わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 わがまちトーク(成美地区)会議記録 1、日 時 平成 24 年 10 月 9 日(月) 午後 7 時 00 分から 8 時 30 分 2、場 所 成美公民館 3、出席者 市民 112 名 高岡市 市長、経営企画部長、都市経営課長、広報統計課長 4、会議次第 (1) 市長挨拶 (2) 高岡市総合計画第2次基本計画の説明 (3) 会場の方々との意見交換 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 意見交換 参加者 y 城光寺球場の観客席に暑さ対策としてテントを張ってもらえないか。今年の夏は、 非常に暑くて観客がバテていた。暑さ対策をとってもらいたい。 y 高岡駅の待合室の椅子が 18 脚しかないのは、少ないと感じている。スペースの関 係もあるのかもしれないが、増設してもらいたい。 y カラス対策について、市民がシートや網を張ったりして対策しているが、被害が減 らないので駆除するなど対策をお願いしたい。 参加者 y 通学路について、冬期間の積雪時には歩道が確保されず、児童が車道を通行しなけ ればならない場合があり危険である。安全確保のため、通勤時間帯前に通学路の歩 道の除雪をお願いしたい。また、成美小学校の周辺の道路は、一方通行のうえ狭い 道路が多いので、消雪装置や融雪装置の整備をお願いしたい。 y 防災対策について、集中豪雨による警戒警報が出た際に、スピーカ等で住民に避難 の準備を促すことができないか。上流域での増水等の場合には、消防団へ一報を入 れてもらうなどの連絡体制がとれないか。また、小矢部川の水位が高くなるため千 保川の水が流れにくいのではないかという意見もある。ぜひ専門的な説明やハード 面での対策をお願いしたい。 y 自主防災組織について、成美地区は自主防災組織の組織率は、市街化された他校下 と同様に低いと聞いている。校下自治会からは、結成組織率が低い原因として、自 治会の規模が小さく対応が難しい、防災資機材の保管場所が確保できない、自治会 の合意形成に時間が掛る、自治会会員の高齢化等の声がある。市として成美校下の 自主防災組織の結成状況から、今後の自主防災組織についての目標、支援策につい 1/6 わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 て伺いたい。 参加者 y 過去のタウンミーティングにおいて、観光PR方法としてマンホールに前田家の梅 鉢の紋を入れてはどうかと提案したが、未だに実行されていない。 y 観光客の中には、金屋町や大仏、古城公園へ行く道がわからない方が多い。誘導案 内として、市のキャラクターを使ったモニュメントを作って案内してはどうか。 y 千保川周辺は低地帯であり、浸水の恐れのある場所が広範囲にわたっている。増水 した場合に、水位警報などのシステムを設置することを県に要望できないか。小矢 部川が増水したとき、千保川からの水がダムのように堰き止められているので、対 策してもらいたい。 y 道路にアスファルトのクラックが多く発生しており、それによる穴も多くみられる。 クラックが原因の穴が多い。土木維持課に道路工事後の処置について聞いたところ、 自然土圧により処置しているとの回答であった。業者とアイデアを出し合い対策に ついて考えてもらいたい。私のアイデアだが、工事後強制的にタンクローリーを利 用した土圧や川水による散水土圧を行えばクラックが発生しないのではないか。 市長 y 城光寺球場の観客席にテントを設置することは、安全面のこともあり難しいと思う が、城光寺球場の夏場の暑さ対策については、管理者として工夫していきたい。 y 待合室の椅子の増設については、万葉ロードの仮設待合所の椅子のことと思われる。 万葉ロードの待合所については、新しいステーションビルなどの整備が終了するま での一時的なものであり、利用客には待ち合い所が狭くご不便をかけている。また、 土産物店などの仮設店舗についてもスペースが狭いが、完成した際には、もっと充 実される予定である。椅子の増設については、駅の周辺整備の状況にもよるが、な にか工夫ができないか考えたい。 y カラスについては、市では古城公園に罠を仕掛けて捕穫したり、地域住民の協力に より集積所のごみに網やネットを覆うなどの防鳥対策をしているが、なかなか根本 的な解決となっておらず難しい問題である。カラスの被害について、具体的な場所 等を教えていただき個別の対応やご相談を受けていきたい。 y 通学路の歩道除雪については、課題となっている場所があれば、状況を教えてもら いたい。高岡市内でも多く要望を受けているが、現段階で全ての歩道除雪まで対応 することは難しく、車道除雪の際に歩道への配慮をするなどで対応してまいりたい。 y 生活道路への消雪、融雪装置の設置については、市で助成制度を設けている。地域 でいくらかご負担いただくことになるが、ご利用いただきたい。 y 災害時の避難等の連絡については、市では消防車や市の広報車で対応している。現 在、防災無線のデジタル化に伴う整備を海手、山手の方から順次行っており、各地 区に整備された際には、その利活用について地域の方々と相談していきたい。 2/6 わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 y 小矢部川と千保川の合流点については、小矢部川が国の直轄河川ということもあり、 国と連絡を密にしながら水量管理をお願いするなどの調整を行ってまいりたい。水 門の開閉により対処できる場合もあることから、問題のある箇所については総点検 して見直したい。調査の結果、ポンプの増強が必要であれば整備したり、各地区で、 土嚢、水止めの板などを用意してもらうなどソフト面でも対応できないか考えたい。 y 高岡市の自主防災組織率の平均は約 74%となっており、成美地区の自主防災組織 率が 43.2%ということから低いことは確かである。高岡市の自主防災組織の組織 率は、過去には県下平均を大きく下回っていたが、近年、自治会のご理解をいただ き、ようやく県平均を若干上回った。自主防災組織を結成していただいたところに は、資機材等の購入補助をしている。地区によっては自主防災組織を結成するには 規模が小さく難しい現状もあることから、今後は、校下ごとに連絡協議会をつくり 広域的な組織で避難訓練を行うことも考えている。住民への説明や相談に応じるた め、市では自主防災アドバイザーをご用意しているで、ぜひご利用していただきた い。緊急時など身の回りの危険に即座に対処するためには、自主防災組織は必要と 考えており、組織率を上げるためご協力をお願いしたい。 y マンホールを活用した観光PR方法などについては、利用について考えていきたい。 現在、駅南については、八丁道のように灯籠や石畳に沿って歩くことで目的地まで 着けるように整備されており、具体的な案内標識がなくても、この道を通れば目的 地に着けるような工夫を進めていきたい。現在のサイン計画の中では、統一したデ ザインによる案内表示や、携帯電話を利用した観光案内なども考えている。 y 道路の工事の後処理については、関係課の方しっかり行うよう注意していきたい。 後処理の方法については、工夫するよう伝えていきたいし、クラック等の具体的な 場所があれば教えていただければ早急に対処させたい。 y 観光地としての案内方法については、現在インターネットや携帯等のモバイルで情 報が取得できるような仕組みの研究をしている。目的地へのルート案内や情報取得 など、携帯を利用する仕組みについても今後考えてまいりたい。また、駅南の地図 が見にくいなど、初めて高岡に来た人から見ると親切でないものについては、直し たいと考えているので、案内表示で気になる点があれば教えていただきたい。 参加者 y 成美地区に公民館以外で子どもたちが集えるようなコミュニティセンターの機能 をもった施設建設の予定はあるのか。 y 高岡市の教育費や医療費についての予算が、他市と比べて十分でないと思う。特に 子ども医療費無料化については中学校まで行っている市もある。安全安心が他市と 比べて温度差があると感じている。 y 急務である学校施設の耐震化は進めてもらいたい。学校に割り当てられている予算 が少なく、施設の修繕もままならないので予算の増額により、遊具や子育てについ 3/6 わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 て充実してもらいたい。 y 東日本大震災クラスの地震や津波が起こった場合、避難場所が火災や津波の被害を 免れ地区の住民を全て受けることができるのか。また、他に災害時に対する具体的 な対策や連携、対応の構築はなされているのか。 参加者 y 成美地区は空き家、空地が多い。町内を例に上げると現在 70 件のうち空き家は 30 件あり、残りの家も高齢者だけの世帯となっている。夏頃、市で中心市街地の住宅 状況の調査をしていたようだが、結果がどうなったのか情報公開してもらいたい。 市では空き家、空き地対策として購入者に 100 万円の補助があるようだが金額が少 ないのではないか。現在、地価が下がっていることから隣地隣家を購入しようとし ても、地主は売らない傾向が多い。高岡市には、そういう実情も念頭にいれて対策 をしてもらいたい。 参加者 y 震災がれき受け入れについて反対である。北九州市では、試験焼却を行っただけで 1 クラス 9 人の児童が鼻血を出したことが報告されており、高岡市でも同じことに ならないか心配である。従来 100 ベクレル/kg 以下でもドラム缶に入れ何 100 年も 地中深く管理すべきものである。安易に焼却して問題はないのか。放射性物質は、 バグフィルターで取り除くことができるとされているが、製造メーカーは、バグフ ィルターに放射性物質を取る能力はないと発言しており心配である。食物の場合、 産地を調べるなどで選択できるが、焼却して放射能が空気中に拡散すると、空気や 水に溶け込み子どもたちを守ることができない。がれき受け入れについて再検討し てもらいたい。 市長 y 現在、子供たちのためだけの新しい施設についての建設計画はない。 y 学童保育については、必要に応じプレハブを建てたりしている。今後も各地区の実 情に応じて考えていきたい。 y 子ども医療費無料化については、10 月より無料化の対象年齢を引き上げており、 他市、全国と比べても遜色ないものとなっている。子ども医療費無料化の対象年齢 については、全国を含め各市町村の格差が大きく、市としてどういう基準をもって 決めるかが課題である。高岡市としての考えは、症状を上手く伝えられない子供た ちを中心に考え、医療を受ける機会を逸しないようにすることを重要視している。 y 教育費、子育て支援だけを取り上げ他市と比べられるが、子育てサービス全般で考 えるとそれぞれ市の特徴がある。高岡市では他市より 3 人目の保育料は優遇してお り、保護者の様々な事情や要望に応じた、市独特の教育環境やサービスの充実、一 時保育、延長保育などいろいろなメニューを揃えていきたいと考えている。 y 避難所の耐震化については、小学校、中学校を中心に進めており、平成 28 年度ま 4/6 わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 でには終えたいと考えている。公民館についても順次耐震化を進めており、避難所 の数や場所については、地域防災計画の見直しのなかでしっかりとした対応をして いく。 y 空き家、空き地対策については、県が発表した呉羽山断層帯被害想定調査によると、 高岡市の中心市街地に大きな被害が出るとされている。内容を分析したところ、木 造住宅密集地による火災が大きな原因であることが分かってきた。現在そのための 対策として、まちなかの住居状況を調査しており、調査結果を受けて防災的な観点 から、道路の拡幅等対応していきたい。一番の課題は権利問題であることから、国 と相談し制度的、モデル的な対策ができないか考えているところである。当面は、 皆さんで高齢者に声をかけるなど安全安心の確保をしていただくとともに、市とし ては災害に強いまちづくりを進めてまいりたい。 y 富山県は岩手県山田町の災害廃棄物受け入れについて協議を進めているところで ある。高岡市においても市民の安全安心や健康に影響がないように仕組み作りに努 めている。災害廃棄物受け入れの条件として、クリアランスレベルである 100 ベク レル/kg を設定しているが、現地調査の結果をみると、実際は通常のごみと変わら ないレベルのものを受け入れることになると思う。焼却後の灰の埋め立てについて も 100 ベクレル/kg を念頭において、安全なものとして処理していくための仕組み を考えている。バグフィルターについては、放射性物質が仮に存在していても、焼 却の際に、ばいじんに吸着し、バグフィルターで十分に取り除くことができるもの と理解している。詳細については、担当課にご相談していただければと思う。 参加者 y 日本曹達高岡工場前の市道が改良され振動が少なくなったことにお礼申し上げた い。また、日本曹達高岡工場のトラックが 30km制限の道に対して 20km制限で 通行してもらっていることに沿線住民は喜んでいる。 y 日本曹達高岡工場前の道路の両サイドの歩道は、狭くがたがたで排水溝が深く電柱 が邪魔で危険な状態である。そこで、送電線、電話線の埋没や側溝に蓋をすること で歩道を拡幅整備できないか。担当課では、予算がないとか、国の補助事業を利用 するとか言われたままなかなか進まない。歩道拡幅には、電柱を民地に移設するこ とを条件とされているため、自治会長と沿線住民にお願いに回ったが、借地の関係 等でなかなか許可を得られなかった。側溝に蓋をする方法だけでも安全安心に歩道 を通行できるよう早急に整備してもらいたい。 参加者 y 週刊紙に、「あえて問う、なぜがれきを全国にばらまくのか」という題名で広域処 理等に対する 3 人の政治家の対談記事が載っている。市長は、週刊紙のこの記事を 読んだことはあるのか。 参加者 5/6 わがまちトーク(成美地区) 平成 24 年 10 月 9 日 y 高岡市商工会議所が中心となって旧町名復活の運動が行われており、今年の秋口ま で結論を出すというが、先が見えない。成美校下としても千保川西側の町内は高岡 市の開町になじみがあり旧町名の復活に期待している。各自治会は旧町名を使って いることから、住居表示との違いで住民は混乱している。旧町名復活により大きな 負担費用がかかるのであれば、番地を変えず、名称のみ変えれば、郵便物の混乱も ないのではないか。旧町内に名前の由来のプレートを表示し、子どもたちの教育の 中で町の成り立ちなどを教えていくなど、市としても取り組みに対して協力しても らいたい。 市長 y 歩道の拡幅整備については、電柱の移設について地元で議論いただいたが、なかな か合意を得られず現状のままで車道のみの整備となったが、通学路の安全は確保し ていきたいと考えている。各地区で道路の整備要望は非常に多くあり、手がまわら ないのは事実である。歩道の拡幅や安全確保について、なにか工夫ができないか土 木維持課には研究するよう伝えたい。また、他によい知恵があったら教えていただ きたい。 y 週刊紙の記事については拝見していない。 y 高岡は全般に自治会名で古い名前を残すなど、大事にされているようである。現在、 商工会議所を中心に旧町名復活の動きを進め、地元でも研究されているようである が、住民の皆さんの同意のもとに、由緒ある名前を復活することは良いことだと思 う。地区で十分ご議論いただき、制度的な問題や、お金の問題など乗り越えなけれ ばならないハードルについては、市としてもご支援はしていきたい。また、来年度 の事業の中で進捗状況を見ながら、話合いを促進できる仕組みをつくるなどのご協 力はできると思う。地番を変更せず名称だけの変更については、混乱が招かないか 心配であるが、郵便物が確実に届くこと、間違いなく目的地に着けるようにするな どの仕組みをつくることが大事なことである。ただし、住民の皆さんが旧町名を大 切にしていることについては、大事にしたいと考えている。 以上 6/6
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