用 語 解 説

用
語
解
M字型カーブ
字型カーブ
日本の女性の労働力率(15 歳以上人口に占め
る労働力人口の割合)を年齢階級別にグラフ化
した時、出産・育児期にあたる 30 歳代を谷とし
て、20 歳代後半と 40 歳代後半が山となるM字
のような形になることをいう。これは、結婚や
出産を機に労働市場から退出する女性が多く、
子育てが一段落すると再び労働市場に参入する
という特徴があるためである。なお、国際的に
みると、アメリカやスウェーデンなどの北欧諸
国では、子育て期における就業率の低下はみら
れない。
説
性的指向
性的指向とは、人の恋愛・性愛がいずれの性
別を対象とするかを表すものであり、具体的に
は、恋愛・性愛の対象が異性に向かう異性愛、
同性に向かう同性愛、男女両方に向かう両性愛
などを指す。
性同一性障害
平成 16 年 (2004 年)7月に「性同一性障害者
の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行さ
れ、この法律において、性同一性障害者を「生
物学的には性別が明らかであるにもかかわら
ず、心理的にはそれとは別の性別であるとの持
続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的及び社
会的に他の性別に適合させようとする意思を有
する者であって、そのことについてその診断を
的確に行うために必要な知識及び経験を有する
二人以上の医師の一般に認められている医学的
知見に基づき行う診断が一致しているもの」と
定義している。この法律により、一定の要件を
満たせば、家庭裁判所の審判を経て戸籍上の性
別の変更が可能となり、性同一性障害者にとっ
て大きな前進となった。平成 20 年(2008 年)
6月には「現に子がいないこと」から「未成年
の子がいないこと」に要件が緩和された。
エンパワーメント
1995 年の北京女性会議以降、広く使われるよ
うになった言葉で、「潜在的に持っている力を
再発見し、その能力を発揮していくこと」を意
味する。自己決定能力や法識字能力、経済的な
力、政治的な力などを一人ひとりが身につける
ことで他の人たちの力にもなり、お互いの関係
の中でいかに高め発揮していくかが、男女協働
参画社会の実現に重要であると考えられてい
る。
固定的な
固定的な性別役割分担意識
男女を問わず個人の能力によって役割の分担
を決めることが適当であるにもかかわらず、
「男性は仕事、女性は家庭」、「男性は主要な
業務、女性は補助的業務」などのように、男性、
女性という性別を理由として役割を固定的に分
ける考え方のこと。
ジェンダー
人間には生まれついての生物学的性別(セッ
クス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中
には、社会によって作り上げられた「男性像」、
「女性像」があり、このような男性、女性の別
を「社会的・文化的に形成された性別」(ジェ
ンダー/gender)という。「社会的・文化的に
形成された性別」は、それ自体に良い、悪いの
価値を含むものではなく、国際的にも使われて
いる。
31
セクシュアリティ
人間の性の多様性や複雑さが生物学的な意味
での「性」では捉えられなくなり、セクシュア
リティという概念が生じた。性的指向、性自認
(性に対する自己認識)、性に関する行動だけ
でなく、他人との人間的なつながり、愛情、友
情、思いやり、包容力など人間関係における社
会的、心理的側面や、その背景にある生育環境
などすべてを含む。人間の感情や行為などすべ
てにかかわるもので、社会に影響を与えるとと
もに社会からの影響も受けている。
男女協働(
男女協働(共同)
共同)参画社会
男女が、社会の対等な構成員として、自らの
意思によって社会のあらゆる分野における活動
に参画する機会が確保され、もって男女が均等
に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享
受することができ、かつ、ともに責任を担うべ
き社会。箕面市では、性別役割分業の克服に向
けて女性と男性、市と市民がともに自らの責務
を能動的・主体的に果たしながら、協力して働
きかけるという意味で「協働」という表現を用
いて計画を推進している。
リプロダクティブ・
リプロダクティブ・ヘルス/
ヘルス/ライツ
リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関す
る健康)とは、平成6年(1994 年)の国際人口
・開発会議の「行動計画」及び平成 7 年(1995
年)の第4回世界女性会議の「北京宣言及び行
動綱領」において、「人間の生殖システム、そ
の機能と(活動)過程の全ての側面において、
単に疾病、障害がないというばかりでなく、身
体的、精神的、社会的に完全に良好な状態にあ
ることを指す」とされている。また、リプロダ
クティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)は、
「全てのカップルと個人が自分たちの子どもの
数、出産間隔、並びに出産する時を責任もって
自由に決定でき、そのための情報と手段を得る
ことができるという基本的権利、並びに最高水
準の性に関する健康及びリプロダクティブ・ヘ
ルスを得る権利」とされている。
ワーク・
ワーク・ライフ・
ライフ・バランス
ワーク(仕事)とライフ(仕事以外の生活)の調
和の意味。性別・年齢を問わず、誰もが仕事、
家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、さ
まざまな活動について、自ら希望するバランス
で展開できる状態を指す。平成 19 年(2007 年)
には内閣府が「仕事と生活の調和(ワーク・ラ
イフ・バランス)憲章」と行動指針を定め、平
成 32 年(2020 年)までに年次有給休暇取得率
を 70%(H22 公表時 47.4%)にし、男性の育児
休業取得率を 13%(同 1.23%)に引き上げるな
どの目標を掲げた。
32