第6学年理科学習指導案

第6学年理科学習指導案
指導者
教諭
尾本
場所
1
単元名
2
単元について
勝志
6年教室
大地のつくり
⃝ 本 単 元 は 、 学 習 指 導 要 領 の 目 標 ( 3 )、 内 容 C 「 地 球 と 宇 宙 」 の ( 1 )「 土 地 や そ の
中に含まれる物を観察し、土地のつくりや土地のでき方を調べ、土地のつくりと変化
に つ い て 考 え を も つ よ う に す る 。」 を 受 け て 設 定 し た 。
これまで児童は、雨水の流れと地面の様子、川の水の流れと川原、川岸などの様子
を関係付けて調べ、流れる水は土地を変化させる働きがあることを学習してきた。
これを受け、本学年では、身の回りの土地やその中に含まれる物を調べ、土地の構
成物や地層の広がりやでき方をとらえるようにする。また、土地の変化について自然
災害と関係付けながら調べ、土地は火山の噴火や地震などによって変化することをと
らえるようにする。
そこで、本単元では、これまでの学習を基に、児童が興味を示す恐竜を導入に取り
入れながら、身の回りにある地層、及び地層の中に含まれる化石や鉱物などの観察を
手がかりとして、大地のつくりや大地の空間的な広がりについて考えさせ、大地が不
動のものではなく常に変化していることをとらえさせていきたい。
⃝
当 学 級 は 1 1 名 (男 子 5 名 、 女 子 6 名 ) の 在 籍 で あ る 。
理科学習に対しては、ほとんどの児童は、興味・関心をもって取り組んでいる。
本単元に関しても、化石や鉱物、流れる水の働きなどに興味を示す児童は多い。ま
た、マスメディアや文献、パソコンなどを通して、大地のつくりに関心をもち、知識
を広めている児童も数名見られる。
本単元に先立ち、別紙のとおりの事前調査を行ったところ、以下の点が明らかになっ
た。
・ 地層という言葉は知っているものの、多くの児童は単なる「土の層」という認識
だけで、身の回りの地層や自分たちが住んでいる土地の下が流れる水の働きや火山
の働きによってできたものであるという、明確な認識はないと思われる。
・ 身の回りで見られる地層の中にあさりなどの貝の化石があることから、児童は土
地はその昔、海または湖であったとある程度推測できても、火山も噴火口もない自
分たちの住んでいる土地が火山灰や溶岩、軽石などから形成されていると推測する
ことは難しいと予想される。
・ 数名の児童は、造山活動、マントル対流、地殻変動などについてある程度の知識
を持ち合わせているようだが、その知識を自分たちが住んでいる大地にあてはめて
考えるには至っていないと思われる。
○
そこで、次のような手だてをとって大地のつくりに対する理解を深めさせていきたい。
(1)
①
自然の事物・現象についての理解を深めるために
視聴覚教材の活用
-1-
特に土地のでき方などは 教科書の写真資料だけではイメージしいにくいの
で、VTRなどの動体画像でそのできかたをとらえさせたい。
②
インターネットの活用
自分が不思議に思っていることや分からない点などは、積極的にインターネ
ットで調べさせていきたい。
(2)
自然に親しむために
①
地域にある地層の見学、及びそこに含まれる土や石を使った実験・観察
支倉地区には、川崎町安達地区にあった安達火山の影響を受けた軽石及び火
山 灰 か ら な る 新 生 代 第 4 期 地 層( 黄 色 の 地 層 。一 般 に は 鹿 沼 土 と 呼 ば れ て い る )
と、あさりなどの貝の化石を含む新生代第3期の堆積岩の地層が見られる。
このように当地区は、流れる水の働きや火山の働きによってできた土地を考え
る上で格好の素材を有している地域である。この特色を大いに生かして授業を
展開をしていきたい。
②
問題を見いだしそれを追究していく活動の展開
児童がただ単に身近な自然の事物・現象に直接かかわるだけでは本当の意味
で「自然に親しむ」ということにはならない。うわべだけの現象面だけから誤
った認識をもつ恐れさえある。児童が生活経験や学習の中で抱いた疑問や問題
を教師が的確にとらえ、それに基づいて問題意識を喚起していくことができる
ようにしていきたい。そのために児童が新鮮な驚きを得るような素材を提示し
たり、実験の工夫、場の工夫をしたりする。また、疑問や問題意識をもった場
合はその都度書き留めさせておくことで、常日頃から問題意識をもつようにさ
せていきたい。
3
単元の目標
(1) 自然事象への関心・意欲・態度
①
教科書の化石発掘の場面や化石の写真、現物に興味をもち、それらがどの
ようにしてできたかを進んで類推しようとする。
②
水の働きでできた地層に興味をもち、それらの特徴について進んで資料で調べ
記録に表そうとする。
③
(2)
堆積岩に興味をもち、進んでそれぞれの特徴を調べようとする。
科学的な思考
①
水底でできた地層が陸上で見られるわけについて、褶曲(しゅうきょく)や隆起など
と結びつけて推察し、説明することができる。
②
(3)
観察した結果から、その地層がどのようにしてできたかを考えることができる。
観察実験の技能・表現
①
砂の多い土や粘土の多い土を交互に水に流しこみ、層状に積もらせて、地層ので
きかたを調べることができる。
-2-
②
観察した露頭全体の様子や各層をつくっているものを調べ、記録することが
きる。
(4)
4
自然事象についての知識・理解
①
大地は、 礫・砂・粘土・火成岩・岩石などからできていることを理解する。
②
地層は、水の働きや火山の噴火などによってできることを理解する。
③
地層は、層をつくって広がっているものがあることを理解する。
④
地層には、化石などが含まれているものがあることを理解する。
指導計画
別紙2参照
5.本時の指導
(1)小単元名
大地のつくり
(2)本時のねらい
火山の働きでできた地層に興味をもち、火山灰などが降り積もってできる地層の
特徴について調べ、自分たちの身に回りのどこにでもみられる黄色の層が火山の噴
火によってできたものであることを認識する。
(3)準備物
顕微鏡、火山灰のサンプル、堆積岩のサンプル
デジカメの映像
(4)授業仮説
地域にある黄色い土の層から採った鉱物を顕微鏡で観察させ、その特徴について考
えさせていけば、児童は自分たちが住む大地のつくりについて自分なりの疑問や課題を
もって学習を進めていくであろう。
(5)学習過程
別紙3参照
(6)評価項目
①
火山の働きでできた地層に興味をもち、火山灰などが降り積もってできる地層
の特徴について調べるようとしていたか。<ワークシート>
(自然事象についての関心・意欲・態度)
②
火山の働きによってできた地層は、どのようにしてでき、どのような特徴があるのかを
考えることができたか。<発表>
③
(科学的な思考)
水の働きによってできた地層にふくまれる砂粒の形と、ローム層の中にある砂粒の形
を観察しその違いを調べることができたか。<観察の様子>
(観察実験の技能・表現)
④
火山の働きでできた地層はどのようにしてでき、どのような物が含まれてれて
いるか知ることができたか。<発表>
(自然事象についての知識・理解)
-3-
(7)座席表
教卓
番号
1
S・K
2
S・K
3
N・S
4
N・S
5
A・S
T・S
T・S
M・S
A・S
10 R・S
11
K・M
1
2
5
6
3
7
8
9
10
4
11
本単元における児童の実態
本時における支援
観察実験に関しては器用で落ち着いて行うことができる。顕微鏡の扱いも上手である。
観察中砂粒の形の違いに気づかないときは見る観点を与えそれに気づかせたい。
大地のつくりについて広い知識をもっている。地学・天文にかんして日頃からも興味・関心が高い。
層のなかにふくまれる砂粒(鉱物)の種類、その特徴などにも着目させ火山による層について考えさせたい。
好奇心旺盛で理科にかんする知識も豊富である。さまざまな自然現象に素直に感動を表すことができる
顕微鏡で鉱物を見せることにより感動を与え、そこからさまざまな考えを導き出させたい。
理科に苦手意識をもっている。予想をたてたり考えを発展させるのがやや不得意である。
資料写真を見ても考えがもてない場合は、見る観点を与えて考えやすいようにする。
人に頼らず自分の力で考えることができる。得た知識から考えをふくらませていくことができる。
地層の中に見られる鉱物の特徴からその層がなにによってできたかを考えさせたい。
手先が起用で観察実験は準備片づけも含めて上手に行える。納得のいくまで落ち着いて観察できる。
じっくり観察させることにより、さまざまな発見を導きださせたい。
積極的に考えを発表したり、とっさに質問に受け答えするのが苦手である。
考えがまとまらないときは、個別に説明したりヒントを提示し、考えるきっかけを与えたい。
知識をしっかり習得しようとする態度がある。類推するのがやや苦手で、考えが出ないと焦ってしまうとこ
ろがある。
時間内に考えが書けない場合などは、宿題にするなどし、考えることに焦りを持たせないようにさせたい。
実験・観察が好きでかつ実験機器の扱いにも長けている。自然事象について常日頃から発見がたえない。
顕微鏡の扱い、見方に慣れているのでじっくり観察させることにより多くの発見をさせて、学習意欲を高め
させたい。
自分の住んでいる土地についてよく知っており、化石のでるところなどもいくつか知っている。
地域のことに詳しいのを生かし、火山に関係する土地が身の回りにないか思い起こさせたい。
現象の表面的なおもしろさに興味をもつだけでなく、じっくり観察し一段深く考えていくことができる。
口に出して考えを言うほうではないので、ワークシートを活用させ考えをたくさん書き込ませたい。
-1-
大地のつくり事前調査
お名前
1.自分たちの住んでいる大地(地面の下は)はどんなふうになっていますか。
2.地層はなぜしま模様になっているのでしょうか。
3.化石を見たり採ったりしたことがありますか。
4.火山や化石、地層について知っていることや不思議に思っていることはなにかあり
ませんか。
-1-
<別紙1>
(調査日
9月17日
11名)
調査項目
<1.自分たちの住んでいる大地(地面の下は)はどんなふうになっていますか。>
水平な層が重なっている。
11名
溶岩の層がある。
1名
化石を含む層がある。
4名
マントルが一番下の層にある。
1名
土の層の中にに石ころがある。
4名
細かな石の入った土の層∼大きい石の入った層へと変化している。
1名
土が固まった石の層がある。
1名
各層ごとに色などの特徴がある。
9名
<2.地層はなぜしま模様になっているのでしょうか。>
分からない
6名
水の働きによって。
2名
灰が積もって
1名
3.化石を見たり採ったりしたことがありますか。
採ったことがある。
3名
見たことはある。
7名
4.火山や化石、地層について知っていることや不思議に思っていることはなにかあり
ませんか。
ない。
4名
どうして化石ができるのか。
2名
地層はどうやってできたのか。
1名
どうして火山が爆発するのかな。
1名
なぜ貝の化石しか出ないのかな。恐竜の化石は出ないのかな。
1名
-1-
<別紙2>
4.指導計画
(16 時間扱い
次 小単元
(時)
1
本時 8 / 16)
活動のねらい
主 な 支 援
評価の規準
大地をつく ○ 化石発掘の場面や化石の写真資料 ○ 資料として見せる図鑑は化石を含んで ○ 化石発掘の場面や化石の写真や現物
っているも 現物化石などを手がかりに化石につ いる層の様子など、化石のでき方を類推
に興味をもち、それらがどのようにし
の
いて 知っていることを話し合いな できるような情報を含んでいるものを提
てできたかを進んで類推しようとする。
がら学習への関心をもつ。
示する。
( 関心・意欲・態度)
○ 中生代の様子の復元図を見て大 地 ○ 復元図だけでは疑問に思わない場合は、
のでき方について話し合い地層には 現在児童が住んでいる大地の様子と比べ
(2)
水の働きでできたもの と、火山の働 て考えさせる。
きでできたものがあることを考える ○ 教科書の「地層」という言葉の定義をしっ
ことができるようにする。
かりおさえさせる。
2 水のはたら ○ 水の働きでできた地層について、 写
き で で き た 真資料をもとに、小石、砂、粘土の
大地
積もっている様子を調べ地層のでき
方を考えることができるようにする。
○ 水の働きでできた地層とそこに 含ま
れる物の特徴を調べ、それらの特徴
がどのような要因によるものである
かを考えることができるようにする。
○ 水の働きでできた地層のでき方 に関
(5)
心をもち、水槽に土を流し込む模擬
実験を通して層のでき方を調べ、地
層のできかたを類推することがで
きるようにする。
○ 水の働きでできた岩石について、 実
物や資料写真で調べそれらの特徴に
ついて考えることができるようにする。
○ いろいろな地層の写真資料から似ている ○ 水の働きでできた地層に興味をも ち、
ところを探してみるように指示する。
その特徴について進んで資料を調べ、
記録に表そうとする。
(関心・意欲・態度)
○ ビデオの映像資料を使って水の働き でで
きた地層の特徴を調べさせる。
○ 1回流し込んだだけではしま模様にならな ○ 砂の多い土や粘土の多い土を交互に
いことを観察させ、その後どのようにし
流しこみ、層状に積もらせて、地層の
たらしま模様になるか考えさせる。
できかたを調べることができる。
(観察実験の技能・表現)
○ 堆積岩の特徴として、粒の大きさ、手ざわ ○ 堆積岩に興味をもち、進んでそれぞれ
り、形について発表させるようにする。
の特徴を調べようとしているか。
-1-
3 火山のはた
らきででき
た大地
○火山の働きでできた地層の特徴を調 ○顕微鏡を使って黄色の土の中から砂粒を ○ 堆積岩の中に含まれる砂と黄色の土の
べることができる。
取り出し、水の働きでできた砂粒と比べ
中 に含まれる砂を比較して火山ででき
させてみる。
た地層についてその特徴を記録するこ
とができたか。
(観察実験の技能・表現)
(1)
本時
8/16
4 地層を観察
してできか
たを考えよ
う
(8)
○海や湖の底でできた地層が陸上で見
られる わけについて、断層、褶曲、
隆起の写真資料を基に考えることが
できるようにする。
○地層の現地観察を行い、てがかりを基
にそこがどのようにしてできたかを
考え、記録にまとめることができる
ようにする。
○観察結果を整理し、その地層のできか
たをまとめることができるようにす
る。
○学習のまとめとして、大地のでき方と大
地をつくっているものの特徴につい
てまとめることができるようにする
○図書室やインターネットで参考資料を探さ ○水底でできた地層が陸上で見られるわ
せ、地層が陸上で見られるわけを調べて
けについて、褶曲や隆起などと結びつ
まとめさせる。
けて推論し、説明することができたか。
(科学的な思考)
○ どこで、何を、何のために観察するのか
という目的意識をはっきりもたせ現地観
察に出かける。
○ 発表内容の観点を挙げておき、観察のま
とめと実際の発表に生かすようにさせる。
○ 火山の噴火や断層と地震の関係など、
自然災害とのかかわりについても関心が
向くように、それらの内容にかかわる発
表が出た場合は称賛する。
-2-
○ 観察した露頭全体の様子や、各層がつ
くっているものを調べ、記録すること
ができたか。
(観察実験の技能・表現)
○観察した結果から、その地層がどのよう
にしてできたかを考えることができた
か。
(科学的な思考)
○ワークシートの内容に適切に答えるこ と
ができたか。
(自然事象についての知識・理解)
<別紙3>
(5)学習過程
段階
学習活動と予想される児童の活動
主
な
支
援
や
留
意
点
観 点 別 評 価
1 前時までの学習から、支倉地区は元は海であり、水の働きで ○児童の知っている、地域で露出している地層の様子や特徴から、火山と関 ○自分たちの住む土地が火山の働きで
類推 できたことを振り返りながら、一方で、火山の働きでできたと
係したものが見られないかどうか話し合わせる。
できているかどうか考えようとし
する ころはないか考える。
ていたか。
☆蔵王とかと違って火山がないから、それはない。
(自然事象についての 関心・意欲・態度)
5分
☆溶岩みたいなものが山の中にあったよ。もしかすると・・・。
☆火山灰のような灰色の土はないな。
2 火山の働きでできた大地について 教科書P10,11を読んで知 ○ 教科書p4,p10の桜島の噴火の資料から火山のはたらきででき
識を得たり、火山のVTRを見てさらに知識を深めたりしながら、1に
た大地についてのイメージを想起させる。
ついてより類推させる。
○火山の噴火で、噴出したものが空高くとび散ると、風に運ばれて、噴火した
☆静岡県御殿場の地層と似ている地層が支倉にもあるぞ。
火山から離れた場所に積もって地層になることに着目させる。
15
☆「わんかけ法」で調べないとわからないぞ。
○VTRで火山灰が降り積もる様子を視聴させ、火山灰で大地が形成される
分
ことを実感させる。また、火山灰であることを調べるわんかけ法につ
いては、その方法を視聴を通して知らせる。
考察
する
実験
観察
をす
る
15
分
疑問
や問
題意
識を
もつ
10
分
○ 火山のはたらきでできた地層に興
味を もち火山灰などが降り積もって
できる地層の特徴について調べよう
としていたか。
(自然事象についての 関心・意欲・態度)
○火山のはたらきによってできた地層は
どのようにしてでき、どのような特徴があるか考え
(科学的な思考)
ることができたか。
3 学校から見える赤土(近くで見ると黄色の土)はいったい何 ○教師の経験からは、黄色の土から化石は出たことないことを伝え、児童の中
か考える。
に黄色の土から化石を採ったことのある児童がいるかどうか聞き、そこから
☆落ち葉が腐ったもの。
火山の働きでできた土か、水の流れによってできた土かを考えさせる。
○水の働きによってできた地層にふくま
☆火山灰
○黄色の土が支倉地区のいたるところで見られる地層であることをデジカメの れる砂粒の形と、黄色の土の層の中に
映像で見させ興味を喚起させる。
ある砂粒の形を観察し、その違いを調
わんかけ法により鉱物を取り出し、調べてみる。
べることができ たか。
☆赤黄色の土には角張った砂粒がある。
○水の働きでできた地層にふくまれる砂粒の形と、黄色の土の層に含まれる
(観察実験の技能・表現)
☆水の働きでできた砂の粒とは違う。
砂粒の形を比べて観察させる。
☆火山灰でできたのかな。
○鉱石などと違って単なる土として見がちな物を顕微鏡で観察させることによ ○ 火山の働きでできた地層はどのよ
り、石英、長石、磁鉄鉱などの鉱物の存在に気付かせ科学的な意味で土 うにしてでき、どのようなものが含
に親しんだと言えるようにしたい。そうする中で自然に対する驚きを まれているか知ることができたか。
喚起させ、問題意識をもつ素地をつくっていきたい
(自然事象についての知識・理解)
○火山灰の中に含まれる砂粒(鉱物)を提示し、黄色の土が火山によってでき
たものであることに気付かせる。
○黄色の土の層ができた歴史について話し、軽石などが風化したものである
ことを伝え、この土が火山の働きでできたものであることをおさえさせる。
5 黄色の土の観察などを通して、自分たちが住んでいる土地に ○これまで学習してきたことを思い起こさせ、次時の実地観察への意欲を 喚 ○自分たちが住んでいる土地について
ついて疑問に思ったことや調べたいと思ったことを考える。
起させる。
疑問や問題意識をもとうとしていたか。
○実地観察をするにあたっての自分の課題を見つけるようにさせたい
(自然事象についての 関心・意欲・態度)
☆黄色の土の中に化石があればこの地層は火山灰でないので
化石を見つけてみる。
○火山の噴火や、自然災害などとのかかわりについても関心が向くようそれら
☆火山灰と考えた場合、火山はどこにあったのか調べてみる。
の発表に対して称賛する。
☆化石の出てくる地層と出てこない地層を調べる。
☆黄色の土の層に丸い石がないかどうか調べる。
☆火山灰がこれだけ積もったということはそのとき生き物はどうな
ったのだろうか。
-1-