問題1.

平成27年6月登録鳶・土工基幹技能者講習 試験問題
問題1.
登録基幹技能者の行動として最も不適当なものはどれか1つ選びなさい。
① 現場に適応した施工方法を考案する。
② 現場の作業を効率的に行うために技能者の適切な配置を行う。
③ 技能者に対し施工に係る指示、指導を実行する。
④ 自社の作業は他社の進捗に関わりなく予定通り進める。
問題2.
現場指導者としての心掛けとして最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 現場の状況を把握し今後の工程調整に反映させる。
② 技能者の能力を見極めて作業配置を決める。
③ 指示や指導はその言動で反発を受けることがあるので注意する。
④ 周囲の信頼を得るために自分の意見を曲げない。
問題3.
施工管理の手法として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 品質を確保するため施工状況の確認をこまめに行う。
② 工期を守るために常に多めの人員を投入する。
③ 工事費を安くするため効率的な作業方法を考案する。
④ 安全を確保するため作業手順書を作り周知させる。
問題4.
仮設設備についての次の記述で最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 臨時的なものであって原則として工事の進捗に伴い撤去される。
② 一般的には設計図書に指定されていない場合が多い。
③ 使用目的、使用期間に対応できれば原則として法規制は受けない。
④ 地形その他の諸条件、作業の流れも考慮して計画する。
問題5.
法に定められた書類とその最終提出先の組合わせで不適当なものを1つ選びなさい。
① 再下請け通知書 ⇒ 直近上位の注文者
② 労働者死傷病報告書 ⇒ 所轄の警察署
③ 療養給付請求書 ⇒ 治療を受けた病院
1
④ 休業補償請求書 ⇒ 所轄の労働基準監督署
問題6.
作業手順書に関する次の記述で最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 現場ごとに作成する。
② 危険性、有害性の評価でリスクの高い順に記載する。
③ 作業員の指導、意思統一に利用する。
④ 関係法令に違反しないようにする。
問題7.
登録基幹技能者が行う事前調査の記述として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 施工方法を決定するために現場の環境を確認する。
② 資機材の手配をするために工程の確認をする。
③ 技能者の手配をするために工事の内容を確認をする。
④ 施工計画を立案するために遺跡の調査をする。
問題8.
現場の新規入場者対応として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 新規入場時には必ず健康診断をする。
② 新規入場者教育ではその現場特有の注意事項は必ず伝える。
③ 作業員の作業経験を確認し無理のない作業配置をする。
④ 新規入場者の保有資格は資格証で確認する。
問題9.
資材管理に関する記述として適当なものを1つ選びなさい。
① 資材の搬入方法は工程の進捗より計画段階の決定を優先する。
② 実数量の算出は施工図、設計図のどちらを用いてもよい。
③ 現場での保管期間はできる限り短くするように計画する。
④ 必要資材は計画数量より多く搬入する。
問題10. 資材の検収に際して留意する点で不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
購入依頼した内容と納品書等の内容が一致している。
受入検査はすべての搬入材を荷ほどきする。
搬入された資材に変質や破損がない。
付属品や予備品が揃っている。
2
問題11. 実行予算に関する記述で適当なものを1つ選びなさい。
① 実行予算書は公的に決められた書式がある。
② 実行予算は工事着工前に予測して作成する。
③ 実行予算は工種別には作成しなくてもよい。
④ 実行予算は作業所毎には作成する必要はない。
問題12. 出来高と労務量の関係で不適当なものを1つ選びなさい。
① 予定より工程が進んでいると投入労務量の削減が可能である。
② 予定より工程が進んでいると増益傾向にある。
③ 計画どおりに工程が進んでいると投入労務量の調整が可能である。
④ 投入労務量が多いほど増益傾向にある。
問題13. 社会保険料のうち被保険者が40歳以上の場合、被保険者の負担が最も少ないものを
1つ選びなさい。
①
②
③
④
介護保険料
雇用保険料
健康保険料
厚生年金保険料
問題14. バーチャート工程表を説明した記述で、最も不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
各作業の所要日数が解る。
横線式工程表の一種である。
各作業の相互関係が、おおよそ把握できる。
どの作業が工期に影響するかを、把握しやすい。
3
問題15. 下図はある工事のネットワークを示したものであるが、次の記述のうちで不適当な
ものを1つ選びなさい。
① 作業Aは、5日間で終了させなければならない。
② 作業Bは、1日間の余裕がある。
③ 作業Eは、9日目から開始出来る。
④ ネットワークの全作業を終了させるには、23日間かかる。
1
A
5日
C
2
4
9日
G
6
7日
D
4日
B
E
3
6日
8日
F
5
6日
H
8日
問題16. 次の品質管理に関する記述で、最も適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
仮設物は将来撤去されるので、品質管理の対象外である。
作業標準書とは、作業を標準化し、その作業内容を文書にした書類である。
瑕疵担保責任は施工中に発生し、建物引渡し後は消滅する。
プロセスコントロールは、仕事の結果を管理することである。
問題17. 次の語句と説明した文章の組合せで、不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
コンプライアンス
設計品質
ISO
特性要因図
-
-
-
-
法令順守
設計段階で定められる「できばえの品質」
国際標準化機構
結果に原因がどう関係しているのか整理するための手法
4
問題18. 次の品質管理に関する文章の (
) に入る語句で最も適当なものを1つ選びなさい。
(
) とは、目標を決めて、実行し、目標通り間違いなく行われているか
チェックして、目標から外れていれば修正・処置する過程を繰り返し実施する
ことである。
① 管理のサイクル
② QCサークル
③ チェックシート
④ TBM(ツール・ボックス・ミーティング)
問題19. 社会保険に関する記述として最も不適当なものを1つ選びなさい。
① 雇用保険は労働者が失業した時に給付を受けるために加入する制度である。
② 労災保険は労働者が業務上の負傷や疾病等に備えて加入する制度である。
③ 健康保険は労働者とその家族が業務外の疾病等に備えて加入する制度である。
④ 厚生年金保険は労働者の福祉の向上のために事業主が全ての保険料を負担する
制度である。
問題20. 建設業法に関する記述として次の中から最も不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
元請が赤伝処理を行う時は下請と双方で協議し合意が必要である。
元請は見積条件の提示には具体的内容を提示すること。
追加工事は着工前の書面による変更契約が免除されている。
当初契約は下請工事の着工前に書面により行なうこと。
問題21. KY活動に関する記述として最も不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
危険作業となる行動について自由に発言させる。
グループリーダ-は作業の流れを順序立てて説明する。
危険度の高い作業や動作は重点的に危険予知させる。
熟練者はKY活動を省いてよい。
5
問題22. 労働安全衛生関係法令における作業主任者を選任しなくても出来る作業を、
1つ選びなさい。
① アーク溶接、溶断の作業。
② 特定石綿等を取り扱う作業。
③ 掘削面の深さ2mとなる地山の掘削作業。
④ つり足場の組立又は解体の作業。
問題23. リスクアセスメントに関する記述として最も不適当なものを1つ選びなさい。
①
②
③
④
潜在する危険性又は有害性の洗い出しをする。
洗い出した危険の頻度を見積りする。 危険の大きさを見積りする。
危険度の低いものから対策を立てる。
問題24. 労働安全衛生関係法令におけるワイヤロープの管理上で不適当なものを
1つ選びなさい。
①
②
③
④
1よりの間で素線の断線数が10%未満であれば使用できる。
直径の減少が公称径の10%までは使用できる。
玉掛けワイヤロープの安全係数は6以上である。
玉掛け用ワイヤロープとしてキンクしたものは使用しない。
問題25. 労働安全衛生関係法令における足場・架設通路の規定として正しいものを
1つ選びなさい。
① 高さが8.5mの登りさん橋には踊り場を設けなくてよい。
② つり足場の上で簡単な作業を行う場合は脚立を使用してもよい。
③ 高さが1.6mの個所で作業を行う時は安全に昇降するための設備等を
設けなくてもよい。
④ つり足場用つりチェーンの安全係数は5以上でよい。
6
次のページに記述式の問題(問題26、問題27)があります。
記述式問題も必ず記入してください。
事務局使用
受講番号
H27.6月
次の2問は記述式です。 解答を直接問題用紙に記入してください。
問題26. 登録基幹技能者の意義・期待されている役割について下記に記入してください。(10点)
1
2
3
4
5
問題27. 建設業における労災事故は全産業の3分の1を占めており、安全無災害が重要
課題です。職長として長い経験の中で労働災害に遭遇したり、ヒヤリ・ハットを
含め危険を感じたこともあったと思います。
(合計15点)
この点を踏まえ下記の設問について記入願います。
① 現場で体験された労災事故もしくはヒヤリ・ハットの内容を記入するとともに、その原因、
再発防止に向けた対策や改善した事項について下記に記入してください。(10点)
(内容)
(原因)
(対策・改善内容)
② 職長として無事故・無災害にむけ実施・努力している事項について、項目毎に、
(5点)
箇条書きにて記入してください。
1
7
2
3
4
5
事務局使用欄
8