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2009/06/20
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No
1
Song
Song
Music &
Words by
2
Alan Brandt
& Bob Heymes
Artist
Sarah Vaughan
Album
Crazy And Mixed Up
Song
More Than You Know
Music by
Vincent Youmans
Words by
William Rose & Edward Eliscu
Artist
Album
3
That's All
Song
Music &
Barbara Lea
Lea In Love
Night and Day
Cole Porter
的
なものですが、最近
される
は 初のものより
ってあり、その
もこの曲の人 に
しているかと思います。それ 、
前回は Dianne Reeves の歌唱 (Blue Note) を紹介しましたが、今回は Sarah Vaughan の歌唱を紹介しておきます。Sarah 自身はこの曲を何回か録音し
ていますが、ここで紹介するのは Pablo の Crazy And Mixed Up の歌唱です。このアルバムは、あの
この曲を Sarah はメロディに
クし、 奏前との
な
」で有名ですが、
イ
を せます。しかも、サビ後は 音上げて歌っていますが、あまりに自 で、 調に 付かないかも れません。
このアルバムは、Sarah の く きスキャット・アドリブ
す。
この曲は い曲で、 今
アドリブ・スキャットの「
的忠実に歌っています。 定した音 とバックに ッタリ乗った歌唱は 得 があります。 奏後は、メロディを
と、メロディを素 に歌ってもなお素晴らしい歌唱 の 面を しめるアルバムと思いま
沢山の名唱があります。私の手元にも、Helen orrest Billie Holiday Lee Wiley Mildred Bailey などの めの録音から、
Cybill Shepherd Shirley Horn Dee Dee Bridgewater Diane Shuur などの
的新しい歌唱まで、
いる名曲ということなのでしょう。
があります。それほど く歌い がれて
そんな中で、ここでは、私の大好きな歌手 Barbara Lea の Prestige 盤「Lea In Love」からのこの曲を紹介しておきます。Barbara Lea という歌手は、
的アルバム数の ない歌手ですが、
のアルバムはどれを いてもがっかりすることは無いでしょう。
は、Swing 系や Dixie 系の めの演奏を
するバンドをバックにした時に最 の歌唱をする歌手のように思います。このアルバムも Swing 系のバックです。そして、
はこの曲を
Verse か
ら歌っています。語るように歌う Verse からスムーズに Chorus に入り、Chorus もメロディをくずすこと無く、しっとりと歌っています。決して
の
ある歌手ではありませんが、この曲はそういう歌手にもハンディ与える曲ではありません。そういう意味では日本人向きでもあります。Swing 系の tp の
奏を き いで、サビからルバートで歌う 分も素晴らしいものです。Ending
この曲も無数の歌唱、演奏のある Cole Porter の代表曲です。Chorus
なっており、 演奏する側にとっては難曲でもあります。また、Verse
最後はド
ものです。
にも
分のコードも面 いものですが、A A B の
のそれ れの後
分のコードも くできており、Chorus キーのド
ント音に り、それが Chorus の最初の音につながる、という
た
小節は同じコード
に
ント音にあたる音から 音ずつ上がって
になっています。この曲は元々 red Astaire の
ージ ルのために書かれた
が、ここでは Billie と Lester の録音ばかりを集めた「Billie And Lester」を紹介しておきます。この Billie の音源は、この曲が発表されてから極めて初期の録音では
Artist
Billie Holiday
ないかと思います。この Billie の歌唱は、Verse は歌っていませんが、Chorus の原曲のメロディのイメージを残しながらも、必ずしも原メロディにこだわらない歌唱
Album
Billie And Lester
Billie らしいリズム で いで く Billie の歌唱は、ジャズ歌手とはこうある き、という1つの と えると思います。
Song
Wild is the wind
Music by Dimitri Tiomkin
Words by Ned Washington
Artist
Album
5
は
的インスト奏者にも愛される曲かと思います。
前回は Astaire の歌唱を紹介しましたが、今回は Billie Holiday が Lester oung と き込んだ を紹介しておきます。この録音は無数のアルバムに 録されています
Words by
4
Comment
この曲は、 前にも一 紹介したことがあります。その時にも書きましたが、この曲は多くの歌手が歌っている人 曲です。元々付けられていたコード
Song
Helen Merrill
Lilac Wine
Speak Low
Music by Kurt Weill
Words by Orden Nash
Artist
Tony Bennett
Album
MTV Unplugged
で、Lester を含むバックの伴奏にいかにも Billie らしくしなやかに乗って歌います。残 ながら Lester の 奏はありませんが、アレンジされた伴奏の上をいかにも
これは、 画音 の
Dimitri Tiomkin の曲です。Dimitri Tiomkin は、1 4
代から1 6
代にかけて、数多くの 画音 を手がけた作曲家で、日本でも
「アラモ」の主題歌 The Green Leaves Of Summer などで有名な作曲家です。非常に多くの作品を残している作曲家ですが、その作風ゆえか、ジャズ歌手に歌われ
る曲はほとんどありません。そういう中で
の1曲がこの曲です。
この曲自体は、いわゆるスタンダードとは一線を画する曲ですが、凝った曲が好きな歌手に取り上げられる傾向があります。元々は Johnny Mathis が歌ったものが代
表とされ、この曲の紹介には必ず の名が ます。そして、この曲は 一人として同じように歌った が無い、というのもまた特 かと思います。曲の
によって いますし、コード
に っては
です。
そういう中で、ここでは Helen Merrill の「Lilac Wine」と題されたアルバムからの歌唱を紹介しておきます。さすがの Helen もこの曲の
コードを
して、アレンジ面でパターン して、何とかジャズ的な歌唱で えるように
レンジは、Helen のハスキー・ヴォイスを生かす形になっているのはさすがです。
非常に個 的な曲を数多く書いている urt Weill の曲です。そのコード
自体も歌手
に ったのか、原曲の
しています。歌唱 りは、後期のいつもの Helen Merrill です。そのア
の面 さの 、歌のみならず、インスト奏者にも愛される曲で、数多くの録音が残ってい
ます。4ビートのみの演奏ばかりでなく、ラテンと4ビートの組合せ、あるいはボサノバでの演奏にも適合する多面的な表情を持った曲です。
数多くの歌手が歌っており、前回は ッタリ のテンポで歌っている Sarah Vaughan の を紹介しましたが、今回は Tony Bennett の「MTV Unplugged」というラ
イブ・アルバムからの歌唱を紹介しておきましょう。Verse 代わりにサビを歌った後、ベースのイントロに導かれて Chorus に入り、最初の16小節をベースのみの
伴奏で歌い、 の16から アノ・トリ の伴奏となり、サビ後にまたベースだけの伴奏で歌い、そのままトリ と共にエンディングに向かうという、この歌い りの
アレンジは
たものです。この時期の Tony Bennett は、そのし がれ
に好調だったらしく、本人の り り りがその歌唱やし
りが
されていますので、
の方は一
非どう
りが く、 を めてしまうのではないかと思える歌い りですが、このライブは非常
りから えます。このアルバムの 録曲は、
的珍しい曲も 録されており、その てに Tony の好調
2009/06/20
Recommended!
No
6
Song
Song
Music &
Let's Fall In Love
Harold Arlen
Words by Ted Koeler
7
Singer
Diana Krall
Album
When I Look In Your Eyes
Song
East Of The Sun
Music &
Brooks Bowman
Artist
Carmen McRae
Album
After Glow
Song
No More Blues
Words by Jon Hendricks & JessieCavanaugh
Singer
Roberta Gambarini
Album
Easy To Love
Song
I Get A Kick Out Of You
Music &
たのではないかと思われるサビまでのメロディに
Cole Porter
、曲調が代わるサビのメロディとの
が素晴らしく、その が歌手に愛される
かも れません。
しかし、この曲に関しては決定的な名唱というものがすぐには浮かんで来ません。また、この曲ならこの歌手、という結びつけも中々浮かんで来ません。そういう中
で、近 の評判は「When I Look In our Eyes」というアルバムでこの曲を歌った Diana rall の歌唱でしょうか。
は Verse を歌うことの ない
が、この曲
は珍しく Verse から歌っています。Verse をルバートでギターと歌い、Verse の終わり近くから In Tempo にし、そのまま Chorus になだれ込んでいます。ストリン
グを含むビッグ・バンドのバックが付いているせいか、メロディに忠実に歌っているのも新鮮に聞こえます。この曲をこれからレパートリーに加えたいと考える人に
は、 い 考書となるかも れません。
い曲の りには、 在まで歌い がれ、 在は歌でもインストでも く演奏される曲です。特 に わったところは無いコード
ディを乗せ い ャー ングな
の 、インスト奏者にとってはアドリブし い
の曲ですが、歌手にとってはメロ
の 、 在でも 々な形で演奏されているのでしょう。
この曲の名唱はたくさんありますが、ここでは「After Glow」の Carmen McRae を上げておきます。このアルバムは Carmen の1位か2位かというくらいの上位に
ランクされるアルバムと個人的には思います。このアルバムには、Ray Bryant が伴奏する曲と Carmen の弾き語りが混在しますが、この曲は明らかに Carmen の弾
なイントロから まり、1回 はメロディに
Carmen のお得意のスタイルはここにも かれ、
Music by Antonio Carlos Jobim
9
1つでしょう。ブルージーな曲調を得意とする Harold Arlen のもう一つの側面、明るい爽やかな面を代表する1曲かもしれません。作曲時にほとんど迷いも無く書い
き語りです。自身による ょっと
Words by
8
Comment
この曲は、数々の名曲を書いている Harold Arlen の代表曲の1つで、多くの歌手に愛されており、Harold Arlen Songbook のような企画には必ず盛り込まれる曲の
の歌唱 の素晴らしさを
的忠実に歌い、後 から入る2回 は思いっ りメロディをくずして歌うという
します。終わり近くで 音上げてエンディングに 入するアレンジも、やってみ
ると多分難しいものであろうと思います。Great American Songbook での、この曲の Carmen のくどい歌唱は苦手な方も、After Glow の Carmen には脱帽するこ
とと思います。
Jobim のこの曲は、ボサノバ特有の ンコ ー
らかというとスタンダード系のコード
ンは ないメロディで、キャッ ーなメロディ・ラインが続き、コード
を持った曲です。そのせいか、ジャズ歌手やボサノバ歌手の
に思います。前 は イ ー・キーで、後 はメジャー・キーに じるその きも
もボサノバ特有の きは ない、ど
を えて、 なる分 の歌手にも く愛されている曲のよう
く、 もが一 は取り上げたいと思う曲の1つでしょう。
ということで、歌っている人は沢山いますが、ここでは、最近評判の Roberta Gambarini の「Easy To Love」をあげておきましょう。Gambarini は、その素晴らし
い歌唱 で、デビ ー・アルバムが評判になりました。また、 一 の Scat 歌唱や Vocalese
たほどです。その
もすばらしく、デビ ー も無く一 歌手の
の歌う No More Blues は、Scat によるルバートのイントロから て、最初はドラムのブラッ
入りをしてしまっ
だけによる伴奏で歌い め、続いてバンドが
入って来るというアレンジです。歌唱自体はメロディに忠実に歌って、 分 得 があります。 奏後は後 から入りますが、エンディングに向けての まりで ょっ
と期 させられますが、パッと一 に終わる終わり方は ょっと
か
これは、Cole Porter の代表曲の1つで、有名歌手なら でも一 ならず歌っている曲であり、Cole Porter Songbook 的な企画にはまず含まれる曲の1つでしょう。
ただ、この曲は伴奏者泣かせの1曲であるということも確かでしょう。同じような逆循のコードが続き、伴奏者、特にベース奏者は、その伴奏の表情付けに苦労するこ
とでしょう。ベース奏者にとっては、ベース・ラン ングの れがいつも同じようになってしまうなんてことになり
ません。
多くの名唱の中で、ここでは、Anita O'Day の「Swings Cole Porter With Billy May」を上げておきます。このアルバムは、Billy May の抜群にスイングする伴奏に
乗った Anita の歌唱が素晴らしく、同じく Billy May との「Anita O'Day and Billy May Swings Rodgers & Hart」と共に、近くに置いておきたいアルバムです。
Words by
Anita にしては珍しく Verse からこの曲に入り、Chorus では、このテンポでこれほどスイングして歌えるのは Anita しかおるまい、と思わせるほどのアップ・テン
Singer
Anita O'Day
Album
Swings Cole Porter with Billy May
今回のお勧めリストは村山秀樹さんに書いていただきました。
ポに乗って
に歌いこなしています。しかも一 では伴奏の上を れ くような歌唱を かせ、それでも抜群のスイングを っている、という
ます。また、最後のスキャットによるエンディングは Anita ならではのものです。
さえも せ