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「影響力の行使」活動関連 ニュース - International Cooperative and

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Q1
2016
Overview
ICMIF2016年第1四半期活動報告
ICMIFでは2016年も、影響力の行使、有益な情報の共有、人材交流の促進を戦略の3大柱とした活動
が精力的にスタートしました。本年は出版活動として20点のレポートや報告書を発表し、会員団体向け
の会議やセミナー、コースを15回開催する予定です。この2016年第1四半期活動報告では、協同組
合/相互扶助の保険組織を代表する国際的団体として、保険の普及向上を目指し最高レベルの意思決
定機関で発言する影響力行使活動の成果をお伝えします。この四半期には、
ミューチュアル・マーケット
シェア2014 が発表されました。
レポートによると、協同組合/相互扶助の保険組織は着実に成長してお
り、2014年はとくに組合員・利用者数と職員・従業員数の増加が注目されました。
「影響力の行使」活動関連
ニュース
中国における協同組合/相互扶助の保険市場実現に向けた
動き
ICMIFのミューチュアル・マーケットシェア2014によると、協同組合/相互扶助の保険組織は
世界中で10億人以上に保険を提供し、雇用の創出、公平で公正な保険料、世界各国での保険
普及への取り組みなどで保険業界をリードしています。
しかし、世界の保険大国の中で一つだ
け、この動向とは無縁の国がありました。中国です。
中国の保険市場は、保険料収入世界4位という規模を持ち、市場も急速に成長しています。
し
かし、協同組合/相互扶助の保険組織がほとんどといってよいほど存在していないため、市場
が多様性に欠け、保障内容の貧弱さ、高額な保険料、保険普及率の低さなど、多くの問題が指
摘されています。
次のページもご覧ください
前のページから続く
このような中国の保険市場が変わろうとしています。ICMIFはこのたび、フランスのICMIF会員で協同組合/相互扶助の医療保険組織としては国
内最大のMGEN社、および協賛会員のウィリス・タワーズワトソン社(ウィリスとタワーズワトソンの合併に伴う新社名)とともに、中国国内での協同
組合/相互扶助の保険市場実現に向けて、中国保険監督管理委員会 (CIRC)への支援と協力を行うことを決定しました。
以前お伝えしたように、2015年11月に上海大学で開催された国際フォーラムでICMIFとMGEN社の代表が講演を行い、高く評価されました。こ
れを受けて2016年1月に北京で中国保険協会(IAC)主催1日セミナーが開催され、ICMIF事務局長のショーン・ターバック氏、アメリカの相互保
険会社ステートファーム社の代表などが講演しました(講演の内容はターバック氏のブログをご覧ください)。
ターバック氏は中国滞在中、MGEN社のティエリー・ウェイショー氏とともに、近代的な保険業界のスピーディーな発展を学ぶコースの設置に協力
しました。両氏は、保険監督機関の幹部と協同組合/相互扶助の保険組織を設立する可能性について話し合い、国内で協同組合/相互扶助の保
険の免許取得を目指している4つの組織の経営幹部とも面会しました。
中国政府は2015年2月に、協同組合/相互扶助の保険組織の設立を認める法律を制定しました。2016年内に、この法律に基づく初の免許が認
可される見込みです。
中国の保険市場は急成長しており、過去7年間の成長率が188%に達します。
しかし、協同組合/相互扶助の保険組織は、この成長機会から除外
されていました。
ターバック氏は中国での動きについて、次のように語りました。
「世界4位の保険市場が協同組合/相互扶助の保険組織の設立を許可し、その持
続可能な成長のために実際的な監督をしようとしていることを喜ばしく思います。中国の保険監督管理委員会との詳細な話し合いからは、中国側
が、協同組合/相互扶助の保険組織が国内の経済・社会的問題の解決に向けた役割を果たせると考えていることが明らかになりました。
「中国は、医療の財源確保、高齢化社会、気候変動を原因とする自然災害の多発、農村部の貧困など
の社会的問題を抱えており、これが、協同組合/相互扶助の保険組織に保険市場の門戸を開いた背景
にあると思います。GDPに対する保険料収入の割合で見た保険普及率は、OECD諸国の平均が8%な
のに比べて、中国は3.3%とその半分以下、インドと同等の水準にとどまっています。現在の中国保険
市場が、規模が大きいのに普及率が低いのは、一般国民ではなく富裕層のみを対象にしている表れで
はないでしょうか。」
icmif
FINANCIAL
INSIGHTS
International Cooperative and Mutual Insurance Federation
ミューチュアル・マーケットシェア2014によると、協同組合/相互扶助の保険組織が世界の保険市場に
占める割合は27%*で、2007年の23.5%から大きく伸びました。2007年を基準とした保険料収入の
成長率で保険市場全体の伸びを上回っています。契約者数は10億人を超え、職員・従業員数は2007
年から2割も増加しました。このようなデータを背景に、ターバック氏は次のように述べました。
「国レベルでの協同組合/相互扶助の保険組織の市場占有率は、先進国の場合、平均31%ですが、途
上国では4%しかありません。協同組合/相互扶助組織による保険事業を認可する法律が制定されてい
ない国の数は、世界全体の43%にも上り、その半数以上は中・低所得国です。中国が、協同組合/相互
扶助組織を支持する法律を制定し、公平で公正な保険市場の成長のためにどのような監督が必要かを
理解しようとしていることは、協同組合/相互扶助の保険組織にとって大きな一歩です。
Global Mutual
Market Share 2014
The global insurance market share as held by mutual
and cooperative insurers
INCLUDING
GLOBAL MUTUAL MARKET | MUTUAL MARKET BY REGION
MUTUAL MARKET BY LINE OF BUSINESS | REGIONAL COMMENTARY AND ANALYSIS
www.icmif.org
「中国はヨーロッパで協同組合/相互扶助組織による保険が発展
し、1900年代初頭に保険弱者を救済した歴史を見て、国内でも多くの
国民に保険を提供するために活用できると考えたのかもしれません。今
後の展開で具体的になっていくでしょうが、協同組合/相互扶助の保険
組織にとって新しい時代が到来し、中国にとって新しいフロンティアとな
ることはまちがいないでしょう。」
ICMIFは、中国が国内保険市場における協同組合/相互扶助の保険組織
の価値と理念を完全に認識することが重要だと考えています。例えばイ
ギリスでは、新しい規則ができると、国の監督機関は費用利益分析を行
い、その一つとして、協同組合/相互扶助の保険組織の場合も同じ結果
になるかどうか分析することが義務付けられています。フランスでは、協
同組合/相互扶助の保険組織の特徴にかんがみ、ソルベンシーIIに対応
する国内法策定においてSGAM(相互保険グループ)も考慮するよう監
督機関に要請しました。
そのためターバック氏は、
「監督機関は、事業モデルによって有利不利
が生じることはないと主張していますが、一つの規則をすべての事業モ
デルに当てはめるやり方を採用すると、協同組合/相互扶助の保険組織
にとって不利な状況が生まれ、競争能力が制限されることがあります。
このような状況は多くの国で見られますが、中国ではそうならないよう
に、ICMIFとしてできる限りのことをするつもりです」と決意を述べまし
た。
*ICMIFでは「ミューチュアル・マーケットシェア」の調査を進めるにあた
り、どこまでを調査対象とするべきかという問題に関して議論の余地が
残されているなか、個々の国の事情による対応を行わず、客観的資料と
してシグマレポート
(スイス再保険発行)を基本データとして活用しまし
た。そのため、シグマレポートに含まれる日本の相互会社も調査対象とし
て含まれています。
国所得別カテゴリーにおける、協同組合/相互
扶助組織による保険事業を認可する法律が制
定されていない国の割合(2016年現在 国
所得は世界銀行の定義による)
高所得国
高位中所得国
低位中所得国
低所得国
33%
44%
42%
63%
保険開発フォーラムが正式に発足
2016年4月14日、アメリカ・ワシントンDCで保険開発フォーラム(IDF)
の設立が、国連、世界銀行グループ、保険業界から正式に発表されまし
た。
発表前日の4月13日にはニューヨークの国連本部でIDFのハイレベル
会合が開かれ、藩基文国連事務総長および国連機関と世界銀行の代
表に加え、保険業界から、アビバ、スイス再保険、AIG、ロイズ保険組
合、XLカトリンといった大手保険会社を含む10社の最高経営責任者が
出席しました。ICMIFからは、ショーン・ターバック事務局長のほか、会
員団体を代表してコーポレーターズ社(カナダ)最高経営責任者のキャ
シー・バーズウィック氏とレンスフォーシェクリンガー保険(スウェーデ
ン)最高経営責任者のアン・ソンマー氏が出席しました。国連事務総長
は会合で、自然災害に対する強靭性の構築と国連の持続可能な発展目
標達成に向けた保険業界の役割を強調しました。事務総長声明に対す
るICMIFの対応については、バーズウィック氏に一任することが決まり
ました。
保険開発フォーラムの会合の様子(2016年4月、アメリカ・ワシントンDC)
IDFは、
1) 保険業界のリスク計量ノウハウを行政の現行防災枠組みに組み入れること、
2) 世界が自然災害と気候温暖化のリスク増大に直面するなかで、保険市場の持続可能性と強靭性を強
化すること、
の2大目的に向けて、共通する優先課題の決定、集団としての財源の活用と人材の動員、関係諸機関(政
府、産業界、国際機関)
との戦略・運営上の関係構築、取り組みや財源・人材活用の一本化など保険関連活
動の調整を行う場として機能します。これらの活動が保険ギャップの解消に役立つと期待されます。
キャシー・バーズウィック氏
事務局は国際保険学会の事務所内に設けられ、保険業界と行政機関の代表者で構成する「ハイレベル運
営グループ」が運営を監督します。ハイレベル運営グループは、協同組合/相互扶助の保険組織からも数社
の最高経営責任者の参加が見込まれていますが、春の世界銀行総会に合わせて、ワシントンDCで年次会
合を開きます。また、各プロジェクトを担当する7つの作業部会の設置も決まり、作業部会は毎年9月に開か
れる国連総会の会期中、ハイレベル運営グループに検討内容を報告します。
ターバック氏はICMIFを代表し次のように発言しました。
「協同組合/相互扶助の保険組織の規模は世界保険市場のおよそ3分の1に達しており、アメリカ、日本、
フランス、
ドイツなど主要国では国内市場の4割近くを占めています。ICMIF会員団体は、気候変動に関す
る議論に参加し、実践的で必要な財源が確保された強靭性対策の推進を自身の役割と認識し、真剣に取り
組んでいくつもりです。
アン・ソンマー氏
「ICMIFは2015年に、気候変動リスク問題の解決を目指した2つの新しい取り組みに着手しました。その
ひとつは、12月のCOP21パリ会議で発表した「5-5-5マイクロインシュランス開発戦略」です。これは、5
年後の2020年までにスリランカ、フィリピン、コロンビア、インド、ケニアの途上5カ国で、これまで保険に
加入していなかった2,500万人に気候変動や自然災害関連の保険に加入してもらうことを目指すプロジェ
クトです。
「2015年のG7サミットでは、2020年までの気候変動と自然災害のリスクをカバーする保険を1億人の
貧困層に拡充することを目指した
『気候リスク保険拡充イニシアティブ』が採択されました。これに対する
民間の対応としてIDFはマイクロインシュランス作業部会を立ち上げましたが、ICMIFは、ブルーマーブル・
マイクロインシュランス(マクロインシュランスを目的とした民間保険会社のコンソーシアムで、最高経営
責任者はジョーン・ラム=テナント氏)
とともに、この作業部会を主導します。
「もう一つの取り組みは、保険業界のリスク管理に関する知識を資産運用や投資と結びつけるスマート・リ
スク投資プロジェクトです。このプロジェクトを通して、保険会社の資産運用担当者にスマート・リスク投資
の枠組みと長期的なリスク管理の重要性を理解してもらいたいと思っています。」
ジョーン・ラム=テナント氏
「有益な情報の共有」関連ニュース
icmif
民間保険会社より女性社長の割合が多い協同組合/相互扶助の保険組織
保険業界は保守的な業界で、役員や社長に昇進するのは男性がほとんどというよう
なイメージがあります。
しかし、協同組合/相互扶助の保険組織、なかでもICMIF会員団体にはこのイメージ
が当てはまりません、ICMIFがこのほど実施した調査によると、保険業界全体に比べ
て女性最高責任者の割合が高いことが明らかになりました。
I N T E R N AT I O N A L W O M E N ’ S DAY
T U E S DAY 8 M A RC H 2 016
WOMEN IN CEO POSITIONS
Number of women CEOs
leading the 100 largest
stock company insurers
globally:
1
Number of women CEOs
leading the 100 largest
mutual and cooperative
insurers:
9
調査は2016年の国際女性デー(3月8日)に合わせて実施されたもので、世界の協
同組合/相互扶助の保険組織上位100社のうち9社*の最高経営責任者は女性です
が、民間保険会社の場合、上位100社で女性社長がいるのは1社のみです。
協同組合/相互扶助の保険組織では、地域によって女性社長の割合が異なり、カナ
ダでは27%ときわめて高い割合を示しています。
HILDE VERNAILLEN
MONIQUE F. LEROUX
P&V
(BELGIUM)
DESJARDINS GROUP
(CANADA)
KATHY BARDSWICK
THE CO-OPERATORS
(CANADA)
NATHALIE BROUTÉLE
ANN SOMMER
NATIXIS ASSURANCES
(FRANCE)
LÄNSFÖRSÄKRINGAR SAK
(SWEDEN)
この結果をうけて、カナダのICMIF会員団体の女性社長の一人、コーポレーターズ
社社長兼最高経営責任者のキャシー・バーズウィック氏は、次のように述べました。
「
協同組合/相互扶助の保険組織は、関係者とのつながりを大切にし、その考えを反映
DEANNA MULLIGAN
PAULA DOWNEY
GUARDIAN LIFE
(USA)
JOANN MARTIN
CSAA INSURANCE
(USA)
EILEEN MCDONNELL
AMERITAS LIFE
(USA)
PENN MUTUAL
(USA)
しようと努めています。ですから、女性社長の割合で他をリードしていることは驚く
べきことではありません。協同組合/相互扶助の保険組織やカナダだけでなく、どの
業界でもどの国でも今後、男女平等が進んでいくよう願います。」
27%
P&V社(ベルギー)取締役経営委員会会長のヒルデ・フェルナイレン氏は、次のよう
に語りました。
「当然の結果といえるのではないでしょうか。協同組合と相互扶助組
織の事業モデルは、分け隔てなく人材開発を行う重要性を理解し、職員の多様性が
もたらす豊かさを理解しています。女性は
『ガラスの天井』
と呼ばれる、昇進を拒ま
27%
5
In Canada
of all
mutual and cooperative
insurers have a woman CEO…
10
…including of the
largest mutual and
cooperative insurers
れる差別を経験することがありません。組織内で制限を受けずに成長することがで
きます。P&V社で働く女性は、同僚からその有能さが高く評価されています。」
同組合/相互扶助の保険組織で世界上位9社のうち5社は、ICMIFに加盟していま
す。ICMIF会員では女性社長の割合が14%にのぼり、女性社長がいるICMIF会員団
30
ています。
運営に関する考え方や女性としての課題をまとめた「組織を率いる女性たち-ICMIF
会員団体の女性指導者に関するレポート」を発表しました。このレポートでは、公平
さや価値・理念、民主的運営、女性だけでなく男性も含めた人材開発などが共通テー
マとして示されました。
14%
In total
ICMIF members
are led by a woman CEO…
体では、7割が過去5年間にわたり、国内保険市場の伸びを上回る成長率を達成*し
ICMIFは2013年に、ICMIF会員団体の女性最高経営責任者にインタビューし、事業
14
30
ICMIF対外関係担当上級責任者のリズ・グリーン氏によると、女性社長がいる協
…representing
of member companies*
70%
of these
member companies
with a woman CEO
outperformed their
local market over the
previous five years
70
*As of March 2016. Based on 220 members (excludes ICMIF reciprocal members and Supporting Members)
Locations of ICMIF member companies with
a woman CEO worldwide
17%
of member organizations in Europe
are led by a woman CEO
INTERNATIONAL COOPERATIVE AND
MUTUAL INSURANCE FEDERATION
1
1
1
5
1
2
1
1
1
1
1 in 5
Women in
leadership
positions
A report following a survey of women CEOs,
Chairs and Presidents in cooperative and
mutual insurers
リズ・グリーン氏
「組織を率いる女性た
ち-ICMIF会員団体の女性指導
者に関するレポート」
2
1
1
3
1
1
1
1
member companies in
the Americas region are
led by a woman CEO
1
3
1
Numbers indicate the total of ICMIF member companies in that country with a woman CEO
#IWD2016
2016年女性デーに合わせて実施された調査結果の一部
保険監督関連ニュース
保険監督者国際機構(IAIS)に対する働きかけ
保険監督者国際機構が作成を進めている「保険市場へのアクセス向上のための協同組合/相
互扶助組織/その他地域社会組織(これら組織を合わせてMCCOという)の規制監督に関する
適用文書」について、ICMIFは草案作成過程で協力しました。現在、草案に対する意見募集が
行われています(締め切りは2016年6月)。同文書は、2016年11月のIAIS年次総会で採択さ
れた後、年内に発表の予定です。
文書は、協同組合/相互扶助組織/その他地域社会組織が保険アクセス向上で重要な役割を
果たせることを、政策立案者や規制当局、保険監督官に理解してもらうことを目的としていま
す。同時に、比例原則が適用されない規制監督が不要な障壁を作る原因になると考えられるこ
とから、保険コアプリンシプルに比例原則を適用するための手引きとしての役割もあります。
2016年4月17日から21日まで、ラテンアメリカ保険監督者協会(ASSAL)
とIAISの共催で、
ラテンアメリカにおける保険の規制と監督に関する会議が開催されました。ICMIFの規制問題
フォーラム・ラテンアメリカ地域は昨年に続き、この会議に合わせて会合を持ちました。
会合では、
ミューチュアル・マーケットシェアレポート最新版の内容や最新動向、ICMIFのグロ
ーバルマニフェスト、協同組合/相互扶助の保険組織の世界的な発展などをテーマにした話
し合いを行い、IAISの「保険アクセスイニシアティブ」担当者によるマイクロインシュランスと
MCCO(前出)に関する発表に耳を傾けました。また、保険監督官をパネリストに迎え、監督プ
ロセスにおける比例原則の実施、保険アクセス拡大、官民パートナーシップにおける保険会社
の役割をテーマにパネルディスカッションを行いました。
ICMIF規制問題フォーラム・ラテンアメリカ地域会合
の様子(2016年4月、ブラジル・リオデジャネイロ)
開発関連ニュース
2016年1月25日に、フィリピン・マニラでマイクロインシュランス・フォーラムが開かれ、ICMIF
開発委員会委員長のアリス・アリップ氏が、5年間に5カ国で500万世帯の人々にマイクロイン
シュランスを拡充することを目指した「5-5-5マイクロインシュランス開発戦略(5-5-5戦略)」
について説明しました。ICMIFは「5-5-5戦略」のパンフレットを作成し、その中で、協同組合/
相互扶助の原則に基づいたマイクロインシュランスが「脆弱な地域社会における強靭性構築」
に対する効果的な解決策となると訴え、世界的拡大を目指す理由を説明しました。また、よくあ
る質問のコーナーも設けられています。
2016年第1四半期は、5-5-5戦略の実施に大きな進展がありました。フィリピンとインドでプ
ロジェクトの第2段階が完了し、プロジェクトへの関心を寄せたICMIF会員団体と外部の資金提
供機関に対して資金調達案を説明しました。残りの3カ国のプロジェクトの実施に協力するパ
ートナーも決定しました。ケニアのプロジェクトは、CIC保険グループとアフリカ・タカフル保険
が、スリランカのプロジェクトはアマナー・タカフル社、CICL社、SICL社が、コロンビアのプロ
ジェクトはICMIFアメリカ協会がそれぞれパートナーとなります。これら3カ国における現状評
価作業については、今後数か月以内の開始に向けて話し合いが進んでいます。
マイクロインシュランス・フォーラムの様子(2016年
1月、フィリピン・マニラ)
3月8日の国際女性デーを記念して、協同組合/相互扶助の原則に基づいたマイクロインシュ
ランスが女性の地位向上をもたらしている様子を描いた動画が公開されました。
2016年3月16日、アップリフト・ミューチュアル社(インド)で1日セミナーが開かれ、スリランカ
のアマナー・タカフル社からも4名が参加しました。セミナーでは、ソフトウェアを使ったマイクロ
インシュランスの募集モデルをテーマにした話し合いが行われました。
2016年3月30日、ロンドンで、
「保険未加入者に対する保障提供:長期的な食糧保障のため
の小自作農支援」をテーマにしたセミナーが開かれ、ICMIF新興市場担当上級責任者のサビ
エ・パテル氏が出席しました。セミナーは、英国チャールズ皇太子が設立したISU(国際持続可
能性ユニット)が主催したもので、王室が所有するクラレンスハウスで行われました。
5-5-5マイクロインシュランス開発戦略のロゴ
2016年4月13日と14日にかけて開催された保険開発フォーラム関連の会合でも、国連機関
や世界銀行に対して5-5-5戦略の説明を行いました。
国際女性デーを記念した動画
会員関連ニュース
2016年1月、ICMIFのマイク・アシャースト氏を団長とするICMIF再保険訪日団が日本を訪れ
ました。今年は5カ国の7再保険団体から15名が参加しました。日本の共済団体の一部は追加
の自然災害カバーとして、エクセスオブロスレイヤーやキャットボンド、マルチイヤー・カバーな
どの購入を検討しており、再保険団体の助言と支援を求めました。
2月にPPS社(南アフリカ)の創立75周年を祝う式典が催され、最高経営責任者のマイク・ジャ
クソン氏が挨拶しました。式典では、組合員数の増加など順調な業績が紹介され、PPS短期保
険の法人化やオーストラリアでの子会社(PPSミューチュアル社)設立を含む新事業計画が発
表されました。ICMIF事務局長のショーン・ターバック氏も式典に参加しました。ターバック氏は
南アフリカ滞在中、ICMIF会員のAVBOB社を訪問してICMIFの事業内容を紹介し、ICMIFが
理想とする近代的な協同組合/相互扶助の保険組織の姿について説明を行いました。
PPS社創立75周年記念式典で挨拶するマイク・ジャク
ソン氏(2016年2月)
アメリカ・アリゾナ州でICMIF協賛会員のA.M.ベスト社が主催する会議(レビュー・プレビュー会
議)が開催され、ICMIFからリズ・グリーン氏が出席しました。滞在中は、シェルター保険やウィ
リス・タワーズワトソンなどのICMIF会員と会談したほか、会員候補の組織とも面会しました。
3月に開かれたカナダの再保険会社FMRP社の年次総会で、ショーン・ターバック氏が基調講
演を行い、株式会社ではなく協同組合/相互扶助組織の事業モデルを推進するべき理由を力
説しました。カナダ滞在中には、ICMIF会員のハートランド・ファーム・ミューチュアル社、
トリリア
ム社、CAMIC(カナダ相互保険組織協会)、コーポレーターズ社と会談したほか、新会員獲得
活動の一環としてフォレスターズ社、ゴア・ミューチュアル社、コモンウェル社との話し合いも行
いました。
FMRP社年次総会でのショーン・ターバック氏(2016
年3月、カナダ)
「人脈交流の促進」関連ニュース
人材開発支援事業「リーダーシップ+」
2015年のミネアポリス総会では、会員団体を対象としたICMIFの人材
開発支援事業が、内容を刷新し「リーダーシップ+」として新たに発足し
たことが正式に発表されました。2016年は会員団体のご期待にお応え
し、Aマネージメントコースを2回、ポテンシャルコースを3回開催するこ
とが決定しました。
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der
atio
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それにともない、コースの募集人員も大幅に増え、2014年はマネー
ジメントコースとポテンシャルコースを合わせた定員が20名でした
が、2016年は77名となります。
今後は、世界各地の皆様が参加しやすいように、両コースをヨーロッパ
以外でも開催します。2016年は、マネージメントコースがイギリスとシ
ンガポールで、ポテンシャルコースが、デンマーク、アメリカ、シンガポ
ールで開催されます。
Advanced Potent Internati Str
ial Course onal S
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Advanced Management
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www.icmif.org
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www.icmif.org
「リーダーシップ+」コース日程
「リーダーシップ+」のお問い合わせやコース参加の申し込みは、ウェブサイト
(www.icmif.org/networking/leadership)をご覧ください。メール
([email protected])でも受け付けております。
コース名
日程
場所(ホスト団体)
定員
マネージメントコース
2016年 5月8日~13日
イギリス(ICMIF)
17名
ポテンシャルコース
2016年 5月16日~18日
アメリカ(スライベント・フィナンシャル社)
15名
ポテンシャルコース
2016年 11月7日~9日
シンガポール(NTUCインカム社)
15名
マネージメントコース
2016年 11月6日~11日
シンガポール(NTUCインカム社)
15名
ポテンシャルコース
2016年 11月14日~16日
デンマーク
(LBグループ)
15名
2016年5月以降のイベントカレンダー
2016年5月
25日~26日
Y世代の重要性:協同組合/相互扶助の保険組織にとっての
課題と機会
イギリス・ヨーク
ホスト団体:ベネンデン社
MORO(再保険会議)
イギリス・ロンドン
ラテンアメリカ再保険グループ(LARG)年次総会
エルサルバドル・サンサル
バドル
ホスト団体:フツーロ保険
ICMIFアメリカ協会年次総会
ペルー・リマ
ホスト団体:セルビペルー
2016年6月
6日~8日
2016年8月
22日~26日
2016年11月~12月
11月30日~12月2日
ICMIFアメリカ協会事務所移転のお知
ICMIFアメリカ協会はこれまで12年間バージニア州北部に
事務所を構えていましたが、このたび、ワシントンDCのアメ
リカ協同組合事業連合会-アメリカ協同組合同盟(NCBA
CLUSA)事務所内に移転しました。近くには、ホワイトハウ
スや、国際通貨基金、世界銀行、国連高等弁務官事務所な
どがあります。
移転は、アメリカの協同組合運動と深い関係を持ち、協同組合の国際的な発展で
も高い能力を有するアメリカ協同組合事業連合会-アメリカ協同組合同盟との関
係強化を目指した戦略的なもので、国際協同組合同盟(ICA)のワシントンDC事
務所とも近所になります。
ICMIFアメリカ協会事務局長 エド・ポッター氏
国際協同組合保険連合(ICMIF)
本部: イギリス チェシャー州 ボウドン
Denzell House
Dunham Road
Bowdon, Cheshire WA14 4QE
United Kingdom
ホームページ:www.icmif.org
電話: +44 (0) 161 929 5090
ファックス: +44 (0) 161 929 5163
事務局長 ショーン・ターバック
E-mail [email protected]
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