笑 顔

え がお
笑顔
長浦小学校だより
まんかい
平成27年度
平成27年12月
1日発行
長 崎 市 立 長 浦 小 学 校
文 責 : 木 下
和 敏
国際連合で世界人権宣言が採択された日である12月
10日を「人権デー」と定めています。また日本では,
毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日か
ら10日まで)を「人権週間」と位置づけ,人権意識の高
揚に向けた様々な取組がなされています。
長浦小学校では,例年この時期に,「人権集会」を中心
とした人権学習に取り組んでいます。
人権とは「すべての人々が生命と自由を確保し,それ
ぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らし
く生きる権利で,生まれながらに持っている権利」であ
って,だれにとっても大切なもの,日常の思いやりの心
によって守られなければならないものです。
先日もサッカーJリーグの試合後に,人種差別ととら
れる書き込みをインターネット上にしたサポーターらし
き人物がいるという報道がされていました。民族,宗教,
思想,文化,生活習慣の違いは,当然あります。自分を
大切にする気持ちや国を愛する気持ちは大切ですが,同
時に相手を敬う心や様々な国の人々を理解することも重
要です。国際的な環境の中で生きていく,子どもたちに
とっては,必要不可欠な人としての力だと思います。
今日,人権集会を行いました。人権集会では,2,4,
6年の子どもたちが,学級での学びで考えたり,話し合
ったりしたことを発表してくれました。
2年生は,「私じゃないよ。」をテーマに,傍観者とし
ていじめに参加したり,いじめられる側に責任を押しつ
けたりする場面を演じることにより,相互に理解するこ
との大切さを含めていじめは許されないことであること
を伝えてくれました。
4年生は人権学習で学んだことを文字に変え,自分が
最も大切に思うことを発表してくれました。最後に学級
で学んだ高田敏子さんの詩「水のこころ」を暗唱してく
れました。
6年生は20あまりのキーワードの中から,3つ選ん
で,いじめにつながる場面について問題提起してくれま
した。無視された場面と受け入れられた場面を対比する
ことにより,された側の心情を見つめさせてくれました。
社会へと進む自立への足がかりになると思います。
その他に,先日の代表委員会で話し合い,決定した長
浦っ子の合い言葉を児童会代表が発表してくれました。
代表委員会での話し合いを通して,長浦小では人を嫌な
思いにさせる言葉が多いとの気付きも発表してくれまし
た。合い言葉を決める中で,生活上の問題点に気付けた
ことは,とても素晴らしいと思います。
長浦っ子の合い言葉
にこにこ ことばで
いつも えがおあふれる 長浦の子
【無くしたい言葉】
○命令することば…くんな,あっち行け
○不愉快なことば…うざい,ばか,クズ,あほ
○人を馬鹿にすることば…
そがんとも分からんと,こがんともできんと
○体に関することば…チビ,デブ,でか,ガリ
○絶対に言ってはいけないことば…
しね,だまれ,殺すぞ
○言い方で嫌な感じに変わることば…
よかったね,で?,は?,だけんなん?
言葉は,意識することが大切です。テレビなどの影
響を受けることも多々ありますので,ご家庭でも,子
どもたちの言葉に注意していただければと思います。
人権集会では,各学年の標語も発表してもらいまし
た。子どもたちの取り組む意識が見えるよい標語がで
きたと思います。
1年…ふわふわことばで あったかハート にこにこ1年生
2年…えがおまんかい やさしさ いっぱい 2年生
3年…人やもの 大切にして守ろうよ
えがおまんかい 長浦小
4年…感謝いっぱい! 笑いいっぱい!
命は大切 みんな平等 自由な世界
5年…なくします がっこうでのいじわる
うそつき らんぼう言葉
6年…友達と家族を大切にし みんな幸せな世の中にしよう
2年生の発表
6年生の発表
4年生の発表
児童会の発表