地理歴史科・世界史 A 学習指導案 1 教科・科目 2 単元名 3 単元の目標 地理歴史科(世界史A) (2)一体化する世界 ウ ヨーロッパ・アメリカの諸革命 ①イギリスの海外進出と産業革命が一体のものであり,イギリス政府の植民地支配に対 する反発としてアメリカ合衆国の独立がなされたことに関心を持ち,産業革命や独立戦 争の原因を意欲的に考えようとしている。(関心・意欲・態度) ②フランス革命の中で民衆が果たした役割と,革命の成果と限界について理解できるよ うになる。またフランス革命が他の諸国に波及し,ナショナリズムの動きについて考察 し,考察した過程や結果を適切に表現している。(思考・判断,技能・表現) ③ウィーン体制が次第に揺らぎ,ナショナリズムと自由主義がヨーロッパの大きな流れ となったことを理解できるようになる。またアメリカ合衆国の南北戦争の原因には経済 的な問題があったことを理解できるようになる。(知識・理解) 4 本時の目標 主題 アメリカ独立革命 ①植民地アメリカでは古くから自治の伝統があり,イギリス本国の強圧的支配に対する 反発が強かったことを理解できるようになる。 ②アメリカ独立宣言は近代民主主義の内容が含まれる宣言であった一方で,その対象は 白人であったことを理解できるようになる。 5 本時の実際 段階 時間 学習内容・活動 指導上の留意点 ・本時の学習内容を確認する。 導 5 入 分 備考 ・各国の勢力圏につい ・教科書 ・教科書の地図を参照しながら,独立前 て 考 え さ せ る 。( 意 欲 の各国の勢力圏を理解する。 1 ・関心・態度) アメリカ独立革命の背景 〇イギリス人が建設した 13 の植民地の特 ・13 植民地には自由を 徴を理解する。 求める傾向が強かった ①宗教はプロテスタントが多い。 ことを理解させる。(知 ②植民地議会を持ち自治を行う。 識・理解) 〇イギリス本国が植民地に課税しようと 展 40 した背景と展開を理解する。 ・印紙法(1765 年)→植民地は「代表な ・本国と植民地の対立 ・ワークシート ければ課税なし」と反対 をワークシートにまとめる。 -1- ・茶法(1773 年)→ボストン茶会事件 2 アメリカ独立革命の展開 〇アメリカ独立革命の展開を理解する。 ・ボストン茶会事件に ・パソコン活 関する画像を投影する。用①② (興味・関心) ・植民地側は第1回大陸会議を開き団結 (1774 年)→戦争の開始(1775 年) ・植民地側の対応 ・ワシントンが総司令官として指導 ・ワシントンに関する ・パソコン活 ・トマス=ペインの『コモン=センス』 画 像 を 投 影 す る 。( 興 用③ ・独立宣言(1776 年)…ジェファーソ 味・関心) ンらが起草 (特徴)人間の平等,生命・自由・幸 福追求の自然権,革命権 ・戦争の展開 ・独立宣言の画像を投 ・パソコン活 影し,その特徴を理解 用④⑤⑥ させる。(興味・関心, 知識・理解) 当初はイギリスが有利 →独立軍はフランスなどと同盟 →独立軍が優勢になりパリ条約で独立実 開 分 現(1783 年) 3 アメリカ合衆国の成立 〇合衆国憲法の特徴を理解できるように なる。 ・合衆国憲法の特徴に ついてポイントを絞り ・合衆国憲法の制定(1787 年) (特徴)連邦制,三権分立 説 明 す る 。( 知 識 ・ 理 解) ・初代大統領ワシントン ま 5 本時のまとめを聞きながら,復習する。 と め 6 ・ワークシートを利用して本 ・ワークシート 時の復習をする。 分 (知識・理解) IT活用の効果 (1)教科書の歴史地図をプロジェクタで映写することにより,生徒全員が一斉に視覚的 に理解することができる。 (2)学習内容の厳選による教科書の記述だけでは理解が難しい内容でも,インターネッ トの画像を生徒に提示することによって,より深く理解ができるようになる。 -2- 7 パソコン活用で使用した資料 (1)インターネット画像のURL等 ①ボストン茶会事件船 http://www.oceandictionary.net/usmu03.html ②ボストン茶会事件の切手 http://www.geocities.jp/timeway/kougi-77.html ③ジョージ=ワシントンの肖像 ④アメリカ独立宣言書 http://karins14.hp.infoseek.co.jp/gw.htm http://wae.com/freedom/decmain.html ⑤アメリカ独立宣言の和訳 ⑥トマス=ジェファソンの肖像 自作 http://karins14.hp.infoseek.co.jp/jefferson.htm -3-
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