食品用ホースの洗浄及び消毒の手引きはじめに食品用ホースの洗浄及び消毒の手引きに関しまして、下記の通り御推奨申し上げます。食品用ホース及び食品用ホース組立品の洗浄及び消毒に関しまして、各国の規制に従い且つ各国の規制を遵守する必要が御座います。国の規制は、この手引書の内容より優先されます。ホースの寿命は、ホースが洗浄及び消毒される間に生じます機械的及び化学的な負荷により、影響を受けます。ゴムホースの使用期間は、搬送する製品の種類、洗浄・消毒の処理温度、消毒剤・殺菌剤及び処理時間等により影響を受けるホースの材料成分及び使用環境により異なります。御客様には、流体が接する、ゴムホース内管の表面の物理的な状態を、常時観察して頂かなければなりません。このような観察は、ゴムホースを、実際に、衛生的に、使用する期間を確認するために必要で御座います。更に、ゴムホースの表面に傷或はめくれが認められた場合、ゴムホースを取り替えて頂くよう推奨申し上げます。定期的なゴムホースの取替え計画の立案・実施を御願い申し上げます。食品用ホースを使用されます御客様は、御客様御自身で洗浄及び消毒手順及び基準を有しておられる場合はその手順及び基準で、さもなければ特定の業界の洗浄及び消毒手順及び基準で、洗浄及び消毒を管理されなければなりません。例えばワイン産業の洗浄及び消毒手順及び基準は、酪農産業の洗浄及び消毒手順及び基準と異なることがあります。各産業で適用されている基準は、この手引き書の内容より優先されます。食品用ホース及び食品用ホース組立品の洗浄と消毒は、有害な細菌の微生物或は他の汚染の発生原因となる洗剤或は殺菌剤を含む極く微量の食物或は残渣を取り除くために行うものです。この手引き書に記載されております内容の効果は、偏に御客様の実践と管理によります。洗浄及び消毒の方法 1．頻度洗浄及び消毒の周期・頻度は、送達される食品及び飲料の種類及び汚染の危険度に応じて行われる必要があります。原則的に、洗浄及び消毒は頻繁に行われるべきであります。 2．洗い洗浄の工程の第１段階は、飲料水の熱湯でホースを完全に洗うことです。飲料水の熱湯により、ホースの洗浄を容易に行うことはできますが、しかし、ホースを消毒した後に、適切な洗剤でホースを洗浄する必要性を排除することはできません。熱湯の温度及び洗浄の時間/すすぎの周期は、搬送される流体の特性によります。熱湯による最初の洗浄/すすぎは、搬送が終了した後、可及的速やかに行う必要があります。最初の洗浄/すすぎの残溜水及び残渣の全てを、完全に流し出さなければなりません。 Via E. Mattei n° 1 - 35030 Saccolongo (PD) Italia Tel. +39-049-8016155 Fax. +39-049-8015834 www.tudertechnica.com 3．洗浄殺 / 菌洗剤の種類或は殺菌剤の種類の選定は、搬送される流体によって決定されます。洗剤及び殺菌剤メーカーの注意書きには、特に濃度に関して、厳格に従う必要があります。ホースを洗剤で洗浄した後、飲料水ですすいでから、ホースを、蒸気或は化学溶剤の何れかにより、消毒せねばなりません。蒸気は、 “物理的な”殺菌剤として分類されています。その細菌及び他の汚染物質を取り除く効果は、搬送される流体及び御客様が採用なさる洗浄・殺菌方法により、異なります。苛性ソーダ、硝酸、過酢酸、燐酸、クロロ酢酸或は食品用ホースの殺菌に適するその他の酸等の化学殺菌剤を選ぶ場合は、最適の効果を保証するものを、極めて安全で、健康に害が無いことを確めて、注意深く選ばなければなりません。ある特定の殺菌剤を選ぶ場合は、その濃度のレベル、温度、サイクル時間等に、極力注意を払うことが必要です。殺菌剤を選ぶ場合には、搬送される流体の種類を考慮する必要が御座います。殺菌剤処理を化学殺菌剤で行った場合は直ちに、殺菌処理の化学薬品の残渣を取り除くため、ホースを飲料水で、注意深く、十分時間をかけてすすぐことが必要です。 4．作業管理全ての汚染物と残渣が取り除かれているかどうかを確認するために、定期的に、洗浄及び殺菌の作業結果を、チェックする必要があります。基準に合致していない結果が判明した場合は、それを矯正する手段を講じなければなりません。 Via E. Mattei n° 1 - 35030 Saccolongo (PD) Italia Tel. +39-049-8016155 Fax. +39-049-8015834 www.tudertechnica.com