平成26年度宿泊施設バリアフリー化助成金のご案内

平成26年度宿泊施設バリアフリー化助成金のご案内
この助成金は、東京の観光振興施策のひとつとして実施するもので、都内宿泊施設のバリアフリ
ー化への取組を支援することにより、高齢者や障害をお持ちの方などが、宿泊施設を安全かつ円滑
に利用できるよう、受入体制の整備を促進することを目的としています。
助成内容としては、バリアフリー化推進のためのコンサルティング事業と、バリアフリー化改修
工事のための施設整備事業の 2 種類があり、単独又は併用して活用することができます。
1
助成対象となる施設
旅館業法第3条第1項の許可を受けて、下記の営業を東京都内で行っている施設
○「ホ テ ル 営 業」(旅館業法第2条第2項)
○「旅 館 営 業」(旅館業法第2条第3項)
○「簡易宿所営業」(旅館業法第2条第4項)
下記に該当する施設は助成対象となりません。
① 旅館業法第2条第5項の下宿営業を行っている施設
② 風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律第2条第6項第4号の「店舗型性風俗特
殊営業」を行っている施設 など
2
助成対象者
助成対象となる施設のバリアフリー化整備を推進するための ①コンサルティング(以下「コンサ
ル」と言います。)または ②施設整備(改修工事等)を、自らの費用負担で実施する方(法人・個人
は問いません。)。
3
助成金額
①【コンサル】 助成対象経費の2分の1以内で、25万円を限度とします。
②【施設整備】 助成対象経費の2分の1以内で、500万円を限度とします。
※
※
4
ただし、①と②双方とも助成を受ける場合は、あわせて500万円を限度とします。
なお、肢体に障害をお持ちの方、及び聴覚や視覚に障害のある方など、複数の障害へ対応が可能な整備を一体として行う
ユニバーサルデザインルームの改修の際は、助成対象経費の2分の1以内で、700万円を限度とします。
助成対象経費
① バリアフリー化整備を推進するために行うコンサルに要する経費で平成27年3月31日ま
でに支払いを完了するもの。
② 助成対象となる施設をバリアフリー化するための施設整備(改修工事等)に要する経費。
詳細は→2ページ、3ページへ
※
※
5
なお、
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」及び「高齢者、障害者等が利用しやすい建築物の整備に
関する条例」の対象となる特定施設にかかる施設整備については、助成対象となりません。
助成対象経費は、原則振込払いを行い、実績報告時に振込控えの写し等を提出していただいた経費とします。例外として、
現金等で支払を行う場合は、担当までお問合せください。
申請に必要な書類
→3ページへ
6
申請方法
申請受付窓口(→4ページ)に申請に必要な書類(→3ページ)を提出してください。受付時に確
認等を行いますので、原則として申請者が直接持参してください(印鑑を持参できる場合は、あわせ
て持参してください。)
。
7
申請受付期間
)。
①【コンサル】随時受付けます(ただし、年度内に実績報告と支払いを完了すること。
②【施設整備】平成26年5月26日(月)~平成26年6月20日(金)です。
※ いずれも土、日は除きます。受付時間は午前9時~正午、午後1時~午後5時です。
8
交付決定について
受付けた申請は、その内容を審査会に諮るなど、所要の手続きを経た上で、助成対象となるかどう
かを決定(交付決定)します。審査の結果によっては、助成対象とならない可能性があります。
【注意】
コンサルタントとの契約日や施設整備の開始日(施工業者等との契約日)は、必ず交付決定日(7月下旬~8月上旬を予定)以
降としてください。なお、交付決定後に、内容を変更しようとするとき(経費の変更等を含みます。)は、事前の承認が必要とな
る場合がありますので、内容や必要な経費等を十分に検討した上で申請書類を提出するようにしてください。
- 1 -
【施設整備の助成対象】
高齢者や障害をお持ちの方などが宿泊施設に「入ることができ」、
「利用することができる」ようにす
るために、障壁(バリア)を除去する観点で行う施設整備(改修工事等)が対象です。
具体的には、施設整備後に、次の基準を満たす必要があります。
●助成対象となるための基準
・施設整備(改修工事等)の内容によって、適用される基準が異なります。
・基準は下記の1から 17 の項目に分類され、項目ごとに必要な基準を設けていますので、
詳細については、別紙の基準表を参照してください。
(施設整備の内容によっては、複数の項目の基準が適用される場合もあります。
)
(分類A)
1
敷地内の通路
2
出入口(直接地上へ通ずる)
分類Bを申請する場合は、分類Aの基準を満たすことが基本条件
(分類B)
3 出入口(2以外)
11 宿泊施設の客室
4 廊下等
12 観覧席・客席(宴会場を含む)
5 階段
13 駐車場
6 階段に代わり、又はこれに併設する傾斜路
14 標識
7 エレベーター及びその乗降ロビー
15 案内設備
8 特殊な構造又は使用形態のエレベーターその他の昇降機 16 案内設備までの経路
9 便所
17 その他の設備(洗面所、更衣室・脱衣室、緊急時の設備、手すり等)
10 浴室等
【分類Aに該当する項目を施設整備する場合】
その項目の基準を満たすことを基本とします。
【分類Bに該当する項目を施設整備する場合】
①分類A(1敷地内の通路、2出入口(直接地上へ通ずる)の基準が満たされていることが基本条件と
なります。ただし、敷地の形状及び構造的制約等により、やむを得ず整備できない場合は、人的
対応等の代替措置を講じることで基本条件を満たすものとみなします。(※)
②かつ分類Bの該当する項目の基準を満たすことを基本とします。ただし、敷地の形状及び構造的
制約等により、やむを得ず整備できないと認められる場合には、この限りではありません。(※)
(※)やむを得ず基準の一部を整備できない場合は、その理由と人的対応等の代替措置がどのように講じられ
るかを書面にて詳しく説明してください。
なお、基準は、「東京都福祉のまちづくり条例」の整備基準を準用したものです。基準の解説を
必要とする場合は、東京都福祉局(現福祉保健局)作成の「施設整備マニュアル(→4ページ)」
の「建築物編」を参照してください。
- 2 -
【施設整備の助成対象経費】
交付決定日(助成対象者決定の日)から平成27年3月31日までに支払いを完了する次の経費
バリアフリー整備のための施設改修工事費、電気工事費、設備工事費、附帯設備及び工事費、施工
管理委託経費、その他必要と認める経費
※ ただし、備品の購入費については、分類 A 及び B に掲げる整備事業を補完するために必要なも
のに限ります。
【申請に必要な書類】
①【共通】 交付申請書第1号様式
第2号様式別紙 暴力団及び暴力団員に該当しないことの誓約書
②【コンサル】 別紙(第1号様式に添付)申請理由書
③【施設整備】 別紙(第1号様式に添付)補助事業計画書(その1)
別紙(第1号様式に添付)補助事業計画書(その2)
別紙(第1号様式に添付)補助事業計画書(その3)(分類Bに該当する項目を施設整備する場合のみ)
上記書類のほかに下記の添付書類が必要です。
法人の場合
1
個人の場合
申請書に使用した印鑑の印鑑証明(申請日以前3箇月以内に発行されたものに限ります。
)
2
登記簿謄本
(申請日以前3箇月以内に発行されたものに限ります。)
2
3
社歴書(書式は任意とします。)
3
4
貸借対照表及び損益計算書(最近2期分)
4
住民票
(申請日以前3箇月以内に発行されたものに限ります。)
経歴書(書式は任意とします。)
税務署による収受印を確認できる税務申告書類
の写し(最近2期分)
5 事業内容に係わる添付書類
①【コンサル】 必要な経費の積算明細書または見積書内訳
②【施設整備】 整備前後の図面・仕様書等の書類
(1)整備前後の平面図・展開図(縮尺及び手すり等の補助設備配置・型番を明記してください。)
(2)工事仕様書(附帯設備の場合は、カタログ等、仕様が分かる資料を添付してください。
)
(3)施設整備に必要な経費の積算明細書又は見積書内訳
(4)工事工程表
※基準を満たしているかどうかが分かるようにするとともに、敷地内の形状や構造的制約などにより、やむを得ず
基準の一部を整備できない場合は、その理由や人的対応等の代替措置がどのように講じられるかなどについて分か
るようにしてください。
※複数の施行業者等を使用する場合は、経費などの総括表を添付してください。
6 主要な経路(動線)の図面
①【コンサル】主要な経路(動線)を含め、現在の施設全体がわかる図面
②【施設整備】主要な経路(動線)について、施設整備後の状況を説明した図面
※ ①②ともに、経路(動線)上に「バリア(安全かつ円滑に利用できない状態)」が存在する場合は、その
位置を示すとともに人的対応等の代替措置を説明した書面を添付してください。「バリア」であるかどうかを
判別する際は、前項の基準を参照してください。
7
宿泊客向けパンフレット等
8
委任状(必要に応じてご提出ください。)
例 法人の代表権を持たない支配人・部長の名義で申請される場合
9
旅館業営業許可証の写し
10
その他知事が必要とする資料(必要に応じて個別に提出していただくことがあります。
)
- 3 -
【助成金受け取りまでのスケジュール(予定)】
〔コンサル〕
随時
〔施設整備〕
5 月 26 日
~6 月 20 日
事前相談
申請書を提出する前に個別にご相談ください。
①申請書提出
審査会
全ての書類を整えて提出してください。
※
助成対象者を決定するために行います。
交付決定
7 月下旬~8 月上旬
確認調査等を行った上で、助成対象者を決定します。
②交付決定通知受領
交付決定後ただちに通知します。
③コンサル実施・施設整備
交付決定通知受領後、に実施(着工)してください。
④業者への支払い
平成 27 年 3 月 31 日までに必ず完了してください。
⑤実績報告書提出
業者等への支払い後、速やかに提出してください。
目途
確認調査等
平成 27 年 3 月 31 日まで
※
都職員が現地に赴き、確認調査を行います。
助成金額の確定
助成金額を確定し、通知します。
⑥助成金請求書提出
「助成金額の確定」通知受領後速やかに提出してください。
助成金受け取り
指定された口座へお振込いたします。
○
○
は、東京都が行う手続です。
※
は、コンサル事業の場合実施しません。
【申請受付窓口・お問い合わせ先】
東京都 産業労働局 観光部 振興課 地域振興係
住所 〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 都庁第一本庁舎29階中央
電話 03-5320-4768(直通)
03-5321-1111(代表) 内線36-962
【その他】
○申請様式等のダウンロード
ウェブサイト「GO TOKYO」www.gotokyo.org
○福祉のまちづくり条例施設整備マニュアル(平成 21 年 3 月発行)※建築物編をご参照ください。
東京都福祉保健局ホームページhttp://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kiban/machizukuri/manu21/index.html
インターネットをご利用できる場合は、上記ホームページから詳細情報を入手することができます。
このご案内は、
「平成26年度宿泊施設バリアフリー化助成金」の概要をご紹介したものです。
詳細は要綱によりますが、ご不明な点等がありましたら、上記「申請受付窓口・お問い合わせ先」にご照会ください。
- 4 -