Zeitlicher Hintergrund von Fremdwoertern ~nach Meiji bis Taisho

Zeitlicher Hintergrund von Fremdwoertern
˜nach Meiji bis Taisho˜
Yumi Aoyama
1. Einleitung
Im heutigen Japan koennen wir viele Fremdwoerter wie
Alltaeglichkeiten finden. Wie etwa, die Titel von Buechern und Zeitungen,
Anzeigen in der Bahn, Aushaengeschilder von Geschaeften oder Firmen, und
so weiter. Ich habe mich dafuer interessiert, wann die die Fremdwoerter
nach Japan und woher sie gekommen sind. Dann habe ich dies untersucht.
Vielleicht es ist sehr wichtig und interessant, den zeitlichen Hintergrund
und die Geschichte der Fremdwoerter, die von allen laessig benutzt werden,
kennen zu lernen.
2. Hauptteil
2.1. Umriss der Geschichte von Fremdwoertern
Bei meiner Untersuchung sind die Fremdwoerter, die ins Japanische
kommen, nicht aus China, sondern Europa und USA.
In 16. Jahrhundert sind Portugiesen nach Japan gekommen, und viele
portugiesische Woerter sind Japanisch geworden.
Im 17. Jahrhundert haben sich die Japaner gegen das Ausland
abgeschlossen, nur China und Holland (die Niederlande) durften Handel
treiben.
In der Meiji-Zeit hat Japan das Land wieder fuer Auslandsbeziehungen und
Aussenhandel aufgemacht. Deshalb sind viele Fremdsprachen aus England
(Grossbritannien), Amerika, Deutschland, Frankreich, und Italien nach
Japan gekommen, und die Woerter sind ins Japanische aufgenommen
geworden.
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2.2. Untersuchung
Diesmal habe ich hauptsaechlich Neue Woerter (Neubildungen),
Modewoerter und Woerter mit derselben Bedeutung (Homonyme)
untersucht.
Fremdwoerter mit derselben Bedeutung
Anfang Meji Zeit
・ ドンタク・ソンタグ【蘭 Zondag】
日曜日、または休日の意として使われた。明治初年に流行った外来語。元の発音「ゾ
ンタグ」を正確に聞き取れなかったため、
「ドンタク」
「ソンタグ」と言われた。
明治時代は休日制が安定せず、表記の仕方も定まらなかった為、下記のように大正
時代からようやく訳語が出来た。
訳語:休日(大正3)
、日曜(昭和 5)
、安息日(昭和 8)。
・
半ドン
ドンタクが一般化した後に作られた、土曜日の半休を意味する俗語。
ドンタクが廃語となった後も永く使われた。半休(明治 29)
、土曜日(大正 7)。
* 『博多どんたく』のどんたくは、祭日ではなく安息日の意。5 月 3・4 日に行われる
港祭。
・ ソンデイ・サンデー【英 Sunday】
ドンタクと同様、日曜日の意。日曜日(文化 11)
、安息日・上帝日(明治 21)
、礼
拝日(明治 25)
。また、同音語のアイスクリーム・サンデーの「サンデー」は、日
曜に売られていた事からこの名が付いたとされている。昭和に入ってからアイスク
リームなどをサンデー【英 sundae】と言った。
Ende Meiji Zeit
・
カッヘル・カーヘル【蘭 kachel】=ストーブス・トーヴ【英 stove】
カッヘルは明治初期には通用語であったが、後期にはストーブに代用される。
・ ビール【蘭・独 bier】=ビーア【英 beer】
1869 年北海道にアサヒビール会社設立。その後ドイツから帰国した中川清兵衛・ド
イツ人技師により「恵比寿ビール」が発売され、大人気となった。その為、起源は
ドイツ語からとも思われる。
ビールは江戸時代にオランダから入った外来語である。後に英語のビーアが主流と
なる。明治 32 年、現在の銀座にビヤホールが初めて開かれた。ビヤホールの「ビ
ヤ」は、英語のビーアが訛ったものと思われる。
・
メルキ【蘭 melk】=ミルク【英 milk】
明治 20 年頃まではメルキが使われていた。後、ミルクが主流となり、訳語である
『牛乳』がミルクと共に現代でも使われている。
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・
ターフル【蘭 tafel】=テーブル【英 table】
ターフルは英語のテーブルに置き換えられてしまう。
・
ゴム(ガム)【蘭 gom】=ガム【英 gum】
・
ポンド【蘭 pond】=【英 pound】
・
ボタン【ガ
ポルト
ル
botao】=【英 button】
・ ラムネ【英 lemonade】清涼飲料水の一種。炭酸水にシロップ・香料を入れて作り、
ビンの口にガラス玉を入れて密栓したもの。1868 年横浜・東京築地で販売される。
レモネードと同源。レモネードの転訛形ともいわれている。
・ レモネード【英 lemonade】レモンの果汁に砂糖・水を加えた甘味のある清涼飲料。
Neue Woerter und Modewoerter
Anfang Meji Zait
・
文明開化【英 civilization】
日本史で誰もが明治時代=文明開化期と習うが、
「文明開化」は英語の civilization
の訳語でである。新語として幕末から明治初年にかけて用いられた。
福沢諭吉『西洋事情』
(慶応 4・明治 1)
、仮名垣魯文『安愚楽鍋』
(明治 4)
、加藤祐
一『文明開化』
(明治 6)各書に「文明」もしくは「開化」の文字を記している。訳
語としては最も早い用例の一つである。
Ende Meji Zeit
・ ヒヤヒヤ【英 hear! hear!】
明治 45 年から演説会などで聴衆が「謹聴!」という意味で使った。その後、大正
3 年からは「賛成!」
、大正 13 年からは「聞け!聞け!」、昭和 10 年から再び「賛
成!」と訳された。
・ スマート【英 smart】
訳語苦悩(文化 11)、才智のある(文久 2)
、華麗・利発な(明治 6)、利口な(明
治 9)
、機敏の・派手やかな(大正 7)
、ハイカラな・しゃれた・頭のいい(昭和 6)。
・ ハイカラ【英 high-color】⇔バンカラ
蛮 color
明治 30 年代初めから使われた。明治後期の代表的な流行語。戦前昭和まで使われ
た。明治時代後半に高い襟の洋服が流行の先端とされた。流行かぶれしている人や
新しいものが好きな人をからかった言葉でもある。
訳語高襟(明治 45)
、西洋風を好む人・時流を追う人(大正 3)
、新しがりや・流
行を追う人(昭和 3)、西洋風を気取る人・流行を追う人・西洋風の婦人の束髪(昭
和 11)
。
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Taisho Zeit
・ サボタージュ【仏 sabotage】
「サボる」は、サボタージュの邦略形サボを動詞化したもの。フランスの労働者が
争議中に木靴(サボタージュ)で機械などをたたき、破壊したことから仕事の能率
を落として企業者側に損害を与える争議戦術の一つとされた。
訳語財産造営物の破壊(大正 7)、故意に仕事を怠けること・怠業・妨業(大正 13)
、
仕事遅滞(昭和 9)
。
Internationale Fremdwoerter
・
ロスケ【露 Russkii】
ルスキィ=ロシア語で「ロシア人・ロシアの」という意味を直接取り入れた後、日
本語にアレンジした。
「露助」と表記し、ロシア人をあざけった意味でも使われた。
・
メリケン【英 American】
江戸時代「米国の」という意で使われた。また、同時代に米国から輸入された小麦
粉と、在来のうどん粉を区別するため、メリケン粉と呼ばれた。明治時代には米国
人という意で、大正にはメリケン‐サックの略から、ゲンコツという意で使用され
た。
訳語亜墨利加人の(明治 6)
、北米合衆国の・亜米利加人・米国人(明治 25)
、ア
メリカの・米国の・アメリカ人(大正 7)、拳骨(昭和 10)米利堅・アメリカンの
転訛(昭和 11)
。
・ ドイツ【蘭 Duits(land)
】
オランダ人がドイツ帝国を「ドイツランド」と言っていた為、日本で「ドイツ」と
略し定められた。
Woerter, die die Bedeutung veraendert haben
・ サイダー【英 cider】シードルとも言う。下記の訳語を見ると分かるように、林檎
のお酒から炭酸飲料水へと意味が変化している。
訳語林檎酒(安静 1)、サイダー(昭和 3)
、甘味炭酸水(昭和 9)
。
・ ブランケット【英 blanket】敷物・ふとん・毛布。明治初期には敷物・ふとん、後
期から毛布と訳され、現在に至る。
・ ズボン(ヘボン)【仏 jupon】元治 1 年には「下着」と訳されていたが、昭和 11 年に
は現代と同じ意味の「下衣」と訳されている。
Fremdwoerter aus Deutschland
・ カフェイン【独 kaffein】明治時代
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・ ゲレンデ【独 Gelaende】明治時代
「ゲレンデ・スキー」は和製語。
・ メッチェン【独 Maedchen】
大正時代に旧制高校生がよく使用した。略して「メチ」とも言われていた。
訳語小娘・乙女(明治 6)
、女子・娘(明治期 26)
、未婚婦人・下女・愛人・恋人
(昭和 8)。
・ シャン【独 schoen】元は学生間の隠語。
訳語美しき(明治 6)
、美人(大正 13)
、シェーンの訛り(大正 15)
、シャンな・綺
麗な(昭和 8)
。
・ ファーター【独 Vater】明治時代に学生の間で使われていた。
・ メタン・ガス【和製語 独 Methan+ 蘭 gas】大正時代
・ メチルアルコール【独 Methylalkohol】
訳語:木精酒精(明治 45)、木精(大正
3)
、メチルアルコール(大正 10)。
・
カロリー【独 Kalorie】大正戦後期
3. Schluss
3.1. Ergebnis
Nach der Meiji-Zeit bis heute wird Englisch (Amerikanisch) in Japan
am haeufigsten eingefuehrt.
Zum Beispiel Anfang der Meiji Zeit:
・ カツレツ【英 cutlet】肉の薄い切り身
・ ブランケット【英 blanket】敷物・ふとん・毛布。明治初期には敷物・ふとん、後
期から毛布と訳され、現在に至る。
・ パンツ【英 pants】=ズボン(ヘボン)【仏 jupon】下着(元治 1)、下衣(昭和 11)。
・ ステーション【英 station】駅・停車場(明治)、ある仕事を受け持ってするところ・
部署・局・本部。
・ ステッキ【英 stick】洋風の杖。歩行時に体のバランスを取るため使用。アクセサリ
ーの一種としても用いられた。
・ 活動大写真=シネマ(キネマ)【仏 cinematograpfe ・英 kinematograph】
明治 30(1873)年2月フランスから京都・大阪で公開されたという説と、同年 3
月にアメリカから持ち込み、浅草で公開されたという説がある。
・ メンチ=ミンチ【英 mince】ひき肉
・ メンチカツ 【和製語 mince+ cut】ひき肉とみじん切りの玉ねぎを固めてパン粉を
つけて揚げる。
・ ミート−ボール【meat+ ball】=メンチ-ボール(ミンチ-ボール)
・ メロン【英 melon】瓜
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・ マッチ【英 match】原語、原語と訳語の併用、訳語の交替、原語になった。
原語・訳語の併用時には「摺付木、早付木、MATCH」と書き、文字の両側に「ま
っち・はやつけぎ・すりつけぎ」と振り仮名をふった。
Ende der Meiji Zeit:
・ ボーナス【英 bonus】/バー【英 bar】/ホテル【英 hotel】/カタログ【英 catalogue】
/クーポン
【英 coupe】
/パノラマ【英 panorama】
/プラットフォーム
【英 platform】
/プラトニック【英 platonic】/ピュア【英 pure】/ヒューズ【英 fuse】/ビュー
ティー【英 beauty】/トンネル【英 tunnel】/ハンドル【英 handle】/エネルギー
【英 energy】/エレベーター【英 elevator】エレベートルともてはやされた。昇降
機・昇降器と訳された。明時23年凌雲閣に造られた。/カメラ【英 camera】→写
真鏡
【英 photograph】
→写真絵/ヒューマニズム
【英 humanism】
/リボン
【英 ribbon】
/カレーライス【英 curry and rice, curry with rice, curried rice 】略:カレー/ラ
イスカレー【和製語 英 curry+ rice】米飯にカレーをかけて食べる。/ビスケット
【英・仏 biscuit】16世紀にオランダ人によって伝えられたという。/パン【英 pan】
フライパン (パン【ガ
ポルト
ル
pao】)/スリッパ【英 slippers】/ペン【英 pen】/インク
【英 ink】/ノート【英 note】/タイプ・ライター【英 type-writer】/ホネムーン【英
honeymoon】=ホニムーン
明治前期にも用例がある。ハネムーンは大正時代に多
く用いられた。蜜月。新婚後の第一ヶ月。
3.2. Meine Meinung
Mit dem Strom der internationalen Beziehungen und dem
Aussenhandel sind Fremdsprachen nach Japan gekommen. Das ist eine
ganz normale Erscheinung. Deshalb sind Fremdwoertern ein wichtiger
Punkt in der japanischen Geschichte.
Wegen dem Krieg gegen England und Amerika, wurde um das Jahr 1941
Englisch und Fremdwoerter aus England und Amerika in Japan
ausgeschlossen und verboten. Diese Fremdwoerter werden aber von den
Japanern trotzdem benutzt.
Was ist also der Grund? Ich meine dazu , dass es viele Leute gibt, die
glauben, dass Englisch attraktiver oder eine bessere Klasse ist.
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Literatur:
新村 出 (1976): 外来語の話.
吉沢 典男・石綿 敏雄 (1979): 外来語の語源.
槌田 満文 (1983): 明治大正の新語・流行語.
新村 出 (1993): 広辞苑.
石綿 敏雄 (2000): 外来語の総合的研究.
第 22 期国語審議会 (2000): 「国際社会に対応する日本語の在り方(案)」. In:第3委員会試案.
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