別冊 - 公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

別冊
平成 24年度事業報告書
グループ・施設別事業報告/事業一覧
公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
◆ 平成 24 年度 グループ・施設別事業報告/事業一覧 ◆
目次
(1)
経営企画グループ
............................................... 1
(2)
業務管理グループ
............................................... 6
(3)
協働推進グループ
............................................ 11
(4)
横浜トリエンナーレグループ
............................................ 14
事務局事業一覧
............................................ 17
(5)
ヨコハマ創造都市センター
............................................ 18
(6)
横浜美術館
............................................ 27
(7)
横浜みなとみらいホール
............................................ 65
(8)
横浜能楽堂
............................................ 89
(9)
横浜にぎわい座
............................................ 98
(10) 横浜赤レンガ倉庫 1 号館
.......................................... 109
(11) 横浜市民ギャラリー
.......................................... 119
(12) 横浜市民ギャラリーあざみ野
.......................................... 134
(13) 磯子区民文化センター(杉田劇場)
.......................................... 144
(14) 横浜市吉野町市民プラザ
.......................................... 158
(15) 横浜市岩間市民プラザ
.......................................... 169
(16) 大佛次郎記念館
.......................................... 179
経営企画グループ
1 平成 24 年度総括
経営企画について、財団の中期 4 か年計画については、各プロジェクトを事務局としてサポートするととも
に、プロジェクトの立ち上がっていない地域の取り組みについては、事務局長と調整しながら方向性の提案
を行いました。また、マーケティング戦略委員会での議論を踏まえ、横浜市が実施した「横浜市意識・生
活行動実態調査」を踏まえ財団独自で「新たな顧客開拓のための調査」を実施しました。その他、
自己評価指標の作成を目的に、平成 24 年度はその第一歩として、各部署の垣根を越え、外部である神奈
川県の財団や民間 NPO からもメンバーをまねき、研究会を立ち上げて、現状分析と課題の洗い出しを行い
ました。
指定管理者制度への対応については、所管局である横浜市文化観光局と調整しながら、施設をサポート
しました。横浜美術館については、外部評価委員会での候補者選定を経て、市議会にて可決されました。
また第 2 期がスタートした横浜みなとみらいホールでは政策経営協議会の運営調整等の支援・調整を積極
的に行いました。
広報面においては、寄附の取り組みについて、マーケティング戦略委員会を中心に検討し、個人
寄附を推進する方針を経営会議に提言しました。また、年度ごとに作成していたアニュアルレポートに
代わり、財団の活動をわかりやすく理解していただくためのパンフレットを作成しました。昨年度から取り組
んでいるニコニコ動画を活用した当財団の公式動画チャンネル YAF_CH は、ジャズプロムナードでライブ中
継を行うなど、数多くの番組を制作しました。一方で業務管理グループと協力し、財団内の研修を収録・活
用するなど、財団内部の情報共有の充実することで、職員の意識共有を推進しました。
全国にさきがけて取り組んでいる、LOD(リンクド・オープン・データ)は、大佛次郎記念館の収蔵品ほか、
さまざまなデータの LOD 対応システムを構築しました。また研究者や、企業、行政とともに LOD イベントを
共催することで、当財団の LOD 活動について周知、協力を求めました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)中期経営計画進行管理について
■23 年度から始まった財団中期経営計画(2011~2013)の進捗状況管理を行います。計画推進のために
横浜市及び財団内で調整等を行います。
■各施策における 23 年度達成指標を用いた進捗と成果を検証するとともに、中間年にふさわしい成果を上
げているか随時経営会議に報告し、財団内の情報共有を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■24 年度における達成指標と進捗を「アウトカムに ■各プロジェクトにおいて検討し、経営会議に報告しま
向かっているか」という観点で点検し、プロジェク
した。また第 4 回理事会において、成果報告を行い、
トメンバーや各部署職員が施策に納得して取り
次年度は「検討・試行」から「実施」に移行するため、
組める状況を作ります。
「子ども」を除く 3 つのプロジェクトはそれぞれ所管グ
■プロジェクトの立ち上がっていない地域の取組
ループにて推進していく方向性を示しました。
について方向性を明確にし、財団内のコンセン ■地域の取り組みについては、磯子区民文化センター
サスを形成します。
の次期指定管理の方向性について、財団内で議論を
すすめました。平成 25 年度に磯子区民文化センター
で立ち上げた NPO とともに構成団体として提案する
方向性を経営会議に示しました。
1
(2)指定管理者制度対応について
■専門施設の次期指定管理者の選定を受けて、政策経営協議会の運営を横浜市と共同で担います。
■次期指定管理者選定や、専門施設の中期 3 か年計画の更新に向けた準備を始めます。
■平成 21 年度に決定した「財団の今後の地域施設への関わりについて」の方針をより具体化します。
■24 年度をもって一時休館となる横浜市民ギャラリーについて、スムーズな移転を目指し、施設と連携し横
浜市と調整します。
■指定管理料協議につき、積算や事業変更等に必要な資料作成を支援します。
■その他指定管理に係る諸課題に施設と連携して対処します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■施設運営の改善に結びつく政策経営協議会の
運営を実現します。また協議会の適切な進行を
担います。
■一部施設に導入予定の外部年次評価につき、
有効な PDCA サイクルの推進に資するようモニ
タリングします。
■第 3 期選定を迎える地域文化施設について、
取組が有効に行なわれる指定管理業務形態の
検討を行います。
■横浜市民ギャラリーにつき、移転後の指定管理
者として財団が運営を継続できるよう、ハード/
ソフト両面の課題解決を支援します。
■25 年度指定管理料の総額につき、施設の事業
提案が最大限可能となる管理料額が確保でき
るよう努めます。
■横浜美術館の指定管理者指定につき、選定評価委
員会での候補者選定を経て、24 年 12 月、市議会に
て可決されました。政策経営協議会の運営調整
や、指定申請書、事業計画書(提案書)提出などの
提出書類に関する支援を通年行いました。
■第 2 期の基本協定締結や、条例改正にともなう変更
協定等に対応しました。
■地域施設への関わり方については、磯子区民文化
センターの第 3 期選定にかかる方針を経営会議に
提案するために検討し、経営会議へ提言しました。
■その他の地域施設についても、財団としての関わり方
についての今後の方針を経営会議に提言しました。
(3)事業支援について
■各種助成制度の募集につき、情報収集と関係部署へ情報提供を行ないます。一部につき申請の調整と
とりまとめを行います。
■横浜市の文化政策とスムーズな連携ができるよう、情報収集と提供、調整を行います。
■国による劇場、音楽堂等に関する法整備の動向等、文化政策に関する情報を収集・提供します。
■国の行う文化政策に関するパブリックコメント等につき、必要に応じて財団としての意見をとりまとめ、提出します。
■24、25 年度のヨコハマ・アートフェスティバルにつき、文化施設の指定管理者ならびに普通財産施設運営
主体として、また事業実施の主体として専門性を発揮できるよう支援を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■助成金獲得につき、24 年度の助成件数及び内 ■平成 24 年度事業の内定状況
定額
内定件数:12 件、内定額:53,849,000 円
目標内定件数:12 件以上、
助成金関連の情報収集・提供を行いました。申請に
目標内定額:3,200 万円以上
あたっては、財団からより多くの申請を受け付けても
23 年度内定額を上回ることを目標とします。
らえるよう申請方法について調整したほか、市を通じ
■劇場、音楽堂等に関する法整備について情報
て申請する案件や、団体概要の作成については随
を収集し、財団施設の運営に資する関わり方を
時支援しました。
検討します。
■劇場・音楽堂法第 16 条に規定されている活性化指
針について情報収集・提供を行いました。
2
(4)法人経営の進行・進捗管理、検証・評価・マーケティング戦略等について
■財団理事会、評議員会、経営会議の事務局として議論の活性化と結論の明確化や公表に努めます。
■年度基本方針、事業計画、事業報告、半期・期末振り返りの進行管理を行います。
■現行評価システムを的確に運用するとともに、地域創造助成金を活用した新しい評価指標作成プロジェクト
を立ちあげ、運営します。
■顧客満足度調査(顧客アンケート)につき、マーケティング戦略委員会と連携しながら新規調査の検討とテスト
調査の実施を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■財団年度方針、事業計画・報告の策定などの
適切な進行管理。
■個別評価システムの改定をします。
■新自己評価指標の作成は、先行して専門文化
施設を対象とし、外部専門家の意見も聞きなが
ら検討します。25 年度末の策定を目標としてい
るため、24 年度においては財団内における評
価指標策定の目的と基本的な考え方の十分な
浸透を目指します。
■市民の新たなニーズの把握と施設運営の改善
を行うための新規調査のテスト実施 1 回
■業務管理グループなど関係各所と連携しながら、遅
滞なく進めました。
■クラウド化とアプリケーション、ならびに方針伺・報告
書書式の改修を完了しました。
■研究会「評価 2.0」を 11 月、12 月、2 月、3 月の 4 回
開催し、報告書を作成しました。
■横浜市が実施した市内施設の認知度や来訪率、
横浜のイメージ等を把握する「横浜市意識・生活
行動実態調査」を踏まえ財団独自で「子どもの芸
術文化体験に関する意識・行動実態調査」を実施
しました。調査対象や質問内容等についてマーケ
ティング戦略委員会にて検討を行った結果、財団
の認知が低い世代である 30 代、40 代を中心に、
子どもを持つ親に対する芸術文化活動等に関す
る意識や動向の調査を実施しました。
(5)文化芸術情報の収集・発信について
●市内アート情報収集・登録地域のアート情報を広く収集・登録するとともに、LOD(Linked Open Data:コン
ピュータによる自動的な情報の収集や分析へのアプローチが可能となるシステム)等の仕組みを利用し
た、情報の価値化、集積化を推進します。
●Web・情報誌「ヨコハマ・アートナビ」の運営収集・登録した情報を生かし、クロスメディアでの展開はもとよ
り、動画や情報の双方向性を可能とするツールなど新たなメディアを活用した情報提供に取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「子ども事業情報サイト」の運営[新規]
■財団内外の子ども向け催事情報の収集、提供を行
■財団ホームページのリニューアル(ソーシャルメ
いました。年間を通じて改善点等に対応しました。
ディアのモデル的活用等)[新規]
■財団ホームページ(ヨコハマ・アートナビ、YAF_CH)
■動画コンテンツの拡充[新規]
に対し、Facebook ページの作成と「いいね」ボタン掲
出、各施設の Twitter をリアルタイム表示しました。
■生放送 21 件、ストック動画 25 件
良質な動画編集・配信を試みるとともに、みなとみら
いホールや市民ギャラリーあざみ野、横浜能楽堂、
横浜美術館など施設と連携したことで計画を超える
番組数を確保、また、YAF チャンネル検討会議を隔
週で 20 回(全 20 回)実施して、良質なコンテンツの
拡充に努めました。ジャズプロムナード 2012 の屋外
3
生中継放送や、他の施設の収録支援(撮影や配信)
を行い、職員の撮影・配信技術を向上させました。
(6)ブランド力の強化について
●インターナル(内部)広報の充実
インターネットを活用して職員が情報を共有できる仕組みを構築、活用し、財団の価値観・ビジョンを共有
します。
●財団等の認知度向上に関する調査・研究(マーケティング戦略委員会)
「ブランド力の強化」のため、現状の財団の取り組みに対する認知度等に関する基本的な調査を実施し、
「ブランド力の強化」のための戦略を検討します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■yaf-net 上のコンテンツの充実による、価値観・ ■Top ページに「使命」「未来像」「価値観」を掲げ常時
周知するとともに、各種「お知らせ」や「財団スケジュー
ビジョンの共有化の推進
ル」「研修報告」「週報」「プロジェクト報告」などの共
■財団内部における更なる情報共有の仕組みの
有情報を掲載、職員各々が情報更新できるよう工夫
検討
しました。
■特別研修を公式動画チャンネル YAF_CH を活用し
て 8 番組を配信、DVD を随時作成し配布しました。
(7)広報・PRについて
●広報・PR ツールの開発
財団のイメージ(ブランド)の宣伝理解、認知、関心を高め、事業活動や協賛・寄附活動を環境的に進め
やすくするため、広報・PR ツールを開発します。
●新たな広報・PR 手段の促進
情報の発信力を高めるため、これまでターゲットではない層へ訴求できるメディアの開発など、情報の双
方向性を取り入れた新たなファン作り等に資する広報・PR手段を促進させます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■アニュアルレポート 500 部発行
■作成方針を変更し、市民や企業等により財団を理
■これまで蓄積された情報の LOD 配信や他団体
解していただくツールとしてアニュアルレポートという
との連携
形式ではなく、財団の案内パンフレットへと全面的
に改訂しました。財団の活動をわかりやすく紹介し、
中期的に活用できるよう作成しました。各施設窓口
等で一般に配布するほか、財団紹介のツールとして
活用しています。(作成:4,000 部)
■ヨコハマ・アートナビ、アーティスト情報、収蔵品情報
に加えて、大佛次郎記念館の収蔵品 LOD 対応シス
テムを構築、LOD イベントを共催しコンベンションビ
ューローや横浜市と連携を図りました。LOD チャレ
ンジ 2012 に「データ提供パートナー」として参加、連
携アプリケーション 8 作品の応募を受けました。LOD
普及のイベント(アイディアソン)を共催し、勉強会で
説明するなど、財団の LOD 活動について周知、協
力を求めました。
4
(8)自主財源拡充の仕組みづくりについて
●協賛獲得のための仕組みづくり
これまでに培ってきた活動実績を踏まえ、協賛活動を環境的に進めやすくするための仕組みづくりに取り
組み、各館・グループ等の活動を支援します。
●幅広い寄附獲得のための仕組みづくり
2011 年から始まった、新たな寄附税制よる「パブリックサポートテスト」に対応するため、幅広い寄附獲得
のための仕組みづくりに取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■マーケティングの視点による各事業の分析及び ■平成 25 年度事業計画書より、アウトカムを意識した
支援
形式にフォームを改訂しました。また指定管理施設
■寄附・協賛に向けた企業先のリストアップ及び
の業務計画書との統一性をもたせ、作業の効率化
データ整理 [新規]
を実施しました。
■インターネット技術を利用した広く一般から寄附 ■平成 26 年度に周年を迎える企業のデータを取得
を募る仕組みの構築[新規]
し、次年度に向け活用していきます。
■マーケティング戦略委員会において、個人寄附の取
り組み強化について指針をまとめ、経営会議に報告
しました。次年度に向け、財団における寄附制度を
整備し、受け入れの開始に向けて準備をしました。
3 管理に関する振り返り
(1)IT運用管理について
●財団全体のメールサーバー及びホームページのサーバーを安全・確実に運用します。
●財団ネットワークと各施設のシステムとの調整を行います。
達成指標
■メールドメインの管理、HP サーバーの運用
■的確な情報運用方法の全職員への周知
■相談窓口として各館等システム担当を支援
■セキュリティポリシーの策定
■IT インフラの外部化に関する検討
事業報告(振り返り)
スパム対策・ウィルス対策等、安全な運用
・ HP サーバーのバックアップ計画
・ メール割当て 116 件(登録 60/削除 56)
・ メール設定 33 件(自動応答 24/容量増 9)
・ HP アクセス解析の報告(毎月初旬)年 12 回
・ 施設からの IT 相談 80 件(メール、電話)
・ 情報運用方法を適宜周知
(2)事務局内ネットワーク運用管理について
●事務局内のサーバー、ネットワークを安全に保守・運用します。
達成指標
■事務局内ネットワークの安全な運用管理
■経年劣化を迎えたパソコンの更新[新規]
事業報告(振り返り)
■システム担当者による定期的なチェックと職員のアカ
ウント管理により、安全に運用しました。サーバーディ
スク障害に対応しました。
■事務局の職員 PC42 式置換並びにデータ移行の計
画策定と実施、運用。バックアップ体制の確立と、万
全な計画と綿密な実施により、障害を予想以上に抑
えることができ、スムーズに移行できました。
5
業務管理グループ
1 平成 24 年度総括
コンプライアンスについては、記者発表までに至った事件 2 件をはじめ、個人情報の事務処理ミスなどが
発生しており、今後も重点的に取組んでまいります。人材育成については、様々な切り口による研修を実施
するとともに昨年度より取り組んできた MBO を、相対評価に至るまでのサイクルを試行することができまし
た。来年度からの本格導入においては、試行期間の反省と課題を踏まえた、さらなる成果向上を目指した
取り組みを進めます。財政基盤の安定化については、人件費の負担増や補助金の削減など厳しい状況が
続いています。横浜美術館の集客が好調なことから、24 年度は当初予算と比較して、財政的に好転してい
ますが、横浜美術館の集客頼みの財政状況となっており、構造的な改革に迫られております。施設の修繕
や設備更新については、横浜市の財政が厳しい中で、核施設で必要な設備更新等を財団の自己財源を
当てて実施しました。
2 庶務・人事に関する振り返り
(1)業務の適正執行について
●不祥事を起こさせない組織風土作りのために、職員のコンプライアンス意識の徹底と確立に向けて取り組
みます。
●全職員向けコンプライアンス研修を実施します。
●施設の実態に則したコンプライアンス研修を配属時に実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■全職員対象の研修を上期1回、下期1回実施 ■上期実施の全職員対象コンプライアンス研修は、対
し、職員の出席率 90%を目標とします。
象者の出席率は 93%でした。下期実施のコンプライ
■チームリーダー・グループ長に昇格時に外部
アンス研修は一般職員の出席率が 71.3%と低迷し
コンプライアンス研修受講を義務付け。
たため、DVD 上映会による補講を実施した結果、出
■コンプライアンス委員会を月1回以上開催し、
席率は 96%となりました。今後は受講必須とした研
情報共有をはかります。
修出席の考課への反映を検討するとともに、実施時
■理事会において内部統制状況を報告
期を工夫します。
■リーダー職以上の昇任者全員に対し、コンプライ
アンス内容を含む外部研修を受講させました。
■毎月第 4 水曜日にコンプライアンス委員会を開催
し、事例紹介を中心に意見交換を行いました。また
記者発表を行った事件発生時に臨時コンプライアン
ス委員会を開き、情報共有と問題点の認識の機会
を持ち、再発防止を目指しました。
■理事会 4 回及び評議員会1回において業務管理
グループ長よりコンプライアンスの状況報告を行い
ました。
■施設の実態に則した配属時コンプライアンス研修を
遺漏なく実施しました。
6
(2)人材育成について
●専門能力やマネジメント能力を備えた人材の育成プランを検討します。
●階層別に必要な能力の向上のための研修を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■若手・中堅層の次世代リーダー育成のための ■若手・中堅層向けの研修をカフェテリア方式で実施
実務研修を実施(年 2 回以上、平均参加率
し、対象者の 95%が研修を受講しました。
70%以上)
■専門性向上のための研修を専門館やプロジェクト
■専門性向上のための研修を専門館のアドバイ
チームと協力して 8 回実施しました。内訳は、国際交
スを受けて実施(年 2 回以上)
流事業連携企画会議の 3 回、子ども事業プロジェクト、
■専門人材のあり方検討委員会をプロジェクトとし
横浜能楽堂(バリアフリー)、あざみ野(バリアフリー)、
杉田劇場(音響技術)及び財団内専門家(オペラ)
て立ち上げます。
■実施日を工夫し、また出席記録を管理職と共有す
の各 1 回です。
■専門人材あり方検討委員会は調整中です。
ることにより、平均参加率 70%を目標とします。
■実施日の工夫により、参加者を指名している研修の
平均参加率は 95%でした。
(3)人材評価制度について
●職員のやる気と引き出し、人材育成につなげるための人事評価制度を本年度から試験導入します。
●平成 23 年度の試行を経た改正版の「業務取組シート」を活用して、目標設定・評価のサイクルを確立させ
ます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■評価者研修(年 2 回:目標設定研修、ヒアリン ■上期に MBO 研修目標設定編、下期に同評価・面談
グ・評価研修)を実施。
編を実施しました。
■評価委員会を立ち上げます。
■評価委員会を立ち上げ中間評価を実施しました。
■平成 23 年度に策定した評価基準に当てはめ、 ■MBO について、「職制における評価基準」(H23 作
評価の試行(仮想データによる)を実施します。
成)に則った評価するための手引きを作成しました。
9 月末までの実績について評価を試行しました。
(4)ワークライフバランスへの取り組みについて
●職員それぞれの状況に応じたワークライフバランス(WLB)を実現するための、管理職の意識改革を含めた
環境整備を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■短時間勤務制度を導入し、制度適用者 1 人以上 ■業務管理グループにおいて、育児休業復職者 2 名
■WLB 促進に関する外部研修参加を管理職に受
が短時間勤務制度を活用し、5 時間×4 日及び 7.45
講させます。(2 人以上)
時間×3 日の短時間勤務を行っています。
■全職員向け WLB 研修を実施(年 1 回)
■本質的な WLB の理解のために、担当者が外部講
習に参加しました。1 月に全職員向 WLB 研修を実
施し、受講必須としたチームリーダー以上職員の受
講率は 88%でした。ただし研修の内容を活かす仕
組みづくりまでには至っておらず、WLB 指針の作成
が課題として残りました。
■管理職2 名に横浜市主催WLB 研修を受講させました。
■育児休業職員の代替として、契約職員採用を行い
7
ました。産休・育休職員の増加を鑑み、遅番専勤職
員の採用等、新たな雇用形態の検討が必要です。
(5)理事会・評議員会の運営について
●理事会・評議員会の運営を経営企画室より引継ぎます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■理事会(年 4 回以上)、評議員会(年 2 回以上) ■理事会を 4 回、評議員会を 2 回、遺漏なく運営しま
について、遺漏なく運営します。
した。
3 財務及び経理に関する振り返り
(1)財団全体の経理的・財務的基礎の充実について
●財団全体の経理処理を確実に遂行するため、継続して統一的、均一的な経理処理の実現に取り組みます。
●事務局経理担当者と施設経理担当者の意識共有を強化し、財団全体で経理業務に対する共通認識を
持ちます。
●中長期的な視点から、将来の財務状況の推移について取りまとめ、財団内で共有し今後の経営に役立
てます。
達成指標
■経理関連研修を実施(年間 2 回以上)
■仮決算の精度向上
■規程類の整備、経理の手引きの作成、改定
■中期的財務見通しのとりまとめ、報告
事業報告(振り返り)
■12 月に「実務研修」、3 月に「決算研修」を実施しま
した。実務研修においては証憑類についての基本
的な考え方の共有、決算研修については決算実務
を進める際の効率的な業務の進め方の共有を図り
ました。
■仮決算とりまとめの過程で、施設内での予決算対比
が容易に行えるようにすることで精度の向上を図るべ
く施設入力シートの構成を見直しました。具体的な効
果については決算値との対比により判断します。
■平成 25 年度の補助金/指定管理料水準(見込み)
を踏まえた中期的財務見通しの報告準備を進めて
います。また、財団の資産業況について、貸借対照
表に基づく財団自主財源(正味財産)と負債等の現
状について分析、報告を行いました。
(2)経理上のコンプライアンスの確立について
●経理上のコンプライアンス概念について、実務を通じて施設経理担当者と事務局経理担当者で共有し、
日々の経理業務に際して各部門で適切な判断が行える体制作りに取り組みます。
●事務局による施設経理業務監査を実施し、適切な経理執行体制を確立するとともに、施設-事務局間で
実務上の問題点を共有し問題解決につなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■事務局による内部経理監査を実施(各施設年 1 ■第 1 回内部経理監査については、現金及び金庫管
回以上)
理状況確認をテーマに実施しました。第 2 回につい
■事務局経理チームによる経理業務定例確認を
てはネットバンキング利用状況確認をテーマに 25 年
実施(各施設年間 2 回以上)
度 4 月中に完了予定です。
■実行委員会出納業務について、経理上のコンプ ■各施設の経理業務定例確認については、施設経理
8
ライアンス確立状況を踏まえながら、実情に応じ
た適切な体制を構築。
の実情に応じて濃淡をつけて実施しました。3 回以上
実施した施設と実施できなかった施設があります。
■各実行委員会出納業務を遺漏なく実施しました。ま
た、マックス・エルンスト展実行委員会出納業務につ
いては横浜美術館と連携し、コンプライアンス確保と
事務効率化を実現しました。
(3)公益法人会計への対応について
●平成 24 年度は、平成 23 年度に認められた新たな会計区分(公益 2 区分)のおいての予決算を行う最初
の年度となりますが、新区分での経理業務について確実に遂行します。
●財団全体の事業構造を踏まえて、公益区分毎の収支相償を実現する予算作成基準を確立します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「新・新公益法人会計基準の手引き」につい ■「新・新公益法人会計基準の手引き」について、4 月
の改訂以後、要修正箇所は発生していませんが、
て、その都度必要箇所を改訂
今後も必要に応じて改訂を行います。
■予算作成基準の策定
■予算作成基準(補助金・指定管理料配賦基準)につ
■法律に基づいた届出事務の確実な実施
いては、決算時の配賦基準を定めることにより対応
を完了しています。
■平成 23 年度決算について遺漏なく手続きを行いま
した。
4 施設の運営に関する振り返り
(1)施設維持管理について
●建物の老朽化、設備の経年劣化等に対応するため、改修を含め確実な維持管理に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■文化観光局・建築局・財政局と施設現況を共有 ■関係各課との連携を密にした調整により、美術館の
し、長寿命化修繕案件の早期着工を図ります。
屋上防水他長寿命化案件や、劣化が進み運営に
支障があるみなとみらいホールの空調自動制御シス
テム、大佛次郎記念館の 2 階窓、消防用設備の一
部装置について早期修繕につながりました。その
他、設備等の円滑な修繕実施により適切な維持管
理や次年度の整備に向けた事前調査等に努めまし
た。また、財団としてみなとみらいホールの一部照明
に高効率照明器具の導入取組を行い省エネ促進を
図りました。
(2)危機管理について
●大規模災害時に財団施設が避難場所として対応できるよう、防災資器材の配備状況を把握します。
●新型インフルエンザ感染防止について、財団方針を確立します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■各施設において防災資器材が配備できるよう、 ■各施設に配備の AED の機能確保のため必要な消
調査を行います。(例:AED、ヘルメット等)
耗品(蓄電池)更新を 10 月末日までに終えました。
9
■新型インフルエンザ感染拡大防止・災害対応に ■所管全施設に防災備蓄食料の配備を 1 月に、機材
ついて所管局と基本方針を策定します。
の配備を 3 月に完了しました。
■所管課と防災マニュアルの取り交しと情報受伝達訓
練の実施(2 回)を行いました。新型インフルエンザ対
応は策定に向け継続となりました。
(3)情報の共有について
●意識と知識の共有化を図るため、多種情報を共有します。
●施設での技術研修ができるよう横浜市建築局との調整を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■職員及びスタッフへの情報提供の迅速化を図 ■横浜市建築局主催の設備管理研修、指定管理者
研修参加支援、関係団体主催の災害訓練、救命研
り、業務への反映を支援します。
修会等の参加への支援、季節毎の事例(熱中症、
■施設での技術研修を実施します(2 回/年)
火災)の情報提供などの支援を行い、業務への反
映につなげました。
■技術研修として普通救命講習を優先実施し、施設
内の初動対応者の確保を図りました。(受講修了者
17 名)
5 その他
(1)「ヨコハマ・アートフェスティバル」への取り組みについて
●横浜の新たなシンボリック事業「ヨコハマ・アートフェスティバル」の一環として平成 24 年度に実施される
「ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012」の運営事務局を横浜市と共同で担います。
達成指標
事業報告(振り返り)
達成指標
振返りコメント
■財団の専門性を発揮するとともに財団が運営 ■横浜アーツフェスティバル実行委員会事務局を横
浜市と共同で運営し、実行委員会独自の経理シス
する各施設や市内団体等との有効な連携を図
テムを確立しました。
り、横浜市の政策推進に寄与します。
■「ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012」では、財
団各施設と連携し、コンテンポラリー・ダンスを中心と
した事業の企画制作、コーディネートを行いました。
■これまで財団で培われた音楽事業の経験とノウハウ
を活かし、25 年度音楽フェスティバルの企画策定等
の準備を行いました。
10
協働推進グループ
1 平成 24 年度総括
20 回目の記念開催となった「横濱 JAZZ PROMENADE」においては、祝祭感のある内容での開催と、事
故なく効率的な事業運営をすることができました。その結果、「第 2 回 NISSAN PRESENTS JAZZ JAPAN
AWARD」において《ベスト・ライヴ・パフォーマンス部門》を受賞することができました。
芸術文化の中間支援機能を担う「横浜アートサイト」では、昨年を上回る 17 団体の参加により様々なアー
トプロジェクトが展開されました。年数を重ねるごとにアートプロジェクト間での交流の機会が増え、当事業を
通じたネットワークが生まれ育っています。また、報告会には予想を上回る参加者が集い、充実した会となり
次年度への期待が高まりました。
「ヨコハマ・アートナビ」について、市内で開催される多くの芸術文化イベントを広く収集し、情報誌と WEB
ページで発信することができました。残念ながら情報誌は今年度末をもって休刊することとなりましたが、休
刊にあたっての作業も滞りなく行いました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)横濱JAZZ PROMENADE 2012について
●日本のジャズ発祥の地「横浜」は、多様なジャズ文化を生み出しています。その歴史的背景とロケーション
を活かし、「街全体をステージに」を合言葉に、ジャズのコンサートライブを中心とした総合的フェスティバ
ルを実施します。
●今年度予算の都合で中止しせざるを得なかったコンペティションを復活させます。
●実行委員会事務局として、円滑な事業運営に努めると共に、経費の適正執行を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■記念すべき第 20 回目に相応しく祝祭感を持っ ■限られた予算の中で、印刷物の中身を工夫し昨年
た演出(広報、制作物など)を施し、発信力の高
度の物から内容の濃い制作物を作成しました。広報
い事業を展開します。
については、20 回目の開催であることでメディアから
■総計 14 万人の集客を目指します。(23 年 126
のアプローチが多くありました。また、横浜市の重点
千人)
プロモーション事業に位置付けられたこともあり文化
■本番会期に先立ちコンペティションを開催し、グ
観光局からの支援で、多くのメディアに取り上げられ
ランプリバンド等の本番出演を実現します。
ました。(新聞記事掲載数 34 件、前年度は 17 件)
■来場者数は 137,000 名(昨年比 108.7%、目標比
97.8%)
■助成金が獲得できなかったこともあり、今年度はコン
ペティション開催を見送しましたが、今年度中に横
浜本牧ジャズ祭と連携して、アマチュアバンドのフェ
スティバル(コンペティション)を開催しました。
(2)文化芸術による地域づくり事業「横濱アートサイト2012」について
●横浜市都心部だけでなく、郊外部への展開を行い、全市域におけるアートを軸にした地域づくりの推進
を図ります。
●アーティストと地域団体が協働し、地域やコミュニティの活性化や、地域の課題解決に寄与する事業を行
う団体を公募します。(「地域への集客事業」と「福祉や環境、教育など様々なジャンルでの課題解決事
業」の 2 分野)
●事業実施にあたっては、地域の担い手が主体的に活動できるように通年を通じて、必要なサポートを行います。
11
達成指標
事業報告(振り返り)
■活動について、対外的にわかりやすく告知する
ため、募集要項を改訂します。
■郊外部展開については、過去アートサイト事業
を実施していない区に重点的に取り組み、2 件
以上の新規支援を実現します(全体としては、
13 支援程度。昨年比 2 増)。
■各サイトの活動を、より効果的に一般市民への
告知するため、共通チラシの作成、アートサイト
の成果を発表するシンポジウムや報告書を作
成します。
■参加団体間のネットワーク形成を図り、それぞ
れの持つ課題を解決するために交流の場を設
けます。
■フェスティバル部門とコミュニティ部門と 2 つの部門
を設け、事業内容や規模から、応募しやすさを改善
しました。
■39 事業の応募の中から、17 事業を採択しました。ま
た、未開催区から 2 事業を採択しました。
■ニュースレターを 4 回発行(昨年 2 回)し、一般市民
がアートサイトの事業を知り理解する冊子をつくりま
した。
■ニュースレター刊行に際して、参加団体間が互いの
活動を視察しレターに執筆する仕組みをつくり、団
体間のネットワーク形成に努めています。課題解決
等の交流の場として、報告会とディスカッションを開
催し、100 名を超える参加者を迎え、一体感のある
報告会となりました。
(3)芸術文化教育プラットフォームについて
●約 70 校(23 年度実績数)への円滑なプログラム実施にあたり、横浜市(教育委員会、文化振興課)、アー
ト NPO(ST スポット横浜)とプラットフォームを形成し、調整・相談・広報等を実施します(事務局は、ST ス
ポット横浜)。
●新たなコーディネーターを開拓するとともに、現在のコーディネーターがより深く学校のプログラムにかか
われるよう工夫します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■毎月 1 回のプラットフォーム事務局会議に参加 ■事務局会議には職員 2 名が出席して情報共有と課
し情報共有に務めます。
題解決の場に参画しました。
■コーディネーター専門人材の育成、新たな教育 ■昨年度実施していないシンポジウムについて、事務
局会議で呼びかけをしましたが、事務局会議の場で
プログラムを開発するため、シンポジウムやコー
ディネーター実施報告会等の開催を呼びかけ
平成 24 年度は開催しないことに決定しました。
実現します。
■当グループとして 3 校のコーディネーターを担当し
■財団内施設のコーディネーター業務に対する
ました。また、今後の事業展開の参考にするため、
サポートを行うとともに、グループとして 3 校程
当グループ以外がコーディネートしたプログラムに
度のコーディネーターを担当します。
ついて視察(5 校)しました。
(4)文化芸術情報の収集・発信について
●情報誌・WEB による「ヨコハマ・アートナビ」の運営。収集・登録した情報を生かし、クロスメディアでの展開
はもとより、動画や情報の双方向性を可能とするツールなど新たなメディアを活用した情報提供に取り組
みます。
達成指標
■350 件/月の情報収集・DB 登録
■情報誌の年間 12 号の円滑な発行
事業報告(振り返り)
■月平均 423 件の情報を収集し DB 登録を行いました。
■6 月号で 1 件の誤表記がありましたが、それ以外は
順調に 12 号の発行ができました。11 月号から表紙
をリニューアルするなど、見やすい紙面つくりにつと
めました。
12
(5)ヨコハマ・アートフェスティバルへの取り組みと運営支援
●横浜の新たなシンボリック事業「ヨコハマ・アートフェスティバル」の一環として平成 24 年度に実施される
「ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012」の運営事務局を横浜市と共同で担います。
●財団が事務局を担っている「ヨコハマ・アートフェスティバル」に対し、適宜運営支援を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■財団の専門性を発揮するとともに財団が運営
する各施設や市内団体等との有効な連携を図
り、横浜市の政策推進に寄与します。
■ダンスダンスダンス@ヨコハマ開催における運
営支援
■財団内でこれまで培われた事業や経理の知識、経験
を活かし、横浜アーツフェスティバル実行委員会事務
局を横浜市と共同で運営しました。特にコンテンポラ
リー・ダンスを中心とした事業の企画制作、実施に
おいて、財団各施設や関連団体と連携し、総括的
なコーディネートを行いました。
■オープニング企画の「ベイサイド・バレエ」の公演当
日の受付業務を担当しました。また各種事業の視
察協力を行いました。
13
横浜トリエンナーレグループ
1 平成 24 年度総括
第 5 回の横浜トリエンナーレ開催に向けて事務局の基盤整備を行い、文書づくりや定例会議を通して事業
運営に関する基本的な考え方を横浜市の職員を含め、事務局内のメンバー及び美術館を含む財団内関係
者と共有する基盤を構築することができました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)次回(第5回2014)横浜トリエンナーレ本展について
■横浜トリエンナーレ2014のアーティスト選定に必要な基礎的調査を担当学芸員が行います。
■次回以降の横浜トリエンナーレ開催にむけた準備を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■横浜トリエンナーレ2014の出品作家及び作品
について、情報を収集、提供し、企画立案に寄
与します。
■次回以降の横浜トリエンナーレにむけて、ヨコ
ハマトリエンナーレ2011の展覧会結果を分析
し、受容層の指向などを次回展に生かします。
■国内外の主要国際展事務局、美術館機関、主
要キュレーターとの連絡を密にし、次回横浜トリ
エンナーレの基盤整備の一助とします。
■アーティスティック・ディレクター(AD)が 12 月に就任
し、記者会見にて本プロジェクトに臨む姿勢を打ち
出すことができました。
■AD 就任後、外部有識者から構成されるアドバイザー
を迎えた会議を 2 回行い、コンセプトづくりに着手し
ましたが、具体的な作家・作品選定には至りません
でした。
■ヨコハマトリエンナーレ 2011 の報告書の出版の際に
アンケート結果などを掲載。受容層の指向が把握で
きました。市内郊外地域と海外からの来場者の増
加、及びみなとみらい地区の就業者と居住者の認
知度向上が今後の課題として挙げられます。
■オーストラリアのアジアパシフィック・トリエンナーレ
(APT)を視察・調査し、美術館で行う国際展の組織
づくりと事業構築(コレクションづくり含む)について
副館長、広報担当、展示担当の各関係者にインタ
ビューしました。特に 20 年という長い経験のなかで
培われたノウハウや取り組み方について、具体的な
情報を得ることができました。
同展の開幕イベントにも参加し、アジア地域の関係
者とネットワークづくりを行いました。
各担当との関係を築くことにより、3 月に APT の事業
担当者である Simon Wright 氏を招へいし、次世代向
けプログラムの取り組みについて講演をするプレ・イ
ベントを実現することができました。
プレ・イベントには教育普及担当者など専門家から
サポーターまで 68 名が参加しました。イベントの前
に横浜美術館の教育グループとの意見交換会を行
い、APT での取り組みと横浜での取り組みを比較検
討する機会を得ました。
■オーストラリアのシドニー・ビエンナーレの事務局長と
14
面会し、拠点(会場)を持たない国際展の組織構成、
専門館との連携方法、AD との契約形態など詳しい
内容について情報収集しました。
■アラブ首長国連邦で近年注目を集めるシャルジャ・
ビエンナーレとドバイ・アートフェアを視察・調査しま
した。シャルジャ・ビエンナーレの開幕に合わせて開
催された International Biennale Association(国際展
協会)の設立準備会議には準備メンバーとして参加
しました。
当準備委員会には欧州 7 団体、アジア 6 団体(横浜
含む)、中東・アフリカ 4 団体、大洋州 1 団体、南米 2
団体が参加し、各国の事情を具体的に把握する機
会となりました。また横浜についても直接説明し、広
報することができました。
(2)横浜トリエンナーレ組織委員会事務局運営について
■横浜トリエンナーレ組織委員会による事務局運営の一部を担います。
■次回展以降の事務局継続にむけたシステム及びインフラ整備について協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■次回展以降の開催に向け、本展の開催にかか
る事務局体制及び、収支の検証を行い、大型
国際展を継承するための組織体制及び財源計
画の確立を目指します。
■組織委員会の規定類整備が完了し、学芸事務に関
わる契約書など一式を法務チェックまで完了するこ
とができました。
■広報用のプレスリストを整理・整備しました。また今
後の名簿整備のためにルールづくりなどに着手しま
したが、プレス以外の名簿の精査・登録については
まだ完了していません。
■記者会見にてアーティスティック・ディレクターと主会場
をはじめとする開催概要を発表することができました。
■会期についても横浜市、美術館と調整が進み、25
年度の最初の記者会見で発表する会場も調整でき
ました。
■準備年となる 25 年度に向けてアーカイブ情報を公開
し、多言語で情報発信できるように織委員会の基本ウェ
ブサイトをリニューアルしました。リニューアル業務業
者については、プロポーザル方式で選定しました。
■準備年となる 25 年度に向けて要員計画を作成し、
財団内の人員要求を行い、外部委託の候補者につ
いても検討しました。
■人件費、会場費など基本的な費用について検討し
ましたが、まだ調整が十分に行われていない費目が
残っています。
■AD 就任の遅延もあり、資金調達の計画には至りま
せんでした。
15
(3)横浜トリエンナーレ市民協働事業について
■サポーター活動を通じて、文化芸術活動の日常的な支援から、横浜トリエンナーレ本展へと結実する市
民協働の体制づくりを実現します。
達成指標
(年度末には未定)
事業報告(振り返り)
■前期は「トリエンナーレ学校」を月に 1 度開催し国内
外の国際展の近況を共有する講座を開催。次回展
の活動の方向性を探る機会を提供しました。
■後期は今後のサポーター活動を探るべく、ワークショッ
プ型の事業を織り交ぜ、サポーターの関心や資質に
ついて分析する機会を得ました。今後はサポーターの
関心を引き出すべくファシリテーションを充実してい
く必要があるということが把握されました。
■サポーター事務局は事業パートナーである黄金町
エリアマネジメントセンターに置きサポーターの運営
を行いました。
■準備年となる 25 年度に向けて、組織委員会の活動
に沿ったサポーター事務局の運営、美術館との連
携方法を時間をかけて検証しましたが、事務局を外
部委託していることもあり、サポーターによる運営会
議発足以外に具体的な取り組みまでまとめることが
できませんでした。また組織的な枠組みについては
大幅な変更を加えることができないこともわかりまし
たが、25 年度以降は組織委員会が直接黄金町と覚
書を締結する体制に移行することになりました。結
果、財団が組織として本事業に直接関わる機会を
失うことになりました。
16
【事務局 経営企画グループ・業務管理グループ・協働推進グループ・横浜トリエンナーレグループ 事業一覧】
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
■①-ⅰ芸術創造・発信
開催日
1
7月20日
|
10月6日
事業名
ダンス・ダンス・ダンス at ヨコハマ2012
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
赤レンガ倉庫
イベント広場
及び市内各所
1,250,000
-
-
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜アーツフェスティバル実行委員会
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
事業名
1
10月6日
|
10月7日
横濱ジャズプロムナード2012
2
10月30日
|
11月29日
3
2月2日
4
4月
|
3月
5
6月5日
トリエンナーレ学校2012 vol.0
6
7月4日
トリエンナーレ学校2012 vol.1
7
8月22日
トリエンナーレ学校2012 vol.2
8
9月26日
トリエンナーレ学校2012 vol.3
9
10月24日
トリエンナーレ学校2012 vol.4
10
12月5日
トリエンナーレ学校2012 vol.5
11
1月23日
トリエンナーレ学校2012 実践編
「LOGBOOK プロジェクト1~イントロ編~」
12
2月24日
トリエンナーレ学校2012 実践編
「LOGBOOK プロジェクト2~ワークショップ編~」
13
3月6日
トリエンナーレ学校2012 特別編
「『ヨコトリ物語』がはじまった!さあ、たいへん!」
14
3月23日
トリエンナーレ学校2012 実践編
「LOGBOOK プロジェクト3~成果発表編~」
会場
入場者数
主催・共催・後援・協賛等
市内各地
140,000
-
1,000~
7,500
芸術文化教育プラットフォーム
市内小中学校
特別支援学校
309
-
-
YOKOHAMA本牧ジャズ祭冬の陣
アマチュア・ジャズバンドフェスティバル
開港記念会館
117
28%
800~
1,000
主催:YOKOHAMA本牧ジャズ祭実行委員会
共催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
特別共催:横浜市中区役所
市内各地
95,800
-
-
主催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
共催:横浜市文化観光局
64
43%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
101
67%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
97
65%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
51
34%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
51
34%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
37
25%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
46
31%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
25
17%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
131
87%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
20
13%
無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、横浜トリエン
ナーレサポーター事務局
文化芸術による地域づくり事業
横浜アートサイト2012
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
黄金町
高架下スタジオ
Site-D
ヨコハマ創造都市
センター
3階スペース
黄金町
高架下スタジオ
Site-D
主催:横濱JAZZプロムナード実行委員会
主催:横浜市芸術文化教育プラットフォーム/公益財
団法人横浜市芸術文化振興財団
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
3
4
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
新たな広報・PR手段の確立
動画コンテンツ等拡充
事業名
-
-
-
-
-
情報サイト「ヨコハマアートナビ」運営
財団サイトリニューアル
-
-
-
-
-
財団広報・PRツールの開発
-
-
-
-
-
情報誌「ヨコハマアートナビ」発行
-
-
-
無料
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
専門文化施設評価指針策定プロジェクト
-
-
-
-
個別事業評価システムの改訂
-
-
-
-
-
幅広い寄付獲得のための仕組みづくり
-
-
-
-
-
財団等の認知度向上に関する調査・研究
-
-
-
-
-
■⑦芸術文化振興に関する調査研究及び政策提言
開催日
1
2
3
4
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
17
助成:(財)地域創造
ヨコハマ創造都市センター
1 平成 24 年度総括
平成 24 年度は、横浜市から運営を任された 3 年間の初年度にあたります。
ACY は、アーティスト、クリエーターをつなぐ中間支援プロジェクトとして、相談業務を年間約 100 件受け、
その 1 割が横浜での活動の実績になってきました。
象徴する一例として、昨年度の先駆的芸術文化活動助成で採択したアイトゥーンの伊藤有壱氏の短編ア
ニメーション映画「ハーバーテイル」がチェコのズリーン国際映画祭アニメーション部門で最優秀賞と観客賞
を受賞したことがあげられます。また、関内外 OPEN4!の参加スタジオ・事務所が 198 となったことに見られ
るように、アーティストやクリエーター数も当初の 5 倍超に増え、創造界隈への集積が進んでいます。
このように、平成 24 年度は ACY 助成の今までの成果が結実した年といえます。
YCC は、夏に Nibroll、冬にポーランドポスター展を共催で実施し、幅広いお客様に来場いただきました。
また、昨年度から自主運営をはじめたカフェ・ショップは、ホスピタリティを心掛け、市民の皆様をはじめ来場
者のお客様に歴史的建造物の空間を楽しんでいただく場とすることができ、昨年度比約 200%増の売上が
ありました。
また、市内の大学、横浜市との 4 者協働による YCC スクールは、多くの主要新聞での掲載等、YCC の露
出が増え、認知度が高まっています。
2 自主事業に関する振り返り
(1)アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)について
●都市と芸術の関係性の強化を進め、新たな創造活動の創出、拠点開発に向けた支援の仕組みづくりを
行いヨコハマ創造都市センター(YCC)の中心的機能を担います。
●ヨコハマアートフェスティバル構想を踏まえ、財団の専門性を活かして、さらに芸術文化分野における中間支
援機能の推進を図ります。
●横浜市と共同し、芸術不動産を軸とした街づくり分野を強化、引き続きの創造産業集積に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■(達成指標は、各部門に明記します)。
■関内外 OPEN 参加団体は、H21 年度 36、H22 年度
各部門に掲げられた活動を総合的に行うことで、
48、H23 年度 113、H24 年度 198 と増えています。
創造都市政策のプレゼンス向上を実現します。
今年特に増加が大きいのは新・港区 54 が参加した
ためですが、継続的に一定量増加しているのは、
ACY を複合的に事業展開し、現場に足を運び細か
くケアし、アーティスト等の活動環境づくりに腐心し
てきた成果といえます。
■OPEN YOKOHAMA の今年のプロモーションを創造
都市政策の取り組みに特化させ、パンフレットでは
各拠点の活動内容を紹介し、創造都市全体を広く
PR し、市内外で高い評価を得ました。また、来年度
への WEB リニューアル等含めたプロモーションに向
けて、ACY/YCC が運営するウェブサイトの現状分
析を行い、次年度の PR に向けての課題抽出を行い
ました。
■YCC を全面に打ち出しつつ ACY/YCC の広報ツー
ル(リーフレット、ポスター)を作成し、各所に配布。
18
馬車道駅改札口の新たなポスター掲出場所を確保
するとともに、横浜駅への貼り出しも行いました。
■創造産業、創造まちづくりは、民間物件活用の調
査、創造産業振興の仕組みづくりに関する調査、平
成 25 年度芸術不動産改定に向けての調査を行い
ました。
(1)-1
文化芸術部門
●先駆的芸術活動助成~ヨコハマアートフェスティバルに連動する美術や舞台芸術、映像、音楽事業にお
ける新たな創造活動の横浜への引き込みに注力します。
●中長期的な芸術と社会(まち)とが関わる事業を支援する新たな助成を試行します。
●次世代の育成を目的とした、特に大学生の支援を行います。(「明日の担い手」事業)
●助成の審査、報告の評価を明確化し、申請者に伝えます。交付者には、予算のみならず、会場調整や広
報など、運営に関わる支援を充実させることで、事業の質を共に高めていきます。
●ACY 活動のプロモーションに繋げるシンポジウムを実施し、にぎわい創りや来館者増に繋げます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■新助成制度の設計、募集、交付を実現します。 ■「横浜における創造的活動支援助成」を改め、「先駆
■個別の助成事業を財団名義の WEB、リリース、
的芸術活動支援助成」、「都市文化創造支援助成」
メールニュースで発信することを標準化します。
の 2 部門を設置しました。
■助成制度の評価指標を策定、24 年度交付事業 ■ACY ウェブサイト内に、助成事業の実施を PR する
ページを作成し告知、メールニュースでの情報配
から適用します。あわせて、助成の効果を検証
信を標準化しました。リリースは各事業主体の広報
し、有効な制度への改正を行います。
■各職員の専門性、見識を高めるため、助成事
に委ねました。
業やそれに関わる事業の視察とレポート提出を ■事業評価検討のレポート結果を事業主体へのヒヤリン
グ、報告書での報告事項に反映させました。
義務化します。
■年最低 2 回のシンポジウムを実施します。
平成 25 年度前期中に事業評価を策定します。
■事業視察を複数の職員で行いました。これまでは実
施していなかった選考委員への視察感想ヒヤリング
を行っています。
■シンポジウム実施せず。
(1)-2
まちづくり・創造産業支援部門
●芸術不動産について、現行の「芸術不動産リノベーション助成」制度を、オーナーがより利用しやすく、テ
ナント側がより質の高い拠点形成を行えるようにし改良します。発信力の高い地域の新たな顔を創出する
ことで、まちづくりへ寄与を高めていきます。
●「関内外 OPEN!」を軸とし、創造産業のクラスター形成を図ります。地域との連携を強め、クリエーター、
アーティストが、街の経済に寄与する仕組みづくりに取り掛かります。
●アーティストと障害者施設の協働により、創造産業の支援や障害者の生きがい創出につなげる「横浜ラン
デブープロジェクト」(実行委員会形式)について、様々な面でのサポートを継続します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■民間運営の創造拠点をあらたに 3 軒創出します。 ■民間拠点見込み 1 軒。オーナー、テナント双方から
■将来、「関内外 OPEN!」参加者(アーティスト、ク
の申し出はあるものの、ニーズが合致しなかったた
リエーター)がより主導的に当事業を牽引してい
めです。そのため、民間商業施設を芸術文化で再
19
くような、体制づくり、企画づくりを推進します。
活用する案件を調査、入居需要を把握し、平成 25
■オープンスタジオ事業を通じ、地域との連携が
年度横浜市が行う予定の公募に繋げました。
更に深まります。
■事務局は、アーティスト、クリエーターの負担を鑑み、
ACY が引き続き担いました。個別のプログラムは、彼
らが主体的に取り組んでいます。彼ら主導による体制
づくりは実現できていませんが、次回に向けて関係者
によるプロジェクト会議を年度内に実施します。
■吉田町内会、商店会と共催して事業を実施しました。
■創造産業の取り組みとして、関内 mass×mass フュー
チャーセンターと連携し、イベント「わたしのマチオ
モイ帖」を実施。58 名のクリエーターの作品発表の
機会を創出しました。
■平成 25 年度実施の創造産業モデル事業に向け、
調査を行いました。
■平成 25 年度実施の芸術不動産リノベーション助成
の改定に向け、調査を行いました。
(1)-3
プロモーション部門
●Web 上で「ヨコハマ創造界隈マガジン」を発行します。
●アートの部分はより深く、また、クリエイティブを広義に捉えてアート周辺の横浜の街情報を、紹介していき
ます。
●創造界隈メールニュース、SNS との連動を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ウェブマガジンは今後も新しいコンテンツを開発 ■ウェブマガジン:3 コーナー新設。(創造都市の発信媒
体としてジャンルをアートからクリエイティビティに拡
する事により魅力あるサイト作りを推進します。
大し、①アーティストのための市内アートスペース紹
■メールニュースを月 2 回発行します。
介、②一般層に関心が高い食、③産業振興の観点と
■専用 SNS を立ち上げ、フォロアー数 500 件の獲
して地元企業紹介)
得を目指します。
※昨年度末のデザインリニューアル後、アクセス数
が向上しました。(月平均 21,397 アクセス)
■メールニュース月 2 回発行。反応取得機能を活用
し、実際の購読率データの取得を始めました。
(登録者 3,151 名/H23 年度 2,395 名)
■OPEN YOKOHAMA、関内外 OPEN、ウェブマガジ
ン等既存 SNS の活用にシフトしました。来年度に向
けて、WEB の整理を行う予定です。
20
(1)-4
国際レジデンス事業
●アジア諸都市との交流の促進を目的とした、アーティスト・イン・レジデンス事業を実施します。
●事業実施にあたっては、他の創造界隈拠点施設との共催で行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
(どのような形で当事業を実施するのか、横浜市と ■「横浜市・成都市 アーティスト・イン・レジデンス交流
詳細について協議中です。)
事業」(横浜側受入れ:2/21(木)~3/22(金))を実施し
ました。
中国・成都市の A4 Contemporary Arts Center より、
キュレーターの李杰(Li Jie)氏を招聘。リサーチプロ
グラム、横浜のレジデンス事業を紹介するための
WEB 作成を行い、活動報告会及びトークセッション
を開催しました。また、滞在期間中に創造界隈及び
アーティストのリサーチを行い、次年度以降の参考と
しました。
WEB については、今後も継続予定。運営方法等、
現在調整中。
(1)-5
ヨコハマ創造都市センター共催・連携事業
●ACY 事業の新たな取り組みとして、YCC の特徴である歴史的建造物の空間を活用し、全国・世界で活躍
する横浜、創造界隈を代表するアーティスト、クリエーターを支援する「ヨコハマ創造都市センター共催事
業」の組みを構築します。
●ヨコハマ創造都市センターの集客力、メディア露出を向上させ、プレゼンスを高めます。
●全日本学生音楽コンクールの本選が横浜で開催される前後の期間中に実施される「クラシックヨコハマ」
の一環として、YCC で若手演奏家のコンサートを実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■今年度は、ヨコハマアートフェスティバル実施年 ■Nibroll 新作公演「see/saw」(7/20~8/12)は、公演
のジャンル(ダンス)とデザイン展示の二分野に
評が朝日新聞 8 月 2 日付夕刊に掲載されたことも
おいて実施します=ダンス・ダンス・ダンス特別
あり、来場者 1,162 名となりました。本公演 13 回は
連携プログラム「Nibroll 新作公演」、グラフィック
YCC の1F の空間の雰囲気を生かした作品となりま
デザイン界の重鎮と連携した「ポーランドポスター
した。そのほか、インスタレーションにあわせてのダ
展」。
ンスや映像展示など全館で実施しました。
■若手演奏家コンサートにおいては、100 名を超え ■ポーランドポスター展(11/3~12/3)は、神奈川新聞
る(平成 23 年度 87 名)入場者数を目指します。
の特集をはじめ、朝日、産経、読売他、各種主要メ
ディアに掲載され、5,025 名が来場しました。YCC
カフェ・オリジナルケーキの開発販売や、関連コン
サート、トークショーなど多彩な関連プログラムを実
施しました。
■若手演奏家コンサートは、ポーランドポスター展の
関連事業として、クラシックヨコハマ・サロンコンサー
ト(11/24、25)を実施しました。入場者は、着席で計
180 名です。(立ち見はカウントせず)
21
(1)-6
ヨコハマ創造都市スクール(仮称)への運営参画
●ヨコハマ創造都市センター(YCC)のまちづくり部門強化に向け、市内大学が主体となり YCC 内に設置さ
れる当スクールの運営に参画します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■当スクールの活動を、その研究分野における国 ■横浜市立大学、横浜国立大学、横浜市、財団の 4
内他都市へのプレゼンス向上、政策提言機能
者で運営する YCC スクールを 5 月にスタートし、8
の強化、都市文化研究の成熟、研究成果を活
月 30 日に開校式を行いました。月 1 回、4 者で運営
用した街の活性化、人材育成等につなげます。
協議会を開き、情報交換、方向性等の共有を図っ
ています。
■8/29~9/10 には「失われた街展」、3/16 には「ヴェ
ネツィアに学ぶ都市の文化戦略」など、64 回の講義
(シンポジウム含む)、3,143 名が参加しました。
■開校式、「失われた街展」などが主要新聞各紙に取り
上げられ、YCC の認知度を高めることができました。
(2)OPEN YOKOHAMA 2012
●都心部の魅力向上と創出に向けた当キャンペーンに対し、事務局として主体的に意見を述べ推進にあ
たります。
●都心部の魅力の発信により、市内外からの来訪者の横浜滞在の満足度と回遊性の向上を図ります。
●24 年度は特にヨコハマアートフェスティバル構想も見据えた効果を高めます。
●実行委員会事務局として、円滑な事業運営に努めると共に、経費の適正執行を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■街歩きツアーやオープン企画(普段クローズして ■ガイドブック・コピー等の昨年度課題を解消し、コン
いる建物等の一般公開)の在り方や ガイドブック
セプトが明確になった、ガイドブックが分かりやすい
の発行時期や形態について、昨年度の課題を
との声が多数寄せられました。
解消します。
・ キャンペーン目的を創造都市政策の成果を見
■新たな街歩きツアーやオープン企画を 3 事業
せ、創造都市横浜の魅力を PR する方向へ転換
以上、実施します。
し、媒体の構成を大幅に変更しました。
・ 「OPEN YOKOHAMA」が印象に残るようビジュア
ルとコピーを工夫しました。
■企画は 3 事業実施。事業スタート後の方針転換に対
応し、ツアーやオープン企画ではなく、①創造界隈
拠点を回遊する企画(スタンプラリー)、②オープン
の概念を取り込み街中のアート展開+創造界隈拠
点+アーティスト紹介するツアー、③市役所の空間
に創造界隈拠点のアーティストが作品を制作してみ
せる事業の 3 つを事務局として実施しました。
■SNS フォロワー数が大幅増加しました。
Facebook:1,704(+900)、Twitter:3,878(+1,600)
■ウェブサイトアクセス率:106,064セッション
22
(3)国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM in Yokohama 2013)
●演劇・ダンス・音楽など舞台芸術作品の国内外での普及と関係者の交流促進を目的としたネットワークと
プレゼンテーションの場として、都心臨海部の各所で事業展開をします。
●国際交流基金、神奈川芸術文化財団、国際舞台交流センターと当財団の 4 者で実行委員会を構成します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■主会場としての YCC 提供及び事業展開を図り ■TPAM についての横浜市民の認知向上と市民鑑賞
ます。
機会の提供について TPAM 事務局(PARC)に対して
■海外ゲスト向けのツアーなどの提携事業を実施
広報協力を中心に働きかけを行いました。市内媒体
します。
の活用により、ボランティアが前年度ほぼ倍の 100 名
■実行委員会が実施する、各種セミナーや講座に
近くの参加がありました。(舞台芸術ファンではなくボ
参画します。
ランティアの機会を探していた横浜市民等が多く参
加)、横浜での 3 回の開催を経て、観客がプロフェッ
ショナルだけでなく一般客が増加しているとのこと
で(事務局報告)、一定の成果を上げることができ
ました。
また、昨年同様、ポスターを期間中、横浜駅、馬車
道駅の駅貼り等の調整を行いました。
■終了後の実行委員会では、成果や問題意識、課題
等を共有できました。
■海外ゲスト向けツアー実施せず。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)ヨコハマ創造都市センター(YCC)について
●「ヨコハマアートフェスティバル」や「OPEN YOKOHAMA」等の開催時期において、1 階スペースにインフォ
メーションコーナーを設置します。
●引き続き、安全面のために必要な施設・設備の合理的維持管理と改善に努めます。
●撮影利用料収入などを筆頭に、YCC 利用を促進する営業活動を行い、利用料金の確保と利用率の向上
に努めます
●ショップ及びカフェについては、人々が気軽に創造都市の情報収集に立ち寄れるよう、随時、運営形態
や取扱商品の改善に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■お客様が欲しい情報をワンストップで提供でき ■カフェを営業しつつ、創造都市に関連する書籍、
るようなインフォメーションセンター機能を展開
ちらし、パンフレット等情報を発信してインフォメー
します。
ション機能を充実し、お客様に必要な情報を、必要
■火災・地震などの自然災害のみならず、様々な
な時期に提供しました。また、2 月から 2 か月間、ス
リスクに対応するための体制とマニュアルを整
タッフが受けた質問等をまとめ、来年度の運営にい
備します。
かしたいと考えています。
■提供する情報の充実のみならず、ショップ及びカ ■危機に即した訓練を、UR 全体、YCC のみの 2 回で
フェのレイアウトを刷新するなど、来訪される人々
全員参加で実施し、課題等を確認した。また、危機
にとって「居心地が良い」空間演出を施します。
管理マニュアルを 1 枚の紙にまとめました。
■施設利用料収入を 23 年度以上(1,300 万円)確 ■創造界隈及び YCC の館のインフォメーション機能
保します。
(貸館含む)、受付業務、カフェ、ショップをアルバイ
ト 3 名で行いました。
23
来年度に向けて、業務管理マニュアル等含めて課
題解決をはかります。
■1F ホール未使用時、雰囲気のあるホールをカフェと
して利用し、歴史的建造物の空間を広く、市民に開
放しました。
■ショップは、商品陳列を壁面に移したことで来場者
の目に触れる機会が減り売上は減りました。商品構
成の見直しを検討しています。その中で地元アー
ティスト、クリエーターを紹介・支援する作品の販売
に力を入れています。
■施設利用料収入については 20,000 千円を超え、当
初の目標を上回りました。
24
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【ヨコハマ創造都市センター 事業一覧】
■①-ⅰ芸術創造・発信
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
7月20日
|
8月12日
YCC共催事業 NIbrollダンス公演『see/saw』、
off-Nibroll展示『a quiet day』
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
1,046
112%
3,200
主催:Nibroll/off-Nibroll
共催:ヨコハマ創造都市センター
後援:横浜アーツフェスティバル実行委員会
協力:急な坂スタジオ、SNOW Contemporary
2
2月22日
|
3月24日
「my home town わたしのマチオモイ帖」展覧会
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
3,991
-
無料
主催:ヨコハマ創造都市センター、マスマス関内、わた
しのマチオモイ帖制作委員会
協力:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック
扇町
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
180
-
無料
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
無料
主催:ポーランドポスター展実行委員会
共催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団
後援:駐日ポーランド共和国大使館、朝日新聞社 他
協力:アートよみうり、財団法人DNP文化振興財団、横
浜高速鉄道
協賛:アサヒグループホールディングス、味の素 他
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
1
11月24日
|
11月25日
事業名
クラシック・ヨコハマ
サロンコンサート@YCC
主催:ヨコハマ創造都市センター、クラシック・ヨコハマ
推進委員会、毎日新聞社、横浜市
■①-ⅲ 芸術文化へのアクセス拡大
開催日
1
11月3日
|
12月3日
2
7月20日
|
11月11日
事業名
伝えるデザインの力 「ポーランドポスター '50-'60
展」
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
OPEN YOKOHAMA 2012
みなとみらい地
区、関内外地区、
元町・山手地区、
野毛・黄金町地区
ほか
-
-
-
主催:OPEN YOKOHAMA実行委員会(神奈川新聞、
テレビ神奈川、横浜青年会議所、東日本旅客鉄道
㈱、横浜高速鉄道㈱、京浜急行電鉄㈱、東京急行電
鉄㈱、相模鉄道㈱、神奈川県、横浜観光コンベンショ
ンビューロー、(公財)横浜市芸術文化振興財団、横浜
市)
共催:横浜市文化観光局
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
市内各所
2,067
-
-
5,025
-
■②-ⅰ 市民文化活動支援
開催日
1
10月26日
|
10月28日
事業名
関内外OPEN!4
主催:関内外OPEN!連絡協議会
■③芸術文化振興のための助成
開催日
1
2
3
4
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
アーツコミッション・ヨコハマ助成プログラム
「先駆的芸術活動」
事業名
主催・共催・後援・協賛等
市内各所
-
-
-
助成
アーツコミッション・ヨコハマ助成プログラム
「都市文化創造支援助成」
市内各所
-
-
-
助成
アーツコミッション・ヨコハマ助成プログラム
「クリエイター・アーティストのための事務所等開設支援
助成」
-
-
-
-
助成
アーツコミッション・ヨコハマ助成プログラム「芸術不動
産リノベーション助成」
-
-
-
-
助成
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
1
5月
|
3月
事業名
YCCスクール
主催・共催・後援・協賛等
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
3,140
-
原則無料
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
YCCスクール(横浜市立大学、横浜国立大学、横浜
市、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
4月
|
3月
事業名
プロモーション部門
(ウェブマガジン・創造界隈インフォメーション)
■⑧芸術文化振興のための国内外との交流
開催日
事業名
1
1月4日
|
3月31日
台北市・横浜市アーティスト交流プログラム2011
BankART Studio
NYK
4,900
-
-
主催:BankART1929、台北市政府文化局、財団法人
台北市文化基金会
共催:アーツコミッション・ヨコハマ、横浜市文化観光局
2
2月21日
|
3月22日
横浜市・成都市 アーティスト・イン・レジデンス交流事
業
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
30
-
-
主催:Far East Contemporaries、ヨコハマ創造都市セ
ンター、A4コンテンポラリーアートセンター
協力:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、横
浜美術館、株式会社デジタルステージ、
CRYPTOMERIA
25
3
2月1日
|
2月28日
国際舞台芸術ミーティングin横浜2013(TPAM2013)
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
8,066
-
-
主催:国際舞台芸術ミーティングin横浜2013実行委員
会(国際交流基金、公益財団法人横浜市芸術文化振
興財団、公益財団法人神奈川芸術文化財団、国際舞
台芸術交流センター(PARC))
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ヨコハマ創造都市
センター(YCC)
10,216
-
-
-
■⑨収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
YCCカフェ・ショップ運営
26
横浜美術館
1 平成 24 年度総括
第 1 期指定管理の最終年度にあたり、収支バランスのとれた事業展開をはかり、館員全員が細心の注意
を払って館の運営にあたることができました。また、第 2 期指定管理者選定において、「政策協働型」という
新しい形による運営で 10 年間の指定を受けることができました。
一方、館の老朽化が進み、設備の不具合が頻発しています。空調や消防設備など館の中枢機能にも及
んでおり、今後の運営に決定的な影響を与えかねないことが懸念されます。根本的な設備改修の必要性
を、より一層具体的に横浜市及び関係者に説明していくことが、次年度以降の大きな課題です。
奈良美智展、ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家展の入館者数が見込みを大きく上回ったこと
などで、年間の入館者数が約 66 万 2 千人と、昨年の約 46 万人から大幅に増加したことにより、当期収支差
額が大きく収益増となり経営基盤の安定化につなげることができました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)芸術文化へのアクセス拡大事業について
1) 専門的研究に基づく作品収集
■内部検討委員会への提案
購入候補、寄贈寄託候補作品について、専門的な観点から必要な調査研究を行い、その妥当性を検討
します。検討に基き策定された収集候補作品案を内部検討委員会に提案します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■収集方針及び「中期重点取組方針」に基づき、 ■今年度の収集作品を横浜市に提案する内部検討
収集候補作品案、寄贈候補作品案を提案し、
委員会を 12 月に実施し、1 月に収集審査委員会及
更なるコレクションの充実を図ります。
び価額評価委員会が開催され、「中期重点取組方
内部検討委員会への提案:年 1 回
針」に基づく美術品が適切に収蔵されました。
2) 適切で安全確実な保管・管理の実現
■収蔵美術品等の正確なデータベース構築
美術作品、作家の履歴データを遅滞なく入力します。
■収蔵庫等の保管環境の監視
中央監視室との連絡を密にして、環境の異常を遅滞なく把握し、問題点を報告します。また、可能な範囲
で対策をとります。
■収蔵美術品等の貸出
決められた手続きを踏まえて、美術品等を他施設の事業のために貸与し活用します。
■収蔵美術品等の特別利用(熟覧)
決められた手続きを踏まえて、研究者や専門家に収蔵美術品等の熟覧の機会を提供します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■収蔵美術品を正確にデータベース管理し、収 ■2 月末日現在で、2,572 点の作品のデータ修正を行
蔵庫等の保管環境を監視します。
い、所蔵品データベースを訂正しました。
・ 所蔵美術品のデータの改変が必要と認めら ■中央監視室から毎日提示される収蔵庫・展示室の
れた場合、その都度、館長まで改変データ
温湿度データを保存研究チームで確認し、異常が
を供覧し、データ修正を行います。
ないか監視しました。地震等が発生したら、速やか
・ 地震等が発生した場合、速やかに収蔵庫
に展示室及び収蔵庫の状態を目視確認しました。
27
内の状況を目視確認します。
■他館への作品貸出、特別利用(図版貸出・熟覧・撮
■適切な手続きに則り、収蔵美術品を国内外の
影)を、2 月末現在で下記の通り実施しました。
他施設に貸し出し、また、特別利用の機会を提
・ 作品貸出・返却:40 件 252 点
供することにより、当該作品の研究に資するとも
・ 図版貸出・返却:95 件 287 点
に、横浜美術館の価値発信を行います。
・ 熟覧/撮影:7 件 21 点(10 月に実施した Los
Angeles の Paul Getty Museum の写真キュレーター
ズツアーにおける特別熟覧は含まれていません。)
3) 計画的な修復の遂行
■修復計画の策定
収蔵美術品の修復(洗浄、補彩、成形、充填、ルースライニングなど)、新規額装・マット装、新規表装、
額・表具の修理などについて、優先順位を決めて、実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年度修復計画を、前年度末もしくは当該年度 ■学芸グループ内で協議し、「横浜美術館コレクション・
当初に策定し、修復業務を外部専門業者・専
フレンズ」プログラムの支援を取り入れて、年度内に
門家に委託します。
5 件の作品修復を実施しました。
■「横浜美術館コレクションフレンズ」プログラムの
支援を受けて、コレクションの修復や保全、展
示ガイドツールの整備を進めるなど、市民の力
も取り込んでコレクションを守ります。
4) 調査・研究
■作家、作品等に関する学芸員の日常的な調査研究の成果を展覧会の内容に反映させます。
■調査研究の成果を、論文または研究報告の形にまとめ、『紀要』として発行します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■調査研究の成果を反映させ、企画展を年 4 本と ■企画展は「マックス・エルンスト―フィギュア×スケー
コレクション展を 3 期に分けて開催します。
プ」、「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」「はじま
■『紀要』を年1回発行し、美術館、博物館、大学な
りは国芳:江戸スピリットのゆくえ」展、「ロバート・キャ
パ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」展を開催しまし
どの研究機関に配布し、研究成果を還元します。
発行部数:400 部
た。コレクション展は第 1 期、第 2 期、第 3 期を開催
しました。
■横浜美術館及び横浜市民ギャラリーあざみ野の学
芸員の論文 2 本を収録した『紀要』を年度末に発刊
しました。
(2)美術品等の展示及び活用について
1) 企画展・コレクション展
■以下の 3 点を念頭に置いて、多彩な企画展を開催し広く美術の普及を図ります。
1 他館と連携し、シュルレアリスムに焦点をあてた展覧会を企画します。
・ マックス・エルンスト−フィギュア×スケープ− 4 月 7 日(土)~6 月 24 日(日) 69 日間
2 注目度の高い現代美術(現代作家)の展覧会を企画します。
・ 奈良美智展 7月 14 日(土)~9 月 23 日(日) 62 日間
28
3 館のコレクションから、日本画や版画、油彩画、写真などを企画展の出品作品に多数含めた企画展を開
催します。
・ はじまりは国芳 歌川国芳と近代(仮称) 11 月 3 日(日)~2013 年 1 月 14 日(月・祝) 58 日間
・ ロバート・キャパ展(仮称) 2013 年 1 月 26 日(土)~3 月 24 日(日) 50 日間
■コレクション展を開催します。
・ 第1期 2012 年 4 月 7 日(土)~9 月 23 日(日) 131 日間
・ 第2期 2012年11月3日(日)~2013年1月14日(月・祝) 58日間
・ 第3期 2013年1月26日(土)~3月24(日) 50日間
■コレクション展・企画展で、鑑賞会等の教育普及プログラムを実施します。
■市民参加型のコレクションの支援プログラム「横浜美術館コレクション・フレンズ」事業を運営します。
■地域商業施設や関係組織との連携企画展において、各展覧会の条件・内容に応じて、地域商業施設や
関係組織の連携事業の立案・実施に積極的に協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■以下の通り西洋画、現代美術、近代日本美術、 ■企画展
写真の企画展を開催し、多様な美術に接する
年間入場者数見込み 168,000 人のところ 287,118 人
機会を提供します。
の入場者があり、目標を大きく上回りました。
1 海外のコレクションから貴重な本邦初公開の作
以下の通り、企画展の準備及び実施に取り組みました。
品を借用し、展覧会の質をたかめるとともに、集
客につなげます。
「マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ-」
・ マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ-
会期:4 月 7 日(土)~6 月 24 日(日) 69 日間
入場者見込み 43,000 人
総入場者数:26,697 人(見込み:43,000 人)
・ 奈良美智展
横浜美術館及び巡回する宇都宮美術館、愛知県美
入場者見込み 55,000 人
術館の学芸員の協働により、マックス・エルンストの
2 平成 25 年度以降における海外巡回により横浜
作品を「フィギュア」と「スケープ」というモチーフから
美術館の価値を発信します。
検証し直すことで、エルンスト独自の関心のありよう
無料エリアであるグランドギャラリーに大規模な
を探りました。海外 8 か所、国内 23 か所から作品を
新作を展示し、展覧会の質をたかめるとともに、
借用し、作品総数は 195 点(一部展示替)でした。
集客につなげます。また、カフェスペースを企
また、広報については Twitter を開始し、松井冬子、
画展にあわせた仕様とし、統一したコンセプトの
池辺晋一郎、森村泰昌の協力を得たエルンスト展
下で事業を展開します。
応援団、FM ヨコハマとタイアップしたアートツアー、
3 コレクションの新たな魅力を引き出す活用によ
親子でエルンストの技法を体験し鑑賞するワークシ
り、その存在価値をアピールします。
ョップを開催するなど、全館をあげて様々な層にア
・ はじまりは国芳 歌川国芳と近代(仮称)
プローチできるよう努めましたが、見込みどおりの集
入場者見込み 40,000 人
客には結び付けることができませんでした。
・ ロバート・キャパ展(仮称)
入場者見込み 30,000 人
「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」
■館蔵品の魅力を分かり易く発信します。横浜ら
会期:7月 14 日(土)~9 月 23 日(日) 62 日間
しさと多彩さを両立させたコレクション展を開催
総入場者数:166,410 人(見込み:55,000 人)
し、当館を代表する所蔵品をバランスよく展示し
グランドギャラリーに巨大な立体作品を設置するとと
ます。
もに、初の試みとなるブロンズ作品などの新作を展示
横浜美術館を特徴づける主要作品を中心に、収
して展覧会の質を高め、予想を遥かに上回る来館者
集分野をバランスよく紹介するとともに、まとまっ
を迎えることができました。カフェスペースにも作品を
た数を擁する作家等を中心にしたテーマ展示
出品し、統一したコンセプトの下で事業を展開しまし
29
を合わせて行い、コレクションの横浜らしさを
た。一方、国内巡回し、アジア諸国にも巡回すべく調
様々な視点から演出します。また、新収蔵品を
整を進めていましたが、国際巡回は作家本人の事情
積極的に展示します。
を勘案した結果、実現にいたりませんでした。
「フォト・ヨコハマ 2013」(カメラと写真映像の見
本市「CP+」連携事業)の開催にあわせて、写 「はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」
真作品の特別展示を実施します。
会期:11 月 3 日(土・祝)~1 月 14 日(月・祝) 58 日間
■コレクション展、企画展における教育普及プロ
総入場者数:37,975 人(見込み:40,000 人)
グラムを強化します。企画展の性質に応じて地
浮世絵師・歌川国芳の近代感覚にあふれた斬新な
域商業施設や関係組織との事業連携をはかり
造形性が、その一門にどのように受け継がれ、さら
ます。
に新たな展開を見せていったか、江戸末期から昭和
■コレクションの鑑賞と理解及びコレクションの保
期の日本画、油彩画などの作品などを通して探りま
全や展示ガイドツールの改善に役立てます。
した。また、横浜美術館の特徴である創作体験を活
かした鑑賞プログラムを、一般の市民と親子の各々
に向けて実施し、展覧会を様々な角度から体験して
いただけるよう工夫しました。なお、カフェ店内に江
戸の辻売り屋台や茶屋を設置し、週末には和食の
お弁当や、鶴見区の銘菓を用意し、地域との連携も
図りました。
「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」展
会期:1 月 26 日(土)~3 月 24 日(日) 51 日間
総入場者数:56,036 人(見込み:30,000 人)
本展は、キャパ生誕 100 年を記念し、キャパとタロー
それぞれの写真作品による二つの「個展」で構成さ
れ、約 300 点にのぼる豊富な写真作品と関連資料
によって二人の生涯と活動の軌跡を辿りながら、両
者の深いつながりと個性の違いを浮かび上がらせま
した。シーピープラス 2013 との連携については、臨
時開館、シャトルバス運行、キャパ展ブース設置、
オープニング会場提供及びレクチャー協力など、今
までにない深い連携を実現しました。また、展覧会
前からの「キャパ・ジャーナル」の発行、学芸員によ
るプレ・レクチャーの実施など新しい事前広報にも取
り組みました。12 月には沢木耕太郎氏がキャパに関
する新説を発表し、「NHK スペシャル」で取り上げら
れるなど、時機を得た展覧会として、多方面から注
目されました。
■横浜美術館新進作家支援プログラム
「梶井照陰写真展 HARBIN2009-2012」
会期:11 月 3 日(土・祝)~11 月 18 日(日) 14 日間
2007 年に開催した「水の情景展-モネ、大観から現
代まで」の出品作家であり、五島記念文化財団文化
30
賞平成 21 年度美術新人賞受賞者である梶井照陰
の展覧会を開催しました。
■コレクション展
以下の通り、コレクション展の準備及び実施に取り組
みました。
サイン類の見直し
コレクション展導入部に標題パネルを設置しました。
展示内容の解説とともに展示室図面を提示し、鑑賞
前に展覧会の全貌を把握できるようにしました。ま
た、写真展示室への導線を明確化するようにバナー
を設置し、補助的な誘導サインを設置しました。
会場内のセクション解説も見直し、文字数を減じて
級数を上げるなど、内容的、視覚的に読みやすいよ
うに工夫をしました。
コレクション展 2012-Ⅰ
会期:4 月 7 日(土)~6 月 24 日(日)
9 セクション:279 点
同時開催の企画展「マックス・エルンスト-フィギュア
×スケープ-」と連動して「シュルレアリスムと写真」
のテーマ展示を行いました。
コレクション展 2012-Ⅱ
会期:7 月 4 日(土)~9 月 23 日(日)
4 セクション:180 点
同時開催の企画展「奈良美智:君や僕にちょっと似
ている」と連動して「人の形を見る」というテーマ展示
を行いました。奈良美智の旧作と、東西の近代美術
を織り交ぜて展示し、来場者にコレクション作品への
関心を高めてもらう工夫をしました。
コレクション展 2012-Ⅲ
会期:11 月 3 日(土・祝)~3 月 24 日(日)
3 セクション:155 点
「光をめぐる表現」と題して、「光」の表現を切り口に
したと特集展示を、第 1、2、3 展示室で行いました。
「横浜国際音楽祭 NIPPON」と連動して芸術監督の
諏訪内晶子氏と音楽と美術のコラボレーションをコレ
クション展において行うこととなり、共通テーマとして
「光をめぐる表現」を設定し、展示室においては、ガ
ラス工芸、油彩画、日本画、写真など複合ジャンル
31
の展示を行い、2/19 に展示室 1~3 を使い諏訪内
晶子のコンサートを行いました。コレクション展にお
いて、音楽と美術のコラボレーションをテーマとした
企画は今回が初めての試みでしたが、展示室での
コンサートとして話題を集めただけでなく、展示とし
ても見ごたえがあるものとなり好評でした。
写真展示室では、「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー
二人の写真家」展と連動して、「報道写真」に焦点を
当てた展示を行いました。
■コレクション展、企画展における教育普及プログラム
を 6 月から実施しました。
・ 「ギャラリートーク」12 回(参加者合計 193 人)
・ 「スライドレクチャー」3 回(参加者 42 人)
・ 「視覚に障がいがある人とない人が共に楽しむコ
レクション展」3 回(参加者 35 人)
■「夏休み子どもフェスタ 2012」
子どものアトリエと共同して取り組みました。
8/7(火)~8/15(水) 8 日間(参加者合計 1,602 人)
於:コレクション展示室
個人参加:1,443 人、アートクラブツアー:10 校実施
(参加者 132 人)、フェスタツアー:2 回実施(参加者
27 人)
特記事項:今回も中学校美術教師からなる「アート
ティーチャーズサポーター」及び市民ボランティアであ
る「鑑賞サポーター」の協力を得て協働運営しました。
■コレクション作品サポートシート 20 種と、サポートシー
ト補助点字カード 30 種を新規作成しました。
■弱視用のコレクション解説ファイルを展示室内に用
意しました。
(3)情報の収集及び情報化、提供及び活用について
1) ニーズに対応した美術情報の提供
■資料の収集、整理、保存
・ 美術に関する図書資料(和書、洋書、和洋展覧会カタログ)、非図書資料の収集、整理、保存を行います。
・ 購入、寄贈及び資料交換によって図書資料等を収集します。
■蔵書管理
・ 図書資料について書誌データの作成、登録を行い、蔵書管理システムに反映させます。
・ 蔵書点検を実施し、所蔵確認を行います。
■資料の提供
・ 利用者からの閲覧申し込みに応じて閉架の資料を出納します。
・ 利用者からのレファレンスに対応します。
・ センター内に展覧会関連資料コーナーを設置するとともに、映像資料も紹介し、展覧会事業を支援し
32
ます。
■資料の簡易な修復や非図書資料の整理に、ボランティアを公募し受入れます。
■インターネットを通じて広く一般に蔵書検索(OPAC)の公開を行います。
■美術情報センターの認知度を上げるための事業に取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■資料の収集、整理、保存につとめます。
・ 継続図書、和洋美術雑誌を継続して購入し、
欠号等が発生しないようにつとめます。
■蔵書点検を年 1 回実施します。
■美術図書と映像を活用して展覧会事業を支援
し、トピック的な「特設資料コーナー」を通年約
10 種設置します。
■美術情報センターで年間を通してボランティア
を受入れます。(7~8 人)
■以下の蔵書検索(OPAC)の便を提供し、調査
研究の用に供します。
・ 美術情報センター蔵書検索(OPAC)
・ ALC : Art Libraries' Consortium(美術図書館
連絡会)
8 館 10 室横断検索
■バックヤードツアーなどの普及事業に取り組
み、美術情報センターの魅力を伝えます。
・ 美術館塾受講生へのオリエンテーションや見
学会
・ 市民利用者対象の探検ツアー 年 3 回
■蔵書点検
10/15(月)~10/24(水)のうち計 8 日間実施しました。
(休館日等除く)
■企画展、コレクション展関連資料コーナー
4 回設置しました。
■企画展、コレクション展関連ビデオライブラリー資料
案内
3 回設置しました。
■特設資料コーナー
10 種のコーナーを設置しました。
(イギリス美術、植物と美術、パリ 1920 年、柳宗悦、い
わさきちひろ、アンディ・ウォーホル、開館記念、ジョ
ルジュ・ルオー、水墨画、下村観山)
■ボランティア
以下の通り実施しました。
4 月から 5 月:立案・準備
7 月:募集
8 月以降:活動開始
延べ活動人数:103 人
■OPAC
公開中です。
■メールマガジン
計 5 回掲載しました。
掲載内容
6/8(金)美術情報センター特別整理期間休室
6/27(水)美術情報センターボランティア募集
12/10(月)、22(土)美術情報センター探検ツアー
2/2(土)、2/17(日)美術情報センター探検ツアー
3/6(水)、3/16(土)美術情報センター探検ツアー
■横浜美術館ホームページ「お知らせ」欄
計 6 回掲載しました。
掲載内容
6/2(土)美術情報センター特別整理期間休室
6/26(火)美術情報センターボランティア募集
12/8(土)、22(土)美術情報センター探検ツアー
1/26(土)平成 25 年度美術情報センターアルバイト募集
2/1(金)、17(日)美術情報センター探検ツアー
3/2(土)、16(土)美術情報センター探検ツアー
33
■探検ツアー
3 回実施しました。(各回定員 8 人、応募者多数の場
合は抽選)
12/22(土)(抽選実施、参加者 6 人)
2/17(日)(参加者 5 人)
3/16(土)(抽選実施、参加者 5 人)
■美術館研修
7/17(火)受講生 30 名を対象に美術情報センター利
用方法の説明及び美術情報センター案内を実施し
ました。
(4)教育普及に対する取り組みについて
1) 美術に親しむ市民の拡大
■展覧会の開催を通じて、作品の鑑賞を通した教育普及を行います。
■近隣住民や近隣企業と連携して、鑑賞会や広報イベントを開催します。
■他団体と連携した内容の活動を年 1 回行い社会貢献につなげます。
■平成 23 年度に続き、文化庁の「平成 24 年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」に補助金
を申請し、3 か年計画で進めている「視覚の障がいのある人と一緒に作る所蔵作品鑑賞サポートプラン」を
実施します。
■所蔵作品の支援プログラム「横浜美術館コレクション・フレンズ」を運営します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■企画展ごとに作品や作家その他企画内容につ
いて、下記のような関連事業を開催し一般の理
解を深めます。
・ 講演会の開催
・ ワークシートを活用したプログラム
■展覧会と連携した市民のアトリエの講座を年2
回開催し市民の作品への興味、理解を促進し
ます。
■近隣在住・在勤者が横浜美術館により親しみ、
気軽に来館できる機会を提供します。(近隣プ
ログラム)
■産業や環境問題など市民生活に密着した問題
に取り組む活動団体と連携し、新たな市民層へ
美術との接点を広げる講座を実施することで市
民に美術館の存在をアピールします。
■「視覚の障がいのある人と一緒に作る所蔵作品
鑑賞サポートプラン」
平成23年度の取り組みで得られたユーザーか
らのフィードバックを視覚に障がいのある人の助
言を得ながら解析し、その成果をふまえて鑑賞
サポートツール、鑑賞会プログラム、展示環境
のさらなる改良に取り組みます。
■企画展ごとの講演会
「マックス・エルンスト―フィギュア×スケープ―」
・ パネルディスカッション「マックス・エルンストのフィ
ギュアが意味するもの」講師:鈴木雅雄と 3 館学芸
員 4/29(日)
(参加者 70 人)
・ ギャラリートーク 4/27(金)、5/25(金)、6/22(金)
(参加者合計 73 人)
「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」
・ アーティスト・トーク 講師:奈良美智氏 9/1(土)
(参加者 237 人)
・ トーク・シリーズ「20 世紀末・日本の美術―何が語
られ、何が語られなかったのか?」
講師:中村ケンゴ氏、眞島竜男氏、永瀬恭一氏
7/28(土) (参加者 60 人)
・ トーク・シリーズ「ニッポンの思想×ニッポンの美術
=奈良美智?」 講師: 佐々木敦氏 8/11(土)
(参加者 53 人)
・ トーク・シリーズ「過去・現在・未来、一歩近くで見
る、奈良美智」 講師:加藤磨珠枝氏 8/18(土)
(参加者 97 人)
・ 奈良美智展×田中茉裕ミニライブ 8/27(月)
34
■所蔵作品の保存と展示に焦点をあてた支援プ
ログラムを発足し、参加者150名を目標に募集
します。
■年に2回フレンズの交流会を開催し、コレクション
に対する理解を深めてもらうとともに、支援金の
使途を報告します。
(参加者 42 人)
「はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ」
・ 講演「絵描きたちの職人魂―国芳から芳年、暁
斎、清方へ」講師:山下裕二氏 11/18(日)
(参加者 155 人)
・ 講演「僕はこう見る-ヨコオ流 絵の見方」講師:
横尾忠則氏 12/22(土) (参加者 180 人)
「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」展
・ 記念講演会「青春のキャパ」講師:沢木耕太郎氏
2/3(日) (参加者 290 人)
・ 3 作品上映会「Capa & Films」
2/23(土)-24(日) (参加者 各 223/160/137 名)
■展覧会と連動した市民のアトリエ講座
・ MAX に楽しむエルンストの芸術 5/13(日)、20(日)
(参加者合計 28 人)
・ 視覚に障がいのある人とない人がともに楽しむエルン
ストの芸術 6/3(日)、10(日) (参加者合計 29 人)
・ お話と摺りの実演「大正期に花開いた新たな浮世
絵『新版画』」講師:渡邊章一郎氏、渡辺英次氏
1/6(日) (参加者 36 人)
・ 観賞ワークショップ「撮られるイメージ・創られるイ
メージ」 2/9(土) (参加者 18 人)
■展覧会と連動した子どものアトリエ講座
・ 親子で鑑賞「浮世絵、摺師の技を見よう」講師:林
勇介氏 11/23(金・祝) (参加者 17 組)
・ 「つくって!みて!親子でたのしむ展覧会」
12/9(日) (参加者 10 組)
■近隣在勤者が参加し横浜美術館と展覧会に親しむ
機会を 4 回開催しました。
・ MMcc横浜美術館ナイト
マックス・エルンスト展 5/30(水) (参加者 135 人)
奈良美智展 9/14(金) (参加者 178 人)
はじまりは国芳展 11/30(金) (参加者 122 人)
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー展 2/13(水)
(参加者 138 人)
■FM ヨコハマ「モーニングステップス」DJ の栗原治久
氏、キャスターの鳥越雅子氏が展示室で学芸員と共
に作品について語る、「マックス・エルンスト展」ギャラ
リーツアーを実施しました。5/19(土)(参加者 105 人)
■YES(ヨコハマ・エコ・スクール)の協働パートナーで
ある横浜信用金庫と連携し「小学生エコ教室」を開
催、作品を横浜信用金庫に展示しました。8/1(水)
(参加者数 174 人)
35
■学校連携事業
・ YSFH で学ぶ高校生たちの天体写真展
「マックス・エルンスト展」会期中の金環蝕にちな
み、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学
校(YSFH)天文部の写真展を同校の科学技術顧
問・遠山幸氏の協力を得てカフェ小倉山で開催し
ました。6/9(土)~6/24(日)
■横浜市教育委員会所管「子どもアドベンチャー
2012」プログラムの一環として、『夏休み・子ども探検
ツアー』を開催しました。子どもたちが普段は見るこ
との出来ない美術館の舞台裏を探検し、展覧会が
どんな人々によって開催されているかを取材、午後
は探検レポートを作り、図工にも挑戦しました。
8/22(水)、23(木)(参加者合計 81 人)
■新設された教育普及プロジェクトチームが中心とな
り、展覧会に関連した教育普及事業を実施しました。
・ 「夜の美術館でアートクルーズ」計 8 回(参加者合
計 226 人)。
・ 展覧会に合わせ「おとな&子どものための鑑賞優
待」の日を合計 24 日間実施し、親子連れが気軽
に来館できる機会を提供しました。
・ 「おとな&子どものための鑑賞優待」の日に合わ
せ、来館した親子向けに展覧会鑑賞シート(A4 サ
イズ)を無料で配布しました。
・ 学芸グループと協力して音声ガイド原稿を執筆し
ました。音声ガイドは次のとおり貸出しされ、活用
されました。
「はじまりは国芳」4,278 台
「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家」
5,768 台
・ 親子向け鑑賞プログラムを実施しました。
マックス・エルンスト展関連プログラム「つくって!
みて!親子でたのしむ展覧会」5/26(土)2 回実施
(参加者合計 35 人)
「親子でたのしむ奈良美智展」7/31(火)、8/6(月)
(参加者合計 71 人)
はじまりは国芳展関連プログラム「つくって!み
て!親子でたのしむ展覧会」12/9(土)2 回実施
(参加者合計 21 人)
・ 小学生高学年以上向けに、奈良美智展鑑賞ワー
クショップ実施「君や 僕に ちょっと似ている」
8/20(土)、21(日) (参加者合計 25 人)
・ 高校生以上向け「撮られるイメージ・創られるイメー
36
ジ」ワークショップ 2/9(土) (参加者合計 18 人)
■NPO エイブル・アート・ジャパンが中心になって取り
組む「美術用語の手話化委員」に参加しました。報
告会&手話付ギャラリートークを実施しました
12/2(日) (参加者 54 人)
■「視覚の障がいのある人と一緒に作る収蔵作品鑑賞
サポートプラン」
・ 鑑賞サポートシート新規 20 種作成。
・ サポートシート補助用点字カード 30 種作成。
・ 「サポートシートでたのしむ横浜美術館コレクション」
11/25(日)、12/16(日)、2/10(日)、3/3(日)の計
4 回実施。
■急な坂スタジオとの共同主催でダンスパフォーマンス
「岩渕貞太 in 横浜美術館」を開催し、コレクション作
品の新たな魅力発見の機会につなげました。
2/17(日)、18(月)計 3 回 (観覧者 240 人)
■所蔵作品の保存と展示に焦点をあてた支援プログ
ラム「横浜美術館コレクション・フレンズ」の参加者は
176 人で目標を達成しました。
参加者募集の一環として「横浜美術館コレクション・
フレンズ・トーク」を開催しました。
・ 山田五郎さんに聞く横浜美術館コレクションの愉
しみ方~サルバドール・ダリを中心に~ 4/10(火)
(参加者 210 人)
・ 美術館 森村泰昌 「美術作品は、記憶と忘却の
間を漂っている」 3/16(土) (参加者 96 人)
■「横浜美術館コレクション・フレンズ」レクチャー&交
流会を 1 回実施しました。9/8(土) (参加者 50 人)
■コレクション担当学芸員によるギャラリートーク・リレー
を継続して開催しました。
6/6(水)(参加者 20 人)、6/9(土)(参加者 19 人)、
7/18(水)(参加者 15 人)、7/21(土)(参加者 15 人)、
11/14(水)(参加者 15 人)、11/17(土)(参加者 11 人)、
2/6(水)(参加者 16 人)、2/9(土)(参加者 9 人)
2) 市民の創作活動等への支援
■市民のアトリエにおいて各種講座を開催します。
■美術の初心者向けのワークショップを開催します。
■地域(他団体)と連携し、作家や職人、専門家による講座を開催します。
■版画室、平面室、立体室の施設特性を生かしたオープンスタジオを開催します。
■展覧会関連の内容の講座を開催します。
■現代の作家や制作を紹介する講座を開催します。
達成指標
事業報告(振り返り)
37
■下記の各種講座につき、年間5,000人の参加を
目指します。
■美術の初心者向けのワークショップ 10回
様々な人へ開かれた内容や、美術が苦手の人
の参加を促し、美術の普及に務めます。
■地域(他団体)と連携をした講座 5回
環境や産業等と関連した講座を開催し、美術
館と社会をつなげます。
■オープンスタジオ 25コース
市民の自律的な創作を支援します。
■展覧会関連の講座 2回
展覧会出品作への興味喚起、理解を促進します。
■現代の作家や技術を紹介する講座 15回
現代の美術への理解を広げます。
事業実施回数は、事業計画に沿って実施し、上半期
(4 月~9 月)の参加者延べ人数 2,660 人、下半期
(10 月~3 月)の参加者延べ 3,124 人(3 月 22 日現在)
合計 5,784 人。
年間利用者延べ人数目標の 5,000 人以上(12 歳以
上)を達成しました。
【講座達成状況】
■ワークショップ 様々な初心者へ参加を促しました。
・ 「版画基礎コース」17 人 7 回 6 コース
・ 「初めての絵画教室」15 人 6 回 2 コース
・ 今日から始める「絵画の時間」18 人 6 回 1 コース
・ 陶芸の楽しさ「暮らしの器」10 人 4 回 3 コース
・ 中学生講座「粘土で野菜をつくりましょう」
10 人 1 回 1 コース
・ 小さなブロンズ作品づくり 10 人 2 回 8 コース
・ 黒泥土でつくる小さな彫刻 12 人 3 回 1 コース
・ ネオライムストーンで彫刻制作を楽しむ
15 人 12 回 1 コース
・ 視覚に障がいのある人とない人がともに楽しむ美
術の時間 20 名 1 回 1 コース
・ ゴム版画でつくる季節のカード 10 人 3 回 1 コース
■地域(他団体)と連携講座
・ 「陶芸見学『井上良斎(三代)が残した登り窯』」30 人
1回
井上良斎(三代)の作品(コレクション展)鑑賞の
後、窯場を見学しました。また、横浜市南区の「永
田の自然を守る会」の管理地でもある良斎の窯場
跡、及び窯場周辺に残された良斎の愛した樹木
や草花等が残る庭を見学しました。
・ 横浜美の職人 大倉陶園の絵付師によるチャイ
ナペインティング 30 人 1 回 1 コース
・ 横浜美の職人 マイスターによる木工塗装 実演
&参加者体験 15 人 1 回 1 コース
・ 木による表現「横浜のクスより」10 人 10 回 1 コース
・ 木工(横浜の木)「ボタン、お皿、イスづくり」12 人 8
回 1 コース
横浜市の公園で伐採を余儀なくされた木(横浜市
環境活動支援センター協力)を使用して彫刻や
木工等の表現、制作を試みました。
・ 横浜美術大学連携講座 所蔵作品の鑑賞と石彫
1 コース
地域美術大学との連携を試みました。
■オープンスタジオ
38
専門施設を活かして自主的な創作を支援しました。
・ 「オープンスタジオ平面室人体クロッキー」
20 人 10 回 6 コース
・ 「オープンスタジオ平面室人体を描く」
18 人 4 回 4 コース
・ 「オープンスタジオ立体室テラコッタ」
10 人 6 回 6 コース
・ 「オープンスタジオ立体室木の作品」
10 人 6 回 5 コース
・ 「オープンスタジオ版画室」1 回 17 人第 1 期火曜、
水曜、土曜コース、第 2 期水曜、土曜コース、第 3
期火曜、水曜、土曜コース全 8 コース
■展覧会関連講座
「マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ-」展
関連事業
・ MAX に楽しむエルンストの芸術 16 人 2 回 1 コース
・ 視覚に障がいのある人とない人がともに楽しむエ
ルンストの芸術 16 人 2 回1コース
コレクション関連講座
・ 陶芸窯見学「井上良斎(三代)が残した登り窯」
30 人 1 回
「はじまりは国芳」展関連
・ 「新版画」-お話と摺りの実演-40 人 1 回
■現代の美術への理解を広げる講座
・ 小さなブロンズ作品づくり 10 人 2 回 8 コース(初心
者の参加促進の再掲)
・ 木による表現「横浜のクスより」10 人 10 回 1 コース
(地域と連携講座の再掲)
・ 油絵技法講座 レンブラントの時代(17 世紀)の技
法で描く 18 人 10 回 1 コース
・ 黒泥土でつくる小さな彫刻 12 人 3 回 1 コース(初
心者の参加促進の再掲)
・ コラージュでつくる絵画 日常世界にひそむ不思
議な感覚 16 人 3 回 1 コース
・ 視覚に障がいのある人とない人がともに楽しむ美
術の時間 20 人 1 回 1 コース (現代作家)
・ デッサン考察 (象鯨スタッフ)15 人 8 回 1 コース
・ 黒井健の「絵本の世界を楽しむ」18 人 4 回 1 コース
・ 木版画伝統摺り道具 ばれんを学ぶ聴講 18 人 1 回
ばれんをつくる 12 人 7 回
■市民のアトリエアウトリーチ
横浜市芸術文化教育プラットフォーム(中学校 2 校)
・ 横浜市立本郷中学校 2 年生 6 クラス 2 日間
39
「はじまりは国芳」関連内容 浮世絵版画作品紹
介、鑑賞について、摺り師の実演、葉書サイズ現
代木版画多色摺り体験(全員)
・ 横浜市立汐見台中学校 1 年生 5 クラス 2 日間
横浜美術館所蔵作家 大島康幸氏の現代彫刻
制作について、スライドによる作品紹介、大きな彫
刻を搬入し作品鑑賞、制作、道具の紹介、木彫
体験(全員)
3) 子どもに対する取り組み
■子どものアトリエにおいて、各種講座を開催します。
■個人の造形講座を開催します。
■学校教育と連携したより充実したプログラムを実施します。
・ 学校のためのプログラム
横浜市内の幼稚園・保育園35園、小学校35校、特別支援学校+区ごとの個別支援学級団体+各種
学校20団体を対象に、素材と関わるワークショップ、及び鑑賞活動を行います。
■教師のためのワークショップを開催します。
■親子のフリーゾーンを開催します。
■教師との連携を強化します。
・ アートティーチャーズデー
企画展ごとに市立小・中・高校の美術教師を対象としたレクチャーを開催し展覧会の周知に務めます。
・ 講演・研修 放課後や夏休み期間を利用し教師や学生への研修を積極的に行います。
・ 学校と連携して鑑賞教育への導きを行います。
■夏休み子どもフェスタ2012を開催、夏休みを活用した鑑賞プログラムを実施します。中学校の美術教師
からなる「アートティーチャーズサポーター」と協働して小・中学生への対応をします。
■財団で取組む「子ども事業連絡者会議」に連動し、子ども事業の情報集約、「ティーチャーズプロジェク
ト」などに取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■魅力ある講座を企画・開催し、子どもの育ちを
支援するとともに、美術への興味や感心につな
げます。
■子どものアトリエ講座定員・定数の100%確保を
目指します。
年間22講座開催(定員440名)
■学校現場と連携しながらの継続的展開により、
子どもの健全な内面的成長への支援を目指し
ます。
年間 90 日開催
■子どものアトリエでの教育活動の考え方や手法
を広く学校、幼稚園等の現場の指導者へ普及
し連携の礎とします。
春期講座、夏期講座各2日間(定員各40名)
■教師との連携の強化
事業実施回数は年間の事業計画に沿って実施し、目
標参加人数を達成しました。
【達成状況】
■個人講座 22 講座終了。定員 500 人に対し 567 人
113%の参加(のべ参加者 1,385 人)
幼児(年長)小学校低学年、高学年の年齢的カテゴ
リー別に、描画的講座、粘土的講座、工作的講座を
各種開催しました。基本的に 3 回連続で一講座。そ
の他、きっかけづくりやじっくり取り組む講座など目
的別に 1 回講座、6 回の長期講座も設定していま
す。抽選により参加者を決定、年間平均倍率は 3 倍
でした。
■学校のためのプログラム
90 団体(参加者合計 6,460 人)
(内訳)幼稚園・保育園 43 園 2,371 人、小学校 25 校
40
社会教育施設である美術館がが、学校教育施
設の教師と連携することにより子どもの成長をよ
り密接に、多様な形で支援します。
・ アートティーチャーズデーでの来館を期に、
市内の図工科、美術科教師の美術展理解を
促進し、最新情報の子どもたちへの周知を働
きかけます。
■親子のフリーゾーンを子どもの意欲を育てる「子
育て支援」と位置づけて親子に開放します。横
浜美術館への子ども達の入口としての役割を
果たすとともに若い子育て世代と美術館とをつ
なぎます。
年間42回開催
■夏休みに多数来館する小、中学生をコレクショ
ン展鑑賞への導きを行います。美術教師と連携
して行うことにより、親しみやすい導きを可能と
し、学校教育へのフィードバックを目指します。
■財団施設の子ども事業を集約して配信する「子
どもアートナビ(仮称)」に情報提供し、広報を
効率化します。また美術館が先行して行ってき
た教師との連携事業を財団全体の取り組みとし
て広げます。24年度は教師を交えた年間4 回
予定されている財団主催の「子ども事業企画会
議」に参加します。
2,347 人、養護・特別支援学校及び区毎の個別支援
学級合同 19 団体 1,595 人、各種学校 3 校 147 人
※教師との協議により震災対策として区毎の個別支
援学級の 1 回の参加人数を一団体あたり 100 人
未満になるよう要請しました。
■学校のための試行プログラム
5 団体(276 人)
学校のためのプログラム以外での研究や試行を目
的とした自主的な取り組み(5 団体 276 人)を行いま
した。
・ 3/1(金)6(水)コレクションをもとに学校と連携した
鑑賞教育を模索。参加 2 校合計 167 人
・ 6/11(月)聖坂養護学校 38 人
・ 9/29(土)NPO 法人母里子ネット(大人の重度心身
障がい者 32 人
・ 3/16(土)神奈川県盲ろう者と家族の会 39 人
■教師のためのプログラム
幼児教育、初等教育に携わる指導者を対象に、夏
期講座、春期講座を開催しました。4 日間(参加者
合計 250 人)達成率 125%(定員各講座 100 人)
夏期講座(のべ参加者 154 人)
テーマ:「表現への導き」について
7/28(土)「えのぐで描こう」「粘土でつくろう」
7/29(日)「かみでつくろう」 講演「幼児の育ちと造形」
春期講座(のべ 96 人参加)
テーマ:「素材や道具に楽しく出会う」
3/23(土)「えのぐで描こう」「粘土でつくろう」
3/24(日)「かみでつくろう」 講演「幼児の育ちと造形」
■研修事業
・ 横浜市私立幼稚園協会港北支部保育士研修会
「幼児期における造形活動の理論と実践」
5/9(水)、6/13(水) (参加者延べ 82 人)
・ 神奈川県公立幼稚園新規採用教員研修講座「幼児
への指導の理論と実践」5/15(火) (参加者 14 人)
・ 横浜市戸塚区図画工作研究会研修「鑑賞について」
5/16(水) (参加者 40 人)
・ 横浜市磯子区保育士会研修「保育の中の造形あ
そび―手を豊かにする活動―」6/23(土) (参加
者 80 人)
・ 夏季実技研修会を横浜市小学校図画工作教育
研究会の依頼により実施。7/25(水)、27(金) (参
加者合計 74 人)
・ 第 27 回全国私立幼稚園連合会関東地区教員研
41
修 神奈川大会における「神奈川の特色を活かし
たフォーラム/幼児の育ちと造形~子どものアトリ
エの造形体験」を、神奈川県私立幼稚園連合会
の依頼により担当。8/3(金) (参加者 90 人)
・ 磯子区幼稚園協会研修 12/15(土) (参加者 72 人)
・ 明徳短期大学保育科研修 12/18(火) (参加者 16 人)
・ 東京都市大学児童学科研修 1/21(月)
(参加者 19 人)
年間 42 回(参加者合計 23,066 人/1 回平均 550 人)
■アートティーチャーズデー
年間 4 回合計 91 人参加
・ 「マックス・エルンスト」展 4/21(水) (参加者 16 人)
・ 「奈良美智」展 7/21(土) (参加者 36 人)
・ 「はじまりは国芳展」11/10(土) (参加者 24 人)
・ 「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真
家」展 2/2(土) (参加者 15 人)
■鑑賞その他
戸部小アートクラブ 12/11(火)近隣小学校の課外ク
ラブ受入れ(参加者 22 人)
■親子のフリーゾーン
えのぐ、粘土、紙工作で自由に遊べるコーナー。特
に夏季には中庭での絵の具遊びが人気でした。今
年度は冬季も入場者数が伸びたのが特徴です。
年間 42 回(参加者合計 23,066 人/1 回平均 550 人)
■企画展関連ワークショップ
・ 「つくって!みて!親子で楽しむ展覧会」
マックス・エルンスト展関連プログラム「つくって!
みて!親子でたのしむ展覧会」5/26(土)2 回実施
(参加者合計 35 人)
はじまりは国芳展関連プログラム「つくって!み
て!親子でたのしむ展覧会」12/9(土)2 回実施
(参加者合計 21 人)
■「夏休み子どもフェスタ 2012」
8/7(火)~8/15(水) 8 日間 (参加者合計 1,602 人)
於:コレクション展示室
個人参加:1,443 人、アートクラブツアー:10 校実施
(参加者 132 人)、フェスタツアー:2 回実施(参加者
27 人)
特記事項:今回も中学校美術教師からなる「アート
ティーチャーズサポーター」及び市民ボランティアであ
る「鑑賞サポーター」の協力を得て協働運営しました。
※教育プロジェクトチームと共同して取り組みました。
■財団中期経営計画における「子ども事業企画会議」
42
に参加。6 月より横浜市内の文化施設情報をあつめ
た「ヨコハマ・アート・ナビ」の中の子どものためのアー
トと情報サイト「ヨコハマ・コドモ・アート・ナビ」(通称
コナビ)開設に協力しました。
・ 財団新人職員及び各館「子ども事業」担当者研
修を子どものアトリエにて開催しました。7/30(月)
(参加者 16 人)
・ 7 月、11 月、2 月の 3 回開催された「子ども事業企
画会議」に参加。「ヨコハマ・コドモ・アートナビ」の
運営に関し改善案を検討しました。
■企業連携プログラム「Heart to Art」に連携しました。
・ 小学生エコ教室「ポスターづくり」 8/1(水)
(参加者 84 人)
・ 地域の夏祭り「天王町こどもフェスタ」にて木の工
作教室アウトリーチを行いました。8/25(土)
(参加者 250 人)
・ 港南区「室の木幼稚園」へアウトチーチを行いま
した。12/17(月) (参加者 93 人)
・ 親子のフリーゾーンのクラフトコーナーで 3 回のテー
マ別工作ワークショップを提供しました。
■子どものアトリエ企画運営委員会の開催し、年間事
業報告を外部委員 8 名に行いました。3/9(土)
■子どものアトリエ関連の講座、催事の年間利用者数
は 34,097 人でした。
(5)その他美術の振興に関することについて
1) 市民との協働・人材育成の推進
■ボランティアの事業参画
美術情報センター、子どものアトリエ等の事業において、ボランティアが参画する場を提供します。
■インターンを受け入れ、実地の経験を提供します。
■美術館研修・学芸員研修
横浜美術館塾のプログラムのひとつに位置づけられている美術館研修のカリキュラムを立案し、人材の育
成に貢献します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■美術館の各事業で、随時ボランティアを募集し
市民参画の機会を創出します。
・ 子どものアトリエ「親子のフリーゾーン」
4月募集:約30人
・ 美術情報センター
4月から5月:立案・準備
6月から7月:募集 7~10人
8月から3月:活動
延べ活動人数:約100人程度
■様々な場面でボランティアの参加を得て、充実した
事業内容を実現しました。
・ 子どものアトリエボランティア 22 人
(活動期間 4 月~2013 年 3 月)
・ 美術情報センターボランティア 延べ 103 人
(活動期間 8 月~2013 年 3 月、1 人あたり 14~15
日活動)
・ 夏休み子どもフェスタ鑑賞サポーター(市民ボラン
ティア)4 人(活動期間 7 月~8 月)
43
■インターンにアトリエ活動の理論と実践を教授し、
教育現場等で活躍する人材育成に貢献します。
・ 子どものアトリエ固有のインターン
4月募集:約5人
・ 子どものアトリエ大学連携インターン
8月募集:城西国際大学学生 約5名
■美術館研修・学芸員研修
美術館の現場に即した魅力的なカリキュラムを
立案し、全国の美術館における次代の人材育
成に貢献します。
■美術館研修を夏季に 1 回実施します。
・ 夏休み子どもフェスタ中学校美術教諭鑑賞サポー
ター 14 人(活動期間 7 月~8 月)
・ 第一次鑑賞パートナー(市民ボランティア) 5 人
(活動期間 11 月~3 月)
・ 第 2 次鑑賞パートナー(市民ボランティア) 11 人
(活動期間 1 月~3 月)
■長期的に当館事業に関わるインターンを採用、現場
が経験できる場として提供し、次世代育成につなげ
ました。
・ 子どものアトリエ インターン 9 人
(活動期間 5 月~3 月)
・ 城西国際大学企業実習生受け入れ 19 人
(活動期間 7 月~8 月)
■「美術館研修」を学芸グループと協力して実施しまし
た。7/16(月・祝)~28(土)(10 日間) (参加者 30 人)
■「美術品取扱研修」を日本通運から講師を招き、学
芸グループと協力して実施しました。1/26(土)~
28(月)(3 日間) (参加者 16 人)
■プロの指導でモノづくりを学びながら市民のとのコミュ
ニケーションを拡大し、そこで習得した「技術」を横
浜美術館で活用する市民協働プログラム「木工倶楽
部」を開催し、夏のカフェ・イベントと連携した木工制
作に取り組みました。7/2(月)~4(水) (参加者 5 人)
2) 文化専門施設との連携事業の展開
■横浜市の中期計画及び財団の中期経営計画を見据え、専門文化施設の連携を進めます。
みなとみらいホール、能楽堂、にぎわい座、赤レンガ等財団の他の専門文化施設との施設横断的な定例
的連絡会に参加します。
■演劇、ダンスなど他ジャンルをつなぎ、企画展に連動した関連事業を開催実施します。
■他施設、組織との連携事業
・ 大学と連携して美術教育プログラムの立案及び広報に取り組みます。
・ 三溪園との協働により、同園が所蔵する未刊行の史料の調査及び三溪旧蔵作品のデータベース化に
取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■専門文化施設間の意見交換、情報共有を進
め、相互の専門性を活かした連携事業実施
や、共通機能を集めた効果的な事業実施を検
討し、事業・広報連携の実施につなげます。
■美術以外のジャンルと連携した関連事業を立
案し、来館者の関心を高めるとともに、他ジャン
ルのファンの来館を促進します。
■大学との連携により、コレクション展の独自のホ
ームページを作成します。
■専門文化施設間連携
【横浜みなとみらいホール】
・木之下晃写真展「山田一雄・音と人」を共同制作
し同ホールホワイエに展示を行いました。展示に
は横浜美術館学芸員が関わり、専門性が活かさ
れました。
展示期間 8/28(火)~9/9(日)
・ 近隣アートプログラム「MMcc横浜美術館ナイト」
でミニコンサートやサイレントシネマ上映を展覧会
44
■三溪園との連携による原三溪関連資料の調査
とデータベース化へ取り組み、今後の研究の基
盤整備を行います。
鑑賞会と組み合わせ、両館の専門性を活かした
連携を行いました。
・ 観覧後のお客さまや近隣の方々などに美術館の
空間でオルガン演奏を楽しんでいただく取り組み
を実施し、横浜美術館及び横浜みなとみらいホー
ルの認知度アップにつなげました。
7/20(金) オルガニスト:山口綾規(参加者 80 人)
8/17(金) オルガニスト:野田美香(参加者 87 人)
11/16(金) オルガニスト:荒井牧子(参加者 65 人)
2/22(金) オルガニスト:山口綾規(参加者 104 人)
・ 「クラシック・ヨコハマ 2012」協力事業を実施しました。
音あそびワークショップ 11/18(日) (参加者 90 人)
名曲カフェ小倉山~MM ホールの名演奏の記録
録音から~
11/19(月)・20(火)・21(水)・26(月)・27(火)・28(水)
(参加者合計 45 人)
横浜美術館グランドギャラリー・コンサート~ファリャ
誕生日によせて~ 11/23(金・祝) (参加者 200 人)
金の卵たちのサロン・コンサート 11/24(土)
(参加者 95 人)
コンサートに先立ちポスター制作のワークショップ
を開催しました。(参加者 5 人) 完成したポスター
はミュージアムカフェで展示しました。
・ 横浜みなとみらいホールとの専門館連携で、「芸
術監督:諏訪内晶子 国際音楽祭 NIPPON」を共
催し、音楽祭の一部のコンサートを、コレクション
展示室及びグランドギャラリーで開催しました。
展示室:2/15(金) (参加者 96 人)
グランドギャラリー:2/16(土)2 回公演 (参加者合
計 480 人)
【横浜市民ギャラリーあざみ野】
・ 「マックス・エルンスト-見える自然と見えない自
然」を同ギャラリーで担当学芸員がレクチャーを行
いました。5/26(土)
・ 「石川真生展」に当館学芸員が監修協力しました。
・ 同展と「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真
家」が相互連携し、入館者数増に貢献しました。
■他ジャンルとの連携
Dance Dance Dance@YOKOHAMA2012 プレイベン
トを実施しました。
・ Livespire シネマ・バレエ 2days としてグランドギャラリ
ーに設置したメガスクリーンで映画を上映しました。
4/13(金) ロメオとジュリエット (参加者 72 人)
45
4/14(土) 白鳥の湖 (参加者 65 人)
■急な坂スタジオとの共同主催でダンスパフォーマン
ス 「 岩 渕 貞 太 in 横 浜美 術 館 」 を 開 催 し ま し た 。
2/17(日)、18(月) 計 3 回
(観覧者 240 人)
■三溪園との連携による原三溪関連資料の調査とデー
タベース化へ取り組み、今後の研究の基盤整備を
行っています。
3 施設の運営に関する事業計画の振り返り
(1)施設の提供・利用について
1) 利用者の利便性を踏まえた適切な施設の提供
■休館日を活用して、保守点検等施設維持管理に必要な業務を効率的に実施します。
■施設維持管理業務と調整しながら、施設活用事業を開催します。
■駐車場の空車枠を活用し、みなとみらい地区の駐車の利便性向上に貢献します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■業務の基準に基づき保守点検等を確実に行
い、施設の安全な維持管理に努めます。
■休館日を活用した協賛金獲得目的事業などを
行い、収益増につなげます。
■駐車場利用料金収入目標 34,730 千円
■業務の基準に基づいた保守点検を計画通り実施し
ています。
■休館日等を活用した協賛金獲得目的事業を行いま
した。
【特別鑑賞会】
・ 日本糖尿病学会 5/17(木)、国際幹細胞研究学会
6/15(金)、シーピープラス 2013.1/31(木)、日本循
環器学術学会 3/14(木)
【企業誘致による広報活動】
・ フォルクス・ワーゲン試乗会 9/6(木)及び 9/19(水)
~21(金)
・ HONDA 試乗会 11/13(火)~16(金)
■駐車場利用料金収入は 30,509 千円でした。
2) 施設の有効活用について
【レクチャーホールの利用促進】
■レクチャーホールの空き状況をホームページで公開します。また平日枠限定の割引プランの販売し利用
促進を図ります。
■レクチャーホールを活用した自主事業を展開します。
・ 展覧会関連講演会の開催
・ 団体客を対象とした学芸員によるレクチャー
【グランドギャラリーの空間を活かした活用】
一昨年度末以降グランドギャラリーの消防設備として湿式配管による開放型のスプリンクラーヘッドが導入さ
れたことにより、消火能力が向上し、作品展示やイベント開催上の制約が改善されました。このためグランド
ギャラリーの空間を展示や事業に、これまで以上に有効に活用します。
■企画展と連動した関連事業の会場として利用します。
■Heart to Art 事業で協賛いただいた企業と連携した活動の場として活用します。
46
【8階施設の魅力を活かした活用】
■50名規模の中規模の鑑賞会を定期的に実施します。芸術文化活動の場所として、主催、共催形態の商
品を開発、販売します。
■横浜美術館塾の拠点とします。
【円形フォーラムの積極活用】
■会議等の内部利用のみならず、外部とも連携しながら積極的な活用を推進します。
達成指標
事業報告(振り返り)
【レクチャーホールの利用促進】
■利用率70%を目指します。
【グランドギャラリーの空間を活かした活用】
■消防設備の設置により活用可能になったスペー
スを活かし、美術作品の展示に活用します。
■椅子やパンフレットラックなどの什器やサインス
タンドの配置を通して、快適なエントランス空間
としての活用を進めます。
■企画展と連動したイベントや、外部と連携した
事業に活用し、協賛獲得の一助とします。
【8階施設の魅力を活かした活用】
■定期的な鑑賞会の実施
目標売上 190万円。
■横浜美術館塾の教室として活用します。横浜美
術館ならではのアート発信の場とします。
売上目標 500万円
【円形フォーラムの積極活用】
■円形フォーラム予約状況を職員全員がオンライ
ンで共有し効率的な活用に努めます。
■グランドギャラリーからのアクセスの良さを活か
し、企画展開会式や連携事業で活用します。
■営業活動等で今後さらに使いやすい空間とな
るよう、備品のリニューアルに取り組みます。
【レクチャーホールの利用促進】
■平日枠限定の「練習プラン」が利用率確保に貢献し
ました。レクチャーホール利用率 85%
【グランドギャラリー】
■無料でアクセスできるエリアの特徴を生かした活用
を行いました。
・ Dance Dance Dance@YOKOHAMA2012 プレイベン
トとして、メガスクリーンでの映画上映を行いました。
4/13(金) ロメオとジュリエット (参加者 72 人)
4/14(土) 白鳥の湖 (参加者 65 人)
・ 「ヨコハマ・ワールド・ウォーク」チェックポイントを設
置しました。5/5(土・祝)
・ ワークショップ「親子でたのしむ展覧会」会場とし
て活用しました。5/26(土)、12/9(日)
・ 「YSFH で学ぶ高校生たちの天体写真展」に関連
し て プ ラ ネ タ リ ウ ム を 開 催 し ま し た 。 6/16( 土 ) 、
17(日) (参加者合計 317 人)
・ 奈良美智展でグランドギャラリー中央に作品を展示
しました。無料スペースに、写真撮影可能な作品を
設置できたことで、多くのお客様で賑わいました。
・ 奈良美智展 10 万人達成記念セレモニーを行いま
した。7/14(土)
・ オルガンコンサート at 横浜美術館
観覧後のお客さまや近隣の方々などに美術館の
空間でオルガン演奏を楽しんでいただく取組みを
実施しました。
7/20(金)、8/17(金)、11/16(金)、2/22(金)
・ はじまりは国芳展で和風お休み処を設置しました。
・ 横浜美術館グランドギャラリー・コンサート~ファリャ
誕生日によせて~ 11/23(金・祝)
・ 横浜みなとみらいホールとの専門館連携で「芸術
監督:諏訪内晶子 国際音楽祭 NIPPON」を共催
し、音楽祭の一部のコンサートを開催しました。
2/16(土)2 回公演 (参加者合計 480 人)
・ 急な坂スタジオとの共同主催でダンスパフォーマン
ス「岩渕貞太 in 横浜美術館」を開催しました。
47
2/17(日)、18(月)
計 3 回 (観覧者 240 人)
・ 企画展開会式会場として活用しました。
・ 展覧会特別鑑賞会のレセプション会場として活用
しました。
【アートギャラリー1】
■横浜美術館塾「横浜美術館研修」の実習会場として
活用しました。7/16(月・祝)~28(土)
■衆議院選挙みなとみらい地区投票所として活用しま
した。12/16(日)
【アートギャラリー2】
■グランドギャラリーに隣接するメリットを活かし、有効
に活用しました。
・ 展覧会記者会見会場として活用しました。
・ 横浜美術館コレクション・フレンズのギャラリートー
ク会場として活用しました。
・ 奈良美智展会期中はベビーカー置き場として活用
し、混雑 緩和と市民サービス向上に努めました。
・ 鑑賞パートナー(ボランティア)研修、ミーティンン
グ会場として活用しました。
・ 「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家」
鑑賞ワークショップの会場として活用しました。
2/9(土)
・ コレクション展レクチャーの会場として活用しました。
8/25(金)、11/24(金)
【8 階施設】
34 街区の工事が遅延して騒音の進入があるため、収
入を目的とした施設の利用が困難となり今期は実施で
きなくなりましたが、可能な範囲で有効な活用を行って
います。
■半分をスクール形式、半分をワークショップ形式にレ
イアウトしておくことで設営労力を省き、様々な講座
やレクチャーに活用しました。
・ 横浜美術館塾「横浜美術館研修」
7/16(月・祝)~28(土)
・ 顧客サービス員を対象とした企画展事前レクチャー
奈良美智展 6/16(土)
■眺望のよいレセプションルームとして活用しました。
・ メディア懇談会 9/4(火)、3/5(火)
・ 金の卵たちのサロン・コンサート 11/24(土)
・ 同ワークショップ 11/18(日)
・ 財団職員採用試験 11/14(水)
【円形フォーラム】
48
■予約状況をオンラインで共有し管理しました。
■企画展と連携した活用
・ 開会式ドリンクサービス会場
マックス・エルンスト展 4/7(土)
奈良美智展 7/13(金)
はじまりは国芳展 11/3(土・祝)
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家
1/26(土)
・ マックス・エルンスト展実行委員会会場 5/8(火)
・ 奈 良 美 智 展 ト ー ク ・ シ リ ー ズ 会 場 7/28( 土 ) 、
8/11(土)、8/18(土)
・ 団体事前レクチャー会場 7/25(水)、27(金)、
31(火)、8/3(金)、9/1(土)、3(月)、4(火)
■研修
・ 鑑賞パートナー研修・反省会 2/3(日)・2/24(日)
・ コンプライアンス研修 2/20(水)
■外部との連携による活用
・ 横浜美術館協力会総会等 4/21(土)、5/28(月)、
9/4(火)、1/28(月)
・ 国際交流基金アジアキュレーターレクチャー
8/24(金)
・ ダンス・ダンス・ダンス関連事業 8/20(月)
・ 西区キャンドルアート 12/22(土)
■横浜市が主催する協議会等での活用
・ 政策経営協議会 4/24(火)、6/1(金)、9/19(水)
・ 指定管理者選定評価委員会 7/2(月)、9/25(火)
・ 収集委員会 1/9(水)
■その他
・ 横浜トリエンナーレ 2014 記者会見 12/18(火)
・ メディア懇談会 9/4(火)、3/5(火)
・ 経営アドバイザー会議 9/18(火)、3/22(金)
・ レクチャーホール抽選会 毎月 1 日
・ 財団研修会場 4/27(金)、6/22(金)、7/6(金)、
7/20(金)、3/12(火)
・ 財 団 理 事 会 ・ 評 議 員 会 6/13( 水 ) 、 27( 水 ) 、
9/26(水)、12/19(水)、3/13(水)、3/27(水)
・ 「エルンスト」展 FM ヨコハマとのタイアップ企画
DJ と行くギャラリーツアー イベント会場 5/19(土)
49
(2)広報・PRについて
1) 様々な手法による広報の取り組み
■美術館の基本的な情報及び開催する主要な企画についての情報について多言語で情報提供を行います。
■美術館の事業に親しみをもってもらえるよう、事業の進行状況等をニュース配信していきます。
■メールマガジンを定期的に配信し事業実施についての情報提供を効果的に行ないます。
■各アンケート調査の結果を参考に効果的な広報につなげます。
■横浜市の文化観光政策を支援する広報活動を行います。
■横浜美術館協力会と横浜美術館コレクション・フレンズとの相互広報を行ないます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ホームページをより見やすいものに改善します。
デザインを改善し、またできるだけ多言語化し、
できるだけ多くの市民から支持されるホームペー
ジに改善していくことを目指します。
■近隣マンションや近隣企業、病院など、少なくと
も5施設以上との広報連携をします。
■メールマガジンは月2回の定期配信をします。
■メールマガジン登録者数10%拡大を目指し、
4,400人にします。
■データ分析に必要な年間2,000人分の来館者
アンケートの収集を目指します。
■国内各地、アジア圏からの来場者を誘致するた
めに、関係所管の協力を得て、国内外の各地
に出向き、広報営業活動をおこないます。
■展覧会への観客誘致を後押しするため、横浜
美術館全体の広報活動や広報イベントをおこ
ないます。
■横浜美術館協力会と横浜美術館コレクション・
フレンズとの相互広報により、双方の会員増に
つなげます。
■お客様の意見を反映するため、上半期にホーム
ページをマイナーチェンジしました。また下半期には
来館案内・展覧会概要などを中心に、これまでの英
文のほか中国語・韓国語の情報欄を設けるマイナー
チェンジを行いました。
■近隣マンションや商業施設、文化施設など 5 施設以
上にチラシやポスターを配架して広報拡大に取り組
みました。
■メールマガジン
・ 月に 2 回の定期配信とともに、必要に応じて臨時
配信も行いました。
・ キャンペーンを実施して、登録者を 4,800 人に増
加させ目標を達成しました。
■目標どおり来場者アンケートを収集しました。
収集件数 2,395 件
■横浜市文化観光局観光振興課や航空会社への広
報営業活動を行い、機内誌で横浜観光案内とタイ
アップした奈良美智展紹介ページを獲得し、国内全
体の広報拡大における成果を得ました。
■奈良美智展にあわせ、展覧会出品作品を掲載した
横浜市営バスでのパートラッピング広告を実施しま
した。期間 7/1(日)~9/26(水) 実施台数 7 台
■奈良美智展で展覧会出品作品をモチーフにしたキッ
チン・トレーラーを屋外に設置しソーセージとビール
を 販 売 し 賑 わ い を 創 出 し ま し た 。 7/14( 土 ) ~
8/31(金)の毎週土日営業。この取り組みは「2012 グ
ランモール公園夏のオープンカフェ(みなとみらい
21 地区公共空間活用実験)」に参加しています。
■はじまりは国芳展で横浜の老舗とタイアップして特
別メニューを提供しました。日本料理「岩亀」、御菓
子司「清月」
■「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」
展で、パシフィコ横浜で 1/31~2/3 に開催されるカ
メラと写真映像の見本市「CP+(シーピープラス)」と
50
以下のとおりタイアップしました。
・ 見本市の会場内にキャパ展の「サテライト・ブース」
を設営して、キャパ展の広報活動を行いました。
・ 両会場間のシャトルバスを無料運行して来場者の
拡大をはかりました。
・ 観覧料を割引して来場者の拡大をはかりました。
・ 特別鑑賞会をかねて、見本市の開幕パーティー
を横浜美術館で開催しました。
■近隣企業間の交流団体と連携して、近隣からの広
報拡大を目的とした鑑賞会を実施しました。
■ホームページでは横浜美術館協力会と横浜美術館
コレクション・フレンズ双方の特色を紹介をして、会
員増に取り組みました。
■教育普及グループの2013年度パンフレット作成にあ
たり、子ども、市民、鑑賞のデザイン共通化させ、館
の教育普及総体の視覚的PRに努めました。
2) 情報提供
■ホームページのバイリンガル化を継続するとともに外国語対応の拡大を進めます。
■メールマガジンを活用しタイムリーにリピーター層に情報を提供します。
■メディアからの発信を促し、幅広い層に分かりやすい情報提供を推進します。
■各企画展を中心にプレスリリース、記者発表を積極的に行ない、事業の事前周知及び成果を周知してい
きます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ホームページで各企画展、コレクション展を分
かりやすく紹介します。英語による表記を取り入
れ外国人へも美術館の情報を分かりやすく提
供します。
■メールマガジンを活用し情報を配信します。
2回配信 登録者数10%増(4,400人)
■年1回プレス懇談会を開催し、新聞、雑誌、ウエ
ブ媒体とのコミュニケーションを活発化し双方に
メリットのある関係を築きます。
■企画展その他、新規事業開催のたびに記者発
表を行います。
■複数言語でのホームページ作りに取り組みました。
館長挨拶の英語表記を追加しました。
■メールマガジン
・ 月に 2 回の定期配信とともに、必要に応じて臨時
配信も行いました。
・ キャンペーンを実施して、登録者を 4,800 人に増
加させ目標を達成しました。
■市内の新聞各社を招いて、館長や学芸員、広報担
当職員たちとの懇談会を 2 回開催しました。9/4(火)
(参加者 11 人)、3/5(火)(参加者 20 人)
■展覧会はもとより、ほぼ全ての事業で記者発表を行
いました。
■5/2(水)より Twitter(@yokobi_tweet)を試験的に開始
しました。3/22(金)現在 7,728 フォロワーを達成して
います。
■ホームページに「ヨコビ学芸員コラム」として国内外
の現代美術の動向や国際展に関するレポートを定
期的に掲載しました。
第 1 回 dOCUMENTA(13) 7/25(水)掲載
51
第2回
第3回
第4回
第4回
第5回
第6回
第6回
第7回
新潟レポート 8/25(土)掲載
北海道調査レポート 9/25(日)掲載
關渡/台北ビエンナーレを観て
10/25(木)掲載
釜山ビエンナーレレポート 11/26(月)掲載
ベップアートプロジェクト・レポート 12/26(水)
掲載
APT7(アジア・パシフィック・トリエンナーレ)
レポート 3/2(土)掲載
第 8 回 キャパ/タロー展 準備&ニューヨーク出張
第 8 階 レポート 3/16(土)掲載
(3)顧客サービスについて
1) 新規顧客の開拓
■共同事業体を構成する三菱地所ビルマネジメントが管理するランドマークプラザをはじめとした近隣商業
施設とタイアップし、広報を展開します。
達成指標
■企画展ごとに周辺商業施設と連携し、誘客方
策を展開し観客誘致を図るとともに、街の活性
化にも貢献します。
事業報告(振り返り)
■ゴールデンウイーク期間中、近隣ホテルとタイアップ
して横浜市の観光振興を促進しました。この期間、
国内外から横浜を訪れる旅行者に横浜美術館の秀
逸なコレクションや展覧会を紹介し、横浜の魅力を
広く周知することを目的として、近隣ホテルの宿泊
者を展覧会に招待しました。実績 500 人
タイアップしたホテル
・ ヨコハマグランドインターコンチネンタル ホテル
・ パン パシフィック 横浜ベイホテル東急
・ 横浜ロイヤルパークホテル
・ ホテルニューグランド
■6/2(土)開港記念日に横浜の開港を市民とともに祝
うため、マックス・エルンスト展を無料としました。同
展の 1 日平均入場者数 387 人のところ、1,892 人が
来館し地域の賑わい創出に貢献しました。
■11/3(土・祝)は開館記念日と企画展 100 本目を記念
し、無料開館としました。同展の 1 日平均入場者数
655 人のところ 2,258 人が来館し地域の賑わい創出
に貢献しました。
■はじまりは国芳展に和装でご来館の方を割引サー
ビスしました。実績 193 人
■はじまりは国芳展で太田記念美術館、鏑木清方記
念美術館と相互割引を実施しました。実績 711 人
■ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家展で
CP+2013 と連携し、同イベント入場パスで 400 円割
引を実施しました。実績 2,559 人
52
2) リピーターの獲得
■横浜美術館独自の支援プログラムを運営します。
■リピーター割引を継続します。
・ 観覧済みの企画展有料チケットの半券提示で団体割引とします。
■希望する団体入館者に対し、担当学芸員の事前ミニレクチャーを行います。
■約7,000人の近隣マンション住民への情報提供、特典の提供等を行います。
■横浜美術館協力会主催の講演会に協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「横浜美術館コレクション・フレンズ」を運営しま
す。150人の参加者を目指します。
■継続的な団体客誘致の取り組みを行います。
■近隣マンション自治会と連携し、居住者のリピ
ーターを作ります。
■横浜美術館協力会主催の講演会講師を学芸
員が務め、企画展やコレクションに対する理解
を促進します。
■横浜美術館コレクション・フレンズの参加者は 176 人
で目標を達成しました。
■希望する団体入館者への事前レクチャーを実施し
ました。
マックス・エルンスト展 3 団体 計 179 人
奈良美智展 3 団体 計 98 人
はじまりは国芳展 2 団体 計 48 人
3) チケット販売
■近隣プレイガイド、コンビニエンスストアでのチケット販売を継続します。
■すべての企画展で前売券を販売します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■美術館窓口以外での販路拡大により、チケット
購入の利便性を確保するとともに有料入場者
数増を目指します。
■前売券は企画展開幕 2 か月前から販売します。
■コンビニエンスストアでのチケット販売を継続して行
うとともに、奈良美智展では観覧券をラムフロム及び
小山登美夫ギャラリーに販売委託して販路を拡大し
ました。
■奈良美智展では積極的に事前購入を案内すること
でスムーズな入館を促し、利便性を確保できました。
■前売券の販売
・ マックス・エルンスト展(4/7(土)~) 2/4(土)販売
開始
・ 奈良美智展(7/14(土)~) 4/25(水)販売開始
・ はじまりは国芳展(11/3(土・祝)~) 8/10(金)販売
開始
・ ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家
(1/26(土)~) 11/3(土・祝)販売開始
ペア券の販売も行いました。
・ Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代
美術(4/13(土)~) 1/31(木)販売開始
ペア券、ドリンクセット券の販売も行いました。
53
(4)館内サービスについて
1) 魅力あるミュージアムショップの運営
■ミュージアムショップを運営します。
■お客様目線で、ニーズに応える商品を取り扱い、展覧会へお客様を誘導する工夫をします。
・ 展覧会関連商品コーナーの設置展覧会ごとに関連する商品のコーナーを設けます。
・ 横浜トリエンナーレ関連商品
引き続き関連商品や現代作家の商品を取り揃えます。
・ 企画展前売券をオンラインで販売します。
・ プライスカードなどのデザインを工夫します
・ オンラインショップの商品充実を図り、露出方法にも工夫をして売上を伸ばします。
・ 近隣商業施設とタイアップし、展覧会関連商品を美術館の外でも販売します。
・ 他館のオリジナルグッズを相互販売します。
・ 隣接するカフェや、他施設と連携したチケット販売を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年間売上9,400万円を目指します。
■グランモール公園側の正面入口横という外部か
らのアクセスに優れた立地を活かし、美術館の魅
力アップと収益性の両方を目指します。
・ 展覧会関連商品コーナーを設置し、展覧会を
盛り上げるとともに、売上げ向上を目指します。
・ 横浜トリエンナーレ関連商品を扱うことにより、
お客様の興味を次回展につなげます。
・ 前売券ならびに商品をオンライン、近隣商業
施設などで広く取り扱うことを通じて、顧客の
利便性と売上の向上を目指します。
■年間売上 313,725 千円
奈良美智展での売上により目標を大きく上回りまし
た。今回の取り組みにより商品製作及び販売に関す
るノウハウが蓄積できました。
■奈良美智展でポストカード等の定番商品に加え、チョ
コセット、のど飴などユニークなオリジナルグッズ開
発に取り組み展覧会を盛り上げました。
■引き続き横浜トリエンナーレ関連商品を取り扱いました。
取扱商品:6 種
■昨年度から始めたコンビニでのチケット販売が好調
でした。
コンビニでの年間売上率 3.57%
■商品・図録のオンライン販売は特に遠方からのお客
様からのニーズに対応する手段として有効でした。
■近隣商業施設と連携し図録を TSUTAYA とクマザワ
書店でも販売しました。両店の工夫されたディスプレ
イは商品 PR 及び売上向上の一助となるとともに、お
客様の利便性向上にもつながりました。
2) 美術館にある特徴を活かしたカフェ、レストランの提供
【カフェ】
■委託先と定例ミーティングを行います。
■季節に応じたメニューを開発します。
■企画展ごとに特色ある限定メニューを提供します。企画展の記者発表の際には限定メニューのPRを積極
的に行います。
■カフェと連携した事業展開を行い集客につなげます。
【レストラン】
■横浜市が主催するレストランとの定例会に参加し美術館事業の情報提供を行います。
54
達成指標
事業報告(振り返り)
【カフェ】
■毎月 1 回定例会を実施し情報共有を行っています。
■毎月1回情報を共有し、美術館に相応しい飲食
様々な連携事業について協議を行い、質とサービス
施設としての質とサービスを確保します。
の確保に努めました。
■展覧会と連携した特色ある限定メニューの提供 ■展覧会限定メニュー
や、居心地の良い空間演出など魅力的な運営
マックス・エルンスト展
を行います。
・ バジリコヴルストのジャーマンサンド
■横浜美術館塾をはじめとする美術館事業をカフ
・ ブルーオレンジソーダ
ェスペースで展開し、売上げ向上に貢献すると
奈良美智展
ともにお客様も楽しめる演出を行います。
・ いろどり野菜カレー
【レストラン】
・ リンゴ★パフェ
■2か月に1回美術館事業についてレストランと情
はじまりは国芳展
報を共有し、お客様サービスを向上します。
・ ぜんざいのアフォガート
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家展
・ キャパとタローのハーフサンド
・ ハニーキャパラテ
YSFH で学ぶ高校生たちの天体写真展
・ プラネットワッフル
・ ミルキーウェイソーダ
■季節の限定メニュー
・ 桜ワッフル(春)
・ 桜ティー(春)
■コレクション・フレンズ連携事業
《カフェでもっとアートを》キャンペーン
フレンズ・マグカップでドリンクを提供、抽選でコレクショ
ン展鑑賞券とカフェ利用券をプレゼントするキャンペー
ンを行い、コレクションに親しむ機会を提供しました。
《フレンズ・キャンベル・スーププレート》
週替わりで 3 種類のスープをフレンズマグで提供、
注文ごとに発行する≪フレンズ特典クーポン≫3 枚
で「コレクション展鑑賞券」をプレゼントしました。
■奈良美智展
展覧会出品作品をデザインしたトレイシート 2 種を作
成し提供しました。シートを目当てにするお客様も多
く顧客サービスの向上と賑わいの創出に貢献しまし
た。またカフェスペースにも作品を展示し、企画展と
統一されたコンセプトでサービスを提供しました。
■はじまりは国芳展
辻屋台を設置し、市内店舗と連携した展覧会限定メ
ニューを提供しました。
・ 国芳御膳(「岩亀」提供)
・ 国芳おでん(「岩亀」提供)
・ 国芳おむすび(「岩亀」提供)
55
・ 鶴見のよねまんじゅう(「清月」提供)
■ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家
・ キャパ・ブレンドコーヒー
・ タロー・ブレンドティー
・ カフェ内に Capa Café Lounge を設置。ソファでゆっ
くりと休憩できる空間を作りました。
■学校連携事業
YSFH で学ぶ高校生たちの天体写真展
6/9(土)~6/24(日)
■「クラシック・ヨコハマ 2012」協力事業を実施しまし
た。名曲カフェ小倉山~MM ホールの名演奏の記
録録音から~
11/19(月)・20(火)・21(水)・26(月)・27(火)・28(水)
(5)利用者ニーズの把握と対応について
1) 利用者ニーズの把握とその反映
■企画展の入場者を対象としたアンケート用紙の配置方法の改善等を行ないます。
■企画展を中心にモニターを募集し面談方式で、またはオンライン方式で意見を聴取します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■有効なアンケート数を確保し、事業企画や広報
に反映させます。
■アンケートやモニターによる意見といった広聴
情報を館の運営に反映するため、広聴反映委
員会を展覧会終了ごとに開催し、運営改善を
図ります。
モニター募集数500人
■各企画展で有効数のアンケートを収集し、企画展終
了後に報告会を実施しました。
・ マックス・エルンスト展
アンケート収集件数 693 件、
デブリーフィング(報告会)7/18(水)
・ 奈良美智展
アンケート収集件数 609 件、
デブリーフィング(報告会)10/15(月)
・ はじまりは国芳展
アンケート収集件数 276 件、
デブリーフィング(報告会)2/12(火)
・ ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家展
アンケート収集件数 817 件、
デブリーフィング(報告会)2013 年 4 月上旬に開
催予定
2) クレームの的確な対応と改善
■館内でのクレームは顧客サービス員、顧客サービスディレクター、職員で丁寧に対応します。
■アンケート、Eメールでのクレームには広聴担当が窓口となり、迅速に回答します
■発生したクレームは、報告書として事実関係と対応を記録して職員で情報共有し、市のモニタリングで報
告するとともに事後の改善に役立てます。
達成指標
■クレームに対して迅速・適切に対応します。
事業報告(振り返り)
■発生したクレームは顧客サービス員の日報、職員の
56
■改善できる指摘に対しては迅速に対応し、クレー
ムの減少を目指します。
報告書で対応策を含めて情報共有し、必要な対応
を行っています。
■ホームページに寄せられた意見に迅速に対応しま
した。
(6)組織体制について
1) 専門性が十分に発揮できる組織と組織運営
■第二期指定管理にむけた組織改編を行います。
■必要な分野、専門性を有する学芸員・指導員・情報担当職員を適切に配置します。
■隔週の定例会としてグループ長会議とチームリーダー連絡会を開催します。
■上記会議での議事及び決定事項は職員で情報共有します。
■共同事業体間の定例ミーティングを実施します。
■財団のネットワークを活かした他施設及び、みなとみらい地区周辺施設との連携を図ります。
達成指標
■第二期の事業計画に先立ち、ミュージアムエデュ
ケーションを総括する教育普及グループを新設
します。
■経営管理グループ内にビジターサービスチーム
を設立するための準備を行ない、第二期におけ
るスムーズな移行を目指します。
■専門性を強化し魅力的な事業を企画実行するた
め、学芸員を増員します。
■グループ長会議とチームリーダー連絡会を定例
会として隔週で行い、情報共有と意見交換を行う
ことで、館運営の改善と意思決定プロセスを適切
にマネジメントします。
■三菱地所ビルマネジメントとの定例会を月1回、
相鉄エージェンシーとの定例会をワークショッ
プ実施案件ごとに開催し、情報共有と連絡調整
を図ります。
■財団他施設と連携したレクチャーつき鑑賞会を
企画し観客誘致を図ります。
■周辺商業施設と連携した相互割引や、近隣ホテ
ルと連携した宿泊プラン、ホテル内レストランでの
特別メニュー提供などを行います。
事業報告(振り返り)
■4 月 1 日付で教育普及グループを新設し、教育プロ
ジェクトチームを設置しました。専任の職員を配置し
教育普及プログラムの強化を進めています。
■広報・渉外チームが中心となり、第二期に向けたビ
ジターサービス事業について、有効な事例となる他
施設の視察などを行い検討を始めました。第 1 回経
営アドバザー会議においても本件を議題としアドバ
イザーから意見をいただいています。
■学芸員 2 名及び展覧会コーディネーター1 名の計 3
名を 4 月 1 日付で増員しました。
■グループ長会議とチームリーダー連絡会を隔週金
曜日に定例会として開催しています。
■三菱地所ビルマネジメント定例会を月 1 回開催しま
した。相鉄エージェンシーとの連絡調整は案件ごと
に行っています。
■横浜みなとみらいホール「みらいすとクラブ」及び横浜
能楽堂「かもん会」を対象としたレクチャー付鑑賞会を
奈良美智展で実施しました。9/3(月) (参加者 5 人)
■企画展とタイアップして、商業施設の相互割引、宿
泊プラン、近隣レストランでの特別メニュー開発など
を行いました。
・ マックス・エルンスト展
アルテリーベ横浜本店及びレオーネマルチアーノ
と連携し特別メニューを提供しました。
・ 奈良美智展
近隣商業施設と連携し、施設内飲食店で美術館
来館者に割引などのサービスを提供しました。
・ クイーンズスクエア横浜[アット!]
・ ランドマークプラザ
57
・ コレットマーレ
・ はじまりは国芳展
・ ランドマークプラザ
・ コレットマーレ
・ みなとみらいグランドセントラルテラス
・ 横浜ロイヤルパークホテル
・ パン パシフィック 横浜ベイホテル東急
・ ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
・ ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家展
・ ランドマークプラザ
・ コレットマーレ
・ MM テラス
4 施設の管理に関する事業計画の振り返り
(1)安心、安全、安定、快適な施設の維持管理について
■職員、設備スタッフ、警備員、顧客サービス員、清掃スタッフのすべてが、現場の状況について気を配り、
問題が発生した場合は迅速に対応します。
■発生した問題と対処までの経過は報告書を作成し館内で情報共有します。
■バリアフリー研修を行います。
■収蔵庫、展示室の温湿度管理の基準を保ち、必要に応じて現場を確認しながら作品保全に努めます。
■展覧会場に顧客サービス員を適切に配置します。
■展示作品の安全な管理のため、会期前に顧客サービス員、警備員、清掃員を含む施設管理担当スタッ
フが担当学芸員から展示会場全体の取り扱いについて説明を受け、安全を確認します。
■各種工事が美術館事業の遂行に影響しないよう日程調整等を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■共同事業体の専門性を活かした施設運営によ
り、事故を未然に防ぎ、安全な施設維持管理を
行います。
■バリアフリー研修を年1 回財団他施設職員に
対しても受講可能とし、スタッフのスキル向上を
計ります。
■展覧会ごとのスタッフによる事前安全確認をポ
スト確認の中でおこない、来館者の安全と展示
作品の保全を確実に行ないます。
企画展 3回
コレクション展 3回
■工事施工について横浜市及び施工業者と事前
打合せを行い、館内の情報共有と日程調整を
確実に行います。
■施設の不具合について常に情報を共有し、共同事業
体の専門性を活かした最善の対応を行っています。
■バリアフリー研修を教育プロジェクトチームと連携し
て実施しました。
11/18(日)、2/3(日) (参加者合計 26 人)
■展覧会ごとのポスト確認
マックス・エルンスト展 4/6(金)
コレクション展第 1 期 4/6(金)
奈良美智展 7/11(水)
コレクション展第 2 期 7/11(水)
はじまりは国芳展 11/2(金)
コレクション展第 3 期 11/2(金)
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家展
1/25(金)
■6 月から衛生委員会を立ち上げ、職員の健康管理と
職場環境の改善への取り組みを開始しました。委員
会は月 1 回開催しています。
■横浜市工事の日程調整を着実に行いました。
58
・ 展示室フローリング化
・ 除湿機導入
・ 24 時間系統空調機配線工事
・ 第 5 展示室照明更新
・ 屋上防水工事
・ 空調機更新工事
・ けやき通りベンチ設置工事
・ 子どものアトリエ放送設備更新工事
・ 正面石床張替工事
・ 正面自動扉修繕工事
■共同事業体から財団単独管理への移行に伴う各種
委託業務の業者選定及び契約を完了しました。
(2)適切な環境維持管理について
■三菱地所ビルマネジメントのみなとみらい21地区エリアマネージャーが横浜美術館も統括し、スケールメリ
ットを活かした運営を行います。
■施設管理部門の複数の業務を指定管理期間にわたって一括管理することで事務の軽減をはかり、業務
の効率化につなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■共同事業体の専門性を活かして適切に施設を
維持管理します。
■三菱地所ビルマネジメントとの定例会を月 1 回行
い、施設管理・運営面での情報共有と改善策の協
議を行いました。
■三菱地所ビルマネジメントが統括する設備、清掃、顧
客サービス、警備、レクチャーホール管理からの日
報を館内で共有し、問題点に適切に対応しました。
(3)環境への負荷の軽減について
■ゴミ置き場の分別表示をわかりやすくし、正しい分別がなされるように工夫します。
■不適切な分別が見られる場合は迅速に注意喚起を促します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ごみの分別が正しく行われるよう来館者やスタッ
フの啓発を行い、意識を向上させます。
■表示や配置を工夫し、分別しやすいようゴミ箱を設
置しました。
■今年度からゴミ収集方法を集塵機からゴミ収集車に
よる収集に切り替えました。短時間で効率よく収集
できるようゴミ置き場の分別を清掃スタッフと協力し
て改善しました。
(4)施設予防保全への取り組みについて
■三菱地所ビルマネジメントが統括する設備、顧客サービス、警備、清掃、レクチャーホールからの日報を
館内で情報共有します。
■発見された不具合については改善策を策定します。額により必要に応じて横浜市に改善案を提出します。
■共同事業体で負担すべき修繕は優先順位を考慮して実施します。
59
■施設管理スタッフの定例会を開催します。
■業務の基準に従って保守点検を行います。
■修繕の必要な項目をリストアップし、優先順位をつけ横浜市に報告、提案します。
■横浜市の工事については、仕様書の作成やスケジュール管理に協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■三菱地所ビルマネジメントを中心とした共同事
業体のスタッフ体制で統括マネジメントを行い、
施設の不具合の早期発見と改善を行い、不具
合に対しては最善の対応策を館内で検討・実
施します。
■月1回の施設管理スタッフの定例会から出た現
場の声を運営に活かします。
■業務の基準に基づき適切に管理します。
■横浜市工事のより効率的な作業の進行。
■設備担当からの日報を共有し迅速な対応を行いま
した。
■施設管理スタッフ定例会を計画どおり行いました。
月1回
■業務の基準どおり管理を行いました。
■複数が同時進行する横浜市工事を滞りなく進めるた
め、事前の館内調整と施工業者との打ち合わせを
綿密に行い、スケジュール案を作成しました。安全
を第一とした進行管理に努めた結果、無事故で工
事を完了しています。
■年末年始の休館日を利用し事務室 OA フロア化及
びレイアウト変更を行い、安全性の向上と業務の効
率化を図りました。工事期間 12/28(金)~1/3(木)
5 収支目標に関する事業計画の振り返り
(1)コスト削減の努力
■施設管理部分を三菱地所ビルマネジメントが指定管理期間を通して統括管理することで、共同事業体の
中にノウハウを蓄積し業務の効率化をはかります。
■展示室や情報センターの運営日を効率よく設定し、ランニングコストの削減をはかります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■施設の効率的な運営によりコスト削減をはかり
ます。
・ 企画展とコレクション展の会期を統一します。
・ 美術情報センターの蔵書点検を展覧会休室
期間に設定します。
■企画展とコレクション展の会期を統一することで一定
の展示休室期間を設け、修繕や保守点検を効率的
に実施しコスト削減を図りました。美術情報センター
の 蔵 書 点 検 は 展 示 替 え 休 室 中 の 10/15( 月 ) ~
25(木)で行いました。
■7 月から 9 月の電力消費量ピーク時の設備運転を工
夫し、最大限の節電に努めました。結果として平成
22 年度比で各月とも 20%を超える節電を達成し、コ
スト削減につなげました。
(2)収入向上への努力
■集客の見込める展覧会を企画します。
■ミュージアムショップで展覧会関連グッズを展開します。
達成指標
■グッズ販売を収入向上の一助とします。
事業報告(振り返り)
■集客を見込める展覧会として「奈良美智展」を開催
しました。入場者数 166,410 人と見込みの 55,000 人
を大きく上回り、収入向上を達成できました。
60
■同展ではオリジナルグッズを多数展開しました。入
場者数に比例しててグッズ販売も伸び、売上向上に
つながりました。
■ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家展で
は、セット図録、キャパ単品図録、ゲルダ単品図録
の 3 種を販売することでお客様ニーズに応え、売上
向上につなげました。
■ポストカード、マグネット等オリジナルグッズを新規作
成し、ショップの魅力アップにつなげました。
(3)外部資金導入、広告等獲得の拡大
■Heart to Art 事業、フレンズ事業のファンドレイジングと、広報展開を目的とした商業撮影(施設利用)協
力、美術鑑賞会、美術館塾の経営を実施します。
達成指標
■売上目標 18,600,000 円
事業報告(振り返り)
■売上実績 20,550,000 円で、目標を達成しました。
6 その他の計画の振り返り
(1)危機管理対策の充実について
■消防訓練を実施します。
■消防計画を作成し運用します。
■事業実施にあたり概要を所轄消防署に届出ます。特例認定を受けているグランドギャラリー大屋根下部
分でのイベントは事前に所轄消防署と協議を行い、適切に運営を行います。
■危機管理マニュアルを必要に応じて改定し、最新のものを職員に周知するとともに、事務室内に常備します。
■毎日の現金管理を確実に行います。
・安全な現金管理を行うため、金庫内の現金を毎日数え、現金有高表を作成します。
・毎日の売上げ集計は複数名で確認して、確実に行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■消防・防災訓練を年2回実施し、職員の防災意
識を高めるとともに、危機管理の実践的対応能
力を向上させます。
■消防法を遵守した施設管理を行います。
・ 企画展及びイベント開催ごとに消防署に届
出を行います。
■職員が常に最新の危機管理マニュアルを参照
できる状態を維持し、内容を共有します。
■現金事故を未然に防ぎます。
■防火防災訓練
第 1 回 9/14(金)
・ 車椅子のお客様や視覚障がいのお客様を想定し
た避難訓練を行いました。
第 2 回 1/30(水)
・ 文化財保護デーのある 1 月中に行いました。
・ 聴覚障がいのお客様を想定しコミュニケーション
ボードを使用した誘導訓練も取り入れました。
■企画展及びイベントごとに消防署に届出を行いました。
■危機管理マニュアルは最新のものを共有しています。
■金庫内の現金は毎日数え、現金有高表を作成して
います。過不足がある場合は原因を明らかにして対
処しています。金庫の鍵はカード式のキーボックス
で管理し、各人の使用記録を常時チェックできるよう
にしています。
61
(2)自己評価、PDCAサイクルの導入と確実な運用について
■企画展終了時に入館者数や収支、広報実績等をまとめ、評価及び反省点を館内で協議し、今後の計画
に反映します。
■アトリエや横浜美術館塾などの講座については、定員達成度やお客様の声を定期的にとりまとめ、館内
で協議します。
■個別事業評価における事業ごとの自己評価を行ないます。
■年に2回事業全体を振り返り指定管理者制度に基づく自己評価を行います。中間振り返りを10月に、年
間振り返りを翌年度4月に行います。
■3名の経営アドバイザーによる経営アドバイザー会議を開催します。アドバイザーは経営分野、マーケティン
グ分野、学芸分野からそれぞれ1名ずつとします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■各事業評価の結果を、次回の計画立案に活か ■財団の個別事業評価システムにより自己評価を行
いました。
します。
■上半期振返りを 10 月に、期末振返りを 3 月に行いま
■外部からの多角的な意見を運営改善に役立
した。
てます。
■経営アドバイザー会議を年 2 回開催しました。
第 1 回 9/18(火)
テーマ:ビジターサービスについて
第 2 期指定管理期間に新たに取り組むビジターサー
ビス事業についてご意見をいただきました。
第 2 回 3/22(金)
テーマ:横浜美術館経営アドバイザー会議総括
5 年間を振り返り総括をいただきました。
(3)情報公開、説明責任の的確な実施について
■個人情報保護研修を年1回実施します。
■事業報告・収支決算、事業計画・収支予算をホームページに公開します。
■新収蔵作品目録を発行します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■職員全員を対象にした研修により、確実な個人情
報保護に必要な知識と意識を全職員が備えます。
■評議員会承認後1か月以内のホームページ公
開を目標とします。
■新収蔵作品目録2011を作成し、市民に公開し
ます。
■新採用及び異動者を対象としたコンプライアンス研
修を実施しました。4/27(金)、2/20(水) (参加者計
10 人)
■起案文書作成の基本を習得させるため、全職員を
対象とした文書研修を実施しました。
6/22(金)、7/6(金)、7/20(金) (参加者合計 77 人)
■ホームページへの公開
評議委員会(6/27(水)開催)後速やかに公開しました。
・ 平成 23 年度事業報告書及び収支決算書
7/1(金)公開
■新収蔵作品目録 2011 を作成しました。
62
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜美術館 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
開催日
1
7月14日
|
9月23日
事業名
奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている
会場
入場者数
入場率
企画展示室・
グランド
ギャラリー
166,410
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
一般:1,100
大・高生 700
中学生 400
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜美術館
協力:みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FM横
浜、首都高速道路株式会社
協賛:SHISEIDO
後援:横浜市
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
1
11月3日
|
11月18日
事業名
企画展「梶井照陰:HARBIN 2009-2012」
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
936
-
無料
主催:横浜美術館
後援:横浜市
共催:公益財団法人五島記念文化財団、フォイル
協力:みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FM ヨコ
ハマ、
首都高速道路株式会社
寄附:上野トランステック株式会社
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
展示室
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
1
4月7日
|
6月24日
2
11月3日
|
1月14日
事業名
マックス・エルンストーフィギュア×スケープ
はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ
会場
企画展示室
26,697
企画展示室
37,975
-
主催:横浜美術館、「マックス・エルンスト―フィギュアx
スケープ」展実行委員会.
一般1,200 助成:財団法人地域創造
大・高生800 後援:横浜市、ドイツ大使館、フランス大使館、米国大
中学生400 使館
協力:日本航空、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョ
ン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
-
主催:横浜美術館、日本経済新聞社
後援:横浜市、NHK横浜放送局
一般:1,200
特別協力: 鎌倉市鏑木清方記念美術館、ギャラリー紅
大・高生:800
屋、東京国立近代美術館
中学生:400
協力: みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FM ヨ
コハマ、首都高速道路株式会社
3
1月26日
|
3月24日
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家
企画展示室
56,036
-
一般:1,100
大・高生 700
中学生 400
主催:横浜美術館、朝日新聞社
企画監修(ゲルダ・タロー):ICP(国際写真センター、
ニューヨーク)
後援:横浜市、NHK横浜放送局
特別協力:マグナム・フォト東京支社、CP+(シーピープ
ラス)2013
協力:日本航空、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョ
ン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
4
4月7日
|
3月24日
横浜美術館コレクション展(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
常設展示室
326,392
-
一般 500
大・高生 300
中学生 100
主催:横浜美術館
5
4月
|
3月
鑑賞サポート
企画展示室
常設展示室
914
-
無料~4,000
主催:横浜美術館
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
1
2
3
4
5
6
7
8
9
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
会場
入場者数
市民の
アトリエ
市民のアトリエ講座
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
1,000~36,000 主催:横浜美術館
-
1,600~14,000 主催:横浜美術館
5,784
市民のアトリエ
オープンスタジオ
市民の
アトリエ
子どものアトリエ
学校のためのプログラム
子どもの
アトリエ
6,736
-
子どものアトリエ
個人造形プログラム
子どもの
アトリエ
1,385
-
子どものアトリエ
親子のフリーゾーン
子どもの
アトリエ
23,066
-
無料~100
主催:横浜美術館
子どものアトリエ
指導者育成事業および研修事業
子どもの
アトリエ
768
-
無料
主催:横浜美術館
子どものアトリエ 鑑賞教育事業
子どもの
アトリエ
展示室
1,715
-
無料
主催:横浜美術館
子どものアトリエ アウトリーチ
横浜美術館塾
無料
主催:横浜美術館
1,000~9,000 主催:横浜美術館
-
427
-
無料
主催:横浜美術館
8Fフロア
アートギャラリー
展示室
5
-
無料
主催:横浜美術館
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
全館
-
-
-
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
1
4月
|
3月
事業名
観客誘致 施設利用促進事業
63
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜美術館
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
美術作品の管理
横浜美術館コレクションフレンズ
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
全館
176
-
10,000~
主催:横浜美術館
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
美術情報
センター
16,904
-
無料
-
全館
573
-
無料
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
横浜美術館コレクション収集調査
-
-
-
-
-
展覧会の企画調査
-
-
-
-
-
横浜美術館研究紀要発行
-
-
-
-
-
子どもの
アトリエ
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
Heart to Art
全館
1社
-
-
-
企業広報誘致イベントの開催
全館
-
-
-
主催:横浜美術館
特別鑑賞会
全館
606
-
-
主催:横浜美術館
撮影協力
全館
-
-
-
-
駐車場の運営
駐車場
一般33,949台
バス736台
-
一般90分500、
その後30分毎
250
バス30分500
-
ミュージアムショップの運営
ショップ
130,670
-
-
-
カフェ
47,409
-
-
-
美術情報センターの運営
広報・情報
主催:横浜美術館
■⑦芸術文化振興に関する調査研究及び政策提言
開催日
1
2
3
4
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
子どものアトリエ企画運営委員会
主催:横浜美術館
■⑨ 収益事業
開催日
1
2
3
4
5
6
7
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
カフェの運営
64
横浜みなとみらいホール
1 平成 24 年度総括
平成 24 年度は、指定管理第 2 期の 1 年目として、今後 10 年間の礎を築くべく組織内の体制・連携強化
を推進し、新たな展開にも積極的に着手しました。
【事業企画】
「横浜芸術アクション事業」を中心に、コアなクラシックファンに向けた芸術性の高い事業から、子ども対象
事業まで、多様なコンテンツを展開し、多くの市民が横浜みなとみらいホールに集まる様々なシーンを創出
して参りました。経済状況の悪化で全国的に音楽業界の券売が苦しい中、演奏団体との連携や広報の強
化により、年間の事業全体では比較的好調でした。また、新聞、専門誌に後パブで取り上げられた事業もあ
り、内容の面でも充実したものを十分に発信でき、ホールの存在感を高めることに寄与いたしました。
【運営】
大・小ホール共に 90%を超える稼働率のなか、高いサービスを維持した運営を実現させることができまし
た。また、広報チームとの連携により、HP 上での貸館利用者への利便性を高めるサービスも導入し、新たな
顧客層の開発に繋がるような取組みに着手することができました。
【広報】
横浜みなとみらいホールの事業内容や施設そのものを強くアピールするべく、各セクションと連携しオウンド
メディアを中心とした発信力の強化に努めました。また、お客様の利便性を高め、横浜みなとみらいホール
のファン獲得に繋がるような新たなサービス(チケットセンターウェブ、スマホサイト導入、ニコニコ動画配信、
市民先行販売等)も積極的に展開しました。
【総務】
施設の経年劣化が大きな課題となるなか、安全・安心な施設の提供を実現させることができました。加えて、
今後の計画的な経費執行を見据え、横浜市や事務局と連携をとりながら、大規模修繕の計画の道筋をつけ
ることができました。
ファンドレイジングについては、経営企画グループと連携しながらあり方を検討。長期的な視野で外部資
金を獲得していく為のステップボードとなるような活動を始動させることができました。
2 経営に関する振り返り
(1)「施設機能の最大発揮と、総合力ある経営」について
①組織内連携の取組と経営強化
横浜みなとみらいホールの経営責任を明確にし、組織の総合的な力の発揮を一層高めます。
②社会的協働・連携による取組
協働体制を拡大・深化させます。
達成指標
事業報告(振り返り)
①副館長職を総支配人とします。
①4 月 1 日付けで組織を改め、副館長職を総支配人とし、
経営グループに、総務チーム、運営チーム、広
経営グループに総務・運営・広報チームを配置し、
報宣伝チームを置き、組織と責任を明確にし、
組織と責任を明確にした体制に整えました。
機能を高めます。
②多くの音楽団体・オーケストラとの太いパイプを生か
②音楽団体・オーケストラ・企業・大学等との協働
して、公演・ワークショップ・アウトリーチなど多彩に
により、公演の充実や活動の広がりを図ります。
活動を進めています。近隣企業や音楽系大学と提
携して、文化活動を広めました。
65
(2)「みなとみらい21地区及び都心の活性化と魅力づくり」について
①「ホールのある街」づくりの地域への提唱
クイーンズスクエア一帯が、「ホールのある街」であることを実感できるように、商業連携の推進をはかります。
また、近隣マンション・企業との密な関係構築を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
□QSY、LMP への情報発信
□近隣マンション自治体への情報発信
□近隣企業の親睦団体への働き掛け、情報提供
□毎月 QSY と LMP へチラシを配布。(4 月~3 月で各
12 回) ロビーコンサート(3 回:うち神奈川フィル 2
回・MMCJ1 回)や公開リハーサル(7 回:うち神奈川
フィル 6 回・東響 1 回)等、来館者促進公演の QSY
でのアナウンス(4 月~3 月で 26 回)を実施しました。
□近隣マンション自治体に対し、専用チラシラックを設
置し、月 1 回(4 月~3 月で各 12 回)情報を提供しま
した。
配布先と部数は下記のとおりです。
・ みなとみらいミッドスクエア 700 部(各戸配付 650
部+ラック 50 部)
・ ブリリアグランデみなとみらい 600 部(各戸配付
570 部+フロント預け 30 部)
・ MM タワーズフォレシス(L・R) 200 部 ラック(各 2
箇所に各 50 部)+各戸配付分 R 棟 601 戸&L 棟
625 戸
また、3 公演(「シネマ×オルガン」・「トスカ」・「ドレ
スデン」)のマンション住人優待割引チラシも配
布。それによるチケットの売り上げは、シネマオル
ガン@1,500 円×7 枚、ドレスデン S 席@27,000
円×1 枚、A 席@23,400 円×3 枚、トスカ S 席@
10,800 円×7 枚
また、役員交代時に理事会に参加して 15 周年事
業をアピールするなど積極的な交流・協力関係強
化に取り組みました。
□MMCC への定期的な参加と情報提供を行なってい
ます。世話人会月 1 回(4 月~3 月で各 12 回うち1
回当ホールで開催)
この他、連絡会議への出席を通して良好な関係を
構築し、縁日(1 回)や盆踊り(1 回)、秋祭り(1 回)な
どのイベントへの相互協力も行いました。
3 音楽事業に関する振り返り
(1)「音楽社会の裾野拡大」について
①気軽に楽しめる公演の実施
低料金のランチタイムコンサートなど、クラシック音楽入門者に向けた公演を開催します。また気軽にオペ
ラを楽しむ機会を提供するシリーズを開催します。
②世界レベルのアーティストによる公演の実施
66
市民のほこりとなるよう、海外の著名なオーケストラの招聘公演を開催します。
③他芸術団体と連携したコンテンツの提供
音楽事務所等との共催により、リスクの少ない形での優良なコンテンツを提供します。
④国内主要オーケストラ定期公演の実施
プロのオーケストラ主催による定期公演を誘致実施します。
⑤他ジャンル公演の実施
舞踊ジャンルと音楽のコラボレーション事業やクラシック音楽以外の公演を開催し、それぞれのジャンル
のファン層を取り込みます。
⑥(創造発信事業や人材育成事業などの)プレ事業の実施
公演に先立ったレクチャーなどを実施することで、本公演への理解を深めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■満足度:80%以上
□主要事業の入場者数、参加者数など
①「みなとみらいクラシッククルーズ」(24 公演)、「オ
ルガン1ドルコンサート」(11 公演)、「小ホールオ
ペラシリーズ」(4 公演)
□入場者数合計:28,500 人
②パーヴォ/フランクフルト放響、ティーレマン/ド
レスデン、ハイティンク/ロンドン響
□入場者数合計:4,350 人
③ヤンソンス/バイエルン放響、ソヒエフ/トゥールー
ズ・キャピトル、インバル/都響
□入場者数合計:9,550 人
④神奈フィル:9 回/日本フィル:10 回/読響:8
回のほか東京交響楽団川崎定期を当ホール開
催で 5 回実施。このほか夏休み・第九などの特
別公演を実施
□入場者数合計:55,000~57,000
⑤「ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ」に関連
付けた事業
□4 事業実施
邦楽公演(2)①参照
⑥関連プレレクチャー
□3 事業実施
□入場者数合計:300 人
■現在までに実施した全ての事業において顧客満足
度 80%を維持しており、ほとんどの事業が 90%に達
しています。(アンケート調査による)
□入場者数について
①全ての事業を終了し、28,405 人とわずかに達するこ
とができませんでした。
②合計して 4,760 人、達成しました。
③合計して 9,817 人、達成しました。
④国内主要オーケストラ定期公演については、以下の
とおり計画どおり行なっています。
□上半期に、神奈フィル:10 回(13,530 人)、日本フィ
ル:特別公演・夏休み公演を含む 14 回(27,309
人)、読響:8 回(13,927 人)、東響川崎定期:5 回
(5,907 人)の定例公演を実施しました。
□入場者数合計:60,673 人
⑤4 事業実施
8/1「ハマの舞踏会」、8/8「みなとみらいクラシック・ク
ルーズ」、8/20-22「ヤングアメリカンズ・アジアンツアー
2012」、「1ドルコンサート」(全体テーマ「踊りましょう
ルーシーと!」)
⑥5 事業実施
9/3「山田一雄トークショー」、9/17 街の音楽院「ド
ビュッシー」、10/25「シュターツカペレ・ドレスデン」、
11/4「調律のしごと」、11/25「チェロ」、12/1「Just」、
3/25「オーストリア」
合計して 338 人、事業本数を増やして達成しました
67
(2)「創造と発信へのアクション」について
①他ジャンルと融合した企画
多様で独自性の高い創造発信プログラムを開発し、横浜から発信します。
②次代へつなぐ音楽を創造
今が旬の作曲家を取り上げ、音楽の“今”を発信します。
③横浜の都市ブランドへの寄与
⇒アクションは(7)参照
④市内の他文化施設との連携事業
財団内のネットワークを活かした連携事業を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
発信する側の自己満足だけにならず受け手である
市民の評価を得、創造・発信の拠点としてのホー
ルの魅力を高めます。また、外部専門家からの意
見・アドヴァイスを参考とし、時代に即したより発信
性の高い事業を企画して参ります。
□企画委員会の開催:2 回/年間
□オルガン委員会の開催:1 回/年間
■満足度:80%以上
①邦楽公演、シネマ×パイプオルガン
□入場者数合計:1,000 人
②「Just Composed in Yokohama」
□入場者数合計:250 人
③横浜芸術アクション事業(7)参照
④財団内の連携事業
「横濱ジャズプロムナード」等
□4 事業実施
顧客満足度については全ての事業で 80%を越え、多
くの事業が 90%を維持。アンケートの意見や外部の専
門家の意見も取り入れて企画を実施しています。
□今年度の企画委員会の開催が次年度の 5 月にずれ
込みました。
□オルガン委員会を 1 回開催しました。
①合計して 1,752 人、達成しました。
②235 人入場、わずかに達成できませんでした。
③別途説明
④7 事業実施「横濱ジャズプロムナード」、「MMCC ①
弦楽器編 ②シネマ×オルガン編」、「グレートアー
ティストシリーズ 木之下晃写真展」、「ポーランド室
内合奏団」、「諏訪内晶子」、「オルガンコンサート at
横浜美術館」
(3)「次代を担う芸術家、つなぐ人材を育む」について
①若手芸術家育成
当館オリジナルのオペラ事業等を通じ、音楽文化を支える人材育成に取り組みます。演奏者やスタッフと
して若い人材が集い、同じ公演を通じてそれぞれのスキルアップにつなげます。また、これから世界へ羽
ばたくピアニストをいち早く横浜で紹介します。
②音楽事業制作の人材育成
市民で構成される実行委員会が主体となって創る公演を支援します。また、養成講座を通じて育った市
民プロデューサーに、公演の企画制作及び運営の実践の機会を提供します。
③大学との連携
音楽大学と連携し、将来演奏者を目指す学生に、研鑽の機会と実践の場を提供します。また、アートマネ
ジメントを学ぶ学生に、当館主催事業に参画する機会を提供し実践的な経験をする機会を提供します。
④専門人材の育成
パイプオルガンを有し多彩なプログラムを実施する当館ならではの展開として、ホールオルガニストを養
成するプログラムを実施します。
68
達成指標
事業報告(振り返り)
横浜みなとみらいホールの事業を通じて、様々な
形で音楽文化に関わる人材が育っていく仕組み
を構築し、実施します。
■満足度:80%以上
①横浜招待国際ピアノ演奏会(2 公演)
□若手演奏家紹介:国内外から 4 人
□入場者数合計:500 人
主催事業への発掘若手芸術家の起用
①-2 若手アーティストが活躍するその他公演
□5 公演
□延べ 10 人起用
□5 事業
□参加者:10 人
③大学との連携事業
□連携学校:4 校
□連携する事業:3 事業
④ホールオルガニスト育成事業
□育成人材:1 人
既に 10 期 14 名がプログラムを修了しています。
当館主催事業への出演のみならず、国内外で
活躍するオルガニストを輩出します。
若手アーティストを積極的に登用し、特にオペラ事業
では若手の歌手を育てています。
①招待ピアノ
□若手演奏家紹介:4 人達成
□入場者数:615 人
①-2
□10 公演
□18 人起用
「蝶々夫人」(4 人)
「1ドル 5、7、8、10、2」(5 事業 6 人)
「ヘンゼルとグレーテル」(4 人)
「みんなあつまれ!おんがくひろば!」(4 事業 4 人)
②市民が企画する事業
□5 事業
□参加者:17 人
(コンサートを作ろう 3 事業、みなとみらいクラシックク
ルーズ 2 事業)
③大学との連携
□4 校
□5 事業(フェリス、昭和音大、玉川大学、桐朋学園大学)
④オルガニスト育成
□1 人
龍田優美子氏
(4)「子どもの感性、創造性を育む」について
①鑑賞型プログラム
音響機器からでは味わえない、実体験としての音楽鑑賞の機会を提供します。
②学習・体験型プログラム
鑑賞以外に自らが参加・体験・学ぶことで、更なる感動や今後の音楽活動の喚起となるプログラムを実施
します。
③教育機関との連携
クラシック音楽の醍醐味であるフルオーケストラの演奏を鑑賞する機会を提供します。教育委員会との共
催で市内の小学生を対象にすることで、多くの子どもに音楽を通じた感動体験の場を提供します。
達成指標
事業報告(振り返り)
横浜みなとみらいホールでの音楽体験が、子ども
たちに夢や感動を与える機会となります。
子どもたちと一緒にホールに来館した家族が、音
楽に親しみ新たな顧客となります。
①「こどもの日コンサート」(2 公演)、「0 歳からのオル
ガンコンサート」(2 公演)、「親子オペラコンサー
ト」「ジュニア・コーラス大集合!」「みなとみらい
わくわく遊音地 2012」
子ども向け事業を季節に合わせて配置し、多様な音
楽体験を横浜の子どもたちに定期的に提供をしていま
す。参加者数も定着しています。
①鑑賞型プログラム
「こどもの日コンサート」(2 公演)
「0 歳からのオルガンコンサート」(2 公演)
「親子オペラコンサート」(2 公演)
「ジュニア・コーラス大集合!」
69
□入場者数合計:6,950 人
②子ども対象ワークショップ型事業の実施
□10 事業実施
□参加者数合計:2,000 人
③心の教育ふれあいコンサート
□20 公演
□入場者数合計:32,000 人
「みなとみらいわくわく遊音地 2012 ファミリーランド」
(3 公演)
□入場者数合計 10,386 人
②学習・体験型プログラム
□12 事業
□現在 13 事業で 2,733 人 達成しました
(「みんな集まれ」計 6 回開催 「工作室」「実験室」
「楽器体験」「ベビーランド」「パイプオルガンを弾い
てみよう」「探検隊」「招待ピアノ WS」)
③教育機関との連携
□20 公演
□36,000 人
(5)「音楽情報流通・相談アドバイス」について
①音楽情報の集積と提供
オウンドメディアを中心とした広報ツールに音楽情報を集積し、その提供と発信を行います。
②相談アドバイス
利用者に対する利用相談・アドバイスを行い、利用者の立場に立ちかつ効果的な利用を実現します。
達成指標
事業報告(振り返り)
市内随一の音楽の拠点として、蓄積された情報を ①ウェブサイトをメインにオウンドメディアの発信力を高
活用、情報面で開かれたホールを目指します。
めました。HP 上では単なる公演情報の発信だけで
①情報収集と発信
なく、関連の読み物も連載するなどして充実を図っ
広報ツールを充実させ、効果的な情報収集・提
ているほか、動画配信などにも積極的に取り組みま
供発信をはかります。広報ツールについては、
した。
⇒4-(6)にまとめて記載します。
②コンサート相談:4-(1)-①に記載
②コンサート相談:4-(1)-①に記載
(6)「音楽文化の力、社会的課題への応用開発」について
①障がいのある方を対象とした事業
音楽体験のバリアフリーをめざし、視覚障がいのある子どもたちを対象にしたプログラムを実施します。
②地域へ音楽を広げるアウトリーチ事業
ホールに来てもらうだけでなく、音楽を身近に届ける事業を実施します。
③家族で分かち合う空間の提供
音楽体験を通じ、家族の絆を深めるプログラムを提供します。
④音楽 NPO と共に実施する事業
市民協働を推進するため、独自で多様な活動をしている音楽 NPO 団体と連携した事業を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
芸術家や市民、それを繋げる人材、様々な人たち 様々な人々をつなぎあわせて事業を実施しています。
が集う場を提供し、そこで創り上げた「音楽力」を社 □障がいのある方への事業:3 事業実施
会の中で還元します。
盲特別支援学校
①~④
オルガン WS 小学校、中学校、出前ソプラノミニコン
□障がいのある方を対象とした事業:3 事業実施
サート
□アウトリーチ事業:5 事業実施
□アウトリーチ:7 事業実施
70
□協働音楽 NPO:5 団体
大さん橋、能見台南小、山下小、YCC、神橋小、盲
□「わくわく遊音地」参加人数:6,200 人
特別学校、パンパシフィック「トスカ」
(目標数値の積算;ジュニア・コーラス 830 人+ □5 団体(「ハマの JACK」「横浜シティオペラ」「ミラマー
ハマの JACK670 人+舞踏会 50 人+オペラ 750
レ・オペラ」、「ST スポット」、「じぶん未来クラブ」)
人+玉川 1,350 人+クラシッククルーズ゙ 1,050 □「わくわく遊音地」参加人数:7,370 人
人+オルガン 1,500 人)
■「わくわく遊音地」参加満足度 94.5%
■「わくわく遊音地」参加満足度:80%
(7)特記事項①「ヨコハマ・アート・フェスティバル(横浜芸術アクション)
」について
①ホールオリジナル・オペラ事業
日本を代表するオペラ作曲家である当館館長・池辺晋一郎の特色を活かし、大ホールでオリジナル形式で
のオペラを上演します。
②世界のトップクラスのアーティストによる公演
クラシック・ファンの期待に応える海外の著名なオーケストラの招聘公演を実施することで、横浜の魅力を
高めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
ホール機能を発揮した特徴的事業や国内外に評
価の高い公演を打ち出していくことで、日本の代
表的なコンサートホールとしての認知度を高め、横
浜のブランド向上に寄与します。
■満足度:80%以上
①ホールオリジナル・オペラ事業
「Yokohama Hands-on Opera Project」
□入場者数合計:1,200 人
□新聞・情報誌掲載数:記事としての掲載件数 5 件
②世界のトップクラスのアーティストによる公演
□入場者数合計:16,700 人
「ヤルヴィ指揮/フランクフルト放送響」、「延原
武春指揮/テレマン室内オーケストラ」、「ミンコ
フスキー指揮/オーケストラ・アンサンブル金
沢」、「インバル指揮/東京都交響楽団“マーラー
チクルス”」、「バーデン市歌劇場・プッチーニ作
曲/歌劇トスカ」、「ハインツ・ホリガー室内楽」、
「ティーレマン指揮/ドレスデン歌劇場管弦楽
団」、「ヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽
団」、「ソヒエフ指揮/トゥールーズ・キャピトル国
立管弦楽団」、「ハイティンク/ロンドン響」全 14
公演
■各事業とも顧客満足度 80%以上を維持しています。
①ホールオリジナル・オペラ事業
□1,417 人 達成しました。
□情報掲載 60 件 うち記事扱い 26 件
②世界のトップクラスのアーティストによる公演
□全 14 公演を合計して入場者数 17,113 人 達成しま
した。
71
(8)特記事項②文化庁「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」について
文化庁の指定を踏まえ、地域の中核施設として舞台芸術の振興の中心的役割を担うため、3 つのシリーズ
で事業を展開します。
①ホールオリジナル・オペラ事業
②室内楽に親近感を持っていただくための公演
③家族連れでホールを訪れ音楽を楽しむ、ファミリーシリーズの実施
達成指標
事業報告(振り返り)
「地域の中核劇場・音楽堂」としてのホールの役割
を確実に果たし、地域文化の振興に寄与します。
■満足度:80%以上
①2012 オペラシリーズ~みなとみらい流Ⅰ-Ⅴ
□入場者数合計:2,100 人
②2012 室内楽シリーズ~みなとみらい的Ⅰ-Ⅴ
□入場者数合計:1,200 人
③2012 ファミリーシリーズ~みなとみらい遊音地
Ⅰ-Ⅲ
□入場者数合計:2,000 人
文化庁の申請内容に沿って事業を展開し、地域文化
の振興に積極的に寄与しています。
■各事業とも顧客満足度 80%以上を維持しています
①ホールオリジナル・オペラ事業
□合計して 2,605 人 達成
②室内楽に親近感を持っていただくための公演
□合計して 954 人 達成せず
③家族連れでホールを訪れ音楽を楽しむ、ファミリーシ
リーズの実施
□2,508 人 達成
4 施設の運営に関する振り返り
(1)顧客ニーズに的確にこたえる運営について
①顔が見えるホール運営
ホール職員が自ら申請受付・公演打合せ・当日の公演担当を分担して利用者とともにコンサートを創りあ
げる体制を継続します。
②声を聞くホール運営
利用者からのアンケート・懇談会に加え、公演実施までの様々な場面でのコンサルタント的役割を果たし
ながら、より利便性・安全性・効率性を追求したホール運営を行います。また、周辺地域との連携を重視
し、商業施設、近隣住民、近隣企業の勤務者とのかかわりを密にして、ホールへのニーズを探ります。
③クレーム対応
第一線で接する舞台スタッフ・レセプショニスト・チケットセンター・職員との情報共有を行ない課題への対
応能力を保つために、ホール内での報告・連絡・相談を密に行います。利用者や来館者からの苦情・意
見については、迅速・誠実に対応し、改善に取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
ホールという建物空間のレンタルではなく、スタッ
フ・サービスやノウハウというソフトも含めた提供を
することで、利用者とともに演奏会を創りあげる横
浜ならではの音楽の拠点を目指します。また、お
客様の声に耳を傾け改善に繋げます。
①顔が見えるホール運営
□公演打合せ(通年で 550~590 件)
□下見・見学対応(通年で 60~90 件)
②声を聞くホール運営
■利用者アンケート(通年で 120~150 件の依頼
目標)
①顔が見えるホール運営
□公演打合せ 670 件
【内訳】来館 479 件、電話・FAX 等 191 件。この他、電
話や来館での利用に関わる下見・相談等に随
時対応。
□下見・見学対応:80 件
②声を聞くホール運営
■利用者アンケート
小ホール利用者を対象に 3 月末にアンケートを実施
(189 件)。今回は通常の紙ベースでの体裁ではな
く、業務の効率と回収の即効性を鑑み、初めてイン
72
□利用者懇談会(年 1 回)
ターネットでのアンケートを実施しました。
■クイーンズ広報委員会・イベント連絡会への出 □利用者懇談会 1 月 20 日(日) 13:00
席(毎月)
演奏中に大ホール客席内を移動し、音の聞こえ方や
■近隣マンション自治会への協力・情報提供
ステージの見え方の違い、段差無しの動線等を実際
(盆踊り・秋祭・コンサートカレンダー等の配布)
に体験して頂く「お座席巡り」を実施。11 団体 192 名
■MMCC 世話人会への参加
が参加(うち 4 団体はボランティア演奏での参加)。初
③クレーム対応
の試みでしたが、参加者から大変参考になった、是
□レセプショニスト研修⇒4-(3)
非継続してほしいとの声が多数あがりました。今後も
□担当部署職員ミーティング(月 2 回)
形を変えながらの継続を検討します。
□マネージャーミーティング(年 10 回)
■クイーンズ広報委員会・イベント連絡会:毎月参加
■近隣マンション自治会への定期的なチラシ配架及
び 3 公演分(「シネマ×オルガン」・「トスカ」・「ドレス
デン」)の特別優待チラシの配布を実施しました。
■MMCC 世話人会:毎回出席
③クレーム対応
□レセプショニスト研修4-(3)記載
□毎月定例的に関係職員のミーティングを行っている
ほか、チケットセンターとも必要に応じて随時意見交
換を行っています。
□マネージャーミーティング:11 回実施。
各委員会・連絡会で積極的に情報発信や交流を図っ
ています。
(2)利用促進・来館者促進について
①利用促進
大小ホールでのコンサート開催を引き続き主軸とし、安全を確保できる状態での最大限の利用促進をはか
ります。特にリハーサル室・レセプションルームの単独利用(公演に付随しない利用)の貸出を進めます。
②来館者促進
コンサートホールを観光資源と捉え、ご利用団体との協働等によりお客様に楽しんでいただけるイベント
実施や、演奏会のない日のエントランスオープンなどホールを広く知っていただく事業等を実施し、より開
放的な施設利用を図ります。
③施設の有効活用
大小ホールでの演奏会開催を根幹としつつ、ホール以外の施設活用の可能性を検討し、幅広い活用・認
知度アップに繋げます。
達成指標
事業報告(振り返り)
音楽鑑賞のニーズに対しては国際的レベルの鑑賞
事業を実施・誘致し、また市民の活動に対してはき
め細やかな貸出サービスによって、市民に親しまれ
愛されるホールを目指します。
①利用促進
■ホール休日夜間本公演利用の受入れ
■大ホールの空き区分のリハーサル利用促進
□利用率
①利用促進
■ホール休日夜間本公演利用の受入
大ホール:15 回(オルガンメンテ除く。前年度参考10 回)
小ホール:30 回(前年度参考 40 回)
■大ホール空き区分のリハーサル利用促進
大ホールリハ利用(貸館):20 回(前年度参考:16 回)
□利用率
大ホール 100%、小ホール 98%
73
大ホール:95%(オルガンメンテナンス含む)
リハーサル室 51%、レセプションルーム 23%
小ホール:98%
音楽練習室(6 室平均)75%
リハーサル室:42%
②来館者促進
レセプションルーム:20%
□「神奈川フィル 公開リハーサル」6 回実施
音楽練習室:75%
・ 4/19 355 名
②来館者促進
・ 5/24 391 名
□神奈フィル公開リハーサル(年 5 回予定)
・ 6/21 503 名
□ホールスタッフによる館内ツアー
・ 11/22 511 名
□エントランスにホール PR コーナー設置
・ 1/24 401 名
□ロビーコンサート開催 (年 3 回予定)
・ 2/13 303 名
■来館者数 年間 45 万人
□4/13「東京交響楽団 公開リハーサル」・「館内ツアー」
③施設の有効活用
・ 入場者数 290 名
■テレビドラマ・CF など撮影場所としての利用希
・ 館内ツアー 27 名
望を積極的に受け入れます。
公開リハーサルは、神奈川フィル 6 回、東京交響
楽団 1 回で計 7 回実施し、予定の 5 回を 2 回上
回りました。神奈川フィルへの支援を重視したた
めです。
館内ツアーは東京交響楽団の公開リハーサル終
了後に有料(1 名 500 円)で実施しました。
□エントランスには常に最新のホール情報を発信する
コーナーを設置。加えて、9 月~11 月実施の「友の
会キャンペーン」で、集客の多い自主事業におい
て、特設カウンターも設置して新規入会の受付を行
いました。
□ロビーコンサートは、予定通り 3 回実施しました。
入場者数は下記の通りです。
・ 5/15 神奈川フィル 55 名
・ 7/6MMCJ 66 名
・ 7/19 神奈川フィル 117 名
■来館者数:554,110 人
③施設の有効活用
■撮影利用実績:4 件
・ 6/1 リハーサル室:「めざましテレビ」インタビュー
収録
・ 7/12 小ホール:講談社月刊少年マガジン「四月
は君の嘘」舞台風景取材利用
・ 1/23-25 館長応接室:テレビ東京ドラマ撮影「検
事・沢木正夫 第三の容疑者」
・ 2/15 レセプションルーム:フジテレビドラマ撮影
「GTO」
74
(3)適切なサービスの提供とおもてなしの向上について
①お客さまのニーズに応える様々なサービスを展開します。
・ チケット:ホール独自のオンラインチケット販売システムを導入してサービス向上をはかります。
・ 友の会(Miraist Club):会員制度の今後について検討し、2013 年度以降の新たな展開に繋げます。
・ ミューズショップ:ご来館の記念や記憶につながる商品、お客さまのご要望に応えた商品などを開発し
ます。
・ ドリンクサービス:コンサートの開場及び休憩時間に飲料の有料販売を行い、来場者に演奏会のリフレッ
シュを提供します。
・ 託児サービス:専門業者へベビーシッター派遣を委託し、館内託児室で演奏会開催時に来場者向け
の託児サービスを運営します。子育て世代にも音楽鑑賞の機会を提供するために経費の一部をホー
ルが負担してサービスを行います。
②財団直営によるレセプショニストサービス
演奏会での施設案内・入場確認(チケットテイク)・クローク業務など来場者の接客全般を、統括するマネー
ジャー、レセプショニストとも財団の直接雇用・人材育成により、貸館を含めた全公演でサービスを提供し
ます。
達成指標
事業報告(振り返り)
各種サービスを実施することにより、あらゆる層の来 ①各種サービス
館者に対し、快適で、親近感・信頼感を持っていた
・ チケット:6/1 にチケットセンターWEB を導入。当
だき、「また来たい」と思えるホールを目指します。
該システムへの登録者数は 3 月末現在で 4,878
①各種サービス
名を達成。
・ チケット:オンラインチケット導入により、ネット
■インターネット経由でのチケット購入率は主催
購入のお客様だけでなく、従来の購入方法の
公 演 で 23.1 % 、 貸 館 公 演 で 33.5 % 、 合 計
お客様も電話回線の混雑緩和によりストレス
24.6%と当初の目標を大幅に上回りました。
なくチケットをご購入いただけるようにします。
・ 友の会:会員減に歯止めをかけるべく、9/1~11/30
■インターネット経由での、チケット購入率
で「入会キャンペーン」を実施し、期間中 341 名の
5%
入会をいただきました。更に紹介制度や再入会制
・ 友の会:友の会(Miraist Club)継続の是非も
度も新たに導入し、12 月からはネットで簡単に入会
含め見直しを行いよりよい形を見出します。
申し込みができるようにした結果、3 月末までの新
・ ミューズショップ:お気軽にご購入いただける
規入会者数は 607 名に達しました。
商品を開発するなど、サービスアップを第一
収支についても、パンパシフィックホテル運営のド
の目標としますが、結果的に売り上げアップ
リンクコーナーで使用できるドリンク券を 1 枚につ
にもつなげます。
き今まで 400 円で精算していたものを 10 月から
・ ドリンクサービス:委託先との連携を密にし、
300 円に値下げしてもらう交渉に成功したため、改
スムーズなサービスを基本に、季節に応じた
善することができました。
メニューの切替えなどの工夫をします。
・ ミューズショップ:今期は 8 月にオリジナルキーホ
・ 託児サービス
ルダーを、2 月には地元クラフト会社による楽器モ
□稼動公演数 年間 110~120 公演
チーフのクリップやキーホルダーなど気軽に購入
□預かり子ども数 年間約 250~280 名
できるグッズを新たに発売しました。この他、フレー
②レセプショニストサービス
バーティーや手ぬぐいハンカチなどについて、季
ご来館のお客様が安心し快適にお過ごしいた
節や公演に合わせて新作商品を取り扱うなどし
だけるよう、また、主催者には公演運営、演奏
て、サービスアップに努めました。
者には演奏に集中して取り組むことができる環
□売り上げ:全体では昨年比 0.97 倍
境を提供します。
オリジナル商品については、1.7 倍
75
・ レセプショニスト研修
■採用時研修(4 日間)
■フォローアップ研修(採用後 6 か月後 1 回)
■チーフ研修
(担当部署統括業務の研修:年 1 回)
■コーチャー研修
(新人教育のための研修:年 1 回)
■全体研修
(相互情報交換・伝達目的:年 1 回)
■その他、避難訓練(年 2 回)
2011 年度売上金額
全体:7,439,560 円 オリジナル 941,300 円
2012 年度売上金額
全体:7,159,390 円 オリジナル 1,454,480 円
・ ドリンクサービス:委託先と連携を密にし、スムー
ズなサービスを提供しました。また、季節に応じ
て、パンの種類を変えることにより、メニュー切換
えの工夫をしました。
・ 託児サービス:託児のニーズが増え、昨年度に比
して実績が上がってきました。託児を必要とする層
に、ホールの託児サービスがより広く認識されてき
たことが伺えます。
□稼働公演数:133 公演(3 月末現在。昨年度末参考
130 公演)
□預かり子ども数:267 人(3 月末現在。昨年度末参
考 268 人)
②レセプショニストサービス
マネージャーを中心に、常にベストの体制を整えら
れるよう心がけました。
■新人研修 4/22、24 ~26
■コーチャー研修 5/27、30
■チーフ研修 9/7、9
■全体研修 8/27
■フォローアップ研修 10/2、6
■避難訓練 8/17、9/3、1/29、3/14 実施
(うち 9/3 は避難訓練コンサート)
日々の公演時のミーティング等を活用し、お客様から
のご意見やクレーム等の情報を共有し、サービスの
質の維持を心がけました。また、採用後半年たった
新人向けのフォローアップ研修を行い、レセプショニ
スト全体のレベルのボトムアップを図りました。
(4)舞台技術サービスについて
①舞台管理・運用管理
安全第一・効率性を両立させながら、利用者にとって最大限の舞台効果を発揮できるよう、舞台・音響・
照明の各設備の整備・維持に努めます。
②舞台相談、支援
昨今増加している技術的に多様な利用に対応し、具体的に舞台運営の相談、技術的なアドバイスなどの
支援をホール職員・舞台スタッフの連携により実現します。
達成指標
事業報告(振り返り)
アコースティックな音響特性を備えた横浜随一の拠 ①舞台管理・運用管理
点として活用され親しまれるホールを目指します。
利用者の様々な要望の中で、コンサートホールとし
①舞台管理・運用管理
ての特性を活かした形でホールをご利用頂けるよ
76
コンサートホールでの舞台技術・運営に精通し
た専門業者へ委託します。
②舞台相談、支援
□舞台図面など技術的なデータの HP 掲載(5 件)
う、専門の舞台スタッフとの連携を密にして、適切な
アドバイスや細やかな対応を心がけた。また、舞台ス
タッフによる職員向けの研修を行い、打合せ時に有
効な情報のブラッシュアップを図りました。
②舞台相談・支援
□舞台図面の HP 掲載を実現しただけでなく、バーチャ
ル下見ができる特殊画像もアップしました。(7 件)
(5)施設特性を最大限に発揮する施設の提供について
①開館、休館、料金
条例に基づき、適正な開館日数のもと保守点検日を設定し、開館時間等の調整を行います。利用料金
は条例上限額とします。
達成指標
事業報告(振り返り)
市民に開かれた演奏会をより多く開催し、また施
設の安全を保持できるよう貸出・休館措置を行い
ます。
①開館日数、休館
下記開館日数をベースとして、施設状況に即し
た保守点検・休館を行います。
■大ホール利用可能日数 330 日
■小ホール利用可能日数 337 日
施設の機能維持のため、次年度以降の保守点
検日設定や大規模修繕に必要な日数確保に
ついて、協議します。
②利用料金
需要供給のバランスや諸条件をふまえ、より効
果的なホール運営のあり方を料金改定も含め
て検討を行います。
①開館日数、休館
■休館日には必要な点検・清掃等を入れて、安全・快
適にホールをご利用頂けるよう引き続きベストな環
境を維持しました。
■施設・設備の不具合に対して、ホール利用に影響が
ないよう、最適な方法を探り、対処しています。コン
サートホールとしての質を維持できないレベルの経
年劣化については、建築調査を経て、関係部署と
の協議を進め、26 年度に 2 週間の修繕休館を申請
しています。
②利用料金については、特に以前から指摘されている
大・小ホールの金額設定(平日夜間と土日昼間金額
のアンバランス等)と需給バランスについて、引き続
き料金改定の検討を重ねていきます。
(6)広報宣伝事業について
①広報・情報発信の強化
ホールの魅力を伝え、お客様との信頼関係を構築し、「共感」を形成します。
②プロモーション戦略
コアとなる音楽ファンだけでなく、広く多くの人々への訴求をめざします。特にこれまで来館経験のない層
へのプロモーションを強化します。また、プレスとの関係強化にもつとめます。
③オウンドメディアの活用
ホームページを中心としたオウンドメディアの充実により、発信力を強化します。SNS や動画を取り入れ、
より見やすく使いやすく更新します。メールマガジンとツイッターはそれぞれの内容を充実させます。コン
サートカレンダーは紙媒体と WEB との連動をはかり、見やすさをアップします。
達成指標
事業報告(振り返り)
「発信力」を高め、ホールのあらゆる活動への共感
を得るための広報を強化し、顧客とホールとの信
頼感のある関係、ブランドを形成します。
主催事業だけでなくホール全体のブランディングを視
野に入れた総合的・計画的な広報活動を行っていま
す。加えて、「公開リハーサル」や「ロビーコンサート」
77
①広報チームを設置し、ホール全般の広報宣伝 等、来館者促進事業を実施すると共に、来年度の開
を総合的・効果的に行います。
館 15 周年に向けて、ロゴ作成、協賛・協力依頼なども
②音楽専門誌だけでなく一般紙への露出増を目 行いました。特に 15 周年広報については、主催だけ
指します。
でなく協力事業にも印刷物へのロゴ入れを実施し、オ
□プロモーション強化(新聞・鉄道)実施
リジナルバッジの作成・販売やロゴ入り壁紙カレンダー
□媒体への記事掲載 前年度比 5%アップ
のアップなど新たな展開を試みました。
③各広報ツールの特性を生かし発信力を強化し ①露出増加
ます。
□一般紙ヘは、有料広告も含めて主要事業の露出を
□サイトのスマートフォン対応を開始します。
増やしています。6 月に東急線車内ヴィジョンでの動
■HP の総ページアクセス数 月間 12 万件
画発信など新たな媒体への展開も実施し、プロモー
■メールマガジン 月 2 回以上発行
ションの強化に努めています。
■ツイッターフォロワー数 800 件
□記事掲載
■コンサートカレンダー発行 4 回
前年度比 5%アップは達成。44%の大幅アップ。
2011 年度掲載実績
706 件(新聞 355・雑誌 171・フリーペーパー259・
WEB 116・TV ラジオ 31)
2012 年度掲載実績
1,015 件(新聞 356・雑誌 231・フリーペーパー288・
WEB 119・TV ラジオ 21)
②各広報ツールによる発信力強化
□スマートフォンサイトを開発し、公演情報提供とチケッ
ト販売、友の会への勧誘をワンストップで行うことが
できるようにしました。
■HP の総ページアクセス数は目標を大幅に上回り、
平均値ベースで月間 20 万件を達成。
■ツイッターフォロワー数は 3 月末現在で 1,550 件。
■メールマガジンは月 2 回以上発行しました。
■コンサートカレンダーは年度内4 回刊行を達成しました。
うち、これまで来館経験のない層へのプロモーション
として実施したのは、東急線車内ヴィジョンでの動画
発信、横浜駅等でのデジタルサイネージ掲載、動画
CM 配信などです。
5 施設の管理に関する振り返り
(1)施設管理について
①安心・安全への取組み
設備・備品の日常点検や補修を実施します。施設や設備の老朽化に伴い保守点検・整備を強化するとと
もに、法令改正に伴う業務に対応します。
②楽器のクオリティ維持
パイプオルガンとピアノの保守点検を専門業者に委託するほか、オルガンについてはホールオルガニスト
による弾き込み・メンテナンスを日常的に行うなど、楽器のクオリティ維持のための適切な管理を行いま
す。
③環境維持管理、環境保護
78
空気環境測定や照度測定を行うほか、必要に応じて適正な検査を行い、興行場法の順守に努めます。
ゴミの分別とリサイクル・リユース・リデュースにつとめ、グリーン商品を積極的に活用します。また、館内照
明のLED化や洗面所の改修など、エコにつながる改修提案を、引き続き行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
最高のコンサートホールとしての快適空間を保持
するとともに、法令改正等に対応します。
①施設・設備の現状を把握し、軽度な不具合のう
ちに解決して事故を未然に防ぎます。
□過失事故 0 件
□点検・定期整備業務の実施
②楽器のクオリティ維持
■コンサートグランドピアノ保守点検 年 1 回
■楽屋等設置ピアノの定期調律 年 3 回
■音楽練習室ピアノ定期調律 年 12 回
■パイプオルガン年間保守 年 1 回 4 日間
③ホールとして適正な環境を維持するとともに、地
球の未来に優しい、エコにつながる運営を心が
けます。
□測定の実施と環境維持 適正値の維持
□ゴミの分別 リサイクル 常時
□エコにつながる提案
①不具合情報の一次窓口を定め、迅速な対応に努め
ています。定期的に設備・舞台・事務室間で情報の
共有を図り、優先順位を明確にして対応に当たって
います。
□過失事故 年間 0 件
□保守点検・定期整備 計画どおり実施
□法令改正等への対応
誘導灯改修(市工事)の現場管理実施
計量メーターの調査
②楽器のクオリティ維持
■コンサートグランドピアノ保守点検:
スタインウェイ 1,3 号機:8/16
スタインウェイ 5 号機:10/17、18
スタインウェイ 6、7 号機:3/23~26
ヤマハ CFⅢ:8/16
ベーゼンドルファー:3/11、12
■楽屋ピアノの定期調律:7、10、2 月実施
■音楽練習室ピアノ定期調律:毎月実施
■パイプオルガン保守:1/31、2/4~6
③環境維持とエコ
□空気環境測定:定期実施、適正値を確認済
アスベスト調査:2/4 に横浜市が実施。飛散なし。
□ゴミの分別とリサイクル:常時実施
□エコ提案:ホワイエ照明の LED 化を市に提案。
H25 工事として調査・検討が始まっています。
(2)改修・修繕について
①不具合案件の早期報告
施設や設備の不具合は速やかに報告し、大規模修繕の予兆を共有するとともに、早期対応を調整します。
②規模改修の準備
60 万円以上の改修案件は横浜市負担となることから、大規模改修について資料をまとめ、改修時期や工
事内容の提案を行います。当該年度実施の工事について、現場管理と調整を行います。また、QSY 管理
組合事務局会議への参加など、関係会議等に参加します。
79
達成指標
①修繕につながる情報を早期から共有して、遅滞
なき実施による事故ゼロを目指します。
□不具合・事故等の報告 即日実施
②横浜市の改修計画に貢献し、安全・安心な施設を
維持します。
□修繕計画の進捗管理 常時
□横浜市への提出資料作成、情報共有 常時
□修繕の現場管理と調整業務
事業報告(振り返り)
①建物・建築設備に関わる不具合、事故等に関わる
案件について、事故報告書で横浜市と事務局に即
日報告しています。
□事故報告書による即日報告:確実に実施しています。
②不具合や QSY 改修計画に基づき、大規模改修につ
いて提案を行うとともに、市の要請を受けて会議に
出席しています。
□修繕計画の進捗管理:確実に実施しています。
□横浜市への資料作成と情報共有:確実に実施して
います。
□現場管理と調整:確実に実施しています。
(3)危機管理について
①危機管理体制
消防計画や危機管理マニュアルを整備・徹底し、横浜市や近隣施設と連携して、不測の事態に備えます。
②避難訓練
避難訓練コンサートなど、実践的な訓練を行います。避難誘導の手法や消火設備、通報設備の取扱、救
急救命措置などを確認します。
③災害発生時対応
防災機器や避難場所、災害備蓄情報を共有し、万全の対策を進めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
QSY 防火防災協議会の一員として、市の公共施設
として、連動した危機管理を行い、災害発生時には
迅速的確に対応します。
①最新のガイドラインに従って、「消防計画」「危機管
理マニュアル」を整備し、スタッフ教育を行います。
□防火防災管理協議会への参加 常時
②スタッフの危機認識と優先順位を共有し、危機
対応能力を高めます。
□避難誘導・通報・防火防災訓練 2 回
③QSY 全体として、また MM 地区として、お客様を安
全に避難させるための設備やライフライン途絶時
の対策がとられています。設備等の安全が確保さ
れた場合における避難者の受け入れについて、横
浜市の要請に応じて協議し、準備をすすめます。
①最新ガイドラインによる「消防計画」「危機管理マニュ
アル」の整備
□防火防災管理協議会:5/29 出席
□「消防計画」の変更と届出:実施済み
②避難誘導・通報・防火防災訓練
□避難誘導・通報・防火防災訓練 8/17、1/29
地震・津波避難を含む訓練 3/13
避難訓練コンサート 9/3 の、計 4 回実施しました。
③市の要請に応じた避難者の受け入れ
現在のところ、常態での要請はありませんが、災害
時に施設の状況を確認しながら、個別に対応するこ
とになっています。
80
6 その他に関する振り返り
(1)適切な施設運営と体制について
①市との政策協議について
初めて、文化施設の政策協働型運営を行います。
②組織体制と職員の人材育成について
明確な責任体制の下、専門業者と連携して施設を管理運営するとともに、職員の人材育成に取り組み、
サービスの質の向上を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
①ホール政策経営協議会を定期的に実施し、指 ①政策経営協議会については、年度内 3 回開催
(7/23、8/31、11/20)し、政策経営協議会の進め
定管理期間中の事業や運営について業務評
方、評価委員の事業視察、大規模修繕計画や H25
価を行うとともに、政策や社会情勢にあわせた
年度事業計画や今後の社会情勢等を見据え利用
検討や修正を行い、長期にわたり効果的な運
料金改定等について協議しました。
営を行います。
②専門分野の効率的な委託の導入や職員人材 ②設備管理・舞台技術・清掃・警備・チケット販売・託
児・ドリンク営業等の専門業者への効率的な委託を
育成のため、新人研修やOJT、社内研修を行
行なっています。
います。
③新人研修、中堅職員研修、管理職研修など、職能
に応じた研修に参加しました。
(2)コンプライアンスについて
公共サービスの担い手として、法令・条例・財団規程に基づき、行動規範を徹底し、業務を適正に進めます。
①コンプライアンス窓口を設置します
②研修の実施
コンプライアンスに関する研修にスタッフを派遣します。
③適正な現金管理を進めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
法令・条例・規則等を徹底し、個人情報保護に努 ①コンプライアンス窓口
めるとともに、風通しの良い、不祥事のない職場
ホール内;経営G長、財団;業務管理G長を置き、日
づくりを進めます。
常的に業務を適正に進めました。
①不祥事を予防・早期発見を図るため、財団内に ②財団事務局の指示により、「横浜みなとみらいホー
コンプライアンス窓口を設けます。
ル個人情報保護マニュアル」を作成。全職員に配布
②財団事務局と連携し、現場にあった研修に積
し、7/3 の全体ミーティングで指導しました。新規に
極的にスタッフを参加させます。
配属された職員に対しては、個々に研修及び資料
③現金管理をマニュアルに従い、厳正に行ないます。
配布を行ないました。
③現金管理
2 名体制による現金チェックと毎日の銀行入金を厳
正に実施しました。
81
(3)業務品質管理、評価への取組みについて
①自己評価
半期・四半期に業務の執行状況をまとめ、指定管理者として自己評価・社内評価を行います。
②設置者評価
施設所有者である横浜市による評価を受け、運営に役立てます。
③評議委員による外部評価
横浜市が選任した選定評価委員による外部評価を受け、運営に役立てます。
達成指標
事業報告(振り返り)
PDCA サイクルを徹底し、評価結果を業務改善に
つなげ、よりよいホール運営に生かします。
①定期的な振り返りにより、遅滞なき計画実施、効
果的な運営を行います。
□自己評価 年 2 回
②ホール政策経営協議会で横浜市と指定管理者
が一体となって業務評価を行います。
③横浜市が選任した選定評価委員による外部評
価を受け、ホール政策経営協議会で検討し、
次年度以降の業務改善に役立てます。
その他、お客様や近隣社会のニーズを 4-(1)
で把握し、運営に生かします。
①定期的な振り返り
□自己評価:半期・期末の振返り共に実施済み。
②市と指定管理者一体での業務評価
□評価軸:横浜市と協議しながら策定しました。
□評価委員による事業評価:9 月から事業視察を受入
れ、本年度分は全て完了しました。
③外部評価を受けての業務改善
ニーズ把握に基づく運営の見直しについては、可能
な限り、積極的に反映し、運営の改善に努めました。
7 収支に関する振り返り
(1)収入の向上について
①事業収入
入場料等収入、助成金・協賛金、委託料を原資として実施します。
②利用料金収入
営業・協働等の強化による段階的な増収を実現します。
③外部資金導入
助成金・協賛金・寄附金等の獲得につとめます。
達成指標
事業報告(振り返り)
自主事業の実施と効果的な広報宣伝により事業 ①事業収入:約 2 億 2,700 万円
収入の増収に努めます。また、継続的な助成金・
指定管理料の減額に伴う、事業収支の安定化策の
協賛金の確保はもとより、情報収集、ネットワーク
一環として、リスク按分型の共同主催事業を増やし
の活用や事業内容の工夫による新規の外部資金
たためです。支出も同様に下がっています。
導入を図ります。
②利用料金:約 2 億 900 万円
①事業収入:2 億 8,240 万円
③協賛金・助成金:約 3,000 万円
②利用料金:2 億 323 万円
③協賛金・助成金:2,850 万円
・ 文化庁「平成 24 年度 優れた劇場・音楽堂か
らの創造発信事業」、民間企業ほか・効果
的・継続的な協賛金、寄附金のあり方につい
て検討します。
82
(2)支出の削減について
経年劣化や法改正に基づく支出増、光熱水費の高騰などを鑑み、一層の経費節減を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
公演利用の増加、電気代の値上がりによる経費
増に対応するため、事業費・事務費とも、より一層
の経費節減・業務見直しを行います。
施設や設備の老朽化により、定期保守点検・整備
予定を見直します。また、法令等の改正により、新
たに必要になった保守点検や定期調査を、優先
順位をつけて実施します。
□QSY 契約電気使用量の見直し
23 年夏季電気使用量制限時に基づく
□事務用品の計画的購入
①経費削減
□電気料金:QSY 契約電気使用量について、見直し
済みです。併せて、り災証明の申請を行い、再生可
能エネルギー発電促進賦課金の減免を受けました。
正面口庇照明、B1 フロアの蛍光灯・電球の大半を
LED に変更し、省電力化を図りました。
□事務用品の計画購入:文房具類の再利用を推進
し、必要なものに絞って購入することで節約に努め
ました。
②施設・設備の保守点検・整備の見直し、法令対応
定期的に設備・舞台・事務室間で情報の共有を図り、
法令改正の確認や、不具合対応について協議を行
い、優先順位を明確にして対応に当たっています。
83
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜みなとみらいホール 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
レセプションルーム
119
99%
2,500
主催:横浜みなとみらいホール
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
1
4月6日
|
4月7日
ヴォルフ・フェラーリ作曲/歌劇「スザンナの秘密」
2
5月17日
オルガンリサイタルシリーズ
(31 オルガンがつなぐ心)
大ホール
475
26%
4,000
主催:横浜みなとみらいホール
3
6月16日
|
11月17日
【ベートーヴェン:Vnソナタ全曲演奏】
ファイン・デュオⅠ・Ⅱ
小ホール
476
54%
4,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:カメラータ・トウキョウ
4
9月9日
グレートアーティスト・シリーズ Ⅰ
「山田一雄生誕100年メモリアル」
大ホール、他
1,545
95%
主催:横浜みなとみらいホール
3,000~6,000 支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
5
9月16日
|
1月19日
■横浜芸術アクション事業■
エリアフ・インバル/東京都交響楽団
マーラー・チクルス
大ホール
7,426
77%
主催:横浜みなとみらいホール
3,000~8,000 共催:東京都交響楽団
協力:東京芸術劇場
6
9月23日
オルガン・リサイタルシリーズ32
シネマ×パイプオルガン
大ホール
686
59%
1,800
主催:横浜みなとみらいホール
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
7
10月21日
【ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲演奏】 ヴェーラ
弦楽四重奏団Ⅴ
小ホール
145
33%
4,000
主催:横浜みなとみらいホール
8
12月1日
|
12月9日
Just Composed 2012 in Yokohama ~現代作曲家シ
リーズ~
小ホール
245
82%
3,000
主催:横浜みなとみらいホール
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
9
12月15日
E.フンパーディンク作曲/歌劇「ヘンゼルとグレーテ
ル」
小ホール
400
101%
2,000
主催:横浜みなとみらいホール
10
12月31日
横浜みなとみらいホール
ジルヴェスター・コンサート2012-2013
大ホール
1,863
94%
11
1月26日
チマローザ作曲/歌劇「秘密の結婚」
小ホール
265
68%
3,500
主催:横浜みなとみらいホール
12
3月16日
三橋貴風プロデュース邦楽コラボコンサート
(デーモン閣下の邦楽維新Collaboration)
大ホール
1,066
83%
6,000
主催:横浜みなとみらいホール
13
3月23日
オペラ「北風と太陽」&「花咲かじいさん」
小ホール
404
92%
2,000
主催:横浜みなとみらいホール
14
3月24日
オルガン・リサイタルシリーズ
(33 廣江理枝 オルガンリサイタル)
大ホール
948
52%
2,000
主催:横浜みなとみらいホール
15
4月
|
3月
大ホールほか
-
-
主催:横浜みなとみらいホール
会場
入場者数
■横浜芸術アクション事業■
次年度オペラ制作
5,000~10,000 主催:横浜みなとみらいホール
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
事業名
1
4月28日
|
3月19日
(各種コンクール支援)
神奈川音楽コンクール/カワイ音楽コンクール/ピティナピアノ・コ
ンペティション/ヤマハジュニア専門コースソロコンサート/ショパン国
際ピアノコンクールin Asia/横浜吹奏楽コンクール・神奈川県
吹奏楽コンクール/ABC新人コンサートオーディション/全日本
学生音楽コンクール
2
5月1日
|
3月31日
ホールオルガニスト・インターンシッププログラム
3
5月20日
4
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:株式会社神奈川新聞社、株式会社河合楽器製
作所、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会、株式
会社ヤマハミュージック東京横浜店、有限会社アイエ
無料~2,500
ムシー音楽出版、横浜吹奏楽連盟、NPO法人ABC音
楽振興会、株式会社毎日新聞社
協力:横浜みなとみらいホール
大ホール
小ホール
3,926
-
大ホールほか
1
-
-
ハマのJACK 金のタマゴを探しています (Vol.14
「オール・モーツァルト・プログラム」)
小ホール
235
53%
1,000~3,000
6月30日
■横浜芸術アクション事業■
Yokohama Hands-on Opera Project
プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」
大ホール
1,417
99%
主催:横浜みなとみらいホール
3,500~6,000 支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
5
7月3日
ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン
講師と受講生による室内楽演奏会
レセプションルーム
リハーサル室
音楽練習室
大・小ホール
174
40%
1,000~2,000 主催:横浜みなとみらいホール
6
11月2日
|
11月3日
第31回横浜市招待国際ピアノ演奏会
小ホール、他
792
90%
2,500
主催:横浜みなとみらいホール
7
12月22日
クラシック・ヨコハマ「生きる」
~2012X'mas若い命を支えるコンサート
大ホール
1,633
81%
5,000
主催:株式会社毎日新聞社
協力:横浜みなとみらいホール
84
主催:横浜みなとみらいホール
主催:横浜みなとみらいホール
共催:特定非営利法人ハマのJACK
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
1
2
3
4月10日
|
3月8日
4月14日
|
2月10日
4月16日
|
3月1日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
(貸館鑑賞公演支援)
みなとみらいアフタヌーンコンサート
大ホール
13,962
79%
3,000~4,000
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
東京交響楽団川崎定期 in 横浜
大ホール
5,907
73%
2,000~7,000
主催:東京交響楽団
協力:横浜みなとみらいホール
みなとみらいクラシック・クルーズ(合計24公演)
大ホール
16,495
47%
800
主催:横浜みなとみらいホール
4
4月19日
|
2月13日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
定期演奏会/公開リハーサル
大ホール
14,546
80%
1,000~6,000
主催:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
協力:横浜みなとみらいホール
5
4月21日
|
3月23日
日本フィルハーモニー交響楽団横浜定期演奏会/
夏休みコンサート/第九特別演奏会等
大ホール
27,309
135%
1,500~7,000
主催:日本フィルハーモニー交響楽団
協力:横浜みなとみらいホール
6
4月22日
出逢える音季2012
みなとに響くダブル木管リサイタル
小ホール
153
35%
2,500~4,000
主催:株式会社オレンジノート
協力:横浜みなとみらいホール
7
4月22日
|
2月11日
読売日本交響楽団みなとみらいホリデー名曲コンサー
ト
大ホール
13,918
86%
1,500~7,000
主催:読売日本交響楽団
協力:横浜みなとみらいホール
8
4月26日
|
3月21日
オルガン1ドル・コンサート
大ホール
10,722
51%
100
主催:横浜みなとみらいホール
9
5月5日
●こども未来ミュージック・プログラム●
横浜みなとみらい「こどもの日」コンサート
大ホール
3,448
93%
500~2,000
主催:横浜みなとみらいホール
10
5月20日
前橋汀子リサイタル
大ホール
16,502
817%
4,000~6,500
11
6月2日
■横浜芸術アクション事業■
パーヴォ・ヤルヴィ オーケストラ・シリーズ
フランクフルト放送交響楽団
大ホール
1,880
93%
9,000~18,000 主催:横浜みなとみらいホール
12
6月8日
ウィーン少年合唱団
大ホール
1,986
98%
2,000~5,800
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
13
6月10日
ペレス・プラード楽団
大ホール
1,854
92%
4,500~5,500
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
14
6月13日
|
7月13日
●こども未来ミュージック・プログラム●
盲特別支援学校オルガンワークショップ
大ホール
53
183%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
15
6月23日
ミハイル・プレトニョフ指揮
ロシア管弦楽団
大ホール
1,116
55%
5,000~14,000
主催:ジャパンアーツ
協力:横浜みなとみらいホール
16
7月11日
アンサンブルdeヨコハマ
2011/2012シーズン
定期演奏会III
小ホール
209
48%
3,500~5,000
主催:アンサンブルde横浜
協力:横浜みなとみらいホール
17
7月13日
|
10月26日
横浜バロック室内合奏団定期演奏会
小ホール
599
136%
2,000~3,000
主催:横浜バロック室内合奏団
協力:横浜みなとみらいホール
18
7月14日
よこはまマリンコンサート
大ホール
1,103
55%
2,000~3,800
主催:横浜音楽文化協会
協力:横浜みなとみらいホール
19
7月21日
■横浜芸術アクション事業■
延原武春指揮 テレマン室内オーケストラ
小ホール
238
54%
5,000
20
7月26日
コバケンとその仲間オーケストラin横浜
大ホール
1,632
81%
1,000~3,000
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
21
7月28日
■横浜芸術アクション事業■
マルク・ミンコフスキー指揮
オーケストラ・アンサンブル金沢
大ホール
1,015
69%
3,000~6,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:オーケストラ・アンサンブル金沢
22
8月26日
上原彩子の「展覧会の絵」
大ホール
1,657
82%
4,000~4,800
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
23
8月28日
|
9月9日
木之下晃写真展 「山田一雄・音と人」
大ホール
3階客席ホワイエ
444
-
無料
主催:横浜みなとみらいホール
24
9月2日
ヴィルトゥオーゾ横浜 第12回演奏会
小ホール
327
74%
4,000
主催:ヴィルトゥオーゾ横浜
協力:横浜みなとみらいホール
25
9月6日
●こども未来ミュージック・プログラム●
0歳からのオルガン・コンサート
大ホール
2,191
80%
300~500
主催:横浜みなとみらいホール
26
9月17日
|
3月9日
神奈川フィルの名手達Ⅳ~Ⅵ
小ホール
1,027
78%
3,000
主催:横浜みなとみらいホール
27
9月20日
|
10月19日
■横浜芸術アクション事業■
心の教育ふれあいコンサート(合計20公演)
大ホール
35,501
89%
1,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:横浜市教育委員会
85
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
主催:横浜みなとみらいホール
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
28
10月5日
■横浜芸術アクション事業■
バーデン市劇場
プッチーニ歌劇「トスカ」
大ホール
1,029
71%
6,000~12,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:パラディース
29
10月7日
■横浜芸術アクション事業■
ハインツ・ホリガー
室内楽コンサート
小ホール
254
58%
6,500
主催:横浜みなとみらいホール
30
10月20日
庄司紗矢香 ジャンルカ・カシオーリ
ヴァイオリン・デュオ・リサイタル
大ホール
1,154
57%
3,000~7,000
31
10月25日
■横浜芸術アクション事業■
クリスティアン・ティーレマン指揮
ドレスデン歌劇場管弦楽団
大ホール
1,349
68%
11,000~
32,000
主催:横浜みなとみらいホール
32
10月31日
|
11月16日
アウトリーチ・コンサート(平成24年度横浜市芸術文化
教育プラットフォーム 《横浜銀行PRESENTS》こども未
来ミュージック・プログラム 小学校 アウトリーチ能見台
南小学校)
能見台南小学校
185
142%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
33
11月9日
アウトリーチ・コンサート(平成24年度横浜市芸術文化
教育プラットフォーム 《横浜銀行PRESENTS》こども未
来ミュージック・プログラム 小学校 アウトリーチ山下小
学校)
山下小学校
87
97%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
34
11月17日
シエナ・ウインド・オーケストラ
大ホール
1,016
50%
2,000~5,500
35
11月18日
Rencontre Chorales 2012
日本公演 虹
小ホール
269
61%
4,000
主催:ゴールデンウェーブ開催委員会
協力:横浜みなとみらいホール
36
11月27日
ポーランド放送室内合奏団withエマニュエル・パユ
大ホール
572
29%
6,500
主催:横浜みなとみらいホール
37
11月28日
郷愁のロシア民謡
ロシア国立モスクワ・アカデミー合唱団ソロイスツ
大ホール
1,707
85%
3,800~4,500
38
12月2日
■横浜芸術アクション事業■
マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団
「第九演奏会」
大ホール
1,661
85%
12,000~
30,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:ジャパン・アーツ
39
12月8日
■横浜芸術アクション事業■
トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦
楽団
大ホール
730
36%
7,000~18,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:梶本音楽事務所
40
12月9日
究極のドビュッシー
クリスチャン・ツィメルマン
ピアノリサイタル
大ホール
1,498
74%
6,000~15,000
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
41
12月23日
クリスマス/アヴェ・マリア
サンクトペテルブルク室内合奏団
大ホール
3,512
87%
4,500
主催:株式会社光藍社
協力:横浜みなとみらいホール
42
12月24日
クリスマス・パイプオルガン・コンサート
大ホール
1,741
96%
1,000
主催:横浜みなとみらいホール
43
12月28日
ウクライナ国立歌劇場管弦楽団「第九」
大ホール
878
43%
7,000~10,000
主催:株式会社光藍社
協力:横浜みなとみらいホール
44
1月3日
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
大ホール
1,728
86%
5,000~8,500
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
45
1月8日
「ウィンナ・ワルツ」ウィーン交響楽団
ヨハン・シュトラウス・アンサンブル
大ホール
1,462
72%
3,000~4,000
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
46
1月13日
千住真理子&上原彩子
プラハ交響楽団
大ホール
1,775
88%
6,000~14,000
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
47
1月14日
森麻季&福井敬
ゴールデン・デュオ・リサイタル
大ホール
1,191
59%
2,000~6,000
主催:株式会社ジャパンアーツ
協力:横浜みなとみらいホール
48
2月6日
|
3月5日
アウトリーチ・コンサート(平成24年度横浜市芸術文化
教育プラットフォーム 《横浜銀行PRESENTS》こども未
来ミュージック・プログラム 小学校 アウトリーチ神橋小
学校)
神橋小学校
75
100%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
49
2月23日
NHK交響楽団2013横浜定期演奏会
大ホール
1,901
100%
4,000~7,500 主催:横浜みなとみらいホール
50
3月3日
横山幸雄3大作曲家を弾く
横山幸雄ピアノ・リサイタル2013
大ホール
1,557
77%
4,100~4,500
主催:株式会社ジャパンアーツ
協力:横浜みなとみらいホール
51
3月6日
【横浜銀行Presentsこども未来ミュージック・プログラム】
横浜市盲特別支援学校中学部アウトリーチ
盲特別支援学校
50
250%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
52
3月10日
■横浜芸術アクション事業■
ベルナルド・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団
大ホール
1,541
76%
11,000~
32,000
主催:横浜みなとみらいホール
53
3月17日
オーケストラアンサンブル金沢
大ホール
1,369
68%
3,000
86
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
主催:一般社団法人ジャパン・シンフォニック・ウインズ
協力:横浜みなとみらいホール
主催:有限会社神奈川芸術協会
協力:横浜みなとみらいホール
主催:財団法人石川県音楽文化振興事業団
協力:横浜みなとみらいホール
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
5月21日
|
3月6日
●こども未来ミュージック・プログラム●
放課後!みんな集まれ♪
(みんな集まれっ!おんがくひろば)
大ホール
846
141%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
2
7月2日
●こども未来ミュージック・プログラム●
NHK交響楽団奏者による吹奏楽クリニック
大ホール
256
37%
10,000
主催:横浜みなとみらいホール
3
8月1日
【みなとみらいわくわく遊音地2012】
2012ジュニア・コーラス みんな集まれ!
(横浜みなとみらいホール
ジュニア・コーラス大集合 ! )
大ホール
848
49%
4
8月3日
【みなとみらいわくわく遊音地2013】
●こども未来ミュージック・プログラム●
おやこオペラ教室2012
大ホール
643
80%
500~1,000
主催:横浜みなとみらいホール
5
8月4日
|
8月7日
【みなとみらいわくわく遊音地2013】
●こども未来ミュージック・プログラム●
パイプオルガン体験+コンサート
(夏休みオルガン大作戦2012)
大ホール
1,341
63%
500~2,000
主催:横浜みなとみらいホール
第2回「金の卵」オーディションJACK賞受賞者コンサー
ト
小ホール
348
40%
-
主催:横浜みなとみらいホール
レセプションルーム
139
66%
1,000
主催:横浜みなとみらいホール
全日本高等学校吹奏楽大会in横浜
大ホール
6,135
82%
1,500~4,000
みなとみらいアマチュア室内楽フェスティバル
小ホール
444
50%
1,500
主催:株式会社テレビマンユニオン
共催:横浜みなとみらいホール
大・小ホール
1,546
53%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
共催:コーラル・フェスト実行委員会
大ホール
6,623
331%
無料
主催:株式会社ヤマハミュージック東京 横浜店
6
7
8
9
10
11
8月4日
|
8月5日
9月17日
|
3月17日
11月10日
|
11月11日
2月16日
|
2月17日
2月22日
|
2月24日
3月25日
|
3月29日
●みなとみらい街の音楽院●
第33回コーラル・フェスト
ヤマハ・リトルミュージシャン・コンサート
主催:横浜みなとみらいホール
1,000~2,000 支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
主催:日本高等学校吹奏楽連盟
協力:横浜みなとみらいホール
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
1階エントランス
レセプションルーム
主催・共催・後援・協賛等
18
36%
9,000
大ホール
小ホール
1,437
91%
500~3,000
大ホール、他
199
54%
1,000
大ホール
862
60%
1,500~2,000
主催:横浜みなとみらいホール
共催:昭和音楽大学
2,000
主催:横浜みなとみらいホール
1
8月1日
ハマの舞踏会
2
8月2日
|
8月5日
【みなとみらいわくわく遊音地2013】
ハマのJACK in みなとみらい
3
8月20日
|
8月22日
ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー 2012夏 IN 横浜
4
12月12日
昭和音楽大学連携公演「メサイア」
5
1月20日
(レセプションルーム・コンサート)
癒しのコンサートVol.3 松本克巳 ヴァイオリンの情熱
レセプションルーム
86
108%
6
2月2日
|
2月16日
国際音楽祭NIPPON2013
・諏訪内晶子&L.O.アンスネス ヴァイオリン・リサイタ
ル
・諏訪内晶子&フィルハーモニア管弦楽団
・諏訪内晶子 ピアノ・トリオ ほか
大ホール
小ホール
その他
4,065
73%
7
2月3日
(レセプションルーム・コンサート)
コンサートを作ろう!企画事業 口笛コンサート<レク
チャーコンサート>
レセプションルーム
92
92%
2,000
主催:横浜みなとみらいホール
8
3月26日
(レセプションルーム・コンサート)
【コン作メイト事業】第66回全日本学生音楽コンクール
全国大会in横浜 横浜市民賞受賞者による演奏会
小ホール
247
56%
1,000
主催:横浜みなとみらいホール
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
横浜美術館
-
-
1,500
-
主催:横浜みなとみらいホール
主催
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
主催:横浜みなとみらいホール
共催:NPO法人じぶん未来クラブ
6,000~18,000 主催:財団法人ジェスク芸術文化振興会
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
事業名
1
5月30日
近隣アートプログラム「MMcc横浜美術館ナイト」
2
9月3日
避難訓練コンサート
大ホール
241
34%
無料
主催:横浜みなとみらいホール
3
9月27日
屋上庭園コンサート
6F屋上庭園
100
111%
1,500
主催:横浜みなとみらいホール
支援:文化庁「平成24年度優れた劇場・音楽堂からの
創造発信事業」
87
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
広報宣伝事業
-
-
-
-
-
■横浜芸術アクション事業■
広報宣伝事業
-
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
■⑨ 収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
ショップおよびチケット受託販売
88
横浜能楽堂
1 平成 24 年度総括
企画公演「美の世阿弥・華の信光」、日中国交正常化 40 周年記念特別企画公演「日中を旅した楽器」、沖
縄本土復帰 40 周年記念特別企画公演「琉球芸能 本土に咲く華々」、特別展「楽器は語る」などを開催し、
多くの新聞の文化欄に大きく取り上げられました。特別展「楽器は語る」で沖縄県の文化財指定を受けている
名器「開鐘」が初めて本土で展示されたこともあり、特別企画公演「日中を旅した楽器」とともに沖縄でも大きく
報道され、注目を集めました。「バリアフリー能」「横浜狂言堂」「親子能楽ワンダーランド」などの普及公演も堅
実に取り組みました。運営面ではホームページやツイッター等の広報ツールに加え、ニコニコ動画で狂言の
公演の実験生中継を行い、国内外への発信に取り組みました。管理面では設備の経年劣化進む中、日々
の維持管理の中で、「安心」「安全」「快適」を提供できるようにしました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)能楽等に関する興味や関心を広げ、理解を深めるための事業について
1)公演事業について
■幅広い層の人たちが鑑賞しやすいように条件を整備した「普及公演」、現代を代表する演者が出演する
芸術性の高い「特別公演」、芸術・学術性があり、創造・発信性の強い「企画公演」を柱に、公演の企画・
制作を行います。
普及公演:「バリアフリー能」、「横浜狂言堂」、「夏休み親子能楽ワンダーランド」
企画公演:「美の世阿弥・華の信光」、沖縄本土復帰 40 周年記念特別公演「琉球芸能 本土に咲く華々」等
■国際交流事業として、日中国交回復 40 周年に向けて特別企画公演「日中を旅した楽器」及び、関連の
特別展を開催します。平成 22 年度に日加共同制作を行った「Susuriwka」がカナダの先住民族のアート
フェスティバル「Planet IndigenUs」から正式に招請を受けたことを受け、カナダで再演します。
2)講座・ワークショップ展示事業について
■公演とは違った角度から古典芸能を楽しんでもらう講座や自らが体験するワークショップを開催します。
講座:「この人百話一芸」
ワークショップ:「初めての能楽教室シリーズ」等
■子どもの意欲を発展させる体験型プログラムを実施します。
「こども狂言ワークショップ」等
■さまざまな角度から古典芸能を楽しめるよう、これまでの調査研究を生かし、テーマを設定した展示を開
催します。
特別展「日中国交正常化 40 周年記念特別展『楽器は語る』」、特別展「美の世阿弥 華の信光」
達成指標
事業報告(振り返り)
1)公演事業について
各公演とも券売率 65%。
■企画公演、特別企画公演は、新聞 3 紙への記
事掲載。
■「日中を旅した楽器」では、芸術性だけではな
く、公演・展示を通じて学術的な意味も追求し、
他文化の相互理解を促進します。公演を録音
した CD を作成します。
■「Susuriwka」で日本の先住民族であるアイヌの
認知度を高めます。
普 及 公 演 「 横 浜 狂 言 堂 」 96.0 % ( 94.9 % 、 97.1 % 、
95.7 %、 87.9 %、 98.4 %、 98.1 %、 92.0 %、 97.9 %、
97.9%、96.5%、97.9%、97.9%)、沖縄本土復帰 40
周年記念特別企画公演「琉球芸能 本土に咲く華々」
88.5%、日中国交正常化 40 年記念特別企画公演「日
中を旅した楽器」90.1%、普及公演「夏休み親子能楽
ワンダーランド」91.6%、企画公演「美の世阿弥・華の
信光」70.7 %(67.9%、 74.4%、69.8%)、特別公演
96.1%、バリアフリー能 50.0%(ただし介助者チケット
分を含めると 64.8%)
89
2)講座・ワークショップ展示事業について
■講座の券売率 65%。
■ワークショップの参加率定員の 80%。
■横浜能楽堂自主事業 ワークショップ、体験教室
《初めて古典芸能の一端を体験することにより、
将来の鑑賞人口の拡大にもつなげられます。》
■アンケート満足度 4.0 以上
こまめな広報の努力や蝋燭能やお食事付きプランの
実施の結果、全体での平均券売率 81.9%と目標を大
幅に上回り達成しました。
企画「美の世阿弥・華の信光」では、作風の異なる 2 人
の作者の曲を 1 人の演者が 1 日で演じ分けるという企
画内容の他、観世信光作の能(復曲)「巴園」を関東で
初めて上演したことや、黒川能(国指定重要無形民俗
文化財)所蔵の能面をプロの能楽師が使用したことも
高い注目を浴びました。
「横浜狂言堂」では、児童福祉施設等の子どもたちを公
演に招待する「もう 1 枚のチケットプロジェクト」と、ニコニ
コ動画の YAF チャンネルにて実験生中継を行い、これ
までに能楽堂に足を運んだことがない層にアプローチ
しました。
特別企画公演「琉球芸能 本土に咲く華々」では本土
で活躍する琉球舞踊家・筝曲家をフィーチャーすると
ともに、沖縄在住の芥川賞作家大城立裕氏書き下ろし
の新作で狂言小舞を狂言方大蔵流山本東次郎氏が、
芸術院会員である歌人馬場あき子氏書き下ろしの琉
歌で新作の琉球舞踊を宮城能鳳氏がゲストで華をそ
え、秋篠宮妃殿下にご臨席賜りました。「バリアフリー
能」では新たに聴覚障がい者向けサポートとして PSP、
iPad への文字配信を行いました。
■企画公演「美の世阿弥 華の信光特別企画公演」7 紙9
回、特別企画公演「琉球芸能本土に咲く華々」9 紙 12
回、特別企画公演「日中を旅した楽器」5 紙 8 回掲載。
■「日中を旅した楽器」では、特別展「楽器は語る」の
展示図録も併せて掲載し、資料価値の高いパンフ
レットを作成し、研究者からの評価も得ました。公演
を録音した CD「日中を旅した楽器」を作成し、芸術
祭参加作品として認められました。
■カナダで開催された「Planet indegenUs」は世界中か
ら人 が 集 ま る先 住 民族 の フ ェ ス テ ィバ ル であ り、
「Susuriwka」は正式に招請を受け、4 回にわたり上演
しました。アイヌ民族が初めて参加したことにより、こ
れまで聞いたことのない音楽として、カナダ最大の
新聞のトロントスターを始めとして、地元紙 2 紙に大
きく記事が掲載されるなど、日本の伝統文化の 1 つ
であるアイヌ文化の認知度を高めました。
■「この人百話一芸」49.8%(49.4%、62.1%、42.1%、
45.4%)でしたが、平良とみ(沖縄芝居)、関根祥六
(能楽シテ方)、加藤武(俳優・文学座)、常磐津英寿
(常磐津三味線・人間国宝)という多ジャンルの第一
90
人者をゲストに迎えた内容に、来場者の満足度は
(4.8、4.9、4.7、4.8/5 点満点)と非常に高い催しとな
りました。
■「こども狂言ワークショップ~入門編」100%、「親子能
楽ワンダーランド 体験しよう」100%、初めての「謡仕
舞」「小鼓」「大鼓」教室 100%。子どもから大人まで
能楽に親しむ機会を提供しました。
■アンケートによる満足度 4.8(5 点満点)
(2)調査・研究・国際交流等に関する事業について
■国内外の古典芸能等の現状等を現地に赴き、文化・観光の視点から調査します。
達成指標
■国内 1 か所、国外 1 か所調査します。
《論文等で成果を公表します》
事業報告(振り返り)
岩手、沖縄、カナダの調査を行いました。岩手では沿
岸と内陸の芸能を、沖縄では島に残る祭りを調査し、
ブログに掲載しました。「ススリウカ」の公演に合わせて
訪れたカナダの状況は北海道新聞からの依頼により
寄稿し、記事として大きく掲載されました。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)能楽堂及び能楽等に関する情報の提供について
■各種公演情報の収集及び提供
お客様が全国各地の能楽堂へ出向かなくとも、横浜能楽堂で公演情報が取得できるようにします。
■施設に関する情報提供
リニューアルされたホームページにて、文化財でもある本舞台をご紹介するとともに、職員による日常のちょっ
とした出来事をブログで紹介し、横浜能楽堂への親近感を持っていただき、文字通り「敷居の低い能楽
堂」を目指します。
■相談受付
施設利用に関する問い合わせはもとより、能狂言に対する素朴な疑問や専門的な質問に積極的に答え
ていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■能楽等に関するチラシ開架による情報提供
《お客様が当該施設へ出向かずとも、横浜能楽
堂に来館されることにより、容易に情報が入手
できることを目指します。》
年間 50 種類以上
■新ホームページへのアクセス数
《見やすい、使いやすいホームページを目指
し、海外のお客様でも判りやすいものとし、ホー
ムページ利用を増やします。》
年間利用者数 48,000 件
■職員ブログ発信数
《職員手作りのブログにより、横浜能楽堂への
お客様の親密度を増大させます。》
■開架数 194 種類(3 月末)
期限切れチラシの管理や、開架順の整理を常に行
いました。
■ホームページアクセス数
年間 64,271 件
■職員ブログ発信数
年間 28 件
■能楽堂代表メールへの問い合わせ及び回答数
年間 20 件
91
年間 24 件
■能楽堂代表メールへの問い合わせ及び回答数
《素早い問合せ対応により、お客様と横浜能楽
堂との距離を縮めます。》
年間 12 件
(2)能楽等に親しんでいただける土壌づくりについて
■施設を利用したい方へのサポート
能舞台がもつ独自の制約を守りながら、初めて能舞台を利用される方や能楽以外のジャンルで利用され
る方にサポートしていきます。
■稽古をされたい方へのサポート
能狂言の初心者向けの教室やワークショップは横浜能楽堂の事業として行うとともに、流派、時間、場所
などの希望に沿った講師探しのお手伝いも行います。
■公演・ワークショップ開催へのサポート
今まで築いてきた演者との関係や公演制作のノウハウを活かして、希望、予算等に応じた公演開催のお
手伝いを行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■チケット作成サービス
《専門業者作成費より安価で作成できることを
紹介します。》
年間 4 件
■チケット代行販売サービス
《横浜能楽堂に来場されたお客様を中心に、チ
ケットを販売できることを紹介します。》
年間 3 件
■友の会会員向け広報サービス
《能楽愛好者のお客様に絞って、広報を行える
ことを紹介します。》
年間 2 件
■公演協力
《公演開催への表裏一体となった制作のお手
伝いを行います。》
年間 2 件
■チケット作成サービス
年間 7 件
■チケット販売代行サービス
年間 4 件
■友の会会員向けサービス
年間 6 件
■公演協力
年間 3 件。能楽ではないジャンルの初めて能舞台を
利用される方へ制作や運営のサポートを行いました。
(3)「地域とつながる能楽堂」
「地域をつなげる能楽堂」について
■市内の実演家・地域企業・関連団体と連携して、文化芸術による魅力・活力の創出に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■横浜の能楽愛好団体である「横浜能楽連盟」と ■「横浜能」は 6 月 2 日に実施。来場者数 434 名。横
協力して「横浜能」の開催
浜能楽連盟と連携しながら第 60 回を記念して各流
《横浜能楽堂の市民への認知度を高めます。》
家元級の出演により多彩な番組で構成しました。
目標来場者数 320 名
■「横浜かもんやま能」を 11 月 24 日に実施。来場者
■ふるさと西区推進委員会、西区役所地域振興課
462 名。ふるさと西区推進委員会、西区役所地域振
との共同主催による「横浜かもんやま能」の開催
興課と協力しながら地域の掲示板等を利用し、集客
92
《身近な公共施設として、地域住民の皆さまに
周知し、「能楽堂」を体験されたことのないお客
様の集客を行います。》
目標来場者数 320 名
を行いました。
(4)「施設利用率」について
■施設利用率向上のため、柔軟な施設運営に努めます。
■本舞台利用申込期限である利用予定日 2 か月前を過ぎた場合は、利用者の希望により本舞台を 1 時間
単位でご利用できるようにします。
■学校利用の誘致を行います。
■見学者の誘致に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■教育機関の利用(学校利用)を促進します。
■施設見学の受け入れ 4 件。鑑賞会開催希望 0 件。
《施設見学はもとより、鑑賞会の開催へ向けた
本来は有料の施設見学を教育機関には無料で実施
お手伝いができることも PR していき、施設稼働
しました。
率の向上とともに将来の能楽愛好者の増大に ■MICE 説明会にて海外のお客さま向けの古典芸能鑑
賞・体験・プライベート見学のアピールを行いました。
努めます。》
■本舞台(日) 31% 第二舞台(日) 52%、(コマ)27%
■見学者の誘致
研修室(コマ) 26% 楽屋(コマ) 22% (上半期)
《ホームページのリニューアルにあわせ、海外
第二舞台は長期低落傾向により減少しました。
のお客様にも能楽堂の舞台としてのご興味を戴
けるように工夫します。》
■目標施設稼働率
本舞台(日) 30% / 第二舞台(日) 70%
研修室(コマ) 25% / 楽屋(コマ) 20%
(5)広報活動について
■無料で展開できる媒体を中心に効果的、効率的な広報を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■新聞、雑誌への記事掲載を行います。
■新聞への記事掲載年間 51 回
年間 24 回(平均月 2 回ペース)を目指します。
特に、日中国交正常化 40 周年記念特別展「楽器は
■twitter での月 15 回以上のつぶやきを行い、能
語る」では、沖縄タイムスの 1 面に大きく取り上げら
楽情報等の提供を行います。
れ、大きな成果を上げました。
■twitter 月平均 28 ツイート
公演の見どころ、チケット情報や貸し館についての
情報提供を行いました。
(6)職員の資質向上について
■職員のスキルアップを図り、質の高い運営を目指します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■職員向けの専門研修を独自で実施します。
■3 月 4 日に実施。手話通訳者を講師に迎え、聴覚障
《職員のお客様対応サービスの向上を目指します。》
がいを中心としたお話と接客のポイントについて、サ
「バリアフリー能」に先立ち、職員の接遇研修を
ポートの実例を交えながら実施しました。
行います。
93
4 施設の管理に関する振り返り
(1)設備保守管理、修繕について
■開館 15 年を過ぎた設備機器に対し、平成 23 年度に行われた大規模修繕機器の稼働状況を観察しつ
つ、更新した機器はもとより、オーバーホールされた機器類、修繕未実施の機器類のトラブルを未然に防
ぐよう、定期的な点検を実施していきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年間を通じ定期的な保守点検を実施していき ■定期的に保守点検を実施しました。
ます。
■設備機器の運転停止事故ゼロ
《専門的な技術スタッフにより、きめ細やかな点
検を実施します。》
設備機器に適した保守点検の実施(「業務の基
準」に基づく)
■設備機器の運転停止事故ゼロ
(2)安全管理計画について
■「危機管理マニュアル」にもとづき、災害時のお客様誘導方法について、職員研修及び訓練を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
災害時の「避難誘導訓練」を年間 2 回実施します。 ■7/26、1/21 に実施。併せて消防機器の取り扱い方
法について研修を実施しました。
《施設内のお客様導線、設備機器の再認識を行
い、より安全で的確な誘導法を探っていきます。》
■消防設備機器の取り扱い方法について、研修
を繰り返し、非常時の対応に備えます。
年間 2 回
5 その他に関する振り返り
(1)個人情報の取り扱いについて
■財団のガイドラインに基づき、適正に管理、保護に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■個人情報の保護管理について、職員研修を実 ■事務局主催のコンプライアンス研修、横浜市主催の
施します。
コンプライアンス研修、個人情報保護研修に参加し
ました。
《来場されるお客様、施設利用されるお客様の個
人情報の管理について改善を行っていきます。》
年間 2 回
94
6 収支に関する振り返り
(1)収入について
■「企業協賛金収入」、「各種助成金」の獲得に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■社会の経済状況の悪化により、多額な「企業協 ■経済状況悪化の中で、協賛金 2,730 千円を受け、7
賛金収入」は見込むことはできません。健全な
月に実施した日中国交正常化 40 年記念特別企画
経営を目指します。
公演「日中を旅した楽器」を再構成し、沖縄タイムス
企業協賛金収入 1,000 千円
新社屋杮落し公演として「万国津梁の音色」を実施
■各種助成金獲得に向け、申請手続きを行います。
しました。
助成金収入 13,000 千円
■助成金が縮小傾向にあり、各種助成金を 13,000 千円
申請しましたが、獲得できたのは 3,200 千円でした。
(2)支出について
■各種契約行為について、財団経理規程に基づく入札はもとより、少額の契約案件においても複数社によ
る見積合わせ等を綿密に行い、経費削減に努めます。
■エネルギー消費量の削減が叫ばれている中、自動運転による消費量の削減はもとより、設備機器の運営
方法の工夫により、消費量を削減し、経費を抑えます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■本舞台自由見学日の客席照明について、お客 ■本舞台自由見学日の客席照明のこまめな消灯によ
り、21 年度比 15%削減。
様からの見学ご要望が出た場合に点灯し、終
了したら消灯することにより、光熱水量費の削
減に努めます。
21 年度比 15%削減
95
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜能楽堂 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
1
4月30日
沖縄本土復帰40周年記念特別企画公演「琉球芸能本
土に咲く華々」
横浜能楽堂
本舞台
461
95%
S:5,000
A:4,500
B:4,000
主催:横浜能楽堂
2
7月14日
日中国交正常化40周年記念特別企画公演「日中を旅
した楽器」
横浜能楽堂
本舞台
460
95%
S:6,000
A:5,000
B:4,000
主催:横浜能楽堂
後援:国際交流基金、中国大使館文化部
協賛:ANA、コカコーラ
主催:横浜能楽堂
主催:㈱沖縄タイムス
企画制作:横浜能楽堂
3
9月29日
|
1月12日
企画公演
「美の世阿弥 華の信光」
4
12月23日
新時代への息吹~タイムスホールこけら落とし公演~
「万国津梁の音色 -三線と三弦・三味線-」
横浜能楽堂
本舞台
2,165
74%
(通し券)
S:9,000
A:8,000
B:7,000
(単独券)
S:5,000
A:4,500
B:4,000
タイムスホール
368
51%
前売4,000
当日4,500
主催・共催・後援・協賛等
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
1
4月8日
|
3月10日
普及公演
「横浜狂言堂」
事業名
横浜能楽堂
本舞台
主催・共催・後援・協賛等
5,269
90%
2,000
主催:横浜能楽堂
2
6月10日
|
7月16日
日中国交正常化40周年記念 横浜能楽堂特別展「楽
器は語る-三線・三味線の名器を中心に」
横浜能楽堂
2階展示廊
1,930
-
無料
主催:横浜能楽堂
こども
1,500
おとな
S:4,000
A:3,500
主催:横浜能楽堂
B:3,000
(こどもと同数
まで1,000円引
き)
3
7月29日
普及公演「夏休み親子能楽ワンダーランド」
横浜能楽堂
全館
448
92%
4
9月29日
|
1月12日
特別展「美の世阿弥 華の信光」
横浜能楽堂
2階展示廊
3,505
-
無料
主催:横浜能楽堂
5
2月23日
横浜能楽堂特別公演-蝋燭能-
横浜能楽堂
本舞台
478
98%
S:7,000
A:6,000
B:5,000
主催:横浜能楽堂
S:4,000
A:3,500
B:3,000
主催:横浜能楽堂
協力:社会福祉法人 横浜市社会福祉協議会障害者
支援センター、社団法人 横浜市身体障害者団体連
合会、横浜市心身障害児者を守る会連盟、神奈川県
知的障害施設団体連合会、横浜知的障害関連施設
協議会、NPO法人横浜市精神障害者家族連合会、横
浜市障害者地域作業連絡会、宝塚PSP字幕観劇の
会、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
6
3月16日
普及公演「バリアフリー能」
横浜能楽堂
本舞台
335
69%
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
1
4月21日
|
12月15日
2
8月6日
|
8月8日
3
10月11日
|
2月9日
4
5
6
1月9日
|
3月26日
4月1日
|
1月1日
3月30日
|
3月31日
事業名
会場
入場者数
入場率
講座「この人 百話一芸」
第16回~第19回
横浜能楽堂
本舞台
854
53%
こども狂言WS~入門編~
横浜能楽堂
第二舞台
20
100%
3,000
主催:横浜能楽堂
横浜能楽堂
本舞台、楽屋、第
二舞台
44
100%
24,000
主催:横浜能楽堂
横浜能楽堂
第2舞台
8
100%
15,000
主催:横浜能楽堂
初めての能楽教室
こども狂言WS~卒業編~
横浜こども狂言会
横浜能楽堂
本舞台
150
31%
横浜こども狂言会
横浜能楽堂
本舞台
150
31%
96
各3,000
主催:横浜能楽堂
2回セット4,000
ワークショップ
費用に含まれ 主催:横浜能楽堂
ている
ワークショップ
費用に含まれ 主催:横浜能楽堂
ている
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
6月2日
2
11月24日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
第60回横浜能
横浜能楽堂
本舞台
443
91%
S:8,000
A:7000
B:6,000
主催:横浜能楽連盟、横浜能楽堂
第29回横浜かもんやま能
横浜能楽堂
本舞台
462
95%
S:4,000
A:3,500
B:3,000
主催:ふるさと西区推進委員会、横浜能楽堂
後援:横浜能楽連盟
協力:西区連合町内会自治会連絡協議会
協賛:㈱崎陽軒、㈱高島屋横浜店、西区商店街組合
連合会、横浜ふじライオンズクラブ
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
開催日
1
4月
|
3月
事業名
調査・研究・国際交流事業
■⑧芸術文化振興のための国内外との交流
開催日
1
8月17日
|
8月19日
事業名
日本×カナダ「Susuriwka」
カナダ公演
主催・共催・後援・協賛等
主催:ハーバーフロントセンター、ウッドランドカルチャ
ルセンター、横浜能楽堂
協力:Art Gallery of Ontario、Textile Museum of
Canada、Gardiner Museum of Ceramic Art、Royal
Conservatory of Music、Museum of Contemporary
Canadian Art、 ImagineNative、 ANDPVA、
Métis Artists’ Collective
カナダカウンシル、オンタリオアーツカウンシル、先住
民事項省等(DOCH、 Canada Council、 OAC、
Ministry of Aboriginal Affairs、 Trillium Foundation、
OCAF)
ハーバーフロント
センター
(Fleck Dance
Theater)
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ショップ
-
-
-
-
■⑨ 収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
ショップ運営
97
横浜にぎわい座
1 平成 24 年度総括
【自主事業】
開場十周年という機会を活用し、新たな顧客獲得と施設の認知度の向上をめざしたプロモーションと、十
周年にふさわしく、かつ「横浜にぎわい座ならでは」の充実した番組を企画・実施しました。
また、「学校プログラム」のほか、区役所等の落語企画開催への協力、福祉施設での落語会の実施、職
員による外部施設でのレクチャーなど、施設の外でのプログラムにも積極的に取り組みました。
収支面では、主催興行の積極的なプロモーションや事業支出の圧縮を行い、一定の効果を得ましたが、
収支均衡には届きませんでした。次年度に向けて、収支の厳しい公演を中心に、さらなる精査を進めました。
【施設運営】
大衆芸能分野の専門文化施設として、利用促進に向けて新たな「利用案内チラシ」を作成し、市内中心
に周知を図り、関連団体に積極的な利用を呼びかけました。また、和物稽古案内紙や美術情報媒体などへ
の積極的な情報提供を行い、掲載実績に結びつきました。来場者への新たなサービス提供の要望に応え
るとともに、利用者満足の向上につなげました。
【施設管理】
文化施設運営の基本原則である「安全・安心・快適」な環境提供に努め、比較的に高齢者層の来場者が
多い施設としてバリアフリー面やホスピタリティ面への細やかな配慮した管理運営を心掛けました。日常的な
施設管理については、委託会社との月例連絡会などでの設備管理現況の確認と情報共有を図り、優先度
に応じて必要な修繕をおこないました。
中長期的な対応が必要な大規模修繕や更新については、所管課を通して来年度秋以降に舞台関係設
備(音響調整卓・舞台吊り物機構)更新の方向です。
運営サービスの質を維持しつつ健全な経営にむけて、引き続き業務改善等に努めて支出の見直しを図ると
ともに、事業及び利用料金収入の増加に向けて、増収への取り組みといっそうの広報・販促活動に努めます。
2 自主事業に関する振り返り
(1)鑑賞機会提供の安定的開催と充実について(鑑賞機会提供事業)
■経常事業として、寄席形式の「有名会」、真打 4 名によるネタ出し公演「名作落語の夕べ」、独演会・一門
会といった基幹シリーズ等を実施する「企画公演」に加え、開場十周年記念に見合った華やかで、かつ、
幅広い層のニーズに応える公演を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■経常事業において、各月 2 公演以上の大入り ■年間で 70(内小ホール公演 22)の公演で大入を達
(入場数 300 名以上)を達成します。
成しました(月平均 5.83 回)。
■開場十周年を契機として、「有名会」入場者の ■“仲入り後割引”や、十二月興行での開場十周年特
拡充のための施策(バックステージツアー等の
別割引、公演チラシ改訂の実施、また団体客誘致
付帯事業実施、特定日や特定対象への入場料
のための各種割引提携の拡充、神奈川県浴場組合
割引設定、チケット購入者へのポイントカード発
との広報協力等を実施しました。結果として、「有名
行等)を実施することで、「有名会」への来場習
会」入場者数も、前年度比で 18.7%増、1,700 名超
慣の定着をはかります。
の増加となりました。
98
(2)にぎわい座からの創造発信ついて(創造発信事業)
■大衆芸能の伝統を継承しながら、新たなものを発信していくことを目指して、「企画公演」の中で、将来の
「再演に耐えうる」企画を実施します。
■「創造の場」として近隣に位置する「急な坂スタジオ」「ST スポット横浜」との連携による、新進芸術家の作
品制作の支援と発表機会を提供する「坂あがりスカラシップ」を継続実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■創造発信公演として、これまでの実施してきた ■新規の作品として、8 月に江戸糸あやつり人形と俳
企画の再演、または、新規の内容による公演を
優の競演による、落語「品川心中」を土台とした公演
1 回以上実施し、大入り(入場 300 名以上)を目
を実施。また 1 月には、明治初期~昭和初期に人
指し、「のちに続いてゆく作品」としての評価を
気を博した節劇(芝居の説明部分が浪曲でなされる
得られることを目指します。
劇)の新作公演を開催。大入りを達成しました。
■「坂あがりスカラシップ」を通じて、新進アーティ ■桂歌丸館長による「語り直して 三遊亭圓朝作 怪談
真景累ヶ淵」は、過去の優れた作品に、名人ならで
ストの制作活動を支援するとともに、これまで支
援してきたアーティストの公演を 1 回以上、にぎ
はの口演で新たな命を吹き込み、後世に継承してい
わい座で開催し、その成果を広く発信します。
く創造的な取組みです。春秋 2 公演実施しました。
■「坂あがりスカラシップ」については、今年度は事業
の枠組みを発展的に見直し、3 年間かけてじっくり支
援をするスキームに変更しました。支援対象者を 1
名選出しました。
また、7 月に昨年度からの継続支援アーティスト木ノ
下氏が主宰する「木ノ下歌舞伎『義経千本桜』」を芸
能ホールにて開催。好評を博しました。3 月下旬に
は、前年度からの継続支援アーティスト白神ももこ氏
の主宰するモモンガ・コンプレックスの新作ダンス公
演を新たに他劇場と連携をして開催しました。
(3)にぎわい座を拠点とした若手実演者の育成ついて(育成事業)
■芸能ホール公演を中心に、若手真打、二ツ目の演者をはじめ、若手演者を積極的に登用した企画を実
施します。
■開場十周年記念事業を視野に、小ホールの若手育成公演である「登竜門シリーズ」を継続して実施する
とともに、その演者が小ホール公演で勉強を重ね芸能ホール公演開催へとつながっていった出演者との
競演公演などを開催します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■若手実演者を中心とした公演を年 7 回以上、各 ■芸能ホールでは、若手実演者を中心とした公演を 7
回 100 名入場目標で開催し、「横浜発」の次代
回開催しました。うち、6 公演は 100 名以上の入場者
を担う名人・上手の育成に努めます。
数を達成し、そのうち 2 公演については大入となりま
■小ホールでの若手育成公演の年間 12 回以上
した。
の開催と、この企画の過去シリーズへの出演者 ■小ホールは、若手育成公演を 26 回開催しました。ま
との競演企画の実現(1 回以上)により、『小ホ
た、小ホール公演に出演している若手実演者を中心
ールで研鑚、芸能ホールへ』という形を来場者
とした芸能ホール公演も 3 回実施し、出演者自身か
にもアピールし、若手実演者を応援する機会づ
ら来場者に『いずれは芸能ホールで定期開催を』と
くりに努めます。
語り、今後の展開への関心喚起の機会になりました。
99
(4)多様な世代に向けた教育普及活動の拡充について(体験・学習事業)
■大衆芸能の伝統を継承・発展させるとともに、大衆芸能を活用した次世代の育成を推進するため、「学校
プログラム」や「寄席体験プログラム」等を行います。
■「有名会」等の経常事業を活用して、子供への大衆芸能の鑑賞機会の増加をはかります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「学校プログラム」のコーディネーター業務を 2 ■「学校プログラム」を、年度内に 3 校で実施しました。
回以上行い、学校カリキュラム内で芸術体験の ■「寄席体験プログラム」は、7/2~5 と 9/4~6 の 7 日
機会を提供します。
間開催し、16 校 1,524 名の参加でした。また、次年
■中、西区内の小学校への「寄席体験プログラム」
度の開催に向けて、学校・落語芸術協会と調整を開
を継続開催し、「寄席」の魅力を体感してもらい
始しました。
ます(1,500 名以上)。
(5)連携による大衆芸能振興の展開ついて(連携事業)
■23 年度に協働企画を実施した「象の鼻テラス」のような大衆芸能との関係性や実績がない施設と連携した企
画を実施していきます。
■「NHK 文化センター」等との連携により、幅広い層に向けた大衆芸能や寄席の魅力を学ぶ講座を開催し
ていきます。
■財団内の専門館施設間のネットワークの強化のため、専門施設の担当者間で、定期的、かつ緊密な情
報交換や連携のための場を設けます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■他の施設や組織への積極的な大衆芸能に関す ■神奈川区自治会町内会連合会での落語企画への
る情報やノウハウの提供、企画制作への協力を
協力、西区の福祉施設での落語会の開催、緑区市
民活動センターでのサロン活動支援(職員によるレ
行うことで、大衆芸能のすそ野の拡大を図って
クチャー)、中区の高齢・障がい支援課の「デイ銭
いきます。(年間 10 件以上の情報提供、制作協
湯」での落語会開催の検討、大学の生涯学習講座
力を実施)
■全年齢に向けて、経常企画と連動したレクチャー
への企画協力など、10 件の企画協力・相談受付を
企画や体験講座を 3 回以上開催し、公演以外
しました。
で大衆芸能への接点を提供します。
■8/16 に「寄席文字体験教室」、12/3「野毛まちなか
■定期的にミーティングを開催(月 1 回程度)して
キャンパス」での講座開催、1/30「MMcc会員向け寄
いくことで、情報共有、蓄積を積極的に行い、
席体験企画」を実施しました。
施設運営の一層の円滑化とサービスの向上に ■年 3 回の会議を開催。会議の場以外でも、担当者
間で積極的な情報交換をしました。
努めます。
(6)大衆芸能に関わる市民活動への支援について(市民協働による事業や運営の展開)
■大衆芸能に関連する活動に取り組む施設や組織に向けて、にぎわい座が蓄積している情報やノウハウ、
ネットワークを積極的に提供していきます。
■大学生のインターンシップや、小中高校生の職業体験等を積極的に受け入れていきます。
■大衆芸能に関する疑問や問い合わせに対して、スタッフの派遣等も含めた、丁寧な対応を行っていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■地域の活性化・魅力の発信を行う「野毛大道 ■「第 38 回 野毛大道芸」への開催協力と、「野毛大
芸」「野毛まちなかキャンパス」について、広報
道芸フォトコンテスト 2012」への展示会場の提供を
協力や展示やレクチャー企画への会場提供
行いました。
(年 3 回以上)への協力し、地域の大衆芸能イ
また、11 月~1 月にかけては、「野毛まちなかキャン
100
ベントの活性化に寄与します。
パス」の中で、にぎわい座企画の講座の開催(1 回)
■学生の受入れ(年 5 名以上)を通じて、地域の
と、会場の提供(2 回)、広報面で協力をしました。
中に存在する「演芸場」としての存在感を PR し ■中学生の見学・職業体験を 3 校 17 名、大学生イン
ていきます。
ターンシップを 3 校 4 名、職場見学 1 名を受け入れ
ました。また、海外からのインターンシップを 1 名受
け入れました。
(7)大衆芸能情報センターとしての情報拠点化について
■開場十周年記念の企画展を中心に、情報コーナーを活用した情報発信の充実に努めます。
■チラシラックの増設を検討し、情報コーナーに定期的に立ち寄りたくなるよう目指します。
■公演情報の蓄積のため「電子大福帳」データベースの維持をしていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■開場十周年記念企画の特別展示のほか、大衆 ■開場十周年記念企画「横浜にぎわい座が産まれた
芸能関連展示を年 3 回以上開催します。
頃 2002 年」をはじめ、「中嶋修 横浜にぎわい座を
■館内のチラシラックの増設や効率的な配置方法を 描く(10 年間のスケッチと立体)」、「野毛大道芸フォ
検討します。
トコンテスト 2012 入賞作品発表」、開場十周年に寄
■「電子大福帳」へ、すべての主催公演の情報
せられた色紙を中心とした「色紙とてぬぐい展」、公
(公演日、演者、ネタ等)の入力を行い、今後の
演関連企画「お笑いぱっちり倶楽部写真展」を開催
企画検討の際の資料として役立てます。
しました。
■チラシ配架コーナーのほか、桂歌丸館長等身大パ
ネル記念撮影コーナーの人気に伴い、公演前後を
中心に情報コーナーに立ち寄る来場者が目立つよ
うになりました。
■「電子大福帳」は、演目の検討など公演企画に活用
しています。引き続き、継続的な入力に努めます。
(8)地域活性化への貢献について
■地元の地域活性化のための団体である「野毛地区街づくり会」との連携を中心として、街のにぎわいの創
出に寄与していきます。
■施設の立地する「中区、及び西区」の区役所等との連絡体制を強化し、住民に向けた施設の知名度アッ
プや来場機会の増加を図っていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■施設と地域の双方にメリットが生じるような形で、 ■ 周 辺 地 域 の 飲 食 店 等 と 連 携 し た 「 野 毛 通 手 形
地域の飲食店等と連携した割引制度や集客、
SeasonⅣ」に参加しました。また、県の公衆浴場業
広報活動を実施します。
生活衛生同業組合と提携し、日本の伝統文化の場
■地域の組織や中、西区役所のイベント等の中
である「銭湯」と「寄席」を組み合わせた広報展開を
で、施設のPR活動を展開していくことで、施設へ
行いました。野毛街づくり会にぎわい座利用促進委
の来場者を増やすとともに、立地する「野毛地
員会による利用枠において、「野毛地区カラオケ大
区」への注目度のアップをはかります。
会」が初めて開催され、地域活性化と交流の場とし
て盛況でした。にぎわい座は審査と参加賞提供で
協力を行いました。
■西区役所と連携した区内新規転入者に対するチラ
シ配布(通年 6,000 枚程度配布)や、MM 地区企業
101
の有志メンバーの会である MMccへに参加をしまし
た。また、1/30 の「MMcc 企画」では、地元の飲食店
にケータリングを依頼し、野毛地区に不案内なみな
とみらい地区の方たちにも好評を博しました。中区
については、「ハローよこはま 2012」への協賛のほ
か、広報中区版への施設紹介が掲載されました。
(9)市の文化政策との連携について(都市戦略との連携)
■「横濱ジャズプロムナード 2012」会場のひとつとして、のげシャーレにおける公演を市民とともに実施します。
■横浜市芸術文化教育プラットフォームと連携した、教育普及目的アウトリーチ事業「学校プログラム」に参
加します。
■のげシャーレで開催する「坂あがりスカラシップ」公演で、TPAM に参画します。
■「野毛大道芸フェスティバル」「野毛まちなかキャンパス」等の地域の活性化イベントに参加、協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■横濱ジャズプロムナードにのべ 2 日間参加し横
浜都心部の活性化や市民協働の推進に寄与し
ます。
■学校プログラムに 2 プログラム以上参加し、大衆
芸能の創造性を活用した次世代の育成を目指
します。
■TPAM に 1 公演参加します。若手アーティストと
国内外ディレクターとの接点を創出するととも
に、海外からの来訪者に日本の伝統的大衆芸
能施設を紹介し、国際交流活動の一端を担い
ます。
■2F展示コーナーを、大道芸フェスティバルの写
真展に 1 回以上提供します。
■野毛まちなかキャンパスに1回以上の講座提
供、2回以上の会場提供を実施し、野毛地区の
活性化に寄与します。
■横濱ジャズプロムナードでは、実行委員会事務局側
の意向により会場として 1 日開催となりました。にぎわ
い座からは会場提供と、職員 2 名が実行委員会側の
チーフとして参加することで、実施に協力しました。
■「学校プログラム」を、年度内に 3 校で実施しました。
■TPAM へは「ディレクション・プラス」というフェスティバ
ルでも主要な位置付けで参加し 2 団体の公演を実施
しました。国内外ディレクターも多数来場し、若手アー
ティストとの交流も盛んにおこなわれ、実際に海外公
演も決定するなどネットワーク構築に貢献しました。
■2 階展示コーナーを提供して、6/15-7/18 に「野毛
大道芸フォトコンテスト 2012」が開催されました。
■11~1 月に、「野毛まちなかキャンパス」での講座実
施(1 回)/会場提供(2 回)をしました。
■「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」の連携
プログラムとして認定を受けた 1 公演を実施しました。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)大衆芸能専門館としての顧客満足度の高い運営の実現について
■大衆芸能利用が多い劇場のリサーチを行い、より利用者のニーズに沿ったサービスを提案します。
■来館者へのサービスとして、野毛の街と連携してグルメ情報の提供とお弁当のリニューアルを行い、更な
る顧客満足度の向上を目指します。
■過去の利用例等に基いた貸館研修を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■大衆芸能利用の多い劇場のリサーチ活動を 2 ■国立劇場や繁昌亭など大衆芸能の催しが多い劇場
件以上行い、大衆芸能専門館ならではのサー
の利用サービスについてリサーチを実施しました。
過去の自主興行の舞台仕様データを大衆芸能の利
ビスを 1 件以上導入します。
■年度内に「野毛グルメマップ」を 1 刊発行
用者に提供し、設営アドバイスをおこないました。
(10,000 部発行)のげ茶屋販売の弁当改良を 1 ■野毛飲食業協同組合と協議を行い、貸館の利用内
102
種類以上行い、顧客満足度向上と地元地域活
性化に貢献します。
■実践的な貸館研修を年度内 1 回以上実施しま
す。大衆芸能をはじめとする様々な利用に対し、
スムーズに対応できる施設運営を実現します。
容にあわせて弁当の種類を変えたり、野毛地区飲
食店よるケータリングをおこなうなど、利用者のニー
ズに応じた新たなサービスを導入しました。また、お
客様より問い合わせの多い、野毛のランチ情報に特
化した案内 MAP を作成しました。
■11 月と 2 月に全スタッフを対象に講習・実践をあわ
せた貸館研修を実施しました。
(2)施設の利用促進、利用開発による利用率向上について
■施設の利用促進を図るべく、特に平日に空きがある小ホールを中心に新たな割引制度を導入します。ま
た、割引制度の周知と併せ、各種メディアに積極的に施設の PR 活動を行います。
■動画配信環境の再整備を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■新たな利用割引制度導入により、新規顧客の
獲得及び定着を図っていきます。
■横浜にぎわい座の PR 活動にも繋がるような貸
館利用による動画配信サービス提供を年度内
に 1 件以上行います。
■芸能H:80%、小H:60%、練習室:75%、制作
室:40%の利用率を達成し、利用料金収入の
向上に努めます。
■様々な利用形態に対応できるよう、利用要綱改訂を
すすめました。
■利用率向上、利用料金増収に向け芸能ホール単独
のセールスチラシを作成し、教育委員会や大衆芸
能の利用団体等に PR を実施しました。
■大衆芸能向けの稽古案内や美術系の情報媒体に
練習室・制作室の室場紹介を掲載しました。
■貸館利用による動画配信は実施しませんでしたが、
NHK 横浜放送局 JAZZ ライブ公開生放送番組開催
において、館内光回線を利用した中継協力をおこ
ないました。
■利用率
芸能ホール:77%、小ホール:55%、練習室:65%
制作室:35%
(3)ニーズに基づくサービスについて
引き続き、自主事業へのアンケート挟み込みと2階情報コーナーへのアンケートボックス設置を行い、立
ち寄られたお客様のニーズの把握に努めます。また、アンケートに寄せられた苦情については、職員間で
の情報共有に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年間 155 件以上の自主事業公演へアンケート ■年間を通して事業及び展示等来場者向けアンケー
挟み込みを実施します。これにより、公演内容
トを 256 件実施し、お客様ニーズの把握に努めまし
から施設運営に至るまで、幅広く、積極的に顧
た。さらにアンケート結果について、職員間での情
客ニーズを掘り起こし、施設運営の改善に活か
報共有と改善努めました。
します。
■開場十周年記念オリジナルグッズ 4 種類に加え、新た
■アンケート等によるお客様ニーズを踏まえ、新
に湯呑みとハンディダイナモライトのオリジナルグッズ
たに開発した「グッズ」を年度内に1種類以上提
2 種類を販売し、お客様より好評を得ました。また、
供します。目先の変わった新規グッズの開発、
前年度好評を博した福袋を今年度も正月に用意し
提供によって、「横浜にぎわい座へ足を運ぶ楽
て販促に努め、その結果完売となりました。
しみ」をつくります。
103
(4)広報取組みについて
■横浜にぎわい座の魅力や価値をより明確に表現するとともに、それを元に事業内容や広報業務のブラッ
シュアップを行います。その上で、プロモーション上活用できるすべての方法を改めて体系的に把握し、
これまで行ってきた広報活動を、より効果的、効率的なものに改善します。
■より幅広い層へ、大衆芸能や施設そのものの魅力を発信していくため、新たな広報ツールやネットワーク
を活用します。
■開場十周年企画を広報活動の絶好の機会ととらえ、施設のさらなる周知をはかります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■チラシ、ポスター等の印刷物の製作部数、形 ■4 月~12 月までの「開場十周年記念」の期間におい
式、配布先や配布方法等を見直し、広報作業
ては、桂歌丸館長を前面に押し出した TV、ラジオ、
の効率化を図ります。
新聞・雑誌等への取材対応を行いました。また、ネッ
■情報発信、相談窓口機能の拡充のため、web
ト、ミニコミへの情報提供、職員のラジオへの出演な
サイトのコンテンツやソーシャルメディアへの発
ど、新規の取り組みを含めた多角的なプロモーション
を展開しました。また、「有名会・名作落語」チラシの
信について検討、改善を行い、最新の情報を
デザインを、七月興行からリニューアルしました。
随時、かつ、適切な形で発信できる体制を構築
■web サイトのリニューアル作業を進め、これまでよりも
していきます。
情報の見やすさや、情報発信の即応性を特化した
■広報誌「賑々」を開場十周年記念号として
ものになるよう検討・サイト製作を行いました。
10,000部発行するとともに、web展開等、より多く
の方へアプローチできる発信方法を検討してい ■これまで掲出実績の少なかった媒体に広告を出稿した
きます(新規の広報媒体への掲載5件以上)。
り、京急線車内や市営地下鉄・バスにポスターを掲示し
ました。また、イベント PR サイト「イベントバンク」を経由
したネットへの情報発信や、演劇系サイトへの情報投
稿、みなとみらい地区への広報強化を目的とした
「mirea」(タウン誌)への広告掲出、県の観光協会への加
入、クラシック音楽の顧客をターゲットとした有料 DM へ
のチラシ封入やコンサート会場でのチラシ配布など、
幅広い対象へ新規のプロモーションを展開しました。
■「賑々」の開場十周年特集号を発行しました。
4 施設の管理に関する振り返り
(1)安全・安心・快適な施設の維持管理について
■大衆芸能施設として、ハード及びソフトの両面から安全確保に努めます。またお客様アンケートの施設評
価の満足度向上を目指します。
■高齢者や身体障害者にも思いやり溢れる施設づくりを推進します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■人身事故『ゼロ』の実現。
■アンケートの快適評価 4.5 達成。
■サービス介助士 2 級取得者1名確保。
■消防訓練の年度内 2 回実施
■管理者側責任による人身事故は『ゼロ』。
■アンケート施設快適評価 → “4.46”
■サービス介助士 2 級 → 24 年度新規 1 名取得
■消防訓練 → 11 月/2 月 計 2 回 実施
高齢者や身体障害者の来館が多い当館の特
性を踏まえ、引き続き「安全・安心・快適」な施設
の維持管理を行います。
年間を通して、高齢者や障害者にも配慮した運営と
対応を行い、「安全・安心・快適」を基本原則とした文化
施設運営を行い、必要な施設維持管理に努めました。
104
(2)施設予防保全への取組みについて
■館内各箇所の日々の整備点検実施を目指します。
■施設管理会社との月に 1 度の定例ミーティングの実施。(舞台装置、照明、空調、エレベータ他)
■マンション理事会との調整、連携強化を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■職員レベルで対応可能な修繕は、1 週間以内 ■日々の施設点検の中で、小破修繕箇所について
に着手し速やかな修繕対応を心掛けます。
は、運営に支障が生じないよう的確に対応しました。
■施設管理会社との定例ミーティングを(年間 12 ■月例ミーティングを毎月実施。建物設備は、11 年経過
回開催)実施。修理必要箇所の情報共有化を
で老朽化が進んでおり、特に運営上大規模修理必要
図り、スムーズな修繕対応を図ります。
箇所の情報共有し、優先度に応じて対処しました。
■マンション理事会の月 1 回参加により、共用部 ■管理組合理事会に参加し、共用部分の情報入手に
努めました。また、運営面において、横浜にぎわい座
分に関する情報を積極的に入手します。
と理事会側との情報共有と相互理解に努めました。
施設管理会社をはじめ、舞台技術スタッフ等各
所との連携を密にし、施設をあげて「安全、安心、
今後も、施設管理業務委託先、舞台技術スタッフと
快適」な施設の提供に努めます。
の連携を図り、スムーズな運営を行います。
5 収支に関する振り返り
(1)経費削減及び収入増加策について
■経費削減:事業及び管理に関わる委託契約の見直し、人員配置の見直し、印刷費等、従来の経費執行
体制の抜本的な見直しを行います。
■収入増加:開場十周年記念事業をはじめとする自主事業の広報宣伝活動の強化、貸館事業における新
規割引制度導入によるホールセールスの特化を推進。施設への来場者数拡大による入場料収入や利用
料金収入の増加に取り組みます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■積極的な経費削減策と収入増加策への取組み ■平成 23 年度に比較し、管理委託経費や舞台委託
経費の削減、印刷経費の見直し、人員配置の削減
により、収支差額ゼロ以上を達成します。
や臨時雇用職員の削減などにより、経費支出の大
■厳しい経済情勢に見合った「健全な経営体質
幅削減に取組みながら、開場十周年を契機としたプ
への転換」を図ります。
ロモーション活動で入場収入を増加させ、収支差額
ゼロ以上を目指しました。
他方、臨時雇用職員人件費の単価引き上げや財団
内職員配置の影響による人件費の増加、光熱水費
の値上げ、予想を超える緊急修繕案件の発生等に
より、経費支出の負担増が発生しました。
例年以上に積極的なプロモーション活動に取組み、
入場料収入の増加に一定の効果はありましたが、結
果として収支ゼロに届きませんでした。
105
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜にぎわい座 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
1
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
8月25日
江戸糸あやつり人形公演 糸にひかれてのげシャーレ
人形からめば品川宿よ『品川心中?』(落語「品川心
中」より)
のげシャーレ
68
68%
3,000
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
事業名
主催・共催・後援・協賛等
1
4月21日
|
2月17日
神田京子独演会
のげシャーレ
375
89%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
2
4月30日
|
10月26日
枝太郎これくしょん
のげシャーレ
263
93%
1,800
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
3
5月25日
|
1月19日
ダメじゃん小出の黒く塗れ!
Vol.17-Vol.19
のげシャーレ
511
72%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
4
5月31日
|
3月27日
よこはま菊六開花亭
(第七回-第九回)
のげシャーレ
403
95%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
5
6月19日
|
2月26日
春風亭百栄 百栄の落語100+
のげシャーレ
214
51%
2,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
6
7月23日
|
11月20日
頑張る たけ平
のげシャーレ
144
51%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
7
7月24日
|
11月26日
三遊亭きつつき 桜木の突き上げ
のげシャーレ
127
45%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
8
7月28日
|
7月29日
だるま食堂25周年記念&横浜にぎわい座開場10周年
記念
だるま食堂のコントで綴る歌謡ベストヒット
のげシャーレ
365
97%
2,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
9
7月31日
|
3月28日
三遊亭兼好 横浜ひとり会
(第十四回-第十六回)
のげシャーレ
399
94%
2,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
10
8月31日
|
2月28日
三遊亭王楽のにぎわい道場
(第二十六回-第二十八回)
のげシャーレ
219
52%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
11
10月16日
|
12月27日
ハマのすけえん
~一之輔、隔月こっそり横浜の会~
(第八回、第九回)
のげシャーレ
258
91%
2,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
12
10月22日
|
2月27日
横浜ダンナさん会~立川談奈独演会~
のげシャーレ
210
74%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
13
11月17日
踊る! はなしか三人衆
のげシャーレ
68
49%
1,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
14
12月22日
だるまの毛 in のげシャーレ
その10本目
のげシャーレ
311
83%
2,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
15
16
2月9日
|
2月17日
4月
|
3月
TPAM in YOKOHAMA 2013
のげシャーレ
-
-
2,500~3,500
2/9-12公演
主催:マームとジプシー
共催:横浜にぎわい座
助成:公益財団法人旭グループ芸術文化財団、芸術
文化振興基金
2/13-17公演
主催:冨士山アネット
共催:横浜にぎわい座、アトリエ劇研、国際舞台芸術
ミーティングin横浜2013実行委員会
坂上がりスカラシップ
-
-
106
-
-
主催:横浜にぎわい座、急な坂スタジオ、STスポット横浜
モモンガコンプレックス公演のみ共催:岩崎ミュージアム
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
4月1日
|
4月15日
平成24年度横浜にぎわい座四月興行
芸能ホール
3,443
47%
3,000~4,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
2
5月1日
|
5月15日
平成24年度横浜にぎわい座五月興行
芸能ホール
4,426
73%
3,000~5,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
3
6月1日
|
6月15日
平成24年度横浜にぎわい座六月興行
芸能ホール
3,342
48%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
4
7月1日
|
7月15日
平成24年度横浜にぎわい座七月興行
芸能ホール
2,862
39%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
5
8月1日
|
8月15日
平成24年度横浜にぎわい座八月興行
芸能ホール
3,955
51%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
6
9月1日
|
9月15日
平成24年度横浜にぎわい座九月興行
芸能ホール
3,724
46%
3,000~4,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
7
10月1日
|
10月15日
平成24年度横浜にぎわい座十月興行
芸能ホール
2,780
46%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
8
11月1日
|
11月15日
平成24年度横浜にぎわい座十一月興行
芸能ホール
3,723
54%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
9
12月1日
|
12月15日
平成24年度横浜にぎわい座十二月興行
芸能ホール
4,077
53%
2,500~4,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
10
1月1日
|
1月15日
平成24年度横浜にぎわい座正月興行
芸能ホール
5,582
73%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
11
2月1日
|
2月15日
平成24年度横浜にぎわい座二月興行
芸能ホール
3,941
57%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
12
3月1日
|
3月15日
平成24年度横浜にぎわい座三月興行
芸能ホール
3,391
56%
3,000~3,500
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:(一社)落語協会・(公社)落語芸術協会
13
7月16日
春風亭一之輔真打披露公演
芸能ホール
380
95%
3,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
14
8月16日
横浜にぎわい座夏祭り 東京四派若手精鋭そろい踏
みの会
芸能ホール
265
66%
3,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
15
12月31日
|
1月1日
新年カウントダウン寄席
芸能ホール
358
92%
4,000
主催:横浜にぎわい座
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
16
1月30日
MMcc企画「横浜にぎわい座で寄席体験&交流会」
芸能ホール
180
46%
1,600
主催:横浜にぎわい座
共催:MMcc
17
3月16日
平成24年度「にぎわい&にしよこ寄席」
生活創造空間にし
5階 スカイラウンジ
66
66%
1,000
共催:地域活動ホーム ガッツ・びーと西、公益財団法
人横浜市芸術文化振興財団(横浜にぎわい座)
大衆芸能関連展示
情報コーナー
-
-
無料
-
大衆芸能普及事業
-
-
-
-
-
18
19
4月
|
3月
4月
|
3月
107
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
1
7月2日
|
9月6日
にぎわい座寄席体験プログラム
2
10月26日
|
2月9日
横浜市芸術文化教育プログラム推進事業
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
芸能ホール
1,524
102%
-
主催:(公財)横浜市芸術文化振興財団
共催:(社)落語芸術協会
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
-
619
-
-
主催:横浜教育プラットフォーム、(公財)横浜市芸術
文化振興財団
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
2
3
10月6日
|
10月7日
10月3日
|
1月27日
4月
|
3月
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
のげシャーレ
-
-
-
主催:横濱JAZZプロムナード実行委員会
その他
12
60%
-
主催:横野毛地区街づくり会、横浜商科大学
共催:横浜にぎわい座
館外
-
-
-
主催:(公財)横浜市芸術文化振興財団
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
「電子大福帳」運営
-
-
-
-
-
情報誌『賑々』の発行
-
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
横濱JAZZプロムナード2012
野毛まちなかキャンパス 企画協力
地域協働事業
主催・共催・後援・協賛等
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
■⑨ 収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
オリジナル商品販売/チケット受託販売
108
横浜赤レンガ倉庫 1 号館
1 平成 24 年度総括
平成 24 年度は当館にとって、「リニューアル 10 年」という節目の年にあたり、株式会社横浜赤レンガ(2 号
館)と連携し「10 年セレモニー」を実施し「賑わいの創出」に貢献しました。また赤レンガ倉庫改修時に回収
した瓦の頒布会や、歴史年表の設置、見学ツアーの定期的開催など、来館者が当館の歴史を知りより親し
みを持つ機会を創出しました。
事業面では、当館の専門分野「コンテンポラリーアーツ」(ダンスとアート)を中心に取り組みました。コンテン
ポラリーダンスについては横浜ダンスコレクションを中心に展開、期間中には 11 か国から 15 名の海外のフ
ェスティバル・劇場のディレクターが来日。国外とのネットワークを拡大しています。また「日本―韓国ダンス
交流プロジェクト」では昨年度に引き続き、青森県八戸市での公演を実現、国内ネットワークの構築も行って
います。さらに今年度初めて「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」にダンスで参加、当館単独では難しい
小学校でのワークショップを実現しました。コンテンポラリーアートについては、美術・建築系学校を始め、文
化機関、アーティストグループや NPO 法人と協働して事業を実施しました。
管理面では技術スタッフ等と連携して、コストパフォーマンスの高い効果的な修繕等に取り組みました。
運営面では、利用料収入については利用料改定の影響で目標より大幅増となりましたが、一方で利用率
は低下しています。来年度以降は、利用率向上が課題となります。なお当館をとりまく財政状況は来年度大
変厳しくなります。平成 25 年度はスポンサーの獲得、株式会社横浜赤レンガとの連携した事業展開による
収入増、事業収入増、事業活動支出削減にスタッフ一丸となって取り組みます。
2 自主事業に関する振り返り
(1)①-ⅰ 芸術創造・発信について
(1)日韓ダンス交流プロジェクト―中期経営計画基本施策 2“地域コミュニティ” 4“国際交流”
プロジェクト 2 年目の平成 24 年度は、共催者の Seoul Performing Arts Festival (ソウル・パフォーミング・
アーツフェスティバル/韓国)との連携を強化し、「創造都市・横浜」としての発信力を高めます。
(2)日本フィンランド共同制作プロジェクト
連携先である JoJo Oulu Dance Centre と共に新進アーティストの支援になるプロジェクトのスキーム作りを
行います。横浜ダンスコレクション参加振付家をフィンランドに派遣し、現地ダンサーと共にレジデンスを
行い、新作制作の場を提供します。その成果を今年度の横浜ダンスコレクションで発表する予定です。
(3)DDD との連携
平成 24 年度からスタートするダンス・ダンス・ダンス アット横浜 2012(DDD)と連携し、横浜ダンスコレクション
過去受賞者等のダンス公演を開催します。芸術文化を通した地域の賑わいを創出すると共に広報ツール
やネットワークを活用し、発信性が高く、新規顧客層を開拓するような事業展開をします。
(4)C-DEPOT による展覧会及びワークショップ―中期経営計画基本施策 3“子ども”
絵画、立体、映像、メディアアート等多様なジャンルを専門とする若手クリエイター集団による展覧会の関
連イベントとして、子ども向け WS を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
(1)日韓ダンス交流プロジェクト
(1)日韓ダンス交流プロジェクト
■プロジェクトの広報実績 5 件以上。舞踊専門誌 ■広報実績 新聞 6 件、WEB 5 件。特に今回は全国
から一般紙、韓国系媒体まで幅広い媒体にア
紙である読売新聞夕刊・文化欄に後パブで取り上
プローチし、発信力を高めます。
げられました。
■ワークショップ参加者 5 名以上。地域文化施設 ■横浜ダンスコレクション参加振付家が講師を務める
と連携したアウトリーチを行い、芸術文化を通し
県立神奈川総合高等学校の「身体表現」クラスの特
109
た地域コミュニティの活性化を図ります。
別授業として実施。参加者 27 名。海外アーティスト
■横浜以外の都市での公演の開催(1 回以上)。
のワークショップを受ける機会の少ない高校生に刺
(4)C-DEPOT による展覧会及びワークショップ
激となりました。
■ワークショップ参加者 10 名以上。メディアアート ■昨年度に続き、青森県八戸市との共催で八戸ポー
等新しい形の文化芸術分野に子どもが親しむ
タルミュージアム「はっち」での公演を実施。
きっかけ作りを行います。
(4)C-DEPOT による展覧会及びワークショップ
■高性能デジタルカメラや加工木材、友禅和紙等を使
用したワークショップ 3 講座を実施。参加者 31 名。
(2)①-ⅱ 新進芸術家発掘について
(1)横浜ダンスコレクション EX2013―中期経営計画基本施策 4“国際交流”
若手振付家の発掘・発信をメインプログラムとし、国内外におけるダンスネットワークの確立(HUB 化)、受
賞者への公演機会の創出及びコンテンポラリーダンスの普及を目的に開催。
(2)卒業制作展支援事業
若手アーティストの育成、支援による芸術文化の発信と共に、若者を多数集めることにより賑わいの創出
を図る。
達成指標
事業報告(振り返り)
(1)横浜ダンスコレクション EX2013
コンペティション応募数総計 100 組以上。横浜
ダンスコレクションを通じて実現する海外公演、
海外派遣 5 件以上。横浜ダンスコレクションが
培ってきたネットワークを活用し、若手振付家の
作品発表の機会を広げます。さらに海外公演を
通して「横浜」の都市ブランドを高めます。
(2)卒業制作展支援事業
参加大学 5 校以上。卒業制作展を支援すること
で、新進芸術家の発掘、若手アーティストの作
品発表の場を設けると共に、将来の施設利用
者の開拓を行います。
(1)横浜ダンスコレクション EX2013
■コンペティション応募総計 164 組(コンペⅠ124 組。
コンペⅡ40 組)。海外派遣公演として 7 公演が実
現。実施国:韓国(6 月/國本文平)、フランス(9 月/
岩渕貞太、関かおり)、韓国(9 月/皆藤千香子)、ス
ペイン(10 月/皆藤千香子)、シンガポール(12 月/
鈴木優理子)、ドイツ(12 月/岩渕貞太、関かおり)。
(2)卒業制作展支援事業
■参加団体 6 校(多摩美術大学造形表現学部造形学
科、玉川大学芸術学部メディア・アーツ学科、横浜
美術大学、多摩美術大学情報デザイン学科情報芸
術コース、関東学院大学工学部建築学科、卒業設
計展(12 大学 15 学部の合同展))。
(3)①-ⅲ 芸術文化へのアクセス拡大について
(1)横浜赤レンガ倉庫 ツアー&レクチャー
横浜赤レンガ倉庫に関心を持つ市民に向けて、歴史や建築といった視点から、当館の新たな魅力を発
信する。
達成指標
事業報告(振り返り)
■参加者数 15 名以上。「横浜赤レンガ倉庫」の
ファン層の拡大を図ります。
■試行実施の 4 月及び奇数月に全 7 回開催。参加者数
合計 121 名。
110
(4)②-ⅱ芸市民協働推進
(1)横浜ローザ 2012 及び関連企画トーク、写真展
横浜出身の女優による横浜を題材にした演劇。当館が力を入れるアートやダンスとは異なる客層を取り込
むことができるため、引き続き協力を行う。戦後横浜のシンボルであったメリーさんにスポットをあてたトー
クショーや写真展を吉野町市民プラザと連携して実施。メリーさんを題材にした「横浜ローザ」の集客を図
るとともに、当館の発信性を高める。
達成指標
事業報告(振り返り)
■入場率 70%以上。
■入場者数 1,304 名。入場率 75%(設定席数 345 席
■当館での上演が 10 回目を迎えるにあたって、
×5 公演=1,725 席)。
吉野町市民プラザと連携して、トーク、写真展 ■新規顧客数 184 名、総観客数の 14%。
等関連事業を実施し、新規顧客の開拓を行い ■展示方法等再検討の結果、写真展の実施は見合わ
ます。観客数に占める新規顧客層 10%以上。
せることとなりました。トークショーは 200 名のお客様
■関連企画(会場:吉野町市民プラザ) 写真展来
を迎えることができました。財団内施設で連携して事
館者数一日平均 30 名、トークショー等 30 名
業を実施することで、会場となった吉野町市民プラ
ザ、当館共に新規顧客開拓のきっかけとなりました
(トーク当日のチケット販売数 27 枚)。
(5)⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
リニューアル
(1) 開 館 10 年記念事業
■記念ロゴ作成、アーカイブ資料作成、2 号館(株式会社横浜赤レンガ)と連携した記念事業の実施。
■横浜赤レンガ倉庫の歩みを紹介する資料等を新進アーティストのデザインで作成。
達成指標
事業報告(振り返り)
■株式会社横浜赤レンガと連携して、アニバーサ ■広報よこはま 6 月号や神奈川新聞で「赤レンガ倉庫 10
リーイヤーを広く発信します。
周年」がとりあげられました。また 4 月 12 日の赤レンガ
■1 階パブリックスペースに資料展示することで、
倉庫誕生日会にはアコーディオニスト coba 氏も参
見逃されがちな当館の歴史的価値の周知を図
加、160 名近くの市民にご来場いただきました。
ります。来館者が当館により親しみを持てるきっ ■年表を作成し当館 1 階パブリックスペースに掲示。当
かけを作ります。
館の持つ歴史的価値を PR する場となっています。
(6)⑥芸術文化に関する情報収集及び提供
(1)海外劇場・フェスティバル調査 ―中期経営計画基本施策 4“国際交流”
横浜ダンスコレクション EX を通じた、作品、ディレクターの招聘や、海外発信を目的に、劇場やフェスティ
バルとの提携をすすめるため、調査を行う。
達成指標
事業報告(振り返り)
■横浜ダンスコレクション等を通じた作品、ディレク ■Seoul Performing Arts Festival(韓国ソウル)に 10 月
ターの招聘や、海外発信を目的に、劇場やフェス
に職員を派遣しました。さらにダンスコレクション参
ティバルとの提携をすすめます。職員の海外派遣
加振付家の海外派遣公演として 6 公演が実現。実
1 回以上、派遣による横浜ダンスコレクション参加
施国:韓国(6 月/國本文平)、フランス(9 月/岩渕貞
振付家の海外公演実現 1 公演以上。
太、関かおり)、韓国(9 月/皆藤千香子)、スペイン
(10 月/皆藤千香子)、シンガポール(12 月/鈴木優
理子)、ドイツ(12 月/岩渕貞太、関かおり)。
111
(7)⑧芸術文化振興のための国内外との交流
(1)横浜ダンスコレクション EX、TPAM in Yokohama ―中期経営計画基本施策 4“国際交流”
アジアを中心としたアーティストとの交流。
(2)Yokohama Red Brick Warehouse ダンスプロジェクト/トーキョー・ダンス・トリエンナーレ連動企画
こどもの城・青山劇場・青山円形劇場、株式会社ワコールアートセンター等との国内ネットワークを活かし
て発信性の高い事業を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
(1)横浜ダンスコレクション EX、TPAM in Yokohama (1)横浜ダンスコレクション EX、TPAM in Yokohama
■アーティスト派遣及び受入れ 1 組以上。
■海外派遣公演として 7 公演が実現。実施国:韓国(6
(2)Yokohama Red Brick Warehouse ダンスプロジェ
月/國本文平)、フランス(9 月/岩渕貞太、関かお
クト
り)、韓国(9 月/皆藤千香子)、スペイン(10 月/皆藤
■入場率70%以上。
千香子)、シンガポール(12 月/鈴木優理子)、ドイツ
(12 月/岩渕貞太、関かおり)。
(2)Yokohama Red Brick Warehouse ダンスプロジェクト
■「YRBW ダンスプロジェクト/トーキョー・ダンス・トリエン
ナーレ連動企画 横浜ダンスコレクション 2002-2012
十年十色」入場率 97%。横浜ダンスコレクションで
培ったネットワークを活用し、一年以上前からダンス
トリエンナーレトーキョー(財団法人児童育成協会、
スパイラル株式会社ワコールアートセンター)と話し
合いを重ね、共通チケット(「はしご券」)の販売や、
各公演時間の重なりをなくすなど、より多くのダンス
ファンの鑑賞機会を創出しました。
(8)<当館独自設定>にぎわいの創出
(1)アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫を始めとした屋外シーズン企画(フワラーガーデン、レッドブリックリゾー
ト、横浜オクトーバーフェスト)―中期経営計画基本施策 1“専門施設のポテンシャル” 3“子ども”
集客力の高いイベント広場、商業施設である株式会社横浜赤レンガとの連携といった、横浜赤レンガ倉
庫の持つポテンシャルを発揮した事業を展開します。また、子どもスケート教室を実施、スケートを通した
アート体験の機会を提供します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■外広場イベント入場者総合計 110 万人以上を ■総合計 196.5 万人(フラワーガーデン 34 万人、レッド
めざします。
ブリックリゾート 71 万 6 千人、オクトーバーフェスト 15
■アートリンク子どもスケート教室への参加者数定
万人、クリスマスマーケット 67 万人、アートリンク 8 万 9
員 80%以上。
千人)。
■アートリンク入場者 78,000人以上
■好評の 1 日教室の日数を増やし、より多くの子ども
が参加しやすい仕組みを作りました。また、荒川静
香さんや八木沼純子さんを講師に迎えた特別スケー
ト教室を開催し、話題性も創出しました。お子さんの
体調不良などによる当日キャンセル等ありましたが、
参加者数は 216 名で定員の 90%を達成しました。
■入場者数 89,577 名。今年度は例年以上に「アート
部分」に力を入れ、場所の歴史や特徴を生かし、空
112
間的な作品をつくるアーティスト谷山恭子さんを起
用。リンクをキャンバスに、空間を楽しむ「こおりのせ
かい」を演出しました。アート部分に力を入れた成果
として、「美術手帖」にもとりあげられ、美術ファンに
もアピールできました。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)新規利用促進について
新規のご利用促進のため、担当スタッフを配置し、わかりやすい施設の紹介に務めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■利用者の顧客満足度を上げるため、担当職員 ■「研修サプリ」を活用し、接客技術の向上に努めまし
た(受講研修:交渉力研修等)。
は接客研修を年 1 回以上受ける
■新規利用についての下見・問合せ対応 92 件(3 階
■新規利用についての下見対応 年間 50 件
54 件、2 階 38 件)。
■利用の手引きの作成(全ジャンル的なものから
■利用者に配布している「利用の手引き」の図面集を
ジャンル毎に作成し直す) 5 種類
更新。当館の特徴であるフレキシブルな空間と現実
的なレイアウトをよりわかりやすく改善しました。
(2)継続利用の確保について
ご利用経験のある利用者からのお問い合わせに、適切な対応を取り、継続したご利用者となっていただけ
るように、担当スタッフを配置します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■利用者の顧客満足度を上げるため、担当職員 ■「研修サプリ」を活用し、接客技術の向上に努めまし
は接客研修を年 1 回以上受ける
た(受講研修:交渉力研修等)。
■ご利用打合せ 年間 200 件
■利用打合せ 197 件(3 階 118 件、2 階 79 件)。目標
には 3 件及びませんでしたが、利用料収入を考慮
■継続利用割引制度の新設
■年間開館日数 364 日
すると、指標の目的は達成したといえます。
■利用率 1階50% / 2階 平均90% / 3階85% ■平成 25 年度の当館運営スキーム変更に向けた対応
のため、継続利用割引制度について具体的に着手
することはできませんでしたが、引き続き検討します。
■大きな事故もなく、年間開館日数 364 日を達成しま
した。
■利用率:1 階 36%、2 階 3 スペース平均 93%、3 階
88%。
1 階のみ目標利用率に達成しませんでした。パブリ
ックスペースとして人通りも多い 1 階は、魅力的なス
ペースですので、来年度は積極的に広報・営業活動
に取り組み、利用率向上に努めます。
113
(3)広報について
テレビ・新聞・雑誌・web等での露出の際に、10周年を強くPRします。現在実施している「(毎月発行)イベン
トカレンダー」「ホームページ」「twitter」等の質の充実を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■10 周年でのメディア露出 10 件以上
■「イベントカレンダー」「ホームページ」による「文
化芸術施設としての横浜赤レンガ倉庫1号館」
の認知度向上。
■4 月 12 日「赤レンガ倉庫誕生日会」メディア露出数5
件(神奈川新聞 3 件、テレビ朝日「ワイドスクランブ
ル」、WEB1 件 )。なお、創建時の瓦を「百年瓦」とし
て販売しました。300 セットを完売し、中央紙 3 紙、地
方紙 12 紙以上に掲載され、創建 100 年リニューア
ル 10 年の広報につながりました。
■株式会社横浜赤レンガにより「横浜赤レンガ倉庫」
のホームページが 8 月 1 日に全面的にリニューア
ル、メールマガジンがスタートしました。ホームペー
ジについては、トップページに当館の事業が画像付
きで掲出されるようになりました。また、株式会社横
浜赤レンガの協力を得て、メールマガジンでの当館
事業の PR にも取り組みました。
(4)年間入館者数について
年間入館者数の維持を図るとともに、大多数にとって、主な来館動機となっている「観光」「ショッピング」の
みに留まらない「文化的」な体験機会を提供し、質の向上を図る。
達成指標
事業報告(振り返り)
■来街者数 500 万人
■来街者数(横浜赤レンガ倉庫全体の来館者数。1 号
■100 年の歴史を体感しやすい歴史展示への変更
館と 2 号館の入館者数の合計)707 万人、1 号館入
■平日の観光客のための「ガイド付き見学会」の
館者数は 85 万人。
試行 10回
■年表を作成し、当館 1 階パブリックスペースに掲示。
当館の歴史的価値を来場者に理解してもらうきっか
けを提供しています。また当館をスイーツでかたどっ
たオブジェは撮影ポイントとしてたくさんのお客様に
足をとめていただくきっかけとなっています。
■4 月に試行を一度行い、その後奇数月 11 日に開催。
年間開催回数は 7 回と達成指標を下回りましたが、
固定した日時で実施することで、お客様への認知度
を高めています。平成 24 年度参加者数 121 名。
114
4 施設の管理に関する振り返り
(1)安全管理と長寿命化について
利用者から「公立の財産だから大事に使おう」という姿勢を引き出し、協力を得ながら事故を減らすように心
がける。
利用者とともに館内外のお客様を守るという体制づくり。
点検項目の精査をしたうえで、必要な修繕・点検を行い、長寿命に備える。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年 2 回の消防訓練の実施
■6 月 5 日、12 月 4 日に実施。
■安全管理マニュアルの作成と利用者への配布 ■ホール楽屋利用についての注意事項の貼り出し、
100 冊
貸館対応のマニュアルも作成。職員間で共通認識
■年6回の舞台用保守点検の実施
を持ち、運営面での安全管理を図ることができるよう
取り組みました。
■実施済み。
(2)経費削減について
電気利用量の抑制、人件費の抑制、転換経費の抑制
達成指標
■事業活動支出総額の500万円 削減
5
事業報告(振り返り)
■平成 24 年度事業活動支出総額 1,678 万円(見込
み)。平成 23 年度事業活動支出総額実績 2,434 万
円より 756 万円の削減を達成しました。
収支に関する振り返り
利用料収入及びアートリンク入場料収入の大幅増収を見込んだうえで、支出を抑制します。
達成指標
■利用料収入
7,800 万円
■アートリンク入場料収入 2,500万円
事業報告(振り返り)
■利用料収入 8,100 万円(見込み)。平成 24 年度から
の利用料金値上げ、Dance Dance Dance @横浜や
外ライブでの控室利用など長期間の利用が多かっ
たこと、運営担当者による地道な営業努力から目標
の利用料収入を大幅に上回りました。しかし、利用
率については、軒並み平成 23 年度を下回る厳しい
状況です。今後は利用率を向上させ、さらなる利用
料収入増をめざすことが必須です。
■昨年度より開催期間が約 10 日間短いにも関わら
ず、開始から 8 年目を迎えて「冬の赤レンガ倉庫」=
「アートリンク」の認知度が高まり各メディアでも頻繁
にとりあげられたことや、フィギュアスケート人気の追
い風もあり、当館分入場料収入は 3,094 万円となりま
した。
115
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜赤レンガ倉庫1号館 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
開催日
1
2
3
4
4月28日
|
5月6日
5月3日
|
5月4日
6月22日
|
7月1日
8月30日
事業名
横浜ファッションウィーク
横浜パレード(控室)
フランス月間
ビデオアート展『都市の表象』
Yokohama Red Brick Warehouse
ダンスプロジェクトVol.8
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
エントランスホール
13,247
-
無料
スペース
700
-
-
スペース
2,508
-
9月22日
赤レンガ倉庫 10th Presents ラテンジャズライブ 松井
イチロー&LA NOCHE
6
9月29日
|
9月30日
Yokohama Red Brick Warehouse
ダンスプロジェクトVol.9 赤レンガ倉庫開館(リニューア
ル)10年記念 横浜ダンスコレクション from 2002-2012
7
10月13日
|
10月14日
Yokohama Red Brick Warehouse
ダンスプロジェクトVol.10
きたまり単独公演
「ちっさいのん、おっきいのん、ふっといのん」
8
10月19日
|
10月21日
iPhone case展 2012 in 赤レンガ倉庫
9
12月8日
|
2月24日
アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫
10
1月14日
|
2月17日
日本-韓国 共同制作プロジェクト 「Dance
Connection」
11
2月3日
海外フェスティバル交流プログラム フィンランド編
12
4月
|
3月
開館10周年記念事業
横浜赤レンガ倉庫
アーカイブ資料作成及び展示
主催:横浜ファッションウィーク実行委員会
主催:国際仮装行列実行委員会
無料
主催:横浜日仏学院、横浜赤レンガ倉庫1号館
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:横浜美術館、ヨコハマ創造都市センター(YCC)
協賛:プジョー、TV5MONDE、ダイワロイネット横浜公
園、株式会社ル・ブルターニュ キリンビールマーケティ
ング株式会社横浜支社
ホール
140
78%
3,000
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜日仏学院
共催:ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012実行
委員会
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、 RFラジオ日本、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:横浜市民ギャラリーあざみ野、 関西日仏交流
会館ヴィラ九条山
協賛:キリンビールマーケーティング株式会社横浜支
社 、株式会社ル・ブルターニュ
ホール
93
53%
2,500
主催:横浜赤レンガ倉庫 ((公財)横浜市芸術文化振興
財団 / ㈱横浜赤レンガ )
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、
FMヨコハマ、ヨコハマケーブルテレビ協議会
協賛:キリンマーケティング株式会社横浜支社
3,500
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
共催:ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012実行
委員会
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院、横浜市、神奈川
新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケー
ブルテレビ協議会
協力:ダンストリエンナーレトーキョー2012
協賛:キリンビールマーケーティング株式会社横浜支
社
ダンスクロス
5
主催・共催・後援・協賛等
ホール
371
103%
ホール
118
51%
3,200
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館、きたまり(KIKIKIKIKI)
共催:ダンス・ダンス・ダンス アット ヨコハマ 2012実行
委員会
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
協賛:キリンビールマーケティング株式会社横浜支社
スペース
8,300
-
無料
主催:i Phone ケース展事務局
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
協力:JOINT WORKS
協賛:フォーカルポイント株式会社
500
主催:横浜赤レンガ倉庫 ((公財)横浜市芸術文化振
興財団・㈱横浜赤レンガ)
運営協力:株式会社パティネレジャー
後援:横浜市文化観光局
協力:株式会社コマデン、東神工芸株式会社、シクロ
ポリタンヨコハマ、株式会社中川ケミカル、DECOSIN東
美株式会社、株式会社プリンスホテル、山一化成株式
会社
協賛:住友ベークライト株式会社、キリンビールマーケ
ティング株式会社横浜支社
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
共催:Seoul Performing Arts Festival、八戸市
後援:横浜市、駐日韓国大使館 韓国文化院、神奈川
新聞社、tvk、RFラジオ日本、FM横浜、横浜市ケーブ
ルテレビ協議会
連携(横浜公演):TPAM direction plus
協力:急な坂スタジオ、株式会社ワコール
協賛:キリンビールマーケーティング株式会社横浜支
社
イベント広場
89,577
-
象の鼻テラス、他
147
94%
2,000
ホール、他
121
86%
3,000
エントランスホール
-
116
無料
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館、
フィンランドセンター、Dance Info Center
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:キリンビールマーケーティング株式会社横浜支
社
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
4月21日
coba
「Bellows Lovers Night Vol.11」
ホール
264
94%
4,800
主催:J-WAVE、横浜赤レンガ倉庫1号館
協賛:キリンビール株式会社
2
5月5日
|
5月6日
横浜赤レンガ倉庫 アート×フリマ
スペース
3,462
無料
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
3
9月27日
|
10月8日
EXHIBITION C-DEPOT(シーデポ)
2012 「TOKYO-YOKOHAMA」
関連イベント
「3つのアートワークショップ」
スペース
3,017
-
4
1月23日
|
3月31日
卒業制作展支援事業
ホール
スペース
20,866
無料
主催:各大学・学部
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
主催:C-DEPOT
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、 RHラジオ日本、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:キリンビールマーケティング株式会社横浜支社
ホール
スペース
921
94%
3,000
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
共催:在日フランス大使館、国際舞台芸術ミーティングin
横浜実行委員会TPAM ほか
後援:横浜市文化観光局、 フィンランドセンター、 駐
日韓国大使館 韓国文化院、 台北駐日経済文化代表
処横浜分処、新書館「ダンスマガジン」、株式会社オ
ン・ステージ新聞社、 神奈川新聞社、 tvk、 RFラジオ
日本、 FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:キリンビールマーケティング株式会社横浜支社、
株式会社資生堂、ヤマハサウンドシステム株式会社
TPAM in Yokohama 2013
①TPAM ディレクション Plus トヨタ コレオグラフィーア
ワード トーク & ショーイング
ホール
-
-
無料~1,000
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委
員会(国際交流基金、公益財団法人神奈川芸術文化
財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、
PARC - 国際舞台芸術交流センター)
2月17日
TPAM in Yokohama 2014
②岡崎藝術座
「隣人ジミーの不在」
ホール
-
-
2,800
~3,600
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委
員会(国際交流基金、公益財団法人神奈川芸術文化
財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、
PARC - 国際舞台芸術交流センター)
8
2月22日
|
2月25日
京都府福知山市
佐藤太清賞公募作品展
スペース
1,174
-
無料
主催:京都府福知山市、
福知山市佐藤太清記念美術館
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、F
Mヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
9
2月23日
|
2月24日
海とクジラ
ホール
326
96%
10
4月
|
3月
横浜ダンスコレクションEX
受賞振付家サポート事業
コンペⅡ受賞振付家:高橋和誠
ホール
-
-
-
入場率
入場料・受講料
5
2月3日
|
2月17日
横浜ダンスコレクションEX 2013
6
2月15日
7
主催:笠井端丈×上村なおか
2,500~3,500 共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
助成:芸術文化振興基金
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
1
2
7月1日
|
3月31日
12月12日
|
12月14日
事業名
会場
入場者数
創建100年、リニューアルオープン10年記念 横浜赤レ
ンガ倉庫「百年瓦」プロジェクト
-
-
2,500
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
その他の会場
49
-
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
赤レンガ倉庫
イベント広場、他
121
無料
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
協力:株式会社横浜赤レンガ
エントランスホール
59
2,000
主催:赤レンガKAWARAアートプロジェクト実行委員会
協力:横浜赤レンガ倉庫1号館
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜夢座
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
後援:横浜市、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、F
Mヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:キリンビールマーケティング株式会社横浜支社
平成24年度横浜市芸術文化教育プラットフォーム
竹山小学校アウトリーチ
3
4月
|
3月
横浜赤レンガ倉庫
ツアー&レクチャー
4
4月
|
3月
ROCCO'S
横浜赤レンガ倉庫 KAWARAアート100
赤レンガの100年瓦にアートメッセージを描こう!
303%
主催・共催・後援・協賛等
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
8月15日
|
8月19日
2
8月
3
12月26日
|
12月31日
事業名
五大路子一人芝居「横浜ローザ」赤い靴の娼婦の伝説
横浜ローザ 2012 関連企画
五大路子トークショーおよび写真展
U35 JAPAN PROJECT & U35 JAPAN AWARD
VOL.1
U35・500 ARTISTS JAPAN EXHIBITION
会場
入場者数
入場率
ホール
1,304
73%
4,200
吉野町市民プラザ
-
-
-
主催:吉野町市民プラザ、横浜赤レンガ倉庫1号館
-
主催:JAPAN INSTITUTE 日本文化芸術機構
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館
協力:横浜高速鉄道株式会社、一般社団法人横浜み
なとみらい21、三菱地所マネジメント株式会社、一般社
団法人日本シンセサイザー・プログラマー協会
協賛:赤城乳業株式会社、コカ・コーラセントラルジャ
パン株式会社、Peach Aviation株式会社
スペース
2,291
117
-
4
1月16日
|
1月20日
ヨコハマ フォトフェスティバル2013 「地域・写真・記憶」
スペース
3,729
-
無料
主催:横浜フォトフェスティバル実行委員会、横浜赤レ
ンガ倉庫1号館
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:横浜市立本町小学校、陸前高田被災資料デジ
タル化プロジェクト、東川町国際写真フェスティバル、
NPO法人濱橋会、有限会社ダブルフューチャー、
NPO 法人ザ・ダークルーム・インターナショナル、
Yokohama SeasiderMagazine、creative office tie
協賛:富士ゼロックス神奈川株式会社、株式会社キタ
ムラ
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
スペース
8,000
-
無料
主催:EAJAS
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館、スウェーデン大使館、
セーデルテリエ市立ルナ・クルトゥールヒース
協賛:スウェーデンハウス株式会社
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
開催日
1
4月
|
3月
事業名
海外劇場・フェスティバル調査
(パフォーミングアーツ)
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
■⑧芸術文化振興のための国内外との交流
開催日
1
11月13日
|
11月18日
2
4月
|
3月
事業名
CONTEMPORARY ART FROM SWEDEN
若手アーティスト海外派遣
(コンテンポラリーダンス)
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館
■⑨ 収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
オリジナル商品販売
118
横浜市民ギャラリー
1 平成 24 年度総括
指定管理第 2 期の 2 年目としての充実を図りつつ、関内市民ギャラリーで運営する最後の一年としての活
動は、約半世紀の長きに亘って築いた様々なネットワークでつながる人々との関係を整理し、また深めた年
でもありました。
ニューアート展のテーマである“映像”を事業全般に亘って取り上げ、横浜市こどもの美術展、芸術文化
プラットフォーム事業においても、映像の表現メディアとしての面白さ・多様性を作家によるワークショップ等
を通して子ども達にもわかりやすく語り伝えました。
コレクション管理においては、仮収蔵庫への移転に備え、購入だけでなく様々な経緯で形成されていっ
たコレクションの、データ上と現物との齟齬など未整備だった点を全て洗い出し・整理して移転できたこと
は、次年度以降の新ギャラリーへ向けてのコレクション整備においても大いなる果実となりました。また、横
浜美術館と連携して所蔵作家の一人にスポットをあてての聞取り調査や、ローマ国立近代美術館への所蔵
品の貸出は、地元作家の調査・研究という極めて重要な学芸業務の成果であり今後の研究においても励み
となり参考となるものです。
運営面においては、閉館・移転という大事業のもと、様々な分野における歴史を遡っての整備が必要とな
り、施設としても組織としても大掃除の一年でした。他方で、横浜市及び教育委員会との協力連携が必須
で、市民ギャラリーを中心に 3 者が真剣に向き合った結果、作業の節約や効率化を図り、遅滞なく閉館・移
転を実施し、横浜市への施設引き渡しを果たしました。
49 年間続き、年間約 50 万人の利用がある施設を短期間で閉館するというのは様々な軋轢や摩擦を生み
ましたが、一連の作業を無事終えることができたのは多くの組織・方々の理解・協力・支援があって成せること
と深謝し、ここで築いた有形無形の財産を新ギャラリーへの運営に生かしていきたいと願うところです。
2 自主事業に関する振り返り
(1)ニューアート展NEXTについて
●現代美術界をリードした「今日の作家展」(1964-2005)、同時代の美術をわかりやすく紹介した「ニュー
アート展」(2006-2010)の系譜を受け継ぎつつ、第 2 期の基本テーマ「創造都市横浜からの発信」を明確
に捉え「ニューアート展 NEXT」にふさわしいアーティストを選出します。
●開館以来初の映像展の開催
映像が美術の一手法として確固たる地位を築いて久しく、日本における写真発祥の地である横浜、今後
の成長が見込まれる映像産業、といった潮流をとらえ、当ギャラリーとして初めて映像を主体とした展覧会
を開催します。
●横浜美術館、横浜市民ギャラリーあざみ野等との連携
両施設とも写真・映像資料についてのコレクション・経験を有しており、展覧会をより充実させ、来場者の
満足度をさらに向上させるべく連携した企画をたて、準備に着手します。
●映像表現の理解と発展に寄与
それぞれが異なるキーワード、特性を持って横浜を拠点に活躍しているアーティスト 2 組を取り上げ、映像
の多様性を紹介し、作品と鑑賞者との双方向性を体験してもらうことで、映像文化への理解と発展に繋げ
ます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■入場予定者数:3,500 名
■入場予定者数:4,036 名
■開催時期(予定):9 月28 日~10 月17 日(20 日間) ■開催時期:9 月 28 日~10 月 17 日(20 日間)
■協賛金と助成金の目標獲得額:1,000,000 円
■協賛金と助成金の獲得額:
119
■アンケート:回収率 4%、市民満足度 4.0 以 上
現金 590,000 円
■ボランテイアの参加:のべ 50 名
(助成金 500,000 円、広告協賛金 90,000 円)
前年度に引き続き、作家の制作段階での参加
現物 250,000 円相当+その他技術提供
の仕組みを作るなど活動内容の工夫を図る。
■アンケート:回収率 8.5%、顧客満足度 4.30
■関連事業:展覧会開催期間のアーティストトー ■ボランティアの参加:
ク等や「ハマキッズ・アートクラブ」でこども向け
金澤麻由子制作ボランティア:18 名のべ 21 名
の事業も行い、各回とも 30 名以上の参加を見
アンケートボランティア:16 名のべ 28 名
込む。
■関連事業:
■近隣施設との連携:財団が運営する施設はもち
・ オープニングレセプション(60 名)
ろん、東京藝術大学大学院映像学科、県民ホー
・ 美術評論家による記念レクチャー1 回(16 名)
ルギャラリーや映像に強いギャラリー・商店舗と
・ アーティストトーク 1 回(42 名)
の広報をはじめとした連携を模索し、注目を高
・ 学芸担当によるギャラリーツアー2 回(15 名)
める工夫をし、広範囲への紹介・集客を図る。
・ 本展出品作家=SHIMURAbros が、芸術文化プラッ
トフォーム事業を小田中学校で実施
■近隣施設との連携等:
・ ほぼ同時期に映像展を開催する県民ホールギャ
ラリーやはまぎん産業文化振興財団及び同財団
を通して MM21 地区の商業施設等との広報連携
や協力を得ました。
・ 展覧会前の 2 作家のメイキング映像を撮り、財団
ニコニコ動画及びホームページで展覧会スタート
にあわせ動画での告知を試みました。
・ 2 か月前に実施の自主企画「横浜市こどもの美術
展 2012」のワークショップでも映像を取り上げ、こ
ども達の映像への興味を持つためのきっかけづく
りを行いました。
(2)コレクション及び付帯資料の活用・保全について
●コレクション管理
・ 収蔵作品の保全
万全の収蔵庫ではないため、横浜市と協同して約 1,300 点の作品の状態調査を実施、現況を把握し、
閉館後の一時保管庫へ作品を移設するまで、調査・整理・スケジュール管理を滞りなく行います。
一方で、日常点検、計画的な定期点検を実施し、維持管理に努めます。
・ 所蔵品リスト・データの調査・整理
開館時からの膨大な所蔵品リスト・所蔵品写真・映像データ等を整理し、精査した上で、損なうことなく
移転先へ移設します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■コレクション管理
■コレクション管理
□収蔵作品の保全
□収蔵作品の保全
・ 横浜市が指名する収蔵作品の調査会社とと
(1)作品の安全・的確な移転への準備を横浜市ととも
もに作品の状態調査及び移転への計画を策
に進め、移転先=仮収蔵庫及び移転作業請負業
定し、安全な移設に努めます。
者を入札により決定し、3 月 4 日~8 日にかけて全
・ 原則毎日学芸員が収蔵庫内の目視点検を
作品を無事仮収蔵庫(三井倉庫)へ移転しました。
120
行います。
・ 専門業者による空調設備点検の実施:2 回/年
□所蔵品リスト・データの調査・整理
横浜市と調整しながら、計画的・適切な方法で
移転します。
(2)収蔵庫内の目視点検
出勤の学芸担当者が必ず目視点検を実施しました。
(3)専門業者による空調設備点検の実施
1 回目=6/27 に実施。
この点検後に不具合が発生し、庫内加湿除湿ユニ
ットの除湿部分の熱交換器の点検(7/4)、冷媒ガ
ス補充・修繕(7/27)を行い、耐用年数を超えてい
る機器の適正運転及び維持管理に努めました。
2 回目=11/14 に実施。
加湿除湿ユニットの加湿マグネットスイッチの経年
劣化による異音発生につき部品交換(12/22)。
□所蔵品リスト・データの調査・整理
移転準備のため横浜市と検討を重ね、移転作品リス
トの作成→リストと実作品との照合を行い、移転作業
の正確性・効率化を図りました。
・ データ上の作品リストと実際に保管されている作
品の付け合せ作業
6~7 月の棚卸及び 3 月の仮収蔵庫移転前の調
査から、保管作品数が 1,286 点であることを確認。
・ 作品の仕訳整理作業
①新ギャラリーへ移管すべき作品
②所蔵品リストから削除すべき作品
来歴に照らし処分を施すべき作品
③判断によって所蔵か否かを決定すべき作品
預かり作品など
こうした仕分作業により、前述②③の移転前まで
に調整がつかなかった作品及び①をあわせ、全
1,274 点(横浜美術館に蔵置している牛田雞村の
3 点は除く)を仮収蔵庫へ移転しました。
・ 修復 *新規
牛田雞村 3 点のうち未修復だった 1 点を修復し、
横浜美術館へ蔵置しました。
作品:「藁街の夕」1926 年/絹本着色/63.0×113.0 ㎝
・ 未撮影作品の撮影 *新規
平成 25 年度からの実施を予定していましたが、作
品が仮収蔵庫に入ると作業場所の問題で大型作
品の撮影が難しいため、比較的大型の 146 点の
撮影を 11 月~1 月の 10 日間で実施しました。
11/13 12/4,18,19,24,27 1/26,28,30,31
・ 新ギャラリー収蔵庫の収納プランを考える *新規
作品のメディア別・大きさ等の諸条件から新しい収
蔵庫にどのように収納していくかを、横浜市をはじ
めとする新ギャラリーの建築設計担当者と検討を重
121
ね、実施設計計画を確定しました。
■収蔵作家の研究調査 *新規
横浜美術館との連携で、収蔵作家の 1 人=平野杏子
氏の聞き取り調査を行い、ひとまず簡単なレポートを
作成しました。※本業務の担当者が 11 月より産休に
入ったため、10 月上旬で 10 回の聞き取りを終え、そ
こまでの記録をまとめました。考察については平成
26 年度以降に実施予定です。
■作品貸出 *新規
所蔵する牛田雞村 3 点のうち 2 点を国際交流基金を
通して、ローマ国立近代美術館に貸し出しました。
当該作品:牛田雞村《蟹港二題》より
「藁街の夕」/1926 年/絹本着色/63.0×113.0cm
「蛮船の泊」/1926 年/絹本着色/63.0×113.0cm
貸出期間:平成 25 年 1 月 22 日~6 月中旬
(3)横浜市こどもの美術展について
●開館の翌年 1965 年から続く、市内在住・在学の 12 歳以下の幼児・児童を対象とした無審査の 1800 ㎡を
有するギャラリー全館を使用する公募展。
●23 年度に引き続き平面に加え立体作品を募集するとともに、会場内に親子で参加できるワークショップ
や、子どもの造形をテーマとした講演会を実施し、子どもの造形活動の多様性を応援します。
●夏休みに開催することで、家族との来場を促し、親子の語らいの場としても機能させます。
●48 回を迎える同展を振り返るアーカイブコーナーを設置し、写真で振り返ったり親子で出品した経験を持つ
方なども紹介し、多くの方々が関わってきた・参加した経緯を掘り起し、起伏に富んだ展示室を持つ当ギャラ
リーでの最後の開催の祝祭感を盛り上げます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■入場予定者数:のべ 10,000 名
■出品点数(目標):3,000 点(うち立体 30 点)
■開催時期(予定):7 月 28 日~8 月 2 日(6 日間)
■助成金と協賛金の目標獲得額:250,000 円
■アンケート:回収率 2%、市民満足度 4.0 以上
■ボランテイアの参加:のべ 80 名
職業体験として中学・高校生ボランティアの参
加も呼び掛け、本事業を通して幅広い世代間
交流をも目指します。
■ワークショップ参加者数:300 名
■入場者数:8,274 名
■出品数:3,227 点(うち立体 18 点)
■開催時期:7 月 28 日~8 月 2 日(6 日間)
■助成金と協賛金の獲得額:401,400 円
助成金:1 団体より 200,000 円
協賛金:2 団体より 200,000 円
寄附金(事務局からの割り振り):1,400 円
■アンケート:回収率 3.5%、顧客満足度 4.10
■ボランティアの参加:のべ 124 名
一般 15 名のべ 42 名、中学生 29 名のべ 30 名、高
校生 24 名でのべ 52 名
■ワークショップ等関連事業
(1)自由参加ワークショップ参加者数:2,273 名
会期中毎日 10:00~17:30 実施、参加無料で 2 種類
のワークショップを実施しました。
「革リボンのお絵かきバッジを作ろう」1,331 名
「I.TOON アニメーションワークショップ」942 名
122
(2)スペシャルトーク・布山タルト(アニメーション作家)
「アニメーションでコミュニケーション」25 名
※布山タルト氏は、芸術文化プラットフォーム事業に
おいて、末吉小学校で講師として参加しました。
(4)ハマキッズ・アートクラブについて
●小学生以下の子どもを対象とした造形講座を開催します。
●年間テーマを「横浜はじめてものがたり-横浜伝統の職人芸を体験しよう」とし、横浜ならではのプログラム
で子どもの造形力を育みます。
●市内の子どものための施設との連携を図り、事業広報に努めます。
達成指標
■実施回数(予定):
7 回(6、7、9、10、11、12、1 月に開催)
■参加者数:7 回で 210 名
■助成金の目標獲得額:50,000 円
■アンケート:回収率 50%、市民満足度 4.0 以上
事業報告(振り返り)
■実施回数及び参加者数:7 回実施、参加 200 名
6/3=18 名、7/15=27 名、9/9=29 名、10/28=29 名
11/25=35 名、12/16=31 名、1/19=31 名
■助成金獲得額:50,000 円
■アンケート:
実施 7 回の集計で、回収率 60% 顧客満足度 4.20
■ボランティアの参加:
7 回の実施で 24 名
運営補助ボランティア 16 名、広報ボランティア 8 名
(5)絵画教室について
●35 年目を迎える在住・在勤の市民のための絵画教室。前 23 年度に運営・内容を抜本的に見直し刷新を
図り、多くの参加者を得ました。講師陣をそのままに指導内容を深化させつつも全くの初心者にも広く門
戸を開きます。
●単科コースや夏期特別講座を設置し、気軽にトライできる・集中的に学びたいという参加者にも対応します。
●レギュラーコース終了後に受講生による卒業生作品展を開催し、その成果を発表し集大成とします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■人気・評価の高い講師陣による真摯な指導とバ ■全 19 コースの実施
ラエティーに富んだコース設定で充実を図り、さ
レギュラーコース 9 コース:
らに絵画教室での創作の成果を卒業生作品展
月・火・木・金の午前と午後、土曜日の午後の全 9
で発表します
コース
・ 全 19 コース
単科コース 10 コース:
レギュラーコース:9 コース
水彩:基礎及び発展のそれぞれに前期(4-7 月)と
4-2 月(8 月休講)までの全 17 回の実習が 9
水彩:後期(9-12 月)
コース
石膏デッサン:基礎(4-7 月)、発展(9-12 月)
単科コース:10 コース
公募展講座:「初めての公募展①」、「目指せ、入
全7 回実習が 6 コース、全3 回実習が 2 コース、
賞②」
単発 1 回講義が 2 コース
夏期特別 2 講座:「塗り絵でわかる色彩心理」
■参加者人数:全 19 コースで 687 名、のべ 8,069
夏期特別 2 講座:「ひたすらクロッキー」
名(95%の達成)
■参加者人数:全 19 コースで登録者 729 名(定員 725
■受講料収入の目標額:11,708,000 円(95%の
名に対し、100.5%の達成)、のべ出席者数 7,361 名
達成)
(のべ出席可能者数 8,475 名に対し 86%の達成)
123
■アンケート:回収率 20%、市民満足度 4.0 以上
■受講料収入額:12,476,000 円(101%の達成)
■卒業生作品展の実施(予定):2 月 25 日~3 月 3 日 ■アンケート:実施しませんでした
■卒業生作品展の実施:3 月 6 日~11 日(6 日間)、出
品者数 266 名、入場者数 2,604 名
(6)その他について
●ハマゼミ
文化芸術の奥深い世界をわかりやすく解説するおとなのためのレクチャーシリーズ
●ヨコハマ日曜画家展(共催)
36 回目の開催。県内在住・在勤・在学の 16 歳以上の方なら誰でも出品できる無審査の展覧会の実施。
●横浜市芸術文化教育プラットフォームへの参加
横浜市・財団が実施しているアウトリーチ事業に、学校からの希望内容を勘案し実施します。
●市民ボランティアとの協働
平成 14 年にボランティア導入以来 10 年目の前 23 年度に、ボランティアアンケート等も参考に、自主性・
積極性に重きを置く仕組みに大きく変更しました。23 年度の良い点うまくいかなかった点を整理し、参加
したくなるような仕掛けをボランティアと一緒に考え、更なる活動の充実を図ります。
●ネットワークの形成
市民ギャラリーがコアになって様々なネットワークを維持展開していきます。長い運営の中で培ってきた【利
用団体】【民間ギャラリー】【アーティスト】【ボランティア】【学校】といった組織・個人との協力・協働をめざ
し、当ギャラリーの事業をきっかけに連携を育んでいきます。閉館・移転問題により関係の微妙な変化もあ
りますが、移転後も引き続き利用維持・連携していくための工夫を一年を通して模索していきます。
●横浜ジャズプロムナードへの協力
市民とアーティストが一体となり横浜にすっかり定着した大イベントに協力します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ハマゼミ
平成 24 年度は見送り
■ヨコハマ日曜画家展
第 36 回展:
入場者数 7,000 名、出品点数 200 点
開催時期(予定):6 月 19 日~24 日 7 日間
■横浜市芸術文化教育プラットフォーム
2 校程度の実施
■市民ボランティアとの協働
移転後の活動を想定し、ライブラリー設置やボ
ランティア通信など自主的な活動を深化伸長さ
せていきます。
ボランティアによる発信・宣伝活動は、職員によ
る発信とは別の広がりや効果を期待できるた
め、「ボランティア通信」(平成 23 年 12 月 20 日
に創刊)の継続的な発行、各自主事業への参
加を積極的に促し、閉館移転後の活動にもつ
なげていきます。
■ネットワークの形成
■ハマゼミ
実施見送り
■第 36 回ヨコハマ日曜画家展
入場者数 7,579 名、出品点数 230 点
開催時期:6 月 19 日~24 日(6 日間)
アンケート:回収率 1%、顧客満足度 4.0
■横浜市芸術文化教育プラットフォーム
小・中学校それぞれ 1 校ずつ映像作家によるワーク
ショップを実施し、2 作家とも好評価を頂きました。
布山タルト(アニメーション作家)・末吉小学校
11/6、15、16 5 年生 4 クラスで 149 名
SHIMURAbros(映像作家)・小田中学校
12/5、6 3 年生 4 クラスで 120 名
■市民ボランティアとの協働
各自主事業(ハマキッズ・アートクラブ、横浜市こども
の美術展、ニューアート展)で運営補助ボランティア
として参加してもらい、その活動を通して事業理解を
深め・市民交流を図りました。
他方で、広報ボランティアを募り、「ボランティア通
124
いずれも閉館・移転後に関係が断ち切れること
信」を 7,9,11,2 月の 4 回発行し、事業宣伝やボラン
なく正確で丁寧な情報を提供しネットワークを維
ティア活動をアピールするとともに、他館訪問を実施
持していきます。
し、ボランティア活動を通して施設間交流を促進しま
・ 利用団体:移転後の利用につながるよう信
した。
頼・安心できる情報・アドバイスの提供を心掛
「ボランティア通信」: 7、9、11、2 月に 4 回発行
けます。
広 報 ボ ラ ン テ ィ ア 会 議 : 5/27 、 6/10 、 6/24 、 7/8 、
・ 民間ギャラリー:ギャラリーを紹介の中心とし
7/22、8/2、9/16、10/13、10/27、11/18、1/20 11 回開
た市内アートマップの制作をはじめ、情報の
催でのべ 98 名
断絶が無いように閉館・移転後の関係も模索
他館訪問: シルク博物館、日本郵船歴史博物館、
していきます。
いせやま会館、横浜能楽堂の 4 箇所
・ アーティスト、学校:市民ギャラリーの自主事 ■ネットワークの形成
業を通して柔軟な連携を図っていきます。
休館・移転のため控えめにはなりましたが、①利用
■横浜ジャズプロムナードへの協力
団体、②民間ギャラリー、③ボランティア、④アーティ
当日の運営を応援するため市民ギャラリーから
スト、⑤学校という主に 5 つのネットワークに対し、そ
も 1 名以上の職員が参加します。
れぞれに必要な情報の提供とともに広聴を心掛け、
ネットワークの維持形成に努めました。
①利用団体:
横浜市と調整し、正確な情報の提供とアドバイス
を心掛けました。意見やクレームにも、移転への
理解を深めて頂けるよう 1 件ずつ丁寧に対処しま
した。
郵送による周知の徹底
8 月~9 月に 3 回に分け実施した横浜市主催の
「移転説明会」の開催案内を 8 月に、新ギャラリー
見直し案・市内及び周辺のギャラリー一覧・仮事務
所移転案内を 2 月に、主な利用団体(過去 3 年さ
かのぼり利用のあった 347 団体)に送付し、閉館・
移転後の市民対応に遺漏が無いよう努めました。
②民間ギャラリー:
情報誌やホームページ発行を通しての連絡調整
や情報共有を定期的に実施する一方、9 月に実施
した横浜市開催の「移転説明会」の案内を送付し
移転への周知を図りました。
翌 H25 年度に向け、「市内の展覧会情報」を一新
し、タイトルも「横浜画廊散歩」とし、より積極的なギ
ャラリーとのネットワーク作りを目指していきます。
④⑤アーティスト、学校:
単一の事業だけでなく関連性の高い事業・活動に
ついても連携を試み事業の広がりを模索しました。
今年度は“映像”にスポットを当て映像作家を積極
的に取り上げ、ハマキッズとこども展、ニューアート
展と芸術文化プラットフォーム事業など、単一の
事業に留まらないアーティストの活用や学校連携
125
を模索しました。
新ギャラリー開設に備え、地元の美術大学として
東京藝術大学大学院映像学科の教授及び大学
院生からの広聴会を実施しました。これは、新ギャ
ラリーにおける、地域に根差した運営・若年層の
利用促進をにらんだものです。
10 月 31 日 横浜市民ギャラリーにて
■横浜ジャズプロムナードへの協力
施設の実情(人事体制、休館・移転の対応など)に
鑑み、安心安全な館運営を優先することとし、参加
を見合わせました。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)開館日数や利用時間等について
●教育文化センターからの退去の準備を進めながらの運営になりますが、利用者・鑑賞者の要望に対応す
る施設環境や利用条件を整えるために、教育文化センター(施設全体の管理運営者)と調整し、開館日
数と利用時間を設定します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■利用時間 10:00~18:00、開館利用日数 320 日 ■利用時間 10:00~18:00、開館利用日数は 4~3 月
で 330 日(休館:4~2 月迄 15 日、3 月は 12 日から
(平年は 340 日以上)を達成します。
移転のため休館で 20 日)。
■遺漏なく円滑な開館運営を行います。
■施設全体の管理運営者である教育委員会管理 ■概ね円滑な運営を行いました。
■教育委員会管理課とは日常の連絡調整に努め、閉
課と日常の連絡調整に努めます。
館・移転については横浜市文化観光局を通して調
整し、とりわけ産廃や閉館・移転の告知では教育委
員会と相互協力し、費用削減や内外への周知徹底
を図ることができました。
(2)利用(貸施設・料金)について
●展示室の利用
市民の美術の創造発表の場を提供するとともに、市民が気軽に作品を鑑賞できるギャラリーとしての役割
を果たします。
●アトリエの利用
講座系自主事業の利用を中心に、整理整頓・清掃を心掛け、事業時に遺漏なく作業ができるようにします。
●保管室の利用
保管環境として点検・整理整頓を心掛け、自主事業の準備、コレクション点検作業、利用団体の審査会
場等としての貸出を中心に利用していきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■展示室の利用
■展示室の利用
・ 貸館利用団体と十分な事前調整を行い、安
・ 事前調整~1 か月前打合せ~展示作業~展示
期間中~撤去作業と、その都度必要なアドバイス
心して開催日を迎えられ、展覧会終了後作
品が無事手元に戻るまできめ細かいアドバイ
やサポートを行い、安心運営を心掛けました。
ス・サポートに徹します。
・ 4~3 月利用率:100%
126
・ 4~3 月利用料金収入:12,352,750 円
・ 利用率 100%を目指します。
・ 日常点検:開館時、午前 1 回、午後 3 回、閉館時
・ 利用料金収入(目標):11,000,000 円
移転により 20 日ほど利用開館日数が減じる
と日に 6 回の点検を欠かさず行いました。
ため。
■アトリエの利用
(平年 11,850,000 円以上)
・ 4~3 月利用率:80%
・ 来館者が快適・安全に鑑賞できるように配慮
・ 自主事業、ボランティア活動、利用団体への貸出
利用として活用し、3 月は移転荷物の仮置場とし
し、日常点検を欠かさず行います。
て使用しました。
■アトリエの利用
■保管室の利用
全利用で 75%の利用率を目指します。
収蔵庫前室及び貸出備品の倉庫が主たる機能であ
・ 自主事業(絵画教室、ハマキッズ等)の利用
るため貸出利用を調整しつつ、自主利用以外にも、
・ ボランティア活動の利用
団体展の搬入保管・審査会場として貸出し、利用団
・ 団体展の搬入保管・審査会場としての利用
■保管室の利用
体へのサポートを行いました。
・ コレクションの整理・点検作業としての利用
12 月からは、主に収蔵作品の撮影・点検、2 月末か
・ 自主事業の補助的(準備等)利用
らは移転のための作品梱包作業で使用しました。
・ ボランティア活動の利用
・ 団体展の搬入保管・審査会場としての利用
(3)広報等について
●情報誌「アートヨコハマ」について
22 年度に全面リニューアルし好評であること、3 年目もイメージの定着を図るために編集コンセプト・基本
デザインは変更せず発行します。
館の事業(自主・貸館)を広報する「レギュラー版」と民間ギャラリーを中心に基本データとマップを落とし
込んだ「ギャラリーマップ」を発行し、手元に置いて繰り返し確認できる広報に努めます。
●ホームページによる広報について
スピーディーでわかりやすい広報に努めるとともに、閉館・移転再オープンまで唯一市民が繋がる広報媒
体として、情報の提供を継続実施していきます。
●インフォメーションカウンターの運営
お客様との窓口であるインフォメーションカウンターを日々整え、親切丁寧な対応を心掛け、移転後の利
用にもつなげるとともに、芸術文化への関心を高めて頂ける工夫をしていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■情報誌「アートヨコハマ」
■情報誌「アートヨコハマ」
従来の配布場所(公共施設・文化施設・市内
広告を頂いた団体(4~3 月で 6 社)や新たにオー
ギャラリー等)にとどめず、書店等など新規開拓
プンした美術系施設にも設置し、学校ポスト(515 校)
をし、市民ギャラリーが取りまとめている有益な
も含め毎号 1,100 箇所以上に配布設置しました。
情報を活用してもらうよう努めます。
・ レギュラー版「アートヨコハマ」
・ レギュラー版「アートヨコハマ」
3 回発行:48 号=6/1、49 号=10/1、50 号=2/1
年 3 回(6,10,2 月)発行、各 10,000 部
・ 年間版「ヨコハマ・ギャラリー・マップ」
・ 年間版「ヨコハマ・ギャラリー・マップ」
2012 年度版:6/25 日発行
年 1 回(6 月)発行、15,000 部
・ 広告料獲得額:443,505 円
ともに 1,100 か所以上に配布。
■ホームページ
・ 広告料の目標獲得額:350,000 円
・ 週 1 回更新し最新の情報を届けましたがアクセス
■ホームページ
数が伸び悩みました。ネット環境に無い高齢者の
127
・ 週 1 回更新し最新の情報提供を心掛けます。
施設利用が多いことが主原因で、デジタル広報を
・ アクセス件数:50,000 アクセス/年
どのように活用していただくか・若年層利用者の
・ 23 年度 10 月より端末を事務室受付に設置
開拓が今後の課題です。
し、引き続き HP の周知に努めます。
・ アクセス件数:140,145 件/年
■インフォメーションカウンター
・ 端末利用者数:12 件/年
・ カウンター利用者:2,000 人/年
■インフォメーションカウンター
・ 市民ギャラリー、財団各施設、全国から寄せら
・ 地下 1 階事務室カウンター利用者:1,946 人/年
れる展覧会やギャラリー情報のチラシ・DM等
・ 様々な施設から寄せられるチラシ・ポスター・DM
を配架して、美術施設の相互広報に努めるとと
数は、5,547 件/年。
もに、市民が情報を入手しやすい工夫をし、対
これらの情報を市民が手にとりやすい工夫ととも
面でも丁寧な対応を心掛けます。
に、適宜入れ替えをして最新情報を届けることを
・ 端末を設置し、市民ギャラリーのホームペー
心掛けました。また、対面でも丁寧に情報を届け
ジ、財団「ヨコハマ・アートナビ」、芸術文化全
ることに腐心しました。
般のデジタル情報をチラシ同様手元に届く情
・ 端末を地下 1 階事務室入口に設置し、市民ギャラ
報として提供します。
リーのホームページをはじめ、市内の芸術文化情
報をデジタル情報で紹介しました。
端末での紹介:15 件/4~9 月。
4 施設の管理に関する振り返り
(1)修繕・保守計画について
●閉館を控えていますが、教育委員会管理課と調整し、安心して利用頂けるよう安全面を最優先に、利用
しやすさにも配慮して適切な処置をとっていきます。
●昇降式バトン照明設備保守点検の実施
●蛍光灯交換及び器具清掃
●その他
達成指標
事業報告(振り返り)
■昇降式バトン照明設備保守点検
■昇降式バトン照明設備保守点検
1 回(8 月初旬)。 ※平年は 2 回/年(8 月と 3 月)
1 回目=8 月 3 日。おおむね良好でした。
■蛍光灯交換及び器具清掃
※閉館につき平年 3 月末に行っていた 2 回目の点
日常点検で気付いた点を職員により実施します。
検は見合わせました。
■その他
■蛍光灯交換及び器具清掃
閉館を控え、横浜市・財団本部・教育委員会管
蛍光灯交換は、毎年 3 月に実施していますが、閉館
理課と調整しつつ、閉館撤去日まで安全に配
につき実施せず費用削減を図りました。
慮して適切に対応していきます。
器具清掃は、施設担当職員を中心に日常点検で気
付いたものを適宜行いました。
■その他
閉館・移転については、横浜市・財団本部・教育委
員会管理課と調整しながら進めました。
128
(2)安全管理計画について
●市民ギャラリー独自の防災計画を基軸に、教育委員会管理課との連携により、適切な安全管理計画を策
定します。
●避難訓練の実施
●危機管理マニュアル及び消防計画
●貸館利用団体への対応
●NPO 法人横浜美術友の会(絵画教室の受託者)との協力
●教育委員会管理課主催の共同防火管理協議会
達成指標
事業報告(振り返り)
■防災訓練
市民ギャラリー独自の防災訓練を 2 回、教育文
化センター全体の訓練を1回、合計 3 回実施し
ます。
■危機管理マニュアル及び消防計画の策定
震災をはさんでの教育文化センター特有の危
機・消防対応を織り込み更新を図ります。
■貸館利用団体への対応
事前説明・展覧会初日・会期中毎日、の都合 3
段階で説明し、避難路等の周知を徹底します。
■NPO 法人横浜美術友の会との協力
年間 19 コース(203 日)の絵画教室の委託運営
先である同 NPO と十分な調整と協力のもと、受講
生の安全に努めます。
■共同防火管理者会議
担当職員が会議に出席し、教育委員会事務局
の号令のもと施設全体の把握と協力体制に努
めます。
■防災訓練
第 1 回自主防災訓練=6 月 11 日
■危機管理マニュアル
昨年 23 年度と同じ防災マニュアルを中消防署に提
出するとともに、市民ギャラリー独自の防災マニュア
ルを 5 月に策定し、それに基づいた避難誘導シミュ
レーションを 2 回実施しました。
1 回目=6/11 2 回目=12/5
■貸館利用団体への対応
事前の利用打合せ・展覧会初日説明会・会期中
の、都合 3 段階で説明し、避難路の周知を徹底しま
した。
■NPO 法人横浜美術友の会との協力
絵画教室開講時に、避難路確認と安全確保・確認に
ついて説明し、安心安全な講座運営を心掛けました。
■共同防火管理者会議
平成 23 年度から実施されておらず、平成 24 年度も
開催はありませんでした。
(3)その他について
●日常点検・定期点検を通し、迅速かつ適切な処理を実施していきます。
●展示室、アトリエ、保管室の環境維持管理
●貸出備品類の管理
●廃棄物の管理、排出
達成指標
事業報告(振り返り)
■展示室、アトリエ、保管室の環境維持管理
■展示室、アトリエ、保管室の環境維持管理
閉館を控えていますが、施設の使い勝手や清
展示撤去日の午前中を掃除日とし、ローテーション
潔さなどの快適性においても常に心掛け、満足
を組んで毎週 1 回清掃を励行し、清潔さや美化に努
度の維持・向上を目指します。
めました。結果、アンケートによる顧客満足度調査の
■貸出備品類の管理
ハード面(美観や清潔度)での評価が昨年度より上
・ 担当職員による毎日の目視点検
昇しました。
・ 事前説明を徹底し、破損・紛失等を未然に防 ■貸出備品類の管理
ぎます。
・ 施設担当職員による毎日目視点検の実施
・ 修復及び買い替えが必要なものは最低限にと
・ 事前説明を徹底しており、年間を通して破損・紛
129
どめつつも、適切な予算管理のもと適宜対応
失等はありませんでした。
します。
・ 期中の修繕は最小限にとどめる一方、既存什器・
■日常廃棄物
備品の新ギャラリーでの活用に備え、年度末に台
教育委員会管理課と調整し、毎日のゴミを分別
車類の修繕・塗装を実施しました。
廃棄します。
■日常廃棄物
教育委員会管理課と調整し、毎日のゴミの分別廃棄を
実施しました。
5 その他に関する振り返り
(1)修繕・保守計画について
●古くからのリピーター利用が多いため、自主事業以外の施設アンケートの回収率が低く(来館者アンケー
ト 0.02%程度。年間 45 万人の入館者数に対し 100 名程度)、老朽化・閉館移転により施設ハード面の評
価アップは難しいですが、人的サービス・サポートによるソフト面での向上を図り、回答であがってきた意
見には可能な限り対応します。
●市民ニーズの把握
●自己評価、PDCA サイクルの導入
事業計画、事業報告の公開
達成指標
事業報告(振り返り)
■市民ニーズの把握
■市民ニーズの把握
移転後の運営にも生かせるよう、閉館まで来館
施設アンケートの回収率が低く、満足度も事業アン
者・貸館利用団体のアンケート回収率を上げる
ケートに対し低い状況を改善するのが課題でした。
展示室の 1 階と 3 階に設置したアンケートボックスを
ための工夫を検討していきます。
目立つような工夫を凝らし、筆記用具を常備したとこ
・ 貸館利用者
ろ回収率が微増し、満足度も向上しました。
回収率 80%
施設のハード面では定期清掃に加え職員による自
満足度:ソフト面 4.0 以上、ハード面 3.5 以上
主清掃を毎週 1 回励行したところ美観・清潔度がアッ
・ 来館者
プし満足度全体が昨年度より向上しました。
回収率 0.05%
満足度:ソフト面 4.0 以上、ハード面 3.5 以上
・ 貸館利用者(利用団体)
■自己評価、PDCA サイクルの導入
回収率 92%(185 団体/202 団体)
中期振返り、期末振返りでの自己評価を行います。
顧客満足度:ソフト面 4.58、ハード面 4.25
■事業計画、事業報告の公開
・ 来館者
情報誌「アートヨコハマ」やホームページ等で公
回収率 0.07%(297 名/425,834 名)
開します。
顧客満足度:ソフト面 4.03、ハード面 3.90
■自己評価、PDCA サイクルの導入
中期振返りを財団及び横浜市に提出しました。
■事業計画、事業報告の公開
情報誌アートヨコハマ、ホームページで公開しました。
130
(2)閉館・移転作業について
●平成 24 年度末の閉館撤去を目途に、あらゆる業務を整理し、滞り・遺漏なく年度末に閉館退去します。
●スタッフのモチベーションを下げることなく、利用者や来場者に平常心で臨み、市民サービスの維持向上
に努めます。
●移転後再オープンにむけての必要な検討・措置を重ねていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■整理・廃棄・移転
■整理・廃棄・移転
退去日までに実施しなければいけない業務及び過
退去日までに実施しなければいけない業務を
去 50 年に亘って蓄積された資料・備品について横
洗い出し、計画的な整理・産廃・清掃・事務所
浜市、教育委員会管理課と確認し整理作業を進め
移設作業を行い、閉館退去します。
ました。
■市民サービス
移転までのスケジュールの相互確認、什器・備品に
横浜市・財団・教育委員会管理課とも連携し、
ついては廃棄するもの・しないものを見極め、計画
移転に関する正確な情報を伝えるとともに、日
的な産廃を実施する一方、日常廃棄に努め(特別な
常サービスを滞りなく行います。
費用がかからない)ました。また全般に亘って節約し
■移転後のための措置
移転費用の捻出を心掛けました。
移転後速やかに円滑な運営を開始できるよう、
こうした整理準備を経て、3 月 4~8 日にコレクション
日常運営の中で改善事項の整理と情報収集に
移転、3 月 25 日に 3 箇所への移転、3 月 29 日に横
努めます。
浜市に施設を引き渡しました。
■市民サービス
閉館・移転及び新ギャラリー情報のお知らせ
・ 利用団体:日常対応での説明及び、2 度(8 月と 2
月)にわたる郵送での通知
・ 来館者:館内での移転案内資料の配布、ポスター
掲出による喚起
・ 関係者:
(市内外の美術施設、所蔵作家、過去の事業に
関わった方、評論家、マスコミ等)
3,100 名に 2 月中旬に移転通知を送付
・ 一般市民:1 月下旬より、情報誌「アートヨコハ
マ」、市・財団・市民ギャラリーのホームページ等
で告知
その他、電話・メール・来館による問い合わせに対
しては 1 件ずつ丁寧に対応し情報提供に努めま
した。
■移転後のための措置
・ 円滑な移転を目途に、必要な業者を早期に決定
・ 移転作業のための職員の役割分担の徹底
・ 通信設備の解除・敷設の事前調査・手配
・ 最少の什器で効率的運営ができるような事務室レ
イアウト考察、移転什器・備品の絞り込み選択
・ レファレンス用書類の閲覧用ファイルの作成
・ 新ギャラリー運営のための参考資料として他施設
131
運営資料のファイリング
・ 仮事務所の関係団体(コンベンションビューロー、
産業貿易センタービル)との打合せを重ねた
■いせやま会館改築設計会議 *新規
横浜市(文化観光局文化振興課、建築局)、設計事
務所、アドバイザー(展示室、収蔵庫の各 2 名の専門
家)、市民ギャラリーの 6 者で、いせやま会館の改築・
新ギャラリーでの基礎設計・実施設計会議を 8 か月
間に亘って重ね、実施設計を確定しました。
この内容のサマリーは、資料を作成しホームページ
及び館内配布で、利用団体はじめ市民にも提供し
ました。 資料は館内配布だけで約 1,500 部
6 収支に関する振り返り
(1)収入・支出について
●外部資金の導入に努める一方、受益者負担の考えにより、適切な受講料、参加料を徴収します。
●外部資金の導入
閉館を控える施設なので平年よりは難しいと考えられますが、各事業では助成金・協賛金の獲得を目指
し、情報誌「アートヨコハマ」、事業広報物では広告料の獲得を目指します。
●受益者負担の設定
「絵画教室」「ハマキッズ・アートクラブ」は、経費と収入が見合うよう適切な受講料設定をしていきます。
●端末情報の打ち出しサービス、過去の展覧会図録の購入希望についても必要経費を確実に徴収します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■外部資金の導入
■外部資金の導入(4~3 月)
前 23 年度より少ない見積予想ですが、獲得に
閉館を控え制約のある状況でしたが、獲得に努め、
は最大限努めていきます。
事業予算の充実を図りました。
協賛金&助成金の目標獲得額
・ ニューアート展 NEXT:590,000 円
・ ニューアート展 NEXT:1,000,000 円
・ 横浜市こどもの美術展:401,400 円
・ 横浜市こどもの美術展:250,000 円
・ ハマキッズ・アートクラブ:50,000 円
・ ハマキッズ・アートクラブ:50,000 円
・ 情報誌:443,505 円
・ 情報誌「アートヨコハマ」「マップ」:350,000 円
現金獲得総額 1,484,905 円
■受益者負担の設定
■受益者負担の設定(4~3 月)
・ 展示室利用料金収入:11,000,000 円
・ 展示室利用料金収入:12,352,750 円
・ ニューアート展 NEXT 図録売上:100,000 円
・ ニューアート展 NEXT 図録等物販:75,780 円
・ ハマキッズ・アートクラブ受講料:315,000 円
・ ハマキッズ・アートクラブ受講料:272,000 円
・ 絵画教室受講料:11,708,000 円
・ 絵画教室受講料:12,476,000 円
・ 端末情報のプリントアウト料:2,000 円
・ 端末情報のプリントアウト料:0 円
・ 過去の図録等売上:10,000 円
・ 過去の図録等書籍売上:10,000 円
132
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜市民ギャラリー 事業一覧】
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
1
4月3日
|
1月26日
事業名
横浜市民ギャラリー絵画教室
2
9月28日
|
10月17日
ニューアート展NEXT2012 動く絵、描かれる時間:ファ
ンタスマゴリア
3
11月6日
|
12月6日
横浜市芸術文化教育プログラム推進事業
会場
入場者数
入場率
アトリエ
7,361
87%
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
2,000~21,000 主催:横浜市民ギャラリー
1,2階展示室
4,036
-
無料
主催:横浜市民ギャラリー
協賛:アサヒビール株式会社、アサヒ飲料株式会社、
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ、株
式会社リコー、住友電気工業株式会社、ニューオータ
ニイン横浜、横浜サンミラー株式会社、横浜美術大学
協力:神奈川県民ホール(公益財団法人神奈川芸術
文化財団)
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
-
269
-
-
主催:横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局
(NPO法人STスポット横浜、公益財団法人横浜市芸術
文化振興財団、横浜市教育委員会、横浜市文化観光
局)
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
1
6月3日
|
1月19日
ハマキッズ・アートクラブ
4歳~小学生を対象とした造形講座
2
6月18日
|
6月24日
第36回ヨコハマ日曜画家展
3
7月28日
|
8月2日
横浜市こどもの美術展2012
4
3月6日
|
3月11日
絵画教室卒業制作展
会場
入場者数
入場率
アトリエ
200
95%
1,2,3階A展示室
7,579
-
主催:横浜市民ギャラリー
協力:あーすぷらざ(地球市民かながわプラザ)、横浜
1,000~1,500 市環境活動支援センター、横浜美術大学
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
無料
主催:横浜市民ギャラリー
共催:NPO法人横浜美術友の会
全展示室
8,274
-
無料
主催:横浜市民ギャラリー
協賛:株式会社土屋鞄製造所、 財団法人はまぎん産
業文化振興財団
協力:東京藝術大学大学院映像研究科、
I.TOON.Ltd.
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
3階A,B展示室
2,604
-
無料
主催:横浜市民ギャラリー
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
5月27日
|
2月23日
事業名
ネットワーク・市民協働
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
アトリエ
290
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
無料
-
主催:横浜市民ギャラリー
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
6月1日
|
3月31日
事業名
情報誌「アートヨコハマ」48,49,50号および
「ヨコハマ・ギャラリー・マップ2012年度版」の発行
133
横浜市民ギャラリーあざみ野
1 平成 24 年度総括
指定管理第 2 期のテーマ「アートで元気になろう」の事業展開を継続しました。
年 4 回の展覧会、市民が制作や表現活動を体験するアトリエ事業、ジャンルを超えた文化事業、男女共
同参画センター横浜北との連携事業などを実施し、市民がアートと出会う機会を数多く提供しました。市民
参画の機会としてアートサポーターが運営に参加できる協働事業を増やし、地域の方々や多様なアーティ
ストなどに支えられ、様々なネットワークと連携を活かしながら事業に取り組むことで、横浜市の地域文化振
興に貢献しました。また、横浜市所蔵カメラ・写真コレクションの整理・保存、普及・公開事業も順調に行い、
コレクションへの理解を促進しました。
収蔵庫を適正に管理したほか、設備業者とともに適切な設備の保守管理を行いました。常に来館者の視
点に立ち、安心で利用しやすい施設運営に努めました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)文化芸術に直接出会える場について
●展覧会事業
アートに出会える場として、横浜にある芸術文化資源を生かした企画(「横浜 wo 発掘 suru 展」)、子どもか
ら大人まで楽しめる参加型の企画(「あざみ野こどもぎゃらりぃ」)、アーティストの現在の表現活動に目を
向け、ダンスフェスティバルとも連携した企画(「あざみ野コンテンポラリー」)、カメラ・写真の企画(「横浜
市所蔵カメラ・写真コレクション+写真展」)など、多彩な展覧会を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ 4 回 の 展 覧 会 で 、 関 連 事 業 を 含 め 入 場 者 ■4 回の展覧会の合計入場者 12,105 人。
12,000 人以上。
■アンケート満足度(企画展 4 回平均) 4.56。
■アンケートを実施し、企画展 4 回の平均満足度
<内訳>
4.6 以上。
「横浜 wo 発掘 suru vol.3 しりあがり寿★ワールド
ゆるとぴあ」入場者 2,692 人、アンケート満足度
4.53。
「あざみ野こどもぎゃらりぃ 2012」入場者 1,660 人、アン
ケート満足度 4.49。
「 あ ざ み野コンテ ンポ ラリ ーvol.3 ART×DANCE
2013」入場者 3,161 人、アンケート満足度 4.54。
「石川真生 沖縄を撮る+カメラ・写真コレクション公
開 アメリカ写真の黎明」入場者 4,592 人、アンケー
ト満足度 4.68。
■いずれも各種メディアで紹介され、特に「写真展」で
は新聞、専門誌などあわせて 31 件掲載されました。
(2)市民やアーティストの創造活動の支援の場について
●市民のためのワークショップ
美術創作の基礎基本の習得を目的とした講座や、アーティストによるレクチャーと制作を行う講座等を実
施します。
●創造活動支援
ホワイエに設置した展示ケースで、アーティストの小品展「ショーケースギャラリー」を行います。
134
●市民協働企画
アートの領域を広げ、生活の中にあるさまざまなことを学ぶ場・「あざみ野カレッジ」を実施します。コンテン
ポラリーの企画展等においてサポーターに運営に関わっていただき、新進アーティストを紹介します。そ
の中で 1 人のアーティストを「今年の顔」として継続的に支援します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■市民のための講座・ワークショップを年間 8 講座
以上実施し、幅広い創作の機会を提供するとと
もに制作の支援をします。
■講座・ワークショップ参加者延べ 850 人以上、
平均満足度 4.6 以上。
■ショーケースギャラリーで新進アーティストによる
展示を 3 回実施し、新たな作品発表の場となる
ようサポートします。
■あざみ野カレッジは、5 年間で学生数 1,000 名
を目指します。(24 年度 200 名)
■市民のための講座等は、13 講座実施。
■参加者延べ 835 人、平均満足度 4.76。
■ショーケースギャラリーは 5 回実施(「L PACK 展」、
「臼井良平展」、「福田尚代展」、「橋本雅也展」、「福
本歩展」)。
■あざみ野カレッジは 11 回実施、参加者延べ 194 人。
(3)次代を担う子どもの創造性教育の場について
●財団中期経営計画の基本施策「3.未来の横浜を担う子どもの創造性を育むための仕組みづくり」の目標
達成に取り組みます。
●子どものためのプログラム
創造活動の場として、親子が粘土、紙、えのぐで遊べる造形ひろばや、幼児・児童・個別支援学級や特
別支援学校に通う親子を対象にした多彩なワークショップを開催します。
●学校教育との連携
鑑賞事業として展覧会を活用してもらうための連携事業を開催するほか、教師を対象に鑑賞・実技のワー
クショップを開催します。また、中学や高校美術の先生と連携し、事業への参加を促します(ティーチャー
ズあざみ野プロジェクト)。
●アウトリーチ
「横浜市芸術文化教育プログラム」に協力し、コンテンポラリーアートに親しむプログラム等を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■子どものためのワークショップを年間 10 講座以
上実施し、心と体をつかってのびやかに活動する
ことを通して、心身の健やかな成長を育みます。
■親子のフリーゾーンを含め、子どものためのプ
ログラムへの参加者延べ 8,200 人以上。
■学校教育との連携を推進するため、中学校教
諭の美術研究会の研修に協力します。
■アーティストと共に近隣の小中学校へ出向いて
生徒と一緒に創作を行う、美術アウトリーチ事
業を 5 回以上実施します。学校の授業とは違っ
たアートの体験を子どもたちに提供します。
■子どものためのプログラムを 17 講座実施(うち「親子
で造形ピクニック」は通年)。
■親子のフリーゾーンを含めた参加者延べ 9,566 人。
■中学校(美術研究会)、小学校(青葉区図工研究会)
の教諭の研修会を実施。
■アウトリーチ事業は 4 回実施。
135
(4)創造活動と社会、市民活動を結びつける場について
●サポートコーディネイトをします。
・ 北部 4 区美術公募展
実行委員会と共催し、市民の創作活動の発表の場を提供します。
・ 青葉区民芸術祭
絵画・書道・写真・茶道・文芸など、施設全体を総合的な芸術活動による市民交流の場とします。
●街なかアートプロジェクト
地域のさまざまな市民活動と結びつき、出張事業を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■北部公募展の拡がりと定着を反映し、展示室全 ■北部公募展は応募総数 333、入場者約 4,903 人。
面を利用して展覧会を開催します。応募総数 ■青葉区民芸術祭は前後期で入場者 4,398 人。
■街なかアートプロジェクトを 2 事業実施。
250 点以上。
■青葉区民芸術祭は前・後期で入場者数 5,000
人以上。
■アート屋台などを活用し、街なかアートプロジェク
トを 5 年間で 15 事業実施。(24 年度は 3 事業)
(5)創造活動を介した人々の関わり合いの場について
●フェローアートギャラリー
障がいのあるなしにかかわらず認め合える豊かな関係を築くことを目指し、作品展示を通して特別支援学
校や作業所での創造活動を支援します。
●アーティストと市民の交流
市民協働で運営するアートカフェ、アートガーデン、アートワゴンを通じ、市民とアーティストが知り合う場、
アーティストや障がいのある人たちのアート作品を発表・販売する場を創出します。
●あざみ野ナイト
建物の壁面や窓ガラスを使って映像作品を映し出すイベントを行い、アートを生かした親しみやすく賑わい
のある場をつくります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■フェローアートギャラリーにおいて 2 組以上の ■フェローアートギャラリーにおいて 6 回の展示を実施
展示発表を実施し、幅広い創作の機会を提供
(「花崎昇平展」(前・後期)、「工房集の作家たち展」
するとともに制作の支援をします。
(Part1・2))、「佐藤千加子展」、「塚田麻美展」)。さま
■アートカフェ・アートワゴン・あざみ野ナイトを同
ざまな障がいを持つアーティストの表現活動を支援
時開催含め 5 回以上実施します。相乗効果で
しました。
来館者を増やし、充実した芸術文化体験の場 ■アートカフェを 3 回実施。アートワゴン(“マルシェ”を含
を提供します。
む)を 9 回実施。来場者からの好評を得、リピーター来
■あざみ野ナイト開催日の来館者数2,200 人以上。
場者を増やしました。
■あざみ野ナイト 1 回実施。
あざみ野ナイト開催日(8/26)の来館者 1,440 人。
136
3 施設の運営に関する振り返り
(1)市民の利用を促進することについて
●引き続きアトリエの平日夜間料金を半額とし、新規利用者開拓と利用促進を図ります。
●ほぼ 100%利用となっている展示室については、遺漏のない貸し出し業務を行います。
●利用団体の展覧会情報をHPで紹介し、広報協力をします。
●利用者の意図が最大限発揮できるよう具体的なアドバイスをします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■アトリエの目標利用率:5 年間で 70%(24 年度 ■アトリエ利用率:66%
は 65%)
■アトリエ夜間利用率:35%。
■アトリエの夜間の 24 年度目標利用率:25%。
■アンケートによる利用者満足度は 4.7。
■アンケートによる利用者の満足度 4.6 以上を目
指します。
(2)施設運営における市民参画を促進することについて
●「あざみ野アートサポーター」との協働を推進し、展覧会、ワークショップ及び広報事業にご協力いただき
ます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■アートサポーターは、5 年間で 150 名登録を目 ■アートサポーター登録者数 160 人。
指します。(22 年度末で約 130 名、24 年度は 140 ■企画展関連イベントのリポートの執筆や、視覚に障
名を目標とします)
がいのある方の企画展鑑賞会でのサポートをしてい
■アートサポーターに、企画展の事前調査やアー
ただきました。
ティストの制作補助への協力のほか、企画展レ
ポートの執筆など、広報事業でも活動していた
だきます。
(3)積極的な広報を展開することについて
●情報誌「アートあざみ野」で、貸館利用者の情報のほか、当館の事業活動の PR をします。
●メルマガの登録者(「あざみ野メンバーズ」)を増やし、事業やサポーター活動情報などの新鮮な情報発
信をします。
●「あざみ野アートネットワーク」として、ホームページを活用し、横浜のアート情報にアプローチしやすくす
るとともにネット広報事業を推進します。
●施設の活動が的確に多くの市民に伝わるよう、様々な媒体を通じて広報を行い、来館者増につなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ホームページアクセス件数は、年間 45 万件以
上を目指します。
■あざみ野メンバーズは、目標登録者数を 5 年間
で 10,000 名とします。
■メールマガジンやホームページでのアート情報
発信を推進します。メールマガジンは月 1 回の
定期配信をします。
■広報する内容によって有効な媒体を選択し、コ
ストパフォーマンスを高めます。
■ホームページアクセス件数は 563,109 件(月平均
46,925 件)。
■あざみ野メンバーズは 984 人。
■メールマガジンを毎月 1 回定期発信するほか、イベン
トに合わせて随時発行。
■特に企画展において、ウェブ広告やツイッターでの
情報提供を行い、来場者を誘致(アンケート回答で
確認)。
137
(4)市民ニーズ、市民満足度等の把握と対応について
●顧客満足度調査(アンケート)を実施し、分析結果を管理運営に反映していきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■利用者サービスの向上を図るため、クレームや ■展示室の顧客満足度は高く、目立ったクレームはほ
意見について職員の情報共有と検討を行い、
とんどありませんでした。
迅速な運営改善につなげます。
■アトリエの備品について、利用者のアンケートにより
■美術館×インクルーシブ×デザイン実行委員
保管場所を移動。
会のメンバーとして参加している「みんなの美術 ■企画展開催中に「視覚に障がいがある人とない人が
館プロジェクト」の提案を受け、障がいのある人
共に楽しむ鑑賞会」を毎回実施。
を対象にしたギャラリーツアーの実施や、サイン
の工夫をします。
(5)カメラ・写真コレクションの適切な収蔵、保管、調査、研究、発表、展示について
●収蔵庫管理
適切な収蔵庫管理を行います。
●管理・保存
・ 資料の映像記録やデータベースを整備します。
・ 日常的に状態を確認し、必要な修復等を行い、適切な保存に努めます。
●調査・研究・発表
・ 主要な機関と連携して調査研究を進めます。
・ 市民のためのワークショップにおいて、資料を活用します。
・ ショーケースギャラリーにおいて小展示を行います。
●活用
・ 貸出、熟覧に柔軟に対応します。
・ 横浜市の写真関連事業への協力を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■年間を通じて温度は 20℃±2℃、湿度 50%±
2%とします。24 時間温湿度・空気集中システム
と、3 基の自記式温湿度記録計にて常時監視し、
管理は電気式パッケージエアコンで行います。
■pH 値を定期的に測定し、測定結果に応じたケ
ミカルフィルターを設置します。
■定期的に文化財喰害虫生息調査を実施し、結
果をもとに適正管理を行います。
■管理・保存、調査・研究については東京都写真
美術館、日本カメラ博物館、横浜美術館などの
専門機関の協力をあおぎながら進め、カメラ・
写真の発達の歴史や、文化・風俗との関わりな
どを発信します。
■講座実施や資料活用については、外部の専門
家にも講師依頼をし、写真制作に関わる理解を
推進します。
■ショーケースギャラリーでは、資料を有効に活
■常に点検業者・設備業者との連絡をとり、収蔵庫内の
環境は良好。
■フォト・ヨコハマ 2012 に合わせて写真展(企画展とコ
レクション公開)を実施。相互の広報協力で、来場
者増につなげました。
■外部講師による写真制作のワークショップを開催。
■ショーケースギャラリー(ロビー展示)を 4 回実施(「の
ぞく眼・撮る目 二眼レフカメラ」、「鏡はうつす」、「暗
室作業のススメ」、「ニュースとカメラ」)。
138
用し様々な切り口で企画展示を年 2 回以上行
います。カメラ・写真コレクションの愛好者を増
やすことを目指します。
4 施設の管理に関する振り返り
(1)市民ギャラリーあざみ野専有部分における建物・設備・備品の適切な保守管理及び予防保全
について
●設備業者とともに建物・設備の保守管理を確実に行います。展示室の壁面の補修や備品のメンテナンス
など、良好な状態を保ちます。
●法定点検を遺漏なく実施します。
●展示室やアトリエの空気調和や清掃を適切に行い、快適な環境維持に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■重大な事故無く貸し出しを実施。
■年間無事故を目指します。
■男女共同参画センター横浜北と協力し、共有部分
■修繕必要箇所に迅速に対応します。
の経年劣化箇所の修繕を実施。
■展示室壁面を年1回メンテナンス(塗り直し)します。
■クレームの無い、快適な環境維持を目指します。 ■展示室壁面塗り直しを実施。
(2)環境問題への配慮について
●職員や利用者の廃棄物については、適切な管理、搬出を行います。
●光熱水費の削減に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ゴミの分別を徹底し、排出量を抑えます。
■ゴミの分別、利用者のゴミ持ち帰りが徹底されています。
■利用者にはゴミの持ち帰りの原則を徹底し、必 ■こまめな消灯と空調管理により光熱水量の節減に努
要な場合はゴミ袋を有料で販売します。
めましたが、電気料金の値上げや気候状況(夏季の
■電気や空調を無駄に使用しないよう心がけ、光
高温・冬季の低温)により、光熱水費は前年度比+
熱水費を前年度比▲1%とします。
13%。
5 その他に関する振り返り
(1)危機管理対策の充実について
●危機の未然防止に努めるとともに緊急対応体制を整備し、事故発生時には市へ迅速に報告します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■緊急対応体制、危機管理マニュアルを随時更新 ■常に防災意識を持ち、随時マニュアルを見直しました。
し、危機の際には全員が一致して取り組みます。 ■合同防災訓練は 1 回目を 10 月、2 回目を 3 月に実施。
■合同防災訓練を年間 2 回実施します。
(2)保険及び損害賠償の適切な取り扱い、個人情報の保護への適切な措置、情報公開への積極的
取り組みについて
●保険及び損害賠償について適切に取り扱います。
●個人情報保護、情報公開に適正に対応します。
●ホームページを活用し、必要な情報を開示します。
139
達成指標
事業報告(振り返り)
■賠償責任保険、レジャーサービス保険、動産保 ■必要な保険に加入しました。
険に加入し、事故の発生に備えます。
■個人情報保護の注意喚起の貼り紙掲出、個人情報
■常に個人情報保護意識を持ち、集めた個人情
を含む書類の収納場所の変更、データへのパスワー
報は規程に基づき適切に取り扱います。
ド設定など常に取り扱いに注意を払いました。
■施設利用者向けの必要な情報は、施設ホーム ■施設の空き状況や講座の応募状況など、利用者に
ページにおいて速やかに公開します。
必要な情報は速やかに発信・更新しました。
(3)男女共同参画センター横浜北との連携について
●事業面での協働
・ 多くの住民に足を運んでもらうとともに、当館をアピールすることを目指します。
・ 企画段階から共同し、複合施設の相乗効果を発揮するとともに、双方の特色を活かした事業を行います。
●運営面での協働
・ 日常業務や定例の打ち合わせにおいて情報や意見の交換をし、「アートフォーラムあざみ野」の施設
職員としての意識を高め、効果的な運営に取り組みます。
・ アートフォーラムあざみ野全体としての広報、施設の環境整備に対して引き続き協力して取り組みます。
●維持管理面での協働
・ 委託会社を交えた定例の打ち合わせを確実に実施し、施設全体の適正な維持管理に共同で取り組み
ます。
・ 委託会社にもそれぞれの財団のミッションや役割、事業内容、利用者の特性などについて伝え、有効な
環境整備を推進します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ロビーコンサートを通年で月 2 回実施し、エント
ランスの賑わいを創出するとともに、来館者に、
気軽に芸術を鑑賞する機会を提供します。
■アートフォーラムフェスティバルを年 1 回実施し、
施設の賑わいと人々の交流の場を創出します。
来館者数 2,500 人以上。
■女性と芸術文化をテーマにした「あざみ野サロン」、
インターンシップ受け入れ、子ども向けプログラ
ム「クリスマスジュニアコーラス」(11 月~12 月)を
共同の企画で実施し、来館者に幅広い鑑賞・体
験の機会を提供します。
■週 1 回の管理合同ミーティングを実施します(ギャ
ラリー、センター、委託会社)。
■月 1 回の職員合同ミーティングを実施します。
■ロビーコンサートは多彩なプログラムで毎回好評を
得ました。年間 24 回開催。
■アートフォーラムフェスティバルを開催し、来館者数
2,417 人。
■あざみ野サロンを 4 回(うち 1 回はワークショップ)と、
職場体験・インターンシップの受け入れを実施。
■合同ミーティングにおいて事業や施設管理につい
て常に情報交換をしており、共同の効果を上げてい
ます。
140
(4)横浜アーティストデータバンクの構築と運用について
●横浜におけるコンテンポラリーアートの展開と発展のために実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■広報マーケティンググループと共同で LOD 化 ■経営企画グループとともに LOD 化への整備を継
を推進し、財団内で連携したデータベース整備
続、データ入力を進めました。
を図ります。
■企画展「あざみ野コンテンポラリーvol.3」やショーケー
■新進アーティストを継続して支援していくことを重
スギャラリーにおいて新進アーティストを積極的に紹
要なミッションとして位置づけており、制作の支
介し、継続的に支援しています。
援、活動の紹介及び発表の場の提供など積極
的に取り組んでいきます。
6 収支に関する振り返り
(1)コスト削減への努力について
●適正な予算執行と業務の効率化による節減に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■施設管理・事務事業にかかる経費を精査し、男 ■常に事務処理効率化に努め、特に施設管理にかか
女共同参画センターとも協力して、広報費や委
る委託費の節減に努めました。
託費(施設管理にかかるもの)等の効率的な予 ■管理にかかる経費全体では、光熱水費を除いては
算執行をします。
前年度より削減しましたが、全体では前年度比+
■管理費は前年度比▲1%を目指します。
0.3%。
(2)収入向上及び外部資金導入の努力について
●利用料金収入の安定的な確保に努めます。
●自主事業において、助成金・協賛金を獲得します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■利用料金収入(施設管理に係る負担金を含む) ■利用料金収入は約 1,277 万円。
年間 1,200 万円以上を維持。
■助成金(協賛金)は前年度申請分とあわせて 2 件、
■助成金を 2 件申請し、協賛金・広告料とあわせ
230 万円を獲得。広告料収入は 12 万円(合計 242
て獲得目標 320 万円以上。
万円)。
ただし、「しりあがり寿展」では協賛社(NECディスプ
レイソリューションズ)から約 330 万円相当の映像機
器の無料貸与を受けました。
141
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜市民ギャラリーあざみ野 事業一覧】
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
エントランス
ロビー
1,903
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
共催:横浜市男女共同参画センター横浜北(公益財団
法人横浜市男女共同参画推進協会)
展示室1
2,692
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横
浜市芸術文化振興財団)
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会。協賛:NECディスプレイソリューションズ
1,660
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横
浜市芸術文化振興財団)。後援:横浜市文化観光局、
神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜
市ケーブルテレビ協議会
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:資生堂
助成:芸術文化振興基金
協力:急な坂スタジオ、東急電鉄
1
4月8日
|
3月24日
センター横浜北共同事業
Welcomeロビーコンサート
(ジュニアコーラス除く・通年事業24回程度)
2
6月23日
|
7月8日
横浜wo発掘suru展 vol.3
しりあがり寿★ワールド ゆるとぴあ
3
8月23日
|
9月2日
あざみ野こどもぎゃらりぃ2012
展示室1,2
アトリエ
4
10月20日
|
11月11日
あざみ野コンテンポラリー vol.3
ART×DANCE 2012
展示室1,2
アトリエほか
3,161
-
300
5
11月3日
|
12月23日
センター横浜北共同事業
クリスマスジュニアコーラス2012
アトリエ
音楽室
エントランスロビー
35
117%
4,500
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
6
2月2日
|
2月24日
あざみ野フォト・アニュアル 写真家 石川真生-沖縄
を撮る + 平成24年度横浜市所蔵カメラ・写真コレク
ション展 アメリカ写真の黎明
展示室1,2
4,592
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、横
浜美術館
7
4月
|
3月
センター横浜北共同事業
「あざみ野サロン」ほか舞台芸術系事業
①國本文平ワークショップ ②馬吉・一左二人会 ③和
楽器の今
レクチャー
ルーム、アトリエ
209
76%
チケット代
500~3,500
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横
浜市芸術文化振興財団)
共催:横浜市男女共同参画センター横浜北(公益財団
法人横浜市男女共同参画推進協会)
主催・共催・後援・協賛等
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
1
4月11日
|
3月27日
開催日
子どものアトリエフレンズ
「親子のフリーゾーン」
事業名
アトリエ
8,722
125%
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
2
4月11日
|
3月27日
市民のためのプログラム
アトリエ
211
96%
受講料
10,000~
20,000
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
3
4月29日
|
3月17日
子どものためのプログラム
①わくわくワークショップ
②親子で造形ピクニック
アトリエ
612
102%
4
7月17日
|
3月31日
学校連携事業 ①教師のためのワークショップ ②
ティーチャーズあざみ野プロジェクト ③アウトリーチ
アトリエ
744
338%
無料
受講料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
1,000~1,500
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
アトリエ
194
52%
500
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
市民協働事業
男女共同参画センター横浜北 共同事業 「ショー
ケースギャラリー」
エントランス
ロビー
-
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
5月6日
市民協働事業
男女共同参画センター横浜北 共同事業「フェロー
アートギャラリー」(エイブルアートギャラリー)
2Fロビー
-
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
4
5月20日
|
2月17日
市民協働事業
男女共同参画センター横浜北 共同事業 ①「アートワ
ゴン」②「アートガーデン」
エントランス
ロビー
アートプラザ
-
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
5
6月1日
|
8月31日
センター横浜北共同事業
共催ワークショップ、インターンシップ受け入れ
アトリエ
6
100%
6
6月23日
|
2月24日
市民協働事業
男女共同参画センター横浜北 共同事業 「アートカ
フェ」
アトリエ
200
111%
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
7
7月17日
|
7月29日
横浜北部美術公募展2012
展示室1、2
4,903
-
無料
主催:北部美術公募展実行委員会
共催:アートフォーラムあざみ野(公益財団法人横浜市
芸術文化振興財団・財団法人横浜市男女共同参画推
進協会)
1
4月14日
|
3月9日
市民協働事業
「あざみ野カレッジ」
2
5月3日
|
3月31日
3
142
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
無料~2,000 共催:横浜市男女共同参画センター横浜北(公益財団
法人横浜市男女共同参画推進協会)
8
8月26日
9
11月28日
|
12月9日
10
11
4月
|
3月
4月
|
3月
市民協働事業
男女共同参画センター横浜北 共同事業 「あざみ野
ナイト」
青葉区民芸術祭2012
エントランス
ロビー
アートプラザ
ほか
133
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
4,398
-
無料
主催:青葉ふるさと協議会・青葉区民芸術祭運営実行
委員会
共催:アートフォーラムあざみ野(公益財団法人横浜市
芸術文化振興財団・財団法人横浜市男女共同参画推
進協会)
30
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
館外
-
-
無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横
浜市芸術文化振興財団)
共催:横浜市男女共同参画センター横浜北(公益財団
法人横浜市男女共同参画推進協会)
主催・共催・後援・協賛等
展示室1、2
市民協働事業
アーティスト「今年の顔」
市民協働事業
街なかアートプロジェクト
-
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
1
10月21日
事業名
センター横浜北共同事業
アートフォーラムフェスティバル
アトリエ
レクチャールーム
他
2,417
-
アート縁日出
店料2,000(男
女共同参画セ
ンター横浜北
と折半)
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
開催日
1
4月
|
3月
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
エントランス
ロビー
収蔵庫
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
情報誌『アートあざみの』、HPによる情報提供事業
-
-
-
-
-
広報事業
あざみ野メンバーズ/あざみ野ネットワーク
-
-
-
-
-
横浜市所蔵カメラ・写真コレクションの保存と活用
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横
浜市芸術文化振興財団)
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
143
横浜市磯子区民文化センター
1 平成 24 年度総括
【事業の総括】
第 2 期指定管理 3 年目は、「そだつ~ささえる」から「ささえる~つながる」へ重点を移し、今後の地域文化
の担い手として、地域とのつながりを深めていくための『杉劇☆歌劇団』の結成や、地域の方々の交流や情
報交換の場として『杉劇ちょこっとカフェ』の開催など、今後につながる新たな展開が始まりました。そのほ
か、海外のアーティストと地域の方々、生徒たちが交流をしながら同じ舞台での演奏が実現した『世界とつ
なぐ杉劇フレンドシップコンサート』など、地域と人、人と人とのつながりを広げることができました。
【運営の総括】
第 2 期開始より杉田劇場の運営を支援いただき、事業連携を行ってきた「杉田劇場と歩む区民の会」か
ら、より主体的に地域の文化振興を担っていく組織「特定非営利活動法人チーム杉劇」が生まれ、杉田劇
場を中心に地域の文化振興をさらに進めていく土台を整えることができました。地域文化コーディネーター
や受付を担う杉劇こんしぇるじゅが中心となって運営を行ったほか、杉劇@助っ人隊の方々の事業や運営
に対する積極的な参加もみられ、地域の方々との距離の近い運営が推進されました。
【管理の総括】
共同事業体間での連携・協力により、建物の修繕・保守を徹底し、利用者が安心して利用できる施設管
理に努めました。また、帰宅困難者受入れや津波時の避難場所など、災害や緊急時にスムーズに対応でき
るよう、地域と連携した危機管理体制の整備を進めたほか、日頃から防犯・防災などの意識づけを地域の
人々に働きかけるなど、地域施設としての役割を果たしました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)こどもからお年寄りまで区民が集う拠点づくり
●「ひよこコンサート」、「ロビーパフォーマンス」、「フレンドシップコンサート」など、幅広い世代を対象に、新
たな観客や人材を積極的に呼び込む仕組みづくりをします。
●「杉劇リコーダーず」、「開館 8 周年記念事業」を始めとし、こどもからお年寄りまで幅広い世代を対象に参加
型事業を開催します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■子育て世代やこども世代を対象とした事業を年 ■子育て世代・こども世代を対象とした事業:年間 9 回
間 8 回以上実施。家族や学校の中だけでない、
ひよこコンサートは毎回多数の方にご来場いただき、
幅広い人と人とのつながりをつくることで、地域と
親子そろって楽しめる場として定着してきています。
つながる拠点としての機能を発揮します。
プレまぱコンサートやロビーパフォーマンス、新規事
■参加型事業の区民参加人数 480 人以上(昨年
業『杉劇ちょこっとカフェ』での子育て支援のテーマの
度目標 450 人)。こどもから大人までの幅広い
取り上げなど、単純に子育て世代対象ではなく、多
世代がともに創造できる場をつくることで、異世
様な世代に働きかけることで、幅広い世代がつなが
代間交流を促します。
る拠点としての機能が発揮できました。
■区民参加人数:年間約 700 名以上(夏・冬まつりの
参加型事業のべ人数含む)
参加型事業は、『杉劇リコーダーず』、今年度新規事
業の『杉劇☆歌劇団』、ワークショップ後舞台でプロ
アーティストと競演するパーカッション WS など、参加
者を募って実施するものから、『夏まつり』『冬まつり』
での参加・体験事業、毎月のロビーパフォーマンス
144
など気軽に参加できるもの、リコーダーの愛好家たち
が集う『リコーダーフェスティバル』など、様々な参加
のかたちを展開しました。特に歌劇団では、こども大
人が稽古を重ねひとつの舞台を創り上げ、今後の展
開にもつながるものとなりました。
(2)人材育成活動
●「杉劇@助っ人隊」など、参加者から主体的に活動を行う地域の担い手へと段階を経た人材育成事業を
運営します。「地域文化コーディネーター」がファシリテーターとなり区民が次の段階へとステップアップす
るように常に意識しながら、人材育成事業を運営します。
●杉劇に集まるこどもたちとの対話を大事にし、こどもたちの自主的な活動を育て、こどもたち目線での施設
運営や事業に活かしていきます。
●地域での仕事や、アートマネジメントに対する理解を深められるよう、小・中学校、高校、大学から一般の方
まで、積極的にインターンや職業体験を受け入れます。また、「舞台技術ワークショップ」なども行い、施設
運営全般における人材の育成も進めます。
●事業運営・実施等においての人材育成だけでなく、質の高いコンサート実施や若手アーティストの活躍
の場を提供することによって、杉田劇場に集まる人々の拡大とアーティスト支援につなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「杉劇@助っ人隊」が携わる事業を年間 10 回 ■杉劇@助っ人隊が携わる事業:年間 40 回
『杉劇@助っ人隊』は、40 名程の登録者を数え、公
以上実施。地域の力・区民の力を活用すること
演時の表方やまつりの運営から、事業の補助、施設
で、区民の主体的な事業や運営への参加を推
内の装飾などのほか、コンサートへの寸劇出演やロ
進します。
ビーパフォーマンスではあそびを考えこどもと触れ合
■こどもたちの発案や運営による自主的活動を年
う姿が見られるなど、積極的に関わっていただく場面
間 3 回以上開催。こども世代が集う仕組みをつ
が生まれてきました。今後の助っ人隊の主体的参加
くります。
の方向性が期待できる展開を実現することができま
■区内の小中学校の職業体験と大学生インター
した。
ンシップ受け入れ人数 10 名以上。地域文化の
コーディネートやアートマネジメントに対する理 ■こどもたちの自主的活動:年間 3 回
『杉劇リコーダーず』OB・OG による練習・演奏会の
解や興味をもっていただくことで、芸術文化を
手伝いや、職場体験にいらした中学生が学校活動と
振興する人材育成の第 1 歩とします。
は関係なくまつりのお手伝いに来てくれたほか、『杉
■若手アーティストを支援するコンサートを年間 3 回
劇☆歌劇団』ではこどもがダンスリーダー的役割を果
以上開催。クラシック系のコンサートを年間 5 回以
上開催。杉田劇場に集まる人々やスマイルクラ
たし、大人にもダンスを教える場面もあり、こどもの力
ブ会員の拡大、アーティストの発掘など、杉田劇
を地域で発揮していただくことができました。
場を支える人々を広げていきます。
■職場体験・インターン受入れ:年間 8 校 17 名
こういう仕事に興味がある生徒から、どんなところか
知らなかった生徒まで、様々な方に事業や運営を体
験いただきました。事業を実施する手順や、お客様
を迎えるにあたっての心得、体験いただいている業
務は何のために必要かなどを説明する中で、地域と
のつながりやアートマネジメントという仕事に興味を
持っていただけました。
■若手アーティスト支援コンサート:年間 5 回
145
クラシック・ジャズ系コンサート:年間 7 回
若手アーティスト支援コンサートは集客では苦戦しま
したが、広く地域の方が集まるまつりでのワークショッ
プを行っていただいたり、海外アーティストとの共演
の場をつくるなど、各アーティストに合った支援のし
かけをつくることができました。
クラシック系のコンサートは、上質なコンサートの鑑
賞を望む層に働きかける内容を実施し、スマイルクラ
ブ会員の獲得にもつながりました。
(3)地域活動・芸術文化活動の支援
●アウトリーチ事業「杉劇たまて箱」や地域文化コーディネーターの専門性を生かした、地域の芸術文化相
談・サポート事業「文化 de おじゃまし隊」により、地域へ出て行き、ニーズにあった事業実施や、コーディ
ネートを行います。
●過去に「いそご文化資源発掘隊」で発掘された寺院、商店街など地域の文化資源を自主事業やアウトリー
チ事業に活用できるよう整理・調整します。
●「イマージュ ISOGO」など地域で活動する団体が行う事業に協力し、地域を一緒に盛り上げていきます。
●芸術文化にとらわれず、福祉(「ノーマライゼーション事業」)、子育て支援、高齢者支援など異なる分野
へのアプローチも積極的に行います。
●警察や消防、学校などと連携し、活動紹介や協働事業を通して地域の活動を広げていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■地域の活動支援、地域の文化資源を活かした ■アウトリーチ事業:年間 20 回以上
施設外でのアウトリーチ事業を年間 10 回以上
アウトリーチ活動として、出張演奏『杉劇たまて箱』、
実施。
杉劇リコーダーずの出張演奏など、様々なかたちで
■「いそご文化資源発掘隊」パンフレットの作成。
地域のニーズに応えることができました。また、『横浜
文化資源発掘、及び活用事業を年間 5 回以上
市芸術文化教育プラットフォームによる学校プログラ
実施。地域の人々が地域を再発見できるものと
ム』では区内の 2 校を担当。講師は地域で活動して
します。
いる方にお願いし、学校(先生・こどもたち)と地域の
■地域で活動する団体への支援事業を年間 3 回
アーティストとの橋渡しにもつながりました。
以上実施。
■『いそご文化資源発掘隊』:年間 1 回。
■異分野との連携事業を年間 3 回以上実施。芸
地域の方を案内人に迎え、周辺地域の資源の再発見
術文化が様々な社会的課題につながるという
に出かけました。今後も新たな資源の発掘や活用・継
認識を広めます。
承、これまでの検証など検討する必要があります。
■行政分野(警察・消防・学校等)との連携事業を ■地域で活動する団体支援事業:年間 2 回
年間 2 回以上実施。地域活動のネットワーク拡
事業制作について支援した事業は 2 件にとどまりまし
大につなげます。
たが、磯子区共催の『いそご芸術文化祭』への発表会
場の優先提供など区との連携や、自主事業の参加者
から生まれた団体にも協力しました。
■異分野との連携事業:年間 6 回
まつりでの警察展示や地域作業所の出店、福祉施設
での出張演奏、杉劇リコーダーずによる、地域の道路
清掃活動などを行う“ハマロード・サポーター”の一員
としての、道の日イベントでの演奏、プレまぱコンサー
146
トでの消防署員のお話など多岐に渡りました。
■行政分野との連携事業:年間 8 回
異分野連携と重なるもののほか、特に警察に関して
は、地域防犯連絡所として、日ごろの防犯情報の掲
示や、磯子署員と杉田劇場職員によるコラボレーショ
ン演奏による、防犯よびかけなどに対し、警察署長よ
り表彰いただくなど、地域のネットワーク強化につな
がりました。地域の学校とは『世界とつなぐ杉劇フレン
ドシップコンサート』や芸術文化教育プラットフォーム
での学校連携により、こどもたちの創造性を引出すと
ともに、地域の方との触れ合いを提供することができ
ました。
(4)地域ネットワーク形成
●「杉劇×せんせいミーティング」、「フレンドシップコンサート」等を通し、学校連携を深めます。「杉劇×せん
せいミーティング」では、直接現場の先生方と交流し、地域の情報交換を行うと共に、学校と杉田劇場の
関係を強化します。
●磯子区区民利用施設連絡会を通して図書館やスポーツセンターなど、今まで連携のなかった区内の施
設と連携・協働事業を行います。
●杉田劇場と地域とのつながり、「杉劇リコーダーず」から派生した区外とのつながりを継続します。そのつ
ながりや活動を区内外に発信します。
●「夏まつり」や「冬まつり」など、地域の様々な人々、団体が出会う場を通し、コミュニティーの形成や活性
化を促進します。
●国際交流につながる事業を地域との協働で行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「杉劇×せんせいミーティング」による事業実施 ■『杉劇×せんせいミーティング』関連事業:年間 6 回
年 3 回以上。また、現場の声を次の事業へ活か
まつりでの近隣小学校や中学校の音楽系クラブの
せるよう情報を収集していきます。
出演にあたり、学校への呼びかけや連携をはかりま
■区内他施設との連携事業を年間 1 回以上実施。
した。特に『世界とつなぐ杉劇フレンドシップコンサー
地域全体でのネットワーク強化をはかります。
ト』では、海外で活躍するアーティストの指導が、吹
■区民との協働事業、区民が提案し企画運営を
奏楽部顧問の先生にとっても刺激的で、貴重な体験
行う事業を年間 5 回以上実施。区民とのつなが
につなげることができました。
りの強化と地域の活性化、まちづくりへとつなげ ■区内他施設との連携事業:年間 3 回以上
ます。
区民利用施設館長連絡会での連携や、上中里地区
■地域協働事業や区外との連携事業をホームペー
センターへの出張『杉劇ちょこっとカフェ』など、相互
ジ、通信、館内掲示にて発信。
の交流できるプログラムに取り組みネットワーク拡大
■国際交流事業 年 1 回実施。磯子と世界をつない
をはかりました。
でいきます。
■区民との協働事業:年間 11 回以上
地域の方々とのネットワーク形成・交流の場を目的と
した『杉劇ちょこっとカフェ』を新規に実施。毎月
様々なテーマ設定で交流を始め、次のテーマ展開
が生まれるなど、継続したつながりが少しずつ創ら
れてきました。
147
■ホームページを 7 月にリニューアル。杉田劇場の取
組みを以前よりわかりやすく発信できたほか、杉田
劇場の取り組みや事業の様子を館内掲示すること
で、今後につながる発信を行いました。
■国際交流事業:『世界とつなぐ杉劇フレンドシップ
コンサート』は、海外のアーティストと地域で活動す
る吹奏楽団、近隣中学校の吹奏楽部が一同に会
し、共に演奏する場を提供し、海外・地域・こどもた
ちという、特色ある音楽による交流と発信につながり
ました。
(5)まちづくりへの貢献
●開館 10 周年(平成 26 年度)記念事業を見据えたプロジェクトを開始します。開館 10 周年での、杉田劇場を
中心に地域の各所を会場にしたフェスティバル開催を目指し、フェスティバル出演者募集及びワークショッ
プを行います。
●横浜市の都市戦略事業「ヨコハマ・アート・フェスティバル」の一環として開催される『ダンス・ダンス・ダン
ス』との連携事業に取り組みます。
●同じく横浜市の都市戦略的な事業である「横濱ジャズプロムナード」に対しての協力体制を整えます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ダンスと歌のワークショップ実施。『杉劇歌劇 ■『杉劇☆歌劇団』は 2 月に結成お披露目会を実施。
こどもと大人、講師陣を交えた稽古・交流を経て、地
団』を結成し、地域での活動も視野に、10 周年
域ならではのチームの結成ができました。26 年度の
事業に参加するチームを形成します。
開館 10 周年事業や地域での活動に向け、地域の
■『ダンス・ダンス・ダンス』との市民参加事業に参
方々へのアピールにつながりました。
加。都心部でのフェスティバルを地域の方々に
■『ダンス・ダンス・ダンス』参加事業として、8 月のロビー
も紹介します。
パフォーマンスに合わせて、隣接する保育園児を対
■「横濱ジャズプロムナード」開催にあたっての、
象に、アーティストによるダンスワークショップを実
運営・広報等への協力。
施。アーティストとこどもたちとの触れ合いだけでな
く、こどもの創造性がアーティストにも刺激になるよう
な事業となりました。
■『横濱ジャズプロムナード』開催にあたっては、2 名
が当日運営に参加したほか、預りチケット販売、そ
れに伴うメールマガジンでの広報など協力しました。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)開館営業
●開館日・休館日
施設の安全維持と衛生管理のため、年間 20 日間ほどの施設点検を実施し休館日とします。それ以外
は、開館営業日とします。
●利用時間
午前 9 時から午後 10 時を基本開館時間とし、それ以外の時間の施設利用希望があった場合、柔軟に対
応します。
●利用率の高くない室場について、利用を促進するよう企業や団体等に働きかけます。
148
達成指標
■開館日数 345 日
■稼働率
ホール 75%(日)、65%(コマ)
ギャラリー 95%
リハーサル室 80%
会議室 60%
練習室 95%
■利用料金 目標額 22,000 千円
事業報告(振り返り)
■年間施設利用率
ギャラリーを除き、23 年度より微増
ホール 78%(日)、64%(コマ)
ギャラリー78%
リハーサル室 74%
会議室 64%
練習室 94%
■施設点検日には、共同事業体である東急コミュニティー
等により、適切に点検等を行いました。
■ホール利用については、事前に打合せを行い、ご
要望については、柔軟な対応を行いました。
■利用料金収入:20,451 千円。
(2)運営体制
●館長、副館長を中心に、受付業務・チケットセンター業務・広報業務・環境改善業務を行う「杉劇こんしぇ
るじゅ」、事業運営・地域ネットワーク窓口「地域文化コーディネーター」それぞれが、連携をはかりながら
個々に自覚を持って役割を果たします。
●共同事業体の舞台技術を行う「有限会社アイコニクス」、設備管理を行う「株式会社東急コミュニティー」と
情報を共有しながら業務改善に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■情報共有のための連絡会を毎週実施。年間 3 ■全スタッフミーティング:年間 3 回
職員ミーティング(舞台スタッフ、杉劇こんしぇるじゅ
回以上の全スタッフミーティング実施。業務改
含む)は、基本的に毎週 1 回定例で行い、情報共有
善や事業検討の場とするとともに、チームワーク
に努めました。毎週ということで、出勤している者の
も強化します。
みでの実施となりましたが、事前の連絡事項集約、
■共同事業体 3 社間による業務改善会議等の実施。
議事録回覧などスタッフ間のつながりの強化をはか
りました。
■舞台スタッフについては、常駐しているため、通常
のミーティング、日頃の相談など連携をはかり、業務
改善につなげました。設備管理については、月 1 回
の打合せ日を設け、情報共有、相談等を行うととも
に、月 1 回の点検時にも技術的な相談等を行い、施
設のよりよい運営につながりました。
(3)来館者・利用者ニーズの把握
●スタッフ間での情報交換・情報共有を強化し、利用者、来館者の生の声を把握し、施設運営にフィードバッ
クします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「杉劇こんしぇるじゅ」「地域文化コーディネー ■「杉劇こんしぇるじゅ」と「地域コーディネーター」間で
ター」が収集した来館者・利用者ニーズを定期的
は、適宜情報交換を行い、利用者や地域の人々の
にまとめ、業務改善や事業実施に反映させます。
声を収集し、施設運営や事業に活かすよう努めまし
■ニーズを把握する新たな手法を検討・試行します。
た。今年度からこんしぇるじゅにリーダー制を導入
149
し、こんしぇるじゅ業務担当職員とこんしぇるじゅリー
ダーとの月 1 回のミーティングや、こんしぇるじゅのみ
のミーティングで、受付業務のすり合わせ、業務改善
事項など集約し、受付スタッフの主体性を引き出すこ
とができてきました。
■ニーズ把握については、杉劇@助っ人隊にお手伝
いいただいた際にかならずアンケートに協力いただ
き、利用者・来館者の観点、事業に携わる側の観点
がうかがえる貴重なデータを蓄積することができまし
た。今後の検証や分析が課題となっています。
(4)区民をもてなす接客
●「地域文化コーディネーター」、「杉劇こんしぇるじゅ」が、お客様に対し、どんな場面においても迅速で丁
寧な対応が行なえるよう、各種研修を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■防災訓練 年 2 回実施。
■入居する建物全体の防災訓練への参加と、避難経
■接遇研修 年間 2 回以上実施。実践で役立つ内
路の確認を行いました。防火・防災管理者の変更に
容とし、定期的なチェックも行い、接遇レベルの
合わせ、消防計画を見直し、スタッフへの周知も行
維持・向上をはかります。
いました。
■受付マニュアル見直しによる、マニュアル改訂・ ■接遇に関連した研修:年間 2 回以上。
運用。
接遇にかかわるコミュニケーションや、貸館の対応な
ど実践的な内容の研修を行いました。新しいスタッフ
にはベテランスタッフがつき、教える側にも日頃の業
務のチェックにつながる体制を整えました。
■受付業務マニュアルは、来年度新規のスタッフ配置
に向け、3 月末までに改訂を行い、より実態に即した
マニュアルとして準備を整えました。
(5)情報コーナーの活用
●ギャラリーの壁面に展示できない立体的な作品や個人の制作物で展示したいという区民ニーズを受け、
「杉劇一坪ギャラリー」としてロビーを活用し、地域の人々の活動支援や、情報コーナーのにぎわいにつ
なげます。
●杉田劇場の情報、磯子区内施設連携の情報コーナー「いそっぴらっく」、スポンサー企業コーナーなど、
情報発信コーナーの整備・整理を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■一坪ギャラリーの継続的な運用。様々なジャン ■『杉劇一坪ギャラリー』を 10 月から開始し、出品者の
ルを紹介し、地域の人々の文化活動の支援に
べ 18 名。様々なジャンルの小物作品の展示を、毎
つなげます。
月数点展示できるスペースとして、個人で製作して
■チラシラック・掲示板、ロビーモニターを効果的に
いるような地域の方々の作品発表の場につなげるこ
活用し、施設案内だけでなく、事業紹介や地域
とができ、来館者と出品者の新たなつながりが生ま
活動紹介を行います。
れたケースもでてきました。
■杉劇コーナーは、杉田劇場の自主事業を中心に、
“館長のおすすめ”と銘打ち、地域のおすすめ情報も
150
提供しました。ロビーモニターでも施設案内のほか、
おすすめ公演情報を流し、効果的に活用しました。
■子育て支援関連スペースを設け、当館によく来館す
るベビーカーでの来場者でも情報を入手しやすいレ
イアウトにしています。
■多方面からお預かりするチラシの数が膨大であるた
め、掲出期間等を精査するとともに、日頃の整理や
ジャンル分けにより、ニーズに合ったものを見つけや
すいよう管理を徹底しました。
4 施設の管理に関する振り返り
(1)建物管理について
●開館 8 年目を迎え、直近の中小規模の修繕に着手し、22 年度に計画した、中長期の修繕計画に基づ
き、修繕・保守等を実施します。
●予防保全に基づく保守点検の実施
達成指標
事業報告(振り返り)
■設備機器の中長期修繕計画の更新。
■中長期修繕計画については、空調等に関わる部分
■予防保全に基づく保守点検の実施。
は、共同事業体である東急コミュニティーにより提示
・ 年間保守計画の作成 (年 1 回)
されているものをさらに優先順位をつけ、また相談し
・ 月間業務計画の立案 (年 12 回)
ながら対応しました。その他、舞台・照明・音響等も
・ 建物管理専門スタッフによる巡回設備点検
保守点検業者と相談しながら、中長期的な設備更
(年 12 回)
新時期の提案をいただいています。
・ 月次報告書の作成 (年 12 回)
■保守点検については、年間計画に基づき実施を行っ
■清掃インスペクション(検査)の実施(年 4 回)
ています。建物の点検等については、月間業務計
画は毎月事前に東急コミュニティーより提示をいた
だき、適切に実施しました。
■建物・設備の巡回点検は、奇数月を開館日に、偶
数月を休館日に行うことによって、施設のあらゆる状
況においての状況を把握・点検しています。
■清掃検査については、定期清掃(年 3 回)時のほ
か、適宜東急コミュニティー及び清掃業者の責任者
が点検を実施しました。
(2)防犯・防災・災害対策について
●横浜市防災計画、指定管理者災害対応の手引き等に基づき、消防計画や災害マニュアルの見直しを行
います。
●災害時の帰宅困難者一時滞在受入や、津波時の避難施設として、またその他、市・区等の要請に応じ連
携を図り、協力体制を構築します。
●地域の方々が集まる施設として、警察署や消防署と連携し、防犯・防災に関する呼びかけを広く行います。
151
達成指標
事業報告(振り返り)
■防災に関する訓練・研修 年 2 回実施。
■防火・防災管理者の変更に合わせ消防計画を見直
■消防計画・災害時マニュアルの見直しによる改
し、改訂した計画はスタッフに周知を行いました。研
訂と職員・スタッフへの周知を行い、災害時対
修ではありませんが、事業の中で“防災と減災”をと
応を確認します。
りあげ、地域の方々とともに防災を考える中で施設
■地元消防署、警察署との連携事業実施。施設
の防災や減災の考え方も深まりました。
での緊急時の適切な対応のため連携を深める ■帰宅困難者一時受入れについて、磯子区と協定を
とともに、地域の防災・防犯意識の向上に協力
結び、それに伴い備蓄品も備え、緊急時に連携をは
します。
かる体制を整えました。
■地元警察や消防とは、事業面で様々な連携をはか
るとともに、地域防犯連絡所として、広報印刷物の
掲出など、地域の防災・防犯意識の向上の一助を
担っています。
(3)管理組合等とのネットワーク構築
●相互案内や危機管理体制ができるように、らびすた新杉田管理組合や近隣商店街、近隣地域施設など
と連携します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「らびすた新杉田店長会議」への出席(年 12 回) ■当施設が入居する、らびすた新杉田店長会議へ毎
により、情報交換や事業・広報等での連携を強
月出席し、建物全体での情報交換・共有や、イベン
化します。
トなどへの参加で連携を深めました。
■「区民利用施設館長会議」へ出席し、地域の情報 ■区民利用施設館長連絡会に毎月出席し、区民利用
収集や広報協力などネットワークを形成します。
施設間の情報交換を行い、連携事業等につながり
ました。
■近隣のおまつり等での事業連携のほか、気仙沼の
被災地支援等で、商店街や地域の方と連携をはか
り、地域と協働で被災地支援につなげています。
5 その他に関する振り返り
(1)「杉田劇場と歩む区民の会」との連携
●「杉田劇場と歩む区民の会」と協働で行う事業を展開し、連携を深めることで、地域の様々な場面で地域
の人々とつながりを拡大していきます。
●地域文化コーディネーターを中心に、杉田劇場が地域の文化拠点としていっそうの機能を発揮するよう、
地域の文化振興のあり方等を含め、今後の運営を検討していきます。
●各事業において、「区民の会」の協力を得ながら、ニーズの把握や事業内容の向上をはかっていきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■区民との協働事業、区民が提案し企画運営を ■区民との協働事業:年間 10 回以上
行う事業を年間 5 回以上実施。
「杉田劇場と歩む区民の会」は、設立から 2 年、さらな
■区民の会の運営検討会(会議) 月 1 回
る展開に進むため 5 月に解散し、より地域力・区民力
■区民の会を交えた磯子区との意見交換 年 2 回
を活かした運営及び地域文化振興を行う組織「特定
以上。区全体で文化振興を考える場とします。
非営利活動法人チーム杉劇」が 2 月に設立認証され
■区民の会メンバーによる事業評価を年 5 事業以
ました。今後はよりフットワーク軽く地域とのつながりを
上実施。
深めていくことができる展開を進めていきます。
152
■「区民の会」の目的でもあった地域の活動の横のつな
がりや交流・情報交換をするために新規開始した『杉
劇ちょこっとカフェ』は、6 月より毎月様々なテーマ設定
で、今後の新たな展開へのつながりも生まれました。
■区民の会メンバーに行っていただく予定だった事業
評価は、評価シートの書式作成にとどまってしまい
ましたが、今後別の形で評価者を設定していくことを
検討します。助っ人隊については、毎回お手伝いい
ただいた後、アンケートを実施し、以降の事業運営
等の改善につなげています。
(2)エコロジーへの取り組み
●横浜市が策定した「ヨコハマ 3R 夢プラン」基づき、磯子区とも連携し、エコロジー活動に取り組みます。
●職員をはじめ、来館者・利用者への省エネ、環境コスト削減への意識改革をはかる「すぎげきエコ」を行い
ます。
●日常業務で使用する消耗品は、再利用製品や省資源・低公害製品を積極的に導入していきます。
●共同事業体とともに、エネルギー使用量の分析を行い、省エネ策を実行します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「すぎげきエコ」活動(紙・封筒等の再利用、利 ■日々のゴミ分別、紙・封筒の再利用はもちろん、昨
用者へのゴミ削減の呼びかけ等)の実施。
年度に引き続き、節電対策として、利用の妨げとな
地域でのエコイベントへの参加。
らない程度の照明の間引き、グリーンカーテンの取
■消耗品の再生品、省資源製品、低公害製品の購入 り組みなどを継続実施しました。
(10 品目)。
■磯子区の 3R 夢戦隊“磯子マモルンジャー いそご
■エネルギー使用量の記録、分析(適宜)による使
エコ体操”の作曲に杉田劇場スタッフが携わるなど
用量の削減。
区のエコロジー活動との連携・協力を行いました。
■また、「ゴミはお持ち帰り」を呼びかけることで、ゴミそ
のものの削減を推進しています。そのほか、「インク
カートリッジ里帰りプロジェクト」に参加し、回収箱を
設置しています。
■エネルギー使用量については、毎月記録し、削減
にも努めましたが、利用に左右される部分もあり、明
確な使用量削減にはつなげることができませんでし
た。今後も削減に向け、設備担当者(共同事業体)
と相談していきます。
(3)友の会運営
●杉田劇場オリジナルの友の会組織「杉田劇場スマイルクラブ」の継続と会員獲得のため、会員の要望が高
い事業に取り組みます。
達成指標
■登録会員数の 5%増加(210 名→220 名)
事業報告(振り返り)
■2013 年 3 月現在、会員数 230 名弱。会員割引を設定
する自主事業のほか、貸館においても会員料金設定
への協力をお願いするなど、会員の方々に様々な
ジャンルをお楽しみいただく工夫に努めました。
153
(4)メールマガジン運営
●「ひよこメール倶楽部」(小さいお子様でも楽しめる催し物情報を配信)、「メルがま」(杉田劇場の各種芸術
文化情報を配信)を運営し、ニーズに合わせて、各メールリストを有効に活用し、情報の提供とチケットの販
売促進につなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■ひよこメール倶楽部会員:登録会員数 5%増加
(登録アドレス 410→430)
■メルがま会員:登録会員数 5%増加
(登録アドレス 380→400)
■ひよこメール倶楽部会員(登録数)2013 年 3 月現在
570 名。ひよこメール倶楽部会員には、ひよこコンサー
ト等の催しをチケット一般発売に先行して、情報提
供、チケット販売を行っており、集客や、会員増につ
ながりました。また子育て支援関連の事業全般への
集客に対し、有効な媒体として活用することができま
した。
■メルがま会員(登録数)2013 年 3 月現在 496 名。メ
ルがま会員のチケット先行発売などがないため、会
員の反応が見えにくい状況となっていますので、会
員数増のほか会員特典の新たな開発などを検討し
ていきます。
(5)企業協賛
●杉田劇場の協賛・支援窓口となる「スマイルファンド」を継続し、協賛金だけでなく地域からのご支援(現物
協賛)獲得に努めます。
達成指標
■スマイルファンド強化
(協賛金・現物協賛含め 1,000 千円以上)
事業報告(振り返り)
■夏まつり、冬まつりでは、地域の方々を中心に数多く
の関係各所からご支援をいただきました。(現物協賛
含み 376,835 円相当)
■地域からのご支援をいただけるよう、地域の企業が
集まる事業会への参加や、事業会のみなさまに杉
田劇場や地域のアーティストを応援していただける
ようご招待として事業をご案内するなど、地域との連
携を深めました。
6 収支に関する振り返り
(1)外部資金の獲得
●助成金を獲得できるような事業を企画し、資金を獲得していきます。
●外部への出張演奏や、企画制作の請負など地域とのつながりの中での資金獲得のほか、芸術文化とは
異なる分野への働きかけにより、指定管理料以外の資金での事業展開も行います。
達成指標
●助成金獲得 2 事業
●外部資金の獲得(1,000 千円以上)
事業報告(振り返り)
■助成金:芸術文化振興基金 500 千円/財団法人地
域創造 1,300 千円
■夏まつりで 181,835 円相当を、冬祭りでは 195,000 円
相当をそれぞれ現物協賛として提供いただきました。
154
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【横浜市磯子区民文化センター 事業一覧】
■①-ⅱ芸術文化の創造及び発信(新進芸術家発掘)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
8月12日
若きヴィルトーゾの響きシリーズVol.1~杉田劇場ゆかり
の若手アーティストが登場する新シリーズ~
山根一仁ヴァイオリンリサイタル
杉田劇場
ホール
290
94%
2,000
主催:磯子区民文化センター
2
9月14日
若きヴィルトーゾの響きシリーズVol.2 2012年ソウル国
際音楽コンクール最年少優勝 毛利文香 凱旋コン
サート
杉田劇場
ホール
200
65%
2,000
主催:磯子区民文化センター
3
10月6日
若きヴィルトゥオーゾの響きシリーズVol.3 松尾俊介ギ
ターリサイタル
杉田劇場
ホール
200
65%
2,000
主催:磯子区民文化センター
4
12月18日
若きヴィルトゥオーゾの響きシリーズ 番外編 毛利文香
(ヴァイオリン)&プラハ・バロック合奏団
杉田劇場
ホール
176
61%
4,500
主催:株式会社メロス・アーツ・マネジメント
共催:磯子区民文化センター
神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜
市ケーブルテレビ協議会
5
3月28日
若きヴィルトゥオーゾの響きシリーズVol.4 サファリパー
クDUO ~おちゃめで楽しいコンサート~
リハーサル室
64
107%
500
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:磯子区民文化センター
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
事業名
会場
164
54%
3,000
主催:有限会社アーツ・アイランド
共催:磯子区民文化センター
後援:全日本ハーモニカ連盟、日本ハーモニカ芸術
協会、ニッポン・ハーモニカクラブ、ハーモニカ振興
会、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、
横浜市ケーブルテレビ協議会
549
131%
無料
主催:磯子区民文化センター
協力:新杉田のびのび保育園
1
4月14日
ハーモニカ・ライナーズ
杉田劇場
ホール
2
4月19日
|
3月21日
ロビーパフォーマンス2012
杉田劇場
ロビー
256
84%
2,500
主催:マシュマロ・レコード
共催:磯子区民文化センター
後援:横浜信用金庫(横浜ジェリービーンズ倶楽部)、
神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜
市ケーブルテレビ協議会
1,800
主催:株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
3
5月11日
秋満義孝ジャズコンサート
杉田劇場
ホール
4
5月20日
吉本興行創業100周年記念イベント神奈川100ライブ
囲碁将棋58市町村制覇ツアー「お暇なら来てよね。根
建の地元だよ。」
杉田劇場
ホール
206
66%
5
6月26日
ひよこ♪コンサート出前スペシャル
茅ヶ崎市民文化会
館
740
74%
6
6月27日
音のパレット Vol.3 アナ・ヴィドヴィチ ギターリサイタ
ル
7
7月1日
ママたち賛歌 プレまぱ☆コンサート4
8
7月12日
9
10月7日
5歳~おとな
主催:杉劇ひよこコンサート実行委員会
700
共催:磯子区民文化センター
0歳~4歳
後援:財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
300
杉田劇場
ホール
296
97%
3,500
主催:株式会社メロス・アーツ・マネジメント
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協賛:矢矧光雄
リハーサル室
17
38%
700
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
ひよこ♪コンサート
夏のらいおんハーモニー2♪
杉田劇場
ホール
416
68%
杉劇アフタヌーンカフェ2012
リハーサル室
34
57%
5歳~おとな
主催:磯子区民文化センター
700
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
0歳~4歳
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
300
5,500
主催:株式会社アルス東京
共催:磯子区民文化センター
主催:マシュマロレコード
主催:磯子区民文化センター
後援:横浜信用金庫(横浜ジェリービーンズ倶楽部)、
全日本ハーモニカ連盟、日本ハーモニカ芸術協会、
ニッポン・ハーモニカクラブ、ハーモニカ振興会、神奈
川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜市
ケーブルテレビ協議会
10
10月19日
音のパレットVol.4 ボブ・ロックウェル ジャズライブ
杉田劇場
ホール
130
42%
3,000
11
10月23日
金聖響×神奈川フィル・ストリングス
杉田劇場
ホール
357
66%
0
12
10月25日
ひよこ♪コンサート ともとものガラクタ音楽隊
杉田劇場
ホール
499
82%
155
主催:財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団
共催:神奈川県、磯子区民文化センター
5歳~おとな
主催:磯子区民文化センター
700
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
0歳~4歳
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
300
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
13
11月3日
ママたち賛歌 プレまぱ☆コンサート5
リハーサル室
21
60%
700
14
12月8日
大久保 宙 パーカッション・ソロライブ
杉田劇場
ホール
223
74%
2,000
主催:有限会社アイコニクス
共催:磯子区民文化センター
15
12月14日
音のパレットVol.5 コント・ア・ラ・バス
杉田劇場
ホール
116
37%
4,000
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
16
12月20日
ひよこ♪コンサート
さっこさんとメリークリスマス
杉田劇場
ホール
606
99%
17
12月22日
杉田劇場開館8周年記念 世界とつなぐ杉劇フレンド
シップコンサート 磯子とロシアの華麗なる響き
杉田劇場
222
88%
500
18
2月28日
音のパレットvol.6 チェコ・フィル・ストリング・カルテット
杉田劇場
ホール
213
69%
4,000
19
3月7日
0才からのちいさなコンサート ひよこ♪コンサート
春よ来い!吹奏楽だ!ぷっぷくぷぅ♪
杉田劇場
ホール
299
98%
5歳~おとな
主催:磯子区民文化センター
700
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
0歳~4歳
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
300
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:プララ杉田商店会、横浜市立浜中学校、吹奏楽
団ブラス・カスミッシモ
主催:メロス・アーツ・マネジメント
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
5歳~おとな
主催:磯子区民文化センター
700
後援:神奈川新聞社/tvk/RFラジオ日本/FMヨコハマ/
0歳~4歳
横浜市ケーブルテレビ協議会
300
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
杉田劇場
ホール
280
90%
300
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
1
4月28日
杉劇リコーダーず第2回記念演奏会
2
6月1日
|
3月31日
杉劇リコーダーず2012
杉田劇場内外
36
60%
14,000
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
3
7月20日
|
2月9日
横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場開館8周年記
念事業 杉劇☆歌劇団 ワークショップ&お披露目会
杉田劇場全館
336
61%
500
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
杉劇一坪ギャラリー
杉田劇場
ロビー
-
-
500
主催:磯子区民文化センター
杉劇たまて箱
磯子区内
施設等
-
-
-
主催:磯子区民文化センター
リコーダーフェスティバル in杉劇 Vol.6
杉田劇場
ホール
254
82%
4
5
6
9月1日
|
3月31日
9月30日
|
10月18日
3月17日
主催:磯子区民文化センター
無料
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
参加費別途
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
11月23日
|
11月24日
事業名
劇団「横綱チュチュ」第9回本公演
会場
入場者数
杉田劇場
ホール
1,183
入場率
103%
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
700
主催:劇団「横綱チュチュ」/神奈川県演劇連盟
共催:磯子区民文化センター
後援:後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨ
コハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:イマージュISOGO
主催:磯子区民文化センター
後援:後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨ
コハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:横浜市磯子区福祉保健センター健康づくり係、
地域活動ホームいぶき、就労継続B型事業所つばさ、
岡村雛子、squash yokohama japan、杉劇@助っ人隊、
特定非営利活動法人チーム杉劇(設立認証申請中)、
パレ・ド・バルブ、フローリスト花だより、ミスタードーナツ
京急杉田店、ヤマハミュージック東京横浜店、有限会
社ジック ほか
2
2月9日
杉田劇場開館8周年記念
杉田劇場冬まつり
杉田劇場全館
708
70%
無料~
500程度
3
6月30日
|
3月31日
杉劇ちょこっとカフェ
リハーサル室
50
13%
100
イマージュイソゴ2012
杉田劇場
ホール
4
7月15日
299
156
100%
1,500
主催:磯子区民文化センター
主催:イマージュISOGO実行委員会
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:プララ専門店会、NPO法人 夢・コミ・ネットワー
ク、劇団「横綱チュチュ」、磯子マガジン
5
9月18日
|
2月21日
6
4月
|
3月
横浜市芸術文化教育プラットフォームによる学校プログ
ラム
その他(複合会場)
1.屏風ヶ浦小学校
2.山王台小学校
杉田劇場と歩む区民の会事業
123
-
-
主催:磯子区民文化センター/横浜市芸術文化教育プ
ラットフォーム
杉田劇場等
-
-
-
主催:磯子区民文化センター
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
杉田劇場全館
42
-
-
杉田劇場
ホール
74
24%
4,000
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
事業名
1
4月14日
|
3月28日
杉劇@助っ人隊
2
5月24日
劇団若獅子結成25周年記念公演 「白野弁十郎」
3
8月25日
杉田劇場夏まつり2012
4
10月30日
劇団若獅子結成25周年記念公演Ⅱ 「無法松の一生」
「殺陣 三番叟」
5
4月
|
3月
平成24年度杉田劇場スマイルクラブ
主催・共催・後援・協賛等
主催:磯子区民文化センター
主催:劇団若獅子
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
主催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:神奈川県警察磯子警察署、横浜市磯子消防
署、横浜市交通局、磯子区役所
協賛:フローリスト花だより、ミスタードーナッツ京急杉
田店、パレ・ド・バルブ、㈱文具のあいざわ、くれよんは
うす精光堂、うだひろえ、ヤナキヒロシ、株式会社ヤマ
ハミュージック東京横浜店、横浜みなとみらいホール、
横浜美術館、杉田劇場こんしぇるじゅ
杉田劇場全館
956
63%
300
杉田劇場
ホール
115
38%
4,000
-
223
-
年会費
1,200
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:磯子区民文化センター特定非営利活動法人
チーム杉劇(認証申請中)、横浜市磯子区民文化セン
ター
主催:劇団若獅子
共催:磯子区民文化センター
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
主催:磯子区民文化センター
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
開催日
1
3月2日
2
4月
|
3月
事業名
磯子区内
企業、名所
16
80%
100~
300程度
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
杉田劇場メールマガジン
「メルがま」
-
-
-
-
主催:磯子区民文化センター
杉田劇場メールマガジン
「ひよこメール倶楽部」
-
-
-
-
主催:磯子区民文化センター
いそご文化資源発掘隊
杉田劇場開館7周年 杉田劇場新ロゴ作成&ホーム
ページリニューアル
主催:磯子区民文化センター
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
2
4月12日
|
3月14日
4月12日
|
3月14日
事業名
157
主催・共催・後援・協賛等
横浜市吉野町市民プラザ
1 平成 24 年度総括
地域の連携を基盤に、新規事業の開拓を行い、新たな顧客を獲得できた 1 年でした。
新たにギャラリーホワイエを活用した「フリー寺子屋」や無料のロビーコンサートなどを定期的に開催し、地
域住民に当プラザに来館していただくきっかけを作ることができました。また、財団内連携による「五大路子
トークショー」は、ホワイエが溢れるほどの人気で、次年度への足がかりとなる事業展開ができました。
これらの事業によって、プラザを利用される近隣幼稚園や学校などの新規団体が現れてきました。親切
丁寧な応対で、使いやすい施設としてリピーターを増やしていくよう、今後もサービスに努めていきます。
アウトリーチ事業として横浜市芸術文化教育プラットフォーム学校プログラムを、4 校実施しました。また南
区の祭りや文化祭にも参加、学校文化祭にもブースを出すなど、施設の外に積極的に出て地域の人たちと
交流してきました。職員が様々な刺激を受け、地域をよりよく理解する手助けにもなっています。これからも
地域の情報や特徴にアンテナを張り、様々なニーズをとらえながら事業を進めていきます。
若い年齢層の職員による斬新な発想による企画や、新しい情報手段も広報に取り入れながら、来年度に
25 周年を迎える吉野町市民プラザに新風を吹き込んでいきたいと願っています。
2 自主事業に関する振り返り
(1)芸術文化へのアクセス拡大事業について
お客様の需要に応え、気軽に参加できる公演や講座を、地域連携のなかで実施します。
●『桂歌丸落語会』(年 2 回)
南区在住の落語家の地元での開催を開館以来続けています。客席はいつも満席で、近い距離で歌丸師
匠の噺が聴けると好評です。
●『ギターワークショップ』入門編・初級編
地域アーティストの講師による入門編講座を実施し、修了後のグループづくりのサポートをします。
さらに年度内に初級編を実施します。
ギターWS は昨年度までで 6 回実施。これまでの WS で自主グループが 5 団体結成され WS 終了後も多
くの方が継続してギター演奏に親しんでいます。
●『吉野町アート寺子屋』
こどもを対象としたアート WS 及び展示。昨年度より美術ジャンルにこだわらず、音楽や身体表現など幅広
い取り組みを開始しています。
●『横浜市芸術文化教育プラットフォーム学校プログラム』(近隣区内小学校)
小学校への芸術家派遣事業(受託)
達成指標
事業報告(振り返り)
■『桂歌丸落語会』
■桂歌丸落語会
入場者数 180 名以上
・ 6/20(木)18:30 開演 「桂歌丸独演会」
■『ギターワークショップ』
入場者数 195 名 入場率 95%
各回参加者数 20 名以上
・ 11/20(火)18:30 開演 「桂歌丸・春風亭昇太二人会」
※参加希望者 20 名未満の場合は中止
入場者数 198 名 入場率 99%
①入門編(全 10 回及び発表会)
新規顧客も増え、目標以上の入場者数を得ました。
発表会来場者数延べ 200 名以上
■ギターワークショップ
発表会ではこれまで結成された自主グルー
①入門編(6-9 月) 参加者数 28 名(定員)
プが賛助出演します。
修了コンサート来場者数 305 名(延べ人数)
②初級編(全 6 回)
入門編参加者の多くの方が、既存の自主活動グ
158
■『吉野町アート寺子屋』
ループに参加することになりました。
各回参加者数 20 名以上
②ステップアップ編 2 講座(1-3 月)
回数:造形・音楽・身体表現などの WS10 回、
計 35 名(24 名は両講座参加)
展示 1 回
「楽譜の基礎を見直そう」(3 回) 24 名
■『横浜市芸術文化教育プラットフォーム
「演奏に役立つリズム感アップ法」(4 回) 35 名
学校プログラム』
ギター演奏に必要な基礎知識とリズム感を楽しく学
実施校:3 校以上
び、ギター演奏がもっと楽しくなる内容でした。
※南区に限らず近隣区内に対象を広げて実施 ■吉野町アート寺子屋
しています。
・ 7/21(土) ダンボールで生き物ボックスをつくろう!
講師:玉田多紀(造形作家) 2 回 計 40 名
保護者とこどもを対象とし、アーティストによる講評
などもあり充実した内容となりました。
・ 7/22(日) モザイクタイルアート 2 回 計 60 名
定員を超える応募があり、好評でした。
・ 8/4(土)-12(日) WS作品展示 ギャラリーホワイエ。
施設利用のお客様が通る場所に展示したため、
より多くの方々に事業を知っていただくことができ
ました。
・ 10/14(日) フリー寺子屋 アートマスクをつくろう!
2 回 計 53 名
気軽に参加できる造形イベントを初めて行い、幼
児から大人まで絵の具などを使って造形活動を楽
しんでいただきました。
・ 1/20(日) 砂絵羽子板ワークショップ 2 回 計 29 名
日本伝統の遊び道具を作り、参加者同士で遊ぶ
ことを通してアートを楽しんでいただけました。
・ 2/28(木) アート寺子屋~音楽編~ピアノ大図鑑!
講師:中川賢一 43 名
ピアノの仕組みや特殊奏法等の WS。自由に寝転
んで聴いてもらうなど、ピアノを通して音楽の楽し
さを実感できるプログラムとなりました。
・ 3/24(日) アート寺子屋~春~ハートグラム
講師:こいちりょうじ 2 回 計 16 名
参加した子ども達が目に見えない心臓の重さを感じ
て作品を創造する造形ワークショップ。普段、体験す
ることのないアート体験を楽しんでいただきました。
■横浜市芸術文化教育プラットフォーム学校プログラム
・ 相武山小学校(港南区) 8/28(火)・29(水)・30(木)
3 年生 4 クラス(119 名) 講師:東野祥子(コンテンポラ
リーダンス)
・ 永谷小学校(港南区) 12/4(火)・5(水)・7(金)
3 年生 3 クラス(109 名) 講師:遠田誠(コンテンポラリー
ダンス)
159
・ 永谷小学校(港南区) 1/8(火)・9(水)・10(木)
4 年生 3 クラス 94 名) 講師:中川賢一(ピアノ)
・ 間門小学校(中区) 1/15(火)・17(木)・22(火)
6 年生 3 クラス(93 名) 講師:奥田雅楽之一(筝)
担当が本プログラムの文化庁助成申請に関する
支援をし、助成金を 3 校獲得。
(2)財団の他施設との連携について
財団内ネットワークを生かし、事業を展開することで、より幅広く内容の充実した事業を実施するとともに、当
財団の魅力と地域の方に知っていただく場とします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「横浜ローザ」トークショー&関連写真展を実施。
当館ギャラリーで稽古を行っている、横浜赤レン
ガ倉庫 1 号館主催の『横浜ローザ』について、稽
古場にとどまらず、主演の五大路子さんらによる
トークショーや・舞台写真展等を開催します。
地域のみなさんに赤レンガ倉庫での公演を知っ
ていただく他、施設のにぎわいにもつなげてい
きます。
7/28(日)五大路子トークショー 入場者数 200 名
出演:森日出夫(写真家)、
出演:西丸與一(横浜市立大学名誉教授)、
出演:ウィリー沖山(ヨーデル・カントリー歌手)
赤レンガ倉庫 1 号館と連携のもと、立ち見が出るほど
の大盛況で、新規顧客に事業、施設をアピールするこ
とができました。
(3)市民文化活動支援事業について
●『WS 修了者フォローアップ』
ギターWS は昨年度までで 6 回実施。これまでの WS で自主グループが 5 団体結成され、ロビーコンサー
トや福祉施設での演奏等で活躍しています。
(ギターの自主グループ)地域文化団体の活動の継続、活性化を図るために、活動への助言・協力を行う
とともに活動実施のためのノウハウやマネージメントなどの助言をおこないます。
●『ウェルカムプラザ』
「舞台公演をしたいけれどなかなか抽選にあたらない」「定期的な練習ができない」という利用者の声に応
えて、企画を提出いただく独自の優先利用の仕組みを実施しています。地域の芸術文化活動を支援す
るほか、平日や夜間、利用の減少している季節や時間帯の室場の施設利用率アップにつなげます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■『WS 修了者フォローアップ』 随時実施
■『ウェルカムプラザ』
ホール 毎月 1 団体、練習会場 年間 12 団体
■ポップスギターを楽しむ会 ギターコンサート(共催)
9/9(日)、ワークショップ修了コンサートと共同開催。
入場者数 305 名(延べ人数) 滞りなく運営されました。
■ウェルカムプラザ
平成 24 年度年間利用 ホール:19 団体
平成 24 年度年間利用 ギャラリー:6 団体
平成 24 年度年間利用 定期利用:11 団体
※H24 年 8 月より平成 25 年度分受付を開始。
H25 年度 利用予定(H25.4 月現在)
平成 24 年度年間利用 ホール:14 団体
平成 24 年度年間利用 ギャラリー:6 団体
平成 24 年度年間利用 定期利用:9 団体
160
(4)市民協働推進事業について
地域連携をより推進し、地域文化振興を図る取り組みを支援します。
●『南区桜まつりフォトコンテスト・歴代優秀作品展』4 月予定
南区桜まつり実行委員会との連携により、過去の写真コンテストの優秀作品を展示し、桜まつりに集う
人々を吉野町市民プラザへ誘います。蒔田公園愛護会とも連動し、清水橋~蒔田公園~吉野町市民プ
ラザへの動線を活性化します。
●『大岡川アートプロジェクト 「光のぷろむなぁど」(協力事業)
開催に向けて町内会や商店街と協力するとともに、南区文化祭やケアプラザまつりなどに積極的に参加
し地域とのつながりを深めます。
●『ポップスギターを楽しむ会ギターコンサート(共催事業)』
WS 卒業団体のコンサート等に協力します。
●『学校連携事業』
学校との連携による事業の実施。学生へのアート事業マネジメント等の場を提供。
達成指標
事業報告(振り返り)
■南区桜まつりフォトコンテスト・歴代優秀作品展 ■南区桜まつりフォトコンテスト・歴代優秀作品展
入場者数 1 週間 300 名
4/3(火)~4/8(日) 入場者数:261 名
■『大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなぁど」
4/8(日)お昼のコンサートをギャラリーホワイエで開
(協力事業)』(横浜アートサイト 2012 に応募予
催。80 名
定)
■横浜アートサイト 2012
企画運営助言及び協力、WS 会場提供、打合
大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなぁど」
場所提供、事務補助、本番運営協力等
・ 7/29(土)・30(日) 南まつりに参加。ワークショップ開催
動員数 5,000 名以上
・ 10/26(金)・27(土) 南区文化祭展示部門参加
■『ポップスギターを楽しむ会
・ 11/4(日) Y 校祭参加(ワークショップ)
ギターコンサート(共催)』
・ 11-12 月 子ども会ワークショップ
来場者数 200 名以上 年 1 回 運営協力
・ 12/15(土)・16(日) 「光のぷろむなぁど」イベント開催
■『学校連携事業』
キャンドルナイト、屋台、水辺の光コンサートなどのイ
インターン、ボランティアの受入等。年 1 回以上。
ベントは 16:00-20:00。ライトアップは 17:00-21:00。
15 日は悪天候のため野外イベントは中止し、「水辺の
光コンサート」のみ、吉野町市民プラザ 4 階ホールに
て開催。
・ 事前ワークショップ等参加者:1,200 名
・ 2 日間の入場者、参加者:4,800 名
■ポップスギターを楽しむ会 ギターコンサート(共催)
9/9(日)、ワークショップ修了コンサートと共同開催。
入場者数 305 名(延べ人数) 滞りなく運営されました。
■学校連携事業
フェリス女学院大学音楽学部音楽芸術学科と連携
し、協力事業へほぼ定期的にボランティアを派遣し
ました。
12/15(土)・16(日)には、学生の企画によるロビーコン
サートを 2 日間で 6 プログラム実施しました。
161
(5)芸術文化活動拠点の開発及び運営について
●『ギャラリーホワイエ活用事業』
ギャラリーホワイエの空間を生かした事業を展開します。ギャラリー展示の展示壁面の追加要望にこたえ
るとともに、利用者の新たな企画を呼び起こし活用いただきます。お昼休みを利用したホワイエでの無料
のコンサートやロビーパフォーマンスを実施し、新しい顧客の開拓に努めます。
●『町のにぎわい・つながり計画』
地域・団体・企業との協力連携を強化し、施設及び地域の活性化を図ります。
近隣お散歩ツアー等、地域の人々やこどもたちが気軽に参加できる企画を実施します。
・ 南区・南まつりへの参加
ブース出店でプラザ事業のPR。大岡川アートプロジェクトとの連携で子供向け WS を開催。
・ 「わたしのギャラリー」
階段スペースの壁面を利用したギャラリーで、個人を対象に公募し、1 か月単位で展示。
達成指標
事業報告(振り返り)
■『ギャラリーホワイエ活用事業』
年間 12 件
内ホワイエ活用のロビーパフォーマンス年 6 回。
■『町のにぎわい・つながり計画』
・ 南区・南まつりへの参加
7 月末、2 日間
・ 「わたしのギャラリー」
月平均出展数:8 点以上
・ 地域の方々が気軽に参加できる事業
年 3 回。
■ギャラリーホワイエ活用事業
年間利用申込団体数 4 件。
他自主事業でのホワイエ活用 8 件。
①4/8「お昼のコンサート ギター」入場者数 80 名
②7/28(日)五大路子トークショー 入場者数 200 名
③8/4(土)-12(日)アート寺子屋~夏~展示
ダンボールで生き物ボックスを作ろう!
モザイクタイルアート作品展示 来場者数:77 名
④10/14(日) フリー寺子屋「アートマスクをつくろ
う!」
午前・午後 2 回 計 53 名
⑤12/15(土)・16(日)「クリスマスコンサート」 各日 3 回
フェリス女学院大学学生によるロビーコンサート
来場者数:延べ 500 名
⑥3/3(日) 「おひなまつり 歌の会」入場者数 114 名
⑦3/3(日)写真コンテスト「表彰式」来場者数 45 名
⑦3/3(日)写真展示「横浜賛歌」
⑧3/9(土)「南区もっと知り隊!」(南区地域振興課主
催、企画運営:吉野町市民プラザ) カフェ発表会
18 名
■町のにぎわい・つながり計画
・ 7/28(土)・29(日)南まつり参加 大岡川アートプロ
ジェクト実行委員会と協働し、缶バッジづくりやマー
ブリングでのキャンドルホルダーづくりのワークショッ
プを開催。夕方よりキャンドルホルダーに点灯。「光
のぷろむなぁど」と施設イベントを宣伝しました。
・ 「わたしのギャラリー」4 月~3 月の出展数 102 点
月平均約 8.5 点 昨年 6 月からの開始で今年 6
月の時点で出展数のべ 100 点を超えました。
・ 12/15(土)・16(日) クリスマスマーケット in 吉野町
162
出店 29 店、来場者数延べ 500 名
・ 第 2 回光のフォトコンテスト(光のぷろむなぁど連携)
募集 12/18(火)-1/22(火) 展示 2/27(水)-3/3(日)
応募者数 45 名、作品点数 124 点
展示来場者数 315 名
・ 3/9(土) 南区もっと知り隊!
B コースロケーションフォト南区 18 名 南区地域
振興課主催事業の企画制作。写真家・今井紀彰
の指導で横浜橋通商店街~大岡川周辺を撮影し
ながら町歩き。ギャラリーホワイエで撮った写真の
発表会をしました。
(6)芸術文化に関する情報の収集及び提供事業について
●『発信力向上事業』
媒体別に対象・内容・頻度を棲み分け、より効果的な発信を目指します。
「媒体名(対象/内容/発行頻度)」
・ ホームページ(全国/館の運営・地域の話題/随時)館内外の最新情報をお客様に届けます。
・ ぷらざ新聞(館周辺/館運営/月 1 回以上)施設の話題をお届けします。
60 枚発行、館周辺の商店・公共施設や町内会掲示板に掲示。
・ イベントカレンダー(南区内及び周辺区/貸し館及びイベント案内/毎月)
※館正面のポスタースペースにも拡大掲出。
●地域紙のみならず全国紙及びケーブルテレビ、各種雑誌、Web などへも積極的に情報発信します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■『発信力向上事業』
■『発信力向上事業』
・ ホームページ運営
・ ホームページ運営
スタッフブログの更新 139 回(月平均 12 回)
ページビューアクセス数目標 8,000 件/月
ニュース、ブログを中心に自主事業のみでは
ページビューアクセス 4 月-3 月平均約 7,884 件
なく、身近な情報を適宜発信
・ ぷらざ新聞 10 回発行(現在 43 号)
・ ぷらざ新聞 月 1 回以上発行
・ イベントカレンダー 2012.4-2013.3 月号 12 回
・ イベントカレンダー 毎月発行、1,000 部
・ イベントカレンダー 2013 年 4 月号発行済み
・ 新聞等メディアへの掲載
・ 新聞等メディアへの掲載
年間 3 件以上(協力事業含む)
五大路子トークショー
・ 朝日新聞 7/25「横浜ローザ」18 回目の夏
・ 毎日新聞 7/26「ハマのメリーさんしのぶ」トークショー
・ 広報よこはま南区版 毎月情報掲載
・ 12 月 「光のぷろむなぁど」記事掲載
・ タウンニュース掲載 各事業情報及び記事掲載
多数
・ WEB 上のイベント投稿サイト(6 サイト)に事業情
報掲載
・ HP の施設案内ページに You tube を通して動画を
掲載
・ 3 月~ 横浜チャンネルで「南区もっと知り隊」の映
163
像作品が公開中。
・ 2 月 28 日「ピアノ大図鑑」ワークショップの模様を
YAF_CH で 5 月公開予定
(7)横濱JAZZ PROMENADE 2012について
●当日運営及び事前広報、チケット販売等へ協力をします。
達成指標
■当日運営スタッフを 1 名派遣します。
事業報告(振り返り)
会場チーフを 2 名派遣。チケット販売数 11 枚。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)適切な運営について
●利用しやすく親しめる施設を目指します。
●学校や近隣の地域団体と連携を図り、施設利用の促進を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■休館日:月 1 回~2 回の施設点検日、年末年始 ■開館日数:年間 344 日
■目標稼働率:
■休館日(施設点検日):15 日 年末年始 6 日
①日数に対する稼動率
■稼働率(年間)
ホール
①92%(日単位) ②66%(コマ単位)
②利用可能枠数に対する稼働率
ホール
ギャラリー
会議室
スタジオ A
スタジオ B
スタジオ C
①90% ②65%
65%
55%
70%
90%
80%
ギャラリー
会議室
スタジオ A
スタジオ B
スタジオ C
利用率平均
利用人数
59%
55%
72%
90%
79%
74%(コマ単位)
63,596 名
4 施設の管理に関する振り返り
(1)危機管理・安全管理について
●緊急時における避難誘導や安全の確保を円滑に行えるよう、防災訓練を実施します。
●安全設備の点検を確実に行います。
●防犯、防災に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■災害時を想定した防災訓練を年 2 回実施します。 ■上半期は休館日の 5/14(月)に実施。新入職員も多
■救命・救急の知識を全職員に徹底します。
かったことから、全員で消防設備使用方法の訓練ほ
か初期消火訓練を実施し、防災への心がけを確認
しました。
■下半期は休館日の 12/4(火)にスタッフ全員による防
災訓練を実施しました。
共同防火管理の横浜市南部水再生センターのポンプ
場の職員と連携し共同で防災訓練を実施しました。
164
(2)建物・設備の日常保守点検と計画的な修繕について
●快適な利用環境を維持するため、日常の保守管理を励行します。
●故障している設備の更新、及び耐用年数を過ぎている設備について、引き続き所管局への報告と説明に
つとめるとともに、中長期的な修繕・更新についても情報を共有し、効率的に実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■修繕・更新が必要な設備の優先順位付けと、それ ■総括
にともない随時修繕計画の更新を実施します。
修繕は緊急対応のみとしました。空調機の老朽化に
■緊急修繕への速やかな対応を心掛け、保守管
よる故障が多発したが、利用者への影響を極力抑え
理業者との情報共有を密にし、計画的な修繕
ました。
に努めます。
■主な修繕実施項目
・ 空調機 PAC-2・8・11 修繕
・ 乗用 EV 着床用バッテリー交換
・ 玄関庇水漏れ修繕、入口点字タイル張替
・ ホール客席回転式タラップ修繕
・ 照明卓フェーダ 2 段目交換
・ 乗用EV蛍光灯器具交換
■次年度に向けての市との協議事項
H25 年度施行に向けて ESCO 提案書の募集・受付
実施。平成 25 年度中に ESCO 事業による空調等の
大規模修繕工事が実施される運びとなりました。
5 その他に関する振り返り
(1)働きがいのある職場環境の構築について
●働きがいがあり意欲あふれる職場づくりにつとめます。職員の一人ひとりがモチベーションを落とさず、生
き生きと仕事ができる環境を作ります。
達成指標
■全職員のヒヤリング 年 2 回
事務室職員会議 年 12 回
全職員会議 年 2 回
事業報告(振り返り)
■5 月、11 月に事務所スタッフ及びカルチャースタッフ
のヒヤリング後、全職員会議を実施。事務室職員会
議は原則として毎月第 2 水曜日に行い、情報共有、
円滑な施設管理運営に役立てています。
6 収支に関する振り返り
(1)適切な予算執行とコスト削減について
●事務費・管理費の削減に努めます。
●自主財源確保に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■計画的な業務の実施により超過勤務の削減に ■超過勤務は職員の意識も高く、削減に努めていま
つとめます。
す。来年度も適切な業務分担で超勤を減らすととも
■消耗品費など事務費・光熱水費の削減に努め
に業務の偏重が無いようにします。
ます。
■光熱水費及び事務用消耗品については昨年度同
■修繕は緊急対応のみとし、中長期の予防保全
様、節約に努めました。
について、所管局との情報共有に努めます。
■修繕は緊急のものから順次実施し、適切な修繕が
■入場料・参加費等の事業収入見込みに合わ
実施されました。大きな事故もなく施設の運営は順
165
せ、計画的な経費執行を行います。
調に実施されました。
■事業は、昨年度より多彩な事業企画が積極的に実施
され、いずれも新しい顧客の獲得につながりました。
自主財源確保については、一部の事業に協賛を獲
得しました。また、助成については、学校に対して助
成申請獲得を指導することにより、教育プログラム実
施の 4 校のうち、3 校が助成を獲得しました。
166
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【吉野町市民プラザ 事業一覧】
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
事業名
1
6月7日
桂歌丸 独演会
2
7月28日
横浜赤レンガ倉庫1号館連携
「横浜ローザ」五大路子トークショー
3
11月20日
桂歌丸・春風亭昇太 二人会
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ホール
195
98%
3,500
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
ギャラリーホワイエ
200
200%
無料
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館、吉野町市民プラザ
ホール
198
99%
4,000
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
6月10日
|
9月9日
吉野町市民プラザ ギターワークショップ
チャレンジ☆ザ☆ギター「アコギではじめるロックの名
曲」
講座:スタジオA
発表会:ホール
28
112%
主催:吉野町市民プラザ
参加費
共催:ポップスギターを楽しむ会(発表会のみ)
大人20,000
後援:神奈川新聞社、tvk、FMヨコハマ、RFラジオ日
小中高15,000
本、横浜ケーブルテレビ協議会
2
7月21日
吉野町アート寺子屋~夏~
(1)ダンボールで生き物ボックスを作ろう! (2)モザイク
タイル・アート
ギャラリー
ギャラリーホワイエ
100
83%
参加費1,500
3
8月28日
|
1月22日
横浜市芸術文化教育プラットフォーム
学校プログラム
近隣区内小学校
415
100%
4
10月14日
吉野町フリー寺子屋
アートマスクをつくろう!
ギャラリーホワイエ
53
53%
参加費1,000
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
5
1月20日
吉野町アート寺子屋~冬~
砂絵羽子板ワークショップ
ギャラリー
29
73%
参加費1,500
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
6
1月20日
|
3月17日
吉野町市民プラザギターワークショップ ステップアップ
☆ザ☆ギター 理論編 (1)「楽譜の基礎を見直そう」 (2)
「演奏に役立つリズム力アップ法」
会議室
35
100%
参加費
大学生7,500
~16,000
小中高9,000
~14,000
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、FMヨコハマ、RFラジオ日
本、横浜ケーブルテレビ協議会
協力:公益財団法人せたがや文化財団 音楽事業部、
株式会社MECCA、元町弦楽器 LA CANTINA、株式
会社ヤマハミュージック東京 横浜店、横浜市民ギャラ
リー
協賛:株式会社MECCA 元町弦楽器 LA CANTINA、
株式会社ヤマハミュージック東京 横浜店
7
2月28日
吉野町アート寺子屋~音楽編~
ピアノ大図鑑!
8
3月24日
吉野町アート寺子屋~春~
ハートグラム
無料
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、FMヨコハマ、RFラジオ日
本、横浜ケーブルテレビ協議会
協力:横浜市民ギャラリー
横浜市民ギャラリーあざみ野
主催:横浜市教育プラットホーム事務局(NPO法人STス
ポット、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、横浜
市教育委員会、横浜市文化観光局)
後援:神奈川新聞社、tvk、FMヨコハマ、RFラジオ日
本、横浜ケーブルテレビ協議会
ホール
53
106%
参加費
中学生以下
500
高校生以上
1,000
ギャラリー
会議室
16
53%
参加費
1,000
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
主催:吉野町市民プラザ
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハ
マ、横浜市ケーブルテレビ協議会
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
1
2
3
12月15日
|
12月16日
12月15日
|
12月16日
4月
|
3月
事業名
大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなぁど」
横浜アートサイト2012「光のぷろむなぁど」連携
Chistmas Concert(学校連携事業)
ワークショップ修了者フォローアップ事業
「ポップスギターアンサンブルコンサート2012 in 吉野
町」
会場
入場者数
全館
蒔田公園
他
4,800
96%
無料
主催:大岡川アートプロジェクト実行委員会
共催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団「横浜
アートサイト」
後援:横浜市市民局、南区役所、神奈川新聞社、tvk、
FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
協力:吉野町市民プラザ、蒔田地区連合町内会、お三
宮地区連合町内会、吉野町町内会、フォーラム南ほか
ギャラリーホワイエ
400
80%
無料
主催:吉野町市民プラザ
ホール
会議室
スタジオA
305
102%
無料
主催:各団体
協力:吉野町市民プラザ
167
■④芸術文化活動拠点の開発及び運営
開催日
4月3日
|
4月8日
7月28日
|
7月29日
12月15日
|
12月16日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ギャラリー
ギャラリーホワイエ
261
87%
南まつり出店
蒔田公演
500
500%
缶バッジ作り 主催:吉野町市民プラザ
50
協力:大岡川アートプロジェクト実行委員会
横浜アートサイト2012「光のぷろむなぁど」連携 クリスマ
スマーケット in 吉野町
ギャラリー
400
80%
出店料1ブー 主催:吉野町市民プラザ
ス1,500
協力:大岡川アートプロジェクト実行委員会
4
2月27日
|
3月3日
光のぷろむなぁど2012連携 「第2回 光のフォトコンテ
スト」写真展&「お昼のひなまつりコンサート」
ギャラリー
ギャラリーホワイエ
315
105%
無料
主催:吉野町市民プラザ
共催:大岡川アートプロジェクト実行委員会
協力:フォーラム南太田(公益財団法人横浜市男女共
同参画推進協会)
協賛:横浜みなとマリンライオンズクラブ、三菱地所レ
ジデンス株式会社
5
3月4日
南区のいいところ発見まち歩きツアー 南区もっと知り
隊!
区内近郊
ギャラリーホワイエ
42
105%
500
主催:南区役所地域振興課区民活動支援担当
協力:吉野町市民プラザ、南区を知ろう会
6
4月
|
3月
ウェルカムプラザ(地域活力推進事業)
ホール
会議室
スタジオA
ギャラリー
34
142%
-
7
4月
|
3月
ギャラリーホワイエ活用事業
ギャラリーホワイエ
12
100%
8
4月
|
3月
町のにぎわい・つながり計画
「わたしのギャラリー」
階段スペース
106
-
1ヶ月1点
1,000
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
-
-
-
-
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
全館
-
-
-
-
1
2
3
南区桜まつりフォトコンテスト
「歴代 優秀作品展」
無料
主催:吉野町市民プラザ
協力:南区桜まつり実行委員会
主催:吉野町市民プラザ
6日間以上連
続時1日3,000 主催:吉野町市民プラザ
1日5,000
主催:吉野町市民プラザ
■⑥芸術文化に関する情報の収集及び提供
開催日
1
4月
|
3月
事業名
情報提供事業
主催・共催・後援・協賛等
主催:吉野町市民プラザ
■⑨ 収益事業
開催日
1
4月
|
3月
事業名
駐車場
168
横浜市岩間市民プラザ
1 平成 24 年度総括
【事業】
本年度も多数の主催公演事業を催しました。有料公演の 6 割近くの事業でチケット完売、8 割以上の事
業で券売率 80%以上と、多くの来場者から高い期待を持って受け入れられ、なおかつ鑑賞(参加)後の感
想も 4.70(5 点満点、単純平均)と高い評価をいただきました。経費的には、事業補助金に頼ることなく入
場料収入等で収支バランスを賄っています。また、これまでも積極的にアウトリーチ事業を展開してまいり
ましたが、なかでも本年度は、地元の神社仏閣といった歴史文化資産を活かし、伝統芸能を地元の方々と
協力して上演するという新シリーズを立ち上げ、かつて東海道保土ケ谷宿だったという歴史的魅力の発見
を、多数の方々と共有することができたことが特筆に値します。地域の文化拠点としての岩間市民プラザ
が、江戸時代など昔の時代の文化拠点でもあった神社仏閣において、再び町の人々とともに賑わいを創出
していく―というコンセプトのこの新シリーズは、地域の方々に、岩間市民プラザを一層親しんでいただくた
めの足掛かりとなりました。
【運営】
施設の利用状況については、スタッフ全員で窓口マニュアルの見直しに取り組み、利用サービス向上に
努めました。ツイッターでのフォロワーの数は順調に増加しています。利用率は昨年度とほぼ同等に推移
し、利用料収入は 1,950 万円と、若干昨年度値を下回りました。
【管理】
開館 22 年目を 8 月に迎え、老朽化による修繕案件が多発しました。日々、小破修繕に迅速対応す
るとともに、大規模な修繕計画については積極的に、所管課に対して情報共有を行うことで、引き
続き「安心」「安全」「快適」を提供できるように対応しました。また、施設の立地特性や複合施設ならではの
危険を回避するための注意点を各々が直に体感できるように、あえて実践的な防災訓練を全館そろって実
施し、危機管理体制を強化しました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)アーティストと協働したオリジナル事業について
横浜在住を中心としたアーティストとの協働や、これまでのプラザとの間で築かれた信頼関係の中で企画さ
れ発信性が高く、オリジナル性の高い事業を開催し、地域を超えて広範な範囲へプラザの存在をアピール
します。
■シリーズ 邦楽いろはにほ~
■シリーズ大人の時間「朗読と音楽」
達成指標
事業報告(振り返り)
■シリーズ 邦楽いろはにほ~
■邦楽いろはにほ~⑩(7/21)⑪(1/12)
・ 希少価値の高い企画内容の実現
邦楽を主体とした企画公演として、演奏者・作曲家と
・ 年 2 回開催のシリーズ化定着
連携。シリーズ 10 回目では、津軽三味線奏者を迎
・ 目標入場者数合計 318 名
え、迫力の演奏が好評でした。完売かつほぼ満席。
・ 委嘱作品の初演演奏と外部への広がり
11 回目では若手作曲家の委嘱初演に的を絞った内
・ リハーサル環境面での協力
容で、意欲的なプログラムでしたが、満席にまでは
■シリーズ大人の時間「朗読と音楽」
至らず、合計入場者数 300 名と目標をわずかに下
・ アーティストとの協働企画によるオリジナル舞
回る結果となりましたが、来場者からの評価は高く、
台作品の制作
アンケート結果での公演満足度は 4.76 と高得点で
・ 年 2 回×2 回公演で合計 4 公演。合計での
した。
169
目標入場者数 492 名(1 公演あたり 246 名)
■ シ リ ー ズ 大 人 の 時 間 「 朗 読 と 音 楽 」 ⑦ ( 5/19 ) ⑧
(2/23)
昨年度に引き続き、藤沢周平作品を朗読。しんみり
とした物語の朗読にあわせた演奏によって、物語の
情景が心に浮かぶ公演が人気を呼んでおり、今年
度の 2 回公演あわせて 80%を超える券売率でした。
入場者は合計で 544 名。目標を大きく上回って達成
しました。
(2)地域連携/共催・協力事業
地域の様々な団体との連携と地域コミュニティの活性化への貢献をめざして、プラザ内外の様々な地域空間で
行う事業を開催します。
また、主催事業以外に、様々な団体との共催や提供・協力事業を行い、多様な形態の文化事業を提供します。
■音楽の贈り物@ほどがや
■共催・協力・企画提供事業
達成指標
事業報告(振り返り)
■音楽の贈り物@ほどがや
■音楽の贈り物@ほどがや
・ 福祉・青少年・企業などの地域団体と連携
・ 音楽の贈り物@ほどがや vol.9 at 横浜ビジネス
し、おのおのが主体的に交流して事業形成
パーク(野村不動産)「6/9 ホタルを楽しむ夕べ
にかかわる場作り
オカリナ kiki's コンサート」 屋外で行う予定でした
・ 様々な空間で音楽に触れる機会の提供によ
が、雨のため室内の光のホールでの実施となりま
る生活の豊かさへの寄与
した。
・ 目標入場者数 350 名
・ 音楽の贈り物@ほどがや vol.10 at 横浜ビジネス
■共催・協力・提供事業
パーク(野村不動産)「12/19 クリスマスコンサー
・ 「秋まつりファミリーコンサート」への企画提供
ト」 東京藝術大学女学生による弦楽四重奏。才
目標入場者数 150 名
能溢れる演奏に想定以上のお客様にお集まりい
・ 共催、協力事業を複数以上の団体と行う
ただけました。
→オータムジャズ、
・ 音楽の贈り物@ほどがや vol.11 at 星川ケアプラ
→NPO法人横浜こどものひろば
ザ「3/23 春うららコンサート」 マリンバ&フルー
ト、歌と、名曲からポピュラーまで、ケアプラザの利
用者の他に外部の一般のお客様も交え、交流を
はかることも可能にしたコンサートとなりました。
上記 3 本で、合計約 455 名の入場者数となったた
め、目標入場者数を大きく上回って達成しました。
■共催・協力・提供事業
・ 5/11、5/12 NPO 法人横浜こどものひろば主催
劇団うりんこ「ねむるまち」協力開催。
・ 10/6「オータムジャズ」協力開催。
・ 3/21 児演協主催「空の村号」協力開催。
・ 同じ建物内の福祉団体(偕恵いわまワークス)主催
の 11/3「あきまつりコンサート」における企画提供
を行いました。今年度は後述する神楽をアレンジ
して再上演しましたが、ワークスの利用者にとっ
170
て、神楽は難しいと受け取られてしまい、入場者
数は 100 名と、目標には届きませんでした。次回
はもっと分かりやすい企画内容にすることを検討
します。
(3)地域密着型/長寿化社会生きがい対応型シリーズ事業
高齢化社会を背景とする社会情勢の変化の中で、それらに対応する先駆的事業として、地域密着を図りな
がら実施してきたなかで、着実に支持され定着したシリーズ事業をさらに充実して継続します。
■岩間シネクラブ“思い出名画館” シリーズ
■シリーズ午前の音楽会
達成指標
■岩間シネクラブ“思い出名画館”
開催 100 回上映の記念企画の実施(6 月)
目標入場者数合計で 960 名
■シリーズ午前の音楽会
・ 平均入場率 88%の達成。目標入場者数合
計で 900 名
【共通事項】
2 つのシリーズを隔月で交互に各 6 回
シネクラブは 21 年以上、午前の音楽会は 12 年
以上続いている長寿人気シリーズ。合計で年間
12 回毎月開催。
プラザに行けば、毎月必ず一定の頻度で安価
で良質な芸術文化体験が享受できる機会を地
域の方々に提供。
事業報告(振り返り)
■岩間シネクラブ
計 6 回(4・6・8・10・12・2 月)、洋画、邦画と交互に上
映しました。設定枚数 1,025 枚のうち、入場者数は
900 名(率にして 87.8%)と、残念ながら目標値には
届きませんでした。しかしながら、券売枚数でみると
989 枚、率にすると 96.5%もの高券売率だったこと、
高齢のお客様が多いためもあって当日の欠席率が
どうしても高くなってしまうと考えられることから、目標
は達成したものと判断します。
■シリーズ午前の音楽会
計 6 回(5・7・9・11・1・3 月実施)実施。全ての回で完
売するという驚異的な記録を出しています。当日の
入場者数も合計で 976 名、率にして 91.9%と、目標
を大きく上回って達成しています。毎回、おなじみ七
澤清貴氏だけでなく、ゲストに迎えられた若手実力
派アーティストの演奏に場内は大喝采。公演の満足
度は 4.88(ほぼ満点といっても良い水準)と極めて高
い名物公演です。
(4)地域特性や歴史文化資源(ひと・もの・空間)を活かした特色ある事業
保土ヶ谷の歴史地理的特色と国際交流的拠点を重視し地域特性や資源を活かした事業展開を行って水準
の高い企画内容の事業を展開することにより、市の文化政策であるクリエイティブシティ横浜の周縁地域への
文化芸術形成の浸透を図る一翼を担います。
■シルクロードの旋律を奏でる
■サイレントシネマ&活弁ワールド
■東海道ほどがや宿☆芸能で体験する江戸
達成指標
事業報告(振り返り)
■シルクロードの旋律を奏でる(年 2 回)
■シルクロードの旋律を奏でる⑤(6/30)
民族音楽公演を地域特性と関連させて企画
岩間市民プラザのすぐそばには、横浜開港当時“絹
の道”と呼ばれた通りがあるという土地柄から、“シル
創造と伝統を標榜するシリーズとして、現代に
生きる民族音楽を提示する。目標入場者数合
クロード”の文化交流にロマンを重ねた趣向の公
計で 283 名
演。本年 2 回公演を予定しましたが、期中での職員
171
■サイレントシネマ&活弁ワールド
数減少に伴い、2 回目の公演につきましては実施を
市内公共文化施設で唯一の名画上映事業に
見送りました。しかし、6 月に実施した公演は、定員
ふさわしい作品選定
181 席を完売のうえ、当日の入場者数も 177 名と、ほ
映像+日本の伝統話芸のコラボレーションによ
ぼ欠席者なしの満席状態で、1 回分の公演としては
る創造価値の付与
目標を大きく上回って達成しました。アンケートによ
目標入場者数 130 名
る満足度も 4.86 と高得点を得ました。
■東海道ほどがや宿☆芸能で体験する江戸
■サイレントシネマ&活弁ワールド④(11/4)
地域歴史資産を活かした会場選定・演目
上演機会の希少な活弁の企画をシネクラブ特別編
街へにぎわいに寄与できるような工夫
として今年で 4 回目の開催。田中絹代主演の「伊豆
地元商店街/市民団体/関係機関との連携
の踊子」と喜劇「チャップリンの番頭」を上映しまし
目標入場者数 33 名
た。いち早く広報に取り組み、過去 4 回の中で今回
が最も高い券売率(92.7%)を記録できました。入場
者数は 142 名と目標を達成。アンケートによる満足
度も 4.64 と高得点を得ました。
■東海道≪保土ケ谷宿≫魅力発見☆シリーズ第 1 弾
企画段階では 33 名と小規模の入場者数を見込んで
いましたが、内容を再検討し、もっと多くの地元の人
達に楽しんでもらえるように練り直し、全く新しい企
画として実施しました。
<修正後企画内容>
岩間市民プラザ presents「橘樹神社 神楽でござる」
(10/27 実施)
地元に古くからある橘樹神社で、横浜の NPO 法人の
神楽集団と共に、地元に古くから伝わる巫女舞など、
地元の子どもも参加する神楽を上演しました。毎週
お稽古を岩間で実施。地元商店街などの協力も得
て、保土ヶ谷の活性化や賑わいの創出を実現できま
した。今後は時期を決めて継続していくことで、観客
層だけでなく、主体的な参加者層としての地元の
人々を増やしていくことを目指します。入場者数およ
そ 500 名。橘樹神社で初めて見る本格的な神楽に感
激したという感想が多数寄せられました。
172
(5)市民参加型の主体的創造体験ワークショップとアウトリーチ
地域のこども世代を対象に、自身が主体となった創造的表現を体験できる機会を提供するため、様々なワー
クショップやプラザ外で行うアウトリーチの機会を開設します。
■「めざせ☆やまとなでしこ&にっぽんだんじ!」
■こどもデジカメワークショップ&展示会
達成指標
事業報告(振り返り)
■夏休みこどものための日舞ワークショップ
■「めざせ☆やまとなでしこ&にっぽんだんじ!」
「めざせ☆やまとなでしこ&にっぽんだんじ!」
小学生夏休み体験学習の一助と親子交流の場
7/25~28 全4日間実施 15 名参加。参加者数は
つくり
目標を大きく上回って達成。昨年度よりも参加者数
伝統文化の理解と礼儀作法を身につける
を増加させることができました。保土ヶ谷在住の日舞
目標参加者数 10 名
の若手第一人者の教授により、参加者、保護者とも
■こどもデジカメワークショップ
に、満足度が高く、アンケートによる満足度は 4.93 と
アウトリーリチ活動の一つとして小学校高学年層
ほぼ満点の評価をいただけたことから分かるように
のアートリテラシー(芸術感性・理解度)の向上に
良い講座に仕上げることができました。
つなげる
■こどもデジカメ講座 2012
ワークショップの成果と交流の場を設ける
地元帷子小学校放課後キッズクラブと並び主催。
目標入場者数 100 名
12/27 被写体を追って、小学生 9 名は、日本メモリア
ルパークまで遠出、デジカメ撮影手法の実技を体験
しました。1/16~1/20 に作品をギャラリーで展示。入
場者数 123 名でした。
3 施設の運営に関する振り返り
(1)市民利用率の向上について
●沿線を中心とした地域市民の方々に親しまれ、利用者の側のニーズに立ったサービスを提供し、利用率
の向上と適切な運営に努めます。
達成指標
■開館日数 339 日
■目標利用率
ホール/90%(対利用可能日)
ギャラリー/60%
リハーサルルーム/80%
レクチャールーム/70%
スタジオ/85%
事業報告(振り返り)
■開館日数 当初の予定どおり
■目標利用率
( )内は、前年 23 年、前々年値。
ホール/94%(23 年度 91%、22 年度 94%)
ギャラリー/49%(50%、57%)
リハーサルルーム/75%(74%、76%)
レクチャールーム/64%(65%、65%)
スタジオ/83%(84%、85%)
と震災前の平成 22 年度並みにまで、戻りつつある
状況ですが、ホール以外は目標値には届きません
でした。ギャラリーの利用率が特に伸びていないこと
が課題です。そのため、年度末にギャラリーのカー
ペット清掃を行い、魅力度向上を図りました。
173
(2)施設利用PRについて
●沿線地域を中心に市内全域を対象として、プラザの存在立地を広報周知し、リピーター層の維持確保及
び新規顧客の開拓に努めます。
達成指標
■月間「プラザ催物案内」の発行と配布
年間 12 回、近隣市内へ約 130 箇所配布
■プラザ開設ブログによる様々な情報の発信
月 4 回以上の更新
事業報告(振り返り)
■「プラザ催物案内」の発行と配布
A4(表裏)12 回発行しました。
■ブログ、公式ツイッターともに迅速な更新を行ってい
ます。ツイッターは 340 名以上からフォローされてい
ます。
■立地案内
バスで来館する人向けに、より分かりやすくするため
に、マップの改定を行い、ちらし、ブログ等で発信し
ています。
(3)利用者満足度とホスピタリティの向上について
●利用者満足度を高めるため、安全・安心・快適に利用できる環境を整えてサービスを提供するとともに、よ
り一層のホスピタリティの向上に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■館内意見ボックスでの利用者からの改善要望へ ■館内意見ボックスでの改善要望へは迅速に対応で
の迅速対応
きました。
■福祉喫茶「いろえんぴつ」と連動し、シネクラブ ■「いろえんぴつ」との連携:思い出名画館来場者優
待サービスを、ホール入場者の約 1 割以上の方にご
入場券提示者に対し、優待サービスの提供
■節電に努めながら、適切な空調環境を維持して
利用いただき、「いろえんぴつ」の売上向上に多少
利用者からのクレーム・トラブルを最小限化
なりとも貢献できました。
■空調
こまめに適切な節電を実施しました。また水が流れ
たままになっていることの多かった水洗は、節水を促
す啓発案内を新しく掲示したうえ、蛇口の修理も行
い、節水に繋げました。
■館内表示を順次美化しています。
4 施設の管理に関する振り返り
(1)建物・設備の適切な維持管理及び修繕対応について
●設置から 20 年以上経過し経年劣化に対応した建物設備の維持管理を行い、公共文化施設として、安
全・安心・快適な施設提供に努めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■冷温水発生機の予防保全的運用
■設備更新や修繕など
■空調設備の冷暖房切替時における制御機能の
設置後 22 年目となるものの、未だに更新されていな
正常動作確認(年 2 回)
い個所や劣化の激しい個所について、所管課に更新
■ホール設備改修更新へむけての道筋づくり
要請を行っています。書類による要請も行いました。
適切な日常設備修繕への対応
■市民利用に支障を生じないよう、日常的な設備点検と
維持管理は滞りなく行いました。緊急性のある修繕
は、遅滞なく実施しました。
174
(2)防災訓練・危機管理について
●複合施設の統括防災管理者として防災対策についての情報共有を図り、各々の役割分担に沿った責任
ある行動が取れるようにし、特に川沿いの平坦地という立地上の危険特性に応じた危機管理体制のもと、
非常時に備えます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■防災訓練(年 2 回)の実施と安全管理教育の徹底 ■防災訓練(年 2 回)の実施と安全管理教育
■台風等による増水対策のための防水板設置訓
第 1 回目:6 月 18 日実施(単独)
練の実施(年 1 回以上)
全員で一時に訓練をする、これまでの内容を大きく
■エレベータ、カーリフトの保守点検(毎月 1 回)
見直し、通常の人員配置下で対応できるよう、少人
数のグループ毎に、災害に遭遇したことを想定し、よ
り現実に即した訓練を行いました。
第 2 回目:1 月 15 日実施(全館合同)
プラザ・偕恵いわまワークス、国際交流の会、三師会
館がそろって参加することで、これまで気づくことの
なかった改善点があらわになり、対応について関係
機関での協議を行い、来るべく災害に備える準備を
行うことができました。
以上、これまでにない実践的な訓練を実施し、大き
な成果をあげることができました。
■防潮板設置訓練
6 月防災訓練において実施。なお、9/30 の台風 17
号が近づいたときには遅滞なく防潮板の設置を行う
ことができました。
■昇降機の保守点検
年間 12 回、原則第 1 水曜日に実施しました。
5 その他に関する振り返り
(1)近隣建築物への対応について
●24年度隣接地に建築計画が予定されていることをふまえ、運営と利用者に支障が生じないように安全対策を
含め対処を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■建築工事施工前の事前協議を行い、工期と内 ■建築業者と事前協議を行ったうえで、プラザ利用者
容の情報把握と安全対策の調整徹底
に影響が出ないように申入れを行い、同時にプラザ
■プラザ利用者への工事情報事前提供と、利用
利用者への告知を行いました。毎月末に、建設業
に支障がでないような工事側へ事前要請
者による工事工程の説明会を開き、双方の運営や
■建築物竣工後の運営計画(保育園と高齢者住
安全に対して支障がないように協議・確認を行いま
宅 32 戸)の把握
した。結果、プラザ利用者が不利益を被るような被
害は生じませんでしたが、境界での柵等、外溝部分
に幾分か損害が生じており、所管課立会いのもとで
検分を行い、来年度に建設業者による原状復帰を
約しています。
175
6 収支に関する振り返り
(1)芸術文化事業費について
●「事業展開と文化施設運営が一体」である利点を最大に活かし、事業収入と屋上賃貸収入(12か月分)を
有効に運用するなかで、特色ある事業が持続的に展開できる“岩間”型事業費執行モデルを確立します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■事業目的や趣旨から、経費を投資しても実施 ■事業目的別の収支バランス
意義があると判断されるもの、収益が見込める
おもにワークショップ、地域連携事業や、東海道の
事業など、年間全体でバランスをとりながら、収
新シリーズ公演に収益プラス分(入場料収入黒字分
支的平衡化を実現(4 年目)
と屋上賃貸収入)を振り分け、バランスをとり、総体で
は黒字としました。
(2)施設運営事業費について
●経常的経費が殆どのなかで、割合の大きい建物設備保守管理委託費・清掃費については予算額範囲で
執行し、変動性が大きい光熱水費・修繕費については、特に執行管理を厳格に行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■建物設備保守委託費と清掃費は、23 年度契約 ■開館以来 22 年目に入り、経年劣化による故障が相
以下の執行
次ぎましたが、緊急度の高いものから選択して着手
■修繕費は、年額予算 120 万円以内の範囲で優
を行ったため、修繕費は予算を若干超過するに留め
先順位を見極め、緊急度の高いものから執行
ました。また、修繕の効かない故障も多く、その分、
■光熱水費については、毎月使用量を把握し、
消耗品費、消耗什器備品費の支出額が増加しました
年間変動幅を予算の5%内外で収める。
が、修繕費、消耗品費、消耗什器備品費を合計して
も、年間予算額 255 万円に対し、実際の支出額合計
は 263 万円と、極力超過幅を押さえています。
■光熱費については、猛暑と極寒の中、対前年並み
にまで消費電力量を抑えましたが、電力会社の変
更による料金高騰のため支出増となり、光熱水費と
しては、予算 900 万円に対し、実績値は 1,020 万円
と、10%以上超過しました。
176
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【岩間市民プラザ 事業一覧】
■①-ⅰ芸術文化の創造及び発信(芸術創造・発信)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
5月19日
シリーズ 大人の時間 朗読と音楽 ⑦
高橋長英 藤沢周平を読む 春
ホール
279
79%
2,000
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
2
7月21日
邦楽いろはにほ~其の拾「津軽との出会い」
ホール
167
94%
2,500
主催:岩間市民プラザ、米澤・熊沢邦楽研究所
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
3
1月12日
邦楽いろはにほ~其の十一「時代を共有する4人の音
楽家~テトラ サウンド」
ホール
134
76%
2,500
主催:岩間市民プラザ、米澤・熊沢邦楽研究所
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
4
2月23日
シリーズ 大人の時間 朗読と音楽 ⑧
高橋長英 藤沢周平を読む 早春
ホール
266
75%
2,000
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
ホール
166
96%
800
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
1
4月19日
2
5月20日
|
3月10日
事業名
思い出名画館第99回「悲しみよこんにちは」
シリーズ 午前の音楽会 Vol.73~78
ホール
976
92%
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
1,000
主催:岩間市民プラザ
共催:ななさわ音楽工房
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
3
6月21日
思い出名画館第100回「人生とんぼ返り」
ホール
150
87%
800
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
4
6月30日
シリーズ シルクロードの旋律を奏でる 其の五
絲綢之路(シルクロード)~二胡×揚琴×ピアノ~
ホール
177
100%
2,500
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
5
8月16日
思い出名画館第101回「招かれざる客」
ホール
162
94%
800
6
10月18日
思い出名画館第102回「狂った果実」
ホール
127
79%
800
7
11月4日
サイレントシネマ&活弁ワールド④ 『恋の花咲く 伊豆
の踊子』ほか
ホール
142
87%
1,500
8
12月20日
思い出名画館第103回「ロミオとジュリエット」
ホール
135
78%
800
9
2月14日
思い出名画館第104回「地獄門」
ホール
160
92%
800
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
協賛:偕恵いわまワークス
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
事業名
会場
1
12月27日
|
1月20日
小学生のためのデジカメ講座2012「もっと近く!もっと
大きく マクロでびっくり!」
区内小学校キッズク
ラブ
ギャラリー
入場者数
131
-
200
主催:初音丘学園(帷子小学校放課後かるがもキッズ
クラブ)、横浜市岩間市民プラザ
2
7月25日
|
7月28日
子どものための夏休み日本舞踊ワークショップ
「めざせ!やまとなでしこ☆&にっぽんだんじ!」
地域交流室
和室
15
75%
5,000
主催:岩間市民プラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
177
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
ホール
465
91%
3,500
主催:NPO法人横浜こどものひろば
音楽の贈り物@ほどがや Vol.9『ホタルを楽しむ夕べ♪ 横浜ビジネスパー
オカリナKIKI’sコンサート in YBPベリーニの丘』
ク
100
-
無料
主催:岩間市民プラザ、野村不動産
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
10月6日
協力事業:
オータム JAZZ ライブ
177
100%
2,800
主催:水野プロダクション
4
10月27日
東海道《保土ケ谷宿》魅力発見☆シリーズ 第1弾
橘樹神社 神楽でござる!
無料
主催:岩間市民プラザ
協力:橘樹神社、天王町商店街協同組合、ほどがや・
人・まち・文化振興会
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議
会
5
11月3日
協力事業:
“あきまつり”ホールイベント
6
11月18日
7
1
5月11日
|
5月12日
協力事業:
劇団うりんこ公演「ねむるまち」
2
6月9日
3
ホール
主催・共催・後援・協賛等
橘樹神社
500
-
ホール
100
56%
協力事業:
保土ケ谷区国際交流のつどい
ホール、レクチャー
ルーム他
993
-
無料
主催:NPO法人保土ケ谷国際交流の会
12月19日
音楽の贈り物@ほどがや Vol.10『クリスマスコンサート
~東京藝術大学生による弦楽四重奏~in横浜ビジネ
スパークNRIタワー光のホール』
横浜ビジネスパー
ク
300
-
無料
主催:岩間市民プラザ、野村不動産
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
8
3月21日
協力事業:
ドラマリーディング
空の村号
ホール
140
79%
1,500
主催:日本児童・青少年演劇劇団協同組合(児演協)
9
3月23日
音楽の贈り物@ほどがやvol.11『星川地域ケアプラザ
星川地域ケアプラ
~マリンバ&フルート、歌のアンサンブル♪春うららコン
ザ
サート~』
55
-
無料
主催:岩間市民プラザ、横浜市星川地域ケアプラザ
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラ
ジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
178
整理券(無料) 主催:偕恵いわまワークス
大佛次郎記念館
1 平成 24 年度総括
平成 25 年度に迎える大佛次郎没後 40 年記念事業の準備に取り組みました。5 年ぶりに開催する特別展
を始め、展示事業や 12 本の連携企画実施に向けて、自筆資料の整理などを進めています。整理したデー
タは、経営企画グループの協力を得て新たに立ち上げた資料データベースへ順次移行しています。
「ヨコハマ・アート・フェスティバル」や「オープン・ヨコハマ」の開催にあわせてミニ展示等を実施したほか、
全国文学館協議会初の試みとなる共同展示が急遽決まり、参加しました。こどもを主対象に作成したリーフ
レットは、一般のお客様にも好評で、入館者に全員配布することとなりました。
2 自主事業に関する振り返り
(1)所蔵資料の整理・公開・活用について
●平成 23 年度に運用を開始した所蔵品データベースの構築を一層進め、これまで蓄積してきたデータを
順次移行します。
●専門的な観点で収蔵資料の整理を進め、順次公開していきます。
●研究者等に的確なレファレンスサービスを提供し、大佛次郎研究の活性化に寄与します。
●文学館、博物館、出版社等のネットワークにより所蔵資料の貸出、撮影等の特別利用を促進し、資料の
活用を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■平成 24 年度の移行件数は、1,000 件を目標としま ■経営企画グループの協力を得て、新規データベー
スを立ち上げ、約 3,000 件のデータを移行しました。
す。また、著作権等の問題について調査が済ん
従来公開してきた自筆原稿に加え、挿絵、大佛次
だ収蔵品データについて、新たに 2 つのカテゴ
郎旧蔵洋雑誌の中でも特色ある洋雑誌群のデータ
リーをインターネット上で公開します。
を公開しました。また、旧蔵和雑誌約 17,000 冊につ
■未公開資料の公開は、20 点を目標とします。
いては、チェックカード記載事項の入力作業を終了
■研究目的に沿った的確なレファレンスサービス
しました。
を提供し、論文等の成果物につなげることを目
■約 100 点の資料を初公開しました。特別資料では、
標とします。
テーマ展示「フランス 19 世紀末の“事件”と近代日
本」「不通・大佛次郎の俳句」、ミニ展示「大佛次郎の
ダンス・ダンス・ダンス」、及び収蔵品展(猫コーナー)
で計 24 点。11 月 21 日からのテーマ展示「洋雑誌が
映すモダン都市 1920’s~30’s」では、貴重な洋雑誌
や資料約 70 点を初公開し、ミニ展示「大佛次郎が見
た関東大震災」でも初公開の書簡を出展しました。
■研究者へ適切な対応を行った結果、論文が学会誌
に掲載されました。
(2)展示事業について
●所蔵資料である大佛次郎関係資料、フランス史関係資料を活用し、大佛作品の様々な魅力を展示紹介
します。
●山手地区の立地を活かすため、観光施設としての魅力を高める展示として、大佛次郎の愛猫家としての
顔を紹介するコーナーを設けます。
●「ヨコハマ・アート・フェスティバル」の開催時期にあわせて、横浜臨海エリアから山手地区への呼び水とな
179
るような展示事業として、絵画・書・茶道具などの所蔵品に美術資料としてのスポットをあてた「愛蔵品展」
を開催します。
●こどもの創造性をはぐくむため、次世代の顧客育成を図ります。
達成指標
事業報告(振り返り)
■テーマ展示を通年で 3 回実施し、年間観覧者
13,000 名を目標とします。
■「愛蔵品展」の観覧者 200 名以上を目標とします。
■こどもを主対象とした展示解説リーフレットを新
たに作成し、「こどもの日」にあわせて配布開始
することにより、大佛次郎になじみの薄い方でも
展示を楽しめることを目標とします。
■テーマ展示の年間観覧者は、11,904 名です。工事
のために臨時休館したことや、天候不順の影響で、
目標の 91.5%にとどまりました。なお、「ヨコハマ・アー
ト・フェスティバル」のテーマに即したミニ展示「大佛次
郎のダンス・ダンス・ダンス」を 8 月 7 日から 9 月 2 日ま
で実施しました。また、全国文学館協議会共同展示
参加企画として、ミニ展示「大佛次郎が見た関東大震
災」を 2 月 26 日から 3 月 24 日まで開催しました。
■「愛蔵品展」のテーマである書・篆刻関係者に周知
を図りました。観覧者は 237 名です。
■「大佛次郎ってどんな人でしょう」と題するリーフレッ
トを作成し、5 月 5 日から配布開始。こどものみなら
ず、大佛次郎になじみの薄い一般のお客様にも好
評を博し、増刷を重ねています。このほか、こどもを
対象としたガイドでは、会期中に夏休みを含むテー
マ展示「不通・大佛次郎の俳句」で、やさしい解説パ
ネルを増設しました。
(3)講座・講演事業について
●「文学散歩」を開催し、大佛次郎作品世界をより身近に感じる機会を提供します。
●講座事業の受講者が継続して行う自主的な活動を支援します。「読書会」参加者が継続して行う勉強会につ
いて、会場の優先予約と活動日の観覧料減免により、大佛研究を促進します。
●文芸文化振興の一環として、「大佛次郎賞受賞記念講演会」を朝日新聞社と共同で開催します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■大佛次郎及び作品ゆかりの地をめぐる「文学散
歩」を、「オープン・ヨコハマ」参加事業として新た
に開催し、16 名以上の参加を目指します。
■講座終了後の自主活動参加者が、これまで読ん
でいなかった作品に接したり、展示・講演などの
自主事業にも参加して、大佛次郎記念館の継続
的な利用者として定着することを目指します。
■「大佛次郎賞受賞記念講演会」の入場者につい
て、参加者 200 名以上を目標とします。
■定員 30 名に対し 80 名の応募がありました。オー
プン・ヨコハマ開催中の 10 月 23 日に実施しました
が、当日大雨予想になり、参加者は17名になりまし
た。途中で雨も止み、「霧笛」を題材に内海講師の講
演を受けた後、外国人墓地、代官坂、ホテルニューグ
ランドと廻り、大佛次郎の足跡を辿りました。アンケー
トの結果も今まで以上に大佛次郎を知ることが出
来、大変良かったとの言葉を頂きました。
■講座終了後の自主活動参加者から、文学散歩への
協力を得られました。展示解説、研究会公開発表会
へも積極的に参加し、市民研究の核となっています。
■3 月 9 日に講演会を開催し、入場者は 402 名でし
た。受賞作が話題作であったため、多数の申込があ
りました。
180
(4)調査研究について
●大佛次郎に関する調査研究の成果を、テーマ展示及び「おさらぎ選書」に反映させます
●論文等の研究成果と活動記録を掲載する「おさらぎ選書」第 20 号を発行します。さらに、大佛次郎没後
40 年を記念した「おさらぎ選書」第 21 号の編集を進めます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■これまで未発表であった大佛次郎の俳句約
100 点を「おさらぎ選書」第 20 号に掲載し、研究
成果を広めることを目標とします。
■「おさらぎ選書」には、想定を大きく上回る俳句全
174 句(うち未発表は 102 句)を収録しました。当館所
蔵の俳句に関する書付や小説作品から〝俳句″を
収集し、従来余り知られることのなかった作品分野を
紹介しました。
(5)連携事業について
●研究者等が組織する大佛次郎研究会会員に向けた資料や情報の提供を継続的に行い、活動を支援し
ます。
●神奈川近代文学館を始め山手地区の文化施設や市内博物館と連携し、ネットワーク事業に参加します。
●財団内の事業連携を深め、相互協力していきます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■「大佛次郎研究会公開発表会」を年 2 回共同開催 ■「大佛次郎研究会公開発表会」を大佛次郎研究会と
共同開催し、6 月と 11 月に実施しました。映像等を
し、研究成果を一般に広めることを目指します。
交えた発表を通じ、大佛研究成果を広く知っていた
■小中学生を主対象とする「山手芸術祭ユースギ
だく機会を提供しています。
ャラリー」や「ミュージアムクイズラリー横浜」に参
加し、期間中の若年者来館数が前年度を上回 ■「ミュージアムクイズラリー」の新規参加者数は前年
を上回り、参加 15 館中 2 番目でしたが、若年層対
ることを目標とします。
象で前年比 51.8%と目標を大幅減となりました。2 月
■財団内の施設に呼びかけ、大佛次郎没後 40 年
に開催予定の「山手芸術祭ユースギャラリー」では、
に向けた新たな連携事業の企画を目指します。
230 名の来館(うちこども 91 名)があり、総人数では
■「横濱ジャズプロムナード」の当日運営に 1 名協
前年を上回りましたが、若年層は前年並みでした。
力します。
■大佛没後 40 年記念連携企画については、当初の
想定を大きく上回る事業数を予定しています。横浜
美術館、みなとみらいホール、にぎわい座、赤レン
ガ倉庫 1 号館、YCC、杉田劇場、吉野町市民プラ
ザ、岩間市民プラザ、市民ギャラリーあざみ野各館
の参加が決まり、準備を進めています。また、没後
40 年プレ連携企画として、赤レンガ倉庫 1 号館で
2/3~17 日まで行われた「横浜ダンスコレクション
EX2013」に大佛次郎旧蔵 100 年前のダンス関連雑
誌の出展とパネル展示を行いました。
■横濱ジャズプロムナードへの運営協力は体制が整い
ませんでした。
181
3 特別企画に関する振り返り
(1)特別企画準備について
●平成 25 年度に大佛次郎没後 40 年を迎えるため、大規模展等特別企画の準備を行います。
●近隣文学館や専門施設との連携事業を企画します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■大規模展とリンクした近隣文学館での展示や、 ■近隣文学系施設である神奈川近代文学館、鎌倉文
専門施設との連携事業を呼びかけ、特別企画
学館、横浜市中央図書館との没後 40 年記念連携
を充実させるための準備をします。
事業実施が決まりました。
4 施設の運営に関する振り返り
(1)開館日数及び施設利用について
●毎週月曜日を休館日とし、施設や収蔵品の適切な管理を行います。開館日数は、305 日とします。
●「また来たくなる施設」を目指し、観光施設としての魅力を高める努力をします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■入館者数 16,000 名を目標とします。
■年間入館者は 13,838 名でした。1 月に工事による一
■団体入館者に対するレクチャーを 15 回以上行
週間の臨時休館が急遽決まり、相当数減少しました。
い、次の来館につなげます。
■レクチャーは年間で 48 回実施しました。団体来館の
■新たに展示会場での解説を試行します。
下見時にレクチャーを提案し、実際の来館につなげ
ることができました。
■月 1 回テーマ展示の来館者にむけて 30 分程度の
解説を実施中です。参加者(毎回 5-7 人)には好評
で、質疑も活発です。今後も継続する予定です。ま
た、新たな試みとして 20 人程度の参加者にむけ、パ
ワーポイントを使った解説を実施しました。
(2)広報について
●テーマ展示の広報を重点的に行い、リピーター増を図ります。
●外壁工事終了を受けて写真を撮影し、新たな施設リーフレットを作成して、来館者の誘致を図ります。
●WEB を活用して、専門情報の発信や観光客向けの情報提供を行います。大佛次郎の人となりを伝える
情報掲載とあわせて、公園内の立地を生かした四季折々の情報を掲載し、観光客の来館を促します。
●若年層を誘致するため、学校に向けて記念館の PR を行います。
達成指標
事業報告(振り返り)
■Web情報を月4回以上更新し、発信力を高めます。 ■ブログ更新回数 69 回、月平均 5.8 回です。さらにツ
■新規に学校関係者への説明機会を設けて、教
イッターでの情報提供を試行しました。
育目的での利用を促進します。
■7 月に中区小中学校合同校長会で記念館の子ども
向け事業について説明し、課外授業等での利用を
呼びかけました。
182
(3)ショップ事業について
●文学専門館として、書籍販売に力を注ぎます。
●オリジナルグッズ等の販売により、観光客のニーズに応えます。
達成指標
事業報告(振り返り)
■展示等と連動したお勧め本コーナーを設け、「見 ■展示や講演会と連動してお勧め本を選定し、ディス
て・読んで・知る」ためのコンシェルジュ機能を発
プレイに工夫を凝らしています。
揮します。
■書籍・グッズ売上げは 156 万円。商品レイアウト見直
■書籍・グッズ売上は年間160 万円を目標とします。
しや新商品販売により、ほぼ目標を達成できました。
(4)専門性の向上について
●文学館に必要とされる博物館機能、図書館機能を充実させ、文学専門館としての質を高めます。専門知
識を持った職員の育成を図り、研究者のニーズにも応えられる態勢を整えます。
●スタッフを対象とした専門研修を実施します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■専門知識を含めたスタッフ全員研修を実施し、 ■鎌倉の菩提寺など、大佛ゆかりの場所を知るための
サービスの向上を図ります。
スタッフ研修を、12 月に実施しました。
5 施設の管理に関する振り返り
(1)所蔵品の管理について
●貴重な資料の管理や保護に力を注ぎます。休館日を利用して、収蔵庫、書庫、閲覧室の点検や小規模
な展示替えを実施します。
●所蔵資料や美術品の劣化状況を調査し、修復の優先順位を決定します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■データベース入力時の所蔵品再調査の際に劣 ■ルヌアールの版画約 270 枚について整理を開始しま
した。枠組が完成し、約 1/3 について画像データの
化状況を把握し、資料の良好な保管状況を保
取り込みが終了しました。漸次リストの整理を進めて
ちます。
います。同時に保管状況の改善をはかっています。
(2)施設設備保守・修繕について
●自筆原稿等貴重な資料の管理に、細心の注意をはらいます。中性紙箱に収める等の方法で資料の保全
を図ります。
●施設及び設備の劣化状況を把握し、定期点検とあわせて自主的な日常点検を行います。劣化状況を把
握することで、不測の事態に対応します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■収蔵庫、書庫の環境維持に持に留意し、空調機、 ■温湿度計による収蔵庫の継続的な記録・管理を行
加除湿器等の不具合には迅速に対応します。
っています。また、書庫の書籍・書棚の清掃・滅菌作
業を定期的に実施していきます。
183
(3)安全管理について
●危険箇所の早期発見に努め、事故を未然に防ぎます。
●防災訓練を年2回実施し、非常時に対応できるように危機管理意識を共有します。
達成指標
事業報告(振り返り)
■日常館内巡回により危険箇所を早期に発見し、
来館者に安全な環境を提供します。
■館内巡回を常時行い、扉の修理(霧笛玄関)や利用
者が不便を感じないように気を配っています。エルミ
ン窓の一部を 25 年1月に改修しました。
6 収支に関する振り返り
(1)収入向上の取り組みについて
●入館料の収入増を目指すとともに、経費削減の努力をします。施設設備の不具合に早期に対処すること
で、管理経費を抑えます。
●収入向上のため、協賛等の獲得努力をします。
達成指標
事業報告(振り返り)
■専門的な業務を行う職員を強化し、展示事業を充 ■資料の翻刻や次年度事業企画に外部専門家の協
実させます。
力を得て、職員が調査研究とその成果を踏まえた展
■「おさらぎ選書」への広告について、掲載2件を
示にじっくり取り組める態勢を整えました。あわせ
目標とし、印刷費を補います。
て、事業ミーティングを定期的に実施し全館態勢で
展示事業の充実に取り組みました。これにより、「不
通・大佛次郎の俳句」においては、内容はもとより書
家の大型揮毫作品で展示空間を作りこんだり、小・
中・高校生の俳句作品を掲示するなど企画に広がり
を持たせることができました。会期末にむけて観覧
者が増加し、さらに、展示と連動した内容を掲載した
「おさらぎ選書」の売上が向上しています。
■「おさらぎ選書」への広告掲載は、2 件の目標を達成
しました。
184
※開催日欄の4~12月は平成24年、1月~3月は平成25年
※通年の取組みは4月-3月と表記
【大佛次郎記念館 事業一覧】
■①-ⅲ芸術文化の創造及び発信(芸術文化へのアクセス拡大)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
県立歴史博物館
ほか
294
-
-
主催:県立歴史博物館
共催:大佛次郎記念館ほか
協力:横浜高速鉄道株式会社、東京急行電鉄株式会
社
全館
16
-
-
主催:横浜市、横浜市教育委員会
文学散歩「大佛次郎と山手・関内」
山手地区周辺
17
85%
500
主催:大佛次郎記念館
協力:大佛次郎読書会「天皇の世紀」を読む会
第39回大佛次郎賞受賞記念講演会
開港記念会館
402
101%
500
主催:大佛次郎記念館、朝日新聞社
後援:横浜市中区役所
1
7月20日
|
8月31日
ミュージアムクイズラリーよこはま
2
8月22日
|
8月23日
こどもアドベンチャー2012
「おさらぎじろう記念館館内ツアー&しおり作り」
3
10月23日
4
3月9日
■②-ⅰ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民文化活動支援)
開催日
1
4月
|
3月
事業名
大佛次郎記念館講座修了者支援事業
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
会議室ほか
-
-
-
主催・共催・後援・協賛等
主催:大佛次郎記念館
■②-ⅱ芸術文化活動の支援、協働及び創造性をはぐくむ機会の提供(市民協働推進)
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
1
6月9日
|
11月17日
大佛次郎研究会公開発表会
神奈川近代文学
館ホール
248
62%
500
主催:大佛次郎研究会
共催:大佛次郎記念館
後援:神奈川近代文学館
2
2月15日
|
2月26日
第7回横浜山手芸術祭
横浜山手西洋館ユースギャラリー
大佛次郎記念館
ほか
230
-
無料
主催:横浜山手芸術祭実行委員会
後援:横浜市中区役所
入場料・受講料
■⑤芸術文化資源の収集、保存及び活用
1
2
3
開催日
事業名
会場
入場者数
入場率
4月
|
3月
収蔵品展「大佛次郎の業績と生涯」
テーマ展示Ⅰ「フランス19世紀末の”事件”と近代日本
大佛次郎4部作をめぐって」
テーマ展示Ⅱ「不通・大佛次郎の俳句」
テーマ展示Ⅲ「洋雑誌が映すモダン都市 1920's~
30's」
ミニ展示Ⅰ「大佛次郎のダンス・ダンス・ダンス」
ミニ展示Ⅱ「大佛次郎が見た関東大震災」
全館
11,904
-
愛蔵品展「大佛次郎の交友 書と篆刻をめぐって」
和室
237
-
-
主催:大佛次郎記念館
-
-
-
-
主催:大佛次郎記念館
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
-
-
-
600
会場
入場者数
入場率
入場料・受講料
主催・共催・後援・協賛等
-
-
-
-
-
ティールーム
-
-
-
-
10月26日
|
10月28日
4月
|
3月
大佛次郎没後40年記念事業準備
主催・共催・後援・協賛等
一般200
主催:大佛次郎記念館
小中学生100
■⑦芸術文化振興に関する調査研究及び政策提言
開催日
1
4月
|
3月
事業名
「おさらぎ選書」刊行
主催・共催・後援・協賛等
主催:大佛次郎記念館
■⑨ 収益事業
開催日
1
2
4月
|
3月
4月
|
3月
事業名
ショップ事業
ティールーム貸付
185