日本刀の幾何学的形状に関する‐考察 ∼画像処理による刀剣の重心

日本刀の幾何学的形状に関する‐考察
∼画像処理による刀剣の重心,
握り・打撃中心解析∼
工学部 機械工学科
振動応用工学(石川・畝田)
振動応用工学
研究室
研究背景・概要と目的
研究背景・概要と目的
刀剣の形状は,「斬る」ために最も適した形状と言われている.しかし,現在ま
刀剣の形状は,
「斬る」ために最も適した形状と言われている.しかし,現在ま
でに刀剣の形状を力学的性質に着目して解析した検討は殆ど無いと考えられる.
でに刀剣の形状を力学的性質に着目して解析した検討は殆ど無いと考えられる.
そこで本研究では,刀剣形状に着目し,力学的性質における重要な要素である,
そこで本研究では,
刀剣形状に着目し,力学的性質における重要な要素である,
刀剣の重心に加えて,握りの中心,打撃の中心について検討した.
刀剣の重心に加えて,握りの中心,打撃の中心について検討した.
刀剣形状の画像取得
刀剣形状の画像取得
刀剣断面形状の測定
刀剣断面形状の測定
レーザライン
発信素子
デジタルカメラ
2値化処理
模擬刀
拡大
刀身形状を
格子点の集合
として考える
重心解析と実験
重心解析と実験
計算
&実験結果
計算&実験結果
握り中心と打撃中心
握り中心と打撃中心
打撃力
Y軸
分力
打撃中心は刃先線上
にあれば効果的
重心
両手持ちの場合
握りの中心
握りの中心
打撃点は刃先線上
力学的には2方向の打撃分力を吸収
できる握り・打撃中心の関係が最適
打撃中心
打撃中心
片手持ちの場合
打撃中心
打撃中心
X軸分力
握りの中心
重心
重心
50mm
打撃
打撃
中心
中心
研究室所有模擬刀の場合,
片手持ち(30mm)が最適と判明!
握りの中心
30mm
重心
移動
移動
移動
移動
20mm