11月28日 第8号

校
報
~
五城目町立五城目第一中学校
広ケ野台地
選ばれし五城目町大川
校長
舘
岡
平成28年11月28日(月)
第 8 号
~
和
【勤労感謝の日】
人
「元日」から始まる国民の祝日は1年間で15回
67年前の昭和23年に「勤労を尊び、生産を祝い、
国民が互いに感謝し合う」ということで制定され
ましたが、実は天皇に関係がある祝日です。
あります。今月は、「文化の日」と「勤労感謝の
◆
日」の2回ありました。その国民の祝日も今年は
天皇がその年に収穫した新米を神前にささげて
食する大切な公式行事を行う日を「勤労感謝の日」
と定めました。新米を食する日です。
この新嘗祭は毎年行われますので、運動会や文
化祭と同じ頻度で行事が行われます。が…
12月23日の天皇誕生日を残すだけとなりました。
【文化の日】
「文化」の名前がついた祝日は外国にはないた
め、とてもユニークな祝日ともいえます。
◆
耕すのは田畑だけではない
文化は英語ではCulture(カルチャー)。もともと
は「耕す」という意味らしいです。耕すのは単に
土地や田畑だけではなく、頭脳を耕し (教養を身に
つけ)、肉体を耕す (心身を鍛える) と捉えていいか
もしれません。知性と体と精神の3つがバランス
よく備わっていることが人として理想なのかもし
れません。
◆
文化といえば
経済大国日本と言われますが、文化大国日本と
呼ばれることはあまりありません。それでも「文
化」を築き、そして受け継がれています。日本の
文化といえば短歌、俳句、茶道、華道、歌舞伎、
文学、邦楽、日本画、盆踊、獅子舞、番楽、舞踊、
能、狂言、いやいや日本の生活スタイル…。
一昨年、国民文化祭が県内各地において開催さ
れ、秋田の文化活動を全国に発信するよい機会と
なりました。文化を守り、そして継承することに
つながりました。
◆
文化の香り高き本校生徒に誇り
今月、文化活動の表彰が連日のように行われま
した。作文や書道、絵ハガキなどの各種コンクー
ル、スポーツ表彰‥等。それぞれ学校や地域を代
表しての活躍がありました (裏面参照)。
全国最多を誇る17件の国指定重要無形民俗文化
財のある秋田県。そんな中で、文化の香りの高い、
本校生徒の活躍に誇りを感じました。
◆
新嘗祭 (にいなめさい)
大嘗祭 (だいじょうさい)
年に一度の行事
元号が変わった時の行事
28年前に昭和天皇が崩御し、元号が「平成」に
改元されました。新しい天皇が即位した時に最初
に行われるのが大嘗祭 (だいじょうさい) と言われ
る儀式で、天皇一世一代の大行事となります。
その大嘗祭の儀式の中で、神前に供える新米を
刈り取る「斎田抜穂の儀 (さいでんぬきほのぎ)」が
何と平成2年9月、天皇陛下が実際に五城目町に
来られて大川の田んぼで行われ、4株のあきたこ
まちの刈り取りを行いました。五城目町には500
人を超える警察官と、珍しい行事を一目見ようと
道端に報道関係者や見物人が大勢詰めかけまし
た。五城目町大川が全国から注目されました。
学校や役場などの公共機関では、不測の事態に
備えて当番制で役場職員と一緒に3日間夜通しで
学校を管理し、私も、当時勤務していた五城目一
中の校長室に泊まったことを覚えています。ただ、
なぜ近くにこんなに警察官や見たこともない人た
ちが来るのかは後で知りました。
◆
食べられることに感謝
食糧不足から飽食 (豊かな食事という意味で、かな
りの人が 『豊食』 と書きます。間違わないことです。) の
時代へ大きく変わった日本の食生活。
ご飯を食べられることをつい当たり前に思いが
ちですが、一年を通して米が実るまでの日々を思
い、自然の恵み、稲作に携わる人々、そして一緒
に生活を営む家族や地域の人たちへ改めて感謝の
気持ちをもてば、食事も一層楽しく感じられるで
しょう。勤労感謝の日は単に日頃の労働をねぎら
う日なのではないのです。
(2) 平成28年度秋田県読書絵はがきコンクール
教育長賞 京野 咲
(11/3)
優 良 賞 舘岡 ひなた、近藤 美洋
□剣 道(11/3 県立武道館)
男子団体
決勝トーナメント1回戦敗退
(ベスト16)
(3) 第79回秋田書道展(11/6)
条幅の部
三等
半紙中学生の部 一等
〃
二等
□柔 道(11/12~13 男鹿市総合体育館)
男子団体
3回戦敗退(ベスト16)
男子個人
準優勝
佐々木 優太
第3位
小林 想
ベスト8
大石 芳則
ベスト8
阿部 丈太郎
2回戦敗退 澤田石 翔琉
□卓 球(11/12~13 県立体育館)
男子個人 4回戦敗退(ベスト16)
1回戦敗退
松橋
伊藤
帝
岳
◎その他の大会
□剣 道
(1) 第58回六市四郡剣道大会(10/30)
中学生男子団体 第3位
(2) 第30回記念剣道錬成三種大会(11/19)
中学校男子の部 団体 準優勝
□バレーボール
(1) 男鹿・潟上・南秋中学校女子親善バレーボール大会第16回稲
村杯
二部 第2位
(11/3)
(2) 第6回草皆稔カップバレーボール大会
二部 準優勝
(11/12)
芳則
想
□バスケットボール部
(1) 第45回全県中学校招待バスケットボール
五城目大会(兼 第33回畑沢正作杯)
男子の部
第3位
(11/26~27)
女子の部
準優勝
優秀選手賞 男子の部 畑澤 琉我
〃
女子の部 千田 菜月
□卓球
(1) 第39回秋田県スポーツ少年団卓球大会(11/26)
中学生の部 男子シングルス 第3位 松橋
□
その他
(1) 第52回全県花だんコンクール(10/26)
優良賞 生徒会環境委員会
乃愛
乃愛
孔明
(4) 平成28年度やまゆり作文コンテスト(11/7)
やまゆり賞 小林 楽
優秀賞 伊藤 岳、京野 咲、布川 歩
佳 作 北嶋 日和、畠山 乃愛、
佐藤 和、佐藤 槙、
荒川 こまち
□バドミントン(11/12~13 美郷町総合体育館)
男子個人ダブルス
準優勝 佐々木 拓朗・福嶋 隼介 組
□柔 道
(1) 第31回三種町柔道大会(11/20)
中学2年の部 優 勝 大石
〃
準優勝 小林
近藤
近藤
原田
帝
(5) 全国学生書写書道展(11/9)
教育特別奨励賞 近藤 乃愛
(6) 第8回新聞きりぬきコンクール(11/19)
中学生の部 最優秀賞 近藤 乃愛
(7) 中学生の「税についての作文」(11/22)
秋田北地区納税貯蓄組合連合会長賞
近藤 美洋
五城目町納税貯蓄組合連合会長賞
松橋 愛、石井 優衣
先日、秋田市在住の女性の方から、次のような
電話を頂きましたので紹介します。
10月下旬、私は秋田発20:25の八郎潟行きの電
車に乗っていました。電車はそれなりに混んでい
て、座席はほぼ一杯。吊り輪につかまって立って
いる人も多く見られました。その中には高齢の方
もいました。座っている乗客には高校生が多かっ
たのに、誰も席を譲ろうとしません。若者のマナ
ーが時々話題になりますが、秋田の現実もこんな
ものなのかと残念な気持ちになりました。
そんな時、一人の女の子がごく自然な態度です
っと立ち上がり、お年寄りに席を譲ってくれたの
です。そこには何のてらいも無く、これは特別な
事ではないといった雰囲気が漂っていました。き
っと、いつもこうしているのでしょう。その女の
子は学校の制服を着ていたので、私は思わず目で
名札を追いました。すると「五城目第一中学校」
の文字が!名前までは読み取れませんでしたが、
小柄でメガネをかけていました。その女の子は自
然な態度でしたが、見ている私はうれしくなって
「自然」ではいられなくなりました。
そういうわけで、突然で失礼かとも思いました
が電話をかけた次第です。どうか五中の生徒さん
に伝えてください。あなたにとっての当然の行為
が、席を譲られたお年寄りだけでなく、見ていた
私まで幸せな気持ちにしてくれたことを。そして、
そんな素敵な生徒さんがもっともっと増えてくれ
ればいいな、ということを。