(平成28年7月12日) (PDFファイル)

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会議名
平成 28 年度
第1回総合教育会議
2
開催日時
平成 28 年7月 12 日(火)午前 10 時~午前 11 時 20 分
3
開催場所
6階
議会会議室
4
出席者
市長
福田 良彦
教育委員長
西村 宏
教育長
佐倉 弘之甫
教育委員
廣田 登志子
教育委員
牧中 マリコ
5
欠席者
6
説明のため出席した者
教育次長
会議録
村尾 利勝
山口 妙子
学校教育課長
村井 浩司
学校教育課 主幹
村上 和枝
青少年課長(教育センター所長)榎本 丈二
文化財保護課長
中央図書館長
7
三浦 成寿
原田 広子
中本 佳孝
事務局
教育政策課長
重岡 章夫
教育政策課政策班長
8
生涯学習課 長
教育政策課 施設班長
光井 国康/ 政策班
岡原 達也
沖野 理恵
協議事項
平成 28 年度主な取り組み(教育関係施策) について
会議の大要
事務局
(教育政策課長)
それでは定刻になりましたので、平成 28 年度第1回岩国市総合教育
会議を開催します。
それでは、開催にあたりまして、福田市長にご挨拶をお願いします。
福田市長
あらためまして、皆さん、おはようございます。
今日は、大変お忙しい中、平成 28 年度第1回岩国市総合教育会議 と
いうことでご出席いただきましてありがとうございます。
ご承知の通りでありますが、この総合教育会議でございますけれど
も、教育委員会制度改革の一環として、全ての地方公共団体に設置する
こととされたものでありまして、岩国市では 、昨年の5月に第1回目の
会議を開催し、その後は7月に第2回目、8月に第3回目を開催し てお
りまして、その中で 岩国市教育大綱を策定いたしました。策定にあたり
ましては、委員の皆様 方から貴重なご意見をいただき まして大変素晴ら
しいものができたと思っております。あらためて感謝を申し上げます。
さて、本日でございますが、議題と いたしましては、教育関係施策の
平成 28 年度の主な取り組み 、ということを挙げさせていただいており
ます。今日は関係課の職員も出席していただいておりますので、色々な
意見交換をしながら、充分な意思疎通を図って、同じ方向 を向きながら
教育行政を進めて いきたいと 思っております ので、ぜひ、率直で、忌憚
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のない ご意見を賜りますように、よろしくお願いいたしまして、挨拶と
させていただきます。以上です。 お願いします。
事務局
それで は、議事の進行につきましては、岩国市総合教育会議運営要綱
第4条第3項により、市長にお願いいたします。
市長、よろしくお願い いたします。
福田市長
お手元に配布しております次第にそって、協議を進めていきたいと思
いますので、 よろしく お願いいたします。
それでは早速、議題「平成 28 年度主な取り組みについて」 を協議い
たしますので、説明の方をよろしく お願いいたします。
佐倉教育長
最初に、私の方から、平成 28 年度の主な取り組みについて の最重要
施策を、簡単にご説明したいと思います。まず、小中一貫教育構想につ
いてでございます。東小中 学校は、施設一体型でございますが 、平成 32
年度オープン予定となっております。この東 小中一貫校の開校にあ わせ
て、全ての小中学校においても、小中一貫教育を同時にスタートさせた
いと考えております。多少学校間においては前後するようなことがある
かと思いますが、校長会でもお願いしたところでございます。その準備
としまして、第1回岩国市小中一貫教育モデル校連絡協議会というの
を、先日、7月8日に 、準備委員会を行いました。そのモデル校は 、東
小中学校、小瀬小学校、装港小 学校。そして 、中規模よりはちょっと小
さいのですが中規模というイメージで 、通津の小中学校。そして 、本郷
の小中学校。なぜ本郷かというと 、本郷は非常に歴史的にも深いと いう
ことと ともに、山村留学センターがあって特色のある取り組みが できる
可能性を持っているとうことで、この3つをモデル校に指定しました。
そして、このモデル校の最も重要な仕事は 、9年間のカリキュラムを作
成するということにあります。9年間の学びをどのようにしていくかと
いうことで 、6・3制を基本にしますが 、発達年齢段階に応じて4・3・
2制のイメージの中でカリキュラムを考えていってほしいということ
をお願いしております。というのは 、発達年齢段階においては、小学校
1・2・3・4年生と5・6年生、10 歳の壁というのは、近年言われて
おります。小学校 5・6・中学校1 年生、それから、中学校2・3年生
ということで、小中学校で連携しながらカリキュラムをつくっていっ
て、岩国型の小中一貫教育の土台造り を、本年度中にしたいと考えてお
ります。そして、その取り組み内容についてですが、皆さんご存知のよ
うに、平成 27 年3月には全ての学校がコミュニティスクール化しまし
た。このコミュニティスクール の学校教育でございますが、地域教育ネ
ット、 地域社会教育の分野ですが、0歳から 15 歳までの学びを支える
システムで、これをリンクさせて 、現在進めている ところでございまし
て、これを充実していく中で 、これが私流に申しますと後輪にあたって 、
それがバックアップしながら 、その駆動力といいますか、それを生かし
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て、小中一貫教育を 進める。こうしたイメージであります。そして4年
後には 、岩国市の全ての学校が、小中一貫校となって、その成果として、
例えば、中学校への進学に不安を覚える生徒が減少したとか 、いわゆる
中1ギャップが緩和されたとか、あるいは、小中学校の教職員間で 互い
に良さを取り入れる意識が 高まっておるとか 、様々な成果が認められる
ように取り組みを 進めて参りたい。そして、現在文科省の発掘プランの
中でも言われておりますように 、チーム学校として組織体制をつくって
参りたいということで 、9年間の学びを地域ぐるみで支える 仕組みづく
りということになると思っておりま す。この教育改革の流れに乗り遅れ
ることなく、岩国市バージョン、岩国市スタイル、岩国モデルというこ
とで取り組めていけたらということで 、先程言いました通り、第1回準
備委員会を行いました 。最終的には、岩国の子は岩国で責任を持って育
てる、健やかな子に育てて参りたいというのが、重要なビジョンであり
ます。以上を申し上げまして、あと個々においては 、担当者の方が説明
をして参りますので、どうかよろしくお願いします 。
事務局
それでは資料に沿ってご説明をさせていただきます。それでは教育政
策課からお願いします。
教育政策課施設
班長
それでは、教育政策課の平成 28 年度の主な取り組みについてご説明
いたします。まず、学校空調設備整備事業ですが、この事業は、近年の
酷暑による学習環境の悪化に対して、小中学校の普通教室、管理諸室へ
空調設備を取付け、児童、生徒の教育環境の向上を行うというものであ
り、事業全体として、平成 25 年度から5カ年をかけ、約 400 室に整備
を行う予定としております。今年度は、小学校が、柱野小、平田小、高
森小、そお小、川上小、米川小、修成小の7校、中学校が、平田中の1
校の併せて8校に取付けを行う予定としており、これにより中学校で
は、今年度で整備が終わります。また整備の最終年度となる平成 29 年
度に工事を行う予定の、小瀬小、杭名小、由西小、神東小、周北小の5
校の実施設計も行います。今年度末の整備率は、学校数で言うと 86.5%、
部屋数で言いますと 91.9%となります。なお、本事業の財源は、防衛省
の「特定防衛施設周辺整備調整交付金」を積み立てた基金を活用してお
り、設計費、整備費のみでなく、運用における電気代も、全て防衛省の
交付金が 100%充当されております 。次に小中学校施設耐震化推進事業
ですが、まず、小学校施設耐震化推進事業として、平田小、神東小、中
洋小、小瀬小、杭名小の校舎と、修成小の屋内運動場の6校、中学校施
設耐震化推進事業として、由宇中学校武道場の1校、併せて7校の構造
耐震化工事を行います。財源は、文部科学省の「学校施設環境改善交付
金」の「地震対策事業」のメニューを活用しますが、平成 27 年度の当
初予算の繰越し事業となります。また、小学校非構造部材耐震化事業と
して、美和東小学校の屋内運動場の天井等落下対策工事 をすることとし
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ており、既存の天井の撤去、照明器具などの落下防止対策、2階ギャラ
リー窓ガラスの飛散防止フィルム張りなどの工事を行います。これは同
じく文部科学省の「学校施設環境改善交付金」を活用しますが、メニュ
ーは「防災機能強化事業」となります。なお、非構造部材の耐震化につ
きましては、改築を除く構造耐震化工事が今年度末をもって完了するの
を受けて、来年度から、天井等落下対策に本格的に取り組むため、今年
度、その実施設計を行うことにしております。小学校においては、中洋
小、神東小、中学校では通津中、川下中、東中の5校の実施設計を行い
ます。5校においては、天井等落下対策に加え、必要に応じて外壁改修
や防水改修、床の改修工事などを併せて行うように設計してまいりま
す。また、改築による耐震化の一環として、川下中学校武道場の改築を
行うための実施設計や、地質調査を行うこと としております。川下中学
校の武道場は、構造耐震指標であるIs値が 0.11 と低く、かつ構造的
に補強が困難な建物であるため、平成 29 年度に改築工事を予定してお
ります。これについての財源は、防衛省の「再編交付金」を活用してま
いります。次に東小・中学校施設整備事業ですが、東小学校と東中学校
は、岩国市で初めての施設一体型の小中一貫校として、平成 32 年度に
スタートする予定としておりますが、このための校舎の基本設計を行う
ものです。委託業者の選定につきましては、プロポーザル方式を用いる
こととし、現在、参加者の応募を受け付けている状況です。なお、応募
者は、共同企業体、いわゆるJVを結成して参加するものとしており、
代表者は、施設一体型の小中一貫校校舎の設計実績を持つ者とし、構成
員は、市内業者で、ある規模の小中学校校舎の設計実績を持つ者という
条件を付しております。これにより、施設一体型の小中一貫校の設計ノ
ウハウを持った大手の設計事務所の参画が期待されますので、岩国を代
表する、また他市にも誇れるような小中一貫校を目指して取り組んでま
いりたいと考えております。財源として、設計費については、防衛省の
「再編交付金」を活用します。最後に、玖珂小学校校舎建設事業ですが、
昨年度より始まっている校舎建設工事について、今年度末の完成を目指
して着実な実施を行っていきたいと考えております。財源は文部科学省
の「 公立 学 校施 設 整備 負担 金」 と、「 学校 施 設環 境改 善 交付 金 」の 「不
適格建物改築」のメニューを使っております。玖珂小学校につきまして
は、平成 29 年4月の校舎供用開始後も、既存校舎解体、グラウンド整
備、プール整備事業、と統合に伴う工事を引き続き行う必要があります
ので、これらについても着実な実施を行うことができるように取り組ん
で参ります。なお、これまでに挙げました「主な取り組み」以外にも、
河内小学校木造校舎耐震化事業、プール改築事業、プール水槽ほか改修
事業、プールろ過機改修事業、小学校低学年トイレセミリフォーム事業、
また通常の維持保全業務など多岐にわたる工事、業務を行っていきます
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が、子供たちの健やかな成長を支えるために、より良い学校環境となる
ように、施設整備への取り組みを進めてまいりたいと考えておりますの
で、よろしくお願いします。
事務局
それでは学校教育課。お願いします。
学校教育課長
引き続いて、学校教育課から平成 28 年度の主な取り組みについて ご
説明いたします。最初は、小中一貫教育推進事業についてです。事業の
概要ですが、先程、教育長も申し上げましたとおり、施設一体型の小中
一貫校である東小中学校の 開校にあ わせ、岩国市は、全ての小中学校に
おいて、小中一貫教育をスタートさせます。そのため 、今年度から3年
間、国から小中一貫教育推進事業 の委託を受け、岩国市の特色を生かし
た小中一貫教育の土台造り を行います。まず、市内3つの中学校区 の8
校をモデル校に指定し、小・小、
小・中連携を充実、進化させながら
系統性・連続性がある9年間のカリキュラムを編成するとともに、多様
な一貫教育の在り方について研究を行います。あわせて、有識者を招聘
した岩国市小中一貫教育推進委員会を立ち上げ、モデル校の進捗状況に
指導助言を加えながら、岩国市小中一貫教育基本方針を策定し 岩国型の
小中一貫教育を構築して参ります。今後は、県主催の研修会に参加した
り、先進地・先進校を視察したり、市 独自の研修会を開催したり、その
取組を着実に進めて参 る予定です。なお、平成 30 年度、すなわちこの
推進事業の最終年度にあたる年には山口県小中一貫教育推進フォーラ
ムが、ここ岩国市と和木町の共催で開催する予定となっております。予
算については 、国の補助金でありまして、今年度は 801,700 円でありま
す。今後の主なスケジュールですが 、先週第1回の岩国市小中一貫教育
モデル校連絡協議会を開催し スタートいたし ました。8月の末には県の
小中一貫教育推進協議会に参加し、これを受け9月以降、岩国市でもこ
の取り組みを 進めて参りたいと考えております。以上が小中一貫教育 に
ついて、推進事業についてです。引き続いて、小中学校タブレット端末
等整備事業についてご説明いたします。事業の概要ですが 、教育の情報
化の推進及び子どもたちの情報活用能力を育成 するため、岩国市全小中
学校に、タブレット端末を整備し、無線ネットワーク環境を構築します。
タブレット端末は各学校に対して1クラス分の数を整備することとし
ており、小学校の 合計が 626 台、中学校 の合計が 409 台、教師用の 48
台を合わせ、合計で 1,083 台のタブレット端末を整備します。また、タ
ブレット端末を有効に授業に活用できるよう、液晶テレビ 70 台、短焦
点プロジェクター48 台を整備するとともに 普通教室、音楽室、理科室、
特別支援教室 、少人数教室の合計 769 教室に無線ネットワーク環境を構
築します。予算額は、 238,604 千円で、財源として再編交付金 を活用し
ます。発注方法は、総合評価型プロポーザル方式を採用し、技術提案書・
提案者 を一般公募します。主なスケジュールといた しましては、平成 28
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年7月1日に、プロポーザルの公告を いたしました。7月 28 日の第1
次選考、書類審査、平成 28 年8月8日の 第2次選考、ヒアリングを経
て、業者が選定される予定です。また、正式な契約は、9月の市議会定
例会で、契約議案が承認されてからになります。その後、平成 28 年 10
月から商品発注を行うとともに、12 月までの間に、ネットワーク環境の
整備を いたしまして、年が明けた、平成 29 年1月から3月の間で、整
備された学校から、操作研修実施後、順次使用開始となります。次に小
中学校タブレット端末 等維持管理事業。そして、小中学校タブレット端
末等維持管理基金について説明をいたします。まず維持管理事業です
が、先程説明いたしました小中学校タブレット端末整備事業で整備いた
しましたタブレット端末や無線ネットワーク環境の維持管理を行いま
す。維持管理の内容は タブレット及び周辺機器の不具合対応、タブレッ
トの操作方法の指導を含めた包括的な保守等です。この維持管理事業に
必要な経費につきましては、再編交付金を財源とする小中学校タブレッ
ト端末等維持管理基金を積み立てて運用することとしております。以上
でございます。
学校教育課主幹
次に玖珂・周東学校給食センターの建設事案について説明いたしま
す。建設後、30 年余り経過し、老朽化した玖珂と周東の学校給食センタ
ーを統合するとともに、周辺地域の学校に対して、安心・安全な学校給
食を安定的に継続して提供するため、新しく学校給食センターを建設 い
たします。施設の建設場所は、岩国市周東町 のテクノポート周東内 で、
敷地面積が 6,239.36 ㎡です。また、建物は、鉄骨造の1部2階建てで、
延べ床面積 が 2,575.38 ㎡で、1日に約 3,000 食を提供 する施設となり
ます。事業の進捗状況ですが、平成 26 年度に基本設計、平成 27 年度に
地質調査、実施設計 、用地取得を終え、今年度は、いよいよ建設工事に
着工することとなりました。契約について は6月議会の承認を経て、着
工は、6月 28 日となりました。完成予定日は、来年、平成 29 年7月 31
日となっており、新給食センターの稼動は、 その後、平成 29 年度の2
学期、9月1日からとなります。配送予定校は、平成 29 年9月スター
ト時は、16 校1園、約 2,500 食でスタートします。玖珂地域は、玖珂中、
玖珂小、玖珂幼稚園。周東地域は、周東中、高森小、川上小、周北小、
修成小、米川小、そお小、高森みどり中、旧岩国西部で 、小瀬小、御庄
小、 藤 河小 、 杭名 小 、 河内 小 、柱 野 小 に な っ てい ま す。 ま た、 平 成 32
年4月からは由宇中、由宇小、由西小、神東小の4校 が加わり、20 校1
園となる予定 です。この時点で約 3,000 食となります。完成後は 、学校
給食衛生管理の基準にのっとった最新設備 を整備した給食センターで、
将来にわたり、安心で安全な給食を提供できるようになります。以上で
ございます。
事務局
それでは青少年課お願いします。
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青少年課長
青少年課・教育センターの今年度の 新規事業であります不登校児童生
徒支援事業について説明します。この事業は、文部科学省が県に委託し、
県が岩国市に再委託して行う事業です。目的は、不登校児童生徒の状況
に応じた総合的な教育支援体制を構築し、不登校児童生徒が自信を持っ
て学べる教育環境を整備することです。青少年課・教育センターと しま
しては、この事業を受け、次に述べる3点について不登校児童生徒の支
援を始めております。1点目は、アウトリーチ型支援です。これは学校
や教育支援教室等に通うことが困難な不登校児童生徒に対して、家庭訪
問を通じて相談、学習支援を行います。平成 27 年度の不登校児 童生徒
の数値ですが、まだ県教委との精査中のため暫定値なんですけども 、小
学校 27 名・中学校 110 名、計 137 名となっております。 そのうち、昨
年度、中央および周東教育支援教室に通室 した児童生徒は 、約 32 名と
なっています。また、学校の相談室や保健室 、いわゆる別室登校できて
いない、いわゆる自宅に引きこもっている児童生徒は、43 名おり、この
ような児童生徒への支援を重点的に行うものです。支援員については、
教員免許状所有者、元管理職の方を中心に委嘱し、現時点で 由宇中学校、
高森小 学校、岩国小学校からの申請を受け稼働中でございます。2点目
は、教育支援教室等の機能拡充です。玖北地域の不登校児童生徒へ の対
応が不十分であったことから、美和・本郷地域に1名、錦・美川地域に
1名、支援員を配置し、不登校児童生徒に対しての相談、学習支援を行
っております。また、増加傾向にある周東教育支援教室の支援員を1名
増員いたしました。最後に3点目ですが、先ほど述べました この2点を
機動的に動かすために、中央教育支援教室に 、コーディネーターを1名
配置しました。このコーディネーターは、不登校支援の中核的機能を果
たすため、不登校児童生徒のアセスメントや学校との連携を行います。
そして、アウトリーチ型支援員を効果的に派遣し 、調整する役割を 果た
します。すでに学校訪問を実施し、現時点での不登校児童生徒の状況を
把握し、積極的な派遣について学校と連携をしているところです。この
事業を通して、様々な理由で学校に登校できない児童生徒の学力の保障
や学校復帰をめざし、より1人でも多くの児童生徒を支援していく決意
でございます。以上で説明を終わります。
事務局
それで は生涯学習課・中央公民館お願いします。
生涯学習課長・
それでは生涯学習課から、平成 28 年度の主な取り組みについてご説
中央公民館長
明申し上げます。とどける家庭教育支援事業は、国が県へ委託し、県が
市へ再委託する事業で、平成 28 年度新規の 事業となっております。家
庭教育支援事業としては、社会教育の分野 におきましては、これまで子
育て学習会や 、家庭教育講座の開催など、ひろめる支援を行ってまいり
ましたが、これに加えて、学校、こども支援課、青少年課等と連携し、
これまで対応しきれなかった初期段階の問題を抱える家庭へ 、とどける
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訪問を行い、保護者の不安や悩みを少しでも解消し、保護者が孤立する
ことなく学校や地域に繋がってい けるよう、また、保護者が主体的に家
庭教育を行うことができるよう支援を行って参り ます。平成 28 年度は、
家庭教育支援員4人に、県開催の養成講座 等を受講していただきつつ、
モデル的に地域を絞った上で、複数体制で、学校の意向に沿って家庭訪
問を行う予定 としております。先程、青少年課から説明のありましたア
ウトリーチ型事業との違いにつきましては 、アウトリーチ型事業につき
まして は、専門的対応が必要な、不登校 やいわゆる自宅に引きこもって
いる児童生徒に対して、学校 復帰に向けた教育相談、対象児童生徒の学
習や習熟度に応じた学習指導を行うものと認識しております。今回の と
どける家庭教育につきましては、専門的対応までには至らぬものの、不
登校傾向の児童生徒、また 、学校から登校 はしているが、行動や言動が
気になる児童生徒のいる家庭に対して、訪問型の支援を行うものとなり
ます。そのような家庭におきましては 、不安や悩みを抱え、地域からも
孤立傾向にあるようです。また、家庭教育講座などに仕事や家庭の都合
で参加できない、そもそも参加する気のない保護者の存在 も考えられま
す。そこで、地域の人材で編成した支援チームによる家庭訪問を行い、
保護者の不安や悩みを聞いたり、情報提供活動を行ったりすることとし
ております。 以上でございます。
次に中央公民館の取り組みについてご説明いたします。中央公民館整
備事業。中央公民館は、平成 26 年に実施した耐震診断で、耐震性を判
断するIs値が全ての階で基準となる 0.6 を下回り 、耐震性に問題があ
るという結果となりました。これを受け、耐震補強あるいは建て替えを
模索してまいりましたが、まちづくり実施計画において、建て替えの方
針が示されたことから、求める適正な施設を具体化するために基本構想
を策定いたします。基本構想 では、現状を分析した上で、学習機能、図
書館機能、出張所機能、及び交流の場機能等の必要とされる機能、また、
建物、設備、および駐車場等の 適正規模、設計計画として、概算工事費、
工事期間、維持経費等の検証を行い 、求める施設を具体化して参ります。
この基本構想をもとに市民のご意見をお聞きし、中央公民館を整備して
参りたいと考えております。 以上です。 よろしくお願いいたします。
事務局
それでは文化財保護課お願いします。
文化財保護課長
文化財保護課からは、遺跡発掘調査事業についてご説明いたします。
遺跡発掘調査事業は二つの項目に大別されます。一つは 、遺跡の確認調
査で、もう一つは、出土した遺物の保存処理 です。まず、一つ目の確認
調査ですが、これは本来、個人住宅等、営利目的でない開発に伴う発掘
調査や、地表面での遺跡の確認調査などを目的とするものですが、今年
度事業は、道路等の開発予定地域において、事前に遺跡の有無を確認す
ることにより、本発掘調査実施の必要性の検討や、概算費用の見積りを
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行うための調査となります。また、事前に遺跡の有無を確認できるため、
不時の発見による工事の遅れを防ぐという面でも必要な調査です。今年
度事業の詳細といたしましては、主に岩国都市計画道路 楠中津線の路線
内で中津町一丁目地内を調査する計画となっております。中津町一丁目
には毛利元就の四男、穂田元清の館があったと伝えられている場所があ
り、この伝承地が楠中津線の路線内にもあたっているため、遺跡の有無
を確認する調査を行うものです。昨年度の調査では中世の陶磁器が見つ
かっておりまして地中には遺跡が残存している可能性が高いと考えて
います。ちなみに、楠町内ではこの 楠中津線の工事に伴いまして、平成
20 年度から 中津居館跡の確認調査も実施しておりますが、大型の礎石建
物や土師器一括廃棄土坑、これは素焼きの陶器がまとめて廃棄されてい
るものですが、そういうものが見つかっています。更に 、一括出土銭と
いう全国的にも珍しく、研究者や考古学ファンに注目されつつある遺物
も発見されております。補足説明ですが、この一括出土銭は、現在、発
掘された日本列島 2016 として、文化庁主催の展示会で、北は秋田県か
ら南は福岡県まで、全国5箇所を縦断して展示されておりまして、この
発掘された日本列島展は、ここ岩国市からの出品は初めてのことです。
続きまして、二つ目の 出土した遺物の保存処理ですが、中津居館跡で出
土した銭紐内で遺存状況が良好なものについて保存処理を行うもので
す。出土紐の保存処理については高級アルコール法という方法を用いて
紐の中にある水分を溶液に置き換える作業をいたします。処理前は水漬
けのまま保管していますが、処 理後は水漬け保管がなくなり、紐のまま
の状態で展示等、公開することも可能となります。対象となる紐は中津
居館跡の平成 24 年度調査で発見された一括出土銭に伴って銭が蓄えら
れておりました備前焼の甕の中から出土したものです。保存処理の完了
後には一括出土銭 とともに調査、研究、展示等に活用する予定です。こ
れらの調査実績を今後も地域との関わりを深めながら取り組んでいき
たいと考えております。以上です。
事務局
それでは中央図書館お願いします。
中央図書館長
中央図書館では、図書館改修事業が出ております。平成 6年に開館い
たしました中央図書館 の空調設備機器は老朽化しており、故障が頻発し
ている上、製造後 20 年以上経過しているため、部品の調達も今後ます
ます困難な状況となっていくと予想されます。このため、平成 27 年度
に空調設備の調査・実施設計業務を行い、平成 28 年度に、機器の全更
新工事を実施することとしたものです。 以上です。
福田市長
一通り 言っていただきましたが、これまでの 説明につきまして、ご質
問、また、ご意見がありましたら、よろしく お願い いたします。
西村委員長
小中一貫教育推進事業の件でお聞きしたいと思います。この事業内容
をみますと、市内全学校で、同時にスタートさせる とあります。その前
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提として、モデル校が、東小中、通津小中、本郷小中の3箇所で、在り
方を模索する。だから、4年後には全校スタートするわけですよね。現
在3校をモデル校として在り方を研究するというところ、時間的なです
ね、スケジュールですよね 、そのモデル校として検討した結果の課題を
持って 4年後に一斉にスタートするわけですかね。その辺のスケジュー
ル的なものがわかりにくい。
学校教育課長
この推進事業が3年間、国の事業が3年間ございますので、モデル校
の方でしっかり色々なケースを考えていただいて、それをその 都度、市
の色々 な小中学校 に発信して いただくような機会を 設けます 。その推進
委員会というのを同時に設置 いたしますので 、そちらの方でもしっかり
指導、助言していただいて 、岩国市としての小中一貫教育の体制といい
ましょうか、そういったものも構築していただくということになりま
す。3年間事業していただいたあと1年間ほど間があきますので、ここ
が全ての学校の試行的な1年間になると思います。
西村委員長
試行が1年間。モデル校は、もう、一貫教育のカリキュラムでやって
るわけですか。
学校教育課長
いや。これからつくっていきます。
西村委員長
これからつくって 、そのカリキュラムを モデル的に実行するのはい つ
ぐらいからですか。
学校教育課長
今年度中にはカリキュラム が各校で一本ずつ編成されていきます 。例
えば、算数、数学とか 、キャリア教育とかですね、少しずつカリキュラ
ムが出来上がっていきますので、出来上がり次第 、進めて いただくとい
うことになります。
西村委員長
それと同時に教育長が 説明された4・3・2 制のカリキュラムをあわ
せて検討していく のは大丈夫でしょうか。今の制度の中で のカリキュラ
ムを検討するだけだったらわからないこともない けれど、この4・3・
2制も あわせてカリキュラムを検討していって 、その可否を判断して、
4年後に一斉にスタートする ということが、それができるかどうかが、
ちょっと不安を感じるんです が。
学校教育課長
カリキュラム は6・3制を崩すということはございません。指導区分
といいましょうか 、教育区分を、指導の重点を、4・3・2制をイメー
ジして、各学校に取り組んでいただ きます。先程、教育長が申し上げま
したとおり 、10 歳の壁、あるいは中1ギャップということになると 、小
学校5・6年生、中学校1年生この 3学年が非常に不安定な時期である
ということになりますので、ここにある 程度ターゲットを絞って、小学
校からも中学校からも先生方がしっかり 絡んでいただくということで、
9年間のカリキュラムを、4・3・2 制ぐらいのイメージでつくってい
ただく 、繋げていただくということです。
佐倉教育長
もうちょっと 言えば、全ての教科において、それをやっていくという
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わけではなく、それぞれの中学校区を中心に、コミュニティを 進める、
地域教育ネットを 進める、そうしたものの中で、色々な教科にも普及し
ていく ということです 。平成 32 年度に全ての教科が完成されるという
ことではないということで、特に大きい学校によってはそうであろう
し、小規模校においては、比較的そういったものが早く 進む可能性があ
ると推察しております。
西村委員長
それでしたら、全ての小中において小中一貫教育を同時にスタートす
るという中で、その説明をしっかり しないと 、一般の市民の人はわかり
にくくなるかもしれませんね。しかも、4・3・2制という話が出てく
ると、不安になる人が 出るかもしれませんし 。
佐倉教育長
進捗状況をきちっと我々が報告していかなきゃいけないと思ってお
ります。
西村委員長
それともう一点、こういう情報 は学校運営協議会に出しておられます
か。
学校教育課長
これからになるかと思います。
西村委員長
学校運営協議会にはある程度の段階でどう説明していくか あわせて
考えないといけないと思いますね。
学校教育課長
いまリーフレ ット作りに着手しておりますので、出来次第、各学校に
配布いたします。モデル校 の3中学校区 以外の小中学校においても 、カ
リキュラム作りについては動き 始めてくださいとお願いしております 。
例えば、平田小中学校は、今年、岩国市のキャリア教育の指定校にもな
りますので、もうカリキュラムを作り始めておられます。いま6・3制
で繋げていただいていますけども、これを4・3・2 制にあわせた形に
今から 修正していきますということでした。各学校において も少なから
ず、この小中一貫教育をイメージしたカリキュラム作りが 始まって いる
ということです。
西村委員長
4・3・2制という言葉を聞くと、すごく変わるような気がするん で、
一般の人が 、今後どうなるんだろうという不安を取る努力をしていただ
きたい。
福田市長
東小中は、施設一体型で期待感があって、事前に現場では色々な研究
とか調査をされていたと思うので 、スタートできる 状態にある。その他
が同時に全部スタートっていうのが 、はたして環境が整うのか と思いま
すが、 それに向けてしっかりとやってもらいたいと思います 。保護者、
地域に動揺が走らないように、丁寧に説明しながら 進めてください。メ
リットとデメリットを心配する方がおられるから 、どういうふうに対応
するかをあわせて、丁寧にしていく必要があるなと思います。
例えば 組み合わせです が、川下の場合は愛宕 小と川下小が川下中との
連携と なりますよね。ブロックの分け方は、だいたいそのようなイメー
ジですかね。
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学校教育課長
基本的には中学校区での組み合わせになろうかと思います。ただ し多
岐に渡る組み合わせもあります。例えば、周東中あれば、6つの小学校
と周東中の7校で の小中一貫教育となります 。組み合わせというか 、地
域性もありますので、難しいとこもありますけど、これにカリキュラム
をあてはめることで、 小中一貫教育に繋がるということです。
福田市長
大変な思い をする先生方の声を聞き、うまく現場と通じながらやって
いただきたい。
村尾委員
カリキュラムの作成を通して小中一貫を実施するというイメージで
いいですか。
学校教育課長
そうです。
村尾委員
中1ギャップの解消、不登校の解消 、それを目的とした、異校種型人
事異動ということで、中学校の先生が小学校に3年間 入り、その先生が
その学校に移転しながら子ども達と一緒に 学校づくりをしていく中で、
子ども 達の安心感を構築していく事業が 今まであったと思いますが、そ
ういったものを広げながら小中一体型の学校づくりをしていく必要は
あろうかと思います。ただ、そういった条件が揃わない学校については、
イメージが膨らんでこない 。もっとその辺りを広めていって、異校種型
人事異動でとか、交流授業 とかいうものを、今から どんどん進めていく
必要があると思うんですが。
学校教育課長
そうですね。人事面もありますけれども、基本的にこの小中一貫教育
での小学校と中学校での交流、教員間の交流 については5・6年生、中
学校1年生のこの3学年がかなりターゲットになるんですけど 、そこに
小学校、中学校の先生が両方入っていく 。例えば、小学校の先生が中学
校1年生の授業に入るときには 、例えばT2で入る、2人目の 教員とし
て入っていくとか逆に中学校の先生が小学校の5、6年 生の授業に入る
ときもT1で入る んだけど 、主で入ったときにも小学校の先生はサブで
つくとかですね。あるいは 、中学校の場合は専門性のある先生方が多い
ですので、理科で応援に入るとかですね。そういう普段の授業の交流を
先生方にもしっかりしていただくという ことになると思います。
村尾委員
それは一部の学校の教員の交流というわけでなくて全岩国市含めて
広めていくということなんですか。
学校教育課長
そうです。既に教師が行ったり来たりと いう活動をされております。
それをさらに 進めて行こうというこ とです。
福田市長
他に何かございますか。
廣田委員
小中の連携のカリキュラムについて中身のお話がありましたけれど
も、中身を先に具体的にしておかないと いけないと思います。岩国型一
貫教育という こともありますように、中1ギャップの区切りの問題だけ
でなく、特色のある教育という ことで、こういう子どもを育てたいので
こういう教育をしていくということが具体的にわかったら 、それが具現
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できるような 特色のある施設にする、当然そうなってくると思うんです
ね。教育委員も近くでは小方 小学校、遠くでは群馬を自費で視察に行き
ました。それぞれ教育目標がしっか り具体的に特色があって、それが具
現できるような施設がつくられていました 。東小中一貫校においては基
本設計を行うとういうことなので 、教育政策課と学校教育 課とが連携を
とりながら 、学校教育 課の方もソフト面で特色をはっきり出していただ
いて、こういう教育を行われるためにはどういう施設が必要なんだろう
かということで進めていただいたらと思います。教育政策 課でも、先進
校を見られたでしょうけれども、実際に使う先生方の意見も聞き、ある
いは、それぞれの専門の分野の学識経験者 の意見を聞くとかして、岩国
市独自の学校をつくり、岩国の子ど もを岩国でしっかり育てられる 、そ
ういった学校になればいいと切に願います。
佐倉教育長
様々な貴重なご意見を私たちはしっかり受け、 平成 32 年度のオープ
ンに向けてということであ りますが 、先程市長が言われた 現場の方がど
うなのかということで すが、これは私にとっても大変懸念されるところ
です。他のところの 事例をみても、小中学校の教職員間で打ち合わせの
時間がなかなか確保できないとか 、小中合同の研修会がなかなか確保で
きない。あるいは、教職員の負担感、多忙感がなかなか解消できないと
いうようなデメリットが挙がっておりますので、それをどのように解消
していくかは、私たち最大の課題だと思っておりますが、一番のキーワ
ードは公開だということだと思っております。どの様な授業をやられて
るのか、それぞれの地域の方々に学校に 来ていただきたい。例えば、先
般見学に行ったんですが、麻里布の英語教育 の中で 研究授業をやってい
ましたが、そこには小学校の先生、中学校の先生が一緒になって 、研修
をし、ワークグループになって、また協議会をやるという ようなことで、
またそれを持ち帰ってどのように小学校でやるのか中学校でやるのか 、
それをどう繋げていくのか、というようなことでやってお りました。そ
の様なことが、各教科 でもやられてくると思っておりますので 、若干時
間はかかるかもわかりませんが 、現場でどのように浸透させるかという
ところにおいては、校長会等において、連絡しながら、取り組んでいっ
てもらいたい と思っております。もうひとつは、玖珂小学校ができます。
これもひとつの大きなモデルになると思っておりますので 、また見学に
来ていただければというふうに思っております。
福田市長
廣田委員から、今回ソフト的なものがしっかりと反映された学校 づく
りを期待する というご意見がありましたが、東小中一貫校のプロポーサ
ルにおいては、教育委員会の全体の思いっていうのが反映されるんでし
ょうか。そういうのも 含めて提案してほしいとか。
山口教育次長
募集の時にかけております。
福田市長
予算は、再編交付金 を充当するという予定だったと思いますが、防衛
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へ話しは行っていますか。
教育政策課施設
班長
設計に関して は、防衛省で問題ありません。工事費 に関しては、一応
は借り 置きですが、文部科学省で本体費を、併行防音に関しては防衛省
の財源を考えております。ただし、文部科学省の補助は防衛省の補助よ
り低いと思われますので、その裏の財源をどうするかというところを検
討しております。東小中一貫 校なので、共有部分が小学校、中学校で 使
える部分がありますので、そういう部分からいいますと 、玖珂小学校建
設費に比べて、コストパフォーマンスは高くなろうかと思います。
佐倉教育長
私たちがソフト面をしっかり検討したもの を、ハード面とうまく合致
できるように 考えていきたいと思います。
福田市長
他にもありましたらどうぞ。
西村委員長
タブレットの件でお聞きしたい。先般、佐賀でセキュリティの問題 が
ありましたが、それと同じような問題が、岩国が導入するタブレット端
末でも起こり 得るのかどうかお聞きしたいんですけど。
学校教育課長
ここは情報統計課の方から、しっかり支援をいただ いているんです け
ども、そこが一番大事なところですので、重点的にきちんと確保したい
と思っております。
山口教育次長
専門的には答えられないんですけども、一括で教育センターの方で管
理するような形の構築、タブレット構築しまして、入れるソフトも制限
されるというところもありますので、佐賀のようなことはないと信じて
いるんですけ れども。
青少年課長
タブレットは子どもたち が使う教材等なので 、成績に関するものは 別
の校務用パソコンで、先生方はやっていますので、これは強いセキュリ
ティをかけていますので、タブレットの方から成績等が漏れること はあ
りません。
西村委員長
タブレットのセキュリティ費用 に関して、そのセキュリティっていう
のはどういうようなことですか。何のセキュリティかとやっぱり説明で
きるようにしおかないといけないと思います。
学校教育課主幹
児童生徒が使用することを想定して いますので、インターネットへの
接続規定とか 、アプリケーションの設定、変更、停止などを機能、制限
を律することということで、仕様書にうたっておりますので、今度プロ
ポーザルに参加する企業にその辺を特に提案していただく内容を精査
しまして、セキュリティは 重要なことと思いますので、その辺を一応点
数をつけるときに重要視したいと思います。
西村委員長
費用について説明していただけますか。
教育政策課長
タブレットの事業は、予算の半分以上がワイファイ環境の整備でその
タブレットそのものの値段よりも 、ワイファイ環境で他のものが進入し
てこないような環境を整備する方 にお金がかかるようになってます。そ
れだけ そのワイファイ環境が大事だということです。
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福田市長
維持管理費用については、基金を積むんですよね。
山口教育次長
はい。 基金を積みます。
学校育課主幹
5年間で、1,900 万円程度、基金を 積む予定です。 今年基金を積みま
して、毎年、毎年 、かかる費用を取り崩して いきます。そして、5年き
たところで再協議をします。
福田市長
ワイファイは 、音楽室とかの特別教室でも使えるようにって話でした
よね。音楽教室はエアコン入ってないんですよね。例えば音楽室でタブ
レット を使うということを想定しているんでしょうか。
学校教育課主幹
しております。
廣田委員
音楽室が主じゃないんですかね。音楽、英語。あの辺がタブレット 使
って授業をやり取りする。
福田市長
エアコンはもう終わるんですよね。
山口教育次長
平成 29 年度で、普通教室が終わります。
福田市長
早急に、もう今からでも考えていか ないと。終わってすぐに取りかか
るとか。あんまり間を空けない方がいいですよ。
教育政策課施設
班長
防衛省の予算で普通教室などつけて いますので、キュービクルは普通
教室分の設定で増設したりして いますので、またそれに手をかけるとな
るとなかなか難しい部分が出て きます。エアコンがついて いるところは
マックス状態 です。容量がいっぱい のところは、キュービ クルを改修す
る必要が出てきます。ただ 、ほとんどの学校で容量がいっぱいです。
福田市長
もうちょっと余裕があるかなと思ったけど、そうですか。
教育政策課施設
学校側からは、特に、中学校の音楽室で吹奏楽が使うケースが多い の
班長
ですが、部活で体調を崩したとかという相談もありますので 、学校と詳
細をつめながら、今後対応をできるように考えていこうと思います。
福田市長
他にも何かありましたら 、どうぞ。
廣田委員
青少年課と生涯学習課に 関連するところです。青少年課で、国の事業
を県が受けて、アウトリーチ型の支援という説明 がありましたけども、
学校にも通えない、それから不登校教室、教育センターにも通えないと
う子どもを社会への適応とか、復校の支援として、4月から稼動をして
おられます。とてもいい制度だと思いま す。なぜかといいますと、小学
校、中学校の段階で家庭の中に閉じこもって、 人との関わりがないと、
その子の成長に大きなマイナス面になるという可能性がありますので、
手を差し伸べたいなということで 、アウトリーチ型の支援 はとてもいい
ことだなというふうに思います。それにあ わせて今とどける家庭教育支
援事業、生涯学習でやっておられるようですけど、課題とし て、家庭に
入るということは、個人情報 の問題があるとか、民生委員の方も入れな
いということで、ご苦労がおありなんじゃないかと思います。
福田市長
聞いてもらいたい、学校に来てもらいたいので、親御さんと どう接し
ていくかですね。
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廣田委員
そこの切り口が難しいの と思います。民生委員の方もなかなか入れて
もらえないみたいで。なんか秘策がありますか。
生涯学習課長
秘策というかですね、今回 モデル事業的な形でやはりその辺が難しい
というところから、国が導入して いるところだと思うんですけれど、学
校で支援員と子どもとが話しをするとか、来なかったら、まず子どもと
のコンタクトをとったりとかで、そういうところを切り口にして徐々に
子どもとの信頼関係を築いて、親御さんと接触をはかるとかですね、去
年、他の町の 方で、そういうモデル をやっておられたんですね。やはり
子どもさんを切り口にということでやっておられる ところがあります。
他の事例でいうと全戸訪問というところもありました。県内 3ヶ所、今
回このモデル事業を引き受け るんですが 、その中にやはり全戸訪問とい
うのもありますし、保健センター とこども支援課との繋がりをもって、
この事業にあたる予定としておりますので 、そちらとも情報、連携をと
って関わるようにしていければいいなというふうには思っております。
まだちょっと取りかかってはおりませんが、人選とか 委嘱とか、今から
始める 状況です。
村尾委員
学校は不登校の子どもがいたら、毎日 家庭訪問に行くんです。この事
業が始まれば、学校と連携をとって一緒に行っていただいて、家庭と交
渉して、中に入れていただければ 、子どもと接触が持てる と思います。
ですから、学校とうまく連携プレーをとりながら、この事業を成功させ
ていただきたいな と思います。
生涯学習課長
そのように進めていけたらいいかなと 思っております。
西村委員長
文化財保護課 の主な取り組みで、遺跡発掘事業というのが挙がってい
ますけれども、その他に力を入れて いる事業があったら紹介していただ
きたい のと、それと今後、錦帯橋資料館ができると思いますが、これは
直接教育委員会の 所管ではないかしれませんが、錦帯橋のPR を、課を
越えて連携していくような事業も今後考えていっていただけたらとい
うふうに思います。
文化財保護課 長
文化財保護課の 徴古館の事業について、今年企画展を6回程度行いま
すが、中でも維新 150 年ということで、赤禰武人展 を行ったり、宮本常
一の写真展等を行います。また、シロヘビの館の方も順調に推移してお
ります。オープンしてまだ3ヵ月少しですので、今後も委託事業を 支援
しながら行っていきたいという ふうに考えております。錦帯橋資料館に
つきましては 、学芸員1名が文化財保護課と錦帯橋課とを兼務しており
まして、情報交換しながら錦帯橋資料館の建設について 支援させていた
だいている状況です。
福田市長
玖珂小建設と給食センターの建設時期について 聞かせてください。
山口教育次長
学校は 平成 29 年の4月に新しい学校でスタート します。 給食センタ
ーは平成 29 年の2学期にスタートします。 1学期は、いまの玖珂の給
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食センターから運 びます。2学期から新しいセンターで 16 校1園に運
びます。
福田市長
今の給食センターと玖珂中央小学校は解体する予定だったと思いま
すが。
山口教育次長
そうです。
福田市長
周東にあるのはどうですか。他に使いたいという話がありましたが、
聞かれていますか。
山口教育次長
特に聞いておりませんが、スタートが老朽化した施設でっていうとこ
ろでいってるので、解体したいと考えております。
福田市長
他にこの項目になくても結構ですから。 全体的に何かあります か。
よろしいですか。では 、今日は貴重なご意見 をいただきまして、あり
がとうございました。
今後とも連携しながら教育行政のさらなる充実に向けてお互い頑張
って参りたい と思って いますので 、引き続きよろしくお願いをしたいと
思っております。
それでは、これをもちまして、平成 28 年度第1回岩国市総合教育会
議を閉会いたします。お疲れでございました。ありがとうございま した。
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