ブリュッセル現地レポート 12月24日(木) 小雨のち晴れ 日中の気温約7℃ 今日はベルギー第2の都市であり、日本の方にも人気の観光地のアントワープを視察いた しました。アントワープと言えば名作「フランダースの犬」の舞台としても有名ですが、 クリスマス・イブは物語の中でネロ少年が絶望の中、ルーベンスの絵を見るために大聖堂 へ向かった日という事もあり、非常に感慨深いものがあります。 ブリュッセルからIC(都市間急行列車)に乗車し、約40分で到着。アントワープ中央 駅の素晴らしさに驚かされます。大理石の駅舎と鉄とガラスでできた美しいアーチの天井、 この駅を見るためだけにここに来てもよい。そう思わせる駅です。 アントワープはダイヤモンドの研磨と取引の街としても有名で、駅前にはずらっとダイヤ モンドを販売するお店が並んでいます。 駅前のダイヤモンド店が並ぶストリート ルーベンスの像とノートルダム大聖堂 その後、まずノートルダム大聖堂に向かいました。 午前 11 時頃、見学されている方が少なかったため、ルーベンスの名作「キリスト降架」 「キ リスト昇架」 「聖母被昇天」などの名作をじっくり鑑賞する事ができました。 「キリスト降架」 「キリスト昇架」 「聖母被昇天」 見学後、マルクト広場へ。豪華な市庁舎とギルドハウスが広場を取り囲み、中心にはロー マ戦士の姿を表したブラボーの噴水、広場にはクリスマスマーケットも開催していました。 市庁舎とブラボーの噴水 ギルドハウス クルーズ船の船着場やツアーで使用するバスの駐車場、ガイドとの待ち合わせ場所等を確 認した後、歩行者天国のショッピングストリート・メール通りへ。 クルーズターミナル 大型バス駐車場 ガイド待ち合わせ場所 メール通りは多くの買物客で賑わっていました。アントワープはベルギーファッションの 中心地ともいわれておりますが、歩いている人も他の都市よりも洗練された感じがいたし ました。 グルン広場のクリスマスマーケット 歩行者天国メール通り 最後にルーベンスの家を視察しました。ルーベンスが 1616 年から亡くなるまで住んだ自宅 兼アトリエです。ルーベンスの作品が鑑賞できるだけでなく、その外観や中庭、当時の生 活の様子も垣間見られ、非常に見応えがありました。 その後、ブリュッセルへ戻り、夕方からは再びブリュッセル市内を視察しました。 まずは、サブロン地区。グランプラスからほど近い場所なのですが、あまりツアーでは訪 れない穴場的スポットです。落ち着いた雰囲気があり、アンティークショップにビストロ、 カフェ、そして「ヴィタメール」などの有名ショコラティエが軒を連ねています。 雰囲気のある路地 「ヴィタメール」はサブロン地区にしかありません ステンドグラスが美しいノートルダム・デュ・サブロン教会を見学し、ロワイヤル広場周 辺を抜け、芸術の丘へ。芸術の丘周辺はブリュッセルの美しい街並みを撮影できる絶好の 写真スポットです。 クリスマス時期のブリュッセルでは、年 1 回 12 月第 2 日曜日に開催されるクリスマスパレ ードが今後さらに注目を集めそうな気がいたします。
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