患者にける瞳孔径指標と睡眠潜時との関連) 」 外国人研究員のご紹介 本学において研修するため,外国人研究員として来学された方をご紹介いたします。 (敬称略) ジ マ バ ル ガ ニ ウ ル ジ サ イ ハ ン マ ン ダ フ ダ ワ ジ ャ ラ ガ ル Jambalganii Ulziisaikhan Mandakh Davaajargal 国籍:モンゴル 国籍:モンゴル 現職:チンゲルテイ地区健康センター循環 現職:ウランバートル市第一家族病院総合 内科医師 器・リウマチ科医師 受入講座:感染・免疫学講座 受入講座:内科学講座(消化器内科) 研究期間:H25. 5. 1〜H26. 3. 31(11か月) 研究期間:H25. 7. 1 ~ H26. 3. 31(9か月) 研究課題:エンドトキシンによる血管内皮細胞傷害メカ 研究課題:B型肝炎感染機構の解明と治療への応用に関 する研究 ニズムの解析 :The first time I (ウルジサイハンさんからの一言) (ダワジャラガルさんからの一言) :I am from Mongolia arrived at Aichi Medical University, the harmonization as a foreign researcher in Gastro Enterologycal of school building design and an environmental department. My first impression Aichi Medical decoration was made me a favorable impression. I am University is wonderful. It is a big university with still exciting for warm and gentle cooperation of our hospital and everything is wonderfully organized. And teachers and new friends. I felt wondered into world teachers are so kind. Environment is wonderful, nice leading capacity and environment of scientific research and clean. And bus service is nice. Gastro at AMU. It is my dream to work in the proficient Enterologycal department is researching HBV and colleague and to educate in scientific knowledge and HDV infection. Individuals co-infected with HBV and skill. It is a great honor for me to study in the HDV is greater risk for rapid progression and severe advanced lab, department of Immunology and disease. Being part of great researching team is a big Microbiology of AMU. Because everybody knows that enthusiasm to do research in Aichi Medical University. Yokochi sensei`s lab is one of the leading groups in the It is a big opportunity for me to do research. It is a field of Innate Immunity. I would like to express my great pleasure to share my impression with you all. deep acknowledgments for Prof. Takashi Yokochi to Thank you very much. give me a unique opportunity to study in his team. I wish all of you a good luck, well-being, happiness and benevolence. Thank you very much. − 30 − 研究助成等採択者 ○公益信託第24回日本医学会総会記念医学振興基金 平成25年度研究助成 ●氏 名 村上秀樹(病理学講座・准教授) 研究題目 ヒト悪性腫瘍でのBAP1のタンパク質相 互作用によるネットワーク形成とその腫 瘍抑制機構の解明 助成金額 1,000,000円 本学講座等の主催による学会等 【学会名】 【開催日】 【会長等】 ・東海・北陸ペインクリニック学会第24回東海地方会 5月11日(土) 藤原 祥裕 ・第141回日本循環器学会東海地方会 6月22日(土) 天野 哲也 東海・北陸ペインクリニック学会 第24回 東 海 地 方 会 平成25年5月11日(土)ウインクあいちにおいて,東 イド下神経ブロックに関するハンズオンセミナーも開催 海・北陸ペインクリニック学会第24回東海地方会が,本 されました。 学医学部麻酔科学講座の藤原祥裕教授を会長として開催 活発な討議がありました。 一般演題も多数ご応募頂き, されました。 東海地方の麻酔科医,ペインクリニシャン約100名にご 今回は,特別講演講師として本学学際的痛みセンター 参加頂き,盛会裏に会を終了することができました。 の牛田享宏教授にご登壇頂き,運動器疼痛治療の現状を 末筆となりましたが,本会の開催に当たり皆さまより お話し頂きました。ランチョンセミナーでは獨協医科大 多大なるご支援とご協力を賜りましたこと心より御礼申 学麻酔科の濱口真輔先生にオピオイド,局所麻酔の併用 し上げます。 による質の高い鎮痛治療をご提案頂きました。超音波ガ 第141回 日 本 循 環 器 学 会 東 海 地 方 会 平成25年6月22日(土)ウインクあいちにおいて,内 からは「心筋梗塞における脂質管理の重要性」について, 科学講座(循環器内科)の天野哲也教授を会長として第 それぞれご講演頂きました。 141回日本循環器学会東海地方会が開催されました。 一般演題も過去最多の27セッション,161演題が発表 今回の地方会では,日本全国から著名な先生方に多岐 され,参加者も医師,コメディカル,学生を中心に700 にわたってご講演を賜りました。 名以上が集い,活発な質疑応答も行われ,盛会裏に学会 弘前大学循環器内科の奥村謙教授からは「新規抗凝固 を終了することができました。 薬」について,順天堂大学循環器内科の代田浩之教授か 末筆となりましたが,本学会の開催に当たり,学会関 らは「冠動脈疾患の二次予防戦略」について,東京大学 係者の皆さまに多大なるご支援ご協力賜りましたこと心 薬学研究科の有田誠准教授からは 「ω3系脂肪酸の基礎」 より御礼申し上げます。 について,国立循環器病研究センター石原正治内科部長 - 31 - 平成25年度科学研究費助成事業 (科学研究費補助金・学術研究助成基金助成金) 交付決定 平成25年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金・学術研究助成基金助成金)が採択され、次のとおり交付決定が ありました。 (金額単位:千円) 研究種目 研究代表者 直接経費 間接経費 新学術領域研究 佐 藤 元 彦 (研究領域提案型) 医 学 部 ( 補 助 金 ) 生 理 学, 教 授 梅 澤 一 夫 基盤研究(B) 医 学 部 一般(補助金) 分子標的医薬探索寄附講座,教授 4,000 4,800 (継続) 研 究 課 題 1,200 G蛋白活性調節因子による心臓興奮の制御とその破綻 1,440 腹腔内転移のバイオイメージングと抑制物質の分子デザイン 基盤研究(B) 伊 藤 誠 4,000 海外学術調査 医 学 部 (継続) (補助金・基金) 感染・免疫学,教授(特任) 1,200 住民負担の少ない尿診断と媒介蚊調査による糸状虫症根絶の 確認と再燃の早期発見 基盤研究(B) 渡 辺 秀 人 一 般 分子医科学研究所 授 (補助金・基金) 教 1,710 病態における細胞外プロテオグリカンの役割:細胞挙動制御 と組織構築機構 5,700 大 道 美 香 基盤研究(C) 医 学 部 一 般( 基 金 ) 解 剖 学, 助 教 1,100 (継続) 330 運動器不活動に伴う慢性痛発症予防に向けた運動処方開発の ための基盤研究 久 保 昭 仁 医 学 部 内科学(呼吸器・アレルギー内科),教授(特任) 800 (継続) 240 分子標的治療薬の新規薬力学評価法-非小細胞肺癌のがん性 胸膜炎をモデルとして 500 (継続) 150 地域における胆道がん死亡の危険因子に関するコーホート研 究 1,100 (継続) 330 炎症微小環境ニッチとしてのヒアルロン酸-SHAP複合体の形 成機構の研究 1,000 (継続) 300 高硫酸化コンドロイチン硫酸/デルマタン硫酸の生理的・病 理学的機能の解明 〃 杉 浦 信 夫 分子医科学研究所 准 教 授 1,300 (継続) 390 コンドロイチン硫酸の高硫酸化活性ドメインの酵素合成とそ の生体内機能の解明 〃 西 村 直 記 医 学 部 生 理 学, 講 師 300 (継続) 〃 〃 〃 〃 〃 柳 生 聖 子 客 員 研 究 員 木 全 弘 治 名 誉 教 授 羽 渕 脩 躬 客 員 教 授 末 冨 勝 敏 客 員 研 究 員 1,000 (継続) 90 長期宇宙滞在に向けた体系的なカウンターメジャーの確立 300 瘢痕性疼痛の発生・遷延化の制御因子の同定 〃 林 櫻 松 400 医 学 部 (継続) 公衆衛生学,准教授(特任) 120 中学生におけるピロリ菌感染率と胃粘膜健康度に関する疫学 研究 〃 小 笠 原 尚 高 医 学 部 内科学(消化器内科),准教授 1,200 (継続) 360 大腸癌における上皮細胞増殖因子関連新規分子標的遺伝子の 機能解析 米 田 政 志 医 学 部 内科学(消化器内科),教授 1,100 (継続) 330 オリゴアレイCGH法によるNASH発癌関連遺伝子の網羅的検 索 中 尾 春 壽 1,300 医 学 部 (継続) 内科学(消化器内科),教授(特任) 390 肝癌における細胞周期チェックポイント制御機構の破綻機序 の解明 〃 中 村 二 郎 医 学 部 内科学(糖尿病内科),教授 500 (継続) 150 人工多能性幹細胞由来神経堤細胞による糖尿病性多発神経障 害の細胞移植療法の検討 〃 中 山 享 之 医 学 部 輸 血 部, 講 師 1,300 (継続) 390 血液悪性腫瘍幹細胞-ニッチを破綻させるFGF2の創薬を目標 とした最小活性部位同定 - 32 - 研究種目 研究代表者 直接経費 間接経費 三 鴨 廣 繁 基盤研究(C) 医 学 部 一 般( 基 金 ) 感染症科,教授 研 究 課 題 800 (継続) 240 B群レンサ球菌による周産期感染症発症予防法確立に向けて の試み 900 (継続) 270 非侵襲性出生前診断法の開発を目指した妊娠初期母体血中の 胎児細胞分離技術の確立 〃 小 川 徹 也 1,100 医 学 部 (継続) 耳鼻咽喉科学,教授(特任) 330 頭頸部癌におけるシスプラチン感受性規定因子の解明-網羅 的タンパク解析法を用いて 〃 馮 国 剛 医 学 部 薬 理 学, 講 師 800 (継続) 240 新規蛋白質ナオフェンはエンドトキシンによる肝障害を制御 する新たな因子となりうるか 〃 坊 垣 友 美 看 護 学 部 成人看護学,准教授 600 (継続) 180 「柚子」のタッチによる終末期がん患者の倦怠感とQOLに関 する多施設共同前向き試験 〃 若 杉 里 実 看 護 学 部 地域看護学,准教授 500 (継続) 150 ポートフォリオを活用した新任保健師の個人・家族支援実践 能力の育成 〃 三 室 マ ヤ 加齢医科学研究所 助 教 800 (継続) 240 多系統萎縮症のシヌクレイン病理ーパーキンソン病との比較 検討 〃 久 留 友 紀 子 医 学 部 外国語,准教授 500 (継続) 150 大学英語教育でのパラグラフ・ライティングを促進する評価 及び指導ツールの開発 〃 佐 藤 元 彦 医 学 部 生 理 学, 教 授 1,400 (継続) 420 虚血誘導性G蛋白活性調節因子を介する病態制御機構の解明 1,300 (継続) 390 低酸素誘導因子HIFが転写誘導する接着分子遺伝子の細胞遊 走能亢進における役割 〃 〃 孫 田 信 一 客 員 研 究 員 神 奈 木 玲 児 客 員 教 授 〃 笠 井 謙 次 医 学 部 病理学,准教授 1,000 (継続) 300 ヘッジホッグシグナル伝達因子から見た細胞運動性と膵臓癌 進展の分子基盤 〃 鬼 頭 敏 幸 医 学 部 小児科学,准教授 1,200 (継続) 360 モノクローナル抗体をもちいたアスパラギナーゼ感受性腫瘍 の検索 〃 西 山 毅 医 学 部 公衆衛生学,講師 1,000 (継続) 300 拡張自閉症形質測定のための質問紙の日本語版開発および項 目反応理論に基づく比較研究 〃 有 信 哲 哉 医 学 部 化 学, 准 教 授 1,400 (継続) 420 モノリスカラムを用いたハイスループットLC/MSによる緊 急薬物同定システムの開発 〃 岡 田 尚 志 郎 医 学 部 薬 理 学, 教 授 1,200 (継続) 360 視床下部室傍核のPPARγによる副腎髄質からのカテコラミ ン分泌機構の解析 〃 伊 藤 清 顕 医 学 部 内科学(消化器内科),准教授 1,400 (継続) 420 2種類の次世代高速シーケンサーを用いたB型肝炎慢性化阻 止法の開発 〃 藤 井 公 人 医 学 部 乳腺・内分泌外科,講師 1,800 (継続) 540 乳癌組織におけるSHAP-HA複合体による酸化ストレス防御 機構の解明 〃 吉 田 美 和 医 学 部 外科学(乳腺・内分泌外科),講師 600 (継続) 180 磁気ナビゲーションによる画像融合技術を用いた乳腺超音波 装置の開発 〃 畠 山 登 1,000 医 学 部 (継続) 周術期集中治療部,教授(特任) 300 敗血症病態による頻脈性不整脈におけるmicro-RNAの影響に ついての研究 〃 吉 川 和 宏 1,400 医 学 部 (継続) 総合医学研究機構,教授(特任) 420 腎細胞がんに対するがんワクチン・抗原特異的CTL・抗が ん剤を用いた併用療法の検討 〃 谷 川 徹 医 学 部 耳鼻咽喉科学,准教授 570 耳石における放射性物質の動態変化と濃縮予防への挑戦 1,900 (継続) - 33 - 研究種目 研究代表者 直接経費 間接経費 柿 崎 裕 彦 1,300 基盤研究(C) 医 学 部 (継続) 一 般( 基 金 ) 眼科学,教授(特任) 研 究 課 題 390 涙嚢から総涙小管への逆流防止機構の解明 〃 坂 本 真 理 子 看 護 学 部 地域看護学,教授 〃 岩 瀬 敏 1,300 医 学 部 (継続) 生理学,教授(特任) 390 宇宙デコンディショニングの対抗措置の戦略的開発と応用 〃 宮 本 淳 医 学 部 心理学,准教授 700 210 〃 齋 藤 敏 之 医 学 部 解剖学,准教授 2,600 780 胸部脊髄神経後枝三枝の走行についての三次元的構造解析 〃 シバスンダランカルナン 医 学 部 生 化 学, 助 教 1,400 420 ゲノム編集を施したヒト気道上皮細胞株を基盤とするKRAS シグナル経路の解析 〃 村 上 秀 樹 医 学 部 病理学,准教授 1,300 390 癌遺伝子YAP/TAZのタンパク質相互作用ネットワーク解析 と腫瘍形成における役割 〃 小 出 直 樹 医 学 部 感染・免疫学,准教授 1,100 330 敗血症及び腸炎モデルにおけるCREB制御分子の関与 〃 横 地 高 志 医 学 部 感染・免疫学,教授 2,000 600 細胞内DNAセンサー蛋白とエンドトキシン応答クロストー ク 〃 小 林 章 雄 医 学 部 衛 生 学, 教 授 2,300 690 減量後の体重のリバウンドに関与する生物学的および心理社 会的要因とその機序 〃 柴 田 英 治 医 学 部 衛生学,教授(特任) 2,100 630 石綿曝露指標としての肺内石綿小体及び肺内無機繊維の関連 に関する検討 〃 中 出 幸 臣 医 学 部 消化器内科,講師 1,400 420 非アルコール性脂肪性肝炎進展におけるストレスおよび交感 神経系の関与 〃 西 原 真 理 医 学 部 学際的痛みセンター,准教授 2,400 720 疼痛性障害における神経生理学的評価法の開発 〃 安 藤 孝 人 医 学 部 乳腺・内分泌外科,専修医 3,200 960 磁気ナビゲーションを用いた分子イメージング標的病変検出 支援型超音波診断装置の開発 〃 中 野 正 吾 医 学 部 外科学(乳腺・内分泌外科),教授(特任) 3,200 960 磁気ナビゲーションを用いた診断支援型乳腺超音波イメージ ングシステムの開発 〃 手 塚 理 恵 医 学 部 乳腺・内分泌外科,専修医 1,900 570 細胞外マトリックス成分の生合成からみた乳癌・甲状腺癌転 移浸潤機構の解明 〃 高 阪 絢 子 医 学 部 外科学(乳腺・内分泌外科),助教 1,900 570 甲状腺癌における細胞外マトリックス成分の発現動態を介し た癌転移浸潤機構の解明 〃 新 井 健 一 医 学 部 学際的痛みセンター,講師 1,700 510 パルス高周波神経ブロックのメカニズムと感覚と痛覚への影 響解析 900 (継続) 270 在日外国人母子への情報提供を促進するコミュニテイ・ブリ ッジ・ワーカーの試み 大学生のレポート作成における情報リテラシー:剽窃行為の 把握と対策 渡 辺 秀 人 挑戦的萌芽研究 分子医科学研究所 ( 基 金 ) 教 授 1,050 (延長) 〃 高 橋 圭 子 看 護 学 部 成人看護学,准教授 700 (継続) 210 2型糖尿病をもつ就労者の二次予防に着目したセルフモニタ リングプログラムの開発 〃 白 井 裕 子 看 護 学 部 在宅看護学,講師 500 (継続) 150 野宿生活者が主体的に健康に取り組むことを目指した看護支 援 0 毛包の形成と維持におけるバーシカンの役割 - 34 - 研究種目 研究代表者 直接経費 間接経費 木 下 浩 之 挑戦的萌芽研究 500 医 学 部 ( 基 金 ) (継続) 麻酔科学,教授(特任) 小 西 裕 之 医 学 部 生化学,教授(特任) 〃 1,700 研 究 課 題 150 長期記憶形成におけるアストロサイト代謝の役割と麻酔薬作 用の分子科学的機序の解明 510 アデノ随伴ウイルスを利用した特異性の高いヒト細胞ゲノム 編集技術の開発 幹細胞のオートファジーを応用した効果的組織再生に向けた ロジスティクス 山 田 陽 一 研究活動スタート支援 医 学 部 ( 補 助 金 ) 歯科口腔外科,准教授 1,100 (継続) 330 稲 熊 真 悟 若手研究(B) 医 学 部 ( 基 金 ) 病 理 学, 講 師 800 (継続) 240 新規膵癌関連遺伝子ZIC2による細胞増殖メカニズムの解析 〃 小 川 匡 之 医 学 部 法 医 学, 助 教 500 (継続) 150 UPLC-MS/MSを用いた生体内筋弛緩剤の網羅的微量分析法 の開発 〃 田 中 久 子 看 護 学 部 小児看護学,准教授 800 (継続) 240 先天奇形を持つ子どもの親の出産および子どもに対する反応 モデルの開発可能性の検討 〃 大 道 裕 介 医 学 部 解 剖 学, 助 教 1,300 390 運動器不活動後の広範囲慢性痛に対する新たな理学療法戦略 構築のための基礎研究 〃 松 永 昌 宏 医 学 部 衛 生 学, 講 師 1,600 480 幸福感を高める前向き思考が心身の健康に及ぼす効果の検討 〃 柳 下 武 士 医 学 部 皮 膚 科, 助 教 1,900 570 多汗症に対する外用治療薬の効果と作用機序の解明 〃 武 山 正 行 医 学 部 眼 科 学, 講 師 1,700 510 レーザー治療合併症の黄斑浮腫を予防する薬剤の選定 〃 田 井 中 貴 久 医 学 部 消化器外科,准教授(特任) 800 240 DNAマイクロアレイによる遺伝子解析を用いた胆道閉鎖症 予後予測の研究 ・研究種目及び課題番号順にて記載 ・氏名は,e-Rad(府省共通研究開発管理システム)研究者登録名にて記載 ・ 「交付決定通知」及び「交付申請書」を基に作成 ・平成25年6月までの転入転出を含む ・基金については,今年度請求額を記載 平成25年度厚生労働科学研究費補助金交付決定 平成25年度厚生労働科学研究費補助金が採択され、次のとおり交付決定がありました。 (金額単位:千円) 研究種目 研究代表者 直接経費 間接経費 難病・がん等の疾患分野 上 田 龍 三 の医療の実用化研究事 医 学 部 業(がん関係研究分野) 腫瘍免疫寄附講座,教授 180,231 牛 田 享 宏 慢性の痛み対 医 学 部 策 研 究 事 業 学際的痛みセンター,教授 30,000 研 究 課 題 54,069 固形がんに対する抗CCR4抗体療法第Ⅰa/Ⅰb相医師主導治験 9,000 慢性の痛み診療の基盤となる情報の集約とより高度な診療の ための医療システム構築に関する研究 ・研究代表者氏名順にて記載 ・氏名は,e-Rad(府省共通研究開発管理システム)研究者登録名にて記載 ・ 「国庫補助の交付基準額等について」及び「交付申請書」を基に作成 - 35 - 海外研修派遣研修記 本学の教育,研究等の向上に寄与するため,本院整形外科の森島達観助教が海外研修を行いました。研修者の感想を ご紹介します。 森 島 達 観 (整形外科・助教) 研修課題:人工関節置換術(股関節)に関する臨床 及び基礎研究 研 修 先:クイーンズランド工科大学 ヘルス・バ イオメディカルイノベーション研究所 (豪州) Queensland University of Technology (QUT) -The Institute of Health and Biomedical Innovation(IHBI) QUT ヘルス・バイオメディカルイノベーション研究所 研修期間:H23.5.1 ~ H25.4.31 私は豪州のブリスベンへ2年間の海外研修に行く機会 10名程,皮膚科に至っては数名で,各大学の主席クラス を得ました。お世話になったPro. Ross Crowfordのグル しかなれないとも聞きました。日本の制度とは随分違っ ープは整形外科にまつわる様々な研究をされており, ており,海外のスペシャリストは非常にプライドが高い The Plince Charles Hospital整 形 外 科 部 門 のVisiting のも頷けます。 Medical Officerも兼任し,基礎研究のみならず臨床にも 私は,QUTのIHBIという施設で人工股関節周囲骨折に 非常に力を注がれておられます。今後,日本でも高齢化 関する基礎的研究をさせて頂きました。半年毎に変わる整 社会を迎えるにあたり人工関節手術が倍増すると言われ 形外科医のfellowとエンジニアのLance,統計学者のSarah ており,豪州では,その件数が人口比にして日本の4~ が色々と手伝ってくれました。実際に研究費として2百万 5倍と多く,留学先として私には理想的な環境でした。 円程を使用,また人骨なども使用でき,非常に恵まれた環 ただ先方へ留学希望を伝えた後も,語学審査の壁もあっ 境の中で実験を行うことができました。ただ,これは私の て,なかなか許可が頂けず,招待状を受け取るまで結局 ボスに力があっただけのことで,教授クラスでも1年ない 4か月程かかり,決定後も各種書類の準備に結局半年を し2年おきに契約更新が必要で,力の無い人は研究費が付 要しました。後で振り返ると,あの作業が留学中で最も かず即くびになるとも聞きました。充実した研究環境であ 面倒で不安な作業だった様に思います。 る半面大変厳しい世界であることも伺えました。 ブリスベンという町は,年間を通して非常に過ごしや 留学を考える時,一番不安なのはおそらく語学に関す すく,冬でも平均最高気温は20℃を超え,日中は半袖で ることだと思います。私も正直英語は苦手で行く前はか 過ごせます。治安も比較的良く(1度だけ近くの通りで なり不安でした。 「受け入れ側も真剣なのだから,最大限 TV中継もされた銃所持者と警察との攻防がありまし の経験と知識を習得するための語学力がない医師を受け た。 ) ,車で1時間程行けばゴールドコーストがあり,家 入れるのは,双方にとって無駄以外何ものでもない。 」な 族も同伴した今回の滞在は,仕事以外でも楽しく過ごす どとのクレームが結構あると関係者からも伺っておりま ことができました。 した。しかし,留学を終えて言えることは,語学力だけで 少し豪州の医療事情について説明しますと,日本と同 そんなクレームが来るとは思えないということです。複 じような国民皆保障制度(Medicare)といったものが 数人でのディスカッションでたとえ理解できないことが あり,基本的に医療費は無料です。とはいえ,開業医で あっても,誰かを捕まえて自ら積極的に質問し説明を求 も受診に2~3日間,専門医となると数週間待ちが普通 めていくことで語学力を補うことが可能で,その様なた です。国が運営するPublic Hospitalへは患者が集中し, くましさこそがより必要だと強く感じました。もちろん 手術に至っては半年~1年待ちとなり,主治医の指定は 英語ができるに越したことはありませんが,もし迷って で き ま せ ん。 た だ 日 本 と 違 い 民 間 保 険 で 運 営 さ れ る いる人がいたら是非チャレンジして欲しいと思います。 Private Hospitalが存在します。ここでは早ければ1~ 最後になりましたが,私に留学する機会を与えて下さ 2週間後に手術が組まれ,主治医を指定することもでき った佐藤啓二教授,大塚博巳准教授,御迷惑をおかけし ます。また, そこでの手術の値段は執刀医が決めるため, た医局の皆さま方,そして現地でお世話になった愛知医 年収1億円以上の整形外科医も多くいます。ただ,スペ 大同門で豪州のGPをされている小林孝子(旧姓渡辺)さ シャリストになること自体が難しく,整形外科医は州で んにこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。 - 36 - 愛知医科大学メディカルクリニック長 馬場 研二 長びく咳のおはなし 咳は,どなたでも必ず経験する症状です。しかし,病 この検査は専門的ですが,本院の他,メディカルクリ 院を訪れるきっかけの多くは, 「咳が長引く。 」 , 「夜も眠 ニックでも施行可能です。もちろんその他に,血液検査 れないほどの激しい咳が出る。 」といった,通常の風邪 でアレルギー素因があるかどうか,末梢血の好酸球数は の時に経験する軽い症状を逸脱する場合です。長く続く どうかなどを総合的に判断して診断を行います。お酒を 咳として私たち呼吸器科医は,3週間以上続くものを遷 飲んだときに咳が強くなるという症状もしばしばみられ 延性咳嗽,8週間以上続く場合を慢性咳嗽と呼び,精密 るので,診断の際に参考になります。 検査を考える目安とします。 治療は,典型的な喘息と同様に,ステロイド薬の吸入 その原因疾患ですが,実はすべての呼吸器疾患が原因 療法が原則です。複数の研究によれば,咳喘息をステロ になり得るといっても過言ではありません。肺がんや肺 イド吸入薬で治療せずに放置しておくと,3割から4割 線維症といった,レントゲン写真に異常を来たし,命に くらいの人がいわゆる典型的な喘息へ移行するとのこと かかわることがある疾患もあれば,そうでない疾患もあ です。また,本剤によって大多数の患者さんで咳症状は ります。しかしどんな原因にせよ,強い,あるいは長期 軽快しますが,症状が治まったからといってすぐやめて 間の咳は,生活の質(QOL)を低下させ,正常な生活 しまうと,半分以上の患者さんが再燃するというデータ の営みの妨げになるので,きちんと原因を追及し,それ もあります。したがって,咳喘息と診断された場合は, ぞれの疾患に応じた治療を行うことが大切です。本稿で 医師の指示に従い,自己判断ですぐに薬をやめてしまわ は,胸部レントゲン写真で異常は認めず,直接生命の危 ないことが大切です。 機に関わることがなくても,多くの方に知っておいて頂 実はこの疾患は,長く続く咳の重要な鑑別診断の一つ きたい疾患について概説したいと思います。 であることは多くの一般内科の先生方にも浸透してい まず咳喘息。この病気の名前は,皆さんも一度は聞か て,咳が続く際に診断的治療の一環として,早い段階か れたことがあると思います。基本的に気管支喘息の1型 らステロイド吸入薬が投与される場合があります。それ と考えられています(専門的立場でこだわると,喘息の でも咳がとまらないということで私たちの方へ来院され 病態と類似はしていても,独立した疾患であるという議 るケースもあります。その場合,二つのことが考えられ 論もあります。実は私も,これまでやってきた研究でそ ます。一つは,ステロイド吸入薬の投与量や使用期間が う考えている少数派の1人です。 ) 。夜も眠れないほどの 十分でないこと,もう一つは咳喘息とは異なる疾患であ 強い咳が比較的多くの患者さんでみられます。しかし, ることです。たとえば慢性副鼻腔炎を伴う慢性気管支炎 ゼイゼイと呼吸困難の発作を起こす典型的な喘息とは異 (副鼻腔気管支症候群)の患者さんでも,長期間咳が続 なり,肺機能,たとえば,大きく息をすって思いっきり くことがあります。また,胃食道逆流症という疾患も, 息を吐いた時に1秒間に吐き出す空気の量(1秒量とい 時に長引く咳の原因になります。最近少しずつ増えてい います。 )や,その際の最大気流速度(ピークフローと ます(慢性咳嗽の約1割はこれによるともいわれていま いいます。 )は殆ど異常を示しません。診断の目安は, す。 ) 。呑酸や胸焼けを自覚することが多いのですが,そ 強い咳が出た際に,喘息発作の時に使う短時間作用性気 ういう症状がない場合もあります。 この疾患に対しては, 管支拡張薬の吸入によって咳が軽減することと,気道過 胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプインヒビターが有効 敏性試験が陽性となることです。 な薬です。 気道過敏性試験というのは,アセチルコリンやメサコ 結核や非結核性抗酸菌症などの慢性の感染症も,軽い リンといった,気管支平滑筋を収縮させる(つまり気管 咳が続くことが多く,放っておくと気管支拡張症に進行 支を狭める。 )薬剤を低い濃度から吸入してもらい,そ して血痰や喀血,肺機能低下などを来たしてしまうこと の都度1秒量を測定するというものです。もちろん,患 もあります。これはほとんどの場合,胸部レントゲンや 者さんが息苦しくなる前の,1秒量が検査前と比べて CTで発見できます。 20%低下した時点で検査は終了します。正常では,アセ 冒頭にも述べましたように,長引く咳にはきちんと診 チルコリンの濃度を高くしても1秒量は低下しません 断をして治療すべき疾患がたくさんあります。たとえ軽 が,咳喘息では,正常では起こらない低い濃度で1秒量 くても,何か月も続くようであれば,是非早めに呼吸器 が低下します。これは典型的な喘息でもみられる特徴的 科へご相談して頂ければと思っています。 な現象で,これも喘息の1型とみなされる理由です。 - 37 - 規 則 規則の制定・改廃情報をお知らせします。 医学部基礎医学講座等共用教員運用 基準の制定 腎センター運営委員会規程の一部改正 愛知医科大学病院腎センター運営委員会規程の一部が 従来医学部基礎医学部門の教授会申合せとして運用さ 改正され,同委員会の委員構成が整備されました。 れていたプール制助教定数について,法人規則として整 施行日は平成25年6月1日 備するため,愛知医科大学医学部基礎医学講座等共用教 給与規程の一部改正 員運用基準が制定され,定数,雇用条件,任期等が定め られました。 学校法人愛知医科大学給与規程の一部が改正され,夏 施行日は平成25年7月1日 季及び年末の賞与支給率が前年度と同様の割合となるよ う所要の改正が行われました。 医学部倫理審査実施規程等の一部改正 施行日は平成25年5月27日 医学部において,遺伝子治療臨床研究に関する指針の 対象となる研究の倫理審査を行えるようにするために, 新病院建設業者選定審査会規程の一部改正 次の関係規則の一部が改正されました。 学校法人愛知医科大学新病院建設業者選定審査会規程 施行日はいずれも平成25年5月1日 の一部が改正され,新病院建設業者選定審査会の組織体 ・ 愛知医科大学医学部倫理審査実施規程 制が現状に合わせて整理されました。 ・ 愛知医科大学医学部倫理委員会規程 施行日は平成25年7月25日 ・ 倫理委員会の専門委員会に関する細則 電気保安規程の一部改正 倫理委員会の専門委員会に関する細則 の一部改正 学校法人愛知医科大学電気保安規程の一部が改正さ れ,本学における電気保安体制及び需要設備が現状に合 倫理委員会の専門委員会に関する細則の一部が改正さ わせて整理されました。 れ,各専門委員会の名称が現状の審査内容に合わせて整 施行日は平成25年5月22日 理されました。 危険物予防規程の一部改正 施行日は平成25年6月1日 学校法人愛知医科大学危険物予防規程の一部が改正さ 「医学研究に関する倫理講習会の取扱い について」の一部改正 れ,本学における危険物保安管理体制が現状に合わせて 整理されました。 平成25年7月1日付けで「医学研究に関する倫理講習 施行日は平成25年5月22日 会の取扱いについて」 (医学部長裁定) の一部が改正され, 倫理講習の有効期間,講習形態等が整備されました。 医学研究科の教育・研究上の基本組織等 に関する規程の一部改正 愛知医科大学大学院医学研究科の教育・研究上の基本 組織等に関する規程の一部が改正され,大学院医学研究 科の基本組織以外の講座等の教員についても,必要に応 じて大学院を担当することができるように関係規則が整 備されました。 施行日は平成25年5月1日 - 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