1:10音声・ 映像分配器 VM−10ARⅡ 取 扱 説 明 書 株式会社 エルモ社 目 次 安全上のご注意 ・ ・ ・ ・ ・ 1∼4 VM−10ARⅡの特徴 ・ ・ ・ ・ 5 接続・操作 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 使用上のご注意 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 機器仕様(定格) ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 外観・各部名称 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 付属品 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 KRAMER業務用ビデオ機器をお買い求めいただきまして ありがとうございました。 正しくお使いいただくため、ご使用の前にこの取扱説明書を よくお読みいただき、大切に保存しておいて下さい。 ■ VM−10ARⅡの特徴 クレーマーVM−10ARⅡは、1入力10出力の音声・映像分配器です。本機は、1 つの入力信号を、信号の劣化なく10出力に分配します。スタジオなど高い性能を求めら れる用途にも適用出来る様に設計されています。 不平衡ステレオ信号でも平衡モノラル信号であっても、フロントパネルのスイッチの切 換で、使用できます。 ま た 本 機 は 、 V I D E O L E V E L ( 映 像 レ ベ ル )、 V I D E O E Q ( ビ デ オ イ コ ラ イ ザ ー )、 A U D I O GAIN(音声ゲイン)を微調整することが出来ます。 ビデオ出力は、5出力づつの2ブロックに分かれていて、それぞれに出力レベルとEQ の調整が出来ます。それにより、ケーブルの長さが異なっていても、それぞれに合わせて 調整することが出来ます。 本機は、DC/ACカップリング選択スイッチと、ルーピング時に切り換えるビデオ終 端スイッチを設けています。 ■ 接続・操作 ソース出力機器の音声出力を本機の音声入力に接続して下さい。 平 衡 モ ノ ラ ル ( R C A コ ネ ク タ ー を L: ホ ッ ト , R : コ ー ル ド と し て 使 用 し て 下 さ い ) で使用する際は、フロントパネルのBAL(平衡モノラル)/ST(不平衡ステレオ)ス イッチを押し込んで下さい。不平衡ステレオで使用する時は、スイッチを開放して下さい。 最大10の受信機器へ、OUTPUT端子からの出力を接続できます。 ソース出力機器、受信機器、VM−10ARⅡを作動させて下さい。 必要に応じて、VIDEO LEVEL/EQとAUDIO ーを使って調節して下さい。VIDEO GAINを絶縁ドライバ LEVELとVIDEO EQの調整は、映像 出力1∼5と6∼10に分かれており、別々に調整できます。 ( 本 機 器 は 、 工 場 出 荷 時 に 信 号 の 入 出 力 比 を 約 1 : 1 に 調 整 し て あ り ま す 。) A U D I O G A I N の 調 整 を 有 効 に す る に は 、 フ ロ ン ト パ ネ ル の E n a b l e( 入 ) /Disable(切)のスイッチを押し込んで下さい。 音声出力は、1∼10のLチャンネルとRチャンネルを別々に調整できます。 ループ出力が必要な場合は、コンポジットビデオ出力をVM−10ARⅡのビデオ入力 に 接 続 し 、背 面 の ス イ ッ チ の 選 択 を し て 下 さ い 。ス イ ッ チ を 押 し 込 む と 、終 端 抵 抗 7 5[ Ω ] となります。ルーピング時において、次の機器とループコネクタが接続されている場合は、 スイッチを開放し、ハイ・インピーダンスになるようにして下さい。ループの終わりにな る場合は、終端抵抗75[Ω]となるようにして下さい。 - 5- DCカップリングの機器を使用する際は、背面パネルのDC/AC切換スイッチを押し 込んで下さい。 (注)外部からの電磁障害が強力で、出力信号が乱れるような障害が残る時には、電源 スイッチをOFFにしてから、再び機器を作動させて下さい。また本装置は電源コンセン トから十分に離して使用して下さい。 ■ 使用上のご注意 ○ ソース信号と出力信号は、正しく接続して下さい。様々な質の信号を混合して使用 すると、異なった特性の出力となり、結果として、性能を十分に発揮することが出来 ません。低品質のソースを使用していると、出力も低品質な物しか得られません。 ○ 接続に用いるケーブルは、できる限り高品質な物を用いて下さい。低品質のケーブ ルは、障害を受けやすく、出力信号が一致しない、ノイズが増加するなど信号の劣化 をもたらします。 ○ ソース出力機器側と受信機器側のソケットとコネクタは、高品質の物を用いて下さ い。低品質のコネクタは、信号路のトラブルの原因となります。 ○ ソース出力機器と受信機器との距離が長い時、出力に悪影響を与えることがあります。ソース出力機 器側と、受信機器側との距離が15mを超えるような場合は、伝送ロスを防ぐ為に高品位ケーブルを用 いたり、ライン増幅させるなどの特別な方法が必要となります。 ○ 周辺機器による干渉は、信号の質に悪影響を及ぼします。平衡オーディオラインは、 干渉による影響が少ないですが、不平衡オーディオラインはシールド線であっても、 電源コード、電気モータ、トランスなどからは遠ざけて設置して下さい。 - 6- ■ 映 機器仕様(定格) 像 入 力 1V(p−p)75Ω/Hi切換可 ルーピング出力付 1系統1入力(BNC) 音 声 入 力 +4dBm 50kΩ ルーピング出力付 不平衡ステレオ/平衡モノラル切換スイッチ付 1系統1入力(RCA) 映 像 出 力 1V(p−p)75Ω 1系統10分配出力(BNC) 音 声 出 力 +4dBm 50Ω 1系統10分配 不平衡ステレオまたは平衡モノラル出力(RCA) 映 像 周 波 数 特 性 224MHz(−1dB) 音 声 周 波 数 特 性 60kHz 映 像 S / N 比 77dB以上 音 声 S / N 比 81dB以上 VIDEO LEVEL −1.2∼+1.6dB E Q 0∼+2.5dB A U D I O G A I N 0∼+6dB 入/切スイッチ付 K - フ ァ ク タ ー 0.05%以下 カ ッ プ リ ン グ (VIDEO) DC/ACカップリング切換 (AUDIO) ACカップリング 差 動 利 得 0.1%以内 差 動 位 相 0.22°以内 最 大 映 像 出 力 1.8V(p−p) 電 源 AC100V 50/60Hz 消 費 電 力 19.5W 外 形 寸 法 幅482(432)mm,高さ44mm,奥行197mm EIA規格1Uサイズ ( )内寸法はフロントパネル部を除いた本体寸法 質 量 2.1kg - 7- ■ 外観・各部名称 ①電源スイッチ ②AUDIO GAIN調節 ③不平衡ステレオ/平衡モノラル切換スイッチ ④AUDIO GAIN調節 入/切スイッチ ⑤VIDEO EQ調整 ⑥VIDEO LEVEL調節 ⑦映像入力 ⑧終端切換スイッチ ⑨AC/DCカップリング切換 ⑩映像ルーピング出力 ⑪映像出力 ⑫音声入力 ⑬音声ルーピング出力 ⑭音声出力 ⑮電源・ヒューズ (250V T200mA) ※仕様及び外観は改良の為、予告無く変更することがあります。 ■ 付属品 ・ ・ ・ ・ ・ 電源ケーブル ゴム足 取扱説明書(日本文) 取扱説明書(英文) 品質保証書 - 8-
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