地理A(1年商業科) - 新潟県立塩沢商工高等学校

平成28年度シラバス
57
新潟県立塩沢商工高等学校
地理歴史科
科
目
使用教科書
副教材等
地理A
単位数 2単位
学科・学年・コース
二宮書店『新編 地理A』 二宮書店『高等地図帳』
とうほう『フォトグラフィア 地図図説』
商業科 1年生
1 学習目標
現代世界の地理的な諸課題や地域性を踏まえて考察し、現代世界の地理的認識を深めるとともに、地理的な見方や
考え方、国際社会に主体的に生きる人間としての自覚と資質を身につける。また、生活圏の諸課題について、地域性
や歴史的背景を踏まえて考察し、地理的技能及び地理的な見方や考え方を身につける。
2 指導の重点
世界には約70億の人間が生きていますが、その生活習慣や言語、宗教などは多様です。また、現代の国々は他の
国や地域との結びつきなしには成立できません。お互いの多様な文化を、その背景とともに理解し、共通の課題につ
いての認識を深めていくために、地理を学習しましょう。
3 指導計画
学期
学習内容(単元名)
1
学
期
第Ⅰ編 現代世界の特色
第1章 地球儀や地図からとらえる現代
世界
第1節 観光による結びつき
第2節 地域間の結びつき
第3節 国と国との結びつき
第4節 地球儀と地図
2
学
期
3
学
期
第2章 世界の生活・文化の多様性
第1節 人々を取りまく地形
第2節 人々をとりまく気候
第3節 人々を取りまく気候
第4節 世界各地の生活文化
第3章 地球的課題と私たち
※日本の都道府県と各地の地名
第Ⅱ編
第1章
第1節
第2節
第2章
第3章
生活圏の課題
地図は生活必需品
身のまわりの地図
地形図の読み方
自然環境と防災
生活圏の諸課題と地域調査
1学期 26時間
2学期 30時間
時数
6
6
7
7
2
8
2
14
4
2
4
4
4
学習のねらい
・人や物の交流を中心に、国と国、地域と地域の結びつきを学ぶ。
現在の私達の生活も、これらの結びつきなしには成立しえない
ことを理解する。
・
「国家の三要素」について学び、関連して植民地支配の歴史や
現代への影響についても理解する。
・地球を球体として捉え、地図の様々な図法や時差の仕組みを学
ぶ。
・日本の位置と領域について、歴史的経過や近隣の国々との関係
も踏まえながら学ぶ。
・様々な地図の表現に接して、地図から情報を読み取ることの大
切さを理解する。
・世界の大まかな地形を理解する。
・気候とは何か、気候の差が生まれる原因は何か、を学ぶ。
・世界の気候を分類し、その特徴と、地域的な広がりを、作図作
業などを通じて学ぶ。
・人々の暮らしや宗教の多様性の背景には、気候を始とする自然
環境の違いがあることを理解する。
・人口、食料、エネルギー、そして環境問題など地球的規模で進
行しつつある諸問題について、学習する。
・日本の地名、新潟県内の地名なども復習する。
・身のまわりの様々な地図の読図が出来るようになる。
・地形図の読図を学び、基本的な地理的技能を身につける。
・日本の自然環境の特色を学び、起こりうる自然災害にどの様に
備えるべきかを考察する。
・自分たちが暮らす生活圏の諸課題を考察し、その解決に向けた
取り組みなどについて探求する。
3学期 14時間
4 評価の観点・方法
評価は、次の4つの観点から行います。
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
資料活用の技能
知識・理解
地理的事象に対する関心と課題 地理的事象から課題を見いだし
地理的事象に関する資料を収 我が国及び世界の形成の基本
意識を高め意欲的に追求する。
集し、効果的に活用する。
世界的視野で考察する。
的な事柄を理解する。
1年間の評定は、1学期・2学期・3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判断します。
5 担当者からの一言
商業科の1年生は、地理歴史科・公民科の科目として、
「地理A」と「倫理」の2科目を学習します。地理歴史科・
公民科が苦手な人は苦しいかもしれませんが、地理分野は中学校でも学習してきたので勉強しやすいはずです。
大切なのは、毎時間の授業にきちんと取り組むこと。地図帳を使っての作業なども多くなりますから、授業プリン
トを確実にこなしていってください。