広 報 2004年 月号 あさひ10 夫婦と税〈パートと税〉、マイホームを取得したとき 夫婦と税〈パートと税〉 例えば、夫に所得があり、妻の収入がパート収入のみの方の場合、パート収入が103万円までであれば、夫は配 偶者控除(38万円)が受けられます。 配偶者特別控除は、配偶者控除の対象ではない妻について、妻の所得によって調整 されますが、最高額は38万円です。この控除はパート収入が103万円を超えて141万 円未満であれば受けることができます(夫の合計所得が、1,000万円(給与収入で約 1,231万円)を超える年には受けることはできません。)。 マイホームを取得したとき 住 宅借入金等特別控除 住宅ローン等を利用してマイホームを新築、購入、増改築等をしたときには、一定の要件にあてはまれば、居住 の用に供した年から10年間、住宅借入金等特別控除を受けることができます(平成16年中に居住の用に供した場 合)。 住 宅借入金等特別控除の再適用 住宅借入金等特別控除の適用を受けていた方が、「給与等の支払をする者からの転任の命令に伴う転居その他こ れに準ずるやむを得ない事由」により、適用を受けていた家屋に居住しなくなった後、その家屋に再び居住した場 合には、所定の手続を行うことにより、住宅借入金等特別控除の再適用を受けることができます。 ∼詳しくは、最寄りの税務相談室又は税務署へお尋ねください。∼ 国民年金に加入していますか? 国民年金は日本にお住まいの20歳以上60歳未満の方が全員加入し、老後や万が一の時の生活保障として、すべ ての国民に共通の基礎年金を支給する制度です。 加入手続きをしていなかったり、加入をしていても保険料をきちんと納めていないと、将来年金を受けられなく なったり、受けられても年金額が少なくなってしまいます。 万が一の時の保障が受けられなくなる場合もありますので、国民年金に加入し必ず保険料を納めましょう。 国民年金の加入者は次の3種類です。 1号被保険者 第 自営業、農林漁業などの方と その配偶者、学生、家事手伝いなどの方 2号被保険者 第 厚生年金保険、共済組合に 加入している方(会社員、公務員など) 3号被保険者 第 第2号被保険者に扶養されている 配偶者(年収130万円未満) 市役所・町村役場の国民年金係 加入手続きは勤務先の会社が行な 配偶者の勤務先の会社で加入手 で加入手続をしてください。 いますので加入手続き不要です。 続きを行なってください。 6 広 報 2004年 月号 あさひ10 環 境 M-EMSのご紹介 「585」。これは、三重県内でISO14001の認証取得した事業所数です。 三重県では、県内事業者の自主的な環境負荷低減の取り組みを促進するため、環境の国際規格ISO14001導入推進の一 環として中小企業等の認証取得支援を行っております。 一方、90%以上を占めるといわれる小規模事業者においては、経費や労力の面から環境マネジメントシステムの導入が 進みにくい現状にあります。 こうしたことから、小規模事業者が取り組みやすく、費用負担の少ない仕組みを構築しました。これが「M-EMS」(通 称:ミームス)です。 従業員数が20人(商業又はサービス業については5人)以下の事業者で、この機会にとお考えでしたら、次のところへ お問い合わせください。 ■連絡先 みえ環境創造リーグ認証事業部: 【住所】 四日市市桜町3690-1 (三重県環境学習情報センター内) 【TEL】0593-29-8866 三重県環境森林部環境経営室: 【住所】 津市広明町13(三重県庁内)【TEL】059-224-2312 ■今後のスケジュール 時期:平成16年12月中旬∼下旬 (予定) 内容:第2回募集(15社程度) ごわ みが 指町 標の 一般ごみ H15.8月 H16.8月 83,210kg 87,560kg 4,350kg増量 再生ごみ 36,610kg 29,060kg 7,550kg減量 埋立ごみ 18,240kg 15,850kg 2,390kg減量 粗大ごみ 10,350kg 15,640kg 5,290kg増量 男 女 共 同 参 画 シリーズ ∼27∼ 女性の7分の1 これは、15歳以上の男性が1日のなかで家事(家事、介護・看護、育児及 び買い物)をする時間です(2001年、総務省「社会生活基本調査」)。サラ リーマンの昼休みが1時間とすれば、その半分ちょっとの時間しか家事をして いないことになります。 女性は男性の7倍の3時間45分です。この25年間で男女差は28分縮小しただけで、 あまり変化していません。 育児期にある夫婦(6歳以下の子どもを持つ夫婦)の家事関連時間をみると、夫 の1日48分に対し、有業の妻は5時間42分と、圧倒的に女性の方が長くなっていま す。この背景には、育児期にある日本の男性の労働時間が長いということもあり ますが、「家事・育児は女性の仕事」と考える固定的な性別役割意識の高さがあ ります。 全労働時間(有償労働と無償労働の合計)は、すべての年齢層において女性の 方が男性よりも長くなっています。家族の形や妻の働き方によって全労働時間を 比較すると、「夫婦のみの無業の妻」と「夫婦と子どもの無業の妻」だけが、夫 の全労働時間を下回っています。共働きの場合は働き方や家族の形にかかわりなく、 また「子どもと両親と同居」の場合は、妻は有業・無業にかかわりなく、夫の全 労働時間を上回っています。 「男は仕事、女は仕事も家庭も」という現状です。 育児休業は男性も取得できる? 育児・介護休業法は事業所規模に かかわらず適用されており、男性で も申し出により取得することができ ます。しかし、現在常勤の父母の育 児休業取得率をみると、父の育児休 業取得率はわずか0.7%にすぎません。 制度があることを知っていても、取 得しづらい職場の雰囲気や仕事の状 況であったり、育児休業が取得でき ることを知らない男性も多くいます。 これは男性が育児休業を自分自身の こととして関心を持っていないこと の表れといわれています。 女性は第一子出産を機に約7割が 仕事を辞めますが、常勤で仕事を続 けている母の80.2%が育児休業を取 得済み・取得予定です。 有償労働と無償労働 支払いのある労働を有償労働といい、支払いのない労働を無償労働といいます。無償労働には家事、買い物、育児、介護、ボランティア活動・社会参加活動が含 まれます。従来は有償労働だけが「労働」と捉えられてきましたが、1975年の国際女性年の頃から無償労働も注目されるようになりました。 7
© Copyright 2024 Paperzz