そ う や 宗谷の映画・ドラマ ロケ地 宗谷は、厳しくも美しい「ありのままの自然」が豊かに広がっている。宗谷は、サハリンと接する「北端の地」にあり、さまざまな歴史が重ねられてきた。 この類のない景観や環境に恵まれたロケーションエリア「宗谷」に足を運んでみませんか。ここには、映像以上の体験が待っている。 礼文町・利尻町・利尻富士町・稚内市・豊富町 映画『北のカナリアたち』 2012年全国公開の東映60周年記念作品。製作期間は1年以上におよび、強風で体感温度が-30℃にもなる過酷な 真冬と、エゾカンゾウなどの花が咲き誇る初夏の二期に渡りロケを行った。海岸線から高山植物が咲き誇るも、高木が 生え、崖が切り立つ自然の大地、利尻・礼文-。雄大な自然の美しさや厳しさを通し、人間の感情がこの映画で表現さ れた。礼文島・利尻島のほか、稚内市やサロベツでも撮影が行われ、礼文町には、舞台となる離島の小学校がこの撮 影のために建設された。現在、「北のカナリアパーク」として一般開放されている。(冬季は閉園) 《キャスト》 吉永小百合 柴田恭兵 仲村トオル 里見浩太朗 森山未來 満島ひかり 勝地涼 宮﨑あおい 小池栄子 松田龍平 稚内市 映画『樺太1945年夏 氷雪の門』 1974年北海道と九州で公開。2010 年全国公開。ソ連軍の樺太侵攻によ る真岡郵便電信局の女性電話交換 手9人の悲劇を描いた実話。稚内公 園の「九人の乙女の碑」は、その慰霊 碑。 ドラマ『南極大陸』 2011年放送。戦後、日本人が決して 諦めることなく前人未踏の地に立ち向 かっていく姿を描いた壮大なドラマ。 最終回では南極観測樺太犬訓練記 念碑のある「稚内公園」がロケ地とし て使われた。 映画『稚内発・学び座 ソーランの歌が聞こえる』 1998年公開。実話を基に作られた 物語。「日本一荒れた学校」と言われ た北海道稚内市立南中学校が、町ぐ るみで学校再建に取り組んだ姿が描 かれている。 ■監督/阪本順治 撮影/木村大作 原案/湊かなえ「往復書簡」(幻冬舎刊) 脚本/那須真知子 《あらすじ》 主人公・川島はるは北海道の離島の小学校教師だっ たが、ある事故で夫を亡くし、教師を辞めて島を去った。 20年後、東京郊外で図書館司書となり暮らしていたは るは、最後の教え子6人のうちの1人が起こした事件を 知る。それを機に、はるは教え子たちを訪ねるために 北へ旅立つのだった。そして、彼らとの再会をきっかけ に当時の事故の謎が浮かび上がってくる- 豊富町 ドラマ『坂の上の雲』 映画 『喜びも悲しみも幾年月』 1957年公開。日本各地を転々としながら、厳し い駐在生活を送る灯台主の夫婦の姿を描いた。 ロケ地として、稚内ノシャップ岬にある初代の稚 内灯台が使われた(現在の灯台は2代目)。灯 台は、全国2位42.7mの高さを誇る。 映画『南極物語』 1983年公開。第一次南極観測隊に 参加した隊員とタロとジロら15頭の樺 太犬の実話に基づいた感動作。稚内 市内でも撮影が行われ、JR宗谷本 線抜海駅などがロケ地に使われた。 2009年から3部作で放映。初冬の1ヶ月間にわたり、 豊富町の「大規模草地牧場」や大平原が広がる「落合 地区」でサロベツロケが行われた。氷点下の気温の中、 ロシア軍との壮絶な戦闘シーンがリアルに再現された。 猿払村・豊富町 映画『人間の條件』 1961年公開。同名小説の映画化。 旧満州帝国が舞台となっており、満州 のような広大さを求め、主に宗谷管内 で撮影が行われた。雄大な景色が広 がる「猿払村営牧場」はその一つ。 映画『不毛地帯』 1976年公開。山崎 豊子原作の同名小説 を映画化。厳寒の「サ ロベツ原野」で主人 公・壱岐の過酷なシ ベリア抑留生活の シーンを撮影した。 北海道宗谷総合振興局地域政策部地域政策課(0162-33-2915)
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