PowerCenter ホットフィックスリリースノート

Informatica® Corporation
PowerCenter®
バージョン 8.6.0 ホットフィックス 7
リリースノート
2009 年 2 月
Copyright 1998-2009 Informatica Corporation
このドキュメントには、8.6.0 ホットフィックス 7 で解消された問題およびホットフィックスの適
用方法に関する重要な情報が含まれます。
目次
PowerCenter で解消された問題 .................................................................................................................. 1
Metadata Manager で解消された問題 ......................................................................................................... 2
PowerExchange for SAP Netweaver で解消された問題............................................................................... 2
ホットフィックスの適用 ............................................................................................................................ 2
インストール前のタスクの完了 ............................................................................................................ 3
プロパティファイルの編集(サイレントモード) ............................................................................ 3
PowerCenter Services ホットフィックスの適用 .................................................................................... 4
インストール後の作業の完了 ................................................................................................................ 4
PowerCenter Client ホットフィックスの適用........................................................................................ 5
インストール後の作業の完了 ................................................................................................................ 5
ホットフィックスのロールバック ............................................................................................................ 6
問い合わせ先 ................................................................................................................................................ 6
PowerCenter で解消された問題
CR
説明
199900
ASCII モードで実行中のフラットファイルソースを使用したセッションで、バイナリ NULL 文字を含む文字
列を使用すると、間違った結果が返される。
199772
ゲートウェイノードと作業ノード間のソケット接続をクローズできない。
198967
Infaservice コマンドでメモリリークが発生する。
198677
データベースパーティション化のパーティションキーとして Bigint データ型を使用しているセッションで、
IBM DB2 に正しくデータをロードできない。
198626
「Administrator」以外のパスワードを使って、ローカルリポジトリからグローバルリポジトリにフォルダを
コピーするとき、リポジトリ認証に失敗する。
198494
リレーショナルデータベースでエラーログを作成すると、セッションが失敗する。
198067
pmrep PurgeVersion が、いくつかのオブジェクトバージョンをリポジトリからパージできない。
198053
Integration Service が、外部ローダを使用してデータを Sybase IQ ターゲットにロードするセッションに失
敗し、外部ローダによってデータベーステーブルがロックされる。
198052
デプロイメント先リポジトリへの接続オブジェクトを持つデプロイメントグループのコピー時に、接続オブ
ジェクトオーナーが無効であるという警告メッセージが表示される。
PC_RLN_860007_0001
- 1-
197978
Integration Service が Unicode データ移動モードで実行されているとき、REPLACECHR 関数で間違った結
果が返される。
196483
Linux の Integration Service が予期せずシャットダウンする。
195760
リモートマシンで定義されたプライベートキューへのメッセージを送受信できない。
190435
Integration Service で、日本語コードページを使用したソースを読み込んだ行が間違って拒否される。
184057
デプロイメントグループのトランスフォーメーションを別のリポジトリにコピーするとき、Router トランス
フォーメーションの参照フィールドが間違ってコピーされる。
Metadata Manager で解消された問題
CR
説明
195990
Teradata ソースを使用したセッションでメモリリークが発生する。
195143
Metadata Manager で、Custom Metadata Configurator で生成されたマッピングをインポートできず、Metadata
Manager ウェアハウスにリソースをインポートできない。
PowerExchange for SAP Netweaver で解消された問題
CR
説明
197774
Integration Service が、IDoc Interpreter トランスフォーメーションセッションが原因で予期せずシャットダ
ウンする。
197123
パラメータファイルへのアクセスに静的フィルタを使用している SAP Source Qualifer のセッションで、SAP
ソースからデータが渡されない。
ホットフィックスの適用
PowerCenter ホットフィックスには、PowerCenter および Metadata Manager の更新プログラムが含まれ
ます。ホットフィックスは、Windows のグラフィカルモードおよび UNIX のコンソールモードで適
用またはロールバックできます。コンソールモードは、サイレントでも対話式でもかまいません。
ホットフィックスを適用する場合、既存のディレクトリのバックアップが作成された後、
PowerCenter の更新バージョンがインストールされ、PowerCenter で必要となる設定ファイルおよび
実行時ファイルがリストアまたは更新されます。この PowerCenter ホットフィックスは以下のバー
ジョンの PowerCenter に適用できます。
ƒ PowerCenter 8.6.0
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 1
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 2
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 3
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 4
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 5
ƒ PowerCenter 8.6.0 ホットフィックス 6
ホットフィックスをロールバックする場合、PowerCenter のバージョンが、以前にインストールさ
れたバージョンにリストアされます。
-2-
PC_RLN_860007_0001
PowerCenter ホットフィックスを適用するには、以下の手順を実行します。
1. インストール前作業を完了します。
2. プロパティファイルを編集します。
3. PowerCenter Services ホットフィックスを適用します。
4. インストール後のタスクを完了します。
5. PowerCenter Client ホットフィックスを適用します。
ホットフィックスの適用またはロールバックが完了したら、ログファイルで詳細を確認できます。
インストーラにより、PowerCenter インストールディレクトリにデバッグログファイルとインストー
ルログファイルが生成されます。
インストール前のタスクの完了
ホットフィックスを適用またはロールバックする前に、以下のタスクを完了します。
1. ドメイン内のすべてのノードで PowerCenter Services を停止します。このとき、ワーカノード、
ゲートウェイノード、マスタゲートウェイノードの順で停止してください。PowerCenter
Services の停止の詳細については、『PowerCenter インストールガイド』を参照してください。
2. PowerCenter インストールディレクトリおよびサブディレクトリを閉じます。
3. ホットフィックスを適用またはロールバックするすべてのマシンで PowerCenter Client を停止
します。
4. 使用しているプラットフォーム用のホットフィックスパッケージをダウンロードします。
5. ZIP 形式または TAR 形式のホットフィックスパッケージの内容を解凍します。
プロパティファイルの編集(サイレントモード)
Informatica は、PowerCenter Client アップグレードプロパティを含むサンプルのプロパティファイ
ル を 提 供 し て い ま す 。 ホ ッ ト フ ィ ッ ク ス を サ イ レ ン ト モ ー ド で PowerCenter Services と
PowerCenter Clients に適用するには、プロパティファイルを編集する必要があります。
以下の例に、サービス ホットフィックスのサンプル installer.properties ファイルの内容を示します。
# Installation mode (Silent)
INSTALLER_UI=SILENT
##### put the correct path of existing PowerCenter installation########
USER_INSTALL_DIR=/home/Informatica/PowerCenter8.6.0
# Installation type (install/rollback)
INSTALL_TYPE=install
################################################################
installer.properties ファイルを編集するには:
1.
2.
抽出したホットフィックスパッケージのルートレベルでプロパティファイルを見つけます。
テキストエディタを使用して、ファイル内のプロパティを開き、値を変更します。
以下の表で、変更するインストールプロパティを説明します。
プロパティ名
USER_INSTALL_DIR
説明
PowerCenter Services または PowerCenter Client のインストール
ディレクトリ。
Windows の場合、ディレクトリを区切るには ¥¥ を使用します。
UNIX の場合、ディレクトリを区切るには / を使用します。
INSTALL_TYPE
3.
ホットフィックスを適用するには、install を使用します。ホット
フィックスをロールバックするには、rollback を使用します。
プロパティファイルを保存します。
PC_RLN_860007_0001
- 3-
PowerCenter Services ホットフィックスの適用
ホットフィックスは、対話式モードまたはサイレントモードで適用できます。
PowerCenter Services ホットフィックスを適用するには:
1.
2.
対話式モードでインストールしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍または展開
したルートディレクトリから install.bat または install.sh を実行し、プロンプトに従ってインス
トールを完了します。
-またはサイレントモードでインストールしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍また
は展開したルートディレクトリから silentInstall.bat または silentInstall.sh を実行します。
注意:インストーラを実行すると、デバッグ ウィンドウが開き、バックグラウンドで実行さ
れます。このウィンドウを閉じると、インストールが停止します。
PowerCenter インストールディレクトリで、インストールログファイルとデバッグログファイ
ルを確認します。
警告:ホットフィックスインストーラにインストールの正常終了が示されている場合でも、
ディスク容量が不足しているためにホットフィックスがインストールされていない可能性があ
ります。詳細については、Informatica グローバルカスタマサポートにお問い合わせください。
インストール後の作業の完了
PowerCenter Services ホットフィックスを適用してから、インストール後の作業を完了してください。
UNIX 上でのオペレーティングシステムプロファイルの設定
ホットフィックスの適用後、以下のディレクトリの pmimpprocess を再設定します。
<PowerCenter インストールディレクトリ>/server/bin
Pmimpprocess の設定の詳細については、『PowerCenter 管理者ガイド』を参照してください。
PowerCenter Services 用の Metadata Manager の設定
1.
Metadata Manager アプリケーションで使用されるファイルを更新します。デフォルトでは、
Metadata Manager ファイルは以下のディレクトリに格納されています。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥tomcat¥mm_files
2.
Metadata Manager ファイルを別の場所に格納している場合、以下のいずれかのタスクを実行
します。
ƒ mm_files フォルダを新しいサーバディレクトリにコピーします。
ƒ [Metadata Manager ファイルの位置]プロパティが Metadata Manager ファイルの格納先ディレ
クトリを示すようにします。
PowerCenter Services または Metadata Manager 用に HTTPS を設定し、サーバディレクトリに
キーストアファイルを配置している場合、そのキーストアファイルを新しいサーバディレク
トリにコピーする必要があります。ホットフィックスインストーラによって、キーストアファ
イルが新しいサーバディレクトリにコピーされることはありません。以下のディレクトリか
らキーストアファイルをコピーします。
server<バージョン>_HF<バージョン>
3.
Metadata Manager の SAP リソースの場合、以下のディレクトリに SAP ライブラリをダウンロー
ドします。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥bin
4.
Metadata Manager の Netezza リソースの場合、以下のディレクトリに nzjdbc.jar をダウンロー
ドまたはコピーします。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥tomcat¥mmapps¥mm¥WEB-INF¥lib
nzjdbc.jar をダウンロードまたはコピーする前に、Metadata Manager Service を無効にします。こ
のファイルをダウンロードまたはコピーした後で、Metadata Manager Service を有効にします。
-4-
PC_RLN_860007_0001
5.
Metadata Manager のリポジトリを更新するには、Metadata Manager のリポジトリで 860HotFix1.sql、
860HotFix4.sql、860HotFix7.sql を実行します。これらのスクリプトは、以下のディレクトリに
あります。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥tomcat¥md-repo¥scripts¥HotFix¥MM_
Repo_Scripts¥<データタイプ>
6.
PowerCenter ソースリポジトリを更新するには、PowerCenter ソースリポジトリで 860HotFix1.sql、
860HotFix4.sql、860HotFix7.sql を実行します。これらのスクリプトは、以下のディレクトリにあ
ります。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥tomcat¥md-repo¥scripts¥HotFix¥PCResource-Views¥<データベースタイプ>
7.
Repository Manager を使用して 860HotFix1.xml、860HotFix2.xml、860HotFix4.xml、860HotFix5.xml、
860HotFix6.xml、および 860HotFix7.xml を Metadata Manager の PowerCenter リポジトリにイン
ポートします。これらの ファイルは、以下のディレクトリにあります。
<PowerCenter インストールディレクトリ>¥server¥tomcat¥mm-etl¥HotFix
8.
以上のスクリプトを実行およびインポートしたら、リソースを保存し、再ロードします。
データマスキングの設定
Solaris マシンでホットフィックスを適用する場合、ランダムマスキングのパフォーマンスを向上
させるために、Sun Microsystems カーネルパッチ 118833-36 を適用してください。
このパッチは、以下の場所からダウンロードしてください。
http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=118833-36
データトランスフォーメーションの設定
データトランスフォーメーションのシンボリックリンクを更新するには、configureCDE.sh を実行
します。このスクリプトは、PowerCenter インストールのルートディレクトリにあります。
PowerCenter Client ホットフィックスの適用
PowerCenter Client ホットフィックスは、対話式モードまたはサイレントモードで適用できます。
PowerCenter Client ホットフィックスを適用するには:
1.
2.
対話式モードでインストールしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍または展
開したルートディレクトリから install.bat を実行し、プロンプトに従ってインストールを完了
します。
-またはサイレントモードでインストールしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍また
は展開したルートディレクトリから silentInstall.bat を実行します。
注意:インストーラを実行すると、デバッグ ウィンドウが開き、バックグラウンドで実行さ
れます。このウィンドウを閉じると、インストールが停止します。
PowerCenter インストールディレクトリで、インストールログファイルとデバッグログファイ
ルを確認します。
警告:ホットフィックスインストーラにインストールの正常終了が示されている場合でも、
ディスク容量が不足しているためにホットフィックスがインストールされていない可能性があ
ります。詳細については、Informatica グローバルカスタマサポートにお問い合わせください。
インストール後の作業の完了
PowerCenter Client ホットフィックスを適用してから、インストール後の作業を完了してください。
PC_RLN_860007_0001
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PowerCenter Client 用の Metadata Manager の設定
Metadata Manager Custom Metadata Configurator で Microsoft Office Excel のソースファイルをプレ
ビューするには、Microsoft Office インストールディレクトリのパスが PATH 環境変数に含まれて
いることを確認してください。デフォルトでは、Microsoft Office は以下の場所にインストールさ
れています。
C:¥Program Files¥Microsoft Office¥OFFICE11
ホットフィックスのロールバック
PowerCenter ホットフィックスは、対話式モードまたはサイレントモードでロールバックすること
ができます。ホットフィックスをロールバックすると、PowerCenter のバージョンが、以前にイン
ストールされたバージョンに戻ります。どのホットフィックスインストーラを使用しても、前の
バージョンにロールバックできます。
ホットフィックスをロールバックするには:
1.
2.
3.
4.
インストール前のタスクを完了します。
サイレントモードでロールバックしている場合は、INSTALL_TYPE がロールバックと指定さ
れるようにプロパティファイルを編集します。
サイレントモードでロールバックしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍また
は展開したルートディレクトリから silentInstall.bat または silentInstall.sh を実行します。
-または対話式モードでロールバックしている場合は、ホットフィックスパッケージを解凍または展
開したルートディレクトリから install.bat または install.sh を実行し、プロンプトに従ってロー
ルバックを完了します。
注意:インストーラを実行すると、コンソールランチャウィンドウが開き、バックグラウン
ドで実行されます。このウィンドウを閉じると、インストールが停止します。
PowerCenter インストールディレクトリで、インストールログファイルとデバッグログファイ
ルを確認します。
問い合わせ先
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ヨーロッパ / 中東 / アフリカ
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有料(標準料金)
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メキシコ:+52 55 1168 9763
米国:+1 650 385 5800
有料(標準料金)
ベルギー:+32 15 281 702
フランス:+33 1 41 38 92 26
ドイツ:+49 1805 702 702
オランダ:+31 306 022 797
スペインおよびポルトガル:+34 93 480 3760
英国:+44 1628 511 445
有料(標準料金)
インド:+91 80 4112 5738
-6-
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