中学生平和交流事業

青少年ピースフォーラム
8 月 8 日 ・ 9 日 の 2日 間 に
わたり意見交換が行われまし
た。全国の小・中・高校生
23 6名 が 参 加 し 、 ﹁ 被 爆 の
実相を伝えるためにできるこ
と﹂﹁平和な世界をつくるた
めにできること﹂について互
いに意見を出し合い、平和に
ついて考えました。
恵の丘長崎原爆ホーム
◆被爆者体験講話◆
高山スズエさんは、死体の
山の中、火の海の中を歩き、
安全な小学校を目指し歩き続
けたことなどの当時の様子を
語り、二度と戦争を起こして
はならないことを伝えてくれ
ました。
◆交流会◆
講話の後に、ホームの方々
と交流会を行いました。交流
▲被爆者体験談を話してくれた
高山スズエさん
は、
想像できないほどの
戦地だったという事実
かなもので、
これから
辛さだと感じました。も
を初めて知り、
戦争を知
は使ったり、
作ったりし
う絶対に戦争を起こし
らない私たちにも事実
てはいけないことを学
てはいけない。
をありのままに伝えてい
びました。
平和な世の中にする
ために、
相手のことを思 浦西中 東恩納寛汰
した。
いやり、
困っている人に手を差し伸べたりし
悲惨な歴史を繰り返さないためにも私た
があり、
過去の過ちを反省していることが
て、
自分の周りでできることからはじめよう
ちが平和の尊さを考え、
次の世代へ語り継
わかりました。多くの場所で平和な社会を
と思います。
ぐ必要があると思います。
語り継いでいきたいです。
(5)広報うらそえ 2009年10月1日
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くことが大切だと思いま
式典では、
日本も外
港川中 神里梨乃
国も核兵器廃絶運動
原爆から64年間た
戦争は人が起こす
った今も原 爆 の 被 害
も の です 。平 和 を願
で苦しみ続けている人
い、戦争はダメという
がいることを知り、平
認識をもち、
戦争の恐
和の大切さを実感し、
ろしさと平和のすばら
今 の日本は平 和だと
しさを伝え続ける必要
港川中 上江洲大
があります。地上戦が
仲西中 赤嶺希
仲西中 兼島愛乃
二度と同じことを繰り返さないために、
自
あった沖縄に住んでいる私たちは、
後世に
分から行動を起こせば一歩ずつ平和な社
伝えていく義務があります。私たちから平
会へ近づけると思います。
和の輪を広げていきたいです。
実際に長崎市を見学し、
被爆体験談を聴き、
原子爆
弾や放射線がどれだけ恐ろ
しいものかが分かりました。
長崎県では、
小学生・中学
生が理解しやすいように、
長
崎原爆の事実を紙芝居を作
成して、
継承していました。 浦添中 比嘉宣友
戦争の恐ろしさや悲惨さ
を私のできる方法で、
もっと多くの人々に伝え
ていきたいと思いました。
今回の研修で、
沖縄戦と
違って、
長崎・広島県では、
原
子爆弾という恐ろしい爆弾
によって多くの人々が亡くな
った事実を知りました。
この事実をもっと多くの
人に伝えていくために、
自分
にできることは何かを考え 浦添中 伊禮菜々瀬
る機会となり、
他県の人と意見交換ができて良
かったです。
友達や家族など多くの人に伝えていきたい
です。
激しい戦争の中、必死に
生きてきた人たちが、
戦争の
悲惨な現実やつらい体験を
話してくれたから、
今の平和
があると思いました。
「もう二度と戦争はしない」
という思いを新たにし、
戦争
神森中 東恩納美月
の記憶を風化させず、次の
世代へ伝えていくために、
私たちは語り継がな
ければなりません。今ある平和を守り続けていき
たいです。
今、
幸せに満ちた生活を
送っていることに気づきまし
た。この平和な時に感謝し、
日々を大切に暮らしたいで
す。
交流団員の報告
核兵器は恐ろしく愚
思いました。
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私の住む浦添市も激
今を生きている私た
ちは、
日々の生活に感
謝しなくてはいけませ
ん。食事をしたり、
テレ
ビを見たりできる平和
な生活を守るために、
自分に何ができるかを
浦西中 宮城芙妃
真剣に考えていかない
といけません。世界中の人が力をあわせて
平和を願えば平和な世界を築き続けること
ができると思います。
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が戦争の悲惨さ、平和の尊さ
を学び、次世代へと伝えて行
くことを目的としています。
回目となる今年度は、長
崎市を訪問し、原爆資料館見
学、原爆犠牲者慰霊平和式典
への参列、青少年ピースフォ
ーラムへの参加などを通して
被爆の実相を学び、戦争のな
い社会をどのように実現して
いくか意見交換を行いまし
た。
戦争体験者の苦悩
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長崎平和祈念式典
長崎平和公園では、長崎平
和祈念式典が行われ、原爆が
投 下 さ れ た 8月 9日 午 前 時
2分 に あ わ せ て 参 列 者 全 員 で
黙とうを捧げ、一人でも多く
の人に平和と命の尊さを伝え
続けていくことを誓いまし
た。
事前研修では沖縄戦について学習しま
した。第1回事前研修では前田高地や浦
添城跡など、市内の戦跡巡りをし、第2
回事前研修では市外のナゲーラの壕、識
名の壕、平和資料館、平和の礎の見学を
行い、実際に壕の中も体験しました。
交流団は同じ中学生が戦場で働いてい
たというガイドの説明に真剣に耳を傾け
ていました。
8月 7 日 ∼ 日 の 日 程 で 、
浦添市中学生平和交流団 人
︵ 中 学 生 人 ・ 引 率 2人 ︶ が
被爆地の長崎市を訪問しまし
た。
浦添市では﹁平和都市宣
言﹂、﹁核兵器廃絶宣言﹂を
制定しており、平和に対する
意識をさらに高めるために、
戦 後 周 年 に あ た る 平 成 8年
度から中学生平和交流団を県
外へ派遣しています。平和学
習を通して未来を担う中学生
▼エイサー「ミルクムナリ」
中学生平和交流事業
団はエイサー﹁ミルクムナリ﹂
﹁ 浦 添 市 民 音 頭 20 0 0﹂ を
披露し、ホームの方々と交流
を深めました。
事前研修
私たちから
平和の輪を広げたい
現在、
戦争体験者が高齢
のため少なくなってきている 神森中 田場潤也
ので、
後世に語り伝える人にできるだけ協力を
して、
多くの人に戦争の悲惨さや平和の意味を
伝えていきたいです。
2009年10月1日 広報うらそえ(4)