日 時 平成16年11月10日(水) 第2時間目( 9

国語科学習指導案
指導者 緒方愛恵
1. 日
時
平成16年11月10日(水) 第2時間目( 9:40∼10:25)
2. 場
所
パソコン教室
3. 学年・組
第2学年2組 (男子17名、女子11名 在籍28名)
4. 単 元 名
「どうぶつのひみつをみんなでさぐろう『ビーバーの大工事』」
(大書 二年下)
5. 単元の関連
たんぽぽ
ビーバーの大工事
(6月)
6.目
標
→
(11月)
タイの小学生マナのくらし
→
(2月)
○順序に気をつけながら、まとまりごとに内容を読み取り、調べたこと
を元にクイズを作る。
・教材文の事柄を順序に注意して、まとまりごとに内容を正確に読みと
ることができる。
・動物たちのひみつについて読み広げ、読みとった情報をクイズ形式に
書いてして分かりやすく伝え合うことができる。
・文章の内容やクイズ作りに興味を持って取り組むことができる。
7.指導にあたって
本学級の児童は、1年生の時より音読指導を進めてきたので、声に出して読むことが好
きである。前単元の『名前を見てちょうだい』では、気持ちを込めて音読をしたり、登場
人物になりきって動作化を取り入れたりしながら、物語を読む楽しさを経験してきた。
10月下旬には読書週間もあり、自主的に図書室に通い、意欲的に読書活動ができた。
また、関心のあることについて自ら進んで調べたり、課題に対して熱心に取り組んだり
する姿もよくみられる。1年の時から教室で読み聞かせ活動を行い、いろんな分野の本を
読み聞かせてきたので、本に関する関心は高い。しかし、調べ活動の後、自分の思い、考
えを伝えるのが苦手で、人前で堂々と自分達の意見を発表することができにくい。
そこで、この「ビーバーの大工事」の学習を通して、内容を読みとることだけでなく、
伝えたいことを正確に伝えることや、グループで協力してクイズを楽しく作ること、読み
とった情報を元にみんなでしっかり発表することなどの、コミュニケーション能力の育成
に力を入れたい。
この教材はビーバーのダム作りについて説明した文章であり、ビーバーの生態や体の構
造、機能等を学び、ビーバーの能力と知恵に驚かされると思われる。事柄を順序に気をつ
けて読む力をつけるとともに、様々な情報によって知的好奇心が満たされる喜びを感じさ
せたい。また、単元末のクイズ作りでは、他の動物たちに興味関心を持たせることが意図
されている。ビーバー以外の動物たちについて調べたり、情報を集めたりし、クイズ大会
を開く展開へと進めていきたい。
学習の前半では、説明文の正確な読みとりに重点がおかれている。また後半では、読み
とったことを元にクイズ作りをするという活動を通して、話すことや聞くことが重視され
ている。
クイズ作りの資料として今回は、インターネットの教育用コンテンツを児童に提示し、
その中から興味のある動物について情報収集をさせたい。そして、資料をもとに、動物に
ついてのおもしろい情報をクイズにし、1人ずつ又はグループ毎で発表させたいと考えて
いる。発表する活動では、他の児童の発表もよく聞いて、互いに情報を交流することによ
って学習に対する充実感が得られるように進めたいと考えている。
8.単元指導計画(全19時間)
次 時
主な学習内容
指導上の留意点 ●支援と☆評価
情報手段
Ⅰ
全文を通読し、クイズ作りを行う学習の見通しを持とう。
(1)
1 ○ビーバーについて ●はじめて知ったことや驚いたこと、これから 教科書
知っていることを話
し合う。
知りたいことなどを書くように促す。
●児童の実態を把握し、イメージが持てない児 ワークシート
○初発の感想をワー
クシートに書く。
童にアドバイスする。
☆初発の感想を意欲的に書こうとしている。
☆クイズ作りへの意欲があり、学習の見通しを
持とうとしている。
Ⅱ
(6)
順序に気をつけて大工事を行うビーバーの様子を読み取ろう。
2 ○全体を三つのまと ●説明の順序に気をつけながら、本文をしっか
3 まりに分け、小見出
しをつける。
○まとまりごとに音
りと読み取ることができるよう声をかける。
●挿絵にも注目させ、小見出しを考えるヒント
になることを助言する。
教科書
読し、各まとまりの ☆文章を三つに分け、小見出しを上手につける
読みとりのめあてを ようにしている。
ワークシート
考えて発表する。
4 ○木を倒し、川の中 ●ビーバーの体の特徴に着目させ、絵や写真な インターネットの
へ運ぶビーバーの様
どからどんな様子を捉えることができるよう 教育用コンテンツ
子を読みとる。
にする。
webページ
5 ○ダム作りをしてい ●ビーバーの行動を順番に書き出し、具体的な
るビーバーの様子を
読みとる。
様子が想像できるようにする。
●新たにわかったこと、びっくりしたこと、も
コンピュータ
っと知りたいこと等をカードに書かせる。
6 ○安全な巣を作って
7 暮らすビーバーの知 ●絵や写真などを参考にしたり、指示語の内容 プロジェクター
に注目させる。
恵を読みとる。
☆木を倒し、川の中へ運ぶビーバーの様子、ダ スクリーン
ムを作る理由、巣作りの様子や巣の仕組みな
どを読みとり、ビーバーの知恵を理解しよう
としている。
Ⅲ
(3)
ビーバーの秘密クイズを作成し、読み取ったことをクイズで
伝え合おう。
8 ○「ビーバーのひみ ●動物の秘密クイズを作る前に、『ビーバーの ワークシート
9 つ」クイズを作成し、
大工事』でカードの書き方を覚えたり、クイ
10 発表し合う。
ズ作りの練習をしたりするとを知らせる。
クイズカード
●ビーバーの秘密についてカードの表に問題
を、裏に解答を記入するなど、問題作りがス
ムーズにできるようにする。
●発表の仕方について学び、いろんな友だちと
クイズを出し合えるようにする。
☆クイズ形式にまとめ、相手や目的を考えなが
ら発表しようとしている。
☆教材文の内容を正確に読み取っている。
Ⅳ
(7)
興味を持った動物について調べ、分かったことを元に動物の秘
密クイズを作ろう。
11 ○どんな動物の何に ●教育用コンテンツのwebページで様々な動物の特
インターネットの
12 ついて調べたいか
教育用コンテンツ
徴や、写真を紹介するようにする。
「こんなどうぶつを ●興味を持った動物や調べたいことなどを数人 webページ
しらべたい」カード
に発表させ、それぞれの調べ活動に意欲がも
に書き出す。
てるようにする。
コンピュータ
○どうやって調べら ☆どんな物を調べたいか目当てをしっかりもと
れるのかを知る。
うとしている。
○「どうぶつのひみ
つ」クイズ大会を開
く計画を立てる。
13 ○教育用コンテンツの
●スムーズに活動できない児童には、他の友だ
ワークシート
14 webページを見て、
ちと一緒に活動するようにする。
インターネットの
15 分かったカードやびっ ●イラストや写真を印刷すると、クイズ作りの 教育用コンテンツ
くりカードに記入す
時に使えることを助言する。
webページ
☆クイズ大会の目的を理解し、相手にわかり
る。
○詳しく読みながら
やすい表示資料を作成しようとしている。
コンピュータ
「どうぶつのひみつ」
クイズを考え、カー
ワークシート
ドに書く。
発表カード
16 ○「どうぶつのひみ ●グループ毎に、発表する側と聞く側に分かれ
17 つ」クイズ大会の練
習をする。
など
て、練習する。
●声の大きさ、イラストなどの示し方など、
工夫させる。
☆発表の改善点を見つけようとしている。
Ⅴ
(2)
動物の秘密クイズ大会を行い、交流し合おう。
18 ○どうぶつのひみつ ●聞き手にわかりやすい発表になるように、声
クイズ大会を開き、
の大きさやスピードに注意したり、道具の使 台本
4年生の児童を招い
い方を工夫したりさせる。
て、相手に分かりや ☆相手にわかりやすく発表したり、答えたり
すく発表したり答え
たりする。
しようとしている。
☆情報メディアを効果的に使っている。
19 ○台本に表紙をつけ ●全員の台本を集めて、クイズブックを作るよ
て「どうぶつのひみ
うにする。
つ」クイズブックを ●表紙なども付けて、興味のわくクイズブック
作成する。
になるよう助言する。
☆グループ毎に協力して、クイズブックを作ろ
うとしている。
発表カード
9.本時の学習(第14時)
(1)目標
子ども一人一人が興味のある動物について教育用コンテンツ資料で調べ、「どうぶつ
のひみつ」クイズを作成することができる。
(2)展開
学習活動
指導上の留意点 ●支援と☆評価
1.本時の学習のめあてを持つ。
●本時に有効な教育コンテンツの情報
を提示し、どんな動物についてどの
資料を活用して調べたいかという見
通しを持つことができるようにする。
☆学習の見通しを持って、本時の活動
をしようとしている。(観察・発表)
Webページで調べたことを元に、動物のひみつクイズを作ろう。
2.教育用コンテンツの情報を活用して調べ、 ●教育用コンテンツのWebページを見
「どうぶつのひみつ」クイズを作成する。
て読み取ったことを、分かったカード
や、びっくりカードに記入できるよう
・教育用コンテンツを正しく読み取り、
カードを書いていく。
に助言する。
●「ビーバーのひみつ」クイズ作成時
に使用したもの同じ形式のカードを準
・読み取ったことをもとに、クイズの問
題と答えを作成していく。
備しスムーズにクイズ作りができるよ
うにする。
●同じ動物を選んだ子どもは子ども同
士で相談して、友達の調べ方や問題の
作り方を参考にしながら活動できるよ
うにする。
☆興味のある動物について教育用コン
テンツを正しく読み取り、クイズを分
かりやすく作ろうとしている。
(クイズ・観察)
3.本時の感想を発表し、まとめをする。
●感想を発表することにより、クイズ
作成の喜びや満足感を味わい、クイズ
大会への意欲付けをはかる。
(座席表)
ホワイト
(御高評欄)
ボード