No.1 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 当事者及び当該不利益処分がされた場合に自己の利益を害されることとなる 参加人は、聴聞の通知があった時から聴聞が終結する時までの間、行政庁に対し、 当該事案についてした調査の結果に係る調書その他の当該不利益処分の原因と なる事実を証する資料の閲覧を求めることができる。 2 何人も、法令に違反する事実がある場合において、その是正のためにされるべき 行政指導(その根拠となる規定が法律に置かれているものに限る。)がされて いないと思料するときは、当該行政指導をする権限を有する行政機関に対し、 その旨を申し出て、当該行政指導をすることを求めることができる。 3 行政庁は、必要があると認めるときは、当事者以外の者であって当該不利益処分の 根拠となる法令に照らして当該不利益処分について利害関係を有するものと 認められる者に対して、当該聴聞に関する手続に参加することを求め、又は 当該聴聞に関する手続に参加することを許可することができる。 No.1 行政法 解答 1【○】 選択肢の通り。 資料の閲覧請求ができるのは「聴聞の通知があった時~聴聞が終結する時」です。 当事者だけじゃなくて、参加人も閲覧請求ができる点もポイントです。 【参考】行政手続法18条1項 当事者及び当該不利益処分がされた場合に自己の利益を害されることとなる参加人 (以下この条及び第24条3項において「当事者等」という。)は、聴聞の通知があった時 から聴聞が終結する時までの間、行政庁に対し、当該事案についてした調査の結果に係る 調書その他の当該不利益処分の原因となる事実を証する資料の閲覧を求めることができる。 この場合において、行政庁は、第三者の利益を害するおそれがあるときその他正当な理由が あるときでなければ、その閲覧を拒むことができない。 2【○】 選択肢の通り。 誰でも、法令違反を正すための行政指導がされていなければ、その行政指導をするように 行政機関に申し出ることができます。 この行政指導は「法律に根拠がある」ことが必要です。 【参考】行政手続法36条の3第1項 何人も、法令に違反する事実がある場合において、その是正のためにされるべき処分又は 行政指導(その根拠となる規定が法律に置かれているものに限る。)がされていないと 思料するときは、当該処分をする権限を有する行政庁又は当該行政指導をする権限を有する 行政機関に対し、その旨を申し出て、当該処分又は行政指導をすることを求めることが できる。 3【×】 「行政庁は」が×。「聴聞の主催者は」にすると○。 利害関係人に、聴聞に参加要請したり参加を許可したりするのは、聴聞の主催者です。 【参考】行政手続法17条1項 第19条の規定により聴聞を主宰する者(以下「主宰者」という。)は、必要があると 認めるときは、当事者以外の者であって当該不利益処分の根拠となる法令に照らし 当該不利益処分につき利害関係を有するものと認められる者(同条第2項第6号において 「関係人」という。)に対し、当該聴聞に関する手続に参加することを求め、又は当該聴聞に 関する手続に参加することを許可することができる。 ~2~ No.2 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 無権代理の相手方は、本人に対して、相当の期間を定めて、その期間内に追認を するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、 本人がその期間内に確答をしないときは、追認したものとみなされる。 2 債権者は、債権の期限が到来する前は、裁判上の代位によらなければ、 債権者代位権を行使することができない。ただし、保存行為は、この限りでない。 3 主たる債務者に対する履行の請求その他の事由による時効の中断は、 保証人に対しては、その効力を生じない。また、保証人は、主たる債務者の 債権による相殺をもって債権者に対抗することができる。 ~3~ No.2 民法 解答 1【×】 「追認したものとみなされる」が×。「追認を拒絶したものとみなされる」にすると○。 無権代理で、相手方が本人に催告したときは、返事がなければ「拒絶」です。 【参考】民法114条 前条の場合において、相手方は、本人に対し、相当の期間を定めて、その期間内に追認を するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、本人が その期間内に確答をしないときは、追認を拒絶したものとみなす。 2【○】 選択肢の通り。 「期限前」の債権者代位権は、裁判でしか使えません。 期限が過ぎた後は、裁判をしなくても使えます。 また、保存行為(メンテナンス、時効の中断等)の債権者代位権は、例外として、 期限前でも、裁判をしなくても使えます。 【参考】民法423条2項 2 債権者は、その債権の期限が到来しない間は、裁判上の代位によらなければ、 前項の権利を行使することができない。ただし、保存行為は、この限りでない。 3【×】 「保証人に対しては、その効力を生じない」が×。 「保証人に対しても、その効力を生ずる」にすると○。 主たる債務(メイン)の時効が中断したら、保証債務(サブ)の時効も中断します。 保証人が、主たる債務者の債権を使って相殺できるのは正しいです。 【参考】民法457条 主たる債務者に対する履行の請求その他の事由による時効の中断は、保証人に対しても、 その効力を生ずる。 2 保証人は、主たる債務者の債権による相殺をもって債権者に対抗することができる。 ~4~ No.3 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 個人情報保護法は、高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく 拡大していることに鑑み、個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び 政府による基本方針の作成その他の個人情報の保護に関する施策の基本となる 事項を定め、国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、個人情報を 取り扱う事業者の遵守すべき義務等を定めることにより、個人情報の適正かつ 効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の 実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の 権利利益を保護することを目的とする。 2 個人情報保護法において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、 当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を 識別することができるものをいう。また、他の情報と照合することによって、 特定の個人を識別することができることとなる情報も、個人情報に含まれる。 3 個人情報保護法において「保有個人データ」とは、個人情報データベース等を 構成する個人情報をいう。 ~5~ No.3 一般知識 解答 1【○】 選択肢の通り。 法改正で、「新たな産業の創出」「活力ある経済社会の実現」「豊かな国民成果の実現」の 3つが、有用性の例に追加されました。 最終目的が「個人の権利利益を保護する」点は、改正前から変化なしです。 【参考】個人情報保護法1条 この法律は、高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大していることに 鑑み、個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び政府による基本方針の作成その他の 個人情報の保護に関する施策の基本となる事項を定め、国及び地方公共団体の責務等を 明らかにするとともに、個人情報を取り扱う事業者の遵守すべき義務等を定めることにより、 個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな 国民生活の実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、 個人の権利利益を保護することを目的とする。 2【×】 「他の情報と照合」が×。「他の情報と容易に照合」にすると○。 個人情報保護法の個人情報に含まれるのは、他の情報と「容易に」照合できる情報です。 行政機関個人情報保護法の個人情報との違いに注意。 【参考】個人情報保護法2条1項 この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に 含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの (他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することが できることとなるものを含む。)をいう。 3【×】 「保有個人データ」が×。「個人データ」にすると○。 個人データの一部が保有個人データですが、その違いに注意。 保有個人データは、個人データのうち、個人情報取扱事業者が開示等をできるデータです。 【参考】個人情報保護法2条4項 4 この法律において「個人データ」とは、個人情報データベース等を構成する 個人情報をいう。 ~6~ No.4 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、戸別訪問を一律に禁止している公職選挙法138条1項の規定は、 合理的で必要やむをえない限度を超えるものとは認められず、憲法21条に 違反するものではないとされている。 2 判例によると、憲法は地方公共団体の条例制定権を認めているものの、 各地方公共団体が売春の取締りについて条例を制定した結果、その取扱いに差別を 生じることがあった場合は、憲法に違反するものとされている。 3 判例によると、県の条例で広告物の表示を禁止されている街路樹2本の各支柱に、 特定の政党の演説会開催の告知宣伝を内容とするポスターを針金でくくりつけた 行為について、条例の規定を適用して処罰したとしても、表現の自由に対して 許された必要かつ合理的な制限と解することができるので、憲法に違反する ものではないとされている。 ~7~ No.4 憲法 解答 1【○】 選択肢の通り。(最判昭56.6.15) 公職選挙法で、戸別訪問を一律に禁止しているのは合憲、という判例があります。 「戸別訪問=一軒ずつ家を訪問して投票を頼んだりすること」です。 【参考】裁判要旨 最判昭56.6.15 公職選挙法138条1項の規定は、憲法21条に違反しない。 2【×】(最大判昭33.10.15) 「憲法に違反するものとされている」が×。 「憲法に違反するものではないとされている」にすると○。 地方公共団体によって、売春の取締りの厳しさが違ってても、それは合憲、 という判例があります。 【参考】裁判要旨 最大判昭33.10.15 地方公共団体が売春の取締について各別に条例を制定する結果、その取扱に差別を 生ずることがあってつても、憲法14条に違反しない。 3【○】 選択肢の通り。(最判昭62.3.3) 県の条例で屋外広告を禁止して、違反した場合に処罰をすることは、合憲、 という判例があります。 表現の自由より、公共の福祉を優先した例のひとつです。 【参考】裁判要旨 最判昭62.3.3 大分県屋外広告物条例で広告物の表示を禁止されている街路樹二本の各支柱に、政党の 演説会開催の告知宣伝を内容とするいわゆるプラカード式ポスター各一枚を針金で くくりつけた所為につき、同条例33条1号、4条1項3号の各規定を適用してこれを 処罰しても憲法21条1項に違反しない。 ~8~ No.5 会社法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 株式会社は、自己株式を消却することができる。この場合においては、消却する 自己株式の数を定めなければならない。取締役会設置会社であっても、消却する 自己株式の数の決定は、株主総会の決議によらなければならない。 2 発起人、設立時取締役又は設立時監査役は、株式会社の設立についてその任務を 怠ったときは、当該株式会社に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を 負う。 3 発起人、設立時取締役又は設立時監査役がその職務を行うについて悪意又は 過失があったときは、当該発起人、設立時取締役又は設立時監査役は、 これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。 ~9~ No.5 会社法 解答 1【×】 「株主総会の決議」が×。「取締役会の決議」にすると○。 消却する自己株式数の決議は「取締役会なし⇒株主総会」「取締役会あり⇒取締役会」です。 自己株式の消却は、株式会社が、自分の会社の株を自分で買い取った後に、 その株を譲渡できないように消滅させることをいいます。 【参考】会社法178条 株式会社は、自己株式を消却することができる。この場合においては、消却する 自己株式の数(種類株式発行会社にあっては、自己株式の種類及び種類ごとの数)を 定めなければならない。 2 取締役会設置会社においては、前項後段の規定による決定は、取締役会の決議に よらなければならない。 2【○】 選択肢の通り。 発起人、設立時取締役、設立時監査役は、株式会社の設立についての任務をサボったら、 損害賠償責任があります。 【参考】会社法53条1項 発起人、設立時取締役又は設立時監査役は、株式会社の設立についてその任務を 怠ったときは、当該株式会社に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。 3【×】 「悪意又は過失」が×。「悪意又は重大な過失」にすると○。 発起人、設立時取締役、設立時監査役が、第三者に対して損害賠償責任があるのは、 悪意か「重過失」があったときです。 【参考】会社法53条2項 2 発起人、設立時取締役又は設立時監査役がその職務を行うについて悪意又は 重大な過失があったときは、当該発起人、設立時取締役又は設立時監査役は、 これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。 ~ 10 ~ No.6 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 審査請求、再調査の請求その他の不服申立てに対する行政庁の裁決、決定 その他の処分については、行政手続法の処分の規定が適用されることがある。 2 命令等制定機関は、意見公募手続を実施して命令等を定めるに当たっては、 必要に応じて、当該意見公募手続の実施について周知するよう努めるとともに、 当該意見公募手続の実施に関連する情報の提供に努めるものとする。 3 命令等制定機関は、委員会の議を経て命令等を定めようとする場合において、 当該委員会が意見公募手続に準じた手続を実施したときは、自ら意見公募手続を 実施する必要はない。 ~ 11 ~ No.6 行政法 解答 1【×】 「処分の規定が適用されることがある」が×。 「処分の規定は適用されない」にすると○。 審査請求の裁決や再調査の請求の決定には、行政手続法は適用されません。 【参考】行政手続法3条1項15号 次に掲げる処分及び行政指導については、次章から第4章の2までの規定は、適用しない。 十五 審査請求、再調査の請求その他の不服申立てに対する行政庁の裁決、決定その他の処分 2【○】 選択肢の通り。 意見公募手続の周知と情報提供は、どちらも努力義務です。 【参考】行政手続法41条 命令等制定機関は、意見公募手続を実施して命令等を定めるに当たっては、必要に応じ、 当該意見公募手続の実施について周知するよう努めるとともに、当該意見公募手続の実施に 関連する情報の提供に努めるものとする。 3【○】 選択肢の通り。 委員会が意見公募手続のようなものをしていたら、命令等制定機関は自分で意見公募手続を する必要はありません。 二度手間なので。 【参考】行政手続法40条2項 2 命令等制定機関は、委員会等の議を経て命令等を定めようとする場合 (前条第4項第4号に該当する場合を除く。)において、当該委員会等が意見公募手続に 準じた手続を実施したときは、同条第1項の規定にかかわらず、自ら意見公募手続を 実施することを要しない。 ~ 12 ~ No.7 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 Bから甲土地を借りたAが、その賃借権を登記する前に、甲土地に抵当権が 設定されてその旨の登記がされた場合、Aは、抵当権の登記がされた後で、 賃借権の時効取得に必要とされる期間、甲土地を継続的に占有したら、競売によって 甲土地を買い受けたCに対して、賃借権を時効により取得したと主張して、 これを対抗することができる。 2 Dが所有する板と、Eが所有する釘を使って本棚を作った場合、原則として、 その本棚はDとEの共有となる。 3 占有者の承継人は、自己の占有のみを主張することもできるし、自己の占有に 前の占有者の占有を併せて主張することもできる。ただし、前の占有者の占有を 併せて主張する場合には、その瑕疵も承継することになる。 ~ 13 ~ No.7 民法 解答 1【×】 (最判平23.1.21) 「対抗することができる」が×。「対抗することはできない」にすると○。 第三者(競売の買受人C)に、Aが賃借権を時効取得したと主張するためには、 賃借権の登記(対抗要件)が必要、という判例があります。 【参考】裁判要旨 最判平23.1.21 不動産につき賃借権を有する者がその対抗要件を具備しない間に、当該不動産に抵当権が 設定されてその旨の登記がされた場合、上記の者は、上記登記後、賃借権の時効取得に 必要とされる期間、当該不動産を継続的に用益したとしても、競売又は公売により 当該不動産を買い受けた者に対し、賃借権を時効により取得したと主張して、これを 対抗することはできない。 2【×】 「DとEの共有となる」が×。「Dの所有物となる」にすると○。 Dの板とEの釘という、持ち主が違う動産が本棚(合成物)になって、分けるためには 壊すか、費用がかかるときは、その本棚はメイン(板)の持ち主Dのものになります。 板と釘では、板の方が高額なので、板がメインで、釘がサブになると考えます。 メインとサブが区別できない場合にどうするかは、次の244条に書いてあります。 【参考】民法243条 所有者を異にする数個の動産が、付合により、損傷しなければ分離することができなく なったときは、その合成物の所有権は、主たる動産の所有者に帰属する。分離するのに 過分の費用を要するときも、同様とする。 3【○】 選択肢の通り。 時効の10年(善意無過失)や20年(それ以外)の年数を数えるときの話です。 前の占有者がいれば、前の人の年数を自分の年数に引き継いで足せます。 でも、前の人に瑕疵(悪意や過失)があったら、それも引き継ぎます。 【参考】民法187条 占有者の承継人は、その選択に従い、自己の占有のみを主張し、又は自己の占有に前の 占有者の占有を併せて主張することができる。 2 前の占有者の占有を併せて主張する場合には、その瑕疵をも承継する。 ~ 14 ~ No.8 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 議院内閣制では、首相を議員が選ぶのに対して、大統領制では、大統領は国民が 直接選ぶ。また、議院内閣制では、内閣不信任制度や議会の解散制度があるのに 対して、大統領制では、不信任制度や議会の解散制度はないという違いがある。 2 ドイツとフランスは、ともに大統領制と議院内閣制の混合形態をとっているが、 ドイツでは、大統領が行政に関する権限を持っているのに対して、フランスでは 大統領は政治的に中立で実質的な権限を有していないという違いがある。 3 ロシアでは、国民の直接選挙で選ばれる大統領が大きな権限を持ち、大統領の 任期は6年となっている。一方、中国では、全国人民代表会議(全人代)で 選ばれる国家主席が大きな権限を持ち、国家主席の任期は4年となっている。 ~ 15 ~ No.8 一般知識 解答 1【○】 議院内閣制と大統領制の違いのポイントは次の通り。 <議院内閣制> ・首相は議会が選ぶ ・内閣不信任制度、議会の解散制度がある <大統領制> ・大統領は国民が選ぶ ・不信任制度、議会の解散制度はない 2【×】 「ドイツでは~フランスでは~」が×。「フランスでは~ドイツでは~」にすると○。 ドイツとフランスの説明が逆になっています。 ニュース等でよく耳にする通り、ドイツだと「首相」が強く、フランスだと「大統領」が 強い権限を持っています。 ドイツのメルケル首相は耳にしますが、ドイツの大統領はほとんど聞きません。 逆に、フランスのオランド大統領は耳にしますが、フランスの首相はほとんど聞きません。 <ドイツ> ・大統領は政治的に中立で、実質的な権限なし ・首相が行政の長(メルケル首相) <フランス> ・大統領が行政の長(オランド大統領) ・首相は、大統領が任命して、行政の実務を担当する 3【×】 「国家主席の任期は4年」が×。「国家主席の任期は5年」にすると○。 中国の国家主席の任期は5年です。(社会主義の5ヵ年計画でイメージすると覚えやすい) ロシアの大統領の任期は、6年で合ってます。 ~ 16 ~ No.9 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 S市が、市有地を無償で神社施設の敷地としての利用に供している行為は、 その行為がもともとは小学校敷地の拡張に協力した地元住民に報いるという 世俗的、公共的な目的から始まったものだとしても、一般人の目から見て、 市が特定の宗教に対して特別の便益を提供し、これを援助していると評価されても やむを得ないので、憲法89条、20条1項後段に違反する。 【参考】憲法 89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは 維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、 これを支出し、又はその利用に供してはならない。 20条1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、 国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。 2 地方公共団体の長及びその議会の議員の選挙の権利を、日本国民である住民に 限定した地方自治法や公職選挙法の規定は、憲法15条1項、93条2項に 違反しない。 【参考】憲法 15条1項 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。 93条2項 地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、 その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。 3 喫煙の自由は、憲法13条の保障する基本的人権の一に含まれるとしても、 あらゆる時、所において保障されなければならないものではない。したがって、 監獄法施行規則にある、未決勾留により拘禁された者に対して喫煙を禁止する 規定は、憲法13条に違反しない。 【参考】憲法13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の 権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を 必要とする。 ~ 17 ~ No.9 憲法 解答 1【○】 選択肢の通り。(最判平22.1.20) 目的がどうであれ、一般人が見て「これって市が特定の宗教に肩入れしてない?」と 思われてもやむを得ないときは、憲法違反になる、という判例があります。 【参考】最判平22.1.20の裁判要旨 市が連合町内会に対し市有地を無償で建物(地域の集会場等であるが、その内部に祠が 設置され、外壁に神社の表示が設けられている。)、鳥居及び地神宮の敷地としての利用に 供している行為は、次の(1)、(2)など判示の事情の下では、上記行為がもともとは 小学校敷地の拡張に協力した地元住民に報いるという世俗的、公共的な目的から始まった ものであるとしても、一般人の目から見て、市が特定の宗教に対して特別の便益を提供し、 これを援助していると評価されてもやむを得ないものであって、憲法89条、20条1項 後段に違反する。 (1) 鳥居、地神宮、神社と表示された建物入口から祠に至る上記各物件は、一体として 神道の神社施設に当たるもので、そこで行われている諸行事も、このような施設の性格に 沿って宗教的行事として行われている。 (2) 上記各物件を管理し、祭事を行っている氏子集団は、祭事に伴う建物使用の対価を 連合町内会に支払うほかは、上記各物件の設置に通常必要とされる対価を支払うことなく、 その設置に伴う便益を長期間にわたり継続的に享受しており、前記行為は、その直接の 効果として、宗教団体である氏子集団が神社を利用した宗教的活動を行うことを容易に するものである。 2【○】 選択肢の通り。(最判平7.2.28) 知事や市長、議会の議員の選挙権があるのは、日本国民の住民だけ、と限定した 地方自治法や公職選挙法は、別に憲法違反じゃないよ、という判例があります。 言い換えると、外国人の住民に選挙権がなくても合憲、ということです。 【参考】最判平7.2.28の裁判要旨 日本国民たる住民に限り地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権を有するものとした 地方自治法11条、18条、公職選挙法9条2項は、憲法15条1項、93条2項に 違反しない。 3【○】 選択肢の通り。(最大判昭45.9.16) 喫煙の自由は、基本的人権に含まれるけど、いつでもどこでも保障されるわけじゃないよ、 という判例があります。 【参考】最大判昭45.9.16の裁判要旨 監獄法施行規則96条中未決勾留により拘禁された者に対し喫煙を禁止する規定は、 憲法13条に違反しない。 ~ 18 ~ No.10 商法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 商行為の代理人が本人のためにすることを示さなかった場合、その行為は、 本人に対してその効力を生じない。ただし、相手方が、代理人が本人のために することを知らなかったときは、代理人に対して履行の請求をすることができる。 2 何人も、不正の目的をもって、他の商人であると誤認されるおそれのある名称又は 商号を使用することは禁止されている。そして、これに違反した者は、 100万円以下の過料に処せられる。また、禁止されている名称又は商号の使用に よって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある商人は、 その営業上の利益を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の 停止又は予防を請求することができる。 3 商人及び代理商は、契約の期間を定めなかったときは、原則として、3ヵ月前 までに予告して、その契約を解除することができる。例外として、やむを得ない 事由があるときは、いつでもその契約を解除することができる。 ~ 19 ~ No.10 商法 解答 1【×】 「本人に対してその効力を生じない」が×。「本人に対してその効力を生じる」にすると○。 商法は、非顕名主義なので、「私Aは、Bの代理人です」ということを言わなくても、 AがBの代理としてその行為をしたことになります。 民法の顕名主義とは違うので注意が必要です。 【参考】商法504条 商行為の代理人が本人のためにすることを示さないでこれをした場合であっても、 その行為は、本人に対してその効力を生ずる。ただし、相手方が、代理人が本人のために することを知らなかったときは、代理人に対して履行の請求をすることを妨げない。 2【○】 選択肢の通り。 不正の目的で、紛らわしい名称や商号をつけるのはNGです。 (自分のお店を、他人がやってる有名なお店だと勘違いさせるようなイメージ) 違反すると、100万円以下の過料になります。 【参考】商法 12条 何人も、不正の目的をもって、他の商人であると誤認されるおそれのある名称又は 商号を使用してはならない。 2 前項の規定に違反する名称又は商号の使用によって営業上の利益を侵害され、又は 侵害されるおそれがある商人は、その営業上の利益を侵害する者又は侵害するおそれが ある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。 13条 前条第1項の規定に違反した者は、100万円以下の過料に処する。 3【×】 「3ヵ月前までに」が×。「2ヵ月前までに」にすると○。 契約期間が決まってない場合に、契約の解除をしたければ、最低でも解除する2ヵ月前に 「今度契約を解除します」と予告する必要があります。 例外として、やむを得ない理由があれば、いつでも解除できます。 【参考】商法30条 商人及び代理商は、契約の期間を定めなかったときは、2ヵ月前までに予告し、 その契約を解除することができる。 2 前項の規定にかかわらず、やむを得ない事由があるときは、商人及び代理商は、 いつでもその契約を解除することができる。 ~ 20 ~ No.11 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 行政庁には、審査基準を定める義務があり、審査基準を定めるに当たっては、 許認可等の性質に照らしてできる限り具体的なものとしなければならない。 また、行政庁は、行政上特別の支障があるときを除いて、法令で申請の提出先と されている機関の事務所に備付ける等、適当な方法により審査基準を公にして おかなければならない。 2 行政庁は、申請の処理をするに当たって、他の行政庁で同じ申請者からされた 関連する申請が審査中であることを理由に、自分が担当している許認可等をするか どうかについての審査又は判断を殊更に遅延させるようなことをしてはならない。 また、ひとつの申請又は同じ申請者からされた相互に関連する複数の申請に対する 処分について複数の行政庁が関与する場合、当該複数の行政庁は、必要に応じて、 相互に連絡をとり、当該申請者からの説明の聴取を共同して行う等により審査の 促進に努めるものとする。 3 「処分基準」とは、申請により求められた許認可等をするかどうかをその法令の 定めに従って判断するために必要とされる基準をいう。一方、「審査基準」とは、 不利益処分をするかどうか又はどのような不利益処分とするかについて その法令の定めに従って判断するために必要とされる基準をいう。 ~ 21 ~ No.11 行政法 解答 1【○】 選択肢の通り。 審査基準のポイントは3つあります。 ① 定める義務 ② できる限り具体的にする義務 ③ 公にする義務(例外:行政上特別の支障があるとき) 【参考】行政手続法5条 行政庁は、審査基準を定めるものとする。 2 行政庁は、審査基準を定めるに当たっては、許認可等の性質に照らしてできる限り 具体的なものとしなければならない。 3 行政庁は、行政上特別の支障があるときを除き、法令により申請の提出先とされている 機関の事務所における備付けその他の適当な方法により審査基準を公にしておかなければ ならない。 2【○】 選択肢の通り。 複数の行政庁が関係する場合のポイントは2つあります。 ① 他が審査中だということを理由に、自分の担当している許認可の審査や結論を遅らせる ⇒ 禁止されています。 ② 申請者の説明を共同で聴く等、審査を効率的に進める ⇒ 努力義務があります。 【参考】行政手続法11条 行政庁は、申請の処理をするに当たり、他の行政庁において同一の申請者からされた 関連する申請が審査中であることをもって自らすべき許認可等をするかどうかについての 審査又は判断を殊更に遅延させるようなことをしてはならない。 2 一の申請又は同一の申請者からされた相互に関連する複数の申請に対する処分について 複数の行政庁が関与する場合においては、当該複数の行政庁は、必要に応じ、相互に 連絡をとり、当該申請者からの説明の聴取を共同して行う等により審査の促進に 努めるものとする。 3【×】 「処分基準」と「審査基準」の説明が逆になっています。 審査基準と処分基準の見分け方は次の通りです。 審査基準 ⇒ 許認可を出すときの基準 処分基準 ⇒ 不利益処分をするときの基準 【参考】行政手続法2条8号ロ・ハ ロ 審査基準(申請により求められた許認可等をするかどうかをその法令の定めに従って 判断するために必要とされる基準をいう。以下同じ。) ハ 処分基準(不利益処分をするかどうか又はどのような不利益処分とするかについて その法令の定めに従って判断するために必要とされる基準をいう。以下同じ。) ~ 22 ~ No.12 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 失踪者が生存することの証明があったときは、家庭裁判所は、本人又は 利害関係人の請求により、失踪の宣告を取り消さなければならない。この場合に おいて、その取消しは、失踪の宣告後その取消し前に「善意でした行為」の効力に 影響を及ぼさない。判例によると、この「善意でした行為」については、行為を した当事者の一方が善意だったら十分とされている。 また、失踪の宣告によって財産を得た者は、その取消しによって権利を失う。 ただし、現に利益を受けている限度においてのみ、その財産を返還する義務を負う。 2 Aの子B(未成年)が、Aの同意なくCから100万円借りた。その後、AはBが 無断で100万円借りていることに気づき、Cに対して、Bの借金を取り消した。 このとき、AがBの借金を取り消す前に、Bが、借りた100万円を全額 生活費として使ってしまい手元に1円も残っていなければ、BはCに1円たりとも 返還する必要はない。 3 DとEが同棲している最中に、DがEに内緒で婚姻届を書いて役所に提出した。 このとき、2人は結婚前だけど、実質的には結婚した夫婦と同じような生活を 送っていて、Eが婚姻届が提出されたことを知った後で追認したら、提出された 婚姻届は、提出時から有効になる。 ~ 23 ~ No.12 民法 解答 1【×】 (大判昭13.2.7) 「一方が善意だったら十分」が×。「双方が善意だったことが必要」にすると○。 「善意でした行為」は、当事者の両方ともが善意じゃないとダメ、という判例があります。 当事者が両方とも善意だったら、失踪宣告が取り消されてもその当事者がしたことは 元に戻す必要はなく、そのままでOKです。 失踪宣告が取り消されるパターンは、次の2つのどちらかです。 ① 実は生きていた ② 死亡したタイミングが違う(7年前じゃなくて実は3年前、等) 【参考】民法32条 失踪者が生存すること又は前条に規定する時と異なる時に死亡したことの証明があった ときは、家庭裁判所は、本人又は利害関係人の請求により、失踪の宣告を取り消さなければ ならない。この場合において、その取消しは、失踪の宣告後その取消し前に善意でした 行為の効力に影響を及ぼさない。 2 失踪の宣告によって財産を得た者は、その取消しによって権利を失う。ただし、現に 利益を受けている限度においてのみ、その財産を返還する義務を負う。 2【×】 (大判昭7.10.26) 「BはCに1円たりとも返還する必要はない。」が×。 「BはCに100万円を返還しなければならない」にすると○。 未成年者は、取り消されたら「現に利益を受けている限度」(現存利益)で返還する 義務があります。 借金を生活費の100万円に充てたら、自分のお金が100万円浮くことになるので、 これは未成年者でも残存利益になる、という判例があります。 【参考】民法121条 取り消された行為は、初めから無効であったものとみなす。ただし、制限行為能力者は、 その行為によって現に利益を受けている限度において、返還の義務を負う。 3【○】 (最判昭47.7.25) 婚姻届を相手に内緒で書いて提出しても、2人が結婚した夫婦と同じような生活をしていて、 後で相手が婚姻届のことを知って追認したら、婚姻届を提出した時に遡って有効になる、 という判例があります。 【参考】最判昭47.7.25の裁判要旨 事実上の夫婦の一方が他方の意思に基づかないで婚姻届を作成提出した場合において、 当時右両名に夫婦としての実質的生活関係が存在しており、かつ、のちに他方の配偶者が 届出の事実を知ってこれを追認したときは、右婚姻は追認によりその届出の当初に遡つて 有効となると解すべきである。 ~ 24 ~ No.13 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 デジタルサイネージとは、電子看板のことで、さまざまな場所で、ネットワークに 接続されたディスプレイから情報を発信するシステムの総称をいう。代表的な デジタルサイネージとしては、渋谷のスクランブル交差点にある巨大スクリーンや、 JR山手線車内のトレインチャンネルがある。 2 キーロガーとは、キーボードで入力された情報を記録するソフトウェアのことで、 プログラムの欠陥を探して取り除くデバッグ作業等で利用されているが、最近は 他人のパスワードやクレジットカード番号を不正に入手するために悪用される ことが増えている。 3 パッチとは、完成したプログラムの不具合等の欠陥をなくすために、後から 配布される修正プログラムのことで、無償で配布されることもあるが、有償で 配布されることの方が多い傾向にある。 ~ 25 ~ No.13 一般知識 解答 1【○】 選択肢の通り。 電子看板のことを、デジタルサイネージといいます。 最近はいろいろなところで見かけるようになりました。 2【○】 選択肢の通り。 キーボードに入力された情報を記録するものを、キーロガーといいます。 本来は、不正操作の確認やデバッグ作業のために利用されるものですが、最近は他人の 個人情報を盗むために悪用されることが増えています。 3【×】 「無償で配布されることもあるが、有償で配布されることの方が多い」が×。 「有償で配布されることもあるが、無償で配布されることの方が多い」にすると○。 パッチは、プログラムの不具合を直すために配布されることが多いので、 そういった場合は無料で配布されることがほとんどです。 ~ 26 ~ No.14 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、税理士会が政党など政治資金規正法上の政治団体に金員を 寄付することは、税理士会の目的の範囲外の行為であるため、政党など 政治資金規正法上の政治団体に金員の寄付をするために会員から特別会費を 徴収する旨の税理士会の総会決議は無効であるとされている。 2 判例によると、損失補償には、国家賠償法のような「損失補償法」という 一般法は存在しないため、個々の法律に損失補償に関する規定がない場合は、 損失補償を請求することはできないとされている。 3 特定の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、 その地方公共団体の住民の投票において3分の2以上の同意を得なければ、 国会はその特別法を制定することができない。 ~ 27 ~ No.14 憲法 解答 1【○】 選択肢の通り。(最判平8.3.19) 税理士会が、政治資金を寄付するために、会員の税理士から特別会費を集める決議は 「無効」、という判例があります。 【参考】最判平8.3.19の裁判要旨 一 税理士会が政党など政治資金規正法上の政治団体に金員を寄付することは、 税理士会の目的の範囲外の行為である。 二 政党など政治資金規正法上の政治団体に金員の寄付をするために会員から特別会費を 徴収する旨の税理士会の総会決議は無効である。 2【×】 (最大判昭43.11.27) 「損失補償を請求することはできない」が×。 「憲法29条3項を根拠に、損失補償を請求することができる」にすると○。 法律に損失補償の条文がない場合でも、憲法29条3項を根拠にして損失補償をすることが できる、という判例があります。 【参考】最大判昭43.11.27の裁判要旨 一 二 河川附近地制限令4条2号、10条は、憲法29条3項に違反しない。 財産上の犠牲が単に一般的に当然に受認すべきものとされる制限の範囲をこえ、 特別の犠牲を課したものである場合には、これについて損失補償に関する規定が なくても、直接憲法29条3項を根拠にして、補償請求をする余地がないではない 。 【参考】憲法29条3項 3 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用いることができる。 3【×】 「3分の2以上」が×。「過半数」にすると○。 たとえば、山梨県でだけ有効な特別法をつくるときは、山梨県の住民投票で 過半数の同意がないとつくることができません。 【参考】憲法95条 一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、 その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、 これを制定することができない。 ~ 28 ~ No.15 会社法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 株式会社の発起設立において、発起人は、出資の履行が完了した後、遅滞なく、 株式会社の設立に際して取締役となる設立時取締役を選任しなければならない。 2 設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合には、 設立時取締役の選任は、株式会社の設立に際して監査等委員会の委員となる 設立時監査等委員である設立時取締役と、それ以外の設立時取締役とを 区別してしなければならない。 3 定款で設立時取締役として定められた者は、出資の履行が完了した時に、 設立時取締役に選任されたものと推定される。 ~ 29 ~ No.15 会社法 解答 1【○】 選択肢の通り。 発起人は、出資が終わったら、「遅滞なく」、設立時取締役を選ぶ「義務」があります。 【参考】会社法38条1項 発起人は、出資の履行が完了した後、遅滞なく、設立時取締役(株式会社の設立に際して 取締役となる者をいう。以下同じ。)を選任しなければならない。 2【○】 選択肢の通り。 平成26年の会社法改正で、新しく「監査等委員会」という委員会を置くことができるように なりました。 この委員会は、取締役会の中に置かれて、メンバーは取締役3人以上で、 そのうちの過半数が社外取締役とされています。 そして、この監査等委員会のある株式会社を設立するときは、設立時取締役の誰が 委員会のメンバーなのかを明確にしなさいよ、という条文です。 【参考】会社法38条2項 2 設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合には、前項の規定による 設立時取締役の選任は、設立時監査等委員(株式会社の設立に際して監査等委員 (監査等委員会の委員をいう。以下同じ。)となる者をいう。以下同じ。)である 設立時取締役とそれ以外の設立時取締役とを区別してしなければならない。 3【×】 「選任されたものと推定される」が×。「選任されたものとみなされる」にすると○。 定款に「設立時取締役 Aさん」と書いてあれば、出資が終わったら、Aさんは 設立時取締役に選ばれたとみなされるので、必ず設立時取締役になります。 他の、設立時監査役などの役員についても、同じ扱いです。 【参考】会社法38条4項 4 定款で設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合に あっては、設立時監査等委員である設立時取締役又はそれ以外の設立時取締役。 以下この項において同じ。)、設立時会計参与、設立時監査役又は設立時会計監査人として 定められた者は、出資の履行が完了した時に、それぞれ設立時取締役、設立時会計参与、 設立時監査役又は設立時会計監査人に選任されたものとみなす。 ~ 30 ~ No.16 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 処分についての審査請求は、処分があったことを知った日の翌日から起算して 3月を経過したときは、することができない。ただし、正当な理由が あるときは、この限りでない。 2 審査庁となるべき行政庁は、審理員となるべき者の名簿を作成するとともに、 当該審査庁となるべき行政庁及び関係処分庁の事務所における備付けその他の 適当な方法により公にしておかなければならない。 3 審査請求人又は参加人は、審理手続が終結するまでの間、審理員に対して、 提出書類の閲覧又は写しの交付を求めることができる。この場合において、 審理員は、第三者の利益を害するおそれがあると認めるとき、その他正当な理由が あるときでなければ、その閲覧又は交付を拒むことができない。 ~ 31 ~ No.16 行政法 解答 1【○】 選択肢の通り。 法改正で、審査請求期間は3ヵ月になりました。 【参考】行政不服審査法18条1項 処分についての審査請求は、処分があったことを知った日の翌日から起算して3月 (当該処分について再調査の請求をしたときは、当該再調査の請求についての決定が あったことを知った日の翌日から起算して1月)を経過したときは、することが できない。ただし、正当な理由があるときは、この限りでない。 2【×】 「作成するとともに」が×。 「作成するよう努めるとともに、これを作成したときは」にすると○。 審理員の名簿は「作成⇒努力義務」「作成した場合、公にする⇒義務」となります。 行政手続法の標準処理期間と同じ考え方です。 【参考】行政不服審査法17条 審査庁となるべき行政庁は、審理員となるべき者の名簿を作成するよう努めるとともに、 これを作成したときは、当該審査庁となるべき行政庁及び関係処分庁の事務所における 備付けその他の適当な方法により公にしておかなければならない。 3【○】 選択肢の通り。 審査請求人や参加人は、審査請求の審理が終わるまでは、審理員に提出された書類の 閲覧や、コピーの交付を請求できます。 そして、審理員は、第三者の利益を害する可能性があるか、正当な理由がなければ、 閲覧やコピーの交付を断ることはできません。 【参考】行政不服審査法38条1項 審査請求人又は参加人は、41条1項又は2項の規定により審理手続が終結するまでの 間、審理員に対し、提出書類等(29条4項各号に掲げる書面又は32条1項若しくは2項 若しくは33条の規定により提出された書類その他の物件をいう。次項において同じ。)の 閲覧(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することが できない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものを いう。以下同じ。)にあっては、記録された事項を審査庁が定める方法により表示したものの 閲覧)又は当該書面若しくは当該書類の写し若しくは当該電磁的記録に記録された事項を 記載した書面の交付を求めることができる。この場合において、審理員は、第三者の利益を 害するおそれがあると認めるとき、その他正当な理由があるときでなければ、その閲覧又は 交付を拒むことができない。 ~ 32 ~ No.17 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 Aは、Bから借りた時計が気に入ったので、Bから買い取ることにした。 このとき、その時計をAが持っていたときは、一旦時計をBに返さなければ、 Aはその時計の占有権を取得できない。 2 判例によると、CがDから建物を借りていたが、Cの債務不履行で賃貸借契約が 解除された後も、Cはその建物に住んでいて、その間に、有益費を支出した ときは、Cは有益費の償還を受けるまでは、留置権を行使してその建物に 住み続けることができるとされている。 3 質権者は、その権利の存続期間内において、自己の責任で、質物について、 転質をすることができる。この場合において、転質をしたことによって生じた 損失については、不可抗力によるものでなければ、その責任を負う。 ~ 33 ~ No.17 民法 解答 1【×】 「一旦時計をBに返さなければ、Aはその時計の占有権を取得できない」が×。 「一旦時計をBに返さなくても、Aはその時計の占有権を取得できる」にすると○。 「簡易の引渡し」という方法があるので、Aはその時計をBに返さなくても、 時計の占有権を取得できます。 【参考】民法182条2項 2 譲受人又はその代理人が現に占有物を所持する場合には、占有権の譲渡は、当事者の 意思表示のみによってすることができる。 2【×】 (最判昭46.7.16) 「その建物に住み続けることができる」が×。 「その建物に住み続けることはできない」にすると○。 Cは、賃貸借契約が債務不履行で解除された後もその建物に住んでいたら、「不法占有」に なります。(Cは無権利者) 無権利者が、有益費を支出しても、留置権は行使できないよ、という判例があります。 【参考】最判昭46.7.16の裁判要旨 建物の賃借人が、債務不履行により賃貸借契約を解除されたのち、権原のないことを 知りながら右建物を不法に占有する間に有益費を支出しても、その者は、民法295条 2項の類推適用により、右費用の償還請求権に基づいて右建物に留置権を行使することは できない。 【参考】民法295条 他人の物の占有者は、その物に関して生じた債権を有するときは、その債権の弁済を 受けるまで、その物を留置することができる。ただし、その債権が弁済期にないときは、 この限りでない。 2 前項の規定は、占有が不法行為によって始まった場合には、適用しない。 3【×】 「不可抗力によるものでなければ」が×。「不可抗力によるものであっても」にすると○。 転質をして、何か損失が出たら、不可抗力でも質権者が責任を取ります。 【参考】民法348条 質権者は、その権利の存続期間内において、自己の責任で、質物について、転質を することができる。この場合において、転質をしたことによって生じた損失については、 不可抗力によるものであっても、その責任を負う。 ~ 34 ~ No.18 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 財政とは、国及び地方公共団体が活動するために必要な資金を集めて、 支出することをいい、財政の機能には、資源配分機能と所得再配分機能の 2つがあるとされている。 2 補正予算とは、本予算の成立が新年度に間に合わない場合に、本予算が 成立するまでのつなぎとして作成される予算のことをいう。 3 プライマリーバランスとは、国の税収と一般歳出のバランスを見るもので、 黒字であることが望ましいが、日本の場合は、およそ20年間もの間、 赤字の状態が続いている。 ~ 35 ~ No.18 一般知識 解答 1【×】 「資源配分機能と所得再配分機能の2つがあるとされている」が×。 「資源配分機能、所得再配分機能、経済安定化機能の3つがあるとされている」にすると○。 財政の機能は、3つあります。 2【×】 「補正予算」が×。「暫定予算」にすると○。 本予算が間に合わない場合に作成する予算は、暫定予算です。 補正予算は、本予算が成立した後で、本予算の内容を変更するために作成する予算です。 3【○】 日本のプライマリーバランスは、1993年から赤字の状態が続いています。 ~ 36 ~ No.19 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、公の施設である市民会館の使用を許可してはならない事由として、 市の条例で定める「公の秩序をみだすおそれがある場合」とは、その会館における 集会の自由を保障することの重要性よりも、その会館で集会が開かれることによって、 人の生命、身体又は財産が侵害され、公共の安全が損なわれる危険を回避し、 防止することの必要性が優越する場合をいうものとされている。 2 法律案は、この憲法に特別の定めのある場合を除いては、両議院で可決したとき 法律となる。また、衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、 衆議院で出席議員の過半数の多数で再び可決したときは、法律となる。 3 最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する。また、 最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、 在任中、これを増額又は減額することができない。 ~ 37 ~ No.19 憲法 解答 1【○】 選択肢の通り。(最判平7.3.7) 「公の秩序をみだすおそれがある場合」の解釈の話です。 「集会の自由の保障」より、「集会を開くことで生じる危険の回避・防止」が優先するよ、 という判例です。 【参考】最判平7.3.7の裁判要旨 公の施設である市民会館の使用を許可してはならない事由として市立泉佐野市民会館条例 7条1号の定める「公の秩序をみだすおそれがある場合」とは、右会館における集会の 自由を保障することの重要性よりも、右会館で集会が開かれることによって、人の生命、 身体又は財産が侵害され、公共の安全が損なわれる危険を回避し、防止することの必要性が 優越する場合をいうものと限定して解すべきであり、その危険性の程度としては、単に 危険な事態を生ずる蓋然性があるというだけでは足りず、明らかな差し迫った危険の発生が 具体的に予見されることが必要であり、そう解する限り、このような規制は、憲法21条 地方自治法244条に違反しない。 2【×】 「出席議員の過半数」が×。「出席議員の3分の2以上」にすると○。 衆議院で可決して、参議院で否決された法律案を、衆議院で再可決するには、 出席議員の3分の2以上の賛成が必要です。 【参考】憲法59条1項・2項 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。 2 衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、衆議院で出席議員の 3分の2以上の多数で再び可決したときは、法律となる。 3【×】 「これを増額又は減額することができない」が×。 「これを減額することができない」にすると○。 裁判官の報酬については、「減らせない」と憲法の条文にあるだけなので、増やすことは 可能です。 【参考】憲法79条5項・6項 5 6 最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する。 最高裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、 これを減額することができない。 ~ 38 ~ No.20 会社法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 取締役、会計参与、監査役、執行役又は会計監査人は、その任務を怠ったときは、 株式会社に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。 2 取締役等の役員が、株式会社に対して負う損害賠償責任は、総株主の3分の2以上の 同意がなければ、免除することができない。 3 取締役会の決議は、原則として、議決に加わることができる取締役の全員が 出席し、その過半数をもって行う。 ~ 39 ~ No.20 会社法 解答 1【○】 選択肢の通り。 取締役等の役員は、自分の仕事をサボって自社に損害が出たときは、 損害賠償をする義務があります。 【参考】会社法423条1項 取締役、会計参与、監査役、執行役又は会計監査人(以下この節において「役員等」と いう。)は、その任務を怠ったときは、株式会社に対し、これによって生じた損害を 賠償する責任を負う。 2【×】 「総株主の3分の2以上の同意」が×。「総株主の同意」にすると○。 取締役等の役員が、自社に対して負う損害賠償責任を免除するときは、総株主の「全員」の 同意が必要です。 【参考】会社法424条 前条1項の責任は、総株主の同意がなければ、免除することができない。 3【×】 「取締役の全員が出席し」が×。「取締役の過半数が出席し」にすると○。 取締役会の決議は、「出席:過半数」「決議:出席した取締役の過半数」となります。 たとえば、取締役が5人の取締役会なら、最低3人が出席して、出席した3人のうちの 2人が賛成すれば決議されます。 【参考】会社法369条1項 取締役会の決議は、議決に加わることができる取締役の過半数(これを上回る割合を 定款で定めた場合にあっては、その割合以上)が出席し、その過半数(これを上回る割合を 定款で定めた場合にあっては、その割合以上)をもって行う。 ~ 40 ~ No.21 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、市町村の施行に係る土地区画整理事業の事業計画の決定は、 行政事件訴訟法の「行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為」に 該当しないため、抗告訴訟の対象にならないとされている。 2 判例によると、公共施設の管理者である国若しくは地方公共団体又はその機関が 都市計画法の開発拒否に係る同意を拒否する行為は、抗告訴訟の対象となる処分に 当たるとされている。 3 判例によると、優良運転者が、自動車等運転免許証の有効期間の更新に当たり、 優良運転者である旨の記載のない免許証を交付された場合は、当該更新処分の 取消しを求める訴えの利益を有するとされている。 ~ 41 ~ No.21 行政法 解答 1【×】 (最判平20.9.10) 「該当しないため、抗告訴訟の対象にならない」が×。 「該当するため、抗告訴訟の対象になる」にすると○。 市町村がする土地区画整理事業の事業計画の決定は、その地域の地主の権利や義務に 影響があるので、抗告訴訟の対象になる、という判例があります。 【参考】最判平20.9.10の裁判要旨 市町村の施行に係る土地区画整理事業の事業計画の決定は、抗告訴訟の対象となる 行政処分に当たる。 2【×】 (最判平7.3.23) 「抗告訴訟の対象となる処分に当たる」が×。 「抗告訴訟の対象となる処分に当たる」にすると○。 国や地方公共団体が、都市計画法の開発許可の同意を拒否しても、国民の権利や義務に 影響はないので、抗告訴訟の対象にならない、という判例があります。 【参考】最判平7.3.23の裁判要旨 一 公共施設の管理者である国若しくは地方公共団体又はその機関が都市計画法32条 所定の同意を拒否する行為は、抗告訴訟の対象となる処分に当たらない。 3【○】 選択肢の通り。(最判平21.2.27) ゴールド免許の人が、何の事故や違反もしてないのに、免許の更新をしたら ゴールドじゃなくなったら、訴えの利益がある、という判例があります。 【参考】最判平21.2.27の裁判要旨 自動車等運転免許証の有効期間の更新に当たり、一般運転者として扱われ、優良運転者で ある旨の記載のない免許証を交付されて更新処分を受けた者は、上記記載のある免許証を 交付して行う更新処分を受ける法律上の地位を否定されたことを理由として、これを 回復するため、当該更新処分の取消しを求める訴えの利益を有する。 ~ 42 ~ No.22 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 消費貸借では、当事者が返還の時期を定めなかったときは、貸主は、相当の期間を 定めて返還の催告をすることができる。また、借主は、いつでも返還することが できる。 2 AがBから借りた100万円を弁済したときは、Aは、Bに対して、受取証書の 交付を請求することができる。なお、判例によると、債務の弁済と受取証書の 交付は、同時履行の関係に立たず、債務の弁済を先にしなければ、受取証書の 交付を請求することはできないとされている。 3 詐害行為取消権は、債権者が取消しの原因を知った時から3年間行使しない とき、または、行為の時から20年を経過したときに、時効によって消滅する。 ~ 43 ~ No.22 民法 解答 1【○】 選択肢の通り。 消費貸借は、使うとなくなる物の貸し借りのことです。(お金など) 消費貸借では、いつ返すかを決めなかったら、貸した方は、相当の期間を定めて 「貸した物返して」と催告できます。 つまり、「今すぐ返して」はNGです。 また、借りた方は、いつ返してもOKです。 【参考】民法591条 当事者が返還の時期を定めなかったときは、貸主は、相当の期間を定めて返還の催告を することができる。 2 借主は、いつでも返還をすることができる。 2【×】 (大判昭16.3.1) 「同時履行の関係に立たず、債務の弁済を先にしなければ、受取証書の交付を 請求することはできないとされている。」が×。 「同時履行の関係に立つとされている」にすると○。 借金返済(債務の弁済)と、領収書(受取証書)の交付は、同時履行だよ、という 判例があります。 【参考】民法486条 弁済をした者は、弁済を受領した者に対して受取証書の交付を請求することができる。 3【×】 「3年間」が×。「2年間」にすると○。 詐害行為取消権の時効は、「詐害行為があることを知った時から2年」と 「詐害行為から20年」です。 【参考】民法426条 424条の規定による取消権は、債権者が取消しの原因を知った時から2年間 行使しないときは、時効によって消滅する。行為の時から20年を経過したときも、 同様とする。 ~ 44 ~ No.23 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 検察審査会制度は、選挙権のある国民の中から選ばれた13人の検察審査員が、 検察官が被疑者を起訴しなかったことの是非を審査する制度で、昭和23年から 実施されている。 2 検察審査会制度では、刑事事件のうち、検察官が不起訴処分にした事件が 審査の対象となる。審査の対象となる事件には、内乱罪や独占禁止法違反の罪も 含まれる。 3 検察審査会制度において、検察審査員には守秘義務があり、守秘義務に違反した 場合は、6ヵ月以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。 ~ 45 ~ No.23 一般知識 解答 1【×】 「13人の検察審査員」が×。「11人の検察審査員」にすると○。 検察審査員の数は、サッカーの人数と同じです。 検察審査会制度が昭和23年から実施されている点は正しいです。 2【×】 「含まれる」が×。「含まれない」にすると○。 内乱罪と独占禁止法違反の罪は、検察審査会の対象外です。 3【○】 選択肢の通り。 検察審査員の守秘義務違反は、6ヵ月以下の懲役か50万円以下の罰金です。 これは、裁判員が守秘義務違反をしたときと同じ罰則です。 ~ 46 ~ No.24 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、市立小学校の校長先生Aが、音楽の先生Bに対して、入学式の 国歌斉唱のときに、ピアノの伴奏を求める職務命令を出したところ、この職務命令は、 Bの思想及び良心の自由を侵すものとして、憲法19条に違反するとされている。 【参考】憲法19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。 2 判例によると、氏名は、原則として、不利益な事項には該当しないため、 氏名について黙秘する権利があるとはいえないとされている。 3 裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと 決定された場合を除いては、罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関が これを行うことはできない。 ~ 47 ~ No.24 憲法 解答 1【×】 (最判平19.2.27) 「憲法19条に違反する」が×。「憲法19条に違反しない」にすると○。 校長先生が、音楽の先生に入学式でピアノの伴奏をするように言ったとしても、 それは音楽の先生の歴史観や世界観を否定しているわけではないので、憲法19条には 違反しない、という判例があります。 【参考】最判平19.2.27の裁判要旨 市立小学校の校長が職務命令として音楽専科の教諭に対し入学式における国歌斉唱の 際に「君が代」のピアノ伴奏を行うよう命じた場合において、(1)上記職務命令は 「君が代」が過去の我が国において果たした役割に係わる同教諭の歴史観ないし世界観 自体を直ちに否定するものとは認められないこと、(2)入学式の国歌斉唱の際に 「君が代」のピアノ伴奏をする行為は、音楽専科の教諭等にとって通常想定され期待される ものであり、当該教諭等が特定の思想を有するということを外部に表明する行為であると 評価することは困難であって、前記職務命令は前記教諭に対し特定の思想を持つことを 強制したりこれを禁止したりするものではないこと、(3)前記教諭は地方公務員として 法令等や上司の職務上の命令に従わなければならない立場にあり、前記職務命令は、 小学校教育の目標や入学式等の意義、在り方を定めた関係諸規定の趣旨にかなうもので あるなど、その目的及び内容が不合理であるとはいえないことなど判示の事情の下では、 前記職務命令は、前記教諭の思想及び良心の自由を侵すものとして憲法19条に違反すると いうことはできない。(補足意見及び反対意見がある。) 2【○】 選択肢の通り。(最大判昭32.2.20) 憲法38条には「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」とあるけれど、氏名は 不利益な供述には該当しないので、氏名を黙秘する権利はない、という判例があります。 【参考】最大判昭32.2.20の裁判要旨 二 被告人の氏名の如きは原則として、不利益な事項ということはできず、それにつき 黙秘する権利があるとはいえない。 3【×】 「除いては、罷免されない」が×。 「除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない」にすると○。 裁判官が辞めさせられるケースは、「心身の故障」「公の弾劾(弾劾裁判所)」の2つが あります。 【参考】憲法78条 裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された 場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関が これを行うことはできない。 ~ 48 ~ No.25 会社法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 公開会社において、6ヵ月前から引き続き株式を有する株主は、取締役が 株式会社の目的の範囲外の行為その他法令若しくは定款に違反する行為をし、又は これらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって当該株式会社に 著しい損害が生ずるおそれがあるときは、当該取締役に対し、当該行為を やめることを請求することができる。 2 非公開会社において、株主は、取締役が株式会社の目的の範囲外の行為その他法令 若しくは定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合に おいて、当該行為によって当該株式会社に著しい損害が生ずるおそれが あるときは、当該取締役に対し、当該行為をやめることを請求することができる。 3 公開会社である監査役設置会社において、6ヵ月前から引き続き株式を有する 株主は、取締役が株式会社の目的の範囲外の行為その他法令若しくは定款に 違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、 当該行為によって当該株式会社に著しい損害が生ずるおそれがあるときは、 当該取締役に対し、当該行為をやめることを請求することができる。 ~ 49 ~ No.25 会社法 解答 【参考】会社法360条 6ヵ月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 株式を有する株主は、取締役が株式会社の目的の範囲外の行為その他法令若しくは定款に 違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって 当該株式会社に著しい損害が生ずるおそれがあるときは、当該取締役に対し、当該行為を やめることを請求することができる。 2 公開会社でない株式会社における前項の規定の適用については、同項中「6ヵ月 (これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を 有する株主」とあるのは、「株主」とする。 3 監査役設置会社、監査等委員会設置会社又は指名委員会等設置会社における第1項の 規定の適用については、同項中「著しい損害」とあるのは、「回復することができない 損害」とする。 1【○】 選択肢の通り。 360条1項が、公開会社の場合の話です。 公開会社だと、取締役に対して、その行為をやめるように請求できる株主は、 6ヵ月以上その会社の株を持っている株主です。 2【○】 選択肢の通り。 360条2項が、非公開会社の場合の話です。 非公開会社だと、取締役に対して、その行為をやめるように請求できる株主は、 どんな株主でもOKです。 なので、前日に株主になった人も、請求できます。 3【×】 「著しい損害」が×。「回復することができない損害」にすると○。 360条3項が、監査役設置会社などの場合の話です。 監査役設置会社だと、株主が、取締役に対して、その行為をやめるように請求するには、 「回復することができない損害」が必要です。 「著しい損害」より「回復することができない損害」の方が重い損害です。 たとえば、会社に10億円の損害を与える場合が「著しい損害」で、 会社が倒産するような損害を与える場合が「回復することができない損害」です。 ~ 50 ~ No.26 行政法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、議会運営委員会及び 特別委員会を置くものとされている。 2 普通地方公共団体の議会の議決について異議があるときは、 当該普通地方公共団体の長は、地方自治法に特別の定めがあるものを除くほか、 その議決の日から10日以内に理由を示してこれを再議に付することができる。 3 指定管理者の指定は、期間を定めて行うものとする。また、普通地方公共団体は、 指定管理者の指定をしようとするときは、あらかじめ、当該普通地方公共団体の 議会の議決を経なければならない。 ~ 51 ~ No.26 行政法 解答 1【×】 「置くものとされている」が×。「置くことができる」にすると○。 県や市の議会が常任委員会等を置くときは、条例で決める必要がありますが、 置かなくてもOKです。 【参考】地方自治法109条1項 普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会を 置くことができる。 2【○】 選択肢の通り。 県知事や市長(普通地方公共団体の長)は、議会で決めたことに異議があるときは、 議決の日から10日以内なら、もう一度議会で議論させることができます。 【参考】地方自治法176条1項 普通地方公共団体の議会の議決について異議があるときは、当該普通地方公共団体の 長は、この法律に特別の定めがあるものを除くほか、その議決の日(条例の制定若しくは 改廃又は予算に関する議決については、その送付を受けた日)から10日以内に理由を 示してこれを再議に付することができる。 3【○】 選択肢の通り。 指定管理者の指定は、必ず期間限定です。 また、指定管理者の指定をする前に、必ず、議会の議決で「OK」をもらっておく 必要があります。 【参考】地方自治法244条の2第5項・6項 5 指定管理者の指定は、期間を定めて行うものとする。 6 普通地方公共団体は、指定管理者の指定をしようとするときは、あらかじめ、 当該普通地方公共団体の議会の議決を経なければならない。 ~ 52 ~ No.27 民法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 相続の開始後、認知によって相続人となった者が遺産の分割を請求しようとする 場合において、他の共同相続人が既に遺産の分割を終えていたときは、 遺産分割協議のやり直しを請求することはできないが、遺産総額に対する自分の 相続分の価額を計算して、金銭的な支払いを受けることはできる。 2 判例によると、共同相続人は、既に成立している遺産分割協議の全部又は一部を 全員の合意で解除した後、改めて分割協議を成立させることができるとされている。 3 相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。 被相続人の一身に専属したものについても、同様とされている。 ~ 53 ~ No.27 民法 解答 1【○】 選択肢の通り。 相続が始まった後で、認知されて新しく相続人になった人は、既に遺産分割が 終わっていたら、もう一度遺産分割をやり直すように請求することはできませんが、 自分が相続できる額を、お金で払うように請求することができます。 【参考】民法910条 相続の開始後認知によって相続人となった者が遺産の分割を請求しようとする場合に おいて、他の共同相続人が既にその分割その他の処分をしたときは、価額のみによる支払の 請求権を有する。 2【○】 選択肢の通り。(最判平2.9.27) 相続人全員の合意があれば、成立した遺産分割協議を解除して、改めて遺産分割協議を やり直すことができる、という判例があります。 【参考】最判平2.9.27の裁判要旨 共同相続人は、既に成立している遺産分割協議につき、その全部又は一部を全員の 合意により解除した上、改めて分割協議を成立させることができる。 3【×】 「一身に専属したものについても、同様とされている」が×。 「一身に専属したものは、この限りでない」にすると○。 一身に専属したもの(一身専属権)は、相続できません。 たとえば、運転免許証や、年金の受給権、行政書士の合格などは一身専属権なので、 相続できません。 ~ 54 ~ No.28 一般知識 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 行政機関の長は、開示請求に係る保有個人情報に不開示情報が含まれている場合で あっても、個人の権利利益を保護するため特に必要があると認めるときは、 開示請求者に対し、当該保有個人情報を開示することができる。 2 開示請求に対し、当該開示請求に係る保有個人情報が存在しているか否かを 答えるだけで、不開示情報を開示することとなるときは、行政機関の長は、 当該保有個人情報の存否を明らかにしないで、当該開示請求を拒否することが できる。 3 未成年者又は成年被後見人が行政機関個人情報保護法に基づく開示請求を するときは、その法定代理人が本人に代わってしなければならない。 ~ 55 ~ No.28 一般知識 解答 1【○】 選択肢の通り。 不開示情報でも、行政機関の長が「開示したほうがいい」と判断したら、開示できます。 これを「裁量的開示」といいます。 【参考】行政機関個人情報保護法16条 行政機関の長は、開示請求に係る保有個人情報に不開示情報が含まれている場合で あっても、個人の権利利益を保護するため特に必要があると認めるときは、開示請求者に 対し、当該保有個人情報を開示することができる。 2【○】 選択肢の通り。 その情報があるかないかを答えるだけで、開示することになるときは、 「その情報があるかないかは答えられません」と拒否できます。 【参考】行政機関個人情報保護法17条 開示請求に対し、当該開示請求に係る保有個人情報が存在しているか否かを 答えるだけで、不開示情報を開示することとなるときは、行政機関の長は、 当該保有個人情報の存否を明らかにしないで、当該開示請求を拒否することができる。 3【×】 「本人に代わってしなければならない」が×。 「本人に代わってすることができる」にすると○。 未成年者や成年被後見人も、自分で開示請求できますし、代わりに法定代理人がすることも できます。 【参考】行政機関個人情報保護法12条2項 2 未成年者又は成年被後見人の法定代理人は、本人に代わって前項の規定による開示の 請求(以下「開示請求」という。)をすることができる。 ~ 56 ~ No.29 憲法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 判例によると、写真週刊誌のカメラマンが、刑事事件の被疑者の動静を報道する 目的で、勾留理由開示手続が行われた法廷において同人の容ぼう、姿態を その承諾なく撮影した行為は、手錠をされ、腰縄を付けられた状態の同人の 容ぼう、姿態を、裁判所の許可を受けることなく隠し撮りしたものであることなど の事情の下においては、不法行為法上違法であるとされている。 2 判例によると、刑事事件の被告人について、法廷において訴訟関係人から資料を 見せられている状態及び手振りを交えて話しているような状態の容ぼう、姿態を 描いたイラスト画を写真週刊誌に掲載して公表した行為は、不法行為法上違法で あるとされている。 3 判例によると、刑事事件の被告人について、法廷において手錠、腰縄により身体の 拘束を受けている状態の容ぼう、姿態を描いたイラスト画を写真週刊誌に掲載して 公表した行為は、不法行為法上違法であるとされている。 ~ 57 ~ No.29 憲法 解答 1【○】 選択肢の通り。(最判平17.11.10) 刑事事件の裁判で、手錠をつけられている被疑者を、裁判所の承諾がないのに法廷で写真に 撮ったときは、違法になる、という判例があります。 【参考】最判平17.11.10の裁判要旨 2 写真週刊誌のカメラマンが、刑事事件の被疑者の動静を報道する目的で、勾留理由 開示手続が行われた法廷において同人の容ぼう、姿態をその承諾なく撮影した行為は、 手錠をされ、腰縄を付けられた状態の同人の容ぼう、姿態を、裁判所の許可を受けること なく隠し撮りしたものであることなど判示の事情の下においては、不法行為法上違法で ある。 2【×】 (最判平17.11.10) 「不法行為法上違法である」が×。 「不法行為法上違法であるとはいえない」にすると○。 刑事事件の裁判で、法廷で資料の説明を受けたり、ジェスチャーを交えて話しているときの 被告人の様子をイラストにして、週刊誌に載せても、違法にはならない、という 判例があります。 【参考】最判平17.11.10の裁判要旨 4 刑事事件の被告人について、法廷において訴訟関係人から資料を見せられている状態 及び手振りを交えて話しているような状態の容ぼう、姿態を描いたイラスト画を 写真週刊誌に掲載して公表した行為は、不法行為法上違法であるとはいえない。 3【○】 選択肢の通り。(最判平17.11.10) 刑事事件の裁判で、法廷で手錠をつけられているときの被告人の様子をイラストにして、 週刊誌に載せるのは、違法になる、という判例があります。 【参考】最判平17.11.10の裁判要旨 5 刑事事件の被告人について、法廷において手錠、腰縄により身体の拘束を受けている 状態の容ぼう、姿態を描いたイラスト画を写真週刊誌に掲載して公表した行為は、 不法行為法上違法である。 ~ 58 ~ No.30 会社法 問題 次の各文章を読んで、妥当なものには○を、妥当でないものには×をつけてください。 (制限時間:1分) 1 取締役会の決議に参加した取締役であって、取締役会の議事録に異議を とどめないものは、その決議に賛成したものとみなされる。 2 取締役会設置会社は、取締役が取締役会の決議の目的である事項について提案を した場合において、当該提案につき取締役の過半数が書面又は電磁的記録により 同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の取締役会の決議があった ものとみなす旨を定款で定めることができる。 3 取締役会設置会社は、取締役会の日から10年間、取締役会の議事録をその本店 及び支店に備え置かなければならない。 ~ 59 ~ No.30 会社法 解答 1【×】 「みなされる」が×。「推定される」にすると○。 たとえば、取締役会に出席した取締役Aについて、議事録の中に「この議案については、 Aは異議を述べた」と書いてなければ、その決議に賛成したと推定されます。 「推定される」なので、反対した証拠が別にあれば、その決議に反対したことにできます。 【参考】会社法369条5項 5 取締役会の決議に参加した取締役であって第3項の議事録に異議をとどめないものは、 その決議に賛成したものと推定する。 2【×】 「取締役の過半数」が×。「取締役の全員」にすると○。 取締役会を開かなくても、決議をしたことにするには、取締役「全員」が書面や 電磁的記録(メール等)で同意することが必要です。 【参考】会社法370条 取締役会設置会社は、取締役が取締役会の決議の目的である事項について提案をした 場合において、当該提案につき取締役(当該事項について議決に加わることができるものに 限る。)の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたとき(監査役設置会社に あっては、監査役が当該提案について異議を述べたときを除く。)は、当該提案を可決する 旨の取締役会の決議があったものとみなす旨を定款で定めることができる。 3【×】 「その本店及び支店」が×。「その本店」にすると○。 取締役会の議事録を置いておくのは、本店だけでOKです。 【参考】会社法371条1項 取締役会設置会社は、取締役会の日(前条の規定により取締役会の決議があったものと みなされた日を含む。)から10年間、第369条3項の議事録又は前条の意思表示を 記載し、若しくは記録した書面若しくは電磁的記録(以下この条において「議事録等」と いう。)をその本店に備え置かなければならない。 ~ 60 ~
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