言語聴覚学科 - 国際医療福祉大学

平成 28 年度
授業計画(シラバス)集
専門基礎科目 専門科目
【言語聴覚学科】
国際医療福祉大学
大田原キャンパス
目 次
言語聴覚学科
カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー、学年ごとの教育目標
カリキュラム概要
言語聴覚学科 履修系統図
平成28年度 授業週間及び定期試験期間
<1学年>
専門教育科目-専門基礎
解剖学
小阪 淳
生理学
山下 勝幸
病理学
倉田 毅
医学概論
北村 義浩
遺伝学
北村 義浩
生涯発達心理学
相澤 輝美
神経心理学
橋本 律夫
言語学
久保田 正人
基礎音声学
籠宮 隆之
11
13
15
17
18
20
22
23
24
25
専門教育科目-専門
言語聴覚障害学概論
コミュニケーション技能演習
畦上 恭彦 他
佐藤 妙子、宮木 絵里香
26
27
<2学年>
専門教育科目-専門基礎
リハビリテーション医学
小児科学
臨床神経学
臨床歯科医学
音声言語医学
中枢神経機能学
聴覚医学
児童精神医学
老年学
脳神経外科学
臨床心理学
学習心理学
認知心理学
心理測定法
心理測定法演習
言語心理学
言語発達学
音声学
音声音響学
前田 真治
下泉 秀夫
橋本 律夫
三田村 治郎
新美 成二
橋本 律夫
加我 君孝
穴水 幸子
岩本 俊彦
橋本 雅章
大塚 尚
関口 勝夫
日高 茂暢
相澤 裕紀
相澤 裕紀
井原 浩子
矢口 幸康
籠宮 隆之
菊地 義信
29
31
32
33
34
35
37
38
39
40
41
42
43
45
46
47
48
49
50
51
専門教育科目-専門
コミュニケーション障害演習
失語症・高次脳機能障害学総論Ⅰ
失語症・高次脳機能障害学総論Ⅱ
言語発達障害学総論
言語発達障害学各論
聴覚障害学総論
聴覚機能評価学
発声発語障害学総論
構音障害学Ⅰ(理論)
流暢性障害学
大金 さや香、阿部 晶子 他
阿部 晶子、佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香
阿部 晶子、佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香
畦上 恭彦、岩﨑 淳也
畦上 恭彦、岩﨑 淳也
小渕 千絵、大金 さや香
小渕 千絵、大金 さや香
前新 直志、平田 文
前新 直志、平田 文
前新 直志、平田 文
52
53
54
55
56
57
58
60
61
63
1
2
4
8
<3学年>
専門教育科目-専門基礎
内科学
精神医学
小児科学
耳鼻咽喉科学
形成外科学
口腔外科学
聴覚心理学
専門教育科目-専門
失語症学Ⅰ(評価・診断)
失語症学Ⅱ(治療)
失語症学演習
高次脳機能障害学
言語発達障害学Ⅰ(評価・診断)
言語発達障害学Ⅰ演習
言語発達障害学Ⅱ(治療)
言語発達障害学Ⅱ演習
補聴器・人工内耳
小児聴覚障害学
小児聴覚障害学演習
成人聴覚障害学
構音障害学Ⅱ(治療)
構音障害学演習
流暢性障害学
音声障害学
摂食・嚥下障害学Ⅰ(評価・診断)
摂食・嚥下障害学Ⅱ(治療)
言語聴覚障害学研究法
臨床実習Ⅰ(評価実習)
<4学年>
専門教育科目-専門
言語聴覚療法の進歩
言語聴覚療法特論
卒業研究
臨床実習Ⅱ(総合実習)
穴水 幸子
下泉 秀夫
磯貝 豊
小坂 正明
草間 幹夫
柴 玲子
小森 規代、阿部 晶子、佐藤 妙子、宮木 絵里香
小森 規代、阿部 晶子、佐藤 妙子、宮木 絵里香、藤田 郁代
小森 規代、阿部 晶子、佐藤 妙子、宮木 絵里香、藤田 郁代
阿部 晶子、佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香、藤田 郁代
畦上 恭彦、岩﨑 淳也
岩﨑 淳也、畦上 恭彦
畦上 恭彦、岩﨑 淳也
岩﨑 淳也、畦上 恭彦
小渕 千絵、大金 さや香
小渕 千絵、大金 さや香
小渕 千絵、大金 さや香
小渕 千絵、大金 さや香
平田 文、前新 直志
前新 直志、平田 文
前新 直志、平田 文
平田 文、新美 成二、前新 直志
平田 文、前新 直志
平田 文、前新 直志
阿部 晶子、畦上 恭彦、他
小渕 千絵、阿部 晶子、畦上 恭彦、他
阿部 晶子、畦上 恭彦、他
畦上 恭彦、阿部 晶子、他
阿部 晶子、畦上 恭彦、他
小渕 千絵、阿部 晶子、他
65
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
89
90
91
92
93
94
97
99
100
101
102
国際医療福祉大学 保健医療学部 言語聴覚学科
カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)
① 言語聴覚士として、高度な専門的知識・技能を有し、適切な言語聴覚臨床を提供できる人材
を育成する。
② 大学院教育・生涯教育を視野に、常に向上心を持って自己研鑽できる人材を育成する。
③ 臨床家としての人間性を深め続けられる言語聴覚士を育成する。
④ 価値観の多様性を受容しグローバルな視野を持って国際的に活躍できる人材を育成する。
ディプロマポリシー(卒業認定、学位授与に関する方針)
① 言語聴覚障害学の基盤となる専門基礎科目の学習を基礎とし、科学的・論理的思考ができる。
② 多岐にわたる言語聴覚障害に対応可能な臨床能力を修得し、体系的に実践できる。
③ 臨床実習を通し、臨床思考能力と臨床技能を修得し、体系的に実践できる。
④ 自らの専門職について主体的に探究し、資質向上のために努力し続けることができる。
⑤ 地域社会のニーズをとらえ、他職種と協働して、保健・医療・福祉・教育に貢献できる。
⑥ 国際化社会に対応できるような幅広い知識・技能を修得し、グローバルな視点を持てる。
学年ごとの教育目標
1学年:
① 主体的な学習姿勢を身につけ、総合教育科目を中心に基礎学力と社会人としての教養を高
めることができる。
② 言語・コミュニケーションに関する概念を理解し、知識を身につけることができる。
③ 本学附属の医療福祉施設の見学を通し、言語聴覚士の職務を理解できる。
④ 地域の幼児・高齢者を対象とした施設訪問やボランティア活動を通して、あらゆる年齢層
の方々と交流し、基本的コミュニケーションスキルを身につけることができる。
2学年:
① 専門科目と専門基礎科目の学習を進め、各種言語聴覚障害の原因・症状・発生メカニズム
に関する基本的知識や論理的思考力を養うことができる。
② 言語聴覚臨床の見学を通して臨床の流れを理解し、基本的な臨床見学記録のまとめ方を身
につけることができる。
③ 言語聴覚障害児・者との会話に必要なコミュニケーションスキルを身につけることができ
る。
④ 職種間連携のため、各職種の専門性に関する知識と言語聴覚士との連携の在り方を身につ
けることができる。
3学年:
① 言語、聴覚、発声発語、嚥下系の障害を鑑別・診断することができる。
② 各種言語聴覚障害の評価・診断および代表的な訓練・指導に関する知識や技能を習得できる。
③ 講義・演習で学んだ評価に関する知識や技能を、臨床実習場面で実際に適用できる。
④ 職種間連携の在り方について他学科学生と討議し、専門的な支援方法を考えることができる。
4学年:
① 臨床実習を通して知識や技能を統合し、各種言語聴覚障害の臨床能力を深めることができ
る。
② 臨床実習を通して職種間連携を具体的に学び、対象者・家族に適切な情報提供を行うこと
ができる。
③ 卒業研究を通して研究のプロセスを学び、研究的探求方法の基礎知識を修得することがで
きる。
④ 「共に生きる社会」の具現のための専門的なサービスのあり方を考え、臨床家としての人
間性を深めることができる。
-1-
言語聴覚学科 カリキュラム概要
言語聴覚障害には原因や症状の異なるさまざまな障害があります。その主なものは、失語症、高
次脳機能障害、言語発達障害、発声・発語障害、嚥下障害、聴覚障害です。言語聴覚士として言語
聴覚障害,摂食嚥下障害がある方を支援するために、豊かな人間性と科学的な思考力、専門的な知
識と技術、そして専門職としての価値観を修得することが必要です。
本学科では、このような能力を体系的かつ効果的に学習できるような教育カリキュラムを用意し
ています。カリキュラムは総合教育科目、専門基礎科目、専門科目で構成しており、その特徴と内容は
以下の通りです。
1)総合教育科目
人間の精神、身体、言語、生活、社会、政治・経済、文化、語学、情報処理などについて学び、幅
広い教養と科学的思考を養います。
2)専門基礎科目
人間の言語・コミュニケーション行動を支える生物学的基盤、心理・行動面、医学面、言語構造、
音声の物理的側面、情報科学などを学びます。これらの科目を通して言語聴覚障害と密接に関係す
る心理・言語・医学的知識を深め、専門的サービスを提供する社会的基盤や職種間連携などを理解
します。
3)専門科目
各種言語聴覚障害の原因、症状、発生メカニズム、評価・診断、訓練・指導・援助法に関する知
識や技術および態度を学び、言語聴覚士に必要な臨床能力・臨床思考力を養います。また、言語聴
覚障害学研究法や卒業研究を通して、主体的に研究に取り組む能力を育成します。
専門科目の習得については段階性を考慮し、専門職に対する目的意識を明確にするため、1 年次
から専門科目を導入しています。1 年次には「言語聴覚障害学概論」を通して全体像を理解し、2 年
次には各障害の病態・特徴及び各障害領域における評価を学びます。3 年次には言語聴覚障害に関
する訓練、指導、支援法、および診断法について学びます。これらの科目では演習や臨床実習を取
り入れ、卒業後の臨床活動に必要な専門知識・技術・態度を実践的に修得できるように工夫してい
ます。4 年次には専門的な知識・技術・態度が統合できるように「臨床実習」の他に「言語聴覚療
法の進歩」
「言語聴覚療法特論」を設けています。これらの学習を通して、専門基礎科目と専門科目
との関係を明確に、教育内容全体の体系化及び最新の言語聴覚療法分野におけるトピックの理解を
図っています。
4)臨床実習
臨床実習は、言語聴覚士養成教育の中核となるものであり、本学科のカリキュラムにおいても重
要な位置を占めています。
1 年次:
まず、臨床実習の前段階として、1 年次に本学附属の医療・福祉施設を見学し、言語聴覚士の職務を理
解します。「コミュニケーション技能演習」では医療人としてのマナーを含むコミュニケーション技能を講義
および演習形式で学習します。また、基本的コミュニケーション能力の育成を図るため、幼稚園や通所リ
ハビリ施設、特別養護老人ホームを訪問します。幼稚園では各年齢段階での遊びの観察や保育場面へ
の参加を通して、典型発達児についての理解を深めます。また、通所リハビリ施設・特別養護老人ホーム
-2-
では利用者とのコミュニケーションの機会を通して、普段接することの少ない年長者との会話のしかたを
学べるように工夫しています。
2 年次:
さらに 2 年次に「コミュニケーション障害演習」として、医療施設,老人保健施設などの各施設
における言語聴覚障害療法の実際を見学し,言語聴覚士が対象とする小児及び成人のコミュニケション障害の多様性を学習します。具体的には、小児期の言語,聴覚障害の原因や症状を理解し、
個々の障害の特性や発達段階を考慮した指導・支援のあり方に関して学習します。また、成人の言
語、音声、聴覚障害および摂食嚥下障害の原因・症状を理解し、専門的対応の原則と方法について
学びます。
これらの専門的な演習の他に、2 年次には他学科の学生と共に「関連職種連携論」を履修し、他
職種との連携のあり方に関する理念や理論、そして各施設等での具体的な連携についても学習しま
す。
3 年次:
そして、1 年次より体系的に修得してきた臨床能力を前提に、3 年次において「臨床実習Ⅰ」を行ないま
す。これは、本学附属の言語聴覚センターで行なう「評価実習」及び栃木県内の大学関連施設を中心に行
なう「基礎実習」で構成されます。「評価実習」は、学生が講義・演習で学んだ言語聴覚臨床の評価・診断
に関する知識・技術・態度を実際の臨床場面で適用できるようになることを目標に、教員の直接指導のも
とに「評価・診断」を実際に行います。「基礎実習」は、前期において、各施設における言語聴覚士の役割
や業務の流れを理解する一方、後期においては実際に言語聴覚療法に参加し、会話評価及びスクリーニ
ング検査等を実施します。
更に、関連職種連携教育として、模擬対象者の事例概要をもとに他学科の学生と共に「関連職種連携
ワーク」を行い、連携のあり方について学びます。
4 年次:
評価・診断から訓練・指導に至るまでの全臨床過程について「臨床実習Ⅱ(総合実習)」を実施します。本
実習は、評価・診断から訓練・指導に至るまでの総合的な臨床活動を行っています。学内実習と学外実習
に分かれ、学内実習は学科教員の直接指導のもと国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センターにて、
学外実習は大学附属・関連施設他、全国の約 100 の実習協力施設において実施しています。
更に 4 年次には、他学科の学生と一体となって、チーム医療・チームケアのあり方について実践的に学
ぶ「関連職種連携実習」が 7 月下旬から 8 月初旬の 1 週間実施されます。学生はこの実習を履修すること
で、臨床現場において必要とされる職種間連携能力の修得を目指します。
3 年間で関連職種連携論(2年次)、関連職種連携ワーク(3年次)、関連職種連携実習(4年次)のすべて
を履修した者については、関連職種連携教育(IPE)修了証が授与されます。
-3-
言語聴覚学科 履修系統図(平成26年度入学生まで)
カリキュラムポリシー
① 言語聴覚士として、高度な専門的知識・技能を有し、適切な言語聴覚臨床を提供できる人材を育成する。
② 大学院教育・生涯教育を視野に、常に向上心を持って自己研鑽できる人材を育成する。
③ 臨床家としての人間性を深め続けられる言語聴覚士を育成する。
④ 価値観の多様性を受容しグローバルな視野を持って国際的に活躍できる人材を育成する。
分野・領域
1年次
前期
前期
2年次
後期
後期
前期
(必)保健医療福祉制度論
前期
後期
後期
(選)ケアマネジメント論
(選)ケースワーク論
(選)患者コミュニケーション論
人文・社会科学系
(選)社会福祉学
(選)福祉援助工学概論
関連職種連携教育系
(必)関連職種連携論
(必)リハビリテーション概論
(選)微生物と病気
(必)中枢神経機能学
(必)生理学
(必)音声言語医学
(必)リハビリテーション医学
(必)医学概論
(選)医療管理学
(選)公衆衛生学
(選必)老年学
(必)解剖学
(選必)児童精神医学
(必)臨床神経学
(選必)遺伝学
(選)救急医学
(選)看護論
医学系
(基礎医学、臨床医学)
(必)聴覚医学
(選必)脳神経外科学
(必)病理学
(必)臨床歯科医学(隔週)
(選)電子カルテによるチーム医療概論
(選)医療情報学概論
(必)神経心理学
(必)臨床心理学
(必)小児発達心理学
(必)認知心理学
(必)生涯発達心理学
(必)心理測定法
(選必)心理測定法演習(隔週)
心理学系
(必)言語心理学(隔週)
(必)学習心理学(隔週)
(必)言語発達学(隔週)
(必)基礎音声学
音声・言語学系
(必)音声学
(必)言語学
(必)言語聴覚障害学概論
(必)音声音響学
(必)言語発達障害学総論
(必)小児コミュニケーション障害入門
(必)言語発達障害学各論
(必)成人コミュニケーション障害入門
(必)構音障害学Ⅰ(評価・診断)
(必)発声発語障害学総論
(必)発声発語障害学各論
言語聴覚障害
総論・各論
(必)成人言語障害学総論
(必)成人言語障害学各論
(必)言語聴覚障害診断学
(必)聴覚障害学総論
卒業研究系
臨床実習系
(必)コミュニケーション技能演習
(選必)言語聴覚障害総合演習(臨床基礎)
-4-
(必)聴覚機能評価学
ディプロマポリシー
①
②
③
④
⑤
⑥
言語聴覚障害学の基盤となる専門基礎科目の学習を基礎とし、科学的・論理的思考ができる。
多岐にわたる言語聴覚障害に対応可能な臨床能力を修得し、体系的に実践できる。
臨床実習を通し、臨床思考能力と臨床技能を修得し、体系的に実践できる。
自らの専門職について主体的に探究し、資質向上のために努力し続けることができる。
地域社会のニーズをとらえ、他職種と協働して、保健・医療・福祉・教育に貢献できる。
国際化社会に対応できるような幅広い知識・技能を修得し、グローバルな視点を持てる。
3年次
前期
前期
4年次
後期
後期
前期
前期
後期
後期
(選)関連職
種連携実習
(必)関連職種連携ワーク
(必)精神医学
(必)耳鼻咽喉科学
(必)内科学
(選)エビデンスベースドプラクティス
(選)リスクマネジメント論
(必)形成外科学
(必)口腔外科学
(必)小児科学
(必)聴覚
心理学
(集中)
(必)言語発達障害学Ⅰ(評価・診断)
(必)言語発達障害学Ⅱ(治療)
(必)言語発達障害学Ⅰ演習
(必)言語発達障害学Ⅱ演習
(必)構音障害学Ⅱ(治療)
(必)構音障害学演習
(必)摂食・嚥下障害学Ⅰ(評価・診断)
(必)摂食・嚥下障害学Ⅱ(治療)
(必)音声障害学
(必)小児聴覚障害学
(必)補聴器・人工内耳
(必)成人聴覚障害学
(必)小児聴覚障害学演習
(必)失語症学Ⅰ(評価・診断)
(必)高次脳機能障害学
(必)失語症学Ⅱ(治療)
(必)失語症学演習
(必)流暢性障害学
(必)言語聴覚療法の進歩
(必)言語聴覚療法特論
(選必)言語聴覚障害学研究法
(選必)卒業研究
(必)臨床実習Ⅰ(評価実習)
(必)臨床実習Ⅱ(総合実習)
-5-
言語聴覚学科 履修系統図(平成27年度入学生から)
カリキュラムポリシー
① 言語聴覚士として、高度な専門的知識・技能を有し、適切な言語聴覚臨床を提供できる人材を育成する。
② 大学院教育・生涯教育を視野に、常に向上心を持って自己研鑽できる人材を育成する。
③ 臨床家としての人間性を深め続けられる言語聴覚士を育成する。
④ 価値観の多様性を受容しグローバルな視野を持って国際的に活躍できる人材を育成する。
分野・領域
1年次
前期
前期
2年次
後期
後期
(必)保健医療福祉制度論
前期
前期
後期
後期
(選)ケアマネジメント論
(選必)ケースワーク論
(選)レクリエーション概論
人文・社会科学系
(選)社会福祉学
(選必)福祉支援工学概論
関連職種連携教育系
(必)関連職種連携論
(必)リハビリテーション概論
(選必)微生物と病気
(必)中枢神経機能学
(必)生理学
(必)音声言語医学
(必)リハビリテーション医学
(必)医学概論
(選)医療管理学
(選必)公衆衛生学
(選必)老年学
(必)解剖学
(選必)児童精神医学
(必)臨床神経学
(選必)遺伝学
(選)看護論
医学系
(基礎医学、臨床医学)
(必)聴覚医学
(選必)脳神経外科学
(必)病理学
(選必)救急医学
(必)臨床歯科医学(隔週)
(選)電子カルテによるチーム医療概論
(選)医療情報学概論
(必)小児科学
(必)神経心理学
(必)臨床心理学
(必)生涯発達心理学(隔週)
(必)認知心理学
(必)心理測定法
(必)心理測定法演習(隔週)
心理学系
(必)言語心理学(隔週)
(必)学習心理学(隔週)
(必)言語発達学(隔週)
(必)基礎音声学
音声・言語学系
(必)音声学
(必)言語学
(必)音声音響学
(必)言語聴覚障害学概論
(必)コミュニケーション障害演習
(必)言語発達障害学総論
(必)言語発達障害学各論
(必)発声発語障害学総論
(必)構音障害学Ⅰ(理論)
(必)失語症・高次脳機能障害学総論Ⅰ
(必)失語症・高次脳機能障害学総論Ⅱ
(必)聴覚障害学総論
(必)聴覚機能評価学
言語聴覚障害
総論・各論
(必)流暢性障害学
卒業研究系
(必)コミュニケーション技能演習
臨床実習系
-6-
(必)コミュニケーション障害演習
ディプロマポリシー
①
言語聴覚障害学の基盤となる専門基礎科目の学習を基礎とし、科学的・論理的思考ができる。
②
多岐にわたる言語聴覚障害に対応可能な臨床能力を修得し、体系的に実践できる。
③
臨床実習を通し、臨床思考能力と臨床技能を修得し、体系的に実践できる。
④
自らの専門職について主体的に探究し、資質向上のために努力し続けることができる。
⑤
地域社会のニーズをとらえ、他職種と協働して、保健・医療・福祉・教育に貢献できる。
3年次
前期
前期
4年次
後期
後期
前期
前期
後期
後期
(選)関連職
種連携実習
(必)関連職種連携ワーク
(必)精神医学
(必)耳鼻咽喉科学
(必)内科学
(選)エビデンスベースドプラクティス
(選必)リスクマネジメント論
(必)形成外科学
(必)口腔外科学
(必)聴覚
心理学
(集中)
(必)言語発達障害学Ⅰ(評価・診断)
(必)言語発達障害学Ⅱ(指導)
(必)言語発達障害学Ⅰ演習(評価・診断)
(必)言語発達障害学Ⅱ演習(指導)
(必)構音障害学Ⅱ(評価・診断)
(必)構音障害学演習(治療)
(必)摂食・嚥下障害学Ⅰ(理論・評価診断)
(必)摂食・嚥下障害学Ⅱ(治療)
(必)音声障害学
(必)小児聴覚障害学Ⅰ(評価・診断)
(必)聴覚補償論(補聴器・人工内耳など)
(必)成人聴覚障害学(二重障害を含む)
(必)小児聴覚障害学Ⅱ(指導)
(必)失語症学Ⅰ(評価・診断)
(必)高次脳機能障害学
(必)失語症学Ⅱ(治療)
(必)失語症・高次脳機能障害学演習
(必)言語聴覚障害診断学
(必)言語聴覚療法特論
(必)言語聴覚障害学特論(総括)
(選必)言語聴覚障害学研究法
(選必)卒業研究
(必)臨床実習Ⅰ(基礎)
(必)臨床実習Ⅱ(総合)
(必)言語聴覚障害基礎演習
-7-
平成28年度(学部・前期) 授業週間及び定期試験期間
大田原キャンパス
曜日
授業週間
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
日曜日
3月28日
3月29日
3月30日
3月31日
4月1日
4月2日
4月3日
備考
入学式
4月4日
第1週
4月12日
4月13日
4月19日
4月20日
→→→→→→→→→→→→→→
②
②
②
4月25日
前
期
前
半
4月7日
4月8日
4月9日
4月10日
4月14日
4月26日
4月27日
4月21日
4月15日
4月22日
③
③
4月28日
4月29日
③
③
③
④
(昭和の日)
水曜授業日
④
5月2日
5月3日
5月4日
5月5日
5月6日
(憲法記念日)
(みどりの日)
(こどもの日)
5月10日
5月11日
5月12日
第4週
第5週
4月16日
4月17日
4月23日
4月30日
4月24日
5月1日
(創立記念日)
5月7日
5月8日
5月14日
5月15日
④
④
5月9日
5月13日
第6週
火曜授業日
⑤
④
⑤
⑤
⑤
⑤
5月16日
5月17日
5月18日
5月19日
5月20日
5月21日
第7週
5月22日
運動会
⑥
⑥
⑥
⑥
⑥
5月23日
5月24日
5月25日
5月26日
5月27日
⑦
⑦
⑦
⑦
⑦
5月30日
5月31日
6月1日
6月2日
6月3日
⑧
⑧
⑧
⑧
⑧
6月6日
6月7日
6月8日
6月9日
6月10日
第8週
5月28日
5月29日
補講日
6月4日
6月5日
第9週
第10週
前期前半終了
←←←←←
⑨
6月13日
第11週
←←←←←
⑩
6月20日
前期後半選択科目の履修登録取消期間
⑨
⑨
⑨
6月14日
6月15日
6月16日
前期後半選択科目の履修登録取消期間
⑩
⑩
⑩
6月21日
6月22日
6月23日
6月11日
→→→→→
⑨
6月17日
6月12日
オープンキャンパス
6月18日
前期後半開始
6/6(月)~6/17(金)前期
後半選択科目の履修登録
取消期間
6月19日
害虫駆除
全館立入禁止
→→→→→
⑩
6月24日
6月25日
6月26日
⑪
⑪
⑪
⑪
⑪
関連職種
連携ワーク
報告会
6月27日
6月28日
6月29日
6月30日
7月1日
7月2日
7月3日
7月9日
7月10日
第12週
前
期
後
半
前期前半開始
←←←←←←←←←←←←←←←←←← 年間履修科目登録期間 →→→→→→→→→→→→→→→→→→
①
①
①
②
②
4月18日
第3週
4月6日
前期授業開始
4/7(木)~4/20(水)年間
←← 新入生ガイダンス・オリエンテーション →→ ←←←←←←←← 年間履修科目登録期間 →→→→→→→→
履修科目登録期間
①
①
4月11日
第2週
4月5日
第13週
⑫
⑫
⑫
⑫
⑫
7月4日
7月5日
7月6日
7月7日
7月8日
⑬
⑬
⑬
⑬
⑬
7月11日
7月12日
7月13日
7月14日
7月15日
第14週
補講日
7月16日
7月17日
7月24日
前期後半終了
7月30日
前期試験終了
7月31日
(予備日)
オープンキャンパス
7/23(土)~7/30(土)前期
定期試験期間
7/23(土)はVOD試験日
7/30(土)は予備日
第15週
第16週
(
7
/
23
~
第17週
⑭
⑭
⑭
⑭
⑭
7月18日
7月19日
7月20日
7月21日
7月22日
7月23日
VOD試験日
前期試験開始
(1)
(海の日)
月曜授業日
⑮
⑮
⑮
⑮
⑮
7月25日
7月26日
7月27日
7月28日
7月29日
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
関連職種連携実習
8月3日
8月1日
8月4日
8月5日
8月6日
8月7日
関連職種連携実習
8月10日
8月11日
8月12日
8月13日
8月14日
8月19日
再試験申込
8月20日
8月21日
8月2日
オープンキャンパス
)
定
期
試
験
お
よ
び
夏
期
休
暇
8月8日
8月9日
(山の日)
8月15日
8月16日
再試験申込
8月17日
再試験申込
(保健医療学部) (保健医療学部)
8月18日
再試験申込
オープンキャンパス
(医療福祉・薬学部) (医療福祉・薬学部)
8月23日
8月24日
8月25日
8月26日
8月27日
追再試験
追再試験
追再試験
追再試験
関連職種連携
実習報告会
8月29日
8月30日
8月31日
9月1日
9月2日
9月3日
9月4日
9月5日
9月6日
9月7日
9月8日
9月9日
9月10日
9月11日
8月22日
注1) 授業は、半期:90分×15回実施する。
注2)
の日は、大学行事、祝祭日、休暇期間等により授業は行わない。
注3) 授業回数確保のため、補講日以外にも土曜日に補講を行う場合がある。
-8-
8月28日
【保健医療学部再試申込】
8/16(火)・8/17(水)
【医療福祉学部・薬学部再
試験申込】
8/18(木)・8/19(金)
【追・再試験】
8/23(火)~8/26(金)
※上記日程は予定であり、変更が生じる場合は
学生掲示板にて連絡する。
平成28年度(学部・後期) 授業週間及び定期試験期間
大田原キャンパス
曜日
授業週間
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
日曜日
9月12日
9月13日
9月14日
9月15日
9月16日
9月17日
9月18日
備考
AO入試
9月19日
第1週
9月26日
第2週
第3週
第4週
9月21日
9月22日
(秋分の日)
9月27日
9月28日
9月23日
9月24日
9月25日
後期授業開始
←← 後期選択科目の履修登録変更期間 →→
①
9月29日
9月30日
10月1日
後期前半開始
9/23(金)~10/6(木)後期
選択科目の履修登録変更
期間
10月2日
←←←←←←←←←←←←←←←← 後期選択科目の履修登録変更期間 →→→→→→→→→→→→→→→→
①
①
①
①
②
10月3日
10月4日
10月5日
10月6日
10月7日
10月8日
大学祭前日
休講日
避難訓練
大学祭
10月14日
10月15日
10月16日
10月22日
10月23日
←←←← 後期選択科目の履修登録変更期間 →→→→
②
②
②
②
10月10日
後
期
前
半
9月20日
(敬老の日)
10月11日
10月12日
10月13日
10月9日
大学祭
オープンキャンパス
(体育の日)
10月17日
③
③
③
③
10月18日
10月19日
10月20日
10月21日
第5週
月曜授業日
③
④
④
④
④
④
10月24日
10月25日
10月26日
10月27日
10月28日
10月29日
第6週
⑤
⑤
⑤
⑤
⑤
10月31日
11月1日
11月2日
11月3日
11月4日
⑥
11月11日
⑥
⑥
⑥
(文化の日)
木曜授業日
⑥
11月7日
11月8日
11月9日
11月10日
第7週
10月30日
電気設備点検
全館一斉停電
11月5日
11月6日
補講日
11月12日
11月13日
11月19日
11月20日
第8週
⑦
⑦
⑦
⑦
⑦
11月14日
11月15日
11月16日
11月17日
11月18日
第9週
第10週
⑧
⑧
⑧
⑧
⑧
11月21日
11月22日
11月23日
11月24日
11月25日
11月26日
11月27日
(勤労感謝の日)
←←←←←後期後半選択科目の履修登録取消期間→→→→→
⑨
⑨
水曜授業日⑨
⑨
⑨
11月28日
第11週
高校推薦入試
帰国生徒入試
11月29日
11月30日
12月1日
12月2日
12月3日
12月4日
12月10日
12月11日
12月17日
12月18日
特待生入試
薬学部OSCE
後期後半開始
11/21(月)~12/2(金)後
期後半選択科目の履修登
録取消期間
←←←←←後期後半選択科目の履修登録取消期間→→→→→
⑩
⑩
⑩
⑩
⑩
12月5日
12月6日
12月7日
12月8日
12月9日
第12週
⑪
⑪
⑪
⑪
⑪
12月12日
12月13日
12月14日
12月15日
12月16日
⑫
⑫
⑫
⑫
⑫
12月19日
12月20日
12月21日
12月22日
12月23日
12月24日
12月25日
⑬
⑬
(天皇誕生日)
金曜授業日
⑭
補講日
⑬
金曜授業日
⑬
害虫駆除
全館立入禁止
12月26日
12月27日
12月28日
12月29日
12月30日
12月31日
1月1日
第13週
後
期
後
半
第14週
(元旦)
⑭
⑭
1月2日
1月3日
1月4日
⑬
⑭
⑮
1月9日
1月10日
1月11日
1月12日
1月5日
1月6日
1月7日
1月8日
1月13日
1月14日
1月15日
休講日
(補講日)
センター試験
センター試験
1月21日
1月22日
12/28(水)~1/3(火)は冬
期休暇期間
第15週
第16週
(成人の日)
1月16日
⑮
⑭
⑮
1月17日
1月18日
1月19日
休講日
⑮
(
1
/
19
~
)
定
期
試
験
お
よ
び
春
期
休
暇
1月23日
第18週
1月20日
VOD試験日
第17週
1月24日
後期試験開始→→→→→→→→→→→→→→→
⑮
(1)
(2)
(3)
1月25日
1月26日
1月27日
1月28日
→→→→→→→→→→→→→→→→→
(4)
(5)
(6)
1月30日
1月31日
後期試験終了
(予備日)
1月29日
後期後半終了
1/19(木)~1/26(木)
後期定期試験期間
1/21(土)はVOD試験日
1/26(木)は予備日
一般入試前期 一般入試前期
2月1日
2月2日
2月3日
2月4日
2月5日
2月8日
再試験申込
2月9日
再試験申込
2月10日
再試験申込
2月11日
2月12日
一般入試前期 一般入試前期
2月6日
2月7日
再試験申込
(保健医療学部) (保健医療学部)
2月13日
2月20日
(医療福祉・薬学部) (医療福祉・薬学部)
2月14日
2月15日
2月16日
2月17日
追再試験
追再試験
追再試験
追再試験
2月21日
2月22日
2月23日
2月24日
注1) 授業は、半期:90分×15回実施する。
注2)
の日は、大学行事、祝祭日、休暇期間等により授業は行わない。
注3) 授業回数確保のため、補講日以外にも土曜日に補講を行う場合がある。
-9-
(建国記念日)
2月18日
2月19日
2月25日
2月26日
【保健医療学部再試申込】
2/7(火)・2/8(水)
【医療福祉学部・薬学部再
試験申込】
2/9(木)・2/10(金)
【追・再試験】
2/14(火)~2/17(金)
※上記日程は予定であり、変更が生じる場合は
学生掲示板にて連絡する。
1 学 年
専 門 教 育 科 目
- 11 -
科目名
解剖学 (前+後期前半)(ST)
科目担当責任者
小阪 淳
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
前期(木曜 1 限)
後期(木曜 1 限)
講義
大田原キャンパス
授業開始年度
科目担当者
必修/
選択
必修
2016 年度
升本 宏平
学年
1 学年
期
前期
後期前半
単位数
2
時間数
30 時間
授業の概要
(主題)
解剖学では、言語聴覚学の基礎となる人体の正常構造とその体系を学びます。
前期は、人体構造の基本原則、上肢の運動器系、心臓・脈管系の基礎、生殖器系、脳神経12対と耳
の解剖学について理解を深めます。後期は、神経解剖学の概略からひもとき、聴覚と平衡覚の伝導路
について学びます。最後に嚥下と発声を司る形態と機能について学びます。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
人体解剖学の基本体系が理解できる
人体の器官、組織の形態と機能が理解できる
進化や発生の過程で人体が形成されたことが理解できる
耳の構造と、聴覚、平衡覚受容の仕組みが理解できる
聴覚と平衡覚の伝達経路を説明できる
嚥下と発声の仕組みを説明できる
循環器系と生殖器系のなりたちを説明できる
授業計画
回数
内容
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
担当
第 1 回:(1)学習の進め方、参考書の紹介 (2)ヒトの形にはルールがある ①椎骨のかたちの
「ルール」と「個性」 (3)細胞と組織、組織構造の基本原則その1 「上皮」と「支持組織」 ①細胞
とは何か?
第2回:細胞と組織、組織構造の基本原則その2 ①身体をつくる4つの組織 ②基底膜 ③筋
組織 ④筋肉の収縮の仕組み ⑤神経組織、神経細胞1個のすがた
第 3 回:(1)細胞と組織、組織構造の基本原則その3 ①神経細胞の情報伝達のしくみ ②中枢
神経系と末梢神経系の違い
(2)上肢の構造 ①肩甲骨の構造 ②上腕と前腕 ③三角筋粗面 ④回内と回外のしくみ
第 4 回:心臓血管系の発生学と解剖学 ①心臓の形態(重要) 4つの部屋と血管の出入り ②
刺激伝導系 ③心房中隔の発生
第 5 回:心臓血管系の発生学と解剖学2 ①動脈管の発生 ②反回神経の左右走行の違い
③先天性心疾患を発生学から考える
第 6 回:生殖器の発生学と解剖学「男性と女性の同じところと違うところ」 ①知らなきゃ困る「女
性の性周期」 ②いろんな「性」 ③内生殖器と外生殖器の形態形成 ④性の分化を医学的に
考える
第7回:頭蓋骨の解剖学 ①頭蓋骨の外観 ②頭蓋骨をつくる骨 ③内頭蓋底 ④錐体の構造
第 8 回:耳の解剖学 ①鼓膜の構造 ②耳小骨 ③内耳の構造
第 9 回: 脳神経12対 ①脳神経12対の解説 ②言語聴覚学の理解に特に重要な脳神経 ③
内頭蓋底 脳神経12対がどの孔から頭蓋骨の外に出るか? ④錐体はどこか? 内耳は頭蓋
骨のどこに埋まっているか?
第 10 回:解剖学実習 1 「頭蓋骨の観察」 ①外観 ②側頭骨と錐体 ③内頭蓋底 (B101 室
解剖学実習室)
第 11 回:前庭の構造と平衡覚 ①半規管の有毛細胞 ②平衡斑の有毛細胞 ③内リンパと外
リンパ ④膜電位変化の仕組み
第 12 回: 蝸牛の構造と聴覚 ①蝸牛コルチ器の微細構造 ②空気の振動を液体の振動へ ③
蝸牛の有毛細胞 ④内リンパと外リンパ ⑤膜電位変化のしくみ
小阪淳
小阪淳
小阪淳
小阪淳
第 9 回:小阪淳
第 10 回:升本宏
平、小阪淳
小阪淳
第 13 回
第 14 回
第 13 回:聴覚、平衡覚、加速度覚受容のしくみ:なぜ、聴覚と平衡覚が一組になっているか?
第 14 回:眼の構造と光刺激受容の仕組み ①眼の発生と構造 ②6つの外眼筋 ③網膜の構
造と視覚情報伝達 ④眼と耳の比較 どこが同じでどこが違うか?
小阪淳
第 15 回
前期試
験
第 15 回:前期講義のまとめと復習 特に耳の解剖学と平衡覚・聴覚受容のしくみについて
前期試験:試験期間中に筆記試験を実施する。
小阪淳
- 13 -
第 16 回
第 17 回
第 18 回
第 19 回
第 16 回:神経解剖学1 (1)脳神経12対の復習 (2)視床 ①視床とは何だろうか? ②感覚
の中継核としての視床 ③聴覚の中継核としての内側膝状体
第 17 回:神経解剖学2 大脳皮質の解剖学 ①大脳の構造 ②Broadmann の機能領野の意味
聴覚野はどこにあるか? ③聴覚の伝導路と視覚の伝導路
第 18 回:神経解剖学 3 運動系 ①脊髄の構造と神経筋接合部の復習 ②大脳皮質運動野
Penfield のホムンクルス ③運動系の情報伝達経路 ④反射
第 19 回:神経解剖学 4 感覚系 ①感覚系の情報伝達経路 ②体性感覚野の Penfield のホム
ンクルス ③前庭動眼反射 ④対光反射の経路
小阪淳
小阪淳
第 20 回
第 21 回
第 20 回: 嚥下 ①呼吸器としての喉頭 ②咽頭と鼻の構造 ③嚥下の仕組み 次週へ続く
第 21 回: 前週からの続き (1)嚥下の仕組み ①嚥下のプロセスを分解して考える (2)発声
の仕組み ①披裂軟骨の動き ②反回神経について
小阪淳
第 22 回
第 23 回
第 22 回:腎臓の解剖学 ①腎の形態と機能 ②原尿のろ過 ③尿細管における再吸収
第 23 回:解剖学講義のまとめと復習 聴覚と平衡覚の神経回路、嚥下、発声の形態学的基礎
について
小阪淳
後期試
験
講義終了後 2 週間以上間隔をあけて筆記試験を行う。11 月末~12 月初に行う予定。
小阪淳
補講
解剖学実習2 バーチャル 3D 解剖学実習(D405 室) 希望者に対して時間外に実施する。①耳
小骨 ②内耳 ③舌と下顎骨 ④咽頭と軟口蓋 ⑤舌骨を拳上する筋 ⑥喉頭 ⑦反回神経の
走行 ⑧顔面と脳 ⑨心臓と大血管
升本宏平、小阪
淳
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 ■実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他(中間試験)
定期試験(100点:前期 60%+後期 40%), 実習の加点+レポート(試験点数に加点) 実習の遅刻と欠
席は厳禁。やむを得ず実習を欠席する場合は別に設ける「補講」に出席すること。毎回の講義で出題さ
れるレポートの提出は任意であり、学生の自主性に任される。提出すれば筆記試験に加点する。最終
試験が不安な学生は毎週のレポートを積極的に取り組むことを勧める。
履修条件
1.授業のノートをとる。 黒板を写すだけでは不充分である。教官が話す内容をメモすること。今後の他
科目の講義でも必要なので、是非、大学生としてのノートの取り方を学んでほしい。
2.予習、復習として、随時レポートを出題する。レポートを作ることで、普段から地道に学習を進める。
なし
教 科 書
カラー人体解剖学・構造と機能:ミクロからマクロまで (マティーニら著 井上監訳、 西村書店)
参 考 書
「カラー図解・人体の正常構造と機能 Ⅸ神経系(2)」 改訂第 2 版 久野ら著 日本医事新報社
「プロメテウス解剖学アトラス・頭頸部・神経解剖」 第 2 版 坂井ら監訳 医学書院
その他、初回の講義で紹介します。
準備学習
学習へのアドバイス
オフィスアワー
その他
質問・相談は授業中や後など随時。研究室(L 棟4階-L401室)を訪ねてください。 電子メールでの質
問も受け付けます。 アドレスを間違えないように。小阪の電子メールアドレス: [email protected]
スケッチ用に、白紙のノートかスケッチブックを用意してください。濃い目の鉛筆も必要です。解剖学実
習1コマは、正規の授業時間に行う。その他、バーチャル実習を含めて、土曜日等に自由参加形式の
実習室解放の時間を設ける。
- 14 -
科目名
生理学 (前期+後期前半)(ST)
科目担当責任者
山下 勝幸
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
前期(火曜 1 限)
後期(火曜 1 限)
講義
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
科目担当者
必修/
選択
必修
学年
1 学年
期
前期
+後期前半
単位数
2
時間数
45 時間
授業の概要
(主題)
生理学では人体の正常機能について学ぶ。分子・細胞・組織・器官・個体のそれぞれのレベルにおい
て、生命維持のためにどのようなことが営まれているかを理解する。まず、一般生理学として細胞の機
能について学び、次に植物性機能として、血液、循環、呼吸、消化、腎臓、自律神経、及び、内分泌に
ついて学ぶ。最後に動物性機能として、感覚系、運動系、及び、脳の機能を学習する。
授業の到達目標
1.細胞膜を介した物質の輸送が理解できる。
2.血液、循環、呼吸、消化、尿生成など、内部環境の維持に関わる機序が理解できる。
3.感覚が起こる仕組みを説明できる。
4.筋収縮、反射運動、随意運動の機序を説明できる。
5.脳の機能の基本的な部分を説明できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
細胞膜と物質の輸送、ホメオスタシス
体液、血液
第3回
第4回
循環系の構成と心臓
循環調節
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
呼吸器系の構成
呼吸調節
消化管の機能
腎臓と尿
ニューロンの生理
自律神経系の構成と機能
内分泌
神経系の機能的構成
第 13 回
第 14 回
体性感覚
視覚
第 15 回
第 16 回
聴覚・前庭感覚
味覚・嗅覚
第 17 回
第 18 回
第 19 回
第 20 回
第 21 回
第 22 回
第 23 回
筋収縮と運動単位
脊髄の機能的構成
脊髄反射
大脳皮質運動野
脳幹、小脳
大脳基底核、大脳辺縁系、脳の高次機能
授業全体のまとめ
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
定期試験のみで評価する。
履修条件
なし
教 科 書
コメディカルのための専門基礎分野テキスト 生理学・第 3 版
(黒澤美枝子・長谷川 薫 編集、中外医学社、2012 年)
参 考 書
初回講義時に紹介する。
□その他(
解剖学と密接に関連するので、解剖学と合わせて理解するのが望ましい。
- 15 -
)
オフィスアワー
その他
各回の授業後に質問を受け付ける。それ以外でも研究室(L417)在室時は対応する。
- 16 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
後期前半
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
病理学 (ST1、前半)
科目担当責任者
学科
倉田 毅
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
人の疾病理解の基礎となる病因・発生機序・経過・予後など、疾病概念の本質を学習する。
基礎的能疾病に共通する総括的問題、すなわち退行性病変・代謝異常症・進行性病変・循環障害・炎
症・免疫・腫瘍などを中心に学習する。
授業の到達目標
1.本学科の学習を通じて国家試験レベルの事項とともに、チーム医療を担う医療人としての力を習得で
きる。
2. ヒトの組織・細胞・遺伝子障害とその修復について説明できる。
3. 代謝障害、循環障害、炎症・免疫、腫瘍について説明できる。
4. ヒトの各臓器の主な疾病とその症状について説明できる。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
病理学とはなにか?
病理学の総論と各論―ヒトはなぜ病気になるか?
第3回
第4回
細胞の障害と修復
代謝障害とは何か?
第5回
第6回
血の巡りが悪くなる循環障害
炎症と免疫
第7回
病理診断の主な対象は“腫瘍”である
感染症でどのように身体が破壊されるか?
インフルエザ、エイズ、結核等々
第8回
成績評価の方法
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 100%
教 科 書
特に指定しない
参 考 書
良く分かる病理学の基本としくみ 田村浩一 著 図解メデイカルサイエンスシリーズ 秀和システム社
価格 2200 円
オフィスアワー
その他
)
まずは自分で教科書などで調べる、復習するといった、講義を受ける上での基本をしっかりするように。
質問等は授業後に応じる
- 17 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
後期
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
医学概論 (後半)
科目担当責任者
学科
北村 義浩
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
本講義の目標は医療の社会的な役割を多面的に概観して理解する事である。またその過程を通じて、
将来医療人として社会的貢献を行うための基礎となる勉学への意欲と協調性/向上心を涵養する事も
目標である。端的に言えば、医療専門職としての自覚と決意を得ることが目標である。
授業の到達目標
1.医学の現状と社会的な役割を説明できるようになる。
2.医療とは何かを十分理解し説明できるようになる。
3.将来社会に求められる言語聴覚士となるために必要な考え方と知識を理解し説明できるようになる。
4.みずからが目指す言語聴覚士像を定めることができる。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
第1回
第2回
第3回
第4回
担当
医療人の学びの基礎:
大学での学習は積極的学習である事を理解し実践できるようになる。
情報リテラシーについて説明できる。一般検索サイト Google の使用法を説明できるように
なる。PubMed を説明し利用できるようになる。
医療人としてのプロ精神(Professionalism、職業精神)が説明できるようになる。
診断の基礎:
診断のプロセスを説明できるようになる。
感度と特異度について説明できるようになる。
検査の種類と内容を説明できるようになる。
治療の基礎:
治療の分類について説明できる。
ホーソン効果について説明できる。
プラセボ効果について説明できる。
ランダム化比較試験について説明できる。
統計学的有意差の意味について説明できる。
医療人としてのコミュニケーションを説明できるようになる。
第5回
社会保障と公的医療保険:
医療、福祉、保健の違いを説明できるようになる。社会保障の種類を上げてそれぞれを説
明できるようになる。公的医療保険(健康保険)の仕組みを説明できるようになる。
第6回
健康長寿と介護保険:
生活習慣病とは何かを説明できるようになる。
生活習慣病を予防する公的な取り組みについて説明できるようになる。
予防医学の概念を説明できるようになる。
公的介護保険制度の仕組みを説明できるようになる。
第7回
医療と法律:
医療に関する基本的な法律をあげて説明できるようになる。
言語聴覚士の資格要件を説明できる。
名称独占と業務独占を説明できる。
医の倫理:
脳死、安楽死、尊厳死を説明できる。
インフォームドコンセントを説明できる。
- 18 -
定期試験 50%、および、授業内で実施する小テスト 50%
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
定期試験の範囲は「教科書」に記載されている事柄である。
定期試験は多肢選択でマークシート方式である。定期試験は教科書の理解と授業の理解を問うテスト
で、教科書のみ持ち込み可である。
小テストも多くは多肢選択のマークシート方式で、毎回およそ 10 問程度である。
小テストは、その前回までの授業の内容の理解度をしらべる。教科書に記載されていない事柄につい
ても授業で話した内容について問題を出す。小テストは授業冒頭に 10~15 分間程度かけて行う。小テ
ストを受けず提出しなかった事をもって欠席と見なす。欠席者の小テスト評点は 0 点とする。
目標達成度を上記の小テストと定期試験を通して評価する。
復習を充分に行って下さい。授業では時間の制約から触れられない重要な事柄がたくさんありますから
教科書をよく読んでください。新聞、雑誌、テレビなどで報道される医療、医学、介護、福祉などの内容
に興味を持ち、積極的に調べたり友人同士で話し合いをしたりしましょう。
クラスメートの中に分からないことを持っている者がいるようなら、その事項を理解している別の者が
教えて上げてください。つまり、助け合いの精神を発揮しましょう。
履修条件
教 科 書
現代医学概論(医歯薬出版、2012 年、ISBN: 978-4263731420)
参 考 書
学生のための医療概論 第 3 版増補版(医学書院、2012 年)
医学概論(医学書院、2003 年)
寄りそ医 支えあう住民と医師の物語 (メディアファクトリー)
自宅で大往生 (中公新書ラクレ)
地域医療はおもしろい!!―地域を癒す 48 の取材記(ライフメディコム、ISBN: 4898132472)
オフィスアワー
その他
質問は出来るだけ授業中か授業前後の時間を利用して行って下さい。
致し方ない場合には、メールでの質問にも応えます。
アドレスは
[email protected]
です。学生自身の iuhw メールアカウントからのメールのみ受け付けます。
標題に「質問」とか「コメント」等、必ず記入して下さい。
予告なく、内容、順序、講師を変更することがある。
- 19 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
後期後半
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
遺伝学 (ST1、後半)
科目担当責任者
学科
北村 義浩
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
金曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
遺伝子の構造と機能、および、遺伝情報の担い手としての染色体を理解する。遺伝子変異、染色体異
常、遺伝性疾患、遺伝性難聴を理解する。 遺伝性疾患の診断についての知識を学び、それに伴う倫
理的事柄についての理解を深める。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
科目担当者
必修/選択
選択
遺伝と遺伝子を説明できる。
DNA の構造を説明できる。DNA の複製・転写・翻訳、セントラルドグマを説明できる。
遺伝子の担体である染色体とその異常を説明できる。
先天性疾患と遺伝性疾患を説明できる。
単一遺伝子病について、主な疾患を列挙し説明できる。
遺伝性がんを説明できる。
先天難聴と遺伝性難聴を説明できる。
授業計画
回数
内容
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
担当
遺伝子と DNA
複製、転写、翻訳、変異
遺伝子の担体としての染色体
染色体異常
ヒトの遺伝病(1)
A. 遺伝性疾患の分類と家系図のとりかた
B. 常染色体遺伝病
ヒトの遺伝病(2)
A. X連鎖遺伝病
B. がんの遺伝学
ヒトの遺伝病(3)
A. 多因子遺伝
B. ミトコンドリア遺伝病
C. エピジェネティクス
遺伝子診断
先天的難聴
遺伝医学と生命倫理
集団における遺伝子のふるまい
A.遺伝子頻度
B.遺伝的多型
総括
成績評価の方法
定期試験。
教科書を持ち込んで良い。
評価の基準
定期試験 100%
マークシート方式の多肢選択形式の試験です。出題範囲は、授業で講義した内容全部と教科書の内容
全部が範囲です。
準備学習
学習へのアドバイス
遺伝学は、医療者にとって必須な学問です。教科書をよく読んで理解し、積極的に取り組んで良く理解
し、皆さんの将来に役立ててください。
履修条件
高校「生物基礎」の遺伝学に関する内容は既知といたします。
- 20 -
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
遺伝医学への招待 改訂第 5 版
著者 新川詔夫/太田亨
ISBN 978-4-524-26562-6
トンプソン&トンプソン遺伝医学(福嶋義光監訳、メディカル・サイエンス・インターナショナル)
質問は,授業時間にしてください。
あるいは、
[email protected]
にメールで質問してください。
本科目は「選択」科目ですから、原則的には、再試験は行われません。
- 21 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
生涯発達心理学 (隔週金 3・4 限)
科目担当責任者
学科
相澤 輝美
言語聴覚学科
曜日時限
金曜 3 限
金曜 4 限
授業の形態
講義
授業の概要
(主題)
人が誕生してから死に至るまでの発達過程で見られる特徴について学ぶことを目的とする。
発達心理学の諸理論を紹介しながら、ライフイベントに沿って解説していく。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
科目担当者
必修/選択
必修
各発達段階における発達の特徴を理解できる
発達心理学の基礎的な考え方と諸理論を理解できる
統計的なデータ(図表)から発達の様相を読み取ることができる
発達障害の特徴を理解できる
発達上の諸問題や障害への対応を考えることができる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
生涯発達心理学の概要、本講義で扱う領域(4 月 15 日)
発達の規定因 、発達段階と発達課題(4 月 15 日)
第3回
第4回
胎児期 : 胎児期の特徴と胎児の能力(5 月 6 日)
乳児期 : 個性の発現、社会性とアタッチメント(5 月 6 日)
第5回
第6回
幼児期 : 個性・社会性の発達(5 月 20 日)
幼児期・児童期 : 親子関係と虐待(5 月 20 日)
第7回
第8回
児童期 : 認知・社会性の発達(6 月 3 日)
発達の障害とメンタルヘルス(6 月 3 日)
第9回
第 10 回
青年期前期 : 性的成熟、親子関係の変化、自己、ジェンダー(6 月 17 日)
青年期中期 : 社会の中での位置、自己意識(6 月 17 日)
第 11 回
第 12 回
青年期後期 : アイデンティティの確立(7 月 1 日)
成人期前期 : アイデンティティの変容、キャリア(7 月 1 日)
第 13 回
第 14 回
成人期中期 : 家族関係の変化、身体の変化(7 月 15 日)
成人期後期 : サクセスフル・エイジング、パーソナリティの変容と統合(7 月 15 日)
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(
定期試験 100%
準備学習
学習へのアドバイス
配布資料の復習を心がけること
履修条件
教 科 書
参 考 書
特に指定しない
適宜紹介する
オフィスアワー
質問は講義前後に受け付ける
その他
- 22 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
神経心理学 (ST)
科目担当責任者
学科
橋本 律夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
脳の形、構造と高次脳機能の関係について、講義する。
また、神経心理学的な、基本となる考え方について講義する。臨床脳画像を用いた、病巣マッピングの
方法についても講義する。
授業の到達目標
1.脳の基本的な構造について理解を深め,説明できる.
2.脳と機能との関係について理解を深め,説明できる.
3.基本的な神経心理学的な考え方を説明できる.
4.脳画像から病変部位を同定できる.
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
神経心理学 序論
脳の形,機能を支える構造(1) 神経細胞
第3回
第4回
脳の形,機能を支える構造(2) 大脳皮質層構造,カラム構造
脳の形,機能を支える構造(3) 大脳皮質の機能的領野,階層構造
第5回
第6回
脳の形,機能を支える構造(4) 大脳白質
神経心理学的な考え方(1)乖離ということ
第7回
第8回
神経心理学的な考え方(2)側性化ということ
神経心理学的な考え方(3)離断症候群
第9回
第 10 回
神経心理学的な考え方(4)局在論,ネットワーク論,全体論
並列分散処理とニューラルネットワーク
第 11 回
第 12 回
Top-down 機構と Bottom-up 機構
病巣マッピング(1)主要な脳溝と脳回
第 13 回
第 14 回
病巣マッピング(2)MRCT 画像を用いた脳マッピング
これまでのまとめ
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(
定期試験
脳に関する本を自発的に読むこと
教 科 書
標準言語聴覚障害学 高次脳機能障害学(医学書院)
参 考 書
神経心理学入門 山鳥重 医学書院
脳のふしぎー神経心理学の臨床からー 山鳥重 そうろん社
高次神経機能障害 石合純夫 新興医学出版社
MRI脳部位診断 平山恵造,河村満 医学書院
高次神経機能障害
石合純夫著 新興医学出版社
Clinical Rehabilitation 別冊 高次脳機能障害患者のリハビリテーション ver. 2
医歯薬出版
オフィスアワー
その他
授業終了後に質問は受ける
- 23 -
)
科目名
言語学
科目担当責任者
学科
久保田 正人
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
金曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
豊富な実例にもとづいて言語の基本的な姿を学ぶ。どの講義においても、国家試験を意識しながら、言
語および言語学の基本的な概念およびその概念の背景を解説する。実際の臨床ではさらに深い言語
学の知識が求められるから、テーマによっては比較的高度な内容にまで説き及ぶ。用例は主に日本語
からとり、それぞれについて統語構造、意味構造、音韻構造の分析を試みる。これらの分析をふまえ
て、「言語と思考」「言語と脳」といったテーマにまで進む。予習復習が必須である。
1.基礎的な言語の統語構造を理解し、その分析ができる。
2.基礎的な言語の音韻構造を理解し、その分析ができる。
3.基礎的な言語の意味構造を理解し、その分析ができる。
4.日本語の基本構造を理解し、その分析ができる。
5.言語と認知の関係が理解できる。
6.言語と脳の関係が理解できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
総論1 「言語と人間」
総論2 「言語知識の構造」
第3回
第4回
形態・統語論1 「言語要素の抽出」
形態・統語論2 「要素間の構造関係(1)」
第5回
第6回
形態・統語論3 「要素間の構造関係(2)」
音韻論1 「音韻の単位と構造」
第7回
第8回
音韻論2 「言語音の生物的基盤」
音韻論3 「文字と音声」
第9回
第 10 回
意味論1 「話し手と聞き手」
意味論2 「旧情報と新情報」
第 11 回
第 12 回
意味論3 「否定の原理」
意味論5 「首尾一貫性の原則」
第 13 回
第 14 回
意味論6 「思考と言語」
応用 「言語と脳」
第 15 回
講義全体のまとめ
成績評価の方法
■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、■その他(授業中の言語分析)※再
履修者は定期試験の代わりにリポート提出とする
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験(あるいはリポート)60%、授業中の課題提出40%
教 科 書
久保田正人『ことばは壊れない-失語症の言語学』(開拓社)
参 考 書
必要なときに随時紹介する
オフィスアワー
その他
講義終了後に受け付けます。
第一回目の講義で教科書の第一章と第二章を扱うから、予習しておくこと。
毎回、次週の講義対象となる教科書の該当章を指定するので、予習を欠かさないこと。
- 24 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
1 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
基礎音声学
科目担当責任者
学科
籠宮 隆之
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
音声を科学的に分析するための基礎知識を講義します.音声の伝える情報にはどのようなものがある
か,人間は音声をどのように生成しているか,音声はどのような観点から分析すればよいか,などにつ
いて概略を説明します.また,言語音を記述するために用いられる国際音声記号についても説明しま
す.日本語の音声を国際音声記号を用いて記述できるよう目指しましょう.
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
科目担当者
必修/選択
必修
音声言語と筆記言語の違いについて理解できる.
発声に関与する器官について理解できる.
国際音声記号の仕組みについて理解できる.
日本語の音声の特徴について,概略を理解できる.
日本語の拍について理解できる.
日本語のアクセントの仕組みについて理解できる.
日本語の発音を国際音声記号を用いて記述できる.
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
音声学とは何か,音声言語と書記言語の違いは何か
音声の生成,伝達,知覚に関わるメカニズム.調音器官について.
第3回
第4回
国際音声記号について (1) 子音その 1
国際音声記号について (2) 子音その 2
第5回
第6回
国際音声記号について (3) 子音その 3
国際音声記号について (4) 母音その 1
第7回
第8回
国際音声記号について (5) 母音その 2
日本語の音素体系と音韻論
第9回
第 10 回
日本語の音節構造 (1)
日本語の音節構造 (2)
第 11 回
第 12 回
日本語のアクセントの仕組み (1)
日本語のアクセントの仕組み (2)
第 13 回
第 14 回
日本語の五十音図とその発音-その 1
日本語の五十音図とその発音-その 2
第 15 回
基礎音声学全体のまとめ
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、□実技試験、□実習評価、■小テスト、□レポート、■その他(宿題、課題)
定期試験 80%,小テスト 10%,宿題・課題 10%
準備学習
学習へのアドバイス
「音声学」の基本は,自分がどのように発音しているのか,どのように聞いているのかを理解することで
す.
授業で学んだことを復習しながら,自分や他人の発音の仕方を観察してみましょう.
履修条件
教 科 書
日本語の音声入門、猪塚恵美子・猪塚元著、バベル・プレス (2003)。
参 考 書
斎藤純男著、日本語音声学入門、三省堂 (2006)。窪薗晴夫著、音声学・音韻論、くろしお出版 (1998)。
今泉敏編、言語聴覚士のための基礎知識:音声学・言語学、医学書院 (2009)。
オフィスアワー
その他
質問等がありましたら,電子メールにてご連絡ください.電子メールアドレスは初回授業日に伝えます.
- 25 -
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
言語聴覚障害学概論
科目担当者
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、阿部 晶子、
岩﨑 淳也、小森 規代、宮木 絵里香、小渕 千絵、
前新 直志
学年
1 学年 期
前期
科目担当責任者
畦上 恭彦
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
言語・コミュニケーションの生物学的基盤を学習し、人間にとっての言語・コミュニケーションの意義を考
え。さまざまな原因で生じる言語・コミュニケーション障害の種類や特徴・原因などの概要を学ぶ。そのう
えで、言語聴覚士の職務・役割や、言語・コミュニケーションに障害を持つ方々に対する専門的対応に
ついて考え理解を深める
授業の到達目標
1.人間社会における言語・コミュニケーションの意義を説明できる
2.言語聴覚障害学の歴史と学問領域を説明できる
3.言語の生物学的基盤と言語・コミュニケーション機能の関連性を理解できる
4.言語聴覚士の職務が理解できる
5.ICFの基本概念を理解し、言語聴覚療法の視点を説明できる
6.言語聴覚士が行う臨床のイメージを明確化できる
必修/選択
必修
単位数
1
時間数
30 時間
授業計画
回数
第1回
内容
人間にとっての言語・コミュニケーションとは
担当
畦上、阿部
第2回
第3回
言語の生物学的基盤:言語・コミュニケーションと脳
言語の生物学的基盤:言語・コミュニケーションと発達
佐藤
岩﨑
第4回
第5回
言語の生物学的基盤:言語・コミュニケーションと聴覚
言語の生物学的基盤:言語・コミュニケーションと発声・嚥下
大金
平田
第6回
第7回
典型的な言語・コミュニケーション障害の種類と原因
言語聴覚障害学の歴史と学問領域
畦上
阿部
第8回
第9回
日本における言語聴覚士の法的基盤および職能
言語聴覚療法の視点:ICF の概念
畦上
阿部
第 10 回
第 11 回
言語聴覚療法の過程および関連職との連携
言語聴覚療法の理論と実際:失語症・高次脳機能障害
平田
阿部、小森、佐藤
第 12 回
第 13 回
言語聴覚療法の理論と実際:発声発語障害・嚥下障害
言語聴覚療法の理論と実際:言語発達障害
前新、平田
畦上、岩﨑
第 14 回
第 15 回
言語聴覚療法の理論と実際:聴覚障害
総括
小渕、大金
畦上、阿部
成績評価の方法
■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、□その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 100%
教 科 書
標準言語聴覚障害学:言語聴覚障害学概論(医学書院)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
畦上:月曜日 12:10-12:55 B513 研究室
阿部:水曜日 12:10-12:55 C506 研究室
シラバスを参考に、教科書を用い当該箇所について予習すること。
特になし
その他
- 26 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
1 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
コミュニケーション技能演習 (月曜 1・2 限)
科目担当責任者
学科
佐藤 妙子
言語聴覚学科
曜日時限
月曜 1 限
月曜 2 限
授業の形態
演習
授業の概要
(主題)
言語聴覚士としてのコミュニケーションスキルのあり方について考えると共に、医療現場及び社会にお
いて必要とされるコミュニケーションスキルについて理解を深める。また、自らのコミュニケーション特徴
に気づき、言語聴覚士として必要とされる基本的コミュニケーションスキルを身につけられるようにす
る。対象児者の違いによって必要とされるコミュニケーションスキルの差異について理解し、実際のコミ
ュニケーションを通してそのスキルの向上について討議する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
科目担当者
必修/選択
必修
宮木 絵里香
学年
単位数
施設での体験を通して考えたことをまとめ、要点をおさえた発表ができる
言語聴覚士にとって必要とされるコミュニケーション能力について理解することができる
医療現場、及び社会において必要とされるコミュニケーション能力について理解することができる
チームアプローチにおけるコミュニケーションの重要性を理解し実践できる
自身のコミュニケーションの特徴に気づくことができる
高齢者のコミュニケーションの特徴を説明でき、高齢者と良好なコミュニケーションをとることができる
小児のコミュニケーションの特徴を説明でき、小児と良好なコミュニケーションをとることができる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
関連施設を見学して考えたこと
言語聴覚士に必要とされるコミュニケーション技能
佐藤
佐藤
第3回
第4回
高齢者におけるコミュニケーションの特徴
高齢者とのコミュニケーション、技能演習
佐藤
佐藤
第5回
第6回
小児におけるコミュニケーションの特徴
小児とのコミュニケーション、技能演習
佐藤
佐藤
第7回
第8回
小児・高齢者とのコミュニケーションのまとめと確認
関連施設・保育施設におけるコミュニケーション技能演習オリエンテーション
佐藤
佐藤
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
関連施設・保育施設におけるコミュニケーション技能演習
期間中 2 日間(半日ずつ)
関連施設・保育施設におけるコミュニケーション技能演習
期間中 2 日間(半日ずつ)
関連施設・保育施設におけるコミュニケーション技能演習
期間中 2 日間(半日ずつ)
関連施設・保育施設におけるコミュニケーション技能演習
期間中 2 日間(半日ずつ)
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
第 13 回
第 14 回
施設での体験を通して考えたこと:グループ発表
施設での体験を通して考えたこと:グループ発表
佐藤
佐藤
第 15 回
総括
佐藤
成績評価の方法
評価の基準
□定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト ■レポート ■その他(演習評価、発表)
レポート 70%、演習評価 20%、発表 10%
準備学習
学習へのアドバイス
様々な年代の方との交流の機会を広げるため、積極的にボランティア活動に参加しましょう。
日ごろからコミュニケーション技能を高められるよう、自身の特徴を意識し改善できるようにしましょう
履修条件
教 科 書
参 考 書
なし
標準言語聴覚障害学:言語聴覚障害学概論(医学書院)
オフィスアワー
佐藤:水曜 12:10-12:55 A405 研究室
その他
- 27 -
2 学 年
専 門 教 育 科 目
- 29 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
リハビリテーション医学 (ST)
科目担当責任者
学科
前田 真治
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
リハビリテーション専門職として必要な医学と基礎知識を学習する。リハビリテーション医学的な考え
方、診断、評価、治療について概説する。また、言語聴覚士にとって必要な、失語症候群の考え方、画
像所見の見方も学ぶ。リハビリテーションで対象にする疾患として、脳卒中・神経筋疾患・脳性麻痺など
の障害とその治療についてふれる。
授業の到達目標
1.リハビリテーションにおける障害者の心理状況が理解できる.
2.障害者と接する際の,心構えが述べられ,身につけられる.
3.脳卒中などで生じる障害の主なリハビリテーションの流れが概説できる.
4.失語症候群について概説できる.
5.言語障害を生じる画像所見について,同定と症状の予測が出来る.
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
第1回
内容
障害受容とその問題点1:心理的経過、段階的理論、防衛機制
第2回
第3回
障害受容とその問題点2:医療者と障害者
高齢者の特徴とその接し方
第4回
第5回
中枢神経損傷のリハ1(脳卒中急性期の病態と治療)
中枢神経損傷のリハ 2(脳卒中片麻痺のリハプログラム)
第6回
第7回
中枢神経損傷のリハ 3(脳卒中の理学療法・作業療法・言語療法について)
高次脳機能障害のリハ(特に失語症と半側空間無視について)と嚥下障害
第8回
第9回
脳画像の見方1(各疾患の画像、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血、X線CT、MRI)
脳画像の見方2(基本的な脳画像のスライス面の同定の仕方)
第 10 回
第 11 回
脳画像の見方3(言語聴覚士にとって必要な脳画像)
脳画像の見方4(失語症候群と脳画像)
第 12 回
第 13 回
脳回の同定の仕方(運動野、感覚野、ブローカ野など)
神経筋疾患のリハ(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、意思伝達装置など)
第 14 回
第 15 回
脳性麻痺のリハ
住宅改造について(バリアフリーとユニバーサルデザイン)
成績評価の方法
定期試験
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 100%
教 科 書
老人のリハビリテーション第 8 版(前田真治著、医学書院、2016)
参 考 書
特に指定しない
オフィスアワー
その他
担当
プリントや教科書を事前に読んでおくように、臨床実習で経験した症例の疑問点を質問するように
なし
毎週その時に,時間帯が変わりますので,作業療法共同研究室,国際医療福祉大学クリニックなどで
聞いてください.
講義の内容に即した独自のプリント教材も使用します.
- 31 -
科目名
小児科学 (ST2・3)
科目担当責任者
学科
下泉 秀夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 5 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
言語聴覚障害は、胎児期・乳幼児期の疾患に起因する事が多い。また、人々の生活能力、知能の発達
には、他者とのコミュニケーションが必須である。言語聴覚士は人の営みで欠かす事の出来ない、コミュ
ニケーションに大きく影響する機能に対応する事が多い。小児の発達・発育という特徴を考えながら、小
児と成人の違い、そして小児に特有な疾病とその対応について、言語聴覚士として必要な知識を学ぶ
事を目的とする。
1.小児の発達・発育の特徴を理解する
2.先天奇形、遺伝疾患について、その病態と特徴を説明できる
3.小児に特有な疾患、病態生理について説明できる
4.言語聴覚士として必要な、小児の発達過程における特徴と対応を説明できる
5.小児期の栄養管理、生活環境の管理および感染防御方法を説明できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
小児病学概論1(小児科の特徴、成長・発育と発達、栄養と摂食)
小児病学概論 2(小児の保健)
高橋和郎
高橋和郎
第3回
第4回
診断と治療の概要(小児への基本的な対応方法を含めて)
先天異常と遺伝病
宮島有果
門田行史
第5回
第6回
新生児・未熟児疾患
感染症1
嶋岡鋼
高橋和郎
第7回
第8回
感染症2
循環器疾患
高橋和郎
嶋岡鋼
第9回
呼吸器疾患
神経・筋・骨疾患1(中枢神経疾患、脳性麻痺、脊髄性疾患、末梢神経系疾患、筋疾患、
骨・関節疾患)
高橋和郎
第 11 回
第 12 回
神経・筋・骨疾患2(発達障害、てんかん)
血液疾患、免疫・アレルギー疾患、膠原病
門田行史
郡司勇治
第 13 回
第 14 回
心身医学的疾患、重症心身障害児
消化器疾患、内分泌・代謝疾患
下泉秀夫
宮島有果
第 15 回
腎・泌尿器疾患、生殖器疾患、腫瘍性疾患
郡司勇治
第 10 回
成績評価の方法
評価の基準
門田行史
定期試験
定期試験 100%
履修条件
講義毎に配布する資料と指定した教科書を使用して講義をすすめる。
あらかじめシラバスに記載された範囲を、教科書で予習し、不明な部分や、理解できない部分を整理し
ておくことが望まれる。
不明な個所は、講義中に積極的に質問して、疑問を後に残さない事を心がけて欲しい。
特別な条件なし
教 科 書
標準理学療法学・作業療法学 小児科学第4版(医学書院)
参 考 書
各担当教官が作成した資料
オフィスアワー
その他
特に設定しないので、講義時間枠もしくは終了後に積極的に質問をして欲しい。
準備学習
学習へのアドバイス
- 32 -
科目名
臨床神経学
科目担当責任者
学科
橋本 律夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
講義
全ての人間の活動の源ともいえる脳や神経系の構造と機能を学ぶ。
脳や神経系が障害された時の症候を理解し、神経学的な診断法や代表的な神経疾患を学ぶ。
1. 神経系の構造と機能について概略を説明できる。
2. 神経症候学について理解を深める。
3. 神経内科で扱う各疾患について、概略を説明できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
脳と脳科学の歴史
脳と神経学の構造と機能
第3回
第4回
神経学的診察法と診断の考え方
意識と意識障害
第5回
第6回
記憶、言語、高次機能の障害
運動と運動障害
第7回
第8回
感覚と感覚障害
神経疾患の特殊検査法
第9回
第 10 回
脳血管障害
神経系感染症
第 11 回
第 12 回
神経変性疾患
脳髄疾患
第 13 回
第 14 回
脊髄疾患、末梢神経障害、筋疾患
頭痛、てんかん
第 15 回
まとめ
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 ■その他(
定期試験および毎授業時のミニレポート等を総合的に評価する。
準備学習
学習へのアドバイス
毎回の復習が望ましい。講義後の質問歓迎。
)
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
病気がみえる Vol.7 脳・神経(医療情報科学研究所編、メディックメディア、2011 年)
ブレインブック みえる脳(R.Carter 著、南江堂、2012 年)
言語聴覚士のための基礎知識 臨床神経学・高次脳機能障害学(岩田誠/鹿島晴雄編、医学書院、
2006 年)
医学生・研修医のための「神経内科学」(神田隆著、中外医学社、2014 年)
各回の授業後に、質問を受け付ける。
その他
- 33 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期隔週
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
臨床歯科医学 (隔週)
科目担当責任者
学科
三田村 治郎
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
金曜 5 限
講義
授業の概要
(主題)
歯科医学では、言語療法に関連した顎口腔領域全般の基礎的な知識を学ぶ。また歯科に関連した言
語治療・嚥下訓練についても学ぶ。
1. 顎・顔面・口腔の解剖、生理、疾患について理解できる
2. 口腔の健常形態あるいは異常形態と摂食・嚥下・構音機能との関連について理解できる
3. 歯科的技術の応用による言語治療、嚥下訓練について理解できる
4. 口腔ケアの重要性について理解できる
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
第1回
内容
歯科概論、口腔の基礎知識
第2回
第3回
歯・口腔・顎・顔面の形態と構造
歯の硬組織欠損(主にう蝕)、歯髄炎、歯周炎
第4回
第5回
歯・口腔・顎・顔面の疾患(1)
歯・口腔・顎・顔面の疾患(2)
第6回
第7回
歯・口腔・顎・顔面の疾患(3)
口腔ケア、咀嚼、嚥下機能
第8回
総括
担当
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト □レポート □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 90%、小テスト 10%
教 科 書
特に指定しない
参 考 書
授業で紹介する。
オフィスアワー
その他
質問は火曜日~金曜日の 12~13 時 30 分の時間帯に受け付ける。
)
歯科医学に関係した基本的な解剖・生理・機能(咀嚼、嚥下、構音)をよく復習しておくこと。
特になし
- 34 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
音声言語医学
科目担当責任者
学科
新美 成二
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
人間同士のコミュニケーションの手段は数多くあるが、その中で最も日常的に使われているのが話し言
葉(Speech)である。この講義では、話し言葉の生成に関与している器官の解剖と生理をもとに発声発
語行動を理解する。生命維持のために必須の行為である呼吸、摂食嚥下行動に関しての基礎的な解
剖、生理について学ぶ。さらにその障害の発生原因について考察することを目的としている。
この講義は、のちに学ぶ音声言語障害学、摂食嚥下障害学などの臨床科目の基礎となるものであり、
さらには医療の現場で仕事をする言語聴覚士としての基本的な
授業の到達目標
1.発声発語器官の解剖と生理を理解すること。
2.発声発語運動の神経制御について理解すること。
3.発声発語行動の結果として発信される音声の評価が正しくできること。
4.音声(喉頭原音)を話し言葉に用いられる言語音にする動作(構音)について学ぶ。
5.発声発語器官の観察法・評価法を理解すること。
6.摂食・嚥下器官の解剖・生理を理解すること。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
第1回
内容
イントロダクション:言葉の鎖とはなにか。発声発語の 3 つのレベルについて。
第2回
第3回
声の動力源としての呼吸器系。解剖と生理・肺気量と呼吸機能。
喉頭の解剖:系統発生と人喉頭の特殊性
第4回
第5回
喉頭の解剖:音声機能との関連において
喉頭の解剖:喉頭の模型を作る
第6回
第7回
声帯振動:喉頭原音の生成とその制御
喉頭の可視化、音声機能検査
第8回
第9回
音声障害の発生機序
声から言葉へ:喉頭原音と言語音声
第 10 回
第 11 回
声道の解剖と生理:口腔
声道の解剖と生理:咽頭
第 12 回
第 13 回
嚥下の解剖と生理
無喉頭音声(代用音声)
第 14 回
第 15 回
音声言語医学におけるリスク管理
講義全体のまとめ
担当
成績評価の方法
記述式試験
評価の基準
定期試験(記述式) 100%
一般解剖学、生理学の基礎が理解されていることを前提として、発声発語さらには嚥下に特化した解
剖、生理を講義する予定である。すでに学んでいる解剖、生理を復習しておくことが望ましい。さらに、1
年生で学んだ音声学の基礎が理解されていることが前提となる講義になるので、復習しておくこと。
教科の性格から、VTRの供覧、音声の提示などが多くなる。見たこと、聴いたことを講義終了後に教科
書を参照にして知識として定着させることが必要である。
この講義は 3 年で学ぶ臨床の基礎となる、講義ノートが臨床の講義で役に立つので、復習をし
特になし
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教 科 書
参 考 書
発話メカニズムの解剖と生理 Joel C. Kahane 著 新美成二監訳 西尾正輝訳 インテルナ出版
新ことばの科学入門 G.J.Borden, K.S.Harris, L.J.Raphael 著 廣瀬肇訳 医学書院
新編 声の検査法 日本音声言語医学会編 医歯薬出版株式会社
動画で見る音声障害 日本音声言語医学会編 インテルナ出版
The Speech Chain Peter B. Denes, Elliot N. Pinson 著 W.H.Freeman and Company
- 35 -
オフィスアワー
火~金曜日 17 時以降
臨床業務、臨時の用件が多いので前日までに必ずメールでアポイントメントをとること。
その他
- 36 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
中枢神経機能学
科目担当責任者
学科
橋本 律夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
1年後期に行った神経心理学から連続する内容を講義する。まず、後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉の
構造と機能について講義する。また認知症は今や社会問題となっており、リハビリに関わる人たちはそ
の一般的知識が必須である。認知症の概論、認知症と記憶障害、中核症状と周辺症状などについて講
義する。
授業の到達目標
1. 大脳の各部位(後頭葉,側頭葉,頭頂葉,前頭葉)の構造と機能について理解を深める.
2. 認知症の原因疾患,症状,病態について説明できる..
3. 認知症の中核症状と周辺症状について説明できる
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
脳を造って脳を創る(1)
脳を造って脳を創る(2)
第3回
第4回
後頭葉の構造と機能
側頭葉の構造と機能
第5回
第6回
頭頂葉の構造と機能
前頭葉の構造と機能
第7回
第8回
認知症概論
認知症と似て非なるもの
第9回
第 10 回
認知症と記憶障害(1)
認知症と記憶障害(2)
第 11 回
第 12 回
認知症の中核症状と周辺症状
認知症あれこれ
第 13 回
第 14 回
認知症への対応
認知症のまとめ
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(
定期試験
)
脳への興味をもち,自発的に教科書,参考書を読み進める
高次脳機能障害テキスト,標準言語聴覚障害学 高次脳機能障害学(医学書院)
認知症を知る 橋本律夫著(下野新聞社新書)
神経心理学入門 山鳥重 医学書院
脳のふしぎー神経心理学の臨床からー 山鳥重 そうろん社
高次神経機能障害 石合純夫 新興医学出版社
高次神経機能障害ーその概念と画像診断 武田克彦,波多野和夫編著 中外医学社
Clinical Rehabilitation 別冊 高次脳機能障害患者のリハビリテーション ver. 2 医歯薬出版
症例から学ぶ高次脳機能障害―病巣からのアプローチ 鈴木匡子編著 中外医学社
授業終了後に質問は受ける
- 37 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
聴覚医学
科目担当責任者
学科
加我 君孝
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 4 限
講義と演習
授業の概要
(主題)
聴覚系の解剖(構造)・生理(機能)・疾患(病態))と、聴覚検査法の関連を体系的に解説する。
1.聴覚系の解剖(構造)と生理(機能)
2.聴覚系を障害する疾患(病態)と治療
3.聴覚検査の原理と疾患(病態)の鑑別・診断
4.聴覚検査と聴覚系の疾患(病態)の関係、治療の評価
5.講師が作成した教育用ビデオ及び歴史的ドキュメンタリー映画を用いる
授業の到達目標
1.「聴覚医学」と、関連する学科講義科目と国家試験出題基準との関係を理解できる。
2.聴器(外耳・中耳・内耳・後迷路)の解剖(構造)を理解できる。
3.聴器の解剖(構造)に基づいて、聴覚の生理(機能)を理解できる。
4.聴器の解剖(構造)と聴覚の生理(機能)に基づいて、聴器の病態(疾患)を理解できる。
5.音の基礎知識を理解できる。
6.自覚的聴覚検査法を理解できる。
7.他覚的聴覚検査法を理解できる。
8.聴覚検査による聴器の病態(疾患)の評価・診断・治療法を理解できる。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
聴覚とは何か。音とは何か。聴覚と解剖。ベルとヘルツの貢献
聴覚障害の診断と治療―自覚的検査 vs 他覚的検査
第3回
第4回
聴覚障害の診断方法の種類。感覚vs知覚と認知
中耳の構造と機能と病気と治療―鼓室形成術と人工中耳
第5回
第7回
内耳の構造と機能と病気と治療―補聴器と人工内耳
蝸 牛 神 経 の 聴 覚 伝 導 路 の 構 造 と 機 能 と 病 気 ー 聴 覚 脳 幹 イ ン プ ラ ン ト 、 Auditory
Neuropathy
中枢の聴覚伝導路の構造と機能。病気と治療―片側障害と両側障害
第8回
第9回
大脳聴皮質の構造と機能と病気。聴覚失認と皮質聾
小耳症・外耳道閉鎖症の診断と補聴および手術―形成手術と埋込型骨導補聴器
第 10 回
第 11 回
先天性難聴と高齢者の難聴と人工内耳
世界の難聴の科学者、音楽家、画家
第 12 回
第 13 回
聴覚研究のパイオニア、ヘルムホルツ、ベケシー、デイビス、勝木
言語と音楽と脳の局在性
第 14 回
第 15 回
脳の可塑性と言語の臨界期
知っておくべき五感の関連疾患。視覚,平衡覚,触覚,味覚,嗅覚
第6回
成績評価の方法
定期試験
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 100%
教 科 書
聴覚検査の実際(改訂 3 版)(日本聴覚医学会編集、立木 孝監修:南山堂)
参 考 書
1. 新耳鼻咽喉科学改訂 11 版(切替一郎原著・野村恭也監修・加我君孝編著:南山堂、2013)(3 年「耳
鼻咽喉科学」指定教科書)
2.新生児・幼小児の耳音響放射と ABR(加我君孝編、診断と治療社、2013)
オフィスアワー
木曜:15:00~16:00 言語聴覚センター外来
ただし、予め連絡を取り確認のこと
教科書、ビデオ映像を中心に講義を進める。毎回質問を行う。「考える」ことを重視する
特になし
その他
- 38 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
児童精神医学
科目担当責任者
学科
穴水 幸子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
ひととしても、医療者としても、子どもに向き合うことはとても大切なことです。
健常な子どもであっても、障がいをもつ子どもであっても、その子どもの本質に向きあうことで、よりよい
成長の可能性を高めていくことができます。そのことを考えていきましょう。
授業の到達目標
1.子どもの発達過程を理解すること。
2.子どもの多面性を理解すること。
3.子どもに生じる精神の疾患を知ること。
科目担当者
必修/選択
選択
授業計画
回数
第1回
内容
イントロダクション
第2回
第3回
子どもと発達(1)
子どもと発達(2)
第4回
第5回
自閉症スペクトラム(1)
自閉症スペクトラム(2)
第6回
第7回
1~5 回のまとめと補足
子どもと虐待
第8回
第9回
心因による病気(1)
心因による病気(2)
第 10 回
第 11 回
7~9 回のまとめと補足
思春期の病気(1)
第 12 回
第 13 回
思春期の病気(2)
治療をめぐって
第 14 回
第 15 回
11~13 回のまとめと補足
総括
担当
成績評価の方法
講義内に示します
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
講義内に示します
子どもについて考えてみましょう。自分の幼少期を思い出したり、身近な子どもをよく観察してみましょ
う。
教 科 書
子どもの精神医学ハンドブック(第 2 版) 日本評論社 (清水将之 著)
参 考 書
精神医学テキスト (改訂第 3 版) 南江堂 (上島国利ら 編)
臨床家のための DSM-5 虎の巻 日本評論社 (森則夫ら 編)
オフィスアワー
その他
授業前後、適宜
- 39 -
科目名
老年学 (ST2)
科目担当責任者
学科
岩本 俊彦
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 5 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
選択
我が国の人口構成比をみて明らかなことはまさに「超高齢社会」であるということである。すなわち高齢
者が人口の四分の 1 を占め、患者の多くは高齢者である。しかし、医学的にみて退行期にある高齢者
は成熟期の若年者とは明らかに異なり、従来の医学、医療では対応することが困難となってきた。しか
るに新たな学問体系としての老年学は高齢者の医療や福祉に携わる者にとって欠かせない学問となっ
てきた。この講義では、加齢現象、高齢者の特徴、高齢者の代表的な疾患に関する知識を深める。
1.高齢者の持つ心身の特徴を挙げることができる。
2.老年症候群とは何かを理解している。
3.高齢者総合的機能評価の必要性とその意義を明らかにできる。
4.チーム医療、多職種連携の必要性とその意義を述べることができる。
5.高齢者に多い疾患、例えば、認知症、うつ、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、骨関節・運動器疾患、廃用症
候群、低栄養などを理解している。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
高齢社会と老年医学―生理的老化と病的老化
高齢者の臨床的特徴
第3回
第4回
老年症候群と高齢者総合的機能評価 CGA
廃用症候群、フレイルとと高齢者のリハビリテーション―介護予防の意義
第5回
第6回
高齢者の薬物療法
高齢者の医療―生活支援、在宅医療と終末期医療
第7回
第8回
神経疾患―脳卒中を中心に
精神疾患―認知症、うつを中心に
第9回
第 10 回
呼吸器疾患―慢性閉塞性疾患、肺炎を中心に
骨関節・運動器疾患
第 11 回
第 12 回
泌尿器疾患―特に排尿障害を中心に
内分泌・代謝疾患、消化器疾患―特に低栄養を中心に
第 13 回
第 14 回
感覚器疾患、口腔疾患、皮膚疾患
高齢者に見られる循環器、血液疾患
第 15 回
高齢者の医療と福祉、その将来像
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト ■レポート □その他(
定期試験 80% レポート 20 %
)
準備学習
学習へのアドバイス
授業の前に下記参考書に目を通して準備しておくと授業が理解しやすい。身近にいる高齢者をよく観察
し、その方の人生や生活史を知ろうと常に意識していれば、理解に深みが増し、実戦にも役立つ。高齢
者が良き教科書である。
履修条件
教 科 書
特に指定しない
参 考 書
健康長寿診療ハンドブック(日本老年医学会編)メジカルビュー社が定価 1000 円でよくまとめられてい
る。
オフィスアワー
その他
授業終了後もしくはメールにて対応
- 40 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期変則
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
脳神経外科学 (変則)
科目担当責任者
学科
橋本 雅章
言語聴覚学科
曜日時限
火曜 5 限
金曜 4 限
授業の形態
講義
授業の概要
(主題)
病態別の神経解剖、神経生理の要点を充分理解した上で、脳神経外科が対象とする疾患の発生原
因、症候の特徴、神経生理学的検査や画像診断の内容を把握する。結果として選択された治療法の内
容を理解し、実際の手術内容をスライド、ビデオで視覚的にも体験する。また、発症時、周術期の全身
管理の重要性を理解し、後遺症に対して行われる各部門のリハビリの目的、病態別に患者に起こり得
る変化を充分把握し、実際に行われているチーム医療を実感する。
授業の到達目標
1.国家試験に必要な脳神経外科の内容を理解できる。
2.脳神経外科の手術とはどんなことをするのか理解できる。
3.脳の各種検査、画像診断と神経解剖学を理解できる。
4.神経学的所見の診察方法を理解できる。
5.脳血管障害に対する血管内手術、観血的手術を理解できる。
6.脳腫瘍の最新治療の実際を理解できる。
科目担当者
必修/選択
選択
授業計画
回数
第1回
内容
脳血管障害Ⅰ;脳梗塞の診断と治療
担当
橋本雅章
第2回
第3回
機能的脳外科、先天奇形
脳血管障害Ⅱ;脳出血とくも膜下出血、脳血管内手術
松本英司
橋本雅章
第4回
第5回
脳腫瘍Ⅰ 良性脳腫瘍の診断と治療
頭部外傷
橋本雅章
栗田英治
第6回
第7回
脳腫瘍Ⅱ 悪性腫瘍の診断と治療
脳神経外科疾患のまとめ
橋本雅章
橋本雅章
第8回
総括
成績評価の方法
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
筆記試験 100%
授業開始 10 分以降での入室は認めない。
国家試験問題において脳神経外科の理解が求められている内容を中心に把握して学習を進める。
教 科 書
指定なし
参 考 書
医学生のための脳神経外科学必修講義:松谷雅生著、メディカルビュー社
ニュースタンダード脳神経外科学:生塩之敬、山田和雄、種子田護編、三輪書店
脳神経外科学(改訂10版):太田富雄、松谷雅生編、金芳堂
ベッドサイドの神経の診かた:田崎義昭著、斎藤佳雄著
オフィスアワー
その他
質問は、講義中、随時受け付けるので、積極的に授業に参加して欲しい。
- 41 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
臨床心理学 (ST)
科目担当責任者
学科
大塚 尚
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
臨床心理学は心の問題や対人援助に関する学問です。本講義では、臨床心理学の様々な理論や技法
の学習を通じ、現代の多様な心の問題やその援助について考えていきます。さらには、人間、自分、心
についての理解を深め、日常生活に活かせるような知識の獲得を目指します。
授業の到達目標
1.臨床心理学の基礎的な理論や技法を理解できる
2.臨床心理学を一つの視点として、自分や他者、対人援助について考えることができる
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
ガイダンス(臨床心理学とは)
人格の発達と様々な心理的問題
第3回
第4回
「自分」とは
悩み・適応・不適応
第5回
第6回
様々な心のつまずき
心理的混乱と変容
第7回
第8回
臨床心理学査定
アセスメント体験
第9回
第 10 回
心理療法とカウンセリング①-精神分析
心理療法とカウンセリング②-クライエント中心療法
第 11 回
第 12 回
心理療法とカウンセリング③-認知行動療法ほか
家族と自分
第 13 回
第 14 回
人間関係の深層
正常と異常,創造性
第 15 回
まとめ
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト ■レポート □その他(
定期試験 80%、レポート 20%
準備学習
学習へのアドバイス
答えのない心の問題や援助について扱うため、積極的・主体的な姿勢で臨んでください。
履修条件
教 科 書
参 考 書
特に指定しない。
神田久男(編著)(2013)「心理援助アプローチのエッセンス」,樹村房
オフィスアワー
火曜 3 限 J-205 研究室
その他
- 42 -
)
科目名
学習心理学 (隔週金 3・4 限)
科目担当責任者
学科
関口 勝夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
金曜 3 限
金曜 4 限
講義
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
授業の概要
(主題)
学習とは,経験によって生起した永続的な行動の変容を指し,それら習得的行動は生得的行動とは区
別される。この学習メカニズムを解明し,ヒトの理解を目指す基礎心理学の研究領域を学習心理学と呼
ぶ。また,言語聴覚士の国家試験で出題される分野であり,今後当該資格の取得を目指す受講生にと
っても不可欠な必修科目でもある。本講義では,学習心理学の基本的な概念や理論を実験研究等を通
して紹介し,関連する周辺領域も参照しながら幅広く理解を深めることによって,受講生の思考や行動
を永続的に変容させる。
授業の到達目標
1.学習心理学の基本的な概念を理解し,説明することができる(例えば,学習とは何かを理解し,我々
が日常行う行動のうち学習に含まれるものとそうでないものとの区別ができる)。
2.学習心理学の知見を他の研究分野と比較し関連づけることができる(心理学という学際的分野の体
系を学び,学習心理学が他の分野ではどのように応用されているのかを提案できる)。
3.科学的論理的思考を身につけ,日常生活から大学の演習まで幅広く応用できる(因果関係や相関関
係などを明確にし,矛盾のない論理を展開できる)。
4.ヒトを含む動物の行動全般に興味を持ち,自身の日常的な行動を疑うことができる(なぜ,我々が当
該行動を生起させるのか,原因となる過去の経験を推察できる)。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
学習心理学とは?科学理論~学習の基礎(4 月 8 日)
比較行動学と進化心理学(生得的行動パターンと馴化)(4 月 8 日)
第3回
第4回
古典的条件づけの基礎(4 月 22 日)
古典的条件づけの実験手続き(4 月 22 日)
第5回
第6回
古典的条件づけの現象と理論(5 月 13 日)
オペラント条件づけの基礎(5 月 13 日)
第7回
第8回
強化スケジュール(5 月 27 日)
回避と罰(5 月 27 日)
第9回
第 10 回
オペラント条件づけの現象と理論(6 月 10 日)
刺激性制御(6 月 10 日)
第 11 回
第 12 回
古典的条件づけとオペラント条件づけの比較(6 月 24 日)
学習と認知の関係(記憶)(6 月 24 日)
第 13 回
第 14 回
比較認知心理学(視覚的注意・選択行動・社会的学習)(7 月 8 日)
学習心理学研究法(空間学習)(7 月 8 日)
第 15 回
授業全体のまとめ(7 月 22 日 4 時限目)
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教 科 書
参 考 書
■定期試験、□実技試験、□実習評価、■小テスト、■レポート、□その他(
定期試験 70% 小テスト・レポート 30%
)
心理学の問題は日常経験するものも多く,問題ではないように思えることも突き詰めていくと不思議なこ
とがある。当たり前に思えることにも疑問をもてるように考える癖をつけておくとよい。また,講義内容を
日常生活の中で実際に体験・経験し,学習や心理の働きを実感できると復習にもなる。ほんの些細なこ
とにも気づくことができるように日頃から自身に注意を払うようにする。
心理学関連の講義を受講し,知的好奇心が旺盛なほうが望ましい。
特に購入する必要はないが,購入希望者に向けて以下の参考書を挙げ,講義内に適宜紹介する。講
義内ではスライド資料を印刷し配布する。
J. E. メイザー著,磯博行・坂上貴之・川合伸幸訳(2008)メイザーの学習と行動(日本語第 2 版),二瓶
社.小野浩一(2005)行動の基礎,培風館.実森正子・中島定彦(2000)学習の心理,サイエンス社.
- 43 -
オフィスアワー
その他
非常勤であるため本学にオフィスがなく,開講日のみ出向する。質問等は,授業前後や下記アドレスで
受け付ける。
[email protected] 本学の学部生・院生は空席があれば講義を聴講できる。
- 44 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
認知心理学
科目担当責任者
学科
日高 茂暢
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
認知心理学は、人の認知過程を情報処理アプローチに基づいて理解しようとする心理学の一領域であ
る。本授業では、基礎的な認知心理学の知見を概説する。
1.記憶や注意といった重要な心理学概念を理解することができる
2.高次脳機能障害の背景にある認知心理学的知見を理解することができる。
3.神経発達症などその他の疾患・症候群における認知心理学的知見を理解することができる。
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
認知心理学入門
パターン認知―デ-タ駆動処理と特徴分析―
第3回
第4回
パターン認知―データ駆動処理と文脈、概念駆動処理―
注意―選択的注意―
第5回
第6回
記憶―記憶のモデル、感覚記憶と短期記憶―
記憶―ワーキングメモリ―
第7回
第8回
記憶―長期記憶―
知識の表象―意味ネットワーク―
第9回
第 10 回
知識の表象―スキーマ,イメージ―
言語―漢字単語の認知過程―
第 11 回
第 12 回
言語―文の意味表象―
認知機能の障害―高次脳機能障害―
第 13 回
第 14 回
認知機能の障害―注意欠如・多動性―
認知機能の障害―精神疾患等―
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他(
定期試験
準備学習
学習へのアドバイス
適宜、関連した書物を読むこと(事象関連電位や脳機能画像の知見を紹介する事があります。詳しく学
びたい人は生理心理学や神経心理学等の教科書を参考にして下さい)。
履修条件
なし
教 科 書
特に指定しない 資料を配付する。
1.リンゼイ P.H.・ノーマン D.A.『情報処理心理学入門 IIー注意と記憶ー』サイエンス社
2.森敏昭・井上毅・松井孝雄『グラフィック認知心理学』サイエンス社
参 考 書
オフィスアワー
その他
相談や質問がある場合は、[email protected] までメールして下さい。
- 45 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
心理測定法
科目担当責任者
学科
相澤 裕紀
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
長さや重さなどの物理量は定規や量りを用いて測定できます。では目に見えず,手に取ることのできな
い「心」はどのように測定すればよいでしょうか。心理学はその主張を裏付ける証拠を提示するために,
「心」を客観的かつ正確に測定する方法を洗練させてきました。本講義では実際に心理測定を体験しな
がら「心」を測定する方法を学びます。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
科目担当者
必修/選択
必修
測定可能な「行動」と直接測定できない「心」との対応関係を説明できる
「心」を測定し数量化するための手続きを理解し,説明できる。
測定結果を統計的に整理し,解釈することができる
「心」に関する理論や言説を客観的な態度で捉えることができる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
ガイダンス
心的構成概念と行動の関係
第3回
第4回
性格の測定を体験する 1<実習>
測定結果の整理と解釈
第5回
第6回
尺度の妥当性と信頼性
性格の測定を体験する 2<実習>
第7回
第8回
測定結果の整理と解釈
性格尺度の成り立ち
第9回
第 10 回
心理を測定する尺度(ものさし)の作り方
知能を測定する<実習>
第 11 回
第 12 回
知能検査の成り立ち
感覚量の測定<実習>
第 13 回
第 14 回
精神物理学的測定法
心理測定の意義と倫理的配慮
第 15 回
まとめ
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他(
定期試験 60%、レポート 40%
準備学習
学習へのアドバイス
実習ごとにレポート課題を課します。
レポート課題がひとつでも未提出の場合は単位を修得できません。
)
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
特に指定しない (投影資料や配布資料を使って授業を行ないます)
心理学研究法―データ収集・分析から論文作成まで―(大山正・岩脇三良・宮埜壽夫,サイエンス
社,2005)
質問などはメールまたは授業の前後に直接対応します。
- 46 -
科目名
心理測定法演習 (隔週木 4・5 限)
科目担当責任者
学科
相澤 裕紀
言語聴覚学科
曜日時限
木曜 4 限
木曜 5 限
授業の形態
演習
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
心理特性を測定する尺度(ものさし)を作成し,実際に測定を行うことで心理測定の一連の手続きを学
びます。具体的にはグループワークを通して大学生を対象とした質問紙調査の作成・実施・集計・分析・
結果の解釈を行います。扱う心理特性はグループごとに決定します。最後にプレゼンテーションを行い
調査内容を他者に伝える方法を学びます。
1. 興味を持った心理特性を明確に定義することができる
2. 測定可能な「行動」と直接測定できない「心」との対応関係を説明できる
3. 心理測定(質問紙法)の一連の手順を理解,実施,説明できる。
4. 測定結果を統計的に整理,解釈,説明することができる
5. 「心」に関する理論や言説を客観的な態度で捉えることができる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
測定対象の選定と精緻化(10 月 6 日)
測定対象の選定と精緻化(10 月 6 日)
第3回
第4回
質問項目の収集と選定(10 月 20 日)
質問項目の収集と選定(10 月 20 日)
第5回
第6回
測定尺度の作成(11 月 3 日)
測定尺度の作成(11 月 3 日)
第7回
第8回
測定の実施と集計(11 月 17 日)
測定の実施と集計( 11 月 17 日)
第9回
第 10 回
測定結果の分析( 12 月 1 日)
測定結果の分析(12 月 1 日)
第 11 回
第 12 回
測定結果の解釈・プレゼンテーション資料の作成(12 月 15 日)
測定結果の解釈・プレゼンテーション資料の作成( 12 月 15 日)
第 13 回
第 14 回
プレゼンテーション( 1 月 5 日)
プレゼンテーション(1 月 5 日)
第 15 回
まとめ(1 月 12 日 5 時限目)
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
□定期試験、 □実技試験、 ■演習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他(
演習評価 60%、レポート 40%
「心理測定法」を履修をしておくこと。
教 科 書
特に指定しない (投影資料・配布資料を使って授業を行ないます)
参 考 書
質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで―
(宮本聡介・宇井美代子(編),サイエンス社,2014)
オフィスアワー
質問などはメールまたは授業の前後に直接対応します。
その他
- 47 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
言語心理学 (隔週木 4・5 限)
科目担当責任者
学科
井原 浩子
言語聴覚学科
曜日時限
木曜 4 限
木曜 5 限
授業の形態
講義
授業の概要
(主題)
言語の処理の問題を人間の心理的、認知的メカニズムから考える。モノや出来事に対する人間の認知
の仕方が言語の様々なレベルに反映されている、という基本的な見方を理解した上で、言語はどのよう
に理解されるのか、どのように産出されるのか、また母語はどのように獲得されるのかを考えていく。
授業の到達目標
1.語が心内辞書の中でどのように蓄えられているのかを理解し、その概要を説明することができる。
2.言語はどのように理解されるのかを理解し、その概要を説明することができる。
3.言語はどのように産出されるのかを理解し、その概要を説明することができる。
4.母語はどのように獲得されるのかを理解し、その概要を説明することができる。
5.言語と思考はどのような関係にあるのかを理解し、その概要を説明することができる。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
第1回
内容
言語と認知①(9 月 29 日)
担当
第2回
第3回
言語と認知②( 9 月 29 日)
言語と認知③(10 月 13 日)
第4回
第5回
言葉と認知④ 語用論①(10 月 13 日)
語用論②(10 月 27 日)
第6回
第7回
メンタルレキシコン①(10 月 27 日)
メンタルレキシコン② 文の理解①(11 月 10 日)
第8回
第9回
文の理解②(11 月 10 日)
文の産出①(11 月 24 日)
第 10 回
第 11 回
文の産出② 母語習得①(11 月 24 日)
母語習得②(12 月 8 日)
第 12 回
第 13 回
母語習得③(12 月 8 日)
母語習得④(12 月 22 日)
第 14 回
第 15 回
言語と思考①(12 月 22 日)
言語と思考② 非言語コミュニケーション 授業全体のまとめ(1 月 12 日 4 時限目)
成績評価の方法
■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、■その他(提出物)
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 90%、提出物 10%
前半 1 回~4 回の内容は、後半 5 回~14 回の基礎知識になります。各回の内容を復習し、よく理解して
から次の授業に臨んで下さい。
教 科 書
特に指定しない。
参 考 書
授業内で適宜紹介する。
オフィスアワー
その他
質問等に関しては、授業後に時間を設ける。
- 48 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達学 (変則)
科目担当責任者
学科
矢口 幸康
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
集中講義
講義
授業の概要
(主題)
乳児期から学童期にかけての言語発達過程を概観し、言語発達に関する基本的な知識を習得する.同
時に、言語発達過程に影響を与える社会・文化的な要因についても学び、言語発達に対して柔軟で包
括的な見方を養う.授業ではパワーポイントによる説明の他に動画教材の視聴も交え、言語発達に対
する理解を深めていく.
授業の到達目標
1.乳児期、幼児期、学童期、各段階での言語発達の特徴や言語発達に関連する要因をおおまかに説
明できる.
2.言語獲得を説明する理論が複数あることを理解し、それぞれの視点の違いを説明できる.
3.言語発達における個人差について理解し、言語発達を柔軟に捉えることができる.
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語発達学の視点(イントロダクション)
言語発達を説明する理論
第3回
第4回
音声言語の発生・発達①
音声言語の発生・発達②
第5回
第6回
音声言語を支える認知機能の発達
音声言語を支える社会性の発達
第7回
第8回
語彙獲得と統語能力の発達①
語彙獲得と統語能力の発達②
第9回
第 10 回
談話能力の発達①
談話能力の発達②
第 11 回
第 12 回
読み書き能力の発達①
読み書き能力の発達②
第 13 回
第 14 回
言語発達の臨界期と可塑性①
言語発達の臨界期と可塑性②
第 15 回
授業の総括
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、□その他(
定期試験 100%
準備学習
学習へのアドバイス
配付資料をもとに復習し、授業内容をその日のうちに消化しておくこと.
自分自身の幼い頃のエピソードや身近な子どもの様子を見て感じたことについて授業内容をもとに考察
してみると、学びが深まり、知識も定着しやすい.
履修条件
教 科 書
なし
参 考 書
授業で紹介する.
オフィスアワー
その他
質問は授業の前後、休み時間に受け付ける.
なし
- 49 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
音声学
科目担当責任者
学科
籠宮 隆之
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
基礎音声学,音声学,及び音響音声学について学び,話し言葉を科学的に分析・記述する力を養う.音
声学では,日本語の音声表記を復習し,日本語の音節構造,アクセント,イントネーション,リズムの基
礎を学ぶ.続いて,音響音声学の観点から,母音・子音の音響特徴,知覚関連量について学ぶ.自分
の音声をコンピュータで分析したり,聞いたりする実験・演習を通していっそう理解を深める.
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
科目担当者
必修/選択
必修
日本語で用いる音声の発声方法について理解できる.
音声の物理的な仕組みについて理解できる.
母音を分析する方法について理解できる.
子音を分析する方法について理解できる.
アクセントやイントネーションの分析方法について理解できる.
授業計画
回数
第1回
内容
日本語の音声と国際音声記号の復習 (1)
第2回
第3回
日本語の音声と国際音声記号の復習 (2)
日本語の音韻論 (1)
第4回
第5回
日本語の音韻論 (2)
日本語のアクセント (1)
第6回
第7回
日本語のアクセント (2)
音響音声学の基礎 (1)
第8回
第9回
音響音声学の基礎 (2)
母音生成の仕組みと音響分析 (1)
第 10 回
第 11 回
母音生成の仕組みと音響分析 (2)
子音生成の仕組みと音響分析 (1)
第 12 回
第 13 回
子音生成の仕組みと音響分析 (2)
日本語の文イントネーション規則
第 14 回
第 15 回
感情音声,個人差の分析
音声学全体の復習とまとめ
担当
成績評価の方法
■定期試験、□実技試験、□実習評価、■小テスト、□レポート、□その他(
評価の基準
定期試験 80%,小テスト 20%
「基礎音声学」の内容を踏まえて,音声の生成方法と音声のより科学的な分析手法について学んでいき
ます.
授業で学んだ内容をよく復習しておいてください.
準備学習
学習へのアドバイス
)
履修条件
教 科 書
斎藤純男著、日本語音声学入門、三省堂 (2006)
参 考 書
日本語の音声入門、猪塚恵美子・猪塚元著、バベル・プレス (2003)。
廣瀬肇訳、新ことばの科学入門第 2 版、医学書院 (2008)。
今泉敏編、言語聴覚士のための基礎知識:音声学・言語学、医学書院 (2009)。
オフィスアワー
その他
質問等がありましたら,電子メールにてご連絡ください.電子メールアドレスは初回授業日に伝えます.
- 50 -
科目名
音声音響学
科目担当責任者
学科
菊地 義信
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
音声言語の生成と知覚に関わる音響学的側面について学ぶ。必要な数学的準備をした上で、音の物
理的性質、波形と周波数スペクトル、音声生成の音響理論について学ぶ。続いて、音声のデジタル音
響分析の基礎を理解し、サウンドスペクトログラムやホルマント、ピッチ分析法等について、PC の音声
分析ソフトを用い実際の音声を分析することで学ぶ。音声学とも密接に関連している。国家試験の過去
問題を中心にした演習も行う。
1.音声の音としての性質を理解し、応用できる。
2.波形と周波数スペクトルの関係について理解し、それを応用できる。
3.音響管の共鳴・反共鳴について理解し、その観点から音声現象を分析できる。
4.音声生成の音響理論を理解し、音声現象の説明に応用できる。
5.音声のデジタル音響分析法の基礎を理解し、分析ソフトウエアを正しく利用できる。
6.実験(演習)レポートの作成法を学び、レポートを仕上げることができる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
音声音響学とは、音声音響学を学ぶための数学入門-三角関数、指数関数、対数関数
音の物理的性質-波動と振動、高さ(周波数)、大きさ、強さ、音速、波長、音波の性質
第3回
第4回
音圧、音圧レベル、音の強さのレベル、音の大きさ、波形と周波数
音響管の共鳴、音声の生成理論
第5回
第6回
音声の音響分析-アナログとデジタル、ナイキストの標本化定理、エィリアシング
音声の音響分析-基本周波数、ピッチ軌跡
第7回
第8回
音声の音響分析-波形と周波数スペクトル、フレーム長とスペクトル
音声の音響分析-線形予測分析とフォルマント周波数、フォルマント軌跡
第9回
第 10 回
音声の音響分析-サウンドスペクトログラム、広帯域分析、狭帯域分析
音声の音響分析-摩擦音の分析、実効値と零交差数
第 11 回
第 12 回
音声の音響分析-破裂音の分析、VOT、第 2 ホルマントの遷移
音声の音響分析-促音、はじき音、半母音の特徴
第 13 回
第 14 回
音声の音響分析-鼻音の特徴、破擦音の特徴
声の評価-GRBAS 尺度、病的音声評価のための音響特徴量
第 15 回
音声処理技術の言語学への応用
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、■実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他(
定期試験 70%、実習評価 15%,実験レポート 15%
)
準備学習
学習へのアドバイス
高等学校の「数学Ⅱ」の知識は必須。授業の初めに復習するが、あきらめないで勉強すれば、苦手意
識もなくなる。
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
教科書を指定しない。講義内で随時資料を配布する。
廣瀬肇監修、言語聴覚士テキスト第2版 (V ことばの言語学的基礎、3 音響学)、医歯薬出版(2011)
今泉敏著、言語聴覚士のための音響学、医歯薬出版 (2007)
ケント/リード著(荒井他訳)、音声の音響分析、海文堂 (1996)
質問は講義終了後に随時受け付ける。
- 51 -
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
コミュニケーション障害演習 (変則)
科目担当責任者
大金 さや香
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
前期(集中講義)
後期(集中講義)
演習
科目担当者
必修/選択
2016 年度
佐藤 妙子、平田 文、阿部 晶子、岩﨑 淳也、小森 規代、
宮木 絵里香、畦上 恭彦、小渕 千絵、前新 直志
必修
学年
2 学年
期
前期・後期前
半
単位数
1
時間数
15 時間
授業の概要
(主題)
本科目は、1 年次「言語聴覚障害概論」で学んだ知識、及び 2 年次前期の各論で学んだ障害について、
実際の症例を通して臨床で用いる知識へと発展させるものである。また「コミュニ ケーション技能演習」
で学んだコミュニケーション技能を具体的に実践学習するものである。本演習はコミュニケーションスキ
ル、スクリーニングスキルの実習に相当 し、臨床実習Ⅰ・Ⅱの基礎となる。
授業の到達目標
1.外部施設指導者との連絡において、適切な態度や行動(言葉遣い・礼儀作法等)をとることができる
2.外部施設見学において、適切な態度や行動(言葉遣い・礼儀作法・服装等)をとることができる
3.施設の業務や言語聴覚臨床に接し、病院・施設の機能、言語聴覚士の役割について理解し説明で
きる
4.演習に対し、主体的・積極的に取り組むことができる
5.演習を通し、自己のコミュニケーション技能の課題を見つけ、改善向上することができる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
演習に臨む心構え,参加態度,マナー(5 月 6 日)
見学の視点・専門的臨床思考とコミュニケーション技法(5 月 6 日)
大金
大金
第3回
第4回
演習の進め方(5 月 23 日)
学外施設への連絡(電話連絡等),事前学習(施設及び業務内容(5 月 23 日)
大金
大金
第5回
第6回
施設担当教員と各施設の指導者の指導で実施する(全教員,施設臨床指導者)
外部施設見学演習,コミュニケーションスキル演習
全教員
施設担当
第7回
第8回
外部施設見学演習,コミュニケーションスキル演習
演習について発表会および全体討論
施設担当
全教員
成績評価の方法
評価の基準
□定期試験 □実技試験 ■演習評価 □小テスト ■レポート ■その他(発表・討議)
レポート 80% 、発表・討論 20%
準備学習
学習へのアドバイス
本科目では 1 年次「言語聴覚障害学概論」及び 2 年次の各専門科目で学んだ知識を実際の症例を通し
て学ぶこ とになる。また、コミュニケーション技能演習で学んだスキルを具体的に実践するものである。
1 年次の学習内容を復習しておくこと。
履修条件
教 科 書
参 考 書
適宜提示
適宜提示
オフィスアワー
大金:月曜 12:10-12:55 大金研究室
その他
大学関連施設や地域でのボランティア活動に参加すること
アドバイザー別に臨床見学を実施すること
- 52 -
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
失語症・高次脳機能障害学総論Ⅰ
科目担当責任者
学科
阿部 晶子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
脳の働きと言語・認知機能との関係について理解し、脳病変によって生じる成人の認知・コミュニケーシ
ョン障害について学ぶ。主として失語症を取り上げ、原因、症状と発生機序について症例を通じて具体
的に学ぶ。総合的失語症検査の実技も習得する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
科目担当者
必修/選択
佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香
学年
2 学年 期
必修
単位数
1
時間数
2016 年度
前期
30 時間
脳と言語・認知機能との関係について基本概念を概説できる
失語症の定義、原因疾患、責任病巣を説明できる
失語症の症状、発生機序を理解し、評価できる
総合的失語症検査の実施方法を理解し、説明できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
失語症の定義、失語症の原因疾患、失語症研究の歴史
言語の神経学的基盤Ⅰ
阿部晶子
阿部晶子
第3回
第4回
言語の神経学的基盤Ⅱ
発話の障害Ⅰ 喚語障害、錯語ほか
阿部晶子
阿部晶子
第5回
第6回
発話の障害Ⅱ 発語失行ほか
発話の障害Ⅲ 演習(喚語障害、錯語、発語失行ほか) レポート1回目
阿部晶子
佐藤妙子
第7回
第8回
発話の障害Ⅳ 再帰性発話ほか
発話の障害Ⅴ 流暢性(1)
阿部晶子
阿部晶子
第9回
第 10 回
発話の障害Ⅵ 流暢性(2)
発話の障害Ⅶ 演習(流暢性)
阿部晶子
佐藤妙子
第 11 回
第 12 回
聴覚的理解・復唱の障害
読み・書きの障害
阿部晶子
阿部晶子
第 13 回
第 14 回
総合的失語症検査Ⅰ
総合的失語症検査Ⅱ
佐藤妙子、宮木絵里香
佐藤妙子、宮木絵里香
第 15 回
総括
阿部晶子、佐藤妙子、
宮木絵里香、小森規代
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
小テスト
レポート2回目
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 ■小テスト、 ■レポート、 □その他(
)
小テスト合格、レポート合格を単位認定の前提条件とし、以下の基準で成績評価を行う。
定期試験 90%、小テスト・レポート 10%
予習・復習が必要な科目である
参 考 書
藤田郁代監修 標準言語聴覚障害学:失語症学 第2版(医学書院)
藤田郁代監修 標準言語聴覚障害学:高次脳機能障害学 第2版(医学書院)
日本高次脳機能障害学会 標準失語症検査マニュアル(新興医学出版社)
授業で紹介する
オフィスアワー
水曜日 12:20~12:50
教 科 書
阿部 C506 研究室
その他
- 53 -
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
失語症・高次脳機能障害学総論Ⅱ
科目担当責任者
学科
阿部 晶子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
脳病変によって生じる成人の認知・コミュニケーション障害について学ぶ。主として失語症を取り上げ、
様々なタイプについて症例を通じて具体的に学ぶ。
1. 脳と言語・認知機能との関係について基本概念を概説できる
2. 失語症および類縁症状、発生機序を理解し、評価できる
3. 失語症のタイプを理解し、鑑別できる
4. 総合的失語症検査を実施できる
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香
学年
2 学年 期
単位数
1
時間数
2016 年度
後期
30 時間
授業計画
回数
第1回
内容
失語症候群の成り立ち、古典分類について
担当
阿部晶子
第2回
第3回
Broca 失語の症状、病巣
Wernicke 失語の症状、病巣
阿部晶子
阿部晶子
第4回
第5回
伝導失語の症状、病巣
超皮質性感覚失語の症状、病巣
阿部晶子
阿部晶子
第6回
超皮質性運動失語の症状、病巣
混合型超皮質性失語の症状、病巣
阿部晶子
レポート1回目(別途指示)
第8回
健忘失語の症状、病巣
全失語の症状、病巣
鑑別診断Ⅰ
第9回
第 10 回
鑑別診断Ⅱ
鑑別診断Ⅲ
第 11 回
第 12 回
皮質下性失語、交叉性失語の症状、病巣
純粋型の症状、病巣
阿部晶子
小森規代
第 13 回
第 14 回
言語・認知検査の理論と技法Ⅰ
言語・認知検査の理論と技法Ⅱ
佐藤妙子
佐藤妙子
第 15 回
総括
阿部晶子、佐藤妙子、
宮木絵里香、小森規代
第7回
レポート2回目(別途指示)
阿部晶子
佐藤妙子
小テスト(別途指示)
佐藤妙子
佐藤妙子
成績評価の方法
■定期試験、 ■実技試験、 □実習評価、 ■小テスト、 ■レポート、 □その他(
評価の基準
実技試験合格、小テスト合格、レポート合格を単位認定の前提条件とし、以下の基準で成績評価を行
う。
定期試験 90% 実技試験・小テスト・レポート 10%
準備学習
学習へのアドバイス
予習・復習が必要な科目である。症例のビデオを貸し出すので、それを利用して復習すること。
履修条件
教 科 書
藤田郁代監修 標準言語聴覚障害学:失語症学 第2版(医学書院)
藤田郁代監修 標準言語聴覚障害学:高次脳機能障害学 第2版(医学書院)
日本高次脳機能障害学会 標準失語症検査マニュアル(新興医学出版社)
参 考 書
授業で紹介する
オフィスアワー
その他
水曜日 12:20~12:50
阿部 C506 研究室
- 54 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
2 学年
期
前期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学総論
科目担当責任者
学科
畦上 恭彦
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
子どもの言語発達障害を理解するための基本的概念として、言語の特質、構成要素、発達過程および
関連する認知や社会性の発達について学ぶ。それを土台に様々な言語障害の基本的な特徴を理解す
る。また、幼児期と学童期など各発達期における障害の特徴を理解するとともに、評価法や指導法につ
いての基礎知識を身につける。
授業の到達目標
1.言語の構成要素からみた発達障害について説明できる。
2.言語に関する認知・社会性の発達について説明できる。
3.どのような言語発達検査法があるか説明できる。
4.発達障害児への指導法について理解することができる。
5.関連職種との連携及び家族支援について理解することができる。
科目担当者
必修/選択
岩﨑 淳也
学年
必修
単位数
授業計画
回数
第1回
内容
言語発達障害とその支援
担当
畦上
第2回
第3回
言語やコミュニケーションの定義と言語発達の基盤
言語の構成要素とは
畦上
畦上
第4回
第5回
言語に関する認知の発達
言語に関する社会性の発達
畦上
岩﨑
第6回
第7回
言語発達を説明する理論
評価の実際:PVT-R
畦上
畦上、岩﨑
第8回
第9回
言語発達からみた発達と障害1(幼児期)
言語発達からみた発達と障害2(学童期)
畦上
畦上
第 10 回
第 11 回
評価・指導法の実際(INREAL):1
評価・指導法の実際(INREAL):2
畦上
畦上
第 12 回
第 13 回
評価・指導法の実際(INREAL):3
小テスト、検査法習熟テスト
畦上
畦上、岩﨑
第 14 回
第 15 回
家庭支援と関連職種との連携
総括
畦上
畦上、岩﨑
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト □レポート ■その他(復習テスト )
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験(70%) 小テスト(20%) その他(10%)
教科書の該当部分を予習すること。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテンスと質問につい
て記載を行う。 毎回授業始めに、前回講義の復習テストを行います。
教 科 書
標準言語聴覚障害学シリーズ 言語発達障害学(第2版) 医学書院
インリアル・アプローチ 日本文化科学社
参 考 書
言語発達とその支援(ミネルヴァ書房)
子どものコミュニケーション障害(大修館書店)
オフィスアワー
月曜日 12:15-13:00 畦上(B-513)
その他
- 55 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
2 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学各論
科目担当責任者
学科
畦上 恭彦
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
知的障害、広汎性発達障害、特異的言語発達障害、学習障害など様々な発達障害を呈する子どもたち
について基本的な理解を目指す。各障害群における言語やコミュニケーションの問題、認知や社会性な
ど行動面の問題、評価法、指導法などを理解する。
授業の到達目標
1.様々な発達障害を呈する子ども達の基本的な言語症状について説明することができる。
2.基本的な評価法、指導法について説明することができる。
科目担当者
必修/選択
必修
岩﨑 淳也
学年
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語発達障害とは
知的障害
畦上
畦上
第3回
第4回
自閉症スペクトラム
注意欠陥/多動性障害
畦上
畦上
第5回
第6回
言語発達評価法:新版 K 式(1)
言語発達評価法:新版 K 式(2)
岩﨑、畦上
岩﨑、畦上
第7回
第8回
言語発達評価法:質問紙
特異的言語発達障害
岩﨑
岩﨑
第9回
第 10 回
学習障害
小テスト(新版 K 式、質問紙)
岩﨑
畦上、岩﨑
第 11 回
第 12 回
評価指導法の実際:4(INREAL アプローチ)
脳性まひ・重症心身障害
畦上
畦上
第 13 回
第 14 回
後天性失語
発達障害における言語以外の問題
岩﨑
畦上
第 15 回
総括
畦上、岩﨑
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト □レポート ■その他(復習テスト )
定期試験(70%)、小テスト(20%)、その他(10%)
準備学習
学習へのアドバイス
授業前に教科書等を利用して予習を行うこと。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテンスと質
問についての記載を行う。 毎回授業の始めに前回講義内容についての復習テストを行います。
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
標準言語聴覚障害学シリーズ 言語発達障害学(第2版) 医学書院
ことばの障害入門(大修館書店)
ことばの障害の評価と指導(大修館書店)
月曜日 12:15-13:00 畦上(B-513)
- 56 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
2 学年
期
前
1
時間数
30 時間
科目名
聴覚障害学総論
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
金曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
聴覚器官や機能を理解し、聴覚機能の診断に必要とされる基礎的な知識や聴覚機能検査の原理と検
査手法について学習する。更に検査結果を分析し、聴覚障害の有無や程度、種類との関係性を理解す
る。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
聴覚器官の構造と機能を知り、聴覚障害について理解できる
音の物理的、心理的特性を理解し、聴覚機能検査に応用できる
純音聴力検査の原理を理解し、検査を実施できる
中耳機能とその検査について理解し、実施及び解釈ができる
内耳機能とその検査について理解し、実施及び解釈ができる
聴覚検査結果を分析し、聴覚障害症状との関連性を理解できる
授業計画
回数
第1回
内容
聴覚障害学総論(聴覚器官とその機能、聴覚障害)
担当
大金
第2回
第3回
聴覚検査の予備知識(音の物理、オージオグラム),騒音測定
聴覚検査の種類と目的(自覚的検査と他覚的検査),聴性脳幹反応
大金
小渕
第4回
第5回
気導聴力検査の理論と技法
骨導聴力検査の理論
大金
大金
第6回
第7回
骨導聴力検査の技法
中耳機能の検査(インピーダンスオージオメトリー)
大金
小渕
第8回
第9回
内耳機能の検査(補充現象、SISI 検査)
標準純音聴力検査/インピーダンスオージオメトリー/SISI/ABR/自記オージオ 演習
小渕
小渕、大金
第 10 回
第 11 回
標準純音聴力検査/インピーダンスオージオメトリー/SISI/ABR/自記オージオ 演習
標準純音聴力検査/インピーダンスオージオメトリー/SISI/ABR/自記オージオ 演習
小渕、大金
小渕、大金
第 12 回
第 13 回
標準純音聴力検査/インピーダンスオージオメトリー/SISI/ABR/自記オージオ 演習
純音聴力検査と難聴の症状との関連
小渕、大金
大金
第 14 回
第 15 回
実技試験
総括
小渕、大金
小渕、大金
成績評価の方法
■定期試験 ■実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
評価の基準
定期試験 60%、実技試験 10%、小テスト 20%、レポート 10%
講義初日に、Reading assigment(毎回の講義時に必要とされる教科書の予習・復習箇所)の一覧を配
布します。各講義の前後で指定箇所を必ず学習しておいて下さい。演習については、演習テキストを読
み、理解した上で演習に望んで下さい。
演習レポートの作成方法や提出期限については、演習の前に連絡します。
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
1 年次で学んだ専門科目の内容を十分に復習しておくこと。
教 科 書
聴覚検査の実際 (南山堂)
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学 (医学書院)
聴覚障害学 演習テキスト(後日販売)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
その他
金曜日 12:10-12:55 小渕研究室(A-518)
- 57 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
2 学年
期
後期
2
時間数
60 時間
科目名
聴覚機能評価学 (金 1 限・2 限)
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
金曜 1 限 金
曜2限
授業の形態
講義
授業の概要
(主題)
聴覚機能の鑑別診断に必要とされる、種々の自覚的、他覚的聴覚検査や乳幼児聴力検査を通して、聴
覚医学的な考え方について学習する。また演習によって理解を深める。
さらに、聴覚障害を持つ方々に対する聴覚補償としての補聴器及び人工内耳について、基本的な構
造・機能・特性について理解する。また、聴覚検査結果を統合し、聴覚障害の有無、種類、程度につい
て分析し、補聴手段について理解する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
自覚的、他覚的聴覚検査の原理について理解し、検査が実施できる
めまいや耳鳴りの原因及び症状について理解し、検査が実施できる
幼児聴力検査(BOA、COR、VRA、peepshow、play audiometry)の理論と技法を習得できる
新生児聴覚スクリーニングの理論と技法について理解できる
乳幼児の聴性行動を理解し、韓厚の仕方を習得できる
補聴器の基本的な構造・機能を理解できる
人工内耳の基本的な構造・機能を理解できる
聴覚検査結果を統合した上で、難聴の症
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
聴覚機能評価学総論
聴覚機能評価学総論
大金
第3回
第4回
語音聴力検査の理論
語音聴力検査の実際
大金
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
聴覚機能検査結果の統合と疾患の考え方 ①
聴覚機能検査結果の統合と疾患の考え方 ②
乳幼児の聴覚発達
新生児聴覚スクリーニングの理論 (AABR, OAE, ABR, ASSR)
幼児聴力検査の理論
幼児聴力検査の実際
補聴器の構造と機能①
補聴器の構造と機能②
第 13 回
第 14 回
補聴器の構造と機能③、試聴演習
補聴器の構造と機能④、試聴演習
小渕
第 15 回
第 16 回
人工内耳の構造と機能①
人工内耳の構造と機能②
大金
第 17 回
第 18 回
第 19 回
第 20 回
第 21 回
第 22 回
第 23 回
第 24 回
演習① 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習② 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習③ 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習④ 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習⑤ 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習⑥ 語音聴力検査、幼児聴力検査、補聴器特性及びインプレッション
演習課題のまとめと臨床応用 ①
演習課題のまとめと臨床応用 ②
第 25 回
第 26 回
実技試験①
実技試験②
小渕、大金
第 27 回
第 28 回
聴覚機能評価学 まとめ ①
聴覚機能評価学 まとめ ②
大金
第 29 回
第 30 回
総括(試験)
小渕、大金
- 58 -
大金
小渕
小渕
小渕
他
他
他
他
他
他
小渕、大金
小渕、大金
小渕、大金
大金
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
■定期試験 ■実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
定期試験 60%、実技試験 10%、小テスト 20%、レポート 10%
講義初日に、Reading assigment(毎回の講義時に必要とされる教科書の予習・復習箇所)の一覧を配
布します。各講義の前後で指定箇所を必ず学習しておいて下さい。演習については、演習テキストを読
み、理解した上で演習に望んで下さい。
演習レポートの作成方法や提出期限については、演習の前に連絡します。
2 年次前期科目である「聴覚障害学総論」について十分に理解した上で学習に望むこと。
参 考 書
聴覚検査の実際(南山堂)
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学(医学書院)
演習テキスト(前期に販売したもの)
適宜紹介する
オフィスアワー
金曜日 12:10-12:55
教 科 書
)
小渕(A-518)
その他
- 59 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
前期
単位数
2
時間数
30 時間
科目名
発声発語障害学総論
科目担当責任者
学科
前新 直志
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
発声発語障害/摂食嚥下障害に関する基礎的知識(臨床音声学・解剖・生理・神経学・運動学)理論的
背景および記録法(国際音声表記)を学んだ上で、発声発語障害/摂食嚥下障害の概要を学ぶ。
小児期~成人期の構音障害(機能性構音障害、器質性構音障害、運動障害性構音障害)の理論およ
び障害像を理解する。それぞれの障害の症状特徴や原因、機序の違いを学ぶことによって、各障害の
背景に目を向け、症状と原因の関係を理解し、構音障害のタイプを鑑別する技能を養う。さらに、原因と
なる基礎疾患の病態についての理解を深める。
授業の到達目標
1.臨床音声学の知識をもとに、国際音声表記で正常音/異常音を記すことができる。
2.発声発語/摂食嚥下に関する解剖・生理・神経学・運動学的知識を説明できる。
3.機能性弧運障害、器質性構音障害、運動障害性構音障害、それぞれの病態を説明できる。
4.小児期と成人期での構音障害の特徴について、機序の特異性を説明できる。
5.原因疾患と病態および構音への影響の関連性を説明できる。
科目担当者
必修/選択
平田 文
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
臨床音声学Ⅰ(国際音声表記の基礎)
臨床音声学Ⅱ(国際音声表記の実際)
前新直志
前新直志
第3回
第4回
臨床音声学Ⅲ(国際音声表記の実際)
発声発語/摂食嚥下に関わる解剖・生理
前新直志
平田 文
第5回
第6回
発声発語/摂食嚥下に関わる神経制御・運動(神経学・運動学)
構音障害の概念と障害分類および言語聴覚士による専門的対応の範囲
平田 文
平田 文
第7回
第8回
機能性構音障害Ⅰ:障害の概念と症状およびタイプ分類
機能性構音障害Ⅱ:音韻発達過程と構音障害
前新直志
前新直志
第9回
第 10 回
器質性構音障害(先天性)Ⅰ:口唇口蓋裂と構音障害、口唇口蓋裂の概念と症状
器質性構音障害(先天性)Ⅱ:口唇口蓋裂と発声発語機能の関係
前新直志
前新直志
第 11 回
第 12 回
器質性構音障害(先天性)Ⅲ:口唇口蓋裂に伴う症状とタイプ分類
器質性構音障害(後天性)Ⅳ:口腔周囲の後天的器質的障害と構音障害
前新直志
前新直志
第 13 回
第 14 回
運動障害性構音障害Ⅰ:障害の概念と症状
運動障害性構音障害Ⅱ:原因とタイプ分類
平田 文
平田 文
第 15 回
運動障害性構音障害Ⅲ:運動障害・知覚障害と構音障害
平田 文
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 ■小テスト ■レポート
定期試験 70%、小テスト 10%、レポート 20%
準備学習
学習へのアドバイス
音声学および頭頸部の解剖生理を必ず理解(復習)しておくこと。
履修条件
教 科 書
1)標準言語聴覚障害学シリーズ「言語聴覚障害学概論」第2版(医学書院)
2)標準言語聴覚障害学シリーズ「発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
3)適宜資料配布
参 考 書
講義時に適宜紹介する。
オフィスアワー
前新:木曜 12:10~12:50(B511)
平田:火曜 12:10~12:50(C511)
その他
- 60 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
構音障害学Ⅰ(理論)
科目担当責任者
学科
前新 直志
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
構音障害の評価・診断に関する理論と技法を理解する。具体的には発声・構音・共鳴・プロソディーにつ
いて、面接、観察、検査によって情報を収集し、医学面、関連行動麺、生活面の情報と総合して分析し、
構音障害のタイプ、重症度、症状、原因と発生メカニズムが判断できる力を養う。呼吸機能、音韻認知
など付随する機能も含めた考え方を学ぶ。次いで、予後を予測して治療仮説を設定し、治療計画を立
案する過程について学ぶ。また、臨床 VTR を通して、評価結果をサマリとして理解する。本科目は、一
部、評価・鑑別の「考え方」の演習を取り入れなが
授業の到達目標
1.評価・診断過程が説明できる。
2.インテーク面接時のスクリーニングと話しことばの評価の要点を説明できる。
3.医学面、生活面、関連行動麺の情報収集の意義を理解できる。
4.呼吸機能、音韻認知などの付随する機能が話しことばに与える影響を具体的に説明できる。
5.構音障害のタイプ、重症度、症状、問題点について、情報収集による判断の重要性を理解できる。
6.症状および活動、参加の問題の発生メカニズムを考えることができる。
7.治療仮説を設定し、治療計画が立案できる。
8.予後に関係する要因を説明し、予後を予
科目担当者
必修/選択
必修
平田 文
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
話しことばの障害と言語聴覚士の役割
話しことばの評価・診断過程
前新直志、平田
平田 文
第3回
第4回
発声の評価理論と技法
構音の評価理論と技法
平田 文
前新直志
第5回
第6回
顎・口腔・顔面の形態および運動機能の評価理論と技法
共鳴・プロソディーの評価理論と技法
前新直志
平田 文
第7回
第8回
話しことばの検査の選択(妥当性)および技法
呼吸・音韻認知等、関連する機能の評価理論と技法
前新直志
平田 文
第9回
第 10 回
インテーク面接における障害のスクリーニング
生活および行動面の情報収集と分析
平田
平田
第 11 回
第 12 回
治療仮説の設定と治療計画立案
構音障害の鑑別診断理論と技法
平田
平田
第 13 回
第 14 回
構音障害の予後予測
Clinical VTR に基づいた評価サマリの作成と報告
前新直志
前新直志、平田
第 15 回
総括
前新直志、平田
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価
定期試験:80%、小テスト・レポート:20%
■小テスト
■レポート
準備学習
学習へのアドバイス
次のことを理解できていることが前提となる
・頭頸部の解剖と生理
・発声メカニズム
・国際音声字母(IPA)の理解および調音点と調音方法の音素表記と音声表記
履修条件
教 科 書
参 考 書
・標準言語聴覚障害学シリーズ 「発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
・適宜資料配布
呼吸機能、口腔、咽喉頭の解剖・生理に関する書籍
・「言語聴覚士のための臨床歯科・口腔外科学」、道健一、医歯薬出版
・「ゼムリン 言語聴覚障害学の解剖生理」、舘村卓 監訳 医歯薬出版
・「運動障害構音障害 基礎・鑑別診断・マネージメント」、 苅安誠 監訳 医歯薬出版
- 61 -
文
文
文
文
文
文
文
オフィスアワー
前新 木曜 12:10-12:50
平田 木曜 12:10-12:50
前新研究室(B511)
平田研究室(C511)
その他
- 62 -
科目名
流暢性障害学 (2 年生)
科目担当責任者
学科
前新 直志
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
2 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
平田 文
必修
発声発語障害のうち、吃音を中心に早口症やその他の流暢性障害について、種類、発生機序、評価・
診断および治療方法および心理社会的援助方法について教授する。吃音の評価として、吃音検査法の
修得を中心に行い、さらに様々な方向性の概念や方法について学ぶ。本講義では、進展メカニズム、発
達区分に応じた捉え方やアプローチの違いを学習し、さらに関連症状との鑑別方法や合併する他疾患
との関係や捉え方について有益に考える。
1.非流暢性発話の特徴を理解し、吃音を含めた種々の流暢性障害を説明できる。
2.吃音 l 症状と正常範囲の非流暢性発話を理解し、両者の違いに目を向けることができる。
3.吃音検査法を理解し、実施手順を学習できる。
4.吃音のある人および環境要因を評価し、適切な訓練や心理的援助のスキルを臨床に適用できる。
5.他の障害を併せ持つ症状(獲得性吃音、クラタリングを含む)特徴を理解し、説明できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
流暢性障害の定義(歴史的変遷を踏まえた現在の捉え方)
原因説と分類(発達性吃音、獲得性吃音、早口症、その他)
前新直志、平田
前新直志
第3回
第4回
分類と症状特徴(発達性吃音、獲得性吃音、早口症、その他)
発話の流暢性発達と吃音
前新直志
前新直志
第5回
第6回
幼児期初期~学齢前期の臨床特徴
学齢後期~成人期の臨床特徴
前新直志
前新直志
第7回
第8回
吃音の評価 : 吃音検査法の理解と実施手順
評価の実際Ⅰ: 幼児初期~学齢前期の評価・評価サマリーの作成
前新直志
前新直志
第9回
第 10 回
評価の実際Ⅱ:学齢後期~成人期の評価・評価サマリーの作成
アプローチⅠ(間接的治療技術:環境調整、遊戯療法、その他)
前新直志
前新直志
第 11 回
第 12 回
アプローチⅡ(直接的治療技術:流暢性形成法、吃音緩和法、統合法)
心理・社会的援助 (カウンセリング、セルフ・ヘルプ活動など)Ⅰ
前新直志
前新直志
第 13 回
第 14 回
心理・社会的援助 (カウンセリング、セルフ・ヘルプ活動など)Ⅱ
関連するその他の非流暢性症状(合併症状を含む)の特徴とアプローチ
前新直志
前新直志
第 15 回
総括
前新直志
■小テスト
文
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
■レポート、
準備学習
学習へのアドバイス
本講義は発声発語に関する生理・運動・臨床的機序と心理学系(臨床心理学、発達心理学)に関する
知識が基礎となる。したがって、これらの復習または知識の確認を行った上で受講することを強く勧め
る。
履修条件
教 科 書
「標準言語聴覚障害学シリーズ 発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
「小児吃音臨床のエッセンス-初回面接のテクニック-」(学苑社)
参 考 書
「特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援」 (学苑社)
オフィスアワー
その他
木曜日(12:15-12:50)
前新研究室(B-511)
- 63 -
3 学 年
専 門 教 育 科 目
- 65 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
内科学 (ST)
科目担当責任者
学科
--言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
医療の一翼を担う言語聴覚の専門職となるために、基本的知識としての代表的な内科疾患についての
知識を修得する。
1. 主な消化器疾患や肝・胆・膵疾患の病態を説明できる。
2. 主な循環器疾患の病態を説明できる。
3. 主な呼吸器疾患の病態を説明できる。
4. 主な代謝疾患の病態を説明できる。
5. 主な内分泌疾患の病態を説明できる。
6. 主な血液疾患の病態を説明できる。
7. 主な膠原病の病態を説明できる。
8. 国家試験対策 I & II
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
消化器疾患① (食道・胃・腸疾患)
消化器疾患② (膵・胆道疾患、肝臓疾患)
第3回
第4回
循環器疾患① (高血圧、うっ血性心不全、ショック)
循環器疾患② (虚血性心疾患、不整脈)
第5回
第6回
呼吸器疾患① (肺炎、肺結核)
呼吸器疾患② (気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺癌)
第7回
第8回
内分泌疾患 (下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎)
代謝疾患 (糖尿病、脂質異常症、痛風)
第9回
第 10 回
血液疾患 (貧血、白血病、悪性リンパ腫)
腎・尿路疾患 (慢性腎臓病、腎不全、腎炎、尿路系疾患)
第 11 回
第 12 回
膠原病 (膠原病総論、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス)
神経疾患(脳卒中、パーキンソン病、認知症)
第 13 回
第 14 回
感染症 (感染症新法、ウイルス感染症、細菌感染症、セプシス)
医療安全・感染防止対策(医療関連感染の現状と対策)
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験、レポート
定期試験と課題レポートによって行う。
特に頻出(患者人口の多い)疾患を中心に病態をおさえておく。
教 科 書
特に指定しない
参 考 書
標準理学療法学・作業療法学専門基礎分野「内科学」第 3 版(医学書院)
オフィスアワー
その他
- 67 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
精神医学 (ST3)
科目担当責任者
学科
穴水 幸子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
精神障害の概要をまなぶ。各精神症状について把握し、治療法についても知る。
症例の深い理解のために、適宜ビデオ(DVD)も使用して、理解を助ける。
1.成人の精神症状の把握、診断、治療について知る。
2.精神症状をもつ患者さんがたへの接し方を知る。
3.チーム医療に必要な精神科の用語等の基礎知識をえる。
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
精神医学概説
精神症状の把握のために・診断学
第3回
第4回
統合失調症(1)
統合失調症(2)
第5回
第6回
1~4 回のまとめと補足
気分障害(うつ病)
第7回
第8回
気分障害(双極性障害)
不安障害、神経症圏の病気(1)
第9回
第 10 回
不安障害・神経症圏の病気(2)
6~9 回のまとめと補足
第 11 回
第 12 回
パーソナリティ障害・睡眠障害
認知症
第 13 回
第 14 回
器質性精神障害
11~13 回のまとめと補足
第 15 回
総括
成績評価の方法
評価の基準
講義中に示します
講義中に示します
準備学習
学習へのアドバイス
テキストを入手して、適宜よみすすめること。講義中はできるだけノートをしっかりとりましょう。
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
精神医学テキスト(改訂 第 3 版) 南江堂 上島国利ら 編
臨床家のための DSM-5 虎の巻 森則夫ら 著 (日本評論社)
子どもの精神医学ハンドブック(第 2 版) 清水将之 著(日本評論社)
授業前後、適宜
- 68 -
科目名
小児科学 (ST2・3)
科目担当責任者
学科
下泉 秀夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 5 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目担当者
必修/選択
必修
言語聴覚障害は、胎児期・乳幼児期の疾患に起因する事が多い。また、人々の生活能力、知能の発達
には、他者とのコミュニケーションが必須である。言語聴覚士は人の営みで欠かす事の出来ない、コミュ
ニケーションに大きく影響する機能に対応する事が多い。小児の発達・発育という特徴を考えながら、小
児と成人の違い、そして小児に特有な疾病とその対応について、言語聴覚士として必要な知識を学ぶ
事を目的とする。
1.小児の発達・発育の特徴を理解する
2.先天奇形、遺伝疾患について、その病態と特徴を説明できる
3.小児に特有な疾患、病態生理について説明できる
4.言語聴覚士として必要な、小児の発達過程における特徴と対応を説明できる
5.小児期の栄養管理、生活環境の管理および感染防御方法を説明できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
小児病学概論1(小児科の特徴、成長・発育と発達、栄養と摂食)
小児病学概論 2(小児の保健)
高橋和郎
高橋和郎
第3回
第4回
診断と治療の概要(小児への基本的な対応方法を含めて)
先天異常と遺伝病
宮島有果
門田行史
第5回
第6回
新生児・未熟児疾患
感染症1
嶋岡鋼
高橋和郎
第7回
第8回
感染症2
循環器疾患
高橋和郎
嶋岡鋼
第9回
呼吸器疾患
神経・筋・骨疾患1(中枢神経疾患、脳性麻痺、脊髄性疾患、末梢神経系疾患、筋疾患、
骨・関節疾患)
高橋和郎
第 11 回
第 12 回
神経・筋・骨疾患2(発達障害、てんかん)
血液疾患、免疫・アレルギー疾患、膠原病
門田行史
郡司勇治
第 13 回
第 14 回
心身医学的疾患、重症心身障害児
消化器疾患、内分泌・代謝疾患
下泉秀夫
宮島有果
第 15 回
腎・泌尿器疾患、生殖器疾患、腫瘍性疾患
郡司勇治
第 10 回
成績評価の方法
評価の基準
門田行史
定期試験
定期試験 100%
履修条件
講義毎に配布する資料と指定した教科書を使用して講義をすすめる。
あらかじめシラバスに記載された範囲を、教科書で予習し、不明な部分や、理解できない部分を整理し
ておくことが望まれる。
不明な個所は、講義中に積極的に質問して、疑問を後に残さない事を心がけて欲しい。
特別な条件なし
教 科 書
標準理学療法学・作業療法学 小児科学第4版(医学書院)
参 考 書
各担当教官が作成した資料
オフィスアワー
その他
特に設定しないので、講義時間枠もしくは終了後に積極的に質問をして欲しい。
準備学習
学習へのアドバイス
- 69 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
耳鼻咽喉科学
科目担当責任者
学科
磯貝 豊
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
言語聴覚士が対象とする「言語障害、聴覚障害、音声障害、摂食嚥下障害」などの障害は、いずれも耳
鼻咽喉科学の領域の障害と重畳している。したがって、言語聴覚士法に定める「音声、言語、聴覚の機
能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助
を行うことを業とする」言語聴覚士にとって、耳鼻咽喉科学を体系的に修得することは必須である。
教科書の記載だけでは立体的・体感的に理解しにくい耳鼻咽喉科領域の解剖(構造)と生理(機能)と
疾患(病態)を、ビデオなどの参考資料の供覧とインターネ
授業の到達目標
1.「耳鼻咽喉科学」と、関連する学科講義科目と国家試験出題基準との関係を理解できる。
2.聴器(外耳・中耳・内耳・後迷路)の解剖と生理に基づいて、疾患の病態と診断法・治療法を理解でき
る。
3.平衡器(前庭・半規管)の解剖と生理に基づいて、疾患の病態と診断法・治療法を理解できる。
4.鼻副鼻腔の解剖と生理に基づいて、疾患の病態と診断法・治療法を理解できる。
5.口腔・咽頭の解剖と生理に基づいて、疾患の病態と診断法・治療法を理解できる。
6.喉頭の解剖と生理に基づいて、疾患の病態と診断法・治療法を理解
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
教科書の構成と、耳鼻咽喉学に関連する学科講義科目と国家試験出題基準との関係(4 月 7 日)
外耳・中耳(聴器))の解剖と生理(4 月 14 日)
第3回
第4回
内耳・後迷路(聴器と平衡器)の解剖と生理(4 月 21 日)
鼻副鼻腔の解剖と生理(4 月 28 日)
第5回
第6回
口腔・咽頭の解剖と生理(5 月 12 日)
喉頭の解剖と生理(5 月 26 日)
第7回
第8回
気管食道の解剖と生理(5 月 28 日補講:5 月 19 日休講分)
聴器疾患(外耳・中耳)の病態と診断・治療(6 月 2 日)
第9回
第 10 回
聴器疾患(内耳・後迷路)の病態と診断・治療(6 月 9 日)
平衡器疾患(前庭・半規管)の病態と診断・治療(6 月 16 日)
第 11 回
第 12 回
鼻副鼻腔疾患の病態と診断・治療(6 月 23 日)
口腔・咽頭疾患の病態と診断・治療(6 月 30 日)
第 13 回
第 14 回
喉頭疾患の病態と診断・治療(7 月 7 日)
気管食道疾患の病態と診断・治療(7 月 14 日)
第 15 回
耳鼻咽喉科学のまとめ(7 月 21 日)
成績評価の方法
評価の基準
定期試験
定期試験 100%
準備学習
学習へのアドバイス
2学年で受講した、音声言語医学と聴覚医学を復習しておく必要がある。教科書(新耳鼻咽喉科学改訂
11 版)の読解を中心に講義を進めるので、教科書の予習と復習、授業に教科書を持参することが必須
である。
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
新耳鼻咽喉科学改訂 11 版(切替一郎原著・野村恭也監修・加我君孝編集:南山堂)
聴覚検査の実際(改訂 3 版)(日本聴覚医学会編集、立木 孝監修:南山堂) (2年時「聴覚医学」指定
教科書)
金曜日 14 時~15 時
- 70 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
前期
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
形成外科学 (変則)
科目担当責任者
学科
小坂 正明
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
形成外科・再建外科、創傷治癒など形成外科全般にわたり学習する。特に言語聴覚障害との関連にお
いて口唇・口蓋裂や小耳症外耳道閉鎖などの先天異常、顔面神経麻痺やマイクロサージャリー、頭頸
部再建外科について理解を深める。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
科目担当者
必修/選択
必修
形成外科が対象とする疾患の種類について説明できる
創傷治癒の基本と形成外科的手術手技の基本について理解できる
口唇裂・口蓋裂や小耳症をはじめとする顔面の先天異常について理解できる
頭頸部再建外科および顔面神経麻痺の治療について理解できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
形成外科学総論(4 月 7 日)
切開と縫合、植皮、皮弁、形成外科の基本手技(4 月 21 日)
第3回
第4回
創傷治癒について(4 月 28 日)
創傷治癒各論:熱傷、褥瘡、難治性潰瘍について(5 月 12 日)
第5回
第6回
顔面外傷について(5 月 19 日)
口唇口蓋裂、その他の顔面先天異常について(5 月 26 日)
第7回
第8回
頭頸部再建について(6 月 2 日)
総括(6 月 9 日)
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他(
定期試験 100%
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
形成外科とはどのような科目であるのかについて下調べを行い、何らかのイメージをもって授業に臨む
こと
特になし
教 科 書
特になし
参 考 書
言語聴覚士テキスト (廣瀬肇 監修・医歯薬出版・第 1 版)
オフィスアワー
その他
講義の日のみ,授業の前後あるいは質問ペーパーに記入させて対応する
- 71 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
後期前半
単位数
1
時間数
15 時間
科目名
口腔外科学 (前半)
科目担当責任者
学科
草間 幹夫
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
口腔・顎・顔面の疾患によって生じる機能障害、中性性疾患あるいは加齢現象によって生じる機能障
害、口腔・顎・顔面の疾患治療後に残存する機能障害などの診断、治療について学ぶ。
1.口腔外科疾患のうち、特に摂食・嚥下機能や構音障害など、機能障害を生じる疾患についてその特
徴を理解できる。
2.機能障害への対応、特に言語聴覚士として治療や訓練の立案を作成することができる。
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
歯・口腔・顎・顔面の形態と構造
歯・口腔・顎・顔面の機能
第3回
第4回
顔面・頚部の疾患、口腔軟組織の疾患
顎と顎関節の疾患、歯と歯周組織の疾患
第5回
第6回
言語機能の障害、咀嚼機能の障害、嚥下機能の障害
口腔・顎・顔面の機能障害の治療 治療のあらまし
第7回
第8回
口腔・顎・顔面の機能障害の治療 歯科を中心とした総合治療
授業のまとめ
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(
定期試験にて得点が60%以上を合格とする
準備学習
学習へのアドバイス
講義は配布したプリントの要点を解説しながら進めていくため、講義終了後は自ら配布資料の整理を行
うこと。
履修条件
教 科 書
参 考 書
言語聴覚士のための臨床歯科医学・口腔外科学(医歯薬出版)第 1 版 9 刷、2008
特に指定しない
オフィスアワー
口腔外科学講義終了後
その他
- 72 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
科目名
聴覚心理学 (土曜集中)
科目担当責任者
学科
柴 玲子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
集中講義
講義
授業の概要
(主題)
聴覚心理学における基本的な用語と概念のうち、言語聴覚士の実務に従事する上で必要となる知識を
中心に学習する。サンプル音の試聴や聴取実験をなるべく多く取り入れて、物理現象としての音と聴覚
における心理的知覚の関係について体験的な理解をはかる。
授業の到達目標
1. 音の物理的性質と音が聴覚系で知覚されるしくみを理解し説明できる。
2. 聴覚心理学の基本的な用語と概念について理解し説明できる。
科目担当者
必修/選択
必修
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
聴覚心理学とはなにか: 音の物理的性質と心理的知覚との関係(4 月 9 日)
物理現象としての音: 音の物理的性質、音圧と音圧レベル、スペクトル(4 月 9 日 )
第3回
第4回
聴覚系の構造と機能: 聴神経における反応、聴覚系高次レベルにおける反応(4 月 9 日)
音の大きさの知覚1: 絶対域、等ラウドネス曲線( 5 月 7 日)
第5回
第6回
音の大きさの知覚2: ラウドネスの尺度構成、ダイナミックレンジ(5 月 7 日)
音の大きさの知覚3: ウェーバーの法則、聴覚順応(5 月 7 日)
第7回
第8回
周波数選択性: 臨界帯域と聴覚フィルタ(5 月 21 日)
マスキング: マスキング量と周波数特性、非同時マスキング(5 月 21 日)
第9回
第 10 回
音の高さの知覚1: 純音の高さ、メル尺度(5 月 21 日)
音の高さの知覚2: 複合音の高さ、音楽(6 月 4 日)
第 11 回
第 12 回
空間知覚: 両耳の加算・融合、方向知覚、両耳マスキングレベル差、先行音効果(6 月 4 日)
音のパターンの知覚: 音色、時間パターン(6 月 4 日)
第 13 回
第 14 回
音声の知覚: 音声の音響学的特徴、音声知覚の手がかり(7 月 16 日)
音と環境: 聴覚の情景分析、視聴覚情報の統合、生活環境と聴覚(7 月 16 日)
第 15 回
全体のまとめ(7 月 16 日)
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 ■小テスト、 □レポート、 □その他(
定期試験 80%、小テスト 20%
準備学習
学習へのアドバイス
分からない点は質問し、配布プリントで復習しておく
履修条件
教 科 書
参 考 書
特に指定しない(毎回講義プリントを用意)
B.J.Moore 著,大串健吾監訳:聴覚心理学概論.誠信書房,1994.
オフィスアワー
講義の終了後、次回講義の前
その他
- 73 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
失語症学Ⅰ(評価・診断)
科目担当責任者
学科
小森 規代
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
失語症の診断・評価に関する理論と技法を修得する.具体的には、言語・認知機能について検査・面
接・行動観察によって情報を収集し、医学面・関連行動面・ 生活面の情報と総合して分析し、失語症の
タイプ・重症度・症状・原因と発生メカニズムを判断できるとともに、生活上の問題点を抽出する技能を
習得する。さ らには、一連の評価過程を評価サマリとしてまとめ、報告する技能も修得する。
授業の到達目標
1.評価・診断過程が説明できる
2.インテーク面接において障害のスクリーニングと会話能力の評価ができる
3.インテーク面接の結果を基に言語・認知検査を適切に選択し、実施できる
4.医学面、生活面、関連行動面の情報を適切に収集できる
5.脳病変部位と言語・認知症状の関係を理解できる
6.各種情報を統合して分析し、失語症のタイプ、重症度、症状、問題点が把握できる
7.症状および活動、参加の問題の発生メカニズムを考えることができる
8.予後に関係する要因を説明し、予後を予測することができる
9.治療仮説を設定し、治療計画が立案できる
10.評価サマリを適切に作成し、発表することができる
科目担当者
必修/選択
佐藤 妙子、阿部 晶子、宮木 絵里香
学年
3 学年 期
必修
単位数
1
時間数
2016 年度
前期
30 時間
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
失語症の評価・診断過程
医学面の情報収集
小森規代
小森規代
第3回
第4回
言語・コミュニケーション面の評価Ⅰ インテーク面接
言語・コミュニケーション面の評価Ⅱ スクリーニング検査
小森規代
小森規代
第5回
第6回
言語・コミュニケーション面の評価Ⅲ 鑑別診断検査、掘り下げ検査
言語・コミュニケーション面の評価Ⅳ 掘り下げ検査 TLPA /SALA ほか
小森規代
佐藤妙子
第7回
第8回
言語・コミュニケーション面の評価Ⅴ 掘り下げ検査 STA/SLTA-ST ほか
合併する高次脳機能障害に関する情報収集 知能、失行ほかの掘り下げ検査
佐藤妙子
小森規代
第9回
第 10 回
関連行動面の情報収集
社会・生活面の情報収集
佐藤妙子
佐藤妙子
第 11 回
第 12 回
評価のまとめ・情報の統合Ⅰ 評価サマリの作成
評価のまとめ・情報の統合Ⅱ 評価サマリの作成
小森規代
小森規代
第 13 回
第 14 回
評価のまとめ・情報の統合Ⅲ 評価サマリの作成
方針・目標の立案 評価サマリの作成
小森規代
小森規代
第 15 回
総括
小森規代、阿部晶子、
佐藤妙子、宮木絵里香
成績評価の方法
■定期試験 ■実技試験 □実習評価 □小テスト ■レポート □その他(
評価の基準
1) 実技試験およびレポート課題に合格していることを評価の前提とする。
2) 定期試験 90%、実技試験・レポート 10%
準備学習
学習へのアドバイス
評価診断に関する理論を理解し、情報を科学的に分析できるようになることが重要である。既に専門基
礎科目として学習した他科目(リハビリテーション医学、臨床神経学など)で得た知識を応用する必要が
ある。
履修条件
教 科 書
参 考 書
標準言語聴覚障害学:失語症学 第2版(医学書院)
授業で紹介する
オフィスアワー
水曜日 12:10~13:00
小森 研究室
その他
- 74 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
失語症学Ⅱ(治療)
科目担当責任者
学科
小森 規代
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
失語症の言語治療に関する理論と技法について学び、評価結果に基づき、訓練計画を立案し、訓練を
実施し、治療効果を測定する臨床能力を修得する。また、右 半球病変や認知症、脳外傷による認知・
コミュニケーションの病態を理解し、評価・診断・訓練・指導を行う臨床能力を修得する。本講義は失語
症学演習と 一体化して行う。
授業の到達目標
1.失語症のリハビリテーションにおける各期の目標、訓練・指導の観点、制度・システムを説明できる
2.失語症の言語治療に関する主要理論を説明し、実施できる
3.障害特徴に応じた訓練・指導計画について、根拠を明示し、立案できる
4.優先順位を考えて、適切に訓練・援助を実施できる
5.言語治療の効果を測定し、その結果を利用することができる
6.右半球病変、認知症、脳外傷によるコミュニケーション障害を評価し、訓練・指導を実施できる
7.症状および活動、参加の問題の発生メカニズムを考えることができる
科目担当者
必修/選択
2016 年度
佐藤 妙子、阿部 晶子、宮木 絵里香、藤田 郁代
学年
3 学年 期
後期
必修
単位数
1
時間数
30 時間
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
失語症言語治療の枠組み、回復ステージによる言語聴覚療法の違い
言語治療の理論と技法Ⅱ
小森規代
阿部晶子
第3回
第4回
語彙訓練Ⅰ
語彙訓練Ⅲ
阿部晶子
阿部晶子
第5回
第6回
語彙訓練Ⅴ(文字言語)
構文訓練Ⅰ
小森規代
藤田郁代
第7回
第8回
構文訓練Ⅲ
発語失行の訓練Ⅰ
藤田郁代
小森規代
第9回
第 10 回
実用的コミュニケーション訓練
認知リハビリテーションⅠ
小森規代
小森規代
第 11 回
第 12 回
脳外傷・右半球損傷によるコミュニケーション障害
生活期の言語聴覚療法Ⅰ
佐藤妙子
阿部晶子、半田理恵子
第 13 回
第 14 回
心理・社会的問題への対応
訓練計画の立案・演習Ⅱ
小森規代
小森規代
第 15 回
総括
阿部晶子、小森規代、
佐藤妙子、宮木絵里香
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(
評価の基準
定期試験 100%
予習・復習が必要な科目である.
専門基礎科目(言語学、音声学、心理学、リハビリテーション医学、臨床神経学、内科学、精神医学等)
で学んだ知識と関連付けて、知識・技術を体系化すること。
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教 科 書
標準言語聴覚障害学:失語症学 第2版(医学書院)
参 考 書
授業で紹介する
オフィスアワー
その他
水曜日 12:10~13:00
小森 研究室(未定)
失語症学演習と連動して授業を展開する
- 75 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
失語症学演習
科目担当責任者
学科
小森 規代
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 5 限
演習
授業の概要
(主題)
失語症の言語治療に関する理論と技法について学び、評価結果に基づき、訓練計画を立案し、訓練を
実施し、治療効果を測定する臨床能力を修得する。また、右半球病変や認知症、脳外傷による認知・コ
ミュニケーションの病態を理解し、評価・診断・訓練・指導を行う臨床能力を修得する。本講義は失語症
学Ⅱと 一体化して行う。
授業の到達目標
1.失語症のリハビリテーションにおける各期の目標、訓練・指導の観点、制度・システムを説明できる
2.失語症の言語治療に関する主要理論を説明し、実施できる
3.障害特徴に応じた訓練・指導計画について、根拠を明示し、立案できる
4.優先順位を考えて、適切に訓練・援助を実施できる
5.言語治療の効果を測定し、その結果を利用することができる
6.右半球病変、認知症、脳外傷によるコミュニケーション障害を評価し、訓練・指導を実施できる
7.症状および活動、参加の問題の発生メカニズムを考えることができる
科目担当者
必修/選択
2016 年度
佐藤 妙子、阿部 晶子、宮木 絵里香、藤田 郁代
学年
3 学年 期
後期
必修
単位数
1
時間数
30 時間
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語治療の理論と技法Ⅰ
機能回復理論
阿部晶子
阿部晶子
第3回
第4回
語彙訓練Ⅱ
語彙訓練Ⅳ
阿部晶子
阿部晶子
第5回
第6回
語彙訓練Ⅵ(文字言語)
構文訓練Ⅱ
小森規代
藤田郁代
第7回
第8回
構文訓練Ⅳ
発語失行訓練Ⅱ
藤田郁代
小森規代
第9回
第 10 回
重度失語症に対する訓練
認知リハビリテーションⅡ
小森規代
小森規代
第 11 回
第 12 回
認知症への専門的支援
生活期の言語聴覚療法Ⅱ
佐藤妙子
阿部晶子、半田理恵子
第 13 回
第 14 回
訓練計画の立案、演習Ⅰ
失語症言語治療の最近のトピックス
小森規代
小森規代
第 15 回
総括
阿部晶子、佐藤妙子
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
□定期試験 ■実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
)
1) 実技試験に合格していることを評価の前提とする
2) 実技試験 20%、小テスト 30%、課題レポート 10%、期末レポート 40%
予習・復習が必要な科目である.
専門基礎科目(言語学、音声学、心理学、リハビリテーション医学、臨床神経学、内科学、精神医学等)
で学んだ知識と関連付けて、知識・技術を体系化すること。
履修条件
教 科 書
標準言語聴覚障害学:失語症学 第2版(医学書院)
参 考 書
授業で紹介する
オフィスアワー
その他
水曜日 12:10~13:00 小森 研究室(未定)
失語症学Ⅱと連動して授業を展開する
- 76 -
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
高次脳機能障害学 (ST)
科目担当責任者
学科
阿部 晶子
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
脳病変によって生じる高次脳機能障害には、失語症、失行症、失認症、視空間障害、記憶障害、注意
障害、遂行機能障害、認知症など多彩なものがある。本講義では、これらの障害の症状、原因、発生機
序について学ぶとともに、評価・診断およびリハビリテーションに関する理論と技法を修得する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
科目担当者
必修/選択
必修
2016 年度
佐藤 妙子、小森 規代、宮木 絵里香、藤田 郁代
学年
3 学年 期
前期
単位数
1
時間数
30 時間
各種高次脳機能障害の症状、原因、発現機序を説明できる
各種高次脳機能障害が活動と参加に及ぼす影響を説明できる
評価において適切な検査を選択し、実施できる
各種の情報を統合して、鑑別診断をすることができる
障害構造を理解、訓練・指導計画を立案し、実施できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
高次機能障害の定義
視覚・視空間認知の障害Ⅰ
阿部晶子
阿部晶子
第3回
第4回
視覚・視空間認知の障害Ⅱ
視覚・視空間認知の障害Ⅲ
阿部晶子
阿部晶子
第5回
聴覚・触覚認知の障害
身体意識・病態認知の障害
阿部晶子
第6回
第7回
動作の障害
前頭葉機能の障害Ⅰ
阿部晶子
小森規代
第8回
第9回
前頭葉機能の障害Ⅱ
前頭葉機能の障害Ⅲ
小森規代
小森規代
第 10 回
第 11 回
記憶の障害Ⅰ
記憶の障害Ⅱ
藤田郁代
藤田郁代
第 12 回
第 13 回
記憶の障害Ⅲ
認知症
佐藤妙子
佐藤妙子
第 14 回
離断症候群ほか
第 15 回
総括
阿部晶子
阿部晶子、小森規代、
佐藤妙子、宮木絵里香
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
■定期試験、■実技試験(高次脳機能検査法)、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他
(
)
小テスト合格を単位認定の前提条件とし、以下の基準で成績評価を行う。
定期試験 90%、実技試験 10%
予習として教科書を読んでくること。自主的な復習が必要な授業である。
教 科 書
藤田郁代監修:標準言語聴覚障害学/高次脳機能障害学 第2版(医学書院)
参 考 書
石合純夫:高次脳機能障害学(第 2 版)(医歯薬出版株式会社)
オフィスアワー
その他
水曜日 16:20~16:50
阿部 C506 研究室
- 77 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学Ⅰ(評価・診断)
科目担当責任者
学科
畦上 恭彦
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
本授業では、小児における言語障害の特徴、原因、種類を理解し、評価診断に関する理論・技法につ
いて学ぶ。具体的には、言語の構成要素の観点から症状を分析し、発達障害児の言語発達について
評価法、指導のために種々のアプローチ法について学ぶ。
授業の到達目標
1.小児の言語障害に対する評価・診断の理念とプロセスを説明できる。
2.健常児の言語発達についての知識を整理し、発達障害児の評価に役立てることができる。
3.言語の構成要素(音韻・意味・統語・語用)から言語症状を分析することができる。
4.様々な発達障害に対するアプローチを理解することができる。
5.幼児期と学童期といった発達期における様相について理解することができる。
科目担当者
必修/選択
岩﨑 淳也
学年
必修
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語発達障害を理解するための基本的定義・概念・言語発達理論
前言語期における言語コミュニケーションの発達と障害
畦上
畦上
第3回
第4回
幼児期前半期(初語・語彙など)の言語・コミュニケーションの発達と障害
幼児期後半期(構文・談話など)の言語・コミュニケーションの発達と障害
畦上
岩﨑
第5回
第6回
学童期の言語・コミュニケーションの発達と障害
言語発達障害の評価・診断
岩﨑
岩﨑
第7回
第8回
発達障害への認知・言語学的見方
発達障害への神経心理学的見方
畦上
畦上
第9回
第 10 回
知的障害の評価・診断
コミュニケーション障害の評価と指導(INREAL)
岩﨑
畦上
第 11 回
第 12 回
特別支援教育とコミュニケーション障害
ミニ OSCE
畦上
畦上、岩﨑
第 13 回
第 14 回
乳幼児期の評価・診断
学童期の評価・診断
岩﨑
岩﨑
第 15 回
全体総括
畦上、岩﨑
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート ■その他(復習テスト )
定期試験70% 小テスト 20% レポート5% 復習テスト5%
準備学習
学習へのアドバイス
授業前に教科書等を利用して予習を行うこと。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテンスと質
問について記載を行う。 毎回の授業の始めに、前回内容の復習テストを行う。
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
標準言語聴覚障害学シリーズ 言語発達障害学(第2版) 医学書院
言語発達とその支援(ミネルヴァ書房)
ここまでわかった言語発達障害ー理論から実践まで(医歯薬出版)
特別支援教における言語・コミュニケーション・読み書きに困難がある子どもの理解と支援(学苑社)
特別支援教育(第 2 版)(福村出版)
月曜日 12:15-13:00
畦上(B-513)
その他
- 78 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学Ⅰ演習
科目担当責任者
学科
岩﨑 淳也
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 4 限
演習
授業の概要
(主題)
小児における言語障害の特徴、原因、種類をより理解するために、健常の言語発達からみた言語障
害、言語の構成要素から分析した言語症状、原因疾患の違いによる症状分類などについて、健常発達
や様々な症例のビデオを観察する。また、評価や指導の実際に触れ、言語発達評価法の技術を習得
する。
授業の到達目標
1.発達障害における言語障害を評価・診断するための必要な情報を収集できる。
2.収集した情報を分析・統合し、障害の鑑別診断ができる。
3.検査を適切に実施し、評価サマリーが作成できる。
科目担当者
必修/選択
畦上 恭彦
学年
必修
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
事例検討(初診時アンケート)
発達や障害の評価・診断法1(ITPA)
畦上、岩﨑
岩﨑
第3回
第4回
発達や障害の評価・診断法2(L-C スケール)
発達や障害の評価・診断法3(WISC-Ⅳ)
岩﨑
岩﨑
第5回
第6回
発達や障害の評価・診断法4(言語発達診断検査法・Reading Test)
発達や障害の評価・診断法5(S-S 法)①
畦上
岩﨑
第7回
第8回
発達や障害の評価・診断法6(S-S 法)②
発達や障害の評価のまとめ1、ミニ OSCE 説明
岩﨑
畦上、岩﨑
第9回
第 10 回
評価・診断法の習熟テスト
発達や障害の評価・診断法7(田中ビネーⅤ)
岩﨑、畦上
岩﨑
第 11 回
第 12 回
発達や障害の評価・診断法8(K-ABCⅡ)
ミニ OSCE
岩﨑
岩﨑、畦上
第 13 回
第 14 回
発達や障害の評価・診断法9(DN-CAS)
発達や障害の評価・診断法10(KIDS) 発達や障害の評価のまとめ2
岩﨑
岩﨑
第 15 回
総括
畦上、岩﨑
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 ■実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート ■その他(
)
定期試験 60%、ミニ OSCE20%、小テスト 10%、レポート 5%、その他(復習テスト)5%
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教科書の該当部分を予習すること。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテンスと質問につい
て記載を行う。また、毎回講義の始めに前回内容の復習テストを行う。
教 科 書
標準言語聴覚障害学 言語発達障害学(第 2 版) (医学書院)
参 考 書
言語聴覚士のための事例で学ぶことばの発達障害(医歯薬出版)
オフィスアワー
その他
月曜日 12:15‐13:00
岩﨑研究室 (B514)
- 79 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学Ⅱ(治療)
科目担当責任者
学科
畦上 恭彦
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
臨床の現場で接する様々な発達障害児(知的障害、特異的言語発達障害、学習障害、後天性小児失
語、脳性麻痺、ADHD など)の言語やコミュニケーション障害の特徴、原因、種類をより理解し、評価や
指導の具体的な方法、家族や園・学校への支援の方法、他の専門機関との連携などについて学ぶ。
授業の到達目標
1.様々な発達障害児の言語・コミュニケーション障害の特徴・原因・種類を理解し、説明することができ
る。
2.様々な発達障害児への指導アプローチについて理解し、指導法を具体的に考えることができる。
3.家族・園・学校への支援方法を指導計画に盛り込み、必要な連携について立案できる。
科目担当者
必修/選択
岩﨑 淳也
学年
必修
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語発達障害の評価と指導
語用論的アプローチ
畦上、岩﨑
畦上
第3回
第4回
AAC(拡大代替コミュニケーション)の実際
特異的言語発達障害児の言語コミュニケーションへのアプローチ
畦上
岩﨑
第5回
第6回
学習障害児の言語・コミュニケーション障害へのアプローチ
後天性小児失語の言語・コミュニケーションへのアプローチ
岩﨑
岩﨑
第7回
第8回
学校との連携・支援
脳性麻痺児の言語・コミュニケーションへのアプローチ(1)
畦上
畦上恭彦、高見葉津
第9回
第 10 回
脳性麻痺児の言語・コミュニケーションへのアプローチ(2)
自閉症の言語・コミュニケーションへのアプローチ(1)
畦上恭彦、高見葉津
畦上恭彦、飯塚直美
第 11 回
第 12 回
自閉症の言語・コミュニケーションへのアプローチ(2)
注意欠陥多動性障害児へのアプローチ
畦上恭彦、飯塚直美
畦上
第 13 回
第 14 回
家庭・地域(環境因子)支援のための理論とアプローチ
社会資源の活用
畦上
畦上
第 15 回
総括
畦上、岩﨑
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート ■その他(復習テスト )
定期試験70%、小テスト20%、レポート 5%、復習テスト5%
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
授業前に教科書等を利用して予習を行っておくこと。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテン
スと質問について記載を行う。 毎回の授業の開始時に、前回授業の復習テストを行う。
教 科 書
標準言語聴覚障害学シリーズ 言語発達障害学 医学書院
参 考 書
ここまでわかった言語発達障害ー理論と実践(医歯薬出版)
特別支援教育のおける言語・コミュニケーション・読み書きに困難がある子どもの理解と支援(学苑社)
特別支援教育(第 2 版)(福村出版)
オフィスアワー
その他
月曜日 12:15-13:00 畦上(B-513)
- 80 -
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
言語発達障害学Ⅱ演習
科目担当責任者
学科
岩﨑 淳也
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
月曜 4 限
演習
授業の概要
(主題)
様々な発達障害(知的障害、自閉症、特異的言語発達障害、学習障害、脳性麻痺、ADHD 等)の事例
のビデオを観察し、評価や指導の実際に触れ、適切な指導や支援の方法を理解する。また、AAC 等の
コミュニケーション手段や言語発達診断テストの技術を習得する。
授業の到達目標
1.様々な発達障害に対応した評価法を選択し、実施することができる。
2.評価結果を解釈できる。
3.幼児期、学童期に応じた指導・支援のあり方について理解し、指導計画を立案できる。
4.指導効果を確認し、必要に応じて指導計画を修正できる。
5.AAC 等のコミュニケーション手段を適切に利用することができる。
科目担当者
必修/選択
畦上 恭彦
学年
必修
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
言語発達障害の評価と指導
発達や障害の評価・診断法11(マッカーサー、質問‐応答関係検査)
畦上、岩﨑
岩﨑
第3回
第4回
AAC(拡大代替コミュニケーション)の演習
言語発達障害児の評価と指導演習1(評価・指導計画の立案)
畦上
岩﨑、畦上
第5回
第6回
言語発達障害児の評価と指導演習2(幼児期事例①)
言語発達障害児の評価と指導演習3(幼児期事例②)
岩﨑、畦上
岩﨑、畦上
第7回
第8回
検査法習熟テスト・小テスト
脳性麻痺児の言語・コミュニケーションへのアプローチ1
岩﨑、畦上
岩﨑淳也、高見葉津
第9回
第 10 回
脳性麻痺児の言語・コミュニケーションへのアプローチ2
自閉症児の言語・コミュニケーションへのアプローチ1
岩﨑淳也、高見葉津
岩﨑淳也、飯塚直美
第 11 回
第 12 回
自閉症児の言語・コミュニケーションへのアプローチ2
注意欠陥多動性障害児へのアプローチ
岩﨑淳也、飯塚直美
畦上
第 13 回
第 14 回
言語発達障害児の評価と指導演習4(幼児期事例③)
言語発達障害児の評価と指導演習5(学童期事例)
岩﨑、畦上
岩﨑、畦上
第 15 回
総括
岩﨑、畦上
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
定期試験60%、小テスト30%、レポート 10%
準備学習
学習へのアドバイス
教科書の該当部分を予習すること。各授業終了時に、その授業におけるキーセンテンスと質問につい
て記載を行う。
履修条件
教 科 書
参 考 書
標準言語聴覚障害学シリーズ 言語発達障害学(第 2 版) 医学書院
言語聴覚士のための事例で学ぶことばの発達障害(医歯薬出版)
オフィスアワー
月曜日 12:15-13:00 岩﨑研究室 (B514)
その他
- 81 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期前半
1
時間数
30 時間
科目名
補聴器・人工内耳 (前半水 1・2 限)
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
水曜 1 限 水
曜2限
授業の形態
講義
授業の概要
(主題)
聴覚障害児者にとって重要な補聴機器(補聴器、人工内耳)の原理や特性を理解し、対象に合せた適
合方法について学習する
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
小児、成人それぞれに合わせた適合方法について理解できる
補聴器の測定方法(実耳測定を含む)について理解できる
補聴補助機器の種類や活用法を理解できる
人工内耳の構造と機能を理解できる
人工内耳のマッピング法を理解できる
人工内耳以外の埋め込み型聴覚補償機器について理解できる
授業計画
回数
第1回
内容
補聴器適合理論
担当
小渕
第2回
第3回
補聴器測定方法(実耳含む)
補聴器適合症例(成人)
小渕
小渕
第4回
第5回
補聴器適合症例(小児)
補聴器適合シュミレーションとプログラム①
小渕
小渕、大金
第6回
第7回
補聴器適合シュミレーションとプログラム②
人工内耳のマッピング ①
小渕、大金
城間
第8回
第9回
人工内耳のマッピング ②
人工内耳の音声情報処理 ①
城間
小渕、大金
第 10 回
第 11 回
人工内耳の音声情報処理 ②
人工内耳の適合症例(成人)
小渕、大金
城間
第 12 回
第 13 回
人工内耳の適合症例(小児)
補聴補助機器の利用、福祉制度
城間
大金
第 14 回
第 15 回
その他の埋め込み型聴覚補償機器と補聴器人工内耳まとめ
総括
小渕
小渕、大金
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
講義初日に、Reading assigment(毎回の講義時に必要とされる教科書の予習・復習箇所)の一覧を配
布します。各講義の前後で指定箇所を必ず学習しておいて下さい。
2 年生の「聴覚障害学総論」「聴覚機能評価学」を十分に復習しておくこと。
教 科 書
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学(医学書院)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
その他
金曜日 12:10-12:55 小渕(A-518)
- 82 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
小児聴覚障害学
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
先天性もしくは乳児期早期に生じた聴覚障害児に対するハビリテーションについて総括し、聴覚・言語・
コミュニケーション障害の典型的症状について学習する。また、言語聴覚障害症状の鑑別に必要な言
語・コミュニケーション評価方法、指導方法についてその原理と実施手法を解説する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
子どもの発達と聴覚障害との関連性について理解できる
ハビリテーションに必要な関連情報の収集技法を習得できる
小児の聴覚障害について鑑別・診断に必要な評価が実施できる
発達段階に応じたハビリテーションの基礎的知識と技法を習得できる
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
小児聴覚障害学総論
聴覚障害児臨床における関連情報の収集
小渕
大金
第3回
第4回
聴覚障害児に対する聴覚評価
聴覚障害児に対する言語・コミュニケーション評価
大金
小渕
第5回
第6回
前言語期~単語期の聴覚障害児に対する支援
語連鎖期~文章構成期の聴覚障害児に対する支援
小渕
小渕
第7回
第8回
乳幼児へのコミュニケーション評価と支援 ①
乳幼児へのコミュニケーション評価と支援 ②
小渕、大金、外部講師
小渕、大金、外部講師
第9回
第 10 回
学童期の評価と支援
特別講義:手話による言語獲得
大金
小渕、大金、外部講師
第 11 回
第 12 回
聴覚障害児の心理社会的問題
聴覚障害児の評価サマリー作成と指導方針の検討
小渕
大金
第 13 回
第 14 回
小児聴覚障害学まとめ ①
特別講義:小児聴覚臨床におけるトピック
小渕
小渕、大金
第 15 回
総括
小渕、大金
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト □レポート □その他(
筆記試験 80%、小テスト 20%
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定型発達児の発達過程について十分に理解しておくこと。教科書内の指定されたページを読んでおくこ
と。
2 年生の「聴覚障害学総論」「聴覚機能評価学」を十分に復習しておくこと。
教 科 書
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学(医学書院)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
その他
金曜日 12:10-12:55
小渕 (A-518)
- 83 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
小児聴覚障害学演習
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
水曜 2 限
演習
授業の概要
(主題)
聴覚障害乳幼児の言語聴覚評価の手法及び指導方法について、事例を用いて具体的に講義、演習を
行う。評価結果からは、症例の症状について分析的、総合的に把握し、現在の問題点の抽出方法につ
いて演習を通して学習する。さらに、対象の発達段階に応じて指導計画を立案し、短期的、長期的な視
点にたった指導が展開できるよう、解説を行う。
授業の到達目標
1. 聴覚障害児の発達段階に応じて評価方法を選択・実施できる
2. 得られた言語聴覚評価に基づき評価サマリーを作成し、聴覚障害児の言語聴覚症状について記述
できる
3. 聴覚障害児の発達段階に応じた指導方法を選択・実施できる
4. 聴覚障害児の心理社会的問題を理解し、適切な支援方法について考えることができる
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
授業計画
回数
第1回
内容
コミュニケーションモダリティの選択
担当
小渕
第2回
第3回
聴覚障害児臨床における関連情報の収集の実際
聴覚障害児に対する聴覚評価の実際
大金
大金
第4回
第5回
聴覚障害児に対する言語・コミュニケーション評価の実際
前言語期~単語期の聴覚障害児に対する支援の実際
小渕
小渕
第6回
第7回
語連鎖期以降の聴覚障害児に対する支援の実際
乳幼児へのコミュニケーション評価と支援の実際 ①
小渕
小渕、大金、外部講師
第8回
第9回
乳幼児へのコミュニケーション評価と支援の実際 ②
学童期の評価と支援の実際
小渕、大金、外部講師
大金
第 10 回
第 11 回
特別講義:コミュニケーション手段としての手話
聴覚障害児の心理社会的問題の実際
小渕、大金、外部講師
小渕
第 12 回
第 13 回
聴覚障害児の評価サマリー作成と指導方針の実際
小児聴覚障害学まとめ ②
大金
小渕
第 14 回
第 15 回
特別講義:聴覚障害児臨床における最新動向
総括
小渕、大金
小渕
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
筆記試験 60%、小テスト 20%、レポート 20%
定型発達児の発達過程について十分に理解しておくこと。教科書内の指定されたページを読んでおくこ
と。
2 年生の「聴覚障害学総論」「聴覚機能評価学」を十分に復習しておくこと。
教 科 書
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学(医学書院)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
その他
金曜日 12:10-12:55 小渕(A-518)
- 84 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期後半
1
時間数
30 時間
科目名
成人聴覚障害学 (後半水 1、2 限)
科目担当責任者
学科
小渕 千絵
言語聴覚学科
曜日時限
水曜 1 限
水曜 2 限
授業の形態
講義、演習
授業の概要
(主題)
成人期の聴覚障害の多様性を理解し、各々の具体的な支援方法を学習する。
聴覚障害と他の障害を併せ持つ対象者野特性を理解し、その支援方法について学習する。
授業の到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
科目担当者
必修/選択
大金 さや香
学年
必修
単位数
聴覚障害の発症時期による各々のニーズを理解できる
中途失聴者の聴覚補償方法を理解できる
成人難聴者のコミュニケーション指導・支援方法を理解できる
老人性難聴の特性、聴覚補償およびコミュニケーション支援方法を理解できる
聴覚障害と他障害の重複について、その原因、種類及び特性を理解できる
重複障害者児者、資格聴覚二重障害の評価、指導方法を理解できる
授業計画
回数
第1回
内容
成人聴覚障害のライフステージにおける特徴
担当
小渕
第2回
第3回
成人聴覚障害者に対する評価と支援
成人聴覚障害者に対する聴覚評価 ①
小渕
大金
第4回
第5回
成人聴覚障害者に対する聴覚評価 ②
成人聴覚障害者の聴覚活用指導 ①
大金
城間
第6回
第7回
成人聴覚障害者の聴覚活用指導 ②
読話の理論と実際
城間
城間
第8回
第9回
成人聴覚障害者の心理社会的問題
視覚聴覚二重障害児者の特性と支援 ①
小渕
小渕、大金
第 10 回
第 11 回
視覚聴覚二重障害児者の特性と支援 ②
重複障害児者の特性と支援①
小渕、大金
大金
第 12 回
第 13 回
重複障害児者の特性と支援②
成人聴覚障害における評価サマリーの作成
大金
大金
第 14 回
第 15 回
成人聴覚障害学まとめ
総括
小渕
小渕、大金
成績評価の方法
■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト ■レポート □その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
毎回の講義時に必要とされる内容に関して、教科書の該当箇所を必ず読み、予習・復習をするように努
めてください。
2 年生の「聴覚障害学総論」「聴覚機能評価学」を十分に復習しておくこと。
教 科 書
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学(医学書院)
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
その他
金曜日 12:10-12:55 小渕(A-518)
- 85 -
)
科目名
構音障害学Ⅱ(治療)
科目担当責任者
学科
平田 文
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 4 限
講義
科目担当者
必修/選択
前新 直志
学年
必修
単位数
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期
1
時間数
30 時間
授業の概要
(主題)
「構音」は、顎・口腔顔面の構造的要因と呼吸・喉頭調節および口唇・下顎・舌・鼻咽腔閉鎖機能といった
諸器官の機能的相互作用(微細なタイミング・調節機構)によって実現されるものである。構音障害は、こ
れらの機序のどの過程のどの部位が障害されているか、または障害されていないかに応じて、①機能性
構音障害、②器質性構音障害、③運動障害性構音障害に分類される。これらは、評価や鑑別のみなら
ず、訓練方法についても多くの部分で異なる。したがって、本講義では構音障害としての総論と各論として
各障ごとに整理して教授する。そして、各障害ごとに評価理論に基づく治療理論について学ぶ。
授業の到達目標
1.構音障害を総論として説明できる。
2.各障害の臨床特徴および出現機序を理解し、説明できる。
3.各障害の相違点の理解を踏まえて対応する要点が何か説明できる。
4.機能性構音障害の治療理論を説明できる。
5.器質性構音障害(先天性・後天性)の治療理論を説明できる。
6.運動障害性構音障害の治療理論を説明できる。
授業計画
回数
第1回
内容
構音障害の治療総論:感覚-運動的観点に基づくアプローチの要点
担当
前新直志
第2回
第3回
構音障害の全体像、各障害特徴と訓練計画および言語聴覚士の役割
機能性構音障害Ⅰ:治療概要
平田 文
前新直志
第4回
第5回
機能性構音障害Ⅱ:聴覚弁別訓練
機能性構音障害Ⅲ:段階的な構音治療プロセス
前新直志
前新直志
第6回
第7回
機能性構音障害Ⅳ:各音素ごとの正構音誘導技法
器質性構音障害(先天性)口唇口蓋裂術後Ⅰ:鼻咽腔閉鎖機能賦活訓練
前新直志
前新直志
第8回
第9回
器質性構音障害(先天性)口唇口蓋裂術後Ⅱ:異常構音の機序に基づく技法
器質性構音障害(先天性):合併障害との関係や治療観点および技法
前新直志
前新直志
第 10 回
第 11 回
器質性構音障害(後天性)口腔周囲の器質的障害と構音障害の訓練技法
運動障害性構音障害Ⅰ:障害特徴に応じた治療概要
前新直志
平田 文
第 12 回
第 13 回
運動障害性構音障害Ⅱ:運動機能回復訓練とその技法
運動障害性構音障害Ⅲ:代償的訓練とその技法
平田
平田
第 14 回
運動障害性構音障害Ⅳ:拡大・代替コミュニケーション技法
第 15 回
総括
平田
文
前新直志
平田
文
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価
定期試験 70%、小テスト・レポート 30%
■小テスト
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
発声発語障害学各論の構音障害を復習し理解しておくこと。そして講義内容等について
考え、積極的に質問することを推奨し期待する。
文
文
■レポート
教 科 書
1)標準言語聴覚障害学シリーズ 「言語聴覚障害学概論」 (医学書院)
2)標準言語聴覚障害学シリーズ 「発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
3)適宜資料配布
参 考 書
1)「運動障害性構音障害-基礎・鑑別診断・マネージメント」 刈安 誠 監訳 (医歯薬出版)
2)「口蓋裂の言語臨床-第 3 版」 岡崎恵子他 (医学書院)
3)「構音障害の臨床-改訂版第 2 版」 阿部雅子 (金原出版)
オフィスアワー
前新:木曜 12:10-12:50
平田:木曜 12:10-12:50
前新研究室(B511)
平田研究室(C511)
その他
- 86 -
科目名
構音障害学演習 (後期 2 限、3 限)
科目担当責任者
学科
前新 直志
言語聴覚学科
曜日時限
火曜 2 限
火曜 3 限
授業の形態
演習
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
後期
単位数
1
時間数
45 時間
平田 文
機能性構音障害、器質性構音障害、運動障害性構音障害について、共通する項目と各障害に応じた
項目に分類して、評価・診断・治療計画・治療演習までを行い、各構音障害全般としての見方を踏まえ、
各障害に対して適切に対応できる臨床技能(症例に関する事前学習・評価計画と演習・まとめと課題)
を修得する。
1.共通または関連する評価項目について実際の評価手続きができる。
2.聴覚印象から構音障害のタイプを分類(スクリーニング)し、掘り下げ検査の選定ができる。
3.障害のタイプ分類ができ、障害ごとの重症度判定ができる。
4.各障害の評価結果に応じて、訓練目標の設定および訓練計画の立案ができる。
5.各障害に応じた訓練法の適用(手続き)ができる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
構音障害のタイプに応じた臨床過程の流れ
呼吸・発声・発語器官の評価Ⅰ:口腔視診(形態と機能)
呼吸・発声・発語器官の評価Ⅱ:共鳴(鼻咽腔閉鎖機能)(小児中心)
呼吸・発声・発語器官の評価Ⅲ:共鳴(鼻咽腔閉鎖機能)(成人中心)
呼吸・発声・発語器官の評価Ⅳ:構音・発話プロソディの聴覚印象評価
前新直志
平田 文
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
話しことばの異常性に対する聴覚判定と障害タイプの対応
構音障害の評価① (構音検査法)
構音障害の評価② (構音検査法)
構音障害の評価③ (構音検査法)
共鳴の評価① (口蓋裂 鼻咽腔閉鎖機能検査)
共鳴の評価② (口蓋裂 鼻咽腔閉鎖機能検査)
構音治療技法Ⅰ:聴覚弁別訓練
構音治療技法Ⅱ:段階的に正構音の定着を図る技法
前新直志
平田 文
前新直志
平田 文
前新直志
平田 文
前新直志
平田 文
第 13 回
第 14 回
構音治療技法Ⅲ:段階的に正構音の定着を図る技法
構音治療技法Ⅳ:段階的に正構音の定着を図る技法
前新直志
平田 文
第 15 回
第 16 回
運動障害性構音障害の評価・治療技法Ⅰ
運動障害性構音障害の評価・治療技法Ⅱ
平田 文
前新直志
第 17 回
第 18 回
第 19 回
第 20 回
第 21 回
第 22 回
運動障害性構音障害の評価・治療技法Ⅲ
運動障害性構音障害の評価・治療技法Ⅳ
運動障害性構音障害の評価・治療Ⅴ
運動障害性構音障害の評価・治療Ⅵ
第 23 回
実技試験Ⅰ
平田 文
前新直志
平田 文
前新直志
平田 文
前新直志
前新直志
平田 文
第3回
第4回
前新直志
平田 文
実技試験(演習)
実技試験Ⅱ
前新直志
平田 文
特別講義:舌・口底・咽頭(悪性腫瘍等)切除に伴うスピーチの障害 1 月 5 日(木:2 限- 3
限)
外部講師
成績評価の方法
■定期試験
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
定期試験 50%、実技試験 30%、小テスト 10%、レポート 10%
各構音障害のタイプ別の機序や障害特徴を理解ておくこと
各構音障害のタイプによって評価や訓練内容が異なることを理解しておくこと
■実技試験
□実習評価
履修条件
- 87 -
■小テスト
■レポート
教 科 書
参 考 書
1)「標準言語聴覚障害学シリーズ 発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
2)「構音障害の臨床-基礎知識と実践マニュアル 改訂第 3 版-」 (金原出版)
3)「口蓋裂の言語臨床 第 3 版」 (医学書院)
4)適宜指定
1)「運動障害性構音障害-基礎・鑑別診断・マネージメント」 (医歯薬出版)
2)「特別支援教育における構音障害のある子どもの理解と支援」 (学苑社)
3)適宜指定
オフィスアワー
前新 木曜 12:10-12:50
平田 木曜 12:10-12:50
B511 研究室
平田研究室(後日通知する)
その他
特別講義は日程が変更になる場合あり
- 88 -
科目名
流暢性障害学 (3 年生)
科目担当責任者
学科
前新 直志
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
木曜 3 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
学年
3 学年
期
後期
単位数
1
時間数
30 時間
平田 文
必修
発声発語障害のうち、吃音を中心に早口症やその他の流暢性障害について、種類、発生機序、評価・
診断および治療方法および心理社会的援助方法について教授する。吃音の評価として、吃音検査法の
修得を中心に行い、さらに様々な方向性の概念や方法について学ぶ。本講義では、進展メカニズム、発
達区分に応じた捉え方やアプローチの違いを学習し、さらに関連症状との鑑別方法や合併する他疾患
との関係や捉え方について有益に考える。
1.非流暢性発話の特徴を理解し、吃音を含めた種々の流暢性障害を説明できる。
2.吃音 l 症状と正常範囲の非流暢性発話を理解し、両者の違いに目を向けることができる。
3.吃音検査法を理解し、実施手順を学習できる。
4.吃音のある人および環境要因を評価し、適切な訓練や心理的援助のスキルを臨床に適用できる。
5.他の障害を併せ持つ症状(獲得性吃音、クラタリングを含む)特徴を理解し、説明できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
流暢性障害の定義(歴史的変遷を踏まえた現在の捉え方)
原因説と分類(発達性吃音、獲得性吃音、早口症、その他)
前新直志、平田
前新直志
第3回
第4回
分類と症状特徴(発達性吃音、獲得性吃音、早口症、その他)
発話の流暢性発達と吃音
前新直志
前新直志
第5回
第6回
幼児期初期~学齢前期の臨床特徴
学齢後期~成人期の臨床特徴
前新直志
前新直志
第7回
第8回
吃音の評価 : 吃音検査法の理解と実施手順
評価の実際Ⅰ: 幼児初期~学齢前期の評価・評価サマリーの作成
前新直志
前新直志
第9回
第 10 回
評価の実際Ⅱ:学齢後期~成人期の評価・評価サマリーの作成
アプローチⅠ(間接的治療技術:環境調整、遊戯療法、その他)
前新直志
前新直志
第 11 回
第 12 回
アプローチⅡ(直接的治療技術:流暢性形成法、吃音緩和法、統合法)
心理・社会的援助 (カウンセリング、セルフ・ヘルプ活動など)Ⅰ
前新直志
前新直志
第 13 回
第 14 回
心理・社会的援助 (カウンセリング、セルフ・ヘルプ活動など)Ⅱ
関連するその他の非流暢性症状(合併症状を含む)の特徴とアプローチ
前新直志
前新直志
第 15 回
総括
前新直志
■小テスト
文
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験 □実技試験 □実習評価
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
■レポート、
準備学習
学習へのアドバイス
本講義は発声発語に関する生理・運動・臨床的機序と心理学系(臨床心理学、発達心理学)に関する
知識が基礎となる。したがって、これらの復習または知識の確認を行った上で受講することを強く勧め
る。
履修条件
教 科 書
「標準言語聴覚障害学シリーズ 発声発語障害学」第 2 版(医学書院)
「小児吃音臨床のエッセンス-初回面接のテクニック-」(学苑社)
参 考 書
「特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援」 (学苑社)
オフィスアワー
その他
木曜日(12:15-12:50)
前新研究室(B-511)
- 89 -
大田原キャンパス
授業開始年度
科目名
音声障害学
科目担当責任者
学科
平田 文
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 2 限
講義
授業の概要
(主題)
音声障害の原因、症状とそれがもたらす諸問題について理解し、評価、治療、援助方法及びその体系
を学ぶ。加えて、無喉頭音声や気管切開の方へのコミュニケーション援助方法を習得する。対象者のニ
ーズに合わせた治療を選択し、社会復帰に向けての方法論を学ぶ。
授業の到達目標
1.音声の生成メカニズムを説明できる。
2.音声障害を呈する疾患と発生メカニズムを説明できる。
3.音声の検査、評価、診断方法を説明し、実施できる。
4.音声障害の治療方法を説明し、実施できる。
5.無喉頭音声の援助方法を説明できる。
6.気管切開者のコミュニケーション方法を説明できる。
科目担当者
必修/選択
新美 成二、前新 直志
学年
3 学年
必修
単位数
1
2016 年度
期
前期
時間数
30 時間
授業計画
回数
第1回
内容
発声の解剖/生理学的基盤
担当
前新直志、平田文
第2回
第3回
発声と調節機構
音声障害の発生起序
平田
平田
第4回
第5回
音声障害の原因疾患と症状Ⅰ
音声障害の原因疾患と症状Ⅱ
新美成二
新美成二
第6回
第7回
評価Ⅰ:医師が行う検査
評価Ⅱ:言語聴覚士が行う検査
新美成二
平田 文
第8回
第9回
検査評価Ⅲ:評価演習と記録
問題点の抽出と治療計画立案:事例検討を通じて
平田 文
平田 文
第 10 回
第 11 回
治療Ⅰ:音声治療概論
治療Ⅱ:音声障害の薬物治療・外科的治療
新美成二
新美成二
第 12 回
第 13 回
治療Ⅲ:音声リハビリテーション
治療Ⅳ:音声リハビリテーション演習
平田 文
平田 文
第 14 回
第 15 回
気管切開者/無喉頭音声者のコミュニケーション
総括
平田 文
平田 文
文
文
成績評価の方法
■定期試験、□実技試験、□実習評価、■小テスト、■レポート、□その他(
評価の基準
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
頭頸部の解剖・生理・神経学の知識、音声障害を来たす疾患の知識、音声に関する知識が必要な講義
である。すでに履修した、解剖学、生理学、内科学、音声言語医学、音声学等の科目の理解を十分して
おくこと。
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
その他
日本音声言語医学会 編: 新編 声の検査法、 医歯薬出版
配布資料
廣瀬 肇 監修: 言語聴覚士テキスト、医歯薬出版
藤田郁代監修: 標準言語聴覚障害学 「発声発語障害学第2版」、医学書院
平田 火曜日 12:10~12:50 平田研究室(C511)
その他は初回講義時に提示する
本講義は、講義と演習を実施する。
- 90 -
)
科目名
摂食・嚥下障害学Ⅰ(評価・診断)
科目担当責任者
学科
平田 文
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 5 限
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
前新 直志
学年
必修
単位数
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
前期
1
時間数
30 時間
摂食・嚥下障害の基礎及び臨床に関する理論や知識を習得する。これまで学んできた、解剖学、生理
学、神経科学等の知識を統合し、疾患及び障害の特性と摂食・嚥下障害の特徴や症状を学ぶ。同時
に、評価や診断理論を学び、摂食・嚥下障害児/者に対する評価から、問題点の抽出および治療計画
の立案ができるようにする。本講義では、視覚教材を多用して各症状を理解できるように工夫されてい
る。
1.摂食・嚥下のメカニズムを説明できる。
2.摂食・嚥下障害の症状を抽出し、疾患との関連性を説明できる。
3.摂食・嚥下障害の評価法を選択し、方法を説明できる。
4.摂食・嚥下障害の評価結果から問題点を指摘できる。
5.摂食・嚥下障害児/者に対する診断的評価/治療的評価を通じて、診断し訓練目標を立案できる。
授業計画
回数
内容
担当
第1回
咀嚼/嚥下の正常メカニズム
第2回
咀嚼/嚥下の神経制御機構
平田 文
前新直志
平田 文
第3回
第4回
摂食・嚥下機能の発達と加齢変化
摂食・嚥下障害の障害メカニズム
平田 文
平田 文
第5回
第6回
摂食・嚥下障害のスクリーニング法
摂食・嚥下障害のスクリーニング法演習
平田 文
平田 文
第7回
第8回
摂食・嚥下障害の検査:嚥下造影検査/嚥下内視鏡検査/その他の検査
摂食・嚥下障害の検査:嚥下造影検査/嚥下内視鏡検査の判定/記録演習
平田 文
平田 文
第9回
第 10 回
摂食・嚥下障害の症状/評価/診断Ⅰ:神経原生嚥下障害
摂食・嚥下障害の症状/評価/診断Ⅱ:構造的原因、呼吸器疾患、食道機能障害、医原性障害
平田 文
平田 文
第 11 回
第 12 回
嚥下障害の症状/評価/診断Ⅲ:小児期の嚥下障害
その他の評価Ⅰ:医学的評価(呼吸・循環・理学的所見等)
平田 文
平田 文
第 13 回
第 14 回
その他の評価Ⅱ:栄養学的評価・フィジカルアセスメント・食事の観察評価
嚥下機能検査の解釈、問題点抽出、訓練計画立案法(症例検討)
平田 文
平田 文
第 15 回
総括
平田 文
成績評価の方法
評価の基準
■定期試験、□実技試験、□実習評価、■小テスト、■レポート、□その他(
定期試験 80%、小テスト 10%、レポート 10%
準備学習
学習へのアドバイス
解剖学、生理学、神経学、音声言語医学を復習すること
履修条件
教 科 書
講師作成講義資料,ワークブックを使用
適宜資料配布
参 考 書
才藤栄一、向井美恵 監修:摂食嚥下リハビリテーション 医歯薬出版
藤島一郎、柴本勇 監修:動画でわかる摂食・嚥下リハビリテーション 中山書店
高橋浩二 監訳: Groher&Craryの嚥下障害の臨床マネジメント 医歯薬出版
藤島一郎 監修: 疾患別に診る嚥下障害 医歯薬出版
オフィスアワー
火曜日 12:10~13:00
平田研究室 (C511)
その他
- 91 -
)
大田原キャンパス
授業開始年度
2016 年度
3 学年
期
後期
1
時間数
30 時間
科目名
摂食・嚥下障害学Ⅱ(治療)
科目担当責任者
学科
平田 文
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 4 限
講義
授業の概要
(主題)
本講義では、摂食・嚥下障害の評価/検査結果から、訓練プログラム立案、訓練の実施、指導方法、援
助方法、記録法、報告書作成法を学び専門的臨床能力を養う。講義・演習を通じて、適切な方法を習得
するとともに、リスク管理を念頭においた活動を理解する。
授業の到達目標
1.治療手技を正確に行うことができる
2.各手技に対してリスクを理解し、リスク回避及び対処ができる
3.必要な訓練プログラムを立案できる
4.専門的な記録及び報告ができる
5.代償・代替栄養法を説明でき、適応者を選定できる
科目担当者
必修/選択
前新 直志
学年
必修
単位数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
摂食・嚥下障害の訓練概要:運動学習・訓練プログラム立案
平田 文
前新直志
第2回
第3回
基礎的嚥下訓練Ⅰ:嚥下反射惹起訓練
基礎的嚥下訓練Ⅱ:関節可動域拡大訓練、筋力向上訓練
平田 文
平田 文
第4回
第5回
基礎的嚥下訓練Ⅲ:食道入口部開大訓練(頭部拳上訓練、バルーン訓練)
基礎的嚥下訓練Ⅳ:呼吸訓練、鼻咽腔閉鎖訓練
平田 文
平田 文
第6回
第7回
基礎的嚥下訓練総合演習
摂食訓練Ⅰ:口腔ケアと訓練食の選択
平田 文
平田 文
第8回
第9回
摂食訓練Ⅱ:摂食姿勢、食具の選択、食事介助
摂食訓練Ⅲ:代償的摂食訓練法①
平田 文
平田 文
第 10 回
第 11 回
摂食訓練Ⅳ:代償的摂食訓練法②
摂食訓練総合演習
平田 文
平田 文
第 12 回
第 13 回
リスクマネジメント法:窒息、誤嚥への対応
リハビリテーションと外科的治療
平田 文
平田 文
第 14 回
第 15 回
チームアプローチ:嚥下チーム、栄養サポートチーム、口腔ケアチーム、呼吸ケアチーム等
報告書作成演習(事例検討)/総括
平田 文
平田 文
成績評価の方法
■定期試験、■実技試験、□実習評価、□小テスト、■レポート、□その他(
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
定期試験 70%、実技試験 20%、レポート 10%
各講義では、摂食・嚥下障害学Ⅰの理論的背景を理解して出席すること
教 科 書
藤島一郎、柴本 勇監修: 摂食・嚥下障害のリスクマネジメント、 中山書店
配布資料
参 考 書
才藤栄一、向井美恵 監修: 摂食嚥下リハビリテーション、 医歯薬出版
オフィスアワー
その他
火曜日 12:10~12:50
平田研究室 (C511)
- 92 -
)
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
言語聴覚障害学研究法
科目担当者
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、岩﨑 淳也、
小森 規代、宮木 絵里香、畦上 恭彦、小渕 千絵、
前新 直志
学年
3 学年 期
後期
科目担当責任者
阿部 晶子
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
火曜 1 限
講義
授業の概要
(主題)
言語聴覚臨床においては、対象者が抱える問題を把握し、その治療仮説を臨床過程で検証すること
になる。この過程は、研究課題の設定から研究の答えを導き出す過程に相通ずるものであり、臨床家と
しての力量の向上を目指す上では研究の方法を身につけることが重要となる。
本講義では、研究のプロセス、研究方法を理解する。また得られたデータを要約・記述・分析・解釈す
る方法、及び基本的な研究方法についても理解を深める。
さらに,論文抄読等を通して,研究疑問を持ち、研究計画の立案,実施,分析,まとめを行う中で,4 年
時の卒業研究
授業の到達目標
1.臨床と研究の関係を理解できる。
2.論文の収集方法を習得し、批判的に読むことができる。
3.研究課題の設定方法と研究の進め方が理解できる。
4.各種の研究法の理論と具体的方法がわかる。
5.研究結果のまとめ方、報告の仕方について理解できる。
6.論文抄読を通して,研究疑問を持つことができる。
7.研究計画を立案し,報告することができる。
必修/選択
選択
単位数
2
時間数
授業計画
回数
内容
担当
第1回
第2回
授業オリエンテーション・(卒業)研究とはなにか
論文の書き方/文献の収集
畦上
阿部
第3回
第4回
研究の方法(1)
研究の方法(2)
小渕
前新
第5回
第6回
論文抄読(1)
論文抄読(2)
全員
全員
第7回
第8回
論文抄読(3)
論文抄読(4)
全員
全員
第9回
第 10 回
研究計画の実際(1)
研究計画の実際(2)
全員
全員
第 11 回
第 12 回
データの収集(1)
データの収集(2)
全員
全員
第 13 回
第 14 回
データの収集(3)
データの整理
全員
全員
第 15 回
総括・発表
全員
成績評価の方法
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
□定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 ■その他(課題)
研究計画の立案・発表 50%、レポートおよび課題 50%
図書室にある学術誌にできるだけ目を通すようにすること.
卒業研究を行う希望のあるものは必ず取ること。
教 科 書
よくわかる卒論の書き方(白井利明・高橋一郎緒,ミネルヴァ書房)
参 考 書
言語障害の研究入門(協同医書出版社)、心理学研究法入門(東大出版)
オフィスアワー
その他
月曜日 12:15-13:00 畦上(B-513)
- 93 -
30 時間
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
臨床実習Ⅰ(評価実習)
科目担当責任者
小渕 千絵
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
前期(集中講義)、
後期(集中講義)
実習
科目担当者
必修/選択
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、阿部 晶子、
岩﨑 淳也、小森 規代、宮木 絵里香、畦上 恭彦、
前新 直志
学年
3 学年 期
通年
必修
単位数
2
時間数
80 時間
授業の概要
(主題)
大学関連施設を活用し、専門機関における言語聴覚士の業務について理解すると同時に、適切な臨床
態度を修得する。また、学内の言語聴覚センターにて、様々な言語聴覚障害症例を実際に担当し、
個々の対象者が持つ症状を的確に評価できるよう臨床技術を修得する。
授業の到達目標
1.専門機関における言語聴覚士の業務を説明でき、適切な臨床態度を持って行動することができる
2.言語聴覚障害のある方への全人間的な理解をふまえ、対象者と適切な人間関係を保つことができる
3.必要な幅広い関連情報を収集することができる
4.障害の理解に基づいた適切な評価法を選択できる
5.選択した評価法を適切に実施できる
6.得られた情報を分析し、評価サマリーを適切に作成することができる
7.指導・訓練方針を立案できる
8.ケースカンファレンスで適切に発表することができる
授業計画
回数
内容
担当
実習期間
【オリエンテーション】 4 月 5 日(火)
【基礎実習】 前期 4 月~7 月/後期 9 月~12 月
【評価実習】 8 月 29 日~9 月 21 日 (予定)
【OSCE】 12 月 23 日
実習内容
【基礎実習】
1)病院・施設における言語聴覚士の業務を把握する
2)適切な臨床態度を修得する
3)行動観察ならびにスクリーニング検査による評価を実施する
4)実習実践記録(目標シート、自己評価表、実習日誌)、評価報告書を作成する
実習内容
【評価実習】
1)情報収集を行い、評価計画を立案する
2)検査等により言語症状ならびに周辺症状を把握する
3)情報を総合的に分析し、診断ならびに問題点の抽出を行う
4)指導・訓練計画を立案する
5)実習実践記録(目標シート、自己評価表、実習日誌)、評価報告書を作成する
6)カンファレンスで討議を行う
実習内容
【OSCE(客観的臨床能力試験)】
1)4 年次の臨床実習Ⅱに向け、情報収集、検査、診断、訓練・指導計画の立案からなる一
連の評価過程を実践することができる基礎的能力の有無を実技試験により評価する。
2)成人言語領域、小児言語領域、発声発語領域、聴覚領域のそれぞれで実施する。
成績評価の方法
基礎実習、評価実習、OSCE
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
基礎実習、評価実習、OSCE の内容を、実習担当教員および科目責任者が総合的に判断する。
各領域の専門科目及び関連する専門基礎科目が統合できるよう、十分に復習しておくこと
履修条件
- 94 -
教 科 書
参 考 書
適宜提示
適宜提示
オフィスアワー
小渕 金曜日 12:10-12:55(A-518)
荒木 随時
(A-410)
その他
大学関連施設等において積極的にボランティア活動を行うこと
- 95 -
4 学 年
専 門 教 育 科 目
- 97 -
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
言語聴覚療法の進歩
科目担当責任者
阿部 晶子
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
集中講義
講義
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
必修
単位数
時間数
担当
第1回
第2回
失語症・高次脳機能障害学の最新のトピックス
言語発達障害学の最新のトピックス
第3回
第4回
聴覚障害学の最新のトピックス
摂食嚥下障害学・構音障害学の最新のトピックス
第5回
第6回
音声障害学・耳鼻咽喉科領域の最新のトピックス
音声言語医学における最新のトピックス/急性期における言語聴覚療法
第7回
第8回
地域リハビリテーションと言語聴覚療法/特別支援教育と言語聴覚療法
建学の精神「共に生きる社会をめざして」
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
1
□定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、■レポート、□その他(
)
レポート 100%
提出期限:11 月14日(月) 12:00
事前配布された資料を参考に、予習をしっかりと行うこと。
教 科 書
適宜紹介する
参 考 書
らい予防法廃止の歴史(大谷藤郎著 勁草書房)、消えた山(大谷藤郎著 医療文化社)
オフィスアワー
その他
15 時間
特論は 1 年から 4 年まで学習した知識の統合を目的に行うものである。しかし、言語聴覚臨床は日進月
歩しており、コミュニケーションに障害を持つ方に適切に対応するためには、最新の情報を入手・分析し
なければならない。本講義では最新の知見および臨床技術を講義や実践報告を通して学ぶ。
1. 言語聴覚障害関連の最新かつ重要な知見に関して情報収集し、概括できる。
2. 得られた情報に基づいて、当該のコミュニケーションを持つ方々への適否に関して判断できる。
授業計画
回数
内容
成績評価の方法
評価の基準
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、岩﨑 淳也、
小森 規代、宮木 絵里香、畦上 恭彦、小渕 千絵、
前新 直志
学年
4 学年 期
後期
阿部:水曜 12:10-12:55
畦上:月曜 12:10-12:55
前新:木曜 12:10-12:55
小渕:金曜 12:10-12:55
平田:木曜 12:10-12:55
小森:水曜 12:10-12:55
大金:火曜 12:10-12:55
佐藤:水曜 12:10-12:55
阿部研究室(C506)
畦上研究室(B513)
前新研究室(B511)
小渕研究室(A518)
平田研究室(C511)
小森研究室
大金研究室
A405 研究室
集中講義:10 月 31 日(月)~11 月4日(金)
- 99 -
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
言語聴覚療法特論
科目担当責任者
畦上 恭彦
学科
言語聴覚学科
曜日時限
授業の形態
前期(集中講義)
後期(集中講義)
講義
科目担当者
必修/選択
必修
単位数
1
時間数
授業の概要
(主題)
国家試験に向けて、1 年次から4年次までの学習内容を整理・統合することができる。
授業の到達目標
1.言語聴覚障害に関する基礎科目の知識を整理・統合できる
2.言語聴覚障害に関する専門基礎科目の知識を整理・統合できる
3.言語聴覚障害に関する専門科目の知識を整理・統合できる
授業計画
回数
内容
音声学関連の知識/言語学、言語発達学の知識
学習心理学、臨床心理学、生涯発達心理学の知識/心理測定法の知識
第3回
第4回
音響学の知識総括/聴覚心理学の知識
失語症学の知識/高次脳機能障害学の知識
第5回
第6回
言語発達障害学の知識/音声障害学の知識
嚥下障害学の知識/発声発話障害学の知識
第7回
第8回
小児聴覚障害学の知識/成人聴覚障害学の知識
全体総括
評価の基準
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
15 時間
担当
第1回
第2回
成績評価の方法
2016 年度
阿部 晶子、大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、
岩﨑 淳也、小森 規代、宮木 絵里香、小渕 千絵、
前新 直志
学年
4 学年 期
前期/後期
□定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、■その他(試験を 3 回行なう)
3 回の試験の平均点が 6 割以上であること。第 1 回:7 月 26 日(火)、第 2 回:11 月 22 日(火)、第 3 回:
12 月 13 日(火)
全日程出席すること。国家試験に含まれる全ての科目について復習しておくこと.。
教 科 書
適宜紹介する
参 考 書
適宜紹介する
オフィスアワー
阿部:水曜 12:10-12:55
畦上:月曜 12:10-12:55
前新:木曜 12:10-12:55
小渕:金曜 12:10-12:55
岩崎:月曜 12:10-12:55
平田:木曜 12:10-12:55
小森:水曜 12:10-12:55
大金:火曜 12:10-12:55
佐藤:水曜 12:10-12:55
その他
前期:7 月13日(水)‐7 月20日(水)
阿部研究室(C506)
畦上研究室(B513)
前新研究室(B511)
小渕研究室(A518)
岩崎研究室(B514)
平田研究室(C511)
小森研究室
大金研究室
A405 研究室
後期:11月7日(月)‐11 月11日(金)
- 100 -
科目名
大田原キャンパス
授業開始年度
卒業研究
科目担当責任者
阿部 晶子
学科
言語聴覚学科
前期(集中講義)
後期(集中講義)
演習
曜日時限
授業の形態
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
科目担当者
必修/選択
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、岩﨑 淳也、
小森 規代、宮木 絵里香、畦上 恭彦、小渕 千絵、
前新 直志
学年
4 学年 期
前期/後期
選択
単位数
4
時間数
60 時間
3 年次での言語聴覚障害研究法をもとに、4 年次には、担当教員の指導の下に研究計画の立案・実施
し、研究論文を作成して発表する。
1.言語聴覚障害領域における研究を理解し、文献を詳読できる
2.研究テーマを決定し、計画を立案できる
3.研究計画に基づき、研究を実施できる
4.研究結果を論文にまとめることができる
5.研究論文を口頭発表することができる
授業計画
回数
内容
担当
4 年次前期:
研究の実践(各指導教員)
研究論文の作成
4 年次後期:
口頭発表・論文審査
発表会
論文提出締め切り
10 月 31 日(月) 12:30
論文審査(発表、口頭審査) 11 月 24 日(木)、25 日(金)
卒業研究発表会
12 月 1 日(木)2 時限目
成績評価の方法
評価の基準
□定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、■その他(論文審査、口頭発表)
■論文審査・口頭発表 100%
準備学習
学習へのアドバイス
履修条件
言語聴覚障害領域の学術誌(和雑誌、洋雑紙)を詳読すること。統計学、研究法に精通すること。 言語
聴覚障害学研究法を履修することが、卒業研究の履修条件となる。
言語聴覚障害学研究法を履修していること
教 科 書
適宜推薦する
参 考 書
適宜提示する
オフィスアワー
その他
水曜日 12:15-13:00 阿部研究室(C-506)
- 101 -
科目名
臨床実習Ⅱ(総合実習)
科目担当責任者
小渕 千絵
学科
言語聴覚学科
前期(集中講義)
後期(集中講義)
実習
曜日時限
授業の形態
授業の概要
(主題)
授業の到達目標
大田原キャンパス
授業開始年度
科目担当者
必修/選択
2016 年度
大金 さや香、佐藤 妙子、平田 文、阿部 晶子、岩﨑 淳也、
小森 規代、宮木 絵里香、畦上 恭彦、前新 直志
必修
学年
4 学年
期
通年
単位数
10
時間数
400 時間
国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センターをはじめとする大学関連施設および全国の学外実習施
設において、インテーク面接から評価・診断、治療計画および治療技術といった言語聴覚療法の臨床
全過程の理解と実践を通して、総合的かつ専門的な臨床技術を修得する。
1.コミュニケーション障害を有する患者・クライエントと適切に接することができる
2.必要な情報を収集し、障害を適切に評価・診断することができる
3.得られた情報を総合的に分析し、評価まとめることができる
4.評価結果に基づいた適切な治療・訓練計画を立案することができる
5.対象者に的確な治療・訓練を実施し、必要に応じて柔軟に修正できる
6.臨床記録をとることができる
7.他職種を理解し、職種間連携を実践できる
8.症例報告書を適切に作成できる
9.ケースカンファレンスで適切に発表することができる
授業計画
回数
内容
担当
実習期間
【オリエンテーション】3 月 22 日
【学内実習】下記のうち指定された期間に参加する
・前期:3 月 28 日~7 月 9 日
・後期:9 月 26 日~10 月 22 日
【学外実習】下記のうち 1 期間に参加する
・前期:5 月 9 日~7 月 9 日までの 6~8 週間
・後期:8 月 22 日~10 月 22 日までの 6~8 週間
実習内容
1)病院・施設における言語聴覚士の業務を把握する
2)適切な臨床態度を修得する
3)下記の一連の言語聴覚療法過程について実習指導者の指導のもとで実践を行う
・情報収集
・評価・診断計画の立案
・検査等による言語症状ならびに周辺症状の把握、ならびに言語聴覚障害の診断
・問題点の抽出
・訓練、指導計画の立案ならびに実施
・他職種との連携
・症例報告書の作成
・カンファレンスにおける討議
4)実習実践記録(目標シート、自己評価表、実習日誌)、症例報告書を作成する
5)実習報告会での発表を行う
成績評価の方法
評価票に従い、各実習毎に評価を行い、科目担当者が総合的に判断して最終評定を行う。
評価の基準
評価票では、下記を基準として評価を行う
秀:わずかな助言で、実践できるようになった
優:わずかな助言や指導(手本示し・実技指導等)を与えれば、実践できるようになった
良:適宜、助言や指導を与えれば、実践できるようになった
可:頻回に助言や指導を与えて、何とか実践できるようになった
不可:十分な指導によっても、最後まで実践できなかった
準備学習
学習へのアドバイス
各領域の専門科目及び専門基礎科目が統合できるよう、十分復習すること
- 102 -
履修条件
臨床実習Ⅰ(評価実習)に合格していること
教 科 書
参 考 書
適宜提示
適宜提示
オフィスアワー
小渕 金曜日 12:10-12:55(A-518)
佐藤 随時
(A-410)
その他
心身ともに健康で実習に臨めるよう、自己管理を徹底すること
- 103 -
平成 28 年度 授業計画(シラバス)集
専門基礎科目 専門科目
【言語聴覚学科】
平成 28 年 4 月 1 日 発行
編集・発行
国際医療福祉大学 大田原キャンパス
〒324-8501 栃木県大田原市北金丸 2600-1
TEL 0287-24-3000 FAX 0287-24-3100
WebSite http://www.iuhw.ac.jp
印 刷 所
株式会社 エビス