30-33 00.12.21 6:55 PM ページ 30 革新シーマの ワールドプレステージセダン ここが 誇り です 新世紀のトップバッターとして1月12日に登場するシーマのキャッチフレーズは「ワールド プレステージセダン」 。同じ日本のセルシオ、そしてベンツEクラスやBMW5シリーズを敵に回 して、世界に通用するビッグサルーンとして4代目へと進化を遂げるシーマ。そこには、新世紀 へ向けて日産が勝負をかけるフラッグシップならではの“誇り”が秘められている。 「先進のテク ノロジー」 「スペシャルな高級装備」 「ライバルを超えるパフォーマンス」……などなど、シーマの 高級車に対するハンパじゃない“こだわり”をここでご披露しよう! 世界初の先進テクノロジーを搭載 日産が世界に問う21世紀のフラッグシップは、それにふさわしい先進テクノロジーを搭載する。その最たるものが、ここに挙げる3つの “世界初” なのだ。 [VK45DD] 世界初 直噴V8エンジン 新開発のVK45DDエンジ A ンはV8としては世界初の直 噴を採用。さらに排気量を 4.5 ≠ノ設定し、ライバル車 を超えるパフォーマンスと低 燃費、静粛性を実現する。ト ップクラスのトルク性能を生 かした加速力はライバルを 圧倒。チタンバルブを採用 しているのも、VK45DDの 特徴だ。また、300Gにのみ 搭載されるVQ30DETもター ボの改良や5速ATとの統合 制御で、出力、 トルク、燃費 を向上している。 ●次期シーマの エンジンスペック (編集部予想) 世界初 レーンキープサポートシステム B 高速道路などの直線道路走行時に、クルマ が車線に沿って走るようにステアリング操作 をアシストしてくれる「直線路車線維持支援 システム」 。ルームミラー基部から前方に向 けられたセンサー(小型カメラ)で車線を画 像認識し、路面の傾斜や横風などによるフラ ツキが発生すると、ハンドルに修正舵力を加 えるというITSシステムだ。65∼100 ワ/hの 直線時に作動。カーブや車線変更時には作動 を解除する。 ェクターキセノンヘッドランプ 世界初 マルチプロジ 外観上の大きな特徴でもあるヘッドランプユニット。とくにロービームには世界初の「マルチプ C ロジェクターヘッドランプ」を採用。これは本誌でもたびたび報告していたように、7個の小型レ ンズを並べた新発想のヘッドランプだ。これまでのキセノンランプと比べても明るさは約1.7倍、照 射範囲も大幅に拡大している。300Gには、通常のリフレクターランプを使ったユニットを採用。 マルチプロジェクター キセノンヘッドランプ (ロービーム) ●リフレクター ランプ仕様 [300G専用] クリアランスランプ フロントターン シグナルランプ ヘッドランプ (ハイビーム) 「ベ○○カー」 「ドラ○○ー」3誌に掲載されている ●はみ出し情報● 信頼できるディーラー筋によると、現在出ている「○刊自○用車」 プリメーラに関するスクープ記事は、メーカーがティーザーキャンペーンの一環として故意にリークしたモノだと判明。 30 30-33 00.12.21 6:55 PM ページ 31 最高級車ならではの 最高級 助手席パワーオッ 助手席パワーオッ 助手席パワーオッ トマン機構 トマン機構 助手席パワーオ ットマン機構 A 助手席パワーオッ スペシャルな装備 セルシオ、ベンツ、BMWなど世界のライバルと対峙する 「高級車」であるがゆえのスペシ ャルな装備も欠かせない。シーマが誇る代表的な高級装備を紹介しよう。 電動格納式オッ トマン機構をエク リュ色の本革シー ト助手席に採用。 ふくらはぎを支え て足を伸ばせるの で、長時間ドライ ブでも助手席に座 る人を疲れさせな い“やさしさ装備” だ。 VIP専用装備 ショーファードリブンカーとして設定される、後席装備を 充実した 「VIP」グレード。リアシートに座るゲスト (あるい はオーナーか?) をもてなす至上の装備の数々……。 アサンシェード 最高級 電動リ リアウインドウからの陽射しをさえぎる電 B 動式サンシェードは、もはや高級サルーンの 定番装備。 最高級 自動防眩ミラー C 後続車のライトが当たるとルームミラーだけでなく運転席側 ドアミラーも連動して反射率を落として、まぶしさを防止する。 ちなみに助手席側ドアミラーはブルー鏡を採用し防眩効果を得て いる。 最高級 イモビライザー D 機能付き電子キー イモビライザー機能を搭 載し、カギ山を使わない電 子照合式キーを採用。複製 しづらいため防盗性に優れ る電子キーは、このクラス の高級車の常識となった。 ベンツEクラス、セルシオ も採用している。 31 2001/2 30-33 00.12.21 6:56 PM ページ 32 競合車をリードする パフォーマンス ライバルは世界に君臨する高級車たち。もはやV8搭載が当然となった このクラスをリードするためにシーマが搭載するのは新開発VK45DD だ。これに5速ATを組み合わせ統合制御するシーマのパフォーマンスを ライバル車――セルシオ、ベンツE430、BMW540iと比較してみよう。 ●セルシオ ●ベンツEクラス ●BMW5シリーズ インフィニティQ45とはここが違う 2000年4月のNYショーで公開され、 「≒次期シーマ」 として自動車雑誌などにたびたび登場したインフィニテ ィQ45。だが、当然のことながら両車には仕様の違いが存在する。ここで、改めてそのポイントを整理してみる。 1 2 3 4 5 6 7 8 …フードトップオーナメントの有無 (シーマはオーナメント付き) …フロントバンパー形状(Q45は大型バンパー) …ラジエターグリルデザイン (Q45はインフィニティマーク付き) …アルミホイール (Q45は 18インチ、シーマは17 または16インチ) …サイドモール色 (シーマは メッキ、Q45はボディ同色) …リアバンパー形状(Q45は 大型バンパー) …リアガーニッシュ (Q45は INFINITI文字入り) …マフラーエンドの出し方(Q45 は直出し、シーマは下方向き) ■シーマとQ45のスペック上の違い (編集部予想) ボディ全長 車両重量 エンジン型式 最高出力 シーマ450XV 4995 ル 1770 VK45DD 206kW インフィニティQ45 { 5070 ル { 1780 { VK45DE { 250kW 9 …7インチモニター (シーマは上下可 動式8インチモニター) 10…アナログ時計 (シーマはこの位置に CDプレーヤー組み込み) 11…シフトノブ意匠 (Q45は本木目、シ ーマは本革巻き) 32 30-33 00.12.21 6:56 PM ページ 33 居住性も現行モデルを凌駕 全幅以外のボディ外寸を現行モデルより若干大きくしている新型シーマだが、居住性をはじめ乗降性や取 り回し性能などはそれ以上に大幅向上。高級車でも重要な“実用面”を、現行モデルとの比較で見てみよう。 ホイールベース 居住性 三次元に拡大したゆとりの室内 A +35mm +40mm +15mm C ラゲッジルーム ラゲッジルームは 高さ、幅、奥行きと もに広げられる。と くに奥行きはプラス 125 ルもの拡大を実現。 長尺クラブ対応ゴル フバッグをスポーツ バッグと組み合わせ て4セット搭載できる。 ■次期シーマの主要スペック (編集部予想) 2001/2 +40mm ホイールベースや全高の拡大で居住空間のゆとりをアップ。 ヘッドクリアランス、ニースペース(後席) 、ショルダー(前 席)ともに、現行シーマに比べて大幅拡大をはたしている。 居住性 奥行きを特に拡大した 33 居住性 延長しつつ 数値は現行シーマとの差 B 回転半径は小さく ホイールベース を4 0 ル延長しなが ら、最小回転半径 は現行モデルより 小さくなるシーマ。 2 W Dモデル比較で 5.5m→5.2mとなっ 居住性 ドア開口の見直しで乗降性アップ D 足もとと頭部のド ア開口間口を大きく し、さらに開口角度 も10度大きくするこ とによって後席乗降 性は格段にアップし ている。 (現行シーマは70° )
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