2−15−1 第15節 船舶資格変更、航空機資格変更届手続 システムを

第15節
船舶資格変更、航空機資格変更届手続
システムを使用して関税法第 25 条(船舶又は航空機の資格の変更)に規定する船舶又は航空機の資
格の変更に係る手続を行う場合は、この節の定めるところによる。
1
条件
船舶に係る資格変更届を行う場合は、税関手続関連(海上編)-入出港関連手続-第2章第2節(船
舶基本情報)により、船舶基本情報がシステムに登録されている必要がある。
2
船舶資格変更、航空機資格変更届
(1) 登録の方法
イ
呼出しによらない方法
「船舶・航空機資格変更届」業務(業務コード:KPC01)を利用して、次の事項を入力
し送信する。
なお、船舶に係る資格変更届の場合、先頭に「*」が付されている項目はシステムに登録さ
れている船舶基本情報と一致している必要がある。
なお、電子ファイルを添付する場合は、後記3(電子ファイルを添付する場合)により行う。
[1]届出種別(「届出種別*」欄)
「9」(登録)を必須入力する。
[2]届出受理番号(「届出受理番号」欄)
入力しない。
[3]社内整理番号(「社内整理番号」欄)
自社で付与する任意の番号等を入力する。
[4]届出先税関官署(「届出先税関官署」欄)
届出先税関官署を、税関官署コード(「業務コード集」参照)で必須入力する。
[5]船舶・航空機識別(「船舶・航空機識別」欄)
次の区分に応じたコードを必須入力する。
区
分
コード
船舶
航空機
S
プライベート機以外
A
プライベート機
P
*[6]船舶・航空機コード(「船舶・航空機コード」欄左)
船舶の場合は、船舶の信号符字(コールサイン)を必須入力する。
信号符字を持たない船舶の場合は、船舶番号を必須入力する。
信号符字及び船舶番号を持たない漁船の場合は、漁船登録番号の先頭に「@」を付し
て「−(ハイフン)」を除いて必須入力する。
(信号符字及び船舶番号を持たない漁船の場合の入力例)
漁船登録番号:HK2−10000
@HK210000
航空機の場合は、航空機登録番号を必須入力する。
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*[7]船舶名称(「船舶・航空機コード」欄右)
船舶の場合は、船舶名称を必須入力する。
航空機の場合は、入力不可。
*[8]国籍(「国籍」欄)
船舶又は航空機の国籍を国名コード(「業務コード集」参照)で必須入力する。
*[9]種類(「種類」欄)
船舶の場合は、船舶種類コード(「業務コード集」参照)を必須入力する。
航空機の場合は、機材の種類を必須入力する。
*[10]所有者名(「所有者名」欄)
船舶又は航空機の所有者名を必須入力する。
*[11]用船(機)者名(「用船(機)者名」欄)
船舶又は航空機の運航者を入力する。
*[12]総トン数(自重)(「総トン数(自重)」欄)
船舶の場合は、総トン数を必須入力する。
航空機の場合は、自重を必須入力する。
なお、小数点以下第2位(第3位を四捨五入)まで入力することができる。
*[13]純トン数(「純トン数」欄)
船舶の場合は、純トン数を入力する。
航空機の場合は、入力不可。
なお、小数点以下第2位(第3位を四捨五入)まで入力することができる。
[14]資格変更種別(「資格変更種別」欄)
次の区分に応じたコードを必須入力する。
区
船舶
航空機
分
コード
外国貿易船
→
特殊船舶
E
外国貿易船
→
沿海通航船
F
特殊船舶
→
外国貿易船
G
沿海通航船
→
外国貿易船
H
特殊船舶
→
沿海通航船
I
沿海通航船
→
特殊船舶
J
外国貿易機
→
非外国貿易機(注)
A
非外国貿易機
→
外国貿易機(注)
B
特殊航空機
→
国内航空機
C
国内航空機
→
特殊航空機
D
(注)当該非外国貿易機が特殊航空機に該当する場合は、
「備考欄」欄に「資格:特殊」
と入力する。
[15]資格変更を必要とする事由(「資格変更を必要とする事由」欄)
資格変更を必要とする事由を必須入力する。
(注)関税法基本通達25−3(船舶等の資格変更の届出を受理しない場合)ただし
書きに該当する場合は、資格変更を必要とする事由の後に「(関税法基本通達25
−3ただし書き適用)」を付記する。
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[16]資格変更港・空港名(「資格変更港・空港名」欄)
資格変更手続を行う港又は空港について、船舶の場合は国連LOCODE(「業務コー
ド集」参照)を入力し、航空機の場合はIATAコード(「業務コード集」参照)を入力
する。
[17]残存油1(「残存油1」欄左)
資格変更時の残存油量を入力する。
なお、小数点以下第3位まで入力することとし、小数点第4位以下は切り捨てる。
また、船舶の場合は、「備考欄」欄に重油の種類を入力する。
[18]残存油1単位コード(「残存油1」欄右)
「残存油1」欄左を入力した場合は、次の区分に応じたコードを必須入力する。
区
分
ポンド
コード
LBS
リットル
L
キロリットル
KL
キログラム
KG
[19]残存油2(「残存油2」欄左)
「残存油1」欄に入力した残存油以外の残存油がある場合は、資格変更時の当該残存
油量を「残存油1」欄左に準じて入力する。
航空機の場合は、入力不可。
[20]残存油2単位コード(「残存油2」欄右)
「残存油2」欄左を入力した場合は、「残存油1」欄右に準じて必須入力する。
[21]税関出力要表示(「税関出力要表示」欄)
税関(監視担当部門)において「船舶資格証書」又は「航空機資格証書」の交付を求
める場合は、あらかじめ税関に申し出た上で、「Y」(税関出力あり)を入力する。
[22]添付要否(「添付要否」欄)
入力を要しない。
[23]備考欄(「備考欄」欄)
税関における審査に必要となる事項等を入力する。
ロ
呼出しによる方法
「船舶・航空機資格変更届呼出し」業務(業務コード:KPC)を利用して、次の事項を入
力し送信することにより、過去の資格変更届に係る情報が「船舶資格変更届呼出結果情報」
(出
力情報コード:SAA1540)又は「航空機資格変更届呼出結果情報」
(出力情報コード:A
AA1540)として応答画面に出力されることから、出力された内容を確認の上、前記イ(呼
出しによらない方法)に準じて必要とする事項を上書き入力し、「届出種別*」欄に「9」(登
録)を必須入力して送信する。
[1]届出受理番号(「届出受理番号」欄)
届出受理番号により過去の資格変更届情報を呼び出す場合は、当該届出受理番号を必
須入力する。
[2]船舶・航空機識別(「船舶・航空機識別」欄)
船舶・航空機コードにより過去の資格変更届情報を呼び出す場合は、次の区分に応じ
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たコードを必須入力する。
なお、「届出受理番号」欄を入力した場合は、入力不可。
区
分
コード
船舶
S
航空機(プライベート機を含む。)
A
[3]船舶・航空機コード(「船舶・航空機コード」欄)
船舶の場合は、船舶の信号符字(コールサイン)を必須入力する。
信号符字を持たない船舶の場合は、船舶番号を必須入力する。
信号符字及び船舶番号を持たない漁船の場合は、漁船登録番号の先頭に「@」を付し
て「−(ハイフン)」を除いて必須入力する。
(信号符字及び船舶番号を持たない漁船の場合の入力例)
漁船登録番号:HK2−10000
@HK210000
航空機の場合は、航空機登録番号を必須入力する。
ハ
出力情報
前記イ(呼出しによらない方法)又はロ(呼出しによる方法)により、
「船舶・航空機資格変
更届」業務(業務コード:KPC01)を実施すると、次の情報がそれぞれ配信される。
出力情報
出力情報コード
配信先
船舶資格変更届控情報
SAA1500
届出者
船舶資格変更届情報
SAA1520
届出先税関(監視担当部門)
航空機資格変更届控情報
AAA1500
届出者
航空機資格変更届情報
AAA1520
届出先税関(監視担当部門)
(2) 訂正の方法
船舶資格変更、航空機資格変更届の訂正は、税関の審査終了前に限り行うことができる。
なお、電子ファイルを添付していた届出を訂正する場合又は新たに電子ファイルを添付する場
合は、後記3(2)(電子ファイルを添付した資格変更届の訂正時の取扱い)による。
イ
訂正の登録
前記(1)ロ(呼出しによる方法)により、船舶資格変更、航空機資格変更届情報が「船舶資格
変更届呼出結果情報」
(出力情報コード:SAA1540)又は「航空機資格変更届呼出結果情
報」
(出力情報コード:AAA1540)として応答画面に出力されることから出力された内容
を確認の上、前記(1)イ(呼出しによらない方法)に準じて、訂正を必要とする事項を上書き入
力して、「届出種別*」欄に「5」(訂正)を必須入力し送信する。
ロ
出力情報
前記イ(訂正の登録)により船舶資格変更、航空機資格変更届を訂正した場合は、次の情報
がそれぞれ配信される。
出力情報
出力情報コード
配信先
船舶資格変更届訂正・取消控情報
SAA1510
届出者
船舶資格変更届訂正・取消情報
SAA1530
届出先税関(監視担当部門)
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出力情報
出力情報コード
配信先
航空機資格変更届訂正・取消控情報
AAA1510
届出者
航空機資格変更届訂正・取消情報
AAA1530
届出先税関(監視担当部門)
(3) 取消しの方法
船舶資格変更、航空機資格変更届を取り消す場合は、税関の審査終了前に限り行うことができ
る。
なお、審査終了後に入力内容の誤り等が判明した場合は、届出先の税関(監視担当部門)に申
し出た上で、指示に従う。
イ
取消しの方法
前記(1)(登録の方法)により登録した船舶資格変更、航空機資格変更届について、届出を取
り消す場合は、あらかじめ届出先の税関に取り消す旨を申し出た上で、
「船舶・航空機資格変更
届」業務(業務コード:KPC01)を利用して、次の事項を入力し送信する。
[1]届出種別(「届出種別*」欄)
「1」(取消)を必須入力する。
[2]届出受理番号(「届出受理番号」欄)
届出受理番号を必須入力する。
ロ
出力情報
前記イ(取消しの方法)により船舶資格変更、航空機資格変更届を取り消すと、前記(2)ロ(出
力情報)の情報がそれぞれ配信される。
(4) 船舶資格変更、航空機資格変更届の確認
船舶資格変更、航空機資格変更届の内容及び履歴は、第4章第7節 13(船舶・航空機資格変更
届照会)により確認することができる。
3
電子ファイルを添付する場合
(1) 電子ファイルの添付
前記2(1)
(登録の方法)の際に、船舶資格変更、航空機資格変更届に係る関係資料を電子ファ
イル(添付ファイル)として添付する場合は、後記(3)(電子ファイル添付の際の留意点)によ
り電子ファイルを添付の上送信する。
(2) 電子ファイルを添付した資格変更届の訂正時の取扱い
電子ファイルを添付した船舶資格変更、航空機資格変更届を訂正する場合は、次による。
イ
訂正時に電子ファイルを添付しない場合
前記2(1)イ(呼出しによらない方法)において、
「添付要否」欄に次の区分に応じたコード
を入力する。
区
分
コード
訂正前に添付した電子ファイルを再度利用する場合。
Y
電子ファイルの添付をしなくなった場合。
N
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ロ
訂正時に電子ファイルを添付する場合
前記(1)(電子ファイルの添付)により行う。
なお、前記2(1)イ(呼出しによらない方法)において、「添付要否」欄は入力しない。
(3) 電子ファイル添付の際の留意点
イ
電子ファイルの最大容量
原則として、1業務でファイル容量の合計が3MB(複数ファイル(500KB×6ファイル、
300KB×10 ファイル等)の組み合わせであっても利用可能)までのファイルを添付すること
ができる。なお、一部の官署においては、別の制限を設定していることもあることから、留意
すること。
ロ
添付可能な電子ファイルの形式
添付することができるファイルの形式は次のとおりである。
データの種類
電子ファイルの形式
TEXT形式
文章データ
イメージデータ
備
の拡張子
考
.txt
Microsoft
Word形式
XML形式
表データ
ファイル
.doc .docx
マクロ等の実行可能なモ
ジュールを含まないこと。
.xml
Microsoft
Excel形式
.xls .xlsx
CSV形式
.csv
JPEG形式
.jpg
TIFF形式
.tif
Windowsビットマップ形式
.bmp
PDF形式
.pdf
マクロ等の実行可能なモ
ジュールを含まないこと。
※ZIP形式、LZH形式等の圧縮ファイルは添付不可。
ハ
添付ファイルのファイル名
「船舶・航空機資格変更届」業務(業務コード:KPC01)又は「船舶・航空機資格変更
届呼出し」業務(業務コード:KPC)により送信する添付ファイルのファイル名については、
可能な限り税関職員が見て内容を容易に類推できるようなものとすること。
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