リアルタイムのデータウェアハウス による業務上の意思決定

エグゼクティブブリーフ
リアルタイムのデータウェアハウス
による業務上の意思決定の向上
リアルタイムの意思決定でアナリティクスを最新化
「実際のやり取りに使
われているデータ (Data
in motion) は、現在起き
ていることについてのイ
ンサイトを与えてくれま
す。これらのインサイト
を手にするとともに、運
用保守、サプライチェー
ン、製造、サービス提供
などの課題に対処するこ
とで、コストを削減する
ことが可能になります。
また、これらのデータに
よって顧客の行動を理解
してから行動できるよう
になり、これが売上の増
加につながります。他に
も、患者の継続的なデー
タストリームを分析でき
るようになることで、救
命にも役立ちます。この
ように応用例は多岐にわ
たり、その範囲は広がり
続けています」
データウェアハウスは履歴分析において最も信頼できる情報源であると考えられており、
具体的なトピックや一連のトピックについて、高度に管理された情報を格納しています。
企業では、迅速な意思決定が求められています。これらの意思決定に 1 つとして同じも
のはなく、管理上の意思決定や運用上の意思決定、顧客とのやり取りにおける意思決定な
ど、その内容は多岐にわたります。的確で迅速な業務上の意思決定を下す最善の方法、そ
れはリアルタイムに更新されるデータに基づいて分析を行うことです。
現在使用しているデータウェアハウスをアップグレードしてリアルタイムのデータ更新機
能を実装すれば、ビジネスを中断させることなく迅速にアナリティクス機能を最新化し、
全社規模でリアルタイムに意思決定を下せるようになります。すでに、多くの企業が行動
を起こしています。TDWI 社の調査によると、「リアルタイムのデータウェアハウジング
は、現時点で回答者の 15% が利用しており、47% が今後 3 年間で導入を予定1」してい
ます。
業務上の意思決定にリアルタイムの価値を提供
企業は、既存のデータウェアハウスにリアルタイムのデータ更新機能を追加することで、
現実にメリットを手にしています。データウェアハウスへのこれまでの投資を有効活用で
きるだけでなく、データウェアハウスを信頼できる情報源とするために必要な人、プロセ
ス、テクノロジーへの現行の投資からも価値を手にすることができます。これによってビ
ジネスの中断や投資を最小限に抑えながら、最大限の価値を組織にもたらすことが可能に
なります。
同調査では、回答者の大多数 (66%) がリアルタイムのデータ、ビジネスインテリジェン
ス、アナリティクスは組織を成功に導く最も重要な要素であると回答しています。また、
インフォマティカ導入企業においても、既存のデータウェアハウスにリアルタイムのデー
タ更新機能を付加した企業は成功を収めています。これらの企業は、リアルタイムのデー
タウェアハウス アナリティクスが次のようなイニシアチブをサポートすることを期待し
ています。
• 顧客中心主義の推進
• 不正行為を迅速に検出することで損失を回避
• 製品の成功と失敗を予測
• 必要な在庫を確保しながら無駄をなくす在庫管理
- TDWI Best Practices Report:
Real-Time Data, BI, and Analytics
• カスタマーエクスペリエンスの向上
• サプライチェーンの整流化
• 競合他社との差別化
1
TDWI Best Practices Report: Real-Time Data, BI, and Analytics 2014 年第 4 四半期
高い拡張性とセキュリティ性でコスト効率に優れたリアルタイムのアド
オンパッケージ
インフォマティカにつ
いて
インフォマティカは、あらゆるモ
ノのデータを変革するイノベー
ションの実現に取り組む先進的
な独立系ソフトウェアプロバイ
ダーです。インフォマティカのソ
リューションによって世界中の企
業が情報価値を高めることに成功
し、ビジネスの最重要ニーズを満
たしています。現在、5,800 社を
超える企業がインフォマティカを
利用して、オンプレミスやクラウ
ドのほか、ソーシャルネットワー
クを含むインターネット上の情報
資産から最大限の価値を引き出す
ことに成功しています。
これまで、リアルタイム機能を追加することは、全く別のプロジェクトあるいは高コス
トで人やプロセス、スキルに混乱を招き、複雑なツールで制約を課す「完全な入れ替
え」プロジェクトであると考えられてきました。
Informatica PowerCenter Real Time は PowerCenter と連携するアドオンパッケージで、ア
プリケーション間のデータ交換をバッチや準リアルタイム、リアルタイムなど、任意の
タイミングで処理できるようになります。信頼性に優れ、高性能で低レイテンシのこの
テクノロジーは、経済的で簡単に導入できる非侵害型のソリューションとして設計され
ています。また、既存の IT インフラストラクチャに適応するとともに、意思決定を迅速
化し、業績の向上を実現します。
リアルタイム データウェアハウス主導型の意思決定で、エラーをなく
し、市場シェアを拡大
リアルタイム分析によって、これまで業務や物流、財務を理解する上で障害となってい
た、時間という障壁がなくなります。リアルタイム データウェアハウスの導入は、ス
ピード、顧客知識、決済が鍵となる e コマース環境では特に重要であることが実証さ
れています。例えば、インフォマティカ導入企業である中央ヨーロッパのある家電企業
は、インターネットを通じた販売時の不正確な受注情報が、売上と顧客のコストを増大
させていることを認識していました。
30 を数えるモバイル オペレーター システムと社内の運用データストア、データウェア
ハウス プラットフォームの間で、人気のモバイル サブスクリプションの販売から失われ
ていた利益は 2,000 万ドルに上ります。顧客のサインアップは簡単でしたが、アップセ
ルやクロスセルに使用できる重要な顧客情報にアクセスできなかったのです。また、複
数のレコードと異種システムの存在が、サプライチェーンや顧客、財務を完全に把握す
る上での障害となっていました。
同社は Informatica PowerCenter Real Time を導入しましたが、その最優先事項は、売上の
エラーを減らすことでした。インフォマティカは同社の 1 日の需要である 1 億件超のレ
コードと、販売時点管理 (PoS) システムから届く 1,000 件超の注文セッションを処理し
ています。正確なリアルタイム データを使えるようになったことで、同社は信頼できる
最新の情報を.NET PoS システムや他のコンシューマー向けアプリケーションを通じてサ
プライヤーやパートナーに提供できるようになりました。
その成果はすぐに現れ、注文データの照合によって売上のエラーが 9% 減少したのに加
え、リアルタイムの商品データによって顧客維持率が 10% 向上しました。何よりも重要
なことは、混沌とした市場において、同社の市場シェアが 5% 拡大したことです。
詳細情報
インフォマティカがどのように運用データをリアルタイムで統合してプロビジョニング
しているのか、詳細は Informatica PowerCenter Real Time エディションのデータシートを
ご覧ください。
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