庄原市環境基本計画 庄原市

~さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原~
庄原市環境基本計画
平成20(2008)年度~平成27(2015)年度
庄原市
SHOBARA CITY
~協働の力による、住みやすく美しいさとやま環境づくり~
は じ め に
私たちのまち庄原は、中国山地のほぼ中央に位置し、市域
の約8割を占める緑豊かな森林と、その裾野に広がる田園、
市街地で形成されており、本市を源流とした清流は、里山で
暮らす私たちの生活に潤いを与え、庄原特有の文化や歴史を
築きあげてきました。
四季折々の顔を見せる自然豊かで美しい郷土は、先人たち
が守り育んできた、本市の誇りであるとともに財産であり、
次代を担う世代へ引き継いでいくことは、現在の私たちに課せられた大きな責務でも
あります。
しかしながら、近年、経済の発展に伴い、大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返
してきた私たちの生活や事業活動は、廃棄物の増加や、大気汚染、水質汚濁など身近
な問題から、地球温暖化やオゾン層の破壊など地球規模での問題まで、大小さまざま
な環境問題を引き起こすこととなり、国際社会においても、本年7月に開催される北
海道洞爺湖サミットにおいて、地球温暖化問題を中心とする環境問題が重要なテーマ
として議論されることとなっております。
こうした中、本市では、平成18年に制定した「庄原市環境基本条例」の基本理念
に基づき、本市の環境の保全と創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るた
め、「庄原市環境基本計画」を策定いたしました。
本計画では、望ましい環境像を「さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原」
と設定し、かつての里山生活の中で培われた知識や手法を応用し、現在の生活に取り
入れることで、新しい里山暮らしを創造することや、里山資源の活用による里山の維
持・再生を行ない、循環型社会の構築を進めることとしております。
また、木質バイオマスを積極的に活用することで、二酸化炭素の固定・吸収を進め、
地球温暖化の防止に役立てていくことなど、行政、市民、事業者が協働して取り組む
べき施策を示しています。
今後、この計画を効果的に進めるために、産学官民が連携・協働し、環境に配慮し
た産業の再生と自立的発展、さらに事業創出へとつなげることを目指していきます。
皆様のご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
終わりに、本計画の策定にあたりまして、熱心なご審議を賜りました庄原市環境基
本計画検討委員会委員の皆様をはじめ、庄原市環境基本計画ワークショップに参加い
ただいた皆様、環境に関するアンケートやパブリックコメントで貴重な意見やご提案
をいただいた多くの市民の皆様に心から感謝申し上げます。
平成20年3月
庄原市長
滝
口 季 彦
~
目
第1章
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
第2章
次
計画の
計画の基本的事項
計画策定の背景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の目標年次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1
2
3
3
4
環境の
環境の現況と
現況と課題
2.1 庄原市の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2.2 庄原市の環境の現況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
2.3 庄原市の環境上の課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
第3章
望ましい環境像
ましい環境像と
環境像と基本目標・
基本目標・行動指針
3.1 望ましい環境像 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
3.2 基本目標・行動指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
第4章
4.1
4.2
4.3
4.4
第5章
5.1
5.2
5.3
5.4
環境施策と
環境施策と主な取組
環境施策の体系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
重点的に取り組む施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
環境施策に対する取組 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
行動指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
24
26
39
計画の
計画の推進方法
推進体制の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の進行管理システム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計画の進行管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目標指標の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
巻末:「用語の解説」
(資料編)資料-1
資料-2
資料-3
資料-4
庄原市環境基本条例
検討委員会の設置について
市民・事業者へのアンケート調査結果
市民ワークショップの結果
46
47
47
48
第1章 計画の
計画の基本的事項
1.1
計画策定の背景
今日まで私たちは、大量生産・大量消費を繰り返し、便利さを求め続けてきたことで、物
質的に見てその生活を豊かにすることができました。しかし、その代償として、自然破壊や
ごみ問題など地域で起こる身近な問題から、地球温暖化問題やオゾン層の破壊など地球規模
の問題まで、大小様々な『環境問題』を引き起こすこととなりました。
これら環境問題は、私たちの日常生活や事業活動による環境への負荷の増大に起因するも
のです。そのため、環境問題の解決には、私たちのライフスタイルを根本から見直し、3R(リ
デュース、リユース、リサイクル)からなる循環型社会を構築することが求められています。
本市は、市域の大部分を山林と農地からなる豊かな里山を有していますが、十分な手入れ
が行き届かなくなり、山林や農地の荒廃が顕著となっています。その結果、害獣による被害
が増加し、不法投棄やポイ捨て、ごみの違法な野焼きなどが行われています。そのため、本
市の将来の環境を考え、私たちの子や孫、更にその子孫が健やかな生活を送ることができる
未来にするために、これら環境問題解決への取り組み、里山環境の保全と再生、創造が急務
となっています。
そこで、本市では、『さとやまとの共
さとやまとの共生で人と地域が
地域が輝くまち・
くまち・庄原』
庄原』を目指し、
その実現のための総合的・計画的に推進していく
方向性及び行政・市民・事業者が協働して取り組
むべき環境施策を示した「庄原市環境基本計画」
を策定しました。
絶滅危惧種に指定されている「ヒゴタイ」
1.2
計画の目的
本計画は、
「庄原市環境基本条例」の基本理念に基づき、本市の良好な環境の保全と創造の
推進、さらに、地球環境保全の推進に対しても、行政・市民・事業者が共通の目標に向かっ
て相互に補完し協力し合うことで、現在及び将来の市民が健康で文化的な生活を営むことの
できる良好な環境の実現を図ることを目的としています。
「庄原市環境基本条例」
(基本理念)
第3条 環境の保全と創造は、市民が健康で文化的な生活を営む上で必要とする健全で恵み豊かな環境を確保する
とともに、その環境が将来にわたって良好に維持されることを目的として行わなければならない。
2 環境の保全と創造は、健全で恵み豊かな環境を維持しつつ、環境への負荷の少ない健全な経済を持続的に
発展することができる循環型社会が構築されることを目的に、すべての者の公平な役割分担の下に自主的
かつ積極的に行わなければならない。
3 地域環境の保全は、人類共通の課題であるとともに、すべての者が健康で文化的な生活を将来にわたって
確保する上での課題であることを認識し、それぞれの事業活動及び日常生活において、積極的に推進され
なければならない。
1
1.3
計画の位置付け
日本では環境政策の枠組を再構築することに向けた「環境基本法」が平成 5 年 11 月に施行
されています。また、同法の第 15 条では、
「政府は、環境の保全に関する施策の総合的かつ
計画的な推進を図るため、環境の保全に関する基本的な計画(以下「環境基本計画」という。
)
を定めなければならない」とされており、同法に基づき、平成 6 年 12 月に「第 1 次環境基本
計画」が策定されています。
その後、「理念から実行への展開」と「計画の実効性の確保」という 2 つの点に留意して、
「第 2 次環境基本計画」が平成 12 年 12 月に策定され、今後の環境政策の展開の方向として、
環境と経済の好循環を提示し、さらに社会的な側面も一体的な向上を目指す「環境的側面、
経済的側面、社会的側面の統合的な向上」などを提示した「第 3 次環境基本計画」が平成 18
年 4 月に策定されています。
広島県においては、平成 7 年 3 月に「環境基本条例」が施行され、平成 9 年 3 月には「環
境基本計画」が策定、さらに、翌年には「環境基本計画実施計画」が策定されています。
本計画は、国や県の環境基本計画との関連性を受けており、また、本市においては「庄原
市長期総合計画」に示された様々な施策のうち環境に対する取り組み内容や、その他の関連
計画との整合を図りつつ検討されるものであり、本市の環境分野に関連する施策や事業につ
いて示した基本となる計画として位置付けられます。(体系図参照)
【国】 環境基本法
(平成5年11月施行)
↓
第1次環境基本計画
(平成6年12月閣議決定)
↓
第2次環境基本計画
(平成12年12月閣議決定)
↓
第3次環境基本計画
(平成18年4月閣議決定)
【広島県】
環境基本条例
(平成7年3月施行)
↓
環境基本計画
(平成9年3月策定)
↓
環境基本計画実施計画
(平成10年3月策定)
「庄原市長期総合計画」
(平成19年3月)
その他の
関連計画
庄原市環境基本条例
(平成18年9月施行)
第9条
「庄原市環境基本計画」
庄原市環境基本計画」
「庄原市環境基本計画」の目的
○行政・市民・事業者が一体となっ
て取り組んでいく、環境の保全と創
造に関する行動計画を定める。
庄原市河川美化条例
(平成17年7月施行)
庄原市ポイ捨て等防止に関する条例
(平成17年7月施行)
環境保全と創造に関する施策・事業の推進
各種行政計画等の体系図
2
1.4
計画の目標年次
計画の目標年次は、平成 27(2015)年度とします(8 カ年計画)
。
さらに、各施策において指標と目標を設定し、2 年毎に進捗状況を確認するとともに、社
会情勢や、環境問題の変化に合わせ必要に応じて適宜見直しを行うこととします。
平成 20 年度
(2008 年)
平成 27 年度
(2015 年)
目標年次
⇒見直し
計画期間:8 カ年
2 年毎
2 年毎
2 年毎
2 年毎
進捗状況の確認(公表)
1.5
計画の対象
【計画の対象範囲】
計画の対象範囲は、
『庄原市の全域』を対象とします。
【環境の範囲】
本計画では、環境の範囲を以下の 3 つに分類します。
『生活環境』環境汚染や廃棄物、水資源、暮らし文化などの日常生活に関すること
『自然環境』自然公園や動植物、景観などの自然に関すること
『地球環境』省エネルギーや新エネルギー、地球温暖化などに関すること
『生活環境』
生活環境』
『自然環境』
自然環境』
・環境汚染、
環境汚染、廃棄物、
廃棄物、
水資源、
水資源、暮らし文化
らし文化
など
・自然公園、
自然公園、動物、
動物、
植物、
植物、景観
など
『地球環境』
地球環境』
・省エネルギーや
エネルギーや新エネルギー、
エネルギー、
地球温暖化
など
3
1.6
計画の構成
計画の構成は、以下のとおりです。
第1章
計画の基本的事項
(計画の背景、目的、目標年次など)
第2章
環境の現況と課題
(庄原市の環境の現況整理など)
第3章
望ましい環境像と基本目標・行動指針
第4章
環境施策と主な取組
第5章
計画の推進方法
4
第2章 環境の
環境の現況と
現況と課題
2.1
1
庄原市の概況
沿革
庄原市は、平成 17(2005)年 3 月 31 日に、近隣の 1 市 6 町が新設合併し、誕生しました。
合併前の市町は、いずれも 50 年を超える歴史を刻み、西城町、東城町、口和町、高野町及
び比和町は、5 町で「比婆郡」を、総領町は、甲奴町(現・三次市)
、上下町(現・府中市)
とともに「甲奴郡」を構成していました。
2
地勢
本市は、広島県の北東部、中国地方のほぼ中央に位置し、東は岡山県、北は島根県・鳥取
県に隣接する“県境のまち”です。中国山地の山々に囲まれた河川沿いに広がる盆地や流域
の平坦地に、複数の市街地と大小の集落を形成しています。
東西約 53km、南北約 42km のおおむね四角形で、面積は 1,246.6km2。広島県の約 14%を占
め、全国自治体の中で 11 番目、近畿以西では最大の広さ(平成 19 年 1 月末現在)となってい
ます。広大な市域は、その中に存在する個性や財産、資源などを発展へ向けての可能性、魅
力と捉えることができます。
地 点
東 端
西 端
南 端
北 端
市役所
東経
東経
東経
東経
東経
経緯度
133°19′ 0″ 北緯
132°45′48″ 北緯
133° 6′38″ 北緯
132°53′18″ 北緯
133° 1′ 0″ 北緯
34°51′21″
34°59′34″
34°44′ 5″
35° 6′20″
34°51′28″
庄原市の位置
資料:世界測地系/国土地理院
5
3
気象
本市は、広大な区域面積や中国山地に囲まれた状況から、北部と南部では気象条件が異な
り、特に気温、降水量、積雪量の多寡などにおいて違いがあります。
また、中国山地に囲まれた内陸の盆地であることなどから、昼間と夜間の寒暖差が大きく、
こうした特有の気象条件は、良質な米、野菜、果樹などの生育に適した要件でもあります。
6,000
4,000
降
水
量
[mm]
12.6
12.5
10.8
10.7
13.3
11.5
2,291
1,697
2,000
1,219
[℃]
12.4
12.6
10.6
10.9
1,520
10
気
温
2,394
2,042
1,570
15
1,402
1,680
1,929
5
0
0
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
年間降水量(庄原地域)
年間降水量(高野地域)
平均気温(庄原地域)
平均気温(高野地域)
庄原市の気象
資料:気象観測統計/気象庁
※庄原地域は庄原観測所(庄原市東本町)で、高野地域は高野観測所(高野町新市)
で測定されている。
6
4
人口・世帯数
本市の人口は、昭和 35(1960)年には約 81,000 人でしたが、高度経済成長期における若
年層の流出以降、年々減少を続けています。
年齢階級別に見ると 65 歳以上人口が増加しており、平成 17(2005)年では 3 人に 1 人が
65 歳以上になります。一方で、64 歳以下の人口は減少の一途を辿っており、少子化・高齢化
が進行しています。
[人]
80,000
81,162
7,098
※ 年齢不詳人口があるため、必ずしも合計人口と一致しない。
60,072
8,153
48,673
53,506
50,624
48,539
12,337
13,955
9,898
40,000
39,073
33,913
30,039
45,678
43,149
15,230
15,607
27,496
24,680
23,356
25,391
12,846
9,694
8,248
7,088
5,768
4,891
昭和45年
昭和55年
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
15~64歳
65歳以上
0
昭和35年
0~14歳
資料:国勢調査
人口の推移
男性
女性
1.3
2.7
また、本市の平成 17(2005)年の人口ピラミ
4.8
7.5
7.8
6.7
6.4
8.5
7.9
6.1
ッドをみると、若年層の割合が低く、高齢者
の割合が高い、少子高齢化社会の形成を顕著
4.5
4.4
4.9
4.5
4.6
4.8
4.7
4.1
3.7
に表わす「つぼ型」となっています。
人口ピラミッド
[%]
10
8
6
4
2
3.3
4.2
90歳以上
85~89
80~84
75~79
70~74
65~69
60~64
55~59
50~54
45~49
40~44
35~39
30~34
25~29
20~24
15~19
10~14
5~9
0~4
0
7.1
9.3
9.4
7.7
6.7
7.4
6.4
5.3
4.3
3.6
4.0
3.5
3.5
4.0
4.0
3.1
3.1
0
2
4
[%]
6
8
10
資料:平成 17 年国勢調査
世帯数についても人口と同様に減少の傾向が伺えます。平成 7(1995)年に世帯数が上昇
を見せていますが、これは、平成元(1989)年の広島県立大学(現・県立広島大学庄原キャ
ンパス)の開校による影響などが原因と考えられます。
[世帯]
20,000
15,000
17,530
16,105
15,694
15,515
15,965
15,931
15,791
資料:国勢調査
10,000
昭和35年
昭和45年
昭和55年
平成2年
世帯数の推移
7
平成7年
平成12年
平成17年
5
土地利用
○森林面積
本市域(1,246.6km2)の 84%(1,049.73km2)を森林が占めており、宅地などの利用は、河
川に沿った盆地や流域に帯状に広がる平坦部に限定されています。
森林面積以外
196.87
16%
森林面積
1049.73
84%
2
[km ]
森林面積
資料:広島県林務関係行政資料(平成 19 年 4 月現在)
○耕地面積
本市は稲作が盛んであり、耕地面積(74.4km2)の約 80%(61.8km2)は田になります。
牧草地
3.91
樹園地 5%
1.10
1%
普通畑
7.63
10%
田
61.80
84%
2
[km ]
耕地面積(74.4km2)
資料:平成 16 年産 作物統計調査/農林水産省
8
6
産業構造
○産業別人口
人口の減少に伴い、就業人口も減少の一途をたどり、産業構造も著しい変化を見せていま
す。第一次産業が昭和 35 年から平成 17 年までの 45 年間で 42.7 ポイントの大きな低下を示
すに伴い、第三次産業では同年比較で 29.1 ポイントの上昇となっています。また、第二次産
業は、平成 2 年の 31.4%をピークとして低下に転じ、平成 17 年には 23.1%となっています。
広島県全体と比較すると、第一次産業は県全体の 4.4%に対し、本市が 22.8%と高く、逆
に第三次産業は県全体の 68.0%に対し、54.1%と低くなっています。
0%
25%
50%
昭和35年
広島県
23.5
平成12年
22.3
平成17年
22.8
37.1
42.5
31.4
26.1
平成7年
46.6
29.9
50.1
27.6
23.1
54.1
68.0
27.6
平成17年 4.4
29.4
29.3
33.6
平成2年
25.0
17.2
53.4
昭和55年
100%
9.5
65.5
昭和45年
庄原市
75%
第1次産業
第2次産業
第3次産業
資料:国勢調査
産業別人口割合の推移
○農林業
本市は農林業が主要な産業であり、稲作を中心に、野菜、花き、果樹の栽培や和牛、乳牛、
鶏の飼養、木材、林産物の生産が行われています。
総農家戸数は減少の一途を辿っていますが、広島県内の他地域に比べ減少速度は緩やかで
あり、その結果、本市が広島県内に占める割合が大きくなっています。
15,000
[戸]
7.4
その他
796
51%
米
400
26%
10,000
乳用牛
143
野菜 9%
6.7
6.8
8,731
8,306
7.6
7.9
8.2
[%]
6
7,639
7,033
6,491
6,073
5,000
130
8%
9
3
0
0
昭和55年
肉用牛
93
6%
昭和60年
平成2年
庄原市
平成7年
平成12年
広島県内での割合
[千万円/年]
農業産出額(年間 1,562 千万円)
資料:平成 17 年 生産農業所得統計/農林水産省
9
農家戸数の推移
資料:農林業センサス
平成17年
○商業
本市の商業は、市街地に所在する小規模商店での小売りを中心としていますが、その数は
減少の一途を辿っています。
1,500
[商店数]
67,102
[百万円/年]
75,000
66,367
64,573
55,628
1,084
49,218
969
1,000
915
830
50,000
772
500
25,000
0
0
平成3年
平成6年
平成9年
商店数
平成14年
平成16年
商品販売額
資料:商業統計調査
産業別人口割合の推移
○鉱工業
本市では、製造業や建設業を中心とした工業が行われていますが、いずれも規模は中小ま
たは個人経営です。特徴の一つとして、全国有数のろう石・石灰石の産地で知られているこ
とが挙げられ、これらの採掘・加工による鉱業が根付いています。
しかし、事業所数は著しく減少しており、製造品出荷額の減少は事業所数ほどではないこ
とから、小規模な事業所の撤退が進んでいることが伺えます。
500
[事業所]
[百万円/年]
58,222
50,634
49,414
60,000
46,399
400
300
40,000
233
203
200
150
110
20,000
100
0
0
平成2年
平成7年
工業事業所数
平成12年
製造品出荷額
産業別人口割合の推移
10
平成17年
資料:工業統計調査
2.2
1
庄原市の環境の現況
生活環境
○大気汚染
本市には大気の測定局はありません。最も近い備北地域の測定局は、隣市の三次市にあり、
その結果は概ね環境基準値を満足しています。従って、豊かな自然が多く残っている備北地
域は、良好な大気環境にあるといえます。
なお、光化学オキシダントについては、広島県内の全ての測定局において環境基準値を超
過していますが、注意報発令値を超過するような状況は確認されていません。
しかしながら、光化学オキシダントについては、
庄原市
日本はもちろんアジア全体からの影響を受けてい
三次市
るような大気汚染であると考えられ、光化学オキ
シダントを含め、こうした大気汚染の実態把握に
努める必要があります。
大気測定局の位置
項 目
二酸化硫黄[ppm]※1
二酸化窒素[ppm]※2
浮遊粒子状物質[mg/m3]※3
大気の測定結果
三次市
(三次林業技術センター)
0.006(0.020)
0.015
0.057(0.239)
光化学オキシダント[ppm]※4
0.113
環境基準など
0.04 以下(0.1 以下)
0.04~0.06 以下
0.10 以下(0.20 以下)
0.06 以下
0.12 以上(注意報発令値)
※1 二酸化硫黄は、日平均値の 2%除外値及び 1 時間値の最高値(括弧内)を示しています。
※2 二酸化窒素は、日平均値の 98%値を示しています。
※3 浮遊粒子状物質は、1 時間値の最高値及び日平均値の 2%除外値(括弧内)を示しています。平成 17 年度は、
環境基準を達成していない時間が 2 時間ありました。
※4 光化学オキシダントは、昼間の 1 時間値の最高値を示しています。平成 17 年度は、環境基準を達成してい
ない時間が 635 時間(111 日)ありました。
※5 2%除外値とは、高い方から 2%の範囲にある値を除外した値です。また、98%値とは、低い方から 98%に
相当する値です。
資料:平成 18 年版 環境白書/広島県
11
○水環境
本市に関連する河川 5 地点で、水質が測定されています。これらの水系は、いずれも水質
基準A類型に指定され、全地点とも年間を通して概ね環境基準を満足していることから、本
市は良好な水質を持つ河川に恵まれているといえます。
4
江の川水系
2
成羽川水系
3
5
1
水質測定の位置
水質の測定結果
lot.
水 域
類型
1
田総川
A
2
川北川
A
3
西城川
A
4
比和川
A
5
帝釈川
A
―
環境基準
A
pH
[―]
7.6~8.6
(1/12)
7.1~7.5
(0/12)
7.2~8.3
(0/12)
7.1~8.1
(0/12)
8.2~8.6
(1/12)
DO
[mg/L]
8.3~14.0
(0/12)
7.4~13.0
(1/12)
8.0~13.0
(0/12)
8.3~13.0
(0/12)
8.4~14.0
(0/12)
BOD
[mg/L]
<0.5~1.7
(0/12)
<0.5~1.0
(0/12)
<0.5~2.6
(1/12)
<0.5~1.6
(0/12)
0.7~1.6
(0/12)
SS
[mg/L]
<1~6
(0/12)
<1~4
(0/12)
<1~6
(0/12)
<1~4
(0/12)
<1~4
(0/12)
大腸菌群数
[mpn/100mL]
3~1,700
(2/12)
49~2,300
(1/12)
9~540
(0/12)
13~350
(0/12)
110~35,000
(6/12)
6.5~8.5
7.5 以上
2 以下
25 以下
1,000 以下
※ 括弧内の数字は、環境基準を達成していなかった回数/年間測定回数。
資料:平成 18 年版 環境白書/広島県
12
○騒音・振動
本市では、現在のところ県内で実施されている自動車交通などに伴い発生する騒音・振動
の調査地点、並びに、一般地域や道路に面する地域の環境騒音の調査地点はなく、また、騒
音や振動に対して市民からの苦情もないことから、騒音・振動の悪化が著しいような場所は
ないものと考えられます。
○廃棄物
・ごみ処理の状況
本市のごみ処理の状況は以下のとおりです。東城地域では、可燃ごみから燃料を製造し
ています。
ごみ処理の状況(平成 18 年度実績)
焼却施設
区 分
[t/年]
処理量
粗大ごみ
処理施設
[t/年]
ごみ燃料化
施設
[t/年]
52
1,825
6,108
その他の資源化等
を行う施設
[t/年]
2,884
(埋立)
再掲
[t/年]
[t/年]
(267)
10,869
資料:庄原市環境衛生課資料
・し尿処理の状況
本市で発生するし尿等は、いずれもし尿処理施設で処理されています。
し尿処理施設におけるし尿処理量(平成 18 年度実績)
区 分
処理量
し 尿[t/年]
浄化槽汚泥[t/年]
10,489
14,283
資料:平成 18 年度庄原市環境衛生課資料
13
合 計[t/年]
24,772
合 計
・ごみに関する啓発状況
本市では、ごみの不法投棄や野焼き等の違法行為が発生していることから、地域の環境
保全に対する取り組み等を「環境しょうばら」に掲載するなどして、市民への意識啓発に
努めるとともに、ごみの減量とリサイクルを推進するため、正しいごみの分別指導に取り
組んでいます。
【不法投棄について】
地域住民による不法投棄回収状況
庄原市では、資源の有効利用とリサイクルを推進する
ため、これまでみなさんにごみの適正な分別等のご協力
をお願いしてきておりますが、一方では廃棄物の悪質な
不法投棄が後を絶たず大きな問題となっています。不法
投棄問題に対し、庄原市各地区の公衆衛生推進会等が中
心になり、不法投棄のパトロールや回収を行っています。
また、悪質な場合警察等との連携を図りながら、原因
者の特定に全力をあげた取り組みを行っています。
(環境しょうばら 平成 19 年 1 月 5 日 No.13 掲載)
【ごみの野焼きについて】
一部の例外(下表)を除き、廃棄物処理法によりごみの野外焼却は禁止されています。
煙の臭いは近所の迷惑になりますので、家庭から出るごみは、正しく分別し指定袋に入れ
て、指定の日に出してください。
区 分
事 例
国又は地方公共団体がその施設の管理を行 河川管理者が行う河川敷の草焼き
1
うために必要な廃棄物の焼却
道路管理者が行う道路側の草焼き
震災、封鎖以外、火災、凍霜害その他の災 最大時の応急対策、火災予防訓練
2
害の予防、応急対策又は復旧のために必要 凍霜害防止のための稲わらの焼却
な廃棄物の焼却
風俗習慣上又は宗教上の行事を行うために 正月のしめ縄・門松をたく行事
3
必要な廃棄物の焼却
とんど焼き、塔婆の供養焼却
農業、林業又は漁業を営むためにやむをえ あぜ草、稲わら、下枝、もみ殻などの焼
4
ないものとして行われる廃棄物の焼却
却
たき火その他日常生活を営む上で通常行わ 落ち葉たき、たき火、庭草、剪定木くず
5
の焼却、キャンプファイヤー
れる廃棄物の焼却であって軽微※なもの
※「軽微な焼却」とは、煙の量や臭いなどが近所の迷惑にならない程度の、少量の焼却をいい
ます。
(環境しょうばら 平成 19 年 6 月 20 日 No.5 掲載)
14
○水資源
・上水道等
本市の水道の給水人口は、29,046 人で、
給水率は約 67%になります。
その他
14,473
33%
上水道
22,104
51%
簡易水道
6,942
16%
[人]
給水人口(平成 18 年 3 月 31 日現在)
資料:庄原市水道局資料
・下水道等
本市の下水道等の接続状況は、
図のとおりで、水洗化人口は、
約 50%となっています。
非水洗化人口
21,339
49.5%
水洗化人口
公共下水道
9,926
23.0%
水洗化人口
農業集落排水
3,046
7.1%
水洗化人口
浄化槽
8,805
20.4%
[人]
下水道等の普及状況(平成 19 年 3 月 31 日現在)
資料:庄原市下水道課資料
15
○暮らし文化
・さとやま文化
本市は、雄大な中国山地と内陸特有の気候を背景に、稲作や薪炭生産、和牛飼育などの
営み、自然や動物、家族・近隣者との共存・共生の暮らしを通じて、この地域ならではの
“さとやま文化”を育んできました。
現在でも、農事を中心とした伝統行事が市域各地で催されています。また、地域文化の
一端である農具や生活用品は、博物館や資料館に展示しています。
・文化財
本市には、国指定の文化財が 13、県指定が 57、市指定が 160 と、合計 230 もの文化財を
有しています。
指定文化財の件数
区 分
有形文化財
民俗文化財
記念物
重要文化財
国指定
県指定
市指定
合 計
4
12
71
87
無形民俗文化財
2
4
10
16
有形民俗文化財
―
―
3
3
史 跡
1
16
20
37
名 勝
1
―
―
1
特別天然記念物
1
―
―
1
天然記念物
4
25
56
85
13
57
160
230
合 計
資料:庄原市教育委員会(平成 19 年 4 月 1 日現在)
16
2
自然環境
○自然公園等
本市には、比婆道後帝釈国定公園や県民の森、中国自然歩道、広島県自然歩道などが存
在し、自然公園等に恵まれています。
今後は、関係機関との連携を図りながら維持管理等を行うことにより、自然公園等の保
全に努める必要があります。
県民の森
吾妻槙原谷 ●
★
● 猫山
● 指谷山
比婆道後帝釈国定公園
神之瀬峡県立自然公園
● 八国見山
▲ 大富山城跡
葦嶽山 ▲
区 分
▲
五品岳
種 類
■■■
国定公園
■■■
県立自然公園
★
野外レクリェーション
●
広島県自然環境保全地域
▲
広島県緑地環境保全地域
―
―
中国自然歩道
広島県自然歩道
庄原市の自然公園等
資料:自然公園配置図/広島県(2006 年 3 月)
広島県自然環境保全地域・緑地環境保全地域・自然海浜保全地区/広島県(2006 年 3 月)
17
○動物
本市には、
“県内の絶滅のおそれのある野生生物(以下、貴重種)
”の動物 285 種のうち、
約半分にあたる 132 種が生息しています。
特に、両生類は 9 種類中 8 種類が生息しており、そのほかの種類の動物についても、多く
の種類の貴重種が生息しています。
本市の貴重種(動物)
分類群
哺乳類
鳥類
爬虫類
両生類
淡水魚類
昆虫類
クモ類
甲殻類
陸淡水産貝類
合 計
県内種数
43
302
16
19
84
8,318
389
23
133
9,327
選定種数 選定種数
広島県
庄原市
19
39
5
9
18
152
3
3
37
285
絶 滅
9
26
3
8
12
52
2
0
20
132
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
分類群
絶滅危惧 絶滅危惧
I類
II類
2
3
6
2
0
0
1
3
7
3
5
16
0
0
0
0
2
4
23
31
準絶滅
危惧
情報不足
4
12
3
4
2
31
2
0
9
67
0
6
0
0
0
0
0
0
5
11
資料:改定・広島県の絶滅のおそれのある野生生物 レッドデータブックひろしま 2003
/広島県(平成 16 年 3 月)
○植物
本市には、貴重種の植物 466 種のうち、約 4 割にあたる 181 種が生育しています。
本市の春の祭りの一つである節分草祭の節分草なども、貴重種(絶滅危惧 II 類)にあたり
ます。
本市の貴重種(植物)
分類群
県内種数
種子植物
シダ植物
コケ植物
淡水藻類
地衣植物
菌類
合 計
2,625
303
719
1,258
382
700
5,987
選定種数 選定種数
広島県
庄原市
304
50
54
11
14
33
466
132
18
20
0
3
8
181
絶 滅
0
0
0
0
0
0
0
分類群
絶滅危惧 絶滅危惧
I類
II類
18
54
5
4
14
3
0
0
1
0
0
3
38
64
準絶滅
情報不足
危惧
53
7
9
0
3
0
0
0
2
0
5
0
72
7
資料:改定・広島県の絶滅のおそれのある野生生物 レッドデータブックひろしま 2003
/広島県(平成 16 年 3 月)
○景観
本市は、標高 150~200mの盆地をはじめ、全般的に緩やかな起伏の大地を形成しています
が、北部の県境周辺部は、県内有数を誇る 1,200m級の高峰と森林に囲まれ、この地の沢を
源流とした河川が江の川水系と高梁川水系に分岐し、日本海、瀬戸内海に注いでいます。
こうした、水と緑に恵まれ、四季の変化に富んだ豊かな自然環境を土台として、中山間地
域ならではの心なごむ里山景観を有しています。
18
3
地球環境
今日の私たちの大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動は、身近な地域の環境だ
けでなく、地球温暖化やオゾン層の破壊、酸性雨の発生、森林の減少、野生生物種の減少、
砂漠化、海洋汚染、有害廃棄物の越境移動など、人類を含めた生物の存在を脅かす地球規模
での環境問題を発生させています。
特に地球温暖化については、温室効果ガスの排出削減目標が示されるなど、速やかな対応
が求められています。我が国では、京都議定書の第一約束期間(2008~2012 年)の間に、1990
年レベルの排出量の 6%の削減約束をしています。
今後、地球温暖化をはじめとする地球環境問題に対して、行政・市民・事業者が一体とな
った取組みの強化が必要であるといえます。
我が国の温室効果ガス排出抑制・吸収量の目標
目 標
2010年度現状対策
2010年度排出
1990年度比
ケース(目標に比べ
量
(基準年総排出量
+12%※1からの削減
(百万t-CO2)
比)
量)
1,056
+0.6%
▲4.8%
70
▲0.3%
③メタン
20
▲0.4%
④一酸化二窒素
34
▲0.5%
⑤代替フロン等
51
+0.1%
▲1.3%
▲48
▲3.9%
(同左)▲3.9%
区 分
温室効果ガ ス
①エネルギー起源CO2
②非エネルギー起源
CO2
森林吸収源
京都メカニズム
▲20
合 計
1,163
▲1.6%
※2
▲6.0%
▲0.4%
(同左)▲1.6%※2
▲12.0%
資料:STOP THE 温暖化 環境省2005
※1
2002年度実績(+13.6%)から経済成長等による増、現行対策の継続による削減
を見込んだ2010年見込み
※2
削減目標(▲6%)と国内対策(排出削減、吸収源対策)の差分
19
2.3
庄原市の環境上の課題
本市の環境の現況、市民や事業者へのアンケート調査結果(平成 19 年 2~3 月に実施)、市
民とのワークショップの結果(平成 19 年 9~10 月に実施)を踏まえ、環境上の課題を以下の
とおり整理しました。
対象項目
大気環境
庄原市の環境上の課題
①大気環境の保全、違法な野焼きの防止
②日常の汚水対策
水環境
③水質改善対策
不法投棄やポイ捨て ④不法投棄やポイ捨て対策
生活文化
自然公園等
動植物
⑤里山文化の保全
⑥自然公園等の保全
⑦動植物の保全と生息生育環境の再生
景観
⑧里山景観の保全
農地
⑨休耕地等の整備と有効活用
山林
⑩森林の整備と有効活用
⑪バイオマスの活用
バイオマス
⑫バイオマスの情報発信
⑬ごみの減量化の推進
廃棄物
⑭リサイクルの推進
地球環境
⑮省エネルギーの推進と新エネルギーの活用
⑯環境意識の向上
⑰環境教育の推進
環境教育や保全活動
⑱環境活動等における行政・市民・事業者の連携
⑲環境関連の交流活動の推進
20
第3章 望ましい環境像
ましい環境像と
環境像と基本目標・
基本目標・行動指針
長期的な目標として、「望ましい環境像」を掲げ、それを実現するために、次の 3 つの視点、3
つの基本目標を設定しました。また、行政・市民・事業者が一体となった取り組みを行うため、
行動指針を設定しました。
3.1
望ましい環境像
【望ましい環境像】
~さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原~
本市が目指す将来像は、
『“げんき”
げんき”と“やすらぎ”
やすらぎ”のさとやま文化都市
のさとやま文化都市(
文化都市(人と地域が
地域が輝く、
美しい日本
しい日本のふるさと
日本のふるさと)
のふるさと)』です。望ましい環境像は、これを上位概念とし、我々をやさしく包
』
み、育ててくれた父母ともいえる“さとやま”とともに生きていく、“さとやま”を守ってい
くという決意を込めて、~さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原~とします。
【視点】
視点1
視点1
保全・
保全・継承と
継承と創造
守るべきものは守り、変えるべきものは現代の暮らしに合わせ、創造的に変えてい
くという考え方。
視点2
視点2
資源化と
資源化と循環化
さとやまの暮らしを貫く“あらゆる資源を活用し、循環させる”という知恵を、現
代の生活、産業などあらゆる面に活用するという考え方。
視点3
視点3
連携と
連携と協働
本計画を実現するためには、行政・市民・事業者の協働と他都市との連携が不可欠
であるという考え方。
3.2
基本目標・行動指針
【基本目標】
1.生活文化・環境の向上
“さとやまの暮らしの知恵”を掘り起こし、継承と創造という視点から現代の暮らしに活
かす工夫をし、生活文化・環境の向上を図ります。
2.自然環境の創造的再構築
保全する自然と創造する自然という2つの視点から、庄原市にとって望ましい自然環境の
あり方を考え、里山文化都市に相応しい環境を再生・創造します。
3.里山資源の産業化による循環型社会の構築
里山資源を有効活用し、循環システム型の産業を起こすことにより、環境の向上を図りま
す。
21
【行動指針】
全市民参加による環境都市づくり
行政・市民・事業者の協働と他都市との連携を深め、日本一の環境都市を目指します。
以上、望ましい環境像の実現に向けて「3 つの視点」、「3 つの基本目標」、
「行動指針」をイメ
ージ図として整理しました。
【望ましい環境像の実現に向けての 3 つの視点・基本目標と行動指針】
視点1
視点1
基本施策
基本施策
保全・
保全・継承と
継承と創造
自然環境の
創造的再構築
視点2
視点2
生活文化・環境
の向上
【行動指針】
全市民参加による
環境都市づくり
視点3
視点3
連携と
連携と協働
資源化と
資源化と循環化
里山資源の産業化による
循環型社会の構築
基本施策
【 望ましい環境像
ましい環境像 】
~さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原~
22
第4章 環境施策と
環境施策と主な取組
4.1
環境施策の体系
森林地域
第 3 章では、望ましい環境像の実現に向け
て、3 つの視点、3 つの基本目標、行動指針
を設定しました。
第 4 章では、基本目標を実行に移す施策に
ついて、基本方針並びに基本施策を提示する
広大な山林と
その周辺
田園地域
田畑の広がる
地域
とともに、広大な市域を「森林・田園・まち
まち並み地域
並み地域」にゾーニングし、地域の特性に合
わせた具体的な取り組みを掲げました。
望ましい
環境像
基本目標
家屋の集まる
地域
基本方針
基本施策
1. 安心・
安心・健康な
健康な生活環境
づくり
さ
と
や
ま
と
の
共
生
で
人
と
地
域
が
輝
く
ま
ち
・
庄
原
1. 生活文化
生活文化・
・環境の
環境の
向上
2. 美しいまちづくり
3. 里山資源
里山資源の
の産業化
による循環型社会
による循環型社会
の構築
1. 車の排気ガス等の軽減
●
●
○
2. 生活排水対策
●
●
○
3. 河川の環境改善
●
●
○
4. 不法投棄・ポイ捨て対策
●
●
●
5. さとやまの暮
さとやまの暮らし文化
らし文化の
文化の発掘・
発掘・再生
●
●
●
6. ごみの減量化の取組
●
●
○
4. 魅力ある
魅力ある景観
ある景観づくり
景観づくり
7. 人と自然がふれあえる場所の保全・整備
●
●
●
5. 動植物の
動植物の保護
8. 動植物保護のための調査と環境整備
●
●
●
6. 里山的環境保全の
里山的環境保全の取組
9. 里山景観の
里山景観の整備・再生
●
●
○
7. 農地の
農地の有効活用
10. 休耕地を含めた農地の有効活用
○
●
○
8. 森林の
森林の有効活用
11. 森林の
森林の整備と
整備と有効活用
○
○
●
9. バイオマスタウンの
バイオマスタウンの実現
12. バイオマスの
バイオマスの活用
●
●
●
10. 廃棄物の
廃棄物の資源化
13. 廃棄物の
廃棄物の有効活用
●
●
○
14. 環境意識の醸成
●
●
●
15. 環境学習の推進
●
●
●
16. 省エネルギーの実践と新エネルギーの活用
●
●
●
17. バイオマス情報
バイオマス情報の
情報の発信
●
●
●
18. 環境をテーマにした交流活動の推進
●
●
●
19. 行政・市民・事業者の連携・協働の推進
●
●
●
3. 暮らし文化
らし文化の
文化の再生
2. 自然環境
自然環境の
の創造的
再構築
行動指針
11. 環境学習への
環境学習への取組
への取組
全市民参加による
全市民参加による
環境都市づくり
環境都市づくり
12. 環境活動への
環境活動への取組
への取組
13. 情報発信
情報発信と
と他都市との
他都市との
連携
重点的に取り組む施策
視点
まち並み 田園地域 森林地域
地域
保全・継承と創造
資源化と循環化
環境施策の体系図
23
連携と協働
(備考) ●:特に関連性の高い地域
4.2
重点的に取り組む施策
現在、本市は“さとやまとの共生”を目指し、産学官の連携のもと、里山資源を活用する
ための施策を進めています。これら施策の推進は、資源循環、環境保全、地域活性など、多
様な目的を達成するための重要な施策です。特に、江の川や高梁川の源流に深く関わる森林
を適正に管理することは、市域の水環境のみならず、下流域の水環境の保全にも貢献します。
このことから、特に“さとやまとの共生”実現に深く関わる施策や、力を入れて取り組む
重点的に
施策』
“さとやまとの共生”を目指し、
必要のある施策を『
『重点的
に取り組む施策
』とすることで、
“環境都市”の実現を図ります。
里 山 資 源 の 活 用
かつての里山生活を手本とし
里山資源を活用し、自然の恵みを巧みに取
り入れた生活が求められます。
里 山 の 維 持 ・ 再 生
長い歳月をかけて形成された
豊かな里山環境を
山林や田園の維持・再生により、豊かな里
山を維持・再生することが求められます。
望 ま し い 里 山 の 実 現
新
新 し
し い
い ““ さ
さ と
と や
や ま
ま ぐ
ぐ ら
ら し
し ”” の
の 創
創 造
造
かつての里山での生活を手本とし、里山の資源の有効活用・地産地消を推進すること
で、生活や事業活動における環境負荷を低減した循環型社会の構築を目指します。
また、循環型社会の構築に伴い、産学官民の連携・協働による地域づくりの推進、広
域的な人材ネットワークづくりを推進し、更には、産業の再生と自立的発展、事業創出、
コミュニティービジネスの振興へとつなぐ環境を目指します。
重点的に取り組む施策
重点施策1: さとやまの暮らし文化の発掘・再生
かつての里山では、資源の地産地消・自給自足の生活により循環型社会を形成していた。現在の
私たちの生活様式は、さとやまとの関係が希薄化しており、その見直しが求められている。そのた
め循環型社会形成のために必要なあり方を検討し実践していく必要がある。
そこで、里山暮らしのあり方を考える『さとやまぐらし協議会』を開催し、望ましい生活様式や
現在の生活様式などを整理し、環境都市を目指すため具体的にどのような生活が求められるか検討
を進め、その活動を通して市域への普及を図る。
24
重点施策2: 里山景観の整備・再生
かつての里山では、何気なく眺める風景に日本の美しい四季を感じることができる“ふるさと”
があった。本市には、そのような里山景観が残っているものの、荒廃しつつあるため、これらを保
全し再生するための取り組みが必要である。
そこで、里山を整備し、望ましい里山景観とその保全・再生を行うことを明示した『さとやま景
観条例』の策定を進め、行政・市民・事業者が協力して里山整備に取り組む。
重点施策3: 森林の整備と有効活用
かつての里山における、人々の生活と森林は密接な関係にあり、生活や事業の中で森林資源を活
用し、そして整備することで調和のある関係を持続してきた。
そこで、山地災害防止や水源かん養など、森林の有する公益的機能の保全を図るとともに、間伐
材等の有効利用を目的とした『庄原市森づくり事業』を進めるなど、森林整備の面から里山整備に
取り組む。
重点施策4: バイオマスの活用
かつての里山において、木質バイオマスは材料や燃料など広く資源として活用され、地域産業の
柱として位置付けられ、森林の適性管理が行なわれていた。
そこで、“庄原市バイオマスタウン構想”に沿い、木質バイオマス資源の活用を図る『SARU プ
ロジェクト会議』を推進母体として、木質資源の循環による環境都市形成を進める。
また、 “庄原森のバイオマス産業団地(クラスター)構想”を進めることにより、本市独自の資
源循環・活用によるさとやまとの共生を図るとともに、林業振興及び産業創出を図る。
重点施策5: 廃棄物の有効活用
かつての里山生活では、廃棄物を資源として有効に使うことでごみの排出が少ない循環型社会が
形成されていた。
そこで、“庄原市バイオマスタウン構想”に沿い、本市の基幹産業である稲作の副産物を堆肥と
して有効に活用することを目的とした『庄原市堆肥利用促進研究会』を推進母体として、農業系
廃棄物の循環による環境都市形成を進める。また、安全安心な農作物のブランド化による農業振興
も図る。
重点施策6: バイオマス情報の発信
かつての里山生活において形成された循環型社会から学ぶことにより、一人ひとりが環境や資源
への理解を深め、その知識や手法を応用し、現在の生活に取り入れる事が必要である。
そこで、バイオマスについて関心を高め、理解を深めることを目的とした『バイオフォーラム』を
継続して開催し、これらに関連する団体の活動や本市の取り組み及びその成果などの情報を発信す
るとともに、他都市との交流を積極的におこない、環境都市形成を目指す。
25
4.3
環境施策に対する取組
ここでは、各種施策に対する行政・市民・事業者の取り組みを示しています。
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【1.安心・健康な生活環境づくり】
基本施策1:車の排気ガス等の軽減
「現状認識」
大気汚染は、自動車からの排気ガスや工事中の粉じんの飛
【ゾーニング地域】
散などが考えられます。市民ワークショップでは、
「きれいな
●まち並み地域
空気を守りたい」という意識の高いことが確認できました。
●田園地域
また、田園地域やまち並み地域では、違法なごみの野焼き
が見られるようです。市民ワークショップでは、
「何を燃やし
たら違法なのかよく分からない」といった意見が伺えました。
こうしたことから、行政・市民・事業者が協力して、
「自動
車排気ガスの軽減対策」、「沿道の環境対策」、「事業所等の発
生源対策」、
「違法なごみの野焼き対策」に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
望ましい生活環境
ましい生活環境を
生活環境を維持するため
維持するために必要な施策は、次のとおりです。
するため
①自動車排気ガスの軽減対策の推進
②沿道の環境対策の推進
③事業所等の発生源対策の推進
④違法なごみの野焼き対策の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①公用車、地域生活バス等への低
公害車導入
①生活交通再編計画に基づいた運
行見直しによるバスの利用促進
①公用車運転時の環境にやさしい
運転(アイドリングストップ、
エコドライブ)の徹底
①環境にやさしい運転の普及
①街路交通計画の策定と整備の推
進による交通渋滞の解消
①自家用車買換え時の低公害車
の購入検討
①徒歩や自転車、バス等公共交通
機関の活用
①環境にやさしい運転(アイドリ
ングストップ、エコドライブ)
の実施
①社用車買換え時の低公害車の
購入検討。
①徒歩や自転車、バス等公共交通
機関の活用
①環境にやさしい運転(アイドリ
ングストップ、エコドライブ)
の指導
②道路整備事業における沿道の緑
化
②市民・事業者の緑化活動の支援
②自宅及び周辺の緑化
②地域の緑化活動への参加・協力
②事業所敷地内の緑化
②地域の緑化活動に参加・協力
③事業所からでるばい煙等の指導
③工事中による粉じん対策
④ごみの違法な野焼き対策(パト
ロールの強化等の推進)
④違法な野焼きに関する情報の提
供
③事業所からでるばい煙等の適
正処理
③事業活動における粉じんの発
生抑制
④ごみの違法な野焼きをしない
④ごみの違法な野焼きの通報
26
④事業所での簡易焼却をしない
④違法な簡易焼却の通報
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【1.安心・健康な生活環境づくり】
基本施策2:生活排水対策
「現状認識」
日常の生活排水については、市民アンケートやワークシ
ョップにおいて、「家庭や工場などの排水による水質汚濁」
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
に関心の高いことが確認できました。
従って、行政・市民・事業者が協力して、生活排水対策
に取り組んでいく必要があります。
→
「解決に向けた施策」
さとやまの水環境
さとやまの水環境を
水環境を維持・
維持・改善するために必要な施策は、次のとおりです。
改善
①家庭からの汚水対策と意識啓発の推進
②事業所からの排水対策と意識啓発の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①家庭雑排水の対応マニュアル作
成・配布による意識啓発
①排水路の整備と清掃活動の推進
①調理くず・食用油を川へ直接流
さない
①調理器具の油の汚れは紙等で
ふき取る
①洗剤等の過剰使用をやめる
①排水路の清掃活動等への積極
的参加・協力
①排水路の清掃活動等への積極
的参加・協力
②事業所排水の浄化対策の推進
②事業所雑排水の対応マニュアル
作成・配布による意識啓発
②事業所からの汚濁水流出の場
合の通報
②事業所排水の適正処理
②事業所排水の定期的な水質調
査
②浄化施設の定期点検・補修
27
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【2.美しいまちづくり】
基本施策3:河川の環境改善
「現状認識」
各家庭や事業所から排出される雑排水の未処理放流は、
河川の水質や環境にとって、非常に大きな問題となってい
ます。市民アンケートやワークショップにおいて、
「下水道
施設整備」の施策が期待されていることが確認されました。
こうしたことから、引き続き下水道等の施設整備や接続
の促進、河川水や農業用水の水質汚染防止対策を進めると
ともに、市民・事業者へ河川水質データ等を情報発信し、
自らの問題として河川の水質や環境の改善に取り組んでい
く必要があります。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
「解決に向けた施策」
さとやまの水環境
さとやまの水環境を
水環境を維持・
維持・改善するために必要な施策は、次のとおりです。
改善
①汚水処理事業及び接続の促進
②河川水の水質汚染防止対策の推進
③農業用水の水質汚染防止対策の推進
④情報発信による意識啓発の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①地域の状況にふさわしい適切な
手法による下水道等の施設整備
①下水道や集落排水への接続推進
①合併浄化槽の普及促進
①下水道や集落排水への接続
①合併浄化槽の設置
①合併浄化槽の適正な維持管理
①下水道や集落排水への接続
①合併浄化槽の設置
①合併浄化槽の適正な維持管理
②河川堆積土砂の除去による河川
環境の保全
②河川の清掃活動促進
②災害防止、親水性の向上、生態
系の回復などを総合的に配慮し
た河川整備推進
②河川の清掃活動への積極的参
加・協力
②河川の清掃活動への積極的参
加・協力
③農作業時の泥水の河川流出防止
の啓発
③農薬の河川流出防止の啓発
③農業用水路の清掃活動促進
③農薬の適正使用
③農作業時の泥水の河川流出防
止
③農薬の河川への流出防止
③農業用水路の清掃活動への積
極的参加・協力
③農薬の適正使用
③農作業時の泥水の河川流出防
止
③農薬の河川への流出防止
③農業用水路の清掃活動への積
極的参加・協力
④河川水質の情報発信による意識
啓発
④身近な河川に関心を持つ
④身近な河川に関心を持つ
28
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【2.美しいまちづくり】
基本施策4:不法投棄・ポイ捨て対策
「現状認識」
本市の森林地域の山間部では、特定の場所において不法
投棄が見られます。また、河川や道路沿道へのポイ捨ても
見られます。市民アンケートやワークショップにおいては、
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
「不法投棄やポイ捨てに対する不満」が確認できました。
従って、行政・市民・事業者が協力して、不法投棄やポ
イ捨て対策に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
衛生的なさとやま
衛生的 なさとやま環境
なさとやま 環境と
環境 と 美 しい景観
しい 景観を
景観 を 維持するために
維持
必要な施策は、次のとおりです。
①不法投棄・ポイ捨て対策の推進
②ごみ持ち帰り運動の推進
③情報発信による意識啓発の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①不法投棄の監視パトロール強化
①道路封鎖等による不法投棄場所
の削減
①関係機関との連携による不法投
棄の撲滅運動の推進
①市内一斉清掃の実施
①不法投棄の監視パトロールへ
の参加・協力
①不法投棄されないような所有
地管理
①不法投棄を発見した場合の通
報
①市内一斉清掃への参加・協力
①不法投棄の監視パトロールへ
の参加・協力
①不法投棄されないような所有
地管理
①マニフェスト制度に従った廃
棄物の適正処理
①不法投棄を発見した場合の通
報
①市内一斉清掃への参加・協力
②ごみの持ち帰り運動の推進
②イベント等でのごみの持帰り
運動への協力
②イベント等でのごみの持帰り
運動への協力
③不法投棄やポイ捨てに関する情
報の提供
③ポイ捨て等防止に関する条例の
周知徹底
③ごみの不法投棄やポイ捨てを
しない
③ごみの不法投棄やポイ捨てを
しない
29
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【3.暮らし文化の再生】
基本施策5:さとやまの暮らし文化の発掘・再生(重点施策1)
「現状認識」
中国山地の豊かな自然のなかで、私たちの祖先は身近
な資源を生活に取り入れ活用する里山ならではの暮ら
しの知恵を培い、里山と共生していました。しかし、時
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
代とともに生活様式も変化し、私たちの生活と里山との
関係が希薄となり、里山の荒廃へとつながりました。
私たちの生活様式が環境問題や資源枯渇の根本的な
原因となり、その見直しが求められている現在において、
さとやまでの暮らしを今一度見つめ直し、循環型社会形
成のために必要なあり方、身近な資源を活用した生活を
検討し、実践していく必要があります。
「解決に向けた施策」
さとやまでの望
さとやまでの望ましい生活様式
ましい生活様式を
生活様式を構築するために必要な施策は、次のとおりです。
構築
①さとやまでの望ましい生活様式の検討
②さとやま文化の発掘と活用の促進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①「さとやまぐらし協議会
さとやまぐらし協議会」
協議会」の開
催による、
による、さとやま文化都市
さとやま文化都市と
文化都市と
して望
して望ましい生活様式
ましい生活様式のあり
生活様式のあり方
のあり方
の検討
①身近な
身近な資源を
資源を活用した
活用した、
した、望まし
いさとやまぐらしの普及
いさとやまぐらしの普及
①「さとやまぐらし協議会
さとやまぐらし協議会」
協議会」への
参加
①身近な
身近な資源を
資源を活用した
活用した、
した、望まし
いさとやまぐらしの実践
いさとやまぐらしの実践
①「さとやまぐらし協議会
さとやまぐらし協議会」
協議会」への
参加
①身近な
身近な資源を
資源を活用した
活用した、
した、望まし
いさとやまぐらしの実践
いさとやまぐらしの実践
②伝統的な里山文化を活用した行
事の推進
②地域文化を発掘し、生活での活
用の推進
②伝統的な里山文化を活用した
行事への参加・協力
②転入者等へ空家の提供
②伝統的な里山文化を活用した
行事への参加・協力
30
基本目標【1.生活文化・環境の向上】
基本方針【3.暮らし文化の再生】
基本施策6:ごみの減量化の取組
「現状認識」
本市では、ごみの分別の指導に関して「環境しょうばら」
に掲載するなど、ごみの減量とリサイクルの推進に努めて
います。また、市民アンケートでは、
「ごみの減量・資源化
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
の推進」を市に期待する施策として挙げています。
従って、行政・市民・事業者が協力し、ごみの減量化に
取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
衛生的なさとやま
衛生的なさとやま環境
なさとやま環境と
環境と循環型社会を
循環型社会を形成するために必要な施策は、次のとおりです。
形成
①ごみの減量化に関する意識啓発の推進
②ごみの減量化対策の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①広報誌等を活用したごみ減量化
の意識啓発推進
①地域等の要望に応じた、出前ト
ークの開催
①ごみの減量に関心を持ち、ごみ
を適正に分別する
①出前トークへの参加
①ごみの減量に関心を持ち、ごみ
を適正に分別する
②過剰包装の抑制推進
②マイバック運動推進
②マイハシ、マイカップ運動推進
②使い捨て商品の購入自粛推進
②資源回収等のごみ減量化活動の
支援及び推進
②過剰包装の拒否
②マイバック運動への参加・協力
②マイハシ、マイカップ運動への
参加・協力
②使い捨て商品の購入を控える
②資源回収等のごみ減量化の活
動への参加・協力
②包装の簡素化
②マイバック運動への参加・協力
②マイハシ、マイカップ運動への
参加・協力
②資源回収等のごみ減量化の活
動への参加・協力
31
基本目標【2.自然環境の創造的再構築】
基本方針【4.魅力ある景観づくり】
基本施策7:人と自然がふれあえる場所の保全・整備
「現状認識」
本市は、中国山地という豊かな自然環境に恵まれており、
比婆道後帝釈国定公園をはじめ、その他にも美しい自然
公園や都市公園等を有しています。これらの公園は、人
と自然がふれあえ、安らぎを与えてくれる場所として守
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
っていくことが必要であると考えられます。
従って、行政・市民・事業者が協力して、人と自然が
ふれあえる場所の保全と整備に取り組んでいく必要があ
ります。
「解決に向けた施策」
人と自然がふれあえるさとやまの
自然がふれあえるさとやまの保全
がふれあえるさとやまの保全と
保全と整備に必要な施策は、次のとおりです。
整備
①国定公園の保全と利用の推進
②自然公園の保全の推進と利用の推進
③都市公園等の美化及び意識啓発の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①管理主体との積極的な連携によ
る国定公園の保全
①国定公園の利用促進
①国定公園の保全活動への参
加・協力
①貴重な国定公園を誇り、きれい
に利用する
①国定公園を訪れ、自然とふれあ
う
①国定公園の保全活動への参
加・協力
①事業活動が国定公園の自然環
境に影響を及ぼさないように
配慮する
②県及び各管理主体との積極的な
連携による自然公園の保全
②自然公園の利用促進
②自然公園の保全活動への参
加・協力
②自然公園をきれいに利用する
②自然公園を訪れ、自然とふれあ
う
②自然公園の保全活動への参
加・協力
②事業活動が自然公園の自然環
境に影響を及ぼさないように
配慮する
③市民と連携した都市公園の美化
推進
③都市公園の利用促進
③都市公園の美化活動等への参
加・協力
③身近な公園に出向き、自然とふ
れあう
③都市公園の美化活動等への参
加・協力
③身近な公園に出向き、自然とふ
れあう
32
基本目標【2.自然環境の創造的再構築】
基本方針【5.動植物の保護】
基本施策8:動植物保護のための調査と環境整備
「現状認識」
本市は豊かな自然を有し、多種多様な動植物が生息して
いますが、希少な動植物の生息地の減少や害獣被害の増加
が問題となっています。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
こうしたことから、希少な動植物の生息調査を行うとと
もに、動植物の生息生育環境を整備していくことが必要で
あると考えられます。
従って、行政・市民・事業者が協力して、動植物保護の
ための調査と環境整備に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
動植物と
動植物と共生したさとやま
共生したさとやま環境
したさとやま環境の
環境の整備に必要な施策は、次のとおりです。
整備
①希少な動植物の生息調査の実施
②動植物の生息生育環境の保全の推進
③各種整備事業等における多自然型工法やビオトープの導入の推進
④有害鳥獣対策等の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①市域の希少な動植物の生息状況
の把握
①市民参加型の動植物調査の実施
検討
①動植物の生息地図の作成、情報
の提供
①市域の希少な動植物の生息状
況把握への協力
①市民参加型の動植物調査への
参加・協力
①市域の希少な動植物の生息状
況把握への参加・協力
②河川や山林等の環境美化活動推
進
②動植物の生息生育環境の保全
②河川や山林等の環境美化活動
への参加・協力
②自然環境に配慮した農産物の
生産
②河川や山林等の環境美化活動
への参加・協力
③災害復旧、河川改修、農地の水
路整備事業等において、自然と
親しめる多自然型工法やビオト
ープを導入
③多自然型工法やビオトープを
導入した場所で自然と親しむ
③開発を行う場合の多自然型工
法やビオトープの導入検討し
④鳥獣バッファーゾーンの整備推
進
④有害鳥獣対策(被害防止柵等)
への支援
④外来生物等の飼育・管理の徹底
推進
④市の補助制度等を活用した、害
獣との住み分け対策の実施
④外来生物やペット等の責任あ
る飼育
④市の補助制度等を活用した、害
獣との住み分け対策の実施
④外来生物やペット等の責任あ
る飼育
33
基本目標【2.自然環境の創造的再構築】
基本方針【6.里山的環境保全の取組】
基本施策9:里山景観の整備・再生(重点施策2)
「現状認識」
本市には、人々の暮らしと自然が調和した里山景観が
各所に残っています。市の文化的な特徴であるこうした
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
景観の保全・再生には、里山の整備が必要であると考え
られます。従って、行政・市民・事業者が協力して里山
整備に取り組み、里山景観を保全・再生していく必要が
あります。
また、望ましい里山景観とその保全・再生に必要な取
り組みを検討し、これらを明示した「さとやま景観条例」の策定を進める必要があります。
「解決に向けた施策」
里山景観の
里山景観の整備・
整備・再生に必要な施策は、次のとおりです。
再生
①里山景観の形成・保全の推進
②まち並み景観の維持と継承の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①里山景観を
里山景観を保全・
保全・再生するため
再生するため
の「さとやま景観条例
さとやま景観条例」
景観条例」の策定
①里山景観の
里山景観の整備・
整備・保存に
保存に必要な
必要な
支援制度導入の
支援制度導入の検討
①里山風景を
里山風景を形成する
形成する建造物等
する建造物等の
建造物等の
保全、
保全、居住・
居住・定住の
定住の推進
①開発行為等に対する里山景観へ
の配慮の指導
①周辺景観に配慮した緑化等の推
進
①公共施設や沿道等への花壇運動
の検討
① 里山整備による
里山整備 による里山景観
による 里山景観の
里山景観 の 保
全・再生
①庭先の緑化、花壇づくり
① 里山整備による
里山整備 による里山景観
による 里山景観の
里山景観 の 保
全・再生
①開発を行う際には、周辺景観に
配慮し、地域環境と調和させる
①敷地内の緑化、花壇づくり
②古くから残るまち並み景観の保
全・継承
②古くから残るまち並み景観の
保全・継承
②古くから残るまち並み景観の
保全・継承
34
基本目標【3.里山資源の産業化による循環型社会の構築】
基本方針【7.農地の有効活用】
基本施策 10:休耕地を含めた農地の有効活用
「現状認識」
本市では、近年、農地の荒廃が著しくなっています。
【ゾーニング地域】
●田園地域
また、市民ワークショップにおいては、
「荒廃した農地の
整備」を市に期待する施策として挙げています。
従って、行政・市民・事業者が協力して、休耕地を含
めた農地の有効活用に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
豊かで優
かで優れた田園
れた田園を
田園を有するさとやまの
するさとやまの再生
とやまの再生に必要な施策は、次のとおりです。
再生
①休耕地の有効活用の促進
②農地の保全と農業用施設整備事業の推進
③地産地消の促進
④魅力ある農業の促進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
①営農組織等の育成
①休耕地活用による地域農産物の
生産拡大
①休耕地を活用した市民農園・学
校農園等の整備
①休耕地を利用した放牧の推進に
よる和牛飼育の活性化
①地域営農組織への参加検討
①休耕地活用による地域農産物
の生産拡大
①市民農園・学校農園等の利用
①休耕地への和牛放牧を取り入
れ和牛飼育の活性化
②農地パトロールの推進及び農地
に関する相談業務の強化
②農地の利用促進のための農業支
援情報の発信
②農道等の農業用施設整備事業の
推進
②農地や農業用施設の維持管理
②農地の支援情報等の活用
②農道等の農業用施設整備への
積極的な取り組み
③地場で穫れる食品の積極的購入
を勧め、地産地消を図る
③地域の食材を積極的に購入す
る
③地域の食材を積極的に購入す
る
④農業後継者育成のための研修の
実施
④滞在型農業体験活動の推進
④滞在型農業体験活動への参
加・協力
④農業後継者の確保
④滞在型農業体験活動への協力
35
事業者の
事業者の取組
基本目標【3.里山資源の産業化による循環型社会の構築】
基本方針【8.森林の有効活用】
基本施策 11:森林の整備と有効活用(重点施策3)
「現状認識」
本市では、近年、山林の荒廃が著しくなっています。
また、市民ワークショップにおいては、
「荒廃した山林の
【ゾーニング地域】
●森林地域
整備」を市に期待する施策として挙げています。山林を
適正に整備・管理することは、森林環境だけでなく、森
林の持つ水源涵養機能等の回復により、水環境の保全に
もつながります。
従って、行政・市民・事業者が協力して、森林の整備
と有効活用に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
豊かで優
かで優れた森林
れた森林を
森林を有するさとやまの
するさとやまの再生
とやまの再生に必要な施策は、次のとおりです。
再生
①森林整備と有効活用の促進
②森林の保全と林道等整備事業の推進
③地産材活用及び普及の推進
④魅力ある林業の促進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①「庄原市森づくり
庄原市森づくり事業
づくり事業」
事業」等によ
る里山森林の
里山森林の再生
①間伐材の
間伐材の有効利用推進
①「庄原森づくり
庄原森づくり事業
づくり事業」
事業」等への積
への積
極的な
極的な参加・
参加・協力
①間伐材の
間伐材の有効利用
①都市との交流による森林整備
の積極的な参加・協力
①森林の保全・整備活動等への参
加・協力
①学校管理山林設置への協力
①「庄原森づくり
庄原森づくり事業
づくり事業」
事業」等への積
への積
極的な
極的な参加・
参加・協力
①間伐材の
間伐材の有効利用
①都市との交流による森林整備
の積極的な参加・協力
①NPO・民間ボランティア団体
等との連携による森林の保
全・整備活動
①都市との交流による森林整備の
推進
①NPO・民間ボランティア団体等
との連携による森林の保全・整
備活動の推進
①学校と連携した学校管理山林設
置の検討
①里山資源活用による新たな産業
の創出
②人工林の適正管理等の相談窓口
の設置
②森林の利用促進のための林業支
援情報の発信
②林道等整備事業の推進
②所有林の適正な維持管理
②林業支援情報等の積極的な活
用
②林道等の林業用施設整備への
積極的な取り組み
③地産材を
地産材を活用した
活用した公共施設
した公共施設の
公共施設の建
設
③地産材利用の
地産材利用の推進
③家の新築等をする
新築等をする際
をする際は、地産材
を積極的に
積極的に使用
③ 地産材を
地産材 を 利用した
利用 した産業振興事
した 産業振興事
業の検討
④林業後継者の育成のための研修
実施の検討
④林業体験学習の推進
④林業体験学習への参加
④林業後継者の確保
④林業体験学習への参加
36
基本目標【3.里山資源の産業化による循環型社会の構築】
基本方針【9.バイオマスタウンの実現】
基本施策 12:バイオマスの活用(重点施策4)
「現状認識」
バイオマスの活用については、市民アンケートにおい
て、市民は「バイオマスの活用などによる地域産業の活
性化」に最も期待の高いことが確認できました。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
従って、行政・市民・事業者が協力して、バイオマス
の活用に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
バイオマス資源
バイオマス資源の
資源の活用と
活用と資源循環によるさとやま
資源循環によるさとやま産業
によるさとやま産業
の創出に必要な施策は、次のとおりです。
創出
①バイオマスの利活用及び普及
②木質バイオマス利活用の重点的推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①バイオマス活用
バイオマス活用に
活用に向けた事業活
けた事業活
動との連携
との連携・
連携・支援
①廃食用油回収の
廃食用油回収の推進
①ごみ収集車等公用車
ごみ収集車等公用車への
収集車等公用車へのバイオ
へのバイオ
ディーゼル燃料
ディーゼル燃料の
燃料の積極的な
積極的な利用
① バイオマスの
バイオマス の 活用に
活用 に 向 けた事
けた 事
業活動への
業活動への参加
への参加・
参加・協力
①廃食用油回収への協力
① バイオマスの
バイオマス の 活用に
活用 に 向 けた事
けた 事
業活動への
業活動への参加
への参加。
参加。協力
①廃食用油回収への協力
②「SARU プロジェクト会議
プロジェクト会議」
会議」等
との連携
との連携による
連携による木質
による木質バイオマス
木質バイオマス
の活用の
活用の推進
②公共施設への
公共施設への木質
への木質チップ
木質チップ・
チップ・ペレ
ット利用
ット利用ボイラー
利用ボイラーの
ボイラーの設置促進
②ペレットストーブの
ペレットストーブの導入推進
②木質チップ
木質チップを
チップを利用した
利用したコージェ
したコージェ
ネレーション装置
ネレーション装置の
装置の導入推進
②ペレット製造事業
ペレット製造事業の
製造事業の推進
②木材パウダー
木材パウダーを
パウダーを利用した
利用したエタノ
したエタノ
ール製造事業
ール製造事業の
製造事業の推進
②木質バイオマスを活用した公共
施設の建設
②間伐材等残材の有効活用推進
②ペレットストーブの
ペレットストーブの購入
②木質バイオマス資源の知識を
深め、資源循環の大切さを理解
する
②間伐材等の有効活用への協力
② 木質チップ
木質 チップを
チップ を 利用した
利用 したコージ
した コージ
ェネレーション装置
ェネレーション装置の
装置の導入
②ペレットストーブの
ペレットストーブの購入
② 木質バイオマス
木質 バイオマス利活用
バイオマス 利活用による
利活用 による
産業の
産業の創出
②木質バイオマス資源の知識を
深め、資源循環の大切さを理解
する
②間伐材等の有効活用への協力
37
基本目標【3.里山資源の産業化による循環型社会の構築】
基本方針【10.廃棄物の資源化】
基本施策 13:廃棄物の有効活用(重点施策5)
「現状認識」
本市では、牛糞や稲わらの堆肥化による資源循環を進め
ており、また、家庭ごみ等に対しても、ごみの分別指導や
生ごみの堆肥化促進を行うなど、ごみ減量・資源化促進に
努めています。また、市民アンケートでは、
「ごみの減量・
資源化の推進」を市に期待する施策として挙げています。
従って、行政・市民・事業者が協力し、廃棄物の排出抑
制と廃棄物の有効活用に取り組んでいく必要があります。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
「詰替え用品」
「解決に向けた施策」
循環型社会を
循環型社会を実現するさとやまの
実現するさとやまの形成
するさとやまの形成に必要な施策は、
形成
次のとおりです。
①農業におけるリサイクルの推進
②廃棄物の排出抑制と廃棄物の有効活用の推進
③地域活動や事業活動によるリサイクルの推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①「庄原市堆肥利用促進研究会」
原市堆肥利用促進研究会」
等との連携
との連携による
連携による農産
による農産バイオマ
農産バイオマ
スの活用の
活用の推進
①牛糞や
牛糞や稲わらの有効利用推進
わらの有効利用推進
①「庄原市堆肥利用促進研究会」
庄原市堆肥利用促進研究会」
等 との連携
との 連携による
連携 による農産
による 農産バイオ
農産 バイオ
マスの
マスの活用
①牛糞や
牛糞や稲わらの堆肥化
わらの堆肥化
①「庄原市堆肥利用促進研究会」
庄原市堆肥利用促進研究会」
等 との連携
との 連携による
連携 による農産
による 農産バイオ
農産 バイオ
マスの
マスの活用
①牛糞や
牛糞や稲わらの堆肥化
わらの堆肥化
②「環境しょうばら」や「広報し
ょうばら」への情報掲載による
廃棄物の排出抑制・有効活用の
推進
②生ごみ堆肥化の推進
②ごみの発生抑制、適正な分別、
再利用やリサイクル推進
②市の補助制度等を活用した生
ごみ堆肥化と利用
②自動車・テレビ等の適正処分
②ごみの発生抑制、適正な分別、
再利用やリサイクル推進
②生ごみの堆肥化と利用
②容器包装のリサイクル(再商品
化)
②自動車・テレビ等の適正処分
②リサイクル製品の購入
②リサイクル可能な製品の開発
や販売の推進
③フリーマーケット開催等の支援
③事業系ごみのリサイクル推進
③フリーマーケットへの出品・購
入による再利用
③リターナブル容器の商品購入
と回収協力
③容器包装等の店頭回収
③リターナブル容器の商品販売
と回収・資源化
38
4.3
行動指針
本計画を進めていく上で「行政・市民・事業者の連携と協働」により、積極的に取り組ん
でいく施策を「行動指針」として掲げました。
【行 政】
○産学官民による連携体制のコーディ
ネートを行います。
○情報体制の整備と学習・活動の場の
提供を行います。
○環境リーダーの育成を行います。
○環境活動を積極的に支援します。
【学術機関、ボランティア団体、
NPO など】
○積極的に環境活動に協力します。
○環境学習やワークショップへの協力
を行います。
○活動状況等を情報発信し、環境意識
を高めます。
連携・協働
支援
協力
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
連携・協働
基本方針
【11.環境学習への取組】
【12.環境活動への取組】
【13.情報発信と他都市との連携】
積極的
な参加
【市 民】
○環境に関する知識を身につけ、理解
を深めます。
○積極的に環境活動に参加します。
○環境リーダーが中心となって、更な
る活動・行動を展開します。
連携・協働
参加・
参加・協力
と支援
連携・協働
39
【事業者】
○社内研修等により、環境問題に関す
る知識を深めます。
○環境活動に参加・協力します。
○環境学習やワークショップへの支援
を行います。
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【11.環境学習への取組】
基本施策 14:環境意識の醸成
「現状認識」
環境教育については、市民アンケートにおいて、市民
は「環境教育の推進」を市に期待する施策に挙げている
ことが確認できました。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
従って、行政・市民・事業者が協力して、環境意識の
醸成に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
さとやまの構築
さとやまの 構築に
構築 に 対 する人
する 人 々 の 環境意識の
環境意識 の 醸成に必
醸成
要な施策は、次のとおりです。
①人材養成と環境マネジメントシステムの推進
②環境学習の資料・場所づくりの推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①環境学習リーダー人材養成への
支援
①環境マネジメントシステムの導
入推進
①地域での環境学習リーダーの
育成
①職場での環境学習リーダー育
成
①環境マネジメントシステムの
導入
②学校との連携による環境学習に
関する資料等作成
②自然公園や環境関連施設等の整
備及び環境学習の場の確保
【環境関連施設(例)
】
□多自然型工法等を導入した河
川での水辺教室
□自然公園
□学校農園、学校管理山林
□博物館、資料館
□リサイクルプラザ など
②環境学習の資料を活用した環
境意識向上
②環境学習の資料を活用した環
境意識向上
40
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【11.環境学習への取組】
基本施策 15:環境学習の推進
「現状認識」
環境教育については、市民アンケートにおいて、市民
は「環境教育の推進」を市に期待する施策に挙げている
ことが確認できました。
従って、行政・市民・事業者が協力して、環境学習の
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
推進に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
さとやまの構築
さとやまの 構築に
構築 に 対 する人
する 人 々 の 環境意識の
環境意識 の 醸成に必
醸成
要な施策は、次のとおりです。
①環境教育プログラムと人材養成の推進
②各種環境学習講座の開催
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①環境教育プログラムによる環境
学習の推進
①環境教育プログラムによる環
境学習への積極的な参加
①環境教育プログラムによる環
境学習への積極的な参加
②自然公園や環境関連施設等での
環境学習講座開催
【環境関連施設(例)
】
□多自然型工法等を導入した河
川での水辺教室
□自然公園
□学校農園、学校管理山林
□博物館、資料館
□リサイクルプラザ など
②環境学習講座への積極的な参
加
②環境関係法に関する環境学習
講座への積極的な参加
41
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【12.環境活動への取組】
基本施策 16:省エネルギーの実践と新エネルギーの活用
「現状認識」
省エネルギーや新エネルギーについては、市民アンケ
ートやワークショップにおいて、市民は「省エネルギー
型の家電製品の購入」、事業者は「太陽光などの新エネル
ギーの利用」に関心の高いことが確認できました。さら
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
に、地球環境については、
「地球温暖化」に関心の高いこ
とも確認できました。
従って、行政・市民・事業者が協力して、省エネルギ
ーの実践と新エネルギーの活用に取り組むことで、地球
温暖化防止にも貢献していく必要があります。
「解決に向けた施策」
省エネルギーの
エネルギーの実践と
実践と新エネルギーの
エネルギーの活用による
活用による持続可能
による持続可能なさとやま
持続可能なさとやま社会形成
なさとやま社会形成に必要な施策
社会形成
は、次のとおりです。
①省エネルギーの実践と新エネルギーの有効活用の推進
②地球温暖化防止に向けた取り組み活動への参画
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①公共施設への省エネルギー新エ
ネルギーの積極的導入
①省エネルギー実践例のパンフレ
ット等作成及び啓発活動の推進
①新エネルギー有効活用例のパン
フレット等作成及び啓発活動の
推進
①省エネルギーの実践と新エネル
ギーの有効活用の普及
①太陽光や風力等の新エネルギー
の導入を行う市民・事業者に対
する支援の検討
①節水や節電等の省エネルギー
の実践
①省エネルギー型の製品の購入
①太陽光や風力等の新エネルギ
ーの導入
①節水や節電等の省エネの実践
①省エネルギー型の製品の購入
①太陽光や風力等の新エネルギ
ーの導入
①廃熱を温水または蒸気として
回収し給湯や暖房で利用する
コージェネレーション機器の
導入
①消費者に対する省エネ・新エネ
商品に関する情報の提供
②地球温暖化防止の情報発信
②地球温暖化防止対策実行計画の
策定と取り組み
②地球温暖化防止対策地域推進計
画の策定と取り組み
②地球温暖化防止に関するイベ
ント等への積極的な参加
②地球温暖化防止のための自主
的な取り組み
【自主的な取組(例)
】
□徒歩や自転車、バス等の公共
交通機関の利用
□アイドリングストップ
□エコドライブ
□低公害車の購入
□節水や節電
□省エネルギー型製品の購入
□環境家計簿による生活の見直し
②地球温暖化防止対策地域推進
計画への協力
②地球温暖化防止に関するイベ
ント等への積極的な参加
②地球温暖化防止のための自主
的な取り組み
【自主的な取組(例)
】
□アイドリングストップ
□エコドライブ
□低公害車の購入
□節水や節電
□省エネルギー型製品の購入
②地球温暖化防止対策地域推進
計画への協力
42
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【12.環境活動への取組】
基本施策 17:バイオマス情報の発信(重点施策6)
「現状認識」
バイオマスの活用については、市民アンケートにおいて、
市民は「バイオマスの活用などによる地域産業の活性化」
に最も期待の高いことが確認できました。
今後、市の特色であるバイオマス関連の活動等をさらに
推進していくためには、他都市を含めた広い範囲への情報
発信を積極的に行い、行政・市民・事業者の共有意識を高
めていく必要があります。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
「解決に向けた施策」
市民が
市民がバイオマス資源循環
バイオマス資源循環を
資源循環を理解し
理解し誇りに思
りに思う環境都
市形成に
に必要な施策は、次のとおりです。
市形成
①バイオマスに関するイベント等の活動の推進
②イベント活動や関連施設等の情報提供
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
①バイオマス資源循環
バイオマス資源循環への
資源循環への理解
への理解を
理解を
深めるための「
めるための「バイオフォーラ
ム」開催の
開催の継続
①他都市と
他都市と積極的に
積極的に交流し
交流し、バイ
オマスに
オマスに関するイベント
するイベント等
イベント等の開
催・推進
【バイオマス関連
バイオマス関連の
関連の機関】
機関】
□SARU プロジェクト会議
プロジェクト会議
□庄原市堆肥利用促進研究会
□広島県
□しょうばら産学官
しょうばら産学官
□NPO法人
NPO法人 森のバイオマス
研究会 など
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①「バイオフォーラム」
バイオフォーラム」への参加
への参加
① バイオマスに
バイオマス に 関 するイベント
する イベント
等への参加
への参加・
参加・協力及び
協力及び他都市の
他都市の
住民との
住民との積極的
との積極的な
積極的な交流
① 「 バイオフォーラム」
バイオフォーラム 」 への参
への 参
加・協力
① バイオマスに
バイオマス に 関 するイベント
する イベント
等への参加
への参加・
参加・協力及び
協力及び他都市の
他都市の
住民との
住民との積極的
との積極的な
積極的な交流
②公共施設や事業所で利用されて
いるペレットストーブやボイラ
ーの情報公開推進
②庄原市バイオマスタウン構想関
連施設整備状況等の情報公開
【市のバイオマスの関連施設】
□チップスクリーン・乾燥施設
□ペレット生産施設
□木質バイオマスエネルギー利
用木材乾燥施設
□木質バイオマス供給施設
□木質バイオマスエネルギー利
用施設
□二次製品貯蔵流通堆肥センタ
ー など
43
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【13.情報発信と他都市との連携】
基本施策 18:環境をテーマにした交流活動の推進
「現状認識」
本市の環境に関する交流活動には、地域毎の公民館等
で開催される交流活動等があります。
今後、これらの交流活動等を活性化していくためには、
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
行政・市民・事業者の協力が必要であるとともに、他都
市(県や近隣自治体等)への情報発信を積極的に行い、
周辺ネットワークを広げながら、本市の環境をテーマに
した交流活動の推進に取り組んでいく必要があります。
「解決に向けた施策」
人と人とのつながりがつくる豊
とのつながりがつくる豊かなさとやま環境構築
かなさとやま環境構築に必要な施策は、次のとおりです。
環境構築
①環境に関する交流会等の活動の推進
②他都市を含めた交流活動の情報提供と人材養成の推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①地域毎に公民館等で開催されて
いる環境関係の交流会の推進
①環境に関する交流会の開催
①地域毎に公民館等で開催され
ている環境関係の交流会への
参加
①環境に関する交流会への参加
①地域毎に公民館等で開催され
ている環境関係の交流会への
参加
①環境に関する交流会への参加
②「環境しょうばら」、「広報しょ
うばら」、「市のホームページ」
等の様々な方法を用いた交流活
動に関する情報提供
②交流活動に関する環境交流リー
ダーの人材養成の支援
②市外向けの積極的な情報発信に
よる周辺ネットワークの拡大及
び都市との交流による里山再生
に関する活動(農地・森林整備
等)の推進
②地域での環境交流リーダーの
育成
②都市との交流による里山再生
に関する活動(農地・森林整備
等)への参加・協力
②職場での環境交流リーダーの
育成
②都市との交流による里山再生
に関する活動(農地・森林整備
等)への参加・協力
44
行動指針【全市民参加による環境都市づくり】
基本方針【13.情報発信と他都市との連携】
基本施策 19:行政・市民・事業者の連携・協働の推進
「現状認識」
環境都市づくりには、行政・市民・事業者、さらには、
自治振興区・民間ボランティア団体・NPO等の多様な
主体の連携と協働が必要となります。
【ゾーニング地域】
●まち並み地域
●田園地域
●森林地域
「解決に向けた施策」
行政、
行政、市民、
市民、事業者や
事業者や、学術機関、
学術機関、市民団体等との
市民団体等との連
との連
携 と 協働でさとやま
協働 でさとやま文化都市
でさとやま 文化都市の
文化都市 の 構築するために必要な
構築
施策は、次のとおりです。
①各種団体等との連携による環境保全活動等の推進
②人材養成と連携組織づくりの推進
「各主体別の取組」
行政の
行政の取組
市民の
市民の取組
事業者の
事業者の取組
①自治振興区・民間ボランティア
団体・NPO等との連携による
環境保全活動等の推進
①民間ボランティア団体・NPO
等設立の支援
①「しょうばら環境月間」の設置
による環境保全活動等の推進
①自治振興区・民間ボランティア
団体・NPO等の環境保全活動
等への積極的な参加・協力
【環境保全活動(例)
】
□市道、農林道草刈団体の活動
への参加・協力
□県道の里親制度への参加・協
力
□県ラブリバー制度への参
加・協力
□不法投棄回収団体活動への
参加・協力
①自治振興区・民間ボランティア
団体・NPO等の環境保全活動
等への積極的な参加・協力
【環境保全活動(例)
】
□市道、農林道草刈団体の活動
への参加・協力
□県道の里親制度への参加・協
力
□県ラブリバー制度への参
加・協力
□不法投棄回収団体活動への
参加・協力
②環境保全活動等に関する環境保
全リーダー人材養成の支援
②自治振興区・民間ボランティア
団体・NPO等との協働による
環境保全活動等のための連携組
織と仕組みづくりの検討
【仕組みづくり(例)
】
□不法投棄監視パトロール体制
□不法投棄回収体制
□休耕地レンタル体制
②地域での環境保全活動等に関
する環境保全リーダーの育成
②職場での環境保全活動等に関
する環境保全リーダーの育成
45
第5章 計画の
計画の推進方法
5.1
1
推進体制の整備
行政による「環境推進会議」
施策の推進体制として、
「環境推進会議」
環境推進会議」を設置します。環境推進会議は、平成 20 年度中
の準備・設置を目指します。
環境推進会議のメンバーは、庁内の各関係部署(担当者)で構成し、2 年毎に目標指標達
施策推進の
主体として
として活動
活動していきます。
成状況の評価と施策及び目標の見直しを行い、施策推進
施策推進
の主体
として
活動
2
市民・事業者による「庄原環境会議」
庄原環境会議」
施策及び目標の見直しに対する外部審査機関として、
「庄原環境会議
」を設置します。庄原
環境会議は、平成 20 年度中の準備・設置を目指します。
庄原環境会議のメンバーは、行政、市民、事業者及び大学等で構成します。また、本市の
環境衛生課が事務局を努め、環境推進会議がまとめる目標指標の達成状況の評価をもとに、
施策及び目標に対する意見交換により、施策及
施策及び
施策及び目標の
目標の見直しに
見直しに対
しに対する市民
する市民・
市民・事業者意見の
事業者意見の
反映の
反映の役割を担います。
役割
46
5.2
計画の進行管理システム
本計画の進行管理については、環境マネジメントシステム(ISO)の管理方法として採用さ
「PDCAサイクル
サイクル」
れている「PDCA
「PDCA
サイクル
」を用いて行います。
」、「②Do(実行)」、「③Check(点検・評価)」、
PDCAサイクルとは、「①Plan(計画)
「④Action(見直し)」
、の頭文字で表されています(イメージ図参照)。
計画策定後は、PDCAサイクルを用いて、施策の達成状況を定期的に点検・評価しなが
ら、施策の見直し等を継続的に進めていきます。
また、目標達成状況を定期的にチェック(2年毎)するとともに、市民などからの意見を
反映することにより、計画の実効性を高めていきます。
5.3
計画の進行管理体制
本計画の実現に向けて、進行管理体制を形成します。
連携・協働
①目標指標の設定
(Plan:計画)
市民・事業者等の参加
②各種施策の実施
(Do:実行)
市 民
事業者
NPO
「環境推進会議」
学術機関
(行政:庁内の関係部署)
ボランテ
ィア団体
④施策の見直し
(Action:見直し)
③目標指標の評価
(Check:点検・評価)
意見反映
連携・協働
報 告
「庄原環境会議」
(行政・市民・事業者等)
47
県
5.4
目標指標の設定
本計画をより具体的に進めていくため、各施策に応じた目標指標を設定しました。
基本施策
現 状
(H18)
目 標
(H27)
担当課
39 台
70 台
総務課
低公害車の導入(市所有の地
域生活バス等)
―
導入率
20%
市民生活課
公共バスの利用者数(延人数)
54 万人/年
54 万人/年
市民生活課
違法な野焼きに関する情報の
提供
2 回/年
3 回/年
環境衛生課
生活排水対策の啓発(排水対
応マニュアルの配布)
―
3回/年
(1 回/年)
環境衛生課
水洗化率(接続人口/市全人
口)
50.5%
70.0%
下水道課
市営住宅水洗化(戸数)
444 戸
626 戸
都市整備課
5,000 人/年
10,000 人/年
環境衛生課
サイトへの調査情
報掲載
環境衛生課
指標の内容
低公害車の導入(公用車)
1.車の排気ガス等の軽
減
2.生活排水対策
3.河川の環境改善
河川・水路の清掃活動(延人
数)
河川の水質情報の発信
4.不法投棄・ポイ捨て
対策
5.さとやまの暮らし文
化の発掘・再生
6.ごみの減量化の取組
7.人と自然がふれあえ
る場所の保全・整備
8.動植物保護のための
調査と環境整備
9.里山景観の整備・再
生
不法投棄のパトロール強化
(延人数)
100人/年
1,000 人/年
環境衛生課
ポイ捨てごみの一斉清掃(延
人数)
12,400 人/年
30,000 人/年
環境衛生課
不法投棄・ポイ捨て防止の啓
発(環境しょうばらへの掲載)
2 回/年
3 回/年
環境衛生課
さとやまぐらし協議会による
検討
―
望ましいさとやま
ぐらしの検討と取
組の実施
企画課
2 回/年
企画課
8,700t/年
(20%減)
環境衛生課
3回/年
都市整備課
市域の希少な動植物の生息生
育環境の保全
市域の動植物調査
の実施と生息地図
の作成
生涯学習課
多自然型工法やビオトープの
導入
積極的な導入
建設課
鳥獣バッファゾーンの整備
7 ヶ所
(計画期間)
農林振興課
さとやま景観条例
の制定と実行
環境衛生課
支援制度の導入
環境衛生課
望ましいさとやまぐらしの啓
―
発(広報しょうばらへの掲載)
ごみ処理量の削減
10,900t/年
(削減率)
市民と連携した都市公園の一
斉清掃活動
望ましい里山景観の保全・再
生
48
―
基本施策
10.休耕地を含めた農
地の有効活用
現 状
(H18)
目 標
(H27)
担当課
耕作放棄地面積
400ha
200ha
農林振興課
農地の保全と有効利用の促進
(農地の一斉パトロール)
1 回/年
2 回/年
農業委員会
20%
40%
農業委員会
指標の内容
農地の利用集積の促進
森づくり事業における森林整
備
11.森林の整備と有効
活用
造林事業の推進
間伐事業の推進
12.バイオマスの活用
13.廃棄物の有効活用
廃食用油のバイオディーゼル
燃料による利活用量
公共施設への木質チップ・ペ
レット利用ボイラー設置
53ha
(年間)
964ha
(年間)
1,300ha
(計画期間)
280 ha
(計画期間)
8,000 ha
(計画期間)
18kL/年
20kL/年
―
―
10 施設
(計画期間)
1,000 台
(計画期間)
農林振興課
農林振興課
農林振興課
環境衛生課
企画課
ペレットストーブの導入
111 台
企画課
木質バイオマスの利活用推進
(間伐材等利用量)
27t/年
30,000t/年
企画課
牛糞の堆肥化利用(利用率)
84%
90%
農林振興課
一般廃棄物のリサイクル率向
上(リサイクル率)
38%
55%
環境衛生課
14.環境意識の醸成
環境学習リーダーの育成
―
22 人
環境衛生課
15.環境学習の推進
環境学習座談会の開催
―
7 回/年
環境衛生課
16.省エネルギーの実
践と新エネルギーの活
用
省エネルギーの推進(公共施
設への省エネ製品導入)
新エネルギーの推進(公共施
設への新エネ製品導入)
積極的な導入
都市整備課
積極的な導入
都市整備課
1 回/年
2 回/年
企画課
環境交流リーダーの育成
―
22 人
環境衛生課
環境保全リーダーの育成
―
22 人
環境衛生課
17.バイオマス情報の
発信
18.環境をテーマにし
た交流活動の推進
19.行政・市民・事業者
の連携・協働の推進
バイオマスフォーラムの開催
49
「用語の解説」
「あ」
■アイドリングストップ
荷物の積み降ろしや休憩中に自動車のエンジンを停止させること。これにより、燃料の節約や二酸化炭
素排出の削減ができる。
「え」
■エコドライブ
環境に配慮した運転方法。アイドリングをしない、急な発進・加速・減速をしない、無駄な荷物を積ま
ないなどの心がけにより、消費燃料を節約し、二酸化炭素の排出を削減することができる。
「お」
■オゾン層
地球を取り巻く大気中のオゾンの大部分は地上から約 10~50km 上空の成層圏に存在し、オゾン層と呼ば
れている。太陽光に含まれる有害紫外線の大部分を吸収し、地球上の生物を保護する役割を果たす。
■温室効果ガス
大気を構成する気体であって、赤外線を吸収し再放出する気体。京都議定書では、二酸化炭素、メタン、
一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六ふっ化硫黄の 6 物質が温室効果ガ
スとして削減対象となっている。
「か」
■外来生物
ある地域に人為的(意図的又は非意図的)に導入されることにより、その自然分布域を越えて生息又は
生育することとなる生物。このような外来生物の中には、生態系を破壊してしまうものや、農林水産業、
人の生命・身体への著しい影響等を生じさせるものがあるが、これらは自然状態では生じ得なかった影響
を人為的(意図的又は非意図的)にもたらすものとして問題となっており、特に侵略的な外来生物といわ
れている。
■合併浄化槽
台所や洗濯、風呂などで使用された生活排水とし尿汚水をあわせて浄化する単独施設のこと。
■家電リサイクル法
エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫及び冷凍庫について、小売業者に消費者からの引取り及び引き取っ
た廃家電の製造者等への引渡しを義務付けるとともに、製造業者等に対し引き取った廃家電の一定水準以
上のリサイクルの実施を義務付けたもの。
■環境基本計画
環境基本法第 15 条に基づき、政府全体の環境保全施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、総合的か
つ長期的な施策の大綱などを定める計画である。平成 6 年に第 1 次計画、平成 12 年に第 2 次計画、平成
18 年に第 3 次計画が閣議決定された。
■環境基本法
環境の保全について、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにす
るとともに、環境の保全に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全に関する施策を
総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに
人類の福祉に貢献することを目的としている。
■環境マネジメントシステム
環境管理とは、事業組織が法令等の規制基準を遵守するだけでなく、自主的、積極的に環境保全のため
に取る行動を計画・実行・評価することであり、(1)環境保全に関する方針、目標、計画等を定め、(2)
これを実行、記録し、(3)その実行状況を点検して、(4)方針等を見直すという一連の手続きを環境マ
ネジメントシステム(環境管理システム)と呼ぶ。
「き」
■京都議定書
1997 年 12 月に京都で開催された気候変動枠組条約第 3 回締約国会議(COP3)において採択された議定
書。先進各国の温室効果ガスの排出量について法的拘束力のある数値目標が決定されるとともに、排出量
取引、共同実施、クリーン開発メカニズムなどの新たな仕組みが合意された。2005 年 2 月に発効。
「く」
■グリーン購入
製品やサービスを購入する際に、その必要性を十分に考慮し、購入が必要な場合には、できる限り環境
への負荷が少ないものを優先的に購入すること。
「こ」
■光化学オキシダント
工場・事業場や自動車から排出される窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)などが太陽光線を
受けて光化学反応を起こすことにより生成されるオゾンなどの総称で、いわゆる光化学スモッグの原因と
なっている物質。強い酸化力を持ち、高濃度では眼やのどへの刺激や呼吸器に影響を及ぼすおそれがあり、
農作物などにも影響を与える。
■コージェネレーション
発電と同時に発生した排熱も利用して、冷暖房や給湯等の熱需要に利用するエネルギー供給システムで、
総合熱効率の向上を図るもの。
「さ」
■里山
人里近くにある、生活に結びついた山のこと。
■酸性雨
二酸化硫黄、窒素酸化物等の大気汚染物質は、大気中で硫酸、硝酸等に変化し、再び地上に戻ってくる
(沈着)。それには 2 種類あり、一つは、雲を作っている水滴に溶け込んで雨や雪などの形で沈着する場
合(「湿性沈着」と呼ばれる。)であり、他の一つは、ガスや粒子の形で沈着する場合(「乾性沈着」と
呼ばれる。)である。当初はもっぱら酸性の強い(pH の低い)雨のことのみに関心が寄せられていた。し
かし、現在ではより幅広く、「酸性雨」は湿性沈着及び乾性沈着を併せたものとしてとらえられている。
(したがって、より科学的には「酸性沈着」という用語が使用される。)
「し」
■自然公園
自然公園法に基づき、わが国を代表するすぐれた風景地については国立公園、国定公園に指定し、都道
府県を代表する風景地については都道府県立自然公園に指定されている。
■自動車リサイクル法
使用済み自動車から出る部品などを回収してリサイクルしたり適正に処分することを、自動車メーカー
や輸入業者に義務付ける法律。2002 年制定。
■循環型社会
大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会に代わるものとして提示された概念。循環型社会基本法では、
第一に製品等が廃棄物等となることを抑制し、第二に排出された廃棄物等についてはできるだけ資源とし
て適正に利用し、最後にどうしても利用できないものは適正に処分することが徹底されることにより実現
される、「天然資源の消費が抑制され、環境への負荷ができる限り低減された社会」としている。
■省エネルギー
エネルギーを節約して、エネルギーの消費を減らすこと、あるいはそうした運動をさす概念。
■食品リサイクル法
食品製造工程から出る材料くずや売れ残った食品、食べ残しなどの「食品廃棄物」を減らし、リサイク
ルを進めるため、生産者や販売者などに食品廃棄物の減量・リサイクルを義務付けた法律。2000 年制定。
■新エネルギー
「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」において、「新エネルギー利用等」として規定され
ており、「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石
油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と定義されている。具体的には、太陽光発電、風
力発電などの自然エネルギーや廃棄物による発電、熱利用や燃料電池などが該当する。
「た」
■第 1 次産業
農業、林業、漁業の産業のこと。
■第 2 次産業
鉱業、建設業、製造業の産業のこと。
■第 3 次産業
電気・ガス・熱供給・水道業、運輸・通信業、卸売・小売業、飲食店、金融・保険業、不動産業、サー
ビス業、公務などの産業のこと。
■多自然型工法(=近自然型工法:同義語)
人間の利便性追及型社会から地球環境や自然生態系に配慮した社会(環境保全型社会)に変えていくこ
とを基本的な考えとして生まれたのが近自然工学である。これを技術的側面から捉えたものが近自然工法
であり、多自然型川づくりやエコロード事業は、この考え方に基づき国土交通省が推進している事業であ
る。
「ち」
■地球温暖化
生産活動等によって大量に排出された二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に蓄積し、地球全体の気
温が上昇すること。
「に」
■二酸化硫黄
硫黄分を含む石油や石炭の燃焼により生じ、かつての四日市ぜんそくなどの公害病や酸性雨の原因とな
っている。
■二酸化窒素
一酸化窒素が酸素に触れると生成する赤褐色の気体。
「ね」
■ネットワーク
(1) テレビ・ラジオで、番組を送り出す局を中心に、中継回線によって結ばれた、全国的な放送局の組織。
放送網。ネット。
(2) ある計画を遂行するために必要なすべての作業の相互関係を図式化したもの。コンピューターによる
工程管理に利用される。
「は」
■バイオマス
再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの。
廃棄物系バイオマスとしては、廃棄される紙、家畜排せつ物、食品廃棄物、建設発生木材、黒液、下水
汚泥などがある。主な活用方法としては、農業分野における飼肥料としての利用や汚泥のレンガ原料とし
ての利用があるほか、燃焼して発電を行ったり、アルコール発酵、メタン発酵などによる燃料化などのエ
ネルギー利用などもある。
<木質バイオマス>
本来、木材など植物系の生体のことを意味する。植物は環境中の代表的温暖化ガスである二酸化炭素を
吸収し成長するため、それを石炭、石油などの化石燃料の代替エネルギー源として用いれば、飛躍的に二
酸化炭素発生量を減らすことができる。最近では、木質バイオマスのエネルギー源としての利用を促進す
るため、燃焼技術の開発、燃焼方法、ガス化などの研究が進められている。
■バイオマスタウン
域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利用までが効率的なプロセスで結
ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、あるい
は今後行われることが見込まれる地域。
■廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
廃棄物の排出を抑制し、その適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をすることを目的と
した法律で、廃棄物処理施設の設置規制、廃棄物処理業者に対する規制、廃棄物処理基準の策定等を内容
とする。
■バッファーゾーン
自然保護地域設定の際の地域区分(ゾーニング)のひとつで、コアエリア(核心地域)を取り囲んで、
保護地域外からの影響を緩和するための緩衝地域・地区のこと。
「ひ」
■ビオトープ
野生生物が生息するまとまりのある景観地域を造成・復元すること。
■広島県道路里親制度
県管理の国道、県道における美化ボランティア活動に意欲を持つ団体、企業、個人を「道の里親」に認
定、県(道路管理者)は団体名等を記した表示板を設置し、傷害保険、損害賠償保険を設定する制度。
■広島県ラブリバー制度
河川敷の清掃・除草、その他河川環境を改善する活動で、県の行う制度(広島県道路里親制度、河川清
掃委託制度など)と重複しない年 3 回以上の活動を行う団体、企業、個人を認定する制度。
「ふ」
■浮遊粒子状物質(SPM)
大気中に浮遊する粒子状の物質(浮遊粉じん、エアロゾルなど)のうち粒径が 10μm(マイクロメート
ル:μm=100 万分の 1m)以下のものをいう。
■フリーマーケット
公園などで、不用品の売買・交換を行う市。環境保護のためのリサイクル運動のこと。
■フロン
クロロフルオロカーボン、フルオロカーボンの日本での慣用名。
■粉じん
物の破砕、選別その他の機械的処理等に伴い発生、飛散する物質。
「へ」
■ペレット
ペレットは「小さな球」という意味。環境関連では、いくつかの意味で使われる。
ポリエチレンやポリプロピレンなどプラスチック製品の原料となる、直径数ミリ程度の粒を「プラスチ
ック・レジン・ペレット」または「レジンペレット」という。輸送中などに流出して、海岸などに漂着す
る。生物への影響も危惧され、問題となっている。
生ごみやペットボトルなどの廃プラスチック、古紙などの可燃性のごみを粉砕・乾燥して、生石灰を混
ぜて圧縮・固化して円筒形に成型されたものは「RDF ペレット」と呼ばれる。専用の施設に移送され、発
電用燃料として用いられる。 一方、おがくずや木くずなどの製材廃材などに圧力を加えて固めた固形燃
料のことを「木質ペレット」という。専用の「ペレットストーブ」の燃料として使い、バイオマスエネル
ギー源のひとつとして注目されている。木材を原料とするためカーボンニュートラルと見なすことができ、
地球温暖化防止に有効とされる。
「ま」
■マイカップ
自分用のカップ(コップ)のこと。使用後にごみになる紙コップの使用量を減らす観点から、消費者自
身が用意するもの。
■マイハシ
自分用の箸。森林保護・地球温暖化防止・リサイクル推進などの立場から、割り箸の代わりに利用する。
■マイバック
自分用のバッグのこと。特に、使用後ごみになりやすいレジ袋を減量する観点から消費者が携行する買
い物袋のこと。
■マニフェスト制度
排出事業者が廃棄物の処理を委託する際に処理業者に管理票(マニフェスト)を交付し、処理終了後に
処理業者よりその旨を記載した管理票の写しの送付を受けることにより、排出事業者が廃棄物の流れを管
理し、適正な処理を確保するための仕組みのこと。
平成 3 年の廃棄物処理法改正により創設され、平成 5 年 4 月より特別管理産業廃棄物に限って義務づけ
られたが、平成 9 年 6 月の同法改正によりすべての産業廃棄物に拡大された(平成 10 年 12 月より)。ま
た、家電リサイクル法や自動車リサイクル法でも採用されている。
「よ」
■容器包装リサイクル法
一般廃棄物の減量及び再生資源の利用を図るため、家庭ごみの大きな割合を占める容器包装廃棄物につ
いて、消費者は分別して排出する、市町村は分別収集する、容器を製造する又は販売する商品に容器包装
を用いる事業者は再商品化を実施するという新たな役割分担を定めたもの。平成 7 年法律第 112 号。
「り」
■リサイクル
廃棄物等を再利用すること。原材料として再利用する再生利用(再資源化)、焼却して熱エネルギーを
回収するサーマル・リサイクル(熱回収)がある。
■リターナブル
紙容器・瓶などがリサイクルのために返却・回収ができること。
■リデュース
廃棄物の発生自体を抑制すること。リユース、リサイクルに優先される。リデュースのためには、事業
者には原材料の効率的利用、使い捨て製品の製造・販売等の自粛、製品の長寿命化など製品の設計から販
売に至るすべての段階での取組が求められる。また、消費者は、使い捨て製品や不要物を購入しない、過
剰包装の拒否、良い品を長く使う、食べ残しを出さないなどライフスタイル全般にわたる取組が必要。
■リユース
いったん使用された製品や部品、容器等を再使用すること。具体的には、(1)あるユーザーから回収さ
れた使用済み機器等をそのまま、もしくは修理などを施した上で再び別のユーザーが利用する「製品リユ
ース」、(2)製品を提供するための容器等を繰り返し使用する「リターナブル」、(3)ユーザーから回
収された機器などから再使用可能な部品を選別し、そのまま、もしくは修理等を施した上で再度使用する
「部品リユース」などがある。
「れ」
■レッドデータブック
レッドリスト掲載種の生息状況等をとりまとめ、出版物として発行したもの。
<英数>
■pH
水の酸性・アルカリ性を表す指標。中性は 7。数字が小さいほど酸性度が高い。
■DO
溶存酸素量。水に溶解している酸素の量。水生生物の生息に必要であり、数値が大きいほど良好な環境。
■BOD
生物化学的酸素要求量。水中の汚物を分解するために微生物が必要とする酸素の量。値が大きいほど水
質汚濁は著しい。
■SS
懸濁物質。浮遊物質。直径 2mm 以下 1μm 以上の各種有機物、無機物のこと。
■ISO
国際標準化機構の英語略(International Organization for Standardization)。
国際標準化機構は、国際的な非政府間機関(民間機関)であり、製品及びサービスの国際貿易を容易に
し、知的・科学的・技術的・経済的活動分野における国際間の協力を助長するために、世界的な標準化と
その関連活動の発展開発を図ることを目的としている。例えば、環境マネジメントシステムの規格である
ISO 14001 を制定している。
■NPO
非営利組織。政府や私企業とは独立した存在として、市民・民間の支援のもとで社会的な公益活動を行
う組織・団体。
■3R
「リデュース(Reduce):廃棄物等の発生抑制」、
「リユース(Reuse):再使用」、
「リサイクル(Recycle):
再生利用」の 3 つの頭文字をとったもの。
~
(資
料
編)
資料-1
庄原市環境基本条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
資料-2
検討委員会の設置について・・・・・・・・・・・・・・・
3
資料-3
市民・事業者へのアンケート調査結果・・・・・
5
資料-4
市民ワークショップの結果・・・・・・・・・・・・・・・ 25
資料-1
【庄原市環境基本条例】
平成 18 年9月 29 日
条例第 49 号
(目的)
第1条 この条例は、環境の保全と創造のための基本理念を定め、庄原市(以下「市」という。)、事業者及び市民がそれ
ぞれ果たすべき責務を明らかにするとともに、環境の保全と創造に関する施策の基本となる事項を定めることにより、こ
れに基づく施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民が健康で文化的な生活を営むことのできる良
好な環境の実現を図ることを目的とする。
(定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 環境の保全 環境を良好な水準に保ち、維持することをいう。
(2) 環境の創造 良好な環境が維持できるよう、又は健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受するために、より良い環境を
創り出すことをいう。
(3) 環境への負荷 人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障の原因となるおそれがあるも
のをいう。
(4) 地球環境の保全 人の活動による地球全体の温暖化又はオゾン層の破壊の進行、海洋の汚染、野生生物の種の減
少その他の地球の全体又はその広範な部分の環境に影響を及ぼす事態に係る環境の保全であって、人類の福祉に貢
献するとともに、市民の健康で文化的な生活の確保に寄与するものをいう。
(5) 公害 環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水
質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む。)、土壌の汚染、騒音、振動、地盤沈下(鉱物の
掘採のための土地の掘削によるものを除く。)及び悪臭によって、人の健康又は生活環境(人の生活に密接な関係のある
財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。)に係る被害が生ずることをいう。
(基本理念)
第3条 環境の保全と創造は、市民が健康で文化的な生活を営む上で必要とする健全で恵み豊かな環境を確保するとと
もに、その環境が将来にわたって良好に維持されることを目的として行わなければならない。
2 環境の保全と創造は、健全で恵み豊かな環境を維持しつつ、環境への負荷の少ない健全な経済を持続的に発展する
ことができる循環型社会が構築されることを目的に、すべての者の公平な役割分担の下に自主的かつ積極的に行われな
ければならない。
3 地球環境の保全は、人類共通の課題であるとともに、すべての者が健康で文化的な生活を将来にわたって確保する
上での課題であることを認識し、それぞれの事業活動及び日常生活において、積極的に推進されなければならない。
(市の責務)
第4条 市は、前条に定める環境の保全と創造についての基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、その自然的社
会的条件に応じた環境の保全と創造に関する施策を策定し、実施しなければならない。
(事業者の責務)
第5条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たり、公害の防止、廃棄物の適正な処理、自然環境を
適正に保全するために必要な措置を講ずることで、環境への負荷の低減に努めなければならない。
2 事業者は、市が実施する環境の保全と創造に関する施策に協力するよう努めるものとする。
(市民の責務)
第6条 市民は、基本理念にのっとり、日常生活において資源及びエネルギーの節約等、環境への負荷の低減に努めな
ければならない。
2 市民は、市が実施する環境の保全と創造に関する施策に協力するよう努めるものとする。
(市、事業者及び市民の協働)
第7条 市、事業者及び市民は、基本理念にのっとり、共通の目標に向かって相互に補完し協力し合うという協働の下に、
環境の保全と創造に努めなければならない。
(施策の策定及び指針)
第8条 市は、環境の保全と創造に関する施策の策定及び実施に当たっては、基本理念にのっとり、次の各号に掲げる
事項を基本として、各種の施策相互の連携を図りつつ総合的かつ計画的に行うものとする。
(1) 人の健康が保護され、生活環境と自然環境が適正に保全されるよう、大気、水、土壤などの環境の自然的構成要素
が良好な状態に保持されること。
(2) 生態系の多様性の確保、野生生物の種の保存などが図られるとともに、森林、農地、水辺地などにおける多様な自
然環境が地域の自然的社会的条件に応じて体系的に保全されること。
1
(3) 人と自然との豊かなふれあいが保たれること。
(4) 資源の循環的な利用、エネルギーの有効利用、廃棄物の減量等を推進することにより環境への負荷の低減が図ら
れること。
(環境基本計画の策定)
第9条 市長は、環境の保全と創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、環境の保全と創造に関する基
本的な計画(以下「環境基本計画」という。)を定めなければならない。
2 環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1) 環境の保全と創造に関する総合的かつ長期的な施策の目標
(2) 前号に掲げるもののほか、環境の保全と創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市長は、環境基本計画を定めるに当たっては、事業者及び市民の意見を反映することができるよう必要な措置を講ず
るものとする。
4 市長は、環境基本計画を定めたときは、速やかに、これを公表するものとする。
5 前2項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
(環境の状況等の公表)
第 10 条 市長は、環境基本計画に基づき講じた施策等について報告書を作成し、これを公表しなければならない。
(施策の策定等に当たっての配慮)
第 11 条 市は、環境に影響を及ぼすおそれのある事業等の計画、実施に当たっては環境基本計画との整合を図り、環境
の保全に配慮するよう必要な措置を講ずるものとする。
(事業の計画等に当たっての配慮)
第 12 条 市は、環境に影響を及ぼすおそれのある事業を行う事業者が、その事業の計画及び実施に当たっては環境基
本計画との整合を図るよう、総合的に調整し、必要な措置を講ずるものとする。
(規制の措置)
第 13 条 市は、環境の保全上の支障をきたすおそれがあると認めるときは、その支障を防止するため必要な規制、指導
及びその他の措置を講ずることができる。
(公共施設の整備等)
第 14 条 市は、環境への負荷の低減を図るため、一般廃棄物処理施設等の整備その他環境の保全上の支障を防止す
るための事業の推進に努めるものとする。
(資源の循環的な利用等の促進等)
第 15 条 市は、環境への負荷の低減を図るため、市の施設の建設及び維持管理その他の事業に当たり、資源の循環的
な利用、エネルギーの有効利用及び廃棄物の減量等に努めるものとする。
2 市は、環境への負荷の低減を図るため、事業者及び市民による資源の循環的な利用、エネルギーの有効利用及び廃
棄物の減量等が促進されるように必要な措置を講ずるものとする。
(環境教育等の推進及び情報の提供)
第 16 条 市は、環境の保全と創造に関し、事業者及び市民が理解を深めるとともに活動の意欲が増進されるよう、環境
の保全と創造に関する教育及び学習の振興並びに広報活動の充実その他の必要な措置を講ずるとともに、その必要な
情報を提供するよう努めるものとする。
(調査研究の実施及び監視等体制の整備)
第 17 条 市は、環境の保全と創造に関する施策を適正に実施するため、公害の防止、自然環境及び地球環境の保全そ
の他の環境の保全に関する事項について、調査及び研究に努めるものとする。
2 市は、環境の状況を把握し、環境の保全と創造に関する施策を適正に実施するため、必要な監視等の体制の整備に
努めるものとする。
(地球環境の保全の推進)
第 18 条 市は、事業者及び市民がそれぞれの役割に応じて地球環境の保全に資するよう行動するため、啓発等必要な
措置を講ずるものとする。
(国、県及び他の地方公共団体等との協力)
第 19 条 市は、環境の保全と創造を図るための広域的な取り組みを必要とする施策について、国、県及びその他の地方
公共団体その他関係する団体等と協力してその推進に努めるものとする。
(委任)
第 20 条 この条例に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
この条例は、公布の日から施行する。
2
資料-2
【検討委員会の設置について】
3
4
資料-3
【市民・事業者へのアンケート調査結果】
1.市民へのアンケート調査
① 調査目的
本調査は、
「庄原市環境基本計画」を策定するにあたり、市民の環境に対する意向などを
把握することを目的とした。
② 調査方法
庄原市内に在住する市民 1,600 人を無作為抽出し、郵送によりアンケート調査票の配
布・回収を行った。
③ 調査期間
発送:平成 19 年 2 月 28 日
締切:平成 19 年 3 月 14 日(最終回収日は平成 19 年 3 月 28 日)
④ 調査内容
アンケートの調査内容は、下表のとおりである。
アンケートの調査内容
設問の目的
問番号
①回答者の属性
項
目
属性別集計(クロス集計に
利用する
②地域の環境
地域環境の変化に関する
評価や、身近な環境に対する
満足度を探る
③環境に対する考え方
特に関心のある環境問題
や環境についての考え方を
探る
日常的に行っている環境
に対する取り組みを探る
環境行政についての満足
度と今後期待するものなど
を探る
大切にしたい市内の環境
や、将来の環境像についての
イメージを探る
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
問9
問 10
問 11
問 12
問 13
性別
年齢
職業
居住地域
居住年数
周辺環境の評価
周辺環境の満足度
周辺環境の問題点
庄原市の環境の変化
環境に対する関心度
環境に対する考え方
環境と事業についての考え方
日常の環境に対する取り組み
問 14
問 15
問 16
問 17
問 18
庄原市に対して満足度
庄原市に期待する環境施策
庄原市への協力
大切にしたい環境
その他
④環境に対する取り組み
⑤庄原市の環境行政
⑥将来の庄原市の環境
設問番号
⑤ 回収状況
回答数は757人、回答率は47.3%(757 人/1,600 人)であった。
5
⑥ 調査結果
問1 性別
あなたの性別
あなたの性別をお
性別をお答
をお答えください。
えください。
不明
0.4%
男性
46%
女性
54%
問2 年齢
あなたの年齢
あなたの年齢をお
年齢をお答
をお答えください。
えください。
20代
5%
不明
11%
30代
7%
40代
9%
70代以上
27%
50代
21%
60代
20%
問3 職業
あなたの職業
あなたの職業をお
職業をお答
をお答えください。
えください。
不明
1%
その他
18%
農林漁業
19%
パート・ア
ルバイト
5%
自営業
7%
学生
1%
主婦
25%
専門職
2%
6
会社員・公
務員・団体
職員
22%
問4 居住地域
あなたがお
あなたがお住
がお住まいになっている地域
まいになっている地域を
地域をお答えください。
えください。
総領地域
4%
比和地域
5%
高野地域
5%
口和地域
5%
庄原地域
46%
東城地域
24%
西城地域
11%
問5 居住年数
庄原市(
庄原市(旧1市6町)に何年住んでいるか
何年住んでいるかお
んでいるかお答えください。
えください。
5年未満
5%
不明
1%
20年以上
84%
7
5~9年
4%
10~19年
6%
問6
周辺環境の
周辺環境の評価
あなたがお住
あなたがお住まいになっている地域
まいになっている地域の
地域の環境は
環境は、住み始めたころと比
めたころと比べてどのように変
べてどのように変わりました
か?
○周辺環境が悪化したと回答した割合(枠囲み)は、10%であった。
わからない
5%
悪くなった
5%
どちらかとい
うと悪くなっ
た
5%
不明
5%
良くなった
45%
変わらない
24%
どちらかとい
うと良くなっ
た
11%
問7
周辺環境の
周辺環境の満足度
あなたがお住
あなたがお住まいになっている地域
まいになっている地域の
地域の環境はどのような
環境はどのような状況
はどのような状況ですか
状況ですか?
ですか?
(該当する
該当する項目
する項目を
項目を1つ選択)
選択)
○「有害鳥獣の少なさ」、
「ごみの少なさ」に対しての不満が多い。
0%
25%
50%
75%
空気のさわやかさ
騒音の少なさ
振動の少なさ
水の豊かさやきれいさ
里山の豊かさ
動植物の種類の多さ
有害鳥獣の少なさ
自然の眺めの美しさ
ごみの少なさ
満足している
やや不満である
概ね満足している
普通である
8
不満である
不明
100%
問8
周辺環境の
周辺環境の問題点
あなたがお住
あなたがお住まいになっている地域
まいになっている地域において
地域において、
において、改善すべきと
改善すべきと考
すべきと考える問題
える問題はどのようなものですか
問題はどのようなものですか?
はどのようなものですか?
「問7 周辺環境の
周辺環境の満足度」
満足度」の回答で
回答で「やや不満
やや不満である
不満である」「
である」「不満
」「不満である
不満である」
である」に○をつけた項目
をつけた項目についての
項目についての
み、ご記入ください
記入ください。
。
ください
○「空気のさわやかさ」に対して不満の方は、「自動車の排ガス」
を改善すべきとの考えが多い。
0
5
10
15
[件]
農業や畜産業の臭いが気になる
自動車の排気ガスが気になる
野焼きが気になる
事業活動での汚染が気になる
ごみ収集車の臭いが気になる
花粉が気になる
その他
○「騒音の少なさ」に対して不満の方は、
「自動車の騒音」を改善
すべきとの考えが多い。
0
20
40
60
[件]
自動車騒音などが気になる
工場や建設騒音が気になる
若者が騒ぐなど気になる
その他
○「振動の少なさ」に対して不満の方は、
「自動車の振動」を改善
すべきとの考えが多い。
0
20
自動車の振動が気になる
工場や建設振動が気になる
電車が通る振動が気になる
その他
9
40
[件]
○「水の豊かさやきれいさ」に対して不満の方は、
「河川水の汚れ」
を改善すべきとの考えが多い。
0
10
20
30
40
50
[件]
河川水の汚れが気になる
池や農業用水路の汚れが気になる
生活排水や下水が気になる
ホタルやアユなどの減少が気になる
川にごみが捨てられる
適正管理されていない
水量の減少が気になる
その他
○「里山の豊かさ」に対して不満の方は、
「山の荒廃」を改善すべ
きとの考えが多い。
0
10
20
30
40
50
[件]
山の荒廃が気になる
農地の荒廃が気になる
川の荒廃が気になる
工事等による消失が気になる
不便さを感じる
不法投棄が気になる
その他
○「動植物の種類の多さ」に対して不満の方は、
「害獣増加」や「鳥
や花の減少」を改善すべきとの考えが多い。
0
10
害獣などが増えた
小鳥や花やホタルが減った
外来の動植物などが増えた
野良猫や犬が気になる
工事など人為的な影響が気になる
その他
10
20
30
[件]
○「有害鳥獣」に対して不満の方は、
「猪」、
「カラス」
、「タヌキ」
の増加を改善すべきとの考えが多い。
0
25
50
75
100
[件]
猪
カラス等
蜂
タヌキ等
熊
すずめ
ヌートリア
猫
イタチ
サギ
カワウ
猿
鹿
アリ
その他
○「自然の眺めの美しさ」に対して不満の方は、
「山の荒廃」を改
善すべきとの考えが多い。
0
5
10
15
20
25
[件]
山の荒廃が気になる
農地の荒廃が気になる
工事等による消失が気になる
不法投棄が気になる
その他
○「ごみの少なさ」に対して不満の方は、
「ポイ捨て」を改善すべ
きとの考えが多い。
0
20
ポイ捨てが気になる
不法投棄が気になる
野焼きが気になる
犬の糞が気になる
ごみの出し方が気になる
その他
11
40
60
80
[件]
問9
庄原市の
庄原市の環境の
環境の変化
庄原市の
庄原市の環境は
環境は、これからどのように変化
これからどのように変化すると
変化すると思
すると思われますか?
われますか?
(該当する
該当する項目
する項目を
項目を1つ選択)
選択)
○「木質バイオマスの活用」が今後良くなると思っている。
○「休耕田の維持管理」が最も悪化すると思っている。
0%
25%
50%
75%
100%
里山環境の保全
水辺とのふれあいの場
希少な動植物などのしぜんとのふれあいの場
外来生物を捨てることによる生態系への影響
木質バイオマスの活用などによる地域産業の活性化
担い手不足や高齢化による休耕田の維持管理
自動車による排ガスや騒音の影響
集中豪雨や台風などに伴う自然災害の影響
良くなる
問10
少しは良くなる
悪くなる
やや悪くなる
変わらない
不明
環境に
環境に対する関心度
する関心度
あなたが感心
あなたが感心をもっている
感心をもっている環境問題
をもっている環境問題に
環境問題にはどのようなものがありますか?
はどのようなものがありますか?
(当てはまる項目
てはまる項目をすべて
項目をすべて選択
をすべて選択)
選択)
0
100
地球温暖化
オゾン層の破壊
酸性雨
熱帯雨林の減少
野生生物種の減少
砂漠化
海洋汚染
有害廃棄物の輸出入
発展途上国の公害問題
自動車や工場などによる大気汚染
家庭や工場などの排水による水質汚濁
自動車や工場などによる騒音・振動
工場などによる悪臭
土壌及び地下水汚染
地盤沈下
廃棄物やリサイクルの問題
開発などに伴う地域の自然の減少
有害物質による環境汚染
生態系の破壊
景観の阻害
その他
未回答
12
200
300
400
500
600
700
問11
環境に
環境に対する関心度
する関心度
環境問題に
環境問題に対しては、
しては、様々な考え方や意見があります
意見があります。
があります。
以下に
以下に示す項目ごとに
項目ごとに、
あなたの考え方や意見に
意見に最も近いと思
いと思う内容を
内容を選択してくだい
選択してくだい。
ごとに、あなたの考
してくだい。
(項目ごとに
項目ごとに、
ごとに、該当する
該当する内容
する内容を
内容を1つ選択)
選択)
○「環境教育」
、「ごみの多量排出」
、「森林や里山整備」に対して関心が高い。
0%
25%
50%
75%
100%
自分の生活も環境の悪化につながっていると思う
環境問題について何が正しい情報かわからない
将来の環境が心配である
環境に関する情報をもっと知りたい
子供たちが環境保全について理解を深めるための教育が必要であると思う
環境問題の多くは、科学技術の発展によって解決できると思う
環境保護のために、産業や技術の発展が妨げられないか心配である
「便利さや経済の発展」よりも「環境」を優先すべきである
大量のごみを出したりする今の生活を改めなければならないと思う
環境保全のため、積極的に行動していきたい
家庭におけるごみの焼却はやめたほうが良いと思う
森林や里山の整備は、自然災害の防止につながると思う
大変そう思う
問12
ややそう思う
全くそう思わない
あまりそう思わない
わからない
不明
環境と
環境と事業活動についての
事業活動についての考
についての考え方
あなたは、
あなたは、環境を
環境を保全することと
保全することと、
することと、事業活動(
事業活動(経済発展や
経済発展や開発との
開発との関係
との関係)
関係)について、
について、どのようにお考
どのようにお考
えですか?
えですか?
(該当する
該当する内容
する内容を
内容を1つ選択)
選択)
○「経済発展・開発は、環境との調和を図ることに努力しながら取組むべきであると思う」が過半数を超
え、さらに、『環境保全を優先すべき』は12%であった。
その他
0.4%
不明
11%
環境を多少犠牲にして
も、経済発展・開発を優
先すべきであると思う
2%
わからない
6%
環境保全と経済発展・開
発は、本来両立すべきも
のだと思う
18%
経済発展・開発よりも、
環境の保全を優先すべき
であると思う
12%
経済発展・開発は、環境
との調和を図ることに努
力しながら取り組むべき
であると思う
51%
13
問13
日常の
日常の環境に
環境に対する取組
する取組
環境保全に
環境保全に関して、
して、毎日の
毎日の生活の
生活の中でのあなたの実施状況
でのあなたの実施状況はどのようなものですか
実施状況はどのようなものですか?
はどのようなものですか?
(項目ごとに
項目ごとに、
ごとに、該当する
該当する内容
する内容を
内容を1つ選択)
選択)
廃棄物・リサイクル関係
○「リサイクル商品の購入」、「買い物袋の持参」
、「不要品のリサイクル」が今後の取組意識として高い。
0%
25%
50%
75%
100%
リサイクル商品やエコマーク等がついた商品を購入するように心がけている
物は修理して長く使うようにしている
詰替え用品を使用したり、ばら売り商品を買うようにしている
買い物には買い物袋を持参している
ごみは決められた分別方法で出している
不要品はバザー・フリーマーケットなどのリサイクルに回している
ごみや空き缶のポイ捨てをしないように気をつけている
散歩中の犬のフンは、持ち帰っている
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
実施する気はない
わからない
不明
省エネ関係
○「省エネ型家電製品の購入」が今後の取組意識として高い。
0%
25%
50%
75%
100%
省エネルギー型の家電製品を積極的に購入・使用するようにしている
電気や燃料・水などの節約に気をつけている
夏の涼しい服装(クールビズ)、冬の暖かい服装(ウォームビズ)を心がけている
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
実施する気はない
わからない
不明
環境負荷関係
○「自家用車使用の自粛」が今後の取組意識として高い。
0%
25%
50%
75%
100%
洗剤は正しい使用量を守っている
台所で、食用油や食べかすを排水口から流さないようにしている
食べ物は地元産の品物を選び、地産地消を心がけている
外出の際にはなるべく自家用車を使わず、徒歩・自転車・バスなどを利用している
自動車を運転する際には、不要なアイドリング・空ぶかし・急発進などをしないようにしている
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
実施する気はない
わからない
不明
その他
○「不法投棄パトロールへの参加」
、
「環境学習への参加」、
「環境保全活動の支援」が今後の取組意識とし
て高い。
0%
25%
50%
75%
観光・余暇活動の際には、なるべく自然を破壊することのないように気をつけている
休みの日には自然とのふれあいを心がけている
不法投棄の回収や監視パトロールなどに参加している
敷地内や周辺地域の緑化(植樹・植栽)を行っている
環境に関する学習会や講演会、観察会などに参加している
環境保全活動に取組んでいる団体などに支援をしたり、会員になっている
いつも実施している
時々実施している
14
今後実施したい
実施する気はない
わからない
不明
100%
問14
庄原市に
庄原市に対しての満足度
しての満足度
あなたは、
あなたは、庄原市が
庄原市が行っている環境施策全般
っている環境施策全般に
環境施策全般に対して、
して、どの程度満足
どの程度満足していますか
程度満足していますか?
していますか?
(該当する
該当する内容
する内容を
内容を 1 つ選択)
選択)
○環境施策に対する不満の割合(枠囲み)は、26%であった。
満足している
2%
不明
9%
どちらとも言え
ない
16%
満足していない
9%
おおむね満足し
ている
12%
普通である
35%
あまり満足して
いない
17%
問15
庄原市に
庄原市に期待する
期待する環境施策
する環境施策
環境保全のため
環境保全のため、
のため、今後、
今後、庄原市に
庄原市に望むことはどのようなものですか?
むことはどのようなものですか?
(以下の
以下の項目から
項目から最大
から最大5
最大5つまで選択
つまで選択)
選択)
0
150
公害防止のための対策
下水道などの施設整備
有害物質対策
不法投棄・ポイ捨て対策
歴史的・文化的遺産の保全
景観の保全
緑地や公園の整備
稀少な動植物の生息地の保全
水とふれあえる環境の整備
ごみ減量・資源化の推進
省資源・省エネルギーの推進
クリーンエネルギーの導入
環境教育の推進
環境情報の提供
環境調査・研究の推進
市民・事業者・行政のネットワークづくり
その他
未回答
15
300
450
問16
庄原市への
庄原市への協力
への協力
環境を
環境を保全していくためには
保全していくためには、
していくためには、庄原市と
庄原市と市民が
市民が協働で
協働で色々な取り組みを行
みを行っていく必要
っていく必要があると
必要があると思
があると思い
ます。
ます。あなたは、
あなたは、どのような取
どのような取り組みに協力
みに協力ができると
いますか?
協力ができると思
ができると思いますか?
(当てはまる項目
てはまる項目をすべて
項目をすべて選択
をすべて選択)
選択)
○「地域の美化活動」への取り組みに対する協力意識が最も高い。
0
150
300
450
環境関係のイベントやフォーラム等への参加
地域の美化活動等
祭りや花火大会等のごみの片付け
観光地や観光施設の美化活動
フリーマーケット等への出店
家庭の廃食用油(てんぷら油)の回収
その他
未回答
問17
大切にしたい
大切にしたい環境
にしたい環境
あなたがお住
あなたがお住まいになっている地域
まいになっている地域、
びに、庄原市全体で
庄原市全体で大切にしたい
大切にしたい、
あるいは将来にわたって
地域、並びに、
にしたい、あるいは将来
将来にわたって
残していきたい環境
していきたい環境は
環境は何ですか?
ですか?また、
また、そう思
そう思う理由もご
理由もご記入
もご記入ください
記入ください。
ください。
(最大3
最大3ヶ所まで記入
まで記入)
記入)
0
〔お住まいの地域〕
25
75
100
[件]
西城川
山林、森林
川、ダム、滝
成羽川
祭り
神社、寺社
帝釈峡一帯
上野公園
神の瀬川
田畑
その他
0
〔庄原市全体〕
50
25
上野公園
備北丘陵公園
山林、森林
川、ダム、滝
祭り
帝釈峡一帯
西城川
神社、寺社
上野池
田畑
全域
16
50
75
[件]
2.事業者へのアンケート調査
① 調査目的
本調査は、「庄原市環境基本計画」を策定するにあたり、事業者の環境に対する意向などを
把握することを目的とした。
② 調査方法
庄原市内の事業所 300 社を無作為抽出し、郵送によりアンケート調査票の配布・回収を行っ
た。
③ 調査期間
発送:平成 19 年 2 月 28 日
締切:平成 19 年 3 月 14 日(最終回収日は平成 19 年 3 月 28 日)
④ 調査内容
アンケートの調査内容は、下表のとおりである。
アンケートの調査内容
項
目
設問の目的
問番号
①事業所の属性
属性別集計(クロス集計)
に利用する。
②周辺環境への影響
周辺環境への影響の度合
いと種類について探る
環境についての考え方を
探る
③環境に対する考え方
④環境に対する取り組み
⑤庄原市の環境行政
環境保全に対する取り組
みを探る
環境行政についての協力
と今後期待するものなどを
探る
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
問9
問 10
問 11
問 12
問 13
問 14
問 15
設問番号
業種
事業形態
従業員数
所在地
事業年数
環境への影響
環境への影響の種類
環境に対する考え方
環境と事業活動についての考え方
環境負荷を減らすために有効な手法
日常の環境に対する取り組み
環境保全への協力
庄原市への協力
庄原市に期待する環境施策
その他
⑤ 回収状況
回答数は169社、回答率は56.3%(169 社/300 社)であった。
17
⑥ 調査結果
問1
業種
貴事業所の
貴事業所の業種をお
業種をお答
をお答えください。
えください。
農林業
2%
不明
1%
その他
13%
建設業
14%
製造業
13%
サービス業
23%
電気・ガス・
水道業
2%
運輸業
5%
卸売業
5%
金融・保険・
不動産業
2%
小売業
20%
問 2 事業形態
貴事業所の
貴事業所の事業形態をお
事業形態をお答
をお答えください。
えください。
その他
17%
不明
1%
工場
17%
学校
1%
病院
5%
事務所(オ
フィス)
21%
店舗(住居併
用含む)
38%
問 3 従業員数
貴事業所の
貴事業所の従業員数(
従業員数(パート含
パート含む)をお答
をお答えください。
えください。
50~99人
6%
100~299
人
3%
300人以上
1%
30~49人
6%
10~29人
14%
10人未満
70%
18
問 4 所在地
貴事業所の
貴事業所の所在地はどの
所在地はどの地域
はどの地域か
地域かをお答
をお答えください。
えください。
高野地域
3%
総領地域
6%
比和地域
3%
口和地域
5%
庄原地域
48%
東城地域
23%
西城地域
12%
問 5 事業年数
貴事業所は
貴事業所は事業を
事業を営んで何年
んで何年になるか
何年になるかをお
になるかをお答
をお答えください。
えください。
5年未満
4%
5~9年
7%
10~19年
10%
20年以上
79%
19
問 6 環境への
環境への影響
への影響
貴事業所は
貴事業所は、周辺環境にどの
周辺環境にどの程度
にどの程度の
程度の影響を
影響を与えていると思
えていると思いますか?
いますか?
(該当する
該当する内容
する内容を
内容を 1 つ選択)
選択)
○周辺環境に影響を与えていないと回答した割合(枠囲み)は、69%であった。
わからない
2%
大きな影響を与
えていると思う
2%
不明
5%
ある程度は影響
を与えていると
思う
22%
全く影響を与え
ていないと思う
21%
それほどは影響
を与えていない
と思う
48%
問 7 環境への
環境への影響
への影響の
影響の種類
貴事業所は
貴事業所は、周辺環境や
周辺環境や地球全体にどのような
地球全体にどのような影響
にどのような影響を
影響を与えていると思
えていると思いますか?
いますか?
(項目ごとに
項目ごとに、
ごとに、該当する
該当する内容
する内容を
内容を 1 つ選択)
選択)
○項目中では、「地球温暖化」に対して影響を与えている回答が最も高い。
0%
25%
50%
75%
100%
大気汚染
河川・地下水の水質汚濁
騒音や震動
悪臭の発生
地下水くみ上げによる地盤沈下
有害物質による環境汚染
廃棄物の処理問題
開発や整備に伴う自然破壊
土地の改変による景観の悪化
地球温暖化
オゾン層の破壊
世界的な森林の減少
影響を与えている
影響を与えていない
若干影響を与えている
わからない
20
殆ど影響を与えていない
不明
問 8 環境に
環境に対する考
する考え方
貴事業所では
では、
企業の
環境への
への取組
取組と
企業の
活動のあり
のあり方
についてどう思
われますか?
貴事業所
では
、企業
の環境
への
取組
と企業
の活動
のあり
方についてどう
思われますか
?
(該当する
該当する内容
する内容を
内容を 1 つ選択)
選択)
ビジネスチャンスとして
位置づけ、積極的に取り
組んでいる
不明
5%
4%
環境への取り組みと事業
活動は関係がないと考え
ている
14%
前向きな考え 16%
今後の業績を左右する要
素の1つとして取り組ん
でいる
11%
法規制等をクリアするレ
ベルでよいと考えている
10%
協力意識
社会貢献の1つであると
考えている
56%
問 9 環境と
環境と事業活動についての
事業活動についての考
についての考え方
貴事業所では
では、
環境を
保全することと
することと、
事業活動(
経済発展や
開発との
との関係
関係)
について、
貴事業所
では
、環境
を保全
することと
、事業活動
(経済発展
や開発
との
関係
)について
、どのようにお
考えですか?
えですか?
(該当する
該当する内容
選択)
する内容を
内容を 1 つ選択)
環境を多少犠牲にしても、経
済発展・開発を優先すべきで
あると思う
不明
1%
経済発展・開発よりも、環境
1%
の保全を優先すべきであると
思う
5%
その他
1%
わからない
8%
環境保全と経済発展・開発
は、本来両立すべきものだと
思う
26%
一般的な考え
経済発展・開発は、環境との
調和を図ることに努力しなが
ら取り組むべきであると思う
58%
問 10 環境負荷を
環境負荷を減らすために有効
らすために有効な
有効な手法
事業活動に
環境負荷を
らすために、
有効であると
であると考
える手法
手法は
ですか?
事業活動
に伴う環境負荷
を減らすために
、有効
であると
考える
手法
は何ですか
?
(該当する
該当する内容
選択)
する内容を
内容を 1 つ選択)
その他
5%
環境マネジメントシス
テム(ISO等)の導入
6%
不明
12%
環境報告書等の公表・
開示
5%
法律・条例等による規
制
20%
環境税の賦課や補助金
等の交付
11%
社内の自主的行動計画
の策定
21%
行政と事業者間の協定
20%
21
問 11 日常の
日常の環境に
環境に対する取組
する取組
環境保全に
環境保全に関して、
して、貴事業所の
貴事業所の実施状況はどのようなものですか
実施状況はどのようなものですか?
はどのようなものですか?
(項目ごとに
項目ごとに、
ごとに、該当する
該当する内容
する内容を
内容を 1 つ選択)
選択)
0%
省エネ関係
25%
50%
75%
実施する気はない
わからない
100%
冷暖房の設定温度の適正化
○「自然エネルギーの使用」
が今後の取組意識として
最も高い。
省エネ型機器・設備の導入
断熱材利用による建築物の熱損失防止
余剰エネルギーの有効利用
太陽光などの自然エネルギーの使用
地元からの資源や製品の調達
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
0%
省資源関係
25%
50%
不明
75%
100%
原材料投入量の削減など省資源の推進
○「生ごみ処理機によ
る減量・堆肥化」が
今後の取組意識とし
て最も高い。
水使用量の削減
雨水の利用や水の再利用
一般廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進
産業廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進
容器包装等の回収・リサイクルの推進
再生資源の原材料としての利用
印刷、コピー、事務用品等の節約
グリーン購入の推進
包装等の簡素化
生ごみ処理機などによる減量化・堆肥化
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
0%
環境負荷関係
実施する気はない
25%
わからない
50%
75%
不明
100%
二酸化炭素の排出量の削減
○「低公害車の購入」
が今後の取組意識と
して最も高い。
オゾン層破壊物質(フロンなど)の排出抑制
大気汚染物質や水質汚濁物質の排出抑制
有害物質・農薬等の使用・排出量の削減
騒音・振動の低減
悪臭の低減
低公害車の導入
アイドリングストップの実践
時差出勤やマイカー自粛の推進
環境負荷データの把握
いつも実施している
時々実施している
今後実施したい
その他
○「社内の環境管
理体制の整備」
が今後の取組
意識として最
も高い。
0%
実施する気はない
25%
わからない
50%
不明
75%
敷地内の緑化の推進
多くの生き物が生息・生育できる環境づくり
景観に配慮した構造・色彩等の建築物の導入
社内の環境管理体制(ISO14001など)の整備
子会社・取引先等への環境配慮活動の拡大
環境報告書やインターネットによる環境情報の公開・PR
従業員に対する環境教育の実施
環境保全のための技術開発や環境保全型製品の開発・販売
地域の環境保全活動への参加や協力
環境保全活動への支援等の援助
いつも実施している
時々実施している
22
今後実施したい
実施する気はない
わからない
不明
100%
問 12 環境保全への
環境保全への協力
への協力
貴事業所は
貴事業所は、現在及び
現在及び将来において
将来において環境保全
において環境保全のためにどのような
環境保全のためにどのような協力
のためにどのような協力ができますか
協力ができますか?
ができますか?
(当てはまる項目
てはまる項目をすべて
項目をすべて選択
をすべて選択)
選択)
○「ごみの分別やリサイクル」に対する協力意識が最も高い。
0
25
50
75
100
ごみの分別やリサイクルなど、事業活動の中で手間をかけることができる
空調の利用を控えたり、自動車での乗り合い出勤を行うなど、快適さや便利さをある程度がまんできる
環境保全活動に参加するなど、労力を提供することができる
ごみが発生し難いものやリサイクルしやすいものを進んで購入できる
再生品など環境にやさしい製品の取り扱いに協力することができる
環境保全のための新たな費用負担ができる
従業員の環境意識を向上するため、従業員に対して環境教育を行うことができる
利害関係者に対して、廃棄物の抑制や環境保全のための協力を呼びかけることができる
省エネルギー設備など、環境負荷の少ない設備を新たに導入することができる
商品の開発において、ごみが発生し難い製品やリサイクルが可能な製品を開発することができる
わからない
その他
未回答
問 13 庄原市への
庄原市への協力
への協力
環境を
環境を保全していくためには
保全していくためには、
庄原市と事業所が
事業所が協働で
協働で色々な取り組みを行
みを行っていく必要
っていく必要があると
していくためには、庄原市と
必要があると思
があると思い
ます。
ます。貴事業所は
貴事業所は、どのような取
どのような取り組みに協力
みに協力できると
協力できると思
できると思いますか?
いますか?
(当てはまる項目
てはまる項目をすべて
項目をすべて選択
をすべて選択)
選択)
○「社内の環境教育の実施」に対する協力意識が最も高い。
0
25
50
75
環境イベント等への積極的な参加
PR活動等の実施
社内の環境教育等の実施
祭りや花火大会等のごみの片付け
観光地や観光施設の美化活動
環境保全活動への支援
その他
未回答
〔その他〕
•
マイロード制度(広島県)に登録している。
•
労力や資金以外で協力にならないか。事業内容に関して何かないか。
•
行政が地産地消を進めなければ、地域経済が市外の大手企業に競争で敗れ、地域経済の縮小・地域格差
を招く。
•
市職員が率先して取り組むべき。役所内の掃除など。
•
美化活動への参加。
•
身近なことは心がけているが、企画等に参加しての活動は難しい。
•
観光地域に限らず、地域全体を考えるべき。
•
京都議定書のように、自治体の間で二酸化炭素排出権を売買し、排出量削減に取り組むような体系を整
理するよう、近隣の自治体に働きかけるべきと思う。
23
125
問 14 庄原市に
庄原市に期待する
期待する環境施策
する環境施策
環境保全のために
環境保全のために、
のために、今後、
今後、庄原市に
庄原市に望むことはどのようなものですか?
むことはどのようなものですか?
(以下の
以下の項目から
項目から最大
から最大 5 つまで選択
つまで選択)
選択)
0
25
50
75
公害防止のための対策
下水道などの施設整備
有害物質対策
不法投棄・ポイ捨て対策
歴史的・文化的遺産の保全
景観の保全
緑地や公園の整備
稀少な動植物の生息地の保全
水とふれあえる環境の整備
ごみ減量・資源化の推進
省資源・省エネルギーの推進
クリーンエネルギーの導入
環境教育の推進
環境情報の提供
環境調査・研究の推進
市民・事業者・行政のネットワークづくり
その他
未回答
〔その他〕
•
市職員がまず知識を保有し、有効な計画の策定をしてほしい。
•
製造業からの排水の取り締まりを厳しくし、川の水をきれいにしてほしい。
•
計画だけでなく、市が率先して、実際の活動に取り組んでほしい。
•
バイオマスエネルギーを利用してほしい。
•
野焼きや川への不法投棄などをやめるよう、イベント等でアピールしてほしい。
•
小規模水利の整備
•
山林など自然環境を保全し、市の財産であることが実感できるような体系の整備が必要。
24
100
資料-4
【市民ワークショップの結果】
「第1回」
ステップ1
市民の環境に対する意識や意見等をより生の声
で伺うために、市民ワークショップを計2回行い
ました。なお、開催地域は庄原市の7地域(各地
域1グループ、庄原地域のみ3グループ:合計 10
グループ)です。
ステップ2
ステップ 3
お住まいの地域における
環境の特徴について
課題について
将来的に望まれる環境像について
「第 2 回」
ステップ1
ステップ2
ステップ 3
前回のまとめ(地域比較等)
解決方法について
まとめ
主な良い環境(守りたい、残したい環境)
項
生活環境
目
大気環境
水環境
騒音
廃棄物
不法投棄
ポイ捨て
下水道
公園
動物
自然環境
文化環境
地球環境
植物
景観
山林
農地
祭り
伝統・文化
省資源
バイオマス
良い環境(守りたい、残したい環境)
きれいな空気
きれいな水、水質が良くなった
静か
廃食用油回収、大型ごみの回収、堆肥生産、空缶リサイクル等
不法投棄の減少、監視カメラ対策、不法投棄の清掃活動等
河川清掃
合併浄化槽の普及
備北丘陵公園、帝釈峡、ほたるみ公園
ホタル
オオサンショウウオ
カワセミ、ヤマセミ、ミサゴ、カジカガエル、ゴリ、シマドジョウ、ブッポウソウ等
キノコ、マツタケ、カタクリの花、花を植える活動、高山植物、ブナ林、すずらん、桜、キク、リ
ンゴ、フクジュソウ、ブナ、ヒゴダイ、セツブンソウ等
眺めがよい、杉並木のライトアップ、フドウサンの滝、城下町、夕日、星空、雲海、緑ゆたか等
登山
手入れされたあぜ道
とんど祭り、秋祭り等
神楽、ほこら、城跡等
リサイクルフェスタ、プラザ見学
まきストーブ
主な改善したい環境
項
目
大気環境
生活環境
水環境
廃棄物
不法投棄
ポイ捨て
下水道
動物(害獣)
動物
(生態系)
自然環境
文化環境
地球環境
その他
植物
景観
山林
農地
祭り
省エネ
改善したい環境
野焼き
夏暑く、雪減少(地球温暖化)
光害(外灯)による農作物への影響
水質の悪化、水量の減少、生活排水、工場からの汚水、三面張り(河川形状)等
ステーションへのごみの放置、廃車や農機具の放置
不法投棄の増加
ポイ捨て(道路沿い、河川、祭り)
未整備区域の普及
イノシシ、カラス、サル等
ホタルの減少
水生昆虫、魚の減少
ブラックバスの増加
ヨシの増加
セイタカアワダチソウ、セイヨウタンポポ等の増加
キノコの減少
田園の荒廃、雲海のアピール、かやぶき屋根の維持
荒廃、松枯れ等
荒廃、休耕地の増加等
活力の低下
省エネ対策が必要
意識啓発の手段、CO2 削減、効果の公表
25
「改善したい環境に対する解決策」
改善したい環境に対する解決策は、次表「環境上の課題(市民ワークショップの意見反映)」の
表中に記載しました。また、アンケート調査結果を含め対象項目毎に得られた意見を取りまとめ、
環境上の課題を抽出しました。
【環境上の課題】(市民ワークショップの意見反映)
対象項目
市民ワークショップによる意見
アンケート調査結果からの抜粋
良い環境(守りたい、残したい環境)
改善したい環境に対する解決策(主要なものを抽出:■既存、☆アイディア)
市民の意識
問13「外出の際はなるべく自家用車を使わず、徒歩・自転車・バスなどを利用している」
は、今後実施したいと考えている
きれいな空気を守りたい
大気環境
■新年会や祭りのプログラムで意識啓発実施
☆情報提供 ☆イメージビデオ作成 ☆防災無線での呼びかけ ☆罰金制
☆生活様式の改善による排出抑制(洗剤量の縮減)
問10「家庭や工場などの排水による水質汚濁」に関心が高い
問13「洗剤は正しい使用量を守っている」「台所で、食用油や食べかすを排水口に流さな
いようにしている」は既によく実施している
■合併浄化槽整備の啓発 ■集落排水の整備 ■河川美化条例の徹底
☆下水道整備の充実 ☆合併浄化槽の補助強化
問7「水の豊かさやきれいさ」に不満⇒河川水が汚れてきている
問15「下水道などの施設整備」を市に期待する施策に挙げている
不法投棄
やポイ捨
て
■法律・条例の徹底 ■ごみ大明神 ■自治振興区の廃棄物回収
■小学校の廃品回収 ■違法に関する情報発信強化
☆不法投棄マップの情報公開 ☆警告看板の設置
■監視パトロールの継続 ■監視カメラ
■廃道へのバリケードの設置
☆不法投棄の指定場所設置 ☆ポイ捨てゾーンの設置
☆公園のゴミ箱撤去 ☆ガードレールや防護ネットの設置
問7「ごみの少なさ」に不満⇒不法投棄やポイ捨ての問題
問13「ごみや空き缶のポイ捨てをしないように気をつけている」は、いつも実施している
問13「不法投棄の回収や監視パトロールなどに参加している」は、今後実施したいと考え
ている
問15「不法投棄・ポイ捨て対策」を市に期待する施策に挙げている
伝統・文
化
神楽、ほこら、城跡等を守りたい
自然公園
等
公園を保全していきたい
問16「地域の美化活動等」への協力意識が高い
■防除柵の集団設置への補助 ■ブラックバスの釣り大会(意識啓発)
☆害獣捕獲対策の補助強化 ☆イノシシ山の整備 ☆鳥獣保護法の見直し
問7「有害鳥獣の少なさ」に不満⇒有害鳥獣が増えている
■多自然型工法
☆河川構造の見直し ☆ビオトープの導入
問13「環境保全活動に取組んでいる団体などに支援をしたり、会員になっている」は、今
後実施したいと考えている
景観
景観(眺め、城下町、緑ゆたかな等)を守りたい
☆かやぶき屋根への助成 ☆振興区毎のシンボル探し
問13「敷地内や周辺地域の緑化をおこなっている」は、回答の約5割が実施している
農地
■牛の放牧 ■市民農園
☆ヤギの放牧 ☆休耕地のレンタル(ミニチュア農家)
☆農地管理条例の制定 ☆行政施策の充実
問9「担い手不足や高齢化による休耕田の維持管理」が今後も悪化すると考えている
山林
☆きのこ栽培等の団体設置 ☆行政施策の充実
☆荒れた林道の整備・管理 ☆山の管理条例
☆庄原産材を家に使う
水環境
動植物
バイオマ
ス
廃棄物
■ヨシの堆肥化(近年は減少傾向)
問9「木質バイオマスの活用などによる地域産業の活性化」が今後良くなると考えている
問16「家庭の廃食用油の回収」への協力意識が高い
☆ごみ分別の優良事業所(ステータス化)
☆レジ袋減量のマイバック運動の推進
問10「廃棄物やリサイクルの問題」に関心が高い
問11「大量のごみを出したりする今の生活を改めなければならないと思う」に関心が高い
問13「不要品はバザー・フリーマーケットなどのリサイクルに回している」は、今後実施
したいと考えている
問13「リサイクル商品やエコマーク等がついた商品を購入するように心がけている」は、
今後実施したいと考えている
問13「買い物には買い物袋を持参している」は、今後実施したいと考えている
問15「ごみ減量・資源化の推進」を市に期待する施策に挙げている
☆車使用の減少対策(乗合、デマンドタクシー、軽自動車促進運動)
問10「地球温暖化」に関心が高い
問13「自動車を運転する際には、不要なアイドリング・空ぶかし・急発進などをしないように
している」は、回答の約6割が実施している
☆家庭での省電力対策(スイッチ付きタップ利用、家族一緒での取組み)
問13「電気や燃料・水などの節約に気をつけている」は、回答の約8割が実施している
問13「省エネルギー型の家電製品を積極的に購入・使用するようにしている」は、今後実
施したいと考えている
☆河川での環境学習
■プラザ見学(☆中学生も検討)
☆環境家計簿の配布
■自然観察会
☆竹炭つくり等体験教室
問11「子供たちが環境保全について理解を深めるための教育が必要であると思う」に関心
が高い
問13「環境に関する学習会や講演会、観察会などに参加している」は、今後実施したいと
考えている
問15「環境教育の推進」を市に期待する施策に挙げている
■環境美化活動 ■河川の清掃活動
☆ボランティアへの助成金
☆ごみの換金運動
問13「環境保全活動に取組んでいる団体などに支援をしたり、会員になっている」は、今
後実施したいと考えている
問16「地域の美化活動等」への協力意識が高い
地球環境
環境教育
や保全活
動
26
アンケート調査結果からの抜粋
環境上の課題
事業者の意識
問11「時差出勤やマイカー自粛の推進」は、今後実施したいと考えている
①大気環境の保全
違法な野焼きの防止
問11「水使用量の削減」は、回答の約5割が実施している
②日常の汚水対策
問14「下水道などの施設整備」を市に期待する施策に挙げている
③水質改善対策
問12「ごみの分別やリサイクルなど、事業活動の中で手間をかけることができる」に対し
ては、協力意識が高い
問14「不法投棄・ポイ捨て対策」を市に期待する施策に挙げている
④不法投棄やポイ捨て対策
⑤里山文化の保全
問11「地域の環境保全活動への参加や協力」は、回答の約5割が実施している
問11「多くの生き物が生息・生育できる環境づくり」は、今後実施したいと考えている
問11「敷地内の緑化の推進」は、回答の約5割が実施している
問11「景観に配慮した構造・色彩等の建築物の導入」は、今後実施したいと考えている
⑥自然公園等の保全
⑦動植物の保全と生息生育環境の
再生
⑧里山景観の保全
⑨休耕地等の整備と有効活用
⑩森林の整備と有効活用
⑪バイオマスの活用
問14「バイオマスエネルギーを利用してほしい」がその他の意見として挙がっている
⑫バイオマスの情報発信
問11「包装等の簡素化」は、回答の約5割が実施している
問11「生ごみ処理機などによる減量化・堆肥化」は、今後実施したいと考えている
問12「再生品など環境にやさしい製品の取り扱いに協力することができる」への協力意識
が伺える
問12「ごみが発生し難いものやリサイクルしやすいものを進んで購入できる」への協力意
識が伺える
問14「ごみ減量・資源化の推進」を市に期待する施策に挙げている
問11「二酸化炭素の排出量の削減」は、今後実施したいと考えている
問11「社内の環境管理体制(ISO14001など)の整備」は今後実施したいと考えている
問11「低公害車の購入」は、今後実施したいと考えている
問11「アイドリングストップの実践」は、回答の約5割が実施している
⑬ごみの減量化の推進
⑭リサイクルの推進
⑮省エネルギーの推進と新エネル
ギーの活用
問11「冷暖房の設定温度の適正化」は、回答の約8割が実施している
問11「省エネ型機器・設備の導入」、「太陽光などの自然エネルギーの使用」は、今後実
施したいと考えている
問12「従業員の環境意識を向上するため、従業員に対して環境教育を行うことができる」
への協力意識が伺える
問13「社内の環境教育等の実施」への協力意識が高い
問11「環境保全活動への支援等の援助」は、今後実施したいと考えている
問13「環境保全活動への支援」への協力意識が伺える
問13「環境イベント等への積極的な参加」への協力意識が伺える
⑯環境意識の向上
⑰環境教育の推進
⑱環境活動等における市民・事業
者・行政の連携
⑲環境関連の交流活動の推進
27
~さとやまとの共生で人と地域が輝くまち・庄原~
庄原市環境基本計画
平成20
平成20(
20(2008)
2008)年度~
年度~平成27
平成27(
27(2015)
2015)年度
発行/
発行/ 庄原市 環境衛生課
〒727727-0003 広島県庄原市是松町 2020-25 リサイクルプラザ内
リサイクルプラザ内
TEL(0824)72TEL(0824)72-1398 FAX(0824)72FAX(0824)72-5517