押山和範氏 講演タイトル:『アフリカと日本』 アフリカの大学で働いた経験、アフリカ 50 数か国の約半分を仕事で訪れた経験、さ らには国際機関で働きながらアフリカの紛争と難民問題に関わってきた経験を紹介す るとともに、日本人が海外で働くということ、国際機関で働くということについて、 これから海外と関わることになる本学学生の皆さんと共有する。 後半は、これまでにアフリカ各地で見聞し情報収集してきたことから新たに見えて きたアフリカ像(象ではない)について紹介する。特に今でも脈々と継続している旧 宗主国との関係を、植民地支配から現在にいたるまでの歴史を振り返りつつ概観し、 これまでアフリカの発展を阻害してきた各種の民族紛争や国際紛争と、その裏にある あまり語られない事実に踏み込んで、アフリカを取り巻く今の国際情勢、日本とアフ リカの関係、またその将来について紹介する。 略歴: 1979 年 3 月 本学工学部機械工学科卒業 1980 年 民間企業を経て国際協力機構(JICA)に入構 1992 年 - 1994 年 JICA専門家としてケニアのジョモケニヤッタ農工大学設立プ ロジェクトに従事 2004 年 - 2007 年 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)勤務(ジュネーブ) 2008 年 国際協力機構アフリカ部長 2011 年 同機構退職 アライアンス・フォーラム財団、ベンチャー企業を経験。現在法務省難民審査参与 員等。
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