タラはえなわ漁場調金 I 調査目的 本調査は,冬期聞にシける本県日本海側の当該漁業の漁具漁法及びタラ類の棲息環境・分布・生態 K 関する試験及び調査をなこない,沿岸漁業の経営の安定 K資するものである。 H 嗣査 内 官 .,." 1 調査期間 2 調査場所 昭和 45年 11-12月 第 1図 第 1表 昭 和 45年度タラはえなわ 調 査点 の記号 Fl 位 置 鯵ク沢 NNW19.4浬 F2 鯵ク沢 : i -W F3 務タゐ~ 13浬 N Wi -WI2.4浬 F4 替奇沢 13浬 FI 5 鯵 Nク N沢 W 13浬 昭和 45年度タラはえなわ漁場調査海域図 1 4 0 ' う0 ' 漁場調査位置 深 水 2 0 ' 1 0 ' l 280M -430 300M - 310 230M - 300 270M -280 250M -290 N ' 410 第 1図 b よび第 1表 K示した青森 ぅ0 ' 県日本海岸沖合水深 230-430 m の海域。 3 . 調査員 b よび調査船 w 4 0 ' HH nunU円 U MMM .,深浦 0.170p.S お伺印 調査船青鵬丸 n u nunu- m m 技師佐藤直三 19 . 94トン 一 線 ・一深 l -等 調査員技師赤羽光秋 中川船長以下 5人 乗 組 4 . 調査項目 ( 1 ) 漁場環境 ( 2 ) タラ類の分布 ( 3 ) タラ類の生態 ( 4 ) 漁具漁法 K 関する試験 5 . 調査方法 ( 1 ) 漁場環境 A水深……魚探(光電製 SRM-873KJ を使用した。 B底 質 . . . . . . S K式採泥器を使用したが,失敗したため,途中から漁具 K付着する生物から判断した。 C水温……転倒j水温計 KよJ?表層から底層附近まで 50m間隔で測温をなこなった。 - 7ラー ( 2 ) タラ類の分布 才 2図 タラははえなわ漁具図 b c ト一一ー g 第 2表 名 称 a 浮 標 b 瀬 縄 ク レモナ c 幹 縄 タ タ レモ d 瀬 石 自 然 e 沈 石 同 g h l ~ l1 - タラはえ左わ漁具仕様表 記号 f . t 鉢 一 一 一 → II 企 tl~l~~~S--z3杭- 1 -S 枝 料 材 規 格 合成浮子 ボンデン Jレ ナ 染 鈎 6 6 本 固 { 備 考 う鉢間隔に使刑 水深の1.5倍の長さにする。 マグロ延縄の枝縄用 6m 概 石 重 量 5K9位 2 固 イ 両 端 1個づっ 上 重 量 2K9位 30 固 イ ハイゼックス 1 2号 . 4 ] ) 1 ) /18本 20 鉢 ' 2 . .5 m 切, 3 m間隔 ナイロンテグス 1 .4分 80 鉢 2 . 4m切 タ 14号 フ 針 , 、 タ , 、 " l鉢 に 2 3本使用 8K92G尾 の 冷 スル i メーイカ切身 凍フイレイカ 料 餌 量 1 2間m 縄 釣 数 ! J . 72 K9 イカ 1尾 を 鈎 鈎 17本程度に使用 20 K9 ; ; t2図及び才 2表 K示したタラはえ左わ漁具 100鉢を使用して漁獲試験(朝縄}をなこない,そ の結果から分布を判断した。 1田の漁獲試験 Kは 30鉢程度を 1放 Kして便局し,期間中 5回 で 延 169鉢を使用した。 ( 3 ) タラ類の生態 方73表 魚 体 損I I定 数 調査点 記号 Fl F2 Fa F1 S 計 調 月 査 日 11 . 3 11 .2 0 11 .2 7 12.2 2 T 測 定 尾 数 ダラ スクトウタラ 4尾 一 う 一 9 1 2尾 11 一 ヲ0 考 備 体長・体重測定 同 同 上 上 2 0尾 多 項 目 測 定 53 -76- 10尾体長'体重, 方73表 K魚体潰!l定尾数を示したが,調査期間中,マダラ,スクトウタ・ラについて,全数の測定を主? とをった。測定項目は,全長・標準体長・体重(以上全数}・生殖腺重量及び熟度,胃内容物の種類 及び重量(以上はスクトウタラ 20尾について実施}の 7項目であった。 ( 4 ) 漁具漁法 K関する試験 A 枝縄の材質と漁獲効率の関係 校縄 V C "、イゼックス系 2 0鉢とナイロンテグス 80鉢を使用し, この中,それぞれ 35鉢づっ使 用した場合の漁獲効率を調査した。 B 餌料試験 はえ左わの餌料として,スルメイカ(冷凍フイレ 8Kg45尾入れ) 9箱 ( 72K c )とハタハタ 1 箱 (20Kg)を使用した。スルメイカは 1尾を鈎数 17個程度 Kと bつけ,ハタハタは 1尾を 1釣 K とりつけた。スルメイカは 135鉢 V C ,ハタハタは 22鉢 v c 使用した。 自調査結果 1 漁場環境 才 3図 タラはえなわ漁場 V C:}.~ける水深ー水温 .:1-' 4 図櫨作崎'W5 浬 VC:}.~ ける水温,塩分の垂 直構造 曲線 11月27日 水 温 ラ 大戸瀬 NW/W S .45. 12. 11 試験船幸洋丸 6.5浬 水 深 350m 1 0 15.C ラ 1 0 0 1 0 0 200 2 10 1う 。C 水 ∞ 深 3 0 0 3 3 . 6 3 3 .8 3 4 . 03 4 .2 3 4. 4 3 4 .6 才 3図 V CF3 地点の水深一水温曲線を表わした。また, . : 1 '4図として,比較的時聞が近い定線観測 の資料から,櫨作崎W 5浬地点の水温と塩分を水深と対応させて示した。 この 2つの図から,タラはえ左わ漁場の海洋環境を考察すると,才 3図及び才 4図の水温曲線は非 常 K似かよってなり,ほほ水深 150-200mの間で共通して水温の変 1 じが大きくなっていること が分かる。一方,方 4図で塩分曲線を眺めると,表層から 100m) 層までの聞は,低かんな表層水で あり, 150mVC塩分の極大がみとめられ, 版流中層水の中心が 150mVCあり, 200m以深はほぼ同じ値を示していることから,対馬 200m以深は流れの左い底層水が占められていることがわか る 。 一方,今回調査を b こ念った海域は才 1表 K示したよう VC230m-430mの範囲であり,以上 からこの海域の海洋環境を判断すると,漁場と左る水深 200m以深の底層附近は, 水が占められ, したがって流れは微弱であると考えられる。 - 7 7ー 日本海固有底層 2 . タラ類の分布 才 4表 測点別魚種別漁獲数がよび単位漁獲尾数 漁 獲 尾 数 ( 1鉢 当 り 尾 数 ) 調査点 使用 有効 記号 漁具数 鉢数 マダラ Fl F2 F3 3 0鉢 28鉢 4( 0 .1) 1 2 ( 0 . 4 ) 21(0.8) 7 (O .3 ) 1 .6 ) 44 ( 30 20 。( 0 ) I I ( 0.6) 1 0 ( 0 .5 ) 。 ( 0) 2 1 ( 1 .1 ) 3 0 2 0 う ( 0 .ヲ} o ( 0) 8 ( 0 . 4 ) 1 8 ( 0 . 9 ) 2 2 2 2 0(0 ) 7 ( 0 .3 ) 4 ( 0 . 2 ) 。 (0 ) 1 .6 ) 同上 3 1 ( 1 1 ( 0 . 5 ) 57 5 7 0(0) 3 2 ( 0 . 6 ) 5 ( 0 .1) O ( 0 ) 3 7 (0.6) 1 6 9 1 4 7 9( 0 .1) 6 2 ( 0 . 4 ) 4 8 ( 0 .3 ) メ 仁 入 1 F4 F5 計 スケトウタラ その他 メ サ 言 十 備 考 10鉢 流 失 1 .0 ) 2 5 ( 0 . 2 ) 1 4 4 ( 各調査点毎の漁獲状況は才 4表のと辛子 bで全調査点を通じ,漁具 169鉢を使用したが流失等の事 故で実際に掲縄したのは 147鉢と1.::り,マダラ 9尾,スクトウタラ 62尾 , サ メ 類 48尾,その他 2 5尾で合計 144属を漁獲し, 1鉢当り漁獲属数は 1尾であった。その他と左っている漁種ではカ ジカが最も多く 14属で,ほかにタコ 5吊 ア カ ガ レ イ 4忌 ドンコ 2忌であった。またサメ類は, ホシザメ及びアブラシノザメで,体長 40cm 程度の小型のサメが多かった。 ( 1 ) 調査点別のタラ類の分布 マタ・ラの分布がみとめられたのは Fl と Fa で,調査海域の中ではそれぞれ北端と南端にあたっ ていたが, 1鉢当 b漁獲尾数は Fl が 0.1尾であるの K対し, F3 は 0.3尾で, Fa 地点、で分布が 濃かった。左 h これら両地点 Kなける底質は岩婚であるため,底びき網の操業が出来をい海域で あった。 次にスケトウタ・ラの分布は F3 を除いた他の 4地点でみとめられ,マダラよりも範囲が広かった。 1鉢当り漁獲属数から判断すると, F2' F5 が夫々 0.6尾で最も多く,他の Fl ・F4地 点 は 0.3-0.4尾で分布密度は余り変わら左かった。 混獲されたサメ類の介布は全調査点でみとめられした刈 F1 地点で最も多く ( 1鉢当.t0 . 8尾 ) みとめられた。しかしサメ類はは小型で商品価値の低いものが多かった。 その他の魚種も含めた釣獲率 ( r i ,Fl 及び Fa が1.6尾で最も高く,次 VCF2 が1.1尾で, F4 及 F5 は夫々 0 . 5尾で低かった。このことは,調査時期とも関連するものと思われる。 ( 2 ) 水深刻l の分布 才 5表 水深別魚種別魚獲忌数及び単位漁獲尾数 7 1 < . 深 使用 区 分 漁具数 ( 1鉢 当 担 漁 獲 尾 数 } 漁獲尾数 て才 f , l : フ スクトウタラ メ サ カ ン 、 カ 咋1 230 - 3 1鉢 4 (0.1) 5 (0.2) 9(0.3) 2 (0.1) 280 - 11 1 (0.1) 4 (0.4) 10(0 . 9) 1 (0.1) 330 38(} 、430 15 2 (0.1) 8 (0.5) 13(0 . 9) 6 2 (0.3) 1 (0.2) 1(0 . 2) その他 o) メ 仁 三 入 言 十 21(0 . 7) 1 (0.1) .5) 17(1 1 (0.1) 1 (0.1) 25(1.7) 。 ( 0) 4 (0.7) 8(1.3) 才 5表には,水深と漁獲物をチェックした 63鉢にてついて,水深 50m毎の出現魚種と尾数をま とめたものである。 マダラは,水深 230m-430mのどの深さにも出現したが, 380-430の範囲が 1鉢当 り0 .3尾で最も多く,それより浅いところは何れも 0.1尾と少かった。 スクトウダラは,330-380mの範囲が 0 .5尾 ,280-330mの範囲:が 0.4尾. 2 3 0 - 280問及び 380-430mが 0.2尾(それぞれ 1鉢 当 り } で , ほ ぼ 280-380聞の範囲 K 一 78- 分布は濃かった。 サメ類の介布は,スクトウタラと共通していた。きた,はえをわ漁具で漁獲し?と全魚種を通じて 見た場合,やはり ,280-380mの範囲で釣獲率は高かった。 3 タラ類の生態 ( 1 ) 体長と体重 A プ ざ 6表 マダラ マダラの測定は,漁獲された 9尾につい て体長・体重測定のみをなこ在った。その 結果は; y6表及才 7表にまとめたが,出現 度の高かった体長(標準)は 35-45C l I ! の範囲で,体重は 0.5--1 .0K 9の範囲のも のであった。 また, マダラの体 ; y7表 マ ダ ラ の 体 長組成 階 級 c m(S . L) 重組成 尾数 3 0 -35 4 4 0 -4 5 ヲ 6 0 -65 計 級 K 9 0.5-1 .0 3 5 -4 0 これらの個体から体長,体重の関係、 階 9 尾数 7 1 .0 -1 .5 3.5-4.0 計 9 を算出したところ,三十 5図のようにをった。 才 5図 マダラの体長と体重の関係 K I } 4i 体 (・/) 内叫J 重 Y 2 0 . 9 0 . 8 0 . 7 0 . 6 4 0. y=O .0084x3 .1 01 7 0 . 3 30 4 0 ぅo 60 7080 体 長 X B Cl I ! スケトウタラ 11月 3日に Fl で漁獲したスクト ワタラはモード 50-53cmの範囲であったが 11月 20日Fz では,41-50C l I !及び 5 3 三 6図及び赤 7図にまとめた。 体長と体重組成を調査毎 K十 56c mの Bi モードと左り, 12月 22日F5 でに 4!-50cm及び 56-59cmの Biモード と変化した。 -79- 即ち,時期を追って新しい小型の群が出現し,当初の群が次才に少〈在る傾向を示し?と。体重 組成はこれとほぼ同様の傾向を示した。 一万, 12月 22日F5 で漁獲したスクトウタラの雌雄別体長組成(i "8図)を見ると,雌の 体長範囲は雄 K比して広く,また雌の方が雄よりも大きいことが分かる。 また, スクトウダラの体長と体重の関係を算 亡をった。 出したととろ,方 9図のよう V 16図 スクトウタラの体長組成図 ァ 方 ヲ 9図スケトウタラの体長と体蓋の関係 分 7図 1 しろ 1 2 F2 11/22 N = 3 0 2 F5 12/22 N=3 0 1 .0 ,1 S.L n u 3 53 8 4 14 4 475 0 う3 5 6 Fl N = oG76 に二 体重 ;--J-~ ぬ4 3 : : l J 円I cm スクトウタラ C体重組成図 う 4 % 3 01 ' 20,1 Fl 11/3 N = 1 2 1 0・ 1 3 y =0.032X 2.6484 F2 11/20 N 1 1 = Fs 12/22 N = 3 0 4 6 81 0 1 2 1 4 i "8図 BWXl o o! l ' スクトウタラの雌雄別体長組成図 ♀ 」 20 3 0 体 長 。 司 3 0 口 2 F5 12/22 N = 1 2 o F5 12/22 N= 8 S• L cm - 8 0ー 40 ぅo60702 f J90cm ; y8表 ス ケ ト ク タ ラ ( 2 ) 生 殖 腺 スクトウタラの雌雄の生殖腺重量を才 8表にま とめたが,雌雄とも共通して 60-80?の範囲 階 のものが多く,成熟状態は全ての個体が未熟であ った。体重 K占める割合は字 8 .1% , ♀ F O7 .8%で 2 ワダラの卵経測定の結果をまとめたものであるが, 60- 7 4 0 . 7- 0.8酬(直経}が多かった。 80- 。 。。 。 100- 調査したスクトウダラ 20個体の胃内容は,消 J 120- f じが進んでいて種類の判別は難かしかったが魚類 140- が多かった。また摂餌量は最大 77?の個体がみ 計 級 盟Z 且 2040- スクトウ タラの卵経 組成 階 s 余り差はみとめられ左かった。才 9表は,スケト ( 3 ) 胃 内 容 ァ オ 9表 の生殖腺重量組 成 級 尾数 尾数 0.60.7- 4 0.8- 5 2 0.9言 十 1 2 12 8 とめられたが,多くは 2? 程度であった。 ( 4 ) 肥満度 スケトウダラ 20尾 Kついて雌雄別の肥満度を算出したところ,雌の平均は 8 .6, 雄 の 平 均 は 8 .1で雌が高かった。また肉質肥満度では雌の平均 6.9, 雄 の 平 均 は 6 .7で雌雄差は小さかった。 これらのことから,肥満度の違いは,内臓物(肝臓と思われる}の相違によるものと考えられる。 4 漁 具 漁 法 K関する試験 ( 1 ) 校縄の材質 才 10表 校総の材質別魚種別漁獲状況 漁 獲 尾 数 ( 1鉢当 使用 b漁 獲 尾 数 ) ρ 口、 校織の材質 漁具数 マダラ スクトウタラ サ メ ナイロンテグス 1 5 6 (0.2) 1 2( 0 .1 ) 20 ( 0 . 6 ) ハイゼックス 1 5 ヲ( 0 .1 ) 6( 0 . 2 ) lヲ ( 0 . 4 ) カ ジ す 3 0 . 2 ) 2( 0 .u 6 ( 1 2( 0 .ち) 計 その他 I 4( 0 .1) 校縄 K ナイロンテグスとハイゼックスを使用したが,両者と漁獲の関係を ~1 46( 1 .' 3 ) ' 38 ( 1 .1) 0表 Kまとめた。 結果として殆んどの魚種がナイロンテグス Kやや多くかかることがみとめられた。 ( 2 ) 餌 料 才 11表 餌 料 種 類 別 漁 獲 状 況 餌料としてスルメイカとハタハタの 2種類を使局したところ,才 11表のよう左結果を待た。餌 付は,スルメイカの方がか左りよいことがみとめられた。 N ~肉貸の結集および今後の謀題 1 調査の成果 本年度のタラはえ左わ漁場調査は, 1 1月 1日から a2月 28日までのほぼ 2ク月聞を予定したが, 実際には荒天の日が多かったため,僅か 5日間より調査を出来念かった。この少い資料の中から,次 のよう左成果を得た。 (1)本県日本会沖合の 11-1 2 月 VL :t~けるはえなわの釣獲率は, - 8 1一 1鉢当りタラ O .1尾 ス ク ト ウ ダ ラ0 . 4尾,その他 0 . 5尾で全魚種を含めると1.0尾であった。 ( 2 ) 調査をなこ在った水深は 230-430mの範囲であったが,マダラは 380-430mの範囲 V 亡多く, 1鉢当り 0.3尾であった。 主たスクトウタ・ラは, 280-380mの範囲で分布密度が高く, 1鉢当り 0.4-0 . 5属の釣獲 率を待た。 。) 校縄の材質十てナイロクテグスとハイゼ γ クスを使用したが,ナイロンテグスの万がかかりが良好 で,マダラの場合ハイゼァクスの 2倍,スクトワダラの場合1.5倍の釣獲率を得た。 ( 4 ¥ 餌料試験としてスノレメイカとハタハタを使用したが,スケトウタラにてコいては同じ釣獲率を示し: たが,マタ・ラ及び他の魚種では,スルメイカの万がはるかにかかりが良好であった。 漁場の海洋環境としては,底層附近は日本海固有底層水である。 ( 5 1 生態調査は期聞が短くデータも少いため明、ら治記されたことは少在 1 ハ九スケトウダラは,時期を追 って新しい群が出現するものと考えられる。 2 今後の謀題 ( 1 ) 問 題 点 鯵ク沢港では 2隻がタラはえなわ漁業 K着業し,朝縄 l自の操業に 150鉢程度の漁具を使用し ている。タラはえなわ漁業は比較的小人数で操業出来,また漁場も底びき網で操業できない海域に 沿いても有効であるととから,今後期待のもてる漁業であろう。 しかし,当業船の操業海域は小島周辺に限られている。 ( 2 ) 今後の課題 本年度の調査 V てないて,鯵ク沢近海の水深 230-430mの範囲のはえ左わ漁業試験をシこ左 いタラ類の分布,環境等を明か Kしたが, この海域は,はえをわでは未利用漁場であるので今後よ り深い海域の調査もなこ左い,民間船の利用を図ゐ必要がある。 82- 芳 12表 海 上 調 査 記 録 表 月 年 日 投縄位置 45.11.3 鯵 ク 沢N N W 1 9 . 4浬 11 .20 鯵ケ沢 鯵ク沢 N WまW 1 2 . 4浬 W/N~N !3浬 f I 時間 0 5 .1 7_ 0 5 .47 0 6 . 0 5- 0 6 .1 5 f I 方向 WSW SSW 場 縄 時 間 1 1 • 27 1 0 .40- 11 .0 5 。12. 0 _13.20 7 .ち -09.0 07.05- 0 8 .1 0 0 ヲ 入 れ 鉢 数 ヲ0 ち 0 ヲ 0 湯げ ヲ 0 L D 2 0 f I 餌種類量 40尾 イカ タ . フ 4 スクトウダラ 1 2 1 1 1 0 .守 漁 40尾 イカ ホ ツ イカ 1 9尾 12 • 12 鯵ク沢 NWI" 1 浬 12 • 2 2 鯵ク沢 NNWI3哩 0 8 . 2 6- 08.45 08.40- 0 9 .1 5 SW SW 09.5う _11 .3 5 1 0 . 1 0- 1 2 . 4 5 2 2 5 7 1 う 'J、 ョ ノ、タハタ イカ 1 . . .、 コ 5 7 1 2 4 う 1 1 3 7 ケ j 蔓 物 サ メ 2 1 そ の他 7 8 タ コ , 4 カジカ 1 ヲ 44 2 1 4 0 天候雲量 bc 7 b c 1 0 bc 7 温 1 3 . 0 4 NW/N 3 言 十 気 風 向 力 NNW E 2 3 . 4 波浪.うねり 流 1 0 2 6 .5 圧 気 向 深 底 質 採泥失敗 備 om c SE 3 SW 4 1 0 11 .5 NE m 280- 410 石 山 8 4 . ヲ 1 0 1 6 E 速 7 J < 3 . c 位 1 8 . 2' c 1 4 0m 1 .6 2 . 3 0 -ヲ∞ 1 0 0- 1 1 0 岩 東風強く 操業困難 縄 2回 切 断 1 0鉢 流 失 盤 根多く底曳不能 om 16.6む う0 1 6 .う ラ 1 4 . 9 1 0 0 1 5 0 11 .6 う. 9 200 250 2 . 8 ち0 0 1 .8 考 -83- 250_290 270-2 8 0 。 13.6 1 0 5 0 1 0 0 2 0 0 ' c 1 3 .1 1 3 . 2 1 3 .1 7 .5 _ : : ; j T13表 年月日 多 項 目 測 定 表 全長 長 体 重 除 内 蔵 生殖犠 生 殖 卵 経 酬 推 定 数 字 熟 度 胃重量 摂 餌 量 種 摂 古男Ij C711 体c 魚種別 ♀ m (1 -5) ? ' r 重 量 重 量 線 長 10粒平均 卵 45.12.22 スクトウダラ ∞ 品 平 う1.5 46.9 860 700 78 色 5う. 5 5 0 . 6 840 7ヲO ち う3 . 9 4 9 . 1 870 ♀ 5ラ. 8 ♀ 餌 景 類 9 . 3 4 . 0 52 20. 4 13 . 0 700 60 8 . 1 1 .9 5 2 . 2 1 , 030 860 75 o .う99 9 . 7 2 . 0 5 5 . 1 , 0うO 5 1 . . 6 1 860 66 0.698 20.0 9 . 5 魚骨のみ 平 う3 . 3 , 160 870 41 48. 73 0.696 93.0 76. o 半分以上消 ♀ 5 5 . 9 , 220 51 . 3 1 970 108 0.788 1 5 . 7 3 . 3 s う0 . 0 46.3 710 590 61 5 . 9 1 .9 平 54.6 , 130 890 50. 71 91 0.727 1 7 . 3 5 6. ♀ 58.9 う6 . 0 , 5ヲO 1 1 , 230 140 0.740 7 . 3 2 . 2 ♀ 48.6 44.2 710 580 65 0.771 8 . 1 2 . 7 合 う0 . 0 4ラ. 5 800 650 68 1 6 . 1 ' 2. 2 ♀ 47.4 43.2 740 610 74 7 . 0 1 .4 合 4 7 . 6 44. 4 720 620 40 .0 11 7 . 1 合 44.8 40.9 600 う 10 36 4 . 8 1 .2 古 45.7 41 . 9 700 580 60 5 . 2 0 . 6 ♀ ヲ9 . 9 36.7 420 340 27 5 4. 1 .5 会 6 5 0 . 7 4う. 880 700 98 7 . 0 1 .6 ♀ 5 2 . 6 47.3 740 630 47 0.846 8 . 5 1 .3 字 5 2 . 7 48.2 840 690 77 0.867 4. 5 0 . 3 0.785 0.818 0.860 f じされた魚 年令 備 考
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